【ミリマスSS】ミリP「今日は節分だな」美奈子「接吻ですか!?」 (33)


おはようございます。

短い。2月3日は節分の日。


前作

【ミリマスSS】ミリP「ふーん…。温泉ねぇ…」美奈子「!」
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~自宅:リビング~

『今年は西南西を向いて恵方巻きを食べましょう!』

ミリP(以下P)「さて、今日は節分だな」

美奈子「!?」ガタッ

海美「わっ!?ちょっとお母さん!いきなり立ち上がらないでよ!」

環「?」

P「…急にどうしたんだ?」

美奈子「今…、接吻って言いました!?」

P「は?」


環「接吻って何?」キョトン

P「あ、えーと、キスのことだよ」

環「くふ?お父さん、キスしたいの?」

美奈子「そ、そんな…。子供たちの前なのにキスだなんて…。大胆すぎます!」

環「くふ!じゃあ、たまきもキスしてあげるよ?」

P「!?」


海美「ふーん…。お父さん、そういうのが趣味なんだ…」

P「い、いや…そんなわけじゃ」

美奈子「そ、それじゃ……。ん…」

環「んー!」

P「って!違ーう!待て!」


―――――
―――


美奈子「って、接吻じゃなくて節分だったんですね!」

環「びっくりしたね!」

P「本当にな」

海美「お父さんは変態じゃなかったんだね」

P「変態じゃないから。節分の話をしたかっただけなんだ…」


環「あ!たまき、豆まきやりたい!」

P「そう言うと思って、ちゃんと豆は買ってきてあるぞ」

海美「あれ、鬼のお面は?」

P「あるから心配するなって。海美もやるか?」

海美「もちろん!」


美奈子「鬼の役はどうしましょう?」

P「俺がやるよ。かわいい妻と娘に鬼を任せるわけにはいかんからな」

美奈子「あなた…」

海美「さすがお父さん!カッコいいこと言うね!」

P「偶にはな」

環「ねえねえ!早くやろうよ!」

美奈子「ふふ。じゃあ準備しましょうか」

―――――
―――


~自宅前~


海美「よーっし!いくよーお父さん!」

P(鬼)「お手柔らかに頼むな」

環「鬼はーそとっ!」ブンッ

P「はっはっは!当たらんなぁ!」ヒョイッ

美奈子「避けるのはダメですよー!」

海美「このー!鬼は外っ!」バッ

P「何のこれしきっ」

海美「むむっ…。やるねお父さん…」



~自宅:屋根上~

エーイ!オニハーソトー!

???「……」ジーッ

―――――
―――


環「なかなか倒せないよ…」ハァハァ

海美「しぶといなー…」ハァハァ

美奈子「うふふ。頑張って!」

P「ハァ…ハァ…。鬼もやられるだけじゃないぞ…!反撃だ!」ブンッ

ビシッ

環「くふっ!?お父さん痛いよ~」

海美「ちょっと!?反撃あるのー!?」



~自宅:屋根上~

ハンゲキダ! 

キャー!

???「……!」ダッ

―――――
―――




環「うぅ…。豆が無くなっちゃったよ…」

海美「こっちもね。お母さんのは?」

美奈子「私も無くなっちゃった」

P「フッフフフ…。これで俺の勝ちだな。くらえっ!鬼もうt…おわっ!?」ドカッ

環「!?」

P「いてて…。いったい何が…」


???「……」タッ

海美「あ!この間の犬!」

P「なんでこんな所に?」

美奈子「…あ!環ちゃんと海美ちゃんを助けに来たんじゃないでしょうか?」

P「助けにって…。豆まきやってるだけなのにかぁ?」

美奈子「鬼の面を着けてるから勘違いしたんじゃないですか?」

P「そんなことあるのか…?」


環「くふふ!たまきを助けに来てくれたんだな!」

海美「この子がいれば百人力だね!よーし、お父さんを倒しちゃえ!」

???「…!」ダッ

P「ちょっと待…痛いって!」ドカッ

海美「おおー!見事な体当たり…!」


P「くっ…。今の俺ではヤツは倒せん…。こうなったら逃げるしかない!」タッタッタ

海美「あっ!逃げるなー!」

???「……!」 [*] ‐零‐

ヒュォォ…

P「おおお!?急に目の前に氷が!?」

???「……」 [―] ‐斬‐(三式)

ザシュッ

P「電柱が真っ二つになった!?」

???「……」 [И] ‐迅‐

ピシャーン

P「ひいぃ!雷まで落ちてきたぁ!?」

ウワァー!

―――――
―――


P「」チーン

環「やったね!」

海美「いやー!強いねキミ!それより真っ白になってない?」ナデナデ

???「……」

美奈子「さあ、豆まきも終わったからお昼にしましょう!」

環「はーい!」

海美「あ、キミも食べてく?」

???「……!」

―――――
―――


~自宅:リビング~

P「はぁ…。プロデューサーやってなかったら死んでたな…」

美奈子「大丈夫ですか?」

P「ああ。手加減はしてくれたみたいだからな」

海美「あ、お母さん、今日のお昼は何?」

美奈子「今日は節分だから、特製の恵方巻きです!」

海美「やっぱり?…って、これ…」

P「1mはありそうだな」

環「うぅ…。こんなの食べれないぞ…」


P「ちゃんと西南西を向いて食べるんだぞー!」

海美「西南西っていうと、どっちだっけ?」

P「この方角だな」

海美「ありがと、お父さん」

美奈子「わっほい!たくさん作ってますから、どんどん食べてくださいね~!」

???「……」ムシャムシャ


―――――
―――


P「コイツの胃袋はどうなっているんだ?」

???「……」

美奈子「全部食べきってしまいましたね」ナデナデ

海美「胃袋じゃなくて異袋……」

P「そうだな…。ってそういえば、コイツを子分にするって前に言ってなかったか?」

美奈子「言ってましたね」


環「あ、そうだった!…あのね、たまきの子分にならない?」

???「……」

P「そもそもコイツ飼えるのかな?」

美奈子「さぁ、どうなんでしょう?」

環「いっぱい遊んであげるから!」

海美「ご飯も食べさせてくれるよ?」


???「……」

クルッ

環「あ…、帰っちゃうの…?」

タッタッタッ

海美「やっぱダメかぁ…」

ポスッ

???「zzz…」

P「あれ?」

美奈子「ソファーで寝始めましたね…」

P「ウチで暮らすってことか」

環「お父さん、子分が出来たよ!」

P「あ、ああ。良かったな」

美奈子「うふふ。家族が増えましたね」

P「とんでもないヤツだけどな」

環「くふふ!」


P「そうすると、名前付けてあげないとな」

美奈子「どうしましょうか?」

海美「劇場の皆と考えてみようよ!」

P「劇場のメンバーでか?大丈夫かな…」

―――――
―――


~765プロ:劇場~

海美「っていうことで、名前を付けてあげたいんだけど、いい案ない?」

???「……」

千早「ゴンザレスが良いと思うわ」

ゴンザレス「……!?」

環「え~…。もうちょっとカッコいい名前がいいぞ…」

千早「良い名前だと思うのだけれど…」


ロコ「こうなったら、ロコがクールでアーティスティックなネームをシンキングしましょう!」

海美「たとえば?」

ロコ「トライオンなんてベリーグッドなネームじゃないですか?」

トライオン「……!!?」

海美「うーん。この子、犬だからねー」


貴音「もし。よければ、私が考えた名を聞いていただけませんか?」

海美「あ、貴音さん。どんな名前ー?」

貴音「“天照”ではいかがでしょう?」

???「……!!」


環「あまてらす?」

貴音「ええ。話を聞く限り、この者と一緒に居ると、どうやら晴天に恵まれるようですから」

海美「なるほどね~。ま、アマテラスってよく知らないけど、なんだかいい名前じゃん!」

環「くふふ!じゃあ、今日から名前は“アマテラス”だよ!」

アマテラス「……」

海美「あ、なんだか嬉しそうだね」

ロコ「うぅ…。絶対にトライオンがクールです…」

千早「ゴンザレスが良かったわ…」

貴音「ふふ…。あまり落ち込まないでくださいな」


―――――
―――


環「…だから、アマテラスって名前にしたんだ!」

P「ほぉ。さすが貴音だな。神様の名前を持ってくるとは」

美奈子「よかったですね、アマテラスちゃん」

アマテラス「……」

P「やれやれ。相変わらず反応が少ないな」


美奈子「わっほい!今日の夕飯は気合入れなくちゃ!」

P「気合入れないでほしいが、アマテラスがいるから問題ないか…」

アマテラス「……」

海美「じゃあ、改めてよろしくね!アマテラス!」

環「くふふ…これからはずっと一緒だね!」

美奈子「嬉しそうでよかったです。節分も馬鹿にできないですね!」

P「ああ…。福は内で、神さまがやってきたしな」

‐幸‐

f i n


同期が大神をプレイしているのを見て、勢いで作った。

タイトルを見て、あんなことやこんなことをすると思った方は、心を浄化してくるべき。

それでは。

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