ライナー・ベルトルト「人気投票1位を目指せ!」 (17)

※ネタバレ注意





―シガンシナ区 壁上

ライナー「…」

ユミル「…」


ベルトルト「ライナー!ユミル!買ってきたよ!別冊マガジンだ!」タタタッ

ライナー「お、お疲れさんベルトルト」

ユミル「悪いな。お前から先に読めよ」

ベルトルト「いや、僕は戻りながら歩き読みしたよ」

ユミル「巨人がいるなか歩き読みしたのか」

ライナー「しかし、俺達の出番が無い間にあいつらも大変な目にあっちまったもんだ…」

ベルトルト「内容も大変だけど…更に重要な事があるんだ!」

ユミル「なんだ?」

ベルトルト「人気投票だよ!!」

ライナー「!」ガタッ

ユミル「!」ガタッ



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ライナー「そうだ、中間結果はどうなんだ!?」

ベルトルト「今のところ僕とライナーは上位六人に入ってるソーダ!」

ユミル「私は!?」

ベルトルト「知らないよ!」

ユミル「くっそぉ!」

ベルトルト「しかも上位三人は…別冊マガジンの表紙になるんだ!!」

ライナー「おおお!!」

ユミル「表紙だと!?それって一回で出演料10万なんだろ!?」

ベルトルト「そうだ!!」

ユミル「奮発したな諌山!!」

ライナー「ちょうど俺達は出番が無くて出演料も貰えず貧しい生活を送っていた…」

ベルトルト「でも僕達が上位に入り表紙になれば久しぶりの出演料が貰えるんだ!!」

ユミル「よし!1位になって表紙になるぞ!」

ライナー「ああ、俺が1位になって…」

ユミル・ライナー「クリスタとヒストリアを2位と3位にしてウハウハ女神ハーレムにするんだ!!!」

ライナー「な!女神ハーレムに入るのは俺だ!」

ユミル「私だ!」

ベルトルト「いや、僕達三人が入ろうよ!久しぶりの出番なんだよ!」

ライナー「よし!さっそく壁内に再び突入だ!」

ユミル「ああ!そして評価を上げて1位になる!」

ベルトルト「ええい、なら僕だってアニと表紙になってやる!」

「レッツラゴオオッ!!」


ズシンズシンズシン…

―――壁内の街中
調査兵団、対人制圧部隊と交戦中



ギイイィィィッ!!

バキュウウウンッ!!


リヴァイ「…」ギイイィィィッ

アルミン「リヴァイ兵長!」

リヴァイ「お前ら、いったん作戦は中止だ。まずはここから退避する…奴等の目的はここで俺達を始末することだ」

ミカサ「エレンとヒストリアはどうするんですか!?」

リヴァイ「また別の方法を探す。今はここから離れるぞ。ミカサは俺と馬車を守れ」

ミカサ「…了解」

リヴァイ「ジャンは銃で俺達を援護しろ」

ジャン「わかりました」

リヴァイ「敵をころせる時はころせ。いいな?」

ミカサ「……わかりました」

ジャン「…っ!!」

ビュンッ ビュンッ

リヴァイ「来るぞ!」

対人部隊「…」ギイイィィィッ

リヴァイ「くっ…回り込まれたか!」

対人部隊「…」ガチャッ

アルミン「!!」

ミカサ「アルミン!」

バシイッ!!

対人部隊「…!」ドサッ

ジャン「…!う、動くな」

対人部隊「…」ザッ

ジャン「動くなっつってんだろ!」ガチャッ

バシンッ

ジャン「…あ…」

対人部隊「…」ガチャッ

アルミン「ジャン!」

ミカサ「くっ…!」


パアンッ!!

対人部隊「…!」

ジャン「え…」

アルミン「…っ!」



サシャ「パアンッ!!」

コニー「おい、どうしたサシャ!?」

対人部隊「なに?…頭に何かぶつかった…これは…」

対人部隊「パン!?」


サシャ「パアンッ!!」

ミカサ「サシャ。わかったから静かにして」

アルミン「な、なんでパンが…」

対人部隊「私にパンを投げたのは誰だ!!」





ライナー「俺だ!!」ドーン


ジャン「なんでお前がいるんだよ!!?」

ライナー「なんでってそりゃ…人気投票1位になるためだろ」

ベルトルト「3位以内は表紙になれるんだよ」

ユミル「2位と3位をクリスタとヒストリアにしてウハウハ女神ハーレムにするんだ」

ジャン「お前らなに言ってんのかわかんねぇよ!!」

ミカサ「何しに帰って来たの?理由次第では削ぐけど」

ユミル「待て!本当に1位になりたいだけなんだよ!」

ベルトルト「最近出番無いから出演料貰えてなくて生活が貧しいんだよ!」

ライナー「わかるだろ!?」

アルミン「わからないよ!!」

リヴァイ「さっさとここから離脱するぞアホども」

―――王政


貴族「…エルヴィン。最期に言い残した事はあるか?」

エルヴィン「…」

エルヴィン「調査兵団を失う事は人類にとって」


ガコーン!!

駐屯兵「超大型巨人と鎧の巨人が現れました!!」


貴族「!?」

エルヴィン「って、え!?」

ピクシス「こら、まだそれはタイミングが早い…」

駐屯兵「本当に現れたんですよ!!」

ピクシス「!?」

エルヴィン「えぇ!?」

貴族「ウォール・ローゼが突破されたのか!?」

駐屯兵「いえ!壁は全くもって無傷で無問題ですが、超大型巨人と鎧の巨人がすぐ近くに来ています!」

ナイル「どういう事だ、エルヴィン!?」

エルヴィン「知らないよ!俺が聞きたいよ!ああもう!」

ピクシス「落ち着けエルヴィン!深呼吸じゃ!」

鎧の巨人「がおーん」ズシンズシン

超大型巨人「がおーん」ズシンズシン

貴族「ああ、もう駄目だ…もう終わりだ…」

ナイル「ああくそ…せめて家族にもう一度…」

エルヴィン「諦めるな!まだ人類は終わっちゃいない!」

ライナー「そうだ!まだ終わっちゃいない!」

ベルトルト「僕らが助けに来たからね!」

ナイル「いや、お前らが来たからこっちは絶望してんだよ!なんか出てきてるし!!」

ライナー「大丈夫、俺達は襲いにきたのではありません」

ベルトルト「クーデターを手伝いに来たんだ!」

ユミル「ふっ…これで王政は終わりだな」

ナイル「どういう事だ、エルヴィン!?」

エルヴィン「もう俺に聞かないで!!」

ザックレー「わしの出番…」

―――礼拝堂 地下

ロッド「…」

ケニー「…」


エレン「みんな…俺のせいで死んじまった。俺は…いらなかったんだよ」

ヒストリア「…!」


エレン「ヒストリア…俺を食って、人類を救ってくれ」


ヒストリア「…」


エレン「後は…任せた」


ロッド「…」

ケニー「…」

ヒストリア「………」


ヒストリア「エレン」


エレン「…」



ヒストリア「あの時…私を普通の奴だって言ってくれて、嬉しかったよ」

スッ…









ユミル「ヒストリアアアアアアアア!!!」ズザザーッ

ライナー「結婚しよおおおおおおおおお!!!」ズザザーッ



ヒストリア「ひやあああっ!!?」ビックゥッ

ロッド「!?」

ケニー「!?」


エレン「はああっ!!?」


ユミル「よう、久しぶりだな」

ライナー「会いたかったぜ、クリスタ」

ヒストリア「な、ななな…何で二人がいるのおおお!!?」

ユミル「クリスタとヒストリアと私で上位三人になろうじゃないか」

ライナー「クリスタとヒストリアと俺で上位三人になろうじゃないか」

ヒストリア「言ってることもやってることも滅茶苦茶で訳がわからないよ!?」


エレン「おい、テメェ、ライナー!何でお前がここにいるんだよ!?」

ライナー「久しぶりに会ったが相変わらず拐われ続けて大変だな、エレン。ははは」

エレン「はははじゃねぇよ!駆逐するぞオラ!!」

ヒストリア「あ、エレンが元気になった」

ユミル「なんだかんだでライナーに会えて嬉しいんだろうよ」

エレン「んなわけねぇだろ!くそ、ライナー…巨人になって踏み潰してやる!!」

ライナー「待て!俺達は襲いにきたのではない!いったん休戦しよう!」

ベルトルト「そうだよエレン。落ち着いて」

エレン「腰巾着もいやがったか!」

ベルトルト「酷い!」

ケニー「わかったぜ、お前ら人気投票で1位になるために来たんだろ」

ライナー「その通りだ」

ユミル「話の通じるやつがいていて嬉しいよ」

ベルトルト「エレン…悪いけど君はそのまま拘束されていて貰うよ。どうせ1位はエレンかリヴァイ兵長だから」

エレン「訳わからねぇよこの野郎!!」

ヒストリア「お父さん!人気投票とか1位とかなんとかなに言ってるのかわからないよ!」

ロッド「別冊マガジンの話だよ、ヒストリア」

ヒストリア「だからそれがわからないよ!!」

???「待て!」

ライナー「!」

ベルトルト「その声は…」

トーマス「その話…僕らも混ぜて貰おう!」

サムエル「そうだ!俺達なんか出番がすぐに終わっちゃったんだぞ!」

ミーナ「人気投票でくらい輝きたいわよ!」

トーマス「しかも俺達ポッと出キャラは出演料1コマ百円しかないんだぞ!」

サムエル「たぶんダズより出番少ないよ俺達!」

エレン「おい待て待て待て!なんでお前らまでいるんだあああ!?」

ミーナ「いいわね、主人公は。主役級は出演料1コマ10000円ですってね」

トーマス「拘束されてても1コマ10000円」

エレン「なに言ってんのかわかんねぇよ!!」




フリーダ「ちなみに私は出演料1コマ20000円」

エレン「うわあああああああああ!!?」

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