久「今日は須賀くんの誕生日よねぇ」京太郎「ええ、まあ」 (76)




久「須賀くんの誕生日祝いに焼肉を食べに行きましょう!」

優希「おお、部長太っ腹だじぇ!」

まこ「今の部長はわしなのじゃが…」

和「それと、べつに竹井先輩は奢るなんて一言も言ってませんけど?」

咲「でも、いい案ですね!」

京太郎「そうと決まれば早く店へ急ごうぜ!」

久「はいはい、それじゃ私に付いてきてねー」


「おー!」




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~焼肉屋~



店員「いらっしゃいませー」

久「5名、禁煙席でお願いするわ」

店員「了解いたしました。 お席へご案内させていただきますね?」

テクテク

咲「焼肉なんて久しぶりだなぁ」

優希「のどちゃんなんてこれが初めての焼肉「私だって焼肉くらい食べたことありますっ!」

店員「この13番テーブルと14番テーブルをお使いください」

京太郎「えっ、テーブル分かれるんですか?」

店員「すみません。 当店では予約無しですと4人用テーブルしかございませんので…」

久「いえいえ、お気になさらずー」

和「では、3・3で分かれるんですか?」

まこ「そうすると京太郎が………あ、いや、せっかくだから一年四人で固まって食べんさい」

京太郎「…………」

京太郎(たしかに3・3だと確実に部長と染谷先輩の席に入れられるだろうけど…そこを気を遣われるのは色々きついな…)

店員「えーと…当店ではご注文の際にはそこのボタンで私どもをお呼びいただくか、またはそちらにあるタッチパネルにて操作することができます」

優希「タッチパネルってこれか!」ガチャガチャ

咲「へぇー、私にも見せて見せて!」

久「ほら、二人共じゃれてないで早く座りなさーい」

和「そうですよ、今時タッチパネルなんて珍しくもないんですから…」チラ

京太郎(とか言いつつ気になってる和可愛い)




店員「では、ごゆっくりどうぞー」テクテク



「……………………」シーン



咲(ネギとエリンギは鉄板だよね!…あとは何を頼もうかなぁ)

和(ほんとははじめてくる焼肉屋さんですが、最初は何をするのが正解なんでしょうか…)

優希(タコスはないのか?!)

まこ(おっ、受験シーズンゆえこんなオマケもついてくるのか)


久(…この沈黙は)

京太郎(わりときつい…)



久「と、とりあえず何か頼みましょうか!」

京太郎「そ、そうっすね!」

まこ「全員分のドリンクバーは注文しておいたけぇ」

優希「じゃあ肉! 肉注文するじぇ!」

和「こ、この2~3人用のセットのものを2つ頼みましょう」



ワイワイガヤガヤ



京太郎(一瞬でも白けると大変なことに…これは俺が注意しないとな!)





久「それでは、須賀くんの誕生日を祝って―――」


「―――乾杯!!」


優希「よっし、肉焼くじぇ!」

京太郎「ちょ、肉入れすぎだ馬鹿!」

和「ちゃんと野菜も入れないと駄目でしょう?」

優希「えー、わざわざ焼肉屋さんにきてまでそれはないじぇ」

京太郎「いやいや、流石に肉だけってのは飽きるからやめとけって」



咲「あ、私エリンギとキムチと玉ねぎ焼きを注文しておくね!」

京太郎(これまた微妙なチョイスを…)

京太郎「ついでにキャベツとか長ネギも頼むわ」

咲「うんっ」

京太郎「あ、あと俺少し手洗いに行ってくるから任せたぞー」

優希「おう、任せとけ!」

京太郎「お前には言ってねぇ!」




優希「カルビ~、カルビ~♪」

京太郎「って、おおい!? なんだこの肉だらけの鉄板は!!」

優希「ほぇ?」

京太郎「どこを見ても肉!肉!肉! しかもごちゃごちゃに置いてるからもう今から野菜入れるスペースも残ってねぇじゃねぇか!」

優希「だって、まだ野菜が届いてないから先に「お待たせしました。エリンギとキムチと玉ねぎとキャベツと長ネギ、ただいまお持ちしましたー」

京太郎「……………」

和「あ、ありがとうございます…」


店員「…? ご、ごゆっくりー」


京太郎(野菜は焼けにくいから先に入れるべきだったのに…終わった)

和「と、とにかく今はお肉を食べましょう! …焦げてますから」

咲「そ、そうだね…」





~一方その頃~


久「ん~、牛タンおいしー! やっぱ焼肉屋に来たらコレでしょ!」モグモグ

まこ「そのうち自分の舌も食べそうな勢いじゃのぅ」ヒョイ

久「あ、お肉ついでくれてありがと」

まこ「他の肉も適当に焼いておくぞー」

久「じゃあ私は何か追加で注文しておくわね? 何か食べたいものはある?」

まこ「うむ。 ではサラミとイカ焼きを一皿」



ワイワイガヤガヤ



京太郎(向こうは理想的な関係を築けてるなぁ。 羨ましい…あ、今染谷先輩と目が合った)

まこ「…………」ジー

京太郎(なんか哀れみの視線を向けられているような?!)


京太郎「さて、とりあえず俺はこっちをなんとかしないとな…」ボソッ




和「うう…もう食べられません…」

優希「おりょ? もう食べないのか?」ヒョイ

京太郎「やめんかっ!」ベシ

優希「んぁ?」

京太郎「どう見たって和の皿は肉で埋まってるだろ! あ~、もういいから俺に残りはよこせ!」

和「ありがとうございます…うっぷ」

京太郎「気にしなくていいから、少し休んどけよ」

和「はい…。 す、少しお手洗いに…」


京太郎(く…微妙に冷めかけなのがなんとも…。 いや、和の食べかけだと思えば…!!)

咲「…………」




咲「や、野菜焦がしちゃったよぅ~」

京太郎「なん…だと…?」

京太郎(俺が優希の作りすぎた肉を一心不乱に食べている間に何が…!? 鉄板の上が野菜―――の残骸―――だらけに!!)

優希「おお! 咲ちゃんやるじぇ! まさに緑一色!」

京太郎「役満級の失敗をしてんじゃねーーー!!」


和「―――というか、緑一色ではなくて既に焼け野原に…」ボソッ


京太郎「の、和!? もう大丈夫なのか…?」

和「ええ、少しは収まりまし……うぇ…」

京太郎「む、無理して食べようとしなくて大丈夫だぞ?」

咲「きょ、京ちゃん。 コレどうしよ…」

京太郎「だ、大丈夫だ! タレつけて食えば多少焦げてても変わらん!」

咲「うう~…」





優希「店員さーん」

店員「はい、なんでしょうか」


京太郎「ん?」


優希「さっき頼んだこの肉のセット、追加で後二皿頼むじぇ!」

京太郎「えっ」

店員「了解いたしました。 では、少々お待ちください!」ピュー

京太郎「ちょ、まって! 待ってくださーい!!」


京太郎(もう…駄目だ…。 和と咲はダウンで優希はふざけてお肉焼いてるし…)





咲「竹井先輩!」

久「ん?」


和「染谷先輩!」

まこ「あん?」



「「お肉いりませんか?!」」



久「え~と…」チラッ

まこ「う、う~む…」ジー

京太郎(二人の視線が痛い! 「なぜここまで放置したの?」とか「冷めた肉渡されてものぅ…」とか、心の声が聞こえるようだ)



京太郎「二人共、先輩たちは先輩たちでたくさん食べててお腹いっぱいだろうから…な?」

咲「で、でも…」

和「余ってしまったこれは一体どうすれば…」

京太郎「……………わかった」

咲「?」



京太郎「任せとけ…! 俺が全部食ってやるから!」



京太郎(―――よし、決まった!!)


和「え、あ、はい。 よ、よろしくお願いします?」

京太郎「お、おう」

京太郎(…あんまり心には響かなかったか。 カッコつけて損した…)




咲「京ちゃん、大丈夫? 顔色も悪いし…」

優希「なら、この私の焼いた肉でも食べて元気出すじぇ!」ヒヨイ

京太郎「………」ピキ



京太郎「ガアァァァァァ!! もうなんでも来いやァ!! 死ぬまで食ってやらァ!?」

優希「お、よく言ったじぇ! 店員さーん、カルビとサラミ、もう一皿追加で!」

久「…ガンバッテ」




京太郎「うおおおおおおおおおおお!!」モグモグモグモグ

店員「お待たせしました、ご飯大盛りとカルビとサラミをお持ちしました」


京太郎「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」モグモグモグモグ

店員「お待たせしました、人気お肉セット2人前をお持ちしました」


京太郎「う、うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」モグモグモグモグ

店員「お待たせしました、ご飯大盛りとお冷をお持ちしました」



京太郎「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお・・・・・・……………………………




~二十分後~


咲「ねぇ、本当にデザートいらないの?」

京太郎「あ、ああ…気にせず食ってていいぞー…」

久(お疲れ様…)

まこ(おんしはよく頑張ったけぇ、よう休むとええ…)


優希「なら、犬の分は私が食べてやるじぇ!」

京太郎「…は?」

優希「ふっふっふ、残すのも勿体無いしな! 私に感謝するといいじょ?」

京太郎「ちょっと待て、それなら俺が食う!!」

和「ま、まだ食べる気なんですか…?」

京太郎「ち、違うんだ和! 俺はただ、こいつに食われるくらいなら…!」

和「男性は女性より多く食べるとは聞きましたが、まさかここまで…」

京太郎「いや、だから違うんだって! そんなドン引きした目で俺を見ないでくれー!!」




~帰り道~


咲「焼肉、楽しかったねー」

和「え、ええ。 次はもう少し抑えてもらいたいですが…」

優希「のどちゃんは少食すぎなんだじぇ」

和「そ、そうですか?」

咲「さぁ?」



京太郎「あと三日は肉を見たくないぜ…」

久「いやにリアルな数字ね」

まこ「それにしても…今日はすまなかったのぅ」

京太郎「え?」

久「そうね…ちょっと焼肉を食べようとしてあんなことになるなんて思わなかったわ…」ゲッソリ

京太郎「そ、そうっすね…」

久「でも、皆お祝いしたかった気持ちはほんとのはずよ? だからあんまり責めないであげてね…?」

まこ「そうじゃのぅ…優希なんかはちょっとテンションが上がりすぎてしまっただけじゃろうし」

京太郎「まぁ、そうなんでしょうねぇ」

久「須賀くんとしてはこんなお祝いの仕方されちゃ迷惑だろうけど…」

まこ「よかったら、リベンジさせてはくれぬか?」

京太郎「リベンジ?」

久「来年、ちゃんとお祝いさせてってことよ」

京太郎「はぁ、一年後かぁ…先の長い話っすね」

久(というか…あれ、私はもう卒業だっけ)

まこ(別に、大学生になっても気にせず部室に来てくれて構わんぞ?)


京太郎「でも、そう言ってくれるんならまた来年もよろしくお願いします!!」



―――カン!




~後日談~


キーンコーンカーンコーン


京太郎「先生、すいません。 ちょっと保健室行ってきていいですか…?」

教師「ん? どうした須賀。 珍しいじゃないか」

京太郎「あー…昨日ちょっと色々食べ過ぎたせいか胃もたれが」

教師「昨日? そういえばお前、昨日誕生日か!」


ザワ…ザワ…


クラスメイト1「え、須賀くん昨日誕生日だったの…?」

クラスメイト2「なんだよ水臭いなぁ。 言ってくれればジュースの一本や二本奢ったのに」

クラスメイト3「と、とりあえずなんかあげようよ」

クラスメイト4「いきなり言われてもなんもねぇっつの」



京太郎(え、いやなんでこのタイミングで祝う流れに?)

京太郎「す、すみません。 ちょっと保健室行ってきていいですか…?(二回目)」

教師「別にかまわんが…なんか、ごめんな? 先生も先週までは須賀の誕生日覚えていたんだがな…」

京太郎「はぁ、そうですか。 それでは、失礼しまーす」


クラスメイト1「須賀くーん、お誕生日おめでとー」

クラスメイト5「おめー」

クラスメイト3「お、おめでとう」

クラスメイト4「ん、皆言う流れか? おめでとなー」



京太郎「お、おう」

京太郎(良くも悪くも皆ノリだけで生きてる感じがあるからなぁ…たまに返答に困るぜ)



~昼休み~



咲「京ちゃん、まだ保健室で寝てるって」

和「そうですか…」

優希「おーい、二人共、先に食べてるじょ?」モグモグ

和「まったく…優希も少しは昨日のこと、反省しなさいっ」

優希「ぐ…ぬぬ…。 わ、悪かったとは思ってるじょ…」

和「優希…」

優希「ただ、犬相手なら大丈夫かな~って。 ほら、あいつ、妙にそういう扱いに慣れてる感じがするから…」ゴニョゴニョ

咲「うん。 じゃあさ、今日は京ちゃんのために―――――――――するっていうのはどうかなぁ」

優希「!」

和「いいアイデアですね!」

咲「それじゃあ、放課後。 すぐに部室集合ね!」

優希「おう!」

和「はい!」




~放課後~


京太郎「うぃーっす」

久「あら、もうお腹は大丈夫なの?」

京太郎「え、なんで腹痛で保健室行ってたこと知ってるんすか?」

久「いいえ? そんなこと知らなかったわよ。 でも、昨日あんなに食べたんじゃあ、次の日は大変なことになってるかもって思っただけよ」

京太郎「なるほど…」

久「どうでもいいけど、『うぃーっす』の『うぃ』ってフランス語の『oui』から来てるって話は本当なのかしらねぇ」

京太郎「さあ。 興味もないですしわからないっすね」

久「それもそうね」

まこ「お、来てたんか。 ほれ、お茶でも飲んでまったりするとええ」スッ

京太郎「あ、ありがとうございます」

まこ「お茶はお腹にもええからたくさん飲むとええ」

京太郎「はぁ…。 落ち着きますねぇ」

久「そうねぇ、まったりするのもたまには良いわねー」




京太郎「あの、ところで他の皆は? まだ来てないみたいですけど」

久「3人ならさっき、須賀くんが来る前に部室に来て『京ちゃんの代わりに買い出し行ってきます!』って」

京太郎「はい? あいつら何考えてんだ…。 そろそろ部活紹介ビデオ撮るからその打ち合わせしようってこの前話してたのに」

久「察してあげなさいよ。 今日は無理できない須賀くんに気を使っての事でしょ?」

京太郎「あー…なるほど」

京太郎(優希も少し頭が冷えたってことか)

京太郎「あの、染谷先輩。 お茶もう一杯もらってもいいですか? なんか、お昼ご飯食べてないせいでお腹が減っちゃって。 夜までもてばいいんでお茶で誤魔化そうかと」

まこ「その必要はないとは思うがのぅ…」ボソッ

京太郎「??」


ガチャ


優希「帰ったじょ!」

和「ただいま戻りました」

咲「あ、京ちゃん起きたんだ」

久「おかえりなさーい」

まこ「おつかれさん。 寒いじゃろう? お茶煎れるからちぃと待ちょぉって」

和「あ、ありがとうございます先輩」




京太郎「おつかれ。 三人とも、なんか悪いな気ぃ使わしちゃって」

咲「ううん、そもそもは私たちが 「咲さん」

和「…ほら、優希?」


優希「そ、その…悪かったと…思う、じぇ。 ごめんなさい…!」

京太郎「え、あー…。 お、おう」

京太郎(いきなりの平謝り…。 元からあんまり怒ってた訳じゃないしなんて言ってやったらいいんだろうか…)



優希「それと、これ。 買ってきたじょ」

京太郎「ん? 恵方巻きか…?」

優希「うん。 だって今日は―――」

咲「―――節分でしょ!!」

優希「」



和(あの…………咲さん…)

和「せめてそれも優希に言わせてあげればいいのに…」ボソッ

久「ま、このアイデアを出したのは咲でしょ? たぶん自分でも良いアイデアだって思っててそれを須賀くんに褒めてもらいたいんでしょうね」

和「な、なるほど…咲さんらしいですね」




巨太郎「―――ありがとな、優希」

京太郎(それと、咲)


京太郎「ちょうど腹が減ってたんだ! ほら、さっそく皆で食べようぜ!!」

咲「うん!」

優希「おう!」



和「あと、恵方巻きだけではなんでしたので付け合せにタラの芽の天ぷらなど、合いそうなものをいくつか買ってきましたよ?」

久「渋いわね」

まこ「渋いのぅ」

和「そ、そうですか…?」

久「まぁいいわ。 じゃ、醤油と生姜は小皿に用意しておくわ~」

まこ「じゃあ、わしはお茶を沸かしなおすとするかのぅ」

京太郎「んじゃ、俺は咲たちが買ってきたものを冷蔵庫とかにしまうっすね!」

優希「恵方巻きは私が配るじぇ!」

咲「あー…えーっと……し、仕事がない…」

京太郎「ははっ、咲は大人しく座って待ってろって!」

咲「むぅ」



ワイワイガヤガヤ



京太郎(昨日も、祝ってくれただけで嬉しかったけど、流石にあれだけの焼肉は辛かったなぁ)

京太郎(ぶっちゃけ食べた時よりも家に帰ってからの方がきつかったのは絶望しかけたぜ)

京太郎(でも、その分今日は昨日の分も加算されて)

京太郎(今までしてもらった誕生日祝いのどれよりも)

京太郎(楽しくて温かいな………)


京太郎「やっぱり…」ボソッ


京太郎「俺は清澄高校麻雀部に入って良かったなって思うぜ!!」



―――カン!



オマケ


京太郎「ちなみに…なんで俺のだけこんな太い恵方巻きなの?」

咲「あ、それは…」

和「実は普通サイズの恵方巻きが5本しか売ってなかったんですよ」

京太郎「な、なるほど。 …それにしても、一本350円もするとか、地味に高いな恵方巻き」ピラッ

優希「あ、レシートそこにあったのか!」

京太郎「ん~…どれどれ?」

優希「ちょ、見るな!」

京太郎「…………あの、なんでこんなにタコスが買ってあるんだ?」

優希「それは…」ダラダラ


久(え、これって一部部費で賄ってるんだけど横領とかにならないわよね!?)

まこ(それで困るのは新部長のわしだという事実…)


咲「『ぶっちゃけ犬のためだけに買い出し行くとかまじだりーじぇ』とか言ってたような気がするけれど詳しい内容はあんまり覚えてないなー」

優希「」

京太郎「おまっ…」

優希「ち、違うじぇ。 これはー…そのー…」

京太郎「その?」

優希「しばらく犬に買い出し行かせるわけにはいかないし、けどタコスは必要だからという理由で、つまり犬の仕事をなくしてあげるために先手を打って買い貯めという非常に頭の良い行動を―――」

京太郎「…はあ、わかったよ」

優希「ほ、ほんとか…?」

京太郎「ああ」



京太郎「―――お前が本当に馬鹿だってことがなぁ!!!!」

優希「ひぃ!?」



京太郎「なるほど、だからさっきから咲が妙にイラついてると思ったらお前に買わされたタコスが無駄に重かったからだなァおい!?」

咲「…………」コクコク

和「本当は須賀くんが部室に着く前には戻りたかったんですけど、優希がどのタコスを買うかで迷ってて…」


優希「す、すまなかったじぇ~!!」



もいっこ、カン!


巨太郎…京太郎…京太郎…巨太郎…
なんで大事な場面でミスったのか()

とりあえず誕生日と節分の二本立てでしたー

これからどうしましょうか…
バレンタインとかそのへんのネタは考えてるんですが、それまでここを空けとくんだったらHTML化してもう一つスレ立てる方が安定でしょうかねぇ

それとも、何かしら小ネタとか投下してお茶を濁すとか?

まぁ、そんなわけでこのスレをどうするかはまだ考え中です。
それでは、読んでくださった皆さん、ありがとうございました!

おやすみなさい!



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