凛「なんであんたは、普通に家電扱えるの?」 桜「え~?」 (21)

思い付き、小ネタです。 

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凛「同じ遠坂の血を引いているのにどうして?」

凛「あ、そうか、育ってきた環境の差ってやつ?何か、間桐の家で特別な教育施されたの?」

桜「そんなことないですよ。私も、中学生のころまで何もできませんでしたし・・・・先輩に出会うまで」

凛「そっか~。士郎かあ。じゃあ、士郎と出会えた今、私もBDレコーダーとか、チャットも普通にできるようになるのね。」

桜「姉さん、やっとBDレコーダーおぼえたんですね・・・・」パチパチパチ ハクシュー

凛「そうよ。名前は覚えたし、やっと区別できるようになったわ。あとは、使いこなすだけよ。」

桜(まだ、名前だけ?!一体いつまでかかるんですか?!)「で、でも、ブラインドタッチできるじゃないですか。」

凛「そうなのよね~。慣れるまで大変なんだけど、理解さえすれば簡単なのよ。携帯だって今じゃ普通に使えるし。」
 「機械なんて所詮使って覚えるものよね。うん、説明書とにらめっこするより、体で体得しなきゃね。」

桜(姉さん、自分で原因が説明書読まないことだって言ってるのに分かってない・・・・・)

桜(そういえば、先輩とアーチャーさん・・・同じこと言っていたな~)ホワホワホワ

桜回想中・・・・・・

士郎「まったく、遠坂の奴、たかが録画一つできないなんて思いもしなかった。」

アーチャー「ハ!だから、お前はいつまでたっても未熟者なんだ。相手は、あの遠坂凛だぞ。」

士郎「おまえな~!いくら遠坂が機械苦手だからだって、『電源入れて録画ボタン押すだけ』だぞ!
   これ以上、どう簡単にしろっていうんだ?」

アーチャー「ふん、後で考えたら、余計なディスクを放置していた貴様が悪い!あれでは凛に迷えと言っているようなものだ!」

士郎「いや、それは普通だろう、どこまで遠坂に甘いんだよ。じゃあ、おまえだったらどうするんだよ、言ってみろよ。」

アーチャー「ふむ。まずは、そうだな。常に、作業に関する以外の余計なものは一切、撤去する」

アーチャー「そして、新しい機器の導入時には私の監視の下で説明書を開き、一つ一つ説明をし、操作をさせてみる」

アーチャー「無論、説明書マニュアルの類には、その時々で付箋を貼り付け、その場ですぐに調べ開けるようにしておく」

アーチャー「さらには、そうだな・・用事を頼むときにはマジックで大きく置き書きをしておき、チェックリストをつくっておくといいだろう」

士郎「おい、そんな子供じみた扱いをあの遠坂が素直に受け入れると思ってんのか?」

アーチャー「ふっ、マスターの成長の為なら、この手の労苦を惜しむなど従者としてののプライドが許さぬわ。」

アーチャー「生前、幾たびの理不尽な暴力を受け、分かってもらえぬ歯がゆさに涙を流したがそれでも尽くし報われた時の喜び、貴様には分かるまい。」

士郎「遠坂の将来って・・。おまえも痛めつけられて喜ぶな!絶対に俺は別の人生を歩く。」

アーチャー「ふん!せいぜいあがいてみるがいい。だが、エミヤシロウの座には、『トオサカニカテナイ(涙)』と刻んである。それを忘れるなよ。」

士郎「てっめら、俺の未来になにしてくれやがんだ!俺にそんな趣味なんかねえ!だいたい、一成とそんな関係もねえぞ、畜生チクショウ・・・・・」

士郎「あああ頭いてえ、お前と話しているとおかしくなる、だいたい遠坂の奴、呑み込みが早いから何でも器用にこなしちまうだろう。そこまでする必要あるか?」

アーチャー「む、たしかに、凛はコツをつかみ、短期間で習得してしまうことに関しては随一だな。もちろん、努力も惜しまぬ。」

士郎「だけど、遠坂、すごいんだけど、あいつ、・・・金ピカ(大)に似てねえ?一見、器用万能だけど何というか」

アーチャー「ふむ。その点でいえば、奴も凛も蒐集することに関して貪欲ではあるが、それ故に見落としも多い。そして、興味の失せることも早いな。」

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