勇者「死ぬか……」王様「まてまてまてまて!」 (42)

お城


勇者「…………」

王様「~~~~~だから魔王を倒してくれ!」

勇者「…………」

大臣「この剣と盾を差し上げます、この武器で魔王を倒してください」チャキッ

勇者「…………」

勇者は鉄の剣と鉄の盾を手に入れた


勇者「………」チャキ

勇者は剣を構えた

王「な、何をするつもりだ?」

勇者「魔王を倒すなんて……俺にはできない……」ザクッ


勇者の自傷!
勇者は倒れてしまった

王「まてまてまてまて!」

大臣「王!早く蘇生を!」ウワァァ!

王「言われなくてもわかってる!ザオリク!ザオリク!ザオラル!ザオリク!ザオリク!ザオリク!ザオリク!ザオラル!」



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~~~~~~~~~~~~~~~~~


王「えー死んでしまうとは情けない………」

勇者「…………」

王「あのさぁ……」

王「俺も王だから、いつかはこのセリフを言うかも知れなかったンだけどよ……」

王「なんでまだ旅が始まって無いのに死ぬかなぁ!」

王「ザオリクだって疲れるんだよ!」

勇者「すいません」

大臣「このままだと王が若い身で、過労死しそうなので」

大臣「緊急、旅の仲間と言う名のストッパーを用意しました」

王「ナイス大臣!」

勇者「……俺一人でもやれます」

王「うるせぇ!こっちの問題だから少し待っていろ!」

王「それで旅の仲間は!?」

大臣「まず、一人目は剣士の少年です」

王「なるほど!」

大臣「ちなみに彼、凄く優しいです」

王「おぉ!なら止めてくれそうだな!」

大臣「次に、賢者の少女です」

王「賢者ってことは、きっと優秀なんだよな!?」

大臣「はい。スタイルは魔法と支援と破戒の杖で殴ることです」

王「なんかおかしいけど、気にしちゃあいかんな!」

大臣「そして最後はローブと、顔が見えないレベルにフードを被った魔法使いです」

王「ま、まあいいか……」

王「え~ゴホン」

王「それじゃあ魔王を倒しに行ってくれ」

勇者「わかりました」

大臣「ちなみに、街の酒場の前の噴水広場で待ち合わせとなっています」

大臣「まぁ、頑張ってください」

勇者「はい」テクテクテク


王「行ったか……」

大臣「大臣を初めて数ヵ月、大臣って疲れますね……」

王「頑張れよ、大臣」

大臣「はい………」


~~~~~~~~~~~~~~~~~

噴水広場


勇者「………誰もいない」

勇者「……こんな俺と旅をしたくないからか…」

勇者「……」チャキッ

「やめてください!」

勇者「?」

「いきなり死のうとしないでください!」

勇者「………あなたたちは?」

賢者「私の名前は賢者、貴方の仲間よ」

賢者「そしてこっちがー」

剣士「剣士です!よろしくお願い致します!」

勇者「そう……」

賢者「あと一人が、」

魔法使い「こんにちは。私は魔法使いと申します」

勇者「……よろしく」

賢者「さて、自己紹介も済みましたし」

剣士「どこに行くのかを決めましょう!」

勇者「……西の町がいいと思う」

賢者「わかりました!」

魔法使い「最初は西の町へ行って、その間の村で補給するのがいいと思いますよ?」

剣士「そうですね!」

賢者「勇者様、行きましょう!」

勇者「よし……なら行くか」


~~~~~~~~~~~~~~~~~

前の上条「…」チャキのssをしてたひとですか?

草原


勇者「でりゃあああ!」ブン

スライム「ピキー」ザシュ

勇者「うりゃああ!」ブン

魔物「ギャアー!」ザシュ


魔法使い「おぉ……」

剣士「強い……ですね」

賢者「正直不安だったけど……」

賢者「わりかし行けそうね……」

剣士「そうですね!」


魔物の群れを倒した!

勇者「誰も手伝ってくれない……もしかして俺のことが嫌いなのか……?」チャキッ

魔法使い「やめろ!」

賢者「やっぱり不安ね……」

剣士「そうですね……」

魔法使い「勇者、今度から手伝うからやめろ!」

勇者「わかった……」チャキッ

魔法使い(ふぅ……)

~~~~~~~~~~~~~~~~~

数時間後


剣士「あ!村が見えますよ!」

賢者「おぉ!でかした剣士!」

魔法使い「もうすぐ夕暮れですからね……」


勇者「それじゃあ……あそこに行こう……」

剣士「えぇ!」

賢者「はい!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~

【普通村】


勇者「ここが普通村か……」

賢者「流石、普通村。めっちゃ普通だね」

魔法使い「そうですね」


剣士「まずは補給と村長さんに滞在の許可を得ましょう!」

魔法使い「そうですね。滞在の許可をもらっておかなくては」

魔法使い「夜の道を歩くことになります」

勇者「夜の道は本当に駄目……」

剣士「魔物の活発化に伴い危険度が増しますからね」

賢者「危ない橋を渡るよりは、そっちの方がいいね!」


勇者「それじゃあ、村長さんの家に行こっか」

~~~~~~~~~~~~~~~~~

>>11
上条「あっ……」チャキッ禁書目録「てぇい!」ペシッ
これだな
その前スレに
上条「なら無理だ、俺死ぬよ!」
というのもある

村長宅


コンコン コンコン

勇者「……お邪魔します」ガチャ

賢者「村長さんは居ますかー?」

シーン


剣士「………居ないのかな?」

魔法使い「寝ているだけ、外出しているだけの可能性も有りますが」

勇者「サケラレテイルノカ………オレラハイヤナノカ……?」ブツブツ

賢者「えぇ!?」

剣士「勇者様がおかしくなった!?」

勇者「ハァ……死のう……」チャキッ

魔法使い「止めてくださいよ!」

剣士「もしかしたら只の外出も……」

ガチャ

さっきのも合わせてトリップの確認。これで良いんでしょうか?

勇者「?」

賢者「マズい!」

賢者「多分村長さんが帰って……」

村長「ふぃー疲れた疲れた……」

剣士「あ……」

村長「って、あんたら何やっているんだよ!」

魔法使い「えーと……私達は今日の滞在の許可をもらいに来てですね……」

「どうでもいい!俺の家から出てってくれ!」

勇者「……」チャキッ

村長「な……俺を斬るつもりか!?」

賢者「マズい!」

勇者「死ぬか……」グサッ

村長「えぇ!?」

村長「取り合えず………ザオリク!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~




チュンチュン チュンチュン

勇者「うぅ……」グイッ

勇者(ここは……無駄に質素で飾ってもいないお城?)

王「…」

王「しーんでーしーまーうーとーはーなーさーけーなーい」ハァ


賢者「すいませんすいません」ドカッバキッ

剣士「本当にごめんなさい!」フカブカー

魔法使い「私達が止めていれば……」グッ

王「いや、あんたらに非は無いから良い……それよりそこの勇者」ビッ

勇者「……何ですか?」

王「何ですか(キリッ)じゃねえよ!村長が凄い怯えていたぞ!」

王「このまま俺達を過労死させるつもりか!?」

勇者「……ごめんなさい」


王「まぁ……いい」

王「それじゃあ行ってきてくれ」

全員「わかりました」


王「疲れる……」

王「過労死が現実的になるかもな……」ハァ


~~~~~~~~~~~~~~~~~

[草原]


賢者「……」フゥ

勇者「よし、頑張って進むぞー」

剣士「わかりましたー!」

賢者「行こー!」


魔法使い「普通村には、行きにくいので、今日の夜までに次の町までの半分は行きたいですね」

勇者「ごめん……俺のせいで……」チャキ

魔法使い「自然に剣を持たないでくださいよ!」

勇者「ゴメン……」スッ

剣士「き……気を取り直して、急ぎましょう!」

勇者「わかった」チャキ

賢者(何か不安ね……)


~~~~~~~~~~~~~~~~~

[『夜』の草原]


パチパチ パチパチ

メラメラ メラメラ


賢者「ふぃー。芯から暖まるー」

魔法使い「芯からではありませんが、暖まりますね」


剣士「…………」

剣士「やっぱり、焚き火は暖かいですね」

賢者「冬の時は、本当に暖かいからね」フフー

魔法使い「えぇ。よく火炎魔法を使っていると分かりますよ」

剣士「そう何ですか……」


剣士「……それにしても、火を考えた人って凄いですよね!」

賢者「昔、神が火を与えたって言われているからね」

賢者「人が考えたんじゃ無いのかもよ?」ニヤッ

魔法使い「私も昔は………おっと、失礼」

賢者(?)


勇者「……すみません」

勇者「ご飯ですよー」

剣士「おぉ!」

勇者「味わってねー」

賢者(楽しみだなー)

魔法使い「………勇者様。ところで、どんな料理何ですか?」

勇者「えっと……」


勇者「毒草の七草粥と、痺れ茸のスープと、猪の山草炒めだよ」

魔法使い・賢者「まてまてまて!」

剣士「え」

勇者「何かおかしかったか?やっぱり食べたくないのか?」チャキッ

賢者「そうじゃない!もっと根本的な問題だから!」

賢者「だからその猪を裂いて血だらけになった剣を熟練の殺し屋みたいな持ち方で持つな!」

勇者「はぁ……」ヒュッ

魔法使い「賢者さんの言う通りですよ!」

魔法使い「それに、そんな物を食べたりしたり、賢者さん達が死にかけますよ!」

剣士(……毒草って食べれるの?)

勇者「……そうか!」ポン

魔法使い(分かってくれましたか……)ホッ

賢者(良かった……)ジーン


勇者「………もしかして二人とも猪が苦手なのか?」

勇者「苦手だったら出さないのに……」

魔法使い・賢者「違うそうじゃない!」

勇者「じゃあ何なんだ?」

魔法使い・賢者「毒草と痺れ茸だよ(ですよ)!」

勇者「え?」

勇者「七草粥もキノコスープも美味しいぞ?」

魔法使い「私達が言いたいのは……」

賢者「一般人が食べたら死にかける料理は無理だって言いたいの!」

剣士(この料理、食べてみるかな?)スッ

勇者「食わず嫌いは__」

賢者「食わず嫌いとかそう言う問題じゃなくて、死ぬか生きるかなのよ!」

魔法使い「最悪王様の所まで移動しますよ!」

勇者「だから美味しいんだって!」

魔法使い「私達が言いたいのはですねぇ……」


剣士「頂きまーす……パクッ」モグモグ

魔法使い「剣士さん!?」

賢者「勇者様みたいに自[ピーーー]るつもり!?」

勇者「……」

勇者(美味しそうに食べているな……)

剣士「モグモグ……」

勇者「七草粥もキノコスープも美味しいぞ?」

魔法使い「私達が言いたいのは……」

賢者「一般人が食べたら死にかける料理は無理だって言いたいの!」

剣士(この料理、食べてみるかな?)スッ

勇者「食わず嫌いは__」

賢者「食わず嫌いとかそう言う問題じゃなくて、死ぬか生きるかなのよ!」

魔法使い「最悪王様の所まで移動しますよ!」

勇者「だから美味しいんだって!」

魔法使い「私達が言いたいのはですねぇ……」


剣士「頂きまーす……パクッ」モグモグ

魔法使い「剣士さん!?」

賢者「勇者様みたいに自[ピーーー]るつもり!?」

勇者「……」

勇者(美味しそうに食べているな……)

剣士「モグモグ……」

PCがかくかくする……
自殺にフィルター掛かってるからテスト

今日はここまで
多分また時間が空きます

剣士「……意外と美味しいですよ」

魔法使い「え」

賢者「……本当に?」

勇者「ほら」


剣士「えぇ、中々後味もすっき…ゲボッ!」

剣士「うぐっ………ゲホゲホゲホ」ポタポタ

賢者「剣士ー!」

魔法使い「剣士さーん!」

勇者「大丈夫か!剣士!」ユサユサ

剣士「辛い……苦い……五感を確実に痛めつけ……神経をすり減らして……」オエッ

剣士「体が……体が……」ゼーゼー

剣士「燃え尽きる……」グググググ

剣士「正直言って飢えを凌ぐなら鋼を食べた方が……」グハッ

賢者(ど……どれ位酷いの!?)

剣士「口の中が侵されていき……あ、多分死にます」

賢者「解毒ー!魔法使い解毒ー!」

魔法使い「は…はい!」

賢者「勇者。剣士に何喰わせたの!?」

勇者「解毒?まさか毒でも喰らってるのか?」

賢者「当たり前でしょう!」

賢者「痺れキノコとか毒草とか、何で一般人が食べたら死ぬ物を料理に入れたのよ!」

勇者「……毒何か、喉から胃に着くまでに消滅するだろ」

賢者「どうなってるのよ内臓!」

勇者「それに痺れキノコ程度で大袈裟な…」

賢者「自殺中毒者から見たらそうなるわよ!」


魔法使い「戻ってきて下さい!解毒魔法!」パァァァ

剣士「うぐぐぐぐ……」

賢者「剣士ー!生き返って!」

勇者「何でこうなった」

勇者(俺の常識は通用しないのか……)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

剣士「ご迷惑を……おかけしました……」

魔法使い「大丈夫ですか、剣士さん……」

賢者「安心して呼吸。ゆっくり呼吸!」

剣士「ふぁい……」

勇者「大丈夫か?」

剣士「はひ……」


賢者「取り合えず、今日は保存食を食べるわよ」バリバリ

魔法使い「……」モグモグ

剣士「…」カリカリ

勇者「はぁ……」モグモグ


賢者「……これからは、私が作るわ」

勇者「申し訳ない…」チャキン

賢者「その剣を持たないでよ!」

剣士「死なないでください!」

練習用の焼き鳥トリと間違えた

魔法使い「自殺はしないでください!」

勇者「分かった」チャキ

賢者「ふー」

剣士「ようやく安心です」

勇者「?」


賢者「…そろそろ寝ましょう」

勇者「分かったー」

剣士「はい!」

魔法使い「分かりました」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今日ここまで
短いけど休みの合間に書くのはこれが限界

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