真「やはり俺の青春ポイントはたまらない」 (26)

前回、僕は親の都合により女々さんのお家にやっかいになっていた
そしてまた僕は引越しをした
今度は一人のはずだったけど

真「何でエリオと女々さんがいるんだよ」

女々「そりゃ保護者ですし」

エリオ「いとこですし」

女々 エリオ「ねー?」

この二人はなぜこういう時に息が合うのか
多分これから生きていく中で五本の指には入る不思議だ

真「てかですね、僕は転校先は決まってますけどエリオはどうすんですか」

エリオ「私もいとこと同じとこ、はいる」

ん?何か幻聴がしたような気が……

エリオ「私も……学校行くー!」



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投稿遅くてごめん続き

さて僕の青春生活の1日目の朝は……

真「何で女々さんたちの朝ごはんを作ることから始まってるんですか」

女々「だってぇ……私が寝坊しちゃったから……テヘッ」

真「その年でそれやっても可愛くないですよー」

そのとき僕に不思議なことが起こった
先ほどまで僕の前に並んでた朝食が全てエリオの皿にのっているのである

女々「次にまこちゃんは「何を言ってるかわからないと思うが僕にもよくわからない」という!」

真「何を言ってるかわからないと思うが僕にもよくわからない……ハッ!……ってそれ違うアニメですからやめてください」

女々「まぁまぁ、いいじゃないの若気の至りってやつよ……それにまこちゃんが年齢の話するからいけないんですー…ねっエリオ?」

エリオ「はぐっはぐほぐ…」
※「いとこ 年齢の話 ダメ」

真「お前は口の中のものを飲み込んでから話せ…」

何で引っ越す前の生活とあまり変わらないのだろう
その原因はこの2人だ
そうだ!それ以外ありえない

真「やっぱり俺の青春ラブコメって間違ってる…」

女々「いいじゃない、エリオがいるんだし」

エリオ「いるんだし」

女々 エリオ「ねー?」

真「だからなんであんたらそんなとこで息が合うんだよ!」

ふと時計に目をやると既に時刻は7時50分になっていた

真「くそっ!遅刻だ!いってきまーーす!」

急いで玄関に向かいドアノブに手をかけた瞬間

女々「お弁当忘れてるわよーまこくんー」

遅刻確定の信号が僕の頭に鳴り響いた

僕の家から僕が転校する「総武高校」
までは自転車で最低でも30分はかかる
そして今の時刻は8時HRが8時40分だとしたらギリギリな時間
でも僕は前日に計画を立ててあった
まず登校して向かう先は職員室
担任の先生に挨拶をして少しだけ株を上げる
これにより青春ポイントを1だけでもあげれる

真「ってそんなこと考えてる場合じゃなーーーーい!」

エリオ「いとこ…うるさい」

真「お前は少し黙ってローーー・・」

自転車のペダルを持てる限りの力の全てを使い漕ぐこと20分目的地にはついた

真「はぁ……はぁ……遅刻は回避っと…」

正直挨拶なんて頭になかった

職員室

真「失礼します、えーと転校生の丹羽真ですが…」

・「んっ?あぁ君か藤和の言っていた子は」

奥の机に座っていた長髪の女性が近づいてくる

・「しかしまだ幼いな…これじゃ…」ごにょごにょ

その女性は僕の顔を見てごにょごにょと何か言っている
まさかこの人も女々さんと同じで……

真「アラサー……」ボソッ

自分にしか聞こえない声で言ったつもりだったのだが現実はどうも残酷なようで

・「私はまだ20代だぁ!」

ゴスッ という鈍い音と共に僕の視界は暗転した

真「ハッ!ここは……」

・「す……すまない年齢の話をされたから」グスッ

僕に撃滅のセカンドブリッドをかました女性は涙目で謝ってきた

真「ぼ、僕の方も年齢の話をしてごめんなさい」

・「わたしは君の担任の平塚静だ、よろしく、そこの君も」

エリオ「わ" た しは 宇宙人n」

真「こいつは僕のいとこの藤和エリオです」

平塚「そ……そうかまぁよろしく頼むよ」

キーンコーンカーンコーン

SHRの始まるチャイムが鳴る

平塚「じゃあまた後で」

そう言い残し平塚静は去っていく
僕の学校生活は騒がしくなる予感が心の中をよぎったのはいうまでもない

教室前に移動し中から平塚先生の声が聞こえる

平塚「今日から転校生が二人来ることになった皆仲良くするように」

中の生徒達からは驚きや喜びそういた叫び声が聞こえてくる

平塚「よし入ってくるといい」

平塚先生が教室のドアを開け僕達を招き入れる

真「丹羽真です」

エリオ「藤和エリオ……です」

クラスの子はエリオを見て可愛いだのと言った黄色い声を上げて僕の存在は完全に忘れられていた

平塚「こほん……では皆質問があると思うがまずは丹羽からみんなに質問するといい」

平塚先生がフォローを入れてくれる
やっぱり年上の人はよくわかってくれている
青春ポイント2ポイント上昇

真「えーと……じゃあここに来るまでに廊下で聞いたんですが比企谷って……誰ですか?」

その瞬間教室の空気が凍る
僕は瞬時に察した、その存在には触れてはいけなかったことを
そこに平塚先生がフォローを入れてくれる

平塚「そうか……まぁいずれ知ることになったはずだ、今説明しておいても問題はないだろう……」

意味がわからず「はぁ?」という言葉しか出なかった
我ながら情けない
青春ポイント1ポイント減少

平塚「彼は……比企谷は…学校一の嫌われ者だった」

丹羽真が住んでた街にある家族が引っ越してきた
その家族の名前は比企谷

・「はぁ……はっ……いやだ」

・「大丈夫だよお兄ちゃん、この街には「彼奴」はいないから」

・「本当か……小町?」

・「本当だよお兄ちゃん」

・「はぁ……はぁ……小町」ギュ

・「お兄ちゃんは私が守るから」なでなで

前川「おーい、リュウシ」

流子「リュウコやっちゅーに!」

前川「今日転校生が来るらしいぞー」

流子「なんですと!?それはいけませんなぁ」

前川「何がだよ」

流子「今日の髪型は少し乱れてるのですこうしちゃいられませんな」

前川「それは残念だなー、もう休み時間は終わってしまうんだよ」

流子「なんだってーー!?」

そんな……転校生が来る日に限ってこうなるとは私はふこうなのです

流子「転校生……か」

この街にはもう丹羽くんはいない

期待
乗っ取り防止のため、名前欄に酉は付けといた方がいいぜい

>>12
ごめんなさい、まだ初心者なので酉の意味が分からないです

教室に先生が入ってくる

先生「えー…では、みんな知ってると思うが今日は転校生が来る」

周りが盛り上がる男子達は女子がいいという希望の声
女子達ならイケメンがいいという希望の声

先生「では入って来なさい」

教室の扉がガラッとあき転校生がはいくる
見た目は中々良さげなのです

・「千葉の…そうびゅ高校から来た比企谷八幡です…」

周りが一気に静かになる

先生「えっ…えー君の席は御船君の後ろの席だ……あの子の」

八幡「うす……」

比企谷君が近づいてくる

……

平塚「というわけだ」

周りの沈黙はより濃いものとなっていた
でもそれじゃまるで

真「虐めじゃないか……」

平塚「さ、席に着きたまえ、丹羽、君の席は由比ヶ浜の後ろだ、藤和、君の席は戸塚の後ろ…以上でSHRを終わる、授業の前には席についてろ」

平塚先生が出て行った後も沈黙は続いた
僕も黙っていた
その沈黙を彼奴は破った

エリオ「いとこーーーーーー!」

エリオが俺めがけて走ってくる

真「教室は走るなよ」

それを俺が受け止める
これじゃまるで青春してるみたいじゃないか

その光景を見て周りのみんなが目を見開く
ふと金髪の女の子が口を開く

・「あんたらって付き合ってんの?」

エリオ「将来を……誓った仲」

周りが驚きの叫び声を上げる

真「違うだろ……ただのいとこだよ……えーっと」

・「あーしは三浦優美子」

真「よろしく、三浦さん……三浦さんって意外に優しいんだね」

三浦「意外にってなんだし!意外にって!」

葉山「仕方ないよ優美子は外見があれだから」

僕はその後校内探索をしてると
小太りなメガネをかけた人を見つけた

・「我のタァァアン!ドロォォォォ!」

どうやら遊戯王TCGをしているようだ
昔は僕もしていたので少し様子を見てみた

・「我は森羅のetc」

彼は一人で遊戯王をしていた

真「えーと……」

その時の僕はバカだった思いっきり教室のドアを入れているアレなんて言うんだろう
隙間みたいなとこで転けてしまいその教室に転がり込んだ

真「ど……どうも」

ちなみにもう授業は終わり部活動の始まる時間帯だ

・「ぬぅわぁぁぁ!?ききききき君は誰だ!?」

さっきまでの口調とは変わり標準語に戻っている彼に僕は尋ねた

真「こ、ここってなんの部活かな?」

クールになれクールになるんだ丹羽真
前の町ではこんな事なかったろ

?「こ、ここは奉仕部である」

奉仕部……その言葉を聞いた僕は少しだけアレな方向のを思い浮かべてしまった
仕方がない僕も健全な男子高校生だ

真「えーと……君は森羅のデッキ使ってるんだ」

・「お主も遊戯王をするのか!?」

彼は凄い形相で聞いてきた

真「少し前までだけどね」

?「何をしているのかしら?」

真「えっ?君は?」

?「私は雪ノ下雪乃よ、奉仕部の部長をしているわ」

彼女との出会いが僕の運命を大きく変えることをこの時の僕はまだ知らなかった

………

流子「やっほー……ちみちみ総武高校から来たんだってー?なんであんないい高校にいたのにこっちに来たのさー」

やさぐれ男子の彼に尋ねてみる

八幡「……別に」

彼はそっぽを向いてこっちを向いてくれない
むきーー!こんなのはあんまりじゃないですか
だってですよ私だって仲良くなりたいから話しかけたわけですし
それなのにこの対応あんまりじゃないですか

……

なんでこうなるんだよ
前までは総武高校に通ってて
材木座とそれなりに楽しんでて
戸塚が天使だった
なのに…………なんで……
これも全て……雪ノ下さんのせいだ

「本当はわかってんだろ?」

知らない

「あれはお前が招いた結果だ」

ちがう

「全て全部」

雪乃「あなたのせいよ」

「「あぁぁぁぁーーーァあああ!」」

流子「ちょっ!どしたのさ転校生君!」

八幡「ちがう……ちがうんだ……雪ノ下」

流子「雪ノ下……?」

前川「どうした!リュウシ!」

流子「リュウコやっちゅーに!じゃなくて転校生くんが!」

私と前川さんでやさぐれ男子の彼を保健室に連れて行ったのですが彼はお礼もなしに早退したのです
まぁ奇声をあげたのもありますが彼はクラス一の変わり者のレッテルを貼られてしまいました

比企谷家

小町「大丈夫だからお兄ちゃん大丈夫だから」

八幡「雪ノ下が……雪ノ下が俺に」

お兄ちゃんはあの日からこうなってしまった
雪ノ下陽乃貴方だけは許さない
お兄ちゃんをこんな風にした貴方だけは

小町「お兄ちゃんのそばにいるのは私だけでいい…」

お兄ちゃんを傷つける奴は許さない

……

結衣「ひゃっはろーゆきのん!……あれ?君は転校生の……にわくん?だっけ?」

真「あっうん……えーと君は確か由比ヶ浜さんだっけ?」

結衣「あっ!うん!そうだよ!こっちの子はゆきのん!でそこの子が……誰だっけ?」

?「わぁぁれは!剣豪将軍!」

?「そういうのはいいから」

?「我の名は材木座義輝だ……」

ゆきのん?という子に注意を受けた材木座君は少ししょんぼりしていた

?「それと由比ヶ浜さん私の名前は雪ノ下よ……よろしく丹羽?君であってるかしら?」

真「あっ、うん僕は丹羽真よろしく」

雪乃「それで奉仕部に来たということは何か悩みがあるのでしょう?」

しまった、ここが奉仕部ということを忘れていた
元々材木座君のことを観察してたなんて言えるわけもなく

真「この学校にいた比企谷くんについて教えて欲しいんだ」

またしても場の空気が凍りついた

僕は何も告げられずただ今日は帰れと言われた
まぁあのままいても何か収穫はなさそうだったので素直に帰ったんだけど
家に帰るとエリオが一枚の紙切れを見せてきた

「雪ノ下陽乃には気をつけろ」

この手紙を書いた主は比企谷八幡だった
なぜわかったから端のほうに小さく書いてあったからだ


雪ノ下の名前の子を僕は一人知っている雪ノ下雪乃さん

そして県議会員の雪ノ下さん

真「だぁぁぁ!なんだってんだよ……」
考えると悪い方向にしか結果がいかなかったからその日は寝ることにした

もし……もし仮にそうなら

真「いったん帰るか……」

確かめなければいけない
比企谷八幡という人物にあって確かめなければ
何故……

真「比企谷八幡がある生徒を殺しかけたかを……」

……

目を開けると白い天井が広がっていた
どうやらここは保健室のベッドの上らしい
教室で倒れた?後からの記憶が全くない

八幡「俺は……どうなったんだ」

流子「あっ!起きたかね転校生くん」

ヘルメットをかぶった女の子が話しかけてくる
俺はこっちでは友達を作らないと決めた
二度とあんなことにならないために

流子「得意のだんまりかい?でも焦ったよ、いきなり発狂するんだからさ」

八幡「は?……」

俺が発狂?

流子「あれ?覚えてない感じ?えーとねちみは教室のど真ん中で発狂して保健室に来たんだよ?」

嘘だろ?なんでだ
俺が発狂なんて……

「あなたのせいよ」

八幡「あっ……あ……俺は」

あいつをあんな風にしたのは

「痛い……助けて……比企谷君」

「雪乃ちゃんをあんな風にしたのは君なんだよ……君も同じ目に合うのが道理だよね?」

やめてくれ

「雪乃ちゃんの痛みも……私があなたに与える……」

やめろ

「死んでくれるかな……比企谷君」

八幡「やめろぉぉぉ!」

流子「ッ!?」

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