幼馴染「…また秋がきたか」(18)


幼馴染「秋きたりなば、冬とおからじ」

男「…秋である」

幼「秋嫌いのブラッドベリも、秋大好きの白秋も」

男「…秋である」

幼「焼き芋、馬鈴薯、とろろ芋」

男「…秋である」


妹「何をまた、二人で馬鹿なことを…」


ワフワフ

男「おお、我が愛しき妹よ。
今日も御師匠様の散歩であるか、じつに大義である」

妹「…いやいや、犬の師匠って。
ほら、幼馴染さんも笑ってないで兄を止めて下さいよ」

幼「ううん、いつもありがとう。
私の御師匠様まで構って貰って」

犬a「クローン♪」
犬b「クオーク♪」ワフワフ

男「うむ、相変わらず神々しい鼻の輝き。
元気の証、これぞ我が師匠」

妹「…」

幼「ふふふ、妹もそろそろ慣れた方が良いよ。
私達の仲を知らないわけじゃないでしょう?」

妹「…まあ、良いですけど」


妹「それより兄さん。
いつまで幼馴染さんのお尻を舐めてるの?」

男「…愚問である。
心ゆくまで、心満たすまで」

妹「幼馴染さん、いつまで兄に舐められてるの? 」

幼「…知れたこと。
心飽きるまで、心廃れるまで」


妹「…もういいです」

そもさんせっぱの人か

支援


テクテク

妹「まったく…。
あの二人は、アブノーマルで困ります」ハァ

妹「公衆の面前だというのに、お尻を舐め合うなんて」

妹「…来る日も来る日も。
あんな兄と将来の義姉を持つ私の世間体というモノも少しは考えて欲しいです」プンスカ

妹「…」テクテク

妹「……」テクテクテクテク

妹「………」テクテクテクテクテクテク

妹「…けど、少しうらやましいです」

》4
お久しぶりです。


妹「」


男「時に、幼よ」

幼「なんであるか?」

男「…幼よ、何か悩み事であるか?
先ほどより少々絞まりが強い」

幼「…………」

男「…もしや、便秘であるか?」

幼「…………」

男「…はたまた、お通じであるか?」

幼「…………」

男「…よもや、潜け」


幼 「うん、全部同じ意味だね」


男「時に、幼よ」

幼「なんであるか?」

男「…幼よ、何か悩み事であるか?
先ほどより少々絞まりが強い」

幼「…………」

男「…もしや、便秘であるか?」

幼「…………」

男「…はたまた、お通じであるか?」

幼「…………」

男「…よもや、潜け」


幼 「うん、全部同じ意味だね」

そんなに大切なことなのかッ?


男「ふうむ…」

幼「現代アナリストであっても、限定的アナライズは難しい」

男「それは如何なる難題か?」

幼「…貴殿の妹御のことである」

男「…我が妹であるか?」

幼「然り。最近の妹御はなにやら思い悩んだ様子。
貴殿に心当たりは無いか?」

男「…やんぬるかな。さっぱと心思い当たることがない」

幼「そうであるか」


ズチュズチュ…チュポン…


男「…ならば、我らは動き出さねばなるまい」

幼「然り。それが我らの絆なり」

アナルとはそもそもナニをする所なのでしょうか?


男「洋菓子である」

幼「ハイカラである」

男「汝、将を射んと欲すれば先ず馬を射よ。
…悩み多き年頃の娘には、先ず別腹より攻めねばなるまい」

幼「的確な策、感服である」

男「されど、これだけ種類があるとは思い及ばぬ」

幼「多種多様。男が平素よりこういった店に連れて行ってくれないのが敗因である」

男「…………」


カランカラーン


後輩「いらっしゃいませ~!」

≫12
幼馴染「…尻をなめろ」 - SSまとめ速報
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幼馴染「男よ」

男「なんであるか」

幼馴染「…貴殿の菊門に関する考察を述べられたい、との仰せだ」

男「…難解な哲学を投げてこられる数寄者もいたものだ」

幼「……」ゴクリ

男「貴兄よ。肛門とは、それすなわち『穴』である」



幼「穴、であるか?」

男「然り。されど只の穴に在らざる」

幼「……」

男「例えば、犬は、肛門から放たれる香気で自己紹介と親愛の意味を込めて挨拶をし、
魚の中にはナマコの肛門を住処にするものが居るのは、誰でも知っているだろう」

幼「…男よ、我らは人間だ。
そうした例を当てはめるには、少々荷が勝ちすぎるのではあるまいか?」

男「幼、あわてるではない」

ズブリ…

幼「…あふっ」

男「ロマンを求める生き物とは、常に優雅を求められる生き物と知れ」


幼「し、しかし、」ビクンビクン

男「…言わずとも良い。
其方が聞きたいのは、人間における肛門開発の意義だろう」

幼「う、うん」

男「言葉にするのは難しい」

幼「そ、そこをなんとか…」

男「…近年のアナニーブーム、フリスクショック、ブレスケアイノベート。
とりあえず、先人達の語られるべき偉大な功績もあり、
今なお一部先駆者達によって続けられている、未来ある研究分野であることは間違いない」


幼「でも、それってどれも個人規模の、いわば基礎研究の段階?」

男「…そう捉えられても仕方あるまい。
専門性の高い研究職とは、常に孤高と貫かねばならない険しき道なのだ」

幼「でも、私達は二人だよ?」

男「うむ。人間における限界と快楽性の二大意義に、
相互愛情表現としての意味合いも含まれる点では、我々はより臨床性が高いのだろう」

幼「ふむふむ」

男「先程も述べたが、肛門とは穴である」

幼「…基本的には、排泄機関としての穴」

男「しかし、同時に背徳性と、無限の可能性を秘めているものなのだ」

しえ

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