自宅

ケータ「……よし！宿題終わり！早速ゲームしようっと」

ジバニャン「ん？新しいゲーム買ってきたニャン？」

ウィスパー「おぉ、ＲＰＧですか！面白そうですね」

ケータ「えぇっと、これをこうして……」

ｿｳﾊｼﾞﾝ！ｿｳﾊｼﾞﾝ！

ジバニャン「ガンバレェ！そこニャン！」

ﾅﾝﾀﾞﾄ！？

ケータ「よし、もうそろそろご飯の時間だし、この辺にしておこうかな」

ウィスパー「そうですね、ゲームは一日一時間といいますし」

次の日

ケータ「……あれぇ？」

ウィスパー「どうしました？ケータ君」

ケータ「うん、このボスなんだけどね、倒せないんだよ」

ｿﾉｺﾞ､ｶｲﾙﾀﾁﾉｽｶﾞﾀｦﾐﾀﾓﾉﾊｲﾅｶｯﾀ……

ウィスパー「レベルが足らないんじゃござぁせんか？」

ケータ「うぅん、絶対おかしいよ、これは妖怪のしわざかも」

ウィスパー「ケータ君！自分のプレイヤースキルの無さを妖怪のせいにするなんて……」

ケータ「あ、いた！」

ウィスパー「ウェェェェィ！？」

バルバトス「……貴様ぁ、見えているのかぁ？」

ケータ「ねぇウィスパー、あれなんて妖怪？」

ウィスパー「あ？あ、あぁ、えーとですね……」

バルバトス「俺の名はバルバトス・ゲーティア、難易度を操る妖怪だぁ」

ウィスパー「そ、そう！そうですよ！妖怪不祥事案件で言うところの……」

ウィスパー「『えぇ？何このゲーム、難易度高すぎ！』を引き起こす妖怪です！」

ケータ「えぇ！？それじゃあ……」

バルバトス「そうだ、俺がこのゲームの難易度を最高にした」

ケータ「そんな！何でそんなことを！」

バルバトス「何故だとぉ？そんな物決まってるぅ」

ウィスパー「うぃす？」

バルバトス「今の奴らは生ぬるいんだよぉ！」

バルバトス「初めてやるゲームは難易度最低、しかも、それすらもクリアできず挙げ句クソゲー呼ばわりだとぉ？」

バルバトス「今の奴らはチャレンジ精神が足らないんだよぉ！」

ケータ「……うぅ、確かにそんな事もしたことあるかも」

バルバトス「だからこの俺が、貴様等を鍛え上げてやるぅ」

ウィスパー「え？それってまさか……」

バルバトス「高難易度縛りプレイ、５つ終わるまで逃げられん！」

ウィスパー「えぇぇぇぇぇぇ！」

バルバトス「まずはこれだぁ」

ケータ「えぇっと……『王国心　キングダムチェーン　難易度プラウド縛り』？」

ウィスパー「どれだけきついんですか？」

バルバトス「地雷原をぉ全裸で全力疾走レベルだぁ」

ケータ「えぇ！？無茶だよそんなの！」

バルバトス「泣き言いってんじゃねぇ！さっさとやりやがれ！」

ケータ「そんなぁ……」

バルバトス「安心しろぉ、いくら時間が経とうと、実際は一秒程度だぁ」

ヒキコウモリ「……お困りのようですね」

ケータ「ヒキコウモリ！どうしたの？」

ヒキコウモリ「いえ……王国心と聞こえたので」

ウィスパー「！そうですよケータ君！ヒキコウモリが居るじゃないですか！」

ケータ「そっか！ヒキコウモリならきっと楽勝だよ！」

バルバトス「貴様等ぁ、他人に頼ってんじゃねぇ！」

ヒキコウモリ「……隣で指示出しますから」

ケータ「う、うん」

ウィスパー「大丈夫ですかねぇ？」

数時間後……

ケータ「もぉー！ぜんぜんできないよ！」

ウィスパー「最初のボスすら倒せませんね」

バルバトス「諦めてんじゃねぇ！己の腕を磨き、敵の動きを知れぃ！」

ケータ「そんな事言ったって……」

ヒキコウモリ「……仕方ないです、ここは私が」

ﾋｶﾘﾖ！

ケータ「おぉ……」

ウィスパー「あんな動き出来たんですね」

バルバトス「この動き……貴様まさか！」

ヒキコウモリ「……ただの引きこもりです」

ヒキコウモリ「それと一つだけ良いですか？」

バルバトス「なんだ？」

ヒキコウモリ「ゲームをやるときは……ひとりで……静かで……何というか、救われてなきゃあいけないんです」

ヒキコウモリ「ゲームは難易度云々よりも、楽しむものですから」

バルバトス「なっ……」

バルバトス「ふふふ……」

ケータ「？どうしたの？」

バルバトス「ぬふふ、ふはははははははは！」

ウィスパー「いきなり笑い出しましたね」

バルバトス「俺は根本から間違えていたようだなぁ！笑いが止まらねぇ！」

ケータ「えぇ？てことは……」

バルバトス「安心しろぉ、もうなにもせんわぁ！」

ウィスパー「良かったですねぇ、ケータ君」

バルバトス「ケータよ、俺のメダルだぁ、取っておけ」

ケータ「えっ？友達になってくれるの！？」

バルバトス「俺の力が必要になれば呼べぇ！力を貸してやるぅ！」

ウィスパー「行っちゃいましたね」

ケータ「よし、ゲームを進めよっと」

ｹﾞｯｾﾝｺｰ！ｹﾞｯｾ……ﾊﾞｶﾅｯ！

ｶｲﾌｸｼﾃｱｹﾞﾖｯｶ？……ﾅﾝﾃﾞﾜﾀｼｶﾞ……

ﾁｮｯ、ｺｯﾁｸﾝﾅｯﾃ！ｼﾇｯﾃ！ｼﾇｯﾃ！ﾅﾝﾀﾞﾄ！

ﾓｴﾛ！ﾊﾞｰﾝｽﾄ……ｳﾜｧｧｧｧ！

ケータ「あれ？難易度戻ってないじゃん！」

ウィスパー「どうやら、元々がその難しさのようですね」

ケータ「そんなぁ……」

ウィスパー「まっ、がんばんなさい！わたくしもお手伝いいたしやしょうか！？」

ケータ「いらない」

ウィスパー「まぁまぁ、そんなこと言わずに、こちらへコントローラーを」

ケータ「だからやらせないって！」

ﾌﾟﾂﾝｯ

ウィスパー「あっ」

ケータ「……ウィスパー？」

ウィスパー「い、いやぁ……これはその……スイァセンシタァｧｧッ！」

バルバトス編終わり

自宅

ケータ「……ふぁぁ……おはよー……」

妹「お兄ちゃん！早くご飯食べないと遅刻しちゃうよ！」

ケータ「え！？ホントだ！ヤバいじゃん！」

ケータママ「ほら！早く早く！」

ケータ「うわぁぁ！行ってきます！」

妹「お兄ちゃん行ってらっしゃい！」

通学路


ケータ「……ねぇウィスパー」

ウィスパー「うぃす？」

ケータ「俺に妹って居たっけ？」

ウィスパー「何言ってんですか？今朝もお世話してくれた可愛い妹さんが居るじゃござぁせんか」

ケータ「えぇ？前から居た？」

ウィスパー「まだ寝ぼけてるんですか？ほら！早よ行かんとがっこはじまっぞおい！」

ケータ「うぅん……」

給食

クマ「おぉ！今日はからあげか！」

カンチ「……どうしたんだよケータ、朝から元気ないぞ」

ケータ「うん……」

フミカ「いつもあんなに元気なのにどうしちゃったの？」

ケータ「ねぇ、みんな……俺に妹って居たっけ？」

カンチ「ん？妹？」

クマ「何言ってんだよ！お前、一人っ子じゃねぇか！」

ケータ「やっぱりそうだよね……」

フミカ「ねぇ、ほんとに大丈夫？保健室いこうか？」

ケータ「フミちゃん、大丈夫だよ、平気平気」

ケータ「うぅん……」

ウィスパー「まだ何か悩んでるんですか？」

ケータ「だって……やっぱりおかしいよ！俺に妹は居ないんだよ！」

ウィスパー「でしたら、朝のあの子は何なんだって言うんですか？」

ケータ「でも、髪の毛が緑なんておかしいよ！」

ウィスパー「うっ……そう言われると確かにそうですね」

ケータ「よし、絶対聞いてみるよ」

ウィスパー「うぃっす、正体を暴いてやりましょう！」

ガチャッ

ケータ「ただいまー」

妹「お帰りなさい！お兄ちゃん！」

ケータ「うん、いい子だった？」

妹「とってもいい子だったよ！」

ケータ「今日のご飯は何かなぁ？」

妹「お兄ちゃんの大好きなカレーよ、私が作るの！」

ケータ「へぇ！すごく楽しみ……っは！」

妹「お兄ちゃん？どうかしたの？」

ケータ「あ、あぁ、えーっと……ちょっと用事を思いだしたから！」

バタンッ

妹「……うふふ♪」

ケータ「……はぁ……はぁ……」

ウィスパー「どうしちゃったんですケータ君！？ガツンと言ってやるんじゃなかったんですか！？」

ケータ「い……今起こったことをありのまま話すぜ……」

ケータ「『俺はガツンと言おうとしたが家に入った瞬間やつを妹だと思いこんでしまった』」

ケータ「何を言ってるか解らねぇと思うが俺もなにを言っているのかさっぱり解らねぇ……」

ケータ「妖怪のせいだとか、日記がどうこうとかそんなもんじゃ断じてねぇ」

ケータ「もっと恐ろしい力の片鱗を味わったぜ」

ウィスパー「おかしいですねぇ……どうしてそんなことになったんでしょうか？」

ケータ「家に入ってからだもんね……どうしたらいいんだろう？」

ウィスパー「……っは！閃きました！」

ウィスパー「どんな妖怪もとりつけない『八百比丘尼』の力を借りましょう」

ケータ「なるほど！妖怪のしわざならそれで防げるはず！」

ウィスパー「早速呼び出しましょう！」

零式取り替え中……

ケータ「俺の友達！出てこい八百比丘尼！」

ﾆｮﾛﾛﾝ　ｼｮｳｶｰﾝ

八百比丘尼「はぁい、呼んだかしら？」

ケータ「お願いだ！俺を守って！」

八百比丘尼「守るって……何からかしら？」

ケータ「あ、そっか……えーと、妖怪にとりつかれないようにして欲しいんだ」

八百比丘尼「そんな事？お安いご用よ、さぁ、行きましょう♪」

ウィスパー「これで一安心ですね、さて、ガツンと言ってやりましょう！」

ケータ「ただいま！」

妹「お帰りなさい！いったい何の用事だったの？」

ケータ「くっ……！よし！」

ウィスパー「どうやら正気のようですね」

八百比丘尼「……何か変ね」

妹「……用事って言うのはその女のことかな？お兄ちゃん？」

ケータ「えっ！？」

ウィスパー「うぃす！？」

八百比丘尼「あら」

妹「そんな女の所で何をしてたのかな？ねぇ、お兄ちゃん」

ケータ「違う！俺はお兄ちゃんじゃないよ！」

妹「どうしてそんな事言うの？……そう、そっちの白いののせいね」

ウィスパー「や、やばいですよケータ君」

ケータ「どうして俺をお兄ちゃんだって言うのさ！」

妹「お兄ちゃん、どいて、そいつ殺せないから」

ウィスパー「ケータ君、逃げましょう！」

ケータ「うん！」

妹「……うふふ、逃げられないわよ、お兄ちゃん」

ウィスパー「何なんでうぃっす！？あれは！」

ケータ「俺もわかんないよ！ウォッチで覗いても何も映らないし……」

ウィスパー「何も映らない何てことありますか！故障なんてするはずないだろがぃ！」

ケータ「どうするの！すぐそこまできてるよ！」

ウィスパー「ヒィィィェェェェ！？急げ急げ！ハルィィアァーップ！」

ケータ「よぉし、俺の友達！出てこいジバニャン！」

ﾌﾟﾘﾁｰ　ｼｮｳｶｰﾝ

ジバニャン「何で呼んだニャン？俺っちニャーＫＢのCDを……」

ケータ「ジバニャン！ごめんね！」

ジバニャン「ん？何で謝ったニャン？まるで悪いことでも……バゴニャン！？」

妹「邪魔しないで」

ウィスパー「くっ……！ジバニャンじゃ足止めにすらなりませんでしたか」

ケータ「もう！いつまで逃げればいいの！」

ジバニャン「うぅ……酷い目にあったニャン」

ウィスパー「ジバニャン！死にたくなければ逃げますよ！」

ジバニャン「ウニャアアアア！？やばいニャン！」

ケータ「何とかしないと……あれ？この感じ……！」

ウィスパー「まさか……！」

赤鬼「……アカァァァァァン！」

ケータ「鬼時間！？」

赤鬼「こんな時間まで外にいるのはアカン！」

ケータ「やばいよ！逃げられない！」

ウィスパー「前門の赤鬼！後門の妹でうぃす！」

ジバニャン「俺っち悪くないニャン！何も知らないニャン！」

赤鬼「アァァァァァ……」

妹「私のお兄ちゃんに何をしてるの？」

赤鬼「アカン？」

妹「お仕置きしないと、ねぇ？」

赤鬼「あ、あぁぁぁ……！」

ウィスパー「今のうちです！逃げましょう！」

ケータ「うん！」

ケータ「はぁ……はぁ……ここまでくれば……一安心かな……」

ウィスパー「まさか……こんな事になるとは……」

ジバニャン「俺っち……もう走れないニャン……」

妹「観念してくれた？お兄ちゃん」

ケータ「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁ！？」

ウィスパー「ひぇぇぇ！あ、赤鬼が……」

赤鬼「」死ーん

ジバニャン「ボロ雑巾ニャン……」

ウィスパー「しかも、何か剣のような物まで持っていますし！」

妹「待っててねお兄ちゃん、すぐ邪魔者を排除してあげるから」

ケータ「うわぁぁぁ！逃げろぉぉぉ！」

妹「あっ……まぁ、逃げられないけどね」

　　　　　　
　　　　　　　
　　ドスッ

ウィスパー「ケータ君！奴は今どうですか！？」

ケータ「追ってくる気配はないけど……」

ジバニャン「でもまだ目視できる距離ニャン！さっさと逃げるニャン！」

ケータ「うん、早く逃げ……」






妹「どこへ行くの？お兄ちゃん」

ウィスパー「ひぇぇぇ！いつの間にぃぃ！？」

ケータ「そんな！？さっきまであそこに！」

　ザクッ

妹「そんなに見つめないで、お兄ちゃん」

ケータ「うわぁ！いきなり目の前に！？」

ウィスパー「！ケータ君！あの剣です！あの剣を赤鬼に差して瞬間移動をしています！」

ケータ「ほんと！？なら……この石で！えい！」

妹「痛っ！」

ジバニャン「当たったニャン！」

ウィスパー「剣を落としました！」

妹「痛い……痛いよ……」

ケータ「あれ？泣いてる……」

妹「痛い……痛い痛い……痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い」

ウィスパー「様子が変ですね？何か弱点だったんでしょうか？」

妹「どうしてこんな事するのお兄ちゃん？そっか……あんな女と一緒にいたからかなぁ？それなら私がきれいにしてあげる私が教育し直してあげるねお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん」

ジバニャン「様子が可笑しいってレベルじゃないニャン！危ない雰囲気がプンプンニャン！」

ケータ「早く逃げよう！」

ウィスパー「おや？何でしょうか？何かが木の上に……」

イモウト「お兄ちゃあん♪」イモウト「お兄ちゃんっ！」イモウト「お兄ちゃん……」

ウィスパー「ぎゃあああ！見るんじゃなかった！」

ケータ「もう逃げ場がないよ！」

ジバニャン「箱の中からも、土の中からも、どこからもくるニャン！」


















　オニイチャン、ミィツケタ♪

ケータ「……うわぁ！」

ウィスパー「……？どうしたんです？ケータ君」

ケータ「はぁ……はぁ……酷い夢だった」

ウィスパー「悪夢でも見たんですか？」

ケータ「うん……俺の妹を名乗る奴が追っかけてきて……あぁ怖かった」

ウィスパー「とても怖い夢だったんですね、さて、学校に行く準備をしましょう！」

ケータ「うん……あれ？何だろうこのメダル」

ウィスパー「おや、まぁもらっておいて損はないでしょう！」

ケータ「そうだね！」

生き別れた血の繋がってない妹編終わり

帰宅途中……

ケータ「今日も楽しかったなぁ、学校」

ウィスパー「そうですねぇ、妖怪騒ぎもありませんでしたし」

ケータ「今日は１日平和だと良いなぁ」

黒猫「……」ﾄｯﾃﾄｯﾃ

ケータ「あ、猫だ」

ウィスパー「こちらへきますね」

黒猫「うみみゃあ！」

ケータ「おぉ、人懐っこい！」

ウィスパー「ずいぶん甘えてますねぇ」

黒猫「うにゅみゃぁん」

ケータ「なんて言ってるのかなぁ？」

ウィスパー「それならば！最適な妖怪がいるじゃないですか！」

ケータ「そうか！ジバニャンに聞いてもらえばいいんだ！よぉし……」

ケータ「俺の友達！出てこいジバニャン！」

ﾌﾟﾘﾁｰ　ｼｮｳｶｰﾝ

誤字>>20

ﾆｮﾛﾛﾝ　ｼｮｳｶｰﾝ→ﾆｮﾛﾛﾝ　ｼｮｳｶﾝﾃﾞｱﾘﾏｽ

こんな所で間違えるとは……！

黒猫「うにゃぁん♪」

ジバニャン「ニャニャ！？ケータ！こいつ誰ニャン！？」

ケータ「さっきあったばかりだよ、ねぇジバニャ……」

ジバニャン「こんなのと付き合っちゃダメニャン！」

ジバニャン「きっと腹の中ではケータからチョコボーを奪って悪行三昧！そしてゆくゆくは天野家を支配しようとしてるニャン！きっとそうニャン！」

ケータ「あー、ジバニャン？」

ウィスパー「どうやら、自分以外の猫と仲良くしていて羨ましいのと妬ましいので本音がでたんでしょうね」

ケータ「へぇー、本音なんだぁ……」

ジバニャン「ギクッ！あ、あはは……冗談ニャン」

ケータ「……まぁ、そういう事にしとくよ」

黒猫「うにゃ？」

ケータ「あぁ、そうだジバニャン、この子の言ってることってわかる？」

ジバニャン「あぁ、お安いご用ニャン」

黒猫「にゃにゃん！」

ジバニャン「ふんふん」

黒猫「うみみゃぉん！」

ジバニャン「へぇへぇ」

黒猫「おい聞いてんのか耳無しやろう！」

ジバニャン「うんうん、聞いてるニャン」

ケータ（ねぇ、今のって……）

ウィスパー（普通に話してましたね）

ジバニャン「ケータ、わかったニャン」

ケータ「どうだったの？」

ジバニャン「さっぱりわからない事が分かったニャン」

黒猫「」ﾌﾞﾁｯ

黒猫「おいこらてめぇ！さっきまで相づち打ってたじゃねぇかてめぇこのやろう！」

ケータ「えぇ！？喋った！」

黒猫「だいたいなぁ、てめぇら、年上を敬うって事が……」

黄金の騎士「あ、こんな所に居たんですか？黒猫さん」

ケータ「？あの、誰ですか？」

黄金の騎士「へ？あぁ、君たちが見ていてくれたんですね、ありがとうございます」

ウィスパー「多分、この猫の飼い主でしょうか」

黒猫「おい小娘！こんな奴らに礼なんかいらねぇよ！」

ジバニャン「なっ！今の言葉は許せないニャン！おいそこの！俺っちと勝負するニャン！」

ケータ「ジバニャン！？やめといた方がいいよ！」

黒猫「お？やんのかクソガキ？いいぜ、てめぇから来いよ」

黄金の騎士「あぁ……！どうしてこうも気まぐれなんですか？」

ケータ「……あれ？お姉さん、ジバニャンが見えてるの！？」

黄金の騎士「えぇ、あ、そう言えば自己紹介がまだでしたね」

黄金の騎士「私は黄金の騎士と申します、大地の神オパートスに仕える下僕です」

ウィスパー「下僕って……そう言う趣味ですか？」

黄金の騎士「そして、向こうで喧嘩してるのが幸運の女神エヘカトルに仕える黒猫さんで……って、あぁ！」

ケータ「どうしたんですか！？」

黄金の騎士「実は……黒猫さんは後二人居るんです、探しに来てたんでした！」

ケータ「それなら手伝います！」

黄金の騎士「本当ですか！ありがとうございます！」

黄金の騎士「この町のどこかにいると思いますのでよろしくお願いします」

ウィスパー「いいんですか？こんな安請け合いをして……」

ケータ「だって、困ってる人は助けなきゃ！」

ジバニャン「ニャアアアアアアアア！」

ケータ「ジバニャン！どうしたの！？」

ジバニャン「あ、ああああ、あいつが、うじでおれがあいつであああ」

黒猫「なんだよ、これで終わりか」

黄金の騎士「黒猫さん！あなたも探してください！」

黒猫「はいよ、それじゃあよろしく頼むぞガキども」

ケータ「うん、任せて！」

ジバニャン「あ、あ、あ、あ、」

ウィスパー「ジバニャン、大丈夫ですかね？」

ケータ「よし、それじゃあ探そう！」

ウィスパー「この町のどこかに居るんですよね」

ミニゲーム

安価↓で場所の選択

1、自宅前

２、学校

３、公民館

４、おおもり山

コンマ６０以上で成功、ぞろ目で鬼時間