男「幼馴染みがエロゲーしてる......」 (155)

幼馴染み「......」カチッカチッ

男「......」

幼馴染み「 ......やっぱりルナ様は最高ね 」カチッカチッ

男「おい」

幼馴染み「............」カチッカチッ

男「おいっ!!!!」

幼馴染み「うわっ!?」ガタッ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1422239153

ドサッーガラガラガッシャーン

男「だいしょうぶか!?」

幼馴染み「い、いったーい」サスサス

男「ここが痛いのか?」ナデナデサスサス

幼馴染み「っ......も、もっと下......かな」カァァ

男「いや、そこは打ってないだろ」

幼馴染み「......もういい」

男「なにかあったら俺を呼んでくれ」

幼馴染み「わ、わかったわよ」

男「幼馴染みのためならどこにでも駆けつけるからな」

幼馴染み「っ......ぁ......ぅ......ぁ......あ、ありがとう」

男「ところでなにしてたんだ?」

幼馴染み「うん? 友人を飛ばすフラッシュゲームしてただけだよ?」

男「とぼけても無駄だ。俺は見た」

幼馴染み「はて、なんのことやら?」

男「パソコンの画面を見せてくれないか」

幼馴染み「......」サッ

男「隠しても無駄だ、というか俺は後ろからずっと見てたし」

幼馴染み「人のプライベートを覗くなんて最低だよっ!」ビシィ

男「......」

幼馴染み「さて、わたしに謝ってもらおうかしらっ!」

男「ここは俺の部屋だ」

幼馴染み「......」

男「......」

幼馴染み「............」

男「............」

幼馴染み「......」スッ

男「逃げるな」ガシッ

幼馴染み「やめてよーそんな乱暴しないでっ」ウルウル

男「うっ」ビクッ

幼馴染み「ふっ......」スッ

男「パッケージ忘れてるぞ」

幼馴染み「あっ」ズルッ

男「ふっ」ダキッ

幼馴染み「えっ」

男「帰るな」

幼馴染み「っ...... ゎヵっタョ」

男「で、俺のパソコンでなにやってたんだ?」

幼馴染み「エロゲー」

男「......」

幼馴染み「18禁ゲーム」

男「......」

幼馴染み「アダルトゲーム」

男「も、もういい」カァァ

幼馴染み「いまなら公式アプリになっていてスマートフォンでもできるよ」

幼馴染み「だけど正直簡単になってるよ」

男「い、いきなりどうしたんだ?」

幼馴染み「なんでもないよ」

男「でも、エロゲーもお前やるんだな。アニメだけだと思ってた」

幼馴染み「PCゲーム一緒にやったでしょ」

男「あれは一般PCゲームだろ」

幼馴染み「そういえばそうね。失念してたわ」

男「なんでエロゲーやってたんだ?」

幼馴染み「べ、別にいいじゃないの」

男「それになんで俺のパソコンなんだ?」

幼馴染み「だ、だって......」

男「?」

幼馴染み(な、なんて言えばいいのかしら......)

幼馴染み(エロフォルダ漁ってたついでに、ついインストールしてプレイしたくなったとか言えない......)

幼馴染み(だ、だってしょうがないじゃん!)

幼馴染み(わたしのやつのモニターが合わなくて、フルスクリーンじゃないとできないんだもん)

男「......どうした」

幼馴染み「おとこ、思い出しなさいっ!」

男「なにをだ」

幼馴染み「わたしがあんたにアニメを教えたときのことよっ!!」

男「それがどうした」

幼馴染み「わたしは日本人だからプレイするのよっ!」

男「なるほど、エロゲも同じことなんだな」

幼馴染み「そうよっ!!!!」

男「また、俺は失礼なことをしてしまったな。申し訳ない」ドゲザ

幼馴染み(えっ、またこのパターン)

男「ごめんな」

幼馴染み「う、うん」

男「また、俺にエロゲについて教えてもらえませんか」

幼馴染み「う、うん! わかったよ」

男「とりあえず、さっきやってたやつからお願いいたします」

幼馴染み「わかったわ。とりあえずスリープ状態から戻すから」カチッ

男「!?」

男「い、いきなりなんていうシーン見せるんだ!!」カァァ

幼馴染み「あーそういえば、終わりのほうだったわね」

男「......なんでそんなけろっとできるんだ?」

幼馴染み「?」

男「だ、だって......」モジモジ

男「......うぅ」

幼馴染み「あーなるほど。恥ずかしいのね」

男「あ、当たり前だろっ! むしろなんでお前が恥ずかしがらないんだっ、おかしいだろ!」


幼馴染み「もう慣れたわ」

男「な、慣れたって......」

幼馴染み「それにこのメーカーのエロはあんまりよくないわよ」

男「は、はあ?」

男「じ、じゃあなんでエロゲやるんだ?」

幼馴染み「楽しいからに決まってるじゃない」

男「えっ、でもエロゲってそういうのを見るためのものだろ」

幼馴染み「間違ってないわ。エロゲはそのためのものよ」

男「で、でもさっき楽しいって......」


幼馴染み「エロゲにもねジャンルがあるの」

男「エロゲってAV みたいなものじゃないのか?」

幼馴染み「まあまあ説明を聞きなさい」

男「ご、ごめんなさい」

幼馴染み「まあ、どのようにジャンル分けするかっていう問題もあるけど大体3つに大別できるわ」

男「それはなんだ?」

幼馴染み「第一に抜きゲー。これはさっきあんたが想像したものよ」

男「AV みたいな感じか」

幼馴染み「そう。まあ、実際は絵より文章で楽しむから、少し違うわね」

幼馴染み「第二に萌えゲーよ」

男「ん? 萌え?」

幼馴染み「正直この言葉は死語だけど分かりやすいから使われてるわ」

男「あれか、よくあるアニメみたいなかんじか」

幼馴染み「う~ん......まあそれでいいわ」

幼馴染み「最後がシナリオゲーよ」

男「し......しなりお?」

幼馴染み「2000年前後に大量発生したジャンルよ」

男「なんでだ?」

幼馴染み「泣きゲーと言われることもたまにあるけど、このタイプの作品が人気になったからよ」


男「ふぅーん」

幼馴染み「わたしがやってたのがそれに当たると思う人が多いわ」

男「へえ」

幼馴染み「言っとくけど、ちゃんとゲームとして成り立っているものもあるから注意してね」

男「おう」

幼馴染み「さらにこれらのジャンルは細分化できるけど、その先は人によって変わるからね」

男「わかった」

幼馴染み「ごめん、まだあったわ」

男「なに?」

幼馴染み「特定の作品ライターに対して、エロゲーマーはやけに信心深い人が多いことよ」

男「まじかいな」



幼馴染み「だから、特定の作品を否定したり過度に称賛すると怒られるからしないように」

男「肝に命じる」

幼馴染み「このようにわたしがやっていたものは、ストーリーに力が入っているものだから、エロにあんまり反応しなかったわけよ」

男「なるほど」


幼馴染み「さて、じゃあこのゲームからやってみようか」

男「これはおもしろいのか?」

幼馴染み「良いわよ~」

男「どこらへんが?」

幼馴染み「まずはルナ様ね」

男「なんで様付けなんだ」

幼馴染み「そう呼びたくなるほど調教されちゃうからよ」

男「......」

幼馴染み「なにか言いなさいよ」

男「だって......」

幼馴染み「やればわかると思うわ」

男「......わかった」

幼馴染み「あと、言っとくけど前見させたパンツアニメの人が声を当ててるわ」

男「えっ、でも名前違うじゃないか」ガサゴソ

幼馴染み「大人の事情よ」

男「そ、そうなのか......」

幼馴染み「でも、すごいキャラクターに合ってるわよ。ここまで合ってると思ったのは初めてよ」

男「やる気でてきた」

幼馴染み「おっ、いいわね♪」

幼馴染み「さて、つぎは主人公よ」

男「主人公?」チラッ

男「!?」

幼馴染み「どうしたの?」

男「......かわいい」

幼馴染み「えっ」

男「すごいかわいいなぁ」

幼馴染み「あっ、ちょ」

男「エロゲなのに女性が主人公なのか。......あっ、シナリオゲーはそういうやつなのか」

幼馴染み「......」

男「アニメと同じみたいに主人公にもキャラデザがあるんだな」

男「主人公にも声ってついてんのかなぁ?」

幼馴染み「......」

男「どうした?」

幼馴染み「えっ、なに?」

男「主人公に声ってついてるの?」

幼馴染み「え、えっとね......2作目を買えばつくわよ」

男「じゃあ、このままじゃないの?」

幼馴染み「い、いやもうパッチ当ててあるから付いてるわよ」

男「ぱ......ぱっち? それなに?」

幼馴染み「げ、ゲームをプレイする上での不具合を修正してくれるものよ。基本的にね」

男「ふぅーん。じゃあ、もう大丈夫なのか」

幼馴染み「そ、そうね」

男「うん、主人公の魅力は絵からも伝わってくる」

幼馴染み「そ、それならいいわ......自分で確かめてね」

男「あぁっ!」ニコッ

幼馴染み(純粋な笑顔が眩しすぎるっ! わたしには本当のことなんかいえないよっ)

幼馴染み「つ、次はね......雰囲気よっ!」

男「ふんいき?」

幼馴染み「そう、主人公と関わる人は大体が高貴な人よ」

男「どういうことなの」

幼馴染み「主人公が通う学校の特別編成クラスは、お金持ちしかいないの」

男「だからか」

幼馴染み「アニメでもあるでしょ」

男「ああなるほど、あんな感じか」

幼馴染み「そうそう」

幼馴染み「あとはなんといってもキャラクターが個性的なことね」

男「アニメでも人気があるやつはいいキャラクターがいるよな」

幼馴染み「そうそう、分かってるじゃない」

男「で、どんなキャラクターが人気なんだ?」

幼馴染み「う~んとね......みんないいキャラクターなんだけどね」

男「どうした?」

幼馴染み「いや、いま言うとそのキャラクターの印象が固定されちゃうからね......言わないでおくよ♪」

男「?

幼馴染み「こんな感じでいいかな」

男「お疲れ様」

幼馴染み「あっ、言っとくけどこれシリーズ物だからね」

男「えっ?」

幼馴染み「無印が気に入ったら続編、つまり乙女理論もやれっていうことよ」

男「おとめりろん?」

幼馴染み「略称はパリ乙とか乙りろっていうけど実質の続編よ」

男「そんなにやったほうがいい?」

幼馴染み「まあ、やったそうがキャラの心理とか背景を一層理解できるわよ」

男「そんなにできるかなぁ」

幼馴染み「攻略キャラは3人とされているけど、実質2人だから大丈夫よ」

男「なんで?」

幼馴染み「捨てルートだからよ」

男「......そんなことが許されるのか?」

幼馴染み「わたしに聞かれても知らないわ。わたしだって被害者なのよっ!」プンスカ

男「いきなりどうしたっ!?」


幼馴染み「見た目が好み、声も車の人で最後に攻略しようと思ったのに......」

男「......」

幼馴染み「無印で引っ掛かったことをすっかり忘れて、またやるなんて......わたしのバカバカバカ!!!!」

男「............」

幼馴染み「さてやるかと思って攻略したら......うぅっ......」

幼馴染み「まるで消化試合のようだったよ......

男「そのっ......声優とかはよくわからないけど、ゲームは楽しめたんだよな?」

幼馴染み「まあ、そうだよ。だけどね、2作品連続消化試合締めは心が折れそうになったよ......」

男「そ、そうか......」

幼馴染み「メーカーの言うことを聞かずにさっさとやらなかったわたしが悪いんだよ......」

男「......」

幼馴染み「男もその苦しみを味あえばわかるよ」

幼馴染み「さて、やろうか。わたしは2のヨーカドーさんルートの途中までしかやってないし、残りやってるから」

男「わ、わかったよ」

幼馴染み「クリアしたとき、男に新しい世界が開かれると思うよ」ニコッ

男「?」

幼馴染み「男のためにおとボクやるい智とかを押入れから出して用意しとくからね♪」

男「ありがとう?」

幼馴染み「んふふ~」

プレイする過程書いたほうがいい?
細かい内容覚えてないけど

幼馴染み「声つけたままでいい?」

男「ああ」

幼馴染み「じゃあ、そのショートカットクリックして」

男「どれ?」

幼馴染み「んもーしょうがないな」ギュッ

男「!」

幼馴染み「ほーらっ、これだよ」カチッカチッ

男「あ......ありがとう」カァァ

幼馴染み「はじまったよ!」

男「うわっ、なんかしゃべった!」

幼馴染み「ゲームはメーカーロゴでメーカー名を言うことが多いわ」

男 「ゲームはあんまりやらないからな......」

幼馴染み「また今度、教えてあげるよ」

男「あーやっぱり主人公かわいい。メイド服着て、この子に寄り添ってるよ」

幼馴染み「そうね」

男「あれ? ほかのやるんじゃなかったのか?」

幼馴染み「やっぱりみてるほうが楽しそうだから。それにわたしのエロゲ専用機だときついわ」

男「そうか」

幼馴染み「じゃあ、スタート押して」

男「このアペンドはなに?」

幼馴染み「クリア後にやるものだから、いまは気にしなくて大丈夫」

男「わかった。よしっ、スタート!」カチッ

男「うわっ、なんだなんだ!?」

幼馴染み「銃声と悲鳴ね」

男「なんだよこれ!」

幼馴染み「エロゲだとよく最初にいきなりぶちこんでくるわ。いろいろな意味で」

男「?」

幼馴染み「いいから、さっさと進めなさいよ」

男「女の子が泣いてる......なんだこいつらは!」

幼馴染み「ほんとにね」

男「おっ......よっしゃああああ!!!! よくやってくれたよ」

幼馴染み「カッコいいわね」

男「すごい喜んでくれてるじゃないか。ほらっ、お兄ちゃんって......」

男「......ん?」

幼馴染み「どうしたの」

男「いや、気のせいだな......続けよう」カチッ

幼馴染み「......」



男「怖い人出てきた......いきなり試験してきたし」

男「よく主人公そんな受け答えできるな~」

男「でも雌犬の子ってひど! そんな言わなくたって......なにこの人」

幼馴染み「過激だね~」

男「......」

幼馴染み「また黙ってどうしたの?」

男「......主人公は女の子だよね?」

幼馴染み「......」

男「なにか言ってくれよ!!!!」ガシツ


幼馴染み「っ......ぅ......肩つかまないでっ!」バッ

男「教えてくれ! ここまでプレイしてきたが、明らかに男性じゃないか!」

幼馴染み「そ、そうよ! 女の子ではありません!」

男「なんで言ってくれないんだよおおおお」

幼馴染み「だってーかなり気に入ってたしー。言い出し辛かったんだもん」

男「メイド服着てたら普通女の子だと思うだろ!」

幼馴染み「そうかな」

男「女装してるなんて......想像もつかなかった......」

男「女装した主人公を好きな人がそんなにいるわけがないし......」

幼馴染み「いや、考えてる以上に多いと思うよ」

男「そうかな? 最後までプレイできる自信ない......」

幼馴染み「苦手だと感じたら止めるほうがいいよ。娯楽だし苦手なものをずっとやっても精神に悪影響を及ぼすだけ」

男「......とりあえず続ける」

幼馴染み「がんば」

それから20分ほど男はプレイし続けた

男「ふぅ......ここで一区切りか」

幼馴染み「ここまでやってどんな感想?」

男「助けてくれるなんてお兄様とてもいい人だし、泣いてたあのこがとてもいい。人気ありそう」

幼馴染み「体験版発表時人気あった記憶が......」

男「これから彼らといっしょに幸せに過ごすんだろうな~」

幼馴染み「......」


男「さて......進めるか」


ダーン


男「うわああああああああ!!!!!!」

幼馴染み「うるさいっ!!」


男「だ、だっていきなり画面が......」

幼馴染み「これビックリするから、ほんとどうにかしてほしいとずっと思ってた」

男「いきなりデカイ音がしたし......分かる」

男「あーもうやめてくれよ......」カチッ

男「ってえっ!? ......お兄様に捨てられた」

男「なんだよこれ!?」

男「ただの酷い人だよ! 感心した途端にこれか......」

幼馴染み「ダメなお兄ちゃんだね」

男「部屋に放り込まれた......あっ、あの泣いてた子供だ......」

男「......だれ?」

男「あれ......性格変わってる」

幼馴染み「嫌いになった?」

男「......悪くない。いや、むしろすごくかわいい!!」

男「微妙にでかいゲーム音にかき消されて聞こえ辛いこのボソボソ声、触角みたいにピョンと伸びている髪の毛、ゴスロリ、引きこもり体質、そしてこちらを見透かすような瞳。完璧だよ!」

幼馴染み「ほう」

男「体型はこの......えっと......」

幼馴染み「立ち絵というよ」

男「その立ち絵からはあまり体型が分からないな」

幼馴染み「意外とスタイルはいい」

男「小さい頃に助けたんだから、絶対ヒロインなはず。アニメだとそうだった」

幼馴染み「......」

男「決めた。この子攻略する」

幼馴染み「そ、そうだね。作品を好きになれればできるから......」

男「うんうん、よかったよかった」

幼馴染み(わたしと同じ道歩んでる......)

男「よしやるか」カチッカチッ

男「......女装して潜入!? 犯罪じゃないか!」

男「なんだって......そ、そこまで思って言ってたのか......」

男「うん、やはりいい子だな。兄の夢を叶えるために......うぅっ」グス

幼馴染み「感動するの早すぎ」

男「えっ......女物の服を着ろだって......まあ、着てみないとな」

男「 でも女の子っぽい顔立ちしてるし、メイド服似合ってたから......」

男「......!?」

男「頬を赤らめて恥ずかしがる主人公......」

男「いやっほおおおおおおお!!!!!!」

幼馴染み「......」ビクッ

男「......えっ、女物の服を着ろだって?」

男「んー、女性の仕草とか覚えないといけないし仕方がないか」

男「主人公の声と顔立ちは女性らしいし、メイド服似合ってるからいけるいける」

男「......!?」ガタッ

幼馴染み「ひっ」ビクッ

男「いやっほおおおおおおお!!!!!!」バン

男「ウィッグにより伸びた髪の毛、スカートを履いてスースーするから内股になっていること、そしてなにより女性物の服を着て頬を赤らめて恥ずかしがる性格!」

男「おいおい、可愛すぎるだろ......」

男「でも男......」

幼馴染み「違う!!!!」

男「いきなりなんだ?」

幼馴染み「男性だからこそ意味がある」

男「そうなのか?」

幼馴染み「うん。いま男が言ったことは的を射ている」

男「えっ」

幼馴染み「恥ずかしがるところが最高なの! それにダメだと分かってるのに女装を続けてしまって、葛藤するのもポイント!」

幼馴染み「女性でも男性でもない存在、だからこそ素晴らしい」

男「......」

幼馴染み「プレイヤーの分身ではなく、1人のキャラクターとして見ることができるし、大抵の場合性格がいい。かわいい女性といっしょに生活してキャッキャウフフできるのもいいかなー。あとは日常シーンをスリルを味わいながら、退屈にならないことも良いところ」

男「も、もうわかったから」

幼馴染み「んー、自分で感じたほうがいいもんねー」

男「そ、そうだ。だからやるから」

幼馴染み「静かに見てるから」


男「スカートをたくしあげろだって? かわいい元天使な妹がセクハラしてくる......」

幼馴染み「言ってあげないで......」

男「むふーって......ああだめだよお兄ちゃんにそんなことして......あぁっ!」

男「んほおおおおおおスッゴイ恥ずかしがってるうううううかわいいよおおあおおあおあ」

幼馴染み「うわぁ」

男「もっとめくってめくって......ふおおおおおおピンクのパンティ見えてるううううう」バンバン

幼馴染み(まるでかつてのわたしを見てるみたいだ......)

男「あああああああああああああ!!!!!!?!!、!」

ガラッ

妹「うるさいっ! なに吠えてんの!」

幼馴染み「妹ちゃん、おひさー」

男「ああああああ!!!!!!!、!!!!」

妹「来てたんですか! なら言ってくださいよ~」

幼馴染み「ごめんねー」

男「あああああああああ!!!!」

妹「いい加減だまって」

男「ごめん」

妹「静かにして。集中できないから」

幼馴染み「なんかやってたの?」

妹「Remem○er11やってたんです」

幼馴染み「あっ......」

男「そうかすまなかった」

妹「ホントそうです。やっとこころん編終わったんです。集中させてください」

幼馴染み「が、頑張ってね......」

妹「そちらも......」ニヤニヤ

幼馴染み「な、なにいってんのかな」アタフタ

妹「そういうことでー」

男「ふぅ......にしても主人公似合ってる」

幼馴染み「うんうん」

男「今のところ楽しい」

幼馴染み「まだ序盤だけどそれなら大丈夫そう」

男「進めるか」

男「仕事先として屋敷に行けと言われたが.....」

幼馴染み「色々な人に会ったね。また騒ぎだして妹ちゃんに怒られたし」

男「モトカレはよくやったよ......というか何を考えてこんな名前をつけたんだ......」

幼馴染み「ネーミングセンスが独特だから......」

男「着いた......」

男「ひっ......いきなりおばさんに怒られた......」

幼馴染み「こっちの気負いが足らなかったと思うよ」

男「まーそうだけど」

男「あっ、部屋に通された......」

幼馴染み「うおおおおおおルナさまああああああ!!!!」

男「うわっ」ビクッ

幼馴染み「わたしだよおおおおおおおおかしづかせてくださいいいいいい!!!!!!!!」

男「うわぁ」ドンビキ

幼馴染み「ルナ様ああああああああ!!!!!!!!」

男「落ち着け」

幼馴染み「だってルナ様だよ! 落ち着いていられないよっ!」

ガラッ

妹「お兄ちゃんうるさ......お、幼馴染み......さん?」

幼馴染み「どうかした?」

妹「あ、あれ......いま......見たのは?」

幼馴染み「気のせい」

男「えっ」

妹「で、でも......」

幼馴染み「気のせい」

妹「そ、そっかー気のせいか......ごめんなさい。戻りますから」

ガラッ

幼馴染み「......」

男「......」

幼馴染み「......ごめん」

男「......あぁ」

男「これがルナ様......タイトル画面にいた......」

幼馴染み「いたよ」

男「白い......目が赤い......」

男「......カッコいい」

幼馴染み「うんうん」









男「一見わかり辛い髪型、小さい体つき、微妙な棒読み感だがキャラに合っている声......いいんじゃない?」

幼馴染み「まあ、やってけば良さがわかってくるよ」

男「おっ、ちゃんと採用してくれるようでよかったよかった」

男「始めてから結構経ったわけだが」

幼馴染み「ミナトンやUFJ、デヴさんと会ったね」

男「そーだなー」カチッカチッ

男「ふ、風呂に入るのか......違う......主人公は男だ......俺は何を考えてる......」

幼馴染み「ふふふ」ニヤニヤ

幼馴染み(順当にハマってきてる......)

男「......!? 声がすごい好きで上を見上げている立ち絵もかわいくて、主人公が好きなピンク髪の子が入ってきた......やばいよ......バレる!」

幼馴染み「幼馴染みに真っ先にバレるパターンがこの手のゲームに多いかな。まだみたいだけど」

男「いくらなんでも風呂は無理がある......終わったな......」

男「......」

男「あっ、大丈夫だった......」

男「学校に通いはじめて結構経ったな」

幼馴染み「そうだね。体験版が終わりそうなところまで巻いてきたよ」

男「ミナトンが木を登ってるところだな」

幼馴染み「うん」

男「そんな高いところに登ると危ないから早く降りなよ......」

幼馴染み「得意らしいけどいつも木から落ちている印象が強いな~」

男「おっ、主人公があらかじめ木の下に行った......」

男「もしかして信用してない?」

幼馴染み「プレイしてから2年ほど経つから大まかな流れしか覚えてない」

男「は?」

幼馴染み「関係ないから進めて」

男「あっ、落ちた!」

男「ああ、主人公が受け止めたよ! さすが!」

男「ん? あれ、やばいよ。思いだしそうになってる......」

幼馴染み「あーあ」

男「はやくにげて!」

男「あああああ!!!! ウィッグもとれたあああああ!!」

男「終わったな」ガクッ

幼馴染み「前を見なさい! オープニングが始まるから」

男「えっ」

ヨゾラマウ コナユキノヨウナー

男「......」

幼馴染み「?」

男「......いい曲だなぁ」シンミリ

幼馴染み「ふむふむ」

男「この歌っている人の声も好きだな~」

幼馴染み「こんど教えてあげる」

幼馴染み(エロゲーマーの通る道を着実に歩んでる......)

幼馴染み(頑張ってね♪)

幼馴染み「ということでここまでが体験版。感想は?」

男「さくらが随所に現れていて印象的だった。あとは、入学式でのお優しいルナ様もよかったなぁ。ですのさんも意外とかわいい。ミナトンのポニテもふもふしたい。デヴさんもとても女の子らしくてよろしい。そして、一番は主人公のトイレシーンだよ! 最高だねっ!」

幼馴染み「そう、よかった。気に入ってくれて」

男「うん。教えてくれてありがとう」


幼馴染み「じゃあ、わたし帰るから」

男「相変わらず窓からかえんのか」

幼馴染み「別にいいでしょ」

男「いまさらだし」

幼馴染み「妹ちゃんによろしく」

男「わかった」

幼馴染み「あとでわたしへの感想の報告もよろしく」

男「はいはい、じゃあの」

幼馴染み「またねー」ヒョイ

ガラッ

男「妹入るぞ」

妹「......」

男「いつもなら怒るのにどうした? 具合でも悪いのか?」サスサス

妹「......」

男「これは重症だな」ナデナデ

男「なにか悩みがあるのか?」

妹「......Y軸曲げ」ボソッ

男「えっ」

妹「なんだよっ、それ! それにTIPS多すぎだし説明長すぎるよ!」

男「お、落ち着いて」

妹「スリル有りすぎて怖いんだよおおおお!!!!!!!! 黛さんも性格悪すぎいいいいい」








男「わかったから。はい深呼吸」

妹「えっ......」

男「はい」スーハー

妹「スーハースーハー」

男「ふむふむ、ちゃんとできてるな」ナデナデ

妹「っ......さわんないでよ」バッ

男「はいはい、わかったよ。んで、どうした?」

妹「ん......んーとね、ちょっとハッスルしすぎただけだよ」

男「あまり熱中しすぎないほうがいいと思うよ」

妹「............ソーダネ」ジトッ

男「そんな目でみるな。傷つくだろ」

妹「わかりましたよーだ」フンッ

妹「で、なんか用事?」

男「幼馴染みがよろしくと」

妹「あーわざわざ。ありがと」

男「じゃ、ゲームの続きやるから」

妹「はいよ」

バタンッ

男「......ふぅ」

男(続きやるか。ミナトンを最初にクリアしろとか言ってたような......)

男(でもな......妹から攻略したいしな......)

男(でも最初のほうしか出なかった気が......)

男(まあ、よくある隠しキャラ的なかんじでできるんだろう)

男「まだ時間あるし、やるか」カチッ

翌朝

男「......」カチッカチッ

男「......大変に気分がいいルナ様がかわいい」

男「あっ......ミナトンルートだと取られて悔しがってる......かわいい」

男「......誇りだかいだけでなくかわいさも兼ねそろえてるなんて......」

男「......完璧じゃないか」ニヤッ

男「......! ルナ様に誉められた!」

男「ありがとうございます、お優しいルナ様」

妹「......」

男「......お兄さまが全然でてこないなぁ。どうしたんだろ?」

妹「......あ、朝ごはんだよ」

男「!?」バッ

妹「......なにしてんの?」

男「......なんかごめん」

妹「あまり熱中しすぎないほうがいいと思うよ」ニコッ

男「......あぁ」

妹「......下行ってるから」タタタッ

男「............はぁ」

幼馴染み「どうかした?」ガラガラ

男「うわっ、いきなり窓からくるなよ!」

幼馴染み「明かりが夜中じゅうずっとついてたし、やってたんでしょ」

男「よくわかるな」

幼馴染み「わたしもよくやるし」

幼馴染み「ずいぶんハマったみたいだね。どのくらい?」

男「ミナトンを終わらせた......」

幼馴染み「おつかれ」

男「疲れた......」

幼馴染み「うん。じゃあ、あと3日以内に終わらせて」

男「えっ」

幼馴染み「シリーズ全部で3作あるんだよ。それに、エイプリル動画は絶対にみないといけないし、アフターとかドラマCD、特に2の予約特典はげっちゅが一番オススメだよ。テニスっぽい何かしてるし、重要な話しがあるから」

男「まじかよ......」

幼馴染み「というわけでよろしく」

男「わかったよ、がんばるから」

幼馴染み「うんうん」


ガラッ


妹「はやくきてく......幼馴染みさん、おはようございます」

幼馴染み「はよー」

妹「幼馴染みさんもいっしょに食べます?」

幼馴染み「いいの?」

妹「もちろんです」

幼馴染み「やったね♪」

妹「だからお兄ちゃんもはやくして」

男「わかってるって」

妹「着替えるだろうし下行ってるから」

男「おう」

幼馴染み「はやくして」

男「......」

幼馴染み「まだ?」ジッー

男「でないと無理だから」

幼馴染み「そんなこというんだ」

男「あたりまえだ」

幼馴染み「じゃあ、次のやるやつ決めたからそれやってね」

男「一応聞いとくがなんていうやつ?」

幼馴染み「女装山脈」

もう疲れたからおわり
いつの間にか宣伝になってたしごめんね

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