【艦これ】提督「安価で榛名と結婚カッコガチ目指す」 (120)

・はじめに

艦これの二次創作です
安価スレです
安価は過度なエログロ残酷意図不明描写は一つ下にずらす可能性があります

宜しくお願いします



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提督「榛名との距離を感じる」

比叡「いきなりどうしました? 頭でも打ちましたか、司令」

提督「酷くない?」

比叡「やだなあ。軽い罵倒じゃないですか」

提督「スキンシップですらないのか……」

比叡「で、榛名がどうかしたんですか?」

提督「榛名ってさ」

比叡「はい」

提督「提督love勢筆頭なんだよね?」

比叡「はあ。そうなんですか?」

提督「あくまでも噂で聞いただけなんだけど」

比叡「信憑性に欠けますねー」

提督「ところで、榛名がうちに来てからどれくらいの時間が経ったか、比叡は知ってるか?」

比叡「いえ。ただ、まだ着任してから結構日が浅いですよね?」

提督「うむ。つい先日、一ヶ月を迎えたばかりだ」

比叡「おや、案外経ってました。月日が経つのは早いものですね」

提督「そうだな。多分だが、そろそろ鎮守府の空気に慣れてきた事だろう」

比叡「そうですね。私達以外と居る時も硬さが抜けた感じがします」

提督「だが、俺の前ではまだまだ硬さが残っているのだ」

比叡「あはは。警戒されてるんですね。ざまあ」

提督「口が悪すぎるわ!」

比叡「おっと、つい本音が」

提督「ちゃんと心の奥底に仕舞っておいてね」

比叡「……司令って、ズレてますよね」

提督「まあ、それはともかく。俺は榛名ともっと仲良くなりたいのよ」

比叡「それをどうして私に言うんですか?」

提督「比叡ってさ、いつも金剛にアプローチしてるから、何か参考に出来るかもってな」

比叡「なるほど。金剛お姉様のハートを射止めた、この私の手腕に期待していると」

提督「……うん。もう、それで良いや」

比叡「仕方ないですねえ。司令に頼られるのは悪い気がしませんし、なんでも聞いてくれて良いですよ?」

提督「榛名と結婚カッコガチがしたいんだが」

比叡「妹はやらん!」

提督「えぇー……」

比叡「え、仲良くなりたいだけなのでは?」

提督「目標は大きい方がカッコいいと思って」

比叡「……マジで言ってます?」

提督「おう。正直に言うと一目惚れしたんだ」

比叡(あ、榛名の硬さが抜けない理由が分かった気がした)

提督「協力してくれるか?」

比叡「……はあ。まあ、司令も悪い人ではないですし、仕方ない。良いですよ、妹と司令の為に一肌脱ぎましょう」

提督「本音は?」

比叡「司令にフラれて傷心のお姉様とグフフフフフ」

提督「ダメだコイツ。手遅れだわ」

比叡「とりあえず、榛名を呼んできますので、司令はイケてる挨拶でも考えといてください」

提督「えっ、ちょ……。やべえ、本当に行きやがった……。挨拶……挨拶ねえ……」

↓2 榛名に向けたイカした挨拶

比叡「司令、連れてきましたよ!」

榛名「提督……? 榛名に何かご用でしょうか?」

提督(はええよ! 考える時間が足りねえよ! あ、やば……緊張で頭の中が……)

比叡「司令? おや、壊れました? ああ、いつもの事でしたね」

榛名「え」

提督(あれ、何をするんだっけ……。えーと……)

比叡「司令、しっかりしてください。ほら、起きて」バチンバチン

提督「おうふっ、おうふっ」

榛名(お姉様が提督に往復ビンタしてます。良いんでしょうか)

提督「はっ!」

比叡「あ、おかえりなさい、司令」

提督「えっと、俺は何をして……そうだ!」

比叡「思い出しましたか?」

榛名「大丈夫ですか、てい」

提督「唐突だが比叡って可愛いよな」

比叡「は……?」

榛名「え……?」

提督「決まった。完璧すぎるイカした挨拶だ」

比叡「……そうですね。対象を間違えてなければ、ですけど」

榛名「あ……榛名、お邪魔でしたね。すみません、空気読めなくて。それでは、失礼します」

提督「え、なんで榛名……あっ」

比叡「はあ。ほら、早く榛名を追い掛けてください。今度は失敗しないように」

提督「う、うっす! ……あの」

比叡「なんですか?」

提督「後ろから着いてきてくれると助かります……」

比叡「小学生か!」

↓2 榛名に追い付いた後の第一声

提督「追い付いたとして、何と声を掛ければ良いんだろうか」

比叡「なんで私の隣を並走してるんですか」

提督「心細くて」

比叡「子供か!」

提督「榛名に話し掛けると緊張しちゃうから、先に話題を決めておこうと思う」

比叡「共通の話題で良いのでは」

提督「と言っても、榛名の趣味とか知らないしなあ」

比叡「なら、それを聞けば良いんですよ」

提督「お見合いみたいで硬くない?」

比叡「ああ言えばこう言う……。もう、当たって砕けなさい!」ドンッ

提督「うおっ! お前の力で押すとか洒落にならん!」

比叡「目標、発見しましたよ!」

榛名「……私、なんで提督に呼ばれたのでしょうか。用事があると聞いていたのに。もしかして、比叡お姉様と恋仲だと報告する為に……?」

提督「は、榛名っ!」ウラゴエ

榛名「ひゃいっ! な、なんでしょうか!」

提督(共通の話題と言えば、金剛型の話が一番だろうか。よし、ここは意を決していくぜ)

榛名「て、提督?」

提督「ひ……」

榛名「ひ?」

提督「比叡の可愛さについて語り合わないか?」

榛名「……は?」

提督(や、やっちまったあぁぁぁぁっ!)

比叡(バカ司令ぃぃぃっ!)

榛名(提督、やっぱり……)

榛名「↓2 榛名はなんと答えたのか」

榛名「提督の……」

提督「待って! 違うんだ! 共通の話題探してたら比叡の事が浮かんだから」

比叡(墓穴じゃないですかぁーっ!)

榛名「提督のバカ……」ウルウル

提督「ぐはぁっ!」トケツ

提督(涙目上目遣い元気のない罵倒の三種の神器いただきましたーっ!)

提督「我が人生に一片の悔いなし」キリッ

比叡(恥だらけの人生ですけども)

榛名「榛名、提督に呼ばれてちょっと嬉しかったんですよ。提督、いつも私を避けるので」

比叡(……えっ?)

提督(言ったろ。緊張しちゃうから、まともに顔も見れなくて)

比叡(コイツ脳内に直接……)

榛名「だけど、今日からそれも変えられるのかなって」

提督(胸が痛い)

比叡(健気や)

榛名「あ、すみません。愚痴っぽくなってしまいました。えーっと、比叡お姉様についてのお話でしたっけ。私の部屋でよければ、語り合いましょう」ニコッ

比叡(司令、漢を見せる場面ですよ! 今にも泣きそうな女の子にしてあげること。分かりますよね?)

提督(お、おう。任せろ!)

↓2 提督の行動

提督「榛名」

榛名「はい?」

提督「俺と結婚してくれないか?」

榛名「はい。喜んで」



比叡「あー、ダメですね、これ」

榛名「提督はどうなったんですか?」

比叡「極度の緊張で、頭が理想郷に飛んでる状態かな」

榛名「……提督は何が言いたかったのでしょう」

比叡「そう言うときは起こして聞けば良いの」バチンバチン

提督「おうふっ、おうふっ」

榛名「またこの光景……」

提督「はっ!」

比叡「世話の掛かる人ですね、本当に」

提督「榛名あぁぁぁ好きだあぁぁぁ。比叡と一緒に俺と結婚カッコガチしてくれえぇぇぇっ!」

比叡「寝てろ」ゴスッ

提督「ぐはっ!」

榛名「え、と……今のは……?」

比叡「司令の発作みたいなものかな」

榛名「発作……」

比叡「まあ、この人は榛名に預けとくから。煮るなり焼くなり好きにして良いよ」ポイッ

榛名「看病という選択肢は……」

比叡「榛名がしてあげたいなら」スタスタ

榛名「比叡お姉様はどこに?」

比叡「ちょっと外の風に当たってくる。柄にもなく熱くなっちゃったから」

榛名「は、はい」

比叡(なんで今日に限ってこんなにストレートかなあ。調子狂うじゃないですか)

榛名「とりあえず、提督を医務室に運んで……どうしましょうか」

↓2 提督を寝かせた後の榛名の行動

榛名「ふぅ。これでよしっと。よくよく考えたら、医務室より自分の部屋の方が近かったですね」

提督「」

榛名「比叡お姉様はああ言ってたけど、私を信用して提督を預けたって事なのかな」

榛名「ふふっ。嬉しいなあ。家族になれたみたいで」

榛名「あ、そうだ。提督が目覚めた時に小腹が減っている可能性も考えて、林檎でも剥いてあげようかしら」トテテッ

提督(え、何この状況)

榛名「~♪」

提督(目が覚めたら榛名が鼻唄混じりに林檎を剥いていた。というか、ベッドからすげえ良い匂いがする)

榛名「あ、提督。お目覚めですか? 良かったです」

提督「可愛い」

榛名「えっ?」

提督(やべ、つい口に出してしまった)

榛名「あ、ありがとう……ございます」カァァ

提督「お、おう……」

提督(気まずいわ! 何か話題を……)

↓2 提督はどんな話題を閃いた?

提督「そ、そうだ!」

榛名「は、はいっ。なんでしょうか」

提督「榛名は子供が何人欲しい?」

榛名「……え?」

提督「……あれ?」

榛名「」ボンッ

提督(あぁぁぁ、榛名が茹でタコみたいに真っ赤に!)

榛名「それは……その……そう言う意味なんでしょうか?」

提督「そう言う意味って……」

榛名の部屋→(おそらく)榛名のベッド→ただいま二人きり

榛名「あの、まだ早いというか、ああ決して提督が嫌いという訳ではないんですが、提督の事をまだあまり知らないので、そのお友達からお願いしますというか」

提督「お、おおお落ち着け、ははは榛名」

榛名「榛名はだだだ大丈夫です。て、提督ここ、お気をちゃ、お気をちゃし、お気を確かに」

金剛「ヘーイ! ティータイムの時間だヨー」バンッ

榛名「え?」

提督「あ」

金剛「ン……?」

比叡「お姉様、待っ……ああ……」

金剛「テートク?」

提督「これには谷よりも深い訳がだな」

金剛「シャラップ! 言い訳は見苦しいネ! 珍妙にお縄につくのデース!」ウガー

提督「やっべ! 榛名、看病ありがとな! 比叡、後は任した!」

金剛「待ちなサーイ!」

榛名「あはは……」

比叡「司令と仲良くなれた?」

榛名「どうでしょう?」

比叡「今度は榛名から仕掛けてみるのも良いかもね」

榛名「協力してくれますか?」

比叡「勿論。可愛い妹の為だもの」

榛名「ありがとうございます」

今日はこの辺で
お疲れ様でした

↓2 榛名からのお誘いするための口実

翌日

提督「昨日は榛名と沢山話せたからウキウキだぜ」

比叡「子供ですねえ」

提督「童心を忘れてないと言ってくれ」

比叡「童貞ですもんね」

提督「ど、どどど童貞ちゃうわ!」

榛名「失礼します、提督」ガチャ

提督「や、やあ」ウラゴエ

比叡「緊張しすぎでしょ」

榛名「あの……お願いを聞いて貰っても宜しいでしょうか?」

提督「お、おう! 俺に出来ることならなんでも!」

榛名「わ、私と夜戦はいかがでしょうかっ?」

提督「What?」

比叡「お姉様もびっくりな発音」

榛名「に、二度も言わせないでください……」カァァ

提督「え? 川内が好きなやつの事だよね?」

比叡「恥を忍んだ妹の前でとぼけるとか、男の風上にも置けませんね」

提督「ふむ。……えっ? えぇぇぇっ!」

榛名「う……ぁう……」モジモジ

提督「え、昨日、友達からお願いしますとかまだ早いとかもっと仲良くなってからとか榛名可愛い結婚したいとか色々となんか」

比叡「落ち着きなさい」バチン

提督「へぶぅっ!」ヨロッ

榛名「提督!」ガシッ

提督「あ……ありがとう」

榛名「い、いえ……」

比叡(初々しいなあ)

提督「あの、さ」

榛名「……はい」

提督「気持ちは嬉しいんだけど、ここで手を出したら、自分の純粋な気持ちを裏切る事になっちゃうんだ」

榛名「はい」

提督「だから、違うお願いにしてくれると助かるなーなんて」

榛名「……ふふっ」

提督「榛名さん?」

榛名(お姉様の言った通り、提督は優しい人でした)

比叡(はあ。分かってはいたけど、本当に手を出さないんだ。女の子にここまでさせておいて……勿体無い)

↓2 提督に聞いてもらう榛名のお願い

榛名「じゃあ」

提督「じゃあ?」

榛名「デートしてくれませんか?」

提督「それくらいならお安いご……what?」

比叡「もうそのネタ良いですから」

榛名「私、提督の事がもっと知りたくなりました」

提督「な、なるほど……」

比叡「おや。司令、顔が赤いですよ」

提督「う、うるへーぞ!」

榛名「ダメ……でしょうか?」

提督「ああ、いや! 全然良いぞ! 寧ろ、こちらこそ宜しくお願いします」

榛名「本当ですか! 有り難うございますっ!」パァァ

提督(この笑顔を見れただけで俺は満足です)

比叡「じゃ、善は急げって事で。今日デートしようか」

提督「なんだと。それはさすがに性急すぎないか?」

榛名「榛名は大丈夫です!」

比叡「はい、二対一で司令の負けです」

提督「民主主義の犬め……」

比叡「何か言いましたか?」

提督「なんでもありません!」

榛名「では、私は用意してきますね?」

提督「おう。行ってらっしゃい」

比叡「昨日より緊張してませんでしたね」

提督「さすがにな。ところで、比叡」

比叡「なんでしょう、司令」

提督「案をください」

比叡「……まあ、そんなとこだろうとは思ってましたよ」

提督「だって、異性とデートとか……知らねえよ!」

比叡「では、デートコースだけ決めておきましょう。デート初心者の司令には何ヵ所も回るのは無理です。なるべく時間の稼げる場所に絞るべきかと」

提督「うん。今日も言葉のナイフが絶好調だね。否定出来ないけど」

↓2 比叡の提案するデートスポット

比叡「今日は都合の良い事に満月です」

提督「初めて知った」

比叡「夜の海辺はきっと風流で気持ちが良いかと思われます」

提督「夜までどうやって時間を潰せと?」

比叡「そんなの遠出したら良いだけでしょう」

提督「えっ、海辺ならこの近くに」

比叡「おバカ!」ベチン

提督「ふびらいっ!」

比叡「そんなのムードも何もないじゃないですか!」

提督「えぇー……」

比叡「良いですか。電車でもなんでも良いですから、そこそこ遠くの浜辺に行きます。そこでクサイ台詞吐けば良いんですよ」

提督「そんなので良いのか」

比叡「後は終電がなくなるまで粘ってから、そこらへんのホテルに連れ込んで、しっぽりむふふと」

提督「ようし、その案却下だ!」

比叡「なんでですか!」

提督「さっき手は出さねーって言っただろ!」

比叡「このチキン!」

提督「そろそろ泣きそう」

比叡「まあ、帰ってくるのは認めましょう。司令が一日不在となると、手続きが面倒なので」

提督「俺の価値って一体……」

比叡「とりあえず、クサイ台詞の内容考えましょうか」

提督「それ重要なんだ……」

比叡「榛名と結婚したいんでしょう?」

提督「したいです!」

比叡「なら、榛名を一撃で落とす台詞はとても重要な筈です!」

提督「なるほど。……むむ、思い浮かんだぞ!」

↓2 恥ずかしい台詞。呪文の詠唱とかでも可

提督「俺の子を産んでくれ」

比叡「すみません。私には心に決めた人が」

提督「うわあぁぁぁっ!」

比叡「うーん。それの後に責任を取るとか言えば、そこそこ悪くはない気はするんですがねえ」

提督「比叡は言われたら嬉しいのか?」

比叡「司令にですか? あはは、ないない。ないですよ」

提督「……地味に傷つくな」

比叡「まあ、デートの行き先と決め台詞はこれで完璧ですね」

提督「そうなんだろうか」

比叡「後はなるようになれ、ですよ。あ、電車の中では暇にならないように、話題も考えておくんですよ?」

提督「確かにそうだな。しかし、デートか……うへへ」

比叡「やだ、気持ち悪い」

提督「歯に衣着せても良いんだよ?」

比叡「では、私は榛名の様子も見てきますね。司令は適当に用意でも済ませておいてください」

提督「スルーされた……」

比叡「メインが夜なので、昼くらいに出たら大丈夫でしょう。それまでに仕事も終わらせるんですよ?」

提督「母親か!」

比叡「あはは。それでは、行って参ります」

比叡「はーるな」ガチャ

榛名「きゃっ! ノックくらいしてください!」

比叡「うわっ。ごめんごめん。まさか着替え中だったとは……」

榛名「デート、ですから」

比叡「そうだね。まあ、出発は昼くらいになるだろうし、ゆっくりと選んだら良いと思うよ」

榛名「そうなんですか?」

比叡「うん。休暇申請してないから仕事あるしね、司令。午前中に片付けるってさ」

榛名「なら、今日じゃなくても」

比叡「良いの良いの。男を振り回すのが女の特権なんだから。気にせず、我が儘言っちゃえば良いの。榛名はただでさえ、遠慮がちなんだから」

榛名「ですが……」

比叡「それに今更デートを延期しようなんて言ったら、司令が悲しむよ?」

榛名「……そうでしょうか?」

比叡「うん。絶対悲しむね。下手すると泣いちゃうかも」

榛名「お姉様は提督の事に詳しいんですね」

比叡「まあ、長いこと秘書艦やってるからねー」

榛名「……羨ましいです」

比叡「榛名もこれから沢山知っていけば良いよ。司令の悪い所とカッコ悪い所と……一割くらいの良い所をさ」

榛名「ふふっ。そうですね」

比叡「ま、デートとか関係なしに気軽に楽しんできなよ。どうせ、司令は空回りするだけだろうしね」

榛名「分かりました。……あの、お姉様」

比叡「なに?」

榛名「色々と有り難うございます」ニコッ

比叡「……どういたしまして」ニコッ

今回はここまで
お疲れ様でした

↓2 榛名のデート時の服装

昼過ぎの鎮守府前

榛名「」ソワソワ

榛名「」チラッ

榛名「」ソワソワ

榛名「あ……」

提督「わ、悪い! 遅くなった!」

榛名「い、いえ……! 榛名も今来たとこですからっ!」

提督「えっ、そうなのか?」

榛名「はい」

提督「なら、だいじょ」プープー

提督(ん? ライン通知? このタイミングで?)

提督「すまん。携帯見ても良いか?」

榛名「榛名にはお構いなくどうぞ」

提督「どれどれ……」クルッ

お姉様にバーニングラブ『榛名、一時間前からそこに居ますので、彼女の言葉を鵜呑みにしないでくださいね』

提督「ぶふぅっ!」

榛名「て、提督……?」

提督(監視されている!? というか、待て。一時間前からって、マジか!)

榛名「あの、何か重大な事でも……」 

提督「ああ、いや。何も問題はないぞ。ホントだぞ?」プープー

提督(既読見てから追加メッセージ送るの余裕でしたってか)

お姉様にバーニングラブ『後、榛名の服装褒めてあげてくださいね。どうせ、司令はそこまで気が回らないと思うので』

提督(失礼な。その通りですけど)プープー

お姉様にバーニングラブ『それともう一つ。デート中に携帯は極力触らないでください。触るにしても御手洗い等の榛名の目の届かない所でお願いします』

榛名「」ソワソワ

提督(現に今触ってる訳だが。なるほど。確かに榛名の落ち着きがないな。よし、ここは榛名の緊張をほぐす為に、決めるぜスカした言葉をよぉ)

↓2 服装を褒めるイケてる言葉

提督「よし」クルッ

榛名「あ、提督」パァァ

提督(なんだこの生き物、可愛すぎるだろ。いかん、意識すると恥ずかしくなってくるからここは勢いで)

提督「し、私服だといいい良い意味でイメージがきゃっ……かわる……な」

榛名「え、えっと……?」

提督(死にたい)

榛名「……あ! 褒めて下さったんですね、有り難うございます!」ニコ

提督(察されてフォローまでされた。本当に死にたい)

榛名「この服、お気に入りなんです!」スソツマミ

提督「へ、へえ」

提督(少ししか見えなかったけど、綺麗なおみ足してんのぉ。あ、でも普段から足は見れたっけ)

榛名「ここに着任して、右も左も分からなかった時に、比叡お姉様に街に連れ出されて」

提督「……まあ、面倒見良いからな、アイツ」

榛名「はいっ。二人の再会を祝してプレゼントだって」

提督(俺より立派にデートしていらっしゃる)

提督「うん。似合ってると思う。比叡も良いセンスをしてる」

榛名「あ……」

提督「うん?」

榛名「有り難うございますっ!」



提督「旅のお供と言えば、駅弁です。だがしかし、弁当を温める手段がない我々には、冷えてても美味しく食べられる弁当を見極めなければいけないのです」

榛名「長旅だと途中下車するタイミング考えないと、御飯が食べられませんからね」

提督「まあ、日本を横断する訳でもないし、コンビニのお握りとかでも大丈夫なんだが、せっかくの機会だし、榛名にも駅弁を食べてもらいたい」

榛名「良いのでしょうか、榛名だけ特別扱いで」

提督「……既に俺の中で特別な存在だからな」ボソッ

榛名「何か言いましたか?」

提督「いーや。さて、好きな駅弁を買ってやろう。だが、御飯にタレがかかっている奴は気を付けろ。御飯が堅くなっていて味気ない可能性がある。例え、その店でお勧めされていたとしても、俺なら俵握りにおかず数品の方を選ぶ」

榛名「あ、はい……。では、これで」

提督「ふむ。まさかのカツサンド。確かに駅によっては名物。だが、カツサンド」

榛名「ダメでしょうか……?」

提督「うん、まあ良いんじゃないかな。昼御飯も食べたし、あくまでも移動中に小腹が減った時用のやつだから」

榛名「では、これでお願いします」

提督「了解。俺はお菓子で良いや」

榛名「えっ……」

提督「昼御飯沢山食べたから食欲がなくてな」

提督(嘘です。緊張しすぎて喉を通らないだけです)

榛名「なら、榛名も」

提督「良いって良いって。気にすんな。駅弁と言うのを知ってもらいたいってのは本音なんだから」

榛名「そう、ですか……」

提督(ううむ。失敗したかなあ。この空気、なんとかしないと電車の中で気まずくなるぞ。考えろ、俺。どうすれば榛名の気を紛らわせる事が出来るのかを)

↓2 打開策。提督の行動や違う話題を振る等

提督(都合の良いことに、俺の手の中にあるお菓子は運勢占いが出来る。これで状況を打開だ!)

提督「榛名って血液型……。え、そもそも艦娘って血液型あるの?」

榛名「え、えーっと、多分、あると思い……ますよ?」

提督「艤装を解体したら普通の少女に戻るから、ある筈なんだよなあ」

榛名「ちなみに、提督の血液型はなんですか?」

提督「俺? 俺はA型だけど」

榛名「では、私も今はA型カッコカリと言うことにしておきます」

提督「それで良いのか」

榛名「はい。榛名は大丈夫です」

提督「このお菓子を開封するとな、その蓋の裏に占いがあるんだよ」

榛名「なるほど。だから、血液型を」

提督「そうそう。さて、結果は」ペリペリ

榛名「なんだか、ワクワクしますね」テモトノゾキコミ

提督(近い! 良い匂い! やっはあぁぁぁっ!)

提督「どれどれ。今日のA型の運勢はっと……」

榛名「星五つ、ですか。これは?」

提督「やったな、榛名。最高評価だ。今日と言う一日が忘れられない物となるでしょう。だってさ」

榛名「忘れられない一日……そうなるように、頑張りたいですっ」

デンシャガマイリマス

提督「そうだな」

提督(よし。頑張って榛名を俺なりに楽しませるぞ。まずは数時間程乗る電車。二人で出来る事なんてたかがしれている。だが、だからこそお互いの事をもっとよく知るチャンスだ。見せてやるぜ、俺の湯水の如く溢れ出る知識って奴を!)

本日はここまでです。最初間違えてsageてしまったんですが、気づいてもらえて感謝です
お疲れ様でした

↓1、2 提督の繰り出す話題

電車内

榛名「わぁー」キョロキョロ

提督「どうかしたのか?」

榛名「私、他の乗り物って乗った事がなくて。だから、とても新鮮なんです!」

提督「元々船だもんなあ。座席はここか」

榛名「えっと、隣に座れば良いんですね?」

提督「せっかくだし窓側に座るか?」

榛名「良いんですか?」

提督「ああ」

榛名「榛名、感激です!」ストン

提督「そこまで言われると連れてきた甲斐があったよ」

提督(比叡の案だったが、姉妹なだけあって榛名の事はよく分かっているんだな)

榛名「あ、提督! 動き出しましたよ!」ワクワク

提督(可愛い。というか、女の子ってどうしてこうも良い匂いがするんだろうか。隣に居るだけでドキドキしてくる)

榛名「提督?」クルッ

提督「お、おう!?」

榛名「大丈夫ですか?」

提督「問題ない。景色は良いのか?」

榛名「そうですね。気にはなりますけど帰りも見れますから。それよりも、提督とお話したいです」ニコ

提督(気遣い……だろうなあ。俺を放置するのが申し訳なくなったのか。なれば仕方あるまい。俺の止められない知識欲から繰り出される必殺の話題を)

提督「榛名ってさ」

榛名「はい?」

提督「好きな装備ってある?」

榛名「……はい?」

提督(なんで遊びに来てるのに、こんな話題を提供しているんだろうか)

提督「いや、その……」

榛名「三式弾……でしょうか」

提督(困惑しつつも答えてくれる辺り真面目だよなあ)

提督「それはまた、なんで」

榛名「綺麗なんですよ、花火みたいで」

提督「榛名は実際の花火を見たことはあるのか?」

榛名「ないです」

提督「じゃ、今度一緒に見に行こうか」

榛名「えっ?」

提督「嫌か?」

榛名「い、いえ! そんな、榛名で良いのですか?」

提督「榛名だから誘ってるんだ」

榛名「提督……」

提督「まあ、考えといてくれよな」

榛名「はい」

提督(このまま次の約束を取り付けたい所だが……榛名の事だから、自分だけ優遇される事に負い目を感じるかもしれない。ここいらで話題を変えるべきだな)

提督「よし、二人で景色でも眺めようか。気になる建物があれば、なんでも聞いてくれ」

榛名「え、あ、はい」

提督「近くの物はすぐに過ぎ去るから、出来るだけ遠くの物を聞いてくれると助かる」

榛名「提督はそう言うのに詳しいんですか?」

提督「こんなこともあろうかと、仕事をしながら少し調べて参りました」

榛名「真面目に仕事してください」

提督「すみません」

榛名「でも、その心遣いは嬉しいです」

提督「そ、そうか」

榛名「あの建物はなんでしょうか?」ユビサシ

提督「お、どれどれ」

榛名「て、提督……少し近いです……」カァァ

提督「うおっ、わ、悪い! えっと、あれは……」

提督(ラブホテルだな。って言えるかあぁぁぁっ! この子なんて物をいきなり指差しちゃってるの! 神様の悪戯なの!)

榛名「どうかしましたか?」

提督「……榛名は子供って好きか?」

榛名「え? 駆逐艦の子供達は可愛いと思いますよ?」

提督「俺もそう思う。って、違う。そうじゃない」

榛名「はあ」

提督「そうだな。榛名は自分の子供が欲しいと思った事は?」

榛名「今は私の事で手一杯なので……」

提督「なら、試しに考えてみよう。子供は何人くらい欲しいんだ?」

榛名「そ、その……相手が……」

提督「そこは飛ばそう。考えるな感じろ」

榛名「さ、寂しくない様に四人くらい……でしょうか?」

提督「な、なるほど」

提督(自分が四姉妹だからだろうか)

榛名「こ、この質問の意図を説明してください!」

提督「つまりだな」

榛名「は、はい」

提督「その子作りする様な場所なんだ。榛名が気になったという所は」

榛名「そ、そんな……! あんなお城みたいな建物なのに!」

提督(造型は関係ないのではなかろうか)

榛名「うぅ……」

提督(居たたまれない)

この後、頑張って慰めた。



提督「着いたな」

榛名「着きましたね」

提督「結構長い間座っていたが平気か?」

榛名「大丈夫です」

提督「腹は減ってないか?」

榛名「途中で提督に買ってもらったカツサンドを頂きましたので」

提督「よし。なら目的地までのんびりと向かおうか」

榛名「ここから遠いんですか?」

提督「そう離れてはないな。まあ、日が沈むくらいには着くよ」

榛名「日帰りでしたっけ」

提督「一応ね。比叡に任せてるとは言え、長いこと空ける訳にもいかないし」

榛名「では、早めの行動を心掛けないと、ですね!」

提督「そんな慌てなくても大丈夫大丈夫」

榛名「ですが」

提督「心配しなくても、ちゃんと少ない時間でも堪能出来るスケジュールを組んだから」

榛名「何から何まで……申し訳ありません」

提督「エスコートするのは男の役目だからな。出来る限りの事はするさ」

提督(本当は道中で焦ったり慌てない様にと比叡に言われて組みました)

榛名「期待してますね?」フフッ

提督「任せなさい」

↓1、2 目的地に着くまでに起こるイベント

少し考えたけど上手く纏まらないからちょっと休憩。77が上手く捌けない
無理そうだったら一個下にずらします

道中

提督「さすがに日が落ちてくると肌寒いな」

榛名「大丈夫ですか?」

提督「榛名こそ、薄着だが大丈夫か?」

榛名「私は艦娘ですから。このくらいなんともないですよ」

提督「確かに寒さに強くないと冬の海には出られんよなあ」

榛名「はい」

ソレッワンツー

提督「……ん?」

榛名「どうかしました?」

提督「いや、聞き覚えのある声が」

ワンツー……サンシィー↑

榛名「……霧島?」

提督「……いや、これは」

舞風「おっ、提督じゃーん。何やってんの、こんなところで」

提督「こっちの台詞だよ! なんで居るんだよ!」

舞風「ここで踊りたくなったから、かな」

提督「そんな決め顔で言われても」

榛名「何をしてらしたんですか?」

舞風「ストリートダンス。まあ、今はまだそれの練習だけどね。人があまり居ないから、打ってつけなんだ」

提督「ここ、鎮守府から結構離れてるが」

舞風「だからだよ。努力は人の見えない所でやってた方がカッコいいでしょ?」

提督「……分からなくもない」

舞風「でしょー? せっかくだし一緒に踊る?」

提督「生憎先約が居るんだ。悪いな」

榛名「提督……」

舞風「む。ははーん、なるほど。この先に用があるんだ」

提督「確かにそうだが」

舞風「気を付けなよー? 満月の夜には出るらしいから」

提督「出るって」

榛名「何がでしょうか……」

舞風「分かってる癖にー。ま、あくまでも噂だけどね。実物見たら教えて欲しいな」

提督「は、はは……。そうだな」

提督(そんな曰く付きな場所なのかよ! 調べた時にはどこにも書いてなかったぞ!)

↓1 提督のビビり度
↓2 榛名のビビり度
50が中間。低ければ低い程ビビり。00は100扱い

海岸

提督「満月の夜に海岸に行くとお化けが出る……」

榛名「て、提督」

提督「ははは、ダイジョブダイジョブ。そんなの迷信だって」

榛名「で、デスヨネ」

提督(えっと、ここで何するんだっけ。確か臭い台詞云々を……)

ヴォォォ

提督「ひ」

榛名「やあぁぁっ!」ヒシッ

提督(柔らかい。じゃなくて!)

提督「は、榛名!?」

榛名「だ、ダメなんです! 榛名、お化けだけは本当に……!」ガタガタ

提督(いつもお化けみたいなのと戦ってますよね)

提督「よし、なら今日はもう帰ろう!」

提督(俺も怖いし)

榛名「」コクコク

提督(涙目で頷くの超可愛いな。当初の目的は果たせてないけど、これはこれで役得だし良いか)

提督「じゃあ、行こう」

ヴォォォォォ

榛名「い、いやぁっ!」グイッ

提督「うわっ!」グラッ

ドサッ

榛名「やだぁ、やだぁっ!」ギュッ

提督(えっと……? 榛名に引っ張られたと思ったら砂浜の上に押し倒されて、胸の中で半狂乱な状態だな。ふむ……)

提督「俺だって怖いんだよぉぉぉっ!」

榛名「ふぇっ!?」

提督「カッコつけようと頑張ったけど無理! 無理だ! あぁぁぁ、神様仏様お釈迦様。どうかお助けくださいぃぃっ!」ジタバタ

榛名「て、提督……?」

ヴォォォォォ

提督「ひぃっ!」

榛名(あれは……? なるほど、そういう事だったんだ)

榛名「ふ、ふふふ……」ユラァ

提督「は、榛名さん……?」

榛名「榛名、抜錨します!」ギソウソウチャク

はぐれイ級「ヴォッ!?」

榛名「夜戦だからってそっちの射程に入らなければ! 全主砲、ってぇーっ!」

はぐれイ級「スイマセンッシタ!」

提督「……」

榛名「……」

提督「帰ろうか」

榛名「そうですね」

提督「記念に一枚だけ写真撮っても良いかな?」

榛名「良いですよ」

お化け「僕も混ざる!」

提督(色々あったが、俺達の初デートはそんな感じで終わった)

両方ビビりはいかんでしょ。今回はここまで

↓2 次の提督と榛名のイベント。比叡を混ぜてもええんやで

厨房

比叡「司令に」

榛名「日頃の感謝を込めて」

霧島「料理を作る?」

金剛「デス!」

比叡「またどうしてそんな事を」

金剛「テートクのハートを掴むのは、私デース!」

霧島「既にスイッチが入ってますね、これは」

榛名「え、えーっと……」

比叡(大方、司令が榛名にばっかり構うから)

霧島(ここらで出来る女である事をアピールして)

比叡(褒めて貰おうとか撫でて貰おうとか)

霧島(きっとそんな事を考えたんでしょうね)

金剛「さあ、皆も準備するデース! 一人一品ずつでお願いしマス!」

榛名「はいっ。榛名、全力で頑張ります!」

霧島「はあ。仕方ありませんね」

比叡「うぇっ!? 私も作るんですか!?」

金剛「当然デース!」

比叡「お姉様の手助けは!?」

金剛「そんな余裕はありまセンネ」

比叡「ヒエー」

榛名「霧島? 比叡お姉様はなんで焦っているの?」

霧島「比叡お姉様、料理が苦手なの」

榛名「えっ、それは意外ね。なんでもそつなくこなしているのに」

霧島「比叡お姉様は初期艦の子の次に着任した最古参だから、過ごしていく内に自然と生活に必要なスキルが身に付いたらしいわ」

榛名「料理のスキルは……」

霧島「それが料理だけは相性が良くなかったみたいで。どんな一流な材料でもダークマターと化すらしいのよ」

榛名「それはある意味凄い様な……。どうも有り難う、霧島」

霧島「じゃ、私達も料理を始めましょう。また後でね」テクテク

榛名「うん。私も何を作ろうかなあ……あ」

比叡「ひえー。料理……料理……」トボトボ

榛名「比叡お姉様」

比叡「あ、やっほー、榛名。榛名は何を作るかもう決めた?」

榛名「いえ、まだですが……。お姉様は何を?」

比叡「うーん……私の場合、何を作っても全部同じ様な見た目にしかならないからなあ。もういっそ、目玉焼き辺りで誤魔化そうかなって」

榛名「宜しければ、私と一緒に作りませんか?」

比叡「……良いの?」

榛名「お姉様さえ良ければ。金剛お姉様程ではありませんが、それなりには出来ると自負していますので、きっとお役に立てるかと」

比叡「それじゃあお願いしようかな?」

榛名「はい。提督に美味しい料理を振る舞える様に頑張りましょう」

比叡「別に司令なんてどうでも良いの。私のスキルアップに少しでも繋がればそれで」

榛名「ふふっ。そうですね」

比叡「適当で良いのよ適当で。金剛お姉様の料理ってだけで、司令には充分勿体ないんだから」

榛名「では、目玉焼きでも作りますか?」

比叡「それだと私のスキルアップにならないでしょう? 適当とは言ったけど、もっと手の込んだ物にしたいかなあ……なんて」

榛名「ふふ、分かりました。二人で一緒に考えましょうね」

睡魔で比叡の口調が怪しい。寝る。お疲れさまでした。書き溜めてきます

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年02月12日 (木) 18:43:25   ID: yTPC13wj

なんかひえーのメインヒロイン感強すぎて榛名の負けフラグが…w

2 :  SS好きの774さん   2017年05月06日 (土) 20:48:59   ID: 7Mw3Btic

↑たしかにwww

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