提督「インモラル鎮守府」【艦これ】 (898)

・一応R18

・余所様のSSの影響受けまくり

・エロ、SMありまくり

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提督(女の園、艦娘だらけの鎮守府への着任)

提督(同期の奴らと一緒に配属、最初はハーレムがどうだのと馬鹿言ってたけど)

提督「そんなチャチなもんじゃない……」

加賀「どうしました提督。頼まれていた書類はこちらに」

提督「あ、ああ、ありがとう。さすがにこれだけ艦娘が居る鎮守府だと資源も……」

加賀「ええ。各部署からの物資の要請も纏めてありますので」

提督「うん……加賀」

加賀「なにか」

提督「この『ローション代金』、桁が間違ってないか」

加賀「間違っていないわ。再来週に企画されている大浴場ローション風呂の必要経費よ」

提督「この『バイブ代金』は」

加賀「先日の乱交会で破損した器具。修繕より購入の方が安上がりですから」

提督「……燃料費と修繕費で上げ直してくれ。これだと上に通らない」

加賀「はい。子宮、ではなく至急再提出させます」

提督「分かりにくいボケをかまさないでくれ」

提督「それと加賀、赤城の維持費なんだが、俺の着任前より随分減ってるみたいなんだ。理由はわかるか?」

加賀「そこまで調べたの。ストーキング? 羨ましいわ」

提督「そんなわけあるか……で、理由は」

加賀「提督の着任というより、提督方の着任のタマモノね」

提督「つまり?」

加賀「肉食が肉食系に変わっただけよ。胃に入れるのが個体から液体に変わっただけ」

提督「要するに欲求不満を食欲で満たしていた、と」

加賀「ええ。まさに提督方の玉モノね」

提督「その代りに他の提督の栄養ドリンク代が右肩上がりなんだけどな」

提督「ふう……経理業務はこんなところか」

加賀「お疲れ様でした。お茶でも淹れましょうか」

提督「何も余分なものを入れないでくれるなら、是非貰いたいね」

加賀「……分かりました」

提督「なんで不満そうなんだ……」


加賀「どうぞ。粗茶ですが」

提督「ありがとう……で、それは?」

加賀「お茶請けとねぎらいを兼ねてどうかと」

提督「写真をどうやってお茶請けにしろと?」

加賀「……提督は全裸M字開脚はお嫌いでしたか」

提督「お茶と一緒に楽しむものじゃないだろ」

加賀「自慢の写真なのですが、不満ですか」

提督「不満というより、ここで出してくる意味が分からん」

加賀「……なるほど。確かに目の前に実物がいるのに、写真を見て欲情する必要は無いと」

提督「仕事中なんだが」

加賀「ごめんなさい、気が利かなかったわ。すぐに脱ぐから待っていてちょうだい」

提督「……」

加賀「どうかしら。少し乳首が陥没気味だけど、吸われれば出てくるわ」

提督「う、ぐ……」

加賀「下は少し濃いけれど、この通り毎日処理していますので」

提督「南無阿弥陀仏……」

加賀「念仏の意味が分かりませんが。提督の手はあまり角ばっていなくて、好きです。どうです。柔らかいですか?」

提督「……昼飯に行ってくる。加賀もさっさと服を着て休憩してくれ!」

加賀「そうですか。提督の指で陥没乳首をほじくり返して、そのままシゴいていただきたかったのですが」

加賀「……残念です。今日も提督のモノを拝めませんでしたね」

提督(ハーレムなんてもんじゃない)

北上「あれー、初物提督じゃん。今日も美味しそうだねー」

提督(痴女だ。痴女の群れだ)

漣「それで曙ちゃんってば、ムリヤリ巨根提督に犯されて愛液散らしまくりんぐでー」

響「彼女は真性のMだからね、また誘い受けかな……初物司令官、おはよう。今度一緒にお風呂入ろうよ」

提督(しかもほとんどがオープンエロ。着任した日の夜には俺達全員の処に夜這いが来て)

龍田「天龍ちゃぁん? ほらほら、早く歩かないとお尻にも極太を入れちゃうわよ~?」

天龍「はひぃいっ! あふっ、んぐ、うぅうううう! やべで、もう、どめでええええ!」

龍田「あら初物提督、ごきげんよう。よければ天龍ちゃんで一発抜いていきません~?」

提督(……今や辛うじて毒牙に掛かっていないのは俺一人)

川内「提督! 夜戦しよう夜戦!」 

提督(……俺もなんで我慢してるんだか。何の意地なんだろうな)

提督「今日の昼は……豚肉のニンニク炒めか。精は付きそうだな」

提督(まあその辺りが目的なんだろうな)

提督「しかし時間が悪かったか。席が空いてないな……ん?」


武蔵「おい提督、こっちが空いてるぞ」

提督「武蔵か……悪い、隣に座らせてもらうよ」

武蔵「構わないさ。なんなら部屋のベッドに座っていてもいいんだぞ」

提督「それは遠慮しとくよ。ところで武蔵」

武蔵「なんだ? 今日は下着は穿いてないが、他に聞きたいことがあるのか」

提督「まずそんなことを聞こうと思わないんだけど……そんなテーブルの端に、椅子ってあったか?」

武蔵「無いな。今提督が座っているのも、私が座っていた場所だ」

提督「……つかぬことを聞くが、今、何に座ってる?」

武蔵「椅子だが? なあ椅子、お前は椅子だろう?」

「はいっ! 艦娘様専用のド腐れ椅子提督ですぅ!」

武蔵「うん、やはり椅子だったな。それがどうした?」

提督「なんでもない」

提督(成績は常に五本の指に入る有望株、人の良さと人望は提督仲間でも随一だったのにな)

58「あっ、椅子てーとく! お昼ご飯あげるでち!」

19「お肉の残り、あげるのねー」

「ありがとうございますっ! お恵み感謝いたしますぅ!」

武蔵「ん、こら、椅子が勝手に動くな。動きにくいだろう……ふんっ」

「ぎゃぶっ!? す、すびばぜん……げほっ!」

19「お腹に蹴りは痛いのねー…」

58「痛いの痛いの、飛んでけー!」

「ふっ、ふぅっ! い、痛くないですっ!」

58「偉いでち! ご褒美に後でゴーヤのオマンコの舐め犬に任命するでち!」

武蔵「やれやれ……提督、コレの代わりに椅子になってくれないか。数が足りん」

提督「嫌だ」

武蔵「即答か。さすが初物提督、肉棒以上に貞操が固いな」

提督「そういえば武蔵、この間の演習だけど」

武蔵「うん? 何か不手際でもあったか?」


「はぁ、はぁ……武蔵様のお尻が背中にぃ……うっ!?」

愛宕「しーこしーこ♪ うふふっ、搾精シゴキに何分もつかしら?」

「ほ、ほぉおおっ! う、裏筋が、んほおおお!」

愛宕「おちんぽの先からたーっぷり先走り落として…イケナイ亀頭ちゃんはぎゅってしちゃいましょうねー」

「はひぃいっ!? いづっ! だ、出させてくりゃはいっ!」

愛宕「うふふっ! だーめ。おちんぽの根元ギュッてして、玉袋モミモミしてあげますねぇ♪」


提督「といったところかな。先方から軽巡の着崩れに言及されたし、余所様に見せる時にはキチッとするよう指導してくれ」

武蔵「ふむ、了解だ。私としてもこの鎮守府は居心地がいいからな、取り潰しにでもなったら敵わん」

提督「それと維持費なんだけど、もう少しなんとかならないか?」

武蔵「そこは諦めてくれ。性欲と違って我慢できることじゃない……いや、性欲も我慢はできんか」

提督「そういうのはいいから……なるべく善処してくれ」

武蔵「ああ」


「出りゅうぅぅ! でみゃふっ! おっ、おおぉほおおお!」

愛宕「あはっ♪ おちんぽビクビクさせてるのにザーメン出せない気分はどうでちゅか~?」

「おっ、おっ! おおっ! おごっ!」

愛宕「んー……えいっ! おちんぽの根元、髪の毛で縛っちゃいますね~」

「んひぃいぃいいい!!」

提督「じゃあ次の演習は大和が旗艦担当ってことで」

武蔵「頼むぞ……おっと、随分長く話し込んだみたいだな。もう誰も居ないじゃないか」

提督「しまった……加賀に謝らないと」

武蔵「そうしておけ、あれで一途な女だ。ビッチだが」

提督「そういう事は言わなくていいから。じゃあな」

武蔵「ああ、また。行くぞ椅子……いや、犬。いつまで汚いチンポを震わせているつもりだ」

「あうぅああ……あたごしゃまが、ちんぽぉ……」

武蔵「悪戯にも困ったものだな。ここだと清掃の邪魔になるから、外で射精させてやる」

「はひ、はひぃいいぃ! しゃへいしまひゅぅ!」

武蔵「やれやれ。また躾けが必要か」


提督「……」

提督「いつの間にかあんまり気にしなくなってきたな。慣れってやつか」

提督「……なんだ? 工廠から音がするな」

提督「喘ぎ声と、バイブ音か……やけに音が大きいが。おおい! 誰かいるのか!」

北上「あれー、初物提督。さっきぶりー」

提督「北上? こんな所でどうした?」

北上「あ、そっか。工廠の管理も初物提督かー……ごめんごめん、今ちょっとプレイで使っててさー」

提督「……もしかして、女子寮か?」

北上「そそ。大井っちの調教に女王様が燃えちゃっててさー。まあ初物提督だし? 入っていいよ」

提督「いいのか? 男が入ったらイヤなんじゃ」

北上「他のチンコだったらイヤがる子もいるけどねー。初物提督はまだ安牌扱いだから。どーぞ」

提督「なら失礼する……入るぞ」

北上「どうぞー」

大井「んおおおぉおお!! いぎっぃいっ!? じぬ、じんじゃう、だずげでええええ!!」

大井「おおおおほぉおお! んぎゃ、ぎっ、がふっ……お、ぉおあああ……」

龍田「うぅん、バイブ三本挿しでアウト? 困っちゃうわねぇ」

「ふふ、お尻の穴はまだまだ広げられそうだね。膣はバルーン入れておこうか……おや? 君か」

龍田「あら初物提督、女の園にいらっしゃいまし。女王提督? どうなさいます?」

「そうだね、ここで止めようかと思ったけど、男の前で大井ちゃんを犯し尽くすのもいいよねえ」

龍田「うふっ! 全く同感ですわ~。天龍ちゃんも、初物提督にさっきのアレお見せしてあげなさぁい」

天龍「ぁ……う、ううう……」

龍田「もう、ダメねぇ。言う事聞けない悪い子は直結提督にあげちゃおうかなぁ……」

天龍「ひっ!? は、初物提督っ! 俺の、ビラビラピアス見てぇっ! おちんぽ咥えたことないのにガバガバになっちゃった馬鹿マンコ見てくれぇ!」

「おやおや、天龍ちゃんの見せ方がイマイチだね……後で叱らないと駄目だねえ」

龍田「そうですねぇ。やっぱり鎮守府の一角で身体売らせます? ワンコインくらいで」

「それも一つの手だね。私達も予算を食ってばかりじゃそこの彼に申し訳ないし」

天龍「……やだああああ!! だずげでっ! はづものでいどくっ! おれ、やぁだああああ!」

「おやおやおや。男にすがるなんて調教間違ったかね?」

龍田「やっぱりこれからは男の相手ですねぇ」

天龍「あああああ!!! やだっ! ずびばぜんでじだああああ!!」

提督「あー、とりあえず資材の確認をしたいんだが」

「おっと済まない、つい興が乗ってしまった。資材でも調教でも好きに見ていってくれ」

龍田「この後矢矧ちゃんを調教するのだけど、提督も見学いかが?」

「君なら特別だ。なんなら触るくらいはしてもいいよ」

提督「やめておく。一応仕事もあるし」

「そうか……済まないね、面倒な仕事をやらせてしまって。今度ベッドでマッサージでもしようか?」

提督「遠慮しておくよ。お前と一晩過ごしたなんて知られたら、女子寮のメンツから殺されそうだ」

龍田「そうねぇ、それなら北上さんはどう?」

北上「ん? いいよ。初物提督なら別に嫌いじゃないしー」

大井「やっ、やめでっ! きたがみざんを、けがさないでえええ!!!!」

「ん? なんだ大井ちゃん、起きてたの。それなら逆さ吊りで今度こそアナル五本挿しといこうか」

大井「む、無理でずっ! きたがみざん、だずげでっ! しぬ、しんじゃうぅ!!!」

北上「んー……初物提督、ちょっとこっち来て」

提督「ん?」

北上「ぎゅー……提督、好きだよ」

大井「あああああ“あ”あ!!? いやぁああああ! やだっ! やべで、いやあああああああ!!!」

「うふ、ふふふふっ! ホント可愛いね大井ちゃんは……君、いっそここでホントに北上ちゃんとヤってくれないかな?」

北上「私はそれでもいいけどねー」

提督「いや……もう帰るって。これ以上やったら今度大いに殺されそうだし」

北上「じゃーね初物提督。提督がいるといい感じで大井っちイカれるから、また来てよ」

提督(まだ大井が絶叫してる。あいつらがまた無い事無い事吹き込んでるんだろうな……)

提督「そろそろ部屋に戻るか……ん?」

酒匂「あっ、司令! こんにちはー!」

能代「提督、今工廠の方から来ませんでした?」

提督「ああ……女子寮が調教してたけど、お前たちも行くのか」

阿賀野「そうそう、矢矧の調教の仕方を教えてもらうの」

提督「そうか。それで、矢矧はなんで四つん這いで震えてるんだ」

矢矧「……ふーっ、ふーっ……!」

阿賀野「これ? 実は浣腸したんだけどぉ……ちょーっとだけ、量が多すぎたみたいで」

能代「太いアナルプラグで強引に栓をしてるんですけど、どんどん便意が強くなってきてるのか……」

酒匂「矢矧ちゃんってば歩けなくなっちゃったから、こうやって首輪で引いてるんですぅ。えいっ!」

矢矧「うぎっ!? が、ふ……いだ、いっ! もう、あるげない……」

酒匂「もー、だめだってばぁ……えいっ! とぉっ!」

矢矧「あぎゃっ!? け、蹴らないでっ! お願い……!」

酒匂「もうっ! お願いします酒匂様でしょっ!? でりゃあっ!」

矢矧「ぶぎゃっ!! お、おね、じまず……やべで、ください……」

酒匂「あはは、矢矧ちゃんってば面白い声ー。えいっ!」

矢矧「おびゅっ、んげっ、が、びゃっ!」

提督「酒匂、その辺にしておいてくれ。矢矧は明日遠征予定なんだ」

酒匂「あはははは……はれ? そーなの?」

矢矧「う、ぅう……」

提督「阿賀野と能代も。あんまり口は出さないけど、任務に支障をきたさないようにな」

阿賀野「はーい。それじゃあ行ってきまぁす」

能代「阿賀野姉ぇがやり過ぎないように見張りますね…あと、酒匂も」

提督「頼む。矢矧もほどほどにな」

矢矧「は、はぃい……」

酒匂「よーし、行くよ矢矧ちゃん! さっさと手足動かさないと、引きずっちゃうよー」

矢矧「い、痛いっ! 待って、自分で、行くからぁっ!」

初め氏家風味エロのつもりだったのがなぜか途中から閲覧注意に。
今日はここまでで。

提督「……加賀」

加賀「はい」

提督「晩飯食べに行かなくていいのか?」

加賀「提督が仕事をしている以上、秘書艦が食べに行くわけにはいかないわね」

提督「そうか……それとな」

加賀「何かしら」

提督「エアコンが効いてるとはいえ、いい加減服着たらどうだ」

加賀「そうね。提督が私の体を使い終わったら着ようかしら」

提督「ならそのままでいてくれ……」

加賀「あら、提督は私を裸のままで居させるのが趣味なの。分かりました」

提督「いいから服を着ろ」

加賀「…………わかりました。けれど私は今仕事がありますので」

提督「ん? どうした……ちょっと待った、なんでこっちに来る」

加賀「手が離せませんから。提督が穿かせてください」

提督「待った、待ってくれ。おかしいだろう」

加賀「何もおかしくありませんが。さっさと穿かせてちょうだい。片足を上げるのも疲れるのだけれど」

加賀「それとも何かしら。私のオマンコが広がっているのを見て楽しんでいるのですか」

提督「……目の前で広げるんじゃない」

加賀「おかしなことを言わないでちょうだい。足を上げずにパンツを穿けと? ああ、提督は紐がいいのね」

加賀「気付かなくてごめんなさいね。恥ずかしくて涙が出てくるわ……ほら、こんなに流れてる」

提督「……涙っていうのは目から出るものだろ」

加賀「涎でも何でもいいでしょう。私が提督に見られるだけでビショビショに濡らして、太ももまでコーティングしているのは確かなのだから」

提督「……」

加賀「残念ね、見てくれないなんて。それなら早く穿かせていただけませんか。さすがに冷えますから」

提督「……」

加賀「そうですか。では下着を返してください、自分で穿きます」

提督「あ……ああ」

加賀「んっ、はぁ……提督、クロッチの部分がグチュグチュで気持ち悪いのですが、見えますか」

加賀「割れ目に沿って広がって、陰毛までビッチョリ。さすがに透けて見えているわね……」

提督「……ふ、ぅ……」

加賀「どうかしら、提督のお気に召したなら幸いですが。それと提督? この胸を見てください」

加賀「埋まっている乳首が、出てこようと膨らんでいるのが分かりますか。痛いんです、提督」

提督「……」

加賀「吸ってちょうだい。提督、私の乳首を吸って、噛んで、犯して」

提督「失礼」

加賀「ぁ…………」

加賀「提督……まだ、提督の熱が残っているわね」

加賀「はぁ…は、ぁん……はっ、はひっ、んっ! あぁあっ! だめ、提督、乳首ほじって……!」

加賀「お願いです、おまんこ躾けてっ! 私の誇りを、踏みにじって……あ、ひぃっ!」

加賀「……は、ぁ…………また椅子を汚してしまったわ。拭いておかないと」

提督「晩飯はコロッケか。いただきます」

提督(参るな……最近加賀の押しがどうも強い。このままだと、我慢がもたないぞ)

提督(っと、思い出すとまずい。そういえばここの所処理して無かったな)

金剛「ハーイ、ハツモノ提督! お隣失礼するネー」

榛名「失礼しますね。他が空いていないものですから」

提督「ああどうぞ。比叡と霧島は居ないのか?」

金剛「二人ならホスト提督の所デース! 面食いだからネー」

提督「ああ…あいつは昔から女の子の扱い上手かったからなぁ」

榛名「私はあまり得意じゃないのですが……」

金剛「榛名はオクユカシイのデース。テートクぅ、榛名はどうですカ? 珍しく処女ですヨー」

榛名「も、もう! そういうことを言わないでくださいっ!」

提督「そうなのか。確かに珍しいかもな」

金剛「イエス! でもご安心! フェラは艦娘の中でも一番ヨー!」

榛名「そ、そんなことないですよぉ……雷ちゃんに比べたら……」

金剛「ケンソンは良くないネ。榛名の舌ワザで巨根テートクが10秒で昇天してたヨー」

榛名「うぅ…それ以来巨根提督、私を見ると避けるんです…」

金剛「みんなの前だったからネー。最近はソーローテートクの方がよく呼ばれてるの、知ってましたカー?」

提督「ああ……それであいつ、最近落ち込んでたのか」

榛名「あ、あのぅ、初物提督? よければその、わ、私にしゃぶらせて頂けると、そのぅ……や、やっぱり言えませんーっ!」

金剛「ンー、やっぱり榛名は恥ずかしがり屋ネー。告白はまだ先ネ……」

提督(今のって告白だったのか? いまいちここのやり取りは難しいな)

今日はこのくらいで。少量ですが。

瑞鶴「あっれー、初物提督さんじゃん。なにやってんの?」

提督「これか? 間宮が忙しそうだったからな……ただの手伝いだよ」

瑞鶴「ふーん。それってあれでしょ、シーザードレッシング」

提督「そうみたいだな。サラダは好きだから、こういうのも嫌じゃない」

瑞鶴「ホント草食系だよね提督さん。だーれも初物チンコ見た事ないって凄いよね」

提督「うるさい……どうだ。これくらいでいいんじゃないか?」

瑞鶴「おっ。美味しそうじゃない、ちょっと味見させてよ」

提督「ほら、どうだ?」

瑞鶴「んー……ちょっとコク足りない感じ。もう少しマイルドなのがいいかな」

提督「そうは言ってもな。間宮に頼まれたものだから勝手にするわけにはいかないだろう」

瑞鶴「それはそうなんだけどさー……そうだ! 提督さん、精液入れない? 苦みとコクが出るわよー」

提督「そんなことしたら食べられないだろ」

瑞鶴「そう? 私は全然いけちゃうけど。なんなら直飲みしてあげよっか?」

提督「そういうのはいいから……」

瑞鶴「初物提督って加賀さんのお気に入りだし、その初物をいただくってのが良いわよねー」

提督「せめて俺の居ない場所で言ってくれ」

間宮「提督さん、ドレッシングの方は…あら、瑞鶴さん?」

瑞鶴「どーも。これ明日の食事用?」

間宮「ええ、サラダがあるのでそれに掛けてもらおうかと」

提督「これくらいでいいか?」

間宮「ええと……ええ、大丈夫です。ありがとうございます」

提督「いや、いつも世話になってるからな。これくらいはするさ」

瑞鶴「へえ? なになに初物提督ってば、間宮さんで抜いてるわけ?」

提督「そうじゃないだろ。ごく普通の意味だよ」

間宮「まあ。それはそれは……では今晩伺いますね。補給艦で申し訳ありませんが、たっぷりとお召し上がり下さいませ」

瑞鶴「知ってる? 間宮さんってなにげにお尻おっきいの。叩くと良い声出るよー」

間宮「全身、余すところなくどうぞ。ただ明日の早朝には先に布団から出なければなりませんが……」

間宮「ご安心ください。起こさないよう、お掃除フェラで抜かせていただきますから」

提督「鍵をかけておくから来ないでいい」

提督「間宮と瑞鶴も戻ったし、今日は寝るか。そろそろいい時間だしな」

隼鷹「んお? 初物提督、お疲れさん。お酒ある?」

提督「ああ、隼鷹か。酒なら食糧庫にあるだろうが……持ち出し厳禁だ。欲しかったら週末の物資到着を待ってくれ」

隼鷹「んげっ! マジかぁ……いやさ、椅子提督に飲ませようって話になったんだけど、肝心の酒が無いんじゃなぁー」

提督「あいつに? アルコールに弱かったと思うんだが」

隼鷹「そうそう、よわっちいから飲ませようかって話でさぁ。参っちゃうな……提督、酒持ってない? くれたらお礼にほら、このマンコ使っていいから」

提督「無い。諦めて週末まで禁酒でもしたらどうだ?」

隼鷹「あっはは! 自分の分はあるって。要るのはあのドM提督に飲ませる分だからさぁ」

提督「やれやれ……しかし、本当に今は無いんだ。週頭に飲み会があっただろ。あれですっからかんだ」

隼鷹「あー、あれか。参ったね……仕方ない、ビールでいいや」

提督「ビールも発泡酒も無いが、なんだ、私物を飲ませるのか?」

隼鷹「まっさか! ほら、飲めばこっからビールが出るじゃん。じょぼぼーっとさ」

隼鷹「あの提督の口にマンコ当てて出すわけよ。ほら、一番搾りの出来上がりっと!」

隼鷹「あたしらも面白い、あのドMも嬉しい。一石二鳥ってやつだよねぇ」

提督「言っとくけど、床を汚したらお前らで清掃だからな。清掃代もお前ら持ちだ」

隼鷹「うげっ……しゃーないなぁ、こぼさないようにリングでも咥えさせるかぁ」

提督「あとな、隼鷹」

隼鷹「ん?」

提督「せめて下着くらいは穿いてくれ。見るに耐えないぞ」

隼鷹「おいおい、それは聞き捨てならないな。この処女のような色合いが汚いってのか!」

提督「見せんでいい!」

今日もこんだけで。

提督「ん……朝か。今日のうちに資源補給の申請しとかないとな」

提督「それと入渠施設の改修申請があったから確認をして。艦娘への給金の処理もあるか」

提督「……今朝は妙に静かだな。そこまで早い時間じゃないと思うんだが」

吹雪「あれ? 初物司令官おはようございます! お早いですねっ」

提督「ああ吹雪、おはよう。他のみんなは?」

吹雪「ええと、今日は鎮守府設立記念日ですから、当番じゃない子は寝てるのかと」

提督「……そうか、そうだったな。そのために食糧庫に酒類を備蓄して売店に出さなかったんだった」

吹雪「司令官、お忘れだったんですか?」

提督「あるのは知ってたんだけど、今日だとは思ってなかったな……吹雪はこれから朝食か?」

吹雪「あ、はいっ。今日は人が少ないと思いますけど」

提督「それじゃあ一緒に行かないか。どうせ目指すところは同じだし」

吹雪「は、はいっ! 食事から夜伽までご一緒させていただきます!」

提督「そこまでは求めてない」

提督「そうか、吹雪は特訓か……そういえば訓練場でスクワットしてたな」

吹雪「み、見られてたんですか? 恥ずかしぃ……」

提督「いや。むしろ感心したよ、吹雪くらい向上心のある艦娘は見ていて気持ちがいいから」

吹雪「えへへ……私、司令官のオカズになれてますか?」

提督「そういう意味じゃないんだが。それよりあのスクワットは何の訓練なんだ?」

吹雪「あれは足腰を鍛えて、航行の時に転ばないようにするためなんです。私、その、重心が……」

提督「なるほど。普通のスクワットより深く腰を下ろしていたし、かなりしんどそうだな」

吹雪「あれは騎乗位の訓練ですっ。ゆっくり腰を下ろすのと、おまんこで締め付けるための」

提督「そうか……」

吹雪「最近膣の筋肉も強くなったみたいで。この間バイブを思いっきり締めたら壊れちゃいました……」

提督「そうか」

吹雪「あっ! で、でも、初物司令官とえっちするときは、ちゃんと加減して射精できるくらいの締め付けにしますね!」

提督「お気遣いありがとう。じゃあ俺はこれで」

吹雪「はいっ! お疲れ様です司令官!」

提督「執務室も……加賀は居ないか。一応休日扱いだからな、仕方ない」

提督「俺も簡単な書類作業だけにしておこう」

提督「…………………」

提督「……………ふう」

提督「これは……今度加賀に確認させるか」

提督「…………うん、美味いコーヒーだ」

提督「……………誰が淹れたんだ?」

雷「私よ初物司令官! どう? 美味しかった?」

提督「ああ雷か、十分美味しいよ。ありがとう」

雷「むぅ……十分ってどういうことかしら。ちょっと待ってて! 淹れなおしてくるっ」

提督「ごめんごめん、美味しいコーヒーだよ。もう一杯貰えるかな」

雷「司令官がそういうなら……でも失敗しちゃったわ」

提督「何がだ?」

雷「司令官が飲むタイミングと淹れるタイミングが合わなくて、少し冷めちゃったわ!」

提督「なんだそんなこと……冷めても美味しいからいいじゃないか」

雷「ダメよ! タイミングが合わないと、もしこれが本番だったら一人でイった司令官が格好つかないじゃない!」

提督(雷の中では俺が先に果てるのか……そこまで早くはない、と思うんだが)

提督「それはそうと、雷は今日非番じゃないのか?」

雷「お休みだけど司令官がお仕事してるのを見ちゃったもの」

雷「もっと私を頼って良いのよ! 書類だって性処理だって私がやってあげる!」

提督「コーヒーで十分なんだけど……それならお代わりをくれるか」

雷「もちろん! けど大丈夫? さっきから飲みすぎだと思うわ」

提督「そうかな……まあそこにトイレがあるから、大丈夫だよ」

雷「でもそれだと面倒でしょ? あっち行ったりこっち行ったりで」

提督「まあ……それはそうだけど、仕方ないさ」

雷「だから私が飲んであげるわ! 一緒にスッキリさせてあげるから、催したらその場で脱いでくれる?」

提督「座りっぱなしだと体に悪いから大丈夫だ。気持ちだけ受け取っておくよ」

雷「大丈夫! 初物司令官のおちんちんはちゃんと勃つから運動になるわ!」

提督「ならないよ」

今日はここまでで。

雷「司令官! この本はどこに片付ければいいのかしら」

提督「それはそっちの棚に頼む……っと、こんな時間か。雷は昼飯に行って来てくれていいぞ?」

雷「ダメよ、司令官を置いてなんて行けないわ! イクなら一緒にイクのが礼儀でしょっ」

提督「本当に気にしないでくれ」

雷「そうだ! お昼ご飯は私が用意してあげるっ。何がいい? 女体盛り?」

提督「丼がいいな。肉なんかがあるといいんだけど」

雷「お肉……うーん、難しいわね……あら、お客さんかしら?」

提督「すまん雷、出てくれるか」

雷「もっちろん! はいはーい……なーんだ、電じゃない」

電「し、失礼するのです初物司令官……お姉ちゃん、早く来ないとご飯冷めちゃうよ?」

雷「今日はここで司令官と一緒に食べるからいいわ。ねっ、司令官!」

提督「まあせっかく作ってくれるならな」

電「そうなのですか……じゃあ、電もご一緒するのです!」

提督「まあ、好きにしてくれ」

雷「それなら今日は姉妹丼ね! 電、ローション持って来てくれる?」

電「了解なのです。初物司令官は合わせた貝の間におちんちん挟まれるのは好きですか?」

雷「おちんちんとお尻の穴の同時舐めもできるわよっ」

提督「とりあえず服を着直してくれないか……」

暁「あーもう、こんな所にいた! 約束も守れないなんてレディ失格よ!」

響「休日に男の部屋に入り浸ってるなんて、羨ましいな。失礼するよ初物司令官」

雷「仕方ないじゃない。私は司令官に頼られるのが好きなんだから!」

電「へっくち……でも、ちょっと寒いのです……」

雷「そうね、司令官! エアコン付けてもいい?」

提督「服を着ろと言うに。まあいい、さっさと付けてくれ」

雷「じゃあスイッチオン、と。これで脱いでも平気よ!」

提督「は?」

暁「仕方ないわねっ。四人揃ったらご奉仕するのがレディの努めだもの」

響「できればお風呂場でのプレイが良かったけどね。まあこういう所も悪くないよ」

電「……もしかして司令官、着衣プレイのほうがお好みだったですか?」

雷「そうなの? そうならそうと言ってくれればいいのに! じゃあ下着だけ脱いでおくわねっ」

響「それなら下着は司令官にあげるよ。汚いものはついてないと思うけど」

暁「何言ってるの? パンティに愛液のシミを付けてあげるのがレディの嗜みじゃない!」

提督「…………はぁ」

暁「司令官、足開いてくれないとフェラでご奉仕できないじゃないっ」

雷「はぁ、ん……しれいかんの背中、おっきくて、乳首がこすれちゃう……」

電「書類整理完了したのです! コーヒーもすぐにお持ちするのです」

響「口移ししようか? それともおまんこをマグカップ代わりに……ダメだね。書類が汚れちゃう」

提督「すまん、仕事がしにくいんだが……三人とも電を見習ってくれないか」

暁「もうっ! レディに恥をかかせるの!? 仕方ないわね、部屋の掃除をしてあげるっ」

雷「司令官のいけずぅ……」

響「それじゃあ何か甘いものでも用意するよ」

電「お待たせしましたしれいか、はわわっ!? あうっ!」

提督「電! 大丈夫か? マトモにすっ転んだりして……」

雷「大丈夫? 電、お尻丸見えよ!」

響「仕方ないよ、みんなノーパンなんだから。床を拭いてる暁なんて、閉じたツルツルのおまんこも丸見えだよ」

暁「ねえ司令官、どう? 興奮する?」

提督「とりあえずコーヒーが染みにならないように拭いてくれ」

提督「よし、書類もこれでおしまいか。ありがとうみんな、おかげで早く終わったよ」

電「お褒めに預かり光栄なのですっ」

雷「ふふっ、役に立つのが私の役目だもの!」

響「お世辞だろうけど、どういたしまして。本当にパンツは要らないのかい?」

提督「いいから穿いて帰ってくれ……暁、どうした?」

暁「……せっかく見せびらかしてあげたのに、失礼しちゃう! 失礼しますっ!」

雷「暁? どこに行くの?」

暁「椅子提督のとこ! 火照ってるから、租チン咥えてくるわ!」

響「司令官、暁を怒らせちゃったね。後でお尻と胸を撫でてあげてよ、そしたら機嫌治すから」

提督「はあ……仕方ないな」

雷「ずるいわ! 私も司令官に手マンと愛撫されたいのに!」

電「電は背中をフェザータッチして欲しいのです……」

響「こっちはケツ穴を弄って欲しいけど、無理なら乳首責めでいいよ」

提督「やっぱ無しにしよう」

一旦こんなもんでー。

このスレを立てるきっかけになった素晴らしいスレが終わりを迎えてしまいました。終わっちまった悲しみに。1レスだけ。




提督「早く終わったのはいいけど……街まで出掛けるほどの時間は無いし、適当に散歩でもするか」

提督「……ん? あれは……足柄と」



足柄「んっふぅう……まだよ、まだまだ中出ししてもらわないと……ほらほら、ぐちゅぐちゅのオマンコで締めてあげる!」

「ぉうぁっ!? も、もう無理だッ! 出ない、出ないって!」

足柄「何言ってるの? まだまだ、んふっ、固くなっちゃって…ほぉら、膣肉で巨根シゴいてあげるっ!」

「無理無理む、むぐぅ!?」

足柄「んっ、んんん…うふふっ! どうかしら、明石さん特製の精力剤…あはっ! もうビンビンじゃない!」

足柄「あぁあん! いいわ、イイッ! ぶっとい魚雷が、あふんっ! 子宮、抉るぅ!」

「いで、痛いって! 擦り切れるッ!」

足柄「んっほぉお……! あ゛ーっ!! イクっ! またイッっくうううう!」

「赤玉出るから、もう勘弁してくれっ! お、おい助けてくれえっ!」



提督「見なかった事にしよう」



「ちょ、ちょっと待って! 行かないでくれぇ!」

足柄「はっ、はあぁあああんっ! もっと、もっとぉ! まだダメよぉ…膣肉ほじくり返すまでは逃がさないからっ!」

「あ、あー! ぎゃあああああ!」

酉失礼しました。とは言っても意味があってこっちに付けてなかったわけじゃないのでいいかな、という感じも。

鳳翔「あら初物提督、どうなさいました?」

提督「ああ……いや、外で足柄達がな。散歩するのもなんだし、」

鳳翔「そういうことですか。良ければ部屋でお茶でもいかがでしょう? いいお茶を頂きまして」

提督「お茶か。そうだな、ありがたく貰うよ」

鳳翔「ありがとうございます。それではどうぞこちらへ……」


鳳翔「いかがです? 提督はあまり濃いお茶は苦手なようですから、少し薄めに淹れさせていただきました」

提督「美味しいよ。けどよくこんないいお茶が手に入ったな……物資リストに無かったと思うんだが」

鳳翔「ふふ、それは私が個人で頂いているものですから。週末にお礼を言わなければいけませんね」

提督「週末ってことは、物資輸送関係者か? 外部に知り合いだなんて意外だな」

鳳翔「もともと、この鎮守府にいらした方なんですよ。そちらに移動になりまして…その後も何かと世話を焼いてくださるんです」

提督「へえ……どんな人なんだ?」

鳳翔「そうですね。少し直情的ですが、人を思いやれる良い方で……」

鳳翔「なにより赤ちゃんプレイが大好きで、私の胸にしゃぶりついてくるんです」

鳳翔「抱っこして差し上げながら子守唄を歌うと、嬉しそうに乳首を吸われるんですよ」

鳳翔「あら……すみません、つまらないお話でしたね」

提督「まあ正直聞きたい話じゃなかったな」

鳳翔「あら? 提督、袖がほつれていますよ。よろしければ直させていただけませんか」

提督「おっと……すまん、頼めるか」

鳳翔「もちろんです。それにシャツも少し皺が寄っていますよ、延ばさないと癖がついてしまいませんか?」

提督「何から何まで悪いな。シャツは普段は加賀任せだから、いまいち疎くて」

鳳翔「ふふ、加賀さんも大変ですね。すぐに繕いますから少しお待ちくださいね」

提督「この後の予定はないから、少しくらい時間が掛かっても大丈夫だぞ?」

鳳翔「そこまで時間のかかることではありませんから。すぐ達してしまうんです、私」

提督「ちょっと待て何をする気だ」

鳳翔「安心してください。ちゃんと染みにならないように、顔を埋めるだけにしますから」

提督「お茶をありがとう、そろそろお暇するから服を返してくれないか」

鳳翔「……」

提督「……」

鳳翔「だめです?」

提督「ダメだ」

こんなもんでー。

提督「ふー……晩飯の前に、シャワーでも浴びておくか」

提督「風呂に入れればいいんだが、混浴しかない現状だとな。将校用に小さいのでも作ってもらおうか」

提督「一緒に入れ、で終わりそうだな……ん?」



明石「ダメですね。ちょっとこれだと専用の部品が無いと、すぐには直せません」

提督「在庫に置いてないのか?」

明石「普通ならそうそう壊れない部分なので。すぐ頼んでも数日はかかりそうです」

提督「そうか……参ったな」

明石「お風呂を使われてはどうですか? 初物提督と一緒に入りたい子はたくさん居ますよ」

提督「そうは言ってもな。正直、落ち着かないだろ」

明石「まあ、うら若い女の子ばっかりですからね……そうだ!」

提督「なんだ? いい案でもあれば聞かせて欲しいだけど」

明石「私とスッキリしてから入れば、あんまり気にならないのでは?」

提督「服を脱ごうとしなくていい」

明石「あ、着たままがいいですか。それじゃあこのまま挿れてもらえます?」

提督「ショーツをずらさない。広げなくていいから」

提督「しかし、どうしたものかな。シャワーすら使えんのは困るが……」

大鳳「提督、隣りの席、いいですか」

龍鳳「お向かいに失礼しますね」

提督「ん。ああどうぞ、しかし二人とも結構食べるんだな」

龍鳳「あぅ…ひ、酷いですっ」

大鳳「直接的過ぎるわ。もう少しオブラートに包んでください!」

提督「すまんすまん。赤城や武蔵の食事を見てると可愛いものなんだけど、つい」

龍鳳「あの方達と比べられても…複雑です」

大鳳「はあ…やっぱりホスト提督の方がその辺りの気配りはできますね」

提督「すまん……」

大鳳「……もう、あんまり気にし過ぎないでください。せっかくのカレーが美味しくなくなってしまうわ」

龍鳳「ふふっ、そうですよ提督。カレーなんですから、美味しく食べましょう?」

提督「ああ……うん、間宮のカレーはいつも美味い。金曜だけっていうのは勿体ない気がするよ」

大鳳「本当に美味しいです。けど、私のカレーも美味しいですよ?」

提督「そうなのか。機会があれば食べさせてもらいたいな」

龍鳳「提督、それなら私の特製カレーも是非食べてみてください!」

提督「楽しみだな。それじゃあ、来週の休日辺りはどうだろう?」

大鳳「そうですね、それくらいなら私も今あるものを出しきって、選別した具材で作れるわ」

龍鳳「良かったです…今は少し下してるので、来週までには丁度いいくらいに整えますね」

大鳳「提督はお肉と野菜だったらどっちがいいかしら。お肉だと臭いがキツくなるけれど…」

龍鳳「野菜は噛まずに飲みこみますから、なるべく形を残したままお出しできますよ?」

提督「すまん、俺はそっちは無理なんだ。普通のカレーでお願いできるか」

大鳳「じゃあお尻のカレーはホスト提督にあげますね」

龍鳳「ホスト提督なら直に食べさせてあげたほうがいいかなぁ…」

大鳳「そうね。嫌よ嫌よも好きのうちって言うもの」

提督(あいつ……大変だな……)

今日はこんなもんで。

朝潮「司令官、こんばんは。こんな時間に珍しいですね」

満潮「どういうつもり? レイプするならさっさとすればいいじゃない!」

荒潮「違うでしょ、初物提督のことだから視姦か覗きですよねぇ?」

提督「どちらでもないんだが……風呂はまだ何人か入ってるのか」

大潮「まだまだたっくさん居ますよぉー! 丁度睦月型全員で長門さんを攻め立てている所です!」

朝潮「長門さんが這いつくばったまま足を舐めさせられる所まで見ていようと思ったんですが、茹ってしまって」

提督「そうか……それならまた後でいいかな」

大潮「お風呂にご用だったんですか?」

提督「いや、部屋のシャワーが壊れてしまったから。空いている時に使わせてもらおうかと」

満潮「はあ!? 何馬鹿なこと言ってるわけ!? 信じられない!」

朝潮「そうですよ司令官。せっかくの初物提督のお体です、是非隅から隅まで見せてください」

荒潮「どうせなら、私達で綺麗にしますよぉ? 舌ベロで陰茎の下のくさぁい部分もしっかりと」

朝潮「生えていないので泡立ちは保証できませんが、タワシ洗いと壺洗いでご奉仕させていただきます」

大潮「よぉーし! 司令官、早速お風呂に戻りましょう!」

提督「……なんで口を滑らせたんだ、俺は」

青葉「司令官、司令官! 恐縮ですがちょいと取材をばっ」

提督「……風呂の事か?」

青葉「いやぁまさしく! なんでもシャワーが壊れたそうで、そろそろ初物司令官の砲塔が見られるのではとの噂で持ち切りですよ」

提督「一週間で修理部品が届くようだから、最悪清拭で済ませることも考えているよ」

青葉「いやいやいや、それは勿体ない。それに清拭だけでは臭いは取りきれないのでは? 不潔な提督はいかがなものかと」

提督「……まあ、な」

青葉「でしたらもう入渠してしまいましょう! 恐縮ながらこの青葉、お供させていただきます!」

提督「来なくていいぞ。それに、来てどうするつもりだ?」

青葉「それはもう、司令官の砲塔のスペックを事細かに取材する義務がありまして。できれば砲弾の量と濃さなんかもですねえ」

青葉「まずは見た目を様々な角度から。次に臭いと味、そして固さと単装連装の判断もしなければ!」

青葉「当然体当たり取材ですからねぇ、砲弾はこの青葉がキッチリ受け止めますので!」

提督「……青葉は何と言うか、普通な感じだよな。誘い方やらも」

青葉「ほへ?」

提督「なんで付いてくるんだ?」

青葉「いやぁ、せっかくですし、ね?」

提督「一緒には入らないって言ったはずだろうに……好きにしてくれ」

青葉「了解ですぅ! っと、あれは長門さんでは?」

提督「そうみたいだな……長門、今日はどんな命令を受けてるんだ」

長門「ひぁ、ぐぎっ!? て、ていどぐ……あ、あきづぎざまの、めいれいがぁ……」

提督「今日は秋月か」

青葉「ということは相当ハードな命令ですねえ。で? 目隠しのまま全裸で四つん這いのまま何を?」

長門「おねがいじまずぅ! でいどくと、あおばざまのっ、おじょうずいを飲まぜでぇっ! あぎぃっ!?」

青葉「あー、アレですね、『動く公衆便器』。ビッグセブンもここまで堕ちると憐れを通り越して笑えますね」

提督「やめておけ、駆逐艦以外が馬鹿にすると普通に悲しいらしいから」

青葉「みたいですねぇ。目隠しがびちゃびちゃで鼻水垂れ流し……口から出てるのは涎と小便ですかね?」

長門「ぁう、さ、さっき、武蔵さまのを飲ませていただきましたぁ……」

青葉「出撃の時とは別人ですねえ、椅子提督以下の扱いされるなんて憐れでなりませんよ」

長門「う、うぁ……うあああああああっ!! やめで、やめでぐれっ! 言わないでくれえええ!」

青葉「ホント駆逐艦以外の罵声は快感の一欠片もないんですねえ……駆逐艦の言葉にはすぐ発情するのに」

提督「お前も泣かすんじゃない」

青葉「まあいいじゃないですか、どんだけゴミ屑扱いされても心は砕けないんですから」

提督「それはそうなんだが……しかし参ったな。俺はそういうのは遠慮したいんだが」

長門「おねっ、お願いじまずぅっ! お小水、のませていただけないど、秋月さまにぃっ!? あぎゃあああ!?」

青葉「うっわぁ……司令官見てください、このバイブ、ぐるんぐるん回ってますよ。エグイですねえ」

長門「ごわれるっ! おなが、こわれるぅうううああががががあっ!?」

秋月「まったく、人様にご迷惑を掛けないようにと命令したのに。初物提督、コレが大変失礼いたしました」

長門「ごめんなざいぃ! あきづきざま、ごめんなざぁいっ!」

秋月「私に謝ってどうするんですこのクズ艦。謝罪する相手も分からないんですか? ちょっと、何濡らしてるんですか気持ち悪い」

長門「あ、あぁ……だって、おぐっ!?」

秋月「黙りなさいゴミ。申し訳ありませんお二方、お見苦しいものをお見せしてしまって」

青葉「いえいえ、しかし本当に駆逐艦には何されても発情するんですねぇ。罵声と蹴りだけで下半身グッチョグチョの発情トロ声ですか」

秋月「ええ、陽炎型が甘やかすので発情しっ放しで。今日は私がコレの当番ですので、しっかり自分の立場を分からせないと」

提督「それはいいんだが、明後日の朝に長門を旗艦に出撃させたい。無茶はしないでくれよ」

秋月「あ、はいっ承知致しました……聞きましたね? 貴方のような鉄屑が、恐れ多くも他人様の指揮を執るんです。提督様に感謝を」

長門「ぁああぁ……はひ、ありがとうごじゃいますぅ……」

秋月「チッ、ゴミ屑がまた発情して! 青葉さん、コレを蹴って私の今の言葉を言っていただけませんか? 本当にお手数を掛けてしまうのですが」

青葉「いいですとも。ほーら鉄くずさん、見えないでしょうけど今の家畜以下の姿はしっかり撮ってますよぉ?」

長門「ひっ!? や、やめでえっ! とらないでぐれっ! たのむからあああ!」

青葉「なら『私のような屑鉄を使っていただきありがとうございます提督様』と言ってくださいな。はい3,2,1、どうぞ!」

長門「あ、ぁあ……初物ていどく様っ、わたじのような、ゴミを使っていただき、ありがどうございまじゅぅ!」

秋月「本当に聞くに堪えない言葉。重ね重ね申し訳ありません提督」

提督「ああ、気にしてないから。とりあえず明後日は万全で挑めるように頼む」

秋月「初物提督は結構ですので、青葉さんだけでもコレにお小水を恵んであげていただけませんか?」

青葉「心情的には構わないんですが、今は出ないんですよねえ」

秋月「そうですか……何を黙っているんです。相手様が出ない時は?」

長門「は、はひぃっ! 青葉さまのおみ足を、この清掃艦に、綺麗にさせてくだざいっ!」

青葉「はあ。えーと靴とソックスを脱げばいいですかね?」

長門「はい……で、では、失礼いたします……う、うえっ、ごほっ! うぁ……」

秋月「さっさと舌を伸ばして、指の間も舐めるんですよ?」

青葉「あはは、くすぐったいですねこれ! 提督もやってみませ、あはっ! く、くすぐった、あひっ!」

提督「俺は遠慮しておくよ。そろそろ風呂に行きたいしな」

秋月「そういえば提督の部屋のシャワーが壊れたとか……申し訳ありません、足を止めさせてしまって」

提督「いや、大丈夫だ。それよりなるべく床を汚さないように頼めるか」

秋月「はい。聞きましたね屑、間違っても戻したりしないように。もし戻したらそうですね……駆逐艦との接触を一週間禁止にします」

長門「むぐっ!? んぐっ、ぷはっ、おいひいれすっ! あおばさまの、足、おいひいれすぅ!」

青葉「うひゃひゃひゃぁ!? やめ、くすぐった、あははは!」

提督「今のうちに風呂に入って来るか……青葉も足止めされてるしな」

提督「……誰も居ない、か?」

提督「一応風呂場の灯りはついていない、か。さっさと入って汚れだけでも落としてこよう」



提督「ふー……久しぶりの風呂はやっぱり気持ちいいな」

提督「あんまり長い事入っているわけにもいかないが――」

高雄「あら、どうしてですか?」

愛宕「うふっ、今入ったばかりですよ~?」

提督「……誰も居ないと思ったんだが」

高雄「シャワーが壊れたのでしょう? お風呂の用意を持って出たと聞いて、お待ちしていました」

愛宕「鳥海ちゃんが教えてくれて、ず~っと待ってたの。お背中流しますね~」

高雄「私は前の方を……」

提督「前はいい。背中だけ頼むよ」

愛宕「あら? お背中も断られるかと思ったんだけど……」

提督「入ってしまった以上、覚悟はしてたからな。だけど普通に洗ってくれ、間違っても胸で」

愛宕「え~いっ♪ どうです提督? 愛宕自前のたぷたぷスポンジですよ~?」

提督「っ……! ぐ、う……」

愛宕「あらあら~? うふふっ、初物提督の初物、ちゃ~んとおっきしちゃってますねぇ」

提督「いいから、離れてくれ……」

愛宕「だめですよぉ~、洗い終わるまでは離れません。えいっ、えいっ♪」

高雄「仕方ありませんね、私は自分の体でも洗います」

提督「……じゃあなんで、俺の目の前に座るんだ」

高雄「こうやって男の人に見られると私、はぁ……んっ、濡れてくるんです……」

高雄「こう、指を膣に入れてっ……! は、ぁああ……掻き回すと、んんっ! 見えていますか提督……」

高雄「抜き差しするだけで、愛液が溢れて来るんです。あぁ、気持ちいいわ……もっと見てくださいっ!」

愛宕「あら? んもぅ、普通にオナニー始めちゃって。浴室にじゅぷじゅぷ愛液の音響かせて、恥ずかしいわね~」

愛宕「んふっ、提督は気持ちいいですか? 愛宕の勃起乳首でお背中コリコリしてますよ~?」

提督「……」

愛宕「あらあら、もう言葉も無いみたい♪ そんな荒い息で見たら、もっと興奮しちゃうわよ?」

高雄「イ、イキます提督っ! もうっ……あ、あああっ! ひ、いっ!」

提督「うぷっ!?」

愛宕「きゃっ! ……もう、潮噴きすぎよ~? 提督のお顔がびちょびちょ。拭って差し上げますね~…ん、ふ、おいひい…」

提督「や、やめろ……顔を舐めないでくれ」

愛宕「ぺーろぺーろ♪ それじゃあ提督、そろそろ、ちゅーしましょっか」

高雄「はー、はー……提督っ、私も、提督のおちんぽ様をペロペロしたいです……!」

愛宕「うふふ、スイッチ入っちゃったみたい。私もおまんこトロトロなの……初物おちんちん、入れちゃいましょ?」

提督「……」

提督(ここまで、か。特に理由もなく自重していたが、終わりと思うとなぜか悔しい気もするな)

愛宕「んっ……初物提督のキッス、なんだか素敵な味♪ それじゃあ仰向けになって下さいね~」

高雄「凄いです……オチンポ様が反り立って、はぁあ♪ にゅるにゅるの我慢汁が……♪」

愛宕「だーめっ。先に私のオマンコに、たくさん射精してもらうの~」

提督(ああ……愛宕の割れ目が近づいてくる。せめて速攻射精だけは死ぬ気で我慢して)


「――何をしているのです」

今日はここまででー。

加賀「その下品な脂肪の塊が惜しいなら、早く提督から離れなさい」

愛宕「あら~? そんなこと言われても、見て見て? 初物提督の亀さん、私の割れ目とくっついちゃってるぅ」

愛宕「今撃たれちゃったら腰がすとーんって落ちちゃって、その拍子に私のオマンコ貫かれちゃうかも♪」

提督「っく!? あぁあ……」

愛宕「うふふっ♪ どうですか提督? 割れ目とビラビラの素股、オチンポ挟んで締め付けちゃうの……あんっ」

加賀「っ、この、離れなさい!」

愛宕「やぁんっ! もー、乱暴なんだからぁ」

加賀「貴方が調子に乗るからよ……そこっ! 何をしているの!」

提督「あっ、ぐ、うぅ……!」

高雄「んむっ、はぁ♪ れろ、んんん……はつものてーとくの、オチンポさまぁ……おいしいですぅ」

愛宕「あらあら~、すっかりタガが外れちゃったみたいね~」

加賀「離れなさいこの駄艦! 蹴り殺すわよ!」

高雄「きゃあっ!? あ、あぁ……オチンポさまがぁ……」

加賀「まったく……挿入してはいないですね?」

提督「あ、ああ」

加賀「そう。良かった……」

提督「……なんで加賀も裸なんだ」

加賀「妙な事を言わないでちょうだい。お風呂に入るのに、服を着て入る訳ないでしょう」

提督「言い方が悪かった。なんで俺に跨るんだ」

加賀「……ここは譲れません。処女ではありませんが、その分提督をリードできますので」

提督「ちょっ……!」

愛宕「え~いっ!」

加賀「っ!? は、放しなさい!」

愛宕「後から来たのにいいトコ取りなんてダメよ~? 提督の我慢汁を溢れさせたのは、私達なのに~」

高雄「そうです、私だって初物提督の初物を頂きたいんです!」

加賀「やっ!? な、なら、どうして私の胸を、んぅっ!?」

愛宕「うふっ♪ 加賀さんだってこーんなにおっきなおっぱいしてるのに、陥没乳首なんて可愛いわ~」

高雄「凄い……こんなに沈み込んで、母乳はどうやって上げるのかしら」

愛宕「ん~、多分ちゅーちゅー吸えば乳首も起きてくるんじゃなぁい?」

高雄「そうですね。それじゃあ、はむっ……ちゅ、じゅるるっ!」

加賀「ひぃっ! あ、や、めてっ! そこは、だめ……っ!」

愛宕「本当に加賀さんって陥没乳首が性感帯なのね~、うふふ、私も反対の乳首ちゃんいただきまぁす♪」

加賀「ぁああっ!? やめ、なさっ……っふぅう、うぅ!」

愛宕「あらあら~? もうイっちゃったの。乳首舌ベロでほじほじしただけなのにぃ」

高雄「こっちは浸水が酷いですね……手マン、いこうかしら?」

愛宕「それじゃあ私はお尻の穴を弄ってあげるわね~。ほぉら加賀さん、足広げてね~」

加賀「あ、あ……んぎっ! ひいいいあああああ!!!」

愛宕「うふふ……あら? 初物提督? 帰っちゃったのかしら」

提督「ふー……少しは落ち着いたが、目の前でおっぱじめられるとさすがに玉が痛いな」

提督「しかしあの状況から逃げるしかないとは、我ながら情けない」

不知火「全くですね。敵前逃亡は銃殺もの、男としては最高に情けない姿だと思います」

提督「……不知火。どうしてここに?」

不知火「お風呂に入りに来たからですが。ここは脱衣所ですよ、他にどんな理由があるんです」

提督「そう、だな。すまん、馬鹿な事を聞いた」

不知火「いえ。それより初物司令、特別忙しいわけでもなければ、話す時は人の目を見ていただけませんか」

提督「……ああ、すまん……っ!」

不知火「どうしました? 不知火の裸に何か落ち度でも?」

提督(拙いな……あんなものを見た後だと、駆逐艦の身体でも目の毒だぞ)

不知火「それにしても、初物司令のモノを見たのは初めてですが。素晴らしい形ですね」

提督「それは、褒められているのか?」

不知火「勿論です。角度といい、太さと長さのバランス、亀頭の形……見ているだけで濡れてきます」

不知火「……いえ、それだけではありませんね。この頭の芯を疼かせる匂い、オスが多量の精液を生産している匂いです」

提督「なんだそれは」

今日はこれだけで。すぐに影響されてしまいます。

ちょっと地の文無しだとキツいのでちょいちょい挿入



提督「……風呂に入るなら、早く入った方がいいぞ。裸のままだと風邪を引くだろ」

微妙な話だけれど、少女達の裸程度は見慣れたものだ。しかし今、愛宕達の感触を受けて昂ぶる欲望は、未発達ながらしなやかな身体にさえ欲望を覚えてしまう。

そんな俺の心を知ってか知らずか、不知火は自身の小さな乳首が固くなっているのを隠そうともしてくれない。

不知火「それは司令もでしょう。そんなに勃起した陰茎では、うまく下着が穿けないのでは?」

提督「いいから入ってこい」

不知火「お断りします。初物の濃厚な匂いをこんな間近で嗅がされておきながら、おめおめと入渠することなどできません」

提督「……あのな」

駄目だ。聞き慣れた言葉でさえ、蕩けそうなほど脳に、そして何よりいきり立つモノに響いてくる。

そしてモノがビクンと跳ねることで、不本意にもそれを不知火に教えてしまう。それだけで、不知火が目の奥の情欲を燃え上がらせるには十分だった。

不知火「是非咥えさせて欲しいのですが、初物司令は許さないでしょう?」

不知火「不知火は一切司令に触れないと誓います。ですから、動かないでください」

提督「っ、おい! どこに顔を!」

止める間もなく不知火がひざまずき、端正な顔をイチモツに触れる寸前まで寄せてくる。触れていないと言っても、ごく小さな吐息さえも亀頭をくすぐるほどに。

不知火「っはぁああぁ……すぅぅう……いい匂いです……やはり、鈴口の間近で嗅ぐ匂いは全然違います」

たとえ吐息であろうとも、刺激に震えてしまうのが身体というものだ。

つい腰が動きそうになる瞬間、不知火から挑発じみた声が湧き上がってきた。

不知火「動かないでください。動いたら、私の鼻を司令の亀頭が犯すことになりますよ……私は構いませんが」

そう言われたら俺には何もできない。ただただ、不知火の鼻が満足するのを黙ってやり過ごすしかない。

不知火「あぁ、本当に、いい香り……栗の花が鼻腔一杯に広がって、頭がおかしくなりそう……!」

不知火「は、ぁっ! いい、いいですっ、ああ! 裏筋がピクピク動くと、石鹸に混じって少し汗ばんだ雄臭!」

俺からは不知火の顔が見えない。感じる吐息は玉袋の下にあるから、その辺りで臭いを嗅いでいるんだろう。

それでも、声の調子から発情しきっているのは分かる。これも、不知火らしさではあるんだが。

不知火「はぁあ……玉袋のシワ、きちんと洗ってませんね……? 素晴らしい匂いです。臭くてっ、ひ、あぁ……!」

不知火「イ、きますっ……! うぅうううう!」

不知火「はぁん……司令? 亀頭の先から、酷い臭いの先走り液が垂れていますが。こんな、美味しそうな」

不知火「酷い、酷いです。こんな、んうぅ、いい匂いなのに! 舐めさせてももらえないなんて……!」

悔しそうな声を滲ませてから潮を噴き、更衣所の床を濡らす。こんなものは見慣れた光景だ。

大口を開けて我慢汁が垂れ落ちるのを待つ不知火を見ながら、崩れそうな理性をそうやって騙すしかなかった。

不知火「ふぅ……一滴ですが、不知火は満足です。程よく粘ついて実に不知火好みの先走りでした」

提督「……そう、か」

不知火「できればこのまま射精を口で受けて飲み下したいのですが」

提督「分かってる、だろ」

不知火「はい。他の艦娘がまだ味わっていない甘露ですから、今日はこれで大丈夫です」

不知火「それでは不知火はこの余韻で自慰をしてきますので。失礼します」

提督「ああ」

提督「……くそ、全然鎮まらないけど、愛宕達が上がってくるまでに出ないと駄目か」

提督「それにしても、みんな服をもう少し丁寧に脱いだ方がいいだろうに」

提督「……くそ、これ以上ここに居ると拙いな。とにかく部屋に戻ろう」

提督「ん、食堂に明かりが……丁度いい、何か飲み物でも貰おうか」



提督「香取? 珍しいな、こんな時間に厨房にいるなんて」

香取「あら、こんばんは提督。提督こそお夜食を?」

提督「いや。少しお茶でも飲んで眠ろうかと思ってな」

香取「お茶ですか。お休みになるのなら、お茶よりも白湯の方が良いかと思いますよ。お茶だと逆に目が覚めてしまいますから」

提督「そうか……じゃあお湯にしておくよ」

香取「ふふ、すぐに用意しますね。お待ちください」

提督「悪いな。香取は、それは茹で卵でも作ってたのか」

香取「ゆで卵というより温泉卵ですけれど、お一つ食べますか?」

提督「特に腹は減ってないから大丈夫だが、やけに多いな。それを全部食べるのか」

香取「いいえ、これは陽炎型の子たちと扶桑さんに食べさせるんです」

提督「駆逐艦たちと、扶桑? 今からか?」

香取「明日の朝に、ですね。これも訓練の一環ですから」

提督「よく分からないが……扶桑にも訓練をするのか?」

香取「ええ。もしよければ、明朝五時に第三訓練場までお越しください。説明させて頂きますので」

提督「そうか……分かった。白湯、ありがとう。俺はもう寝るよ」

香取「はい、おやすみなさいませ。それと提督、あまり我慢しすぎると精臭がして我慢のきかない子もいますから、ほどほどで抜いてくださいね」

提督「……善処する」

提督「おはよう香取、それに陽炎達や……不知火、扶桑も」

香取「おはようございます提督。さあみなさん、提督にご挨拶を」

『おはようございます、初物司令!』

提督「おはよう。凄いな香取、つい先日来たばっかりでしっかり教導できてるじゃないか」

香取「ふふ、みなさん素直で物覚えがいいですから」

提督「それで? それは昨日の卵だろう。どうやって使うつもりなんだ」

香取「少々お待ちください……みなさん、まずは準備運動からいきますよ! では今日は、磯風さん」

磯風「はい」

香取「せっかく初物提督に来て頂いているのですから、ご自分でおねだりを。わかりますね?」

磯風「……はい。初物司令、失礼する、っぐ!?」

香取「失礼いたします、でしょう? プライベートはともかく、訓練中は敬語を欠かさずに。次はお腹に鞭では済みませんよ」

磯風「は、い……初物司令、失礼いたします……い、磯風の、未熟な膣に、ご教授くださいませ……」

香取「よくできました。ではまず腰を下ろして、次は?」

磯風「手を後ろについて、腰を上げます。なるべく、足を広げながら……!」

香取「そうですね。貴方の小汚い膣を提督に見て頂くのですから、足は180度開きますよ。さあどうぞ」

磯風「う、ぐ……くっ、ぅ……!」

香取「……180度開きなさい。5、4、3……」

磯風「う、ううう! もう、ちょっとで……!」

香取「2、1、0。時間切れですね、罰として胸に鞭打ち10回です。そのままの体勢でいなさい」

香取「もし腰を落としたりしたら更に10回ですよ。さあ、行きますよ!」

磯風「あうっ!? かふっ、ぎゃっ! あ、あっ! い、いだいぃッ!」

提督「香取、あまり傷跡が残る様な事は」

香取「ご安心ください提督。操鞭術は心得ています、痛みと音はありますがいずれも後には残しません」

提督「……そうか。ならいいんだが」

香取「いいえ。それよりも提督に不安を抱かせてしまったことに対し、私に罰をいただけないでしょうか」

提督「いや、あまり気にしないでくれないか」

香取「そうは参りません。磯風に罰を与えておきながら自分のミスに目を瞑ったとあっては、教導艦失格です」

香取「もし提督から罰を与えて頂けないのでしたら、私は今後囮艦としての役目を全うするより他にありません」

提督「……分かった。じゃあ磯風と同じように、ムチウチ10回だ。鞭を貸してくれ」

香取「はい。今脱ぎますので、少々お待ちください」

提督「着たままでいい。磯風も服を着たままだろう? 俺は磯風と同じように、といったんだ」

香取「承知致しました。では、お願いいたします」

提督(……さすがに大きいな。しかし香取もノーパンにストッキングか、肉付きもいい)

香取「提督、全力でお願いいたします。手心は一切不要ですので」

提督「分かった。じゃあ、行くぞ……うまく当たらなかったら、すまない!」

香取「っ……ふっ!? げほっ! あ、あと、8回、お願いしますっ」

提督(肺辺りを打ったか……さっさと済ましたほうが香取のためでもある、か)

提督「これで10回だな。香取、訓練を続けてくれ」

香取「は、い……すみませんみなさん、では、ただいまから教導を始めます。磯風さん、よくその姿勢のままでいられました。残りの鞭打ちは無しにしましょう」

磯風「あっ、ありが、とうございますっ」

香取「お手を煩わせてしまい申し訳ありませんでした提督、どうぞそちらの椅子に掛けてお休みください」

提督「ああ、そうさせてもらうよ」

香取「ではみなさん、まず一人一つこの卵を配ります。扶桑さんもどうぞ」

扶桑「はい……少し大きめですね」

香取「扶桑さんは戦艦ですので。さあ、それぞれ卵を膣口に宛がってください。火を通していますからそう簡単に割れません。怯えるとかえって力んでしまいますからね」

香取「うまく入れられたら手を挙げて……雪風さん、早いですね」

雪風「はいっ! 思ったより簡単でした!」

香取「では確認するので足を広げて……はい、確かに。お見事です」

雪風「えへへ、これを出せばいいんですか?」

香取「そうですね。出す時は四つん這いになるか、和式トイレのように踏ん張るか。どちらにしますか?」

雪風「じゃあ四つん這いで!」

香取「分かりました。では出せたらまた呼んでくださいね……さあ! みなさんも雪風さんを見習ってください!」

香取「はい、これで天津風さん以外は卵を挿入できましたね」

天津風「ひっ、ひっ、ふっ! やだ、なんで入らないのよっ!」

香取「膣圧が強すぎます。少し練習していなさい……扶桑さんが終わるまでに入れられなければ、お仕置きですよ」

天津風「ひっ!? こ、このぉっ! 入って、入ってよぉおお!」



香取「お待たせしました扶桑さん、入れられましたか?」

扶桑「ええ……」

提督「……駆逐艦はともかく、扶桑も同じ訓練をする理由はなんなんだ?」

香取「いえ、これは訓練というよりはプレイの一環です。今からこのヘッドホンで暗示のようなものをかけていきます」

提督「暗示? そんなに簡単な物なのか?」

香取「本人が掛かりたいと思っていれば、少しのコツで可能です。では扶桑さん、いきますよ」

扶桑「お願いね……」

香取「まずは目隠しをします。そして手を縄で縛り、四つん這いに。提督、扶桑さんの秘所は見えますか?」

提督「ああ。うちじゃ普通の格好だが、これがどうかしたのか?」

香取「ここで扶桑さんにヘッドホンを被せます。私達も一緒に内容を聞きましょう」

提督「……大丈夫なのか?」

香取「受け入れようとしなければただのBGMですよ。それでは流しますね」

『――ねえあなた、姉さんに言わなくていいの? お前はただの性処理道具だって』

『扶桑? ああ、あの馬鹿女か。妊娠したのがバレて、鎮守府からも男からも捨てられたらしいな』

『扶桑さんですか……前は憧れてましたけど、ただの売女ですから。それより赤城先輩って格好良くて』

扶桑「っ、う、ああぁ……ひっく、うぅうううう……!」

『正直、私の食堂に来てほしくないですね。せっかくの食事も不味くなりますし』

『入渠されると迷惑っぽい! 嫌われてるって分かってるならさっさと消えればいいっぽいー』

『戦艦の恥さらしネー! でも、囮にはなるカナー』

扶桑「いやぁ……やめて、やめて……」

『孕んだんでしょ? 気持ち悪い。どっか行ってほしいわ』

『そうねえ……私、男は嫌いだけど扶桑さんはもっと嫌い。彼女に抱かれるくらいなら男に抱かれた方がまだマシね』

『知ってる? 幸せそうにお腹撫でてたんだってー! それで、次の日捨てられたの! マジ受けるよねー!』

扶桑「いやあああああああああ!!!!!!」



香取「各艦娘の方々にご協力いただきました。もちろん艦娘ですから孕めませんが、暗示で孕んだように錯覚するための物ですね」

提督「聞いていて気持ちのいいものではないな」

香取「はい。しかし扶桑さんは、こういう責めが一番興奮するようです。今だって上も下も大洪水ですからね」

香取「涙と鼻水を流しながら愛液も垂れ流す。器用な方です、さすが戦艦ですね」

とりあえずこんなもんで。

香取「さて、そろそろですね。音声を止めます」

提督「まだ何かあるのか?」

香取「今までの音声は準備ですから……扶桑さん、聞こえますか? 嫌な事を言う人たちはもういませんよ」

扶桑「うーっ! うう、うー……ほ、ほん、どう?」

香取「もちろんです。ほら、ぎゅってしてあげますね……どうですか、安心できますか?」

扶桑「ぁあ……は、いぃ! よかった、よがっだぁああ!」

香取「うふふ、今日は扶桑さんが赤ちゃんを産む日ですもの。ね?」

扶桑「あかちゃん……そう、そうね、あかちゃんを産むの……あの人の、あかちゃん……!」

香取「そうですよ、赤ちゃんです。扶桑さんのここに固いものがあるでしょう? これが赤ちゃんですよ」

香取「でも今は中から出て来れないんです。扶桑さんがちゃんと産んであげないと、出て来れないんです」

扶桑「! そ、そんなのダメッ! 赤ちゃん、赤ちゃん出てきてぇっ! お願いだがらああああ!!」

香取「落ち着いてください扶桑さん。無闇に泣き喚いてもだめ。そっと力んで、出産してあげてください」

香取「ひっひっふー、ひっひっふー……」

扶桑「ひ、ひっ! ひっ、ふぅううう……! ひっひ、ふうう!」

扶桑「ん、ああああ!? 何か、あるのぉ! 産まれる、あかぢゃん、うまれるうううううう!!」

扶桑「あ、あっ、あああああ!! はっ……はっ、はぁあああ……」

香取「素晴らしいです扶桑さん! 見てください、赤ちゃんの卵ですよ。扶桑さんの子供です!」

扶桑「あ……? たまご、そう、わたしの、こども……ふふ、可愛い子供……」

香取「そうですよ。こんなに可愛い子供ですから」


――グシャリと、香取は何の気負いもなく踏みつけた。


香取「さっさと潰してしまいましょうね」

その時の扶桑をなんと言えばいいのか。

初めは笑顔だった。子供と対面した母親のような、思わず見惚れるほど綺麗な笑顔。

次の瞬間にはキョトンと。何が起こったのか、全く理解できない顔をしていた。子供みたいに、ただ無邪気な顔。

そして少しずつ歪んでいく。理解するほどに見開かれていく目は絶望の色を帯びた、地面にたたきつけられた人形みたいな表情だった。

扶桑「ぃ、ゃ」

よろよろと四つん這いで、香取の足元までたどり着く。口は動いているけど声は聞こえなかった。

扶桑「ぁ、か、ちゃ……」

震えた手で卵の殻を拾うけど、そんなことに意味は無い。潰れた黄身と白身を掬い上げたって、拾った傍から落ちていくだけだ。

扶桑「あかちゃん」

扶桑「わたしの、あかちゃん」

扶桑「どこ?」

不意に、扶桑の顔から表情が抜け落ちる。ぺたんと座り込んだまま顔を忙しなく動かして、香取の事なんか目にも入らないようだ。

それでもたっぷり1分ほどたってから、手を汚す卵に気付いたんだろう。

……思わず見惚れるほど、酷く綺麗な笑顔を浮かべて、言った。

扶桑「ああ、ここに居たのね。ダメよ? 勝手に」

母親が子供を叱る様な言葉を、心から心配した母親の声色で言うのだ。


――卵が絡む手を、再び香取に踏みにじられたのは、その直後だった。

香取「ダメじゃないですか扶桑さん。ゴミの付いた手で訓練場に入ったら」

扶桑「……? ごみって?」

香取「その手の生ゴミのことですよ。さっさと流して来て下さい」

扶桑「…………これ、は、わたしの、こども?」

香取「さあ? 私にとっては生ゴミにしか見えませんので。ただ――」

そう言うと香取はヘッドホンを手に取って、扶桑の耳に当てた。いつのまに再び流れ始めたのか、艦娘たちのセリフの録音が俺の耳にも届く。


『扶桑ねえ。ゴミよ』

『陳腐だけど、ゴミ戦艦とか鉄屑とかー。そーゆー感じかなー』

『産廃クマー。それかゴミかもしれないクマ!』


香取「人によっては、貴方のこともゴミに見えているようですから」

香取「ふふ、ふふふ! そのゴミも――」

香取が靴の裏についた卵を地面に擦りつける。扶桑は過呼吸かと思うほど激しい呼吸を繰り返し、声帯は決壊を控えたような震える嗚咽を断続的に漏らしている。

香取「――貴方にとっては、ゴミではないのかもしれませんね」


その後しばらくの間訓練場に響いたのは、人の言葉ではない、獣のような悲鳴だけだった。

香取「はい、これで解除音声もばっちりです。もう大丈夫ですよ」

扶桑「ふぅ……ありがとうございました。提督も、見苦しかったでしょう?」

提督「なんというか、あれを毎回やってるのか?」

扶桑「ふふ、そんなことはありませんよ。ここまで手が込んだことをお願いするのは、月に一度くらいです」

香取「私にとっても初めての試みでしたが、意外とクセになってしまいそうですね」

提督「……やめておけ。陽炎型が震えてるぞ」

香取「あら……そうそう天津風さん? 扶桑さんは終わりましたが、卵は入りましたか?」

天津風「う、ぐっ、は、入りました……っ!」

香取「そうですか、素晴らしいです。それでは今朝の訓練はここまで! みなさん、お疲れ様でした」

『ありがとうございました!』



扶桑「それでは提督、失礼いたします」

提督「ああ」

提督「……扶桑は大丈夫そうだな」

提督「後は、あっちか」



秋雲「ちょっ、天津風りきみすぎ! ていうか膣痙攣してる!」

陽炎「しばらくは取り出せないわね。ほら、朝ご飯の前に入渠しましょ」

浜風「困ったわね。いいわ、間宮さんに朝ご飯をそっちに持って行けるか聞いてみる」

黒潮「ほら、あんま泣かんときーや! そのうち出てくるっちゅうに!」



提督「……大丈夫だろう。香取もついてるみたいだし」

今日はホントにここまででー。

提督「今日の朝飯はパンとベーコンエッグとサラダに……チョコレート?」

間宮「ええ、もうすぐバレンタインですから。男性にはチョコレートをお付けしてるんです」

提督「そうか。男自体が少ないから手間じゃあないだろうけど、ありがたく受け取っておくよ」

間宮「ふふ、はいどうぞ。お返しを期待していますね」

提督「ん……そうだな。貰った以上は返させてもらうさ」

間宮「童貞は希少価値が高いですから、他の物で大丈夫ですからね」

提督「ハナから送る気も無いんだが」

皐月「あっ、司令官おはよう!」

如月「おはよう司令官、あん……今日も初物のえっちな匂いがするわ」

提督「ああ、おはよう。今日は睦月型で集まってどうしたんだ?」

文月「女王司令官に頼まれたんだ~。上手く作ってくれって」

弥生「見てもいいけど、良ければ確認をお願い……します」

提督「作ってるってそれ、なんなんだ? 片栗粉?」

卯月「牛乳とかで試したけど臭いが上手くいかないぴょん! 美味しい牛乳飲めないんだぴょん……」

睦月「イカ臭いってよく言うからイカのすり身を混ぜたりしたんですけど……」

望月「それだと海鮮になっちゃうんだよね。あの絶妙な臭さが出なくってさ」

長月「普段口にしていても自分で作るとなると難しいな。料理にも言える事だが、作ると食べるじゃまったく違う」

三日月「いっそ初物司令官に出していただいたほうがいいのでは?」

菊月「だからそれだと女王司令官のオーダーと違うだろう。あくまで『精液風』で精液を混ぜたらだめなんだから」


如月「と、こんな風に紛糾しちゃって。なかなか上手く進まないの」

提督「なんとなく察したが、また阿呆なことをしてるんだな……」

皐月「司令官は何かいい案って無い? もう口に入った瞬間、精液だ! って思うような感じにする工夫ってさ」

提督「悪いが全く思いつかないな。そもそも味が分からん」

卯月「え? 司令官は自分のせーえき飲んだこと無いぴょん?」

長月「言ったじゃないか。自分の出した精液を舐めとるなんて椅子提督くらいだって」

睦月「でも、ホスト司令官は出した後のおまんこ舐めてくれるよね?」

文月「あれは事後のケアじゃないかなぁ~。巨根司令官は拭くだけで終わりだよぉ?」

三日月「そもそも私達だって、オナニーの時に愛液を舐めたりしないですよね」

卯月「ぷぁ~、それは盲点だったぴょん! その理論なら初物司令官が飲んだことないのは当然っぴょん!」

如月「まったくもう……あら、弥生? それ凄くザーメンみたいな臭いだわ!」

望月「マジで!? すっごいじゃん! よーやく出来たねー」

弥生「いえ、まぐれだから……偶然もいいところで」

菊月「偶然でも結果が全てさ。これで依頼任務達成だなっ」

提督(……本当に凄まじくリアルだな。どう見ても精液じゃないか)

睦月「それじゃあ誰が持ってく? 私はあんまり……」

菊月「私はあまり行きたくないな。女子寮は少し肌に合わない」

皐月「菊月は男好きだからね。ボクが行くよ、たまには女の子同士で絡みたいし」

卯月「うーちゃんも行く行く! 女王司令官がどーやって使うか気になるぴょん!」

提督「女子寮か……それなら書類を持って行ってくれないか? ちょうど女提督宛てのものがあるんだ」

如月「あら、それなら一緒に行きましょうよ。普段執務室にこもりっきりなんだから、散歩くらいしないと、ね?」

提督「む……まあ、それもそうなんだけどな」

如月「それじゃあ行きましょ。ほら早くぅ、女の子にリードさせてたらダメよ?」

皐月「あっ、ズルいよ! じゃあボクは反対側の腕!」

卯月「うーちゃんは背中がいいぴょん! 司令官の背中がいいなー!」

提督「分かった分かった、仕方ないな……」

三日月「初物提督の背中の感触でオナニーですか? 羨ましいです……」

長月「卯月もノーパンだからダイレクトに伝わって気持ちいいだろうな。早くも濡れてるみたいだし」

提督「やっぱり卯月は歩いてくれ」

皐月「あ、女子寮が見えて来たよ!」

提督「今日の門番は天龍か。これなら直接会って渡せそうだな」

卯月「おーい! 天龍ちゃーん!」

天龍「あん? なんだよ、駆逐艦に初物提督か。何か用かよ?」

如月「女王司令官に頼まれてたものが出来たの。面会させて貰えないかしら」

天龍「頼まれてたねえ……よし、見せてみろよ。危険物だったら通せねえからな」

提督「また検閲官みたいなことを。言っておくけど、書類は見せられないぞ?」

天龍「ちっ、しょーがねーな。んじゃ駆逐艦の頼まれ物だけでいいや、何が入ってんだ? そのデカい水筒」

如月「これはねえ……手、お椀にして出してみて?」

天龍「あ? こうか?」

皐月「はいどうぞ、ドロリ濃厚だよ」

天龍「んだよこ、れ…………」

提督「おい、天龍が固まったぞ」

卯月「てんりゅーちゃんはレズ調教されまくりだぴょん。せーえき耐性は無いんじゃないかなぁ」

如月「今のうちに入りましょ。何分かしたら泣きながら手洗いに行くでしょうし、放置しとけばいいわ」

皐月「女王司令官の部屋はあっちだよ!」

提督「……まあいいか。別に劇物ってわけでもないし」

提督(女子寮の艦娘にとってはある意味劇物かもしれないけどな……)

「おや、男子禁制の女子寮へようこそ初物くん。女子の甘い空気は堪能できたかな」

提督「甘ったるくて気持ち悪くなりそうだよ。艦娘に会わなかったけど、今日は非番は居ないのか?」

「ん? 門に天龍が立っているはずだけれど、会わなかったのかい?」

皐月「居たけど、この依頼品を見せたら固まっちゃったよ」

如月「ウブよねえ。精液モドキで思考停止なんて、なぁんにも知らない処女駆逐艦みたい」

「なるほど。済まないね、天龍は男に抱かれたことが無いからね……やっぱり今度抱かせてみようか」

卯月「それよりじょーおー司令官! 依頼遂行の報酬が欲しいぴょん!」

「おっと申し訳ない、これが約束の催淫剤だ。速攻性があって毒性もあるから使った後は入渠するように。人間には絶対使ったらいけないよ」

卯月「了解ぴょん! 早速三日月ちゃんに飲ませて発情放置しちゃうよー!」

如月「うふふ、イキたくても手足も動かせず、いざイかされる時には止められずイキ狂うまで攻め立てる……ぁあん! 想像だけでも、濡れてきちゃう!」

卯月「それじゃあ司令官! うーちゃんたちは先に失礼するぴょん!」

提督「ああ、またな……ん、皐月はいかなくていいのか?」

皐月「ボクは司令官と一緒に帰りたいから。お仕事手伝うよ!」

提督「そうか。といっても今日はあんまり仕事が無いんだけどなぁ」

「ほうほう、それなら少し見て行かないかい? 作ってもらったコレを早速使うんだけどね」

提督「……また悪趣味なことに使うんだろうけど」

「ふふふ、ま、見てのお楽しみだね」

「さっき卯月に渡した催淫剤だけどね、当然私達も何度か使っているんだ」

道すがら向けられる敵意に、彼女の説明もイマイチ頭に入って来ない。

少しばかり女子寮を甘く見ていたようで、戦艦は自制できても軽巡あたりからは重いきり睨まれてしまっている。

もし女王の彼女が傍に居なかったらと思うと……少しばかり、恐ろしい。

「とはいっても最近開発されたばかりでね。毒性辺りは優先して調べたものの、限界量なんかはまだまだ未知数だ」

皐月「え? じゃあ三日月ちゃんが……」

「ああ、卯月に渡した量なら全部使っても大丈夫だよ。その倍でも、相当乱れるけれど狂ったりはしない」

「そこで、だよ。今日はそのための実験をしているんだ」

提督「……つまり、限界を見極めるまで投与するってことか?」

「ふふ、そういうことだね」

振り向いた彼女の笑みは、本当に綺麗だ。蠱惑的で、情熱的で、魅力的。見れば女子寮のメンツは卒倒しそうな勢いだし、皐月でさえ頬を赤く染めている。

スタイルの良さも髪の艶も艦娘たちに劣らない。

提督「怖い所だな、ここは」

「なに、慣れれば良い所さ。そういう風に調教するからね」

……本当に怖い所だと思う。

「さあここだよ……龍田ちゃん、大井ちゃんの様子はどうかな」

龍田「あらぁ? 女王様に皐月ちゃんと初物提督、見学ですか?」

提督「ほとんど強制だったけどな……大井に薬を投与してるのか」

北上「そだよー。ちょっと入れすぎたかもしれないけどねー」

まさに実験場とでも言おうか、案内された地下室はどうにも狭く、機材や道具の山の中にポツンと無骨なベッドが据え付けられている。

その上に、全裸で土下座のような体勢で拘束された大井が居た。

大井「ふっ、ぐ、ふううううう!? ううう! うーっ! うううぅう!!」

北上「ほらほら暴れたらダメだって大井っち。せっかく初物提督が見に来たんだし」

大井「んぅうっ!? んんんん! んぐ、んーっ!」

入り口側から見えるのは、壊れた蛇口のように愛液を落とし続ける膣と、痙攣するようにヒクつく尻穴だ。

響き渡る言葉にならない悲鳴からは、ギャグボールでも噛まされていることは容易に想像がつく。

男の視線から逃れようと体を揺らすが、できることと言えば尻を振るくらい。汗ばんだ尻が揺れると吐き気がするほど甘い香りが鼻を刺し、思わず劣情が溢れ出そうになる。

「今の感度はどれくらいかな」

龍田「そうですねぇ、例えばこうやって優しく背中を撫でると」

大井「――――っ!! ぐ、ぶっ! ぐううううう!?」

ぶしゃっ、と噴出した愛液が叩きつけられ、辺りを湖に変えていく。同時に弓形に反り返る体は激しく痙攣して。

大井「んがっ、ば……ぶぎゃ……」

事切れたように脱力して失禁する大井の姿に、俺は若干引き、皐月は頬を染めてモジモジしていた。

「ふふ、なかなかいい感度だね」

龍田「ええ。これなら実験できそうですねぇ?」

皐月「実験って何するの? ボクでよければ手伝うけど!」

北上「んー、今んとこ大丈夫かなー。初物提督もそこの椅子に座ってていいよー、パイプ椅子だけど」

提督「分かった」

「さてと……今日のプランだけどいたってシンプルだよ。ひたすらイかせながら、あることをさせる」

龍田と北上は分かっているんだろう。彼女は俺と皐月に向かって、まるで教師のようにゆっくりと話す。

「お二人さん、今日君たちが持って来てくれたものは何だったかな」

皐月「精液!」

提督「モドキだろう」

「そう、精液モドキだ。素晴らしい事に臭いも粘度も色合いも、精液としか思えないほどの、ね」

……随分と好評のようだ。水筒を開けた龍田と北上も、驚嘆の声を上げている。

「話は少し変わるけど、ここにいる大井ちゃんは精液とは無縁の子でね。仕事はともかくプライベートでは男なんてとんでもないという子だ」

「当然精液なんて触れたこともない。忌み嫌ってさえいる」

気絶している大井だが、そんな状態でさえ体は反応してしまうらしい。尻を撫でられるだけでビクンと跳ねて、太ももを流れる淫猥な川に新しい水を流し始める。

「そんな子がだよ? もしそんな子が、どう見ても精液としか思えない液体を飲まされたらどうなる?」

「憐れにも犬のように這いつくばって舐めとるんだ。嫌で嫌でたまらないのに、イってしまう」

「女の子でしかイった事の無い子が、飲精しながら無理やりイかされたら」

「――大井ちゃんは、どうなっちゃうんだろうねぇ。ふふ、ふふふ、あっははははは!」

今日はここまででー。

「さて……そろそろ大井ちゃんを起こそうか」

北上「りょーかい。大井っちー、そろそろ起きなよー」

言いながら北上の指は、ベッドとの間で潰れる柔らかそうな胸の頂きを摘まむ。それだけで、大井は狂った。

大井「んんんんん!? んごっ、う、ううぅううううう!!」

龍田「無理よぉ大井ちゃん、そんなに身体よじらせても拘束は解けないわよぉ?」

大井「んー! んーっ! んぶ、うぶぇ!」

「うーん、ギャグボールだとイマイチだね。北上ちゃん外してあげて」

北上「はいはい」

こっちからは大井の顔は見えない。けれど、肺が引き攣ったかと思うほどの切迫した呼吸が余裕の無さを感じさせる。

大井「ごっ、ごべ、んなざいぃ! もう、やだ、やべで……」

北上「何が? 別に大井っち悪い事してないじゃん」

大井「もう無理なのっ! これ以上、イッたら、死んじゃうッ!」

悲壮感溢れる叫び声だが大井も艦娘だ。部屋の隅のバケツがあればそう簡単に死にようがない。

それは提督である彼女も分かってるんだろう。何の前振りもなく、ヒクつく尻穴に指を突き立てた。

大井「ぎっ……ぎゃあああああ!? おっ、おごっ!? ふ、うううううう!」

「おや、ギャグボール外しても声は変わらないね。しかし尻穴は随分こなれたみたいだよ」

北上「そろそろ人参でも挿れてみる?」

「それもいいけれど、今はこっちを入れたいな。まだまだ余裕がありそうだからね」

北上「うわあ、これ以上投与しても大丈夫ー?」

龍田「それも直腸でしょ~? 怖いわねぇ」

……彼女たちの言葉で察したんだろう。止めどない快楽に打ち震えていたはずなのに、今は恐怖におびえていた。

大井「う、嘘でしょう? 女王提督、龍田さん、北上さんッ! うそ、うそウソウソっ! 止めてええええ!」

「ふふ、私達がそれで止まる訳ないくらいわかるだろうに。ああ、でも立場で言えばそこの初物くんに言われたら止めないわけにはいかないか」

ヘタクソな芝居を見抜く余裕は、今の大井には無い。

男の俺に頼らなければいけないことにしばらく逡巡すると、意を決したように口を開き。

大井「は、初物提督! おねがいしま」

「はい時間切れ。直腸吸収だ」

言葉を発し終えるより早く、その薬の入った試験官が尻穴に突き立てられた。

潰れた蛙のような声。ドロリとした液体がゆっくりと大井へと染み込んでいく。

「暴れたらダメだよ大井ちゃん。試験管が割れたりしたら大惨事だからね」

北上「龍田っち、そっち側からお尻引っ張ってー」

龍田「はいはぁ~い。ごめんねぇ大井ちゃん、お尻のシワ伸びきっちゃうかも~」

大井「いやあああああ!! もういい、もういいのッ! もう、やだあああああ!」

「うーん……7割、半分……こらこら大井ちゃん、そんなに締め出そうとしないの。いつまでも終わらないよ?」

振り向く大井の顔は酷いものだ。見開かれた目から流れる大粒の涙、涎と混ざった鼻水が顔の下に水たまりを作っている。

薬の影響だろう、尻肉を広げる二人が大井の胸を掴むだけで、切なそうに蠢く膣からボタボタと愛液が落ちていく。

「よしよし、あと3割、2割……全部入ったよ。北上ちゃん、アナルプラグを」

北上「はいはい、おいしょっとー」

遠慮も優しさも無く、指三本分ほどもあるプラグが強引に捻じ込まれる。

さっきまで聞こえていた淫靡な水音はもう、大井の絶叫にかき消されてしまっていた。

さすがの即効性というべきか。大井が痙攣すると、その揺れで頬がベッドに擦りつけられる。

それさえも快楽になるようで、快感に震え、その動きで更に刺激を受ける。

「しかし艦娘は便利だね。こうまで水分を出し続けても脱水にはならない……とはいえ出すものが無くなっては困る」

北上「けどすっごいねー。触らなくてもずーっとイキ続けてるし」

龍田「うふふ、でもここからでしょう?」

「そうだとも。そろそろ準備してあげるとしようか、大井ちゃんも辛そうだからね」

提督「……誰がやったんだ、誰が」

皐月「すっごいなぁ。ボクもちょっと欲しいかも」

ケラケラ笑う彼女の手には、例の水筒と犬の餌皿。

たっぷり注がれた精液モドキから立ち上る精臭が、大井の匂いで満たされた部屋に混ざっていく。

「いやいや、これはまた凄まじい臭いだね。さあて大井ちゃん」

「目の前にあるモノが見えるかい? 今からこれに中和剤を混ぜるよ」

それが本物じゃないなんて、大井は知らない。ただ呆然と快楽地獄から逃れる希望が、白濁液と入り混じるのを眺めるだけだ。

「さあどうぞ。全部飲みきればそこそこ楽になるだろう」

大井「……き、たがみ、さ……」

北上「飲めばいいんじゃない? それってどう見てもアレだけどー」

龍田「良かったわねぇ、中和剤を頂けて」

にこにこと笑みを浮かべている三人と、中央で青ざめる大井。

何分もの時間を掛けた後。

震えながら、大井は舌を伸ばした。

大井「う、っぷ……! ぁ、あああっ!」

「ふふ、これは面白いじゃないか。オスの臭いと吐き気さえ快楽になって、愛液を垂れ流してるよ」

北上「大井っちってば発情しすぎー。そんなにソレが美味しいの?」

大井「ぢがうっ! ぢがうの、ごんなの、おいじぐないのにぃいい! い、イグぅッ!!」

龍田「何が違うのかしらぁ? オスの精汁を舐めてイキ狂うなんて、男の性奴隷みたいよぉ?」

大井「ぢがううううう! ぎらい、こんなの嫌いなのっ!」

泣き喚きながら精液モドキをチロチロ舐める大井。姿だけを見れば、言葉だけのようにも感じてしまう。

「んー……そんなに嫌ならもう舐めなくていいよ」

ひょい、と餌皿が彼女の手で遠のく。二人も面白がって乗っかるのだから、大井の慌てっぷりはいっそ憐れなくらいだ。

北上「そうだねー、飲みたくないなら無理に飲むことないよ」

大井「ち、違うぅう! 要る、要るのっ!」

龍田「何が要るのかしらぁ? 何をどうしたいのか聞かせてくれないと、全然分からないわぁ」

大井「っ……そ、の……液……」

「聞こえないね。別に要らないならこれはさっさと捨ててしまおうか」

大井「ま、待っで! 要る、要るの! 精液要るぅ!」

北上「ふーん。それで? その液をどうしたいの?」

大井「飲まぜでくだざいっ! せーえき飲むっ! 精液飲みたいでずぅ!」

「へえ、精液飲むだけでイっちゃうのにねえ。そんなにイキたいんだ」

大井「イグのっ! ぜーえぎのんで、イく、イキたいのぉっ!」

支離滅裂だ。大井自身何を言っているかも分かっていないんだろう。

「ふふふ! 自分で言った言葉はね、例え分かっていなくても無意識に刻まれるものだよ」

笑いながら差し出される餌皿を、大井はがむしゃらに舐めまわす。

時々北上に「美味しい?」と聞かれては、「美味しいですっ!」と泣き笑いを浮かべて答えながら。

今日はこんなもんでー。

餌皿が綺麗に舐めとられて、ようやく大井の快楽地獄は終わったらしい。

顔中を精液モドキでベトベトにしながらベッドに横たわり、壊れたように笑っていた。

大井「ふ、ふふ、飲んじゃったぁ……精液飲んで、喜んじゃったの……」

北上「うっわー、大井っちの顔と口臭ヤバイねー。ザーメンっぽい臭いがひっどいよ?」

龍田「本当ねぇ。でもあんな量を飲むなんて、相当好きモノよねぇ」

北上「てゆーかあの量を飲める子ってそうそう居ないってば。大井っち、男を喜ばす素質あるよー」

ひゅ、と口笛のような音が大井の喉を鳴らす。それが泣き声になるものだったのか、ヤケクソの笑い声だったのかは分からない。

それが判るよりも前に、彼女は命令をされてしまったから。

「大井ちゃん。君が喜んで飲み干した精液みたいなものだけどね、そこの初物提督と睦月型達が協力して作ってくれたみたいでね?」

「……いつまで寝ているつもりかな? さっさと感謝を。できるだろう?」

北上「当然だよねー。それもできないような大井っちは、私も嫌かなー」

酷くぼんやりとした意思の欠けた瞳。そのくせ体は命令を受けて動くのだから、調教具合も分かるというものだ。

龍田「もちろん提督さんの所までは四つん這いよねぇ?」

北上「感謝の印っていうとさー、なんだろうね。足を舐めたりしてみる? ああ、男の人にはやっぱりフェラかなー、ねえ大井っち」

「こらこら、相手は初物君だよ。そのモノを勝手にしゃぶるのは拙い、他の反発を食らいそうだ」

……女王様には少し感謝を。震えて泣きじゃくりながら顔を俺の股間に埋めようとしていた大井が、直前で止まってくれたのだから。

皐月「もう! 司令官のおちんちんはボクだって舐めたいんだからね!」

「おやおや。これは早速反発が来たかな……ふむ」

提督「とりあえず俺には何もしてくれなくていい。見ていただけだからな」

北上「だってさー。女王提督、どうしよっか?」

「そうだね……よし。大井ちゃん、皐月ちゃんにご奉仕してあげなさい」

「その精液に塗れた舌で皐月ちゃんの秘部を舐めるんだ。毛の無い割れ目を拭い、ハリのある膣壁にザーメンと唾の混じりものを塗りたくってあげようじゃないか」

皐月「えー? うーん……ま、いっか。ボクもかなり濡れちゃったし。パンツ穿いてないからスカートもべちょべちょだよ」

提督「……ちょっと待て。なんで俺の膝の上に乗ろうとするんだ」

皐月「えへへ、だってせっかく初物司令官がいるんだもん。ボクもたまには司令官に甘えたいよっ」

提督「ズボンが濡れるから遠慮したいんだが」

「ほう? それなら脱いだらどうかな。君の初物があった方が皐月ちゃんも嬉しいだろう」

北上「そういえば愛宕っちや高雄っちは見たって言ってたかなー。高雄っちなんて、舐めたって楽しそうに報告してたし」

龍田「榛名さんは随分悔しそうでしたねぇ」

提督「……このままでいい」

皐月「あっ、んんっ! し、しれいかぁん……」

膝の上で悶える皐月が俺の手を胸に掻き抱く。じゅるじゅると水音が大きくなるたびに大きく跳ねて、甲高い嬌声が耳に刺さってくる。

「いやはや、水を得た魚というのはこういうことだろうね」

北上「大井っちってばさっきまでの元気の無さはどこ行ったのさ。夢中もいいとこじゃん」

龍田「女の子なら誰もいいのかしらぁ? 節操ないわねぇ」

野次も聞こえないのか、大井の舌は忙しなく動いて皐月を責め立てている。

ここまで動くのか、と阿呆な感想を抱いてしまうほど、大井の顔と舌は精力的かつそれぞれに意思があるように複雑に。

皐月の足が閉じようとすれば引いて、開こうとすれば激しく。最初は余裕の表情だった皐月も、すぐに快楽に染まった顔を晒していた。

皐月「は、入って、くるぅ! しれいか、の、せーえき! 塗られてるよぉ!」

皐月「んひぁいああ!? 妊娠しちゃうっ! 司令官の子供、ボクの子宮で育てるよぉ!」

提督「……」

皐月「ボ、ボク、一人で育てるからぁ! おっぱいもあげるっ! 迷惑、かけないから、ボクのこと捨てないでぇ!」

皐月「認知じなくでいいがらっ! うまぜでよぉおお!」


「ははあ。皐月ちゃんの中では例の汁が君の精液に変わってるみたいだね」

北上「それが膣に塗られたから妊娠かぁ。結構ファンタジーだよねー」

龍田「こーゆープレイが好きなのねぇ……ちょっと以外かしらぁ」

提督「……俺はいつまでこうしてればいいんだ?」

「皐月ちゃんが満足するまで、かな。大井ちゃんはすっかり燃えてきちゃったみたいだから」

北上「ま、大井っちの男嫌いもちょびっと治ったかな? 男の膝に手を載せるなんて今までなかったしねー」

龍田「今日の調教はここまでかしらぁ。初物提督、未経験のうちにまたいらしてねぇ」

「うんうん。ちなみに初物でなくなった時点で女子寮は出入り厳禁。分かったね?」

提督「……面倒くさいな」


大井「んぶっ、じゅる……ぁあ、おいひい……んんん!」

皐月「ひぁあああっ!? ま、またイクよぉ! ボ、ボク、司令官の精液塗られてイっちゃぅうっ!」

「それじゃ書類は受け取ったよ。明日には渡せるようにしておく」

北上「じゃーね初物提督。またねー」

龍田「今度は天龍ちゃんを調教しましょうねぇ」

大井「…………ふんっ」



皐月「んー、気持ち良かったぁ! 大井さんってすっごく上手なんだよね」

提督「そうか。皐月はこの後どうするんだ?」

皐月「そうだね、三日月ちゃんの所でもいいけど媚薬の効果は見ちゃったし……司令官は?」

提督「仕事の前に少し早いけど昼食を取るつもりだよ」

皐月「じゃあボクも行くよ! お仕事までの間は一緒に居たいからっ」

提督「いいけどな……そういえばバレンタインなのにチョコを作ったりしないのか?」

皐月「そういうのは睦月や如月ちゃんはしてたよ。あとは時雨ちゃんとかも準備してたなぁ」

提督「時雨もか? 少し意外な気もするな」

皐月「そう? あれで結構ロマンチックだからさ、多分司令官も貰えると思うよ」

時雨「あ、提督。丁度良かった」

提督「時雨か。噂をすればなんとやら、だな」

時雨「噂? 何のことだろう……この間の飲み会で飲みすぎて、マングリ返し中に失禁しちゃったことかな」

皐月「あの時は凄かったよ。綺麗な黄金シャワーだったから、司令官も居たら見られたのに」

時雨「仕方ないよ、お仕事が立て込んでたみたいだから。早漏提督や女王提督でさえ書類業務に追われて不参加だったし」

皐月「でも椅子提督は居たよね?」

提督「あいつは要領がいいからだろう。本気でやれば俺達の中で一番だぞ」

時雨「普段はあんな風なのにね。長門さんみたいだ」

提督「あいつも出撃になれば頼もしいからな……それで何か用だったのか?」

時雨「そうそう、はいこれ。僕からのバレンタインチョコ。変なものは入れてないから安心してよ」

提督「……それならありがたく貰っておくか。ありがとう、時雨。けど随分大きいな」

時雨「うん、立体的にしちゃったから食べにくいとは思うけど……ごめんね?」

提督「立体的か。作るのは随分手間だったんじゃないか?」

時雨「そうでもないよ。胸の型を取って流し込んだだけだから」

時雨「本当はおまんこにチョコを流し込んで作ろうとしたんだけど、体温と愛液でうまく固まらなくて」

時雨「今もパンツにチョコが付いちゃってさ……でもこれもいいかなって思うんだ」

時雨「このままセックスしたら肉棒がチョコでコーティングされるから、お掃除フェラでもチョコの甘さを楽しめるんじゃないかな」

皐月「でもそれだと、司令官にチョコを食べさせてないんじゃないの? 時雨が味わってるだけだと思うけど」

時雨「あ……参ったな。それもそうだね」

皐月「あはは、意外とドジだなあ」

時雨「うぅ……ご、ごめんね提督。おっぱいチョコだけしかあげられなくて」

提督(これ、食べないとだめなのか?)

時雨「じゃあ僕はホスト提督達にも渡しに行くよ。またね」

提督「ああ……さて、昼飯は、と」

皐月「今日はクリームシチューだね。ザーメンを思い出すなあ」

提督「食欲がなくなる様なことを言わないでくれないか」




霞「ん。何よ、アンタも早めのお昼ご飯なの?」

提督「霞も妙に早いな。何か用事でもあるのか」

霞「ええ、今日は休みだからクソ早漏の所に行くつもりよ」

皐月「なんか霞ちゃんは初物提督には素直だね。もしかして惚れたとか?」

霞「はあ? そんなわけないじゃない。初物提督に罵声浴びても犯して貰えないんだから反抗する意味ないでしょ」

提督「そのためにクソクソ言ってるのか?」

霞「そうよ。ゴミクズを罵倒した後に押し倒されて無理やり突っ込まれたり、引っ叩かされたりするのがいいの」

皐月「霞ちゃんも結構被虐趣味だなぁ。ボクはレイプ系は苦手かな……ラブラブセックスがいいよ」

霞「そんなの人それぞれでしょ、私は髪を掴まれて机に押し付けられるのが良いの。アンタもそうしてくれるなら無茶苦茶罵倒してあげるけど?」

提督「あいにくそのつもりは無いな」

霞「そ。じゃあ私は行くわね……ああ提督、この間はありがとう。これお礼のチョコよ」

提督「ああ。けどいいのか? 缶コーヒー奢ったくらいで」

霞「いいの、日ごろのお礼も兼ねてだもの。それじゃあね」

皐月「ばいばい、またこの後の事教えてよ」

霞「いいわよ。今日はイラマチオで窒息させられるつもりだから、上手く行ったらね」

皐月「ごちそうさまっ、美味しかったね」

提督「さすが間宮だな。じゃあ俺は仕事に行くよ」

皐月「うん、お仕事頑張って……司令官!」

提督「どうしたん」


皐月「んむ、ぷはっ! あは、司令官とのキスはクリーム味かあ」

提督「……こら」

皐月「だって愛宕さんが司令官とキスしたって言うからさ。ボクも司令官の事好きだから羨ましくて」

皐月「ホントはエッチもしたいんだよ? 午前中一緒に居ただけで、ボクの子宮とおまんこ、キュンキュンしっぱなしなんだから」

皐月「だからさ……はい、ボクからのチョコ。やっと渡せたよ」

提督「……ありがとう、ごめんな」

皐月「今は別にいいよ。でも加賀さんとか誰かに初物を上げた後には、ボクのことも抱いて欲しいな」

皐月「それまでは……ボクも誰にも抱かれないから。初物司令官以外の精液、子宮にあげないからね」

皐月「さっきも言ったけど、ラブラブセックスしたいんだ。期待してるからね?」

提督「……約束はしないが。まあ、ありえなくはないかもな」

皐月「ふふ、それでいいよ。じゃあね司令官! 今日は今のキスをオカズにオナニーするよ!」

提督「……」

提督「最後の言葉は要るのか?」

とりあえずこんなもんで。

朝霜「はー……ぶえっくし! ちくしょー……」

提督「朝霜? どうしたんだ、風邪でも引いたか」

朝霜「んあー、司令かよ。なんか朝から鼻水とくしゃみが止まんなくてさー」

提督「そうなのか……確かに額も少し熱いな」

朝霜「熱ぅ? そんなのさっき測った時は無かったけど。ていうか司令の手ぇ冷たいなあ」

提督「俺の方は普通だぞ。朝霜の身体の方が熱い証拠だろう」

朝霜「あー、そりゃアレだよ。さっきまでオナってたから火照ってんだ」

朝霜「でもやっぱオナだとこう、てっぺんまでイかないからさあ、司令手マンとかしてくれない?」

提督「そういうのは他を当たってくれ」

朝霜「ふぇ……ぶえっくしょん! あ゛ー、じゃあ直ずの手伝っでぐれよ……ずびっ」

提督「それくらいならいいが、入渠でもすればいいのか?」

朝霜「いんや、こんなもん入渠しなくても直るって。ちょっと先にあたいの部屋行っててくれよ、道具取って来るから」

提督「……わかった」

提督(道具? 意味がよく分からんが、受けた手前無視もできないか。仕方ない)

提督「部屋ということは夕雲型達の部屋でいいんだろうが……すまない、俺だ。入るぞ」



夕雲「んっ、はぁあ……初物提督ではないですか。どうされまし、ひゃんっ!」

夕雲「もう……ふふ、ごめんなさい提督。巻雲さんってば提督とお話しただけで甘えるみたいにクリトリスに吸い付いて来て」

夕雲「ダメでしょう巻雲さん、今日は膣と割れ目の、んっ、そう、お掃除なんです、から、あはぁんっ!」

早霜「見ての通り二人はクンニの途中ですが何かご用ですか。私とヤる気ならいつでもお相手しますけど」

提督「いや、朝霜が風邪でも引いたみたいでな。治療するから部屋で待っててくれと言われたんだ」

早霜「そうですか……少しクチュクチュ騒がしいけど、どうぞくつろいでください」

提督「すまないな。清霜と長波は今日は確か遠征だったか」


夕雲「まあ巻雲さん、こんなに乳首を固くして。ふふ、摘まむのに弱いのね? 舌が止まってるわ」


早霜「はい。もし成果が無かったら露骨に誘惑してくると思いますけど」

提督「長波は男でフラストレーションを発散するからな……よくあることだ、気にしてないさ」

早霜「そうですね。すぐに諦めて早漏司令官かホスト司令官の所に行くと思います」


夕雲「これをこうして……あらあら、右の乳首を軽く抓っただけよ? そんなに足をバタつかせたら埃が出ちゃうじゃない」

夕雲「お仕置きに両乳首を……ふふっ! 巻雲さん、イクからってそんなに口を開いたりして、私のオマンコを食べちゃうつもりかしら」


提督(人間、慣れるとこの状況でもくつろげるもんだな……多少ズボンがキツイが)

早霜(司令官ってEDの噂が立ってたけど、普通に勃起するのね)

朝霜「やーごめんごめん。間宮さんがぶっといの探してくれたんだけど、ちょい時間掛かっちゃったよ」

提督「それは……ネギか」

朝霜「あったりぃ! 風邪引いたらケツ穴にネギ挿せって言うでしょ?」

早霜「民間療法だけど?」

朝霜「民間で伝えられてるってことはそれなりに効くって事じゃんか。ほら司令、手伝ってよ」

そう言って俺の手にネギを押し付けると、朝霜は惜しげも無くスカートを捲り、俺に向けて尻を突き出してくる。

ストッキング越しにでもわかる駆逐艦特有のハリを持った尻肉と、グレーの向こうでヒクつく尻の穴。

秘所部分の色が妙に濃く湿っているのは……さっき言っていた自慰を、ストッキングを穿いたまましていたんだろう。

早霜「馬鹿ね、ストッキングが邪魔じゃない。これじゃあ尻穴どころか肉壺にだって入らないわ」

朝霜「へ? ありゃ、悪い悪い。脱ぐからちょっと待って……あれ、くそ、なんか引っ掛かって……ああもう!」

上手く脱げなかったことに苛立っているように見えた朝霜が、唐突に両手で股間部を掴む。

次の瞬間。ビイイッ、と薄い布地の裂ける音がした。

秘所と尻穴、そして周囲の肌肉を露出させたままで朝霜は再び尻を突き出してくる。

真っ白な肌の間で秘肉は湿り気を帯び、ぬらぬらと淫靡に照り返し、蠢いていた。


朝霜「んじゃー先にネギ濡らしてくれよ。奥まで突っ込んでいいからさ」

提督「……ローションとかは無いのか?」

早霜「昨日使い切ったから、買ってこないとありませんね」

朝霜「司令ぃ? 手伝ってくれるんだろ、早く早くぅ」


してやったり、と笑う朝霜が腰を揺らす。さほど尻自体も大きいものではなく、加賀達と比べれば子供の尻でしかない。

しかし目の前で右へ左へ動く小さな秘裂からは立ち上る匂いは、明らかに男の欲情を誘うものだ。


朝霜「あはっ。司令の目、今までと違うよ……あたいのマンコでバッチリ欲情してさ、肉穴にチンコ捻じ込みたいって顔してる」


身体は正直だ。ズボンを押し上げるイチモツは悲鳴を上げつつも止まらず、喉も妙に渇き始めている。

……どうも愛宕達と風呂に入ってからというもの、性欲が高まっている気がするな。


朝霜「なあ? 頼むよぅ……そのネギで子宮にキスしてくれよぉ」

朝霜「ザーメンも出ないのに、執拗に子宮口グリグリしてさ。あたいの膣が離したくないって愛液涙なんか流して引き留めちゃわせてくれってばぁ」


目と鼻の先で、朝霜はここぞとばかりに膣口に指を掛け、ゆっくりと開き始めた。

ちゅぷ、と小さな水音を立てながら開いていくソコは鮮やかなピンク色をしていて、朝霜の期待を体現するように奥からは新しい粘液が染みだしている。

俺の意思は抵抗さえできず。ピッタリ閉じた膣肉をこじ開けるべく、ネギの先を添えた。

今日はこんなもんで。

朝霜「ひぁっ!? や、ばぁ……っ! これ、なんか変な感じぃ……!」

ピンクの肉壁を掻き分けてネギの先が消えていく。

初めは蕩けそうな甘い声を出していた朝霜だが。

朝霜「うぐ……し、司令っ! そろそろいいだろ? 早く抜いてくれよっ!」

提督「え?」

朝霜「最初から濡らすためだったんだから、もういいって!」

焦った声に俺は思わず呆気にとられてしまった。抜けと言っているんだから抜けばいいんだが、それすらも忘れてしまう。

そんな俺に寄り添い手を添えたのは、妖艶に笑う早霜だった。

早霜「実は朝霜って肉棒とバイブぐらいしか挿れたことないのよ……新しい刺激に慣れていないの」

早霜「それなのに誘うなんて、そんなに初物司令官とシたかったのかしら?」

朝霜「う、うっさ、ひんっ!? バ、やめっ!!」

コツコツとノックするように早霜の手が動く。ただ挿入した俺とは違い、攻め立てるような動き。

それだけで朝霜は腰が砕けたのかへたり込んでしまう。四つん這いで服従するように腰だけを上げて、まるで誘うように。

……耳を赤くした朝霜の顔は見えない。腕を枕に顔を埋めて、不規則な荒い息遣いだけが口元から漏れていた。

朝霜「ふ、ぅっ……! ん、うあ……!」

早霜「ピリピリする? 痛い? 気持ちいい? 教えてくれないと困っちゃうわ……えいっ」

朝霜「ひぃっ!? う、うぅううう!」

早霜「ふふふ、泣いちゃってる? それは刺激が嫌で泣いてるの? それとも初物司令官にみっともないとこ見られてるから?」

朝霜「う、るしゃいっ! 抜けよ馬鹿ぁ! 早霜の馬鹿ぁあ!」

ぐずぐず泣きじゃくる朝霜は、ほんの数分前までとはまるで別人だ。

それを可愛いと思ってしまう俺は……もう異常なのかもしれない。

早霜「慣らしはこんなところね……司令官、本番に移りましょうか」

提督「本番……あ、ああ。治療だな」

早霜「ええ。もっとも司令官としては別の本番の方が、今はお好みかもしれませんけど」

クスクスと笑う早霜の細く小さな指が、俺の股間を撫でる。情けない事にそれだけで先走るものが滲んでいくのが分かってしまい、思わず眉根を寄せてしまう。

早霜「まあ怖い。でもそんな顔になるということは、感じてもらえた証拠……良ければ、いかがです?」

あまりにも近くへ寄る早霜の甘い匂い。耳元での囁きとあいまって、蠱惑的で、とても逆らえるものではなくて。

頷きそうになった瞬間、朝霜の蹴りが早霜の身体を弾き飛ばした。

早霜「ぐっ!? ……ふ、ふふ。遊びすぎたかしら……ごめんなさい、謝るからそんなに睨まないで。ね?」

提督「早霜、大丈夫か? かなり強かったみたいだけど」

早霜「ええ、大丈夫です。それより朝霜の治療をしましょうか……さっきの続きはまた後日ということで」

小さく笑う早霜に、ぎこちない笑みを返せただろうか。次を断れる自信なんて、これっぽっちも無いんだが。

朝霜「んぁあっ!? は、あぁあ……はあ……」

じゅる、と音を立てて引き抜かれたネギの先は、愛液に塗れて光沢を放っている。

提督「これだけ濡れてれば入るか」

早霜「ええ、それじゃあ朝霜のお尻に狙いを定めて。そう、一気に捻じ込んであげましょう?」

その言葉に朝霜が震え、怯えたように声を上げた……上げようとした、の方が正確か。

朝霜「ま、待てって、やっぱやめっ!」

早霜「ねえ朝霜。このネギを入れて欲しいと言ったのはあなたでしょ? それが今になって嫌?」

朝霜「だって、思ってたのと違うんだよっ! こんなの、嫌だよぉっ!」

早霜「……そう。ならいいわ、挿れないであげる」

その言葉に朝霜はホッとしたようにため息をついて。

次の言葉で、凍りついた。

早霜「――使えない。そんな風だからダメなのよ」

早霜「もしかしてあなた、前からそうだったんじゃない? 縦横無尽に戦線を駆け回った? 逃げ回ってただけじゃないの?」

朝霜「違うッ! 私は、ちゃんと戦って!」

早霜「嘘つき。この程度の状況から逃げようとする艦が最前線で動けるわけがないわ」

しなやかな早霜の身体が朝霜に纏わりつく。まるで蛇のように身体を絡め取り、毒のように言葉が回っていく。

早霜「どうせ普段の態度も弱い自分を隠しただけ。卑怯な自分を強く見せたいだけ……違う?」

朝霜「ぢがうぅうっ! わだじ、違うもんっ!!」

鼻声のまま早霜を振り払うように頭を動かすが、朝霜の動きは酷く弱弱しい。それこそ普段の態度とはまったく真逆で、なんだかとても。

可愛い。そう思えてしまう。

早霜「あなた、全然出てこなかったらしいじゃない。どうせ敵がいるからって震えて隠れてたんでしょ?」

朝霜「違うちがうちがうぅうう!」

早霜「大規模作戦の時に出てくる? そうよね、大規模作戦なら強い艦隊に守ってもらえるわよね」

早霜「それなら出て行っても安心だわ……そういうことなんでしょ?」

朝霜「ひっく……ちが、うぅ……!」

早霜「何が違うのよ卑怯者。あなたは屑よ、弱くて虚勢を張ることしかできないクズ」

早霜「ああイヤだわ。あなたみたいなのが姉妹艦だなんて」

クスクスと、早霜の笑みが部屋に響く。それは朝霜の耳に響き、侵食していくようだ。

耳を塞ぐ朝霜が小さな子供のように震えて、小さくなっていく姿を見ながら、俺は。

早霜「あら提督……こんな屑に手を伸ばしてどうしたんです? ああ分かった! 頭を引っ叩こうとしてるんですね!」

我慢の限界とばかりに破顔する早霜は間違いなくSだ。可哀想に朝霜は大きく体を震わせて、怯えきっている。

それでも撫でてやると震えが弱まり、恐る恐る俺を振り返った。だがその先にあった早霜の笑顔を見て、再び恐怖に顔を歪めていく。

早霜「ふふっ、なるほど。解体する前に全ての所業を許してやる、ということですね? ああ司令官は本当に優しいんですから!」

早霜「良かったわねえ朝霜。これで貴方は晴れてお役御免、後は戦いなんて無い平和な世界が待っているわ」

その優しい語調とは裏腹に、朝霜の髪を掴む早霜の動きは荒く、容赦がない。

朝霜「あぐっ! ご、ごべんなざいぃ……やだぁ……!」

早霜「役立たずが何を謝るの? せっかくただの女の子に戻れるんだから、好きにしていいのよ?」

早霜「まあ私達はここに残るから、あなたは一人ぼっち。なーんにも無い世界で勝手に生きて行けばいいわ」

早霜「だから門から出た後は一生ここに近づかないで。勝手にのたれ死んでも男に飼われでも、私達は関与しない」

朝霜「うぁ、うぐ、えぐっ……いやぁ……」

早霜「嫌? 何が嫌なの? 臆病者にはお似合いじゃない。ほら、出て行きなさいよ」

朝霜「やだ、やだぁああ! おねがいじまずっ! なんでも、なんでもずるがら!」

普段の朝霜らしさはもうどこにも無い。早霜に縋り付いて許しを請う、絶望しかけた少女がいるだけだ。

それを無情にも張り倒して早霜は俺にしな垂れかかる。

早霜「邪魔よ。司令官のお役に立てないクズに居場所なんてないの。ねえ司令官……ふふっ」

俺の頬に口付けをしながら早霜の足は朝潮を何度も蹴り飛ばす。朝霜は蹴られる度に四つん這いで近寄って、そのたびに蹴り飛ばされて。

何度かそれを続けた後、やがてうずくまって嗚咽と謝罪を漏らし始めた。

朝霜「ごべんなざいぃ……ごめんな、さい……ごめんなさい……ごめんなさいぃっ!」

ちらりと早霜の目が俺を捉え微笑むと、一転してふうわりと包み込むように朝霜を抱きしめた。

朝霜「あ、あ? ごべんなざ……」

早霜「いいのよ朝霜、辛かったわね……ごめんなさい。あなたを試すようなことをして」

朝霜「ため、す……」

早霜「ええ。私達は姉妹艦だもの、本当にあなたが嫌いな訳じゃないわ。ただ、戦えるかどうか知りたかった」

早霜「あなたに沈んでほしくないの。分かるでしょう?」

朝霜「う、ん……」

早霜「偉いわ。じゃああなたが誰に頭を下げて、御命令に従うべきか分かる?」

優しく頭を撫でていた早霜の手が、朝霜の頭を俺の方へ向けさせる。

ぼんやりとした朝霜の瞳に映った俺は、どう映っているのか……朝霜はのろのろと、けれどしっかりした動きで俺に近づいてくる。

早霜「そうそう、この方があなたを受け入れてくださるわ。とても尊いお方なの」

朝霜「うん……分かってる」

早霜「偉い偉い、それじゃあ質問。朝霜の主人は誰?」

朝霜「初物司令」

早霜「そうよ。じゃあ朝霜の命は誰の物?」

朝霜「初物司令……」

早霜「ええ。なら、朝霜はなんのために生きてるの?」

朝霜「初物司令のために、生きてる」

早霜「うっふふ! そうね、その通り……さあ初物司令? 遅れましたけど、これが私からのバレンタインプレゼントです」

早霜の笑みも、朝霜の笑みも、もう以前までのそれと同じように見える。

ただ、朝霜の瞳の奥に見える色だけは。どこか違うもののような気がした。

とりあえずこんなもんで。ネギを挿すだけの話だったのに一体これはどういうことか。

朝潮と朝霜が紛らわしいんじゃ~…
特に初物提督はアナル経験なんてありません

早霜「司令官はご存じ? 大破って、実は凄く痛いんですよ」

しゅるり、と朝霜を後ろから抱きすくめる早霜の手が青色のリボンを外す。

あっという間に上半身がライトイエローのキャミソールだけになると、朝霜は落ち着かない様子でちらちらと俺を伺っていた。

早霜「それでも戦えるのは、自身の感覚をある程度操作できるから。痛みを押さえて限界の閾値に達しないようにしているからなんです」

同時に早霜自身も服を脱ぎ捨て、こっちは一糸纏わず滑らかな肌を見せつけてくる。ふくよかとは言い難いけれど、柔らかそうな肌に乗った桃色の乳首が可愛らしく主張している。

早霜「そしてイク時も同じ。全力でイこうとしなければ、イかずに快楽だけを楽しむこともできるんですよ」

朝霜「んっ……は、ぁ……」

早霜「あらあら、こんなに濡らして。司令官の前で恥ずかしくないの?」

朝霜「だ、ってぇ……司令が、見てくれてるからっ、んゃあっ!?」

早霜「そう言う事? でもこんな風に愛液を垂れ流す下品な艦娘、司令官はお嫌いかもしれないわ……」

破られたストッキングの股間部に染みが広がっていく。早霜の人差し指だけで朝霜の割れ目からはおびただしいほどの愛液が漏れている。

ただ指の動きの快楽を享受していた朝霜は、しかし、早霜の言葉で一気に青ざめ。

朝霜「司令が、あたいを、嫌い……?」

早霜「ええそうよ。普段から貞操を守られているお方ですもの、貴方のこんな乱れやすい姿を見たりしたら」

……正直な話、もう慣れているからその程度で嫌う訳がない。早霜もそれは分かってて言っている。

だが、今の朝霜はそれが判らない。『俺に嫌われる』という言葉に盲目的に囚われ、考えることすらできないようで。

朝霜「や、やだ、みないで、みないでええええッ!」

早霜「うふふ! 馬鹿じゃないの貴方! 目の前にいらっしゃるのに、見てないワケが無いでしょうに」

朝霜「やだやだやだ! 指止めてえっ! う、うあ、あっ!」

早霜「手で隠して見えなくしてるつもり? 私の指で肉壺が小汚い音を出してるのに、無駄も良い所だわ」

朝霜「やべでえええ! どめで、うごがずなあぁあッ!?」

早霜「ほら、イキなさい。さっさとイって貴方が救いようのない淫売だと司令官に教えてあげましょう?」


不意に、朝霜と目が合った気がした。きっと合ったのだろう。なぜなら。

その直後に朝霜が恐怖と絶望が混じったような、凄まじい叫び声を上げて体を震わせたのだから。

朝霜「うぁ……ああ……ひ、ぐぅううう!」

早霜「あらあら、まるで乱暴でもされたような声ね。涙まで見せちゃって」

この絵を見たら確かに乱暴されたように思えるだろう。破れたストッキング、乱れた上半身、涙と嗚咽に塗れた泣き顔。役満もいいところだ。

それを作り出した初霜は全く気にもせず、俺に擦りよって甘い声で語り出す。

早霜「ねえ司令官? こんな下品な子、やっぱりプレゼントするのは止めておきます」

早霜「こんなのより私自身の方がいいですよ? もっとあまぁく鳴けますし、ここも」

俺の手をゆっくりと、露わになっている秘所へと導いていく。熱の籠ったソコはしっとり濡れほぐれていて。

早霜「んっ……ふふ、実はあまり経験が無いんです。だから司令官好みに形を整えていただけますよ……」

早霜「ねぇ司令官? 私のカラダ、貴方好みに改造していただけません? 他のモノが入らないくらいに」

経験が無いという割に人のベルトを外す手付きは上手いものだ。あっという間に手を下着の下に挿し込んできて、直接俺のイチモツを撫で始める。

提督「っ、ぐ……」

早霜「あら、もう先っぽがこんなに濡れてるんですね。ふふ、それじゃあこうやって手の平に擦りつけて」

早霜「うふふっ! 司令官、見て? 私の手の平、先走り液でベトベト。よーく見ていてくださいね」

そう言うと早霜は手の平を自分の鼻頭に擦りつけながら、深呼吸を繰り返す。

早霜「はぁあ……酷い精臭です……ん、ふふ、むせ返りそうな……はぁん……」

早霜「ああ、だめ……これだけなのに子宮が疼いて、止まらないわ……」

言葉通りというべきか。蕩けた表情を浮かべる早霜の股間はいつの間にやら膝まで愛液を伝わせ、キュウっと物欲しそうに動く。

そのまま粘つく手の平を自分の秘所に塗りたくろうと手を下ろした、その時。

早霜「……この手は、何かしら」

朝霜「……」

早霜「何かしらと聞いているのだけれど?」

泣き顔は酷いものだ。鼻水と涙で汚れた顔で早霜を睨みつけ、それでもその手は早霜の手首を強く握り。

朝霜「初物司令の物になったのは、あたいだ」

早霜「ふうん、それで?」

朝霜「っ……」

反射的に手を伸ばしたらしく、それ以上の言葉は朝霜からは出てこない。代わりに出て来たのは、唇を噛みしめるほど悔しそうな表情と大粒の涙。

それでも朝霜は早霜の手を離そうとせず、まるで俺から引き離すように早霜を引っ張っている。

そんな朝霜を見る早霜の顔は。

早霜「……いいわ、朝霜。勝負をしましょう」

姉妹の頑張りを称えるような優しい笑みを浮かべていた。

名前が紛らわしい子が多すぎる(言い訳)朝潮と朝霜しかり。
今日はここまででー。

早霜「勝負は簡単、先にイったら負け。負けた方は相手の言う事を聞くこと」

朝霜「わかった……」

早霜「あらそう。なら早く脱いでくれないかしら? 私だけ全裸なのは不公平だもの」

朝霜「わ、わかってるよっ」

ストッキングを破り秘所を見せつけた少女と同一人物とは思えないほど、朝霜の挙動は奇妙に見える。

男の俺を気にしながらキャミソールを脱ぎ、浮き立った小さな乳頭を手で隠す姿はまるで初心な少女みたいだ。

もっとも、そんなことをするから早霜に遊ばれるんだろうが。

早霜「うふふ、何を隠しているの? いつもみたいに馬鹿面で惜しげも無く喘いでみなさいよ」

そら来た。朝霜を後ろから抱きすくめて腕を取り、俺に見せつけてくる。

朝霜「やっ!? やめ、ろよぉ!」

早霜「今まで散々男に晒してきたじゃない。何人に舐められたのかしら、この乳首」

朝霜「ひぃ、あぅっ! つ、摘まむなぁ……」

早霜「司令官の前では清純でも気取りたくなったの? 好きな男には、可愛らしく見られたい?」

朝霜「いっ、やっ! やめろ、んひぁああ!」

グリグリと早霜の指先が汗の滲む乳首をこねくり回す。捲くれあがったスカートの下、露わになっている秘所はもう、大洪水というべきだろう。

朝霜が俺を悲しげに見るが、別段俺に思う所は無い。

……清純だろうが淫乱だろうが、彼女達はみんな好ましい艦娘であることに変わりは無いのだから。

それを知っていて早霜も朝霜もじゃれ合っている。それだけのことで、プレイの一環でしかない。

早霜「ふふ……意外と耐えるわね。司令官もそう思いません?」

提督「まあ、思ったよりはな」

早霜「さっさとイけば楽になるのに。わりと本当に司令官の事がお好きみたい」

粘り気のある液を指先から滴らせ、早霜は汗ばんで張り付いた髪を後ろに括り始めた。

見れば早霜の秘所も何かを求めるように蠢いて、上気しながら俺にしな垂れかかってくる。

朝霜「ふーっ……! ふ、ぐうううう!」

早霜「あらあら酷い顔。涙に鼻水、唾液も垂れ過ぎね……目の焦点も合ってないし、そろそろイったら?」

朝霜「うぁ、ぁぁあ……」

口の端に泡をつけ、どこを見ているかも分からない瞳。それでも首を横に振るあたり、一応意識はあるらしい。

提督「これはイかないように我慢してるんだよな。出来るものなのか?」

早霜「やる気さえあれば。痛みを遮断するのとは反対に、上限を撤廃すればできます。ただ」

提督「ただ?」

一拍置いて呼吸を整え、早霜は再び朝霜のヒクつく割れ目に手を伸ばす。触れただけで過敏に震え絶叫を上げる朝霜に構うことなく、無造作に指を突き入れ、掻き回していく。

早霜「イかない代わりにおかしくなることがほとんど。それでも普通は身体が勝手にイっちゃうんだけど」

朝霜「うぎゃああッ!? あが、っぎ、いいいいあああ!! お、おごっ……ごほッ! げほッ!」

早霜「あらあら、そんなに床を引っ掻いたら爪が剥がれてしまうわ……もう聞こえないのね」

背骨が折れるんじゃないかと不安になるほど背を反らせ、指の動きに連動するように身体をよじらせる。

早霜が指を押し込めば見開いた目から涙がこぼれ、真っ赤に膨れ上がった肉豆を摘まむと髪を振り乱して、金切声を上げ始める。

もはや拷問に近いだろうに、朝霜はイこうとしない。

限界を迎えそうになるたびに俺を見ては持ち直す。

徐々に、僅かずつではあるが、早霜に焦りが生まれつつあるのが見て取れた。

早霜「こ、のッ! 早くイキなさいよ!」

朝霜「おぐっ……あ、ぁ……」

早霜「何でイかないのよ! 壊されたいの!?」

朝霜「……ぁ……」

もう、声を出す力も無いのだろう。切迫した不規則な呼吸音が朝霜の限界を知らせている。それなのに。

早霜「意識も無いくせに、なんでそこまで……」

朝霜「……し、れ……い……」

早霜「……」

呟く言葉はおそらく、俺を呼ぶ声だろう。早霜は呆れたように手を止め、俺を仰ぎ見る。

笑い声が響いたのは、その時だった。


夕雲「うっふふ! 朝霜さんに提督への忠誠心を植え込んだのは失敗だったわね」

早霜「……どういうことかしら」

夕雲「言った通りよ? もう朝霜さんの心は初物提督が占めているわ。どんな快楽をも上回って提督を求めてしまう」

裸体の夕雲はいつの間にか俺の隣にしゃがみ込み、早霜の頬を優しく包む。

その後ろから四つん這いでついてくる巻雲は……まるで犬だな。夕雲の丸い尻に頬ずりをして随分幸せそうだ。

夕雲「私はそんな朝霜さんが好ましいわ。だから早霜さん」

早霜「な、なに……?」

夕雲「早霜さん、貴方達の勝負に誰かが介入してはダメなんて言ってなかったわね」

頬から下りていく白い指は愛でるように早霜の身体を伝い、無毛の下腹部を撫でまわす。

早霜「ま、待って! これは二人だけのっ!」

夕雲「ええ」


夕雲「さあ……イキ狂いなさい。早霜さんとは久しぶりだから、手加減はしなくてよ?」

ふう……今日はこんなもんで。

時間にしたら、そう長くは経っていない。せいぜい5分程度だろう。

しかし早霜にとっては……随分長い時間だったに違いない。

早霜「も、おおっ! やべでッ! また、イくからあぁあ!」

早霜「っぎ、やああ!? だめ、もう、じぬぅうう!」

朝霜を責め立てていた余裕も、俺を誘っていた色気も今の早霜には微塵にも無い。

夕雲「困ったわねえ。早霜さんがイったのかどうか分からないわ」

早霜「もおイってる、イってるのお! もうやべでえええ!」

夕雲「本当にイったのかも分からないから、もう少し触ってみないと」

真顔の夕雲が早霜の乳房に吸い付く。もごもご動く顎を見るに、乳頭を甘く噛みしだいているのかもしれない。

そして巻雲が夕雲に追随するように残った方の乳首を舌で嬲っていく。

涙と涎でぐちゃぐちゃになった早霜の顔は、朝霜のまき直しだ。二人の指が早霜の狭い割れ目をまさぐり、粘つく秘裂を掻き分けていく。

そのまま大きく広げられると、溢れかえる愛液がグポッ、と品の無い音を立てて落ちた。

早霜「う、うぅう……ぐずっ」

巻雲「夕雲姉さぁん、早霜のクンニ全然ダメですよぉ!」

夕雲「仕方ないわ、早霜さんは奉仕慣れしていないから。ねえ早霜さん?」

早霜「ひぁぅっ!? お、お尻は、ダメぇ……! あ、あぁうっ!」

夕雲「あらあら、人差し指をしっかり咥えこんじゃったわ。それじゃあ一気に抜きましょうか」

早霜「んやああぁぁああ!!」

巻雲「もぉー! 鳴いてないで早く舐めてってばー!」

早霜「うぶっ!? ん、んんんッ!」

前からも後ろからもせっつかれて早霜は混乱したまま必死に舌を動かしている。

徐々に息が上がってきたせいか、巻雲から溢れる蜜を啜る音も随分と大きく響いていた。

その早霜自身から滴り落ちる愛液も尋常でなく、時々潮を噴いて痙攣するのは何度目だろうか。

……見ていると、どうにも下腹部が疼く。意識を散らそうと目を逸らしたとき、不意に視界の端で灰色の髪が揺れ動いた。

朝霜「司令。あたい、イかなかったよ」

提督「……ああ。俺も見ていたから知ってる」

へへ、と笑みを浮かべる朝霜だが、疲労の色と消耗は隠せていない。

朝霜「もう決めたんだ。あたいは司令の物になるよ……そのためならいくらでも頑張るから」

朝霜「だから、司令の手でイかせてくれないかな……あたい、このままだとおかしくなっちゃう……!」

涙声で秘所を俺に向け、大きく開く。

まさしく壊れた蛇口のように愛液が溢れ続け、よくよく見れば床はバケツをひっくり返したような惨事になっていた。

今日はこれだけで。やっぱりもう少し我慢しないと湧き上がるものが……

朝霜「変なんだよぉ! もう触ってないのに、止まんないっ……あたい、おかしくなっちゃったんだっ!」

ボロボロと涙を零しながら縋り付いてくるが、正直俺も困惑を隠せない。

見た所朝霜は今、感じてはいない。なのに秘裂は痙攣しつづけ、潤滑液を湯水の如く流し続けている。

夕雲「それは朝霜さんが絶頂を押さえ続けた影響ですね。絶頂していないせいで体が止め時を見失ってしまっている、ということです」

提督「……どうすればいいんだ?」

夕雲「ふふ、簡単な事ですわ」

愛液を滴らせた親指を早霜の尻穴に滑り込ませながら夕雲は笑う。排泄様の苦しさがあるのか、早霜の顔は青くなったり赤くなったりで忙しい。

夕雲「提督の一声があれば十分。イけ、と言えば朝霜さんは絶頂出来るはずです」

提督「そんなことでいいのか?」

夕雲「ええ……ですが、提督のために絶頂を耐え続けたんですもの。せめて指で弄ってあげてくれませんか?」

指、と呟いたのは俺か、それとも朝霜か。奇しくも指越しに朝霜と目が合うと、徐々に瞳が潤んでいくのが見て取れる。

まるで初恋に溺れる少女のよう、というと少しばかり大げさだろうか。

夕雲「さあどうします? 早くしないと、本当におかしくなってしまうわよ?」

提督「……分かった」

意外とあっさり出てきた承諾の言葉に驚いたのはおそらく夕雲でも、朝霜でもなく。

朝霜「あ……し、れい……あったかいよ」

小さな頭を胸に抱きいれ、身体に手を回していく俺自身こそが、自分の変化に驚いていたに違いない。

何もかもが想像よりも小さい。

朝霜「あぁあ……んっ! ひぁぅ……! あ、あぅ! んんんっ!」

上下する胸、ヘソの小さなくぼみ、柔らかくも駆逐艦らしく薄めの尻肉。

それらを指先で触れるか触れないかの距離でなぞっていく。油断すればすぐにでも吸い付いてきそうな肌は、空母や戦艦の妖艶さとは別の魅力だ。

夕雲「あらあら、提督も意地の悪い事をするんですから」

朝霜「はぁう……い、うじゅうう!? んああぁっ!」

夕雲「もっとも朝霜さんはそれが嬉しいみたいですけど……だらしない顔ね」

夕雲の言うとおり、朝霜の顔は与えられる快楽を享受しているせいで、百年の恋さえ冷めそうなほど緩みきっている。

けれどそれさえも可愛らしい。そう思ってしまうから、少し張り出た下腹部を手の平で覆い、撫でまわしてしまう。

朝霜「あ、あぁ……あたいの、大事な、とこ……子宮、撫でられてるぅ……」

恍惚の表情のまま、息も絶え絶えに呟く朝霜。少しばかり言葉が怖いが今更止めるわけにもいかない。

そのまま手を下げていき、ついに指先が小さな、それでいて淫液を流し続ける割れ目に触れた。

朝霜「うううぅううう!? うー! う、ああああああっ!!」

提督「ど、どうした?」

それまで喘いでいた朝霜の唐突な悲鳴に、俺では対処のしようもない。見かねて夕雲が助け船を出してくれる。

夕雲「提督はまだイっていいと朝霜さんに伝えていないでしょう? だから、提督に触れてもらえた快感があってもイって楽になることができないんです」

朝霜「ふうぅうう……! ひ、う、ああ……」

夕雲「その子は提督の許し無しでは絶対に達しません。さあ提督」

提督「……ああ。分かった」

思えば相当ツラかったはずだ。俺では経験自体も無いし、女のツラさも分からないけれど。

楽にしてあげないといけない、そう自分に言い訳をして、また一つ自分の中の枷を外していく。

提督「朝霜」

朝霜「しれぃ……あたい……」

小さな耳に唇を寄せると、髪の毛から香るほのかな甘さ。肺を満たした後、小さく囁く。

提督「イけ。もうイっていいんだ」

同時にスタンバイしていた人差し指が一気に小さな秘裂を貫くと。

朝潮の喉が爆ぜたように、狂ったように室内を満たすほどの絶叫を上げた。

子音の有無で別キャラになってしまう不具合

朝霜「あああああああああああああ!! んあ、お、おおおおおおおおっ!? おぐ、ぎいいいいいあああ!!!」

提督「ぐっ……キツ、い……指が、折れそうだっ!」

指を引っこ抜こうとでもしているのかと思うほど締め上げる膣と、自分の背骨を折る勢いで弓反る身体。

尋常でない様子に気付いた夕雲が、早霜の尻穴から指を引っこ抜いて俺の指を救出してくれる。

代わりに早霜が素っ頓狂な声を上げて達していたが。

夕雲「大丈夫ですか?」

提督「あ、ああ……なんとか折れてはいないみたいだ」

夕雲「ふふ、イチモツでなくて良かったですね」

ちらり、とズボンを押し上げる股間を見て夕雲は言う。窘めようとして、もしそうだったらと想像してしまい、少しばかり縮こまってしまった。

夕雲「あらあら……大丈夫ですよ。実際本番になったら提督の身を第一に案じてくれますわ」

提督「それならいいんだがな……」

本番になったら、を否定しない自分が居る。それを奇妙だとは思わなかった。

夕雲「そこに関しては問題ありません」

提督「ん? どうしてそう言い切れるんだ?」

夕雲「朝霜さんの心は提督のためにある。言ったでしょう? これからは提督の言葉が本能に優越します」

夕雲「提督がイけと言ったら前準備が無くともイクでしょう。すぐにでは無理でも、徐々に体がそういう風に作られていくはず」

夕雲「早霜さんが朝霜さんに植え付けた……いえ、引き出してしまったものはそういうものですわ」

恐ろしい。そう感じてしまうのに、なぜか俺の意識は夕雲の裸体に向いてしまう。

朝霜とは違ってふっくらと丸みを帯びた、けれどまだ幼いという背徳的な肢体。

手の平に収まりそうな胸も、撫でれば指に合わせて形を変えそうな尻も、俺の手の届く所にあるんだ。

夕雲「……あらあら。いけませんよ提督」

気付けば俺の手は胸のすぐ手前で夕雲の手に制されていた。

提督「っ、す、すまん! 俺は……何を」

意識はしていなかったが分かることがある。

俺の手は確かに、夕雲の胸に触れようとしていた。触れようとか、触れたいとか思うよりも早く。

夕雲「それよりも朝霜さんです。そろそろ落ち着いてきそうですよ」

提督「ああ……そう、だな」

凄まじい勢いで達していた朝霜も、もう背中を床に付けて小刻みに震えるだけになっている。

浅い呼吸を繰り返してはいるものの命に別状はなさそうで、一安心といったところだ。

夕雲「提督、声を掛けてあげてください。優しく、ペットに話しかけるように」

提督「ペットって、それは……」

夕雲「奴隷でも愛玩具でも構いませんわ。モノとして扱ってあげてくださいな」

くすくすと笑う夕雲に促され朝霜の頭を抱く。ゆっくりと開く目からはもう、狂気じみた快感は抜け落ちていた。

朝霜「……司令。あたい、聞こえたよ」

提督「聞こえたって、何が」

朝霜「司令がイけって言ったのが聞こえたんだ。それだけで、嬉しくて、気持ちよくってふわふわしてさ」

上気しながら微笑む顔は、色気さえ漂わせている。

朝霜「分かったんだ。あたいの身体も心も、司令のものなんだって。それが一番良いんだって」

それを本当に幸せそうに言うのだから、俺は否定することもできず。

朝霜「あたいのこと好きじゃなくていいよ? 抱かなくていいし、話しかけなくてもいいから」


朝霜「ただ、あたいが司令の事、好きでいるのだけは許して欲しいな」

それだけでいいから。そう呟いて意識を手放す朝霜を、俺はしばらくの間抱きかかえていた。

今日はこれだけで。朝潮ちゃんが紛らわしい不具合ががががが。

意識が無かったのも数分の話。次に目を開けた朝霜は照れくさそうに頭を掻くと、俺の腕からするりと抜け出した。

朝霜「あはは……早霜との勝負はあたいの勝ちだよな、って聞いてないか」

早霜「ぁああ……うぇ……」

巻雲「舐めすぎて舌べろ全然動かないかもしれませんよぉ? やっぱりなんちゃってSはダメですねぇ」

夕雲「早霜さんのようなタイプは女同士より男の人と愛し合うほうが合っているもの。仕方ないわ」

力も入らないまま巻雲の秘所に口を付ける早霜の背中に夕雲の唇が落ちる。

巻雲「む……ズルいっ!」

早霜「んぶっ!? んんんーっ!」

夕雲「あらあら。ダメよ巻雲さん、そんなに締め付けたら早霜さんが息ができないでしょう?」

太ももと秘所で息を塞がれて力なく手足をバタつかせるも、巻雲は放そうとしない。

提督「巻雲、そのくらいにしてやってくれ」

巻雲「むぅー……わかりましたぁ」

肩を叩かれて怒らない辺り、女子寮のメンツとは違ってありがたい。もっとも胸辺りに触れたらどうなるかは分からないが。

早霜「げほっ! ごほっ、はっ、は……あ、ありがとうございます……」

提督「ああ、大丈夫か?」

息絶え絶えという様子の早霜に思わず手を差し出すが、なぜか潤んだ瞳で俺を見上げたままでいる。

提督(どうしたものか……あまり早霜の裸体を見つめ続けるのも、正直ツラいものがあるんだが)

少しばかり微妙な間が続く。そしてようやく早霜の唇が動いた瞬間、視界の横から、白い脚が勢いよく早霜を蹴り飛ばした。

早霜「っづう!?」

朝霜「司令に色目使ってもいいよ。それで司令が嬉しいならあたいも嬉しいからさ」


朝霜「ただその前に、約束は守ってもらうからぜ?」

黒い髪を鷲掴み、痛みにあえぐ早霜をいたぶる様は立場を換えての焼き直しだ。

朝霜「ただその前に、約束は守ってもらうからな?」

こんな感じで。

早霜「ごめんなさい……ごめん、なさいっ!」

朝霜「おいおい泣くなって。そんなんだから夕雲や巻雲なんかにいたぶられるんだろ?」

巻雲「なんかとは何ですかぁ! 夕雲さんはそんな扱いしたらダメですよぉ!」

朝霜「あー? いやいや、『なんか』ってのは夕雲じゃなくて巻雲だけだから」

巻雲「ならいいですけどぉ」

それでいいのか、という疑問が湧くが、幸せそうに夕雲にじゃれつく巻雲を見るとそれでいいんだろうとも思えてくる。

朝霜「んで私からの命令は一つ。耳かっぽじってよく聞けよ」

早霜「う、うぅ……な、なぁに……?」

にやりと笑う朝霜が俺へと振り向く。悪戯っぽく笑う瞳は、なぜか俺だけを映しているようにも見える。

朝霜「初物司令の命令には絶対服従。例えば大破でも行けって言われたらどこへでも行くこと」

提督「朝霜、それは」

俺の言葉を遮ったのは夕雲の手。後ろから抱きついた格好で、柔らかな感触が俺の口元を覆っていた。

……二つの膨らみが押し付けられているような気がする。

朝霜「抱かせろって言われたら抱いてもらう。嫌いなトマトを食べろって言われたら食べる事」

そこで今日一番早霜の顔が大きく歪む。

朝霜「それが私からの命令だ。わかったら『承知しました司令』って言いなよ」

早霜「承知しました司令官……私は、今後初物司令官の命令に、絶対服従します……」

返答が早くないか? 結局二人ともノリノリというか、命令を聞かされる早霜が嫌そうな顔をしたのがトマトだけなんだが。

夕雲「あらあら、これで夕雲型のうち二人が初物提督の専有物になってしまいましたね。私も時間の問題ですか?」

思ってもいないことを言うのはやめてもらいたい。巻雲が頬を膨らませて蹴ってくるのが何気に痛いんだから。

朝霜「さあて、そろそろ司令も仕事があるだろうし今日はこんくらいにしとこうぜ」

早霜「誘ったのはそもそも朝霜でしょうに……ああもう、服が愛液で汚れてる」

夕雲「巻雲さん、私の服は?」

巻雲「はいっ、ここに!」

朝霜「小間使いかよ……まあ巻雲がいいなら良いんだけどな。っと提督、服が乱れてるぜ」

提督「悪いな。それより朝霜、ちゃんと下着は着けておいてくれるか」

襟を整えてくれるのは嬉しいんだが、裸のまま前から、というのはさすがに目のやり場に困る。

普段はあまり聞いてもらえないお願いを、しかし朝霜は目を輝かせる。

朝霜「了解! でさ、司令はどんな下着が好みだ? どんなのでも着るから言ってくれよ」

早霜「……司令官、私はどんな下着がいいでしょう」

提督「なるべくおとなしい感じので」

朝霜「大人しい、か……そういうのって誰が詳しいと思う?」

早霜「そうね。鎮守府なら間宮さんとか、可愛いパンツなら鈴谷さんや熊野さんかしら」

朝霜「なるほど……うっし、んじゃ早速行くか!」

早霜「ええ。それでは司令官、お先に失礼します」

朝霜「私が入り用になったら呼んでくれよ。すっ飛んでくからさ」

提督「ああ。気を付けて」

微笑みながら部屋を後にする二人を見送り、手を振る二人に見送られながら俺も足を執務室へ向けるのだった。

今日はこんだけで。朝霜編終了。

加賀「……遅かったわね」

提督「悪い、少し捕まっていたんだ」

加賀「そう。私の所にはあまり来てくれないのに、他の子にはすぐ手を出すのね」

提督「加賀とはいつもこの執務室で会ってるだろう。それに手は出していないぞ」

鼻を鳴らして不満げに書類を手渡してくる。投げたりぐしゃぐしゃにしないあたりはありがたい。

加賀「最近は色んな子をはべらせているそうだけど。駆逐艦とはキスもしたのでしょう?」

提督「……誰に聞いた?」

加賀「誰でもいいでしょう。ごめんなさいね、金髪じゃなくて」

どうにも、機嫌の悪さが著しい。その理由は思い当たらないわけではない。

今までの加賀の言動から考えれば、俺に対して性欲以外の気持ちがある…と自惚れてもよさそうではある。

要するに嫉妬ということになるのだろう。

提督「別に金髪が良い訳じゃあない」

加賀「そう? 小さい子が良いということかしらね」

思わず天井を仰ぐ。

提督「どうすればいいんだ? 変な事じゃなければわがままくらい聞くよ」

結局、女性と付き合った経験が無い俺にできるのは主体性の無いお詫びだけ。

そして言葉選びがヘタクソなのも、女性の心の機微に疎いからだろう。

加賀「そんな駆逐艦をなだめるような言葉、要らないわ」

提督「……すまん」

眉根を顰め、いよいよもって不機嫌真っ盛りだ。こうなると謝る以外にない。

睨む加賀と見つめ合うこと数分程度。加賀がようやく目の力を緩め、一つだけため息が漏らした。

加賀「もういいわ。つまらない嫉妬ですから、これ以上尾を引かせても無意味ね」

提督「ああ、ありがとう」

加賀「いえ……それでは、握手をしましょう。仲直りの印に」

仲直りが握手とはまた駆逐艦というか、幼いというか。

それでも加賀から提示してくれた和解案だ。喜んで、と差し出せば、小さな硬い手の平から熱が伝わってくる。

提督「これだけでいいのか? なんなら食堂で何か奢るくらいは」

加賀「いいえ、これでいいわ。それに握手だけで終わる気も無いもの」

え、という声は、加賀に思い切り引っ張られて露と消えた。封じられたと言った方が正しいかもしれない。

提督「ん、むっ!?」

加賀「ん……」

抱き留められ、唇が塞がれる。

一瞬覆った柔らかな感触だが、すぐに熱い舌が俺の唇を割って強引に滑り込み、ねじ伏せるように俺の舌に絡みつく。

俺よりも小さな舌が口の中で暴れ、歯の一本一本まで犯されるように舐られる。

もう、口の中の唾液が、俺のものなのか加賀のものなのかさえ分からない。

加賀「ん、む……こんな所かしらね。駆逐艦とは違うでしょう?」

ほんの数センチの距離に切れ長の目。いつもと同じような形のそれが、なぜか笑っているようにも見える。

加賀「ここも、駆逐艦とは違いますから」

手を取られ、驚く間もなく胸元へ導かれていく。着物の隙間に入り込み、すぐに柔らかな膨らみに触れた。

加賀「んっ、あぁ……どうかしら……これも、駆逐艦には、無いと思うけれど……」

提督「……柔らかいな」

加賀「ふふ、そうね」

押せば指は沈むが、押せば押すほど張り返す。風船とも違う感触に思わず生唾が溢れてしまう。

そんな手の動きに一瞬驚きの表情を浮かべるが、すぐに微笑みへと変えていく。

加賀「温かいでしょう。貴方の手だからこそ、脈打っているのが分かりますか」

まさぐる手が止められない。加賀の鼓動を求めるように強く、乱暴に。

加賀「っ、痛いわ……」

提督「あ、わ、悪い!」

慌てて引き抜いた手に残る温かさ。痛みに小さく歪む顔は、俺が作り上げてしまったものだ。

提督「……書類を受け取ってくる」

どうすればいい? それが分かれば苦労はない。俺に出来る事は加賀から離れて、暴走しそうな心を鎮めることだけだった。

加賀「……ふふ」

加賀「初物提督に掴まれた場所、少し赤いわね」

加賀「まさかあんな風に触られるなんて思わなかったけれど……」

細い指が、握られた場所をトレースするように掴み、揉みしだいていく。

加賀「は、ぁ……提督、私に、触って……!」

もしもあの力で秘所をいたぶられたらどうなるだろう?

強引で経験不足の指遣いが秘肉を掻き分けてきたら、我慢できるだろうか。

加賀「ふ、ぅう……っ、あ、ぁあ……んんんっ!」

執務室に流れる淫猥な水音が、今日は特段に粘ついているようだ。

加賀「もう少し、あともう少しで……!」

嬌声が執務室に響く。その声色はどこか恋に溺れる少女のようで、加賀の絶頂をより甘いものへと変えていくのだった。

今日はこんなもんで。

行く先は三つ。作戦司令室、女子寮、そして工廠。

言い換えてみれば、ホスト、女王、穴場スポットの三か所だ。

羽黒「あ、司令官さん……お、お疲れ様です……」

提督「お疲れ様。羽黒はこれからどこに行くんだ?」

羽黒「私は作戦司令室に。あの人に差し入れがあるので……」

提督「なるほど。美味そうだな、カツサンドか」

胸に抱かれた包みから漂う香ばしい匂い。作り立てなのだろう、肉の断面で輝く脂と併せて酷く食欲がそそられる。

できれば一つと言いたいところだが、それは止めておこう。嬉しそうな様子を見るに、あいつのために用意したものだろうから。

羽黒「これ、前にあの人が美味しいって言ってくれたんです……食べて貰えればいいんですけど……」

提督「大丈夫だろう。それほど美味そうなカツサンドは中々見ないくらいだ」

羽黒「そうでしょうか……? ふふ、ありがとうございます」

頬を染めて小さく頭を下げる羽黒は、駆逐艦とは違う可愛らしさがある。好かれる少女というのは、こういう子のことを言うのだろう。

提督「失礼する……陸奥も居たか」

陸奥「あら初物提督、いらっしゃいませ。何かご用?」

提督「そう睨まないでくれ。先日渡した書類を受け取りに来ただけだ」

陸奥「睨んだりしたつもりは無かったのだけれど……ごめんなさいね」

ちろりと舌を出す幼い仕草。見苦しくないのは、陸奥自身から漂う甘い雰囲気のせいか。

まるで俺と、隣りの羽黒に見せつけるように彼の首に腕を絡ませ、豊満な膨らみを枕のように使わせる。

羽黒「……あの、陸奥さん、初物司令官さんの前でそういうことは」

陸奥「あらあら。今更そんなことを気にするの? 嫉妬の理由には弱いんじゃなくて?」

羽黒「そういうことでは、ありません」

刺々しい空気がすぐ隣から発せられると、若干恐ろしいものがある。俺は黙り込むばかりだが、目の前の彼はさすがと言うべきか。

「ごめんごめん、こっちから行くべきだったね。これで良かったかな?」

提督「ああ……それと来週の遠征での補給物資だけど、今時間があれば調整したい」

「構わないよ。それじゃあ長話になるかもしれないし、お茶でも淹れてくるかな」

顔もいい。頭もいい。性格は、まあ、敵対しなければそこそこ。一つ一つの仕草も洗練されて、艦娘達が黄色い声を上げるのも分かるというもの。

……もっとも。

陸奥「それなら私がやるわ。そうそう、昨日いいお茶菓子を貰ったの」

羽黒「……陸奥さんがやると、どうせ渋くなりますよ。私が淹れますね……あ、カツサンドも作って来たんです。そろそろお昼時ですし」

陸奥「あらあら、御心配どうも。それより貴方、カツサンドはいいとして、一人分しかないわよね。まさか二人いるのに片方にしか出さないつもりかしら?」

羽黒「っ……」

陸奥「出さない、いえ、出せないわよねえ……大丈夫よ。初物提督のご用が済んだらお出しすればいいわ」

どうせ冷めて固くなってるでしょうけど、と嗤う陸奥の声。そして怒りに震える羽黒の姿を見て、なお。

「やれやれ。それで物資は支給量の増減があるってことかい?」

提督「……ああ、少し燃料とボーキサイトが不足気味なんだ。その辺りが減ると見てほしい」

それは困ったね、と眉根を寄せる彼は、すぐ傍の修羅場を一度だけ横目に見て笑ってからは見向きもしない。

羽黒が大事そうに抱くカツサンドは、一瞥すらされなかった。

提督「……俺はこの後食事に行くから、気にせず食事をしてくれていいぞ」

助け舟といえば聞こえはいいが、正直な所、胃が痛くなりそうな中で話したくないというのが大きい。

だから、振り向いた羽黒の目に感謝の色が浮かぶのを、少しばかり申し訳ないとさえ思ってしまう。

陸奥「もう。初物提督ったら、勝手の女の子の間に割り込むなんて無粋よ?」

提督「すまん。けどそれなら、俺の居ない場所でやってくれないか。正直気分が悪い」

陸奥「そう……ごめんなさいね。今度からは気を付けるわ」

言いながら、俺を見つめる瞳はどこか無色。反省も怒りも謝罪の色も無く、何を考えているやら分からないときた。

反対に羽黒はといえば、これまた嬉しそうに彼の前にカツサンドを広げ、甘ったるい声色を上げている。

羽黒「どうぞ司令官、この間美味しいっていってくれたので、また作ってみたんですけど……」

「うん……ありがとう羽黒。うん、美味しいよ」

羽黒「そ、そうですか? 良かった……初物司令官さん、ありがとうございます」

提督「いや、気にしないでくれ。それよりさっきの話の続きなんだが」

美味そうなカツサンドは目の毒だ。なるべく早く切り上げようと、彼にかけた声は、しかし。

「…………ああ。羽黒は君に礼をしないといけないね。そうだろう?」

提督「……なんだって?」

「陸奥、羽黒を押さえろ」

俺の疑問の声が、彼らに届くよりも早く。

彼の目が歪み、粘つく視線を羽黒の肢体に絡ませ、どこからともなくナイフを取り出した。

陸奥「まったく、羽黒もこういうのが好きなんだから……また何か混ぜたのね」

嘆息とともに羽黒を羽交い絞めにすると、見せつけるように俺に向けて突き出してくる。

顔は見えないながら、陸奥の声色には呆れと面倒そうな色が滲んでいた。

羽黒「やっ、な、なに……? し、司令官さんっ、なんですか、これ……」

「何って今言っただろう。初物君へのお礼をしてもらうんだよ……羽黒自身で、ね」

人好きのする笑みを浮かべ、彼は羽黒の隣に立つ。

初めは呆けていた羽黒もナイフの腹が頬を撫でると怖気立ったのか、小さな悲鳴を漏らし始めた。

羽黒「ひっ!? や、やめて下さい……! そんなの、危ない……!」

「そうとも、危ないから動かない方がいいよ。初物君、これは羽黒からのお礼だから、受け取ってあげてくれ」

羽黒「い、やあぁあああっ! 服が、切らないで、やめてくださいっ! 見ないで、見ないでっ!」

涙声の悲鳴はまるで言葉として機能していない。首元から胸元へ引き裂かれる服の合間からは柔肌と、黒い下着が露わになり始めていた。

「ははは! 見てくれよ初物君、この女ときたら純情ぶっておきながら、とんだスキモノでね。この通り淫売染みた下着ばかりなんだ」

羽黒「そん、なっ……ひどい……あ、ぁあぅっ!?」

あっという間に下腹部まで真っ直ぐに、紙細工のように服が裂けていく。

服の残骸を振り払いながら、胸の膨らみを守る下着さえも手の平が押しやって。

「く、ははっ! 見えるかなぁ……淫売が、この状況で興奮しているみたいだよ」

外気を嫌うように震える、薔薇より少しだけ淡い色の乳頭が、指の間で潰れていく。

羽黒「ぃ、やぁ……ん、ぁあっ、ひんっ!?」

半ば力任せに見えるそれ。けれど羽黒にとっては、痛みよりも快楽を引き起こす行為のようだった。

羽黒「ひっぱ、らないで……のびちゃい、ますからぁ!」

顔が赤いのは痛みか、悲しみか、それとも。少なくとも声は悲痛とは程遠いように思える。

「いつもより感度がいいね。羽黒みたいな淫売には、初物君の方が好みだったかな?」

羽黒「ちがっ! や、あぁあっ!? そ、こっ、だめぇ!」

どうにも羽黒は乳首が弱いらしい。爪先で引っ掻かれると甲高い声を上げ、指の腹で撫でられると唸り出す。

刺激から逃れようとしても戦艦からの羽交い絞めだ。羽黒がいくら重巡といっても腕はびくともせず、弄ばれる胸を俺の前に揺らすだけ。

……正直、手を伸ばさないでいるのが精いっぱいだ。そしてそんな心は、彼らに容易に伝わってしまう。

「ははは、初物君も羽黒が気に入ったみたいだよ?」

羽黒「ん、ぁあ……そ、んな……」

困惑と欲情の混じった瞳。甘い吐息が俺にかかると、どうしても反応してしまう。

当然、それを見落とすはずもなく。

羽黒「あ……私で、大きくなってるんですか……?」

提督「……まあ」

ほのかな赤色に染まる羽黒の顔を見るのは、なんとなく気恥ずかしいものがある。

だがその雰囲気も、すぐに壊れることになる。

陸奥「あらあら、良かったわね羽黒。私もライバルが一人減って嬉しいわ」

羽黒「そっ……れは、嫌です……」

搾り取る様な、けれど強い意思のこもった声。

いつの間にやら俺に向けた視線には無かった恋慕の色が彼へと向けられていた。

数秒程度の二人から感じる緊迫した空気。

先にやわらいだのは、陸奥の方だった。

陸奥「やれやれね。貴方がいなくなってくれれば随分楽だったんだけど」

羽黒「ふふ……当たり前ですよ。陸奥さんにだけは譲れません」

陸奥「もう、この子ってば生意気なんだから」

羽黒「そうですか?」

陸奥「そうよ。だから」

……羽黒はまだ羽交い絞めにされているから、陸奥の楽しげに歪んだ目も、傍らで燃える蝋燭も見えないのだろう。

いとも簡単に羽黒は抱きかかえ上げられ、俺と彼の間の机に乗せられる。

羽黒「え? あの、これは」

目を白黒させる、その数秒が命取り。手足を机の脚に縛り付けられ、大股を俺に向かって開き、万歳の格好で固定されてしまった。

当然のように胸を覆うものは無い。半裸の身体が薄暗い灯りに照らされて、いかがわしい空間を作り出していた。

陸奥「ふふ、うふふふふ! さあ提督方、これから作戦会議を始めませんか?」

提督「作戦、会議?」

陸奥「ええ。ホスト提督も資材を減らされてはいそうですか、というわけにはいかないでしょう?」

「まあね……配分が減らされるのは痛手だから」

陸奥「だから具体的にどの程度の資材が必要か、航路を具体的に示しながら説明して、可能な限り減らされる量を抑えるのはどうかしら」

なるほど、そう言われれば俺に異論はない。向かい合う彼も納得したように頷くと陸奥の笑みも一層深みを増していく。

陸奥「では始めましょう……まず私達の鎮守府の位置だけど」

赤い蝋燭には、溶けた蝋がかろうじて留まっている。それをゆっくりと机の上へ動かすと。

陸奥「ここよ」

唇が歪むのが合図だったのか。一気に傾けた蝋燭の滴は重力に逆らわず、鈍い音を立てて落ちていく。

さらけ出した胸の頂上に走る衝撃と熱。羽黒の叫び声が室内に響いたのは、直後の事だった。

低温ロウソクと言っても、熱くないわけじゃないぞ

>>491
低温蝋燭というか和蝋燭の融点は45℃程度だから、ちょっと熱めの風呂と同じくらいだ。
もちろん「融点」なので45℃以上にもなるが、赤い色素を加えることで40℃前後で溶けるようになるので、
よほど低い位置から垂らさなければ跡も残らない。

SM初心者相手にそこら辺で売ってる洋蝋燭を使ってる連中は、尿道に融けた蝋流し込んでタヒね。
(洋蝋燭の融点は55℃~75℃)

熱い=火傷じゃないんですがそれは

使ったこともない道具に詳しい人多いよね
肝心なとこ穴だらけだけど

SM愛好家がこのスレを読んでいる可能性……?

>>493
「プロ仕様の低温蝋燭」を使ってたら、熱いなんてことは全くない。
5cm程度しか離してなくても「心地よい温かさ」にしかならないよ。
(洋蝋燭だと、5cmなんて近さだと「熱い」じゃ済まない)
ただ、鞭打ちやスパンキングの跡に垂らされると、その程度でもかなり熱い……というか、滲みるように感じるけど。

多分「低温蝋燭でも熱くないわけじゃない」とか思ってる人は、ア○ゾンなんかで売ってる2~3千円の安物を使ってるんじゃない?
プロが使う和蝋燭だと、1本7~8千円は軽くする。
関西だと西宮神社のすぐそばに和蝋燭専門の卸問屋が、石川県では民芸品として売ってる。
(当然だけどSM用として売ってるわけじゃないよ)

>>494
そらまあ、前と後ろと上に穴がありますからなww
使ったことならあるよ?
自分にも相手にもね。
先にローションを塗っておくと、後始末が楽……と書けば、経験者なら分かるかな?

間違った事言ってないのにトリビア披露しているせいで気味悪いという不思議
経験者じゃないけど先ローションはなんとなくわかる

>>496
愛好家じゃなくて、紳士の嗜みとして少々齧った程度だよ。
縄師に体験入門したけど「お前縄は才能無いから諦めろ」って3日で追い返された素人だよ~。

>>499
トリビアって言うか、SMは本当に危ないから、間違ったこと書いてる人にはちゃんと反論しなくちゃダメでしょ?
メントスコーラやアナルフリスクを止めるのと同じだよ。

陸奥「今、敵の前線はここまで伸びているわ」

羽黒「ひぃいいっ!? あ、ついぃっ!」

ボトボトと白い海に赤いマーカーが貼り付いていく。ヘソの窪みに溜まった蝋は山と重なって、籠った熱を逃がさないらしい。

嬌声とも悲鳴ともつかない羽黒の声、それを聞いて陸奥の笑みが深くなる。悪循環か、あるいは。

蝋は徐々に胸に向かって上る。さすがにヘソほど熱さは感じないらしく、身体は捩らせるものの声は収まっていく。

陸奥「今度の作戦提案は、私達が引いて前線をこちら側に引き込むことよ」

羽黒「ふぅぅうう……っ! あ、ぁあ……」

提督「……そうなると、近海あたりが騒がしくなるな」

陸奥「ええ。だからこちらも艦隊を三つ近海に置いて防衛に力を込めるの」

こんなふうにね、と振るい上げられた手には三つの氷。

鎮守府を示す乳房を囲うように置かれると、火照る身体に当てられたのかすぐに溶け出し、蝋と重なっていく。

羽黒「はぁぅ……つめたいのに、熱くて……へんに、なりそう……っ!」

段々と羽黒の身体が揺れ動きはじめる。大きく開いた股間は僅かな明かりに照らされて、誘うように光っている。

羽黒は喘ぐ声を徐々におおきくしながら、それでも羞恥心からか、僅かな抵抗を試みる。

足を閉じようとしても縛りつけられている以上無駄なのだが、一瞬キュッと締まった内股からはクチュリと粘つく音がした。

羽黒「はっ、ひぃ……見ないでくださいぃ……」

見ないで、と言いながら、その目は明らかに何かを期待している。ぽってりとした恥肉の部分はストッキング越しにすら、ヒクついているような気がする。

もっとも、彼女は今責められている途中だ。それを羽黒だけが忘れて油断している。

油断しているから、生まれたままの姿の乳首を、二つの氷が挟んで潰そうとしていることに気付かない。

陸奥「そして第四艦隊と支援艦隊を一時、こちらの泊地に寄港させます」

羽黒「っ、やぁああ!? 乳首、冷たいの、嫌ぁ! 挟まないでぇえ!」

「なるほど。挟撃作戦かな」

楽しげな彼の手は慣れたように羽黒の口元へ運ばれ、羽黒自身もすぐさまそれを咥えこむ。

そうすれば当然悲鳴は籠る。唾液がじゅぱじゅぱ鳴りながら指を舌で愛撫しているから、その音の方が大きいくらいだ。

羽黒「ん、ふうぅう! じゅぷ、ん、むうぅうっ!?」

ほとんど暴れるように跳ねる羽黒に、さすがに机が軋む。

……それもそうだろう。

陸奥「そうじゃないわ。一から三艦隊はあくまでも防衛、鎮守府の守りを厚くするための布陣よ」

羽黒「んぶぅうう!? ごほっ、あづいいいいぃいい!!」

赤い蝋が片方の乳房全体を赤く染め上げていく。蝋燭の位置は低く、温度もさっきより高いはずだ。思わず彼の指を吐きだしてしまうほどに。

陸奥「そして第四艦隊と支援艦隊は命令あるまで待機、あるいは低速で敵の背後へ」

羽黒「んひぃいいっ!? つめ、たいっ! おぶえ、うぶ、んんんん!?」

二つの氷が片方の乳首を摘まんで引っ張って。彼の指は罰とばかりに強引に戻り、縦横無尽に口腔内をなぶり始める。

冷と熱。二つの刺激が、羽黒をもてあそんでいた。

遊びながらも作戦説明が淀みなく行われるのが陸奥の有能さの証左でもある。

陸奥「第四艦隊と紫煙艦隊はまず、敵の補給線を食い千切るように動いてもらうわ」

乳首を潰していた氷の一つが動き、溶けた水を軌跡に残してヘソの方へと滑り出す。

羽黒「ふーっ! ふぅうーっ!」

「ははは、そうそう。今度は吐き出さないようにね……孤立した敵の前線部隊を一網打尽にすると」

提督「だが、気付いた相手は死に物狂いで薄い後背を突破しようとするだろう」

陸奥「そうね。こんな風に暴れ回るんじゃないかしら?」

三本。それが陸奥の取り出した新しい蝋燭の本数だ。くるりと逆さにされれば当然、三本分の蝋が落ちていく。

羽黒「んんんんんーーーっ!!」

弓形に張りつめた背中。目の前まで持ち上げられた秘部から下品な音を立てて愛液の塊が溢れ、ぶるぶると下半身を震わせる。

ストッキングのシミが酷くいやらしくて、淫靡で、邪魔だった。

陸奥「だからこその三つの艦隊よ。戦艦を配置して背を向けた敵を叩くの」

「補給線に襲い掛かる艦隊は高速船を中心に編成することになるね」

提督「……そうだな。万一があれば離脱、敵を避けて鎮守府へ戻り、第一艦隊から第三艦隊は撤退援護か。だがそれだと」

「うん、前線が押し上げられて危険が増大しただけになりそうだね。どうする?」

達して脱力した羽黒の口から抜かれた指。泡立った唾液を舐めとると、彼はおもむろに真っ赤な蝋の上から、胸を鷲掴みにした。

羽黒「あぐっ……」

陸奥「敵を迎え撃つ地点を囲むように機雷を配置。あらかじめ設定した航路以外は通れないようにしましょう」

いくつもの小さなお灸。みぞおちに並べられたそれは、砂の擦れるような音を立てながら羽黒を叱咤しているようだ。

ぬらぬら輝く羽黒の身体。汗と、赤みを帯びた身体。

荒い息遣いとともに蠢く彼女は、さながらストリッパーのように妖しい輝きを放っている。

鼻腔をくすぐる少女の香り。これで興奮するなというほうが無理というものだ。

今日はこんなもんで。

陸奥「もっとも先に機雷を配置して深海棲艦に察知、逃げられても困るから、迎え撃った時に島風を中心に何隻かの高速船で囲うように配しましょう」

「そうなると二つに分けた艦隊のタイミングが合わないと、食い破られそうだけど?」

陸奥「あらあら、呼吸やイくタイミングを合わせるなんて、いつもやってることじゃない」

それもそうだ、と思えてしまうのは慣れだろうか。濡れて肌に張り付き透き通り始めたストッキングを見ながらふと思ってしまう。

陸奥「そしてある程度叩いたら、残りの処理は防衛艦隊が徹底的にすればいいわ。一番いいのは高速艦隊に余力があった場合」

羽黒「ひ、ぁ、はぁうっ!?」

目に見えそうなほど熱い吐息をものともせず、羽黒の肌を氷が滑る。胸の下からヘソへ。

絞り上げるように胸を弄ぶ彼の手の動きと連動するように腰が痙攣するのがわかる。どうやら胸はかなり弱いらしい。

陸奥「手薄になった敵前線基地を奪取。その場合鎮守府防衛艦隊は後始末を終えたら、なるべく高速の艦をそのまま前線部隊に合流させて取り返されないようにするの」

提督「なるほど。しかしそうなると燃料や弾薬を駆逐艦で運んで、明石も派遣しないといけないな」

「深海棲艦の基地機能を頼る訳にもいかないからね……かなり大規模作戦になりそうだ」

各資材に艦娘の練度。備蓄量的にできない訳じゃないが、失敗すればいたずらに消耗しただけにもなる。

それだ、と採用するわけにもいかず、悩みながら胸を弄る彼とびしょ濡れの秘所を眺める俺。

雰囲気の変化を察した羽黒は声を我慢しているようで、時々ガクンと身体を震わせながらも、声を噛み殺している。

それすらも予想していたのか、陸奥は顔色一つ変えずに続けて言う。

陸奥「心配し過ぎよ二人とも。女王提督ならこの程度、『じゃあ行ってもらおうか』の一言よ?」

俺と彼は、顔を見合わせて苦笑せざるをえなかった。

「けどそうなると、その後も気になるね」

提督「ああ……敵の本隊も近くなる。そこさえ潰せば海域全体を奪い返せるだろうし」

そうなれば資材の確保も楽になり、演習の幅も広がる。陸奥も頷き、ヘソに嵌まっていた氷を動かし始めた。

羽黒「ひゃぁう……んっ」

ゆっくり上下する白いお腹。ヘソに溜まった水が怪しく輝いている。

陸奥「作戦後はしばらく前線維持と部隊再編に努めましょう。それで戦力が整ったところで」

ヘソから俺の方へ。つまり、下腹部へ向かい、氷が走る。

冷たい刺激に思わず目を瞑る羽黒には、陸奥の手にあるハサミは見えていないのだろう。

ストッキングを挟むときになってようやく鉄の冷たさに目を開け、呆けた声を出す。

羽黒「え、や、だめええっ!」

陸奥「敵本拠地に攻勢をかける。迅速に、全戦力をもってね」

ばつん、という音でストッキングは千切れ。

提督「っ……」

広がる雌の臭い。下腹部を思い切り疼かせる粘つく臭いが一気に溢れ、愛液が零れていく。

陸奥「あらあら、ヒクつかせちゃって。そんなに初物提督の砲撃が欲しいのかしら? この敵本拠地は」

羽黒「んあ、お、おおっ!? やべ、でええっ! じゅぼじゅぼ、しないれぇ!」

愛液が固まりになって、指が引き抜かれる度に床を打つ。

そして再び指が入れられれば見た目にも切なそうにキュっと締め上げる。

ぐっしょり濡れたカラスの羽色の陰毛が、男心をくすぐる宝石のようだ。

陸奥「まずはこの第一部隊で先制。一気に敵の中心まで食い破るのが理想ね」

羽黒「ひぃっ!? 冷たいぃい!」

いやいや、と首の代わりに腰を振るが、すっぽり氷を飲み込んだ膣からはサラサラの愛液が漏れるだけ。

「その後は?」

陸奥「先行部隊が囲まれないように、即座に別働隊が出口を維持でどう?」

羽黒「あ、ああ……見ないでください……っ!」

柔らかな膣口は、クスコという異物を歓迎する。薄暗い膣中に見える盛り上がった小さな穴は、女性にとって一番大事な部分だろう。

ゆっくり呼吸するように蠢くそこは、言葉とは裏腹に、子種をねだっているようにも見えた。

「それならいっそ、急襲直前に陽動部隊を編成しよう。後ろを叩いて注意を引くんだ」

陸奥「うーん……作戦の焼き直しになりそうだけど、やってみる価値はあるかしら」

羽黒「ぃ、ぎっ!? 熱、いいいっ! 熱い、あつい、熱いのっ!」

羽黒の股の間に蝋燭が置かれる。それが陽動の意味なのだろう。

悶え、必死に身体を逸らす羽黒の悲鳴が、深海棲艦の動揺を表しているようだ。

陸奥「ふふ、ほーら」

羽黒「ぁあああ! あづ、いやああっ!!」

チロチロと、尻穴を蝋燭の火が舐める。火傷はしないまでも刺激は強いのだろう、涙と鼻水のあわさった悲鳴は本物だ。

陸奥「うっふふ! 見てちょうだい初物提督、消化しようと必死に愛液を出しているわ!」

クスコの奥に溜まる愛液。残念ながら、消化ポンプは無い。

「上手く行けばあとは掃討戦かな?」

羽黒「ふーっ! んぶ、おぼっ! おおおおお!!」

何時の間にやら。再び彼の指が羽黒の口を犯し、籠った悲鳴だけを許している。

上も下も弄られ、羽黒の身体は居場所をなくしたように縮こまり、震えていた。

陸奥「そうね。敵が崩れてきたところで一気に潰す。それだけよ」

「うんうん……陸奥、これを」

陸奥「あらどうも。うふふ、これって一番太くて振動が強い奴ね? ホスト提督なのに女の子に厳しいなんて、酷いわね」

「その子が望んでいることをしてあげるのが僕の役目だからね。陸奥」

陸奥「はいはい。それじゃあ初物提督、羽黒の乱れ姿、よーく御覧なさいな」

鷲掴みにされたバイブは、明らかに人のソレを越えている。加えて振動音も尋常ではなく。

青ざめ声を上げる羽黒を顧みることも無く、クスコが外れて油断したそこを、一気に貫いた。

響く絶叫は声帯を震わせただけのもの。文字にすることもできないような、声の無い音だった。

あの羽黒からこんな音が出るのか、というほど激しい絶叫はバイブの抜き差しで大きさが変わり、振動のリズムで途切れている。

まるで一つの楽器のように音を奏でながら、壊れた水栓のごとく潮を噴出させる。

……そうなれば当然、目と鼻の先にある俺に、思いっきり被ることになるわけだ。

提督「……」

陸奥「あらあら。今タオルを持ってくるわね」

提督「いや……この後女子寮にも行くから、シャワーを浴びてくる」

「あれ、羽黒を使わないのかい?」

不思議そうに、けれど納得したように微笑む彼にも分かっているに違いない。

提督「そしたら女子寮に行けなくなるだろ。仕事に支障が出るのは面倒だ」

「なるほどね。なら支障が出ない体制にしてから、かな。加賀さんや皐月ちゃん、あと朝霜ちゃんと早霜ちゃんとか」

提督「……情報が早いな」

「率先して言いふらしてるからね。青葉ちゃんが」

頭が痛い。知られても鎮守府が動揺するとは思えないが、榛名辺りの態度が変わりそうだ。

提督「じゃあ俺はこれで。陸奥と一緒に具体的な編成案とスケジュールを調整して出してくれ」

ここに羽黒を置いていくのも、とは思うものの、羽黒もここに配属されてずいぶん経つ。

陸奥の最初のつぶやきを聞く辺り、これもプレイの一環なのだろう。

陸奥「それじゃあね初物提督。ここはダメだけど、お口でなら火遊びさせてあげるわよ?」

スカートをチラリと上げて、濡れきったソコを見せつける陸奥。操を捧げているのかどうか分かりにくいったらない。

扉を閉める直前に振り返ると、なにやら羽黒の口元に腰を当てて咥えさせる彼と、尻穴にビーズを埋め込む陸奥、そして快楽に染まった声を響かせる羽黒の姿が目に映った。

提督「……さて、シャワー室でも行くか」

ついでに下着を変えておく必要があるだろう。女子寮の面々は、オスの臭いを嫌うから。

今日はこんなもんで。

女子寮の門前に立つ黒髪の少女。内心を隠し儚げな微笑みを浮かべるのは、さすが分別のある戦艦だ。

山城「初物提督、どうしました?」

提督「女王様から書類を受け取りにね。取次ぎを頼みたいんだが」

山城「分かりました。少々お待ちくださいね」

振り返り、短いスカートを揺らす姿は目の毒だ。特に彼女の場合は男を誘っているわけではないから、じっくり見るわけにもいかない。

それに……最近の俺はどうも、性欲を抑えきれていない。しばらく海でも見ておく方がいいだろう。

山城「お待たせしました、女王提督がお会いになるそうです。どうぞこちらへ」

提督「ああ」

促されるままに女子寮の中へ。すれ違った潮に小さな悲鳴を上げられたが、いつものことだ。

山城「潮ちゃん、初物提督への抵抗はだいぶ少なくなりましたね」

提督「そうだな。初めはパニックを起こしていたから……仕事の時には大丈夫なんだがな」

くすくす、と山城は笑う。

山城「仕事の時に男が嫌で報告できません、なんて言う役立たずは女子寮に居させませんよ」

提督「頼もしいね」

山城「ありがとうございます……女王提督、初物提督をおつれ致しました」

『ありがとう、入ってもらってくれ』

山城「はい。どうぞ中へ……初霜ちゃんが居ます。お気をつけて」

提督「……ああ」

下手な発言は身を滅ぼす、ということか。

身なりを整え、一つ深呼吸をしてから俺は重い扉に手を掛けた。

提督「失礼する。先日渡した書類だが、できているか?」

「もちろんだよ。さ、確認してくれ」

差し出される薄い紙っぺら。清流のように美しい文字を見ると、併記された俺のサインが汚く見えて、どことなく気恥ずかしい。

提督「確かに。それじゃあ俺はこれで」

なるべく見ないよう早急に出ようとしたのに、この女ときたら。

「まあ待っておくれ。私も話したいことがあってね、緊急の用がなければ少し座ってくれないか」

初霜「……」

俺のスケジュールも把握しているのだろう。ニヤリ、と笑って言うのだから困ったものだ。

当然危急の用などないから断るわけにもいかず、上質なソファに身を沈めるしかない。

「いや良かった。君とはここらでもっとしっかり話しておきたくてね」

提督「……人と話す時の格好に見えないんだが」

立ち上がる彼女は、ズボンを穿いていない。薄いグリーンのレースの下着を惜しげもなく晒しながら、俺の目の前に座り、足を組む。

「なに、気にしないでくれ。私は君に見られても気にならないし、なんなら脱いでもいいくらいだ」

初霜「っ! てい」

爆発するような、初霜の声。悲壮感と怒りに満ちた声は凄まじい勢いだが、彼女は柳に風、とばかりに初霜を見る事すらしない。

「私は彼と話している。初霜、君は仕事の話すら邪魔するつもりかい?」

初霜「ぅ……ぐ、し、失礼しますっ!」

女王様の言葉に色は無い。無機質で、初霜の激情をゴミか何かと思っているのだろう。

涙を滲ませた初霜が、その感情を抑えるために出て行く時に――。



愚かしい事に、俺を、睨みつけてしまった。

「待て」

酷く冷たい声が初霜の足を止めさせる。

一気に青ざめて、全身を震わせる姿を見ると、本当に凍り付いてしまったかのようだ。

「私は今、仕事の話と言ったはずだね」

初霜「あ、ああ……! ち、がいますっ! そんな、つもりじゃ!」

彼女が立ち上がれば、白くしなやかな足と下着が俺の前に。そのまま初霜の方へ歩いていくと、引き締まった尻が揺れるのが良く見える。

無言で初霜の襟を掴んだ彼女は、その小さな体を軽々と持ち上げる。

女王様の表情は俺には見えないが、初霜の悲鳴の様子からすると笑顔ではなさそうだ。

「初霜、お前が今まで彼や他の男に辛辣に当たるのを見逃してきたのは、仕事中じゃなかったからだよ」

そう。女子寮の中でも一番過激な初霜も、それはプライベートでの発言や態度での話だった。

「けれど最近のお前ときたら、作戦中でも他提督に反抗的な態度を取っている」

そう。最近問題になっているのはそれだ。どんな性癖でも構わないが、仕事をすればいい。

「そして今。お前は仕事の時間中に、彼を睨みつけたな? 上官に挨拶すらせずに出て行こうとした」

初霜「あ、あぁ……!」

カチカチと歯の鳴る音が部屋中に響く。恐ろしく平坦な声というのは往々にして恐ろしいものだ。

なにより俺は、彼女が艦娘に対して「お前」と言っているのを聞いたことが無い。

ほんの数秒程度の時間の静寂。それが破ったのは、初霜の尻餅をつく音。そして直後の、酷く明るい声だった。

「もうお前はいらないよ。今すぐ出て行きなさい」

初霜「……え」

「何度も言わせないでくれるかい。目障りだ、さっさと出て行きなさい」

そう言って振り向く彼女の顔は、さっき俺と話していた表情を寸分違わない。

「待たせたね。それで話の続きだけど」

初霜「ま、待ってくださいっ! ごめんなさい、謝りますからっ! 傍にいさせてくだざいッ!」

柔らかく微笑み、誘うように足を組む彼女に初霜が纏わりつく。縋り付き、泣き喚きながら。

「陸奥ちゃんから話が来てね。敵前線部隊と基地を叩く計画なんだけど、君は聞いてるかな」

提督「……ああ、さっき聞いてきたばかりだ」

「それなら話は早い。ざっと私の方で必要な兵装と物資を計算したから、君に見てもらいたくてね」

初霜「お願いじまずぅっ! 捨てないで、私を、捨てないでくだざいぃっ!」

提督「……これだと兵装を一部開発する必要がある。そうなると物資が足りないな」

「そうか。じゃあうちで遠征部隊を出して物資を取りに行かせるしかないね」

初霜「わ、私がやりますっ! 遠征でたくさん取ってきますから、お願いしますっ!」

もう、女王様の目に黒髪の駆逐艦は見えず、悲愴な声も届いていない。

その足元にすがり、何度も頭を伏せては懇願する初霜の姿は哀れなものだ。

「いや、引き留めて申し訳なかったね。また来てくれれば歓迎するよ」

提督「ああ……その時まで未経験だったらな」

おや、と彼女は目を見開いた。女王様が驚く姿というのはなかなか新鮮で、少し面白い。

「なるほどね。加賀ちゃんか皐月ちゃんか、早霜ちゃん朝霜ちゃん……ふふ、いいじゃないか」

「けど卒業した後は来ても会えないからね、誰か代わりを寄越すといい」

提督「まあ、そうさせてもらうよ」

打ち合わせに掛かった時間は20分程度。すっかり気分を良くした彼女は、最後まで初霜を見ることは無かった。

きっともう、彼女にとって初霜はゴミで、空気で、何の価値も無いものなんだろう。

初霜「……ごめんなさい……ごめん、なさい……」

呟きながら、魂が抜けたように座り込む初霜は何を見ているのだろうか。

提督「それじゃあ俺はこれで」

「ああ、またね」

笑顔の女王様が、閉まる扉の向こうへ消えていく。そしてすぐに漏れ聞こえる声は、普段と変わらない語調で。

『ああ、若葉ちゃん? ちょっと私の部屋にあるゴミを外に捨てて来てくれないかな』

もう二度と、初霜が彼女に愛されることはないだろう。一度決めた心をひるがえすことが無いのが彼女なのだから。

一旦ここまでで。

名ありはホスト提督 椅子提督 早漏提督 女王提督 初物提督 の5人かな
初物提督の口ぶりからすると他にもモブ提督がいる?

基本>>551の五人と考えて貰えれば。

夕方から降りだした煙る雨は、夜に差し掛かった今も降り続けていた。

加賀「提督、これが最後の書類です……どうしたの?」

提督「いや、なんでもない。今日は随分書類が少ないんだな」

加賀「嵐の前の静けさかしら。大規模作戦の話もあるし、始まったら終わりのない書類に追われそうね」

提督「それは困る……少し、留守を頼んでいいか?」

加賀「いいけれど。どこかに行くのなら私も」

提督「俺一人で大丈夫だ。様子を見てくるだけだから」

加賀「そう……甘いのね」

提督「……行ってくる」

初霜が勤務中に上官に極めて反抗的な態度を取り、女王提督に捨てられた。

その噂はあっという間に広がり、ほんの一日で誰もが知るところとなっていた。

反応は様々で、仕方ないと頷く者、馬鹿だなと笑う者、可哀想にと同情する者などがいるが、誰もが共通している思いがある。

加賀「切り替えのできない子なんて、早く解体して放り出すべきだと思うけれど」

加賀の冷ややかな言葉が、艦娘達の総意だ。

提督「……」

初霜「……」

女子寮の傍の茂みの中。初霜は虚ろな表情のまま座り込んでいた。

恐らく昨日放り出されてからずっとそうしていたのだろう。汚れた下着からすえた臭いがして、艶やかだった黒い髪は雨を吸って薄汚れている。

提督「何か見えるのか」

初霜「……」

初霜から言葉が返ってくることは無い。代わりに苛立った声を発したのは、門前に立つ阿武隈だった。

阿武隈「提督、それはもう放っておいたら? はっきり言って目障りなんだけど……あ、提督じゃなくて、それのことね」

初霜「……」

若葉「私も同感だ」

提督「若葉」

傘を差して玄関から姿を現したのは、初霜の姉である若葉だった。

手に持つぬいぐるみを初霜の膝に乗せ、一瞥だけして踵を返す。

若葉「この鎮守府にいる以上、私情と任務の切り替えは絶対的な義務。この人形は……前欲しがっていただろう。餞別だ」

初霜「……ぅ」

若葉「きっともう会うこともないだろう。お幸せに」

若葉は一度も振り向くことなく、女子寮へと消えていった。初霜の小さな声も、ほのかに宿った瞳の光も捨て去るように。

提督「初霜、工廠に行こう」

初霜「……ぃ」

のろのろと立ち上がる初霜は、雨から守るようにぬいぐるみを抱きしめている。背を丸めて、少しでも濡らさないように。

俺に出来る事はといえば、傘を差してやることくらいだ。

提督「解体後はある程度の金額と住居が支給される。仕事の斡旋もあるし、居住地域もある程度希望が通るはずだ」

初霜「……」

提督「ただ、しばらくは監視もつく。守秘義務もあるから情報漏洩には厳しい罰がある」

初霜「……」

聞いているのかいないのか。顔を隠す髪のせいで、伺う事すらできやしない。

事務的な説明が終われば話すこともない。工廠までの暗い道のりを、淡い雨音だけが覆い隠していた。

提督「夕張、初霜を連れてきた」

夕張「提督直々に連れて来たんですか?」

甘いですねえ、と呆れたような声に、少しばかりのため息が漏れる。加賀といい夕張といい、これも艦娘の総意なのだろう。

そんな夕張の目はいつものように初霜に向けられて、いつものように明るく、残酷に言うのだ。

夕張「それじゃあ初霜ちゃん、解体するから脱いでくれる?」

初霜「……はい」

夕張「提督はどうします? 一応規定では上官の立会いが必要ですけど」

あって無いような規定だが、形でも『ある』以上はここで帰る訳にもいかないだろう。

夕張「じゃあそっちの椅子で見ててください。ティッシュはそこにありますから」

提督「いらない気遣いをありがとう」

場所が場所だ。

夕張と他提督の行為に使われている以上、その辺りの準備はできているという事だ。

水を含んだ衣擦れの音が、無骨な工廠に木霊する。

平らな胸に乗った未発達な乳頭がピンと張りつめているが、それを隠そうともせず、スカートに手を掛けていく。

惜しげもなく落とされた黒い下着の下には、ほのかに黄色い割れ目。鼻をつく酸っぱい臭いに夕張は苦笑を漏らした。

夕張「まずは洗浄からかしら。そこの分娩台に乗って足を広げてくれる?」

初霜「はい……」

俺に向けていると言うのに、唯々諾々と開脚し、汚物の付いた臀部と秘所を晒す初霜。僅かな着崩れさえ男に見られることを極力避けていた少女は、もう居ない。

夕張「手足の固定良し。簡易洗浄でいいわね、ちょっと冷たいわよー」

初霜「っ、ぁ……!」

冷たい水に驚いたように、腰が跳ね上がり膣口と尻穴がキュウっと締まる。

水で洗われ露わになるソコはまるで処女のようだ……異性を咥えていないという意味では、そうかもしれない。

夕張「こんな所で良し、と。それじゃあ早速行くから、力抜いてね」

初霜「ぅあ……ん、ぅ……」

夕張「あらま、すっごい蕩け顔。提督もやります?」

提督「いや。夕張の邪魔をするわけにもいかないだろ」

鼻息交じりの彼女に迷いはない。たっぷりローションを付けた指を初霜の膣へ捻じ込むと、ヌチャリと音を立てながら掻き回し、徐々に入り口をほぐしていく。

初霜の吐息も熱く、飼い慣らされた体はいとも簡単に赤みを帯びだしている。

夕張「ま、蕩けていられるのも今のうちかしら。それじゃあ挿れるわね」

銀のトレイに乗るステンレス製の器具。

クスコと呼ばれる、膣を押し拡げるための物だ。

夕張「うん、膣口から子宮に掛けての異常は無し。それじゃあ提督、始めますね」

提督「ああ」

初霜「ぁあ……あ、ぅぐ、ん……」

押し拡げられた秘肉は透明なクスコを押し出そうと苦しそうに蠢いている。

反面、物欲しそうにゆっくりと開く子宮口が少し滑稽だ。

夕張「ふふっ、メスが大好きな初霜ちゃんも根っこではオスを求めちゃうんですね」

妙に楽しげに言いながらも、夕張の手は止まらない。

夕張「子宮内の艤装受容体剥離、開始します……ちょーっとウルサイかもしれませんよ」

細い綿棒に染み込んだ粘つく白い液を手際よく子宮内へと押し込んでいく。

反応は、劇的だった。

初霜「ぅぎぃああああああ!! あ、ああああああ!? が、ぎッ!」

手足をロックされ、いつの間にか腰をベルトで縛り付けてなお分娩台は悲鳴を上げる。

夕張「大丈夫ですよ、戦艦が暴れても壊れない分娩台ですから駆逐艦じゃビクともしません」

初霜「あ、ああああああ! びぎいいいぃいい!!」

夕張「うふふ、変な声。ほーらほーら」

子種ではない異物。繰り返される刺激に初霜は悲鳴を上げ、子宮は一生懸命吐きだそうと開け閉めを繰り返している。

もっとも、初霜の悲鳴の原因は子宮への単純刺激だけではないのだろう。

夕張「練度が高い分、艤装受容体との癒着が進んでますねー。女子寮印の超媚薬、使います?」

提督「それ、お前も持ってるのか……」

夕張「うふふっ。苦痛への喘ぎもいいですけど、提督はどっちがいいですか?」

初霜を見れば、見開かれた目を涙に濡らして、声帯を切らすような絶叫を迸らせている。

夕張「受容体剥離に合わせて中和剤を注入すれば、人体への影響は最少ですよ」

提督「……やむを得ないか。投薬してくれ」

夕張「はい! 媚薬の直腸注入開始!」

狭い狭い尻穴を抉じ開けねじ込まれたソレを、あっという間に初霜は飲み込んでいく。

初霜「ぎゃあああああ、ああああああ!? あがっ、ううぅううううう!?」

苦痛と快楽、急激に入れ替わっていく二つの刺激に、初霜の混乱は極まっているようだ。

口は小刻みに揺れて、何かから逃れるために身体を激しくくねらせる。飛び散る汗はの全てが、彼女の涙に感じられた。

初霜「あがっ……お、ご、ほ……あー……」

媚薬注入から小一時間。意識が朦朧とした初霜の身体が、時折大きく震えるのは反射だろうか。

呆けたように緩みきった顔はヨダレに涙、鼻水で濡れている。そしてそれ以上に凄まじいのが、今もあふれ出している愛液だ。

提督「床がとんでもない事になってるんだが、まだ終わらない物なのか?」

夕張「おかしいですね、とっくに終わってていいんですけど……まさか」

提督「どうした?」

訝しげな俺の声に答えず、夕張は検査機を一つ、初霜に押し当てる。

見覚えのあるソレが輝きを放つ意味に、俺と夕張は頭を抱えるしかなかった。

提督「あの馬鹿女……!」

夕張「最高練度じゃないですか……これを勝手に解体したら、大本営からはお叱りじゃ済みませんよ」

あの女王様は、どうやら一番のお気に入りをいとも容易く切り捨てたらしい。

それができてしまうのが良いやら悪いやら。きっと届かないだろう恨みの念を彼女に送りつつ、初霜の処遇に頭を痛めるのだった。

夕張「提督、どうします?」

提督「……仕方ない。一旦解体作業を中止してくれ」

頷く夕張は初霜の子宮に濁った液を入れていく。途端に子宮からの刺激がなくなったのだろう、体中の筋肉が弛緩したようにぐったりと、分娩台に身体を預け出す。

ぬらぬらと汗に輝く身体から匂い立つ女の香り。子宮まで晒されていながら身体は未発達というギャップが、初霜の心とは裏腹に雄を強く引き付けるようだ。

提督「解体しないとなると、別の指揮系統に編入するか……」

夕張「でもこの子を受け入れてくれる所、あります? 工廠には要りませんけど」

提督「上官への反抗だから他の奴らも受け入れないだろうな。女王様は話しも聞かないだろうし」

夕張「それでも放逐できないって八方ふさがりですよね」

ため息をつく夕張だが、一応一つ方法はある。

他の反発を考えるとあまり取りたい手ではないが、仕方がない。

提督「……とりあえず俺の直属で預かる。夕張は処置を済ませたら俺の執務室まで初霜を連れて来てくれ」

夕張「はい、了解しました! でも大丈夫ですか?」

提督「加賀は何も言わないだろう。他は……分からん」

激情型ではあっても空母、加賀は俺が決めたことに反発はしないだろう。駆逐艦あたりの反発は読めないが、朝霜と早霜あたりは文句は出ない気もする。

少しずつ痛くなってくる胃をさすりつつ、説明のため工廠を後にするのだった。

今日はここまでで。妙ちきな設定ですが申し訳。

執務室に集まったのは、全員ではないものの秘書艦をはじめとした直属艦達。加賀、早霜、朝霜、皐月の四人だ。

加賀「榛名はどうするの?」

提督「後で俺から伝えておく。他に何か質問はあるか」

質問、というより文句はあるか、と言った方がいいだろう。

初霜を迎え入れるという言葉に眉を顰めた夕雲型の二人に関しては何も言わず、俺の言葉に頷くだけだ。

皐月「なにそれ? 別に初霜は嫌いじゃないけどさ、司令官が受け入れるのは納得いかないなあ」

不満を漏らす皐月も、明確に反対している訳じゃない。少し説得すれば大丈夫だろう。

……問題は、初霜を受け入れる上での方法だ。言わずにやるわけにもいかないが、反対意見は避けようがない。

加賀「それでは初霜は初物提督の指揮下に置くよう手配します。このまま解散ですか?」

提督「いや……ただ書類上の配置替えでは他を説得しにくい。だからこちらのコントロール下にあることを、だな」

加賀は俺の言わんとすることに気付いたのだろう。目を張ったかと思うと、みるみる眉を吊り上げて、何かを言おうとして口籠る。

そんな気配は当然、周りに伝わってしまう。残りの三人も不穏な雰囲気に気圧されているようだ。

だが、伝えないわけにもいかない。

提督「これで、示そうと思う」

小さな音と共に置かれた、これまた小さな一つの箱。

輝くリングを目にした彼女達の怒声が執務室に響き渡るのも、当然ではあった。

続きはまた後で。その前に対して意味の無い安価>>三つ↓で
「加賀、皐月、早霜、朝霜」から一人選択してもらえたらありがたいです。

ありがとうございました。また夜辺りに投下します。

加賀「納得しかねるわね。聞けば今は従順になっているんでしょう? その姿を見せれば済むことだと思うのだけれど」

静かに火蓋を切るのは秘書艦の加賀だ。思わず口から出た、というより自分が真っ先に発言することで駆逐艦たちにも文句を言わせやすくする魂胆だろう。

そしてそんな秘書艦の気遣いは、十分すぎるほど効果を持っていた。

皐月「……なんか、すっごくヤダな。ケッコンしないと駄目なの?」

提督「説得しやすくなるのは確かだ。戦力としても増強できるし、指輪はある種の縛り。ケッコンした方が収まりがいい」

皐月「それは……でも、イヤだよ……」

ぐっと唇を噛みしめて、涙を浮かべる皐月。反対する理知的な理由が見当たらないのだろう。震える声が、内心に渦巻く感情を物語っていた。

朝霜「あたいは反対しないよ。けど、正直イラッとするね」

早霜「そうね、こう言うと奴隷としては失格ですけど、私達より先にアレとケッコンなんて暴挙だわ」

不満を表に出すのは夕雲型の二人だ。反対しないといっても鼻を鳴らして腕を組む姿は、言葉にする以上にわかりやすい。

加賀「榛名も同じく反対すると思いますが、それでも断行するおつもりですか」

叩きつけられた訳ではないのに、机に添えられた手からは、やけに重いプレッシャーを感じてしまう。

想定済みの反応とはいえこうも明確か。思わず頭に手を当てるが、それで何かが変わるわけでもない。

提督「……解体自体はケッコン後でもできる。現状では大本営からの解体許可を待つことを優先する」

奇妙なほど響く自分の声。全員が聞いていることを確認しながら、諭すように話していく。

提督「悪いが決定事項だ。覆すことはできないが、何かしらお前たちの納得できる条件でもあれば言ってくれ。可能な限り受け入れるつもりだよ」

飴を差し出し機嫌を取る。なんとも分かりやすい手だが、俺に出来る事といえばこの程度だ。

言いました

一瞬の静寂は、四人の思考の隙間のようだった。

加賀「今、何でもと言ったわね」

確認と念押し。俺が今まで発したことの無い言葉に一番に反応した加賀の瞳は、歓喜とも口惜しさともとれる輝きを放っている。

提督「ああ。何でも、だ」

加賀「なら――」

チラリ、と加賀の目が他の少女へ向く。駆逐艦たちも呆然と見つめ返すものだから、少しばかり奇妙な空間になっている。

改めて俺を向いた目に宿っていたのは、決意のような強い色だった。

加賀「私達と全員と契ってもらうわ。それと、初霜の前に全員とケッコンすること。榛名も含めてね」

提督「……それだと、二つになってるんじゃないか」

馬鹿馬鹿しいツッコミを手を挙げて制したのは朝霜だ。

朝霜「二つ目はあたいの要求ってことで。いいよな?」

提督「ああ……わかった」

続く挙手は早霜の細い、節の無い指。

早霜「私からは全員の子宮に射精することをお願いします」

提督「ああ」

澄ました顔だが、そうとうお冠らしい。つまるところ一度に最低四発というわけだ。

最後に残った皐月の手も、おずおずと挙がる。それでも俺をしっかり見つめたまま、躊躇うことなく。

皐月「ボクからは……一番に誰とするかは、司令官に決めて欲しい」

四つの視線が突き刺さる。痛いほどのソレを感じながら、彼女に向かうため椅子に手を掛けた。

……俺の中の意味も無い理性のタガは、とうに外れてしまっているようだ。

立ち止まる先には、銀色の長い髪。心底驚いたように見開かれた目が、キョロキョロと他の面子を見回していく。

やがて理解したのだろう。大きく唾を飲み込むと、強気だった声を震わせて呟きはじめる。

朝霜「あたいで、いいのかよ……卒業なんだろ? 加賀とか、初めて同士なら皐月とか」

提督「嫌か?」

朝霜「い、嫌じゃないって! ただ、その、なんつーか……なあ?」

真っ赤な顔を誤魔化すように手で扇ぎ、そのくせ準備とばかりにリボンを弛め、肌を露わにしていく。

痩せぎすではないが、この中では皐月に次いで肉が薄い。恥ずかしそうに手で隠すのは、下着よりも胸の大きさを恥ずかしがっているせいだろう。

加賀「どうしたの? 早く脱がないと、私が先に貰うわよ」

朝霜「ちょ、ちょっと待ってくれよぉ……ほら、これでいいだろ!?」

不機嫌そうな加賀はいつの間にやら惜しげもなくすべてを晒している。一番成熟した身体からは、駆逐艦の瑞々しさにはない、深い甘さを放っていた。

慌てて脱ぎ散らかした朝霜と比べてみれば、その差は瞭然。もっともどちらがダメというわけではなく、まったく方向性の違う良さがある。

朝霜「ええと、それじゃあたいが上になる、か?」

加賀「騎乗位は譲れません。それ以外で」

朝霜「んじゃ正面位で……」

皐月「だ、ダメだよ! ラブラブセックスはボクが一番にするつもりなんだから!」

慌てたように声を上げる皐月も、幼い秘所を露に光らせている。僅かな毛も無いそこは色気よりも背徳感の方が強い。

朝霜「ええ? じゃあ駅弁とか」

早霜「それは私がやるから、朝霜はバックにしなさい」

朝霜「はあ!? なんで決められなきゃいけないんだよ!」

途端に口論に発展すると、喧々諤々、好みの体位についての会話が恥ずかしげもなく飛び交っていく。

全裸の少女達が言い争うその姿は、なんとも滑稽な光景だった。

朝霜「えと……じゃあ、来てくれよ」

机に身体を預け、こっちに向けて突き出された張りのある尻肉。その間で縦に走る秘裂と尻穴は期待にヒクついている。

結局バックに落ち着いたらしい。爪先立ちのまま指で秘所を広げ、濡れそぼった膣肉に俺を誘っていく。

早霜「先走り過ぎよ馬鹿……さ、司令官。お召し物を預かります」

加賀「そうね。これくらいは手伝いましょう」

伸びてくる二つの手が、あっというまに俺を引ん剥いてしまう。鋭角を取る肉棒の先から立ち上るオスの臭い。

心地良さそうに鼻を鳴らして嗅ぎながら、二人の顔が肉棒に寄って来るんだが……妙に、近い。

早霜「ん……いい匂い。先に舐めたら駄目かしら」

加賀「どうかしらね……提督次第では、いいのではなくて?」

跪き、吐息のかかる距離に寄せられた唇。今にも両側からむしゃぶりつきそうなほど欲情した目が、上目遣いに向けられる。

加賀「あら、ふふ、これだけでビクンと震えて……先走りが少し漏れているわ」

早霜「素敵……ねえ司令官? 朝霜なんかに挿れるより、私の口の中で射精しません?」

提督「っぐ!?」

ちゅぱ、と淫靡な音が部屋に響く。早霜の小さな唇が亀頭に吸い付き、加賀のふっくらとした唇は竿に触れてハーモニカのように上から下へなぞる。

二つの熱源の湿った刺激が背筋に走り、足腰を震わせる。我慢さえ難しいほどに――。

早霜「いたっ!」

加賀「っ、いきなり蹴るだなんて、失礼ね」

朝霜「失礼なのはどっちだっての! いきなり順番抜かしすんな!」

真っ赤な顔は、怒りの色だろう。バックの姿勢は保ったままで二人を蹴り飛ばすと、俺を軽く睨みつけてくる。

朝霜「司令も! あたいに挿れる前に射精すんじゃねーぞ!」

加賀「……譲ったのは初物でしょう。フェラはセーフよ」

朝霜「すっこんでろ!」

駆逐艦が空母に向ける口ぶりではないが、加賀も少しは悪いと思ったらしい。肩を竦めると、素直に従った。

……俺としても、どうせ射精するなら、と思う。結局男なんてものは、そういうものだ。

提督「朝霜、行くぞ」

朝霜「……ふん」

白い尻を撫でる。拗ねたように顔を背ける朝霜の本心は、撫でられただけで湿り気を強める秘所を見れば、一目瞭然だった。

膣口と亀頭の口付けが、くち、といやらしい音を立てる。

朝霜「んっ……は、やく……」

提督「ああ……」

ゆっくり、ゆっくりと膣肉に埋めていく。左右から引きずり込むようにうねるヒダが、カリに引っかかってしまうと、亀頭をすっぽりと熱が覆う。

提督「っく、あ……! ぐ、うっ」

妙な声しか出ないのが口惜しい。もっともっとと飲み込む膣に竿の部分まで咥え込まれ、締め付けられていく。

朝霜「んぅ、来てる……! 初物提司令の、童貞、あたいが、貰っちゃったんだ……!」

朝霜「あ、ああぁっ! はひっ! ん、う、あぁんっ!」

感極まったような朝霜の喘ぎと、粘膜と擦れる音。嫌でも耳に入り性感を高められながら、必死で腰を突き入れる。

朝霜「あ、あっ? いいよっ! もっと、司令の、好きにぃ……!」

上手い下手は分からない。ただ射精に耐えながら、そのくせ狭い膣肉を抉じ開け、子宮へとどかせようと快楽を貪るしかない。

その動きを朝霜は喜んで受け入れ、もっともっとと締め付けてくる。そればかりか、腰を振って少しでも自分の奥へ入るよう導いてくれていた。

――――

傍らで見守る三人の前で、男女が互いに腰を振っている。

覆いかぶさる男の表情に余裕はなく、嬌声を上げる少女も理性なく蕩けきっていた。

加賀「まるで獣ね。がむしゃらに腰を振って、加減も無く駆逐艦の貧相なお尻を掴んだりして」

早霜「……羨ましいんですよね。濡れすぎですよ」

加賀「貴方もでしょう……皐月は我慢できないみたいね」

早霜「私達も、しますか?」

二人の話を気にもせず、皐月の指は未発達な秘所に伸びて中を掻き乱している。

それはそれは気持ち良いのだろう。なにせ、間近で意中の人が行為に耽っているのだ。想像でオナニーするのとは全く違うリアリティがある。

加賀「いいえ。私は彼とのセックスで達したいの」

早霜「私も、です」

我慢すればするほど、食べたものは美味しくなる。

二人の太ももまで流れる愛液は、きっと涎の代わりなのだろう。

――――

頭の中がチカチカする。

膣を抉る動きと、摩擦と肉圧。それらが全て快感になって全身を包み込んでいく。

提督「っふううぅ……! も、う……出る……!」

きゅ、と亀頭のほんの先端を包むようにナニカが収縮する。同時に膣肉が一つにしで統一されたように、入り口から奥へと蠕動していくようだ。

まるで、射精を促すかのように。

朝霜「ひ、ぃああぅっ! 来て、来てぇっ! あたいの、中にっ! 全部、飲ませてよぉ!」

机に突っ伏したまま、涎の海の中で、朝霜は懇願を叫ぶ。

提督「言われなくても……! 出すぞッ! 出る、出るッ!」

自分でもわかる。一人で処理するのとは全く違う、腹の底から湧き上がる射精感。

尿道を通る怒涛の勢いは、これまでにないほど強く、大量の。

朝霜「っ、い、ああああああああああッ!」

汗を飛び散らせ、弓なりに反る朝潮。絶頂を迎えた声は長く長く続いた後、力なく喘ぎ声へと変わっていった。

朝霜「は、ひ……来てる……あたいの、子宮に、たくさん……」

提督「ぐ……」

ずる、と引き抜いた肉棒を彩る精愛の色。複雑に溶け合った二つの汁が絡みついていた。

それよりも目を奪われたのは、彼女の秘所。小さなソコから、こぷ、と溢れだした精液が細い太ももを伝い落ちていく。

それだけの光景だ。見慣れた光景の一つの筈。

それなのに、どうして自分の行為だと、こうも興奮してしまうのだろうか。

今日はこんなもんで。

↓2
早霜、加賀、皐月を好きな順番に並べてください

童貞じゃなくてもがっつくこともあると思うの
男だもの

朝霜の尻を撫で回し、柔らかくも張りのある肌を捏ね回す。尻の穴を露出させるように引っ張ると、身体を小さく跳ねさせるあたり小動物のような可愛らしさがある。

朝霜「ん……いいよ、もっと触っても」

許可さえ出れば躊躇する必要も無い。いまだ精を垂れ流す秘所に指を近づけ、ぷっくら膨らんだ割れ目をなぞり上げた。

朝霜「んひゃっ! あ、あぁ……そんな、とこぉ……」

最初はくすぐったそうに笑っていた朝霜の声に色が混じる。振り返った目には物欲しそうな輝きがあり、先ほどの行為を彷彿とさせる。

……ついさっきの行為の感触が体中を支配するようだ。それを求めて手を伸ばせば、朝霜は喜んで足を広げてくれる。

くちゃ、と涎を垂らしながら開いた秘肉の入り口。再び突き入れようとしたその瞬間、俺の身体はソファへと投げ出されていた。

提督「う、ぐっ!?」

加賀「まずは一人一回よ。私ももう、我慢できません」

提督「加賀……」

仰向けに倒れる俺を、加賀は荒い息を吐きながら、もどかしげに見下ろしてくる。

加賀「見えるかしら。私の陥没乳首……提督、吸い出してちょうだい」

いつかの状況と同じことを言う。その目に浮かぶ期待と、僅かに滲む不安の色。

違うのは、俺だけだ。

加賀「っ! あ、ふ……っ! はぁあ……」

目の前を埋める大きな胸。恥ずかしそうに姿を隠す先端を口に含み、味わうようにゆっくりと吸い付けば。

加賀「んぅうっ! て、いとく……っ!」

母親が子供を抱くように、愛しさを直接伝えてくる彼女の腕。顔を胸に、頭を腕に包まれながら、俺は舌を這わせ始めた。

吸う、舐めまわす、吸う、少し噛んでみる。

恥ずかしがりの加賀の乳首は、こちらのアプローチにも中々姿を見せてはくれない。

加賀「ぁ、あ……! ひぐっ!? ぅぅうううう! あああああッ!」

それに引き替え、加賀の反応は想像以上だ。口に含んですぐにまともな言葉はなくなり、俺を抱きすくめたまま器用に身体をくねらせる。

汗まみれの身体のおかげで、ネトネトした舌触りの中に塩味が加わる。芳醇な雌の香りが口にも鼻にも一杯に広がって、頭がおかしくなりそうだ。



皐月「うわあ……加賀さんってこんなに乱れてたっけ?」

早霜「見たことが無いわね。早漏提督とシてた時は、むしろドSに騎乗位のまま腰を振らせてた気がするわ」

朝霜「なんだよ、顔真っ赤にしてさ……もしかして、早霜の言葉に怒ったのか?」

早霜「あら、こっちを睨んでるみたい。どうしようかしら」

朝霜「へへ。決まってんだろ? あたい達で、加賀さんの本性を司令に教えてやろうぜ」

早霜「そうね。それじゃあまずは、お尻の穴かしら」



胸で視界を塞がれている俺には、何が起きているのかを推し量るには言葉と音しか情報が無い。

加賀「ひ、ぃいいいいいいい!? あぐッ! お、おおおおおっ!」

それでも甲高い悲鳴から考えられることはある。今、おそらく早霜か朝霜が加賀の尻穴をいじくっているのだろう。

そしてそれが加賀にとって絶大な快楽であることを、ついに姿を現した乳首が教えてくれた。

加賀「やだっ! ごんなの、知らないぃいい! やべで、おねがいいッ!」

快楽のような、悲鳴のような。涙でグチャグチャになった声が頭の上から聞こえる。

早霜「ほらほら、普段のお澄まし顔はどうしたのかしら? 鼻水と涙、きったないわね」

朝霜「ケツ穴の締め付け、すっごいよ。これ司令のが入ったら千切れるんじゃねーかな」

早霜「それは大丈夫でしょ……それより、普段からクールセックスしてる加賀さんがこんな風だったなんて」

朝霜「結局さ、司令の事が好きすぎて嬉しいんだろ? 念願のセックスができるって喜んでんだよな」

ぎゅ、といきなり腕の力が強まったせいで、甘噛みしていた乳首を少し強く噛んでしまう。

途端に加賀の声が叫び声に変わり、腰の上にヌメヌメとした熱い水溜りが作られていくのが分かる。そして、途端に力が抜け、加賀の身体がソファからずり落ちていく。

朝霜「っと! 危ないだろ? ほらしっかりしろよ!」

早霜「情けないわね……仕方ないから手伝ってあげるわ」

危ない、と手を伸ばすより早く、早霜と朝霜に両脇を抱えられて加賀の身体が離れていく。

離れて見てみると、加賀の乱れようが一層際立つようだ。

涙に鼻水、涎も少々というトッピングを載せて上気させ、俺を見つめる目はもう、発情と恋慕の色を隠さない。

姿を見せた乳首はそれまでの恥じらいを捨て去ったようにぷっくら膨らんで、唾液塗れのまま震えている。

加賀「知らない……こんなの、知らなぃ……」

息も絶え絶えに呟く加賀の言葉は、きっと真実なのだろう。駆逐艦の二人の口ぶりからするに、加賀にとってこんな状態は一度も味わったことが無いのだ。

小動物のように震えた加賀を見て、俺の中に嗜虐心が芽生えてくるのが分かった。分かってしまった。

提督「早霜、朝霜。加賀をそのまま俺の……上まで運んでくれ」

どこに、とは言わずとも目配せですぐに理解できたらしく、二人は破顔すると加賀を持ち上げる。

加賀「え、え? な、なにをしているの? 待って……っ!?」

不安げな呟きも、なされるがままの身体にも力が無い。それでも状況の理解が早いのはさすが百戦錬磨の艦娘だ。

提督「二人とも、俺の合図で下ろしてくれ。3、2……」

加賀「待って、お願いッ! 今、挿れられたら」

言葉に焦りが滲んでいても、愛液の塊を落とす膣はむしろ待ち望んでいるかのようにゆっくり口を広げていく。

提督「1、ゼロ」

加賀「まっ」

早霜「せえのっ!」

朝霜「さっさと指令のチンコ飲み込めよオナホ空母!」

酷い言い草だ。酷いが、案外的確な例えかもしれない。

朝潮のうねりながら射精を催促する膣と違い、加賀の膣中はイチモツが溶けそうなくらい熱く、包み込んでくる。

まるで隙間という隙間を膣肉で埋められ、心地よい圧迫感と快感を与えてくれる。激しいものじゃなく、体の芯から溶かしてくれるような、そんな快感だ。

加賀「かふっ……あ、が……!」

そんな俺とは違い、加賀の様子はまさに悶絶。喉はついに声も出ず、背筋を反らしたまま倒れる事すら許されないまま、絶頂に身を震わせている。

朝霜「へー。イってるのに司令のチンコを締め付けたりしないんだな」

早霜「だからさっき言ったでしょう? この人は、どんな状態でも司令官のために体が動く。私達と同じよ」

朝霜「なるほどね……司令が楽しみたいって思ってる間はギチギチに締めないってことか」

早霜「さっさと締め付けてイっちゃった貴方とは大違いね。姉妹艦として情けないわ」

朝霜「うぐ……うっさいなあ」

二人の会話を聞きながら断続的に震える加賀を見ているのもいいが、そろそろ、もっと加賀を味わいたい。

提督「二人とも、加賀を動かしてくれないか」

即座に頷く二人が加賀を揺すり、交互に引っ張ったり、足を持ち上げてみたり。

朝霜「ほらオナホ、根元までちゃんと咥えろって」

早霜「司令官の大事な場所よ? しっかり全部包んであげられないようじゃ、空母失格ね」

二人がそれぞれ片足を持ちながら、肩を掴んで下へ……俺へと加賀を押し付ける。

ぶじゅ、と愛液が押し出され、秘肉が下腹部を押し潰さんとばかりに密着すれば。

加賀「っ、あああああああ! し、きゅ……!」

提督「これか?」

加賀「っひいいいいい!? じぎゅう……が、ぁあっ!」

ぴったり包まれた亀頭の先に、膣肉とは違う吸い付くような感覚。それは小さく蠢くように口を開いては鈴口をくすぐってくる。

腰を掴んで、そこに擦りつけるように揺らしてみれば、加賀の嬌声は金切声のように部屋に響く。

加賀「もっ、もぉおお……む、りぃ……! むり、よぉ……!」

朝潮「泣きベソかくなって、無理なことなんか無いからさ」

早霜「そうそう。それに無理無理言いながら、実際はちゃんと司令官のモノをしっかり包んでるじゃない」

朝潮「あーあ、ほら顔……ん、ちゅ……」

早霜「それなら私も……んむ……ふふ、いやらしい味と一緒に女の子の味がするわ。恋する小さな女の子」

二人は両脇を抱えたまま、加賀の涙やらでベトベトの顔を、動物の親が子供にするように舐めつけていく。

涙と目蓋を舐めとり、涎の垂れる唇端に優しくキスをしながら、加賀の下腹部を押し込むように擦って肉棒に振動という快感を与えてくれる。

まじでそれ

提督「そろそろ、出るよ」

腹の底からマグマのような熱が、再びドロリと流れ出す。同時に亀頭自体が熱を帯びたように膨らんで、膣肉を押しやっていることまで伝わってくる。

それほどまでに密着した膣肉だ。持ち主である加賀も、その感覚に気付いたんだろう。

加賀「ああぁ……! だ、だめ、膣中に出されたら、もう!」

もう、どうなるのか。

そんな言葉で止まる物じゃないし、止めるつもりもない。ゆっくりグラインドさせながらその時を待つばかりだ。

二人も何がそろそろなのかは、しっかりと理解している。二人して加賀の乳首を摘まみ上げ、指先で扱きあげていくのも、ラストスパートへ向けたものだろう。

唸り声を上げながら髪を振り乱す加賀。目は半ば虚ろなまま、最大の絶頂に向けて首を赤く染めていく。

加賀「だめ……だめ、今、出されたら……だめ……」

荒く乱れた息の中で呟かれる言葉。駄目、という言葉はおそらく本心からのもの。

だというのに、彼女の膣はまるで俺の意思に沿って動く。出る、と言った時から少しだけ締める力を強くして、しっかりと子宮口で鈴口を咥え込んでいるのだから。

提督「加賀」

加賀「……てい、どぐ……」

フーッ、フーッ。そんな息遣いの中で俺を呼ぶ。そしてすぐに訪れる絶頂に怯えるように、ぎゅっと目を瞑った。

垂れ流すような射精をしたことはあるだろうか?

通常のような、勢いよく吐き出される快感ではなく、少し長い時間を掛けてドロドロと亀頭から流れ出す快楽。

提督「っ、はぁあ……!」

朝霜の時の脳を刺す強烈な閃光とは違い、じわじわと蝕んでいかれるようだ。

加賀「ぁ……きて……る……」

そんな勢いのない射精を、子宮自体が吸い上げていく。

一滴も漏らさないとばかりに密着した膣肉のおかげで、水カサが増していくように精液が子宮を満たしていく。不思議とそう感じられたし、加賀もそのはずだ。

早霜「……力尽きたみたいね」

朝霜「まあ、すぐに復活するだろ。正規空母は伊達じゃないって」

早霜「そうね。それじゃ退いてちょうだい、な!」

俺の呼吸が整い、射精が止まったと見るや加賀を突き飛ばすようにして早霜がじゃれついてくる。

そのまま手際よくシャツを脱がしにかかり、手を差し入れてくるのだ。苦笑しか出ないが、悪い気はしない。

反対に、加賀を押し付けられた形の朝霜は露骨な舌打ちをして、汗まみれの加賀を床に寝かせている。

ふと気になって見てみると……なんと、加賀の秘所はピッタリと閉じていた。

提督「どういうことだ?」

怪訝そうな俺の呟き。目線の先に気付いたんだろう、腕の中の少女はクスリと笑い、唇を胸元に寄せてくる。

早霜「加賀さんは貴方の精を吐き出すなんて勿体ないことはしません。例え意識がなかろうと、身体の方が膣を閉じて子宮の中の精を逃がしないわ」

提督「そんなことが……」

早霜「できるわ。それが艦娘ですもの」

強い口調で断言されては、否定することなどできない。

チロチロと猫のように俺の胸を舐める早霜の髪を撫でる。

心地良さそうに目を細めながら、早霜の指は、早くも回復してしまった愚息に絡みつく。

早霜「次は私……駅弁で、お願いできます?」

亀頭の先の小さな割れ目を、小さな指先がくすぐってくる。淡い快感に急かされるように、俺は早霜を抱えながら起き上がるのだった。

今日はこんなもんで。朝潮ちゃんには遠隔で快感共有機能が付いてるようです。もしくは遠隔でマイク(白目)
次からは無いように置換作業ちゃんとしますね。

なお皐月ちゃんが影薄いのは本番がクッソ濃厚なラブラブセックスになりそうだからです

早霜「あん……司令官ったら、強引なんだから」

言葉の割に声色はなんとも楽しげだ。対面座位になった膝の上で、甘えるように両脚を俺の身体に絡めてくる。

脚を広げるわけだから当然、真正面からしっかりと見えてしまう。

提督「綺麗だな」

早霜「とっくに処女ではありませんよ? でも、お世辞でも嬉しいわ」

提督「知ってるさ。前、アイツの執務室でシてたのを見たから」

早霜「あら……どれのことかしら?」

心当たりがありすぎる、そんな顔で考え込まれるのも中々癪だ。

人差し指で秘裂を引っ張ると、素直に中を見せてくれる。ひょっこり姿を見せた中ヒダの膨らみが、外見の年齢とは不釣り合いな気がして、なんとも淫猥だ。

早霜「……軽蔑します? こんな売女が今更司令官だけを見ようなんて、虫が良すぎるもの」

目を細めた表情も、楽しげな声色も、なんともいえない余裕を浮かべたままそんなことを聞いてくる。

だが所詮は、駆逐艦だ。

早霜「あ……」

目を隠す髪を掻き上げてみれば、なんとも分かりやすい。驚いたように見開かれた瞳の中には、不安げな色が渦巻いているのだから。

提督「この鎮守府でそんなことを気にする奴はいないだろ。それに、これからは俺の物になるんだろう?」

ゆっくりと、手の平を早霜の頬に添える。そのまま少し擦るだけで、早霜の不安は解けて消えてしまった。

早霜「ええ……これからは、司令官だけの艦娘よ。兵器としても、女としても」

俺の無骨な手に添えられる、小さく柔らかな手の平。愛しげに頬ずりをすると蕩けるような笑みを浮かべて、ゆっくりとしな垂れかかってくる。

早霜「どうか、私にお情けを……御主人様」

ゾクリと背筋が震えるような声。今この時、早霜は完全に俺の物になったのだろう。

早霜「ん……まずは、そのままでいて下さいな。私からしますから」

膝立ちで俺を跨ぐと、早霜の僅かな膨らみが目の前に現れる。加賀よりも小さく、先端は淡い桜色で、可愛らしく存在を主張していた。

舐めてもいいが、早霜ならもう少し強い刺激の方がいいだろう。

早霜「ぁは、あっ! ふ、ふふ、少し、歯の力が強いかも……」

提督「嫌か?」

まさか、と笑って首を振る。前歯で甘噛みをすると柔らかいグミのような感触で、コリコリとした部分を刺激すると一瞬息が止まるのが面白い。

早霜「ああぁ……そ、れなら……私からも、ご奉仕させていただきます」

少女の腰が静かに沈む。ぬち、と粘つく音がしたかと思うと、厚めの陰唇とヒダが亀頭だけを包んでグイグイと締め付けてくる。

提督「っ、ぐ……」

早霜「ふふ、司令官はこれが気持ちいいのね。じゃあもう少しだけ」

言うや否や、早霜の手が竿を握って上下に擦りだす。伝い落ちる愛液を潤滑油代わりにして、ねちゃねちゃと指先に弄ばれると、どうにも足掻きようがない。

根元から手繰り上げられるように指先が裏筋をなぞると、溜まりだしたばかりの精が搾り取られるようだ。

早霜「は、ぁあ……司令官の亀頭が、私の中で射精したいって言ってるわ……まだ全然溜まってないのに、可哀想」

提督「ぐ、あ……!」

まだ先端しか入っていないといういうのに、亀頭から走る快感は限界を訴えている。

しかし出すものがないから、魚のように鈴口だけがパクパクと動いている。そんな気さえするほど、衝動と快楽が下腹部を支配していた。

早霜の目に、俺をいたぶろうという意思は無い。むしろ愛しくて仕方ないとばかりに息を荒げ、異常なほどの熱視線を向けてくる。

早霜「ダメですわ司令官、こんな入り口で射精しても、私の子宮まで子種が届かないもの……ザーメンが勿体ないでしょう?」

だから……そう言って俺の頭に手を載せて待った、を掛けるられては、我慢するより他にない。

辛うじてまだ少ない量の精液を留めると、優しい微笑みとともに頭を撫でられる。どうにも嫌な感じはしなかった。

早霜「ええ、そう。出すのなら二人と同じように、しっかり子宮の入り口とキスをしながら……艦娘の命と同じ場所に出して下さいね」

女の大事な場所、とは言わないのは、そういうことなのだろう。

兵器として受容体、女として子宮。この二つは今の早霜にとって、同じくらい大事なモノということだ。

そこを蹂躙できるのはきっと、今後彼女の生涯の中で、ただ俺一人。

提督「早霜、もしも他の男の精を受け止めないといけない、となったらどうする?」

馬鹿な質問に、早霜はにっこりと微笑む。

早霜「相手を殺します。もし挿入されたら、私も死にます」

とても綺麗な微笑みを浮かべて、そう言った。

それはあまりにも当然のことで、俺も早霜も、次の瞬間には今の問答は忘れてしまっていた。

少しの間、互いに言葉も動きも無く、ただ見つめ合っていた。

俺は彼女に動いて欲しかったし、彼女は自分から動いてごらん、と誘っている。

……諦めるほか無いだろう。そもそも彼女は最初から、駅弁を希望していたのだから。

提督「足、開いてくれ」

腕を早霜の足の間に入れて、軽く身体を前に倒す。

早霜「ええ。それでは、失礼します」

首に細腕がかかる。上半身同士が密着し、小さな体からは俺とは違うリズムの鼓動が伝わってくるようだ。

提督「行くぞ……よっ、と!」

早霜「んはっ…! あ、は、んん……」

立ち上がった拍子に訪れた、一気に奥まで捻じ込む衝撃は、互いの脳天を貫いたように鋭利なものだった。

早霜自ら受け入れてくれた膣口とは違い、狭い膣は急すぎる挿入に準備不足だったのだろう。

膣中の固い凹凸を、亀頭の方が形を変えながら抉じ開けていく強烈な圧迫感。

提督「きつい、な!」

早霜「ん、ぐっ!? はふ、むぁう……!」

提督「さっきまでの余裕は、どうした? ほら、何とか言ったらどうだ」

早霜「んああっ! ひ、しきゅ、きでるぅぅ……! ゴリゴリ、削られてぇええ!」

固い膣肉を無理やりほぐし、加賀の時よりも激しい勢いで亀頭の先が子宮口に押し潰されていく。

もはや早霜に主導権は無い。どうにか抵抗しようと身体を浮かせても、俺の腕が押し留め、逆に思い切り腰を打ち付けるのだから逃げられるわけもない。

そのまま早霜の悲鳴のような嬌声を楽しんでいたら、ぐじゅ、と泡立つ音がする。ふと下腹部に奇妙な熱を感じて思わず目を落とすと、そこには。

朝霜「あーあ、漏らしやがったか。そんなんだから夕雲や巻雲にいじられんだよ」

早霜「う、うぅうう! うるさい、うるさいぃ……」

へ、と悪戯っぽく笑う朝霜が、後ろ手からなにやら、ピンク色の道具……ローターを取りだして早霜に見せつける。

一気に青ざめる早霜もなかなか可愛らしい。朝霜、と声をかけ促すと、涙を浮かべてこっちを見つめてくるのだからその可愛さもひとしおだ。

提督「早霜は俺だけのモノなんだろう。なら、お前の全部を見せてくれ」

早霜「はい……承知しました」

俺が言った瞬間に一切の抵抗を失くし、それどころか首に回す手の片方を使って。見せつけるように小さく充血するクリトリス剥き始めた。

朝霜はローターを真っ赤な肉芽に宛がうと、忠告とばかりに笑った。

朝霜「司令、早霜の膣中、いきなり挿入したら結構固いだろ?」

提督「ああ……」

朝霜「まあそのまま動かしてればほぐれてくるけどさ、どうせなら固いのを思いっきり掘り返してやってほしいんだよ」

提督「そのための、ローターか?」

正解だよ、の言葉は聞こえない。早霜の耳をつんざくような悲鳴は、今まで聞いた誰の嬌声よりも大きかった。


早霜「おおおおおっ! おご、っぎ、あああああ!? ぐりどりず、じんじゃうううううう!!」

提督「う、おっ!? これは……!」

先ほどまでの愛液がまるで前座だったかのように、ごぷ、と大量の雌汁があふれ出す。

それだけじゃない。突如噴出する潮で腰から上までビショビショだし、膣中は今まで以上に固く強張っている。

朝霜「早霜はこれ、大好きだもんな? この後いっつも巻雲にバイブでゴリゴリ膣中抉られるの、嬉しがってたよなあ」

提督「早霜、そうなのか?」

一瞬、違う、と叫びそうになったのを咎めるように口を出す。俺の質問とあっては嘘もつけないだろう。

早霜「……ぞう、でずう! ぐりとりす、虐められながらっ! ゴリゴリされるの、好ぎでじだあああっ!」

朝霜「だよな。じゃあ今からバイブで抉ってやるよ、嬉しいだろ?」

挑発というより、確認に近い声色で朝霜は語りかける。まるで返ってくる言葉が分かりきっているように。

早霜「要らないッ! 私は、もう、この人以外……いらないのおっ!」

朝霜「はーん? じゃあお前、もうオナニーもしないのかよ。司令が使ってくれる時以外、イったらダメって言われてもか?」

早霜「それで、いいのッ! ごじゅじんざま以外いらないいいっ!」

ガクン、一瞬震えると、早霜は俺を見据えてまくし立てていく。それを見た朝霜は唇を緩めて、叫び続ける口元をしっかりと塞いだ。

ちゅぱ、と吸い付くような音。舌同士が絡み合い、心を通わせるように互いの口内を舐めつけていく。

優しく早霜の頭を撫でて顔を離した朝霜は、俺に向かって言い放つ。

朝霜「あたいも早霜も同じだよ。司令以外のモノなんてお断りだ。前にも似たようなこと言ったけど、邪魔になったら捨ててくれれば良い……司令は、できるだろ?」

なぜだか嬉しそうに覗き込んでくる朝霜に、否定の言葉を返すことはない。

朝霜「ってわけで、早霜も司令のチンコ以外じゃイけないからさ。膣中ほじくり返してやってくれよ」

提督「分かった……早霜、動かすぞ」

早霜「はぃい……ごりごり、してぇ……!」

腕に抱える早霜を、大きく持ち上げ、そのまま勢いよく落とす。バツン! と激しく打ち合う肌の音と共に、喘ぎ声を響かせて。

早霜「ぎ、でる! 来でる、きてるぅうう! ご、ごじゅじんざまの、肉棒で、えぐりゃれでるうう!」

断言すると、早霜の口から漏れているのはもう悲鳴なんかじゃない。狂喜と言ってもいいくらい感情が溢れ、無我夢中で俺に抱きついてくる。

そんな可愛らしい姿を見て、腰を振らない方が無理というものだ。

提督「ぐ、固いな……早霜! ここに、欲しがってたよな!」

早霜「ひぃあああっ!? し、子宮ぅう……! そう、でずぅっ! 膣中に、ながにいいぃッ!」

ずるっ、と引き抜いたかと思うと、直後に一瞬の間に亀頭の先で子宮を突き上げる。

固い膣壁を一切の気遣いもなく分け入り、部屋中に響くほどの腰打つ音は、平手でもしているかのようだ。

膣肉で締め付けるというより、膣壁で圧迫するというか。ただでさえ狭い膣の最奥、一番狭まったソコに無理やり亀頭を押し込み、奥ゆかしい場所へと。

提督「お前にも出してやる……イって、いいから!」

早霜「はいっ! はい、はいいぃい! イク、イきます、御主人様の射精でイぎまずうぅ!!」

まるで、挿入した後にアスファルトで固められたかと錯覚しそうなほど、膣壁は頑として動かない。

抜く気は無いとはいえ、おそらく腰を引いてもそう簡単には抜けないだろう。

早霜「あ、あああぁあああ!!」

ドクン、と脈打つ肉棒から、恐らくさっきまでと変わらない量の精が抜き取られていく。

提督「っふ、ううう……早霜」

たっぷりと注ぎ込み、数十秒。徐々に膣壁が変質したように柔らかくなり、イチモツを解放してくれた。

余韻に喘ぐ早霜をソファに下ろし、度重なるセックスで汚れた肉棒を早霜の眼前に寄せる。

視界に入るや否や、早霜の動きは早かった。すぐさま身体を起こし、躊躇うことなく大きく口を広げてむしゃぶりついてくる。

早霜「ん……んむ、れろ……ちゅ」

じゅるっ、と音を立てて啜り、嬉しそうに喉を鳴らす。上目遣いの瞳にはこの上ない喜びの色が滲んでいた。

早霜「んふふ、早々に使っていただけるなんて嬉しいわ……おいひい……はむっ」

丁寧に亀頭から竿、根元へ舌を這わせて汚れをふき取ると、今度は裏側から付け根に顔を埋めて残った混ざり汁を吸い上げていく。

早霜「はぁ……素敵な匂い……けど、このくらいかしらね」

最後にペロリと鈴口を舐めて、微笑みと共に立ち上がり、エスコートするように俺の手を引いてくれた。

お礼代わりになるか、と頭を撫でると心地よさそうに目を細めて抱きついてくる。もっとも、一瞬の事だったが。

提督「ありがとう。済まないな、掃除までさせて」

早霜「いいえ……させてもらえて凄く嬉しかったもの。こちらこそ、ありがとうございます」

導かれるのは執務室に繋がる簡易的な寝室。高価ではないベッドだが、行為に及ぶには十分だろう。

早霜「さ、中へどうぞ……私達は邪魔しませんから」

提督「ああ、ありがとう」

入ってみれば、想像通りの光景がある。加賀と朝霜がベッドの脇の椅子に座りくつろぎ、最後の一人は。

皐月「あ、司令官……じゃあ、ボクの番、なんだね……」

俺を見るや、頬を染めてシーツにくるまる一人の少女。いつものオープンな様子と違うのは、初体験への緊張、ということだろうか。

提督「皐月、待ったか」

皐月「ううん……全然、待ってないよ」

まるで付き合いたての学生のようなやり取りだ。それをベッドの上でやるのはおかしなものだが、嫌でもない。

えへへ、と女の子座りで笑う皐月を撫で、長い髪をゆっくり撫で付ける。

提督「柔らかいな」

皐月「うん、えっと、髪の毛解いたほうがいいかな?」

提督「いや。このままでいい……この方が好きだ」

皐月「っ、うん! 分かったよ……じゃあ、このままで……しよ?」

恥じらいのあるお誘いというのは中々珍しい。榛名のお誘いは分かり辛かったのもあるが。

しかし、皐月はなかなかシーツを外そうとしない。オドオドと、加賀達を気にしているようだ。

提督「三人が気になるか?」

皐月「そういうわけじゃないんだけど……その、ボクって一番小さいでしょ。胸なんて無いし、おまんこもちっちゃいし、初めてだから……多分つまんないよ」

そう呟く皐月の身体は確かに幼い。ベッドの上でさえ体格差は大きく、消えようのない背徳感を醸し出している。

だが、それはこの鎮守府ではほとんど気にすることじゃない。

提督「皐月、こっちに」

手招きの意味など一つしかない。はにかんだままそっとシーツを落とし、皐月は裸体を晒す。

皐月「どうかな……ボクで、欲情してくれる?」

まさしく真っ平らな胸に、薄い色の小さな乳首。ほとんど同じ太さのままの、お腹からお尻までの肉付き。ピタリと閉じた未発達な膣口は、産毛すらない。

提督「見れば分かるだろう?」

まず、全ては入らないだろう。そう判断しながらも、心はまるで正反対の思いを抱く。

皐月「うん……! ありがとう、司令官っ」

いきり立つ肉棒は皐月の視線に反応するようにヒクついている。それを知り、少女は本当に嬉しそうに笑っていた。

今日はここまででー。

皐月「それでね、司令官……ちょっとお願いがあるんだけど、いいかな?」

提督「なんだ?」

淡く頬を染めて胡坐の上に座る皐月。その身体に腕を回すと、脚と腕に幼い温かさを感じる。

腰を掴んでも大したくびれは無く、ぷにっとした弾力だけが返ってくるが、それも悪くない。

皐月「キス……して欲しいな」

腕の中で小さく顔を上げている。薄い唇を恐る恐るついばむ形に変えて、まるで小鳥が親鳥にねだる様に。

皐月「んむっ……ん、ふぁ……ぅぅ、ぷは……」

無理矢理奪う気にもならず、優しく重ねては離すを繰り返す。舌を使うでもなく、ただただ重ね合うだけの拙いキス。

皐月「んっ……! ん、んっ! ひれい、かん、だいひゅき……ちゅ、ぷはっ!」

首を伸ばすほど夢中になってキスを求めるくせに、腕を首に絡めてくるわけでもない。

ちょこん、と腕の中に丸まった受け身の姿勢のまま。小さな手は自分の胸元に縮こまって、まるで赤ん坊のようだ。

皐月「好き、好きっ、司令官好きぃ……! ボク、司令官が大好きだよぉ……」

蕩けた声で何度も何度も繰り返す。小さな子が覚えたての言葉を使いたがるようだ。

提督「俺も、皐月が好きだよ」

皐月の身体が少しだけ熱を帯びるのが分かる。俺は腕の力を強くして、自分の胸に皐月の身体を掻き抱いた。

皐月「はっ、ん、んんっ! もっと、もっとぉ……」

提督「皐月はキスが好きだな」

すればするほど皐月の熱は上がり、狂ったように口付けを求めて唇を突き出してくる。

苔の一念とも言うが、繰り返されたキスで徐々に腫れて赤みを増してきた唇が妙な色気を帯びてきている。

皐月「だってぇ……みんな、気を遣ってくれたんだよ……ボクのために、キスを我慢してさ」

提督「ああ、知ってる」

皐月「好きだって誰も言わないんだよ? みんな司令官の事、大好きなのにっ」

提督「知ってるよ」

胸板に頬を擦りつけてくる皐月の言葉に、他の三人も苦笑を隠さない。

三人共が、今日は一度も俺に向かって好きだと言っていない。加賀でさえ口付けもせず、ただ繋がっただけ。

皐月「ごめんね司令官、ボク、すっごくワガママだよね」

言いながらもベッタリ貼り付いたままで、離れようという意思すら感じない。

……もっとも、離す気も無いが。

提督「皐月、大好きだよ。愛してる」

皐月「あ、あいひてりゅ……んっ、んむ、はぁ……ボクも愛してりゅ、愛してる……!」

まるでホッカイロだ。どんどん熱が高まって、顔に掛かる吐息ですら火傷しそうなほど甘くなっている。

強く擦りあわされる太ももの合間からは、ぬちゃ、と耳を犯す音が響きはじめていた。

皐月「ふぅぅん……! あ、ひゃぅ、んむぅうう……! ひれい、かん、撫で撫でしてぇ……」

提督「皐月は可愛いな」

皐月「ぁ、う、嬉しいよぉ! 司令官に、ほめりゃれ、てぇ……ふりゅっ!?」

赤ん坊を抱えるように腕の中に置いたまま、片手で支えながらもう片方で撫でまわす。

最初は髪を。表面を撫で付けたら、今度は指を髪に通して地肌から。軽く掴んで嗅いでみると、石鹸の匂いがした。

皐月「やだぁあ……ボクの、汗臭いよぉ……!」

イヤイヤ、と首を振る皐月も可愛いものだ。ワザと大きな呼吸音を立てると小さな抗議が起こるが、そのたびに唇を塞げば黙ってくれる。

髪を堪能したら今度は背中だ。吸い付くような肌の下に感じる肩甲骨をなぞり、腰のあたりに手の平を当てるだけでも心地良い。

提督「どうした? 膝を擦り合わせたりして」

皐月「わ、分かってるくせに、酷いよぉ……」

手が下に伸びるほど、皐月の息が荒くなり、体の芯の方から熱を感じるようになっていく。

皐月「ちゅ、ぷは……司令官、ちゅってして、もっとぉ……」

上目遣いのおねだりは卑怯というもので、言われるだけで何度でもキスをしてしまう。が、さすがにそれだけでもつまらない。

提督「皐月、少し寝っ転がるぞ」

皐月「ひゃあっ! もー……えへへ、司令官ってば」

寝転がるメリットは、体格差が大きくても同じ位置に顔を持って来られることだろう。

目を閉じてキスを待つ皐月を再度抱きしめ、キスをする。

俺の手は夢中になっている皐月の小さなお尻へ伸びていた。

薄い、未成熟なお尻。手の平に収まるソレを撫でると、皐月はくすぐったそうに体を揺らしだす。

皐月「ぁ、はぁん……しれい、んむ、かんっ、おひりぃ……」

提督「小さいお尻だな。まだ全然育ってないのに、俺の物にしてもいいのか?」

キスの合間に聞くのも大変だ。少し口付けを止めると、すぐにねだってくる。

皐月「いいよぉ? ボクの身体、司令官のものだもん。おまんこも、お尻も、好きにして欲しいな」

骨の形が分かるお尻の間、溝の中に指を添える。ソコでさえ狭いのだが、指先に触れる尻穴も驚くほど小さい気がした。

気付いてみれば、皐月の目がいつの間にか俺を捉えている。そこに見えるのは不満の色だ。

皐月「お尻の穴はヤダよ……? ボク、おまんこでセックスしたいんだからねっ」

ぷくっ、と膨らんだ頬。つっつけば今にも空気が漏れそうで、思わず笑ってしまう。

提督「はは、大丈夫だよ。皐月にはコッチで受け止めてもらうから」

皐月「ん、んっ! ぁ、ぅ、うん……」

お尻の穴から前の方へと指を滑らせる。ねち、という感触と共に、凄まじく狭い穴とソレを守る幼い割れ目に触れた。

一旦ここまでで。

ゆっくり前後へ。中指の先端を小さな膣穴に宛がい、揉みほぐす様にスライドさせていく。

溢れた愛液が、くぷ、と音を立てて絡みついてくるのが分かる。そのまま淵に沿って撫で付ければ、さながらグラスハープのようだ。

皐月「うゆぅう……ひ、んっ!? きもひ、いいよぉっ!」

提督「皐月、もっとキスしてくれないか?」

身体を丸めて快感に喘ぐ皐月もいいが、どうせなら俺も楽しみたい。そう声をかければ、素直な皐月は嬉しそうに顔を伸ばしてくる。

皐月「うん、うんっ! えへへ、ちゅー……ん、れろ……きしゅ、しゅきぃ……」

啄んでくるおかげで口周りはベトベトだ。お返しに舌を伸ばすと、それに向かってキスを繰り返し、唇で甘く噛みついてくる。

これにはお礼をしないと駄目だろう。

提督「少し挿れるぞ」

返事は待たず、中指を膣液の壺へと沈めていく。途端に激しく締め上げてくるのは、処女だからだろうか。

皐月「んんーッ! ん、あ、はひっ……ふゃぁ……」

提督「皐月、分かるか? 膣穴が俺の指を締め付けてる」

皐月「わ、かりゅぅ……! おま、んこに入ってるの、分かるよぉ……これ、きもひ、ひいっ!?」

くるりと手首を返せば当然指も回る。

粘つく音を立てて膣肉の浅い場所を撫で付けることになる。驚いたように広がり、再び縮む膣穴さえも愛おしく思えてしまう。

皐月「は、ひゅっ、うぅう……! あ、ああぅっ!? だ、めぇ……!」

提督「皐月、今までここに何を挿れたか言えるか?」

可愛い膣だ。指が抜けそうになれば吸い付いて放そうとせず、押し込めば逃がさないとばかりに締め付ける。

指を抜いた拍子に、とぷ、と愛液が零れ落ちる。秘所周りはもう、漏らした後のようにベトベトで、勿体なさを感じてしまうほどだ。

皐月「ろ、ローターとぉ……ゆ、びっ! ひゃぁうっ!? ダメダメだめ! ぢゅぽぢゅぽしないでぇ!」

提督「ローターか。随分大人びたものを使ってるんだな?」

正直ローターなんて駆逐艦でも日常的に使うド定番だが、こういうものは雰囲気だろう。

お仕置きとばかりに小刻みに出し入れしながら、小さな小さなクリトリスの付け根を軽く引っ掻くと、可愛らしい悲鳴が部屋に響く。

横向きに寝ながら手足を丸め、小さくなっている姿は本当に赤ん坊みたいだ。もっとも、そのおかげで秘所が露わになって弄りやすいのだから文句は無い。

皐月「ごめんなさい、ごめんな、さいぃ! もう使わないよぉ……だ、だから、しれいかんっ!」

提督「うん?」

荒い息に潤んだ瞳。震える膣穴からはどんどん愛液が溢れだし、皐月が何を求めているかを教えてくれる。

皐月「も、もう……イきたいよ……! イっちゃう、イっちゃう! もう、んぷっ!? んー!」

嬌声を唇で塞ぐ。同時に中指を深く突き刺すと、指先に感じる粘膜のようなもの。

ぶるっ、と大きな震えを感じながら、俺の舌は皐月の涎を舐めとり続けていた。

今日はこんなもんでー。

ちょいと皐月の後に初霜編入れます
ただしゲロセックス

ピチャピチャ響く唾液の重なる音。舐め合いもつれ合う舌が離れると、皐月は照れくさそうにはにかんだ。

提督「皐月、ちゃんとイけたみたいだな」

皐月「うん……司令官の指、嬉しくて気持ち良かったんだもん」

しばしの見つめ合い。お互いすることは一つと分かっているから、これは迷っているわけじゃなく、ただの確認だ。

俺が膝立ちになるのを合図に皐月も仰向けに。ようやく目に入った秘所は幼い身体に似つかわしくない程濡れそぼって、ほんのり甘酸っぱい匂いを醸し出している。

提督「しっかり濡れてるから挿れられそうだな。皐月、少し足広げて」

皐月「う、うん……」

脚を広げても閉ざされたままの秘所。親指で横に引くと、小さな小さな穴が恥ずかしそうにヒクつき始めていた。

皐月「ひぁ、ん……汚くない?」

提督「汚くないさ。少し、そのままで居ろよ」

細い太ももを掴み、花のように匂い立つソコへ顔を寄せる。それだけで愛しさが込み上げてくるのは、やはり俺で濡れてくれていることへの嬉しさだろう。

皐月「! っふ、ああぁんっ! やっ! きたな、いよぉ…!」

舌先が触れれば、ねち、と薄い粘液が迎えてくれる。割れ目に沿って上下させる舌に感じるのは。

提督「甘い、な。言っておくけど俺は汚いものは舐めたりしないぞ?」

それに舌触りもいい。滑らかな肌とハリの強い秘裂は温かく、疲れを感じないほどだ。

皐月「はひっ! あ、ふ、ゆぅううう!」

膣穴を舐めまわせば溢れる蜜。より多くを求めて挿し入れた舌は、甘さを引き立てるような塩味に喜び、奥へ奥へと進んでいった。

皐月「はっ、はああっ!? イ、いっちゃう、まって、司令官待ってぇ!」

ほとんど鼻と口を埋めて秘蜜を吸い上げる。少し下品な音を出しながら味わっていたが、皐月が上げた焦った声に顔を離す。

提督「どうした、痛かったか?」

皐月「そうじゃ、ないけどっ……! もう、イっちゃいそうだからぁ……」

提督「なんだ、それならイっていいんだぞ。我慢することないさ」

音がしそうなほど大きく首を振り、頬を膨らませる皐月。何かで機嫌を損ねてしまったらしい。

皐月「そんなんじゃなくてさ……ボク、司令官と一緒にイキたいよぅ」

熱い吐息に潤んだ瞳。恋しさを塗れた声に誘われるように、皐月と身体を重ね合わせていく。

結果、目の前に皐月の顔があるわけだが、見つめられれば我慢できるはずもない。唇を重ねるとそのままもごもごと動かして、唇の感触を味わってしまうのも当然というべきか。

皐月「んっ……ひゃ、ちゅ……ひれいかん……ボク、一緒に」

蕩けた声のまま、皐月の指が蜜壺を開く。

これに応えないという選択肢は無い。俺自身ももう、痛いくらい張りつめているのだから。

提督「皐月、挿れるよ」

皐月「うん……来て、司令官っ」

本当に小さい身体だ。腕でいとも容易に抱え上げられるし、骨盤の大きさも、俺より一回りも二回りも小ぢんまりとしている。

ましてや下腹部ときたら。子宮の上あたりを撫でてみれば、明らかに俺のモノの長さより浅い位置にある。

……それでも止まるつもりは無い。

処女とはいえ、この鎮守府で暮らす少女。入り口も狭いことには変わりないが、頑なというわけではない。

皐月「ぅー、遊ばないで欲しいんだけどっ」

提督「悪い悪い、皐月が可愛いから」

膣口に亀頭を少し押し込めば、お互いに合うように形を変えるのがくすぐったい。

ほんの一センチ程度で浅く動かしているとさすがに抗議の声が上がるが、その色はじゃれつくような甘さでいっぱいだ。

提督「じゃあ気を取り直して……いくぞ」

皐月「もぉ……ボクはいつでも大丈夫だよっ」

伸ばされた小さな手が俺の頬を包む。少しだけ大人びた表情に思わず鼓動が強くなるのを感じながら、俺は。

皐月「っ! あ、来てる、ぅ!」

提督「さすがに、膣中は、狭いな……!」

沈んでいく、そんな表現はとてもじゃないが使えない。膣肉は未体験の刺激のせいか、緊張したように受け入れようと動いてくれない。

それでも何度かノックすると徐々に緩み、亀頭の八割程度が飲み込まれていく。

言ってしまえばその程度だというのに、ぞわぞわと頭まで響く快感に心まで痺れてしまう。

提督「っ、皐月、分かるか? お前の大事な所に入ってる……!」

皐月「うん、うんっ! 来てるよ、ボク、司令官とセックスしてる! ボクの処女、司令官が貰ってくれるんだ……!」

溢れ出る涙は、痛みなんかじゃない。

皐月の顔にあるものは、心からの喜びだ。

ぐじゅ、という音がしたかは定かじゃない。けれど亀頭に当たる感覚は皐月の純潔の証だろう。

あえて確認する必要も無い。俺も皐月も、目的地はこの先にあるんだから。

皐月「ぅ、あ! いた、く、ないっ! 痛くなんかないから、奥に、来てよぉ!」

提督「分かってる。言っておくが、途中で止めないからな」

皐月「ぼ、ボクだって、膣中で出してもらうまで止めたりしないんだからね…ぁぐっ!?」

強がりも愛おしく、小さな悲鳴も可愛らしい。思わず唇の端が緩んでしまう。

提督「突き破ったのが分かるか? 皐月、お前の子宮に届くのが、分かるか!」

皐月「ひぎっ!? ぐ、うぅううっ! あ、わがるぅうう! ボクの、赤ちゃんのお部屋、いじめられてるうぅう!」

キツくて狭いと言えど、ソコが男を受け入れる場所であることに違いは無い。

強引に捻じ込まれた膣奥は悲鳴をあげるようにイチモツを締め出そうとしているが、体重を込めればそれさえも抉じ開けられる。

そうやって暴いた先にあるものは、大事に守られてきた子宮そのもの。

皐月「ぅ、ふううぅ!? や、だぁああ! ぐりゅぐりゅ、しないで、赤ちゃんのお部屋あああ!!」

部屋中に木霊する嬌声。心をくすぐる音色に、眺める三人もそれぞれ慰め合い始めたようだ。

提督「負けてはいられないな……腰、上げるぞ」

身体を起こして腰を掴み上げる。上から押し込むのとは違い同時に引き寄せられるおかげで、未熟な子宮口の感触が直に分かる。

提督「皐月、好きだよ。お前のことも、加賀も、朝霜も早霜も、もちろん榛名のことも好きだ」

返事は無い。だが、強く締まった膣奥がその代わりだと、そう感じられた。

皐月「お、ほぁあっ!? ぬ、ぬげでるぅ……おまんこから、司令のおちんちん、抜けちゃうよぉ……!」

腰を引けば、朱色の混じった愛液が肉棒に絡んでいるのが見てとれる。同時に喪失感でもあるのか、悲しげな声を上げながら腰を振って誘うものだから、手加減する気も起きやしない。

皐月「ぅあがっ!? お、奥までぇ……いっぎに、じぎゅうまでぇ……」

ぐぶじゅっ! と複雑な音を上げる蜜壺の底。窮屈な膣は竿を全ては飲み込めず、そのせいで子宮への圧迫は加賀達よりも強いはずだ。

弓形に背を反らせる皐月の顔は溢れる涎と情愛の滲む瞳のせいで、無垢や幼さとはかけ離れてしまっている。だが、それでこそ。

提督「皐月、可愛いよ……膣中に出すぞっ! 全部、受け止めろッ!」

皐月「あっ、あ? いいよっ! 子宮に、司令官のせーえき、全部ちょーだいぃっ!」

汗ばむ少女の下腹部に捻じ込めば捻じ込むほど、激しい音を立てて揺れて悲鳴が上がる。

皐月「あぁああああ!? しぎゅう、おざれでりゅっ! お、おおおおっ!!」

奥へ、奥へ。少女の聖域を全て俺が支配するために。

鈴口が精液を吐きだしたいと震えだす。分かってるさ。そのために、喘ぐような子宮口を突いて押し開けようとしているんだから。

皐月「いぐっ! イク、イく、もうイクよぉおおお! しれいか、んもぉおおっ!」

提督「ああ、一緒に、イこう……!」

最後は再びベッドに寝かせての正常位。指を恋人のように絡ませて、可能な限り全身が重なるように抱き合って。

皐月「っあ、ぃ、ぐぅううぅぅぅ!!」

提督「皐月、皐月ッ! 皐月ぃ……!」

吐き出す量に衰えることは無く。小さな子宮を満たし、広がる亀頭がそれを溢れさせる事すら許さない。

皐月「か、はっ……お、おなか、膨れてる……ボクのしきゅぅ、精液で、ふくりゃんじゃう……」

蕩けるような笑みに、心地よい充足感を乗せて呟く少女を抱き起す。繋がったまま起き上がったせいか、小さく収縮するのが心地いい。

皐月「うれしい、嬉しいよ……! あれ、おかしいな……嬉しすぎて、あは、涙出てきちゃった……」

提督「俺もだよ。皐月、これからどうする?」

皐月「どうする、って?」

提督「このまま俺だけにするか? それとも他の――」

続く言葉は紡ぐことはできなかった。皐月の唇が、それ以上を許してくれなかったから。

皐月「ばーか。ボクは司令官だけだよ……だから離しちゃだめだからねっ」

提督「……離れようともしないくせに、よく言うもんだ」

えへへ、と笑う皐月の唇を今一度奪う。

抱き寄せた皐月の膣からは思い出したように、こぷ、と精液が伝い落ちていた。

ここまでで。

提督「……来たか」

四人との行為を終えてから少しの時間が経った頃、響いたのは軽いノックの音。

ベッドの上で思い思いに休んでいた少女達も理解しているようで、どれも微妙な表情を浮かべていた。

提督「少し行ってくる。みんなはここで後片付けを」

していてくれ、と話す前に立ち上がるのは二人の駆逐艦だ。

朝霜「初霜だろ? あたい達も行くよ」

早霜「ええ……加賀さんは皐月を見ていてちょうだい。皐月は嫌でしょう?」

加賀「そうね。皐月、私達はここの片づけをしましょう」

皐月「うん……ごめんね司令官。ボク、やっぱりまだ……初霜が嫌いなわけじゃないんだけど」

提督「いいさ。後で出迎えてくれるか?」

皐月「うんっ! それは任せてよ……初霜も、司令官が受け入れるならボクも受け入れるから!」

愛らしい頭を一撫でし、朝霜と早霜を引き連れてノックの続くドアへと急ぐ。

ズボンとシャツは着ているものの、少しばかり臭い気もする。もっとも全裸の二人と比べたらマシかもしれないが。

提督「すまない、待たせたな……夕張、初霜」

想像通り、ドアの向こうにあるのは夕張と、彼女に連れられた初霜の姿。

廊下ということもあって二人とも敬礼を崩さないが、朝霜と早霜を見て分かったのだろう。

夕張「申し訳ありません。お邪魔でした?」

提督「いや、もう終わったところだ。初霜は……一応、戻ったみたいだな。服も」

夕張「ええ。さすがにあの汚い格好で歩かせるわけにもいきませんでしたから」

初霜「……」

工廠に連れて行った頃の心の壊れた様子は見てとれず、以前に戻ったような印象がある。

特に全裸の二人の股から落ちる精液を見ると、敬礼こそ崩さないものの顔に嫌悪感を滲ませているようだ。

夕張「ま、見ての通り男嫌いも戻っちゃいましたけどね。私は戻りますけど、ホントに要ります? この子」

提督「他に受け入れ先も無い。すまなかったな、手間をかけさせて」

夕張「いえいえ。初物……じゃなくなったんですかね? 提督には資材管理でお世話になってますから」

早霜「あ、夕張さん。一つお願いしてもいいかしら……」

夕張「え、なに? ……了解、伝えてみるわ」

それでは、と夕張が去ってしまえば、残るのは居心地の悪そうな初霜だけ。

しかし、いざ受け入れるとは言ってもどうしたものか。組み込むにしろこの状態では、上手く意思の疎通ができない可能性もある。

提督「どうするかな……」

朝霜「……なあ司令、ちょっといいか?」

提督「どうした」

早霜「私達に良い考えがあります……よければお手伝いさせていただけません?」

右と左、両側から顔を出した姉妹の顔は愉快そうに歪んでいる。少なくとも初霜にとっては、良いものでは無さそうだ。

初霜自身もそれを悟ったのだろう。敬礼を崩さないだけで、顔を蒼白にしながら小さく震えている。

朝霜「要はさあ、ソイツが司令に絶対服従するってことが分かればいいんだろ?」

早霜「女王様以外に服従すれば、まだ使い道がある。そういうことよね?」

提督「まあ、そういうことだが」

朝霜「はーん……ならさ、分かりやすい方法があるってもんだ」

姉妹の腕が初霜の肩を掴む。逃がさないように、ということは今の初霜でも逃げそうな事をする、ということか。

早霜「殿方に逆らわないことを示すなら、とてもいい手段がありますわ」

朝霜「そうそう。自分の大事なトコを差し出せば、証明になるだろ?」

初霜「っ! ひ、離して、離してッ!」

言わんとすることはよく分かる。同じく意味を汲み取り暴れ出す初霜も、艤装無しでは二人に敵うはずもない。

朝霜「は! 馬鹿じゃねーの? お前には、これが一番効くんだよ!」

早霜「光栄に思いなさい。本当は嫌なのだけれど、司令官が貴方を助けるというのなら我慢するわ」

朝霜「とりあえず部屋を変えようか。ここに入るには、さすがにまだ早いね」

早霜「そうね。向こうの仮眠室にしましょう。さあ、早く来なさいな」

引っ張られていく初霜の目も、表情も、ひたすら恐怖に染まっている。姉妹は悲鳴すら聞く耳を持たず、少女を引きずっていくのだった。

仮眠室はごく簡素なもの。ベッドの周りに最低限の家具があり、他には小さなシャワー室があるだけだ。

代わりに、というべきか。この鎮守府の性格を映す様にベッドは立派なもので、大人三人でも余裕で寝られるほど。

俺と駆逐艦三人であれば、当然ながら余裕というものだ。

朝霜「司令、悪いけど早速脱いでくれよ」

提督「……分かった」

大人しく従うのは、これがおそらく彼女達が初霜を許すためのものだから。俺が許せと言えば許すだろうが、納得はしないだろう。

早霜「それなら私達の気が済むように。そう思っているのね……ふふ、それで正解です」

丁寧に服を畳んでくれるのはありがたい。礼代わりに撫でてやれば、また嬉しげに微笑むのだから、なんとも可愛らしいものだ。

朝霜「じゃあこっちに……あー、司令のモノ見てるとまた濡れてくるっつーか、なあ?」

早霜「ふふ、同感だけど今回はお預けよ……この子の禊のためなのだから」

初霜「ぅあ……う、っぷ……!」

初霜の顔はいよいよ酷いものになっている。少し血が通った程度のイチモツを見て、想像しているのだろう。

男嫌いの自分が、繋がっている姿を。

初霜「嫌……嫌、嫌! 嫌よ! 男の人とするなんて、絶対に嫌ぁあ!」

一度吐き出されれば止まらない。泣き叫ぶような拒絶の声が響くが、それを見つめる二人の視線はどういうわけか涼しげだ。

朝霜「ま、はいそうですか、ってヤるとは思ってなかったけどさ」

早霜「だから一計を案じてみたの……ふふ! 初霜さんも気に入ってくれると思うけど?」

提督「一計? そういえば早霜、さっき夕張に何か言ってなかったか」

早霜「ええ、まさにそれ。来てくれるかどうかは分からないけれど……そうでもないみたいね」

コツコツ、と響く音に四人の目が扉へ向く。返事を返す間もなく開けられた扉の向こうには、予想外の人物が手を振っていた。

「やあ初物君……今は違うようだね。残念、晴れて君に会えるのは女子寮の外ということかな」

颯爽と入室した女王様は、微笑を湛えながら勝手に椅子に座りやがる。

「ふ、そんな嫌そうな顔をしないでくれ。早霜ちゃんに呼ばれてね、そこにいる……艦娘の事で」

つ、と視線を流すのも一瞬だ。向けられた初霜は一瞬喜ぶが、すぐに目を逸らされ名前され呼ばれないことに酷く落胆している。

唇を噛んでも、縋るように見ても女王様は一瞥すらしない。その徹底ぶりには恐れ入る。

早霜「ええ、今からこの子が提督に絶対服従の証明をするのですが、その立会人になっていただきたく」

「ほう? それはどうするのか聞いても?」

歪んだ口の端はあからさまに嗤っている。俺の裸体を見て、何をするのか全て把握しているのだ。

早霜「やはりメスが殿方に服従を示すには、身体でご奉仕すること……そう思いますわ」

「女子寮の私にそれを言うとはね。まあ、それでいいだろう。つまりそこの艦娘には」

早霜「はい。司令官に全身全霊でのご奉仕を……奥の奥で、射精を受け止めてもらいます」

「く、ははは! そうかそうか! いい考えだよ早霜ちゃん!」

耐えきれない、とばかりに腹を抱えて笑う女王様に、初霜は大粒の涙を流しながら血がにじむほど手を握りしめている。

嫌、とは言えないのだろう。

愛する女王様が、言外に「やれ」と言っているのだから。

朝霜「んじゃー、まず脱いでもらおうか? お前の身体で司令のモノを勃ててもらうんだよ」

できるだろ? と肩を叩く朝霜。女王様が面白そうに見つめているから、初霜に逆らえるはずもない。

初霜「……は、い……」

たっぷり数十秒をかけて、のろのろと服に手を掛けていく。上着はすんなりと、ネクタイはあっさりと。

しかしシャツのボタンに手を掛けたとき、動きが止まった。

初霜「っ、う、ぁ……」

見れば冷や汗が首を伝い、時折喉を鳴らして唾を飲み込んでいる……いや、悲鳴を飲み込んでいるのだろうか。

当然それを許すわけもなく、女王様は楽しそうに声をかける。

「へえ? 殿方を焦らすなんて、やるじゃあないか。でもあまり時間を掛けるのは好きじゃないんだけどね」

初霜「っ! う、うううう!」

その言葉は誰の脅す言葉よりも凶悪だ。目を瞑ったかと思ったら引きちぎるようにシャツを脱ぎ捨て、スカートを下ろしていく。

朝霜「はッ! これは驚いたよ、下着は無しか! 最初っからそういうつもりだったんじゃないのか?」

初霜「違うわ……これは、下着の替えが無かったから」

早霜「でも丁度いいわね。白くてスベスベのお胸も、少しだけ産毛のあるココも、司令官にすぐに見ていただけるんですもの……」

そう言って初霜の萎縮する乳首を撫で付け、少しだけ赤みを帯びた秘所を指でなぞる。秘所の入り口を弄る指からは早くも粘着音がしているが、当の初霜自身は。

初霜「……っ、うぐっ……」

目の前の俺から注がれる性器への視線に、涙を滲ませながら嫌悪感に身体を震わせていた。

「さて、これからどうするつもりだい?」

早霜「そうですね……まず一番に司令官のモノに逞しくなって頂かないと」

朝霜「だな。フニャチンのままじゃ何にもできないし」

……勃起していないと分かっているとはいえ、言われるとなかなかツラい。

少しヘコんだ俺をよそに女子の会話は進んでいく。まったく姦しいことだ。

早霜「一つ思いつくのはやはりフェラ……お口でご奉仕が一番かと」

朝霜「だな。綺麗にできるし気持ちよくなって貰えるし、一石二鳥ってやつだ」

「定番だね。ふふ、では決まりだ」

今にも死んでしまいそうな、血の引ききった土色の顔。絞り出す声も普段の初霜からはかけ離れたものだ。

初霜「許して……許してください! そんなこと、でき」

「できない、は許さない。やりなさい」

抗議の声も押し潰される。切られたとはいえ、最も慕い従属してきた相手の直接的な命令に逆らうことはできないだろう。

もはや裸体を男に見られていることすら忘れたように、呆然と俺のモノを見つめている。

すっかり小さくなってしまったモノを見られるのは、なかなか恥ずかしい。つい三人へ目を向けると、大きな笑顔を浮かべて姉妹が初霜の身体に手を掛ける。

初霜の頭を、無理矢理イチモツへ近づけたのだ。

初霜「ひぃっ!? やめて、やだやだやだ! 無理、無理なの、いや、あぶっ!? げほっ、おぶえぇええ!」

拒絶の声を上げるには、口を開かなければならない。

口を開けば、押し付けられたモノが口に入ることも当然の帰結だ。

「うんうん、間違っても噛んだりしないように。分かったね?」

初霜「おぶぅぅう!? ゲホッ! やべでぇ……おげ、だじゅげで……おねがぃ……」

初めは懸命に舌や口腔内に触れないようにしていた初霜だが、口内の熱と湿り気の刺激だけでも多少感じてしまうものだ。

そして徐々に膨らむイチモツは、初霜の口腔の大きさでは何が何でも触れないようにすることなどできはしない。

初霜「……ぅ? うぅうううう!!? うぶっ!? おぶぇえええ! あ、ああああああ!!」

朝霜「暴れるんじゃねーっての! おら、さっさと舌で、奉仕すんだよ!」

早霜「たっぷりしゃぶって差し上げるのよ。美味しいでしょう? 先走り液のちょっぴり薄い味が良いのよ」

目を見開いて泣き喚く。恥も外聞もなく、四肢と頭を押さえ込まれて。顎さえ掴まれて無理やり咥えさせられている。

思えば大井ですら、見られるだけで相当嫌がっていたものだ。それが女子寮の中でも特に激しい初霜となれば、想像すらしなかった経験に違いない。

今まで汚物と嫌悪していたものが口の中にある。確かな熱と硬さを持って、粘膜という弱い部分に触れるのはさぞかし恐ろしいだろう。

そして拒絶反応は突然に来る。心だけでなく、身体が拒絶する。

初霜「うぶっ……げ、ええええええッ!! ごぼっ、ぅあぁ……」

提督「うおっ!?」

酸っぱい臭いとともに、イチモツを包まれる感触。フェラのような肉感のあるモノじゃない、もっと液体の、ドロッとした。

朝霜「げっ! コイツ、ゲロ吐きやがった!」

早霜「……なんとも言えないわね」

「ぷ、あっはははははは! これは、ふ、ふふふ! ま、参ったね、お腹痛い……!」

女王様は何故がツボに入ったらしい。彼女に関しては気にすることもないだろう。

初霜「ぅぁうう……ごぼっ、かはっ……」

虚ろな目に僅かな涙を滲ませて、既にどこを見ているとも分からない。こぽ、と吐息で泡立つゲロに沈む姿はお世辞にも色気があるとは言い難い。

……言い難い、が。それで勃起するかどうかはまた別の話だ。

初霜「……ぁ、んむ……」

鼻水さえ垂れ落ちながらも、軟口蓋に触れる亀頭に舌が伸びてくる。フェラというより無意識的に追い出そうとしているのだろう。

だが。

提督「っぐ!? なんだ、これ……!」

初霜「じゅるっ、んむぁ……れろ、ちゅ……」

ゲロ塗れのモノを、今度こそ肉感のあるものが包む。それは舌、なのだろう。巻きつき、カリをなぞり、裏筋の根元から鈴口まで責め立てる。

激しさも段違いで、早霜のお掃除や高雄の僅かな触れ合いとは全くの別物だ。

「ふふふ、その顔だと相当気持ちいいみたいじゃないか。どうだい? 普段はディルドーにさせていたんだが、是非生身の感触を聞きたいね」

提督「お前は……っく、ぁ!」

一際大きく水を啜る音がした思ったら、亀頭を激しく吸引される快感に思わず言葉も途切れてしまう。

初霜「ん、むぅ、はぁふ……あ、え? 私、何を、ひぃっ!? う、うぶっ!」

汚泥が髪に絡むことさえ構わず、根元部分をチロチロと舐めまわしたと思った矢先。

ふっと意識を取り戻した初霜からは悲鳴と共に再びゲロが溢れ、イチモツを覆い隠すのだった。

「あっはははははは! なん、だい、その芸は! あは、お腹、くるひぃじゃないかぁ!」

朝霜「あーあ……ポンプ芸ってやつか?」

早霜「下品ね」

……どうにも色っぽくはいかないようだ。

今日はここまでで。

初霜の顔は酷いものだ。血の気の引いた顔はイチモツから逃げようとしながら、しかし敬愛する人の目を誤魔化すことはできない。

結局、ゲロ塗れのモノから数センチ離れた場所で、唇を震わせたまま強く目を瞑るので精一杯だ。

朝霜「あーあ、吐いといて掃除も無しかよ」

早霜「今までが今までだもの、仕方ないわ。その辺りはこれから仕込めばいいでしょう?」

朝霜「んー……ま、いいか。んじゃあたい達は掃除しとくからさ、お前は準備しておきな」

ぽん、と初霜の髪を撫で付ける朝霜の手は乱暴だが、それでもいたぶろうという程じゃない。

俺の脚の間から追い出されると、幼い裸体を隠そうともせず困惑したように立ち竦んでいる。

もっとも、これは休憩時間でなく準備のための空白の時間。女王様の手招きも、そのためのものだ。

「ここに立ちなさい。足を軽く開いて、腰を軽く突き出すんだ。できるかい?」

初霜「っ……! は、い……」

女王様に声をかけて貰えた喜びと、名前を呼んでもらえない悲しみ。それでも素直に従うのだから、その忠誠心には感嘆してしまう。

朝霜「ははっ、アイツが泣きそうなのはそれだけじゃないって」

提督「どういうことだ?」

ニヤリ、と唇を歪めながらイチモツを擦り上げる様にハンカチで吐瀉物を拭う朝霜の声。

疑問符を浮かべた俺に答えたのは、玉袋をハンカチで揉みほぐす様に拭う早霜だった。

早霜「女王様に手マンしてもらうのは、女子寮の子にとっては挨拶も同然。初霜さんがそれを知らないはずがないわ」

朝霜「それをわざわざ言葉で指示されるってことは、全部無かったことにされてるみたいなもんだろ?」

提督「なるほど……」

見れば初霜の目元からは涙が零れ出している。漏れる嗚咽は、愛情を受けられないことへの嘆きなのかもしれない。

提督「っく……ふぅぅ……」

ハンカチ越しの細い指。絡みつき、ほぐすようにカリを撫で回し亀頭を擦られては、感じないわけがない。

玉袋には精液を作るよう応援する、早霜の手の平の熱。時折人差し指が尻穴から付け根へなぞり、ゾクゾクと背筋を震わせる。

朝霜「……なあ早霜」

早霜「ダメよ。今作っている精子はあの子が受け止めるものなんだから」

朝霜「ちぇー……あーあ、美味そうな匂いしてんのに勿体ないっての、っと。こんなもんだろ」

最後に鈴口に滲む先走り液を指で拭うと、二人は大人しく離れる……かと思いきや。

早霜「私達はあの子の補助と、上半身へのご奉仕よ」

早霜の目線を追った先には女王様と初霜の姿がある。当然ながら、ただ突っ立っているわけじゃない。

「ははは、中々良く濡れているじゃないか……けど、指を挿れてもらえるとは思わないことだね」

初霜「は、はひっ! あひゅぅう!? そんな、ぁあああっ!!」

「当然だろう? 君はそこの彼に忠誠を捧げるんだから、挿入するのが私の指なワケ無いじゃないか! ふ、あははっ!」

初霜「っ! ぁう、ぁああああああ!? い、いぎまずぅうう! もう、いぐぅううっ!!」

「おやおや、これで絶頂かい。相当彼との行為に期待しているみたいじゃないか!」

言葉にすれば、女王様の指は初霜の秘所を擦っているだけにすぎない。

だが初霜の様子はどうだろう? 涙に濡れ、嬌声とも悲鳴ともつかない声。

この後にしなければいけないことを知っているからこそ、愛する人の愛撫が一層深い絶望になって初霜の心を削っていく。

「さあ、行ってきなさい。ここで見ているから安心するといいよ」

楽しげなトーンで繰り出される言葉は、初霜を突き放すためのもの。押された初霜は一瞬たたらを踏むが、大人しく俺の下へと歩いてくる。

一歩進めば火照った体を青くして。一歩進めば、濡れた秘所を怯えたように縮こまらせて。

朝霜「ん、準備はできてるみたいだな……ほら、お前の意地を見せてみろよ」

早霜「どうぞ。司令官も準備万端、貴方が腰を落とすだけで子宮まで届くはずよ」

初霜「っ、ぁ、う……」

優しく初霜の背中に添えられた手は、逃がさないための束縛でもある。促されるままに俺の脚の間に上がるが、やっぱりそこで止まってしまう。

膝立ちの初霜の震えは、なんと表現すればいいのか。非武装で死地へ望む捨て艦ですらもう少しマシだろうと思えるほど情けない顔だ。

朝霜「分かってるだろうけどさ、ヤるのはお前の意思ってことだからぶち込むのを手伝ったりしない」

早霜「貴方は自分で跨って、自分で挿れて、腰を動かすのよ。分かるでしょう?」

ここに来て二人の声が優しいのは、初霜を許したからじゃない。女王様が居る限り逃げることが無いからこそ、ゆっくり楽しんでいるんだ。

早霜「あら司令官……そんなジト目で見ないでくださいな。また濡れてしまうわ」

朝霜「司令はコイツの身体を見て、キッチリ勃起させといてくれよ。ほら、皐月より乳首がはっきりしてるし、マンコもちょっと厚めだろ?」

提督「……ああ、可愛いもんだ」

少し肉厚な割れ目は皐月に比べて動きが柔らかい。玩具を咥え慣れているからか、僅かに色づいた膣口周りには思わず気を惹かれてしまう。

朝霜「っと、司令は手出したらダメだって。あくまでコイツが司令に忠誠心を見せるんだろ?」

提督「……そうだったな。初霜」

いっそ誰かに無理やり、先ほどのフェラのように押し付けられた方が楽だっただろう。

初霜「はっ、はっ! はあぁっ! うぅうう!」

のろのろと、確実に初霜の身体は俺を跨ぎ、秘裂をイチモツへ近づけていく。

近付けば近付く程初霜の息は切迫していき、少しでも現実から目を逸らすように女王様を見やるが、逆効果と気付く余裕も無いらしい。

「ああ、見ているよ。君が彼に忠誠を捧げる所を見せてくれ。期待しているからね?」

初霜「……ぁ、ぁああ……」

……女王様のあそこまで愉悦に満ちた目は久しぶりだ。本当に彼女は趣味が悪い。

さっきから何度も組み替えている足から考えると、相当濡れているんだろう。熱の籠った吐息と視線が、楽しませろと俺に言っているようだ。

どれだけ見つめても許しは無い。やがて絶望したように顔を伏せると、涙も枯れ果てたのか渇いた目を俺に向ける。

初霜「……申し訳ありません。せめて、後ろを向かせてください……男性を見ながらは、無理、です」

提督「許可する。好きにしてくれ」

初霜「ありがとうございます……」

跨ったまま180度身体を回す以上、視界には大きく開いた股間が映るわけだ。少しずつ乾いてきているものの、まだ挿れるには十分な濡れ具合だろう。

向けられた尻は少し肉が付いていて、撫でればなかなか心地よさそうだが触れるわけにはいかない。

射精するまでは、全て初霜に任せなければならない。これはそのための行為なのだから。

ねち、と粘っこい愛液が亀頭を包む。駆逐艦らしく若干温かく、ほんの一センチ程度埋めるだけで弾力のある膣口が締め付けてくる。

初霜「あ、あぁ……入って、くるっ……!」

悲壮感に染まった初霜の声はまるで犯されているよう……おそらく初霜の中では同じようなものなのだろう。

初霜「あ、熱い……気持ち、わるぃぃ……!」

朝霜「おーおー、凄い顔してるじゃんか。また吐きそうだぜ」

早霜「初めて荒れた海に出た子でもここまでにはならないわね。土色ってこんな感じの顔色なのかしら」

正直、向こうを向いてくれて助かったのかもしれない。そんな顔を見せられたらさすがに勃起を維持できないかもしれないから。

初霜「早く……早く……終わって……っ」

小さな泣き声もむなしく、まだほんの先端しか埋まっていないイチモツは刺激に軽く震えるだけ。

必死に勇気を振り絞って腰を下ろしているつもりらしいが、実際には数センチと下りてはいない。

「ふっふふ、それじゃあ日が変わっても終わらないね。それとも一生繋がっていたいのかい?」

初霜「い、嫌ぁ! それは、嫌、イヤですっ!」

耐える事すら快楽だと言わんばかりに、手が伸びそうになれば足を組み替えていく女王様。

初霜「挿れます……いますぐ、挿れます、からぁ……」

言いつつもすぐには下りてこない。騎乗位のまま、動こうとしては逡巡する、を繰り返している。

初霜「挿れまじゅ……いれ、ます、から……」

まるで壊れたレコードのようだ。止まったまま、ただただ同じ言葉を繰り返す。

徐々に声は小さくなり、最後に声にならない声を呟くと。

初霜「……っ、い、やああああああああああああああああああああ!!」

ズルリ。そんな擬音が似合うほど、地滑りのように初霜の身体が落ちてくる。

一気に亀頭の先を膣奥まで貫くと同時に、初霜の喉は今日一番の悲鳴を部屋に響かせた。

初霜「いや、イヤイヤイヤイヤいやああああ! 気持ち悪い、気持ち悪い気持ち悪いきもちわるいいいぃいい!!」

提督「っぐ! 急に動くと、さすがに……!」

逃げようと初霜がもがけば、拒絶するよう蠢く膣に竿から亀頭までを抑え込まれてしまう。これまでとは違う快感に、腰が動いてしまうのは許して欲しい。

しまいには立ち上がろうとする初霜のおかげで、引っこ抜かれるんじゃないかと思うほど。強烈すぎる刺激に亀頭がヒクついているのが十分わかる。

初霜「うごいでる! わだしのなかでっ! 嫌あああああああ! もういぃ! もういやぁああああ!」

「――ふふ、うっふふふふふふ!」

初霜「……あ、ぐ……?」

逃げようとした初霜を貫く、想い人の目。艦娘によっては恐怖を覚えるとさえいう、凶悪な愉悦の目。

指を組み、歪む唇を隠してはいるが、喜悦の感情は隠そうともせず。

「ああ……いいなぁ、これは。楽しいなぁ……初霜は可愛いね」

初霜「っ、あ……?」

「今の初霜は本当に可愛いよ。もっと、もっと見せてくれないかい?」

陶酔した女王様の言葉。初霜を呼ぶその声に、初霜は逆らえない。

自分の名前を呼んでくれる想い人は、今ここにしか居ないのだから。

抜けかけたイチモツは初霜の膣口に引っ掛かったまま、所在無げに時折震えている。

なんとなく虚しくなるが、今は二人の独壇場。俺はこのまま大人しくしているべきだろう。

女王様の愛しげな声から数十秒。たっぷり迷った初霜は、ガクガクと震えたまま再び腰を下ろしてくる。

初霜「ぅぁ……! い、やぁ……ごんなの、いや……だずげで、だじゅげで……」

固く拒絶する膣肉も、初霜自身の体重には逆らえない。悲鳴を上げる代わりに締まる膣の苦労もむなしく、亀頭は子宮を小突く位置に着く。

ぐぐ、と亀頭の先に感じる膣肉とは少し違う感触。おそらく、そこは種を受け入れる場所のはずで。

初霜「ぉっぶ! う、げ……! がはっ! けほっ、おぅぶぇえっ!」


朝霜「あ、吐いた」

早霜「胃液って結構出るのね……やっぱり艦娘だからかしら?」

朝霜「知るかよ……」


初霜「あ゛、あ゛……やらぁ……ぎぼぢわりゅい……うぅっ!」

直接は見えないものの、前へ向かって頭を垂らす初霜から漂う臭いはさっきと同じものだ。

ビチャ、と汚い音と共に太もも辺りに熱を感じる。丸まった背中を撫でてやろうかとも思うが、男に撫でられては逆効果だろう。

結局はこのまま待つこと以外できやしない。

初霜「かふっ、かは……あ、ぁ……」

胃液も出ない。何度も繰り返した嘔吐の末に、初霜は空えずきを何度かするとようやく落ち着いたらしい。

「ふふふふふふ! これで一段落かな。初霜ちゃん、次はどうすればいいんだい?」

初霜は何も返さない。油の切れた機械のように、ぎこちなく腰を上げては下げ、単純な刺激で亀頭を締め上げてくる。

それも気持ちいいことは確かだが……射精には、正直遠い。

「はは、それじゃあ終わらないなぁ。もしかして前に教えたことを忘れてしまったのかな」

初霜「っ、ちが、います……」

ここで返事をしなければ完全に捨てられる。女王様の目を見て分かったのだろう、慌てた様に呟くと、奥まで飲み込んだ状態のまま、ゆっくりと前後に動き出す。

「そうそう、前はバイブを咥えさせていたけどね、今日は本物だ。それを自覚してしっかり見せておくれ」

初霜「ぁぐ、は、はいぃっ! ほ、本物の、と、セックスして……ぅ、ぁああッ!? うぅうう!」

歯を食いしばるような叫び。もはやヤケクソのように腰を揺らしてギュウギュウ締め付けてくる。

提督「ふぅうう……! これ、凄い、だろ……っ!」

バイブを相手にしていたということもあるのだろうか? 朝霜達の搾り取る動きと違い、四方八方から締め付けてくる快感は四人とのセックスでは経験していない感覚だ。

急激に立ち上る射精感。震えだす腰と亀頭を感じたのだろう、初霜の声に焦りと恐怖が入り混じっていく。

初霜「ひいいい!? やだ、出される、中で出されるの嫌ああああああああ!!」

助けを求める初霜の腕が、女王様へ伸ばされる。掴まれる可能性など無いと分かっていても、伸ばさざるを得なかったんだろう。

だが、当然その手が希望を掴むことは無い。

「――っく、ははははは! あはははははははははは!!」

初霜「嫌! 嫌、だずげでッ! じょうおうざまああああ! いやああああ!!」

激しく前後左右、上下に動き、愛液を飛び散らす腰。初霜の上半身と下半身がまるで正反対の生き物ようだ。

提督「出る……! もう、ダメだ!」

これ以上は膨らまないと悲鳴を上げる亀頭。それを止める術は、無い。

初霜「――ああああああああああああああああああ!!! あ、あぁああ……」

鼓動と重なる射精感。びゅく、と亀頭が吐き出す精液が初霜の膣中を汚し、密着した子宮を犯していく。

どくん、どくん。波打つ射精が絶えるまでの時間は随分と長く感じる。

初霜には、それ以上だろう。絶望が深ければ深いほど、もしかすると、それこそ永遠に近い気分なのかもしれない。

初霜「……ぁ、あは、あはははは、あは……じょうおう、さま?」

「初霜ちゃん、素晴らしかったよ。これはイイモノを見せてくれた礼だ……んっ」

初霜「んっ!? ん、ふぁ……女王様……」

唇同士で吸い付く音が何度か部屋に響く。最後に初霜の頭を一撫ですると、女王様は満足そうに笑顔を見せて扉の方へと歩き出す。

「その子はもう立派に君の部下と言っていい。それは私の方からみんなに伝えておくよ。じゃあね」

提督「ああ」

その子、と呼んだ声には愛情の欠片も無い。もともと彼女がそういう気質というのもあるが、初霜に教え込むためでもあるのだろう。

初霜「……てい、とく」

提督「なんだ?」

初霜「私を……提督の指揮下に、置いて下さい。何だってしますから」

小さな呟きだ。だが、その中に込められた力はついさっきまでの物とは違う。

振り向いた初霜の笑顔は女王様への愛に満ちている。

再び愛する人から認めて貰う方法を、今この瞬間に知ってしまったのだろう。

俺が返事をするより早く絡んだのは、残った二人の駆逐艦だ。

朝霜「はーん? じゃあ今から証明してもらおうか」

早霜「貴方が今汚した司令官のモノ、口で綺麗にしてみなさい」

それはさっきまでの初霜には拷問だ。ついぞ自分から口に含めず、強引にしゃぶらされたほどなのに。

初霜「……ええ、任せて。それでは提督、失礼しますね」

一瞬の沈黙の後、帰ってきたのは笑顔と行動。ちゅぽ、と音を立ててイチモツから腰を上げるとすぐさま身体を回し、一気にむしゃぶりついてくる。

初霜「んふぅ……れろ、んん……!」

じゅるじゅると啜る音が響き、同時に攻め立てる舌が尿道に残っていた精液まで掻きだしてくる。

提督「うお……初霜、それは……!」

初霜「ぅふふ、いいんですよ。私をもっともっと犯してくれるんだもの。これくらいのご奉仕はさせてくださいね」

嬉しそうに吸い上げ、頭を上下までさせてくる積極っぷり。おそらくバイブで鍛えたであろうフェラに再び血液が集まっていく。

初霜「あはぁ、また大きくなりました……ん、まじゅぃ……」

上目遣いでしゃぶりつく初霜に、早くも二発目が溜まり出す。

ドロドロとした熱を感じたのか、目を細めた初霜は舌の動きを加速していった。

朝霜「あー? なんだこれ、どうなってんだ?」

早霜「……提督とシテいるのを見て女王様は楽しまれていたわ。普通にセックスを見ても女王様は反応しない」

朝霜「んー……つまり?」

早霜「つまり自分のモノ。あるいは自分のモノだった艦娘が男とセックスしている姿に興奮していたということよ」

朝霜「……っていうことは、だ。女子寮のメンツが男とイヤイヤしてるのを見ると興奮するってことだろ?」

早霜「そうね。でも女子寮の子は絶対拒否するでしょう。だから今、女王様のお手付きで男とセックスするのは捨てられた初霜だけ」

朝霜「初霜にしてみりゃ、女王様の気を引く自分だけの手段がある。それを見に来てくれればさっきみたいにキスでもしてくれるかも、ってか」

早霜「彼女にとっては唯一女王様の愛を受ける手段。受け入れざるをえなかったということでしょうね」

朝霜「それでこの変わりようかよ……でもさ、さっきは嫌がる初霜を見て楽しんでたんだろ?」

早霜「知らないわよ。私達じゃ分からない女王様の考え方でも知ってるんじゃないの? 初霜は」

朝霜「なんつーか……あたいにはイマイチ理解できねーよ」

早霜「私もよ」

軽くシャワーを浴びて部屋に戻った俺達を待っていたのは、ベッドを整えた加賀と皐月の二人だ。

同伴する初霜をみると一瞬微妙な表情をしたが、初霜が鼻歌交じりに俺に付き従うのを見て目を丸くしている。

それはそうだろう。元とはいえ女子寮のメンツが嬉しそうに男に従うなんて光景は、誰も見たことが無い。

提督「見ての通りだ。初霜の服従は確認済み、それは女王様も認めたよ」

加賀「女王提督も……? 分かりました、それならば私は異論はありません」

皐月「女王様って……初霜はさ、それでいいの?」

疑問符を浮かべる皐月に対して、返す初霜は気味が悪いほど笑顔だ。

初霜「ええ、今後命が尽きるまで提督に服従するわ」

皐月「……そうなんだ。それならいいけど」

呆気に取られた皐月の気持ちはよく分かる。俺ですら、初霜の心変わりは理解できないのだから。

加賀「では提督、ケッコンカッコカリのことなのですが、まず榛名さんを含めた五人とのケッコンの後に初霜とケッコンする。それでいいわね?」

初霜に向いた加賀の目が、貴方も良いわね? と問いかける。それにさえ初霜は動じない。

初霜「はい。皆さんがケッコンしたら私も喜んでお受けします。うふふっ」

不気味な微笑みに、誰一人として笑うことはなく。そしてそのことさえ気にもせず、初霜はただ俺に従順であり続けたのだった。

一旦ここまでで。榛名には申し訳ありませんが後はエピローグです。

基本その場の思い付きなので伏線でもなんでもないこと、必要性のない事も多々あります。

こんなモラルの無い鎮守府が存続しているのは、なるべく余所にばれないよう努めていることと、何より大戦果を挙げていることにある。

そして今日は新たな戦果をもぎ取るための良き日、ということだ。

「――以前布告した通り、本日より我々は深海棲艦に対して特定海域を奪取する」

壇上で声を張るのは、普段は艦娘の椅子として過ごす男。こんな場合には総司令として鎮守府の最上位に立つのだから、普段とのギャップは凄まじい。

だがそれだけの能力があり、カリスマもある。全ての艦娘は彼に命を捧げていると良いのかもしれない。

「では今回の編成についてだが……艦隊を六つに分割する。第一艦隊は大和型一番艦大和を旗艦とし、私の指揮下に入る。大和!」

大和「はっ! 大和型一番艦大和、栄光ある第一艦隊旗艦のお役目、喜んで拝命いたします!」

整然と並ぶ艦娘達は、圧巻というより美術品のような美しさが感じられる。おおよそ六つ程度に分けて並ぶ最前列には六人の艦娘の姿。

真正面には、日常では呼び捨てにされようものなら徹底的に相手を調教する大和。女王と張り合う女帝だが、凛々しく敬礼する姿にそんな雰囲気は微塵も無い。

「次に第二艦隊。長門型一番艦長門を旗艦とする」

その言葉を継いだのは、総司令の後ろに並ぶ俺を含めた四人のうち、柔和な微笑みを保つ男だ。

ホストと呼ばれる彼も、今は他者を従わせる雰囲気を纏っている。

「君達は僕が指揮する。総員全力を持って事に当たるように。期待しているよ」

相対する長門もやはり、普段の情けない姿はどこへやら。

長門「はっ。この長門、ご期待に沿えるよう死力を尽くしましょう!」

凛と立つ姿からは駆逐艦も空母も分け隔てなく、任務を遂行せんとする強固な意志が炎となって立ち上っているようだ。

再び話し手は総司令役へ。誰も彼を椅子と侮る目を向けたりはせず、ただ真剣な顔で傾聴するばかり。

「第三艦隊。扶桑型一番艦扶桑を旗艦とする」

「指揮は俺が取る。今回の作戦も気を抜くな」

最近では早漏、と嬉しくないあだ名で呼ばれる彼は、好戦的な笑みを隠さない。

そしてそれは扶桑も似たようなものだ。敬礼し、笑みを浮かべたまま悠然と口を開く。

扶桑「はい。扶桑型一番艦扶桑、粉骨砕身の覚悟で任務を遂行致します」

「以上の三つの艦隊は近海に展開し、深海棲艦を迎撃してもらう。諸君が破られれば鎮守府が危険に晒されるため、獅子奮迅の活躍を期待する。次に第四艦隊、金剛型三番艦榛名を旗艦とする」

榛名「はい! 金剛型三番艦榛名、了解致しました!」

下ろした左手に光るリング。それを付けて以降、彼女は戦力として一層頼もしくなった。

「第四艦隊は敵を本拠地から釣る役目だ。私が遠隔で指揮を取り、役目を終えた後は第一艦隊に編入する」

口だけでなく、下の方でも相当な名器だったが……今は特に考える必要も無い。

「次に第五艦隊。大和型二番艦武蔵を旗艦とする」

継いで声を上げたのは凛々しく立つ女王様だ。思わず見惚れそうになる姿だが、今この時に現を抜かす艦娘なんて、女子寮のメンツですら居やしない……初霜も含めて。

「君達は私の指揮下で敵の補給線を破壊、および後背からの奇襲を担当する。激戦が予想される、君達の働きに期待するよ」

「はっ。大和型二番艦武蔵、その役目、喜んでお受けする!」

眼鏡の奥に燃える闘志。昨日受けた顔射はしっかりと洗い落としてきたようだ。

「最後に支援艦隊。これは加賀型一番艦加賀を旗艦に、駆逐艦を中心とした編成とする」

提督「全体の指揮は俺が引き受ける。基本的に弾薬や燃料の物資輸送で積極的な戦闘は行わないが、場合により駆逐艦のみ先行するなども考えられる。各自、油断しないよう役目を果たしてくれ」

加賀「はい。加賀型一番艦加賀、必ずやご期待に沿ってみせましょう」

戦艦達とは違う静かな瞳。だがその奥にある炎は、戦艦にも劣らない。

最後に壇上にいる椅子の彼に向けて頷く。これが終われば、数日から数週間は忙しくなる。

「どの艦隊、艦娘が欠けても作戦は大成功とは言えない。敵を打倒し海域を奪取するまで、各々力を尽くして貰いたい。総員、各提督の指揮の下出撃準備に入れ!」

『了解!』

一糸乱れぬ敬礼と力強い声。極めて高い練度を持ち、統率された総勢100を超える艦娘達こそが、この鎮守府が許される理由だ。

提督「加賀、駆逐艦は?」

加賀「燃料と弾薬を運ぶ準備をさせています。護衛には速度を重視し、球磨型の大井と木曾を据える手筈です」

歩きながらの応答に淀みは無い。

提督「第五艦隊は弾薬の消費が多い、何人か随伴させてくれ。島風達の特に速い艦は別艦隊だから緊急輸送に彼女は使えないことを留意しろ」

加賀「では睦月型を回しましょう。武装は最小限になりますが、第五艦隊に守られる形であれば問題ないかと」

提督「誘爆の可能性も高い。被弾には細心の注意を払うよう伝えておいてくれ……他には?」

加賀「支援艦隊の面々に改めて訓示を。それと、一つだけ私事をよろしいですか」

提督「何?」

思わず加賀の顔をまじまじと見つめてしまう。この忙しい状況でわざわざ私用で話すなんて加賀らしくも無く、叱責するよりもまず疑問の方が大きい。

提督「言ってみろ」

加賀「ありがとうございます。これは他の鎮守府で行われる、安全祈願のおまじないらしいのですが」

そう言って加賀は俺の左手を取り、薬指の付け根へと唇を寄せる。

金属に触れる柔らかな唇。きっと目を白黒させているだろう俺の口元に、今度は加賀の指輪が当てられる。

加賀「指輪に互いの口付けをすると良いそうです。後ほど出撃直前までにあとの五人も来ると思いますので」

提督「……今のと同じことをすればいいんだな」

加賀「あら、受けて貰えるのですか? 余計な時間を取らせるなと怒られるかと思ったのですけど」

くす、と笑う加賀の頭を小突くように撫でる。ただの照れ隠しでしかないそれは、加賀の微笑みを崩すには至らない。

提督「曲りなりにもケッコン相手だ。その程度でいいなら、してやるさ」

加賀「まあお優しい……よろしくお願いしますね、旦那様」

扉に手を掛ける。向こうには支援艦隊の面々が集まっていることだろう。

ここから先、しばらくは規律と戦火の日々になる。モラルの無い鎮守府とはしばしのお別れだ。

なんか尻切れトンボな感じですみません。これで終わりになります。
妙に長くなりましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年01月28日 (水) 23:23:52   ID: uR84PrbZ

最高なのか最低なのか分からん鎮守府だな

2 :  SS好きの774さん   2015年02月07日 (土) 19:48:51   ID: IW1-W5ko

お前ら精神状態おかしいよ・・・

3 :  SS好きの774さん   2015年02月16日 (月) 03:08:12   ID: fB-mCdu1

最高に最低で脳内ウルトラハッピー(いいぞ、もっとやれ)

4 :  SS好きの774さん   2015年02月16日 (月) 14:24:17   ID: D769LGWd

クッソワロタwwww

5 :  SS好きの774さん   2015年02月17日 (火) 01:27:01   ID: aMHRUtn9

快楽でアヘってる最中の艦娘の頭を銃で吹っ飛ばしたくなるな不快なSSだわ

6 :  SS好きの774さん   2015年02月20日 (金) 21:12:03   ID: eNdKisQe

楽しみやな

影響を受けたSSってなんやろ

7 :  SS好きの774さん   2015年02月20日 (金) 23:07:07   ID: iqW9rcD0

どういう生き方をしたら、こんな文を、描写をかけるんだよ。

8 :  SS好きの774さん   2015年02月20日 (金) 23:43:40   ID: cb4Rr6F3

かなり吐き気を感じた


9 :  SS好きの774さん   2015年02月21日 (土) 02:24:55   ID: AMehvqSK

普通に面白かったんだけど…

10 :  SS好きの774さん   2015年02月21日 (土) 05:27:01   ID: XCRFpk7e

これはこれで
俺が最初にいだいた艦これのイメージに近い
だって配信元が…ねぇ?

11 :  SS好きの774さん   2015年02月22日 (日) 01:13:33   ID: tNjxIUYy

もうビンビンですよ!

12 :  SS好きの774さん   2015年03月06日 (金) 00:22:05   ID: R7Qxm6g4

普通で面白い。

子供には刺激が強すぎるかもな……?

13 :  SS好きの774さん   2015年03月17日 (火) 02:38:53   ID: CnO5Wd-r

感想は十人十色で良いと思うよ。

俺はこの作品は普通に笑ったww自分の持つ艦これへのイメージをここまで粉々にしてくれる作品は中々無いと思う。

14 :  SS好きの774さん   2015年03月29日 (日) 20:30:59   ID: 4NnTjMYj

天性の感性やとおもうんよ

15 :  SS好きの774さん   2015年04月03日 (金) 00:21:53   ID: O_sxozom

作品のイメージを壊すなんて案外簡単にできるもんだよ
そういう影響を受けやすい人って娯楽にのめり込む性質だから。
SSの影響でその作品見るのやめたって馬鹿も2chで見たことある(真偽は知らん)。

16 :  SS好きの774さん   2015年04月06日 (月) 18:47:53   ID: iPFdfizl

この流れは、初霜に逆恨みで刺される流れか?
そうなったら、加賀さんが激怒しそうだけどな。

17 :  SS好きの774さん   2015年04月07日 (火) 01:34:24   ID: 1eZYhPuL

初霜に救いは無いんですか!。・゜・(ノД`)・゜・。

18 :  SS好きの774さん   2015年04月07日 (火) 18:42:03   ID: eCxCZwsb

どう考えても無いだろうな。
刺して憲兵行きか、他提督に拾われるか、他鎮守府に移るか、解体かのどれかだろ。

19 :  SS好きの774さん   2015年04月08日 (水) 10:46:04   ID: WI4EbEfC

やべえwwwwめっちゃ好きやわwww

20 :  SS好きの774さん   2015年04月08日 (水) 19:31:52   ID: j3eGcoQq

女子寮のとこで冷めた

21 :  SS好きの774さん   2015年04月08日 (水) 21:14:53   ID: tQuGYbEr

続き早くしろよ、四枚目のパンツが冷えちまうだろ。

22 :  SS好きの774さん   2015年04月08日 (水) 21:16:26   ID: tQuGYbEr

あ、二航戦に緊縛責めとかオナシャス。

23 :  SS好きの774さん   2015年04月13日 (月) 00:33:51   ID: -uwDVunb

続きが気になる!
だが、BADは勘弁だぜ?

24 :  SS好きの774さん   2015年04月13日 (月) 23:26:31   ID: 17XU1NJM

えぐいな・・・
影響受けたのはあのタバコとお酒のSSかな?
終わった時期とか足柄とか鑑みるに
もう再開してるみたいだけど

25 :  SS好きの774さん   2015年04月14日 (火) 00:29:20   ID: lOh0WCUJ

影響云々は確か女の子だらけの職場だったかな

26 :  SS好きの774さん   2015年04月15日 (水) 14:32:38   ID: XUg7TCb_

色々通り越して恐怖を覚えたわw

27 :  SS好きの774さん   2015年04月16日 (木) 16:46:04   ID: PUlujlnb

ここまで来ると清々しくて面白いなぁ。続きおまちしてます。

28 :  SS好きの774さん   2015年04月16日 (木) 19:51:31   ID: FT28-p9c

内容はアレだが、話は面白い。
続き期待してます

29 :  SS好きの774さん   2015年04月19日 (日) 13:17:17   ID: ufx4V7Hk

カッコカリするのか?!
他の5人にもするって約束しなきゃ、納得しないだろう。

30 :  SS好きの774さん   2015年04月19日 (日) 19:34:57   ID: d862TB1k

続き早く!!楽しんでます。

31 :  SS好きの774さん   2015年04月20日 (月) 00:04:23   ID: wdo6ONXH

御卒業、おめでとうございます。

っ[卒業証書]

32 :  SS好きの774さん   2015年04月20日 (月) 00:38:14   ID: kZudto6e

俺たちの初物提督が…傷物提督に…

33 :  SS好きの774さん   2015年04月20日 (月) 07:55:50   ID: wdo6ONXH

皐月とのラブラブに期待♪

34 :  SS好きの774さん   2015年04月21日 (火) 01:29:41   ID: LgQwsmBW

ふぅ…オリョクルに戻るか

35 :  SS好きの774さん   2015年04月25日 (土) 18:33:07   ID: D4l3l-A-

やはり加賀は尻に敷きたいのかw

36 :  SS好きの774さん   2015年04月26日 (日) 13:19:52   ID: HN5E1XW-

更新まだ?

37 :  SS好きの774さん   2015年04月28日 (火) 21:05:35   ID: LFM6N70B

初物のターンになったら、更新が楽しみで仕方がない。

38 :  SS好きの774さん   2015年04月29日 (水) 20:40:52   ID: oVqkj6kv

初物の直属の娘達が可愛くてヤバイ

39 :  SS好きの774さん   2015年05月03日 (日) 11:08:30   ID: xkG3e_ak

奇しくも、キャラ一覧の上位人が提督の直属艦隊なんだか、偶然か?
榛名以外………………

40 :  SS好きの774さん   2015年05月10日 (日) 17:28:49   ID: 5KKTR2Yz

本スレのコメントが気持ち悪くて引いた
童貞キモオタばっかなんだなって思う

41 :  SS好きの774さん   2015年05月10日 (日) 17:45:20   ID: Jb2C1bRs

自己紹介オッスオッス!!

42 :  SS好きの774さん   2015年05月10日 (日) 18:43:09   ID: Um6HupmX

これはひどい

43 :  SS好きの774さん   2015年05月14日 (木) 13:29:38   ID: hlxehHxD

これで終わりかぁ…もったいない…
乙、次も期待してるやで

44 :  SS好きの774さん   2015年05月14日 (木) 19:43:20   ID: fUE8cs5t

お疲れ様です。
大変楽しませてもらいました。
次回作も楽しみにしています。

45 :  SS好きの774さん   2015年05月16日 (土) 23:26:50   ID: 6oPSkUnZ

なんと言うか…凄いssだったな
でも嫌いじゃない

46 :  SS好きの774さん   2015年05月17日 (日) 01:09:17   ID: ikTpfE89

お疲れ様です
すごくよかったです

47 :  SS好きの774さん   2015年05月19日 (火) 16:48:28   ID: r9t4Nl-q

いいねぇ痺れるねぇ
ドラゴン桜の国語の先生も言ってたけど、人間の闇を描いた作品の方が面白いんだと。全くその通りだと思った。

48 :  SS好きの774さん   2015年06月06日 (土) 05:12:17   ID: HKXJL2aA

初霜以外は興奮した

最後まで心を許さない感じがどうしてもね…。初霜好きなのに残念だー。

49 :  SS好きの774さん   2015年06月21日 (日) 22:26:16   ID: dREvZSPI

すっごい面白かった
なかなかないと思うこういうの
もっと読みたいわ

50 :  SS好きの774さん   2015年12月13日 (日) 22:08:17   ID: auhCDq_X

いつか、続編を

51 :  SS好きの774さん   2016年04月24日 (日) 11:18:54   ID: p9QN9v62

これは続編が見たいな
ブラクラのロックが成長していくのを見てる感じと似てた

52 :  SS好きの774さん   2016年12月23日 (金) 09:03:51   ID: F71cAiJs

めっちゃ面白かったです。次回作期待してます

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