【艦これ】提督「目が覚めたら女になってた」龍驤「その六やで!」【安価】 (508)

・はじめに

艦これの二次創作です
提督がヒロインしてる感じ
キャラ崩壊してる可能性あり
エロ要素あります
人によっては胸糞に感じる事かもしれません
このスレは前スレの続きです

以上の点に御留意ください

前スレ
【艦これ】提督「目が覚めたら女になってた」Prinz「その5ですよ、Admiralさん!」
【艦これ】提督「目が覚めたら女になってた」Prinz「その5ですよ、Admiralさん!」 - SSまとめ速報
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提督日記 十五日目

整理するために日記帳を開いたけど、何を書けば良いのか分からない。

他人が怖い。
敵意を向けられない様に立ち回ってきた筈なのに、あの一日で全部崩れていった。

彼女達の機嫌を損ねてしまうのが怖い。
敵意を向けられるのが怖い。

怖い。

助けて。

十五日目終了

提督からの好感度

天津風 534
春雨 443
夕立 372 ☆
天龍 319
龍田 287
瑞鳳 204
雪風 193
時雨 134 ☆
まるゆ 131
伊19 116
隼鷹 116
叢雲 104
摩耶 66
大和 55
伊58 49
白露 46
古鷹 32
卯月 29
比叡 28
赤城 22
那珂 22
千代田 18
榛名 16
浜風 16
加古 14
村雨 9
磯波 2

パーソナル値
-80

警戒度


十六日目
↓1 一度に交流する艦娘人数判定

お一人様ご案内

朝の部
↓2 艦娘
↓3~5 理由。高コンマ一つ

龍田「部屋に籠ってばっかりだと、カビになるわよ~?」ガチャ

提督「……な、何の用?」

龍田「あら。憔悴してるって聞いてた割に、元気そうね」

提督「そんな事言ったのは、誰よ……」

龍田「誇張しちゃったんでしょうね~。提督の事を想うがあまり」

提督「やめてよ。そう言うの柄じゃないの」

龍田「ところで、提督」

提督「……なに?」

龍田「昨日、お風呂入りましたぁ?」

提督「は、入ったわ」

龍田「そうですか~。では、朝風呂と行きましょう」

提督「えっ、この時間のお風呂は……誰か、来るかも」

龍田「私が見張っといてあげますよ~。なので、一人でゆっくり浸かってきてくださいな」

提督「ほ、本当?」

龍田「後、その無理した口調をやめてください。気張るのは構わないんだけど~、距離開けられるとそれ以上に詰めちゃうから~」

提督「わ、分かったわ……」

龍田「そうそう。本心をさらけ出すのは勇気が出来てからで良いからねえ」

提督「ど、どこまで知ってんのよ」

↓1 好感度判定

好感度判定
75÷2=38

昼の部
↓2 艦娘
↓3~5 理由。高コンマ一つ

夕立「提督さんっ」バンッ

提督「」ビクッ

夕立「そんな露骨に怯えられると、夕立傷つくっぽい」

提督「き、昨日の事……」

夕立「昨日は昨日で今日は今日っぽい」

提督「……」

夕立「信用出来ないっぽい? 今日はお仕事のお手伝いに来たの」

提督「えっ……」

夕立「今の提督さん、元気ないから詰まらないっぽい」

提督「そ、そう」

夕立「だから、お仕事を手伝って、少しでも楽にしてあげたいっぽい」

提督「ゆ、夕立……」

夕立「元気になったら、私と沢山遊びましょう?」

提督「……っ」ブルッ

夕立「敵と違って大好きな提督さんだもん。簡単に壊しなんかしないから」

提督「ひぃ……!」

↓好感度判定

頻繁に起こるパーティ

好感度判定
31÷2=16

夜の部
↓2 艦娘
↓3~5 理由。高コンマ一つ

天龍「よう。龍田から聞いたぜ」ガチャ

提督「そう……」

天龍「ああ。無理してベッドの中から出なくて良い。というか、そのまま布団に包まれとけ。心配しなくても、俺は何もしねえよ」

提督「……ありがとう」

天龍「良いって事よ。それで、何があったんだ?」

提督「……」

天龍「おいおい。だんまりはやめてくれよ」

提督「……放っておいて欲しいの」

天龍「そりゃ無理な相談だ。アンタはここの提督で、俺達はアンタの艦娘だ。提督が腑抜けたら、俺達も臆病風に吹かれちまう」

提督「なら、天龍が代わりに指揮して」

天龍「それで、自分は傷が癒えるまで隠居か? ハッ。それはさぞかし楽な生き方だな」

提督「……何が言いたいの?」

天龍「いいや。中途半端な生き方してんなって思ってよ」

提督「どういう意味?」

天龍「放っておいて欲しいなら、それこそ部屋の鍵を閉めとけば良い。そうすれば、俺達はやがてアンタに愛想を尽かす。それをしないって事は、まだどこかで期待してるんだろ?」

提督「そんな、事」

天龍「そ。ま、今日はそれをゆっくり考えな。本当の望みが何なのか。それが見えないと俺達も手を伸ばしようがねえからよ」ガチャ

提督「自分の……本当の、望み……」

↓1 好感度判定

天龍は園長やってるからな

好感度判定
94÷2=47

提督日記 十六日目

本当にしたい事。



生まれ変わりたい。

十六日目終了

提督からの好感度

天津風 534
春雨 443
夕立 388 ☆
天龍 366
龍田 325
瑞鳳 204
雪風 193
時雨 134 ☆
まるゆ 131
伊19 116
隼鷹 116
叢雲 104
摩耶 66
大和 55
伊58 49
白露 46
古鷹 32
卯月 29
比叡 28
赤城 22
那珂 22
千代田 18
榛名 16
浜風 16
加古 14
村雨 9
磯波 2

パーソナル値
-80

警戒度


十七日目
↓1 一度に交流する艦娘人数判定

初めてのゾロ目

四人ですぞー

朝の部
↓1~4 艦娘

天津風「あなたっ!」ガチャ

提督「お、おはよう、天津風」

春雨「もう具合は大丈夫なんですか……?」

提督「まだちょっと、辛いわ」

天津風「それなら横になってた方が!」

春雨「そうですよ。お仕事は私達がするので」

天龍「まあまあ。落ち着けお前ら」

龍田「そうよ~。急いては事を仕損じるってね」

提督「……ありがと」

天龍「いいや? 一日考えて、スッキリしたのか?」

提督「そう……ね……」

龍田「天龍ってば、言葉が乱暴だから。提督が怯えてないか心配だったわ~」

天龍「よく言うぜ」

天津風「……どういう事?」

春雨「さ、さあ……」

1.この四人なら、良いよね
2.まだ、勇気が足りない

↓1から三票先着で

決して上手く話せたとは言えない。
身体は一刻も早くその場から離れたいと叫び続けている。

それでも、生まれ変わると決めた。

四人は辿々しくも懸命に話す提督に、口を挟む事なく最後まで聞いていた。

天龍「つまりだ。あの憲兵が黒幕って訳なんだな?」

提督「信じて……くれるの?」

天津風「言ったでしょ。例え、誰がなんと言おうと、あたしはあなたの味方だって」

春雨「し、じれいがんざん……わだじも、ずっと傍にいまずがらっ!」グスッ

龍田「あらあら。好かれてるのねえ。妬けちゃうわ~」

提督「あ、ありがとう……」

天龍「ああ。後、あれだ」

提督「……?」

天龍「お前もよく頑張ったよな。だから、その……」

天津風「大の大人がやるとみっともないけど、今のあなたなら良いと思うわ」

龍田「もうその小さな身体に抱えなくて良いのよ」

春雨「ですですっ」ズビー

提督「え……?」

天龍「年相応らしく泣いても、誰も何も言わないぜ?」

久し振りに喜怒哀楽の両端に触れた気がした。

↓1 天津風好感度判定
↓2 龍田好感度判定
↓3 天龍好感度判定
↓4 春雨好感度判定

天龍に叱咤激励されて復活させるつもりではあったけど、こんな綺麗な事されたらこうするしかないじゃない

好感度判定
天津風
37÷2=19

龍田
4÷2=2

天龍
39÷2=20

春雨
46÷2=23

昼の部
↓1~4 艦娘

瑞鳳「こんにちは、提督」ガチャ

時雨「もう身体は大丈夫なのかい?」

提督「え、ええ……」

叢雲「全く、体調不良なんて気が緩んでる証拠よ」

提督「っ、ごめん、なさい……」

叢雲「えっ……。あ、そんな強く言う気はなかったの。こちらこそ、ごめんなさい」

雪風「しれぇ、まだ顔色悪いですよ」

提督「だ、大丈夫……だから……」

瑞鳳「んー。お仕事なら代わりにやるから、本調子になるまで休憩してていいよ?」

提督「そういう訳には……」

時雨「そうだよ、提督。無理はいけないよ。僕がついててあげるから」ギュッ

提督「っ……」ビクッ

時雨「……今度は失望させないでね?」ボソッ

提督「う、あ……ああ……」

叢雲「あ、ごめんなさい。手が滑ったわ」ブン

時雨「おっと。はは、叢雲はお転婆だなあ」

叢雲「ごめんあそばせ?」

提督「うう……」ガタガタ

雪風「しれぇ? しれぇ?」

↓1~4 起きるイベント等。高コンマ順に二つ

雪風「あ、そうだ! お外に出掛けましょう! 気分転換も大事ですっ!」

瑞鳳「良いかもね。仕事は私達がしておくから、雪風は提督を連れて」

叢雲「いいえ、瑞鳳。貴女も着いていきなさい。艦載機があると不届きものをすぐに見つける事が出来るから」

瑞鳳「そう?」

叢雲「ええ。これくらいの仕事なら、私と時雨の二人で十分よ。ねえ?」

時雨「そうだね」

雪風「では、お出掛けにいくのです! しれぇ、行きましょう!」ギュッ グイッ

提督「……っ。ひ、引っ張らないでちょうだい」

瑞鳳「じゃ、少しの間お願いね?」

時雨「任せて」

叢雲「三十分くらい遊んできて良いわ」

時雨「……で? 僕に何か用かな?」

叢雲「アンタの目が気に入らないの。何を企んでるの?」

時雨「……別に?」

叢雲「アンタ、自分で気づいてないでしょ。司令を見る時の目、まるで捕食者よ」

時雨「……へえ。気付かれてたんだ」

叢雲「何が目的なの。事と次第によれば」

時雨「僕を拘束でもする?」

叢雲「出来ないとでも?」

時雨「怖い怖い。大丈夫だよ。まだ、何もしないから。まだ、ね」

叢雲「……敵ばかり作ってどういうつもり」

時雨「どうでも良いんだ。周りなんて。最終的に、あの人の隣に居るのは僕なんだから」

叢雲「狂ってるわ」

時雨「言われなくても」

↓1 瑞鳳好感度判定
↓2 時雨好感度判定
↓3 雪風好感度判定
↓4 叢雲好感度判定

時雨が大喧嘩ってイメージがあまり……。こんな感じで許して

好感度判定
瑞鳳
36÷2=18

時雨
63÷2=32

雪風
43÷2=22

叢雲
2÷2=1

夜の部
↓1~4 艦娘

隼鷹「ひゃっはー!」バンッ

夕立「ひゃっはーっぽい!」

伊19「ひゃっはーなのね!」

大和「ひゃっはー……です……」

提督「い、いらっしゃい」

大和「提督が引いてる! 違うんです! 私は無理矢理!」

伊19「あーっ! 裏切りは良くないの! めっ! なのっ!」

隼鷹「まあ、なんでも良いけど騒ごうぜー。嬉しいことも悲しいことも飲んで皆忘れよう」

夕立「嬉しい事を忘れるのは良くないっぽい」

提督「……」ソロー

伊19「提督、逃がさないの。イク達に捕まったが最後。骨の髄までしゃぶり尽くされるのね~」ガバッ

提督「やっ……! は、離してっ!」

大和「イクさん? 提督が嫌がってるので……」

伊19「嫌よ嫌よも好きのうちなの。提督の匂い落ち着くなのね」スンスン

提督「ぃやっ、やめっ……」ガタガタ

伊19「提督、震えてるのね。イクが身体の奥底から暖めて」ゴンッ

夕立「ソロモンの悪夢、見せてあげようか?」

伊19「……ごめんなさい、なの」

隼鷹「身体を暖めるなら酒が一番よ」 

大和「貴女はそればっかりですね」

隼鷹「変に気取っても仕方ないからねー。普段通りが一番よ」

↓1~4 起きるイベント等。高コンマ順に二つ

伊19「提督。イクとお風呂で流し合いっこするのね」

提督「えっ……」

伊19「嫌……なの?」

提督「そういう訳じゃ」

伊19「ならオーケーなのね。さっそく行くのね」ギュッ

提督「ちょっ、ちょっと、離してっ!」

隼鷹「お風呂に入りながらの酒もたまには悪くねーなー」

大和「逆上せると危ないですよ?」

隼鷹「そこらの線引きは出来てるつもりだから安心しなさいって」

大和「飲んでも飲まれるな、ですか」

隼鷹「違うけど、まあそれでいいかなー。ま、二人に続くかね」

夕立「ふふ」

大和「夕立さん?」

夕立「ふふふふふ。行きましょう?」

隼鷹「……そだね」

↓2 風呂場で起きるイベント

艦これ3話の為に一旦離脱

~風呂場~

伊19「提督さん、髪の毛洗ってあげるのね。その後は身体も洗ってあげるの。隅々、舐め回す様に、なの」

提督「……」チラッ

隼鷹「……」フルフル

大和「あはは……」

夕立「むぅ、イクが邪魔っぽい……」プンスカ

提督「か、身体は自分で洗わせて。……まだ触られるのに抵抗があるの」

伊19「習うより慣れろなの! いひひっ、イクのこの自慢の身体で、ね」

隼鷹「大和、酒飲もうぜ酒」

大和「えっ、まさかの見て見ぬふりですか? 助けを乞われたのに?」

隼鷹「いいんだよー。保護者みたいなもんで、問題が起きてから構えばそれで」

大和「問題を起こしそうな貴女が言うんですか……」

夕立「うーん。……今ここでイクと争っても、大和と隼鷹が敵に回るっぽい。それに裸だし……艤装があれば勝てるって訳でもないんだけど」ブツブツ

大和「……どうするんですか、あっちは」

隼鷹「さあ。他の連中がなんとかするでしょー」

伊19「提督。逃げないで、なの!」

提督「いや! こっちに来ないでっ!」

隼鷹「やー。いつまでも、この騒がしさ続けば良いんだけどねえ」

↓1 伊19好感度判定
↓2 夕立好感度判定
↓3 隼鷹好感度判定
↓4 大和好感度判定

好感度判定
伊19
68

夕立
31

隼鷹
65

大和
84

提督の部
1.女憲兵とお話 (四人)

↓1~4 艦娘

艦娘の選択が神懸かっている

今回はここまでにしておきます
アニメで膝をやられてしまってな……

お付き合いありがとうございます
お疲れ様でした

あっれ、>>64で龍田が天龍呼び捨てにしてるぞー
ちゃんと、天龍ちゃんって打ち込んだ気はしていたのに

お風呂で一字抜けとかかましてるしなあ……
うん。まあ、気を付けます

アニメのネタバレする気はないですけど、史実に沿うなら、僕の嫁さんは本土襲撃でもされない限り無事ですね
反攻作戦してるし、資源不足で浮き砲台とか、本土襲撃とかされへんやろ(慢心)

~憲兵詰所~

元々、おかしな話ではあったのだ。
その立派な施設を使うのはたった一人の憲兵。
だが、違和感はなかった。
さも、当然の様に彼女はそこで存在していた。

天津風「動かないで!」

女憲兵「これはこれは。いらっしゃいませ、天津風さん。後、春雨さんにーー提督さん」

扉を蹴り開けた天津風、それに続く二人を優雅な微笑みで迎える。

広い部屋だが、憲兵と三人を遮る障害物はない。
部屋の四隅には人と同じくらいの大きさをした観葉植物があり、四人掛けのテーブルがその植物に挟まれる位置に二つ。
それと、上の階へ続く階段。

奥の壁に凭れる憲兵に一人で近づきながら、呼吸を整え口を開く。

提督「話がしたいの」

女憲兵「……ふむ。心強い二人の味方を得て、なんとか自分を保っている状態ですか」

提督「っ……」

一瞬で見抜かれた。

天津風「減らず口を叩かないで」

春雨「憲兵さん、お願いします。大人しくしててください」

女憲兵「そうしたいのは山々なんですけどねー。そう敵意を剥き出しにされたら、萎縮してしまいますよ」

提督「思っても、ない事を……」

女憲兵「いえいえ。本当の事ですよ。それにあたしはありのままの提督さんとお話がしたいなーって思ってまして」

提督「……?」

訝しげな視線を送るのと、憲兵が指を高らかに鳴らすのは同時だった。

天津風「きゃっ!?」

春雨「ひゃあっ!?」

観葉植物の影から飛び出る二人の少女。
対応する暇すら与えず、天津風と春雨の背後を取った。

提督「なに……!?」

時雨「こんばんは、提督」

夕立「形勢逆転っぽい」

天津風「しくったわ……」

春雨「なんで、お姉ちゃん達がここに……」

女憲兵「さて。これで味方も役に立たなくなった訳ですが。お話を続けましょう?」

笑みを崩さない憲兵。

提督「……いいわ」

女憲兵「おや。まだ余裕な様で。……ああ、まだ仕上げがなってませんでしたね」

提督「どういうーー」

女憲兵「アンタなんか、生むんじゃなかった」

それは母親に吐かれた言葉。

女憲兵「お前が居なければ、幸せだったのに」
 
父親にぶつけられた言葉。

提督「っ、あ……うあ……」

視界が歪む。
歪んだ視線の先、憲兵の表情が変わる。
それはまるで、親の仇を見るような目付き。

錯覚だったのかもしれない。
過去を抉られ、脳が勝手にそう見せただけの幻覚なのかもしれない。

女憲兵「ねえ、提督さん」

壊れかけた頭に甘い響きが浸透する。

女憲兵「乗り越え方を教えてあげる」

女憲兵「貴女も人を憎めば良いの」

女憲兵「全てを壊したいと願えば良いの」

女憲兵「許せないでしょう? おかしいでしょう? 理不尽でしょう?」

女憲兵「人は等しく幸せを得る権利があるのに、貴女は失ってばかり」

女憲兵「それは世界が間違ってるからなの」

女憲兵「貴女は何も間違っていない。貴女は正しいのよ」

そうなのだろうか。

もう苦しい思いをしなくて良くなるのだろうか。

女憲兵「だから、こっち側へいらっしゃい?」

差し出された手。
いつの間にか至近距離に居た事への疑問はない。

その手を見つめて、そしてーー

↓1 夕立好感度判定
↓2 天津風好感度判定
↓3 春雨好感度判定
↓4 時雨好感度判定

提督日記 十七日目

さようなら。
クソッタレさん。

憲兵イベントをあーでもないこーでもないと頭を捻ってたら寝落ちしてましたね……

好感度判定
夕立
10÷2=5

天津風
57÷2=29

春雨
ゾロ目 99

時雨
81÷2=41

提督の問題を解決しました。
提督の警戒度が無になりました。
警戒度の上昇がなくなります。
パソ値が変化する様になりました。

提督の問題を解決した事により、時雨と夕立の浄化判定を行う事が可能になります
やりますか?

1.はい
2.いいえ

↓1から三票先取制

判定はいつも通りコンマのつもりだった

十七日目終了

提督からの好感度

天津風 582
春雨 565
夕立 424 ☆
天龍 386
龍田 327
瑞鳳 222
雪風 215
時雨 207 ☆
伊19 184
隼鷹 181
大和 139
まるゆ 131
叢雲 105
摩耶 66
伊58 49
白露 46
古鷹 32
卯月 29
比叡 28
赤城 22
那珂 22
千代田 18
榛名 16
浜風 16
加古 14
村雨 9
磯波 2

パーソナル値
-80

警戒度


十八日目
↓1 一日に交流する艦娘人数判定

三人でっす

朝の部
↓1~3 艦娘

天津風「あなたっ!」バンッ

提督「おはよう」

龍田「もう大丈夫なの~?」

提督「……直に大丈夫になるわ」

夕立「おはようっぽい」

天津風「なんでアンタも来てるのよ」

夕立「ふふ。提督さんに惚れ直しからっぽい」

龍田「あら~。昨日、楽しい事でもあったの?」

夕立「ぽい」

提督「……あまり話題にしないでくれると助かるわ」

天津風「そうね。昨日の事はあたし達だけが知ってたら良いのよ」

龍田「残念だわぁ。……でも、提督が無事で何よりです」

提督「……ふふ。心配かけて悪かったわ」

龍田「……」

提督「なによ」

夕立「笑顔に見とれてたっぽい~?」

龍田「黙りなさい」

夕立「ぽい」

天津風「レアよね、本当に」

提督「我慢はしないって決めたの。慣れなさい」

天津風「大丈夫よ。時間は沢山あるんだから。そのうち、それが普通になるわ」

提督「……そうね」

↓1~4 起きるイベント等。高コンマ順に二つ

夕立「素敵なパーティ、しましょう?」

提督「まだ朝なんだけど」

天津風「あら、良いじゃない。美味しい物食べた方が、気分も良くなるし」

龍田「そうね~」

夕立「でしょでしょ! 提督さん、夕立と一緒に間宮で豪勢にいくっぽい」ギュッ

提督「ふふ。仕方ない子ね」

龍田「手の懸かる姉とそれの面倒を見る妹ね」

天津風「ちょっと! その手を離しなさい、夕立!」

夕立「いやっぽい」

天津風「なんでよ!」

夕立「提督さんは夕立の物っぽい」

天津風「ふざけんなぁーっ!」

提督「うるさいわ」

龍田「ふふ~。楽しそうで良いわねえ」

↓1 天津風好感度判定
↓2 夕立好感度判定
↓3 龍田好感度判定
↓4 パソ値判定

今更かもしれませんが、僕は純愛が好きです

好感度判定
天津風
53÷2=27

夕立
95÷2=48

龍田
18÷2=9

パーソナル値
-81

昼の部
↓1~3 艦娘

春雨「司令官!」ガチャ

提督「貴女も最近ノックしないわよね。別に良いけれど」

時雨「こんにちは。壮健そうで何よりだよ」

提督「どの口が言うのかしら」

時雨「やだなあ。酷い事言ったのは、もう謝ったじゃないか」

春雨「時雨お姉ちゃんが迷惑かけてごめんなさい!」

瑞鳳「お? なになにー? 何の話ー?」

時雨「僕が提督を愛してるって話さ」

提督「ぶふぅっ!」

瑞鳳「やだ、積極的……!」

春雨「時雨お姉ちゃん!?」

時雨「ははは。良いリアクションだね」

提督「……からかったわね」

春雨「うぅ……。まんまとやられましたあ」

瑞鳳「愛されてるねえ、提督」

提督「そうね」

↓1~4 起きるイベント等。高コンマ順に二つ

春雨「し、司令官さん。あーん」

提督「……どうしてこうなったの?」

瑞鳳「私も提督を愛でたくなって」

時雨「偶々、皆が提督の為に弁当を作ってきてて」

春雨「嫌、でしたか……?」

提督「嫌じゃないわ。寧ろ嬉しいわよ」ニコッ

瑞鳳「提督、次は私だからねっ!」

時雨「やれやれ。三番目になっちゃったか」

春雨「ど、どうぞ」

提督「ん」パクッ

春雨「どうですか?」

提督「美味しいわ。ありがとう」ナデナデ

春雨「あ……。えへへ……」ニマァ

瑞鳳「提督、あーん!」

提督「あら。この卵焼きって」

瑞鳳「うん。提督が好きって言ってた奴だよ」

提督「覚えてたのね」

瑞鳳「勿論っ!」

時雨「最後は僕だよ」

提督「……ねえ、それは?」

時雨「おはぎ」

提督「中に異物とか入ってないでしょうね」

時雨「あはは。皆の目の前でそんな事する訳ないじゃないか」

提督「……そう」

時雨「……ちょっと隠し味を入れただけだよ」ボソッ

↓1 春雨好感度判定
↓2 時雨好感度判定
↓3 瑞鳳好感度判定
↓4 パーソナル値判定

春雨病み判定を取り忘れる痛恨のミス
次とります

好感度判定
春雨
84÷2=42

時雨
61÷2=31

瑞鳳
9÷2=5

パーソナル値
-77

夜の部
↓1~3 艦娘

雪風「あ、顔色良くなりましたね、しれぇ」トテトテ

提督「皆のお陰でね」

雪風「雪風も貢献出来てました?」

提督「ええ。助かったわ」ナデナデ

雪風「えへ。ありがとうございますっ」

提督「礼を言うのはこちらの方よ」

まるゆ「隊長さぁん。わぁっ!」ズベシッ

大鳳「まるゆさんっ!? あ、提督。こんばんは」ビシッ

提督「……良いからまるゆを助けてあげなさい」

大鳳「は、はいっ!」

まるゆ「うぅ~、陸で沈む所でしたぁ」

提督「縁起でもない」

↓1~4 起きるイベント等。高コンマ順に二つ

雪風「しれぇ、遊びましょうっ!」

提督「良いけど、何をして?」

雪風「人生ゲームですっ」

提督「貴女相手に運が絡むゲームをしろと……」

まるゆ「あぁ! 身体が汚れちゃいましたぁ」

大鳳「お風呂に行きましょうか」

雪風「あ、雪風もお供します!」

提督「ゲームは良いの?」

雪風「お風呂でも出来ますから」

提督「人生ゲームはお風呂では出来ないわ」

雪風「こんな事もあろうかと、明石さんに水の中でも出来る人生ゲームを作ってもらいました」

まるゆ「わぁっ。沈むんですかぁ!」

大鳳「どういう原理なのかしら」

提督「逆上せるわよ」

雪風「……皆さん、突っ込み所おかしくないですか?」

↓1 雪風好感度判定
↓2 まるゆ好感度判定
↓3 大鳳好感度判定
↓4 パソ値判定
↓5 コンマ51以上で春雨病み値加算

明石さんは便利キャラ

好感度判定
雪風
64

まるゆ
25

大鳳
51

パーソナル値
-84

春雨病み値加算

提督の部
1.お仕事 (四人)
2.見回り (四人)
3.娯楽 (四人)
4.お風呂 (二人・お風呂で起きるイベントも)

↓1 選択と艦娘指定
↓2 艦娘指定
↓3~4 選択が4以外であれば艦娘指定

安価争奪戦になるからイベント書けないですね。すまぬ

あと、忠告に従って次から奇数で病み値加算にします

↓2 お風呂イベント

~浴場~

夕立「わーいっ。一番乗りっぽい!」

提督「はしゃがないの」

伊19「むふー。イクは余裕を持つ女なの。だから、これくらいじゃ喜ばないのね」

提督「じゃあ、帰って良いわよ」

伊19「ごめんなさいなの。心ぴょんぴょんしてるのね」

夕立「提督さん、洗いっこしましょう?」

提督「どうやって?」

夕立「こう、向かい合って」ムギュッ

提督「……なんで抱き着いたのかしら?」

伊19「そうなの! イクも仲間に入れるのね」ムギュッ

提督「あの……窮屈なんだけど」

夕立「あとは身体をスポンジに見立てて擦り付ければ良いって時雨が言ってたっぽい」

提督「あの子の言葉を真に受けるのはやめなさい。本当にやめて」

伊19「いひひっ。提督、照れてるのね」

提督「普通に苦しいだけよ」

夕立「んー。難しいっぽい?」

提督「普通に背中流してあげるから、あっち向きなさい」

夕立「了解っぽい」

伊19「じゃあ、イクが提督の背中流すのね!」

提督「好きになさい」

↓1 夕立好感度判定
↓2 伊19好感度判定
↓3 一日終わりのパソ値判定

提督日記 十八日目

笑顔の練習始めました。

提督の部だから多少はね?
その代わり、通常時にお風呂入ってもイベントは起きないです。好感度上昇は二倍になるけど

十八日目終了

提督からの好感度

天津風 609
春雨 607 Ⅰ
夕立 489 ☆
天龍 386
龍田 336
雪風 279
時雨 238 ☆
瑞鳳 227
伊19 208
隼鷹 181
まるゆ 156
大和 139
叢雲 105
摩耶 66
大鳳 51
伊58 49
白露 46
古鷹 32
卯月 29
比叡 28
赤城 22
那珂 22
千代田 18
榛名 16
浜風 16
加古 14
村雨 9
磯波 2

パーソナル値
-86

警戒度


十九日目
↓1 一日に交流する艦娘人数判定

二人なんですな

朝の部
↓1~2 艦娘
↓3~5 理由やイベント等。高コンマ一つ

天津風「あなた、今日は朝御飯を作ってみたわ」バンッ

提督「上達が早いのね」

天津風「まだ簡単な物しか作れないけど」

龍田「傍で見てたけど、手際は良かったわぁ。これが愛の為せる技ね」

天津風「からかわないで頂戴」

龍田「あら。ごめんなさい」

提督「朝だから別に凝った物は要らないのよ」

天津風「そう。なら、大丈夫そうね。ご飯と味噌汁とハムエッグだから」

提督「和洋食ね……」

天津風「べ、別に良いじゃないっ」

龍田「美味しかったわぁ」

提督「味見役だったのね……」

龍田「役得でしたよぉ?」

天津風「良いから冷める前に食べて」

提督「そうね。……ありがと、天津風」ニコッ

天津風「こ、このくらい大した事じゃないんだからっ!」

龍田「天津風ちゃん、嬉しそう」

天津風「うっさい!」

↓1 天津風好感度判定
↓2 龍田好感度判定
↓3 パソ値判定

好感度判定
天津風
39÷2=20

龍田
ゾロ目 66

パーソナル値
-89

昼の部
↓1~2 艦娘
↓3~5 理由やイベント等。高コンマ一つ

夕立「ねえ、提督さん」

提督「なに」

夕立「私の物になって欲しいっぽい」

提督「……」

春雨「あの、夕立お姉ちゃん? その辺にしておいた方が……」

夕立「提督さんの事、本当に愛してるんだよ?」

提督「頭が痛いくらいには分かってるわ」

夕立「じゃあ、答えが欲しいっぽい」

提督「私も愛してるわよ」

春雨「司令官!?」

夕立「それだけだと足りないっぽい。嘘っぽい」

提督「……本当よ」

夕立「間があった。本心じゃないっぽい」

春雨「お姉ちゃん! もうやめようよ!」

提督「埒があかないわ。どうすれば満足してくれるの?」

夕立「提督の全部が欲しいの。頭から足の先まで、全部。五臓六腑から血の一滴まで、全部。全部全部全部全部全部」

春雨「ひっ……」

提督「……はあ。時間を頂戴」

夕立「…………」

提督「ちゃんと考えてあげるから。貴女の好意は嫌いじゃないのよ」

夕立「……本当?」

提督「ええ」

春雨「良いんですか、司令官」

提督「良いも何も、遅かれ早かれ解決しなければいけない事よ」

↓1 春雨好感度判定
↓2 夕立好感度判定
↓3 パソ値判定
↓4 コンマ奇数で春雨病み値加算

安価はどうしても無理だなって物以外はずらさない構え

好感度判定
春雨
0

夕立
80÷2=40

パーソナル値
-90

夜の部
↓1~2 艦娘
↓3~5 理由やイベント等。高コンマ一つ

時雨「こんばんは、提督」

提督「……」

雪風「……」

時雨「何をしているの?」

提督「……」

雪風「……ぷっ。あははっ! 雪風の負けですっ」

時雨「にらめっこ……」

提督「表情筋を弛めようとしてたの」

時雨「表情ずっと一緒だったけど……」

雪風「むー。しれぇの表情、ずっと変化なしなんですよねえ」

時雨「じゃあ、次は僕が相手をしてみようかな」

提督「いいわよ」

雪風「では、雪風が音頭を。にらめっこしましょ、はいっ!」

時雨「……」

提督「……」

時雨「……」スッ

提督「……止まりなさい」ペシッ

時雨「あたっ。むぅ、軽いスキンシップじゃないか」

提督「欧米でも唇同士はスキンシップでしないわ」

雪風「えっ、今キスしようとしてたんですかっ?」

時雨「あはは。さすが提督だね。僕のやることはお見通しか」

提督「部下だから」

時雨「そんな線引きされると傷つくなあ」

雪風「しれぇ、雪風ともう一回やりましょう!」

提督「仕方ないわね」

↓1 雪風好感度判定
↓2 時雨好感度判定
↓3 パソ値判定

パーソナル値増えたと思ったらゾロ目で減ってたというあるある

好感度判定
雪風
10÷2=5

時雨
71÷2=36

パーソナル値
-95

提督の部
1.お仕事 (四人)
2.見回り (四人)
3.娯楽 (四人)
4.お風呂 (二人)

↓1 選択と艦娘指定
↓2 艦娘指定
↓3~4 選択が4以外なら艦娘指定

お風呂イベントです

↓1~2 高コンマの方を

夕立「おっ風呂~、おっ風呂~」

天津風「……夕立と一緒で大丈夫なの?」

提督「お風呂では大人しいわ。昨日も一緒に入ったし」

天津風「なんで呼んでくれなかったの!」

提督「イクと夕立に引っ張られたから、そんな暇もなく」

天津風「あたしも一緒に入りたかったなあ」

提督「今一緒じゃない。それで許して、ね?」

天津風「しょ、しょうがないわねっ!」

夕立「提督さん、遅いっぽい!」

提督「ごめんなさいね」

夕立「提督さん提督さん」

提督「なに?」

夕立「肌綺麗だよね。噛んで良いっぽい?」

提督「意味が分からないわ」

天津風「ダメに決まってるでしょ!」

夕立「なら、天津風で我慢するっぽい」

天津風「我慢って、ちょっ! 待ちなさっ! ひゃぁっ!」

夕立「はむはむ」

天津風「ちょ、やっ、耳……んあ」

提督「……先に行ってるわね」

天津風「嘘、助けっ……こ、こらぁっ!」

夕立「かぷっ」

天津風「やぁ、やめなさいよぅっ!」

提督「ごめんなさい、天津風。助ける勇気のない私を恨んでくれて良いわ」

↓1 夕立好感度判定
↓2 天津風好感度判定
↓3 一日終わりのパソ値判定

提督日記 十九日目

もうこの日記を書く事はないだろう。
楽しい事や嬉しい事は心に永遠に残るのだから。
それに思い出は、形がない方が美しいでしょう?

十九日目終了

提督からの好感度

天津風 708
春雨 607 Ⅰ
夕立 585 ☆
龍田 402
天龍 386
雪風 284
時雨 274 ☆
瑞鳳 227
伊19 208
隼鷹 181
まるゆ 156
大和 139
叢雲 105
摩耶 66
大鳳 51
伊58 49
白露 46
古鷹 32
卯月 29
比叡 28
赤城 22
那珂 22
千代田 18
榛名 16
浜風 16
加古 14
村雨 9
磯波 2

パーソナル値
-101

警戒度


おしまい☆

女憲兵の手記

諸事情により、好感度表に居ないものは名前を載せない物とする

病む艦娘
A.雪風 B.白露 C.大和 D.那珂 E.伊19

病まない艦娘
a.天津風 b.村雨・春雨 c.大和型二番艦 d.川内型一番艦・二番艦 e.伊58 

好感度表の残りは全て病まない艦娘に属する

榛名忘れてた(小声)

天津風
春雨
天龍龍田
時雨夕立
雪風
瑞鳳
伊19
隼鷹

までは書きます

そんな訳で、性別判定
多分、埋まらないと思うので、様子見ながら連投しても大丈夫です

ゾロ目出ないことを僕は祈ります

↓1 天津風
↓2 春雨
↓3 天龍龍田
↓4 時雨夕立
↓5 雪風
↓6 瑞鳳
↓7 伊19
↓8 隼鷹

はりきってどうぞ

男ばっかじゃないか!
そして、ゾロ目ェ……

女憲兵の手記にしたのは
彼女が次に取り入れるのは誰にしようか品定めしてた感が欲しかったからですね

英字対応した病まない子が夕立みたいに監禁されます

結果

天津風 男
春雨 男
天龍龍田 女
時雨夕立 両方
雪風 男
瑞鳳 男
伊19 男
隼鷹 男

やったね、純愛ばかりだよ
エンディングはゆっくり待っていてください


次の周回に行く前に、学園物を番外編でやってみたいなーとか思いつつ
それでは、お疲れ様でした

「ん……」

人が動く気配に目を覚ます。
いつの間にか眠っていたらしい。
上体を起こすと、重力に従って身体に掛かっていた布団が落ちていった。

「……ワインで良いか?」

物音で気付いたのだろう。
こちらを振り向く事なく、バスローブ姿の提督はテーブルの上にグラスを二つ用意する。

「いつの間に買っていたのさ」

「元々、冷蔵庫に入ってた」

コルクを抜いて、グラスに注ぐ。

「はーっ。さすがに良いホテルだ事で。サービスが行き届いてるねえ」

空調も完璧で。裸ではあるが、肌寒さは全く感じない。
だが、気恥ずかしさはあるので、ずり落ちた布団を肩まで被った。

「ほら。隼鷹」

「ありがと。じゃ、乾杯といきますか」

「……そうだな」

渡されたグラスを差し出されたグラスに軽くぶつける。
甲高い音が部屋に響いた。

「かぁーっ! たまらんねえ、この味。いつも飲んでる安酒なんて話にならないよ」

「それは良かった」

「ま、提督と飲んでるからってのもあると思うけどね」

「……そうか」

一息で飲み干すには勿体無い。
じっくりゆっくり味わって飲みたい。
そんな味。
これを飲んでる間は、彼を独占出来ている気がするから。

「しかしまあ、本当に物好きだよねえ」

「何がだ?」

「あたしを選んだのが。良い子なら沢山居たでしょうに」

「…………」

「ああ。意地の悪い言葉だったね。ごめんごめん。酒を飲むと愚痴っぽくなっていけない」

「……恨んでくれても構わないが?」

「いやいや。あたしも提督の事は好きだったから。これで良いんだよ、うん。さ、もっと飲んで楽しもうぜ」

少なくとも好意をぶつけた事はなかった。
駆逐艦の子の素直さを前に、臆病風に吹かれていた。

だが、彼は自分を選んだ。
勿論、そこには理由がある。
それは、二人好き合ってるから。という簡単な理由では決してない。

「……そうだな。今日ばかりは飲み明かそう」

「おっ。良いノリだねえ。潰れてもあたしは知らないからな?」

「そこは介抱してくれると助かるんだが」

「やなこった。たまにはあたしの前で寝顔を晒しやがれ。いつもいつもあたしより後に寝やがって」

「それは隼鷹の飲む速度が早すぎて、そのまま先に寝てるからだろう?」

「だーかーら、今日は同じペースで飲んでやるって言ってんのさ」

「その辛抱、どこまで保つのやら」

けらけらと笑う提督。
感情を表現する様になってから、魅力的になったとは思うが、その小馬鹿な態度は純粋に腹が立った。

「よし。提督の財布の中身を空にしてやらぁ」

まだワインの残ったグラスを突き返してから、ベッドからおりる。
傍においてあったバスローブ羽織りつつ、冷蔵庫を空けて、目についた酒を片端から抱えた。

「そんなに飲むのか?」

「酒の味はあたしが教えたんだ。これくらいの役得はあっても良いんじゃない?」

目を見張る提督の前にあるテーブルに、酒を陳列する。

「……まあ、良いけども」

「うっし。さすが提督。話が分かるねえ。お礼にわかめ酒でもご馳走してあげようか?」

「食べ物を粗末にするな」

「まあ、そうなるよね」

冗談としては言えるが、恥ずかしくて実践は無理だろう。

「提督はどれ飲みたい?」

「まだこのワインを味わいたい」

「飲み干せ。ジュースみたいなもんだろ」

言いながら自分のグラスに入った残りのワインを一気に煽る。
空になったグラスを見せて、どうだと笑ってみせた。

「……仕方ない」

意を決した様に、提督もグラスに口付けると一気にそれを傾けた。





「視界が回る」

「よしよし。よく頑張ったよ」

膝の上に提督の頭。
目を開けていたら、ただ気分が悪くなるのだろう。彼は目を瞑っている。
そんな彼の頭を労る様に撫でた。

「しかし、味は良かった」

「そうだねえ。どれもこれも絶品だったよ。連れてきてくれてありがとね、提督」

「日頃世話になってるからな」

「ははっ。罪滅ぼしの間違いだろう?」

提督の肩が一瞬だけ揺れた。

「……そうだな」

「どうだい? 罪悪感は薄れたかい?」

「一割程度は」

「そりゃいけないねえ」

「そうだな」

「でも、提督はもうあたしから離れられない」

「…………」

「あたしはそれを知ってるから、安心してあの子らの相手を任している」

それでも、嫉妬心はどうしようもないけどね、と。

「隼鷹が言うなら、すぐにでも」

「あー、ダメだよ。そんな事をしたら、あの二人が何をするか分からない。それに、提督はあたしに本気でお熱って訳でもないんでしょ」

「そんな事は」

「分かっちゃうんだよなあ、それくらい。女の勘じゃないけどね」

提督が押し黙る。
それに畳み掛ける為に言葉を紡ぐ。

「あたしなら、あの二人と関係を持っても許してくれる。そして、それが一番良い選択である事も理解して、躊躇わずにそれを選んだ」

誰かを選ぶ事で、他の子の好意を拒否し、裏で時雨と夕立が堕ちない様に繋ぎ止める。
結局、彼の一人で抱える癖は何も変わっていない。

「本当に最低」

「すまない」

「良いんだよ。あたしは現状に満足してるし。これが惚れた弱味ってやつさぁ」

笑う。
別に気にしてはいない。
彼のやっている事は理解も出来るし納得も出来る。

それくらいには大人であるつもりだ。

けれど、そんな現状維持がいつまでも続く筈がない事も分かっている。

「ま、あたしは提督の傍に居られるだけで幸せだから。提督が壊れる時は一緒に壊れてあげるよ、ちゃんとね」

これはどっち付かずの二人が抱える共通の罪の烙印。

一蓮托生。
運命共同体。

うん。
見方を変えれば、これは。

夫婦って言っても良いんじゃないかな。

僕なりの純(粋なまでに歪んだ)愛
まあ、ジャブみたいなもんです。多分

夕立のパーティの時に、時雨に乱入されたらの話
多分、まだ壊すには早いようふふとか言って、無理矢理こじつけたとは思います
多分、我ながらねーわって展開にしたと思うので、取られなくて助かりました。はい

ヤンデレしか居ない鎮守府とか考えたけど、閲覧注意すぎるから御蔵入り

エンディングは思い浮かんだ順に適当に
天津風は最後にしたい気もする

「ねえ、天津風、島風」

始まりはそんな一言。

「何かしら?」

「おぅっ! なんでも聞いてー!」

それは彼女達との距離が埋まったお陰で、気付けた事。

「雪風の事なんだけど」

「雪風? あたしは同室ね」

「雪風ちゃんがどうかしたの?」

雪風と特別仲の良い二人なら知ってるのかもしれないと、そう考えただけで深い意味はなかった。

「あの子のーー」

口を開く。

「笑顔以外って、見た事ある?」

これは雪風の核心に触れるお話。

一目見た時に理解した。
この人は自分と同じ孤独を知る人だと。

「しれぇ! 遊びましょう!」

だから、懐いた。

「……その前に自己紹介を頼む」

「陽炎型駆逐艦、八番艦の雪風です! 宜しくお願いしますっ!」

「ああ、先日着任した陽炎型か」
 
「はい!」

「宜しく頼む。君の働きに期待している」

他人と深く関わらず、自分の領域を決して侵させない。
孤独を好んでなんかいないくせに、それは仕方のない事だと諦めている。

全くもって、自分と同じ。

艦船であった時は幸運艦と言われていた。
乗組員の練度と自前の運の良さもあって、参加する海戦全てにおいて生き延びた。

ーー味方という犠牲を払って。

「雪風」

「なんでしょう?」

死神。
それが、自分で自身に下した評価。
生き延びる為に、他人の命を刈り取る存在。

自分ですらそう考えるのだ。
僚艦であった姉妹達がどう考えるのか、想像に難くない。

「貴女、なんでいつも笑ってるの?」

「しれぇと居るのが楽しいからです!」

故に恐れた。
色んな相手から恨み言や敵意をぶつけられる可能性を。

表面上は何もなくても、水面下で何を思われているのか分からない。
それが純粋に怖かった。

「雪風は強いのね」

「そんな事ないですよ」

その点において、笑顔と言うのはとても便利だった。
敵を作らず、中立を懐柔し、味方を増やす。

自分は決して強くはない。
寧ろ、弱かったからこそ懸命に良い子を演じた。

「雪風」

「なんですか、しれぇ」

結果、他人が見るのは自分の被った仮面だけ。
本心から語り合える友人など居らず、頼れる知り合いも居やしない。

「貴女も私と同じだったのね」

だからこそ。
その言葉に救われたのだろう。

「私が貴女の孤独を癒してあげる。……知ってた? 孤独の深さが同じ存在って、長続きするらしいのよ」

孤独を乗り越えた存在と、未だ越えられない自分。

「雪風は変われるのでしょうか……?」

「さあ? ただ、手は差し伸べてあげる。それを掴むかどうかは貴女次第よ」

最初は同族に対する興味本意だった。
いつからだろうか、その感情が変化したのは。

「しれぇ!」

「相変わらず騒がしいな」

過去を克服した事によって得た強さに憧れを抱いたから?

「遊びましょう!」

「これが終わったらな」

きっと、そうではない。
そもそも、最初の段階から間違えている。

「しれぇ!」

「だからなんだ?」

思うに。
一目惚れ、だったのだろう。

「大好きですっ!」

「……私もだよ」

それは結局、自分はどこまでいっても女の子だったというお話。
孤独なんて、恋心が燃えている限り、感じる暇なんてないのだから。

かなり無理矢理纏めた感

最初の構想が、某スレと似たり寄ったりだったので、違うの考えたらこんな事になった

話の続きもあるけれど、それは埋めネタ候補にでも。あくまでも、エンディングは純愛だからここまで
続きは端的に言えば、雪風とくっついたのは良いけど、時雨と夕立の問題放置しちゃってるよねって事

瑞鳳が全く思い浮かばない
なんかネタくれても良いのよ(小声)

瑞鳳「わぁーっ!」

天龍「こりゃ壮観だぜ」

龍田「そうねえ」

桜吹雪舞う公園。
花見という名分を得た人々がお祭り騒ぎに興じる季節。

提督「……少し肌寒いか」

夕立「夕立が暖めてあげるっぽい」

時雨「ふふ。僕達で挟んであげようか?」

天津風「ちょっと! そこの白露型の自重しない二人! 準備を手伝いなさい!」

春雨「あはは……」

桜の木を見上げる事が出来る場所、且つ空いているスペースにレジャーシートを広げ、風で飛ばないように荷物を重し代わりに置いておく。

雪風「良い匂いが沢山します!」

提督「ああ。出店があるからな。こういう騒ぎに便乗して、稼げる時に稼いでおくんだろう」

大和「あの、提督……」

叢雲「ダメよ。我慢しなさい」

伊19「でも、気持ちは分かるのね」

まるゆ「お腹が減ってきますぅ」

その匂いにやられたのだろう。
申し訳なさそうに眉根を下げる大和。
その目は出店が立ち並ぶ路地と提督を交互に移動している。

瑞鳳「大丈夫! 大和さんを満足させるくらいの量は作ったから!」

時雨「本当は提督以外には食べて欲しくないんだけどね。仕方ないや」

春雨「お姉ちゃんはもっと口を慎んでっ!」

天津風「春雨ほど上手くはないけど、あたしも頑張ったのよ?」

龍田「うふふ~。私の竜田揚げ、美味しいわよぉ?」

叢雲「これくらいなんともないわ」

料理が出来る少女達が、荷物から次々と弁当箱を始め重箱や水筒を取り出す。

提督「重箱って……」

大和「大和、食べます!」

天龍「待て待て待て待て。まだはええよ!」

夕立「花より団子っぽい」

雪風「花びらが弁当に入りそうですね!」

伊19「イクの花弁も提督に食べて欲しいの」

まるゆ「イクさんにも花びらがあるんですか?」

一方、料理が出来ない組は目を輝かせたり、それを止めたり、誘惑したりと様々である。

瑞鳳「提督は飲み物、何が良い?」

提督「お茶でいい」

大和「この水筒には何が?」

春雨「スープです」

龍田「春雨スープね」

時雨「僕は提督と同じコップを使うから」

天津風「張っ倒すわよ」

夕立「コーラ! コーラ!」

雪風「雪風はカルピスが良いのです」

伊19「イクは~、提督の」

叢雲「お茶でいいわね?」

まるゆ「叢雲さん、目が笑ってないのですぅ……」

隼鷹「花見なんだから酒だろ~?」

天龍「おい、いつの間に来やがった」

隼鷹「花見の席にあたしを呼ばないとは、提督も偉くなったもんだなー、おい」

提督「摘まみ出せ」

隼鷹「冗談です! あたしも仲間に入れてください!」

提督「周囲に迷惑はかけるなよ」

隼鷹「はい! 心に刻みます!」

瑞鳳「提督、音頭お願い出来る?」

提督「仕方ないな。全員、飲み物は持ったか?」

提督の問いに様々な返事。
それを見届けた後、提督は手に持つコップを掲げる。

提督「それでは、乾杯!」

「「「「かんぱーいっ!」」」」

少女達の笑顔が弾けた。





「あれ、提督。出掛けるの?」

花見という名の享楽を終えて数時間。
執務室の扉の前で、外套を羽織った提督の姿を見つけた。

「桜の見所は灯りに照らされた夜桜だからな。瑞鳳も一緒に行くか?」

「でも、あの公園はここから結構離れてるよ?」

「桜ならこの鎮守府の中にもある。数は少ないが、それで十分だ」

昼にある程度は堪能したからと。
彼は笑った。

「なら、私もお邪魔しようかな。元々、提督に用があったしね」

「ふむ。その抱えるタッパーから察するに、私の部屋で酒でも飲む気だったのか?」

「いけない?」

「いいや? なら、酒も少しは持っていくか」

「やったっ。久し振りの二人の時間だね」

二人して執務室に戻り、適当な酒瓶とグラス片手に抱える。

「隼鷹に感謝だな」

隼鷹が持ち込んだ酒。
それを春雨が酒と気づかずに飲んだ。

「そうだね。じゃ、夜桜観覧と行こー」

酔った春雨は、まず姉の二人に酒を飲ませた。
余程鬱憤が溜まってたのだろう。強引に飲ませていた。

その後、犠牲者は着々と増え、残ったのは酒に強い隼鷹、酒を嗜む大和と瑞鳳。既に退避していた天龍と龍田だけだった。

「おいおい。あまり引っ張るな。落としてしまう」

「夜桜は逃げないかもだけど、二人きりの時間が減っちゃうから。ほら、急いで急いで」

そんな訳で、駆逐艦という邪魔者が居ない今こそ、提督を独占する数少ない機会である。

「私、提督の為に玉子焼き作ったんだよ?」

「それは良い肴になりそうだな」

「でしょ?」

いつまでもこうして、彼に料理を振る舞えたら良いな。
と、私は思うのでした、まる。

スランプっぽい
というか、提督からの好意分かりにくいな。瑞鳳エンドと言うより、大団円に見えてしまう

まあ、良いか

次は泳ぐ18禁に18禁な事します
その後に上位四組ですね

何度も言いますが、僕は純愛の方がヤンデレより好きです。はい
でも、ヤンデレのが書きやすいんです。なんででしょうね

それはちょっとした出来心。

「提督、今日のオリョクルが終わった……の、ね?」

執務室の扉を勢いよく開いた先、視界に飛び込んできたのは椅子に深く腰掛けて眠る提督の姿だった。

「むぅ。イク達に働かせておいて、自分だけおねむとは良い御身分なのね」

潜水艦の皆で書き上げた報告書。それを旗艦である自分が持ってきたのだが、お疲れ様の一言もなく眠る提督に、少しだけ腹が立った。

「提督ー。提督ー? 起きないと悪戯しちゃうの。良いのー?」

呼びかけても提督の肩は規則正しく上下するだけ。
もっと近くで声を掛けるべきかと、眠る提督に近付く。

「あはっ、涎が垂れてるのね。提督ってば、子供なのね」

感情を表に出すようになったとは言え、彼女の厳しさは普段から変わらない。
だが、そんないつもの鉄仮面とは違い、寝顔はとても穏やかだった。

「こうして見ると、可愛い女の子にしか見えないの。……いつもお疲れ様なのね」

だからだろうか。
先程まで感じていた怒りはどこかへ消え去って。
時間を空けてからまた来ようと、報告書だけ机に置いてから、ふと気づく。

「今なら何をしてもバレない……?」

本当に出来心だった。
提督に想いを寄せる子が沢山居る事も知っていた。
魅力的な彼女達に比べたら、いつも提督をからかうだけの自分なんてと、どこかで諦観していた。

「提督。イクは頑張ったご褒美が欲しいのね。だから、一度だけ……ごめんなさいなの」

他の子にない秘密が欲しかった。
それさえあれば、嫉妬を優越感で上書き出来ると思ったから。

眠る提督の顔に、自分の顔を寄せる。

今起きてくれたら、まだ冗談で済む。
笑い話で済む。
いつものように誤魔化して、からかってそれで終わり。

「れろ……んっ」

けれど、その願いは届かず。
口の端から溢れる涎、舐めあげてから彼女の唇に、自身の唇を押し当てた。

「えっ……?」

変化は突然だった。
軽い音と共に提督の姿が煙に包まれる。

何事かと驚いた伊19は、そこから離れようとして、煙の中から飛び出してきた腕に手首を掴まれた。

「悪趣味な仕掛けだ。本当に最後の最後まで迷惑を残してくれる」

「てい……とく、なの?」

「それは間違いない。だが、一ヶ月程あの姿だったせいで、この視線の高さに違和感があるな」

やがて晴れた煙の先。
そこには苦笑浮かべる男性の姿の提督が居た。

「元に戻ったのね!」

「誰かのお陰でな」

言われて気づく。

「……いつから、起きてたの?」

「さあ」

「そ、そろそろ離して、なの」

「それは何故?」

「報告書は出せたから、もう提督に用事はない、なのね」

「ほう。イクは上司の唇を無断で奪っておいて、何の処罰もないと考えているのか」

やはり、起きていた。
頬が朱に染まっていくのを自覚しつつも、なんとか言葉を捻り出す。

「さ、先に断れば、しても……良いの?」

「構わないが?」

即答である。

「え、えっと……その、なんで、なの?」

「ふむ。強いて言うなら、イクの事が好きだから、だろうな」

なして、この人はこうも直球をぶつけてくるのか。
きっと、今の自分は耳まで真っ赤な事だろう。

「う、あ……。ま、待つのね。提督の周りにはもっと良い子が……」

「そうか。イクは私を繋ぎ止める自信がないのだな」

正直に言えば、自信はない。
だが、彼の言葉に含まれた挑戦的な物言いが、負けず嫌いの心に火を着けた。

「イクを」

「ん?」

「イクを舐めないで、なの。提督をイクの魅力で骨抜きにしちゃうから、覚悟するのね」

掴まれた腕を払い、歩き出す。
目的の場所は、執務室に隣接する彼の私室。

「イクが自主的に罰を受けてあげるのね。こんなサービス、滅多にしないから感謝するの」

扉の前で顔半分だけ振り返る。
そして、恥ずかしさを精神力で押し殺しつつ、精一杯の誘惑を。
視線の先に居る提督は、小さく笑うと椅子から立ち上がった。

私事ですが、うちの鎮守府に漸く鈴谷が着任しました
熊野との練度差70あるんだよなあ……

俺たちの戦いはこれからだ!エンドっぽくて、18禁行為してないけどそこそこ満足している
可愛いイクが書けてたら良いな。と思いつつ
提督のキャラが定まらない。誰だコイツ

ちゃんとキスして戻してるんですよ。他の子達も、うん。描写しきれてないけど

続きは気長に待っててくれれば助かります

「んっ、ちゅ……あむっ……」

薄暗い閉めきられた部屋で、唇を交わし合う。

「れろ、ん……ふっ……んんっ」

ベッドに腰掛ける提督の膝の上。
向かい合う形で、お互いに唇を貪る。
既に伊19の水着の肩紐はずらされていて。腰の辺りまで引き下ろされている。

「ぁんっ、れる……ちゅっ……んむっ」

舌と舌が絡み合い、室内には淫靡な水音が響く。

「ねえ、提督。イクのおっぱい……どう?」

唇を離して問う。
熱で潤んだ瞳は蠱惑的。
見つめられ、つい逃げた視線は外気に触れる豊満な乳房で止まる。
戦場に出ていると言うのに、その白い肌には傷一つなくて。

「綺麗だ」

「……いひっ。好きなだけ触って、いいのね。これは罰だから、イクは何も言わないの」

嬉しそうに笑う伊19の顔は、薄暗い室内でも分かる程、真っ赤である。
そんな彼女の胸元に掌押し当ててみる。

「ひゃうっ! て、提督……?」

「心臓、凄い勢いだな」

「も、もしかして聞こえてるの?」

「いや。ただ、無理をさせてるのではないかと思ってな」

掌の先、早鐘を打つ心臓に、少しだけ心配になる。

「それは杞憂なのね」

「そうか?」

胸元にある提督の手に、伊19は自分の手を重ねた。

「これは、これからされる事に期待してるからなの。ワクワクドキドキってやつなのね」

勿論、恥ずかしいという気持ちもあると付け加えながら笑う少女が、とてもいじらしくて。

「だから、提督は何も気にしなくていいの」

重なった手が、彼女の乳房へと移動する。

「今はただ、イクに罰を与える事だけを考えて欲しいのね」

漸く気づく。
既に彼女の魅力に骨抜きにされている事に。
伊19に誘われるがままに、乳房に添えた手に力を込めた。

「んっ……もっと、強くしても……ぁん、大丈夫なの」

掌に伝わる柔らかな感触。
言われた通りに力を強めると、一層指が深く沈んだ。

「んあっ! そ、そんな……んんっ、感じ、なの」

「……手慣れてるんだな」

と言うより、刺激に慣れていると言った方が正しいか。

「た、たまに、ふぁっ、自分で……その、あんっ、してる、のね」

「なるほど。なら、もう少し乱暴にしても大丈夫か」

「ふぇっ? やっ、んんんっ!」

言葉と同時、伊19をベッドに押し倒す。
そして、上から押さえつける様に両手で胸を揉みしだいた。

「あぁんっ、て、ていとっ、あっ、んぁっ」

掌と指先を動かす度に艶やかな声色で少女が鳴く。

「あ、はぁっ、も……もっと、好きにして……いいの。提督の好きな、ように」

眼下で息を荒げながら伊19が微笑む。
我慢出来ずに、その唇に吸い付いた。

「んっ、ちゅ……んあぁぁぁっ!」

掌に感じる確かな硬さ。
存在を主張する乳房の先端、軽く指で弾くと少女の身体が跳ねた。

「あっ、はぁぁんっ、まっ、やぁんっ、んんんんっ!」

先程までとは違う反応に気が良くなる。
もっと彼女を乱れさせたくて、余裕をなくさせたくて、桜色の乳首に唇寄せる。

「やっ、ていとっ、んあぁぁ、吸うの、ダメなのぉっ!」

敢えて音を立てた。
彼女の両手が頭に添えられる。
だが、抵抗は微々たるもので。
今度は軽く甘噛みしてみる。

「んぁっ、やだ、んんっ、それ、あっ、やぁっ!」

「も、ダメっ、ふぅぅん、あ、ああんっ、きちゃう、きちゃうのねっ!」

「ぁん、んっ、イクっ、もう……イクっ、んああっ、イクのぉぉぉぉっ!」

一際大きく少女の身体が跳ねた。
そこで漸く口と手を離す。

「はぁ……はぁ……。けほっ……」

「……大丈夫か?」

「んふっ。気にしなくて、いいのね。次はイクの番なのっ」

呼吸を整えた彼女が起き上がった勢いで、そのまま体当たりを。
それをモロに受けて、今度はこちらが押し倒される形となった。

「待て、何を」

「イクがご奉仕してあげるの」

少女の手が股間に這う。
彼女の痴態を見せつけられた影響で、肉棒はズボンの下で窮屈と言わんばかりに存在を主張している。

「いひっ。提督の魚雷、今にも爆発しそうなのね」

両手で衣服の上から擦られる。
刺激自体は微弱な物。だが、女になっていた時には決して味わえなかった快感。

「っ……」

「提督、苦しそう。イクがちゃんと、楽にしてあげるの」

バックルに手を伸ばし、ベルトを緩める。
そして、下着と一緒にズボンを膝下辺りまで引き下ろした。

「あはっ。これが提督の魚雷なのね」

竿に伊19の指が絡み付く。
しなやかな掌の感覚に、肩が一瞬揺れた。

「先から何か出てるの……れろっ」

「っぁ……!」

不意打ちに腰が浮いた。

「い、痛かったなの?」

「……いや。問題ない」

「そうなの? なら、続けるのね」

伊19の手が緩やかに上下に動き出す。

「頂きます、なの。あむっ」

「く……ぅあ……」

ついで、肉棒を包み込む生暖かな感覚。

「んっ、んむっ……じゅる、ぷはっ」

「おっきな魚雷なのね。それに、少ししょっぱいの。ちゅっ、んんっ、ちゅるる、んぁっ」

「じゅるる、んん、んじゅっ、じゅぽっ、じゅぷっ……んー、でも嫌いじゃない味なの、ちゅるっ」

「っ、イク、それ以上は……っ」

一度は口を離したものの、コツを得たのか徐々に激しくなる口淫。それに連動して竿を擦り上げる手の動きも速度を上げる。

「ぷはぁっ。このまま口に全部出していいのね。……顔にかけてもいいよ?」

伊19の唾液が肉棒を濡らした為に、手が上下に動く度に卑猥な音が響いた。

「イクはどうしたいんだ?」

「いひひっ。んちゅ、じゅっ……ちゅぱっ、じゅるるっ、じゅぷっ、じゅぷっ……」

聞き返したら、これが答えとばかりに再び肉棒を咥える。

「ぅあ……もう……」

「うんっ、じゅぽっ、んむぅ、らひてっ、おくひにいっはい……らひてっ、じゅるるっ、んちゅる」

「っ、うあ。で、出るっ」

込み上げる射精感。
堪える事は出来なかった。

「んむぅぅぅぅっ! んぐ、んっ、んっ、ん……ちゅぅぅっ」

少女の口内に白濁液をぶちまける。
肉棒は何度も脈動を繰り返し、その度に欲望を吐き出す。
伊19はそれを献身的に受け止め、喉を鳴らして飲み込んでいく。
最後に足りないとばかりに、吸い上げるおまけつきで。

「んあ……、待て、出した後は」

「ちゅるっ、じゅぷっ、んむっ、ぷはっ。これが、提督のせーしの味なのね。イク、覚えたの」

口を離し、笑み浮かべる少女。
その唇の端から、飲み込みきれなかったであろう精液が一筋の線となって、顎へと零れ落ちた。

「そんなの覚えなくて良い」

「ねえ、提督」

半端に脱げた水着を完全に脱ぎ捨てて。
上体起こした提督にすり寄る。

「なんだ」

「イクの身体の味も覚えて欲しいのね」

「……優しくは出来ないからな」

「んふっ。望むところなの」

そう言って上唇を舐める少女は、どこまでも妖艶だった。

「あはっ、あれだけ出したのに、まだ元気一杯なの」

ベッドに身体投げ出す少女の指が、肉棒に再び這う。

「今からイクの中に、この太くて大きな魚雷が入ってくるのね。考えただけで、ゾクゾクしちゃうの」

その先端で秘裂を擦る。
既に愛液で溢れたそこは、肉棒の侵入をすんなりと受け入れるだろう。

「ぁん、提督。このまま、来て……」

「ああ」

手が離れると同時に腰を進める。
だが、肉棒の先端が沈んだ辺りで、何か抵抗の様な物を受けた。

「んんんっ!」

「イク、お前……」

「いひっ……。イクは大丈夫、なの。だから、遠慮は要らないのっ」

「だが……」

「逆に、今の状態の方が辛いのね……。提督、お願いなの。一気に、全部、欲しいのね」

苦悶に表情歪ませる伊19。
せめて、少しでも安心してくれればと、彼女の両手に自分の手を重ね、握りしめる。

「辛かったら本気で握っても構わないからな」

「……そんな事したら、提督の手が、折れちゃうの」

「そうなったら治るまで看病してくれ」

「……ふふっ。任せるのね」

少女の身体から力が抜ける。
それに伴い抵抗も緩む。

「んんあぁっ、あぁっ、んんんっ!」

最奥まで貫くつもりで、一気に腰を沈めた。

「っはぁ……んはぁ、んくっ……お腹の中に、提督を感じるの……」

「イク、愛してる」

「んふっ。ムードも、へったくれもっ、ない……のね。だけど、イクも、提督の事……愛してるのね」

「……すまない。やはり、優しくするのは無理なようだ」

「あは。好きに使ってくれて、いいの。この身体は、もう提督の物なのね」

理性の箍が外れた。

「んっ、んっ、あぁんっ……んふぅっ、んんっ、やぁんっ」

「イクの、んはぁっ、奥にっ、コツって、んあっ、当たって、るのっ」

「あっ、あんっ、ていとっ、好きっ……好きっ、んんんっ!」

部屋の中に腰を打ち付ける音と、少女の奏でる嬌声が響く。

「んあぁっ、はぁんっ、ちゅーしてっ、んやぁっ、欲しいのっ」

「んんっ、ちゅる……あむっ、んむぅぅぅっ!」

絡めた手を離し、伊19の華奢な腰を掴む。
そして、先程よりも激しく、深く中に肉棒を捩じ込む。

「ああぁんっ! やっ、それっ、はげしっ、のぉっ! はぁぁんっ、だめっ、んあぁぁっ!」

「くっ、私も気持ちが良すぎて……」

「んぅぅぅっ! い、いいの、イクの中に……らひて、らひてぇっ! てーとっ、せーしっ、ちょうだっ!」

腰を引かせまいと、少女の両足がまるで拘束する様に絡む。

「やあんっ、んはぁっ、んんっ、んあぁぁぁぁっ!」

「っ! うあっ!」

伊19が限界迎えると同時に膣壁が収縮する。
圧迫し、締め付ける様な快感に堪えきれずに白濁を流し込んだ。

「んあぁっ、二度目、なのに……一杯なのね、んんっ……」

「んぅっ、ふぅっ……お腹が、はぁっ……温かいの……。提督ってば、出しすぎ、なの……」

肩を上下させつつも、自分のお腹を撫でて笑う。
快感の余韻に浸る少女は、どこか儚げで。

「んっ、どうか……したの?」

思わず抱き寄せた身体。
不思議そうに伊19が問いかける。

「離したくないんだ」

「…………いひひっ」

「イク……?」

「元に戻っても、提督は子供のままだったのね」

「……そうかもしれない」

「大丈夫なの。イクはどこにも行かないの。ずっと、提督の傍に居るのね。ずっと、ずーっと、イクが守っていってあげるの」

中に感じる肉棒は、あれだけの精液をぶちまけたと言うのに未だに硬さを保ったまま。

「んふっ。ちゃんと罰を受けたから、今度はご褒美が欲しいのね」

言いながら提督を押し倒し、髪を結ぶリボンを解く。
解かれた髪は重力に従い、背中に垂れた。

「えへへっ、どう?」

「……凄く、綺麗だよ。大人に見える」

「提督が子供だから、丁度いいのね」

「……そうだな」

「イクの大人の魅力で、提督を沢山振り回してあげるの」

その初めの一歩はこの三回戦。

「イクは提督の物だけど、提督もイクの物なんだからね?」

とても魅力的な笑顔を浮かべて、少女は言うのであった。

アニメのEDを眺めてて思ったんですけど、夕立の太股を凄く撫で回したい
夕立が無知であれば、尚良い
なんでうちの夕立は病んでるんでしょうね

処女が無理してリードするって書きたかった
無理してたのは僕だった

本当はアニメの後に投下して、これでも見て落ち着けよってやりたかったんだけど、明日早いために断念しました
次は天龍龍田コンビかな、多分

「俺の名前は天龍。フフーー」

艦娘になって初めて目にしたのは、仏頂面でこちらを睨み付ける提督の姿。

(こええよ!)

お世辞にも初印象は良いとは言えなかった。

「笑った理由は?」

「いや、その……ごめんなさい」

「……ふむ? まあ、良い。これで龍田も喜ぶだろう」

無表情は変わらないが、どこか安心した様に。
それを見て、印象が少しだけ変わったのを覚えている。

「お、龍田が先に居るのか?」

「そうだ」

「へえ。艦娘になった龍田か。……想像出来ねえな」

「あら~? それはどういう意味かしらぁ?」

「げぇっ! お前、龍田か!」

「初対面でも分かる物なんだな」

「姉妹の絆よぉ~」

「……丁度良い。天龍の案内を頼む」

「分かったわ~。提督は?」

「私はやることがある」

「そう。じゃあ、天龍ちゃん、付いてきてね~?」

「ちゃん付けはやめてくれよ……」

これが初対面の内容。
取り立てて語る所もない、話しにする事すら烏滸がましい事。

提督が他の鎮守府の提督と違うと気づいたのは、それから数ヶ月後だった。

「提督、この後龍田と出掛けるんだが、付き合ってくれないか?」

「私は忙しいんだ」

「なんだよ。付き合い悪ぃな。たまには息抜きでもしようぜ」

「必要ない」

他にも秘書艦をしていた時に、金剛が執務室にやってきた事もあった。

「提督ぅ! 目を離さないでって言ったのにぃっ! 私に構わないって、どういう事デスカ!」

「天龍。奴を止めろ」

「天龍! 止めないでくだサイ!」

「……どうしろと」

他人から距離を取り、孤高を気取る。
そんな生き方。

何故、人に頼る事を悪としていない世界で、そんな選択をしているのか。
理解出来ない。

だが、憧れた。
その芯の強さに。
誰の手も取らずに生きる事を選択した生き様に。

新しい艦娘が着任する度に、自身の弱さが嫌になる。
だが、彼みたいな生き方が出来るのならば、それを変えられるのではないか。

そう考えてから、誰よりも心が強くあろうと努力した。
目標に少しでも近づくために。

故に許せなかった。
気高く手の届かない位置にあった目標を、地面に叩きつけた存在が。

「ふぅ。なんとか脱出完了です。夜の駆逐艦はしつこいからいけないですね」

二階の窓から飛び降りて、衝撃上手く殺しながら着地する憲兵。

「あら、知らなかった? 夜なら軽巡の方がしつこいのよぉ?」

「っ! これはヤバい人に見つかってしまいましたね」

「ここから先は通行止めだ。営倉なんて生温い。今ここで再起不能にしてやる」

「愛されてますねえ、ホント。だからこそ、壊し損ねたのが……おっと、冗談ですので、その物騒な武器を下ろして欲しいのです」

へらへらとしたおどけた様な笑み。抵抗の意志はないと両手を挙げてはいるのだが、どうも胡散臭い。
何より、心の底から苛立った。

「死ね」

「ふふっ。血祭りにしてあげるわねえ」

躊躇はない。
幾多もの深海棲艦を沈めたのだ。今更、人間紛いの一人や二人、殺した所で何の感慨もない。

「ーー武器を下ろしなさい」

手に持つ艤装。
それを憲兵目掛けて突き出そうとした瞬間、声が響いた。

「チッ……」

「あらぁ、良いの~?」

二階の窓から顔を出し、三人を見下ろす少女。

「なんで止めるんだよ」

「バカね。貴女達が手を汚す必要はどこにもないのよ」

「あははっ。隙を見せるなんて甘いですね、提督さん」

「ええ。存分に理解してるわ。だから、さっさと目の前から消えてくれないかしら? 一応、見逃してあげようかなと考えるくらいには感謝してるのよ?」

「……は?」

「あら、意外だった?」

窓枠に肩肘ついて、掌の上に顎を乗せながら優雅に笑う。

「おい、誰だあれ」

「間違いなく提督の筈よぉ……」

初めて見た提督の笑顔。
美しいと感じる反面、何故か恐怖を覚えた。

「貴女が私に教えてくれたのよ? 絶対的な優位に立つ素晴らしさを」

口角が更に吊り上がる。
年齢に相応しくない歪んだ笑みだった。

「だから、貴女を逃がしてあげるの。私の気が変わらない間に何処へでも行きなさい」

それは力の上下関係を明確にする宣告。

「……どういうおつもりですか?」

「これ以上、話す事はないわ。消えなさい」

「……後悔しますよ?」

「しないわ。それにもし、その顔をまた見せたら、今度はちゃんと踏み潰してあげるから安心なさい」

「っ……」

肌が粟立った。
その場に居合わせているだけの自分達ですら恐怖を感じるのだ。
直接その瞳に見下ろされる憲兵が、いつもの余裕をなくしてたじろぐのも無理はない。

「て、天龍ちゃん……」

「は、はは……。遠くに行きやがって……」

空を自由に駆ける鳥に憧れた。
地に落ちた鳥に手を伸ばした。
鳥は傷を癒すと前より遥かに上空を飛んだ。

「チッ。こんなとこ、こっちから願い下げですよ!」

なんとか金縛りから脱した憲兵が身を翻す。

「さようなら、クソッタレさん」

その背中に少女は小さな声で投げ掛けた。





「うっし。業務終了だぜ」

「お疲れ様、天龍ちゃん」

「別に私一人で十分なんだけど、一応礼は言っておくわ」

空を高く飛ぶ鳥は、たまに彼女達の元に帰ってきた。

「いやいや。俺しか働いてなかっただろ! お前は龍田に膝枕されてるだけじゃねーか!」

「子供の身体ってご飯の後は眠くなるの」

「自分の部屋で寝ろよ!」

「あらあら、荒れてるわねえ、天龍ちゃん」

真面目に働いていたのは自分だけなのに、この言い分である。

「昼から出掛けるって約束したじゃねえか!」

「これくらいの業務なら、貴女一人に任せられると信頼してたの」

「て、提督……って、騙されるかあぁぁぁっ!」

「チッ」

面倒臭いと言わんばかりの表情浮かべる提督。
何故だ。正義はこちらにある筈なのに。

「まあ、良いじゃないの~。まだお昼を少し過ぎたくらいよぉ?」

「時計の長針が三周する程度には過ぎてんだよ!」

「まあ、約束はちゃんと守るわ。今から準備するから、貴女達も部屋に戻りなさい」

起き上がる提督。
あくまでも自分のペースを崩さないその姿勢は、色んな意味で尊敬する。

「ああ、そういえば」

私室に戻る直前、提督が振り返る。

「なんだよ」

「何かしらぁ?」

まるで今日の天気でも告げるように。

「愛してるわよ、二人とも」

しかし、平坦な口調で言われたとしても。
それが嬉しく感じる程度には、この少女に惚れ込んでいるのであった。

兄貴と私!
アニメは榛名が可愛く動いてくれただけで満足です

天龍龍田というより天龍エンド
でも、龍田視点って書くの超難しそう
安価で選ばれなかった事を利用していくスタイル

次はヤンデレコンビ
前回の影響でネタが真面目にないので、何かリクエストとかこう言ったシチュを取り入れて欲しいとかがあれば
拾える物は拾います

男性女性2パターンあるから、結構拾えるんじゃないかなー、多分

「えーっと、この書類はこっちで……これは司令官の判子が必要で」

桃色の毛先が少女の動きに伴って揺れる。
その度に鼻孔を擽る優しい匂いがした。

「あ、これはもう要らないから後で一緒に纏めておこう。ふう……忙しいです」

忙しない動きが細々と吐かれた息と共に止まる。
そして、机の上に置いてあるティーカップに手を伸ばした。

「休憩するなら下りて欲しいんだが」

それを眺めながら、膝の上の春雨に言う。

「嫌です♪」

身体ごと振り返った彼女に、とても良い笑顔で断られた。

「……効率が悪いだろう?」

「もう! 司令官は女心が分かってないですね!」

何故か怒られた。
もっとも、頬を膨らませた時点で威圧感は欠片もなく、可愛らしいだけなのだが。

「もうすぐお昼ですよお昼」

「……それが?」

「私、そろそろ料理の準備をしないといけないのですよ?」

「そうだな」

春雨の言いたい事を漸く理解する。
料理を作るためには、当然厨房に移動する必要がある。

「こうやって一緒に居られる時くらい、甘えても良いじゃないですか」

先程まで怒っていたと思えば、一転して拗ねた表情に。
こんな風に様々な表情を彼女が見せる様になったのは、つい最近の事で。

「……変わったな、本当に」

今まで、彼女は他人に気を遣って自分の意見を押し殺していた。
だが、心で秘めていた想いを提督に打ち明けてから、春雨の根底は変わった。

「我が儘な私は嫌いですか?」

「まさか」

「ふふ、即答なんですね」

「……そうだな」

「……誰にも負けたくなかったんです。誰にも取られたくなかったんです。大好きな司令官を」

それは醜い嫉妬心。
少女の中の汚い部分。
誰にも見せたくはなかった彼女の漆黒の本心。

「天津風さんも時雨お姉ちゃんも夕立お姉ちゃんも天龍さんも龍田さんも誰も彼もが邪魔でした」

だが、その心に突き動かされて彼に告白したのもまた事実。
故に、その想いもまた少女を構成する大事な気持ちの一つ。

「だから、独占したくなったんです。……ごめんなさい、司令官。春雨はとても悪い子なのです」

「そうか」

ぽふっ、と。
少女の頭に軽い衝撃。
その弾みに被っていた帽子が床に落下した。

「……?」

「春雨は悪い子だったんだな」

「そうですね」

春雨の髪の毛に指を滑らせる。
艶やかな桃色の髪は心地の良い手触りをしていた。

「なら、業務中に休憩するのも仕方のない事だ」

言い訳にしては下手くそすぎる。
春雨は一瞬だけ目を丸くするも、すぐに華が咲いた様に笑った。

「悪い悪い春雨を、司令官が良い子にしてくださいね?」

これから暫く、彼女と身体を重ねる時の理由にお世話になりそうな言葉だった。

ヤンデレの文章が浮かばないから春雨先に考えてみよう
ってやったら、春雨はスラスラ書けた

悪雨とか特に意識してなかったけど、なんか書いてる間に春雨が病み始めて、それを途中で止めたらこうなった
悪い子お仕置きHは伊19の二番煎じにしかならぬ。容赦なくカットだ

冬イベはアニメの影響で新規増えたし簡単だろうと信じてるよ!
次こそヤンデレコンビ。心が折れたら先に天津風

「うふっ」

それは狂気を纏った笑みだった。
魚雷管から魚雷を掴み取ると、そのまま拳を握って敵の顔面に叩きつける。

「おまけっぽい」

左腕の肘から先と一緒に敵が吹き飛んでいく。
至近距離の爆発で聴覚も麻痺しているが問題はない。
受け身も取れず障壁が剥がれた相手に砲撃を叩き込む。
撃たれる度に身体を揺らしていた敵だったが、やがてその動きを止めた。

敵ーー名前はなんと言っただろうか、確か艦種は戦艦に分類されていたが、思い出せない。
一瞬だけ、記憶を掘り起こす作業に入ろうとして、ここはまだ戦場である事を思い出し、やめた。

「まだまだパーティは終わらないっぽい」

まだ腕が一本と足が二本ある。これだけあれば、後三隻は食らい尽くせるだろう。

彼女は気付かない。

今しがた彼女が倒した敵こそが、敵艦隊の中核であり最終兵器である事に。
戦いはその数分後に、海域制圧という結果で終わった。

顔の半分を削がれ、身体中穴だらけとなった敵戦艦は、二度と海上に浮かんでは来ず、彼女の装束であった黒い布の切れ端が、海面を寂しく漂っていた。

「んっ、そう……。もう鎮守府の近くなんだ。っ、ふっ、負傷者はそのままドックに行って良いよ。ぁんっ、ほ、報告はまた明日で」

旗艦であった子との二三の会話を経て、通話を切る。
こちらの被害は一人を除き小破未満。
上々と言えるだろう。

「ああ、ごめんね。提督を焦らした訳では、んぁっ、こ、こらっ、ダメだよ、んんっ!」

椅子に座る提督の上で黒髪の少女が跳ねた。

「あっ、あっ、ま、待って……! ダメ、ダメだって! んぁぁぁっ!」

スカートで隠れていて傍目からは分からないが、何をしているのかは一目瞭然で。

「あぁーっ! 時雨ってば、ズルいぃぃっ!」

突如開く執務室の扉。
片腕を失った夕立が、二人の様子から一瞬で察して叫ぶ。

「んっ、お帰り夕立」

「お帰りじゃないよ! 夕立だって仲間に入りたいっぽい!」

「んー、それがね……」

気まずそうな時雨。
苦笑しながら、ゆっくりと腰を浮かすと膣に収まりきらなかった白濁液が溢れ出た。

「えっ、もう出しちゃったっぽい?」

「僕はダメって言ったんだけどねえ」

「えぇーっ。せっかく、提督さんに沢山褒めて貰おうと、頑張ったのになあ」

口を尖らせて夕立が拗ねる。

「……そういう事だから、先にドックに行きなよ。不便でしょ、片手じゃ」

「とか言って、もう一戦する気っぽい」

「あはは、しないよ。だって、彼は僕達二人の物なんだから。ちゃんと分けあわないと、ね?」

提督の上から身体を退ける。
下着を身に付けていないために、零れた精液が太股を伝い足首へと垂れていった。

「あはっ。さっすが、時雨。話が分かるぅ♪ じゃ、治してくるっぽい」

「あ、その前に……」

「これでしょ? ちゃんと回収したよ」

「うん、有り難う。じゃ、僕も厨房に行こうかな」

夕立から手渡されたのは、提督のご飯の材料。
それを片手で持つと、時雨はそこで夕立と別れた。





「提督、ご飯が出来たよ」

数十分後、出来た料理を持って執務室に。
料理が乗った盆を机に置いてから、提督に咬ませていた猿轡を外す。

「よく噛んで、ゆっくり食べてね?」

よく焼けた肉を一口サイズに切り分けてから提督の口に放り込む。
言われた通り、提督は存分に咀嚼を繰り返してから飲み込んだ。

「美味しいかい?」

問う。
提督が頷く。
笑う。

時雨の作る料理は魚がメインな事が多い。
彼女が肉料理を作る事は滅多になく、たまに作ったとしても、それは決まって夕立が出撃している時に限られた。

厳密に言えば、夕立が五体の内、どこかを欠損している時に限られていた。

「ふふっ。本当の事を知ったら、どうなるのかな」

提督の視界は塞いでいる。
今食べているのが、夕立の一部分である事を彼は知らない。

事実を知ればどうなるのか、とても気になる。
発狂して壊れるのか、それとも他の少女の味を試してみるのか。

「くれぐれも、僕を失望させないでね?」

願わくば、後者である事を。
そうすれば、その身朽ち果てるまで、一つになれるのだから。

唐突な魚雷パンチ
文章書きつつ死んだ魚の目でカニバリズムについて調べてました

なんというか……調べるんじゃなかった
要らん知識だった。猪みたいな味がするんだって。知らねえよ

今更だけど閲覧注意だったかもしれない
気分を悪くされた方が居るのでしたら申し訳ないです

次は女提督編ヤンデレコンビ
今回のはコンビと言うより、個々処理みたいな感じだから、次は二人である事を活かしたいかなあ

平行してやるのですよ

あっちは無性にエロが書きたくなった時に書くのです
あるよね、たまにそう言うの

子どもや女の肉は美味しいらしい。つまり、女の子である艦娘の味はきっと……ん? 誰か来たようだ。ちょっと見てくる

提督「……はあ」

周囲に視線を向けてから溜め息を一つ。
全くもって、面倒事ばかり。
どうしてこうも、トラブルは向こうからやってくるのか。
少しは放っておいて欲しいものである。

「漸くお目覚めか。気分はどうだ?」

提督「最悪ね。……それで、貴方はどちら様かしら?」

「知る必要はない」

提督「なら、言い方を変えるわ。誰の差し金かしら?」

「それも知る必要はない」

後ろ手に縛られ、足も拘束されて、寝かされた状態。
床は堅く、寝床に適しているとはお世辞にも言えない。
だが、衣服を剥かれてない所を見るに、自身の貧相な身体つきに感謝した方が良いのかもしれない。

そして、そんな自分を見下ろす視線は八つ。
そのいずれも、顔をフードやマスクやらで隠している。
もっとも、暗い上に体勢が悪くて、例え隠されてなくてもよく見えないのだが。

提督「……私を誘拐しても、身寄りがないから旨味はないわよ」

親とは既に絶縁している。

「俺達は言われた事をしただけだ」

「そーそー。アンタが特別だって聞いたから」

提督「……特別?」

心当たりは二つ。
努力次第で人並みになんでもこなせる才能が一つ。

「けど、助かったぜ。アンタ、鎮守府から全く出てこないしさあ。さすがの俺達でも、軍施設に飛び込む勇気はなくてよぉ」

「外に出掛けているって聞いた時は、思わず飛び付いたね」

数人が下卑た声で笑った。

提督「口が軽いのは考えものじゃないかしら?」

「それでも腕は立つ。何、今更情報が漏洩した所で、お前にはこの状況を覆せない」

提督「……確かにそうね」

「しっかし、お嬢ちゃんも落ち着いてるねえ」

「これは、元が男ってのも本当だったかもなあ」

彼らの言う特別は、やはり二つ目。
一夜で何の前触れもなく、男の外見が女になったという事案。
しかも、日常生活に支障はなく、慣れてしまえば女である事が普通となる。

デメリットのない性転換。
一部の人間達にとって、それを実現させた彼女は都合の良い実験材料となる。
まさしく、金のなる木なのだ。

提督「くだらないわ」

そこまで考えて、思考を切り捨てる。

「何……?」

提督「私は特別なんて望んでないのに、どいつもこいつも。本当にくだらない」

平和に生きていたいだけなのに。
勝手に関わってきて、勝手に期待して、勝手に嫉妬して、勝手に憎悪する。

提督「どうせ、私をモルモットにしても無駄よ。この身体から、貴方達の依頼者が欲しがる情報は出ないわ」

「それを決めるのは俺達ではない」

提督「……そ。今ならまだ見逃してあげるけど?」

「遂に気でも触れたか? ここはアンタの部下である艦娘達が全く知らない場所だぜ?」

漏れるのは苦笑や失笑。
当然だろう。
両手両足を塞がれ、芋虫の様に這うしか出来ない無力な存在。
誰が提督の言葉を最後通告と思うだろうか。

提督「あら。貴方達は知らないのね」

だが、彼女の自信は揺るがない。
片方の口角吊り上げるその歪な笑みは、狂気を孕む。

「……は?」

提督「盲信的な愛は」

瞬間、見下ろす瞳の数が二つに減った。
遅れて聞こえたのは床に何かが落ちる音。

夕立「間に合ったっぽい」

時雨「血の雨も悪くはないね」

鮮血を浴びる二人の少女によって、拘束が解かれる。

提督「ーー全てを超越するのよ」

白い肌に紅い斑点の化粧は、とてもとても美しくて。
一瞬とは言え、少女に見とれた男の反応は遅れる。

「か、艦娘……!? 入り口の警備兵は何をしてやがる!」

時雨「ああ、それなら」

夕立「全員お陀仏っぽい?」

「全員!? 何人居たと思って……っ!」

途中で男は気づく。
二人の少女の身体に付着する赤色に錆び付いた様な黒色が混じっている事に。
そして、彼女達から床に滴る赤い液体に。

提督「あら。怪我をしたの?」

提督がそれに気付いたのも、おそらく同時で。

時雨「はは、そうだね。僕はお腹の辺りを撃たれたかな」

夕立「夕立は銃弾受け止めようとして、失敗したっぽい」

提督「……何をしているのよ、貴女」

時雨「あれは傑作だったよ。提督にも見せてあげたかったなあ」

「く、狂ってやがる……」

この状況で談笑を始める三人に、男は後退る。
常識の範囲外。化け物。

時雨「酷いなあ。一応、痛みはあるんだよ?」

提督「生きている証拠よ。良かったわね」

仲間の死と依頼の失敗。
気が動転しつつも、この場所から一刻も早く逃げなければという一心で、男は足に力を込める。

提督「そいつには聞きたい事があるから、足だけ落として良いわよ、夕立」

夕立「了解っぽい」

だが、男が日の目を見る事は二度とないだろう。

時雨「ねえ、後で提督の手で治療して欲しいんだけど」

提督「嫌よ。時雨はすぐに盛るじゃない」

時雨「提督の事が好きだからね」

夕立「夕立の手なら良いっぽい?」

提督「……そうね、それくらいなら」

夕立「わーい! 沢山舐めてね?」

提督「殺菌しているだけよ。別に舐めたくて舐めている訳じゃないの。だから、無駄に傷を負うのはやめなさい」

時雨「とか言いながら、傷が出来る度にしてくれるよね」

提督「……文句でもあるの?」

時雨「ふふっ。素直じゃないよね」

提督「うるさいわ。貴方達も私の事をいつも舐めるじゃない」

夕立「それは」

時雨「ねえ?」

提督「それと同じ事よ」

出血多量で意識を失う直前まで、三人の姦しい声が男の耳朶を打ち続けた。

ヤンデレ制御ってこんな感じなのだろうか

男から依頼主が大本営って聞いて、この国に居場所ねーから反旗翻すわって続きを少しだけ書いたけど、本営のある場所を海上から攻撃って無理じゃね?ってなってやめた
大和砲なら届くのだろうか

こうして提督魔王エンドはお蔵入りになりました
個人的に、この周の女提督はお気に入りです。ロリコンじゃないけど。二人目も結構好きですね。ロリコンじゃないけど

次でラスト。なんだかんだで結構書いてたらしい

「むむむ……」

真剣な表情を浮かべる少女が一人。

「……どっちでも良いんじゃないのか?」

それを呆れた顔で見守っているのが一人。

「ダメよ! ダメ。その適当さが命取りになるんだから」

スカート丈の関係上、そのまま鎮守府の外に出るのは宜しくないと提督が言った為、舞風から制服を借りた天津風。
そんな着慣れない服装に戸惑い隠し切れてなかった彼女が、今は手元に視線を落として難しい顔で唸っている。

「命取りなのか」

「春雨が言ってたの。確認不足は初級者にありがちなミスだって」

「確かに慣れが慢心を生む可能性はある」

「でしょう?」

「だが、カレーに入れる肉について悩み過ぎるのもどうかと思うが」

そこはスーパーのお肉コーナー。
彼女が手にしているのは、それぞれに違う種類の牛肉が入った二つの容器。

「だって! カレーなんだからカレー用肉を買うべきでしょ! でも、春雨のメモには普通のバラ肉で良いって……。どうしたら良いの、あなた」

何故か涙目である。
料理の師である春雨の意見を尊重すべきなのか、商品に書いてある情報を信じたら良いのか。
そんな葛藤。

「……両方買えば良いのでは」

勿論、料理をしない提督にそれは理解出来ない。
正直、肉なんて焼いて食べる事が出来ればそれで良いと思っている。

「お金の無駄遣いはしたくないのよ」

「主婦だな」

「やだ。あたしが妻だなんて、うふふそんなえへへ」

「……で、結局どちらにするんだ?」

「今回は春雨のメモを信じるわ。春雨がカレー用のお肉の存在を知らない訳がないだろうし、これを選ばないのには理由がある筈よ」

今まで悩んでいた時間はなんだったのだろうか。
と、空気の読めない考えが頭をよぎる。

「大方、バラ肉の方が柔らかいとか火が通りやすいとか、そんな所じゃないのか?」

「そんな簡単な理由だと笑えるわね。カレー用のお肉なんだから、あれも柔らかいに決まってるでしょ」

まだ料理の腕が初級者程度の彼女は知らない。
提督の言葉が事実である事に。

「後はトッピングかしら。あなたは好きなカレーとかある?」

既に籠の中にはカレーの材料である野菜が数種入っていて。
さすがに、まだスパイスから作れる技量はない為に、その中に市販のルーも混じってはいるが。

「オーソドックスなカレーで良いさ。せっかくの天津風の手作りだ。そのまま食べたい」

「……あなたったら」

頬を染める天津風。
心なしか周囲の気温が上昇した気がする。
艤装があったのなら、確実に排煙していただろう。

「買うものはそれで良いのか? 会計を済ませてくるが」
 
「お願いするわ」

籠を持ってレジへ向かう。
その背中を見送った後で、天津風は他の売り物がある場所へ向かった。






天津風「知らなかったわ。お肉に下味つけたり、ワインで浸けたりなんて……」

春雨「カレー用のお肉に関して言えば、別に浸けなくても、長い時間煮込むんだったら平気なんだけど……」

天津風「うぅ、カレーってコクだけじゃなくて奥も深いのね……」

春雨「ちなみにコーラとかビール、日本酒でも代用出来るよ。私は赤ワインが一番好きだけど、料理酒とかでも大丈夫だからね」

天津風「お肉独特の臭みも取れるし、柔らかくなるし、お酒もバカに出来ないわ」

春雨「味が早く染み込むから今回はバラ肉にしたけど、次はカレー用のお肉にしよっか」

天津風「そうね。カレーなんて誰でも作れると思っててごめんなさい」

春雨「まあ、皆も司令官も美味しいって言いながら食べてたから大丈夫だよ」

天津風「春雨が傍で見ていてくれたからよ。……本当に有り難う」

春雨「いえいえ。私も誰かと一緒に料理が出来るのが楽しいから」

天津風「ふふっ。それは良かったわ。あたし、春雨とこんなに仲良くなれたから、今回の事に少しは感謝してるの」

春雨「司令官は大変そうでしたし、他にも色々とありましたけど、雨降って地固まった感は確かに」

天津風「そうでしょ? だから、これはあたしからの感謝の印」

春雨「これは?」

天津風「髪留め。似合うと思って。いつもあたしに料理を教えてくれて有り難う」

春雨「こ、こちらこそ! こんな私に付き合ってくれて、どうも有り難う!」

天津風「……ふ、ふふ」

春雨「ふふふっ」

天津風「これからも宜しくね」

春雨「私の方こそ」






「という事があったのよ」

「あの時はいきなり居なくなったから焦った」

「ごめんなさい」

提督の腕の中。
彼の胸に背中を預ける。

「迷子センターに飛び込もうかと」

「もうっ! 過保護すぎるわよ!」

「……それくらい天津風が大事なんだ」

「そ、そう……」

体温が上がる。
顔を見られない態勢で良かったと安堵の息を漏らした。

「我ながら重いな」

見なくても分かる。きっと、彼は苦笑している。
だが、提督の過去を知ってしまえば、その重さはちゃんと理解出来て。

「大丈夫よ」

お腹に回されている彼の腕に、自分の手を重ねる。

「あたしはいつまでも、あなたの傍に居るわ」

「……そうか」

「あなたが望むなら、出撃もしない。決して、裏切らない」

「……そうか」

平坦な返事。
昔ならなんとか感情引き出してやろうと必死だったが、今はそれが心地好い。

「だから、もっとあたしを困らせて」

頼られるのは嬉しい。
だが、我が儘を叶えるのは難しい。
でも、それが今では生き甲斐となっている。
だって、

「あなたの事が大好きだから。全部受け止めてあげる」

好きな人に依存されて、嬉しくない筈がないでしょう?

天津風のwiki見てて思ったんですが
この子普通に料理出来るじゃねえか!

……まあ、良いか。料理が出来ない天津風も探せば居るでしょう

横鎮からお握り投げたら、ボロボロになるのでは……。あ、そうか。包装してれば大丈夫か。というか、何故剥き出しの奴を投げたと勘違いしたのか

何故かほんのり漂う異常性癖
ヤンデレも見ようによっては純愛なんだよね。愛が強すぎるから起きる事だし。狂愛って好きよ

何か次回の要望等あれば
とりあえず、一日終わりのパソ値は上昇もありにしようかと
艦娘とのコミュは今回のシステムが一番かなあ。一度に複数人出せるのは楽しいし、動かしにくい子指定された時も誤魔化せる。今回も相当誤魔化してたのは秘密

次回は榛名を狙うって人が複数人居た気がする。頑張ってね☆

健全に戻すというより、もうちょっとTS要素をだな……
言われてみれば、他に全力注ぎすぎてたかなあと

正直、三周目ではっちゃけすぎて、四周目が途中で物足りなくなったのも事実
もう提督に変な設定は二度とつけない事にした
ゆるゆるダラダラが一番ですよ
でも、地雷システム設置してた事は後悔も反省もないです

提督行動回はまた自由安価でいいかなー
縛りあっての今回の選択制だし

ちなみに僕が末尾Oなのには理由がありましてね
うちのパソコン、Zキーが反応しないんですよ、HAHAHA!

次週の提督の属性とか、年齢とか意見あればご自由に
反映出来る所は反映しますので

後は、ここをこうして欲しいとかこう言うのはどうだろうか等のご意見もあれば

三周目も最初はコメディだったのよ。最初は
どうしてああなったのかは僕にも不明です
ほんと、うん……なんでだろう

次のノリは適度に軽くしたいものですねえ

選択肢縛ったのは提督がデレてないのにエンド行くのを避けたかった為です。僕の見通しの悪さが原因でした。申し訳ありません

深海棲艦はキャラが分からない上に、顔と名前が一致しないんですよねえ
艦娘だけで手一杯なのです。すみません

後、属性決めました
『厨二病(焦ったりすると素に戻る)』
これに面倒見の良さをつければ、姉御というのもクリア出来る筈

まあ、いつも通りスレ立ては未定ですので、気長に待っていてくれれば
時間が纏まって取れる時にでも立てます

感想や意見等、有り難うございました
それでは、またの機会に。お疲れさまでした

次スレです
【艦これ】提督「目が覚めたら女になってた」秋月「その7です、司令」【安価】
【艦これ】提督「目が覚めたら女になってた」秋月「その7です、司令」【安価】 - SSまとめ速報
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