ジャック「遊星!街で動物が暴れているぞ!」 遊星「何!?」 (15)

クロウ「動物?モンスターじゃねえのか?」

ジャック「いや動物だった」

ブルーノ「何処から逃げ出したとか」

ジャック「いや器用にもDホイールに乗っていた」

クロウ「嘘だろ!?」

ブルーノ「どうする遊星」

遊星「行って確かめてみよう」

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クロウ「マジでDホイールに乗っているぜ」

遊星「ああ」

ブルーノ「熊にライオンに虎まで・・・」

ジャック「だから俺はそう言ったんだ」

「イーイー」

クロウ「何だあの黒ずくめの全身タイツは」

ジャック「それに一際目立つ動物も居る・・・豹か?あの二足歩行のやつは」

遊星「いやあいつはただの動物じゃないな」

ブルーノ「どういう事?」

遊星「おそらく特殊な改造を受けたデュエリスト」

ジャック「バカな!そんな奴が」

遊星「いや世界の何処かに動植物の特性を人間に組み込む悪の組織が居ると聞いた事がある」

クロウ「それが奴らか」

「ヒョーゥ!これよりアニマルパニック作戦を決行させる!」

「この作戦はネオドミノシティをDホイールに跨った動物達にデュエルをさせデュエリストを苦しめる作戦だ!」

「イイーッ!」

ジャック「遊星!」

遊星「待て!」

「ん?何だお前は」

遊星「俺は不動遊星だ」

クロウ「悪いがその計画はぶっ潰させてもらうぜ!」

ジャック「好き勝手にはさせんぞ!」

「聞かれたからには生かしておけん!やれ!」

「イーッ!」

「やれ動物達!」

遊星「動物はただ操られているだけだ!なるべく傷つけずにするぞ!」

遊星「流石にライオンや虎は強いな・・・」

ジャック「大丈夫か遊星!」

クロウ「こいつらマジで俺達を殺しにかかって来るぜ!」

遊星「ああ・・・」

「イーッ!」

遊星「邪魔をするな!」バキッ

「ヒョーゥ!情けない奴らめ!殺人Dホイーラー集団よ!殺れ!」

「イイーッ!」

ブルーノ「か、囲まれたよ遊星!」

遊星「くっ・・・こうなれば」ゴソゴソ

ジャック「まさかこのようなデュエリストが居たとはな・・・」

クロウ「さすがにヤバいぜ」

ブルーノ「も、もうお終いだ・・・」

「フン、撤収するぞ」

「イーッ!」

遊星「奴は普通のデュエリストの数倍の力を誇るようだな・・・」

ジャック「俺達が不覚を取るなんてな・・・」

クロウ「インチキだぜ・・・なあ」

ブルーノ「遊星!ジャック!クロウ!」

遊星「奴を分析しなければな・・・未曾有のデュエリストだ・・・」

ブルーノ「遊星!しっかりするんだ!遊星!」

ジャック「しばらく眠らせてもらうぞ」

クロウ「どっと疲れたぜ・・・」

ブルーノ「ジャック!クロウ!」

ブルーノ「この3人が・・・3人が敗れるなんて」

牛尾「遊星の容体はどうだ?」

アキ「それが怪我は大した事ないけど」

龍亞「デュエルエナジーをごっそり吸われた感じなんだ」

龍可「ブルーノが言うには未知のデュエリストと戦ったみたいなんだけどね」

アキ「ほら動物騒動の」

牛尾「ったく往生したぜ!動物が暴れ回るんだからな」

牛尾「それでブルーノは?」

アキ「さっきから姿が見えないのよ」

龍亞「責任を感じてるんじゃないかなって」

龍可「いつも自分だけ何もできないって」

牛尾「あいつ・・・」

ブルーノ「僕はいつも見てるだけ・・・遊星やジャック、クロウが戦ってる時も」

コナミ「あ!君は遊星達の」

ブルーノ「君か。遊星なら」

コナミ「酷いダメージを受けたって聞いてね。お見舞いを」

ブルーノ「お見舞い?」

ツァン「あんた達には色々助けられたからね。代表で来たのよ」

ブルーノ「でも僕は」

コナミ「いや君たち四人だからこそ事件が解決したんだ!そう思わないか?」

ツァン「僕もそう思う」

ブルーノ「・・・そうだよね。遊星達が倒れた今、僕がやらないとダメなんだ!」

コナミ「それで遊星は?」

ブルーノ「大丈夫!きっと立ち上がるさ!」

ブルーノ「行こう・・・だが場所が」

牛尾「ほらよ」

ブルーノ「牛尾さん?これは」

牛尾「奴らのヤサだ。そこに居るって話だぜ」

ブルーノ「・・・」

牛尾「行くのは勝手だがブルーノ・・・死ぬんじゃねえぞ」

ブルーノ「うん・・・方法はあるんだ」

牛尾「そうか、まあ頑張れよ」

ブルーノ「牛尾さん!僕は彼らに勝てると思う?」

牛尾「ん?やれんじゃねえかお前なら、だってあのとき遊星を救ったんだろ」

ブルーノ「あのとき?」

牛尾「WRGPが中断した時に遊星を・・・だろ?」

ブルーノ「牛尾さん・・・まさか僕の」

牛尾「あくまで俺の勘だ。行って来いブルーノ」

ブルーノ「行ってきます牛尾さん!」

「ヒョーゥ・・・誰だ!?」

ブルーノ「動物達を解放させてもらうよ」

「確か奴らの仲間?懲りずにやられに来たというのか!」

ブルーノ「いや・・・僕は負けない・・・変身!」

「くっ・・・眩しい!」

「イー!?」

アンチノミー「・・・」

「何者だ貴様」

アンチノミー「消えゆく者に名乗る名は無い」

「フッ・・・俺好みの答えだ・・・ならば力づくで!」

「イイーッ!」

アンチノミー「トウッ!」

アンチノミー「トウッ!トウッ!」バキッバキッ

「イイーッ!」

アンチノミー「動物達は操られているだけ・・・ならば!」

アンチノミー「大元である豹怪人を倒す事が先決だ!」

「己・・・ちょこまかと!」

アンチノミー「Dホイーラーパンチ!」

「うぐっ・・・」

アンチノミー「トウッ!トウッ!トウッ!」バキッバキッバキッ

「な、何て強さだ・・・俺同様に改造を受けた者か!?」

アンチノミー「いや私は何であるか何者なのかはわからない。だが一つだけわかる事がある」

「何ィ・・・?貴様の作戦目的とIDは!?」

アンチノミー「絆 チーム5D’s」

アンチノミー「これで最後だ!豹怪人!」

「ヒョーゥ!」

アンチノミー「Dホイーラーヘッドクラッシャー!」ガッ

「ぐわあああああああああ」

アンチノミー「終わりだ豹怪人」

「立て・・・野獣共・・・怒り狂い・・・この俺を助けに来い・・・」

ドゴォォォォォォ

アンチノミー「無理矢理操り動物達を苦しめたお前には相応しい最後だ」

アンチノミー「後は彼らを元の場所へ返さねば」

アンチノミー「少しばかり骨が折れそうだ・・・」

数日後

クロウ「しかし不思議なもんだな」

ジャック「謎のDホイーラーが事件解決か」

遊星「何者なんだ・・・一体」

ブルーノ「誰なんだろうね」

ジャック「あの豹怪人のような怪人はまだ居るのだろうか」

遊星「どうだろうな。だが人間がこのまま環境破壊を続ければ自分の意思で動物達は復讐するかもしれんぞ」

ブルーノ「どういうこと?」

遊星「動物達も生きている己の意思を持ち行動している」

ジャック「考えてみれば奴らも人間に買われ中には捨てられるものも居るんだな」

クロウ「身勝手な奴が多いからな」

遊星「動物も俺たち人間同様に生きているという事を忘れないでくれ」





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