みほ 「これが私の家族」 (56)


---サンダース戦前

戦車喫茶

沙織「決勝いけるようがんばろー」アム

沙織「ほら、みほも食べて」

みほ「うん」

エリカ「副隊長?」

エリカ「ああ、元でしたね」フッ

まほ「...」

みほ「...お姉ちゃん」

沙織華優花里麻子「「「「...あ」」」」

まほ「まだ戦車道をやっているとは思わなかった」

みほ「...うっ」

まほ「け

優花里「お言葉ですが!あの試合のみほさんの判断は間違っていませんでした!」

まほ「...」(けど、戦車道を嫌いになってなくてよかったって言いたかったのに...)シクシク


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エリカ「部外者は口を出さないでほしいわね」

まほ「...」(えっ!?確かに口を出すことではないと思うけどそんなにきつく言わないでも...)ビクッ

優花里「すみません...」シュン

まほ「...」(あ~あ~、みほの友達萎縮しちゃったよ。みほ怒ってないかな)ドキドキ チラッ

みほ「...」シュン

まほ「...」(うっ!みほ悲しんでる!何か空気が重いし。私たち悪役みたいになってるし。ここは即時撤退だ!)

まほ「行こう」(急げ撤退!撤退!これ以上みほが悲しむ前に!)

エリカ「はい。隊長」

エリカ「1回戦はサンダース付属と当たるんでしょ?無様な戦い方をして西住流の名を汚さないことね」フッ

みほ「あ...」シュン サラニシュン

まほ「...」(ちょっおお!!ええ!?ここで煽っちゃうの!?西住の名まで持ち出して!?みほショックうけてる!ショックうけてるよ!)アセアセ

沙織「何よ!その言い方!」

華「あまりにも失礼じゃ!」

エリカ「あなた達こそ戦車道に失礼じゃない?」

エリカ「無名高のくせに」


まほ「...」(イヤー!ヤメテー!これ以上はヤメテー!みほがーみほがー!)ガクガク

みほ「...」ドヨンド

エリカ「この大会はね。戦車道のイメージダウンになるような高校は参加しないのが暗黙のルールよ」

まほ「...」(さらに煽りますか!というかなんかもうエリカも心配になってきたよ。こんな性格で友達とかいるのかなこの子?いつも私の後に付いてくるし)

麻子「強豪校が有利になるように示し合わせて作った暗黙のルールとやらで負けたら恥ずかしいな」

エリカ「くっ」

まほ「...」(よく言った!エリカには悪いけどよく言ったみほの友達!みほ!良い友を持った!みほ少しは元気でたかな...)チラッ

みほ「...」ドヨンド

まほ「...」(イヤダメだ!全然元気ない!)ガーン

沙織「もしあんた達と戦ったら絶対負けないから!」

まほ「...」(ここはもう、みほの友人達に任せて一刻も早く撤退だ!これ以上エリカが何か口走る前に!頼んだぞみほの友人達みほを元気付けてやってくれ!)スタスタ

エリカ「ふんっ!がんばってね」フッ

まほ「!!!」(捨てゼリフ!エリカそれじゃまるで私たち悪役じゃなくてかませ役だよ!)ガーン

エリカ「まったく、無名高のくせに生意気ですね。これだから空気の読めない奴はいやなんですよ」  ベー!! ヤナカンジデスワ

まほ「ああ」(早く早く離れよう)スタスタ ガチャン ゴライテンアリガトウゴザイマシター


エリカ「まぁ、どうせ初戦負けでしょうけどね」

まほ「ああ」(よーしここまで来ればもう安心だ)フー

エリカ「それじゃ、戻りましょうか。隊長?」

まほ「ああ」(みほ大丈夫かな。電話したいけどお母様に連絡禁止されてるからな)ハァ

エリカ「...」(隊長...ため息なんてついて。まったくあの子達は!特に元副隊長はわざわざ転校したくせにまた戦車道やるなんて!)

まほ「...」(早く帰ってみほが写ってるアルバム見て癒されよう)

エリカ「今度こそ大会必ず優勝いましょうね」(まるで隊長へのあてつけじゃない!)

まほ「当然だ」(大会が始まったらみほに会える機会があるかもしれないしね。みほたちも勝てばさらに機会が増える!)ルンルン

エリカ「はい!」(よかった。隊長元気出たみたい!)

まほ「...」(あー、早く大会始まらないかなー)



---サンダース戦後

みほ「あ、ありがとうございます!!」

エリカ「甘っちょろい事やって」スタスタ

まほ「...」(みほよかったね。今のうちに近くでみほを見に行こう)


まほ「ちょっとトイレ」

エリカ「隊長?」

まほ「先に戻っておいて」スタスタ

エリカ「...」

エリカ「隊長!トイレはそっちではないですよ」

まほ「そ、そうだったな」ギクッ

エリカ「...」

エリカ「すみません。隊長こちらでもありませんでした」

まほ「そ、そうか」

エリカ「そういえばさっきもトイレに行ってませんでしたか?」

まほ「ま、また行きたくなったんだ!」ギクギクッ

エリカ「しかし...先ほど行ったのにもうトイレの場所をお忘れですか?」

まほ「う、うっかり忘れてしまっただけだ」ギクギクギクッ

エリカ「そうですか」(怪しい...)

まほ「もう自分で探すから先に行っててくれ!」ピュー

エリカ「あ!隊長」(追いかけよう!)



---数時間後

まほ「はぁはぁ」(やっとエリカを撒けた。もう夕方だよ) ナンデモナイ ナンデモナイワケナイデショウ!

まほ「うん?」(あれはみほだ!やったーラッキーみほだよー!みほー!)スタスタ 

麻子「おばあが倒れて病院に...」

みほ沙織華優花里「「「「えっ!」」」」

まほ「!」 モノカゲニ サッ! 

まほ「...」(これは一大事だな) ハヤクビョウインニ... ガクエンカンニ... 

まほ「...」

エリカ「見つけましたよ隊長!」

まほ「!エ、エリカ...」

エリカ「もう何やってるんですか早く帰りますよ」(ささっと連れて帰ろう)マコサン!? ナニヤッテルノヨ!

エリカ「うん?あの子たちは...」

まほ「すまん、エリカ!これもみほのじゃなかった人として」ダッ


エリカ「隊長!?」ダッ

麻子「泳いでいく!」

華「待ってください!冷泉さん」

まほ「私たちが乗ってきたヘリを使って!」

みほ沙織華優花里麻子「「「「「え?」」」」」

まほ「...」(颯爽と現れる私!)

みほ「あ」

まほ「急いで」

エリカ「隊長!こんな子たちにヘリを貸すなんて!」

まほ「これも戦車道よ」(適当に言っとこ)

みほ「お姉ちゃん...」

まほ「...」(今の『お姉ちゃん』なかなかいいぞ!)グッ!

まほ「操縦頼んだわね!」

エリカ「...はい」

まほ「早く乗って!」


麻子「...」ペコ

沙織「私も行く!」

まほ「...」(そして最後に颯爽と去っていく私!)スタスタ

みほ「ありがとう」

まほ「...」(よしよし!ありがとう!頂きました!欲を言えば愛してるくらい言ってくれても良かった)グッグッ!!

まほ「...」ピタ

まほ「...」(帰りどうしよう)



---プラウダ戦前


しほ「あなたは知っていたの?」(どういうこと!蝶野亜美1尉の報告と全然違う!)

まほ「...はい」(やば、せっかくばれないように隠してたのに。)アセアセ

しほ「西住の名を背負っているのに...勝手なことばかりして」(大洗なんて何もない高校に泣く泣く転校を許したのに!もう我慢できない!)

しほ「これ以上生き恥を晒すことは許さないわ」(あなたの才能は西住でこそ生かすものなのよ!これ以上私のところ以外で戦車に乗るなんてお母さん許しません!)

しほ「撃てば必中守りは堅く進む姿は乱れなし。鉄の掟鋼の心。それが西住流」(今一度西住流の...いや私の大切さを思い出させないと!)ドヤッ

まほ「っ!」(お母様は相変わらず頭が固いし素直じゃないなー。お母様が出てくると話がややこしくなるんだよなー)ハァ

しほ「まほ?」(失礼なこと考えてるわね)

まほ「私は!お母様と同じで西住流そのものです!でも...みほは...」(変な事言い出しませんように)ナムナム

しほ「もういいわ。準決勝は私も見に行く。」(こうなったら...)

しほ「あの子に勘当を言い渡すためにね」(いくらあの子でも勘当なんていわれたらショックのはず。きっと許してと言って戻ってくるに違いない!)ドヤッ

まほ「!!!」(これだよ。本当お母様も素直じゃないなぁ。戻ってきてほしいって言えばいいのに...。それは私もか...)ハァ ウザ



---数ヶ月前


---西住家

亜美「師範。お久しぶりです!」

しほ「蝶野亜美1尉。久しぶりね。今日はどうしたの?」

亜美「はい。所用で近くまで来ましたので挨拶をと!あ、これつまらない物ですが」

しほ「それはわざわざありがとう。あがっていきなさい」

亜美「はい失礼します!」

居間

亜美「イヤー、それにしても相変わらず良い部屋ですね。とくに襖が!」(変わったセンスだなー)


しほ「ふふっ。それはありがとう」ドヤッ

亜美「そういえばお嬢さんに会いましたよ」

しほ「それは...。元気にしてた?」

亜美「はい。元気にしてはいましたが...」

しほ「どうかしたの?」

亜美「はい...。あの何というか。出すぎた事というか...私の気のせいかもしれないのですが」

しほ「かまわないわ」

亜美「はい。少し気になったのがお嬢さんは戦車道をやる事にあまり気が進まない様子でした」

しほ「そう...。まぁ、ずっと戦車道をやっていればそんな日もあるわ。あなたが心配することはないわ。でもその気遣いはありがとう」ドヤッ

亜美「いえ。そんな」

亜美「でも、さすが師範のお嬢さんですね。模擬戦を行ったのですがお嬢さんはどんな事態にも慌てず焦らず冷静でした!」

しほ「それが西住流ですからね」ドヤッ

亜美「いえ、ですが回りも皆初心者でしたが同乗者も初心者」ウザ

しほ「え?」

亜美「その人達に無理な命令などせず的確な指示を与え


しほ「ちょっと待って。まほ以外初心者ってどういうこと?」

亜美「あ!これは失礼しました。私が言っているのはまほさんではなく、みほさんのほうです」

しほ「!?」

しほ「何であなたがみほに?みほが戦車に?」

亜美「ご存知なかったのですか?大洗は今年から戦車道復活したんですよ?それでみほさんは戦車道を

しほ「何ですってーーーー!!!!!」

亜美「!!!?」(怖っ!!)チビ

亜美「もも申し訳ありません。まさかご存知ないとは!」

しほ「どういうこと!いったいどういうことなの!?」

亜美「は、はい!申し訳ありません。わ、私も詳しくは!ですので先ほど言ったこと大差ないのですが大洗が今年から戦車道を復活させました!」(めちゃくちゃ動揺してる!?)

亜美「私は戦車道の教官として大洗に行きました!そこで大洗戦車道の受講者の中に師範のお嬢様みほさんをお見かけしたのです!」

亜美「その後模擬戦を行いみごとみほさん率いるチームが勝ちました!以上です!」

しほ「全然わからん!!」

亜美「申し訳ありません!!」

しほ「!あ...いえ。それは私こそごめんなさい...あなたは責められる筋合いないのに」(どうして!?どうしてなの!?戦車道がないから大洗に行ったんじゃ?)


亜美「い、いえ。ありがとうございます?」(ふぇー、怖ー。少し漏れちゃった///。西住流って何事にも動じないんじゃ?)フー

しほ「...」(もしかして私のことが嫌になって?少しきつく怒ってしまったから?私から離れて戦車道を!?)


---回想

しほ「あなたも西住流の名を継ぐものなのよ」(あんな危ないことをしてはダメよ!もし溺れていたらどうするの!)

しほ「西住流は何があっても前に進む流派。強き事、勝つ事を尊ぶのが伝統」(あなたは自分自身をもっと大切にしないと!)

みほ「で、でも、お母さん...!」

しほ「犠牲なくして大きな勝利を得ることはできないのです」(みほが大丈夫なら犠牲なんて安いものよ。むしろ尊い犠牲よ?)

まほ「...」(お母様、そんな遠まわしに言ってもみほには通じないよ...)

みほ「あ...」シュン

しほ「...」(言い過ぎたかしら?いいえこれもみほのため!)アセアセ

---回想終わり


しほ「...」(いえ違うわ。そんなはずないわ。私に怒られたぐらいであてつけのようなことはしない。でも、今度からもっと優しくしよう)

亜美「...」(うぅー、何この沈黙?)モジモジ

亜美「あ、あの...」

しほ「あ、ごめんない。ちょっと考え事して...」(あんなことがあった後だし、みほ自身戦車道から少し距離を置きたいと言っていた!その言葉に偽りはないと私は確信したわ!)


亜美「いえ」

しほ「今わかることはみほが大洗で戦車道を始めたという事だけね?」(だから、戦車道から離れ気持ちの整理する時間をあげた!断腸の思いで大洗行きを許した!)

亜美「はい」

しほ「そう...」(必ず私のことが恋しくなって私の元に帰ってくるはずだったのに!けっして私のことが嫌いになったわけではないわ!)

しほ「...」(まぁいいわ。今は我慢してあげる。西住流以外の戦車道を体験するのもみほには良い経験かもしれない)

しほ「...」(そしたら西住流の凄さを改めて思い出すことになるわ。そして...)フフフ

しほ「...」(でも、このままというのもよくないわね)

亜美「あの」(何だろう...?)

しほ「とりあえず、みほのこと教えてくれてありがとう」

亜美「いえ、私も詳しいことを伝えられず申し訳ありません」(何かわからないけど...)

しほ「あなたはこれからも大洗に?」

亜美「はい、教官として指導に」(何かよくないこと事が起きる気がする!)

しほ「そう」

亜美「...」(面倒なことになる前に帰ろ!)

しほ「...」


亜美「あ..えと..それでは長居するのもあれなんでそろそろ」

しほ「あ、こちらこそ。何もお構いできないで」

亜美「いえ、お気遣いありがとうございます」

しほ「その、最後にあなたにお願いがあるのだけど」

亜美「師範のお願いでしたらもちろん喜んで」(まずいような...いやでもここは素直にいうこと聞いて早く退散しよう)

しほ「ありがとう。ちょっと待ってね」

---数分後

しほ「今度大洗に行ったときでいいの。これをね、みほの所に届けてほしいの」ガサガサ

亜美「はい、これはヌイグルミとストラップですか?」ガサガサ

しほ「ええ、みほが好きなヌイグルミなんだけど忘れて行ってしまったの。ストラップもついでに」

亜美「わかりました。私が責任を持ってみほさんに届けます」ホッ

しほ「ああ、そのできたらみほに直接渡すのではなくみほに気付かれないようにみほの部屋に置いてきてほしいの」

亜美「え?」

しほ「そうね。ヌイグルミはなるべく目立たないよう、けど部屋の見通しのよさそうなところにね。ストラップは携帯にね」

亜美「」


亜美「あ、あのそのようなことしなくても直接本人に渡したほうが良いのでは?」(ま、まさかこのヌイグルミとストラップって...)

しほ「そうなんだけど...みほは心優しいし引っ込み思案だから私やあなたの手を煩わせたって気を使うかもしれないから」

亜美「ソウデスカ」(このヌイグルミよく見たら目が...ということはこっちのストラップも...)カタカタ

亜美「で、ですが勝手に家に入るのは...」(まさかこの人)

しほ「ここにみほの家の鍵はあるから大丈夫よ」

亜美「」

亜美「しかし、携帯のストラップを気付かれないようにというのは無理なような...」(もしかして...)

しほ「大丈夫よ。今みほがつけてるストラップと同じものだから」

亜美「」

亜美「いえ、ですがその携帯はいつも持っているでしょうし、その時間的な余裕がないような...」(もしかして...)

しほ「そこは教官の権限で何とかして」

亜美「」

亜美「ですが、やはり本人に...」(この人は...)

しほ「みほは私のこと信頼してるから何も問題ないわ」

亜美「」(親バカ!いや!変態だー!てか問題はそこじゃないよ!)


しほ「お願いできるかしら?」

亜美「あーそのー」(どうしよう、どうしよう。これって明らかにやばいよね?)アセアセ

しほ「...」

亜美「なんと言いますか...」(でも、師範にはお世話になってるし。いやそれとこれとは別よ!てかこの人変態だし!)

しほ「...」

亜美「...」(それに私は自衛官。そう国民を守る存在!ここは自衛官としてきっぱりこんなことはよくないと断らないと!)キッ!

亜美「師範!もう

しほ「私のお・ね・が・い・喜んでやっくてれるのよね?」

亜美「ハイ!ヨロコンデ!」(みほさんごめんね。私がここでいなくなったらこれから救える多くの人の命も救えなくなっちゃうから)カタカタ

しほ「ありがとう」

亜美「私が全責任を持ってやりとげます!」(私には自衛官としての使命のほうが重いの!決してあなたの犠牲無駄にしないわ!)

しほ「頼もしい。それじゃ、定期的にみほの報告もよろしくね」

亜美「ハイ!ヨロコンデ!」(もういくとこまでいったらー!)



---グロリアーナ戦後

西住家居間テレビ

アアアン アアアン アン アン アン

しほ「...」

亜美「...」

しほ「これはいったい何かしら?」

亜美「これは大洗名物アンコウ踊りです」(だったような?)

しほ「...そう」ジィー

亜美「はい」(むっちゃ見入ってる...)

しほ「このボディースーツ手に入れられないかしら?」

亜美「え!?...師範このスーツをですか?」(相変わらず変な趣味だなー)

しほ「ええ」(今度このスーツ着てみほに踊ってもらおう。私の眼の前で)

亜美「でしたら、大洗の生徒会長に聞いてみますが...」

しほ「よろしくね。できたら3着」(そうか、みほに教えてもらって一緒に踊ろう。ついでにまほも...)

亜美「3着ですか?わかりました」(なぜに3着?深くは聞かないでおこう)

黒森峰女学園

まほ「!」(なんか寒気が)ゾクッ!

エリカ「隊長どうかしました?」



---アンツィオ戦前

西住家居間テレビ

アキヤマサン...アリガトウ  ハッ!ウワッスゴイ!ワタシニシズミドノニ... ヌルヌル

センシャドウノミチハ...  ソウソウ!ワタシタチガアルイタミチガ...

しほ「...」

亜美「...」

しほ「これは一体どういうこと?」

亜美「は?」

しほ「まずこのぬるぬるした勘違いしているメス犬は何?」

亜美「え...!?」(えと..?秋山さんのことかな?)

しほ「それとこの軽そうな女と大食い女は何言ってるの?」

亜美「えと..その..」(軽?どういう意味だろ?大食いは五十鈴さんだよね?そしたらもう1人は武部さん?)

しほ「みほには西住流以外ありえないわ。だって私の子なのよ」

亜美「は..はぁ..」(武部さんぽいな...軽そうって何が?体重かな?)

しほ「それに!みほ私のこと全然話してないわ!ちっとも寂しそうじゃないわ!!!」

亜美「!!!」(怖っ!)ビクッ!

亜美「それは..ええ..その!」(どうしよ!どうしよ!)アセアセ

亜美「戦車!戦車に乗ってる時!時々何か寂しそうな顔します!」(ごまかそう!)

しほ「本当に??」

亜美「は、はい!この前、戦車に乗る前に寂しい顔して『お母さん』って呟いてました!」(もうこうなったら...)


しほ「ホントに!!?」

亜美「はい!それに『やっぱり私は西住流が合ってる』とも言ってました!」(ごまかし通す!)

しほ「それで!それで!」

亜美「『私が大洗に居てもしかたないのかな?お母さんに会いたい』って言ってました!」(いける!)

しほ「やった!今すぐ迎えに行くわよ!」

亜美「え!?」(うおーい!)

しほ「輸送機の準備して!」

亜美「い、いえ!ですが!」(しまった!なんとかしないと)

しほ「速く速く!」

亜美「あの..その..」(こうなったら!ノリで乗り切る!)アセアセ

亜美「実は大洗女子学園潰れます!かも!」(何言ってんだ私?けど嘘でもない!)

しほ「あら、そうなの?」

亜美「はい!なので急いで迎えに行かなくても大丈夫です!みほさんは帰ってきます。きっと!」

しほ「よかったわ!でも今大会中よ?途中で潰れるなんてあるの?」

亜美「もうすぐです!多分」

しほ「そうなの?どれくらい?」

亜美「次の試合が終わるくらいです!そうか次の!それかその次の!」

しほ「でも、そしたら大会は?」

亜美「棄権になります!恐らく」

しほ「そう、なら我慢するわ」

亜美「ありがとうございます!!」(よし乗り切った!)


しほ「けど、このみほの周りにいる変なのはどうにかしないとね」

亜美「はぁ」(また面倒な予感)

しほ「そうだ!今度この子達に自衛隊仕込みの訓練をしたあげなさい!」

亜美「うぇ!?ですがさすがにいきなり自衛隊の訓練は」

しほ「何言ってるのこの子達のためでもあるのよ。きっとこの子達は戦車道の才能があるわ!」

亜美「そうですか。よくわかりますね?」(さっきは変なのとか言ってたのに)

しほ「ええ!みほと一緒にいるのですもの。特にこのもっさり髪の子を重点的にね」

亜美「わかりました」(まぁいいか、どうせ師範にみせなければいいんだから。一応適当にそれっぽいことやっとこ)

しほ「監視してるから」

亜美「え?」

しほ「ちゃんと報告してもらうから、お・ね・が・い・ね」

亜美「ハイ!ヨロコンデ!」カタカタ




---プラウダ戦中盤

しほ「帰るわ。こんな試合観るのは時間の無駄よ」(やはり速く、みほを連れ戻さないと!)

まほ「待ってください」(やばい!絶対何か変なことする気だ!)

しほ「まほ?」(あんなところにいてもみほの才能が無駄になるだけだわ。今連れて帰りましょう)

まほ「まだ試合は終わってません」(何としても引きとめる!)

ギャーギャー ワーワー

新三郎「奥様何かあちらが騒がしいみたいですが」

百合「ほっときなさい新三郎。これだから品のない人は...」

サソオッテ ジラシテ ピッカピカ  サソオッテ ジラシテ ピッカピカ

しほ「...」(ハラショー!帰らなくて良かった!)

まほ「...」(ハラショー!引き止めてよかった!)

---試合後

しほ「勝ったのは相手が油断したからよ」(しかしあのみほの機転の良さ、私やまほよりも)

まほ「いえ、実力があります」(よかった。お母様なんとか思いとどまってくれて...ナイスだよみほ)

しほ「実力?」(当然よ。私が教えたんですもの)

まほ「みほはマニュアルに囚われず臨機応変に事態に対処する力があります」

まほ「みほの判断と。心を合わせて戦ったチームの勝利です」

しほ「あんなものは邪道。決勝戦では王者の戦いを見せてやりなさい」(そしたらみほも戻ってくるしね。あなたは私の元に居るべきなのよ!)

まほ「西住流の名に掛けて必ず叩き潰します」(そしたらみほも戻ってくるしね。相変わらず素直じゃない。)




---決勝前夜

ミンナノコトガダイスキダカラ  ニシズミドノニコクラレマシタ!

しほ「」

亜美「...」

亜美「...」(師範にも困ったなー)ハァ

亜美「...」(私明日試合の審判なんだよ?勘弁してほしいよ)

亜美「...」(今日こそはきっぱりすっぱり早く帰る!)キィッ!

亜美「あの師範!それでは私明日試合の審判なので失礼します!」

しほ「」

亜美「...?」(ん?)

しほ「」

亜美「師範?」

しほ「」ユサユサ

亜美「...気絶してる」

しほ「」

亜美「...帰ろ」




---決勝戦

亜美『両チーム!隊長!副隊長!前へ!』

エリカ「ふっ、お久しぶり」

まほ「...」(ま・さ・か)

エリカ「弱小チームだと、あなたでも隊長になれるのね」

まほ「...」(イヤー!みほ気にしちゃだめだよ!みほは隊長の素質ありありだよ!スルースルー)アセアセ

みほ「うっ...」シュン

まほ「...」(ギイヤァァァァー!!!)ガクガクガク

亜美「本日の審判長、蝶野亜美です。よろしくお願いします」(この子...かませ役だ!)

亜美「両校挨拶!」

みほ「よろしくお願いします」

「「「「お願いします」」」」

亜美「では試合開始地点に移動。お互いの健闘を祈るわ」(この試合もしかしたら大洗が...)

まほ「行くぞ」(速く速く!)

エリカ「はい」

エリカ「たまたまここまで来れたからっていい気にならないでよ」

まほ「...」(実力だよ!それにみほはそんな事で驕ったりしないから!エリカかませフラグビンビンだよ!)

エリカ「みてなさい。邪道は叩き潰してやる」

まほ「...」(みほはみほだよ!もう試合中ドサクサに紛れて撃っといたほうがいいのかな?)ギリギリ


みほ「う...」シュン サラニシュン

まほ「...」(誰かみほを!みほを!元気付けてあげてー!なんかみほの所の副隊長もダメな気がするかそれ以外で!誰かー!)ワタワタ

黒森峰隊員「待ってください!みほさん!」

みほ「あ...」ドヨンド

まほ「!!!」(あの子は!まさか!)

黒森峰隊員「あの時はありがとう」ペコ

みほ「ぁ...」

黒森峰隊員「あの後...みほさんがいなくなってずっと気になっていたんです...」

黒森峰隊員「私たちが迷惑掛けちゃったから...」

黒森峰隊員「でも、みほさんが戦車道やめないでよかった!」ウルウル

みほ「あ...私はやめないよ」ニコ

優花里「...」チッ

エリカ「...」ケッ!

まほ「...」(ええ子やー。今度副隊長に推薦しよう)ホロリ

沙織「みぽりーん」

華「行きましょう」

みほ「うん!」パァ

しほ「...」(くそぉぉぉ!私の前では滅多にしないみほの笑顔!みほがぁぁ!)


まほ「これより決勝戦だ。相手は初めて対するチームだが決して油断はするな」(例え愛するみほでも手心をくわえるつもりはない!全力で倒す!)

まほ「まずは迅速に行動せよ。グデーリアンは言った厚い皮膚より速い足と」(正々堂々勝ってお姉ちゃんの凄さを見せつけるんだ!)

まほ「行くぞ!」



---決勝戦中盤

沙織「行ってあげなよ」

みほ「!」

沙織「こっちは私たちが見るから」

みほ「..沙織さん」

沙織「うん」ニコ

みほ「...優花里さん!ワイヤーにロープを!」キィッ

優花里「!っっはい!」パァ(西住殿ぉ!西住殿ぉ!西住殿ぉぉぉ!)

みほ「みんな少しだけ待っていてください!」

そど子「えっ!?何する気なのよ!」

麻子「前進することより仲間を助けることを選ぶとはな」

華「みほさんはやっぱりみほさんね」

優花里「だからみんな西住殿についていけるのです」(あああぁ!やっぱり西住殿ぉ!西住殿ぉ!西住殿ぉぉぉ!)

優花里「そして私たちは..ここまでこれたんです!」(西住殿ぉぉぉぉ最高ですぅぅぅ!うわぁぁぁ西住殿ぉぉぉ!)

沙織「そうだね」ニコ

華「私この試合絶対に勝ちたいです」

沙織「え?」

華「みほさんの戦車道が間違っていないことを証明するためにも...絶対に勝ちたいです!」

麻子「無論負けるつもりない」(むろん沙織は私の嫁)

優花里「その通りです!」(西住殿ぉぉぉぉぉぉ!)

沙織「もちろんだよ!」

華「はい!」(なんでしょう?私の本能が...いえ、嗅覚が。とても邪な匂いがします)

しほ「...」(それがあなたの選択なのね。みほ)

杏「西住ちゃん跳んでるね~」

柚子「みんなで勝つのが西住さんの西住流なんですね」

桃「ああ!もう!急げぇぇー!」


まほ「...」

エリカ「ふん!相変わらず甘いわね。その甘さが命取りなのよ!」

まほ「...」(でもそれがみほなんだよなー。みほは優しい)

エリカ「全車前進用意!丘を越えたら川に沈めてやるわ!」

まほ「...」(それに引き換えエリカは...悪い子ではないんだけど...なんというか何時も一言余計だよ。やたら人を煽るし)

まほ「後方七時敵。11号車やれ」(いや、これも私が悪いのかな?みほにかまけてちゃんと後輩の指導をしなかったから)

まほ「...ハァ」(来年黒森峰心配だなー) ドオン! 




決勝戦終盤

まほ「...」(どうしよ..みほを追いかけるの夢中になってたらいつの間にか1両だけになってた)

みほ「...」

まほ「西住流に逃げるという道はない」(とりあえずかっこよく言い訳しとこ)

まほ「こうなったらここで決着をつけるしかないな」(いや、むしろなんか最終決戦みたいで良いかも?名勝負・西住姉妹対決とか言われちゃうかも)ウキウキ

みほ「...受けて立ちます」

ナカジマ「ここから先は行かせないよ~」

エリカ「何やってるの!失敗兵器相手に!隊長我々が行くまで待っていてください!」

まほ「...」(スルー)




決勝戦後

みほ「お姉ちゃん」

まほ「...」(来たな!みほ)

まほ「...」(ここは焦らして)

みほ「...」

まほ「優勝おめでとう」(さらに焦らす)

みほ「あ」

まほ「...」(そしてここで!)

まほ「完敗だな」ニコ

みほ「///」

まほ「...」(キター!みほのテレ顔!)

まほ「...」アクシュ

みほ「...」ギュ

まほ「みほらしい戦いだったな」スリスリ

まほ「西住流とはまるで違うが」スリスリ

みほ「そうかな?」

まほ「そうだよ」スリスリ

みほ「あ..」

沙織華麻子「「「...」」」

優花里「...」ギリギリ

みほ「じゃあ、行くね」パッ

まほ「...ああ」(えぇ!?もう?)ガーン

みほ「お姉ちゃん!」


まほ「?」(やっぱり!?)パァ!

みほ「やっと見つけたよ!私の戦車道」

まほ「!」(みほ..とても良い顔)

まほ「...」(今は心から喜べるんだね)

まほ「うん」(よかったね。みほ)

まほ「...」(今は見送ろう。これからも会えるもんね)

エリカ「次は負けないわよ」

まほ「...」(エリカ..ここでそのセリフはもうずっとみほには勝てないような気が)

みほ「はい!」

まほ「...」(まいっか)ルンルン

亜美「優勝!大洗女子学園!」(ヤバイどうしよ。優勝しちゃったよ。みほさん大洗に残っちゃう。嘘がばれちゃうよ!..いえ大丈夫。かもしれないって私言ったもん。だからOK。嘘じゃない。私は悪くない)

オレンジペコ「おめでとう!」

ダージリン「おめでとう」

ケイ「Congratulation!」

カチューシャ「ハラショー」

ノンナ「Поздравляю」

百合「おめでとう!」

新三郎「お嬢ぉぉぉぉ!!」

しほ「...」

しほ「...ハァ」(...みほ。私も...)パチパチ




数日後

西住家

みほ「うー久しぶりだなー」

みほ「お母さんに会うのも久しぶり。なんか緊張する」

みほ「ただいま」ガラガラ

まほ「お帰り。みほ」

みほ「!ただいま。お姉ちゃん。玄関で待っててくれたの?」

まほ「たまたま」

しほ「みほ、話があるから来なさい」

まほ「...」

みほ「お母さん。...はい」


居間

しほ「...」

みほ「...」

しほ「まずは優勝おめでとう」

みほ「!あ!ありがとう」

しほ「正直優勝するとは思ってもいなかったわ。黒森峰に..まほに勝つとは」


みは「お母さん」

しほ「それも西住流ではないあなた自身の力でね」

みほ「...」

しほ「己の信念を貫き仲間を見捨てず勝利を掴み取る。これも1つの戦車道。立派だわ」

みほ「...お母さんありがとう...ありがとう」ポロ

しほ「だけど西住には必要ないわ」

みほ「え?」

しほ「以前にも言ったわよね?西住流は何があっても前に進む流派、強き事勝つ事を尊ぶの」

みほ「お.かぁ..さん?」

しほ「けどあなたは勝利よりも仲間を選んだ」

みほ「!?でも、私!」

しほ「ええ。あなたは勝ったわ。今回は」

みほ「...勝てたのは偶々って..」

しほ「いいえ。運なんかではないわ。あの勝利はあなたの実力よ。その事実は私も受け入れないといけない」

みほ「それじゃ!」

しほ「仲間を助ける。それが間違いだとは言わないわ」

しほ「仲間を助け勝利する。それは今回あなたはみごと成し遂げたわ」

みほ「...」

しほ「しかし、いずれ仲間を助け勝利する。その選択が絶対にできない状況に直面するわ」

しほ「仲間か勝利か必ずどちらか1つを選ばなければいけない。両方を選ぶことはできない」

しほ「そうなった時あなたはどうするの?」

みほ「...私は」


しほ「その時に仲間を犠牲にしてでも前に進み勝利を掴む。例え非情と言われても、それが西住流。あなたにその決断ができて?」

しほ「その決断ができず理解できないのであれば西住にいても仕方がないわ」

みほ「...」

しほ「前回そして今回あなたは選択した仲間を。その選択を非難することも間違ってるとも言わないわ」

しほ「けど西住流ではないわ」

しほ「だからあなたはもう西住に必要ないわ」

みほ「!」

しほ「私から言うことはもう何もないわ。後は好きにしなさい」スクッ

みほ「...」

しほ「話は以上よ」スタスタ

みほ「...」

みほ「...お母さん」

しほ「...」ピタッ

みほ「私ね今までずっと勝つことだけを考えてたよ。ただお母さんに認めてほしくて...褒めてほしくて...」

みほ「けど、それができないと逃げ出したの。お母さんに失望されるのが怖かったの」


みほ「そうすれば、戦車道をやらなければお母さんにこれ以上失望されないって...だから転校したの」

しほ「...」

みほ「でもね、私大洗で多くのことを教えてもらったよ」

みほ「最初は戦車道はやりたくなかった。けど、大洗のみんなと一緒にいて...」

みほ「勝つことが全てじゃないって、仲間がいるって、戦車道は一つじゃないって」

みほ「そんな私を受け入れて支えてくれる仲間ができたよ」

みほ「だから、今でも本当はお母さんに認めてほしい。褒めてほしい。でも」

みほ「もう逃げません」

みほ「仲間を見捨てないそれが私の戦車道です。みんなで勝利を掴むそれが私の西住流です。甘いと言われてもそれが私です」

みほ「決してまげることのできない事です」

みほ「お母さん。お母さんの思いに応えられなくて申し訳ありません」

しほ「...」

みほ「けど、己を貫く」

みほ「これはお母さんから受継いだことです」


みほ「お母さんが己の戦車道と信念をまげないように」

みほ「私も己の戦車道と信念をまげません」

みほ「例え何があっても」

しほ「...」

みほ「...」

しほ「...みほ。成長したわね。本当に」ボソッ

みほ「えっ?」

しほ「何でもないわ。それがあなたの考えなのね。よくわかったわ」

しほ「ならあなたの信じる道を行きなさい。その戦車道と信念貫けるかどうか見物ね」

みほ「...」

しほ「...」

しほ「...最後まで見届けさせてもらうわ」

みほ「!ありがとうお母さん」

しほ「///」フンッ

みほ「...」

しほ「それと」

みほ「?」

しほ「...たまには..もっと家に..帰って..きなさい///」

みほ「うん!」




廊下

しほ「...」スタスタ

まほ「もう少し素直になったらどうです?」

しほ「何言ってるの!素直に言ったわ!」ピタッ

まほ「そうですか。でも」

しほ「あれでいいのよ。みほにとって西住の名はあの子の才能を抑え付けるだけだから」

しほ「もうみほは己の戦車道を見つけることができたのだから」

まほ「そう言ってあげればいいのです」

しほ「そう言ったわ!」

まほ「はいはい、そうですね」

しほ「フンッ///」スタスタ

まほ「...」(まぁ、これもお母様なりの愛情表現なのかな?)

みほ「お姉ちゃん」ヒョコ

まほ「みほ。お母様は..」

みほ「大丈夫だよ。わかってるよ」

まほ「みほ」

みほ「だって私の大好きな家族だもん!」ニコッ

まほ「うん!」

---後日

ゴニンノチカラデセンシャガウゴク! ワレラパンツァー5!

しほ「...」

亜美「...」

しほ「ねぇ..」

亜美「承知しました」

しほ「あら?まだ何も言ってないけど?」

亜美「大丈夫です。この衣装を手に入れればいいのですね?」

しほ「さすがね。察しがいいわ」

亜美「いえ、これも師範のおかげです」(ホントに...)

しほ「でも、今回は少し違うわ」

亜美「え?」(よかった...さすがに師範も)ホッ

しほ「私達もやりましょう」

亜美「」(予想の斜め上いった!)

しほ「あなたは何色がいい?ラバーブラック?ディープグリーン?」

亜美「え..あの」(この人本気!?)

しほ「私とあなたとそれにまほと、まほの所の副隊長を入れて4人ね」

亜美「あの..私には役者不足..なような」(さすがに歳考えましょうよ!絶対に嫌!この歳で黒歴史なんて!緊急回避!断固阻止!)

しほ「そこにみほも入ってもらえばちょうど5人ね。みほには新しい衣装新調してあげましょう」(私がみほの衣装作ってあげよう。みほも喜ぶわ!)ウキウキ

亜美「師範!私には

しほ「衣装作る手伝いお・ね・が・い・ね」

亜美「ハイ!ヨロコンデ!」(あ。これは無理だ)

しほ「あ!その前に名前考えないとね。西住戦隊とかどう!?」

亜美「とても良いと思います」(もう師範の呪縛から逃れられない)

しほ「よーし。早速まほ達呼んでみほの所に行きましょう!ついでに衣装の材料も買いに行くわよ!」

亜美「..輸送機の準備してきます」(誰か..誰かぁぁ!!助けてぇぇ!!!)

しほ「さすがね!頼りになるわ。これからもよろしくね!」ルンルン

亜美「ハイ!ヨロコンデ!」(イヤァァァーーー!!!)




おわり


エリカファンの人ごめんなさい。

エリカはかわいいし大好きです。
けどアニメしか見てないからかませ役にしかみえません。
決して嫌いではないです!

亜美さんは恋愛とか恋に疎そうだなーって勝手に思ってます。
あと若干天然なところがありそうな。

しほさんは家族が大切じゃないわけではないけどただ、
家元として西住の名を継いだ事をとても大切に重く受け止めてると感じます。
なので、娘達には厳しく気持ちを表すのが不器用なんじゃないかなって思ってます。
断じてみほが嫌いなわけがない!

最後にメガミマガジン4月号、マジありがとう!
最高!生きてて良かった!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年06月21日 (火) 22:15:55   ID: RKiqZTnk

撃破率120%を侮ってはいけない

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