妹「えっ!? お兄ちゃんって >>3 だったのっ!?」 (87)

男「悪かったな。隠してて」

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妹 (全然美形に見えないんだけどッ!)

男「驚いたか? 俺は超美形なんだ。だからお前は、超美形の妹なんだ」

妹「あ、あははーそうなんだー……」

妹 (疲れてるのかな? お兄ちゃん……)

妹 (そんなお兄ちゃんに私が言ってやれるコト、出来るコト言ったら!)

妹「>>7

お、おう…

妹「お、おう…」タジッ

男「待て妹よ。どうして退く? 俺は超美形なんだぞ。むしろ近付くべきでは無いのか?」

妹 (ど、どこから来るのよその自信はー!!)

男「さあ妹よ。我が腕の中で悶えるがよい」ジリジリ

妹 (お、お兄ちゃんの様子が変だわ! ここは >>11)

腕の中で悶える

妹 (腕の中で悶える? 嫌だ、私何考えて……)

ギュッ!

妹「!?」

男「おお…! この抱き心地は素晴らしいな!」

男「柔らかくて、少し力を込めたら崩れてしまいそうだ。それに、年頃の娘の香りが、なんとも……」

妹「へ、変態だー!! ちょっと離してよお兄ちゃん…!」

男「ムフフッ」

妹 (かつて無いほどの身の危険を感じるよぉ! ここは >>17)

泣いて助けを請う

妹 (女の子の武器を使うしか無いわっ!)


男「妹よ。このまま俺の妃に……」

妹「……ぐずっ」

男「なんと!?」

妹「ひぐっ…うぅ……酷いよぉ、お兄ちゃん怖いよぉ…」ポロポロ

男「泣いているのか…? 何故、泣くのだ妹…?」オロオロ

妹「離っ…ぐずっ……離してよぉ」ポロポロ

男「わ、分かった。ほれっ」サッ

妹 (しめたッ! この隙に >>22 )

バックブリーカー

妹 (バックブリーカーしか、有り得ないッ!!)

妹「はっ!!」

男「お、俺を仰向けにしてどうする気だ妹ぉ!? 膝枕なら逆だろう!?」ズデン

妹「ふふっ、膝に体をセットされた所で分からない?」

男「…! まさか!」

妹「そのまさかだよ! ――喰らえッ!」


妹「バックブリーカーッッッ!!」ガッ!


ボキボキボキッ!


男「アーッ!?」

妹 (よしっ! とりあえずお兄ちゃんにダメージを与えたから >>26)

寝る

妹 (ふわぁ…久々に技かけたから疲れたわ。昼寝でもしようかなー……)

男「」ピクピク

妹「あ、でもお兄ちゃんが居る家では眠れないよ。寝てる間に貞操を奪われかねないし」

妹「家を出て、>>30 に行こうかな」

祖母宅

妹「お婆ちゃんの家が無難だよね。ということで」

妹「行ってきます。お兄ちゃん!」

男「」ピクピク


――移動中


妹「お婆ちゃんの家についたよ!」

妹「お婆ちゃん居るー?」

>>34「あれ…?」

お兄ちゃん

男「妹じゃないか」

妹「えっ」ビクッ

男「様子が変だな、どうしたんだ? お化けでも見たような顔して……」

妹 (で、出たー!! 生き霊になってまで追い掛けてくるとかお兄ちゃん、マジ・シス・コンッ!)

妹 (でも様子がさっきとは違うけど。とりあえずここは >>39 )

家に連れ帰ってお兄ちゃんの肉体に戻そう

妹 (家に帰ってお兄ちゃんの肉体に戻そう……何言ってるか自分でも分からないけど)

妹 (やらなきゃいけない気がする…!)

男「妹? 婆ちゃんに用なら……」

妹「それは良いからっ!! ちょっと来てお兄ちゃん!!」グイッ

男「わっ、分かったからそんな引っ張るなって! 転んじゃう転んじゃう……あぁッ!」ズデッ!

妹「そんな馬鹿やってないで。早くッ!」


――移動中


妹「我が家に帰って来た!!」

男「お兄ちゃんもうボロボロだよぉ……」ボロッ

妹「そんなこと良いから。さあお兄ちゃんッ! "モト"の肉体に戻って!!」

男「何いってるんだよ――って、わぁ!?」ピカー

妹「こ、これは…! >>43

超美形お兄ちゃん爆誕

妹「痙攣してるお兄ちゃんと泥だらけのお兄ちゃんが合体して、何かが出てくる…!?」


テッテレー

S.B男「超美形お兄ちゃん、爆誕ンンッッッ!!」


妹「う、うわあー!? 輝かしい貌(かお)のお兄ちゃんだ!?」

S.B男「ふっ、今まで迷惑をかけたな妹。これが俺の真の姿なんだ…!」

妹「状況が掴めなくてよく分からないけどッ! とりあえず >>48 するわ!!」

腹パン

妹 (腹パン! そういうのもあるのか)


妹「何も恨みは無いけど――えいッ!!」ボゴォッ!

S.B男「がはぁ!! …な、何故だ?」ボロッ

S.B男「俺は、名実共に超美形になったんだぞ!! お前の求める、理想のお兄ちゃんにッ!!」

妹「…えっ?」ボゴォッ!

S.B男「ウボァ!! …と、とりあえずその手を止めてくれ。それ以上いけない」

妹「あ、うん」

S.B男「ふぅ…」

妹 (事情を話してくれそうな雰囲気だけど、どうしよう……>>52)

鯖折り

S.B男「実はな……」

妹「あっ、ちょっと待って! 鯖折りさせてっ!!」

S.B男「鯖……え? 何ですかそれは」

妹「相撲」

S.B男「え?」

妹「相撲だって。もういいから組ませてよぉ!!」

S.B男「あ、はいどうぞ」


妹「ありが――ッッッとぉ!!」ズシャァ!


バキバキバキッ!


S.B男「あへぇ!? ひ、膝が痛いのぉ…! ジンジンくるのぉ!」ピクッ ピクッ

妹「……ふぅ。もう済んだから良いよ、話して」

S.B男「はひぃ……」ピクッ ピクッ

妹「あとその不規則に痙攣するのやめて」

S.B男「あ、あのですね。俺…いや、私が誕生したのは貴女がそう願ったからなのですよ」

妹「?」

S.B男「ほら、貴女が小さい頃。年長さんぐらいの頃かな、私に愚痴ってきたでしょう?」

S.B男「"どうして私の兄貴はフツメンなんだー"って。友達のA子ちゃんは云々って。言ってたでしょう?」

妹「覚えは……ある、けど」

妹「それとこれと何が関係あるの?」

S.B男「端的に言ってしまえば、貴女のお兄さんこと私は、貴女の"自慢"になろうとしたんですよ」

S.B男「勉強もスポーツも頑張りました。バックブリーカー極められても耐える体を作りました」

S.B男「料理だってするようになって……それでも、貴女はお兄さんを認めなかった。見てくれなかった」

妹「……」

S.B男「"超美形"でないこと以外は完璧なのに、"超美形"でないだけで貴女はお兄さんを邪険に扱った」

S.B男「――そうして生まれたのが、私です。私は貴女の"理想"でありお兄さんの"悲願"なのですよ」

妹「……私、は」

妹「>>56

ごめんなさい

妹「……なさい」

妹「ごめん、なさい…!」

S.B男「いや、何も謝ること……」

妹「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめん……ごめん、お兄ちゃん!!」

妹「わたっ…私は、お兄ちゃんの努力に目もくれず、どうしようも無いこと言って…!」

S.B男「妹……」

妹「でもね、無視してた訳じゃないよ! 嫌いなんてとんでもない…ううん、大好きっ!」

妹「私は、お兄ちゃんのコト大好きっ! 優しいお兄ちゃんが好きなの! 顔なんて関係無かったッ!」

妹「ただ、周りの目を気にして……"平凡"なお兄ちゃんを、避けてたの……」

S.B男「……」

妹「辛い思いをさせて、本当にごめんなさいお兄ちゃん。……いや、これだけじゃ足りない!」

妹「私をいっぱい打って! いっぱい怒って! 何でもしていいから…! それで、お兄ちゃんの苦しみが晴れるなら、私何でもするよ! だから……」

S.B男「>>62

ヤらせろ

S.B男 (ヤらせろ……って、俺は何を考えているんだ!)

S.B男 (実の妹に、可愛い妹に、そんなこと…!)

妹「何でも、するから…! 痛いことも、我慢するから…!」

S.B男 (そんな…こと……)


"優しいお兄ちゃんが大好きっ!"


S.B男 (っ! 駄目だ駄目だ駄目だッ! 俺は優しいお兄ちゃんであるべきなんだ。有り得ない、妹をこの手で穢すなんて…!)


"何でもするから…!"


S.B男 (……うぅ! でもっ……)


堕ちちゃう…? >>70

堕ちる

S.B男「いも、うと……」

S.B男「妹ぉ!!」ガシッ!

妹「ひっ…!」

妹 (だ、駄目っ。怖がるな、怖がるなよ私っ!)ブンブン!

妹 (お兄ちゃんの苦しみを分かってあげなきゃいけないんだから……!!)

S.B男「……」スー

妹 (…! お、お兄ちゃんの顔がどんどん近付いてる……これって、キス――)

S.B男 (糞ッ! 妹が怖がってるじゃないか、止まれッ! 止まれッ! 止まれッ! 止まれ、止まってくれえ!!)

妹「ん……」フルフル

S.B男 (ああっ…なんてことだ。そんなに唇を突き出したら、もう……!)




チュッ…




S.B男 (あっ……ぁ……あぁ!)


妹「んっ…!」

S.B男「……」チュー

妹 (あはっ……ふぁーすと、きす……)チュー

妹 (……もっと、ちゃんとした所でしたかったなあ。お兄ちゃんと、式場で――)チュー

S.B男 (最低だ最低だ最低だ最低だ最低だ馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿ッ!!)

S.B男「……服、いいか?」

妹「うん……」

妹「あ、あのっ、優しく……してね…?」ウルウル

S.B男 (うわあああああああああーーーーッ!!)

妹 (恥ずかしいコト、言っちゃったなぁ。でも、その、本当に……そういう、コト、するのは……怖いよ)

妹 (……うん。良かったんだよね? 本当に、これで……)


朝チュン? >>77

朝チュン

――チュンチュン


妹「……朝だ」

妹 (あの後私は、"兄"に散々弄ばれた。処女はとうに失って久しく、夜通し犯され抜いた…)

妹 (今まで溜め込んだモノ全てを私にぶちまけるように、荒々しく、残酷に私を穢した…)

妹 (その"兄"の姿からはもう、当時の面影は見当たらなかった……)

妹 (これで、良かった。そう、何度も心で繰り返した。私はこれで二人に出来た空白を埋められると思った。"お兄ちゃん"は酬われたと思った。赦して貰ってハッピーエンドだと思った。)

妹 (だけど。その実、あたかも娼婦と客のように、私達の関係は酷く冷たい、無機質なモノになってしまった。)

妹 (私は、悲しい。自分の過ちが憎い。遠ざかっていく"お兄ちゃん"が愛おしい。)

妹 (……ううん。過ぎたコトをいつまでも引き摺るのは、私らしくない。きっと"お兄ちゃん"も、そう言うだろう。)

妹 (それより、これからだ。私は贖罪の為に、毎日"兄"に抱かれる。どんなことも我慢してみせる。)

妹 (ただ――いつの日か、"平凡"な関係に戻れると信じて)








――朝チュンEND―― 
もう眠いからこれで勘弁して下さい!

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