男「横座ってもいい?」女「どうぞ」 (19)

SS作成初めてです。一応色々読みましたが間違いがあれば指摘お願いします。

男「すいません、横いいですか??」
男は椅子に座っている少女に話しかけた。

女「どうぞ」

男「ありがとう」
男は隣に座っている少女を見る。
とても可憐で可愛く街で歩いていたならば誰もが振り向くだろう。
年齢は16歳ぐらいだろうか。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421513321

男「僕は一週間に1回は夜寝れないからよくここにいるんだ。君は??」

女「私も似たような感じかな」

男「へぇー奇遇だね。あ!!僕は男!!君は??」

女「女、よろしくね」

男「よろしく!!ところで、ここは滅多に人が通らない場所なのに
  どうして女はここにいるの?」

女「私はずっと前からここにいるよ」

男「あれ??なんで気づかなかったんだろう」

女「男がずっとボーっとしてたからじゃないの?」

男「そうかなぁー、まぁここ電気ないし見えるのは顔と上半身くらいだもんねー」
そういって男は電気のついてない蛍光灯を見た。

男「女はどうして入院しているの?」

女「私は男と似てる。男と同じ足のせいだよ」

男「そうなんだ、ところでさ手術って慣れてしまえば怖くないんだよねー。
  女はどう思う?」

女「私はそうは思わないかな」

男「あれ?!みんな僕と同じこと言うから女も同じだと思ってたよ。」

女「私は苦手だよ。痛くて気持ち悪くて暗くて怖いもの」

男「たしかに麻酔が切れたりしたらそうなるね」
そういって男は時計を見た。
時間は深夜3時

男「そろそろ寝ないと!! 今気づいたんだけど女は足を失ってるんだね」

女「今気づいたんだ」

男「ごめん!!遅かったね」

女「ううん、別にいいよ」

男「近くに車椅子ないみたいだけど大丈夫?」

女「あとで看護士さんくるから大丈夫だよ。もう眠いんでしょ?」

男「流石にそろそろかな」

女「じゃあ、おやすみ」

男「おやすみ!またね」
そう言って男は病室へと戻っていった。

----それから数日後------
男はまたも眠れずにいつもの場所に向かっていた。
女はまたいるのだろうか。そんなことを考えながらゆっくりとゆっくりと歩く。

女「お!!また会ったね」ニコッ
そういって彼女は笑った。

男「天使か!!可愛いね!!本当!!」

女「私のことそんなこと思ってたの??」

男「いやっ!!変な意味はないよ!!」

女「私は男が思ってるような天使なんかじゃないよー」

女「2度会ったんだ。秘密を教えようかな」

男「2度目で秘密を話すの?それって信用されてるってことであってる?」

女「もちろん」

 
寝ます。起きたらまた書きます。あ、昔に書いてあった文章なので貼り付けてます。

日本語は自分の訛りや方言が多い為、無理やり標準語にしました。なのでおかしい部分があります!∑(`゚ω゚´;)

男「なら良かった。それで秘密って?」

女「私はね、人間だけど人間じゃない」

男「それってどういう意味?ロボットかなにか?」

女「簡単に言うと幽霊だよ、お化け」

女「私は元々この病院が建てられる前にあった拷問室で殺されたんだ」

女「足はそのときに切られた。とても暗い場所で何時間も痛めつけられた。私はなにもしていない。
  犯人に弄ばれた結果、殺されちゃったんだ」

女「いきなり言っても信じてく 男「信じるよ」

女「信じてくれるの?」

男「信じるさ、女がそんな真剣な顔してるのに信じてあげなくてどうするんだよ」

女「ありがとう」

男「でも、ずっとここにいるってことは一生成仏できないのかな??」

女「それはないと思う。私は今までずっと何年も話せなかった。でもやっと
  男に会えて話せた。それだけでもう十分嬉しかった。」

女「実は私、貴方に会えたとき驚いたんだよ?」

男「ん?なんで?」

女「私が当時、好きだった男の子に似てたから」

男「そっか、じゃあ仮にもし僕がその好きだった男に似てなかったら
  横に座らせなかった?」

女「気にせず座らせるよ」

男「なら良かったよ。」

男「あのさ」

女「ん??」

男「僕は君に触れる事ができた」

女「そうね、それがどうかしたの?」

男「つまりこういうことだ」
そういって男は女にキスをした。

女「なっ!!!」

男「」

女「」

男「いや、今だと思ったんだよ」

女「いきなりすぎだし」

男「そうでもしないと僕はチキンだから」

女「でも嬉しかったよ。まさか幽霊になってまでキスができるとは思わなかったけどね」

男「僕もできると思わなかったよ」

男・女「あっははは!!!」

男「まさか幽霊とできるなんて!!」

女「普通は思わないよね!!」

男「本当に驚いたよ」

男「ん??なんか女、透けてないか?」
目を丸くしながら男は女を見つめる。

女「あれ?!本当だ!!これが成仏なのかな??」

女「ここには何十年もいたからね、男と会えて本当に嬉しかったよ」

男「待ってくれ!いきなり早いよ!!でも!やっと君は帰るべき場所に帰れるんだ」

女「うん、男のお陰だよ。いきなりすぎるけどね」

男「それは反省してる!! 最後にひとつ聞きたい!」

女「なに?」

男「また話せるかい??」

女「もちろん」

男「そっか。じゃあ、またね」

女「うん!!またね!!」

-----数年後-------
男「あああああああ!!!今日も仕事疲れたああああ」

男「あー、もう無理だわ。もう明日は行かなくてもよくね。もう無理」

男「ああー、あ・・・やべっ」

ガジャンッ

-------病院------
男「まさか赤信号を無視するなんて・・俺は馬鹿だな」

男「幸いにも怪我はほとんどしていない。ただ足を怪我しちまった」
松葉杖を使って男は思い出の場所に移動していた。

男「ここか・・・。もういないはずなのにどうして僕はここにいるんだろう」

男「ここか・・・。もういないはずなのにどうして僕はここにいるんだろう」

「あのー」  「すいませーん」

男「はい??!!」

?「すいません、ここ座るところないんで私の横にでも座ります??」

男「??!!」

女「戻ってきちゃった」

男「まじか」

女「まじだよ!しかも今度は幽霊としてではなく一人の人間として!!」

女「いやぁー神様に頼んだらね」

------天国----------
神「んー??人間として戻りたい??」

神「今は難しいからそうだなー。何年後かしたら戻すよ」
------現在----------
女「って、ことだよ!!」

男「いや全くわからん」

女「そんなわけでこれからは一緒にいよう!!」

男「もちろん。あ!横座ってもいい?」

女「どうぞ!!!!」

終わりです(`・ω・´)
因みにこの話は半分以上は盛ってますがそれ以外は実話でもあります。
彼女と病院で出会って色々と話をしました。そしていつしか彼女は突然消えたんです。
でも看護士の方に聞いてもそのような女の子は病院にはいないよ?って言われて幽霊だったのかって理解しました。
ということで書かせていただきました!
色々とご指摘ありがとうございます!また別の作品を作ることになったらそこでお会いしましょう。

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