慎二「ふざけるなぁぁぁ！」

ﾋﾞﾘﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

慎二「ｸｿｯ。おい、ライダー！ 僕の命を狙う殺し屋が来るっ。絶対に守れよ！」

ライダー「……この野菜はどうします？」

慎二「ゴミとして捨てておけっ。そんなもの！」

ライダー「――分かりました」

慎二は部屋から出て行った

桜「ライダー。どうかしたの？ 兄さんが怒ってたようだけど」

ライダー「ヤシロと言う殺し屋が慎二を殺しに来るそうです」

桜「えっ！」

ライダー「とりあえずこの野菜を捨ててこようかと。……桜？」

桜「この野菜を捨てる？」

桜(素人目で見ても分かる。この送られてきた野菜……ランクで言うとSクラスの上物)

桜(……)

桜「ライダー、捨てるのは待って。せっかく頂いたのだから食べる事にするわ」

ライダー「しかし毒を仕込んでいる可能性が」

桜「大丈夫。こんな立派な野菜を作れる人が、そんな卑劣な行為をするとは思えないから」

桜「せっかくだから先輩にも食べてもらいたいの」

ライダー「分かりました。……コチラでは使わないのですか？」

桜「――こんな立派な野菜を蟲如きには勿体無いです」

桜「あ、せっかくだからヤシロさんにお礼の手紙をかかないと」



『
ヤシロさん

いただいたお野菜、とても美味しかったです

先輩や姉さんたちも絶賛していました

手紙のお返事が妹である私が送ることになったのは、兄さんは手紙を破り捨てたためです

本来は兄さん自身が返信するのが筋なのでしょうが、今は荒れててとてもそのような状態ではありません

ですので、今回は私が代わりに代筆をさせていただきました

』

郵便の人「ヤシロさーん。郵便でーす」

ヤシロ「ご苦労様です」

＞ヤシロは手紙を読んだ

ヤシロ「私の作った野菜を食べて喜んでいいだけたようだ」

ヤシロ「……ですが、やはり慎二様からは手紙はいただけないようだ」

ヤシロ「困りましたな」

ヤシロ「私が行う「殺し」は、私とターゲット様の約束」

ヤシロ「かってに行って殺したは、ターゲット様に失礼」

ヤシロ「ここは慎二様の周りの人にお尋ねしてみよう」