一夏「女子が一杯居るでござるwwww」(922)

「う~~トイレトイレ」

今トイレを求めて全力疾走している僕はis学園に通うごく一般的な男の子
強いて違うところをあげるとすればオタク趣味があるってことかナー
名前は織斑一夏

「ここのトイレは男子に優しくないで御座るwwww」

トイレに駆け込むが、やはり、女子しか通わないと言う事で、トイレの内装は全てピンク色で大便器しかない。
しかし、それがかえって今の俺には丁度いい。
俺は、藍越学園に通うことになっていたのだが、何の因果か、間違えてis学園の入学試験で、isを動かしてしまったのだ。

個室に入り、便座に座る。
別にトイレの為にやって来た訳じゃないからだ。

「女子ばかりは流石にキツイwwww
某、女子に対しての免疫は姉上しかないでござるよwwwポコォwwwww」

取り敢えず、トイレに入って、isに関する操縦や基本の技術等が書かれた電話帳並の本を広げる。
正直、このトイレは俺しか入れないので、ぶっちゃけ、俺の第二の部屋とさせてもらう事にした。
掃除のおばさん(おじさんかは知らない)が居るかもしれないが、『故障中』と言う張り紙をしておけば大丈夫だろう。

「にしても、これを覚えるのはキツイで御座るwwww
ポケモンの名前を全て覚える方が楽で御座るwww」

取り敢えず、排便をする場所なので、机替わりになるものがない。
今度、板を持って来て、机にしよう。

「帰って溜まっているエロゲーをクリアしたいで御座るwwww
おぉっと、そろそろ教室に戻らねばwww
姉上に引っぱたかれるで御座るwww」

ラウラが残念系になるな

急いで教室に戻ると、教室中にいた女子の動きが一瞬止まる。

「お?」

周囲を見回すと全員がすぐに視線を逸らす。
最初の挨拶が効いているようだ。

 hr時

「織斑一夏で御座るwww
織斑千冬の弟で御座候wwwww
夢の桃源郷is学園に入学出来てもう死んでも良いと思っていまするwwww
彼女イナイ歴=年齢!
彼女募集中で御座るwwww
これから1年間、よろしくで御座るwwwwポコォwwwww」

 回想終了

我ながらあれは酷かった。
だが、その御蔭で女子は誰も近づいてこない。

いいぞ
早く書け書いてください

俺の望む物は『植物の様に平穏な生活』だ。
つまり、このis学園と言う学校自体、願望から程遠い存在なのは間違いない。
趣味を楽しみながら、悪友達とごく普通の学校生活を藍越学園で過ごすはずだったのだが、ご存知のとおりだ。
そして、この学校、知っての通り、女子しかいない。
ハーレムはエロゲーの中で十分だ。
二次元から飛び出したそれは悲惨たるそれでしかない。
つまり、男子の願望とは実現すると、それはもはや地獄だろう。
二次元の少女たちは実にいい。
うるさくない、金はかからない、臭くない、劣化しない。
眺めているだけで幸せになれる。
平穏な存在だ。

「……」

どこからか視線を感じ、首を巡らす。
すると、一人の少女と目があった。

「……」

少女は俺の視線に気がつくとプイと視線を反らせてしまった。

彼女の名前は篠ノ之箒と言う、俺が小学生の頃の友人。
いや、幼馴染だ。
彼女の姉であり、俺の姉である、織斑千冬の親友、篠ノ之束がisを開発した。
is、正式に言えばインフィニット・ストラトスと言い、直訳すると、無限の成層圏という意味だ。
本来は宇宙用のパワードスーツを目指して作られたが、気がついたら軍事転用されていたでござると言う兵器が、isである。
正直、最新技術と軍事産業は表裏一体の関係で、特に宇宙技術に関しては言うまでもない。
冷戦時代の宇宙開発競争なんか最たるもので、ロケットはicbm、大陸間弾道ミサイルの技術と同じだ。
ps2なんか、コントローラーがミサイルの操縦が可能になると某米国が発売中止を求めたほどだ。
ちなみに、戦車の射撃管制などの機械はファミコンレベルの機能らしい。
ps3積んだらより命中率とかが高くなるのではと思ったのは内緒だ。
まぁ、兎も角、彼女は、姉である篠ノ之博士のせいで、俺が小学生の頃転校していった。
幼馴染と高校で再開とかsnegだな。
まぁ、向こうが話しかけてこない限り、俺も話さないし、できるだけ話し掛けられない様にトイレに行く。
全ては『植物のように平穏な生活』のためだ。

二時間目、やはり、非常に難解な言葉をベラベラと山田先生は並べ立てていく。
取り敢えず、教科書を広げ、電子辞書を広げ、更にはis関連の用語辞典を広げる。
正直、俺は一般高校へ受験するための勉強しかしておらず、さらに言えば、このis学園は超エリート高校でもある。
それ故に、周囲の生徒たちは、教科書と辞書ぐらいしか広げていない。
隣の女子なんか、さも当然の如くノートにツラツラと板書を書き連ねていく。
うむ、字も綺麗だ。

「えっと、何?」

俺の視線に気が付いた女子が恐る恐るという感じに俺を見る。

「何でも無いでござるよwwwww
某に気にせずどうぞ、山田教員の授業を聞くで御座るwwwww」

女子生徒は気持ち悪いものを見る顔で前を向いた。
危ない危ない。

「織斑くん、何か分からない所がありますか?」

山田先生が俺にニッコリと微笑みながら尋ねた。

「おお、山田教諭wwww
ちょうど良い所にwwww
p12ページの3行目で御座るがwwwww」
「はい!」
「ナチスドイツの開発したv1ロケットとありますがwwww
v1は飛行爆弾でござるよwwww
しかも、正確に言えば、ナチスドイツではなく、v1はドイツ空軍向けへwwww
v2はドイツ陸軍が開発したで御座るwwww
ちなみに、v1飛行爆弾の正式名称はフィーゼラーfi103と言うで候wwww
この教科書は適当なことが書いてありますなwwwwポコォwwwwww」
「そ、そうなんですか?
織斑くんは物知りですね~」

アハハハと山田先生が苦笑する。

「いえいえwwww
それほどでもありますwwwww」

それから、微妙な空気が流れたまま2時間目は終了した。

「ちょっと良しくて?」
「ダメで御座るwwww」

俺の席にやってきた縦ロールのお嬢様っぽい女子生徒にそう告げ、トイレに向かう。

「おい」

また、背後から俺を呼び止める声。
振り返ると、篠ノ之箒がむっつりとした不機嫌そうな顔で腕を組み立っていた。

「おぉwwww
これはこれは、篠ノ之殿wwwww
お久し振りでござるなwwww
6年ほどで御座ろうか?wwww
いやはや、某の事をお覚えで御座るか?
織斑一夏でござるよwwwwデュフフwwwww」

「ッチ……
ちょっと来い」

周囲の視線を気にしたのか箒は一人でズンズンと歩いていく。
なんだろうか?

「待つで御座るよwwww
そういえば篠ノ之殿」
「なんだ」
「去年、剣道の全国大会に優勝したでござろう?」
「ああ」
「おめでとうで御座るwwww
流石、篠ノ之殿でござるな!wwww
某、中学時代はけんどうをやって居らなんだ故、新聞で篠ノ之殿を見た時は随分驚いたで御座るwwwww」
「そうか」

うむ、会話が続かない。

もともと、箒はおしゃべりという感じの女子じゃないしな。
いや、女子というより、男子以上に男子だ。
多分、其処等辺の男子に刀を持たせるなら、箒に持たせるほうがよっぽど様になるだろう。
そして、廊下の端の方に行くと、箒が振り返る。

「久しぶりだな」
「そうで御座るなwwww」
「その喋り方はなんだ?」
「鬱陶しいでござるか?」
「わかっているのならやめろ!!」

箒がギロリと俺を睨む。

「まぁ、箒なら良いか」
「お、おう…」

箒が少し驚いた顔で俺を見た。

「どうした?」
「な、何でもない!」

「しかし、何故そんな訳の分からん話し方をするんだ?
小学生のことは普通だったろうが」
「ああ、そうだな。
箒、俺が小学生の頃書いた作文覚えているか?
将来の夢って題名の」
「ああ、確か『植物のように平穏な生活』だったか?」

箒が苦笑しつつ俺を見る。

「ああ、そうだ。
この学校は俺の『植物のように平穏な生活』から遠くかけ離れている。
そもそも、俺の歯車が狂い始めたのはお前と同じ理由だよ」
「……篠ノ之博士か」

箒の顔が不機嫌になる。

「ああ、そうだな。
そこを責めるつもりはない。
過ぎた事だ。
だから、俺は現状で対処できる限り『平穏な生活』を目指すつもりだ」

支援





ワンサマさんも苦労してんだな

「激しい「喜び」はいらない・・・

そのかわり深い「絶望」もない・・・・・・・・

だったか?」

箒が俺を見る。

「ああ、そうだな。
それが一番ベストな日常だ。
俺の人生は死人の心電図の様に、平坦を望む。
起伏は要らない。
そういう訳だから、某にあまり関わるでないでござるよwwww」

箒にじゃあと別れを告げ、教室に戻る。
教室に入るとやはり、ザワ付きが止まった。
ヒソヒソと、箒が居ない事を指摘する声が聞こえたが、あえて無視する。

「ちょっと良いかしら?」

そこに先ほどの金髪縦ロールが現れた。

「何wwでwww御wwww座wwwwwるwwwwwwwかwwwwwwww
金髪縦ロールさんwwwwww」
「なっ!?
誰が金髪縦ロールですって!?」
「御宅以外に誰が居ようかwwwww」
「私には「いやいやwwww
御宅の名前は知っているで御座るよwwwww
イギリスの代表候補生のセシリア・オルコット女史wwwww
生で見るオルコット女史はやはり違うで御座るwwww
いと美しきかなwwwww美しきかなwwwww」
「わ、私の名前を知っているとは殊勝なことですわね」

オルコットは少し引いた様に俺を見る。
一体何の用だ?

「してwww
そのイギリス代表候補生であるオルコット女史が某に何用で御座ろうかwwwww」

        .∧__,,∧
       ( ´・ω・)   
.    シュッ  >、/⌒ヽ  
  ───ミ''-‐y' / i_

        `⌒ー′ | |::| 
      \\  \ | |::|
         ・   \=::|. 
              \ 
                \


「貴方、少し位知識があって男でisが操縦できるからといって調子に乗っていませんこと?」

ああ、メンドくさいパターンの。

「調子に乗っている様に見えるで御座るかwwww
あいや、それは失礼wwww
そんな事よりオルコット女史wwww
ひとつ頼み事が有り候wwww
良ければサインをお願いするで御座るよwwwwポコォwwww」

ルーズリーフとサインペンをオルコットに差し出す。

「は、はぁ?」
「いやはや、オルコット女史は有名人www
しかも、大英帝国の代表候補生で御座るwwwww
同級生のよしみでサインを書いてくれまいかwwww」
「ま、まぁ、それぐらいなら良いですわ。
貴方宛で宜しくて?」
「できれば親友の分も書いて欲しいでござるよwwww
名前は『弾』で御座るwww
『五反田弾』で御座るwww」
「分かりましたわ」

セシリア・オルコットはアホと見た。
唆せばコロッと態度を変える。
そして、セシリア・オルコットがサインを書き終えると千冬姉と山田先生がやって来た。

「ありがとうござまするwwwww
この恩は一生忘れませぬwww忘れませぬべりぃwwwwwポコォwwwww」
「そ、そうですか…
私は失礼しますわ」

オルコットは言うとそそくさと席に戻った。
うむ。

「織斑、何をしている」
「織斑教員wwww
見て下されwwww
オルコット女史にサインを貰ったで御座るwwww
羨ましいで御座るか?wwwww
羨ましいで御座るか?wwwww
羨ましいで御座ろうwwwwww
生憎、サインは某と親友の分しか御座らんwwww
だから、織斑教員には上げれんので御座るwwww」


なんだ、見た目は原作と変わらないのか
残念

これは期待

「誰がいるか」
「負け惜しみをwwww
さぁ、時間で御座る。
3時間目を始めるとイイでござるよwwww」

ちょうど鐘が鳴る。

「起立」

号令と共に立ち上がる。
そして、礼、着席と続いた。
教壇には千冬姉が立つ。

「まず、授業を始める前に、再来週行われるクラス対抗戦に出る代表者を決めて貰う」
「織斑教員wwww
質問があり候wwww」
「なんだ、織斑」
「はいwwww
織斑一夏で御座るwwwwポコォwwww
クラス対抗戦とは何か某に教えてくだされwwwww
何分、某、急に入学が決まった訳でwwwww
行事に関してまで目が通らなかったでござるよwwwwフヒヒwwwww」

「……まぁ、良いだろう。
クラス対抗戦とは聞いて名の通りだ。
クラスで代表を決め、その代表者がisを使って戦うのだ」
「ほうほうwwww」
「で、今はそれを決める。
自薦他薦を問わないぞ」

千冬姉が言った瞬間、俺は手を上げる。

「今度は何だ、織斑」
「フヒヒwwww何度もサーセンwwwwww
某、オルコット女史を推薦するで御座るwwwwポコォwwwww
推薦理由はwwwオルコット女史が代表候補生である事とwwww
専用機を持っているからで御座るwwwwプゲラwwwww」
「成程。
ほかに」

千冬姉が周囲を見回す。
すると一人の女子が立ち上がった。

「織斑君も良いと思います!」
「思wwwわwwwwぬwwwww伏wwwwwww兵wwwwww
まさにポルナレフwwwww
ポルナレフもびっくりで御座候wwwwwww」

めんどくさい事になったぞ……

「織斑教員wwww
織斑教員wwwww
某は辞退するで御座るwwwww」
「ダメだ。
他薦された者には拒否権はない」
「なwwwwんwwwwたwwwwwるwwwww横wwwww暴wwwwwwww
アドルフ・ヒットラーも吃驚の独裁政治で御座るwwwwww
教員職の立場を利用した職権乱用wwwwww
流石織斑教員wwwwww
俺達が出来ない様な事を平然とやってのけるwwwww
そこに憧れるwwwww
痺れるwwwwwwコポォwwwwww」
「黙れ」

千冬姉が俺の頭部に出席簿を振り下ろし、俺はそれを白刃取り。

「当たらなければどうと言う事はないwwwwwww」
「他に居ないか!」

出来るオタクだな

演技でやっているように見えないで御座るwwwwwwwwwコポゥwwww

千冬姉が周囲をコレでもか睨みつける。
そのせいで全員が固まって動かなかった。

「ならば、二人で話し合って決めろ!」

バンと教卓に出席簿を叩きつけた千冬姉はそれっきり黙ってしまった。
おい、こら、仕事しろ教師。

「取り敢えず、私が代表者で問題ないですわね」
「異議があろうかwwwwwいや、あるまいwwwww
そうだろうwwwwwそうだろうwwwwww」

周囲からエーっと声が上がった。

「なっ!?
私が代表に何が不満なのですか!!」

オルコットがムッとしたように周囲の女子を睨む。

「だいたい、抑が可笑しいんですわ。
こんな極東に態々来て、物珍しいという理由だけで素人の訳の分からない事おっしゃっているお猿さんがこのイギリス代表候補生セシリア・オルコットを差し置いて代表になるなんて!!
isの技術を取得しに来ているのであって、私はサーカスをしに来ているわけでありませんわ!!」

オルコットが白人至上主義を前面に押し出し考えを述べていく。

「だいたい、こんな島国で、生の魚を食べるような野蛮な国で3年間も暮らさないといけないと言う事自体、私は我慢できないのに!」
「聞いたで御座るかwwww
皆の衆wwww
聞いたで御座るかwwwwww
オルコット女史の白人至上主義wwwwww
イギリス人はやはり差別主義者で御座るwwwwww
オーストラリア人やアメリカ人が差別主義者なのはwwwwwwww
元々がイギリス人だからで御座るなwwwwwwwww」

箒ちゃんだけは特別扱いで安心したでござる

「な、なんですって!?!」
「何が島国だ、この野郎。
黙って聞いてりゃベラベラと。
テメーの国だって島国だろうが。
だいたい、何時まで大英帝国気分なんだ?
アジアでのテメー等イギリスは俺等『猿』にすら勝てなかった雑魚なんだよ。
プリンス・オブ・ウェールズやレパルスだって30分足らずで沈んだ。
ハリケーンだって隼にコテンパンにやられた。
お前が馬鹿にする、『生魚を食べる野蛮な猿』にな。
しかも、お前が習いに来ているisの技術だってどうだ?
そもそもisは何人が作ったか言ってみろ。
そうだよ、日本人だよ。
お猿さんの日本人だ。
お前の様な屑が一番嫌いだ。
人種差別主義者の糞め。
お前の様な存在がいるから、未だ黒人=下等生物の様な思想が蔓延っているんだ」

キwwwwレwwwwwたwwwwwww

「い、一夏!!!」

ガタリと箒が立ち上がる。

「……クソ」

やっちまった…
ついカッとなって周りが見えなくなる。
俺の悪い癖だ。
この癖があるからこそ、俺は『植物のように平穏な生活』を求めるようになったのに…

「なにはともあれ、オルコット女史に代表者をやって貰うで御座るwwwwポコォwwwww」
「言ってくれましたわね、お猿さん…」
「お猿さんじゃないで御座るwwww
織斑一夏で御座るwwwwデュフフwwwデュフフwwwww」
「決闘ですわ!!」

オルコットはガタンと立ち上がり、ナワナワ震えている。

「だがwwww断るwwwwwww
この織斑一夏wwwww
女子に手は上げないで御座るwwwwww」

「怖いんですので?
だったらそうおっしゃいな」
「怖いで御座るwwww
オルコット女史はとても怖いで御座るwwww
怖すぎておしっこ漏れちゃいそうで御座るwwwwwポコォwwwww」
「なっ!?
なんて下品なんですの!!!!
男なら正々堂々、私と戦いなさい!!」

メンドくさい女だな…

「しょうがないで御座るwwww
某の飛天御剣流でオルコット女史を一撃で倒してしんぜようwwwwデュフフwwwwwデュフフwwwwww」

取り敢えず、適当に戦ってすぐに負けよう。
相手は腐っても代表候補生だ。
俺が勝てるハズがない。
だったら、せめて、千冬姉に怒られん程度に力を抜いて戦えば良い。
何事も力を抜いてやるのが一番だ。
本気を出すと禄な事にならないからな。

「お、織斑くん、まさか、セシリアとisで戦うつもり?」
「如何にもwwwww
オルコット女史が某との戦いを剣道で付けてくれるとは到底思わんで御座るwwwww」
「じゃあ、ハンデ付けてもらった方が良いよ」
「そうですわね。
確かに、ど素人のあなた相手に全力で行くのは大人気ないですわね。
ハンデをあげますから言ってご覧なさい」

オルコットがフサァッと髪の毛を広げる。

「それならばwwwww
オルコット女史は射撃系の武器を使ってはいけないと言うのはどうで御座ろうかwwwww」

オルコットの使うブルーティーアーズは射撃メインの所謂狙撃兵の様なisだ。
射撃禁止とはつまり、ブルーティアーズのほぼ全部の攻撃を禁止するようなもの。

「な、何を言っているんですの!?」

それみろ、動揺し始めた。

「冗談で御座るwwww
オルコット女史のブルーティアーズは射撃メインのiswwwww
射撃兵器の使用を禁止すると残るはインターセプトのみwwwww
格闘用のショートブレードwwwww
故にwww故にハンデは要らんで御座るwwwwww
相手の手の内は既に見切っているで御座候wwwwww
敵を知りwwww己を知ればwwwww百戦危うからずwwwwウェwwwwwウェwwwww」

そして、ブルーティアーズは機体名にもなったファンネルのようなビットを持っている。
その名のとおり、ブルーティアーズと言う。
確か、6つ。
4つはビーム、2つはミサイルだ。
それにさえ注意すれば、あとはどうとでもなる。
取り敢えず、あとはネットでブルーティアーズと戦う為のシュミレーションを漁るだけ。
ネットの住人はそういう下らん事を大真面目に議論するんだから、ありがたい。
俺の使うのはきっと打鉄だろう。

「あぁ…メンドくさい……」

「とりあえず決まったな?
試合は一週間後の月曜日、放課後に第三アリーナで行う」
「うはwwwwwおkwwwwww」
「分かりましたわ」
「二人はそれまでに準備をしておくように」

準備つってもほとんどする事ないな…
とりあえず、体力は付けておこう。
まぁ、中学は部活に入ってはいなかったが運動は欠かさなかったしな。

「それでは授業をする」

うむうむ、授業だな。
とりあえず、オルコット対策は万全にしておかねば、無駄に怪我をする。
こんな下らない事で怪我をしていたらただのアホだ。
と、言うか今日から一週間枕を高くして、ぐっすりと眠れない…
ストレスが半端ない。
許すまじオルコット…
許すまじ自分の癖……

カッコイイのに格好悪いwwwwww

言ってることはアレだけど、カッコいい
箒ちゃんが惚れるのも仕方ない

原作よりカッコイイ!

カッコわるイイだなこれはwww

なんだろう、心沸き立つ

そんなこんなで一日が終わった。
予習をしてきたが、授業についていくので精一杯だ。
流石エリート高校。
事前に専門書の用語辞典を持ち込んでおいて本当に良かった。
しかし、専門過ぎて、非常に分厚い上にお値段が半端ない。
お値段以上ニトリレベルだったが、生憎、お値段以上にするためには3年は確実に頑張って貰わねば元が取れんだろう。

「あ、織斑くん。
良かった、まだ教室にいてくれて」

そこに山田先生がやって来る。
周囲には女子も居り、俺に話しかけはしないが、話が聞こえるレベルに話し合っている。

「おぉwww
これはwwwこれはwwwww
山田教員wwwww
某に何用で御座ろうwwwwww」
「えっと、ですね、寮の部屋が決まりました」
「おぉwwww早いで御座るなwwwww
政府の匿名でござろうwwwww」
「え、ええ、そうです。
事情が事情だけに……」

「相分かったっで御座るよwwwwww
一旦家に帰って荷物を持ってくるで候wwwww」
「その必要はない。
お前の必要品は私が手配してやった」

そこに千冬姉がやって来る。

「それはwwwwそれはwwwwwウェwwwwウェwwww
それはそうとwwwww洗濯物は如何したwwwww」
「取り込んでおいた」
「織斑教諭はwwwwww
家事がいと下手クソで候wwwwww
取り込んだ=竿ごと部屋に投入wwwwwwポコォwwww
風呂掃除=水を流すだけwwwwwデュフフwwwww
故にwwww故にwwwww
嫁遅れているで御座候wwwwwwうぇwwうぇwwwwww」

キタ━(゚∀゚)━!  


っ④

千冬姉に殺されそうな発言だな……

面白くなってきたな

>>47
千冬姉が同類じゃないといつから錯覚していた?

実際問題、千冬姉は家ではジャージで髪の毛を梳かさない。
だから、このis学園で再開した時、一瞬別人かと思ったほどだ。

「貴様、覚悟は出来ているんだろうな?」
「覚悟は出来ているか?

俺は出来てる…

ブチャラティ乙ですwwwww
某は何時からプロシュートに成ったで御座るかwwwww
ならばwwwwならば某は一言wwwww

『ブッ殺す』と心の中で思ったならッ!

その時スデに行動は終わっているんだッ!

以上で御座るwwww
某、織斑教諭が放り込んだ洗濯物と風呂掃除があるでござる故wwww
故に一度家に帰らせて貰うでござるwwwww
寮の部屋番号を教えてたまふwwwww」

部屋番号を教えてもらい、その場を後にした。
やれやれ。
やっと一日が終わった。

家に帰り、とりあえず、数日家を空ける用意をする。
また、趣味のモノとか必要なものをトランク2つ分に選び抜き、再び寮に戻る。

「某の部屋は何処で御座ろうwwwwww
此処ではないwwww否、此処だろうwwwwww」

扉を開けると、其処には箒が立っていた。

「ん、同室の者か。
私は篠ノ之箒って…何故、貴様が此処にいる」

箒が俺を睨んだ。

「何故で御座ろうかwwwww
文句があるのならばwwwwww
織斑教諭に言うが良かろうてwwwwwww
某が決めた訳ではないで御座るwwwwwポコォwwwwww」

「そ、そうか…
しかし、男子と同室とは……」

箒はちらっと俺を見る。

「安心しろ。
俺はちゃんと基礎が出来た人間だ。
そんなことより、今日届いたゲームをやりたいからテレビを占領するが、構わんよな」
「あ、ああ…
と言うか、ゲームを持ってきたのか?」
「当たり前だ。
俺は今日、発売のロボティクス・ノーツをクリアせねばならんのだ。
悪いが、話しかけないでくれ」
「あ、ああ…分かった」

テレビにps3を接続。
ああ、これ、hd用のコネクターが対応してる!
流石is学園!!
税金で作られただけあって設備が完璧だ!!!

その後、夕飯の7時までしっかりとやった。
うむ。

「一夏、先程からずっとゲームをしていたが、大丈夫なのか?」

場所は食堂、同室のよしみ、幼馴染のよしみという感じでふたり揃って夕飯を食べる。

「ああ、大丈夫だwwww
某にかかれば鬼畜米英の尖兵なぞwwww
竹槍一本で勝つるwwwwww
うはwwwww某wwwww最強wwwwww
そして、味噌汁うめぇwwwwうぇwwwwうぇwwwwwww」
「他人がいるとその喋り方になるのか…」
「なんの事だかwwwww
某wwww分かりかねまするwwwwwwわかりかねまするぞwwwww篠ノ之殿wwwww」

ちなみに、お好み定食aだ。
内容は白米、味噌汁、豚肉の炒め、お新香である。

「国民の血税wwwww
注ぎ込まれているだけあってwwwwww
飯wwwwテラウマスwwwwwポコォwwwwwww」

「少しは黙って食えんのか」

ギロリと睨まれる。

「コワスwwwww
篠ノ之殿が切れたで御座るwwwww
テwwwwwラwwwwwコwwwwwwワwwwwwwwスwwwwwww
白米のおかわりは無料ですかwwwwww」
「おかわり自由だ。
ついでに、どのオカズもおかわり自由だ」

箒がさっさと去れと言わんばかりに顎でしゃくってカウンターを見遣る。

「タダ飯ウマスwwwwww
お代わりしてきますぅwwwwwデュフフwwwwww」

茶碗を片手にカウンターのおばちゃんにおかわりを要求すると山盛りで返却された。
素晴らしきis学園!

そして、席に戻ると箒が呆れた顔で俺を見る。

「食堂のおばちゃん気前良すwwwww
大盛りくれたで御座るwwwwww」
「ねぇねぇ!」

そこに複数の女子がやって来る。

「何で御座ろうかwwwwww」
「一緒に食べていい?」
「一向に構わんwwwww
ウハwwwww女子増えたwwwwww
テラwwwwモテモテwwwwww」

取り敢えず、箒はあからさまに嫌そうな顔をした。
俺だって嫌だよ。
だが、肉を切らせて骨を断つって戦い方があってな、箒。
俺は今からそれを実行するわけだ。

「ねぇねぇ、織斑くん」
「何で御座ろうwwwww」
「織斑君って織斑先生の弟なの?」
「如何にもwwwww
某wwww織斑千冬の唯一の肉親にして保護者wwwwwww
織斑一夏で御座そうらえばwwwww
今後共姉をよろしく頼むで御座るwwwwwうぇwwwうぇwwwwww」
「そ、そうなんだ…」

女子がいい具合に引いている。

「所で話は変わるがwwwwww」
「な、なになに!!」
「御宅は何処の国の人間で御座ろうwwwwww
ヨーロッパ系で御座るかwwwwwポコォwwwww」

見立てではドイツか、フランスだろう。

「私?
私はベルギーだよ」

「ktkrwwwww
ベルギーktkrwwwww
これで勝るwwwwww」
「え?」
「某wwww
ベルギー大好きで御座るwwwww」
「ほ、ホント!?」

女子生徒が嬉しそうに俺を見る。

「ベルギーwwwww
漢字で書けば白耳義wwwww
チョコレートとfn社の国で御座候wwwwwww
fn社wwwwwwポコォwwwwwww
名門銃会社wwwwwww」
「え、えっと、まぁ、うん…
確かに、ベルギーはfn社で有名だけど…」

女子が苦笑しながら周囲の女子に助けを求める。
よしよし。

そう言えばこの一夏は、なんのためにこんなフリをしてるんだっけ……

>>58
ちゃんと読めよ

「某wwwwww
f2000が欲しいで御座るwwwww
p.90やfncもイイ銃で御座るなwwwwwww
と、言うかwwww
アメリカ軍の主力火器はほとんどfn社で御座るなwwwww
ベルギー人としては鼻高々で御座ろうwwwwwww
ウハwwwwwテラ羨ましすwwwwwww」
「そ、そうなんだ…」

女子生徒はハハハと笑う。
よし、これで女子は近づかないだろう。
一応念のためにもう一人の女子も。

「して、御宅はwwwwww」
「あ、えっと…
オーストリア……」

オーストリアか。
うん、良いね。

>>59
把握した

「キタ━(゚∀゚)━wwwwwwww
オーストリアktkrwwwwwww
篠ノ之殿wwwwww
聞いたで御座るかwwwww
聞いたで御座ろうwwwww」

前に座る箒に話を振る。
箒はこっちくんなという顔をするが、アイコンタクトを送ってやる。

「よ、よかったな…
それで、な、何が来たんだ?」
「デュフwwwデュフフwwwwwwww
篠ノ之殿wwwww
オーストリアと言えばwwwww
グロック社とステアー社をお忘れかwwwwwwwwクポォwwwwwww」

なんだそれはという顔をする箒。
隣の女子は地雷を踏んだという顔をして遠い目をしていた。

「某がwwwwww某がwwwwwww
教えてしんぜようwwwwwww
耳糞カッポジってよく気がヨロシwwwwww」

そこから延々と銃の話を3人にする。
箒ににゃ悪いが、これも俺の『植物のように平穏な生活』がかかっているんだ。
すまんな。

さーて…どうなる?

千冬姉が来て強制解散になるまで銃の話をし、食堂には俺と箒、そして、千冬姉が残った。

「まったく、貴様という奴は何をしているんだまったく」
「こうすれば、俺に干渉してくる奴等を排除できるだろ?
さっきは悪かったな箒」

コーヒーを飲みながら隣で未だゲンナリしている箒に謝罪する。

「その歳で女子に興味がないとか貴様は病気か?」
「病気じゃねーよ。
それよか、千冬姉。
パンツのゴムが伸び切って、更には穴があいた奴を洗濯機に放り込むな。
一緒に洗っちまったじゃねーか」

御蔭で、何となく損した気分になったじゃないか。

「今はそんな話をしなくてもいいだろう」

千冬姉が俺を睨む。

「よくねーよ。
だいたい、千冬姉は何時も良い加減過ぎなんだ。
ゴミの分別も、最近厳しいんだぞ?
可燃ごみに透明のフィルムが1つでも入っていると、持って行ってくれないんだ。
赤は可燃ごみ。
青は資源ゴミ。
前も言ったろう」

これは面白い



ふむ
千冬ねぇねぇと箒ちゃんだけは特別枠か
よろしい

「知るか」

千冬姉がフンと鼻を鳴らす。

「はぁ……
良いか、千冬姉。
女尊男卑の世の中とは言え、望んでも結婚できない女子はいるんだぞ。
千冬姉は幸か不幸か、外見“だけ”は飛び切り良いんだ。
だが、外見が良くても中身がダメだったら、結局、ダメだ。
外見がマイナスでも、料理が出来たり、性格がよかったりする女性は結果的に結婚できている。
まぁ、千冬姉が働いて、主夫をやってくれる男を探すって手もあるが、やっぱり、難しいぞ。
だいたい、何時までもブラコンじゃ社会でもやっていけないだろう。
今日の部屋割りだって、箒がたまたま居たから良い物を、もし居なかったら、俺に個室与えただろう」
「当たり前だ。
お前がほかの女子生徒を襲うかもしれなんからな」

脇で箒で私は襲われてもいいのかと呟くが、千冬姉には聞こえていないようだ。

「兎も角、俺だって何時までも千冬姉の面倒ばかり見てられないんだぞ?
こう言う、細かい所から直していかないと、30超えても独り身のままだぞ」
「うるさい。
お前が姉の将来の心配をするなんて100年早いわ。
さっさと部屋に戻れ。
それと、風呂は、部屋のを使え。
篠ノ之は大浴場だ。
良いな」
「は、はい、千冬さん…」

千冬姉はそれだけだと言うと去っていった。
バツが悪くなるとすぐに逃げる性格も直した方が良いな。

「箒、俺たちも部屋に戻るか」
「ああ」

二人で廊下を歩いてると女子生徒がヒソヒソと話をはじめる。

「いやはやwwwwwww
織斑教諭もあの素晴らしさが分からぬとは如何ともしがたいですなwwwww
篠ノ之殿もそうは思わんで御座るかwwwwww」
「お、お前が訳の分からん話をするからいけないんだ」

俺の意思が伝わったのか箒がフンと鼻を鳴らし、言う。

「訳のわからないwwwwww
失敬なwwwwww
失敬で御座るwwwww
失敬で御座るよwwwwww
篠ノ之殿wwwwww
fn社とグロック社とステアー社に謝罪文を書くべきで御座ろうwwwww」
「誰が書くか!!
まったく、鉄砲だのなんだと…
所詮、isの前では無力だ」

箒はフンと鼻を鳴らし、先に部屋に入ってしまった。

やれやれ。
箒、それは違うぞ。
isは世界最強だなんて、言われてるがな。
あんなもの幻想に過ぎない。
確かに、サイロから飛んでくる核ミサイルは迎撃できるだろうが、それ以外のミサイルは、特に潜水艦からのミサイルはキャッチはほぼ不可能だ。
それに、isを操縦する兵士は大抵が女子だ。
目の前で、兵士が死ぬのに耐えられるのか?
俺は無理だ。
殺すの無理だ。
この場にいる奴等は全員、その覚悟があって此処に来ているのか?
いいや、違うだろう。
だいたい、みんな、兵士としての自覚がないはずだ。
だが、isに乗る、乗れると言うことはつまり、この場にいる生徒は皆徴兵されるという事だ。
日本じゃ徴兵は内が、国がそうはさせないだろう。
半ば強制的に自衛隊にいるれるだろう。
何時かの防衛大臣が言っていた、
『徴兵された兵士は専門的な技術を教えてもすぐに流れ出てしまう。
専門的な兵器を扱う兵士は志願制によって成り立たなくてはいけない』

と。

つまり、どういう事かと言うと、徴兵された兵士は2年半(旧軍)で兵役義務が終わる。
その後はほかの一般の仕事に就くために、せっかく苦労して機械の使い方を教えても、兵役が終わり、兵士達が消えてしまうのだ。
isなんて、それを更に厳しくしたもので、操縦出来る人まで制限されている。
今までの兵器なら、健康で鍛えた人なら、教えれば大抵は扱える。
だが、isは違う。
男はまず無理だ。
女も、全員が全員操縦できるわけではない。
適正があるからな。
isは兵器ではないと言うが、あんなもの兵器だ。
いや、兵器と呼ぶに呼べない、玩具だ。
人を殺す目的で作られた非効率極まる玩具。
それがisだ。
兵器とは、自国で製造、生産出来、システムを完璧に把握していなければいけない。
isは強力だが、兵器としては最悪だ。
どれもできないのだから。
世界中の国がisを使わず戦争をするという事態に発展したらどうだろうか?
どんなに篠ノ之博士が苦心して作ったisでも、使う人がいなければ、結果的に意味を成さないではないか。

核抑止論という言葉がある。
お互いが核兵器を持つ事で、お互いに牽制し合い、膠着状態を作る事だ。
これは国にとっては実に利益がある。
なぜなら、お互いがお互いを警戒しあう為に、軍需拡大が見込まれ、それ故に経済が発展する。
もちろん、余りに緊張を膨らませると、破裂した時に地球がなくなるかもしれない。
要は冷戦時代がそれだ。
お互いに適度なガス抜きをする場を設けることで、科学技術は発展し、経済は豊かになった。
現に、人間が宇宙に行ったとき、世界は冷戦中だった。
篠ノ之博士は『世界平和』を目指してisを作ったのだろう。
確かに平和は尊い。
だが、結果として、様々な国や人々に迷惑を掛けた。
そして、今に至るが、正直、isが出来るころより悲惨な世界だ。
中東や第三諸国では相変わらず、紛争が起こっているし、先進国の環境汚染や犯罪率は逆に増えた。
女尊男卑になったからだ。
世界は平和とは逆の状況にある。
まぁ、正直な話、そんなことは『どうでもいい』んだ。
俺は『俺に火の粉が降り掛かって来なければ良い』んだから。
しかし、現状は火の粉どころか、俺を囲んでキャンプファイアー状態だ。

オルコット、is学園、篠ノ之箒、織斑千冬。
片付けられるモノから素早くそして、確実に消していく。
そうしなければ次々に燃え移っていく。
それだけは防がねばならない。
俺はアニメや漫画の主人公を羨ましいと思わない。
彼等は一様にして損しかしていない。
本人達はイイだろうが、俺はよくない。
それを見るのは良いが、なるのは良くない。
だから、俺は全力で火種を消していく。

「待つで御座るよ篠ノ之殿wwwww
某を締め出すとは何事かwwww」

扉を開け、中に入っていく。
さて、取り敢えず、オルコットのブルーティアーズの攻略を考えねばな…
やれやれ、だぜ…

面白すぎる
支援④

その晩、夜の10時までしっかりとオルコットと自身の事と、ブルーティアーズについてみっちりと調べた。

「ああ、よく寝た」

目を開けると朝の6時だ。
うむ、昨日は色々とあって早めに寝たが、やはり、睡眠時間8時間と言うのは体に染み付いているらしい。
“6時キッカリ”に起きてしまった。
となりではまだ箒が寝ている。
そっとしておこう。
無理やり起こすのも可哀想、だ。
早く起きるのも良い。
取り敢えず、『早く起きれた』と言う興奮から体を動かしたくたまらないな。
そう言えば、全く関係ない事だが、このis学園のグラウンド一周が5kmだったはずだ。
早速、ジャージに着替え、廊下に出る。
そして、十分に準備運動をし、イヤフォンを付ける。
流すは『チャイコフスキー序曲1812年』演奏は陸上自衛隊だ。
軽いランニングに近いウォーキングでグラウンドに向かうと、陸上部だかバスケ部だかの女子達がちらほらいる。
彼女等は2年だろうか?
まぁ、良いさ。
兎も角、ランニングだ。

ランニングは良い。
走っている間は様々なことを考えるが、結局最後の方でどうでも良くなる。
ランナーズハイになった時は最高だ。
無心になって走れる。
個人的に、ランナーはドmだと思う。
こんな苦しいのに、こんな辛いのに、なぜ走るのだろうか?
きっとこのランナーズハイの瞬間が非常に気持ちが良いのだろう。
つまり、エクスタシーを感じられるのだろう。
最初は女子の陸上部たちにスピードを合わせて走る。
体が温まって来たら、本格的にスピードを出して走り出す。
だいたい1500を4分程で走りきるスピードで走る。
確か、高校での世界記録では3分40秒ほどだったはずだ。
4分だと、だいたい女子の記録ぐらいだろう。
だいたいグラウンドを2週する頃になると、ランナーズハイがやって来る。
足が軽くなり、フワフワとした実感だ。
呼吸は少し苦しいものの、ハイに入るまでと比べれば断然の差である。
そして、曲も佳境に入って来た。
大砲を使った伴奏でラストスパート掛け、さらに追い込む。

曲が鐘がなり、凱旋のシーンに入る。
だいたい13分30秒ぐらいだ。
呼吸を落ち着かせるためにスピードを落としていく。
この1812年はナポレオン戦争で、ロシアがフランスを倒すと言う曲だ。
個人的には冒頭の5分あたりのフランス国家が流れる場所と最後の、13分30秒あたりで鐘と大砲が鳴り響く場所が好きである。

「ふぅ~……」

呼吸を落ちかせつつ、周囲を見回す。
グラウンドの隅に懸垂用の鉄棒があるのを見つけた。
時間はまだ7時20分程である。
体力が無い為に、すぐにランナーズハイになれることを喜ぶべきか、悲しむべきか…
兎も角、次は懸垂だ。
その後、腕立て腹筋背筋をする。
そして、だいたい7時40分程まで運動をしていた。

一人しかいない男が早朝から女子の記録レベルで走ったりしてたら目立たないか。

部屋に帰ると箒がベッドに腰掛けており、瞑想している。
髪の毛が少し湿っているが、室内で運動でもしたのだろうか?

「……どこに行っていた?」
「ああ、日課の運動だ。
昨日の分をしていなかったので何時もより多くやっていた。
清々しい朝で、非常に有意義な時間を過ごせたぞ」
「そうか」

箒はそれだけ言うと再び瞑想に戻った。

「シャワーを浴びるが、使うか?」

一応声をかけておく。

「いや。
私はもう浴びた。
シャワーが済んだら朝食だぞ」
「ああ」

着替えを持ってシャワールームに入る。
仄かにシャンプーの香りが漂っており、湯気も僅かばかりだが残っていた。
ついさっき出てきたようだ。

それから、手早くシャワーを浴び、汗を流す。
シャワーが済み、柔軟体操をしてから、箒と共に廊下に出る。

「あ、おはよう織斑くん」
「お早うで御座るwwwww
今日もいい天気で御座るなwwwwwwwコポォwwwwww」
「そ、そうだね…」

女子が苦笑してそそくさと食堂に走っていった。

「何と言うか、お前のその徹底ぶりには感心せざる負えんな」
「良い良いwwwww
序でにwwwww
崇め奉りたまへwwwwwwww
苦しゅうないぞwwwwwwうぇwwwwwwうぇwwwwww」
「……」

箒が俺の脇腹を殴り、早足で行ってしまった。

「ま、待たれよ篠ノ之殿wwwwwwww
今の暴行に付いてwwwwww
謝罪と賠償を要求するニダ、で御座るwwwwwwコポォwwwwww」

食堂に着くと女子生徒でごった返していた。
取り敢えず、朝はバイキングの様だ。

「篠ノ之殿wwww
篠ノ之殿は何を食べるで御座るかwwwwwww
某はwwwww
白米wwwww塩ジャケwwwwwww味噌汁wwwwww
和食三コンボでダイレクトアタックするでござるよwwwwwwデュフフwwwwww」
「私もそれだな」

箒が白米を茶碗に盛り付けながら頷く。

「おぉ、ここのパンは美味しそうで御座るwwwwww
某、和食コンボにプラスしてwwwwwww
洋食を召喚するで御座るwwwwww
クロワッサンとロールパンを生贄にwwwwwww
イチゴジャムを召喚wwwwww
さwwwwwらwwwwwwにwwwwwwwww
ベーコンエッグとソーセージwwwww
そして、ゆで卵を場に伏せてwwwww
ターンエンドwwwwwwwクポォwwwwwwデュフwwwデュフフwwwwww」

両手に料理の乗ったトレーを持って箒が待つテーブルに向かう。
箒は和食の朝食だ。
ノリ、卵等などの付属品がある。

「相席して良い?」

そこに女子が3人やって来る。
おかしいな…
昨日のでだいぶ周りが引いていたと思っていたのに…

「良いで御座るよwwwwww
ささ、座られよwwwwww」

女子3人の為にスペースを開ける。

「織斑くんいっぱい食べるね~」
「流石、男の子だね」

女子が俺の2つのトレーを見る。

「そうで御座るかwwwwww
女子は余り食べないと聞くがwwwwwww
それは流石にwwwwwww
低燃費wwwwww
低燃費wwwwww
低燃費ピピーで御座るwwwwwwうぇwwwwwwうぇwwwwwww」

箒がじろりと俺を睨む。

「それ古いよ~」
「かなり前のcmソングじゃん」
「古~」

女子達がくすくす笑う。
クソ、何で好感度上げてるんだよ。

「私は先に行くぞ」

気が付いたら箒が食べ終えており、そそくさと立ち去った。

「な、何を言っているのか分ねーと思うがwwwwwww
俺も何を言っているのか分からねーwwwwwww
気が付いたらwwwwwww
篠ノ之殿が 朝 食 を 食 べ 終 え て い た wwwwwwwうぇwwwwwうぇwwwww」

しかも若干不機嫌だ。
俺がほかの女子と仲良くしているのが嫌なのだろう。
だがな、箒。
お前はひとつ勘違いしているぞ。
俺は『仲良くしたい』とこっれぽっちも“思っていない”って事を。

その後、太り過ぎないようにと朝食をほとんど取らないアホ3人組に正しい食生活と、運動がダイエットの近道だということを懇切丁寧に罵倒しつつ千冬姉がやって来た朝食の終了時間まで教え込んでやった。
そして、教室は何時も通りだ。
1時間目をこなし、2時間目はなんだか山田先生がブラジャーの話をし始め脱線し、終了。
3時間目は千冬姉の授業だ。

「おい織斑」
「何で御座ろうかwwwwwww
織斑教諭wwwwwwww」
「貴様のisだが。
準備には時間がかかる」

千冬姉が一言言う。

「うはwwwwww
テラバロスwwwwwww
某wwwww某wwwww専用のisゲットだぜwwwwwコポォwwwwww」

言うと全員がえぇえぇぇ!?!?!と叫ぶ。
実にうるさい。
千冬姉もそう感じたらしく、こめかみがぴくりと震える。

懇切丁寧に罵倒って

どんなwwww

「織斑教員wwwww
某のisは赤く塗ってたまふwwwwwww
序でにwwwww
ブレードアンテナを付けて候wwwww」
「そんな改造はせん。
とっとと座れ、休み時間は終わりだ」

出席簿の攻撃を白刃取りしつつ席に座る。
うむ、千冬姉は一撃が強力だが、動きが単純だ。
動きも速いが慣れれば簡単だ。
そして、白刃取りをされた千冬姉はッチと舌打ちをして前に戻った。
教師が舌打ちをするのはどうかと思う。

そして、授業は滞りなく再開し、あっという間に昼休みになった。

「正直、ホッとしましたわ」

オルコットだ。
腰に手を当て、相変わらず尊大な態度である。

「これはwwwwwこれはwwwwwwww
オルコット女史wwwwうぇwwwwうぇwwwwww
おはようで御座るwwwwww」
「い、今更ですの?
まぁ、良いですが……
兎も角、貴方、私のブルーティアーズに訓練機で挑もうとしてたのでは?」
「如何にもwwwwww
某wwwww
打鉄かラファールを使う予定で御座ったで候wwwwwwクポォwwwwww」

しかし、と、なると、昨晩調べた機体での戦術や戦法は一切が無駄になった訳だ。
せめて、武装と機体特性が分かれば、やりようは有るだろうけど…

この一夏は千冬ねぇより強そうだ

後で、千冬姉に聞くか。

「では、某少しばかり用事があるのでwwwwwww」
「用事?
このセシリア・オルコットが話しかけているのに、そちらを優先するのですか?」
「あwwwwたwwwwwりwwwwwまwwwwwえwwwwww
御宅は何処の女王様気取りですかwwwwwwwうぇwwwwwwwうぇwwwwww
オルコット女史が女王なら某は天皇で御座るwwwwwデュフwwwデュフフwwwwww
そういう訳でござるからwwwww
某は御暇させてもらうで御座るwwwwwうぇwwwうぇwwwwww」

取り敢えず、職員室に直行する。

「織斑教諭は居るで御座ろうかwwwwww」
「なんだ織斑」
「相談がありそうらへば、暫し、時間を作ってたもれwwwwww」
「……ああ、来い」

千冬姉に付いて相談室と書かれた部屋に入る。

くっそおもしろい

相談室は6畳ほどの部屋で部屋の中央にテーブルと対面になるように椅子が1つづつ置いてある簡素な部屋だった。

「それで、なんだ?」
「俺の専用機の事だ」
「色を塗ったり角なんぞ付けんぞ」
「当たり前だろ?
何の得があるんだよ、そんなことして。
それより、どう言う機体か教えてくれ。
でないと、勝てるもんも勝てない」

答えると、千冬姉が俺を睨む。

「一言で言えば、私の使っていた暮桜をバージョンアップしたものだな」
「格闘戦だけ、だと!?!」

なんと言う事だ!
オルコットのブルーティアーズは遠距離を主体としたisだぞ!

「火器は?」
「無いと聞く。
まぁ、大丈夫だろう」
「俺は千冬姉じゃねーぞ。
格闘バカは千冬姉だけにしてくれ」

と、言うか、もはや、isを兵器として考えてないよな。
格闘戦だけって、完全にお遊び用としか言い様がない。
開発者は何を考えているんだ?

「性能はどのぐらいだ?
打鉄ぐらいか?」
「知るか」
「なんだよ。
格闘バカって言われて怒ってるのか?」

フンとそっぽを向いている千冬姉に半ば呆れる。
子供か、まったく。

「まぁ、専用機じゃなくて、打鉄かラファールを貸してくれよ。
格闘戦の機体じゃ、ろくな勝負ができない」
「お前は戦う前から諦めるのか?」

千冬姉が俺を睨みつける。
あんたは蛇か。

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず。
小学生でも意味が分かる言葉だぞ。
分かりやすい様にポケモンで例えれば、こっちは炎系。
オルコットは水系だ。
どう考えても、俺の方が振りだろうが。
しかも、向こうは代表候補生だぞ?
常識的に考えても、俺はまだisの総操縦時間は30分にも満たないぞ。
俺が坂井三郎やエーリヒ・ハルトマン見たいなエースパイロットレベルの腕を持ってりゃ、ちったぁ、良いだろうけどよ」

「お前は、入学試験の時に、山田先生に勝ったのだろう?
彼女は一応、元日本代表候補生だぞ」
「あんなもの勝ったも糞もねぇよ」

自分でコケて壁に突っ込んで自滅した。
言ってみれば、『地面にキス』したのと一緒だ。

「てか、あの人、代表候補生だったのかよ…
大丈夫か、日本?」
「お前の言わんとしている事はわかるが、彼女の操縦技術はかなりのものだぞ」
「そうなのか…
まぁ、どんなに優秀でも、何もないところでコケるような兵士は使えないな」
「正論だけに何も言えんな。
あと、言っておくが、isに乗れるからといって全員が兵士になるわけではない」

千冬姉が呆れた顔で俺を見る。

「寝言は寝てから言え。
isはもはや兵器だぞ。
製造、メンテナンスが出来無いが、それを操縦できる奴さえいれば、現状では良い。
それで、戦争になれば、isに乗れる兵士が死んだら代わりの兵士を確保しなけれべ行けない。
と、なると、isに乗れる女子はすべからく、ほぼ自動的に国の管理下に置かれるんだぞ?」

「幸か不幸か、この国の国民は軍隊というものを毛嫌いしている。
戦争になる前に日本は敵国の占領下だろうよ」

千冬姉が安心しろと嘲笑する。

「元も子も無い事を言うなよ。
まぁ、いいさ。
取り敢えず、ラファールか打鉄貸してくれ。
銃を使えにゃ、俺の作戦がパーになる」
「作戦?」
「ああ。
何をするにも、作戦、戦術を立てて行動するんだよ。
いわば、計画だ。
だいたい、千冬姉はあんまり計画性がないんだよ。
だから、何時も家ではぐーたらしているんだ。
だいたいな「要件はもう済んだな。
私は忙しんだ」

千冬姉は言うと相談室から出て行く。
ホント、自分の事になると逃げに徹する……



援護する!

やれやれ。
結局、isの事は有耶無耶になるし。
取り敢えず、is板で暮桜で各国の代表候補生isに勝つ方法を聞くか。
昼休みも中々に忙しいだろうjk
相談室から出て、教室に向かうと、箒がひとり残っていた。

「どうしたんだ?
ほかの連中は?」
「食堂に行った」
「箒は?」
「お前を待っていたんだ」

箒が照れたようにそっぽを向いた。

「そうか、ありがとう。
じゃあ、さっさと行って食っちまおうぜ」
「ああ」

二人でほとんど人の居なくなった廊下を歩き、食堂に向かった。

「なぁ」
「なんだ?」
「ふと思ったんだけどさ」
「ああ」
「この学校って、世界中から人集まってるんだよな?」
「そうだな。
is適性があって試験に合格すれば国が援助出してくれるからな」
「つーことは、かなり宗教とかめんどくさいよな」

不用意な発言や言動で“敬虔な”イスラム教とかキリスト教の信奉者がいると突っかかってくるよな…

「安心しろ」
「ん?」
「入学する際に、そういう事も審査される。
と、言うか日本人だけだろうな、宗教に無頓着な人種は」

箒がくだらんという顔で鼻を鳴らす。

「そろそろ、生徒が多くなってくるぞ」
「相分かったで御座るwwwwww
そうそう、篠ノ之殿wwwwww
今日、久しぶりに剣を交えようではないかwwwwwwww」
「ああ、構わんぞ」

食堂で昼飯を食べ、午後の授業を難なくこなし、剣道部の道場に向かった。
道着や袴は一番大きいのを借り、防具も同じだ。
竹刀だけは男子用の三八が無いので女子用の三八を使うことになった。
道場には女子生徒が大量に集まっていた。
半分以上が外国人の少女なので、きっと、物珍しいのだろう。

「うwwwwwwはwwwwwwww
観客多すぎワロタwwwwwwwうぇwwwwwうぇwwwwwwww」
「準備はいいか?」

素振りや切り返し、軽い掛かり稽古をし、体が十分に温まった。
審判には剣道部の部長と副部長に部員が立つ。

「今宵の虎徹は血に飢えているwwwwwww
掛かって参られよwwwwwドゥフwwwドゥフフwwwwww」

竹刀を構え、中心で蹲踞。
主審の合図と共に気勢を張り上げる。

つ④

久しぶりの剣道だ。
実に3年ぶりだろうか?

「……」

じっと相手の目を見、雰囲気を察する。
無効に動く気配があれば、後の先を、こちらから仕掛ける場合は先の先を取る。
剣道とはつまり、一瞬の出来事だ。
そして、大体、15秒程見合って、お互いに先の取り合いを行う。
一歩前に踏み込めば、直ぐに、間合いを保つように下がる。
周囲ではザワザワと話し声。
大抵が、動かないねーとかなにやってんの?とかそういう声だ。
そして、一瞬、箒の視線が、俺の目から、鋒に移る。
ここだ。

「篭手ぇぇ!!!!!!」

すっと前に入り、そのまま軽く鋒を上げ、箒の右手首めがけて振り下ろす。

「!?」
「っ!!」

一瞬、箒が怯み、しかし、手首を返す。

打ち込みが甘い。
直様、鍔迫り合いに入り込む。

「ふっ…
剣の腕は衰えていないようだな…」
「当たり前だ」

鍔迫り合いは基本、推奨されない。
何故か?
お互いに気が抜ける瞬間でもあり、気が抜けない瞬間でもあるからだ。
鍔迫り合いは、お互いが、素直に、離れるか、どちらかが技をかけて下がるの2種類ある。
最近、10秒ほど鍔迫り合いをしていると審判から止めの合図が入るらしいが。
兎も角、お互いに、慎重に慎重を重ね、すっと離れて行く。

「篭手ぇぇ!!!!」

箒が突然、引き籠手を打ってくる。

「っ!?」

直様、それを追い掛け、面を打ち込む。

「メェェェンッ!!!!」

脇をすり抜け、直様、残心を残す。
剣道は打ったら打ちっぱなしでは1本にならない。
ちゃんと残心を残さねば、1本になる面を打っても、無効にされる。
脇をちらっと見ると、主審と副審の一人が赤と白をあげているが、もう一人は首を傾げていた。
主審は俺達に開始線に戻るように伝え、『合議』と叫ぶ。
合議とは言わば、『今の有効打突はどちらが先に入ったか』と言うのを相談することだろう。
俺達は開始線から下がって、試合場の外に接する線で蹲踞か正座をして結果を待つ。
そして、30秒ほどの合議から、中央に集まった3人は別れる。
俺達も主審の合図で中央に戻り、結果を聞く。

「赤、篭手有り、1本。
勝負有り!
篠ノ之箒!」

今まで静かだった周囲が湧き上がる。
箒が直ぐ様異議アリと立ち上がった。

「今の面は確実に1本だ!!」
「落ち着くで御座るwwwwww
今のは打突部位が少し浅かったで御座るwwwwww
故に、篠ノ之殿の一本で御座るよwwwwwww
いやはやwwwwww
某も少し腕が鈍ったで御座るなwwwwwwwコポォwwwwwww」

「なっ!?
今のはっ!!」

箒が尚も抗議しようとしたので、パシンと箒の面を打つ。

「さっさと蹲踞して、剣を収めるで御座る。
話は後で聞くで御座る故に」
「あ、ああ……」

箒が蹲踞し、鋒を合わせる。
そして、剣を収め、下がって礼。
面を取ると、ものすごい勢いで俺の方に飛んで来た。

「今のはお前の一本だからな!」
「分かったで御座るwwwwww
分かったで御座るから余り、寄らないで欲しいで御座るwwwwww」

これでもかと俺に近づいて睨んでくる箒を押し返しつつ苦笑する。

「何っ!?
そう言って逃げる気だろう!!」

一瞬だが草が枯れた・・・?

「違wwwうwwwwでwwww御wwww座wwwwwるwwwwww
それとも何かwwwwww
篠ノ之殿はwwwww
某と接吻したいで御座るかwwwwwwww
某は何時でも歓迎で御座るよwwwwwうぇwwwwうぇwwwwww」
「!?!?!?!
馬鹿者!!!」

箒は顔を真っ赤にして、俺に竹刀を振り下ろす。

「真wwww剣wwwww白wwww刃wwwww取wwwwwりwwwwwwww
某wwwww最強すぐるwwwwwwコポォwwwwww
次は二刀流を極めるで御座るwwwwwwデュフwwwデュフフwwwwww」
「巫山戯た事を吐かすな!
兎も角、今の勝負はお前の勝ちだからな!!!」
「分かったで御座るwwwwww
今度、何か奢るがヨロシwwwwwww
某勝者で御座るwwwwwww
敗者は勝者に奢るがヨロシwwwwwww」
「分かった」

箒は言うと更衣室に戻っていった。
全く、頑固者め…

それから毎日、箒と剣道をやった。
うむ、やはり、剣道は楽しいな。

「しっかし」
「どうするんだ?」

そして、俺達は第3アリーナのaピットで二人佇んでいた。
結局、打鉄もラファールも貸して貰えず、俺の専用機は今日届くと言う半端ない程に不利な状況だ。
例えるなら、檜の棒とパジャマ装備で魔王戦をするような物だ。

「どうにかなるって」
「お前のその楽天的思想も変わらんな」
「悲観的に考えてもしょうがないだろう。
やれる事はやったんだ。
あとは野となれ山となれ、とは行かないが、善処はする」

取り敢えず、3年間のブランクはあまり取り戻せてはいないが、それでもやらなかったよりはマシだ。
暮桜でブルーティアーズを倒す方法は結果から言えば、ある。
だが、それはほぼ相打ちの様な物で、しかも、上手く事を運んでの相打ちだ。

「織斑く~ん!!!」

そこにパタパタと山田先生が走って来た。

「山田教諭wwwwww
某専用のisは何処で御座るかwwwwww」
「い、今届きましたよぉ~」

山田先生はそう言うと視界から消えた。
そして、ズテンと音がする。

「転けたな」
「転けたで御座るな」
「うぅ……」

見事な顔面ダイブだ。
漫画みたいな顔面ダイブである。

途轍もなく痛そうだし、痛いのだろう。
その場でゴロゴロと左右にローリングしている。

「織斑」
「これはwwwwこれはwwwwww
織斑教諭wwwwww
某のisは何処で御座ろうかwwwww」
「ああ、ここだ」

千冬姉が指を鳴らす。
すると、ゴゴゴゴゴとピットの搬入口が開く。

「ほぉ……」

俺専用のis。
真っ白い機体だ。

「白式だ」
「びゃく…しき……」

なぜだか、知っている。

ずっと、前から知っていた気がする。

「そ、そうですよ!!
これが、織斑くんの専用is『白式』です!!!」

復活したらし山田先生が豊満な胸を揺らしてムフーと言う。
アンタが持ってきたわけじゃないだろうが…

「美しい…」

白いボディーに手を添わせる。
入学試験のときとは違い、電撃に似たショックはない。
その代わり、まるで、それが当たり前かのように手に“馴染む”のだ。

「織斑、時間がない。
実戦でフォーマットとフィッティングをしろ」
「ああ、分かった」

畜生め、覚えてろよ、千冬姉…
今度からビールは全てノンアルコールビールに変えてやる。
白式に背中を預け、システムを起動。
すると、全部自動でシステムが俺に最適化する。

「箒」
「な、なんだ」
「行ってくる」
「あ、ああ!!
勝って来い!!」

箒の声に手を振って答え、ゲートの前に立つ。
ゲートの向こうに、一機のisがいると言う事を白式のレーダーが感知し、俺に伝える。
見なくとも分かる。
セシリア・オルコットが操るブルー・ティアーズだ。
そっと体を傾けると、白式はフワリと浮く。

「一夏、行きまーす!!!!!!wwwwwwwwww」

そして、ゲートが開くと同時に、前傾姿勢で前に飛ぶ。
急速な加速gが俺を押し付け、アリーナからの光量で一瞬視界がホワイトアウト。
白式がそれを修正し、視界はすぐにクリーンになった。

「あら、逃げずに来たのですわね」

宙に浮くオルコットがオーッホホホと言う効果音が似合いそうなポーズを取る。

「うはwwwww逃げて良かったので御座るかwwwwwww
なwwwwwらwwwww逃げるで御座るwwwwwwコポォwwwwwww」

そのまま開いているゲートから帰ろうとする。

「ちょ、ちょっとお待ちなさいな!?!」
「何で御座ろうかwwwwww
帰って良いので御座ろうwwwwww
ならば、某、帰るで御座るよwwwwwwwwデュフwwデュフフwwwwww」
「なっ!?!
代表者はどうするんですの!!!」
「知らんで御座るwwwww
某どうでもイイで御座るwwwwww」
「なっ!?
ふざけないでくださいまし!!!」

次の瞬間、オルコットが馬鹿でかいビームガン、スターライトmkⅢだ。

「当たらなければどうと言う事はないwwwwwwwwコポォwwwwwwww」

バックステップで中央に進む。
完全同期まではまだ少しかかりそうだ。

「なっ!?
避けられた!?!」

オルコットは驚いた顔をしている。

「取り敢えず、武器はどうで御座ろうか~っと」

確認すると、近接格闘用の剣が1振り。
おぉう…本当に暮桜だよ、うん。

「まぁ、ないよりはマシって?」

オルコットはビュンビュンとビームを撃ってくる。
それをギリギリでかわし、肉薄するべく近づいていくのだが、

「白式が俺のスピードに付いて来ないな…
完全同期するまでちっとキツイな……」

微妙にビームが掠ったりしていくので、hpはオルコットのよりも少し減っているが、問題ない。

>>1は剣道経験者だろ!
ちょっとジャンプ行ってきて、クロガネ乗っ取てこいよwww

>>113
このssのために取材行ったんだよ

それから暫くは相手の手の内を見ようと適度に距離を保って、ビームを切り落としたり避けたりしていた。
あともう少しで同期が完了する。

「逃げてばかりで全く仕掛けてこないんですわね!
まぁ、そうでしょうとも!
格闘武器しか持っていない貴方が、イギリス代表候補生である、私!
セシリア・オルコットに勝てる訳がないんですもの!
そろそろ30分ですわね。
貴方の頑張りに免じて、今までの非礼を詫びるというのなら、許して差し上げますわよ」

オルコットがオーッホホホホと笑う。

「そwwwwれwwwwwはwwwwww
すまんこwwwwwww
テラすまんこwwwwwwww
だから許してくださり候wwwwwwクポォwwwwww」
「あ、貴方…!!!!
もう許しませんわ!!!
最初から最後まで人を馬鹿にしてっ!!!!!
これで仕留めてあげますわ!!」

オルコットが叫ぶと同時に、ビットが4つ俺を囲む。

「馬鹿にしてんのはどっちだっツーので御座る」

目の前に来たビットはフェイント。
左斜め後ろにいるビットが本命かな?

「ララァ、私を導いてくれで御座るっと…」

そのまま前に飛び、ビットを切り壊す。

「なっ!?!」
「オルコット女史は、詰めが甘いで御座るってね。
このビットを使ってる時は御宅、動けないで御座ろう?
悪いが、某も忙しいんでね……
悪・即・斬!!
で御座るよ~っと!!!」

オルコットのビットからのビームを残るhpとシールドで全て受け、一直線に飛ぶ。

「なっ!?!
ビームを一切避けない!?!?
正気ですの!?!」

オルコットが信じられないものを見たという顔をし、ニヤリと笑う。

ようやく、残る2つのビットを出す気になったか。

「取って置きは最後まで取っておくものでしてよ!!!!」

オルコットは高笑いをするとその2つを射出。
そして、二つのビットはビームではなく、ミサイルを放つ。

「だから、『取って置き』って言うんで御座るよ、オルコット女史」

フォーマットが完了したことを知らせるメッセージが出る。
確認のサインをする。

「正義のヒーローは変身するって知ってるか?」
「ふぁ、ファースト・シフト!?!
まさか、今まで初期設定で戦っていたので!?!?!」

オルコットが驚いた顔で俺を見る。

「その通りで御座るよ、オルコット女史」

熱い展開で御座るwwwwwwww熱気バサラで御座るwwwwwwwwwww

ジャキジャキジャキンと機体が変形していく。
リアル系ロボの形から、正義のヒーロー系ロボに変わるように流線型に変化した。
また、剣も光り輝き、さらに伸びた。

《雪片弐型》

それがこの剣の名前である。
そして、その雪片弐型の持つ唯一の技。

《零落白夜》

迷わずに発動する。

「小便はすませたか?
神様にお祈りは?

部屋のスミでガタガタふるえて命ごいをする心の準備はok?

行くぞ、ライミー!!」

ウォルタ…いいえ弟と眼鏡っ娘です

結果から言えば、俺が負けた。
零落白夜はどうも、自分のhpを削って最強に近い攻撃力持つらしい。

「納得いかんwwwww
納得いカんぬべりwwwwwww
断固抗議するで御座るwwwwww
特にwwwwwwwwそこの織斑教諭wwwwwwwwww
なぜ説明しなかったしwwwwwww」
「そんな物、自分で確認しろ」

腕を組み、俺が魔王だ的な雰囲気を垂れ流している千冬姉は答えた。

「『自分で確認しろ』キリッ

だっておwwwwwwww
無茶振りにも程があるで御座るwwwwwww
現実世界はポーズが効かんので御座るよwwwwwwwデュフwwwデュフフwwwwww
知って居られたかwwwww
知って居られたか、織斑教諭wwwwwwwwポコォwwwwww」

「うるさい。
兎も角、さっさと部屋に帰って休め。
それと、isは暇さえあれば起動しろ。
靴と一緒で、乗った時間だけ、特性が掴めたり、フィットしてくる」

isを運動靴と一緒にするなよ…

「そ、それじゃあ、これに目を通しておいて下さいね!!」

山田先生が俺の目の前に電話帳をドサドサと置く。
よく見れば電話帳じゃない。
isを展開するときのルールというか、規定とかがズラズラと書かれていた。

メンドくさっ!?!

「これイラねwwwww
白式返すからこれも返すで御座るwwwwww」
「寝言は寝てから言え。
山田君、もどるぞ」
「あ、はい!!」

山田くんって言うと、座布団持ちが出てくるよね。

教師二人組はさっさと控え室から出て行った。
それに代わるようにして箒が入ってくる。

「よぉ、箒。
カッコ悪い所見せちまったな」
「全くだ。
あれだけ大見得切って出て行って…」

箒がフンと侮蔑の視線を送る。

「いや、逆に、あそこまで頑張った俺はすごいと思うぞ。
まぁ、接戦で負けたし、目論見通りだから、俺は今日、実に頑張ったと思う。
正直、こんなに頑張ったのは生まれて初めてかもしれないな」
「……なかなかの演技派だな」

箒が呆れた顔で俺を見る。

「だろ!
まぁ、半分、周りが見えなくなってた。
最後、ミサイルビットの攻撃わざと受けてなかったらかろうじて勝ってたわ」

あれは焦ったね。

もう、しょうがないな千冬姉は

まぁ、結果オーライ。
俺は明日から普通の生徒だ。
代表生はオルコットが遣れば良い。

「じゃあ、帰ろうぜ」
「ああ。
それと一夏」
「ん?」

箒が夕日をバックに立っている。
なんぞ?

「きょ、今日のお前はかっこ…良かったぞ……」

小声でボソボソと何かを言った。

「はぁ?
なんつった?」
「な、何でもない!!」

箒はそう言うと部屋から出て行った。
やれやれ…

「恥ずかしいなら、言うなよ。
それに、俺は何時でもカッコイイんだぜ?」

かっこよすぎやでぇ

いいぞ 久しぶりにしえんだ

このまま箒と行っけーーーーーーーー!!!!!!!!

翌日、清々しい気持ちで俺は教室にいた。
昨日の代表者決めは俺の負け。
つまり、俺は代表者に成らなくても良い。
ああ、なんて素晴らしい。
しかも、昨日のあの負け方は、千冬姉からの叱責は無かった。
つまり、十分な戦いに値したということだ。
ただ、気掛かりな事が増えてしまった。
篠ノ之箒だ。
久しぶりに会った箒だが、何だか様子が変だ。
簡単に言ってしまえば、恋する乙女だ。
相手は俺、だと思う。

「一年一組の代表は織斑一夏くんに決定です」
「!?」

クラスがワーッと盛り上がる。

「山田教諭wwwwwww
某wwwwww
耳が可笑しくなったで御座るwwwwwwwww
もう一度wwwwww
もう一度今の言葉をwwwwwwwwポコォwwwww」

「ですから、このクラスの代表は織斑くんに決定です」

ニパーと言う効果音がつきそうなくらいの満面の笑みを浮かべた山田先生が言う。

「冗談ではないwwwwwwww
某wwww昨日の戦いでwwwwwww
オルコット女史に敗北したで候wwwwwww
故にwwwww故にwwwwww
某ではなくwwwwwwww
オルコット女史が成るべきで御座るwwwwwww
しかしwwwww
何故wwwwwww某がwwwwww」
「それは私が辞退したからですわ!」

そこにオルコットがやって来た。

「そもそも、昨日の戦いは貴方が負けて当然の事。
なにせ相手がこのセシリア・オルコットなのですから!」

なんと言う自信家。
俺が本気を出せば10分程で決着が付いたとも知らずに…

「そして、私、反省いたしまして。
些細なことで怒ってしまい、お詫びとして、『一夏さん』に代表の座をお譲り致しますわ」

聞いたでござるか?
某はしかと聞いたでござる。
オルコットが『一夏さん』と言いやがった!!

「要wwwwwwらwwwwwwwんwwwwwwwwでwwwwww御wwwwww座wwwwwwwるwwwwwwwww
同情するなら金をくれwwwwwwwwwww
同情するなら金をくれwwwwwwwwうぇwwwwwwwうぇwwwwwwww」
「黙って代表の座に付け」

そこに千冬姉が呆れた顔で言う。

「嫌で御座るwwwwww
絶対に嫌で御座るwwwwww
と、言うかwwwww
昨日、織斑教諭は自分で言った事を忘れたで御座るかwwwwwwww」
「忘れた。
これは教師命令だ」
「横暴wwwwww
カエサルも吃驚の独裁者で御座るwwwwwwプギャァwwwwwwww」

「何でも良いからお前が代表だ」
「独裁者で御座る……」

クソ、ノンアルコールビールからコーラに変更だ!

「付きましては、私が一夏さんのis操縦を監督して差し上げようと思いまして…」
「要らん」

そこに割り込んできたのは箒である。
しかもセシリアをコレでもかと睨み上げているのだ。
多分、新たなる恋のライバルの出現に危機感を覚えているのだろう。
セシリア・オルコットvs篠ノ之箒…
そして、巻き込まれる俺……

「一夏の監督役は『私が』担っている」

私がの所をこれでもかと言うぐらいに強調した。
箒が先生なら、多分テストに出したな。

「でも貴女、適正ランクはcなのでしょう?
私はaでしてよ!」

オーッホホホと言う効果音が似合いそうなポーズでオルコットは言う。
ちなみに、俺はbらしい。
あのテストで計測したらしいが、正直、立ち上がって歩いて、山田先生がこけたのを見ていただけ何が分かるというか。

「下らん言い争いはやめろ」

千冬姉が二人の頭部を出席簿で殴る。
バシンといい音がすると同時に、二人は頭部を抑えて悄々と席に戻っていった。
うむ、痛そうだ。

「お前にもしてやろうか」
「結構で御座るwwwwwww
某wwww何もしてないで御座るよwwwwwwwデュフwwデュフフフwwwwwww」
「態度が気に入らん」

そして、真剣白刃取り。

「当たらんで御座ろうよwwwwwww
いと当たらなき候wwwwwwww」

ウェヒヒwwwwwwwwww

「う~~トイレトイレ」

今トイレを求めて全力疾走している僕はis学園に通うごく一般的な男の子
強いて違うところをあげるとすればオタク趣味があるってことかナー
名前は織斑一夏

「何時まで経ってもこの学園は男子に優しくないで御座るwwwwwww」

廊下をダッシュし、俺の第二の部屋、トイレに向かう。
トイレで着替えれば、ぶっちゃけとても近いのだ。
便利かな、トイレット。
すぐに着替えを済ませ、集合場所であるグラウンドへ向かう。

「遅いぞ」
「だったら某にも近い更衣室を寄越すがヨロシwwwwwwww
女子の更衣室より更に遠い某にはこれでも最速で御座るwwwwwww」
「なら、もっと早く来い」

千冬姉はそう言うと、俺から全員へ視線を戻す。
コーラからファンタに変えてやる。

「今日はisでの飛行操作の訓練だ。
オルコット、織斑、やってみろ」

千冬姉が言うと俺とセシリアは前に出る。
あの一件以来オルコットは自分を『セシリアとお呼び下さいまし』と言われたのでセシリアと呼ぶことにした。

「ライダー……
変身っ!!!
トォォォ!!!!!」

手をおお振りに回し、ポーズを決める。
すると、体がピカーンと光に包まれ、isが展開した。

「織斑、なんだその余分かつ不必要な動きは」
「仮面ライダーで御座るよwwwww
ちなみにwwwww
1号の変身で御座るよwwwwwww
本郷猛で御座るwwwww
得意技はキックで御座るwwwwwデュフwwwデュフフwwwww」

isは軍事利用禁止されてるから兵器じゃないだろうに
卒業後軍隊にも入らない
スポーツなんだから

「そんな下らんことは必要ない。
熟練のis操縦乗りは1秒とかからんぞ」
「知らんで御座るwwwwww
某、乗るならisよりもイーグルライダーの方がイイで御座るwwwwwww
f15かっこよすwwwww
残念ながら空自だとf35ライトニングⅡが採用され、だんだんf15とf2の立場が無くなって来ているでござるwwwwww」
「安心しろ。
isが出てきてからはf35も立場がないからな」
「寝言は寝てから言うで御座る。
isをf35やf15、f2と一緒にするなで御座る。
f35やf15の方がもっと偉大で御座る。
そして、兵器としてとても有能で御座る」

千冬姉はロッキードとボーイング、三菱に謝罪するべきだ。

「あ、isが出てからは既存の兵器では手も足も出ないですわよ、一夏さん」

セシリアが慌てて俺と千冬姉の間に割ってはいる。

「セシリア女史。
isが世界に何機あるか知っているで御座るな?」
「え、ええ、もちろんですわ」

「isvs戦闘機。
確かに、1on1では負けるで御座ろうな。
is1機に対して戦闘機1個中隊だろうが1個郡いようが瞬時に負ける筈で御座る。
では、訪ねるが、セシリア女史達は18名の兵士を殺して、平気で居られるで御座るか?
某は到底無理で御座る。
多分、戦争になれば、isと戦う事になるパイロットは文字通り死を覚悟して戦うで御座ろうて。
下手をすると、特攻してくるで御座るよ。
f15なら最低でも12トンの戦闘機がマッハを超えた速度で体当たりを敢行してくるで御座る。
幾らisとは言え無事では済まないで御座る」
「ま、待ってくださいまし!
is=兵器で話が進んでいますがisの軍事転用は禁止されていますわ!!」

セシリアが前に出る。

「本気でそう思っているなら、本当におめでたいで御座るな。
平気じゃないなら、何故、各国『軍』が研究しているで御座る?
ドイツ軍だってis専門の特殊部隊を作っているで御座る。
千冬姉、織斑教諭がそこで教官をしていたで御座る。
つまり、ドイツ軍、軍事転用が何時でも出来る体制で御座る」

「そ、それは…」
「それに、条約なんてお互いに示し合わせた約束で御座る。
複数の国がお互いに不干渉条約を結んだらどうなるで御座る?
第3次世界大戦で御座る。
これはナチス・ドイツの農業用トラクターと一緒でござるよ、isは。
トラクターという名の戦車。
空飛ぶパワードスーツと言う名の兵器。
まぁ、戦争が始まっても某、いや、日本は憲法9条があるで御座る。
自衛隊が頑張ってくれるでござるが、セシリア女史の国はそうじゃないでござる。
国に帰ったら、国際平和に尽力するがイイで御座る。
さぁ、授業を再開するで御座る」

千冬姉を見る。

「あ、ああ。
よし、飛べ」

千冬姉が頷く。

言われて、セシリアはビュンと空を飛ぶ。
おお、速い速い。
俺もそのあとに続いてピューと飛ぶ。
安全運転だ。

「織斑。
貴様、ふざけているのか?
何故、スペックが上のお前はセシリアより遅いのだ」
「安全運転で御座るwwwwww
某、車で言えばまだ若葉マークを付けてるレベルで御座るwwwwwwポコォwwwwwww
故にwwww故にwwwwww
ゆっくり運転で御座るwwwwwwポコォwwwww」
「昨日教えただろうが」

千冬姉は呆れた顔で言う。

「織斑教諭の指導は分かり難いで御座るよwwwwww
前方に角錐をイメージwwwwwww
まだ、ヴァンガードやってた方がイメージしやすいで御座るwwwwww」

ウィッシュ

ヴァンガードワロタwwwwww

イメージしろ

ジャッジー

「なんでもいいからとっとと降りて来い。
急降下で完全停止。
目標は地上から10センチだ」
「了解で御座るwwwwwww」
「それでは一夏さん。
私が先に降りますわ」
「了解で御座るwwwwww
地面にキスだけはするなwwwwwwww」
「は、はぁ…
よくわかりませんけど、分かりましたわ」

セシリアは言うとヒューンと降りて行って着地、いや、停止した。
当たり前だが、上手いものだ。

「しかしwwwww
某はwwwwww
そう簡単に出来るとは思えぬwwwww
思えぬべりwwwwwww
故にwwwwww
故にwwwwww
吶喊!!!!」

地上に向けて急降下。
僅か200mを3秒で駆け抜け、落着。

「馬鹿者!!!
貴様は何をしている!!!」

濛濛と立ち込める砂煙。

千冬姉の声が凛と響く。
うん。
かなり怒ってるぞ。

「急降下爆撃で御座るwwwwww
某wwwwルーデル閣下を尊敬しているで御座るwwwwwwwポコォwwww
故にwwwww故にwwwwww
某wwwww着陸と攻撃を併せ持つこの技を考えたで御座るwwwwww
名付けてwwwwww
シュトゥルモヴィークwwwww
単純明快wwwww」
「私は、地上から10cmに停止しろと言ったんだ」
「よく見るがヨロシwwwwww
ちゃんと、10cm浮かんでるで御座るwwwww
穴は停止する衝撃で出来た穴で御座るwwwww」

「嘘を吐くな」
「バwwwwwレwwwwwwてwwwwwwらwwwwwwwwうぇwwwwwwうぇwwwwwww」
「一夏さん、お怪我はありませんか?」

そこにセシリアがやってきた。

「ナッシングwwwwww
さすが白式だwwwwwwなんともないぜwwwwwwww」
「織斑、馬鹿な事をやっていないで、武装を展開しろ」

千冬姉が服に付いたホコリを払いながらやってくる。
ジャージぐらい来てくれば良いのに。

「武装はピンチに成らないと出ないで御座るwwwww
故にwwwww故にwwwww今の某には取り出せないでござるwwwwwwwポコォwwwwww」
「馬鹿なこと言ってると、留年させるぞ」

is学園で留年とかあるのかよ。
別に、留年とかどうでもイイけどさ。

「ま、まぁまぁ、織斑先生。
まずは私から…」
「まぁ、いい。
セシリアの後でやれよ」

言うとセシリアが前に出る。
そして、腕を真横に突き出すと一瞬だけ光って、スターライトmk.Ⅲが出る。
しかも、既に撃発も下がっており、トリガーを引けば撃てる状態だ。

「そのp「超格好良いで御座るwwwwww
さすがイギリス代表候補生で御座るwwwww」

千冬姉がセシリアに説教を垂れようとしたので、それを遮る。

「そ、そうでしょうか?」
「そうで御座るwwww
正義のヒーローみたいで御座るwwwww」

何故セシリアはこの一夏に惚れてんだよw

千冬姉が俺を睨んでいる。
まぁ、千冬姉が言わんとしていることは分かる。
どうせ、真横に構えて出したら、咄嗟の時に撃てないだろうがという話だろう。

「しかしwwwww
横で出現させるとwwwwww
咄嗟に撃てないで御座るwwwwwww
故にwwww某wwwwwセシリア女史はバーンスタイル風に出現させる事を提案するで御座るwwwwww」
「ば、バーンスタイル?」
「ピースメーカー見ろしwwwwwww
まぁwwwww咄嗟に撃つ事なんて絶対無いで御座るけどなwwwww
何故ならwwww何故ならwwwwww
isは『兵器』ではな無いそうで御座るからなwwwwwww
だwwwwかwwwwらwwwww
そっちの方が格好良いで御座るwwwwwwwww」

ちらりと千冬姉を見ると俺をコレでもかと睨んでいるのでニヤリと笑ってやる。
isは兵器じゃないんだろ?
銃は咄嗟に構えて撃てる様に、安全装置を素早く動かす訓練をする。
しかし、is自体スポーツでしか使うことはないから、逆に、安全装置は開始直前まで触っちゃダメなんろ?
クレー射撃だって、競技が始まる直前までは銃のチャンバー閉じないし。
クレーが射出される直前までトリガーに指をかけない。

スポーツに使う銃は銃であって武器じゃねぇ。
その方式で言えば、千冬姉の言わんとしている事は大いに間違いだ。
『咄嗟の』ってスポーツであるのか?
ボクシングだろうが剣道だろうが、街中歩いていて、突然試合を吹っ掛けられる競技か?
いいや、違うね。
千冬姉、アンタは言ってる事は間違いだぜ。
さらに指摘するなら、『周りに人がいると危ないから、銃口は上か下に向けろ』と言う所だぜ?

「それかwwwww
周囲に人がいると危ないからwwwwww
銃口は上か下に向けるで御座るwwwwww
isはwwwww
人を殺せるで御座るwwwwww
取り扱いには注意するで御座るwwww
安全装置もwwwww
ハンマーもwwwwww
競技が始まる直前まで銃には弾は入れない方が良い、いや、入れちゃダメだな。
本当に、isが兵器じゃないと思うなら、そう言う所から気を付けた方が良いぞ」

「そ、そうですわね!
さすが一夏さんですわ!!」

セシリアはうんうん頷く。

「セシリア女史が格好良く武器を出したで御座るからwwwwww
某も取って置きの演出で武器を出すで御座るwwwwwwプゲラwwwwwww」

パンと手を合わせ、ハァァァと気合を込めていく。
すると、まずは柄が登場。

「我が盟約に従い現れよ!!!!
神刀《天之尾羽張》!!!!!!」

そして、左手の人差し指、中指を揃え、刀身をなぞる様にして指を動かす。
すると、柄の先から徐々に銀の刀身が可視化される。

「それは雪片弐型だ」

千冬姉が呆れ顔で言う。

いいぞもっとやれ

支援

>>150
※ってことだ

支援

「雪片弐型とは世を忍ぶ仮の名前wwwwww
この神刀《天之尾羽張》は火之迦具土神の首をはねる際に用いられた伊耶那岐命の十拳剣wwwwww
つまりwwwwwww神が神を殺す際にwwwww
使用した剣wwwwwwww
神殺しの剣wwwwwwwwうぇwwwwwうぇwwwwww」
「それは雪片二型だ。
オルコット、格闘用の武器を出せ」

千冬姉が俺への追求を諦めたのか、セシリアを見る。

「え、ええ、分かりましたわ」

セシリアは頷くと銃をしまう。
そして、代わりに、格闘用ブレードのインターセプトを取り出すのだが、なかなか出ない。
千冬姉に急かされて、インターセプトの名前を叫び、漸く取り出す。

「セシリア女史wwwwww
叫ぶならwwwwww
叫ぶならwwwwww
もっと格好良くポーズを決めるで御座るwwwwww」

カッコいいポーズ

「か、格好良く、ですか?」
「そうで御座るwwwwww
isは所詮スポーツ用wwwwwww
レーシングカーも機能性は重視しつつも恰好良さを前面に押し出しているでござるwwwwwwww
プロレスwwwww
ボクシングwwwww
サッカーwwwwww
野球wwwwww
選手は皆wwwwwww
一様に己の独自のアピールを持ってるで御座るwwwwww
サッカーならカズダンスwwwww
野球ならイチローのホームラン予告wwwwwww
セシリア女史も考えておくがイイで御座るwwwwwww
某、登場する曲からポーズまで考えているで御座るwwwwwポコォwwwwwww」
「お前は何を考えているんだ?」

脇の千冬姉が呆れた顔で俺を見た。

「ちなみにwwwww
千冬姉はダースベーダーの、帝国軍のテーマかターミネーターの曲がセットされてるで御座るwwwww」

isの便利機能を活用し、曲を再生する。
ダースベーダの登場するシーンに流れる曲、帝国軍のテーマが流れ出す。

「どうで御座るwwwww
あっているで御座ろうwwwww」

「織斑、あとで覚えていおけよ」

千冬姉はそう言うと今日の授業は終わりだと言う。

「織斑。
貴様は、その大穴を埋めておけよ」
「承知wwwwwwww」

グラウンドの土ってどうするんだろうか?
適当に他の場所を削って、入れれば良いのか?
いや、大抵は、倉庫みたいな所に土が持ってあるんだよ。
雨降った時に、土被せて、水溜りを無くす様にさ。
それを持って来て、入れれば良いんだな。

「一夏。
私も手伝おう」

そこに箒がやって来る。

「大丈夫で御座るwwwwww
某に掛かれば穴埋め何ぞwwwwww」
「私もお手伝いしましょう!」

セシリアもやって来た。

「話聞いてたで御座るかwwwwwwww
大丈夫で御座るwwwwww」

結局、二人が喧嘩をし始めたので、その間にisで土を運び、穴埋めを完了した。
さすが、宇宙空間での作業用をモデルに考えられただけあって、土木作業も完璧だ。
まぁ、is用の工具がなかったから、脇に置いてあった鉄板をそれ代わりにしてやったんだけどな。

「某の為に喧嘩は止めれwwwwwww
某モテモテで困っちゃうwwwwww」

そして、結局三人で昼食をとることになったのだが、食堂でも喧嘩をしているのでメンドくさい。
これだから、女という奴は……

「「だ、誰がお前(一夏さん)のためか!(ですの!!)」」
「仲良しこ良しで御座るなwwwwwwwデュフwwデュフフwwwwwww」

二人は顔を真っ赤にしてそっぽを向き、食べ始めた。
全く、騒がしい。
特にこの二人は。
箒は一人でいれば、静かだが、セシリアが混ざると非常にうるさい。
化学反応を起こしやがる。
シノノーホーキリンとセシリーアオルコットーサンが混ざると爆発する。
化学式で書くとsnhk+sshirol=co2+h2oだな。
二酸化炭素と水が生まれます。

「何か失礼な事を考えてはいないか?」
「そうですわ、何か失礼なことを考えていますわね」
「知らんで御座るwwwwwww
冤罪で御座るwwwwwwwwポコォwwwwwww」

しえん



支援wwwwwwwww

女ってのは勘が鋭いことも特筆すべき点だな。

「それではwwwww
某wwwwww
先に行ってるで御座るwwwwwwww」
「あら、なら私も!」
「わ、私も行くぞ!!」
「女子と一緒に連れションwwwwww
うはwwwww某wwwwwモテモテwwwwww
でもwwwwww個室wwwwwうぇwwwwうぇwwwwwww」
「なっ!?!」
「と、トイレならそう言ってくださいまし!!!!」

二人が顔を真っ赤にして慌てて座る。

「某は大歓迎で御座るwwwwww
一人でトイレは寂しいで御座る故wwwwwwデュフwwwデュフフwwwwww」
「食堂で下品な話をするな」

背後から殺気を感じ、咄嗟に真剣白刃取り。

「まwwwwwだwwwwwまwwwwwだwwwwwだwwwwwwwねwwwwww」

某テニヌの王子様の真似をする。

「さっさと行って来い!」

今度は拳を振り上げたので、緊急離脱。
トレーをおいてきてしまったが、まぁ、仕方ないだろう。

その後、無事午後の授業も完遂し、箒やセシリアの押しかけisコーチを済ませ、部屋に戻る。

「今日も今日とて疲れた」

ベッドに倒れ込もうかと思い、シャワーを浴びてからにすると決めた。
ちなみに、箒は部活中である。
俺のis特訓に付き合うと言うのだが、『こう、ギューギューンと』とか『違う、バーン!!とだ!!』と幼稚園児並みの擬音語多用説明しかしない。
それ故に、言葉巧みに部活に行って貰うのだ。
ちなみに、セシリアは理屈っぽい。
そして、やたらとスキンシップを測ってくる。
うむ、どうやら、知らない内にフラグを立ててしまったようだ。
俺の『植物のように平穏な暮らし』と言うのはどんどん遠ざかっていく。
可笑しい……
手っ取り早くこれ以上被害を拡大しない方法は、適当な女子と彼女になっちまう事だ。
まぁ、非常にリスキーな選択とも言えるがね。
候補としては、

篠ノ之箒

セシリア・オルコット

最近よく絡んでくる、布仏本音

あたりだろうか?

しえん

のほほんさんがいいです

幼馴染の黒髪ロングの女の子しかいないだろ

あえてのほほん

山田先生

とりあえずのほほんさんとの会話が気になるわ

だが、しかし、is学園の中で彼女を作るとなると、大変めんどくさいことになるな。
しかも、前述した2名に関しては、家庭が非常かつ、大いに複雑だ。
調べた話、セシリアはなんでも名門貴族のお嬢様とかで、両親は列車事故で死んだとか。
ぶっちゃけ、重すぎだろう。
セシリアと結婚できれば、一気に大金持ちになるだろうが、貴族って色々とめんどくさいと聞く。
中世の貴族とかよりはましだろうけど、それでも、絶対、『メンドくさい』ことはある。
しかも、俺は日本人だ。
イギリス人は、特にそういう貴族系は少なからず、差別主義があるとと言う偏見がある。
しかも、イギリスには住みたくねぇ。
治安悪すぎだ。
日本人は、日本以外の国には住めない。
料理も不味い。
ただ、セシリア自身に関しては非常に良い。
おっぱいは一般的な外人にくれべれば小さいが、それでも日本人より大きいし、何より体型にマッチしている。
しかも、天然の金髪。
つまり、染めてない。
と、いうことは、アンダーも金髪だ。
剃っているかどうかは知らんが。
下手をすると、金持ちだから永久脱毛をしているかもしれん。
金髪パイパンとか、もうね。

だが、しかし、is学園の中で彼女を作るとなると、大変めんどくさいことになるな。
しかも、前述した2名に関しては、家庭が非常かつ、大いに複雑だ。
調べた話、セシリアはなんでも名門貴族のお嬢様とかで、両親は列車事故で死んだとか。
ぶっちゃけ、重すぎだろう。
セシリアと結婚できれば、一気に大金持ちになるだろうが、貴族って色々とめんどくさいと聞く。
中世の貴族とかよりはましだろうけど、それでも、絶対、『メンドくさい』ことはある。
しかも、俺は日本人だ。
イギリス人は、特にそういう貴族系は少なからず、差別主義があるとと言う偏見がある。
しかも、イギリスには住みたくねぇ。
治安悪すぎだ。
日本人は、日本以外の国には住めない。
料理も不味い。
ただ、セシリア自身に関しては非常に良い。
おっぱいは一般的な外人にくれべれば小さいが、それでも日本人より大きいし、何より体型にマッチしている。
しかも、天然の金髪。
つまり、染めてない。
と、いうことは、アンダーも金髪だ。
剃っているかどうかは知らんが。
下手をすると、金持ちだから永久脱毛をしているかもしれん。
金髪パイパンとか、もうね。

確かに大切なことだな

大事なことだから2か(ry

最後の一行が言いたくて2回も投下したに違いないな

支援wwwww
のほほんさんマジ天使wwwwwコポォwwww

次に、箒だ。
箒は素晴らしい。
キング・オブ・大和撫子だろう。
剣道をやっているだけあって、非常に礼儀も正しいしな。
評価すべき点はクールビューティーなところと、ツンデレな点だろう。
キング・オブ・幼馴染だろう。
多分、デレ期に入ったら凄まじいぞ。
あのけしからんスタイルで迫ってくるだろう。
胸も非常に素晴らしい。
同室だけあって、私服姿も見ることができるが、実にいいね。
しかも、あまり化粧品をつけないの為に、シャンプーと女子特有の匂いだけで素晴らしい。
正直、箒には何時もお世話になっています。
ただ、問題は、箒が『篠ノ之束』の妹であると言う事だろう。
しかも、父親である柳韻おじさんは行方不明とかね。
まぁ、束さんも行方不明だが、千冬姉あたりが行方を知ってそうだ。
と、言うか、千冬姉か箒が呼べば飛んできそうだ。
頭がパーだし。
バカと天才を両立すると言う素晴らしい人間だからな、あの人は。

最後に、のほほんさんこと布仏本音だが…
これは、下手をすると、ダースベーダー以上の黒幕だろう。
彼女には姉がいるらしく、しかも生徒会。
調べたところ、ここの生徒会、『実力至上主義』とか言う奴で、学校で一番強い奴が生徒会長らしい。
つまり、この妹の姉も生徒会の一人と言う事は、姉も相当なのだろう。
そして、その関係者と言う事で、色々と面倒を抱え込んでいるはずだ。
間違いないだろう。
のほほんさん自身は素晴らしい。
いっつものっそり喋ってて、ペカチューパジャマとか着ぐるみ見たいなパジャマを着用している。
そして、よくくっついてくる。
あの服の下は一体どうなっているのか?
裸だろう。
いや、裸に違いない。
ノーブラ、ノーパンである。
つまり、臨戦態勢だ。
抱きついてくる=何時でも来いと認識しているからな。
ただ、多分、襲ったら襲ったで、俺の平穏な生活は一生俺の元へはやってこないだろう。
うん。

まぁ、なんにせよ、この学校卒業するまではおとなしくしていよう。
これ以上、オリジナリティー溢れる奴が来ません様に、と。
しかし、この後、俺の願いとは裏腹の展開が……

「なんてね。
取り敢えず、久しぶりに、露助をm60で片っ端から撃ち抜いてやるぜ!」

ps3を起動。
アメリカ軍は何時までm60を使うんだろうね?
正直、あの国は機関銃系に至っては随分と長い間使うよな。
m1919に然り、m2ブローニングに然り。
あと、アサルトライフルも結局m16から、m16a3、a4と来て、漸くscarに機種変し始めたけど。
正直、scarはぶしょったくて嫌いだ。
xm8は非常に優秀な銃なのに、コルトがロビー活動妨害しまくって白紙に戻しやがったからダメなんだ。
陸軍は頭硬過ぎだし。
個人的にアサルトライフルはak系か89式が神だと思う。
別に、右セレクターが好きって訳じゃないが、好きだ。
うん、どうでも良いな。

非常に面白いで御座るwwwww
某的には伴侶にするなら鈴ちゃんあたりが適任かと思いますぞwwwww
検討のほどよろしく頼みまするwwww

>>183
芝がちげえよ帰れ

>>183
失せろ
箒ちゃんしかありえん

相変わらずおまいら2組には厳しいのな
まあ>>183は帰れ

xm8は優秀でもあのオモチャみたいな外見がきつい・・・

とりあえず2組は要らない

じゃあ俺がもらってくわ

>>183
お亡くなりになってください

「もーなんで昨日、食堂に来なかったの~!!」


翌日、食堂で箒にセシリアと一緒に朝食を食べていたら女子が一人やって来た。

「誰で御座るwwwwww」
「あ、私?
私は黛薫子!
二年の新聞部副部長よ!!」
「新聞部k wwwww t wwwwwww k wwwwwww r wwwwww
某の魅力に気が付いたで御座るかwwwwwwwww
よかろうwwwwwwwよかろうwwwww
某が不遇の扱いをされる突撃銃界の二組wwwwww
xm8の魅力について存分に語り尽くそうぞwwwwwww
まぁ、座るで御座るwwwwwポコォwwwwwww」
「あ、いや、代表就任に付いて聞きたいんだけどさ…」
「そwwwwんwwwwwなwwwwww事wwwwwww
どうでもヨロシ。
今一番大事なのは、h&k社の開発した最新鋭の突撃銃、xm8で御座る」

「まず、xm8が如何に素晴らしい銃かと言うのを説明するとd「一夏さん!
そう言えば、今日転校生が来るらしいですわよ!!!」

セシリアが慌てた顔で俺のxm8の話をぶち切る。

「転校生で御座るかwwwww
そwwwwれwwwwはwwwwwうちのクラスにで御座ろうかwwwwww」
「ち、違いますわ。
隣のクラスですわ」
「ならどうでも良いで御座るwwwwww
重要なのはxm8で御座るwwwwww
黛殿wwwwww
耳糞かっぽっじってよく聞くで御座るwwwwwwwww」
「え、いや、あの」
「ほらほらwwwww
ちゃんとレコーダーをセットするで御座るwwwwwwww」
「いや、だから…」
「ちょっとアンタ!!」

そこに再び誰かに邪魔される。
俺のxm8物語を邪魔するとはいい度胸だな……

鈴ちゃん…
まあ俺が貰っていくから問題ないな

「って、鈴じゃないか!?!」

振り返った先にいたのは鈴だ。
凰鈴音ってのが本名だが、俺は鈴と呼んでいる。
箒が転校したあとに来たのが鈴だ。
しかし、鈴も中学時代に、彼女の祖国、中華人民共和国に帰っていった。

「懐かしいなぁ!!!
いつ来たんだ!!
お前もここの生徒なのか!!」
「ちょっ!?!
く、苦しい!!!
抱きつかないでよ!!!」
「お、おお、済まない。
つい、懐かしさのあまり…
しかし、懐かしいなぁ~…
弾の奴にも知らせておかないとな。
そうだ、千冬姉にも合わせよう!!」
「い、いいわよ、千冬さんは…」

鈴は顔を引き攣らせながら言う。
そう言えば、鈴は千冬姉が苦手だったな。

「そうか…」
「い、一夏。
彼女が誰かを紹介して欲しいのと、演技を忘れてるぞ」

箒が俺に耳打ちする。

「クソッタレ……」

取り敢えず、振り返ると、その場にいた全員が俺と鈴を見ている。

「紹介するで御座るよwwwwwww
凰鈴音殿で御座るwwwwww
某の親友で幼馴染mk.Ⅱで御座るwwwwwwww」
「え、何その喋り方!?」
「気にするな、で御座るwwwwうぇwwwwうぇwwwwww」

「鈴殿wwww
こっちが幼馴染mk.Ⅰの篠ノ之箒殿で御座るwwwwwww
で、そっちがイギリス代表候補生のセシリア・オルコット女史で御座るwwwww
ちなみに、某とセシリア女史は専用機持ちwwwww
クラス代表で専用機持ちは某とwwwwwww
4組の更識簪女史で御座るwwwwwwww」
「その情報、古いよ」

言うと、鈴がニヤリと笑った。

「私も専用機持ちなのよ!!」

鈴がどーだ凄いだろうという顔をした。
すぐさま、携帯を開く。
中国 is 専用機で検索すればヒットするだろう。

「出たで御座るwwwwww
甲龍と書いてシェンロンwwwwww
ギャルのパンティーおーくれwwwwwwww」

言った瞬間、三方向からパンチが飛んでくるが、すべてを華麗に避けた。
俺、天才!

ギャルのパンティクッソワロタwwwwwwwwwww

当たらなければ、どうということはないな

その後、食堂で、ギャーテーギャーテーと騒いでいたら、千冬姉に怒られ、そうそうに教室に向かった。
午前の授業は特記すべき事項無しと言う事で割愛し、昼休み。
鈴も揃ってと思い、昼食に呼びに行ったら既に食堂に行ったと言われ、仕方なく、箒とセシリアの二人を連れて食堂に向かう。
ちなみに、他の女子生徒もついくるのでちょっとした大名行列みたいな感じだ。

「鈴殿が居たで御座るwwwwwwww
入口で何をしているで御座るかwwwwwwww」
「アンタを待っていたのよ!」
「某も鈴女史を呼びに行ったで御座るwwwwwwww
手に持っているのは何で御座るかwwwwwwww」
「ら、ラーメンよ」
「伸びるで御座るよwwwwww」
「そう思うならさっさと来なさい!!!」
「理wwwwww不wwwwwwww尽wwwwwwwwww
だが、それが良いwwwwwwwwww
それでは箒殿とセシリア女史も食券を買うで御座るよwwwwwwwwwwコポォwwwwww
某はチャーシューメンにするで御座るwwwwwww
そして、大盛り券とチャーハン券を融合しwwwwwww
チャーハンチャーシューセット大盛りを召喚するで御座るwwwwwwwデュフwwwデュフフwwwwwww」

般若心経みたいに騒ぐなwww

「だから、さっきからその変な口調なんなの?」
「後で教えるで御座るよwwwwwwwwデュフwwwデュフフwwwwwwww
さぁさぁwwwwwww
席に座るで御座るwwwwwww
某のチャーシューメンも伸びてしまうで御座るwwwwwwwww」
「そうね。
向かいの席が空いてるわよ」
「行くどすえwwwwwww」

10人近い女子を連れてぞろぞろと移動していく。
俺はキャプテン・マリオーか…
掴んで投げたりしたら千冬姉と一戦交えることになるだろうからやめておこう。
どうでも良いが、箒はきつねうどん、セシリアは洋食ランチを頼んだ。
このふたりは何時もこれだが、どれだけこのランチが好きなのだろうか?
俺は同じ物を食べ続けると飽きるぞ。
ちなみに、中学の頃ハーベストを1ヶ月で一生分ぐらい食べたら、もう、ハーベスト食べたくなくなったぜ。

「さてwwwwww
鈴には積もる話があるがwwwwww
まwwwwwずwwwwwwはwwwwwww
シェンロンの弱点教えれwwwwwwwww」
「誰が教えるか!!!」

まぁ、普通はそうだろうな。

「良いではないかwwwww
良いではないかwwwwww」
「なら、あんたの弱点を教えなさいよ!」
「俺の弱点はおっぱいです」

言った瞬間、全員がぴしりと固まる。

「大きいのからwwwwww
小さいのwwwwwwww
某すべて網羅しているで御座るwwwwwwwポコォwwwwwww
鈴殿はwwwwwww
あんまり中学時代と変わっておらぬ御様子wwwwwwwプギャwwwww」
「う、うるさいわね!!!
人の気にしている事を!!!!」

鈴がムキーと怒鳴る。

「さもありなんwwwwwwwさもありなんwwwwwwwww
鈴殿=貧乳wwwwwww
しかしwwwwwwww
鈴殿は貧乳故にそれが良いwwwwwwww」

「お前はなんの話をしているんだ、馬鹿者」

背後からさっきが飛んできたので、箸で受け止める。
うむ、真剣白刃取り成功。
宮本武蔵は食事中、飛んできたハエを箸で捕まえたらしいが、正直、汚すぎだよな。
ハエってうんこの上に止まるんだぜ?
それを箸で取るとか、マジ、イミフっていうか、頭おかしいよな。

「げぇ、千冬さん!?!」
「人の顔を見て、ゲェとは随分な挨拶だな、凰」
「あ、いえ、お、お久しぶりです、千冬さん」
「そして、学校では織斑先生と呼べ」

鈴の奴、千冬姉に睨まれてかなり縮こまっている。

「お、お久しぶりです、織斑先生」
「ああ。
食堂ではあまり騒ぐな。
良いな」
「了wwwwww解wwwwwwでwwwwwwww御wwwwwwwwww座wwwwwwwwるwwwwwwwwwポコォwwwwwwww」

千冬姉は俺を睨みつけると去っていった。

しえん


>>1のセンスが欲しいで御座るwwwwwwwwww

すばら支援

その後はどうすれば巨乳になるかという話になり、巨乳を志す愚かなる貧乳淑女共に如何に貧乳が大切なのかを昼休み命一杯、使い教えた。
午後の授業も特筆すべき点はないので割愛し、放課後、俺はセシリアと共に競技場に居た。

「おぉwwwwww
箒殿箒殿wwwwww
打鉄の使用許可が降りたで御座るかwwwwwww」
「ああ、そうだ。
今日は格闘戦の訓練だ。
セシリアでは格闘戦ができないからな」

箒がセシリアのブルーティアーズを鼻で笑う。

「なっ!?!
だいたい、本日、一夏さんのお相手をするのはこの私、セシリア・オルコットでしてよ!!」
「打鉄が使えるのは今日なのだ。
お前は引っ込んでろ」
「な、なんですって!?!
貴女こそ引っ込んでいなさいよ!!!」
「邪魔だてする気か!!!
ならば斬る!!!」

箒が格闘用ブレードを抜き放つ。
おぉ、かっけぇ!
俺もその『邪魔だてする気か!!!ならば斬る!!』ってのを使おう。

セシリアはセシリアで左手にインターセプトを展開し、逆手で持っている。
逆手は基本的に、防御の為の握りである。
セシリアの攻撃方法は基本的に近づかれぬ様、弾幕を張り、近付かれたら、安全圏に至るまで逃げの一手だろう。
最初はその作戦は卑怯だの、堂々としていないなどと言っていたが、狙撃兵の鉄則を押し込み、戦いでの鉄則を教えた。
しかし、今は俺の教えた作戦に忠実に守り、近づいてくる箒の攻撃を避け続け、合間を取ろうと下がり続ける。

「逃げるな臆病者め!!!」
「そんな安っぽい挑発には乗りませんわ!
私のブルーティアーズは遠距離戦用のisですわ。
それが何故泥臭い、格闘戦を行わなくてはいけませんこと?」

オーッホッホッホと高笑いしながら徐々に合間を広げていくセシリア。
基本的に、ブルーティアーズの方が性能が良いので、当たり前と言えば当たり前なのだが。

「ック!!
猪口才な!!」

セシリアの放ったビームを箒が、格闘用ブレードで切り落とした。
何あの子、半端ねー…
新選組の源さんかよ…
源さんが死ぬシーンマジで泣いた。
俺、一番好きなのが源さんだったもん。
ちなみに、フルネームは井上源三郎。
6番隊隊長だった。

なんてことを考えていたら、二人の動きがぴたりと止まり俺を見る。

「何wwwぞwwww」
「一夏!」
「先程から何を黙って見ているのですか!!!」
「おkwwwwww
我が天然理心流奥義とくと味わうがヨロシwwwwwwwww」

雪片二型を抜き、上段で構える。

「どこからでも掛かってくるがよいwwwwwww
某は一撃で倒して進ぜようwwwwwwwwww」
「上等だ一夏!」
「吐いた唾は飲み込めませんことよ!!!!」

二人は束になって掛かって来た。
所詮、烏合の衆よ!
お互いの連携が取れていなければ、一人の方が身軽に動けるのだよ!!!

それから1時間ほど、二人に手解きし、終わった。

「着替え終わったらお説教で御座るwwwwww
食堂に来るで御座るよwwwwwww」
「わ、わかった…」
「きょ、今日も勝てませんでしたわ…」

二人がヨロヨロとピットに向かったので、俺も逆のピットに向かう。
ピットに入ると、誰かいた。

「お、鈴か」
「お疲れ様、一夏!
スポーツドリンクとタオルよ!」
「おお、サンキュー」

鈴からタオルを受け取り、顔を拭く。

「それで、アンタ、あの頭悪そうな喋り方はなんなの?」
「ああ、それな。
俺が中学の時に書いた作文覚えてるか?」

「えっと、『俺が平穏な生活を送るために必要な事』だったっけ?」
「そうそう」
「え、で、あんたが平穏な生活を送るためにあんな馬鹿そうな喋り方してるの?」
「おう。
この学園は色々と俺の平穏な生活をぶっ壊しやがるからな。
現に、俺に惚れた女が2人もまとわりついている」
「あ~…
あの篠ノ之箒って子とセシリア・オルコットって子ね」

鈴が苦笑する。

「ああ、そうだ。
だから、俺は、これ以上、めんどくさい事を抱えない様に注意を払っているんだ」
「め、めんどくさい事ってねアンタね…
と、いうか、か、彼女作っちゃえばいいのよ!」

鈴が少し顔を赤らめて言う。
ああ、コイツも危ないな~

「バカ言え。
この学園内で彼女なんか作ってみろ、それこそ大戦争が起こるぞ。
主に千冬姉との」
「た、確かに、なりそうね…
千冬さん、ああ見えてブラコンだし」

鈴が苦笑する。

俺が中学時代、授業参観とか運動会は学校やis関係の事すべてぶっちして来てたもんな~
最前列を束さんと確保して。
少しでも邪魔する者がいるなら、持ち前の鬼殺しの睨みで黙らせるし。
相手グループが少しでも有利になりそうだと、しれっと妨害していたし。
束さんを脅しにかかって、訳分からん装置ufoみたいな装置で俺の事いろんな角度で撮ってたし。
それから、鈴と中学時代の思い出話に花が咲いた。

「まぁ、だいたいの事情は分かったわ」
「ああ、分かってくれて有難い。
それじゃあ某wwwwwwww
シャワーを浴びてから食堂で反省会をするで御座る故wwwwwwww」
「むかつくから二人の時はそれやめて」
「わかった。
じゃ、また後で」
「ええ」

鈴と別れ、部屋に向かう。
ああ、コイツもダメだな。
クソ、中学の時は全然気が付かなかったが、ありゃ、完全にダメだ。
久しぶりに会った幼馴染が想像以上に格好良くなってて惚れ直した的な顔だ。
地雷っつーか対戦車地雷踏んだ気持ちだ。
なんで、歩兵に反応しやがるんだ。
100kgオーバーで発動するはずだろうが、バカ野郎。
信管仕掛け間違えてるぞ、工兵め……

早く幼馴染mk.Ⅰと付き合うべきだ!
そうすれば争いも終わる

>>213
なるほど、戦争が激化して、何もかも無くなれば争いは終わるな

デュフフがデュノワに見えた

シャル来いシャル来い早く来い!

おもしろいわぁ

この一夏は、随分チートだな。そろそろ幼馴染mk.1との同室はなくなる頃か。
シャルがどう扱われるのか…。>>1の手腕に期待。

シャルとの濃厚なディルドプレイ

取り敢えず、部屋に戻ると箒が腕を組んで立っている。

「どうした?」
「遅かったから私が先に浴びたぞ」
「ああ悪い。
鈴の奴と昔話で盛り上がってな」

取り敢えず、鈴を嫁にしてご飯を毎日作ってやると言う約束を持ち出されないよう実に頑張ったと思うよ、俺。

「それで?」
「それでってな、それ以外何もねーよ。
俺はめんどくさい事にならんよう頑張ってるんだ。
お前が心配する様な事は何一つ持ち込ませねーよ」

そう、お前も例外じゃないぜ、箒。
俺の気持ちを知ってか知らずか、箒はどことなく安心した顔をだった。

「じゃ、俺はシャワー浴びてから行くから、箒は先に行って席確保してくれ」
「ああ、わかった!
早く来いよ!」

箒は実に嬉しそうに出て行った。
やれやれだぜ。

そこから、数週間。
3人を交えたisの特訓は続いた。

「いよいよ、来週だな」

脇にいる箒が感慨深そうに言う。

「そうで御座るなwwwwwwww
一回戦目は鈴殿wwwwwww
勝ったら願いをひとつ叶えてくれで御座るwwwwwwww」
「いいわよ、ただし、『勝てたら』の話だけど」

鈴がフフンと鼻で笑う。

「大丈夫ですわ。
私が教えたのですから、鈴さんは足元にすら及びませんわ」

相変わらずのセシリア。

「願い事、とはなんだ?」

箒が俺を見る。

「ギャルのパンティーおーくれwwwwwwww」

言った瞬間三方向からの攻撃。
しかも、全員がisを着用している。

「当たらんで御座るwwwwwww」

そして、対抗戦が始まった。

「それじゃあ、本気で行くぜ、鈴」
「当たり前よ。
手、抜いたら逆に殺すわよ」

俺の5m前で悠然と立っている二組の代表、凰鈴音が不敵に笑う。
鈴の甲龍は俺と一緒でパワータイプだ。
しかし、俺のとは違い、肩に衝撃砲というのが搭載されているらしい。
ネットの世界は便利だぜ、鈴。
いくら、お前が黙っていても、お前の国はペラペラ喋ってくれてるんだから。
そして、衝撃砲の仕組みも載ってる。
周囲の空間に異常な圧力を加えて砲身を形成。
そして、その余剰圧力で弾を発射するんだ。
敵を知り、己を知れば百戦危うからず。
そして、兵とは詭道なりってね。
最初は騙されておくべきだな。
hpの5分の3までは減らしても良い。
“接戦”をしましたと言う結果さえ残せば、あっちの名誉も守られ、俺も突出して目立つわけじゃない。

「ウラァァァ!!!!」

試合開始の合図と同時に鈴が共産党特有の叫び声を上げながら突進してくる。
手に持っている双天牙月と言う、ぶっちゃけ、青龍刀を二つつなげた大きなトンファーみたいな武器だ。
ちなみに、青龍刀と青龍偃月刀は違う武器だぜ。
時々、ごっちゃまぜの奴がいるが、青龍偃月刀は関羽の持ってる奴だ。
青龍刀とは、いわゆる柳葉刀と呼ばれる、幅広の刀の事を言うんだぜ。
つまり、マシエットみたいな奴だな。
重さと遠心力でぶった切る用法を取る刀で、要は肉包丁だ。
そして、そんな肉包丁を持った鈴が俺に斬り付けてくる。

「おぉっと!?」

雪片二型を構え、それを受け流す。
刀は攻撃を受けたらダメだ。
攻撃はすべて受け流す。
で、ないと刃が欠けたり、下手をすると折れてしまう。
今回は問答無用で折られそうなので、鈴の格闘技はすべていなして行くことにした。

「私の初撃を避けるとは!
さすがね、一夏!!」
「当たり前だ。
今の攻撃が避けれなくちゃ、箒どころか千冬姉に殺される」
「でもね!!」

鈴が言った瞬間、俺の視界が歪む。
正確に言えば、鈴の両肩が、ぐにゃりと歪むのだ。
異常な圧力を捉え、それを視覚に映すよう設定したおかげである。
そして、『danger』と視界に出る。
知ってる。
肩のスラスターがバカリと開くと、ピカリとフラッシュの様に光った。

「何っ!?!」

そして、衝撃。
もちろん、演技だ。
急所を狙った場所は全て、雪片二型で軌道を逸らし、どうでも良い部分に着弾させる。

「アンタ、運が言いわね」

鈴が少し驚いた顔をするが、未だ不敵な笑みは消えていない。

「ああ、太宰府天満宮でお守り買ったからな!」
「勉学のお守り関係ないでしょうが!!」

鈴がすかさずツッコミを入れる。
いや、関係あるんだぜ、勉学。
喧嘩は頭を使ったもん勝ちだ。
スポーツもそうだぜ、鈴。
勝負事は全て計算されるんだぜ。
運も実力の内ってね。

「でも、私の龍咆はそんなに甘くないわよ!!」

次は、4つだ。
両腕と両肩。
あれは避けねば、限界ダメージを超えてしまう。
一撃が想像以上に強かった。

「やれやれ…」

一撃必殺を無効は撃つ気だ。
ならば、俺もそれに答えようじゃないか、えぇ?
俺の雪片二型には諸刃の剣、大技があるんだよ。
相手のバリアーをぶった切って、攻撃できる、零落白夜がな。

「なんか来る!!」

カリカリにまで上げたセンサーが別の熱源を捉える。
上だ。

「龍h――」

鈴が叫ぶと同時に、アリーナの天井が崩壊した。
そして、崩壊した破片が鈴目掛けて降ってくるが、鈴は突然の出来事に反応できない。
バカ野郎!!

「避けろ馬鹿!!!」

鈴をお姫様だっこして、ひとまず上空に退避。
さっきまで鈴がいた場所に10mほどの骨組み落っこちて、砂を巻き上げた。

「大丈夫か?」
「え、あ、うん…
ありがと……」

鈴がようやく我に返ったように俺を見る。

「な、何が起きたの?」
「知らん。
だが、『何かが』起きてる」

アリーナの天井はisと同じだけのバリアーが張られていると聞く。
そして、それをブチ破ると言う事は、その攻撃は『isを破壊できる』と言う事だ。

「鈴、よく聞け」
「え、ええ」
「相手の攻撃は多分、ビームだ。
そして、そのビームは、非常に強力だ。
多分、俺やお前のisを一撃で破壊する。
つまり、当たれば一発koどころか、ゲーム・オーバーだ」

「そ、ば、嘘!?!」

きっと、そんな、馬鹿な、嘘と言いたかったのだろうが、言えていない。

「俺がお前に嘘ついてどうする」

答えた直後、煙を切るようにビーム。
高感度センサーが事前に知らせてくれたので、鈴を抱えていても難なくよけれる。

「降りるぞ」

そして、濛濛と立ち込める土埃の外に着陸する。
さっきから、センサーが俺にロックされているから回避運動を取れと煩い。
うっせぇ、エスコンやbfやってるからわかるけど、ミサイル発射されるまではチャフはまかねーぞ。
それに、回避運動して、ビームが、観客席に当たったらどうする、馬鹿。

「取り敢えず、ピットに戻る事を優先したいが、無効はさせてくれねーみたいだな…」

濛濛と立ち込める土埃の中からなにか黒いのがゆっくりと出てきた。

「なっ!?!」
「ワォ」

それは真っ黒い、いや、黒に近い灰色のisだった。
しかも、フルスキンだ。
腕は非常に長く、足元まで伸びていやがる。

「不気味なヤツめ…」
「アンタ誰よ!!」

鈴が怒鳴るが、もちろん答えない。

「あいつはisじゃねーな」
「わかってるわよ!!」

isならわざわざ“完全装甲”にする必要はない。
何故なら、isの操縦者はis自身に守られているからだ。
しかし、あれがフルスキンと言う事は、あれがisじゃないか、それとも、『絶対に顔が見られたくないから』のどちらかだろう。
もちろん、コアが限定され、全ての居所が分かっている以上、isである確率が限りなく低い。
つまり、あれはisではないと言う事になる。

『織斑くん!
凰さん!!
今から、教員でその侵入者を制圧します!!』

山田先生の焦ったような声が耳に届く。
プライベートチャンネルだ。

「なら、先生たちが来るまで俺たちが抑えてますから。
さっさと来て下さい。
千冬姉、急いでくれよ。
じゃないと、他人に知られたくない秘密ばらすからな」

そばにいるだろう、千冬姉にも言う。

『喋ったら殺す』
「なら仕事しろ教師」

そう言って、無線を切る。

「で、具体的にはどうするのよ」

鈴が黒いのと退治しながら俺に聞く。

「どうするもこうするも、先手必勝だろ。
取り敢えず、あいつに制圧射撃。
俺が接近してぶった斬る。
単純明快だろ?」
「そうね」

鈴が頷くと腕を前につきだし、肩のスラスターを開く。

「間隔2秒。
4連射。
当たらんでもいい」
「分かったわ。
3,2,1!」

鈴がカウント0で衝撃砲を撃ち始める。
俺もそれと同時に前に飛ぶ。
黒いのは突然ヒュンヒュンと回り始めた。
回転して攻撃するようだ。
アホか、あいつ?

「攻撃が弾かれるわ!!」
「知ってる」

「なら何とかしなさいよ!!!」
「足元狙え、そう叫ぶなよ、相棒」

鈴がハッと我に返り、軸足を狙い始めた。
もちろん、無効はそれに気が付き、飛び上がる。
逃げるのだ。

「逃げるわよ!!」

黒いのは濛濛と立ち込める煙の中に姿を消す。
もちろん、そんな所に入っても、isのセンサーの前には無意味だ。

「逃げるんじゃないわよ!!!」

鈴は衝撃砲を乱射しまくる。
向こうもビームを撃ってくるが、俺がそれを弾いたり、切り落としたりして、鈴への攻撃は防がれた。
当たらなければ、どうという事はないってね。

「どうやら、アイツは俺と鈴を各個撃破したいようだな」

さっきから、俺と鈴を離すかのように動く。
鈴は挑発に乗りやすいが、俺がそれを止めているので、今のところ、大丈夫だ。

「そうなの?」
「そうなの。
取り敢えず、なんで、増援がこないのか、判明した。
観客席を見ろ」

鈴が俺の指を辿って、観客席を見た。
観客席には人はいないが、奥の出入り口には生徒たちが大量に留まり、扉を必死に叩いている。

「何やってるのよ!?!」
「開かないんだよ。
あの黒いのがシステムにハッキングしてロックしやがったんだ」
「ますますフザけた野郎ね!!!!」

鈴が飛んでくるビームを双天牙月で叩き落としながら言う。

さて、それはそうと、どうするか……
こうなると、敵と消耗戦になる。
数的にはこっちが上だが、スタミナ的にはあっちが上だ。
力量差も、あっちが上だろう。
だが、特徴は掴んだ。
アイツは教科書大好きなようだ。
そして、俺達から何か情報を収集しようとしている。
会話の最中、ほとんど攻撃してこない。

「鈴」
「なに!?」
「ちょっとおしゃべりだ」
「はあぁぁ!?!?!
何暢気な事言ってるのよ!!!」
「余裕を持って対処するためだよ。
良いか鈴」
「なによ!!」
「アイツは、機械だ」

言った瞬間、鈴がぽかーんと俺を見た。
アホみたいな顔だな。

「アンタ、今更何言ってんのよ!?
そんなもの当たり前でしょう!!
isは機械よ!!」

鈴が馬鹿なこと言うと殴るわよという感じで双天牙月を構える。

「ちげー、そう言う意味じゃない。
あれは、『中身も機械』って事だよ。
良いか、鈴。
あいつの動きを見てみろ。
学習装置をつけてねーのか知らねーが、全て単純だ」

鈴が牽制射をすると、煙の中に隠れる。
先程からずっとこれの繰り返しだ。

「!?!
確かに、そうね!!」

「で、だな。
作戦はこうだ。
俺がアイツに斬りかかる」
「ええ」
「お前が、俺の背後から衝撃砲を撃つ」
「アンタの!?!」
「exactly!
俺はサイド、イグニッション・ブーストでアイツに急接近してぶった斬ってやる」
「!?!
なるほど、でも、一回しか通用しないわよ?」
「だから、だよ。
そろそろ頃合だ。
hp“も”無いしな」
「分かったわ。
じゃあ、合図してよね」
「おう。
火力全開で頼むぜ」

鈴に拳を突き出す。

「任せなさい!」

鈴が拳を合わせた。
よし、行くか。

結果から言えば、あの黒いのは倒されたらしい。
なんで、『らしい』なのかって言うと、俺の目論見は半分成功し、半分失敗したからだ。
背中に最大限の衝撃砲を受け、それをブーストのエネルギーにしたのは良いが、衝撃砲の威力が高すぎて、残った衝撃が俺のhpを奪ったそうだ。
まぁ、目的である、零落白夜をあの黒いのに叩き込んでやったから問題ないけど。
しかし、全身が痛い。

「全くお前と言う馬鹿者は」

そして、その事を教えてくれた千冬姉が夕日を背景に仁王立ち。
気のせいか、顔はほんのりと笑っていた。
多分、無事でいてくれて良かったという気持ちと、強くなったなという顔だろう。

「でも、あいつ倒すにゃセシリアが必要だったんだけど、セシリアがいなかったし、ああするかなかったんだよ」

そう、アイツはセシリアがいれば更に簡単に倒せた。

「それでは、私は仕事があるから行くぞ」
「ああ、ありがと。
それと、心配をかけて悪かったよ、千冬姉」
「ふん」

千冬姉は馬鹿者と言い、出て行った。
ちなみに、場所は保健室。

そして、入れ違いになるように箒が入ってくる。

「大丈夫なのか!!」
「ああ、大丈夫だぜ。
しっかし、俺はトコトン馬鹿な男だな」
「当たり前だ!!
あんな無謀な事を!!!」
「ちげーよ。
そっちじゃねーよ。
俺の当初の目標を言ってみろ」
「植物のように平穏な生活」
「だろ!?
どう考えても、今回は先生に任せるべきだったんだよ!!
クソ、あの黒いのめ……
作った奴と会ったらゼッテーぶっ飛ばしてやる!」
「……心配した私が馬鹿みたいだ」

箒はそう言うと大きなため息を吐いた。
それからクスリと笑う。

「まぁ、その、か、かかかか、カッコよかった…ぞ……」

最後の方が全く聞こえんぞ、コラ

箒はそれだけ言うと、バタバタと逃げるようにして出て行った。
やれやれ。
少し寝るか。
――――
―――
――


「……」
「!?!?!?!?」

目を開けると、目の前3cm程に鈴が居た。
こいつ、ぜってー俺が寝ている間にキスしようとしたな。

「なにやってんだお前?」
「ちゃ、ちゃんと生きしてたのか確認したのよ!!!」

なんだよその、言い訳…
まぁ、イイけどさ。

「ちゃんと息してたろ?」
「そ、そうみたいね!!」

鈴は顔を赤くしたまま、脇の椅子に座る。
てか、今何時だ?
1日ぐらいたったのか?

「その、さ…」

鈴が、もじもじと足元を見つめながら切り出す。

「ん?」
「その、ごめん…私のせいで……」
「はぁ?
お前バカか?」
「なっ!?!
なによ人がせっかく謝ってるのに!!!」

鈴が顔を真っ赤にして俺をポカポカ殴りつけてくる。

「わ、悪い悪い。
でも、俺は、お前のせいだなんて思っちゃいねーよ。
逆に、お前のおかげで勝てたんだ。
ありがと、鈴」

鈴の頭をポンポンと撫でてやる。

「ば、馬鹿!!
恥ずかしいわよ!!!」

しかし、鈴は逃げようとしない。
やれやれ。
まぁ、今回は、こいつのおかげってのはその通りだし。
今日までは平穏な生活から遠ざかるか。
こうして、また、無駄なフラグを建設していく俺だった。

第1巻分 完

取り敢えず、この>>1は剣道やってました
鈴が不憫すぎて泣いた
次はみんな大好きシャルラウラが出てくる
以上

6月某日、俺は五反田弾の家に居た。

「それで、is学園はどうよ?」
「最高だな。
ハーレム学園だ。
副担がまいっちんぐマチコ先生並みのボインだ」
「画像くれ」
「千冬姉に殺されるぞ」
「それはそれで本望だ」

俺と弾は中学時代の親友だ。

「あ、あと、鈴が居た」
「鈴!?
マジかよ!!
胸は!!」
「相変わらずだ」
「そいつは、残念だ。
彼女は作ったか?」
「俺ののぞみを言ってみろ」
「『植物のように平穏な生活』だもんな~
マジ裏山だわ、死ね。
氏ねじゃなくて、死ね」

現在、二人してゾンビモードをプレイ中。
襲い来るゾンビ共をちぎっては投げちぎっては投げの大活躍。
場所はドイツの研究所だ。
fgとstgマジ最強だわ。

「何が裏山だ。
お前が死ね。
あの空間に立ってみろ。
お前が女に望んでいる事裏切られまくるぞ」
「それでも裏山だ。
死ね」
「テメーが死ね」
「あ、死んだ」

弾が拳銃を片手に這いつくばっている。

「無理。
トレイン中に死んだてめーが悪い。
しかも、お前がクラウス持ってんだらな」
「助けろォォォ!!!!
俺のポーターがぁぁあ!!!!
俺のサンダーガンがぁぁあぁ!!!!!!」

それからすぐに俺も死に、呼びに来た弾の妹、蘭と久しぶりの再会を果たした。

「お前の妹とくっつくの有りだよな」
「それだけは絶対に許さん。
お前にお兄さんと呼ばれることがあってたまるか」
「いいじゃねーかよ、お兄さん」
「呼ぶんじゃねぇぇぇ!!!!!!
だいたい、お前は漫画の主人公見てーな人生送ってながらなんで鈍感じゃねーんだよ!!!」

弾がムガァァと俺に殴りかかる。

「知るか!
そして、寄るなホモ野郎!!」

どったんばったんと取っ組み合いの格闘をしていると、蘭も乱入し、弾が圧倒的不利のもと終了した。
貴様に味方は居ないのだよ、弾。
哀れな奴め……

その後、一階に降りる。
一階はご存知、五反田食堂。
そして、先に出て行った蘭が待っていた。
服装は外出をするかの如く、一張羅だ。
いや、あれが一張羅かは知らんが。
取り敢えず、ここはボケておいた方が良いのかと考え、やめた。
その代わり、予備フラグを立てておくことに。

「おお、可愛いぞ、蘭」
「そ、そっそそそそうですか!?!?!」

脇で敗者が俺を睨んでいたが気にしない。
そして、俺達は実に有意義な昼食を過ごすこととなった。
ちなみに、蘭がis学園を受験すると言いだし、しかもランクが俺より上のaだった時は、先ほど立てたフラグを思いっきりへし折ってやりた気分になった。

ちょっと待って
1番人気なのは箒ちゃんだよね?

みんな人気だから

のほほんさんに決まってるだろ

どう考えても鈴ちゃんだから

一張羅って良い服って意味もあるのか。一着しかないって意味しか知らなかったわ。

ラウラに決まってるだろ、言わせんなよks

楯無さんはでてくるだろうか……

僕は山田先生だと思うよ

その後、午後は弾とともにゲーセンで遊んだ。
夕飯時ちょっと前に帰ってくる。

「うむ、あいも変わらず女子ばかり。
取り敢えず、夕飯時まで部屋にいるか」

部屋に入ると、誰もいなかった。

「そう言えば、もう、箒は居なかったんだな…」

別に死んだわけじゃねーぞ?
引っ越したんだ。
なんでも、部屋の都合がついたらしい。
で、ちょっと前に、山田先生が渋る箒を連れて行ってしまった。
やる時はやる山田麻耶だった。

「一夏~居る~」

扉がノックされる。
この声は鈴だな。

「いるぞ~
開いてるから入れよ」
「お邪魔しまーす」

鈴がそう言うと入ってくる。

「どうした?」
「いや、もうそろそろ夕飯だから一緒に食べようと思ってさ、誘いに来た」
「もうそんな時間か?」

確かに、気がついたら、もうそろそろ食堂が夕飯を並べ出す時間だった。
時間は経つのが速いな。

「じゃ、行くか」

廊下に出ると、各部屋の扉がチラホラと開く。
皆、食堂に向かうのか。
まぁ、それは結構なのだが、全員の格好が非常にラフなのだ。
まるで俺に見せびらかすかのように。
なので、俺はあえて、こう言う。

「目の保養で御座るwwwwwwwwwポコォwwwwwww」

「あ、ちょっと!?
何見てるのよアンタ!!!
目、閉じなさいよ!!」

隣を歩く鈴が慌てて俺の目を隠そうとする。

「嫌で御座るwwwwwww
今後のオカズゲットで御座るwwwwwデュフwwwwデュフフwwwwww」
「こら!!
本当にやめなさい!!」

鈴がポカポカと俺を殴る。

「あ~おりむーだ~」

そこに拍子抜けする様な声がかかる。
見ると、ダボダボのパジャマ姿ののほほんさん。
正式名称、布仏本音。
俺と同じクラスの女子だ。

「こwwwwれwwwwwはwwwwwwこwwwwwwれwwwwwwwwはwwwwwwww
のほほん女史wwwwwwww
相変わらずで御座るなwwwwwwwwポコォwwwwwww」
「ん~そーだよ~
でも、おりむー相変わらずだよ~
そっちはリンリンだね~
おひさ~」

のほほんさんが鈴を見つけ、ダブダブで、余った袖を旗のように振る。

「り、リンリンって呼ぶな!!」

鈴がガビーンとショックを受けたように言う。
そう、昔、鈴が『リンリンってパンダみたいな名前だな』っていじめられ、俺が弾と共に大立ち回りをしたのが。
あと、『~~アル』って言うのも禁句だ。
中国人はそんなこと言わないわ、アホ!との事。

「おりむーも私とかなりんと一緒に夕飯食べよーよ~」

そして、のほほんさんは俺に寄ってくると抱きつき言う。

この抱きつくまでの流れが某千葉県のネズミーランドに住む住民達もびっくりな自然な流れで抱きついてくる。
なんと言うか、抱き着かれるのが当たり前、みたいな感じだ。

「某は構わんで御座るwwwwwうぇwwwうぇwwwwww」

そして、身長差20センチ近いのほほんさんを持ち上げてくるくると回る。

「しwwwwwwwかwwwwwwwしwwwww
かなりんが不在で御座るwwwwwww
どこに行ったで御座るかwwwwwww」
「あれ~
本当だ~」

のほほんさんがキョロキョロと周囲を見回す。

「あんたの連れなら、先に走っていったわよ」
「あ~ん。
まって~」

そして、鈴が指さした先をのほほんさんがトテトテと走っていった。
3歳児が走る感じだ。

あら、かわいい

「和むわ~」
「アンタね……
ところでアンタさ」
「何で御座るwwww」
「モテるの?」
「モテモテで御座るwwwwww
それはもうwwwww
取っ替え引っ変えwwwwwwww」
「げ、下品よ!!!」

鈴は顔を真っ赤にすると、俺に一発良いのを入れて先に行ってしまった。
取っ替え引っ変え、hddに居ますよ、二次元の嫁が、うん。
そして、やろうと思えば全員陥落するでしょう、うん。
現に、三人、いや4人か?
確定してるからな、うん。

翌日。
教室では、女子たちがカタログを広げて何かを見ていた。
その何かとはぶっちゃけ、isスーツなんだけどさ。

「一般的に小口径の拳銃弾ぐらいなら受け止めれますよ」

よく見れば、山田先生が紛れ込んでいた。
すげー、気付かなかった…

「小口径の拳銃弾ってwwwww
22口径ぐらいですかwwwwww」
「え?
えぇっと、詳しくは、スーツごとに違いますけど…
まぁ、大体は、その程度ですね」

山田先生がびくんと震えて俺を見た。

「22口径wwwww
そんな物wwwww
そんな物食らっても逆に重傷にならないで御座るwwwwwww」

「正直、is乗りを殺そうと思うなら、遠距離から狙撃するか、爆弾で殺す方が手っ取り早いで御座るwwwwww
わざわざ近づいて銃で撃つ人なんか居ないで御座るwwwwww
故にwwwww
故にwwwww
スーツはそんな物よりもwwwww
こっちをおすすめするで御座るwwwwww」

指差したのは、かなり露出しているスーツ。
ビキニスーツの一歩手前だ。

「織斑くん!?」
「山田教諭wwwwww
山田教諭も如何で御座ろうwwwwww
きっとけしからん事になるで御座るwwwwwwデュフwwwデュフフwwwwww」

きっと、たゆんたゆんになるだろうね。
胸とかおっぱいとか乳房とか。
激しい運動をするとポロリもあるよ!!

「お前は何をしているか」

背後から殺気を感じ、真剣白刃取り。
見事…

「甘い」

しかし、よく見れば、左手にも何かあった。

「当たらなければどう言う事はないwwwwwwwww」

バックステップでそれを避ける。

「腕を上げたなwwwwww
ガンダム!!!」
「誰がガンダムか!
さっさと座れ馬鹿者!!!!」

千冬姉は一喝すると全員が席に戻る。
山田先生も前に飛んで行く。
おぉ、怖い怖い。

そして、山田先生が教壇に立ち、本日の予定や連絡事項を告げるのだが、そこで驚くべき発言をした。

「今日はなんと、転校生が来ます!
2人も!!」

全員が驚いた顔をし、えぇぇえぇえぇと言う。
まぁ、そうだろうな。
ちょっと前に2組に転校生。
今度は1組に転校生。
しかも、この時期だ。
ぜってー問題事を抱え込んでいる決まってる。
東京を爆撃しようとしたドゥーリットル爆撃隊の様に爆弾を腹にたんまりと抱え込んでるに決まってる。
俺は、ぜってー驚かねーぞ。
そして、ノータッチだ。
たとえ、転校生ですと言って、100歳超えるおばあちゃんが来ようが、t-800やt-1000みたいな奴が来ようが。
ぜってー、俺は関わらねー
そいつ等に関わったが最後、俺の『植物のように平穏な生活』はウサイン・ボルトもびっくりな速さで俺から遠ざかって行く。

結果から言おう。
転校生の二人は外人だ。
一人はフランス人。
一人はドイツ人。
フランス人は男だった。
そして、ドイツ人だが…
コイツは非常に厄介だ。
なにせ、俺にビンタしてこようとしたんだからな。
名前をラウラ・ボーデヴィッヒと言う。

「手を離せ」
「ふざけるな。
お前等ドイツ人は理由もなく他人をぶん殴るのか?
えぇ?
ラウラ・ボーデヴィッヒ少佐」

たしか、シュヴァルツェ・ハーゼの隊長だったはずだ。
そして、シュヴァルツェ・ハーゼは千冬姉が教官をしていた部隊である。

シュヴァルツェ・ハーゼって言いにくいから黒兎でいいや。

「離せと言っているんだ!!」

少佐殿が手を引っ張るが、男の俺の握力に敵う訳が無い。
そして、向こうもそれが分かったのか左手を問答無用で放ってくる。
もちろん、こっちもそんな事は承知済みだ。
握っている左手をそのまま俺の右頬を庇う様にして避ける。
思わぬ行動に、少佐殿は目を丸くした。

「お前は俺の信条を邪魔する敵だな?
お前が何を考え、どうしようと勝手だ。
だが、そこに俺を巻き込むな。
俺は警告したぞ。
次は、無い。
良いな、ラウラ・ボーデヴィッヒ少佐」

左手を離す。

「ッチ!」

少佐殿は舌打ちを一つすると、手首を確かめながら空いている席に勝手に行ってしまった。

「超wwwww怖wwwwwwいwwwwwwww
少佐!wwwwww
少佐殿!!!wwwwwww
代行!wwwww
少佐!wwww
大隊指揮官殿wwwwwww
少佐!!wwwwwwww
代行!!!!wwwww
第二次ゼーレヴェ作戦は何時決行で御座るかwwwwwwwポコォwwwwww」

少佐殿にこれでもかと嫌味のつもりでナチス式敬礼をしてやった。
こういう事するから、問題を抱え込むんだよ、俺。
学習しろ、アホ。
でも、やらずには居られないんだよなぁ~
オタクのサガと、あのクソムカつくちび眼帯のせいだ。
断じて俺のせいじゃない。
そう、悪いのは全て周りなんだ。
うん、なんかの漫画で小物がそう言っていた。

そして、千冬姉が視線でそれこそロンドンを落とせるんじゃないかというぐらいに睨まれつつhrは終了した。
1時間目は2組とisの模擬戦をするとか。
故に、俺はフランス人のシャルル・デュノアを更衣室に連れて行くことになった。

「デュノア氏wwwwww
これから大変で御座るよwwwww
お触りの覚悟はよろしいかwwwww」
「は?え?」
「吶喊wwwwwww」

デュノアの腕を引き、廊下に出る。
すると、噂を聞きつけたほかのクラスの女子が出迎えた。

「スーwwwwwwパーwwwwwwwwお触りwwwwwwwwwタイムwwwwwwww
説明しようwwwwww
この時間はwwwwwww
合法的にwwwwwww
女子の胸を触ったりwwwwwww
尻をもんだりwwwwww
抱きついたりwwwwwwww
しても問題ないwwwwwwwwwww
つwwwwwまwwwwwwwりwwwwwwwww
周囲が女だらけの満員電車と同じで御座るwwwwwwwwwwww」

混乱したままデュノアを更衣室に連れて行く。

「ここが更衣室だ」
「えっ!?
あ、うん…」
「どうかしたのか?」
「あ、いや、さっきまでの変なテンションは?」

デュノアが俺を恐る恐るという感じで見る。

「ああ、何?
さっきのテンションの方が良かった?
あれ、疲れるからめんどいんだよね。
それとさ」
「な、なに?」
「お前の厄介事に、俺を巻き込むなよ」

念を押してから、反対側のロッカーに移る。

「俺、こっちで着替えるから」
「!?!?!」

デュノアが驚い顔をしていた。

支援

ちえん

正直な話をしよう。
シャルル・デュノアは女だった。
さっきの、女子郡を乗り切る際に、そこはかとなく、あいつの股間を触った。
しかし、あいつの股間には、男にあって当然のものがなかった。
そう、ペニスだ。
日本語だと、陰茎。
可愛らしく言うなら、おちんちん。
フランス書院風に言えば肉茎とか肉棒。
腐女子風に言えば、竿。
もう、どう考えても厄介事の塊だろ、シャルル・デュノア。
俺は、絶対こいつに深く関わらんぞ……
核爆弾どころの騒ぎじゃないぐらいに危ない。
下手すりゃ、俺の人生という地球が崩壊する。
故に、俺はこの核爆弾は見て見ぬ振りをするぞ。
核爆弾なんてソ連が大量に抱えて、崩壊したあと世界にばらまいてるんだ。
責任はロシアとアメリカにあるんだ。
俺は関係ない。
そう、関係ないんだぜ!

これはフラグ立っちゃいましたね

「関係無い事を表明した所でデュノアよ」
「な、何かな?
あ、シャルルって呼んでよ」
「わかった、デュノアくん。
君はフランスのデュノア社と関係があるのかね?」
「え、あ、うん。
僕のお父さんの会社だけど…」

それがどうかしたの?的な感じな声が返ってくる。
確か、デュノア社って、新世代のis開発に遅れて、経営が危ないとか聞いたが…
そして、社長には子供はいなかったはずだが……
ああ、嫌だ嫌だ。

「それじゃあ、デュノアくん。
僕は先に行ってるから、君も急いだほうがイイよ。
織斑先生は怒ると殺されるからね」

そう言って、核爆弾どころか地球破壊爆弾から猛ダッシュで逃げ出した。

「本日よりisでの格闘戦び射撃について行う」

前に立つ千冬姉は凛とした声で言う。
正直、俺は格闘しかないから、半分どうでも良い話だ。
隣に立つシャルルが俺をチラチラと見てくる。
悪い方の意味でのフラグを順調に立てている俺は、やはり馬鹿だ。
タイムマシンが有ったら、俺は迷わず受験する前の俺に会いに行って、そっちに行ってはダメですよと道案内してやるのに。

「うぁあああぁあ退いてくださーい!!!!」

背後から悲鳴が聞こえ、俺は迷わず、後ろに並ぶ、鈴と、デュノア、反対側のセシリアの腕を引っ張って脇に飛ぶ。
ドンガラガッシャーンと凄まじい音。

「isが転がって来たで御座る…」

正直、死ぬかと思った。
あんな物が激突したら間違いなく俺は死んでいた。
いや、俺が避難させた女子達、あ、一応、デュノアは男か。
うん、そういうことにしておこう。
ともかく4人揃って、死んでいただろう。

「あ、有難うございます、一夏さん…」
「た、助かったわ、一夏…」
「あ、ありがとう、織斑くん」

ちなみに、俺はおっぱいに囲まれていた。
うん、セシリアのアダルティックな匂いと鈴の清涼感たっぷりの匂い。
そして、デュノアの少女らしい匂いが俺の鼻腔を擽る。

セシリアのおっぱいは言わずもがな。
鈴のおっぱいは残念賞だが、それでもおっぱいだ。
デュノアのはまぁ、あれだな。
なんか硬い。
サラシ的な物をまいているのだろう。
おっぱいの形変になるぞ?

「で、誰が突っ込んできたんですの?」

見ると、山田先生だった。

「山田教諭wwwwww
コケるのが好きで御座るなwwwwwwwwwww
入試の時もコケたで御座ろうてwwwwwwww
バランサーの調節を入念にするで御座るwwwwwww」
「ご、ごめんなさぁ~い」

山田先生はマングリ返しのまま半泣きであやる。
すごく、エロいです…

「山田くん、さっさと起きないか」

脇の千冬姉が呆れ返った顔で山田先生を見た。

「ぬ、抜けないんです~
誰か引っ張ってくださーい!!」

「織斑、引っこ抜いてやれ」
「あwwwwいwwwwwwwあwwwwwwwいwwwwwwキャプテンwwwwwwwwwwww」

パイナップルに住んでいる、ズボンが四角い黄色いスポンジのopを歌いながら、山田先生の足を掴む。

「山田教諭wwwwww
失礼ながらwwwwwwww
本当に代表候補生だったので御座るかwwwwwwww」
「そ、それは事実です……
候補生どまりでしたけど…」

ショボーンと山田先生が肩を落とした。
まぁ、山田先生が候補生止まりだった理由はなんとなくわかるよ。

「それではwwwwww
大きな蕪を引っこ抜くで御座るwwwww」

そして、ぐっと手前に引くと、ズポンと引っこ抜けた。
ついでに、胸に付いているデッカイプリンもぷるるんと揺れる。

「眼福wwwww
眼福で御座るwwwwwデュフwwwデュフフwwwwwwwwww」
「ど、どこ見てるんですか、もう!!!」



スポンジボブw

何だか山田先生もフラグ立ってね?

一夏のスペックが高すぎるwwww
千冬姉と互角かそれ以上はありそう

「山田教諭の胸で御座るwwwwwwww
そのスーツと相まって実にエロいで御座るwwwwwwww」
「か、勝手に見ないでください!!!!」

山田先生がブランブランと揺れながら顔を真っ赤にする。

「それより、某もそのラファールに乗りたいで御座る~
局地戦闘機よりもマルチロール機の方が便利で御座る~
山田教諭は危険運転により某にラファールを譲るで御座る~」

ブンブンと山田先生を振る。

「やめんか馬鹿者。
貴様はどのisより高性能な白式があるだろうが」
「使えない高性能機より、汎用性のある一般機。
rx-79よりms-06で御座る。
故に、某、この白式嫌いで御座る。
山田教諭、ラファールを寄越すで御座る」

ガンダムはrxー78じゃね?

「いい加減しろ、一夏。
次、ワガママを言うと、hddを粉砕するぞ」
「やめろしwwwwwwwww」

パッと手を離し、千冬姉に向く。
すると、山田先生が落っこちた。

「い、痛いです…」
「すまんこwwwwwwwww」
「もう、お前は下がってろ。
取り敢えず、オルコット、凰。
お前等は山田先生と一戦交えてみろ。
二対一だ」

千冬姉が言うと、二人は一瞬キョトンとし、それから苦笑する。
まぁ、普通は、そうだよな。

「私、山田先生と一度戦っていましてよ?」
「私一人でも十分ですよ」

二人はisを展開しつつ前に出る。

「いいからやれ」

>>283 79は陸ガンだった… 78で

千冬姉の問答無用の一喝に二人は前に出る。
山田先生はワタワタと二人に頭を下げて、前に出た。
どんだけ、腰が低いんだ、この教師…

「さて、では織斑、山田先生が乗っている機体を説明しろ」
「教科書見ろしwwwwwwww」
「デュノア!
そこのアホの代わりに説明しろ!!」
「は、はい!!!」

千冬姉のブチギレモード。
動きが3倍速くなるよ。
隣のデュノアは俺をチラチラ見ながら説明していく。
要するに、マルチロール機ですって話だ。
ちなみに、ラファール、正式名称は、ラファール・リヴァイヴのモデルは、フランスが独自に開発したマルチロール機のラファールだと思う。
大体、名前からして同じだし。
ちなみに、第4次f-x選定でも出てたけど、絶対談合があったレベルでf-35が優遇されていた。
選定の詳細はf-xで調べてくれ。
個人的にはユーロファイタータイフーンの器のデカさが好きだった。
でも、f-15seを今でも押している。
サイレントイーグルたん可愛いよ、ハァハァだからな!

てす

f-xは出来レースもいいとこ

自衛隊のタイフーンが見たかった

そして、英中合同おっぱい攻略作戦は見事失敗に終わっていた。
原因としては、相互援護が出来ていない事と、お互いが突出しすぎて、逆に邪魔し合っていたことだろう。
後で反省会だな。

「それじゃあ、実際にisを装着してください」

二人に勝ったのがそんなに嬉しいのか、ドヤ顔の山田先生が言う。
しかも、視線はバッチリこっちを向いており『やるときはやるんですよ、私』と言う顔だ。

「専用機持ちに8人づつ別れろ。
番号順だぞ」

千冬姉が言うと全員がサッと別れた。

「それじゃあwwwwwww
isを持ってくるがヨロシwwwwwww」

isを乗せた台車を全員がゴロゴロと運んで行くのを俺は温かく見守った。
こういうのは何事も経験だ。
バイクの免許を取るときも、倒れたバイクを自分で起こすと言う項目があるように、自分の乗るisを持ち運びできない様ではダメだ。

そして、isの搭乗と歩行が始まったのだが…

「何故wwwwww
何故立ったままで解除したで御座るかwwwwwwwwww
もう、馬鹿かとアホかとwwwwwwww」
「ご、ごめん、つい…」

1番目の相川清香、ハンドボール部で趣味はスポーツ観戦とジョギングがてへぺろと頭を小突いた。
これが、運転免許なら早くも減点だ。

「まぁ、良いで御座るwwwwwww
ほら、二番目wwwwww」
「あ、うん…
でも、どうやって乗ったら……」
「某が踏み台になるで御座るからさっさと乗るで御座るwwwwwww」

片膝を付き、手を組み、肩を開ける。
そして、isに背中を付ける。
軍隊式の人間踏み台だ。
g.i.ジェーンでもやってるから興味あれば見てみろ。
ただし、最初は主人公が恋人と風呂でsexしてるから、見る時は注意しろよ。

「し、失礼します…」

女子生徒がドキドキとという感じで俺の手に足をかけ、肩に足をかける。
そして、そのままisに乗る。

「うwwwwはwwwwwwww
予想以上に重スwwwwwwww
のほほんさん軽すぎワロタwwwwwwwww
もっとダイエットしろしwwwwwwwwwプギャwwwwwww」

言うと女子か顔を真っ赤にして俯いた。

「さぁwwwww歩くで御座るwwwwww
アンヨが上手wwwww
いちwwwwにwwwwwいちwwwwwwにwwwwwww」

その後は順調に進み、午前の授業は終了した。

「ほらwwwww
さっさと運ぶで御座るwwwww
自分たちが使った道具は自分たちで片付けるで御座るwwwwww」
「ちょ、ちょっとぐらいは手伝ってくれても…」

8人の内一人がisの乗った台を押しながら言う。

「自分でやれる事は自分でやるwwwwwww
それがwwwww
織斑家の家訓で御座るwwwwwwwうぇwwwうぇwwwwww
ほらほらwwwww
早くしないとwwwwww
千冬姉に殺されるで御座るよwwwwwwデュフwwwデュフフwwwwww」

女子たちを応援する尻目、他の班を見る。
見ると、デュノアの班はデュノアには力仕事はさせられないと言い、自分たちで運んでいた。
そして、デュノアは俺をじっと見つめている。
なんだろうね、もう。

そして、昼食。
俺達は屋上にいた。

「取り敢えず、問題はお前で御座るよ、シャルル・デュノア。
いや、シャルロット・デュノア」

屋上には俺、セシリア、箒、鈴、そして、シャルル・デュノアこと、シャルロット・デュノアの5人。

「な、何を言っているんですの?
デュノアさんは男でしてよ?」

セシリアが俺に弁当箱を差し出しながら言う。

「残念ながら、デュノア社の社長には子供はいないで御座る」

言うと、全員が驚いた顔をする。

「居るのは隠し子が一人。
しかも、女子だ。
名前は、シャルロット。
違うで御座るか?」

デュノアを見る。

「たった、一日でバレちゃうなんて…」

デュノアは苦笑し、小さく溜息を吐いた。

「そうだよ。
僕の本名はシャルロット・デュノア。
父親の愛人の子供さ。
なんでわかったの?」
「最初、お前が男じゃないと感じたのは歩き方と声の高さで御座る。
それと仕草で御座るな。
男装の訓練をしていたらしいが、詰めが甘いで御座る」
「詰めが甘い?」

デュノアが少し驚いた顔をした。

「そうで御座る」

立ち上がり、上着を脱いで、シャツも脱ぐ。
そして、ズボンの前をあけ、ベルトも緩める。

「な、何をしている!?!」

箒が慌てて立ち上がるが、俺はそれを止める。

「まず、服で御座る。
シャツを、着るで御座ろう?」
「う、うん」

シャツを着て、ズボンを上げる。

「ここで、ベルト締めるで御座ろう」
「うん、そうだね」
「で、チンポジを確認するで御座る」

ズボンを少し調節し、チンポジ確認。
お前、嘘だと思うだろ?
だが、それとなく、ズボンを動かしたりするんだよ、殆ど男は。

「ち、チンポジってなんですの?」

セシリアが俺をきょとんと見た。
全員は?という顔をしているので、デュノアだけに教えてやることにした。

ゆかながチンポジって言ってるの想像するだけで赤玉出る

教えられたデュノアは顔を真っ赤にした。

「以後、気をつけるで御座る」
「うん、でも、多分、今後それに気を付ける事はないよ…」
「何故?」
「僕を、報告するでしょ?」
「誰がするで御座るか、メンドくさい。
良いで御座るか、デュノア氏。
デュノア氏が某に迷惑を掛けなければ、某はデュノア氏が男だろうが、女だろうが、どうでもイイで御座る。
と、言うか、それをバラす事で、某、余計に面倒くさい事に巻込まれるで御座る。
故に、他の3人も黙っておく様に。
口外したら、千冬姉より怖いぞ」

箒達がブンブンと首を思いっきり縦に振った。

「そして、デュノア氏。
氏は、男として生活するで御座る。
それと、この学園に籍を置いた以上。
デュノア氏に干渉する国家や組織は存在しないで御座る。
つまり、デュノア氏の罪は3年間は先伸ばすことが出来るで御座る」

「そ、そんな事出来るの!?!」
「出来るできないじゃない。
校則にそう書かれているで御座る。
特記事項の第21項だった筈で御座る。
後で、自分の目でも確認するで御座る」
「あんた、ホント、なんでも知ってるわね…」

鈴が呆れた顔で俺を見る。

「なんでも知っては居ないで御座るwwwwww
知っている事しか知らないで御座るwwwwwww
さて、問題その1が解決した所でwwwww
鈴殿とセシリア女史はスーパーお説教タイムで御座るwwwwwうぇwwwうぇwwwww」

持ってきたノートと筆箱を広げる。
鈴とセシリアがヒィィと逃げようとしたので、すかさず捕縛。

「山田教諭に負けるとかwwwwwwww
糞で御座るなwwwwwwwwwうぇwwwうぇwwwwwww
専用機wwwwwwwデュフwwwデュフフwwwwwww
返却してこいで御座るwwwwwwwプギャァwwwwwww」

その後、午後の授業が始まるでみっちりと二人の為に、対山田先生用戦術を練った。
そして、午後の授業も終わり、俺の部屋。
部屋にはデュノアと俺。
それに箒、セシリア、鈴の三人も居た。

「うはwwwwktkrwwwwwww」

俺は部屋に届いた箱の梱包を丁寧かつ慎重に開いていく。

「なんですの?」
「どうせ、ゲームだろう」
「え、えっちなのはダメだからね!!」

3人がデュノアを見張りつつも、興味津々という顔で、俺の箱を覗く。

「違うで御座るwwwwww
今wwwwww回wwwwwww届いたのはwwwwwwwww」

ドルルルルルと口でドラムロールをして箱の中に入っている箱を取り出す。

「デデーンwwwwww
東京マルイ製wwwwwww
ナイトウォーリアたんで御座るwwwwwwwデュフwwデュフフwwwwww」
「なんですのそれ?」

セシリアが怪訝そうな顔をして俺を見る。

「東京マルイが作ったwwwwwww
meuピストルの派生型で御座候wwwwwww
その中でも、夜間戦闘をモデルとし、ネイビー寄りのmeuwwwww
グリップはガナーグリップで滑り止め抜群wwwwwww
サイトもノバック社製のサイトを装備wwwwww
トリガーは3ホールのアルミ製wwwwww
実にwwwww
可愛いで御座るwwwww
美しいで御座るwwwww
綺麗で御座るwwwww」

4人にほれほれと見せるが、反応はイマイチだ。

「ただの玩具じゃないのよ。
バカバカしい」
「よくできた玩具ですわね」
「くだらん」

3人がバッサリと切り捨てやがった。

「某、怒ったで御座る~
チョー怒ったで御座る~
今日は返さないで御座る~
4人には一晩中ガバメント系の素晴らしさをお説教するで御座る~
故に、覚悟するで御座る~
取り敢えず、ガバメント系が出来た経緯を話すで御座る~
そこに正座するがよろし。
拒否権はないで御座るよ、デュフ、デュフフ」

4人をベッドの前に正座させる。
デュノア以外の3人はバッと正座し、デュノアは取り敢えず、という感じで正座した。





あれ、ラウラさん転校してきたんだよな?

待て待て、そうがっつくな

超期待

一夏マジ大爆発!

ラウラは多分、学園のシンボルタワーのてっぺんで
「織斑一夏…」と、憎しみをたぎらせている頃かな。続き期待。

それから数日間実に平和に過ごした。
実に平和だ。
そして、土曜日。
ゆとり教育が終了し、土曜日の授業が復活した。
まぁ、半ドン、つまりは午前だけなので良いのだが。
余談ながら、ゆとり教育が終了し、詰め込み教育に戻って来たが、この周期は基本的に学習指導要領が改訂される大体10年ごとに方針転換される。
つまり、また10年経てば、振り子の様に、ゆとり教育に向かうと思っている。
まぁ、そんな事はどうでも良いのだ。

「ではwwwwwww
デュノア氏wwwwwwww」
「あ、うん。
僕から一夏に言える事はもう無いよ、本当に」

デュノアが苦笑し、答えた。

「それよりも、凰さんやオルコットさんの方が問題かな~
二人共、自分の機体の長所が全然生かせてないよ?」

「あ、貴男方がそれをさせないように動いているんじゃないですの!!」

セシリアが何を言うと顔で言う。

「そうで御座るなwwwwwww
やはりwwwwww
某の作戦は完璧で御座るwwwwwwwポコォwwwwwww
箒殿とデュノア殿が組んでも勝てるで御座るwwwwwデュフwwwデュフフwwwwwww
それよりwwwww
某wwwwww
デュノア氏の様に銃が欲しいで御座るwwwwww」
「え、じゃあ、撃ってみる?」

デュノアがどうぞと俺にライフルを差し出す。

「うはwwwwww撃てるのかよwwwwwww」
「ああ、えっとね、僕の方で一夏に使用権限を一時的に与えてるからね」
「よし、デュノア。
それ、俺に毎回やれ。
ガチでやれ。
俺も射撃武器欲しい」

そんな裏技があったとは…
俺もまだまだ勉強不足だな…

「おい、素が出てるぞ」

箒が呆れた顔で俺を見る。
おお、あぶねぇあぶねぇ…

「では早速wwwwww」

銃を構え、撃とうとした時、周囲がざわつき始める。

「何ぞwwwww」

見回すと、少佐殿が居た。
見たこともないisを纏って。

「あれはドイツの第三世代isで御座るな…」
「まさか!
まだ、トライアル中だという話ですわよ!!」

セシリアが驚いた顔で言う。
まぁ、どうでも良いけど、面倒事には巻き込まれたくないね。
もっと、端っこに行こう、うん。

「おい」

少佐殿からオープンチャンネル。
おっと、手が滑ってチャンネルを切っちまったぜ…
時々あるよな、電話してて、間違って変なボタン押して通話切れたりすること。
そんな感じ?

「取り敢えずwwwwww
某これを撃つで御座るwwwwww
故にwwwwww
故にwwwwww
もっと端っこに行くで御座るwwwwwwwww
行くで御座るよwwwww
眼帯クソちびに因縁つけられる前にwwwwwwww」

全員の肩を押して、ずいずい行く。
もう、ズイズイずっころばしごま塩ずいレベルだ。

「貴様!!
私を無視するというか!!」

「そう言ってるで御座ろうが、少佐殿。
なんなら、ホルスト・ヴェッセルでも歌うか?
die fahne hoch!
die reihen dicht geschlossen!
s.a. marschiert
mit mutig-festem schritt」
「い、一夏!!」
「一夏さん!!」

セシリアとデュノアが慌てて俺の口を塞ぐ。

「貴様…
今一度、貴様という男と一戦交えねばならぬようだな……」
「kam'raden die rotfront
und reaktion erschossen
marschier'n im geist
in unsern reihen mit 」

すると、ジャキンと少佐殿の肩に担いだ大砲が伸び、弾が発射される。

ホルスト・ヴェッセルってなんぞ?支援。

ナチスの歌か

>>1の博学差に泣いた

「んのバカっ!!!」

咄嗟に俺と少佐殿の射線軸上に居たシャルロットを突き飛ばし、代わりに、弾丸を切り落とす。
やってみるもんだな、出来たぞ、コラ。

「オーライ、普段なら売られた喧嘩は買わない主義だが。
人の命に関わる自体なら、話は別だ。
テメーは俺を怒らせた。
デュノア、ライフル借りるぞ」

左手に雪片二型を取り出し、右手にライフルを持つ。

『そこの生徒n「黙れ」

スピーカーに一発弾丸をぶち込み、少佐殿に向かう。

「オラ、ボッシュ。
とっと来いよ。
テメーの脳味噌はフリッツみてーにツルツルじゃねーんだろ?
勝算あっての行動だろう?
ちょび髭伍長みてーに扉蹴破れば家全体が崩れるとか思ってねーよな?」

「その口二度と聞けないようしてやる!!!」

少佐殿が再び、肩の砲の照準を合わせる。

「死ねぇ!!」

瞬間、右に一跳躍。

「なッ!?!」
「ss marschiert in feindesland
und singt ein teufelslied
ein schütze steht am oderstrand
und leise summt er mit
wir pfeifen auf unten und oben
und uns kann die ganze welt
verfluchen oder auch loben,
grad wie es ihr wohl gefällt」

親衛隊は敵地を進むを歌ってやる。
少佐殿は益々顔を真っ赤にし、右肩にも大砲を展開した。

両肩に大砲で、その場に固定砲座。
左右正面に大型のシールドだ。
砲戦タイプだな、ありゃ。

「ヘッ、ガンタンクってか?
なら、俺はグフカスだな」

赤い信号弾を打ち上げられないのが残念だ。
震える山は感動したね。
正直、ノリスとグフカスのコンビがガンダムシリーズで最高に好きだ。
次に、ランバ・ラルと白兵戦だな。
ジ・オリジンのラルが大好きだ。

「怯えろっ!!!
竦めっ!!!!
isの性能差を生かせぬまま死んでゆけっ!!!!!」

地面を走破する。

少佐殿がニヤリと笑っている。
そして、右手が微かに動く。

「今っ!!!」

地面をドンと飛び、砲弾を避ける。

「すばしっこい奴が!!
サルめ!!!」
「そのサルに倒されるお前はジャガイモか!」

地面にライフル弾を叩き込む。

「煙幕のつもりか?
そんなもの高感度センサーで…」
「一つ!!!」

一気に左側面のシールドに近づき、零落白夜で切り落とす。

「なっ!?!」

瞬時加速ってのは便利だなぁ、えぇ?

「クソっ!!!!」

少佐殿は咄嗟に左手を俺に向ける。
コイツは、危ないな……
ライフルを構えバースト。

「えぇいっ!!」

少佐殿は咄嗟に手を引っ込めて顔を隠す。
人間の反射だな。
愚か者め。
俺はそのまま少佐殿の後方に逃げるように走り抜ける。

「後ろに回って勝ったつもりか!!」

今度は肩から何か射出した。
ミサイル?

「否っ!!」

ワイヤーが付いた何かだ。
有線式ミサイルっぽいが、微妙に違うな。
俺を掴みに来る気だ…

テメーはジオングか?
足あるけど。
なら、パーフェクトジオングだな。

「足なんて飾りですよ。
偉い人にはそれが分からんのです」

大きく弧を書くように移動していたが、一気に、足を蹴り、少佐殿の右側面にイグニッション・ブースト。

「チィィッ!!!!」

これで左右の装甲板は消えた。

「ふん、他愛ない」

そこで、動きを止めてライフルをデュノアに投げる。

「弱い者イジメは詰まらん。
千冬姉に1年間指導して貰ってその程度なら、もう、is乗るな。
千冬姉の名前をそれ以上汚すな、フリッツ」

雪片二型を収納し、isを解く。

「帰るで御座るよwwwwwww」

もうこの時点で暴走しそうだな。

ブチギレ確定じゃないですかー

良かったな
予定が早まって

このワンサマーさんニュータイプじゃね?

ワンサマ―強い
原作の弱いのと違ってスカッとするわ

「ま、待て貴様!!!
まだ、話は終わっていないぞ!!!」
「終わったよ。
何もかもが。
お前は、俺には勝てない。
俺は、お前には負けない。
格闘用武器しかない俺が、射撃系武器のあるお前に勝った時点で、お前は俺に勝てない。
何故なら、お前は自分のisの優位点を見い出せていない上に、理解出来ていない。
所詮、お前はその程度なんだよ。
特殊部隊だか何だか知らんが、所詮その程度だ。
分かったか、小娘。
次 俺と俺のダチに手を出したら、殺 す か ら な」

少佐殿に振り返り、睨み付ける。

「い、一夏!
早く行こう!!」
「それと、口調が戻ってるぞ!!」

デュノアと箒が俺を担ぐとそのままピットに逃げるようにして走っていった。
鈴とセシリアはisを纏って飛んでくる教員達を宥めに掛かった。
うむ、後で千冬姉に呼び出されるな、こりゃ。

このワンサマなら惚れる。間違いなく

その夜。
案の定、千冬姉に呼び出された。

「頼むから、問題を起こさないでくれ」
「俺が問題を起こすのではない。
問題が俺の方にやってくるのだ」

殺気を感じ、真剣白刃取り。
黒い悪魔、出席簿が俺の手に収まっている。
千冬姉は何時も持ち歩いているのか、出席簿?

「可愛くないヤツだな、お前は本当に!」
「褒めても何も出ないぞ」
「こんな事なら、自衛隊の知り合いなんぞ紹介するんじゃなかった」
「後悔先に立たずってな」

そう、俺は誘拐されたあと、千冬姉の知り合いだった(どういう知り合いかは不明)の自衛隊の偉い人に頼み、みっちりと訓練をした。
何の訓練かと言うと、簡単に言えば、自分の身を守る方法だ。
俺のせいで、千冬姉が世界大会を2連覇できなかったのだ。
つまり、俺と言う負い目があったから、千冬姉に迷惑をかけてしまった。
だから、俺は千冬姉の負い目にならないように、自己鍛錬を重ねたわけだ。
おかげで、自衛隊の徒手格闘は大体できるんだぜ?
みんなには内緒だけど。
これを知っているのは俺と、千冬姉、そして、弾だけだ。

「まぁ、良い。
なんであんな事したんだ。
お前は『植物人間のように生活したい』が夢じゃなかったのか?」
「いや、なんだよそれ。
なんでベッドの上で意識無いんだよ。
『植物のように平穏な生活をしたい』だよ」
「なんでも良い。
ともかく、それを望むお前らしくないじゃないか、特に最近」

千冬姉がハァと溜息を漏らし、コーヒーカップを二つ、俺と自分の分を置く。

「俺らしくないって言うか、俺はそもそも、この学校にいるべきじゃない。
確かに、千冬姉が何やっているのか分かったのは嬉しいけどさ。
日常生活がずれる。
千冬姉は料理洗濯掃除全てにおいて不可レベルの成績だからさ。
せめて「私の話はいいと言っているだろうが」

千冬姉が飲み掛けていたコーヒーを吹き出す。
汚いな……

「この際言わせて貰うけどな千冬姉。
俺が結婚して家を出ることになったらどうするつもりなんだ?」
「安心しろお前に付いて行く」
「おいこら姉。
貴様姉としての威厳はないのか!!」

なんたる堕落者…

「威厳で飯が食えるか馬鹿者」

え、なんでこんなに偉そうなの?
馬鹿なの?
ねぇ、馬鹿なの?

「取り敢えず、自分で料理ぐらい作れるようになってくれ…」
「作れるぞ」
「熱湯入れて3分待つのは料理じゃないからな」
「なっ!?」

馬鹿言うなという顔で俺を見る。

「まぁ、良い。
これ以上千冬姉に家庭的作業を期待する事は不可能だと判明した」

どれぐらい不可能かって言うと、宇宙服無しで船外活動する並に不可能だ。

「失礼な奴だな」
「そう思うなら野菜炒めぐらい作れるようになってくれ」
「なぜ私がそんな事をしなくては成らない」

ブン殴りてぇぇ……

「まぁ、良い。
お前に構っていると話が進まん。
それで、今日の騒ぎの原因は」
「あの少佐殿のせいだな。
今度会ったら挙手式敬礼してやる」
「やめろバカ」
「そして、ハイル・ヒトラーって言って、ドイツ万歳耳元で歌ってやるつもりだ」
「死ねバカ」

「ダー!!
話が進まん!!
お前は私の質問以外に発言するな、一夏!」
「だが、断る!
この織斑一夏の最も好きな事の一つに『自分より強いと思っている奴にnoと言ってやる事』がある!!」
「お前、その性格さえ直せば、お前の望む生活が出来るだろうよ」

干冬姉が溜息を吐くと背凭れに凭れかかった。

「兎も角、ラウラは弱い。
お前の様に誰もが強いわけじゃないんだ。
そう、イジメてやらんでくれ。
アイツは私の初めての教え子でもあるんだから」
「はぁ~……」

今度はこっちがため息を吐く番だった。

「わかったよ、千冬姉。
でも、きっちり報酬は貰うぞ」
「如何わしい物はダメだぞ」
「ちげーしwwwwww」

翌朝。

「清々しい朝だな!
起きろデュノア」

未だ寝ているデュノアをベッドから放り出す。

「い、痛いよ一夏…」

デュノアが寝ぼけた顔で俺を見る。

「さぁ、ジャージに着替えるで御座るwwwwwww」
「今何時……?」

デュノアがゴソゴソと脇の時計を見る。

「ま、まだ5時じゃないか!?」
「そうで御座る。
さっさと起きてジャージに着替えるで御座る」
「な、なんで!?」
「ランニングで御座る」
「えぇぇ……」

その後、朝の8時まで素晴らしい運動。
もちろん、デュノアも共に。

「さぁwwwww朝食だwwwwww」
「ちょ、ちょっと休ませて……」
「ダメなのですwwwwwww
朝食が済んだらwwwwwwww
今度はisの練習で御座るwwwwwww」
「……」

デュノアの口からなんか白い変なのが出てる。
気のせいだな。

「朝食はたっぷり食べるで御座るwwwwwww
ご飯は丼に山盛りwwwwwwwwうぇwwうぇwwwwwww」
「そ、そんなに食べれないよ、僕!?!?!」
「デュノア氏、世の中にはたった一つのパンすら食べれずに死んでいく子供もいるんで御座る。
氏は、腹が減ればいつでも食べ物を食べたい時に食べれる……
そんな幸福を、自ら放棄すると言うので御座るか?」
「何いいこと言ってる風にまとめてるの!?!」

シャルロットフォアグラ計画か
許可しよう

デュノアが俺を見てショックを受けた顔をする。

「いや、実際いいこと言ってるで御座るからwwwwww
さぁ食えwwwwwwww
食って食って喰い尽くせで御座るwwwwwwwwポコォwwwwwww」
「さっさ退け、邪魔だ」

背後で少佐殿が何か言っているが気にしたら負けだと思う。

「デュノア氏wwwwww
魚を食べるで御座るwwwwwww
この時期は鱸が旨いで御座るwwwwwwwww
味噌汁も飲むで御座るよwwwwwwww」
「退けと言っているだろうが!」
「うっせーよ、無能。
ザワークラウトと蒸し芋でも食ってろボッシュが」

少佐殿の皿にマッシュドポテトとキャベツの千切りを山盛りに乗せてやる。

「貴様ぁっ!!」

少佐殿がトレーを放り投げ用としたので、それを掴む。
そして、左手で、少佐殿の首を締め上げる。

「おばあちゃんが言っていた…

『食べ物を粗末にする奴は死ね』

と」
「は、離せ……」

かろうじて呼吸ができる程度に締めているがそれでも声を出せるのが軍人といったところか。

「おばあちゃんが言っていた…

『yes.lolita no.touch』」

思いっきり触ってんじゃん、デュノアが呟いたが、気が付かなかった事にしよう。
俺はtwitterはやっていないんだ。

もう完全に植物のような生活を放棄してるな

なんかこの一夏はいろいろ超越してるな

少しラウラへのあたりが強いような気がする

そりゃーこの一夏にとってもっとも邪魔な存在だしな
徹底的に排除しておきたいんじゃないか?
もう絡まれないように徹底的に・・・フヒッ

「千冬姉はお前に優しくしろと言っていた。
だから、この程度にしてやる。
だが、俺はお前を許さんぞ。
結局、お前は自分の力じゃ何も出来ないんだ。
人は強くないと誰かが言った。
だが、強くなろうと思うことは出来る。
お前はその方向が違うんだ。
お前はどこに行きたい?
お前は何になりたい?
お前の目標はなんだ?
お前の目的は何だ?
お前にとって自分とは何だ?
俺の質問に答えれるように成った時。
初めてお前は強くなれるんだ。
今のお前はただ吠えているだけの野良犬だ」

手を離し、トレーを差し出す。

「お前が本当に強くなりたいなら、やるべき事はもう見えているはずだ」

「貴様にっ!!!」

少佐殿がトレーを叩き落とし、俺を睨む。

「貴様に私の何が分かると言うっ!!!!
偉そうに説教を垂れて聖人気取りか!
お前の様な「黙れよ」
「っ!」
「もう良い。
お前に期待した俺がバカだった。
今度の個人トーナメント。
俺はお前を徹底的に叩きのめす。
死んだほうがマシと思うレベルに叩き潰す。
お前のその腐ったプライドと思い上がりを叩き潰す。
千冬姉の教えをなんにも引き継いじゃいねぇ。
お前は千冬姉の経歴に傷を付けるクズだ。
デュノア、部屋で食べるぞ」
「う、うん……」

脇で様子見をしていたデュノアを連れて食堂を出た。

>>343 個人トーナメント× 学年別トーナメント○

「い、一夏」
「何で御座るwwwwww」
「あれは、やりすぎじゃないの?」

俺とともにちょっと遅めの昼食をとっているデュノアがおずおずと言う。

「どこが?
本来なら、トレーを叩き落した時点で、ボッコボコにぶん殴って二度と人の前に出れない顔にしてやっていたぞ、何時もの俺なら。
干冬姉がアイツに優しくしてやれって言ったから、俺はあの程度で済ませてやったんだ。
取り敢えず、トーナメントは俺とお前で出るぞ」
「ふぇ!?」
「お前は汎用性が利くから柔軟な戦略が練れる。
取り敢えず、お前の武器を全て教えてくれ。
あと、今日からお前をシャルと呼ぶ。
咄嗟の時にはそっちのほうが呼びやすい」
「う、うん!
わかったよ!!」

それから学年別トーナメントまで俺とシャルは特訓を続けた。
シャルの殆どの武器を俺に使用許可権限を発行して貰い、俺も射撃武器が使える様に成ったので、更に戦略の幅が広がった。
また、途中、セシリアと鈴が少佐に喧嘩を売られ、isが大ダメージを受けたらしい。

「何やって居るんで御座るwwwwwwww」
「う、うるさいわね!!
あのドイツ人が喧嘩を売ってきたのよ!!」

慌てて駆けつけた時には、二人は保健室で寝ていた。

「そ、それに途中で教師達が割って入らなければ、私共が勝っていました!」

そう、俺と少佐が大立ち回りをして以来、アリーナでは生徒同士が許可なく模擬戦を始めるとisを装備した教員がそれを監視、危なそうな場合には止めに入るらしい。
そして、その日の当番は、山田先生と千冬姉。
凄まじかったらしい。
と、言うか、千冬姉の場合、is用の格闘用ブレードを生身でもって割って入ったとか。
isってなんだっけ?

この一夏は惚れる

超絶支援に御座るwwwww

しえん

「負け惜しみをwwwwwww」

二人の肩をつつくと二人がピキーンと凍りつく。
3時間ぐらい正座した後、その足を指でちょんとした感じだ。

「あ、あんだねぇぇぇ……」
「覚えていらっしゃいよぉぉぉ……」
「ジッとしてろしwwwwwwwww
二人共ついカッとなってやったんで御座ろうwwwwwwww
その癖直したほうがいいで御座るよwwwwwww
それとwwwwww二人はこれを読んでパートナーの大切さを勉強するがよろしwwwwwww」

二人にエーリヒ・ハルトマンの本を渡す。

「なにこれ?」
「誰ですのこの方?」
「イイから読めしwwwwww
そして、勉強しろしwwwwwww」

二人に見舞いの品を渡し、保健室から出る。
今更ながら、保健室っていうか病院だよなここ。
まぁ、確かに、ここis学園はどこの国の領土でもないから、できる限り、学園内で処置出来る事はやっちまおうって考えなんだろうけどさ。

撃墜300オーバーの上に僚機を一度も失わなかった人ですな

emt

途中、廊下に対戦者が発表されて居り、俺とシャルは運が良く、第一回戦目に少佐と戦う事になった。
運が悪いのは少佐とコンビを組む事と成った箒だろう。

「箒と少佐か……
シャル氏wwwwww」
「う、うん」
「シャル氏は箒殿を片付けてくれで御座るwwwwww
某は大隊指揮官殿をやるで御座るwwwwww」
「や、やるって…」

『殺る』って文字じゃないだけ感謝して欲しいね。

「箒殿には申し訳ないがwwwwwww
箒殿の搭乗isは打鉄で御座ろうwwwwwww
シャル氏のラファールのカス2に比べりゃ雑魚で御座るwwwwwww」
「か、カスツーって、何か嫌な略称だな…」
「カスターみたいで格好良いで御座るwwwwwwww
第7騎兵隊で御座るwwwwwww」
「そ、それぐらいは知ってるよ。
でも、彼、途中で戦死したよね?」

シャルがオズオズと言う。

「ネタバレ乙wwwwwww
伊達男wwwwwwうはwwwwww
シャル氏wwww伊達男で御座るwwwwwwww
女子をとっかえひっかえwwwwwwwwうぇwwうぇwwwwwwwww」
「そ、そんな事していないじゃないか!?」

シャルが慌てて、俺をポカポカ殴る。
周囲の女子がマァマァマァと近所のおばちゃんというか、家政婦は見た状態になっている。
お前等、他人のスキャンダル話すと打撲とかの報い受けるぞ。
家政婦は見たじゃ、市原悦子は包帯巻いてるからな。

「部屋に戻るで御座るwwwwww
作戦を立てるで御座るよwwwwwwww」
「あ、うん、もう!
ちゃんと誤解だって言っておいてよ!?」
「何wwwをwwww言wwwwwwwwwうwwwwwwwかwwwwwwww
昨晩だってグェ」

脇腹を殴打された。

「暴力反対で御座るwwwwwwwwプギャァwwwwwwww」

そして、大会本番。

「さて、シャル」

隣でisスーツの最終チェックを行っているシャルを見る。

「うん!」
「徹底的に叩きのめすぞ」
「う、うん!」
「よーし!
出陣!!」

そして、ゲートが開き、ピットに選手入場。
その場にいた担当教員からルールの最終チェックを受ける。
isを展開して、フィールド中央に向かう。
周囲からは歓声が上がり、フラッシュが舞う。
直ぐに『写真撮影の際、フラッシュを炊くのはお止め下さい』とアナウンスが入った。

「よぉ、箒。
今日は厄日だな」
「煩い、黙れ」

釣れないなぁ~

しえん

しえ ん

まぁ、良い。
問題は、箒じゃない。
その隣の、少佐だ。

「そっちの眼帯の調子はどうよ?
年中生理みたいな顔してるけどよ」
「一夏、下品だよ」

シャルが俺を軽く睨む。

「下品?
シャル。
下品ってのは、相手と自分に“品”って感覚が通用する場合に使うんだぜ?
あの屑にゃ、到底『品』が有るとは思えん。
向こうに品がないのに、なんで俺が品を気にしにゃならんのだ?
えぇ?」

雪片二型を肩に担ぎ、シャルを見る。

「それじゃあ、箒を頼んだぜシャル。
おい、ナチ野郎。
お前の相手は俺だ。
お前を倒すのも俺だ。
are you ok?」
「その言葉、そっくりそのまま貴様に返してやる」

少佐が俺を親の敵のように睨み付けた。

まってました!

そして、カウントが始まり0になる。
同時に、シャルが俺に、デザート・フォックスなる機関銃を寄越す。
砂漠の狐…
これでドイツ人を撃つ事に成るとはなんたる皮肉。
しかし、これもまた、シュタインズ・ゲートの導きか…

「機関銃を手に入れた程度で貴様の行動は既に把握済みだ!!」

少佐は肩のカノン砲を撃ちながら交代していく。
箒は格闘しかないので、そのまま一番近い俺に突っ込んでくるが、少佐の砲撃に慌てて離脱していく。

「エーリヒ・ハルトマンとはえらい違いだ。
貴様のような屑は生きている価値もない。
軍人の恥だ」

俺に飛んでくる砲弾は全て雪片弐型で叩き落としてやる。
正直、実弾で有難い。
鈴のような目に見えない弾はモニター越しで見ないといけないから反応が少し遅れるのだ。
まぁ、コンマ程度だが。

「箒の相手はシャルだ」

なおも俺に斬りかかってこようとする箒と切り結び、蹴飛ばす。
その場に、砲弾が唸りを上げて着弾する。

「何をする!!」

さすがの箒も少佐を見るが、少佐自身はまるで箒は初めから居ないかのように無視している。
最悪だ、最悪。

「箒、マジで退いてろ。
邪魔だ」
「っつ!?」

箒が慌てて俺から離れ、シャルの方に下がる。

「ゴメンね、篠ノ之さん」
「い、いや、構わない…
今のあいつは、下手をすれば千冬さんを超えるぞ…」

二人が何かを話しているが、今は、目の前の屑を殺すことに専念する。
コイツはもう、ダメだ。

はよ

軍人云々、俺に対する固執云々、千冬姉に対する云々。

「もう、お前はダメだ。
人間として終わってる。
千冬姉にゃ悪いが俺はもう、お前を許す事は出来ない」
「フン、誰がお前に許しを請うか」

肩のカノン砲がウザイ。
右手が動いた瞬間を狙って、左手の機関銃を撃つ。
しかも、重機関銃だ。
isの銃器はよくわからん。
61口径とか55口径とか。
パーカッション時代の拳銃やライフルみたいな口径をしていやがる。
実際の銃器は20mm以上を機関砲と言うが。
ちなみに、50口径は12.7mmだ。
で、シャルが撃ってるライフルは55口径、つまり13.97mm。
四捨五入で14mmだ。
規定の20mmや12.7mmじゃダメだったのか?
個人的には20mmや25mm、40mmでもいいと思う。
ちなみに13mmは旧日本軍が規定した2000m以下を飛ぶ航空機及び戦車に損害を与えることができる口径として採用していた。

そして、俺の持っているロンメルは59口径。
14.986mm、つまりは15mmである。
クズの肩についてるのは口径の大きさ不明だが、少なくとも20mm以上はある。
つまり、ロンメルの弾丸はあの中に入るわけだ。

「直線に突っ込んでくるとは…
貴様の戦術は素人だな!」

クズは案の定、砲口を俺に向ける。
実弾系、ビーム系問わず、砲身がある兵器は照準云々の前に、まず、砲口を敵に向けねばならない。
しかも、カノン砲は基本的に間接砲撃用だ。
つまり、直接照準用には出来ていない。
直接照準が“出来る”のと直接照準“専用”とは全く違う。
そして、前者がカノン砲。
後者が俺のロンメルだ。

「照準が甘いぞ!!
クソボッシュが!!!!」

そして、砲が光ると同時に、俺もトリガーを引く。

「なにぃっ!?!」

クズの乗るis、シュバルツア・レーゲンの右肩を含めた外部装甲が吹き飛ぶ。

「砲口に弾丸を叩き込んでやった。
これで、お前は砲撃出来まい、えぇ?」
「このぉおぉおぉぉぉ!!!!!」

ボッシュはドンと前に飛び、一気に加速してくる。
肩から例のワイヤーを射出してきた。

「シャル!」
「お待たせ!」

飛んできたボッシュの背後にシャルが現れる。

「後ろだと!?
あいつは!?」
「負けたに決まってんだろうが、ボケ!」

その場に踏みとどまり、零落白夜を起動。
シュヴァルツェア・レーゲンにはaicと呼ばれる、動きを止める事ができる能力があるらしい。

日本語訳だと慣性停止能力だ。
そして、ボッシュはそれを発動させようとしたのか、俺にそれを向ける。
発動はしない。
何故なら、俺は『動いていない』からだ。
慣性が無い状態で、どうして止めれようか?
咄嗟に回避しようとして減速したのが運の尽き。

「グレースケール!!!」

シャルが、背中に追いつき、パイルバンカーを叩き込む。

「グアァァァァァア!!!!!」

hpは0になり、機能を停止した。

「サンキュ、シャル」
「ううん。
僕の方こそ遅くなってごめん」

シャルが俺の隣にやってくる。

「なに。
箒は俺の一番弟子だ。
逆にあっさり負けてたら、ワンツーマンでの反省会を開いていた所だ」

背後で膝まづいていた箒がビクンと震える。

「さて、箒は後で反省会をするとして、問題はあのクズだな」

同じ様に跪いているボッシュを見る。

「?」

どうにも様子が変だ。
シュヴァルツェア・レーゲンが溶け始めている。

「シャル、箒連れて避難しろ。
恒例の嫌な予感しかしないシリーズ」
「よ、よくわからないけど、わかった!」

シャルが頷き、跪いている箒に肩を貸してピットの方に向かう。
ボッシュはシュヴァルツェア・レーゲンだった物に飲み込まれ、人型の“何か”になっていく。

「ああ、なるほど。
オーライ、クソ野郎。
お前がこの世に生まれてきた事を地獄でも後悔したいらしいな。
良いだろう。
テメーは俺を、 怒 ら せ た 」

雪片弐型を構える。
ボッシュ野郎は、あろうことか、『千冬姉』に成ったのだ。

しえん

きたい

つ④

『千冬姉、俺、千冬姉より強くなる!』

在りし日の俺は千冬姉にそう言った。

『強くなる?
私よりも?』

在りし日の千冬姉は笑った。

『大丈夫だ。
お前は私より強い』
『嘘だ。
俺、千冬姉に一度も剣道でも勝てた事ないぞ!』
『良いか、一夏。
強さとは、剣道で相手に勝つことじゃない』
『?』
『強さとは、自分がどれだけ諦めないで、自分自身で居れるか、だ。
お前は私にボコボコにされても、絶対に諦めないだろう?』
『当たり前だ!』
『じゃあ、お前は私より強い』

在りし日の千冬姉は俺に笑いかけた。

更新キター

『遅れて悪かったな、一夏』

突如壁破って現れたのは、isを纏った千冬姉だった。

『千冬姉!?!』

俺は思わず泣きそうになった。
俺は、謎の組織に誘拐されたのだ。
暗く、時間もわからない場所に閉じ込められた。
でも、不思議と怖くなかった。
干冬姉が助けに来てくれると信じていたから。
だが、逆にそれが情けなかった。
千冬姉を守ると誓ったのに、また、千冬姉に守られてしまった。
だから、俺は思わず言ってしまった。

『遅すぎて、そろそろ自分で逃げようと思ってた頃だ』

膝は震え、涙をこらえるの精一杯だったから、声は震えていた。
だが、そんな俺を見た千冬姉は一言。

『やっぱり、お前は私より強いよ』

と笑って、泣いていた。

『強さとは何か?』

千冬姉の紹介で最初に出会った自衛隊の教官が俺に聞いた言葉だ。

『千冬姉に勝つ事』

当時、5歳だった俺が真顔で答え、教官が目を丸くしてから、大笑いしたのは今でも覚えている。

『強い事とは、力強い事でも、ましてや、誰かに勝つことじゃない』

教官は俺の頭をぐわしぐわしと撫でながら続けた。

『強さとは、誰かを守ろうという気持ち、諦めない気持ちなんだよ。
お前は、強いか?』
『千冬姉は強いって言っていた。
だけど、俺は強くない。
だから、おじさんに会いに来た』
『ok。
俺はおじさんじゃない。
まだ30代だ。
つまり、まだお兄さんだ』

お兄さんwwww

「俺は強いか?」

目の前の偽物に走る。
手には雪片を握っている。
気に入らねぇなぁ……えぇ?

「いいや、強くない」

偽物は雪片を振り上げて、俺に斬りかかる。
それを寸ででかわし、左手のロンメルを撃つ。
しかし、それは軽々とかわされた。

「だが…」

偽物が上段の構えを取った。
オーライ、所詮はデータ上でのコピーだ。
左手のロンメルを捨て、雪片弐型を構える。
全力全開だ。
零落白夜を展開する。

「昔よりは、強い」

偽物が雪片を振り下ろすのとほぼ同時。
俺の零落白夜が偽物の胴体を真っ二つに切り裂いた。

「なんて、目をして居やがるんだ、全く」

そして、その裂け目から現れたボッシュと目が合った。

「ダンボール箱に入って雨に打たれている子犬かってーの、ジャガイモが」

地面にっ倒れているボーデヴィッヒを担ぎ上げる。

「起きたらぶっ飛ばしてやる」

ようやく駆けつけた教師共にボーデヴィッヒを放り投げ、俺もピットに向かう。
やれやれ、大会は中止かね?
全く。
イベント中止させすぎだろ、最近。

しえんしえん

しえぇん

支援

しえん

つ④

何故意味も無く支援を繰り返すのか

つ④

ラウラへの当たりだけやたら厳しくないか?いくらキャラ改変されてるとは言っても崩壊してるように見える

しえん

これから可愛くなるさ

支援

何でひたすらageてるんだよ……>>1来たかと思うじゃねえか

「いっ……」

ラウラ・ボーデヴィッヒが次に目を覚ました時には、見慣れぬ白い天井だった。

「気がついたか、馬鹿者」

不意に脇から声をかけられた。
脇を見るとラウラ自身が敬愛し、自分もなろうとし、なれなかった織斑千冬がいた。

「きょ、教官!?」

不意に起き上がろうとして全身に凄まじい激痛が走った。

「ぐっ…」
「無理をするな。
お前の体は全身打撲の上筋肉疲労。
酷い所だと、筋繊維が切れてるから、当分は凄まじい激痛と一緒に暮らすことになる」

千冬は何をやっているんだという顔でラウラを見る。

「教官、私は一体どうして?」

ラウラの質問に千冬は言い淀む。
だが、はぐらかした所で、結局この嘗ての教え子は納得しないだろう。

「vtシステムを知っているな?」

ここに一夏がいたら『vt信管なら知っているで御座るよwwwwwポコォwwwwww』とか言い出すのだろうと思いつつも、嘗ての教え子は違う。
神妙な顔つきになり、頷いた。
千冬は出来るだけ簡潔にこの事態を説明した。
シュヴァルツェア・レーゲンが千冬の形になったこと、一夏に瞬殺されたこと、今後のラウラ及びシュヴァルツェア・レーゲンを開発したドイツへの対処等を。

「ラウラ・ボーデヴィッヒ」
「は、はい!」

不意に名前を呼ばれ、ラウラは居住まいを正す。

「お前は私に成れないし、お前は強くない」
「……っ、はい」

「一夏がお前に聞いたそうだな。
お前はどこに行きたい?
お前は何になりたい?
お前の目標はなんだ?
お前の目的は何だ?
お前にとって自分とは何だ?
と」

千冬の質問にラウラはそう言えばと思い出した。

「私からも問うぞ。
お前はどこに行きたい?
お前は何になりたい?
お前の目標はなんだ?
お前の目的は何だ?
お前にとって自分とは何だ?
それに全部答えろとは言わん。
だが、どれか一つでも見つけ、それを一つ一つ、ゆっくりでいいから、答えてゆけ」

千冬はそれだけ言うと、忙しい身だと一言言い、去っていった。

「私はどこに行きたいのか…
教官の隣…
いや、あの男の隣だ」

自分を悠々と負かしたあの男、織斑一夏の隣に。
いや、せめて、後ろでも良い。

「私は何になりたいのか…
あの男のように…強くなりたい……」

一夏は言った『軍人の恥』と。
確かに、そうだ。
チームワークがあってこその軍隊。
独り善がりも甚だしい。
なぜ、そこに気付けなかったのか…
周りを見下していたからだ。
自分より、無能と。
だが、無能では無かった。
故に、私は負けたのだ。

「私の目標、目的…
目的は強くなりたい。
目標はあの男と一緒に過ごす。
そうすれば、強くなる。
強くなれる!
私にとって、私とは?
私にとって、ラウラ・ボーデヴィッヒとは……
分からない」

だが、何故か、あの男、織斑一夏なら、それを教えてくれる気がした。
織斑一夏。
教官の弟。
織斑一夏。
私を負かした男。
織斑一夏。
ラウラ・ボーデヴィッヒはその日、生まれて初めての恋をした。

翌日。
今日はシャルが珍しく、遅刻していた。
もう既に、ホームルームが始まっているのに姿を見せない。
そして、教室には千冬姉と山田先生がいる。
ああ、哀れなりシャル。
聖剣シュッセキボーで成敗されるだろう。
あれで切られたものは当分、頭痛で悩まされる事間違いない。

「え~っと……
今日は、その、転校生の紹介というか、その~
もう、既にみんな知っているんですけど、まぁ、その~」
「山田くん。
さっさと紹介しろ」

干冬姉が歯切れの悪い山田先生を急かす。

「は、はい!
では、紹介しますね!」

ガラリと扉が開かれた先にいたのはシャルだった。
だが、足元は、スカートだ。
正直、もう、ね。
何考えてるのレベルのアレだったね。
教室中も同じことを思ったらしく、全員が息を飲んだ。

「シャル氏wwwwwww」
「な、何?」
「スカートとかwwwwwwww
何考えてるで御座るwwwwwwww
ボクっ娘はwwwwwww
ボクっ娘はwwwwwww
ズボン一択で御座るwwwwwwwwwwうぇwwうぇwwwwwwwww」

しかも、サラシを巻いていないらしく、胸は実に豊満だ。
dぐらいはあるだろう。
やったね一夏ちゃん!
キョヌーが増えたよ!!!
ちなみに、貧乳候補は二組の鈴です。

「おい」

不意に、背後から呼ばれ振り返る。

「とう!」

少佐が顔を近づけていたので、一発ぶん殴ってやった。

周囲が騒然とし山田先生が駆け寄ってくるが、干冬姉がそれを止めた。

「織斑一夏」
「何だ」
「お前のかつての質問の答えが出た」
「ほぉ…言ってみろ」
「私はお前を嫁にする」

よし、誰かこいつぶっ殺せ。

「い、一夏さん!!」
「一夏!!」

ほら見ろ、イギリス製縦ロールと日本製サムライガールが立ち上がった。
ついでに、フランス製ボクっ娘も俺に笑顔を貼り付けた顔でこっちを見ている。

「某wwwww
赤痢とwwwwチフスとwwwwwペストが発病したで御座るwwwwwww
故にwwwww故にwwwwwwww
早退しマース」

迷わず、教室から退場。

「何処へ行く!」

背後からボーデヴィッヒがしがみつく。

「離せしwwwww」
「断る。
私はお前と行動を共にすると決めたのだ」
「一夏ァァァ!!!!」

今度は二組が現れた!
おーらい、俺は逃げ切るぜ!
逃げ切って『平穏な生活』を手に入れる!!!

第2巻分 完

取り敢えず、ラウラへの扱いが酷すぎるってあったけど、初対面で殴りかけられた上に、ラウラの行動からすればこのぐらい普通だと思った
後悔はしてない
次は、いよいよ夏休み編だね
以上

楽しみだ

シャルの風呂イベントが無かった事になっている件…。支援。

>>399
代わりに股間触ってたはず



面白いなぁ




>>400
いや、そっちじゃなくて、大浴場の方。



>>403
タマもチンも無いって分かってて、この一夏が風呂への侵入を許すわけなかろう

夜中の3時。
俺は凄まじい音と共に目を覚ました。
ベッドの脇に置いてある改造ガスガン(中国製)を片手に、素早く部屋を見回す。
下部に付いたフラッシュライトが眩しいぜ。

「何をしている」
「夜這いだ」

そして、部屋の隅で俺と同じように拳銃(多分ドイツ製)とナイフ(s&w製)を持ったラウラが居た。

「取り敢えず、ラウラ」
「何だ」
「お前の格好はなんだ」

素っ裸である。

「正式な夜這いの格好と聞いたが?」

誰だ、ラウラにそんな間違った事教えた馬鹿野郎は。

「今の騒ぎはなんだ!!」

そして、扉が開き、部屋に干冬姉が飛び込んできた。
さすが寮長。

「こんばんわ教官」
「千冬姉も夜這いか?」
「また貴様等か……」

千冬姉がハーっと溜息を吐いた。
おい、“等”ってなんだ、“等”って。
俺は何にも悪くないぞ。
どれだけ悪くないかって言うと、フェルディナント大公夫妻並みに悪くない。

「それで、何故ボーデヴィッヒは素っ裸なんだ」
「夜這いの正式な服装と聞いたので」
「一夏は何故、このアホを部屋に入れた」
「俺は入れてない。
勝手に入って来たんだ。
だから、警報が鳴った」

ちなみに、ブービートラップ張りの簡単警報器だがな。

「分かったからその煩いのを止めろ。
他の生徒が起きてくるだろう、メンドくさい」

おい、こら、寮長。
めんどくさいとか言うな。

「ああ、わかった」

未だビービーなっている警報器(防犯ブザーにスピーカーを足した物)に線を戻す。
これで、このブービーは使えないな。
新しいブービートラップを仕掛けねば。

「取り敢えず、ボーデヴィッヒは部屋に戻れ。
織斑、後で反省文書け」
「だが、断る」
「グラウンド10週するのとどっちが良い?」
「グラウンド10週」

当たり前だろう、そんな事。
ま、50kmあるけど、気にしない。

この冬姉は基地ってるのか?
ワンサマー悪くないじゃん

>>409
許可無く勝手につけた警報が鳴ってうるさい件についてじゃね

箒さんとイチャイチャする展開希望。

のほほんさん一択だろjk

箒ちゃん一択だろ

モッピー(ボソッ

箒だろjk

全員とに決まってんだろ

雑談はそれくらいにしてくれ
心のなかにしまっとけ

干冬姉わろた

>>418
おい、干すなよ

ほ…干冬姉

干物女ってことか……

1キモすぎワロタw

誰もお嫁に貰ってくれないから一夏が引き取るしかないな

マダカナー

お前等が干冬干冬って何ってんのかさっぱりわからんかったけど、よくみりゃホントに『干』冬姉になっててワロタ

結局のところ50kmと言うのはフルマラソンよりちょっち長い程度だ。
そして、女子世界最速が2時間18分20秒である。
現時刻が3時なので、2時間30分で走れば、5時30分に終わり、再び、睡眠が出来るわけだ。
よって、目標は2時間半。
遅くとも、4時間で走れば、朝には間に合う。

「しっかり柔軟しておかなきゃな…」

柔軟体操をする。
念入りにしておかねば、アキレス腱を切ったり、肉離れなんてこともある。

「嫁よ、私も手伝うぞ」
「手伝うもなにも、走るだけだ。
お前に50km走れるとは思えん」
「舐めるなよ、軍人を」

ラウラはフンと鼻を鳴らし、洗濯板と変わらん厚さの胸を張った。

「なら、1分で支度しろ。
俺は先に行っているぞ」
「ああ」

グラウンドに辿り着き、何時もの様にイヤホンから音楽を垂れ流す。
取り敢えず、テンションの上がるクラシックの2時間30耐久だ。
これが終わったあと、さらに1時間30分のロック。
視界が悪いな……
isを一部起動し、視界を確保する為に、高感度センサーを展開。
夜でも真昼のように明るく見え、何十キロという先も拡大して見れます。

「待たせたな」

ラウラが来たので、走り始める。
既に3時を15分も過ぎてしまった。
まっくら森のーって、森じゃねーよ。

「む、ハイペースだな…」

ラウラが驚いた顔をしたが、このペースで走らなければ、2時間半を切らない。
大体、80km近い荷物背負って走るわけじゃないんだ、このペースも維持できるだろう。
こう見えても、レンジャー訓練の半分はクリアー出来るんだぞ、俺。
スゲーだろ。

それから大体1時間ほど過ぎた。
ラウラが時々何かを話しかけてくるが、正直相手にするほど、俺も余裕はない。
自分のペースを保って、走るのに精一杯だ。
だが、isというのは便利で、自分の走るスピードを決め、速すぎると、警告を出す。
遅すぎても警告を出す。
素晴らしい。
isは暮らしの便利機能だな。
スマフォ並みに、便利だ。
正直、スマフォイラネ。
あ、ちょっとテンション上がってスピード上がりすぎって怒られた。
束さんも態々兵器としてこれ作らんでも、こう言う暮らしの便利機能だけに特化したのを作れば良いのに。
そう言う所が、『馬鹿』なんだよね。
まぁ、馬鹿と天才は紙一重って言うけどさ。
ぶっちゃけ、バカと天才は同じなんだよ。
バカだけど、一箇所だけ飛び抜けてる。
そして、その飛びぬけてる場所が、天才の領域に入るわけだ。
アインシュタインは2歳だか3歳まで言葉を話せなかっただか、二足歩行できなかったらしい。
昔の人の感覚で言えば、『馬鹿』という事だな。
で、束さんも、今の俺からすれば、やっぱり、『馬鹿』だ。
やってる事は、世界に喧嘩売ってるんだからさ。
おかげで、俺が巻き込まれた。
今度会ったら、ぶん殴ってやろう。
腹立ってきた。

正直な話、妹の箒や、親友の千冬姉までなら巻き込んでも構わない。
何故かって?
深い関わりがあるからだ。
正直な話、俺は、束さんとはあんまり接点はない。
箒や千冬姉と一緒に居た時に少し話した程度だ。
第一印象は『バカっぽい人』だったからな。
案の定、『馬鹿』だったけどさ。
大体、何が世界平和だ、アホらしい。
昔の偉い人は言ったぞ『平和とは次の戦争への準備期間である』って。
しかも、世界で最も普及している拳銃弾にもちゃんと採用されているし。
9mmパラベラム弾だ。
わけのわからん、歌手じゃねーぞ?
で、そこの『パラベラム』ってのがその意味だ。
確か、ラテン語だな。
まぁ、あれだな。
基本的知識だな。
まぁ、『日本の平和』って意味なら、1945年以来、一度も直接的に戦争に参加してないから、平和だな。
実現する意味がない。

もし、仮に、世界平和だとしたら。
実現できないよ、isじゃ。
平和って定義があやふやだけど、中東や第三諸国では未だ、非対称戦争が継続的に行われているし、紛争も続いている。
今じゃ、あそこらへんが世界のホットスポットだ。
日本じゃあんまり放送してないが、アメリカとかじゃバンバン放送してるぞ。
アメリカ軍が金出している放送局は絶対放送するし、cmもアメリカ軍は君を欲しているってやってるし。
isが出来る事は、ちょっとの間、世界を騒がせるだけだ。
そして、半世紀もすれば、isは飽きられて、結局、また、人間同士が戦争し始めるぞ。
使えなきゃ、使わないで戦争すればいいんだもの。
今まである兵器武器で戦争が出来ていたんだ、態々それを使って戦争をしなくてもいい。
現に、中東や第三諸国に流れている兵器武器は現ロシア製、アメリカ製の兵器だ。
そもそも、中東のゴタゴタは、先進国が引き起こした問題でもあるから、isを出しても、結局片付くことはないんだよ。
現在の戦争は、大国同士じゃないんだから。
大国vs小国。
又は大国に後押しされた小国vs小国。
それか、大国に後押しされた小国vs大国に後押しされた小国だ。
で、特に厄介なのは3番目。
これは、お互い、バックの大国が儲かるから絶対にやめない。
だから、泥沼化していくんだよ。

なんてことを考えていたら、あっという間に50kmだ。
そして、時間は3時間。
うむ、微妙だ。
午前6時。
ラウラを探すとグラウンドで倒れていた。
あんなところで寝て風邪をひかないのだろうか?
軍人だから引かないのか?
取り敢えず、運んでおいてやろう。
寮に戻ると、千冬姉が入口で立っていた。

「お前、本当に50km走り終わったのか…」

千冬姉が俺を訝しんだ顔で見る。
仕方ないのでisの走行距離を見せてやる。

「……信用しよう。
それで、背中のラウラはどうしたんだ?」
「さぁ?
グラウンドで寝ていたので運んであげました」
「それは倒れたんだ、馬鹿!!」

千冬姉が慌ててラウラを担いで走っていった。
なんだ、倒れたのか。
軍人のくせに鍛え方が足りんな。

正論だな…

惚れそうなんだが

干冬姉でいいよもう

そして、部屋に戻り、シャワーを浴びて汗を流しつつ、手足を揉む。
シャワーから上がり、再び柔軟。
運動後もきっちりと体を解しておかないと、えらい目になるぞ。
筋肉痛とか筋肉痛とかな。
一通り、体をほぐし、時間を見ると6時30分だ。
うーむ……
取り敢えず、食堂に行こう。

「織斑一夏の朝早いwwwwww
おはようで御座るwwwwww」

廊下に出ると、朝練の生徒がいた。

「あ、織斑くんおはよう。
今日は一段と早いね?
どうかしたの?」
「ちょっと50kmばかし走っていたで御座るよwwwwwポコォwwwwww
織斑教諭は鬼畜で御座るwwwwwwデュフwwデュフフwwwww」
「そ、そうなんだ…
じゃあ、私、行くね」
「お気を付けてwwwwwwwwwコポォwwwwww」

ギャップが、もうwww

食堂に入ると、ちょうどおばちゃんが食堂をあけたようだ。

「あら、まだ準備出来てないのよ。
7時30分から朝食の時間なのよ。
コーヒーぐらいなら出すけど」
「ありがたく頂くで御座るwwwwww
おばちゃんの淹れるコーヒーは上手いで御座るwwwwww」
「インスタントよ?」

インスタントでした。

「インスタントでもオバチャンが淹れたら美味しいで御座るwwwwwww」
「上手い事言っても何も出ないわよ」
「美味い飯が出ればイイで御座るwwwwwwwwデュフwwデュフフwwwwww」
「そうかい。
じゃあ、今、淹れるから待ってなさい」
「あいあいwwwwwwww」

コーヒーを受け取り、隅の一人席に座る。
疲れるなぁ……ここ。
早く夏休みにならないかね?
まぁ、あと少しだけどさ。

「ん、そこに居るのは一夏か?」

見ると箒がいた。
肩に竹刀と木刀が入っているらしい竹刀袋を担いでいるところを見ると、どうやら素振りをしていたようだ。

「よぉ、箒。
まだ、食堂は開いてないぞ」
「そういうお前だって入っているだろうが」
「俺は朝のコーヒーを飲んでいるんだ」

ついでに、isの通信機能でデジタル新聞を読んだり、ネットやったりしてる。
あ、メール確認するか…

「お、おぉおぉぉお!!!!!!」
「な、何だ!?」

箒が俺の向かいに座ろうとして、スっ転げた。
何やってんだこいつ?

「箒」

箒の肩を掴む。

「な、何だ?」
「7月の頭」
「あ、ああ」
「俺は富士市御殿場に行くから」
「は?」

>>436 富士市×富士山の○

富士総火演に当たった。
本来なら8月の下旬に行うのだが、束さんが開発したくそったれisのせいで7月の頭近くにやる事になったのだ。
軍縮だのなんだと左のキチガイ共が声をたからかにうるさいために、規模を縮小、その上、一般人が集まりにくい、7月の頭、しかも、平日のど真ん中にやりやがる。
確か、水だったはずだ。
だが、俺は行くぞ。
何故なら、総火演では10式と90式が俺を待っているのだから。

「取り敢えず、姉が急病で倒れたことにしよう」
「千冬さんならさっき、ラウラを担いで保健室に走りこんでいたぞ」
「……そうだった!!
ここ中学じゃねぇ!!」

糞、千冬姉、マジブッ倒れねーかな…
いや、ないな。
それはないな。
取り敢えず、毒もっても死にそうにないからな。
いや、ここはセシリアに愛をこめたイギリス料理のフルコースを作ってもらって、千冬姉に食べさせよう。
最悪、再起不能になるかもしれんが、総火演の為なら仕方ないだろう。
千冬姉は犠牲になったのだ。

スレチかもしれんが総火演行きてぇな!!
>>1は行ったことあるの?

総火演って何? 演習の事?

>>439
ggrks

>>439
ほらよ
http://www.mod.go.jp/gsdf/fan/fire_power/


>>441
サンクスです。残念、7/6で観覧の受付、締め切られている。

「一夏、すごい悪い顔をしているが、何を企んでいる」
「なんでもない。
取り敢えず、俺は、総火演に行くのだ!」
「ソーカエン?
なんだそれは?」

箒が俺を見る。

「え、なにその冗談?
ドリフ全盛期の小学生でも笑えない冗談だぞ。
まだ、くだらんオヤジギャグ聞いてたほうが建設的だ」
「ぶん殴るぞお前」

箒が竹刀袋から木刀を取り出しそうになったので、慌てて竹刀袋を取り上げる。

「おーらい、落ち着け、箒。
ついカッとなってやった、後悔はしていないなんて裁判所で言ってみろ。
それこそ、お前、懲役何十年だぞ」
「煩い、黙れ。
取り敢えず、7月の頭は臨海学校があるぞ」
「は?
いや、総火演の方が優先だろjk」

何言ってんだこいつ?

「いや、専用機持ちのお前は絶対出ないとダメだろう。
isの実習も兼ねているんだから」
「いや、マジ、そう言う良いですから。
俺、総火演行くんで。
箒さんにこれあげるんで箒さん代わりに出てくださいよ」

ガントレットを外し、箒に渡す。

「お前のisが私に使えるか!!」
「データ初期化しろボケぇぇ!!!!
千冬姉に頼んで来るか待ってろ!!」

食堂を飛び出し、保健室に向かう。

「千冬姉!!」
「学校では織斑先生と呼べ」
「うるせぇ!
白式のデータを初期化して箒渡してくれ!!
俺は、臨海学校になんぞ行かないぞ!!!」

「おまえは何を言っているんだ?
大体、私の前で学校をサボろうとはいい度胸だな」
「うるせぇぇぇ!!!!!
総火演のチケットが取れたんだよぉォォォ!!!!!!」
「知るか。
それと騒ぐな、ラウラが起きる」
「ああ、なんであいつ倒れたん?」
「貧血だ」

貧血?
何故?
ホワイ?

「て、言うか、軍人の癖に貧血ってありえんだろjk。
と、言うか、特殊部隊の隊長でしょ、少佐だし。
ゴリラ少佐みてーにピッチピチのステルス迷彩スーツ着てusasもってる山ちゃん怒ったりしないの?」
「お前が何を言っているのかを理解できない。
取り敢えず、ラウラはisの適正を上げただけで、後は普通の女子高生よりちょっと体力がある程度だ」
「マジかよ……」

「お前はラウラに何を期待していたんだ?」
「え、いや、こう、スク水着て、ポン刀片手に烈風斬撃ったり、バヨネット片手に中国人民軍の少将と戦わないの?」
「いや、だから、お前はラウラに何を求めているんだ?」
「ハッカペろうぜ!」
「もう、良いから黙って出てけよ!」
「じゃあ、ついでに、臨海学校も辞めます」
「それはダメだ」

オーライ、戦争だ。

「戦争じゃボケェ!!」
「うるせっつってるだろうがボケェ!!!!」

それから始業時間まで俺達は死闘を繰り広げた
勝敗は結局付かなかったが。
だが、俺の意思はちゃんと伝えた。
さて、今度の休みに高性能カメラを買いに行かねば。

「納得いかん」

結局、俺は放課後罰掃除として教室を掃除をしていた。

「ま、まぁまぁ」

同じく教室掃除の罰を食らったシャルが箒で床を掃いている。
あ、この箒は、篠ノ之箒の箒じゃなくて、掃き掃除用道具の箒だぞ。

「あ、そうだ」
「何?」
「今度、日曜日に買い物に行くから付き合ってくれ」
「買い物?」
「ああ、カメラを買いに行く」
「カメラ?
え、臨海学校に持っていくの?」

シャルが顔を赤くしながら俺を見た。
何故、俺が女子高生の水着姿なんぞを写真に収めにゃいかんのだ。
そんなメモリの無駄は絶対せん。

「違う。
そんなネット探せば出てくるような画像なんぞ誰が写真に収めるか、無駄な。
陸上自衛隊の隊員や彼等が操る兵器武器をカメラに収めるんだよ。
120mm滑腔砲を発射する90式や10式を見守るんだよ。
第一空挺師団のヘリボーンとか偵察隊のバイクの運転実技をカメラに収めるんだよ。
富士山も見なきゃなぁ~
あー
楽しみだなぁ~」

取り敢えず、必要なものは300mm以上の望遠レンズ付きカメラを2個以上。
バッテリー、一脚、水、携行食料だな!
必要なものをリストアップして置かないとな!!!

「ほらシャル。
掃除は多方終わったろ。
さっさと帰ろうぜ」

掃除道具入れに箒や塵取りを入れ廊下に出る。
ああ、週末が楽しみだ。

り、臨海学校が…、ラウラのデレデレがっ…、たゆんたゆんパラダイスがっ…!

俺も臨海学校よりかは総火演選ぶがな

そして、週末。

「今日は忙しいぞシャル」
「う、うん」
「取り敢えず、先ずはビックカメラとヤマダ電機を廻って一番高性能なカメラを探し、店員に聞いたあと、必要なパーツと共に秋葉原の電気街で買い叩く」
「ほ、本当に行く気なの?」
「当たり前だ。
何が臨海学校だ、バカバカしい。
何が好きで女子高生の水着姿を見にゃならんのだ。
大体、誰が入ったかもわからん、海に入るのはごめんだ。
知ってるか?
海の中で小便を垂らすアホもいるんだぞ?
そんな水の中にわざわざ頭まで入るとか、脳内に蛆でも湧いているんじゃないのかと錯覚してしまう」

そんなモンを浴びるくらいなら、総火演に行って、砲火の匂いに包まれたほうが幸せだ。
ああ、早く行きたいね!
fh70やガンタンク!
新15りゅうにwapcとかも楽しみすぎてwktkが止まらん。

「い、一夏、あんまりはしゃぎすぎないでね?」

シャルが俺を心配そうに見ている。

「案ずる事は、無い。
さぁ、いざゆかん秋葉原!!」

千冬姉と互角なのか

つまりこの一夏、素手でis武器持てるレベルなのか

つまりisは拘束具なんだな

航空祭毎年行ってる
最高

秋葉原を歩いていると、異様にシャルが目立つ。

「お前目立つな、外人だから」
「え、そ、そう?
カップルみたいに見える?」
「は?」
「え…」

何を言っているんだこいつは?

「取り敢えず、付けてくる奴も居るから、それ等をかわすために更なる人ごみに行きます」

後ろの方でめっちゃ人だかりが出来ていて、めっちゃ美人の外人3人と女子がいる。
うち、一人はis学園の制服で、眼帯しているょぅι゛ょだという話だ。
どう考えてラウラです、大変ありがとうございました。
そして、外人2人は鈴とセシリアだろうな。
んで、残るは箒だ。
間違いない。

「ほら、はぐれると、マジ交番でお世話になってメンドくさいから、手を繋ぐぞ」

シャルの手首を掴むと歩き出す。

「あ、あのさ、そこ、手首なんだけど……」
「ああ。
手を繋ぐと、簡単に解けるから、手首を掴むんだ。
シャルも俺の手首を掴め」
「え、あ、うん……
できれば、手の方が僕的には嬉しいかなぁ~って」

シャルがモジモジしながら言う。

「そうか。
取り敢えず、こっちだ」

近くのパソコンショップに入る。
この店は裏口も通れて、更にはエスカレーターが二箇所にある。
そんでもって、バカの様にガンダムやデブが多いので、いい具合に障害物になる。
ここを一階から歩いていけば、人ごみに慣れていないあの4人を充分引き離せるだろう。

そして、そのショップに入ると案の定、シャルが口元を空いている左手でおおった。

「す、すごい独特の匂いだね……」

ぶっちゃけ、汗と加齢臭とパソコンの臭いが入り混じった凄まじいカオスだ。
しかし、シャルはそれを『独特の匂い』と表現したところに、俺は評価をしよう。
そして、その異臭の発生源達はシャルと俺を見ると出来る限り、通路をあけ、更にはシャルを盗み見まくっている。
ちなみに、最初、シャルは半袖のブラウスに、スカート、タンクトップで正直な話、馬鹿かとアホかと。
動きやすい服装にしろと言いつけたら、今度はジャージを粋に着こなしてきやがった。
さすが、フランス人って感じだな。
ジーパンにシャツの俺はなんともシンプルだ。
ちなみに、ユニクロです。
シャルは人とぶつからないように、というか、絶対に当たりたくないという慎重かつ芸術的な動きで狭い通路を俺に引っ張れれていく。
後ろの方から、ギャーだのキャーだのギャーテーだのと聞こえてきた。
多分、追跡者だろう。
うん。
取り敢えず、このショップは用がないので早々に抜けて立ち去ることにした。
さらば、追跡者達。
君達はアキバを舐めていたのだよ、フハハハ。

ガンダムではない
サムライと言っていただきたい

>>459
いやそれガンダム追っかける方ですやんミスター

「さて、鬱陶しいのを巻いたし、目的の物を買いに行くぞ」
「う、うん」

それからサクサクと物事は進んだ。
うん、4人はどうなったのかは知らんが、多分、学園に帰ったろう。

「そろそろ、お昼だね」
「そうだな。
取り敢えず、必要最低限のモノを購入したし」
「うん」
「帰るか」
「あ、いや、お昼は?」
「ん?
腹減ったの?」
「いや、せっかく外に出たんだから、何か食べていこうよ」

シャルが脇の少しファンシーな店を指差す。
ありゃ、メイド喫茶だ。

「正直な話、学園の料理に慣れてるなら、外の料理は食べん方がいいぞ」

「なんで?」
「不味いからだ。
知ってるか。
is学園は日本が全て金出してるから、いわば、日本の意地も出てるわけだ。
お前、教室が常にピカピカな理由って知ってるか?」
「お掃除のおばさんがそうじてるから?」
「ああ、そうだ。
日本の学校は通常、高校生が学校を掃除するんだ。
だが、ここはそうはさせない。
学生が掃除すると、妥協して、きれいに掃除しない。
更には、最近の学生は多少、教室が汚くても、どうと言うことは気にしない。
しかも、学園の半分は外人だ。
廊下にゴミのポイ捨ては当たり前で、掃除夫がいなきゃ、一週間でスラム街になるぞ。
んで、それは料理にも言えることで、お前達フランス人やイタリア人が文句言わずに、あの価格で料理を食べるのはまず、is学園だけだ。
大体、マックのセット販売より安い値段で、モス食ってるようなもんだぞ。
普通、あの値段なら、食えたもんじゃない。
セシリアの料理から毒抜いた感じだ」

言うと、想像したのか、シャルがブルリと震えた。

正直、あれは、もうね…
思わず、なんの拷問だ!と叫んだぐらいだからな。
そんでもって、セシリアの口に突っ込んだらそのまま気絶したという…
しかも、昼食の前後の記憶が曖昧になったという素晴らしい毒物だ。

「と、いう訳で、帰って学園で飯を食べよう」
「そ、そうだね!」

シャルと共に学園に帰る。
学園には案の定5人の姿が見えず、朝早くから出かけたとのことだ。
ちなみに、5人が帰ってきたのは門限ギリギリで、ひどく虚ろな目をしていた。
デブとガンダムにまみれたからだろうな。
千冬姉なら、迷わず気円斬でぶった切ってるレベルの連中だからな。
俺は来るべき、総火演の為に、般若心経を唱えつつ就寝するとしよう。
昂る気持ちを抑えるのだ。
そして、抑圧された感情は総火演で一気に爆発させる。
ああ、麗しの総火演…
あと、1週間と迫っているぞ!
お休み、ジョン。
お休み、ママ…

はたして一夏は総火演に行けるのか

五人になってるけどセシリア、鈴、箒、ラウラと後一人誰だ?

干冬姉では?

>>457だと4人だしただのミスか

>>467
蘭ちゃんじゃねぇの?

>>463 5人× 4人○ 日独仏中の4人

それから俺は総火演の事を夢見て日々を過ごした。
そして、只今火曜日の午後6時30分。

「あれ、一夏?
そんな荷物持ってどこ行くのよ?」

廊下で鈴に出会った。

「俺の史上最大の楽しみ」
「は?
臨海学校?」
「誰がそんな下らん場所に行くか。
俺は富士山麓の東富士演習場で総火演を見に行くんだ!!」
「いや、明日から臨海学校だっつってんでしょーが!」
「うるせェェェェ!!!!!
俺はッ!!!
絶対にッ!!!!!!
総火演にッ!!!!!
行くぞォォォォォッ!!!!!!!!」

効果音をつけるならドーンかドギャーンだな。

「一夏」
「今度は誰だ?」

振り返ると、干冬姉が立っていた。
咄嗟に顔を覆うが、背後から鈴が俺の首に何かを注射した。

「なん…だと……!?!」

足の感覚がなくなり、その場に蹌踉めく。

「私の、勝ちだな一夏」

そして、最後に見た光景は、千冬姉の勝ち誇った満面の笑みだった。
畜生…
俺の、きゅーまるたん…
はちきゅうたんが……
――――――
――――
――


oh...

これは…

総火演が・・・

千冬姉大人げないな
さてはパイパンか

完全に干冬姉になっちゃったな

福音「よし、出番があった!」
ビーチパラソル「よかったですわ…」
サンオイル「俺も俺も!」

このワンサマーなら例え千冬でも背中を取らせない気が・・・・・・

それほど舞い上がってたってことだよ言わせんな恥ずかしい

千冬姉が干冬姉になる理由が分かった、クソッタレめ

次に目が覚めたら、夕方だった。
外が綺麗に夕日に染まっているんだからな。
できれば、朝日だと思いたいが、残念ながらこの暑さは間違いなく午後だ。

「え?」

見知らぬ天井。
シワ一つない真っ新なシーツ。
和室だ。
携帯の画面を見たいが、見たくない。
しかし、俺は事実を確認しなければならない。
脇に転がっている携帯に恐る恐る手を伸ばす。

「ああ…そんな……
馬鹿な………」

なんと、水曜の午後5時25分だった。
つまり、総火演は終了した。
そう、俺の人生も終了した。
シーツを割いて、足跡の縄を作る。

周囲を見回し、首が吊れるような丈夫な梁が無いか探すが、流石にない。
うむ、首吊りは諦めよう。
次は……
コンセントを発見した。
何か鉄製のものがないかと部屋を探すと、クリップが2つ落ちている。
これはもう、感電死するしかないね!!
クリップを広げて、両手に持ち、コンセントにブッ刺した。

「電気来てねーじゃん……」

クソ!!
千冬姉っ!!!
いや、もう、あんな嫁遅れ、姉でもなんでもねぇ!!
あんな鬼畜の所業が出来る外道は最早、鬼だ!!
これからはもう、誰も信じない……
きっと、あの5人もそうだろうな、アイツ等も敵だ敵。
俺は今から鎖国する。

「お、起きたか一夏?」

扉が開いて、篠ノ之さんが入って来た。

「どうしたんですか、篠ノ之さん」

「い、一夏?」
「なんですか、篠ノ之さん。
ここは男子の部屋なので、早急に立ち去った方が良いですよ?
でないと先生方に見つかった時、非常に怒られるかと」
「そ、それはそうだが、お、お、怒ってないのか?」
「怒る?
何がですか?
何をですか?
篠ノ之さんは、何か僕を怒らせることでもしたので?」
「いや、その、ど、どこか行くって…」
「ああ、そう言えば、でも、もう終わってしまったんで。
申し訳ないですが、そろそろ出て行って貰えます?」

扉を指差す。

「っ!
わ、分かった、済まなかった…」

篠ノ之さんは織斑先生が呼んでいたと言い、出て行った。

やれやれ。
篠ノ之さんが置いていったしおりには、教師の部屋は俺の部屋のすぐ近くだった。

「織斑です」

扉をノックすると、奥から入れという声がした。

「失礼します」

扉を開けて中に入ると織斑先生が腕を組んで立っていた。

「どうだ、一夏?」
「何がですか、織斑先生」
「何がって…
総火演に行けなくて、どうだ?」
「そうですね、とても残念です。
ですが、総火演は自衛隊がなくならない限りは一生続きます。
ですから、また来年行きますよ。
それで、要件は?」
「あ、ああ、お前の持ち物だ」

織斑先生が脇にある俺のカバンを指差した。

「態々有難うございます。
それでは、失礼します」

完全にキレてるな

そりゃわざわざカメラを買い直す程楽しみにしてたからな…

ここから一夏がどうなるのか

今の一夏はアレか
大切にしていた鉄道模型のコレクションを残らず嫁に処分された旦那状態か

荷物を持って廊下に出るとのほほんさんが居た。

「これはこれはwwwwww
のほほんさんでは御座らんかwwwwwwwww」
「あ~
おりむーだ~
ね~一緒にご飯食べよーよ~」

相変わらずなまけもののようにヌボーっとした感じでこっちに走って?来る。

「良いで御座るwwwwwwww」
「お~
お~?
なんでおりむーはカメラなんて持ってるの~?」
「これで御座るかwwwwwww
そwwwwれwwwwwwはwwwwwwwww
臨海学校でwwwwwww
女子の水着を取るためで御座るwwwwwうぇwwwwうぇwwwwwwwwww」
「おりむーのエッチ~」
「男子はwwwwww
エッチで御座るwwwwwwwwポコォwwwwww」

のほほんさんは唯一の良心

それから部屋に荷物を置いて、のほほんさんのグループと共に夕飯を取った。
なんでも、今日は着いたばかりだと言うにみっちり訓練したとか。
俺は、バスで酔った事にされていた。

「ね~おりむー」

隣で魚の骨を取らずにバリバリと食べているのほほんさんが俺に話しかけてきた。
ワイルドなんだか、そうじゃないんだか、不思議な女子だ。

「なんで御座るかwwwwww」
「明日一緒にあそぼーよー」
「構わんで御座るwwwwww
ビーチバレーをするで御座るwwwwwwwwデュフwwデュフフwwwwww」
「いーよー
あとでおりむーの部屋行くね~」
「お布団敷いて待っているで御座るwwwwwww」
「やーん、おりむーのえっち~」

女子どもがキャーと騒ぎをあげ、織斑先生に一喝された。

のほほんさんルート来るか!?

そんなの許さんぞ
黒髪ロングの巨乳で巫女服が似合ってて可愛く一途な幼馴染にしておけ

いいや
ここはポニテで料理上手な一夏に会いたくてis学園に転入してきちゃうセカンド幼馴染にしとけ

>>492
誰だよ

>>492 
フュージョンしてんぞおい

俺は幸せそうなら誰でもいっこうに構わん

ツインテでござったwwwwwwww
これはありえない間違いwwwwwwww

夕食が終わり、部屋に戻る途中の廊下。
庭が一望できる廊下でなんの気なしに庭を見ていたら、何かが埋まっていた。
具体的にはウサミミだ。

「『引っこ抜いて下さい』だと?」

そういう張り紙がしてあったので、その張り紙を取る。
そして、部屋に戻り、紙に『触らないで下さい 女将』と書き直し、先程のうさみみの前に置く。

「あ~
どうしたのおりむー?」

そこにトランプを持ったのほほんさんと彼女とよくいる女子が一緒だった。

「これはwwwwwww
どうもしてないで御座るwwwwwww
トランプやるで御座るかwwwwwww」
「うん~
お菓子かけよーよ~」
「構わんで御座るwwwwwww
がwwwwwww
某wwwww
某はwwwww
トランプで負け知らずで御座るwwwwwデュフwwwデュフフwwwwwwww」

部屋に戻る途中、他の女子に見つかり、計5人で賭けトランプをする事になった。

「ブラックジャックするで御座るwwwwwww」
「ルール知らないよ~」
「大富豪やろうよ、大富豪!」

わいのわいのと騒いでいたら、部屋がノックされた。
いかん、織斑先生か?
女子全員はぴたりと静まる。
そして、俺は部屋の扉を閉じて、廊下につながる扉を開いた。
そこに立って居たのはデュノアさんとボーデヴィッヒさんだ。

「や、やぁ、一夏」
「遊びに来たぞ、一夏」
「ああ、デュノアさんにボーデヴィッヒさん」
「え?」
「せっかく来て貰ったけど、男子の部屋にいるのが見つかると君達が怒られるし、僕も怒られる。
だから、悪いけど、明日ね」

扉を締め、鍵を閉める。
部屋に戻る。
女子達が誰だったのか?と言う顔を見たので、中居さんだったと答えておく。

>>498 中居× 仲居○

その後、就寝前の点呼まで遊び、お菓子を大量にゲットした。

「あんまり、菓子は食べないんだけどな」

まぁ、良いか。
幸い、部屋にはネット環境が整っていたので、ニコ動で総火演を見ることにした。

「行きたかったなぁ~
総火演……」

脇のカメラを見やる。

「結局無駄になったな」

まぁ、先程、女子たちを大量に撮ったのだが。
主にのほほんさんとかのほほんさとかのほほんさんとかを。

「あーあ、マジ行きたかった……」

画面ではちょうど、対戦車ヘリコプターが30mmチェーンガンをぶっぱなしていた。

まじでかわいそうなんだが

モブには優しいのにw

そりゃモブの女の子たちは一夏に危害加えてないからな…

のほほんさん可愛いなー チラッ

のほほんさん着ぐるみの中はかなり巨乳なんだよな

まったく、のほほんさんは最高だぜ

のほほんさんマジのほほん

俺ら成分が抜けてゆく…………
それよりもコポォかポコォか統一してくれないと気になって眠れないで御座るwwwwwwwwコポォwwwwwwwwww

空気が漏れる音だから、どっちでもいいんじゃね?

コポォって空気の漏れる音だったのか、知らんかった

チェーンガンと言えば、プレデターを思い浮かべる人も多いだろう。
正式にはペインレスガン、無痛ガンといい、ミニガンをプロップガン化した奴だ。
ちなみに、チェーンガンはガチでチェーンを使って銃を動かしてるからチェーンガンという。
プレデターやボトムズといった映画やアニメのせいでガトリング=チェーンガンと考える人も多いが、これは間違いだ。
第一、陸自はミニガンを採用していない。
海保や海自が50口径のgau19やm61を採用しているが陸自は残念ながら採用していない。
ブラックホークに付ければ良いのにね、ミニガン。
上空からブオォォォォって甲高い法螺貝吹けば良いのにね。
上陸しようとしてくる半島や大陸の土民共を一撃粉砕してやれば良いのにね。
ついでに、俺が総火演に行けなくなった理由もミンチにしてやればいいのにね。

「寝よ」

布団を敷いて、潜る。
そして、ウツラウツラとしていると、コンコンと中庭につながる窓を誰かが叩いていた。

「何ぞ……」

寝付け際に起こされたのでちょっとイラっとしている。

窓を開けると、着ぐるみが立っていた。

「何やっているで御座るwwwwwwww
のほほんさんwwwwwww」

着ぐるみこと、のほほんさんがヤッホ~と手を振る。
取り敢えず、中に入れてやる事にした。

「よっこいしょ~」

窓を乗り越えようとして、思いっきりズッコケ、俺を押し倒した。

「痛た……」
「大丈夫で御座るかwwwwww」

幸い、俺がクッションになり、のほほんさんには怪我は無い様だ。

「あ、う、うん…
ゴメンね、おりむー」

のほほんさんが顔を赤くして言う。
暗くてよく見えなかったことにしよう。

かわいい

かわいい

かわいい

かわいい

かわいい

かわいい

かわいい

かわいい

かわいい

こわいい

>>520

お前ってやつは・・・

かわいい

>>522
期待させた代償は重い

緊急事態ですぞ箒ちゃん
いっくんの貞操ががが

>>524
余計なことを言うじゃねえ

「それでwwwwwww
どうしたで御座るかwwwwww
こんな夜更けにwwwwww
さてはwwwwwww
さてはwwwwwww
夜wwwwww這wwwwwwwいwwwwwwwww ktkr wwwwwwww」
「……」

のほほんさんは黙って俯いてしまった。
うむ、やばい予感。

「じょwwwww冗談で御座るwwwwwwww」
「うぅん、そうだよ」

のほほんさんが俺に抱き着いた。

「オフゥwwwww
冗談wwwwww
冗談キツイで御座るwwwwww」
「冗談じゃ、無いよ?」

のほほんさんが俺の顔を掴むと、どこにそんな力があったのか、思いっきりズキューンをした。

「お、おい?!」
「きゃっ?!」

>>520
誰がうまいこと(ry

うはwwwww俺得展開ktkrwwwww

「わ、悪い!?」

咄嗟に突き飛ばしてしまい、のほほんさんは尻餅を付いていた。

「ううん、良いの。
私が、悪い訳だし……」

のほほんさんは俺の差し出した手を握り、立ち上がる。
取り敢えず、部屋の鍵を掛け、突然、教師どもが乱入して来ぬ様に処置を取っておく。
本来なら、鍵を掛ける事は禁止なのだが、この際、規則なんぞどうでもいい。
室内の備え付け電子ケトルでお湯を沸かし、これまた置いてあるインスタントコーヒーを淹れる。

「ありがと、おりむー」
「いや、良いさ」

のほほんさんが嬉しそうに例によってダブダブ長袖でマグカップを包む。
取り敢えず、一旦落ち着こう。
次に発する言葉は俺の今後の人生を左右するだろう。

「あ~……
のほほんさん」
「いつもの喋り方じゃないんだね」

のほほんさんがクスクス笑いながら俺を見た。

「ああ。
あれは、疲れる」
「なら、その喋り方でいいじゃん」
「良くない。
取り敢えず、君と話していると、君は延々と話を逸らそうとするから、単刀直入に言う。
のほほんさん、いや、布仏本音。
君は、この俺、織斑一夏に告白しに来たな?」
「……うん。
やっぱり、おりむーは鋭いね」

のほほんさんは恥ずかしそうに後頭部を掻きながら答える。
人間、照れるとなんで頭を掻くんだろうな?
まぁ、どうでもイイけどさ。
と、言うか、俺、どこでのほほんさんのポイントを稼いだ?

おっきした

付き合うの一択だろ、jk

のほほんさんを選ぶのがこのワンサマさんには最良の選択だよな

コポォはデブが息する時に脂肪で喉が圧迫されて出る音だったはず

「ひとつ聞いていいか?」
「うん、何?」
「いつから俺を好きに?」

尋ねると、のほほんさんはしばらく考え、クスリと笑う。

「分からないな~
気が付いたら好きになってたよ」
「そうか…
なら、もう一つ、良いか?」
「うん」
「俺のどこが好きなんだ?」
「ふふ、おりむーの好きな所はね~
相手のさらに一歩前に行ってて、自分にも、相手にも厳しいところ。
あと」
「あと?」
「顔」

思わず、椅子からずり落ちそうになった。

「結局、男は顔だよ、おりむー」

デブは呼吸する時脂肪に押されるのか…… だから、無呼吸症候群とか起こるのか

「なるほど…
まぁ、取り敢えず、君はどうしたい、布仏本音?」
「私?
ん~…
正直な話をすれば、おりむー、織斑一夏と付き合いたい。
一杯おしゃべりしたり、手をつないでデートしたり、観覧車でキスしたりしたい。
でも、きっと、おりむーはそんな事をしたくないんだと思う。
おりむー、メンドくさい事とか厄介事から積極的に逃れようとして、結果的に厄介事に先回りされてるよね」

鋭いなぁ、こののほほんさん…
誰だよ、『のほほん』なんて言ったの。
オレだよ。

「まったくもってその通りだな。
参ったなぁ…
多分、君は、俺にとっての泥除けになりうる存在だ。
俺は、君の事が好きじゃない。
正直、クラスメイトの一人としか見ていないんだよ」

「うん、知ってる…」

のほほんさんは寂しそうに笑う。

「他の、特に、あの5人にはそうだよね。
『友達』って区切りをしっかり守ろうとしてる。
篠ノ之さんや、凰さんは幼馴染だって事で、多少は深い関わりをしてるけどさ。
でも、言ってみれば『親友』って距離だよね。
オルコットさん、ボーデヴィッヒさん、デュノアさん。
全員、『友達』って感じだもん」

よく見てるなぁ、本当に。
何時もフラフラしてるだけだと思ったけど、認識を改めないとな。
やっぱり、スゲーよのほほんさん。

「取り敢えずさ、自分でも最低な事を言うと言う自覚もあるし、それに付いては謝罪のしようがない。
だけどさ、もし、君がさ、それでも良かったらさ、俺と、付き合ってくれないか?」

キタ━(゚∀゚)━!

のほほんさんがどう出る…

うはwwwwみwなwぎwっwてwきwたw

「返事をする前に、私のお願いひとつだけ聞いてくれる?」
「ああ、勿論だ」

のほほんさんは、布仏本音は袖を捲くって、拳を固める。

「最低っ!」

そして、思いっきり、左頬を殴られた。
所詮は素人、そして、女の子のパンチ。
大したダメージはない。
ボーデヴィッヒ少佐に殴られた方が痛い程だ。

「ありがとう」
「いや、こっちこそ」
「私も、おりむーの事が好き。
何時か絶対におりむーから告白させてやるよ~」

のほほんさんが大粒の涙を流しながらにっこり笑って窓を開ける。

「ゴメンね、もう、帰るよ」
「ああ、俺こそごめん。
お休み」

のほほんさんならやってくれると信じてました

「はぁ~……
今になって痛くなってきた…」

だが、これはしょうがない。
俺が悪いんだから。

「俺、マジでサイテーだな、本当に。
niceboutは避けたいけどさ…
下手すると、niceboutだよなぁ……
でも、いっそ刺された方が良いのかもな」

誠死ねとか言ってる場合じゃねーよな。
誰が誠かっつーの。
オレだよ。

「寝よ」

痛む頬を抱えて、俺は寝る事にした。
時刻は12時を回っていた。

翌日、俺は珍しく寝坊した。
起きたら既に7時45分だった。

「寝坊したか……」

取り敢えず、洗面台に向かい、昨日殴られた場所を確かめる。
当たり前だが、あとにすらなっていない買った。
顔を洗い、身なりを整える。
携帯を見ると、着信が5通。
それぞれ、篠ノ之さん、凰さん、ボーデヴィッヒさん、デュノアさん、オルコットさんだ。

「外出たくねぇ~…」

だが、出ないわけには行かな。
取り敢えず、朝食は朝8時だ。

「うっし!」

気合を入れて扉を開ける。

「おはよ~おりむー」

それと同時に、スタンバイしていたらしいのほほんさんに飛びつかれた。

「おはようで御座る」

それを抱き留め、高い高い。

「おりむー」

のほほんさんが目をつむって顔を近づけてくる。

「ちゅー」

俺も顔を近づけ、キスをする。
すると、廊下にいた全員が、目を見開いて固まった。

「今日は寝坊したで御座る。
某、ついさっき起きたで御座るよ」
「おりむーお寝坊さんだね~
私の夢でも見てたの~?」
「見てたで御座る」

そして、立ったまま失神している女子共を置いて、食堂代わりの大部屋に。

                         __
                      ハヽ/::::ヽ.ヘ===ァ         -──‐  .
    |`ヽ.     __      , {::{/≧===≦v/     /r‐v‐v‐v‐、  ヽ

    |  ,>: :´: : : ト: : `丶、/  >:´:::::し::::::::::::::::`ヽ、  , ' / ̄ ̄ ̄ ̄| υ ',  

 __l_/: : / :  : |: :丶 : : : |γ::::::::::::::::::::::::::::::し::::::::ヽ./  /_____j
 \  / : : { : : : : : 、 : : ヽ_//:::::::::::::::::::}i::::::::::::::::::::::::::/  /y^y^y^y^y}     i
   } / : !、ハ: : : : : : 〉∪: :l {{ ! :::::::l::::::/|ハ::::::::∧::::i :::′ !,メ、_{ l| 厶斗|   ∪ |  
   yイ: !/`v、 : /}メ._v\、ヾ|:::::::::|:::/`ト-}:::::/ _,x:j:::′{ | ◯ \{'  ◯′/  八
    |从 ┃ `′┃ }: :}-ヾ:::::::::|v≧z !Ⅳ z≦/  y “      “イ  /   、
  n 厶イ “  -‐v、 “/ :リ ノ:∧::::ト “        “ ノ| /个 、_/エエヽ  ノ/   、 〉
  と{ {} ト . _{     }_ 7:/゙´//:::::\ト ,_ )‐ _, ィ::〈 \|> 〉||下芥|>く<      lvヽ


これはw

いいね!

ワンサマー刺されるな

大部屋に着くと、既に席の大方は埋まっていた。

「どこ座る~?」
「あそこが空いてるぞ」

ちょうど、並んで二つ空いている場所があったので、そこに座る。

「い、一夏さん、おはようございます」

隣にはオルコットさんが居た。

「ああ、おはようございます、オルコットさん」
「セッシーおはよ~」

挨拶をして、目の前に置かれている配膳を見る。

「ご、豪華で御座る……」
「凄いね~
朝からお刺身~」

朝は塩ジャケが良いのだが、まぁ、良いか。

専用機持ちがもれなく廃人と化すのか

「織斑」

背後から殺気を感じ、咄嗟にのほほんさんを庇いつつ、置いてあった割り箸を取る。
振り返った瞬間、何かが振り下ろされたので、それを箸で受け流す。

「ああ、おはようございます、織斑先生」
「おい、貴様。
先程生徒から報告があったが、布仏と何をした」

俺を襲ったのは織斑先生。
得物は出席簿だ。

「何と、言われましても…」
「朝の挨拶~?」

ふたり揃って首を傾げる。

「キスをしたと聞いたが」

横からごめん、ボートはboatだよ

織斑先生の一言でその場のざわめきが一瞬で止み、全員が半ば立ちかけた格好で固まった。

「だから、朝の挨拶です。
欧米は恋人同士のキスはいわば、挨拶と同義語です。
日本も、特に、is学園は国際化の最たる存在。
別段、僕と本音がキスをした所で、おかしい事は無いはずですが?」
「お前達は学生だ。
さらに言えば、ここはis学園でもなんでもない。
ふしだらな行為はやめろ」
「異議あり。
キスはコミュニケーションの重要なアクションの一つです。
そして、相手が恋人同士なら尚更です。
織斑先生の今の発言は、自由な思想、考えへの弾圧です。
撤回を求めます」
「…お前はまたそう言う子供みたいな屁理屈を言う」

織斑先生がくだらんと一蹴し、去っていこうとした。

「だから、ダメなのだ」

まったくもってダメだ。
議論をしようとしない。

「ああ言う風になっては、閉鎖的考えしか、浮かばないし、脳内も凝り固まるで御座る。
のほほんさんも気を付けるで御座る」
「分かった~」

パソコンの変換ミスだな 脳内変換しておいてくれ

正直、話したくないので何か言いたげの織斑先生やオルコットさんを無視する。

「お、遅れましたぁ~」

そして、相変わらずけしからん乳をブルンブルン揺らす山田先生がやって来る。

「遅いで御座るwwwwww
早く挨拶するがヨロシwwwwwwww
朝食食べたいで御座るwwwwデュフwwデュフフwwwwwww」
「え、ええ、じゃあ、皆さん。
いただきます」

山田先生は周囲の微妙な感じの空気を気にしながらそう宣言する。

「飯で御座るよ。
あーんするで御座るよ、のほほんさん」
「うん、そーだね、おりむー
あ~ん」

箒ちゃん早く来てくれー!

のほほんさん大勝利wwwwwww

>>556
待て!!のほほんさんはまだワンサマを追っかけてる状態……専用機組とはまだ、一馬身程しか離れていないぞ……油断するな…

ひたすら孤高に偏屈に行くのかと思ってたから何とも拍子抜けな

これからのほほんさんの独走が始まるんですね

もはや植物でも何でもないな

のほほんさんルートとかヤバイないいぞもっとやれ下さい

スレ伸びすぎワロタwwwwww




非常に俺得展開です

現状出来る限り植物やろうとはしてるんじゃね
彼女持ちってことで周りに対して線引けるし、二人のときはいちゃつく必要ないし

泥除けってはっきり言っちゃってるしね
穏やかな生活のために、のほほんさんといるわけで

それから、朝食はあーんだのなんだのとバカップル丸出しで朝食を終えた。
そして、今日は一日自由だが、ハメを外さぬようにと織斑先生と山田先生から忠告を受け、解散となる。

「ね~おりむー」
「何で御座る?」
「海行こ~よ~」
「良いでござるよ。
それでは、水着に着替え、必要なものを持ってまた部屋に来るで御座る」
「分かった~
また後でね~」

のほほんさんがそう言うと去っていった。
やれやれ、朝食食うだけでなんでこんなに疲れるんだ…
部屋に入り、どうせ、ぶっ込んであるのだろう水着を引っ張り出す。
水着はトランクス型の七分丈だ。
色は黒で、そこらへんに売ってる奴を慌てて入れました的な感じに入っているのを考えると、織斑先生が入れたのだろう。
せめて、畳めよと思ったが、家事が壊滅的打撃を受けているので無理なのだろう。

着替えて、カバンにタオルや日焼け止めといった物を入れていると扉をノックする音。
のほほんさんか、彼女にしては早いな。

「今行くで御座るよ」

扉を開けると、そこに居たのは例の5人だった。

「ああ、どうしたんで?」
「あ、あのさ、一夏。
さっき、言ってたことって本当?」

さっき、とは詰まる所、朝食の時だろう。
そして、この5人はのほほんさんとの関係を問い質す為に来たと見た。

「そうですよ、凰さん」
「っ……」

そう呼ぶと、凰さんは下唇を思いっきり噛み締めた。

「あ、あのさ、一夏!」

今度はデュノアさんが話しかけて来る。

「なんですか?」

にっこり笑うと、デュノアさんが一瞬怯む。

「こ、これから海に行こうと思ったんだけど、一緒にどうかな?」
「結構です。
僕、これから、本音と一緒に海に行くので」
「そ、そう……」
「じゃあ、仕度があるので」

5人にそう告げて、扉を閉めようとしたら、それをガンと止められた。

「何ですか、ボーデヴィッヒさん。
まだ、僕に用が?」
「何故なのだ?」

ボーデヴィッヒさんだ。

「何が、ですか?」
「何故、そんなに余所余所しいのだ?
私が何かしたのか?」

ボーデヴィッヒさんが俺を見上げる。
その顔はダンボールに入って雨に打たれている捨て犬みたいな感じだ。

「それが分からない内は、俺に話しかけるな。
俺はお前等を憎んでいる。
去れ、これ以上、お前等と話していると、ぶん殴りたくなるから」

ボーデヴィッヒさんの手を扉から離し、扉を閉める。
そして、部屋に戻って支度の続きをする事にした。
そう言えば、パラソルやブルーシートとかはどこかで借りれるのだろうか?
あとで、フロントに聞いてみるか。

待ってた

のほほんさん最高だわ…

凄いキレっぷりだな

内密に事を運ばなかった自分にも落ち度はあるんだけどな
まあ高校上がったばっかの少年だししゃーないか

強制的に眠らされて連れてこられるとか、普通考えねーだろ。
誘拐の過去があっても五人のことは内心信用していただろうし、裏切られた気持ちで一杯だろ。

ラノベの主人公ならやれやれの一言で済むけど普通の人間ならこうなる

ワンサマーさんの反応がラノベ主人公じゃなくてガチのオタクてかリアルな人間だな


いいぞもっとやれ

http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/p/pema/20110217/20110217011048.jpg

結局、ビーチパラソルとシートの貸出は無料でやっていた。
流石is学園。

「おりむーぜんし~ん」

のほほんさんがご~と緩い号令をかけ俺はパラソルとシート、そして、もろもろの荷物を抱えて歩く。

「一気に背が高くなったよ~」
「まぁ、某が肩車をしているで御座るからな」

俺の上で袖を振っているのほほんさんは楽しそうだ。
ちなみに、のほほんさんの水着は寝巻きと同じ感じの着ぐるみの様な水着だ。
どこに売ってるんだ、この水着……

「ん~?
おりむーなんか埋まってるよ~」

そして、砂浜でのほほんさんがうさ耳を見つけて指でつついている。
足元には『抜いてください』と言うプレート。

「抜いていいのかなぁ~?」

のほほんさんは俺が答えるよりも早く、その耳を引っこ抜いた。
耳の下には何もなく、なんと言うか、『耳だけ』だ。

「何も起こらないで御座る」
「ね~」

数分待ったが、何も起こらない。
取り敢えず、パラソルを刺して、シートを広げて置いた。

「泳ぐ~?」
「そうで御座るなぁ~
取り敢えず、海を漂うで御座る」

大型の浮き輪を膨らませる。
周囲の女子が遠巻きに俺とのほほんさんを眺めてはがっくりと項垂れていた。

「ねぇ」
「ん?」
「私、ちゃんと泥除け果たしてる?」

のほほんさんが俺の隣にやって来て小声で聞いた。

「……ああ、ありがとう」

そう答えると、のほほんさんは寂しそうに笑う。

「良かった。
取り敢えず、海を漂っておけば、多分、誰も近づいてこないよ」
「ああ、そうだな。
その後、ほかの女子たちとビーチバレーでもするか」
「うん…」

膨らんだ浮き輪を持って砂浜を歩く。

面倒臭い奴クルー?

「準備運動をしてから入るで御座る」
「うん、分かった~」

二人並んでラジオ体操を第2まできっちりやる。
そして、その後、のほほんさんを抱えて海中へ進む。

「海は良い……」
「なんで?」
「誰も干渉しないし、誰にも干渉しない」

俺の胸に凭れているのほほんさんが俺を見上げる。

「海って、すごく干渉してるし、干渉されてるよ?」
「まぁ、人間から見たらね。
でも、海からすれば、結局、自分の体の一部にホンの少し何かしているだけだろ?
言ってみれば、蚊に刺された感じ?
海は偉大だよ、のほほんさん。
いや、本音」

言うと、のほほんさんは顔を真っ赤にした。

「きゅ、急に名前で呼ぶなんて卑怯だよ…」
「じゃあ、のほほんさん?」
「ん~…
でも、ふたりだけの時は、名前で読んで欲しい、かな?」
「分かった。
ちょっと、待ってて」
「?」

一旦、海中に沈み、すぐ、2mほど下に潜水しているうさみみ女の口についているレギュレーターを奪い取り、そのまま、鳩尾を殴りつける。
すると、ボガガガとうさみみ、エプロンドレスは肺の酸素を盛大に吐き出し、モガモガと水面を目指してバタ足。
誰が行かせるか、アホ。
足を掴み、それを阻止。
しばらく、もがき、そのまま抵抗がなくなったのを見て、海面に引き上げる。

「お、おりむー…
それ、誰?」

「アドルフ・ヒトラーやヨシフ・スターリン、ポル・ポトも裸足で逃げ出す犯罪者。
ちょっと、コイツを運ぶから待ててくれ」
「う、うん。
浮き輪使う?」
「いや、この程度なら簡単に運べるから」

左腕でアホをつかみ、ビーチまで泳ぐ。
そして、ビーチまでつくと、人口呼吸。
ガハガハと水を吐き出し、ぐったりとしているアホの顔面を数発殴る。

「起きろ、コラ」
「う、うぅ~…」

アホは数度呻くとパッと目を開ける。

「ここは何処!
私は誰!?」
「これでも噛んでろ」

スカートの一部を割いて、丸め、口の中に放り込み、ハンカチで口を覆う。
モゴモゴと煩いので腹に良いのを入れる。
そして、手足を縛り、放置。

「これ、警察に届けて。
国家指名犯だから」

そして、再び、のほほんさんの元に戻る。

「ゴメンゴメン。
あれ、国家指名手配犯。
まぁ、保護っつー目的だから、『犯』はおかしいけど、俺にとっては『犯』だし」
「そ、そうなんだ」

取り敢えず、浮き輪の中に戻る。

「ねぇ、おりむー」
「ん?」
「好き」
「ああ」
「私のこと好きになった?」
「まだだな」
「そっか…」

言うと、のほほんさんは海中にドボンと潜る。
何ぞ?

ワンサマーさんひっでぇ

ワンサマ何やってんだ、ひでえぞ

ワンサマがボコったのだれだ

奴なら仕方ないなと思います


大きな括りで言えばトラウマの原因だし

束か

ここじゃないssでもミリオタワンサマーが束ボコってたな

ps3がソニータイマー発動しかけてる… クソッタレ >>590kwsk

そして、次の瞬間、ザポンとのほほんさんが戻ってきた。

「どうしたんだってぅおっ!?」
「ふっふっふ~
おりむーはキョニュー大好きっ子かな~?」

なんと、そこに現れたのは胸元を手で隠したのほほんさんだった。

「いや、水着は!?」
「腰で巻いてるよ~」

そう言うと、のほほんさんが俺に抱きついてくる。
見た目とは裏腹のその豊満な胸が俺の胸板に当たり、押しつぶされた。

「おりむー、顔赤いよ?」
「そ、そう言う本音だって…」

ss速報の 一夏「isなんて俺は認めない」ってやつかもしれない。

一夏「isなんて俺は認めない」
一夏「ISなんて俺は認めない」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1341283823/)

完結してるね


余計かもしれんが参考画像
拾い物なのでツッコミは勘弁
http://i.imgur.com/nlzos.jpg


>>592
それそれ

途中までしか読んでないけどヤベーよ、ヤベーよ、展開的に少し、被っちまってる…
まぁ、良いか

「ねぇ、おりむー…
いや、一夏、って読んだほうがいいかな?」
「どっちでも構わない」
「キスして?」

のほほんさん、いや、本音が俺をジッと見詰めて来る。
今更ながら、is学園と言う存在がこれ程までにムカつく存在だとは思わなかったな。
is学園、つまりは、自国のisと操縦者を見せびらかしてお互いを牽制しあう場所だ。
そして、その搭乗者は知能はもちろん、容姿も求められる。
is学園に最低でも読者モデルか?ってレベルの女子しかいないと言う事はそういうことに起因している。
それは、目の前の布仏本音にも言える事であって、そんな女子が裸で抱き着いて来て、キスをしてくれなんて言っているんだ。

「それは、出来ない」

不屈の闘志と根性を持って、のほほんさん、の要求を拒否する。

「どうして、なんて聞かなくても分かってるけどさ…
でも、どうして?」
「……俺は、まだ、君のことを『のほほんさん』としか見ていないんだよ。
だからさ、そう言う意味で『本音』って呼ぶ事はないんだ」
「うん、やっぱり、おりむーの攻略は難しいなぁ~
おりむーおっぱい嫌いなの?」

ウリウリとのほほんさんが俺に胸を押し付けくる。

「m1858並に好きです」
「何それ~?」
「死ぬ程好きってこと。
と、言うか、おっぱいの大きさなんかどうでも良い。
形良ければ全て良しって感じ?」

ちっぱいだろうが、きょぬーだろうが。
俺はすべてのおっぱいが好きだ。
そう言う意味ではのほほんさんの胸は素晴らしいと思う。

「あ、勃起してるよ、おりむー」
「逆に、これで勃起するなという方が無理だ。
悪いが、マジでやめてくれ。
これ以上くっついてられると、大変な事になる」

まあ速報の方が後発だし問題無いな
俺はこっちの方が好きだし

の、のほほんさんの薄い本はないのか?

展開が似てようがなんだろうが完結さえしてくれれば何の文句も無いでござる

俺もこっちのほうが好きだ
それに展開被りなんてよくあることだ
2次創作なんだしいちいち気にしてらんないよ

その後、散々からかわれた後、やっとこさのほほんさんは離れてくれた。

「取り敢えず、浜に戻るか」
「そだね~
だいぶ流されちゃったしね~」
「マーメイドのせいだな」
「まーめーど?」

浮き輪の上にのほほんさんが乗り、俺がそれを牽引する。

「ああ、のほほんさんは可愛いからなぁ~
だが、人魚共にのほほんさんは渡さない。
のほほんさんは、俺の物だ」
「セリフだけ聞けば惚れちゃうけどね~」
「セリフだけはね。
泥除けがなくなると俺は困る」

言うと、頭をゲシリと蹴られた。

「ああ、そうだぜ」

>>602 最後の「ああ、そうだぜ」って無し

浜に戻ると、織斑先生がいた。
新しく新調したらしい水着を着ていた。
まだ、昔使ってた奴があるだろうが、馬鹿か?

「一夏」
「何ですか、織斑先生」
「今は、先生じゃない」
「そうですか。
で、何ですか、織斑先生?」
「……先程、束を捕まえたそうだな」
「ああ、あのキチガイですね。
警察に届けるよう頼んだんですが?」
「そんな事が出来るか馬鹿者。
取り敢えず、今、部屋にいるが、何故あんな事をした」
「殺さなかっただけマシと思ってください、織斑先生」

脇でのほほんさんが少し怯えた顔をしている。

「僕は篠ノ之束を恨んでいる。
今の先生やあの5人よりも。
深く深く、恨んでいる。
それじゃあ、僕はビーチバレーをするので」

のほほんさんを抱き寄せて脇でビーチバレーをしていた女子郡に混ざることにした。
そして、昼食の時間になるまでめいいっぱい遊んだ。

「いや~
織斑くん、途中から写真撮りばっかしたね~」
「あとで焼き回し頂戴」
「もちろんで御座るwwwww」

取り敢えず、カメラが微妙に役立ってよかった、のか?
まぁ、良いさ。

「ん、この羽音は…」

此処等辺は一般機、軍用機もろもろの飛行禁止区域だ。
しかし、ヘリの羽音が聞こえる。
大型機だ。

「ブラックホークだな…」

そして、音のする方を見ると、2機のブラックホークが低空でこちらに向かっている。

クソ、海兵隊ブラックホークじゃねぇ、ch-53eだ

カメラの超望遠レンズを使って、確認する。

「あれは、アメリカの海兵隊、それに自衛隊だな…」
「あれヘリコプターだよね?」
「そうで御座る。
あれはアメリカ第一海兵航空団所属のch-53スーパースタリオンで御座る。
その隣は木更津の第一ヘリコプター団で御座る。
中央即応集団隷下の部隊で御座るな。
カッコイイなぁ~
スーパースタリオン、マジでかっこいいなぁ~
やっぱり、アメリカ良いよなぁ~
isなんてクソみてーなおもちゃなんかよりよっぽどかっこいいしよォ~
ペイブロウ落とすぞこの野郎!」

陽気なグリーンジャイアント出すには、緊急物資で取れることが多いんだぜ。
ペイブロウじゃねーけどな、スーパースタリオン。

まさか詫びとして呼び寄せたとか?
まさかな……

「ねぇ、まっすぐこっちに来てない?」
「しかも、高度下がってるし…」
「いかん!!
全員浜辺から離れろ!!
降りてくるぞ!!!」

その場にいた全員を浜辺からな離し、パラソル折りたたんで、ここに降りろという即席ヘリポートを二箇所につくる。
教師どもは何をやっているんだ?
そして、二機のヘリからは士官が足早に走っていく。

「お、おりむー
あの人たちは?」
「おいおい、まさかあの中将ってケネス.j.グラック海兵中将じゃないのか!?!」

見るからにアメリカ人ですと言うアメリカ人の指揮官がずんずん歩いて行く。
もちろん、そうは問屋が卸さない。

>>607 現在の司令官はテリー・ロブリング中将だった…

「待て待て待て!!」

取り敢えず、中央即応集団の一等陸佐、多分、特殊作戦群の指揮官だろう。
と、防衛大臣と思われるおっさんの方に走る。

「来るな!
そこにじっとしていろ!!」

脇にいた自衛官が俺に静止するように叫び、脇の海兵隊は俺に銃口を向ける。
ならば、こっちはisだ。
白式を展開し、雪片弐型を向ける。

「俺の名前は織斑一夏。
何の用だ?
許可はあるのか?」
「国の一大事だ」

防衛大臣が目を見張りつつ俺を見る。

「あんたの答えは1+1=1941年に真珠湾攻撃ですって答えてるようなもんだぜ、防衛大臣」
「今は、国の一大事としか答えようがない。
詳しい理由はあとで話す。
君のお姉さんは?」

「織斑先生なら、先程、旅館に戻った。
案内するかい?」

大臣は周りの自衛官と話し、ついでに、未だに銃口を向けている中将にも話しかけた。
通訳をつけていないところを見ると、中々優秀なようだ。

「では頼む」
「ああ。
それと、何時まで狙ってやがる。
銃口下げろ、ジャーヘッド。
俺は敵じゃねぇ」

言うと、防衛大臣がそれを訳し、海兵に言う。
海兵は渋々という顔で銃口を下ろした。

「アンタ等がis嫌う理由はわかるぜ。
俺もisなんておもちゃは大嫌いだ。
篠ノ之束は死ねばいいと思っている。
俺はアンタ等の事かなり好きだ。
じいさんや曾祖父さんが守る南方戦線じゃアンタ等海兵隊が尖兵として戦った。
あとで握手してくれ」

大臣がそれをそのまま訳したらしく、海兵たちがにっこり笑い、軽く敬礼してくれた。

「おっさん、いい奴だな」
「私も、isが嫌いでね」

大臣が言うと、全員が笑う。
そして、そのまま海兵隊と自衛隊を連れて旅館に戻る。
旅館に入ると、仲居がギョッとした顔で俺たちを見るが、まぁ、当たり前だろう。
そのまま、織斑先生と山田先生の部屋に向かう。

「織斑先生」

扉をノックするとなんだと声が返って来た。

「織斑くん!?」

名前を呼ばれ脇を見ると、山田先生が水着姿で立っている。
しかし、顔面蒼白で手元には端末。

「彼女は?」
「えっと、副担任の山田麻耶先生です」
「あ、あの、どちら様で?」

山田先生が大臣たちを指差す。

「防衛大臣と陸上自衛隊中央即応集団特殊作戦群指揮官平田隆則一等陸佐に在日米軍第3海兵遠征軍司令官のテリー・ロブリング中将ですよ。
常識でしょう?」

流石ワンサマー、マジイケメン

クライマックスクルー?

序盤に簪の名前が出てたし
もしかしたら……

軍オタの本領発揮か

防衛大臣くらいは知っとけよ……

政治家はコロコロ変わるから書かんかった 

「え、えっと、大臣の事は知ってますけど、その、中将さんと一佐さんは知りませんでした、すいません」

山田先生が二人に頭を下げる。
プルンとけしからん胸がこぼれ落ちそうになり、全員が凝視。

「そんなことより、山田先生。
国家の一大事らしいじゃないですか。
アメリカ軍と自衛隊が出て来るってことは、それなりにヤバイってことですよね?」
「あ、そ、そうでした!!
ここでは話せないので中にどうぞ…」

山田先生がそうだと思い出したように、俺たちを部屋に案内した。
部屋の中では先程の水着姿のままの織斑先生がビール片手に茹だっていた。
おい、こら教師。
何やってんだテメーコラ。

「山田くん、誰だのその男共は?」

「はじめまして。
防衛大臣の森本敏です」

大臣がどこに視線を送っていいのか困った顔で頭を下げる。

「お久しぶりです、織斑さん。
平田です」

一佐が織斑先生に頭を下げる。
知り合いかよ、畜生。

『はじめまして、と言っておいた方がいいかな?
テリー・ロブリング中将だ。
君の事は色々と聞いているよ』

中将殿が自己紹介をした。
この程度ならわかるぞ、俺も。

「何があったので?」

簡潔に言えば、エリア51でアメリカ軍と自衛隊が共同開発していた第3世代isが暴走したらしい。
コンセプトは単騎による広域殲滅が可能かつ、長距離航行が出来、更には通常巡航速度がマッハ2と言うisらしい。
名前は銀の福音と書いて、シルバリオ・ゴスペルというらしい。
アメリカ人らしい仰々しい名前だ。
まぁ、それこそ『約束されし勝利の剣』とか付けるよりはましかもしれんがな。

「で、そのisを俺達が破壊するんで?」
「そういう事だ」

織斑先生が頷く。

「しかし、第3世代is、しかも、かなりのハイスペックで、シャルロットさんはもちろん、私や鈴さん、ラウラさんのisでも対処できるかどうか…」

あの後、呼ばれた専用機持ち3人も緊張した面持ちでセシリアの答えに頷く。

「原因は?」
「不明。
外部からの不正アクセスにより暴走したらしい、と」

中将の言葉を訳した防衛大臣が答える。

「それで、その暴走したisは操作できないので?
中に人が乗ってるんでしょう?」
「ええ、一人、パイロットが。
しかし、現在、彼女とは通信出来ず、どうなっているかは不明です」
「エネルギーが切れるまで放置しておけば?」
「地球を何周すると思っている。
途中で暴れられたら、それこそ第三次世界大戦が勃発するぞ」

織斑先生が言う。

「良いじゃん、別に」

答えると、全員が目を見開いた。

「な、何を言っているんだ君は!」
「大臣も、薄々気がついてるんじゃないんですか?」
「な、何をかね?」
「isって兵器は所詮核兵器にも劣る玩具だって」

「isの兵器運用は禁止されているぞ、一夏くん」
「アンタ、自己矛盾にも程がある発言してるのわかってるよな?」
「……はぁ、オフレコで頼むよ?」

言うと、全員が頷いた。

「私個人の意見として言わせてもらうよ。
私も、一夏くんと同じ意見だ。
isなんぞ、世界を変える力は糞程もない。
確かに、世間じゃisがあれば世界は平和になる、isこそ次世代の新兵器だって思っている。
だが、世界はそんな甘いものじゃない。
結局、軍事バランスは変わっていないし、世界経済も動いていない。
いや、それどころか、右肩下がりだ。
大手軍需企業は軒並み縮小され、軍関連の失業者が多く出た。
isが出来る前のほうがまだ、世界平和だ。
ヨーロッパの経済はギリシャ問題での解決出来ぬまま、isの騒ぎだ」

後はわかるね?と大臣が笑った。

「正直、日本はまだイイ方だ。
君達is学園の御蔭で、軍関係就職者天下り先も確保できた。
土地問題も、何ら問題なく提供された。
正直、我が国とアメリカはisを第3世代までで切り捨てるつもりでいた。
isは火縄銃よりも劣る」

防衛大臣の大暴露に織斑先生、山田先生、そして、専用機持ち4人が目を丸くした。

『森本大臣の言うとおりだ。
諸君等is乗りには悪いが、isなんて言う物は所詮、人が殺せるおもちゃ、でしかない。
森本大臣は火縄銃を引き合いに出したが、私に言わせれば、それは火縄銃に失礼だ。
あんあもの、兵器として使えない。
だが、我々はその“おもちゃ”に振り回されている。
悔しいかな、あれは最早我々の手には負えない。
済まないが、君達に力を貸して欲しいのだ』

中将が深々と頭を下げた。
ちなみに、全部、森本大臣が訳してくれた。
うん、大臣良い奴だ。
流石、大学教授。

「それで、中将。
協力するのは良いけど、何か算段はあるのか?」
「一応、福音が日本に到達するのは1週間後だ。
今、アメリカ海軍の太平洋艦隊と海自が共同で、戦線を張って、太平洋のど真ん中で福音を迎えようとしているよ」
「太平洋艦隊総力を挙げて、落とせるのか?」
「まぁ、持って1日、いや、3日は持たせられるかな?」
「取り敢えず、太平洋艦隊なくなったら、リムパック潰れるからな~
そんな事は絶対にさせねぇ。
オーケー作戦建てよう。
相手は一機。
ufo野郎だ。
んでもって、所詮試作機。
太平洋艦隊は誰にも壊させん」

計画は、こうだ。
マッハで飛んでくる福音をアメリカ軍と自衛隊が出迎え、地上に引き下ろす。
後は、俺等専用機持ちが戦う。

「本当に、こんな単純な作戦で勝てるのかい?」
「大臣、相手が自分より強ければ猪口才な戦術なんて効かない。
だったら、ガチンコで殴り合おうぜ?」
「ははは、確かに」
『我がアメリカ軍も軍人の意地を賭けて戦う積もりだ』
「そいつは、心強い」

しかし、

「海がキレーだな~」

現在、太平洋洋上旗艦ひゅうが甲板だ。

「自衛隊の空母に乗れるとかマジ、感激だ。
死んでもいい」
「空母じゃなくて、ヘリ搭載型護衛艦ね、一応」

大臣が苦笑する。
と、言うか、俺たちにくっついてきちゃっていいの?

「私は、そろそろ日本に戻らねばならい。
だが、私は君達を応援しているよ」
「ありがとう御座います、大臣」

大臣はニコリと笑うと、飛び立とうとしているuh60jに乗って去っていった。

「んじゃ、頑張りますか」

取り敢えず、臨海学校が気がついたら、擬似リムパックになっていた。
何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何を言っているのかわからねーって感じだ。

その後、1日掛けて、アメリカ海軍の太平洋艦隊所属第七艦隊と合流。
アメリカ海軍と空軍、そして、海兵隊のis部隊も合流した。

「一夏」

作戦は明日に迫ったところで意外な人物がいた。
篠ノ之箒だった。

「何故、君がここにいるんだい、篠ノ之さん?」
「私にも専用機があるからだ」
「……は?」
「それと、その、ソウカエン?の事は済まなかった。
千冬さんのやり方は余りにも強引過ぎたと思う。
だが、私は、お前と一緒に臨海学校に行きたかった。
多分、他の奴等もそうだと思う…
本来なら、止めるべきだった……」

箒がその場に正座し、それから、土下座した。

「私が悪かった!
だから…だから、もう、『篠ノ之さん』と呼ばないでくれっ!!
また、元の関係に戻りたい!
私は…私は、お前の事がっ「頭上げろよ」

これ以上、言わせたらダメだ。
告白される。
そう、絶対にだ。

「だ、だが…」
「頭上げろって言ってるだろ、箒。
取り敢えず、お前のisに付いて話せ。
それと、他の4人も呼んで来い。
陣形が変わるかもしれん」
「!?!
ああ!!
今すぐに呼んでくる!!」

箒が満面の笑みで頷くと走っていった。
やれやれ、取り敢えず、千冬姉にゃ、今後、家事を覚えて貰う事で手を打つかな。
じゃねーと、あの“干”冬姉は一生、俺に寄生するぞ、まったく。
それと、篠ノ之束。
あれは、もう、ダメだ。
存在自体が、人類にとって悪だ。
自分さえよければ、自分さえ楽しければ問題ない、そういう人間だ。

多分、今回の騒動は、篠ノ之束が起こしたんだろう。
箒の専用機の性能を見せ付ける為に。
そう、考えれば、性能は第3世代以上だな。
箒を、実の妹を巻き込み、世界を巻き込み、何を考えて居る?
何をしたい?
自分の自己満足を満たしたいだけ、なんて答えたら、俺は、多分、篠ノ之束を殺すだろう。
自信があるぜ。
まだ、ドイツの繁栄を、社会主義の確率を願ったヒトラーやスターリンの方が許せるぜ。
アイツ等は、最後がどうあれ、最初は『まとも』だった。
だが、篠ノ之束は違う。
“最初から”『気が振れている』状態だ。
千冬姉、あんたもつくづく災難な人生だな。
軍需関係に勤めていた多くの市民は職を失い、自殺したり、ホームレスになり凍死した。
いわば、篠ノ之束は歴代の独裁者にも匹敵するほどの大量殺人を犯した大罪人だ。

「マジ、関わりたくね~……」

俺、なんでこんな事してるんだっけ?

主人公だからだろw

アメリカ本土で暴走したんだからアメリカのis乗りに頑張らせろよ
イーリスさんの出番はよ!ってことだ

一昔前にこういう作風流行ったよな
エヴァとかで

パイロット一週間暴走しっぱなで耐えるのか
軍人さんだからしかたないね

その後、箒が全員を連れてくる。

「一夏、その、ごめんなさい!」

鈴が深々と頭を下げ、そして、何かを差し出した。
見ると、酢豚だった。
ご飯がついており、しかも、あったかい。

「さっき、食堂借りて作ったの!」
「この非常時に酢豚作んなしwwwwww
もう、怒ってねーよ」

答えると、鈴がパァっと顔をほころばせる。
まぁ、あの千冬姉の杜撰な計画の要を担っていたので誰よりも責任があったのだろう。

「あ、あの、一夏さん……
私も、その、これを……」

差し出されたのはお世辞にも綺麗とは言えないサンドイッチ。

そして、それを持っているのはセシリアだ。

「毒見はしたのか?」
「ど、毒見って…
僕がしたよ」

脇にいたシャルが苦笑する。

「よし。
シャルが生きているなら、ありがたく貰う」

それを受け取る。

「一夏さん、大変申し訳ございませんでした…
お、お詫びと言ってはなんですが、我が、イギリスで今度女王陛下の即位65周年パーティーがあり、我オルコット家も臨席しますわ」
「俺が行ってもいいんですか、セシリアさん!!」
「え、ええ、ま、まぁ、で、ですが、親族でなければ……」
「よし、セシリア、俺、今日からお前の弟になる。
養子にしてくれ」

言うと、セシリアが一人でズッコケた。
誰が結婚なんぞするか、アホ。

「ま、まぁ、それはともかくさ。
僕からも、本当に、ゴメン。
一応、お詫びの品ってほどじゃないけど、これ、フランス軍のレーション」
「ファマスが欲しいです、シャルル君!!」
「いや、日本じゃ銃もてないから…」
「俺、アメリカに住む。
アメリカに住めば、そう、銃が持てるだろ?」
「いや、アメリカの国籍とか取るの大変だよ?」

シャルが何言ってんだお前という顔で俺を見る。

「シャル、俺は今、どの軍に協力しているか知っているか?」
「お前は何を言っているんだ?
日本政府がそう簡単にお前を手放すわけ無いだろうが」

千冬姉が呆れた顔で俺を見る。

「千冬姉こそ、おまえは何を言っているんだ?
大臣の話聞いてたのか?
アメリカ政府と日本政府はこの件でisに関わるすべての事業から撤退すると言ってただろうが」

「ま、まぁまぁ、先生も一夏も、ここは仲直りする為の場所でしょ?
次は、ラウラだよ」

シャルが間に割って入り、ラウラを前に出した。

「嫁よ」
「誰が嫁か」
「私は責任を取って、お前を娶ることにした。
ここにお前の名前とハンコを押せば「オーライ、その提案をしたやつは誰だ?
俺が直接ぶっ殺してやる」

ラウラが差し出した婚姻届をビリビリに破り捨てる。

「何をする!
私とお前の新居も既にドイツ本国に「用意せんでいい。
と、言うか、俺はドイツ語なんぞ出来ん」
「なら、覚えろ。
お前はドイツが好きなのだろう?
だったら、ドイツ語も覚えろ」
「ふざけんな。
大体、ドイツに行ったらナチス関連の事が一切出来ねーじゃねーか!!
公衆の面前で挙手式敬礼したら捕まるとかふざけんなコラ!
あれは、ローマ時代からある由緒正しき敬礼の仕方なんだぞ!!」

勉強になります

「しなければいいじゃないか」
「ダメって言われたら、やりたくなるだろ?」
「お前は本当にダメな奴だな」

脇で箒が大変失礼なことをぬかしやがる。

「俺のどこがダメなのか、4000文字以上、8000時未満。
そして、表紙を入れずa4サイズのレポートにまとめて3日以内に提出しなさい」
「お前のダメなところを8000字以内に纏められると思っている、お前がまずダメだ」

この野郎。
今度、剣道で牙突しちゃる。

「取り敢えず、ラウラは腰に下げる拳銃とナイフくれれば許す」
「そんな物でいいならほら」

念願のusp、いや、p12を手に入れたぞ!

「ラウラ、お前はいい奴だ…
毎朝、朝のトレーニングに付き合う許可をやろう」
「いや、良い。
私に気にせず存分に走ってくれ」
「じゃあ、毎朝迎えに行くからな!」

「いや、本当に大丈夫だ」
「なに、遠慮するな。
ついでに同室のよしみでシャルと幼馴染のよしみで箒、鈴も。
代表争いをしたよしみでセシリアも一緒にやろう。
な!!」

全員の肩を掴む。
全員は人生最大の絶望をいうかおでハイと頷いた。
うむうむ。

「あ、それで、千冬姉はこれにサインして。
拇印も押して」
「?
ただの紙にか?」
「ああ、早く」

千冬姉は首を傾げつつ、サインをして拇印をする。

「契約書、これより織斑千冬は織斑一夏の家事手伝いをします。
また、ずぼらな生活も正し、毎朝、織斑一夏とともに運動します。
よし、よろしく頼むぜ、千冬姉」

「なっ!?!
貴様、騙したな!!
ふざけるな!!
そんなもの無効だ!!!
返せ!!」

千冬姉が俺の手から契約書を奪い取ろうとするので、それを避ける。

「だれが返すか。
取り敢えず、どこに出しても恥ずかしくない30代にしてやるから安心しろ」
「嫌だぁぁ!!!
私はやりたくない!!
絶対に家事手伝いをやりたくない!!
絶対にやりたくない!!!!」

メンドくさいので部屋の外に放り出す。

「さて、次は箒のisについてだ。
これについては、cicに移って、作戦を練り直す必要が出てくるかもしれん。
ついてきてくれ」

ダメだこの姉…はやくなんとかしないと…

仕方ないから俺が引き取ろう

千冬姉かわいい

干冬姉かわいい

千冬姉かわいい



cicに入ると、海上自衛隊特別編成艦隊の長官と米国海軍の提督がいた。
ちなみに、現在、この艦隊はアメリカ軍との極秘演習という名目で出動しているらしい。

「やぁ、織斑くん。
どうかしたのかい?」
「ええ、新型のisが急遽手に入ったのフォーメーションチェンジです」
「新型is?」

俺の言葉に、その場にいた全員がピクリと反応した。

「箒、説明を」
「あ、ああ」

箒が緊張したように前に出る。

「わ、私が新型is、第4世代is、紅椿は」

箒が第4世代と言った瞬間、その場にいた全員が立ち上がる。
顔は驚愕を通り越し、無表情だった。

「箒、構わないから続けろ。
何考えてやがるあのキチガイは…」

第4世代だと?
未だ、世界が第3世代のisすら作れていないものを…
こりゃ、世界は本格的に、isを見捨てるな。
アメリカ、日本がisを捨てれば、ロシアやヨーロッパ諸国もそれに習うだろう。
多分、この演習が終われば、日米合同で再び、国連を通して会議が開かれる。
そう、第二回アラスカ会議が。
国連管轄の元、isのコアは集められて、溶鉱炉にでも放り込まれるか?
ターミネーターみたいによ。

「取り敢えず、これで我々合衆国と日本政府はisなんてくだらん兵器に余計に辟易するだろうな。
結局、篠ノ之博士の独壇場なのだ。
我が軍が第3世代isを作っても、結局、第4、第5と。
篠ノ之箒、といったかな?」

日本語ベラベラな提督が箒を見た。

彼は日本が大好きらしい。
リーメンバーパールハーバーってどう思うかと聞いたら、アメリカ軍は東京や広島長崎を爆撃し、民間人を殺した。
帝国海軍はパールハーバーで殺したのは軍人だと答えた。
宣戦布告が遅れたのは残念だが、あの奇襲は見事と言っていたので、典型的なアメリカ軍人ではないらしい。

「は、はい」
「君も大変だね。
何かあったら個人的に私を頼ってくれたまえ。
私は、君の味方だ」
「提督、その発言は日本ではかなり危ない線ですよ」
「そうかね?
まぁ、身を隠すなら、我が軍は協力するよ?
その代わり、私にケンドーを教えてくれないか?
君は大会の優勝者だと聞くじゃないか」

提督が7人の侍とか座頭市のdvdを出しながらいう。
このおっさん、何やってんだ?

「まぁ、兎も角、箒が今回の要になることは間違いないな。
俺は射撃がないが、箒のはあるし」
「ああ、任せろ」

いいね

「僕が一夏に銃を渡すのはダメなの?」

シャルが前に出る。

「ダメじゃねぇ。
と、言うか、実弾系射撃武器が当たれば、苦労しないんだよ。
箒、セシリア、鈴はビーム系の兵器。
俺、シャル、ラウラと米軍is部隊は基本的に実弾系だ。
一応、俺もガトリング貸してもらうが、あんな物、牽制にしかならない。
艦砲射撃、航空機の援護、全て“当たらん”という考えのもとこの作戦は成り立っているんだ。
巡航速度がマッハ2のバケモンだ。
海面に引きずり下ろして戦うしかねぇ。
まだ、sr-71と戦うほうが楽だ」
「全くだな。
取り敢えず、各員第一級戦闘配備を取らせている。
我が艦隊が壊滅するかもしれんという事で全員がピリピリしていてね。
君たちに何か一言お願いできるかね?」

提督が俺に受話器を差し出した。

「え、俺!?」
「ああ、そうとも」
「無理無理無理!
俺、そう言うのやった事ないから!」
「ちなみに、それ、もう繋がってるから」
「はっ!?
おっさんアホだろ!!」
「良いから、やれ」

隣の箒が俺をド突く。

「糞、仕方ねぇ…
おっさん、俺、英語話せねーぞ」
「安心しろ、私が同時通訳をする」

頼もしいねぇ、まったく!

「あー、えー…
is学園1年の織斑一夏です」

午後4時。
太平洋に浮かぶ日米合同艦隊は地平線に向かう太陽の中、鶴翼の陣を3重にして、目標が通るであろう海域を封鎖している。
アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の後部ヘリポートにラウラが既に布陣しており、セシリアと鈴が米空軍と空自がタッグを組んだf35の戦闘機部隊もスクランブル待機中。
初撃は地上からの数百発にも及ぶ対空ミサイルによる全力射撃とセシリア、鈴の攻撃部隊による迎撃。
強襲揚陸艦も居り、この場にいるis全機への補給は1ヶ月間ほぼフルで可能らしい。
地上に引きずり下ろしたところで、ラウラとシャルの援護を受け、俺と箒が攻撃を仕掛ける。
取り敢えず、相手の戦力値が不明なので、大げさにも程がある態勢だ。
まぁ、かの猛将、モンゴメリーは相手との戦力比が15対1になるまで進撃をしなかったとか。
故に、モンゴメリー将軍と言う酒はジンを15、ベルモットを1と言う半端ねーハードに仕上げた酒がある。

「い、一夏」

そこに、箒がやって来る。

「よぉ、箒」
「ああ」

箒は俺の横に来るとストンと座る。

「甲板は暑いな」
「ああ」
「怖いか?」
「ああ、怖い」
「そうか。
なら、お前は正常だ。
俺だって怖い」

一気によんだけど面白い

懐かしさが溢れてるな

箒が俺に肩を預ける。
何ぞ?
てか、この展開はやばいじゃね?

「好きだ」
「知ってる。
お前が俺のことを好きなのも。
鈴が俺のことをすくなのも。
セシリアが俺のことを好きなのも。
シャルが俺のことを好きなのも。
ラウラが俺のことを好きなのも。
全部知ってる。
だが、お前等は問題を抱えすぎだ」
「それでも、私は、お前の事が、好きなんだ!!」

箒が俺に抱きついてくる。

「例えばさ」
「あ、ああ」
「今、俺がお前のことを好きだというとするだろう?」

「残った奴等はどうなるんだ?」
「それは……」
「アイツ等は良い奴だから、俺とお前が付き合っていても快く迎えるだろう。
だが、一度切れた糸は結び直しても瘤が出来る。
その瘤は、きっと、お互いの関係が崩れるだろう」

そこまで説明すると背後に誰か立っている。
見ると、千冬姉と提督達だ。

「来たのか?」
「違う。
このスケベ共がお前に一つ言いたいことがあるそうだ」

千冬姉が二人を顎でしゃくる。

「な、なんですか?」

神妙な面持ちの顔で二人が前に出る。

「男ならっ!!!」
「ハーレムぐらいっ!!!!」
「「築いて見せろっ!!!!」」

のほほんさんは

何を言っているんだこのオヤジどもは…

「それに、箒。
俺にゃ、もう、彼女がいるだろうが」
「布仏か?」
「ああ、そうだ」
「布仏とは偽装だろうが」
「偽装でも、彼女なんだよ。
お前らの中で一番、安全な。
安全牌なんだよ、のほほんさんは」
「一夏」

名前を呼ばれ、殺気を感じる。
例によって、千冬姉だ。

「当たらなグヘァ!?!」

まさかの蹴りが、俺の顔面に入った。

「一夏。
私はお前のそういう所が嫌いだ。
死ね。
男の癖に自分の保身ばかり考えやがって。
そんなもんは老後の年寄りが考えれば良いんだ。
何が『植物のように平穏な生活』だ、クソボケが。
お前がなんでそんなモンを望むようになったのかわかってるし、何故私より強くなろうと思っているのかも知っている。
だがな、一夏。
私は、お前の、『姉』なんだぞ?
もう少し、お姉ちゃんを信用してくれ…な?」

あーあー、メンドくせー……

「取り敢えず、この話は、これが終わった後で決着つけて良いか?」
「勿論だ。
今は、目の前の事を片付けるのが先だ。
死亡フラグ立てんなしwwwwwww」

立ち上がり、千冬姉を見る。

「千冬姉」
「ああ」
「偉そうなこと言うなら、家事出来る様になれボケぇぇ」

もうね
正論すぎて

誰が喋っているのか時々分からなくなる

それから、ひゅうが甲板上で俺と千冬姉は死闘を繰り広げた。
それはもう、凄まじい戦いだった。
甲板上にはぺんぺん草一本映える事はないと思われるほどの厳しい戦いだったのだ。
ちなみに、決着は、f/a-18の後部座席に乗って戦闘機動をするのと、scarと89式にミニミの実弾を撃たせてくれるので手を打ったりした。

「さて…」

腫れている頬に貼った湿布を剥がし、半分ほど沈んでいる太陽を睨む。

「諸君、世界の興亡、この一戦に有りあり!
気張っていこう!
相手はたかが一機!
されど一機だ!
isが何故最強と言われるか!
isは何故糞なのか!
この戦いが証明してくれる!
だが、最後に勝つのは、この俺だ!
何故なら!!
俺はモテモテだからだ!!
もし、この世界がアニメや漫画の世界なら、俺は主人公だ!
題名は、そうだな……
インフィニット・ストラトス!
副題は、isに振り回された男の人生!!」

>>659 なんか可笑しくなってる

「勿論だ。
今は、目の前の事を片付けるのが先だ。
死亡フラグ立てんなしwwwwwww」

から

「勿論だ。
今は、目の前の事を片付けるのが先だ」
「それと、箒。
死亡フラグ立てんなしwwwwwww」

に脳内変換?変更?頼む

なるほど
理解した

ワンサマーふ っ き れ た な

ハーレムにしたら許さな伊予

のほほんさん泣かすくらいならハーレムでみんな愛してくださいワンサマさん

箒を始めとして、「ハーレムを築け!」という意見には誰も突っ込まんのか。
それだけ、このワンサマーに惚れているという事なんだろうけど…。

甲板にぺんぺん草が生えちゃいかんだろワンサマ

のほほんさん正妻に他愛人で良いよな

箒ちゃん正妻で残りが側室で
干冬姉が姑だろ

逆にヒロインズ、千冬と縁を切るぐらいやって欲しい

福音倒したら終わりですか?

のほほんさんいるんだからほかの5人はいらん

もしいなくてもハーレムは許さないよ
自分で自分のポリシー曲げてんじゃねえ

このままじゃ泥除けにもなってない

『福音がミサイルの射程距離に入った』

提督のホットラインがつながる。

「オーライ!
ロックンロール!!
ニイタカヤマノボレ!」

言うと、周囲にいたイージス艦がミサイルを発射する。
vlsカッケー!

「発展型シースパロー?
ミサイルとかよく分からんな~
俺、陸専門だからな~
あと、第二次大戦以前。
ミサイルとかわけワカメだろ。
やっぱり、兵器はロマンがなきゃダメだよ」
『ミサイル全弾撃墜。
ついで龍と雫が福音に接近。
交戦するまで後3秒。
私はも、現在の戦艦は嫌いだ。
機械だのなんだのとメンドくさい。
だが、それ相応の美しさもあるから一概に嫌いとは言えんのが兵器のいいところであり、悪いところだ』

提督が苦笑し、脇にいる千冬姉が睨んでいた。
要らん話をするなという顔だ。

「一夏さん!」
「おう、どうしたセシリア?」
「地上に引きずり落としましたわ。
あと、30秒で、海抜100mにつきますわ!
位置情報をどうぞ」

言うと、マップにつーか予想ポイントが映される。

「ok、グッジョブ!
ラウラ、このポイントだ。
砲撃しろ。
シャルもバックアップに!
箒、用意は良いか?」

脇で真紅のisを纏う幼馴染を見る。

「何時でも出来ている」

箒は頷くと、雨月、空裂を構える。

「一夏よ。
目標に一発着弾した。
目標は後部の大型スラスターを故障したらしく、マッハ1程にしかスピードが出ないようだ。
セシリアと凰が確認している」

ラウラの通信が入り、セシリアと鈴が頷いていた。

「以前として、武装は健在しているから、航空機では近寄れないわ。
でも、援護は出来るし、何ならチャフ撒いて、敵のレーザーを乱反射させれるわ」

鈴が脇を飛んでいるf/a-18を見やる。

「ありがてぇ!
相手はレーザーしか持ってないんだろ?
だったら、戦闘機部隊の方がよっぽど役に立つ」
「そう伝えておくわ」
「一夏、あれだ!!」

脇の箒が前方を指差す。
前方には何かがキラキラと光っている。

「艦砲射撃用意!」
『とっくに用意済み!』
「発射!!」

脇でボンボンボンと5インチ砲が砲撃を開始し、ダメ元のファランクスも一斉に弾丸を発射し始める。

「んじゃ、ちょっくら行って来ようぜ、箒!」
「ああ!」

俺と箒はオレンジ色から紫色に変わった空に躍り出た。

「いたぞ、あそこだ」
「わかっている。
セシリアたちも見えるな」

箒と共にヘッドオンから仕掛ける。
戦闘機なら、正々堂々とすれ違ったあとに尻取り合戦が始まるのだが、無効にそんな気は毛頭ないようで、めっちゃレーザー標準にロックされているという警告音がひどい。
脇を見ると、箒が青い顔をしてガタガタ震えていた。

「怖いか、箒?」
「こ、怖い!!」
「よし。
なら、次はビームが飛んでくるから気をつけろ。
あんまり、当たらん様に回避しろ」
「む、無茶を言うな!!」
「無茶でもやれ。
でねーと、死ぬぞ。
フィンランドにエイノ・イルマリ・ユーティライネンって軍人がいてな。
寿命死ぬまでに1度も撃墜されたことないんだ。
第二次大戦を生き延び、その中で1発だけ、爆撃機の機関銃弾が掠って、塗装を剥がしたんだ。
あ、あと、エイラは俺の嫁」
「意味が分からん」
「まぁ、運さえ良ければ死なねーよ」

「う、運って…
それで死んだらどうするんだ!」
「そんときゃそん時だろ。
世界を救って死んだ英雄って米国、日本の両国が大々的に放送してくれるさ。
そんで、いい具合に政治利用されてisを放逐する切っ掛けになるぜ。
つー訳で、死んでも死なんでも英雄扱いさ」
「い、いい加減だな…
それに、私は死ぬつもりはないぞ!」
「ああ、その意気だ。
ほら、ビーム来るぞ!!」

目の前から無数の光の棒が飛んでくる。

「セシリアの比じゃねぇ!」
「全くだな!
だが!」
「当たらなければ!」
「「どうと言う事はないっ!!!!」」

飛んでくるビーム群を華麗に避けつつ、俺達は福音をすれ違う。

はい

はいじゃないが

「セイッ!!!」
「ヌゥンッ!!!」

そして、すれ違う瞬間に、福音の腕を切り落とす。
腕には補助ブースターがついているので、さらに機動力減だ。

「良いぞ!
行ける!!」
「焦るなよ、箒。
相手は一揆だが強敵だんだぜ?」

初撃が成功したためか、若干箒が浮かれている。
いかんなぁ、これ、下手すると怪我するぞ?

「箒、気を引き締めろ」
「勿論だ!
行くぞ一夏!」

ダメだ、完全に浮かれてる。
新しいおもちゃを手に入れた子供のように。
あぶねぇな……

「セシリア、鈴。
箒をバックアップしろ」
「え、ええ」
「分かったわ」

「ラウラとシャルは常に援護出来る様に位置を変えつつ砲撃してくれ。
箒、左から回り込んで、この海域から出すな。
セシリアと鈴も頭上げさせんな!
頭上げりゃ、スピードが出る。
海面に叩きつける積りで行け!」
「「了解!」」

各艦隊も進路塞ぐようにして前にでながらファランクスやら艦砲やらを打ち始める。

「あ、当たらないとは言え、これは怖いですわね」

セシリアが上空を飛んでいく砲弾を一瞥する。

「ビビってんじゃないわよセシリア!
ほら、あんたのビットで牽制しなさいよ!
射線軸から逃げるわよ!!」
「わ、わかってますわ!!」

鈴とセシリアが射線軸から逃げようとしている福音に龍咆とブルーティアーズのビームビットで攻撃を加える。

「ラウラ、砲撃準備してくれ」
「ぬかりない。
あとは、タイミングを合わせればいい」
「ok。
シャル、ラウラを頼むぞ」
「任せて一夏」

よし。

「箒、あまり前に出るな」
「大丈夫だ!
私に任せろ!!」

言うと、箒がグンと前に出て、福音と対峙する。
アホ!

「予定にない行動をするな!!」
「大丈夫だ!
私に任せろ!!!」

箒が言った瞬間、福音がビームを発射する。

「なにっ!?!」

まかせろー

箒がスライスされるのか

やめて!!!

死んじゃえばいいよ

あーまた調子乗っちゃったかー

ここまで応援しようという気になれないメインヒロインも珍しいかも

「間に合えぇぇいっっ!!!!!!」

パグゥンと砲撃音。
超電磁砲から発射された60口径の砲弾は箒と福音の間に割り込む。
福音は咄嗟に進路を変更、箒も、砲弾とレーザーの爆風に巻き込まれて錐揉みしながら落下していく。

「セシリアと鈴は福音を追え!!!
箒!!!」

箒は姿勢制御をせずに海面に向かっている。
気絶しているようだ。

「クソ!」

箒に追って急降下。
そして、すくい上げる。
近くにいた護衛艦のヘリポートに箒を下ろす。

「気絶しているだけだ。
意識が戻ったら部屋に閉じ込めておいてくれ」
「わ、分かった」

福音は真っ直ぐとラウラとシャルの乗るアーレイ・バーク級にまっすぐ向かう。

「畜生、アーレイ・バークを落とさせるな!!
あれにゃ323人が乗ってるんだ!!」
「わかってますわ!!」
「先に落としてやるわ!」

セシリアと鈴がさらにスピードを上げる。
ラウラとシャル、そして、周囲の艦艇は福音めがけて一斉砲撃。

「福音のスピードが落ちた!」
「今だ!!」

セシリアと鈴が残るバーニアと足目掛けて全力射撃。
福音はグルグルと錐揉みを始め、界面に衝突、そして、ポンポンポンと水切りの様に跳躍する。
そして、そのままアーレイ・バークの側面に激突、減り込んだ。

「反跳爆弾かよ…」

あちゃーモップちゃんこれから姉妹揃ってハイパーお説教タイムか

のほほんさん…

その後、周囲を取り囲み、喫水線ギリギリ上に激突、大穴を開けた福音をクレーンで引っこ抜いた。
俺達はひゅうが甲板上でアメリカ海兵隊や海軍達とお別れし、そのまま日本に帰る。

「取り敢えず、乗っていた兵士は重傷だが死んではいない」
「1週間飲まず食わずだったのか?」
「バカ言え。
isにもバックパックぐらいある」

脇でその後の報告をする千冬姉が溜め息を吐く。

「俺の白式には付いてないぞ」
「is学園のisは基本的に学園内での運用がメインだ。
学園内で遭難でもする気か?」
「しねーよ。
まぁ、人生絶賛遭難中だがな」
「ふん、気張れよ」
「誰せいだ、この姉は…」

振り返ると5人がいた。

気の早い奴等だな。
まだ、後一人足らねーだろうが。

「まぁ、取り敢えず。
箒、お前には説教しなけりゃならん。
座るがヨロシ」
「お、おう」

箒がその場に座ると同時に、セシリアと鈴がノートとペンを差し出した。
シャルとラウラも自分用にメモとペンを用意した。
うむうむ、勤勉なのはイイ事だ。
昔の偉い人も、取り敢えず勉強しとばなんとかなる的な事を言っていた気がするし。

「さて、今回、一番の問題はなんですか、篠ノ之箒さん」
「わ、私が先走りすぎました…」
「はい、その通りです。
正解です。
私にはそれが分かっていて、何故あのような失敗をしたのかいまいちわかりません。
あの時、ラウラさんが咄嗟に砲撃しなけりゃ、君、その程度のケガじゃなかったよ?
と、言うか、下手しなくても死んでたよ?
何考えてるの?」
「じ、自分の力を過信してました…」
「知ってる。
君、そう言う所を直したほうが良いよ。
君、周りが専用機持ちって事で自分の立場が危ういとか思ってたんでしょ?」

「はい……」
「でしょうね。
何、君、もしかして、俺が専用機持ってるってだけで贔屓してると思ったの?」
「い、いえ」
「じゃあ、何考えてるの?
馬鹿なの?
アホなの?
死ぬの?」
「ち、違います」
「どこが違うのか、行ってご覧?
ん?
ほら、さっき、君がバカのように前に出たところを図で書いてあげるから」

ノートに図を書き、箒に差し出す。

「あの、いえ、その…すいませんでした……」

箒が頭を下げる。

「うん、俺が聞いているのはそういう事じゃないんだよ。
君、どうやら、俺が怒っていると持っているようだから、言っておくけど。
俺、怒ってないよ?
俺が怒ると凄いよ?」

脇でセシリアと鈴がブンブンと頷く。

はい

はい

はい?

はいじゃないが

取り敢えず、箒の説教は日本に着くまで続いた。
ひゅうがからis学園まではヘリで帰り、俺達だけ臨海学校が5日に成った。
二泊三日とか誰が言ったんだよ…

「やっと日本に着いた」
「ああ。
今日はゆっくり休め」

千冬姉が寝ぼけたことをぬかしやがる。

「休めるわけないだろうが。
のほほんさん、布仏本音を呼んでくれ。
で、食堂の一角も」
「ああ。
ハーレム作るのか?」
「オーライ。
今日から、千冬姉は自炊を始めるのか。
そいつは、ありがてぇ」
「冗談です御免なさい」
「分かればよろしい」

まったく。
さて、この次が正念場だ。

のほほんさん泣かすなよ

のほほんさん泣かせてハーレムとかだったらこっちが泣くわ

モップルート突入はないみたいで安心した

のほほんだけでええやろっ!

箒ちゃんだけでええやん

>>708
あ!?

はよ

暫くすると、千冬姉がのほほんさんと共にやって来る。

「おりむー久しぶり~」

何時もと変わらぬ様子。

「ああ。
今日は決着付ける為に呼んだんだ。
そっち側に座ってくれ」

俺の前には5人、篠ノ之箒、凰鈴音、セシリア・オルコット、シャルロット・デュノア、ラウラ・ボーデヴィッヒの5人が座っている。

「さて、今回集まって貰ったことに関してだが、まず、事前にハッキリさせておこう。
君達女子が俺に好意を持っており、そして、あわよくば付き合いたいと思っている。
相違はないか?」

尋ねると全員が頷く。

「うむ。
では話を続ける。
まず、結果から聞くのと、君達のそれぞれの言い分を聞いてから結果を言うのと、どっちが良い?」

「し、質問をよろしいですか?」

セシリアが手を上げる。

「良いぞ、なんだ?」
「先に結果、と言う事は既に結果は出ていると言う事ですの?」
「exactly」
「それでは私達がお前に対して何を言っても無駄ではないか!」

ラウラがバンと机を叩き立ち上がる。

「お、落ち着きなよラウラ」

シャルが慌ててそれを宥める。

「そ、それに、まだ希望はある。
私達の中の誰か、と言う事。
つまりは、6分の1だ」
「ま、まぁ、そうよね」

ハーレムはやめろ、絶対だ

のほほんさん正妻ならハーレムありやで

大逆転で干冬姉だな

のほほんさんだろ

頼む、のほほんさんであってくれ・・・頼む・・・

のほほんさんで決まっているはずだ・・・

のほほんさんメインで

ハーレムはだめだよ?
まさか偉そうに語った理念曲げないよね?
>>1は安易にハーレムなんてやんないよね?

おまえら不安過ぎワロタ

>>714
だな

のほほん党員多すぎワロタ

似たような内容で先に終わったやつが突然箒とくっついたからな

他のssや外野なんて気にせず好きに書いて欲しい

来たかと思ったらのほほん党員だったでござる

「それで、どっちが良い?」

全員を見る。
各々が隣のライバルを見た後、頷いた。

「ひと思いにやれ。
結果から先に言え」

ラウラが言うと全員が頷いた。

「分かった。
結果から言えば。
俺は、お前達を恋人とは見てない。
誰とも付き合いたいと思わないし、今後も無いだろう。
だが、のほほんさん、いや、本音には俺がこの学校を卒業するまでは泥除けになってもらう。
泥除けだ。
恋人じゃない」

のほほんさんを見るとのほほんさんはこくりと頷いた。

「分かってるよ」

「だから、お前達にもチャンスがあるかもしれない。
俺の信条を変えてみせろ。
本音も泥除けから本当の恋人に成って見せろ。
俺からは以上だ。
何か言いたいことがあれば聞こう」

言うとシャルが手を上げる。

「どうぞ」
「つまりは、現状維持って事だよね?
僕等の気持ちを知っている状況で」
「いや、違う。
正確に言えば、お前達が『俺の事が好きという事を俺が知っている』って状況になっている。
事件前はお前達が『俺の事を好きだと言う事は俺に知られていない』と思っていた。
残念ながら、お前等の気持ちは薄々感づいていたよ」

言うと全員が驚愕の目を向ける。

「い、何時からだ!?!」

箒が立ち上がる。

「箒と鈴は最初から。
セシリアは代表選出戦の後。
シャルは俺が正体見破って数日後ぐらいからか?
ラウラは俺がぶっ飛ばした時から」

言うと全員が俯いて顔を真っ赤にする。

「じゃあ、そういう訳だ。
他に何かないか?」
「は、はい!」
「はい、セシリアさん」
「どうすれば一夏さんを落とせますか!!」

セシリアの質問に全員が俺を凝視した。

「そうだなぁ~
akかフランカーみたいな美しさを保って、ケーニヒスティーガーのポルシェ砲塔型やチハ、ハ号みたいな可愛さがあって、l85や特二式内火艇みたいな意外性があると良い。
後、ファマスみたいな官能的な部分と三八式や九九式みたいなスマートさと三十年式銃剣みたいなクール的な感じ。
ん~それから、パイソンやマニューリンmr73、パンターf型みたいな高級感が欲しいな。
それから、m1858みたいな大人びた感じが欲しい。
あ、後、ケル・テックのplr-16やksgみたいな意外性も欲しいな。
オリンピックアームズのoa-93とかでも良いな。
そう言う感じの女性になってください」
「「「「「「取り敢えず、どういう女性かわからない」」」」」」

え、何それ怖い…

「えっと、要約する?」
「要約も何も、そのまんまだよ。
取り敢えず、もう一回言うぞ?」
「「「「「「結構です」」」」」」

全員が首を振って答えた。

「そうか?
まぁ、イイや。
取り敢えず、もう夜も遅いし寝るべ。
鬼畜の所業か、明日は月曜日だ。
あ、キュアピースとサザエさんにジャンケンするの忘れた!!!」

ショックだわ……
取り敢えず、寝よう。
そして、明日、改めて2ちゃんで確認するのだ。
アイツ等アホだからな。
サザエさんとピースで勝負させてるしな~

「ん?」

部屋に帰ろうと廊下を歩いていると、見知らぬ女子が歩いている。
猫の様に不敵な笑みをたたえ、手には扇子。

「お、おおぉおぉぉ!!!!!!
見つけたぞ!
ガンダム!!!」
「ちょ、ちょっと君!?!」

俺はその女子生徒の手を掴んで未だ食堂で作戦会議をしているしている六人の前に引っ張りっていく。

「この人みたいな感じだ!!
容姿だけで半分はクリアしている!!!」
「「「「「「はぁ!?」」」」」」」

その後、テンヤワンヤの大騒ぎになったのは間違いない。
俺が見つけたのは、この学校の生徒会長だったらしく、名前を楯無、更識楯無と言うらしい。
厄介な人間を引っ張ってしまった俺をハッ倒したい。
だが、どう見ても、容姿は俺の理想に最適なんだよ。

「う~む……
取り敢えず、のほほんさんの情報だと、君主危うきには近づかずレベルでやばいな。
スイカ畑で靴紐結ぶレベルだな。
俺、アホ過ぎワロタ」
「で、どうするんだい、君は?」

そして、何故か俺の隣に座る生徒会長殿が言う。

「えっと、取り敢えず、こんな感じに成って下さい」

言うと、6人から一斉に拳が飛んでくる。
これは、甘んじて受けよう。
おう、その方が楽だ。

織斑一夏は静かに暮らしたい。
ただし、前途多難である事は間違いない。
現状維持がいつまで続くかわからんが、俺はやってやるぞ!
そう、植物の様な平穏な生活を求めて!!

第3巻分 完

正直な話をすれば、5巻6巻7巻の内容を殆ど覚えていない

4巻は正直、短編集的な感じだから書かなかった

ovaでも見てくれ

あと、のほほん党多すぎワロタ

isぼろっ糞に叩いてプギャーしたろうと思ったのに、なんでこうなった……

以上



まさかの先輩フラグか……俺得だわ


先輩よりのほほんさんで



鈴ちゃん頑張れ


簪ちゃんならやってくれる

会長参戦とかワンサマさんの野望がますます打ち砕かれるな

楯無さん大好きだがそれでものほほんさん一択は揺るがない

プギャーしたろうと思ってたのか
結局isの世界に取り込まれてしまった訳ですけれど

「さて、織斑一夏くん」
「何で御座るwwwwwww」

場所は生徒会長室。
is学園にも一応あるんだな、生徒会長室なんて。

「君、部活入ってないよね?」
「入ってイイで御座るwwwww
某wwwww
某wwwww
運動部を全部掛け持ちするで御座るwwwwwwww
あとwwww
チアリーディング部wwwwwwwww
下で持ち上げる役で御座るwwwwwwww
合法的に女の子持てるで御座るwwwwwwうはwwwwww」
「ざ、残念ながらチアリーディング部は無いよ」

そりゃそうだ。
どこのアメリカだアホ。

「ショックwwwwww
テラwwwwショックwwwwwwwwwデュフwwwデュフフwwwwwww」

「で、運動部掛け持ちって正気かい?」
「失敬なwwwwww
陸上部ではクラウチングwwwwwww
剣道部では防具を取った瞬間wwwwwww
バスケ部ではシュートを決めた瞬間wwwwwwww
水泳部ではプールから上がる瞬間wwwwwwww
バレー部ではお尻の食い込みを直す瞬間wwwwwwww
テwwwwwラwwwwwwwwエwwwwwwwwロwwwwwwwwwスwwwwwwwwwwww
この前買ったカメラが火を吹くで御座るwwwwwデュフwwwデュフフwwwwwwwwww」
「犯罪はやめたたまえ」
「なら、サバゲ部を作ってください。
部員なら既に6人確保しました。
顧問は織斑千冬先生です。
分類は文化部でお願いします。
部活動申請書も既に用意してます。
後は更識先輩の、生徒会長のハンコだけです、はい」

すかさずa4の書類を差し出す。

「君、想像以上に強かだね…」

「取り敢えず、あれですわ、会長。
アンタの悪巧みはぜってーさせねぇからな。
どうせ、俺を餌にして学園祭盛り上げるとか考えてるんだろう?
各部対抗俺争奪戦とかそんなかんじの」

のほほんさんに事前に正確とか聞いておいてよかったわ、マジで。

「す、鋭いね…
流石、織斑先生の弟君」
「弟舐めんな」
「じゃあ、こうしよう。
君の部活申請を認める代わりに、君争奪戦をしたい。
どうかな?」
「サバゲ部が勝ったら、金一封…
いや、部費を1ヶ月10万で」
「ふ、フフフ…
良いだろう。
その勝負乗った」

よーし!
サバゲ部の勝ちだ!!
こっちにゃ、ドイツ連邦軍特殊部隊が居るんやぞ!!
しかも、千冬姉に特別コーチとして冬戦教や中央即応集団、第一空挺出身の元自を呼びます。

「有難う御座いまするwwwwwwwww
会長wwwwwww
さwwwwらwwwwwばwwwwwwwww」

さて、部員と千冬姉を呼び出すか!

「私は忙しいんだぞ」
「知るか。
今日から、千冬姉は我がサバゲ部の顧問だ」
「は?」

千冬姉が目を丸くして俺を見る。

「さ、サバゲ部ってなんですの?」

セシリアが俺を見た。

「サバイバルゲーム部の略称。
サバゲ部。
で、文化祭で、あのイワン被れが俺を賞金として部対抗争奪戦するとか」

言うと全員がガタガタと立ち上がる。

「負けるわけにはいかん。
と、いう訳で。
我がサバゲ部は1組2組合同であるゲームをします」
「「「「「「「ゲーム?」」」」」」」

「名付けて、『一夏に会いたきゃ、俺を倒して行け! 侵入ゲーム』」

パチパチパチと手を叩くが誰もが首を捻った。

「つまりは?」
「サバゲ部主導のもと、1組2組の女子で要塞化した学校を守ります。
そして、参加者は1組2組の女子達に見付からない様に潜入し、俺の所まで来ます」
「たどり着いたらどうするのよ?」
「俺と5分間お喋り。
または一緒にジュースを飲む。
あと、ポッキーゲーム。
ちなみに、明日から、元自の人達や、この前知り合った海兵隊の人達にガチで軍隊の訓練受けさせるから、絶対に負けません。
あ、これ、強制です。
1組2組に所属する女子は全て強制です。
千冬姉、イイよね?」

良い訳無いだろうと言おうとしたので、だらけ切った姿を収めた写真を見せる。

「もちろんだ。
さいきんきさまらはたるんどるからな、いいきかいだろう。
はっはっは」
「きょ、教官が脅されている…」

ラウラが目を見張り、その他全員が俺の持っている写真を凝視した。

「見せねーよ?」

今更ながら、文化祭じゃねぇ… 学園祭だった…

「じゃあ、必要な資材やら道具やらは後でまとめておくから、千冬姉はアリーナの貸付頼む」
「ああ、それと、学校では先生と呼べ」
「なら、家でも『先生』らしく行動してくれ」

言うと千冬姉は俺を睨みつけ出て行った。

「さ、教室に帰るぞ。
後で2組にも話に行くから。
鈴は俺が行くことだけを伝えておいてくれ」
「え、ええ。
ちなみに、その訓練ってどんぐらいきついの?」

鈴が顔を少し青くして俺を見た。

「シールズの入隊テストよりは簡単だ、多分」

サムズアップ。
うん、多分、簡単。
うん、多分、もしかしたら簡単だから、うん!

sealsワロエナイ

ラウラでさえ女子高生におけけが生えた程度なのに大丈夫か

シールズってビンラディン倒したとこだよな…

「さてwwwwwwww
皆の衆wwwwwww」

放課後の特別hr。
俺は教壇に立っていた。
千冬姉は俺の為に馬車馬のように電話を掛けまくっている為、脇には山田先生がいる。

「我が一年一組はwwwwwwww
サバゲ部主導のもとwwwwwwwww
二組と合同で行いますwwwwwウェwwwウェwwwwwww」

言うと全員がざわざわとし始める。
そりゃそうだろうな。
てか、サバゲ部ってなんだよって感じだな。

「サバゲ部部長wwwwwww
織斑一夏くんに変わってwwwwwwwww
もwwwwwらwwwwwwいwwwwwwまwwwwwwwすwwwwwwwwwww」

一旦、教壇の前から降りて、また昇る。

「どうも、サバゲ部部長の織斑一夏です キリッ」

やると全員が大笑いした。
オーケーオーケー
掴みはオーケー

「さてwwww
お巫山戯はコノぐらいにして本題行くで御座るwwwwwww」

黒板に先程作った計画図を貼る。

「簡単に言えばwwwww
某ステルスアクションゲームで御座るwwwwwwww
客には伝説の傭兵になって貰ってスネークして貰うで御座るwwwwww
皆の衆はwwwwwwウェwwww
ゲwwwwノwwwwwwムwwwwwww兵wwwwwwデュフwwwデュフフwwwwwww
まwwwwたwwwはwwwwww
gwwwwwrwwwwwwuwwwwwのwwwwwwwスwwwwwペwwwwwwツwwwwwwナwwwwwwwズwwwwwwwwポコォwwwwwwww」

そして、ゲーム内容を告げると全員がオォォォ!!!!と右の拳を振り上げ立ち上がる。
何この枢斬暗屯子達?
まぁ、そのぐらいないとsealsにゃ入れないからな!
デスウィークとかやってみたいけど、学校あるし…
あ、そうか、夏休みがあるじゃないか!!!

「ではwwwww
明日からwwwwwwww
知り合いのトレーニングコーチが来るで御座るwwwwwww
気張っていくで御座るwwwwwww
ちwwwwなwwwwwみwwwwwwwにwwwwwwww
最優秀者にはwwwwwww
我が家でのwwwwwwww
夕飯を食べる権利が与えられるで御座るwwwwwwwwww
あ~んもするで御座るwwwwwww」

千冬姉と二人っきりで、千冬姉が、と言うのは俺の心の中で言ったから大丈夫。
そう、しかも、俺は『我が家』と言っただけで、『俺と』とは言ってないし。
詐欺集団紛いのセリフにその場にいた全員が修羅と化した。

同じ説明を2組でもして、部屋に戻る。
そして、昨日知り合った海兵隊に電話をかける。

「あ、もしもし提督?」
『ん~?
ああ、一夏くんか』
「日本のis学園に来ない?
招待するから」
『行く!』
「それから…」

提督に学園祭の話をしたら快く知り合いのフォース・リコンの訓練教官を三人程派遣してくれると言った。
ありがたいね!

「ありがとう提督」
『構わんよ。
それより、私はアキバに行きたい』
「案内するする」
『ああ、楽しみに待ってるよ。
教官達は明日にでも日本につくようにするよ。
千冬さんにもよろしく言っておいてくれ』
「もちろんですよ!」

よし、あとは自衛隊と~

>>753 自衛隊と~× 自衛隊だな~○

そして、部屋で自衛隊などと連絡を取ったあと、廊下に出る。
すると扉をノックしようとしていたらしい千冬姉がいた。

「お、どうだった?」
「すぐにでも来てくれるそうだ。
お前も参加するのか?」
「当たり前だろ?
こんな素晴らしい体験ができるんだぞ?
あ、それと、学園祭後、家で最優秀者と一緒にご飯食べてあげて。
ついでにあーんもしてあげて。
夕飯は作っておくから」
「なぜ私が「写真」誠心誠意真心込めて夕飯を食べてあーんをしよう」

よし、確約は取れた。

「じゃ、俺は箒のisを扱き上げないといけないから」
「あ、ああ」

千冬姉と別れ、アリーナに向かう。
アリーナではアップを終えたらしい箒が専用機持ち4人と共に待っていた。

いや、違う。
隅に誰かいた。

「何やってんですか会長?」
「いや~
君達のコーチでもしようかなって思ってさ」
「結構です。
それより、夏休みの期間中、第三、第四アリーナを貸し出してください。
学園祭の準備に必要です。
あと、ここにキリングハウスと恐怖の館を作ろうと思ってるんですけどいいですよね?
申請書類です」
「じゃあ、私に勝ったらいいよ」

言った瞬間、おもっクソ顔面を殴りつけてやった。
会長は綺麗に吹っ飛び、ズザーっと。

「俺の勝ちでいいですよね?
では、これお願いします」

顔面パンチwww

さすが一夏殿で御座るwwwwコポォwww

「き、君は私に何か恨みでもあるのかい!?!」

鼻血をだらだらと垂らした会長がよろよろと立ち上がる。
5人がそりゃ、会長が悪いという顔で立っていた。

「ないですよ?
でも、勝負を仕掛けるって言う事は、何時でも受けて立つ準備があるって言うことでしょ?
と、言うか、会長って学園内で最強ってだけで、俺より強いわけないじゃないですか。
じゃあ、これの申請お願いします」

書類とティッシュを渡し、五人の前に戻る。

「さて諸君!
先回のあの戦闘で実に、間抜けた結果に終わった。
そして、自分のisを上手く使えない新人の箒を中心にトレーニングしていく」
「箒のisって第4世代なのよね?」

鈴が手を上げる。

「そうだ。
あのクソッタレが世界の常識をすっ飛ばして登場させやがった。
これではもうisは何の役にも立たない。
だが、このis学園がある以上。
諸君等が専用機を持っている以上、isの訓練は必要不可欠だ。
故に、諸君等は世代を考えず、お互いの欠点をカバーし、お互いを援護して行かねばならない。
isは兵器だが、世界はもう、isへの興味を失いつつある。
それよりも、今は歩兵とともに行動できる小型のロボットが注目され、日本政府も米国政府と共同でそのロボットを実用化使用している。
つまり、近い将来、isは完全に駆逐され、スポーツ競技用の道具になるだろう」

「勿論、世界に400弱しかないisは世界規模でできるスポーツでもない。
そして、大規模でできない割には随分と金を取る。
没落は激しいぞ。
女尊男卑の世界だが、そんなもん直ぐに変わる。
isの御蔭でロボット技術は更に進んだ。
大体、前にも言ったと思うが、現在は非対称戦争だぞ?
isみたいな大国間での総力戦なら使えるかもしれんが、今の世界にゃ必要ない。
アメリカ軍はアフガニスタンで苦戦したが、アメリカ本土は何の痛手も食らってない。
逆に、経済が一時的に活発になった。
アメリカも今じゃ、落ちるぶれる寸前だ。
isが登場した御蔭で、軍縮が進み、地方や田舎の若者の雇用が少なくなったんだよ。
知ってるか?
海兵隊がバカの集まりって言われる理由?
田舎者やヤンキー、移民が学つけたり、選挙権を入手する為に入るからだ。
海兵隊なら金貰いながら、社会保障を受けれる。
素晴らしいじゃないか、えぇ?
しかも、名誉除隊すりゃぁ福利厚生ハンパネーぞ?
まぁ、イイや。
今はisの訓練だ。
アメリカ海兵隊の話ししてる場合じゃねぇ。
fmjは最高だぞ。
リー・アーメイ大好きだ」

使われる兵器はどんどん高性能になって複雑化してるのに
使う側はバカばっかりになってくとかもうグダグダ

取り敢えず、箒の猛特訓は夕飯になるまで続いた。

「夕飯で御座るよwwwwwww」
「ああ…先に食べててくれ…」

夕食なのに箒を含め専用機持ち5人は死んでいた。

「どうしたんの~?」
「知らんで御座る。
夕飯食べないと明日からもっと悲惨で御座るよ?
なんせ、特殊部隊の教官とかが来るで御座るから。
手加減無用で厳しくするようにお願いしたで御座るし」

言うとその場にいた1組2組の女子生徒がばっと振り返り、ダッシュで寄ってきた。

「そ、それって、どのぐらい厳しいの!?」
「夏休み中全部使ってやるって冗談よね!?!」

全員がワイのワイのと騒ぎ出す。

「静かに食べないか!!
グランド10週したいなら、別だが」

千冬姉が飛んできて怒鳴る。
すると一瞬で黙った。

「う~ん?
多分、一日で10周は軽く走るよ?」

翌日、終業式だった。
いよいよ夏休みだ。
午前中は式で終わり、午後は1組2組は第3アリーナに集合して、訓練をする事になった。

「アメリカ海兵隊の訓練教官のガーハイム砲兵軍曹です」

脇に立つ、“如何にも”な軍人を紹介する。

『諸君等クソッタレを一人前の海兵隊にも劣らん兵士にする為にやって来た』
「元フォースリコンのスワガー一等軍曹です」

その隣に立つバラクラバの軍人を紹介する。
ちなみに、偽名です。
なので、極大射程とか期待しないこと。

『訳あって顔は出せないがよろしく頼む』
「自衛隊から冬戦教の訓練教官も務める坂井さん」

自衛隊から態々来てくれたobを紹介。

「どうも、酒井です。
訓練は厳しいですが、全員で合格しましょう」

「あとで遅れて中央即応集団も来ます。
取り敢えず、後は教官達に従いましょう。
はい、お願いします!」

俺の挨拶に合わせて全員がお願いしますと言う。
教官達は集まって何やらゴニョゴニョと話し始めた。
そして、ガーハイム砲兵軍曹が前に出る。
ちなみに、彼が一番の年上だ。
年齢は50を超えているが、体格はガッシリしており非常に厳つい。

『先ずは貴様等の体力を知りたい!
このグラウンドを1周して来い!
全速力だぞ!!』

言うと全員がエーと声を上げた。
その瞬間、ガーハイム砲兵軍曹が怒鳴る。

『貴様等俺の愛するサバゲ部をどうするつもりだ!!
お前らの様な爬虫類の糞をかき集めた物よりも価値のない屑共に拒否権があると思うのか!!!
分かったらとっととそのサイみたいなケツ上げて走ってこい!!!!』

その場に居た全員がヒィィと言う顔をし、俺を見る。

「走れ!!」

俺が叫ぶと同時にダッシュ。
脇では一緒にスワガー軍曹や坂井さん、ガーハイム砲兵軍曹も走っている。

「な、なんですのあの方!
下品極まりないですわ!!」

隣を走るセシリアが俺に文句を言う。

「いや、訓練教官ってあんなもんだよ。
まだ、自分の国や家族の事言われないだけイイ方だ。
スゲーキツイ上に、文句言うと連帯責任で『貴様等何をしゃべっている!!
そんなに元気が余っているなら貴様等はもうあと1周しろ!!』

俺とセシリアは10km走ることになりました。
ちなみに、俺が10km走り終わるまでに女子の中では運動部に属している女子と俺と毎朝走っている4人が走り終わっていた。
後は、半数が息絶え絶えの上にガーハイム砲兵軍曹に罵詈雑言を吐かれて泣きながらゴールした。
正直、怖すぎワロタ。

午後の教練は1時から始まり、6時に終わった。
その際、体力別というか能力別で組み分けされ、ガーハイム砲兵軍曹が呼んだ女性訓練教官と分かれて訓練するらしい。

「俺だけ何でワンツーマン?」
『貴様は男だからな。
それに、貴様なら立派な海兵隊野郎に入れる筈だ』

ガーハイム砲兵軍曹がウムと頷く。
ちなみに、全部、isの自動音声翻訳を活用してます。
is便利過ぎワロタ。

「それで次は何をするんですか、教官」
『取り敢えず、アスレチック運動だ』

わーい。
幸いにもゴーマー・パイルが居ないから楽だな。

『それじゃあ、今日の訓練はここまでだ』
「有難うございます教官!」
『うむ。
明日は6時起きだ。
起床ラッパを鳴らす』
「はい!」
『以上解散!!』

夕飯じゃー!

食堂に入ると1組2組の女子が死屍累々としていた。
ちなみにほかのクラスや学年の生徒達は帰国だの帰郷だので殆ど居ない。

「大丈夫で御座るかwwwwww」
「これが大丈夫なように見えるわけ?」

脇で死んでいた鈴が俺を睨む。

「元気そうで御座るなwwwww
食事はしっかり摂るで御座るwwwwww
でないと明日倒れるで御座るよwwwwwww」
「いっそ倒れた方が良い…」

箒が何を血迷ったが変なことを言っていた。

『貴様等何をしている!!
飯は一人5分だぞ!!!
さっさと食え!!!
急げ急げ急げ急げ!!!!!』

鍋とお玉を持った女性教官が飛び込んでくる。
それと同時に、全員がビクーンと飛び起き、カウンターに走った。
おぉう…

「こりゃ凄い。
千冬姉も明日から巻き込もう」

さすればあのグータラも治るだろう。

と、言うか、なんか俺も睨まれてるから俺も並んどこ。

『5分経ったぞ!!
さっさと変われ変われ変われ変われ!!!!
次は風呂だ!!!
早くしろ!!!
チンタラやってるんじゃぁない!!!』

いや、もう、ポテトサラダ口に押し込んで猛ダッシュしてますやん…
fmjではよく見る光景だけどさ。

「俺は部屋でシャワー浴びるしかないけどな」
「織斑くんだけ狡い!」
「織斑くんも食事は5分よ!!」

プレートに夕飯を盛って貰っていたら、女子群がワイノワイノと文句を言いだした。

『黙りなさい!
アンタ達は女なのよ!
軟弱な男と一緒が良いと言うの!!!
そんなヤツはサバゲ部には要らん!!
今すぐ私のサバゲ部から出て行け!!!』

私のサバゲ部って言うか、俺のサバゲ部だけどね。

取り敢えず、訓練教官は怖い。
千冬姉とか比じゃない。
ぶっちゃけ、千冬姉の方が優しいぐらいだ。
あのラウラですら泣きそうな顔してるもん。
セシリアとかもう、ブチギレ寸前で顔が真顔って言うね。

「やってるね~」

そこに生徒会長がやってきた。

「ああ、更識先輩」
「やぁ、一夏くん」
「先輩、こんなところにいると危ないですよ?」
「なぜだい?」
『貴様は何をしている!!!!
さっさと風呂に行かんか!!!!!!』

ほら、拉致られた。

「いや、私は『黙れ!
貴様の様な反抗的な奴は便所の蛆虫にも劣る糞だ!!
グラウンドを3周して来い!!!!!』
「い、いや、ですk『貴様が私に言えるのはser.yes.serだけだ!!
分かったか!!!』
「さ、サーイエスサー!!!!!」

さらば更識生徒会長。
こんな地獄にひょっこり顔を出すから…
全員合掌。

>>768 サーじゃねぇマームだ 

翌朝、朝の6時に起床ラッパが鳴った。
それと同時に、俺の部屋にはガーハイム砲兵軍曹がガンガンガンとフライパンとお玉を持って飛び込んできた。

『起きろ馬鹿者!!
何時まで寝ている!!!
さっさと起きて支度しろ!!!!!』
「sir yes sir!!!」

ベッドから飛び起きて、シーツをキレイに畳む。
昨晩のマームの怒鳴り声が外から聞こえてくる所を見るとどうやら女子も男子も関係ないらしい。

『ランニングをする!
さっさと用意しろ!!』
「sir yes sir!!!」

服を素早く着替え、廊下に出るとやっぱり、女子も同じ様に廊下にノロノロと出ていた。
全身筋肉痛らしい。
どんまい!

「おはよう諸君!
二日目も頑張ろう!!」

言うと睨まれた。
怖っ!
女怖っ!!!

グラウンドに出ると例によって3人の教官達。

「おはようございます」
「おはよう。
今日も頑張りたまえ」
「有難うございます!」
『お前はなかなかガッツがある奴だ。
立派な海兵隊になれるぞ』
「有難うございます!」
『さっさと走るぞ!
1,2,3,4!』

軍曹が駆け足を始めるのでそれに続く。

『mama and papa were laying in bed. 』
「ママとパパはベッドでゴロゴロ」
『mama rolled over and this is what she said; 』
「ママが転がり、こう言った」
『oh,give me some... 』
「お願い、欲しいの・・・」
『...p.t.! 』
「しごいて!」

朝からヒデェ歌だな、全く。

まぁ、ミリタリーデケイデンス自体、寝取られソングだからな。
そんな歌に品を求めた所で何等意味を成さないし。
てか、女子も大声でジョディ・コールを歌い始めた。
歌詞は相変わらずヒデェ。
つーか、えげつないっていうか…
取り敢えず、白式が丁寧に意訳してくれるので非常にヤバイ。
もうね、セシリアとかシャルとか英語が喋れる生徒は顔真っ赤で俺をチラチラ見てくるし。
俺もおんなじ様な歌歌ってるから安心しろって!

ちなみに、以下はガーハイム砲兵軍曹の歌詞と和訳。
good for you
お前によし

and good for me!
オレによし

mmm good.
うんん、よし

up in the morning to the rising sun!
日の出とともに起き出して

gotta run all day till the running's done.
走れと言われて一日走る

is rider is a son of a bitch!
is乗りはクソッタレ

got the blueballs,crabs and the seven-year itch!
梅毒、毛ジラミ、ばらまく浮気

i love working for is rider!
女の尻が大好きな

lets me know just who i am!
オレが誰だか教えてよ

one,two,three,four, is academy survival game club!
1、2、3、4、is学園のサバゲ部!

one,two,three,four, i love the survival game club!
1、2、3、4、オレの愛するサバゲ部!

my club!
オレの部活!


your club!
貴様の部活!

our club!
我らの部活!

survival game club!
サバゲ部!

i don't know, but i've been told...
人から聞いた話では

...is riders pussy is huge safe !
is乗りのプッシー、大きく開かない。

mmm,good!
ううん、よし。

feels,good!
感じよし。

is good!
具合よし。

real good
すべてよし。

tastes good!
味よし。

mighty good!
すげえよし。

good for you!
お前によし。

good for me!
オレによし。

i don't want no teenage queen!
スカした美少女、もういらない

i just want my made in colt!
オレのオンナはコルト社製!

if i die in the combat zone.
オレが戦闘で倒れたら

box me up and ship me home.
箱に入って帰国する

pin my medals upon my chest!
胸に勲章、飾り付け

tell my mom i've done my best.
告げてよママに、見事な散り様

なんと言う下品な歌だ。
だが、それが良い。

そして、女子の隊列をよくみりゃ、更識先輩も混じってランニングしていた。
うん、どうやら、このブートキャンプに強制参加させられたようだ。
どんまい!
でも、会長なら多分クリアできるよ!
そう、多分!

『余所見しているとは余裕だな!
今日から貴様は年中発情野郎と名付ける!
どうだ!
嬉しいか!!』
「さ、sir no ser!」
『ふざけるな!!
お前は今日から年中発情野郎だ!!
分かったらパンツを上げてとっとと走れ!!!』
「ser yes ser!!」

年中発情野郎……
ひどいあだ名が付いたよ、うん。

それから俺の高校生初の夏休み。
実に充実した、非常に濃ゆい夏休みだった。
海兵隊直伝のシゴキで腹筋が6つに完璧に割れたのは嬉しいです。
女子はもう、ゴリラが何人か誕生していた。
怖いわ~
サバゲに出しても即戦力に成りそうだったし。
ちなみに、千冬姉はいつの間にか山田先生とともに海外に高飛びしていた。
最近、自分に危機が近づくと逃走するようになった。
危険察知のパークでも付けるようになったんかな?

「1ヶ月間ありがとうございました!」
「「「「ありがとうございました!!!!!」」」」

全員で鬼教官達に礼を言う。
教官達は俺たちに敬礼してから去っていった。

「取り敢えず、これで優勝は堅いです。
諸君!!!
侵入してくる糞共を血祭りに上げてやろうじゃないか!!!」
「「「「おぉぉぉおぉぉ!!!!!!」」」」」

あぁ、私のシャーリーン
可愛いわよ、可愛い…

微笑みデブの出番はまだですか

美少女がガチムチゴリラになってゆく・・・
まぁ健康的(身体能力が高い)なのはいいことだけどねw

会長が出てきたが・・・のほほんさんの優位は揺るがないはずっ!
あの天然な性格っ、でも本性はしっかりしてる・・・!
この世界のワンサマにとってこれ以上ない泥除けのはずだっ・・・!

でもクライマックスでは、ワンサマーがのほほんさんに本心からデレッデレになってくれると信じてるw

のほほんさんが好きなのは良く分かったからちょっと黙ってろよ
>>1が思うように書けなくなったらどうするよ

夏ですねぇ

ぶっちゃけ誰とくっ付くかとか割りとどうでもいいのでとことん趣味に走ってもらいたい

>>784

お前が死ね。氏ねじゃなくて死ね

>>784

お前が死ね。氏ねじゃなくて死ね

スルーもできねえ厨房が湧いてんな

取り敢えず、キリングハウスの建設やら何やらは完璧だ。
サバゲ部の備品兼今回使う銃は、89式小銃です。
制作は東京マルイです。
しかも、屈曲銃床の空挺バージョン。
流石is学園、サバゲ部の必要な備品として60丁を申請したらすんなり通った。
さらに言えば、来場者にも銃を持って貰わにゃいかんのでak74nを30丁ばかし頼んだもの通った。
あと、必要なコスチュームとかその他いろいろもすんなり通った。
多分、千冬姉の権力だと思う。
正直あの人はホットパンツに黒のタンクトップ、象牙グリップ、シルバースライドのベレッタの模造品使っとけばいいよ。
それかステンレス製のタウルス。
シャルはパンツ一丁で13mm機関砲持ってればいいかな。
セシリアは某作戦部西太平洋戦隊総司令官でもやってれば良いよ。
んで、ラウラもやっぱり、ホットパンツに赤いビキニ着てバレットm82持ってればいいかな?
俺はグロック17のodカラーで良いな。
あと、レミントンm870とm203を単体で。

「じゃあ、取り敢えず、班ごとに分けてそれぞれの配置を確かめて」
「rog!」

10人の班長が俺に敬礼して部室から出ていく。

「この学園祭は我がサバゲ部が貰った!」

キリングハウスは2階建てで、庭付き一般住宅をモチーフに作らせた。
と、いうか、スワガー軍曹達が作っていた。
なぜか内装は、我が家そっくりだ。

「織斑」
「何だ、千冬姉?」
「学校では先生と呼べ」
「なら、部活中は衣装着てくれ」

タンクトップにホットパンツ。
そして、ソードカトラスを渡す。

「お前の額にもう一箇所耳をこさえてやろうか?」

千冬姉がカトラスを俺の額につきつける。
イイねぇ、似合ってるじゃねーの千冬姉。

「今日からウィスキーとか飲んで良いから」
「しょうがない奴だな。
まぁ、可愛い生徒の頼みとなっちゃぁ」

鼻歌歌いながら受け取ったぞこの教師……

ダメだこの姉なんとかしないと

>>784

お前が死ね。氏ねじゃなくて死ね

「おりむ~」

そこにのほほんさんがやって来る。

「どうしたで御座る?」
「みんながクレイモアとブービー仕掛けたいって~」
「おお、構わんで御座るよ。
ただ、やりすぎると人が少なくなるから最初の方は客寄せで後一歩のところでって感じにさせておくで御座る」
「わかった~
おりむーも戦うの~?」

のほほんさんは俺のm870を指差す。

「おう。
のほほんさんはフリーガーファウスト?」
「んーん~
フリーガーハマーって奴~
クラスの子が作ってくれた~」
「そ、そうか…」

ちなみに、中身はグレネード弾を9個束たものらしい。
誰だよこれ作った奴……

ダメ女すぎだろ…弟の掌の上で転がされるとか…






マジ可愛い

千冬姉はwz63とブルーパーでも良いな。
ウォークマンでロック流しながらに八艘飛びってのも乙だよな。
千冬姉の運動神経なら出来るだろうね。
個人的には千冬姉は門番でイイけどさ。
ダッチとベニーボーイにロックが欲しいね。
んで、ptボート片手に海賊稼業をするんだよ。
千冬姉なら絶対出来るな。

「おい一夏。
着替えてきたぞ」
「おーレヴィより胸でけぇ」
「ブチ殺すぞ童貞野郎。
顔面でクソする方法教えてやろうか?」

役作りも完璧だ!

「そんじゃ、織斑先生は俺の居る部屋の前で護衛してくれ」
「オーライ。
酒の件忘れんじゃねーぞ?
あと、これは部活中だけだ、良いなチェリーボーイ」
「オーケー
それで十分だ」

部屋に帰ろう。

「お帰りなさいませごs「タンゴダウン!!!!」

扉を開けた先に居た不法侵入者の顔面に6mmbbを叩き込んでやる。
ショットシェルは痛いだろうな。
鼻血ブーだし。

「侵入者がいるぞ!」

叫ぶと部員達が走ってくる。
手には89式。
もう、完全にどっかのpmcだよな、これ。

「貴様ぁ!!
何者だ!!!」

いや、生徒会長の更識楯無さんですよ?
二年生の。

「せ、生徒会長のさr「嘘を吐くな!!!」

部員が会長を縛り上げて89式の銃口を突き付ける。

「貴様、さてはスパイだな!!」

「いや、ちg「黙れ!
織斑先生を!」
「rog!」

もう、完全に捕虜だね、会長。

「い、一夏くん!
助けてくれ!!」
「そりゃぁ、無理っすね。
今度からは入口という入口にベトコンやドイツ軍も裸足で逃げ出すブービーを仕掛けておこう」

スタンガンとか、テイザー銃をしかけて、電圧は100万ボルトくらいで。
侵入したらまず、悲鳴を上げて動けないだろうね。

「じゃ、千冬姉のごうm…尋問頑張って下さい会長」
「今、拷問って言おうとしたよね!?
ねぇ!!!」
「黙れ。
拷問は別室で行う」
「今拷問って!!!」

勇者である会長に敬礼!

そして、学園祭当日。

『今日から3日間っ!!
貴様等はサバゲ部の部員の誇りを掛けて戦えぃっ!!!
俺達から言える事はたった一つ!
貴様等は死ぬまでサバゲ部員!
死んでもサバゲ部員だ!!
合言葉は!!』
「「「「会敵必殺!先手必勝!」」」」
『よし!!
任務開始だ!』
「「「「オォォォッ!!!!!」」」」

テレビ電話でガーハイム砲兵軍曹からの激励を受けた1組2組合同企画。

『織斑一夏を探し出し!
      甘い10分間を楽しもう!!!』

は始まった。
なんつーか、題名だけで聞けばほんわかした感じだが、実際は1ヶ月間の猛特訓で鍛え抜かれた準海兵隊隊員達が出迎えてくれる。
ちなみに、彼女たちの日課は一日10kmのランニングだそうです。
ええ、朝、俺と非常に下品な歌を歌ってランニングしているのは彼女たちです。

そして、開幕5分にして既に長蛇の列。
『俺と10分間会える』って話だけでこんだけ集まったらしい。

「良いかクソッタレのアバズレ共!!!
最初のうちは織斑先生に丸投げしても構わん!!!
一日経ったら徐々に気合入れてけ!!
貴様等にゃ“タマ”はねぇ!!
だが、“玉付き”を生む根性がある!!!
貴様等は何だ!!!」
「「「「サバゲ部員!!サバゲ部員!!!」」」」
「何のために銃を持つ!」
「「「「名誉の為に!!!!サバゲ部の名誉の為に!!」」」」
「よーし!!!
行くぞ!!!」
「「「「フラァァァア!!!!!!」」」」

うん、脇を見ると電子タバコを加えて完全に『別人』になった千冬姉を見る。

「んじゃ、位置に付け。
外の馬鹿どもがウルセェ」

結果から言えば1日目の午前中、千冬姉を倒せた挑戦者達はいなかった。
正直、監視カメラで見てたけど、ありゃ、“本物”だよ。
酒掛かるとなんでこんな強いんだろうねこの嫁遅れ?
で、午後。
千冬姉にちっとは手を抜くよう言うと、5人が突破してきた。
ちなみに、挑戦者は100人。
コツを掴んだという感じで、また明日来るね~と余裕をぶっこいていた。
勿論、明日からは千冬姉にすら届かないだろう。
ドンマイすぐるwwwwww

「取り敢えず。
今日一日は手を抜きまくって逆に疲れただろう」

一日目終了。
全員を集めての反省会。
俺の言葉に全員が笑う。

「だが、明日からは少し本気を入れていけ。
3日目の午後は特に、だ。
逆に言えば、3日目の午後、貴様等が二階の、いや、家に到達されるような自体が起これば、貴様等は恥だ。
我がサバゲ部の恥でしかない!
気を引き締めろ!
手を抜くのは勝つためだ!
楽する為ではない!!!」

「当たり前だ。
私達を見くびるな、一夏よ」

ラウラがフフンと笑う。

「そりゃ失礼。
ではwwwwww
かたっくるしい話はこれで終わりで御座るwwwwwww
さぁ、本日のwwwww
最優秀者の発表で御座るwwwwwwウェwwウェwwwwww」

ドゥルルルルルと口でドラムロールをする。
全員がゴクリと唾を飲み込み俺を見た。

「最優秀者はwwwwwww「私だ」

千冬姉が前に出る。

「身内カウントはしn「わ た し だ」

有無を言わさないその言葉に全員が頷くより他はなかった。

なんかいるけど>>1を俺は応援してるよ

支援

しええん

頑張れー
支援

レヴィ姐さん何してはるんやw

>>809

お前は何がしたいの・・・?
あと>>1頑張れ~続き期待してるよ~

ここの管理すれってどこ?

お前ら専ブラって知ってるか

取り敢えず、犬の糞を踏んだと思って無視するんで皆さんもそのつもりで

2日目。
例によってトゥーハンドと化した千冬姉が俺のいる部屋から一階に配置替えを“勝手に”した。
何でも、『言う事を聞かねば殺されるかと思った』と言う程の迫力で“お願い”されたとか。
だから、身内でのカウントはしないと何度言ったら…

「さて、今回は昨日よりも気張っていこう!
ガーハイム砲兵軍曹達に教えて貰った事を活かして戦うんだ」
「「「「オォォォォォ!!!!!!」」」」

なんか、昨日よりゴリラー増えてね?
ドリラーならぬゴリラーだよ、ゴリラー

「おりむー
ブービー仕掛けていーい?」
「良いで御座るよ。
でも、あまり多く仕掛けないようにするで御座る。
で、面会時間を5分増やすで御座るよ。
報酬と難易度を上げるで御座る」
「は~い」

そして、俺も場所を変えて部屋に篭る。
手元にはm870とm203だ。
昨日とは難易度が少し上がったが、時間が5分も増えたために、来場者はさらに倍増した。
なんか、もう、アリーナの観客席にまで客が入ってるし。
ちなみに、観客席からは俺の部屋だけを見れるカメラが繋がっている。
なので、俺はカメラに向かって時々愛想を振らにゃいかん。
また、時々千冬姉も入ってくるので、その挑戦的な衣装に外からキャーと悲鳴というか歓声というかが上がる。

『一夏、一人家の中に侵入した』

無線から鈴の報告が入る。
鈴は確か玄関前の警戒してた班だな。

「大丈夫、一回にゃトゥーハンドが居る」

一階からパパパパパスと凄まじい連射音が聞こえてきた。
実銃だったらダダダダダダンだろう。

『私だ。
侵入者を排除した』

そして、千冬姉からの報告。

「早っ!?
てか、千冬姉。
何人か上に上げてくれないと、客が減る」
『ああ、忘れていた。
なら100人に1人は上に上げる』

100人って…
まぁ、外には200人以上居るから良いけどさ……
てか、有料で整理券配ってるあたり、このクラスは商売上手だよな。
ちなみに、家を守るのは3班で、残りの7班は外での呼び込みと客の整理をしている。
格好は迷彩服に89式を下げ、メットやガスマスクをしてサンドイッチマンしてる。
正直、不気味だ。
しかも、ミリタリーケイデンスをbgmで流してるあたりもう、アホかと思うが、雰囲気が出ていいか。
客も、入口でルール説明を聞き、ゴーグルとエアガンを受け取ると出発。
中は見えないようにしたり、入口と出口は別々にしている。

「しっかし、誰も来ねーな~」

大抵は入口で止められ、次は一階の門番、千冬姉。
そして、二回に上がれたらブービーと部屋を守っているヤツに阻まれる。
ブービーと守衛を倒したら今度は俺が相手をするのだ。
ちなみに、俺の役としては、テロリストに同情した人質、つまりはストックホルム症候群に罹った役だ。
なので、油断して近づいて残念と言う奴も多い。

『1年1組の織斑一夏くん。
一般招待のご友人が正門前に来ています。
繰り返します』

何だ?

「ワンサマーより全班へ。
繰り返す。
ワンサマーより全班へ。
俺は一時、この戦場を離脱する。
しかし、計画はそのまま実行だ。
トゥーハンドは200人に1の突破を。
繰り返す、トゥーハンドは200人に1人の突破を」
『『rog』』

監視カメラにジャっと挨拶し、一時離脱。
そのままアリーナを出て正門へ向かう。
正門に行くと、何故か死に体の弾が立っていた。

「どうしたんだ?」
「俺はセンスがねぇ…」

弾が訳の分からんことを言っていた。

「お前にセンスがないのは元々だろ?
どうせ、女子に話しかけて失敗したんだろ」
「なんで知ってるんだよ!!」
「俺を誰だと思ってんだ?」
「織斑一夏だろ」

まったく。

「取り敢えず、誰に話しかけたんだ?」
「あそこで受付してるメガネの美人」

弾が指差す先を辿る。

「ああ、虚さん」
「ウツホさん?」
「ああ、そうだぞ。
生徒会の会計で3年生」
「おい、俺に紹介しろ」

あぼーん

やっと追いついたぜ
支援




④④
④④④

「紹介して欲しけりゃ、俺んクラスの企画に金を落とせ」
「な、なんだと!?」
「何、一回300円だ」

ご褒美は俺に会える事。

「何やってんだ?」
「俺に会いに行こうゲーム。
今日昨日で合わせて5人突破したから」
「挑戦者数は?」

知らん。
これは、本当に知らん。
取り敢えず、売上からすれば、300人は下らない筈だ。

「まぁ、いい。
ただし、ゲームクリア出来たら、セッティング組んでくれよ?」
「おう、任せろ」

そして、弾を連れてアリーナに。

「すまん、こいつを優先してくれないか?」
「え?」

列の一番前にいた女子生徒に頼む。

「頼む!」

女子生徒の手を握りじっと目を見つめると……

「は、はい…」

顔を赤らめて頷いた。

「ありがとう。
弾、装備はakと予備マガ3つ。
手榴弾系はフラッシュバンが2つだ。
拳銃は好きにしろ。
銃の持ち込みは不可だ」
「まずもって来てねーよ。
サバゲか?」
「いや、キリングハウスだ」



ちょっとまって誤爆? なの?

大型aaによる荒らしだけじゃ気がすまず、自分でssまで書き始めたみたいだな

うざいな

「おいおいおい、akの弾と呼ばれた俺にakなんか貸与えて勝てると思ってんのか?」
「おいおいおい、一ヶ月感海兵隊の訓練教官にシゴき抜かれた俺等サバゲ部に勝てると思ってるのか?」
「陸自のチームに勝った特攻野郎弾チームの特攻隊長舐めんなよ?」
「オーライ。
ここからは紳士の時間だ」
「全くだ。
次会う時、お前は言うだろう。
彼女と俺が会う時刻を…」

弾はニヤリと笑うとakの準備をし始める。
俺は無線機を取り、全員に告げる。

「デフコン1だ。
繰り返す、デフコン1だ。
全員気を引き締めろ!
全力で打って出ろ!
構わん!!」
『『『『rog!!』』』』

さぁって、千冬姉にも伝えておくか。

「千冬姉聞こえるか?」
『ああ。
私を突破した奴はまだいないが、もっと手を抜くか?』
「そっちじゃない。
弾が来た」

千冬姉ならこれだけで通じるだろう。

『オーライ、クソッタレ。
あのクソガキめ、何しに来た?』
「布仏虚先輩とデート」
『あいつの脳みそにゃ女のことしか入ってないのか?』
「女の事が入ってるだけで御の字だよ」
『ああ、そうかい。
全く。
私の目が有る内は不純異性交遊は断じて許さん。
やつの尻に1パイントも鉛玉くらわせりゃ、ちったぁ、真っ当な人間に戻るだろうよ』

あ、そこだけは教師なのね。
あと、鉛玉じゃねえぞ、バイオbbだ。

頑張れ

配置としては全員が前に出る。
攻撃精神にも程があるだろう……
ブザーが成ると同時に銃声が轟く。
おぉ、激しいな…
やれやれ、なら、俺はアビー・グースをやるかね。
脇に置いてあるm1911a1を取り出し、装填。

「相棒、オメーならここに来れるだろうよ」
『メリルがやられた!!
クソ!
フロントが崩されるぞ!!』
『ホークアイより全員に!
私の前に目標を出せ!
仕留める!!』

狙撃は無理だって。
弾はそのフットワークの軽さが売りなんだから。

『クソッタレ!!
狐みたいな野郎だ!!
is学園サバゲ部の意地にかけても奴を落とせ!!
部長を守るんだ!!!』
『『『『rog!!』』』』

あぼーんは何なん?共有ngで何も見えん

結果から言えば、我が防衛隊は突破された。
あの千冬姉とも互角に戦い勝ったのだ。
正直、登場シーンは何処かのウィザーのように格好付けてたが、実力あっての厨二登場。
無駄にカッコよかった。

「さて、俺を倒して初めてのゴールだってーのはわかってるよな?」
「ああ、お前のその格好を見てりゃ、わかるよ。
ほら、抜けよ」
「ヘッ、余裕ぶっこいてると、テメーの眉間にもう一箇所ケツ穴こさえることになるぜ?」
「そりゃぁ、どっちの話だ、ボケ」

弾が両肩程に足を開く。
俺も、腰のホルスターにセットしたガバメントにそっと手を伸ばす。

「ビビって降参するなら今のうちだぜ?」
「へっ、お前が小便臭いガキみてーにピーピー泣きながら命乞いするってなら考えてやらねーこともねーぞ?」
「抜かせよ。
来いよ、弾。
“男の子”だろ?」
「一夏ァァァァ!!!!!!」

銃声。

「腕を上げたな…
弾……」
「オメーこそ…
一夏……」

結果から言えば、相打ちだ。

「こういう場合ってどうするんだ?」
「お前の勝ちで良いよ。
千冬姉に部員達の防衛陣を切り抜けてきたんだ。
対したもんだ」
「へっ、俺を誰だと思ってんだ?
それよりも、お前、約束忘れんなよ?」

弾が俺に詰め寄る。

「わーってるよ。
待ってろ、今、のほほんさん呼ぶ」
「のほほんさん?」
「ああ、のほほんさん」

携帯を取り出し、のほほんさんを呼ぶ。
5分ほどしたらギーっと扉が開いた。

「やっほーおりむー」
「おー来た来た。
悪いけど虚さんに電話して暇作って貰えないか聞いてくれ。
こいつがどうしてもデートして欲しいってうるせーんだ」
「いーよ~」

のほほんさんは例によってのっそりとした動作で携帯を取り出すと、携帯をポチポチやり始める。
この動作が何とも言えないレベルに遅い。
なんと言うか、初めて携帯を使うおばあちゃんレベルだ。

「あれ~?
お姉ちゃんの電話番号ってどこかな~」

しらんがな。

「あ、あった~」

のほほんさんがまたポチポチやり始める。
俺と弾でその様子を見守ること5分。

「あ、お姉ちゃん?
やっほ~
元気~?」
『元気よ。
どうしたの?』
「うん~
あのね~
おりむーのお友達の子がね~
お姉ちゃんとデートしたいんだって~」
『はぁ!?!』

「なぁ、のほほんさんは俺に対して何か恨みでもあるのか?」

弾が俺の方を掴むとグラグラ揺する。

「ねーよ。
ああ言う人間なんだよ、のほほんさんは。
良くも悪くもマイペースだ」
「おりむーイイってさ~」

電話を終えたらしいのほほんさんがのソーっと俺に抱きついてくる。

「そうか。
悪いな。
やったな弾」
「おう。
てか、お前はなにナチュラルに抱っこしてんだよ」
「いや、これがのほほんさんとの礼儀だからさ」
「場所は食堂だよ~」
「お、おう、ありがとうな」

弾が意味わからんと言う顔で俺を見ると、キリングハウスを出て行った。

「さてはて。
取り敢えず、どうするかなぁ~」
「おりむーも休憩入ったら~?
きのーも全然回ってなかったよね~?」

のほほんさんが俺のm870を手に取る。

「そうだなぁ~
でも、ここ空けちゃダメだろ」
「じゃ~
おりむーの代わりに私がいるよ~」

大丈夫なのだろうか?

「と、取り敢えず、他のみんなに聞いてみるよ」

無線で尋ねると全員が賛成したのでちょっと他を回ることにした。

「しかし、改めて外に出ると…」

女子しかいねぇ…

「お、ちょうどいいところに」

そして、俺の目の前には生徒会長が。

「どうしたで御座るかwwwwww」
「ねぇねぇ、劇に出てくれる?」
「劇で御座るかwwww」
「そうそう。
シンデレラだよ」
「構わんで御座るwwwww
衣装はwwww
某がwwwwwwww
某が決めるで御座るwwwwwwwwww」
「え、いや、王子様役なんでその衣装が…」
「黙るがヨロシwwwwwww
王子様はと言ったらロングコートにアキンボwwwwww
そして背後には白い鳩が舞うで御座るwwwwwww
その中を歩く某wwwwwww
カッコよ過ぎるで御座るwwwwwwww」

「君、シンデレラと男たちの挽歌の何処に共通点があるのかな?」
「知wwwwwらwwwwwwwんwwwwwwwwwでwwwwwww御座るwwwww
だが、ユンファの格好良さは譲れねぇ…
ベレッタは任せろー」

背負っているリュックサックから二丁のベレッタf92を取り出す。
ありゃ、ベレッタかと思ったらpt92だった…

「参ったで御座るwwwwww
ベレッタじゃなくてwwwwwww
タウルスで御座るwwwwwww
しょうがないで御座るwwwwwwwww」
「ま、まぁ、君がいないと始まらないから行こうか」
「行くで御座るwwwwww
メイキシカン・スタンドオフを再現するで御座るwwwwwwウハwwwwバロスwwwwww」

連れて行かれた先は体育館。

「ささ、さっさと着替えて」
「いや、ここはm76で行くぞ。
某が特別改造した張さん仕様の『天帝双龍』!!
スーツとロングコートにグラサンとポマード!!!」
「いや、シンデレ「いいから持って来い、彪!」

言うと会長は首を振って脇の演劇部員に言う。
そして、俺のサイズぴったりのスーツとロングコートにグラサン。
あと、ポマード。
髪をべったり七三にし、グラサンをかける。

「マークじゃないが、それはしゃーない。
電子タバコもまぁ、いい。
じゃあ、行こうぜ王子様」
「へ?」

そして、察しの良い演劇部員たちは会長に王子様の格好と王冠、マスケラをかぶせる。

「さぁ、『ショー・タイムだ』」

舞台袖から王子様の腕を引いて舞台へ躍り出る。

>>913 体育館× 第5アリーナ

「死に晒せぇ!!!!」

そこに誰かが斬りかかってくる。

「!?」

斬りかかってきたのは鈴だ。
両手に飛刀を持っている。
しかも、何故かドレスにガラスの靴まで履いて。

「当たるかよぉ、『ですだよ』!!」

天帝から6mmbbをぶち込んでやる。

「イギャッ!?」

鈴は顔面にモロに食らって揉んどりうってずっこける。

「ほら、王子様。
足元に注意して」
「わ、私が狙われているんじゃないか!?」
「ああ、どうせ、その王冠を取ったらどうのこうのだろう?
誰がそんな手に乗るか」

「そこに直れぇぇ!!!」
「王冠をよこせぇぇ!!!」

今度は箒とラウラだ。
箒はポン刀でラウラはタクティカルナイフを2振り。
ラウラのナイフs&wのクリップポイントじゃねーかよ!
一本欲しい!!

「させねーよ?」

箒とラウラにそれぞれ弾丸を叩き込む。
箒は咄嗟に自分の中心線を刀で庇い、ラウラは横に飛ぶ。
箒に向けた狙いは、狙いが良すぎて、放たれたbb弾は刀に当たった。
ラウラの場合は近くのテーブルをひっくり返して盾に。
実弾なら貫通……22lrじゃ無理だな。
なんの材質か、鉄だ。
しかも1cmは固いようだし…
30口径、この距離なら22口径のライフルがなきゃ無理だな。

「くらえ!!」

ラウラが何かを放り投げてきた。

「手榴弾!?!」

会長が逃げようとするので足を引っ掛ける。

「落ち着けよ、王子様。
こういうのはな…」

転がってくるdm51。
弾殻が外してあるな。
それをつま先でラウラの隠れるテーブルへ蹴り返す。

「う、うわぁぁ!?!」
「ビビったら負けなんだ」

ラウラが飛び出してくるのでそこに弾丸を叩き込む。

「な?」
「手榴弾を使うなんて聞いてない!!!!」

王子様が半泣きで叫ぶ。
自分は高みの見物を決め込むからそうなるんだ。
これに懲りたら、俺を変な企画に巻き込まんことだな。

さて、残るは箒だ。

「ヌロォォォ!!!!」
「当たらんなぁ!」

振り下ろされる刀を寸でで避けて、刀を踏みつける。
モノホンだぞ、これ…

「チィィ!!
邪魔だ七三!!
王冠は私のもだ!!」
「ちゲーよ俺のもんだよ!」

箒の刀を踏み折り、腹に蹴りを入れる。

「グァ!?」
「悪いな。
王子様、さっさと歩け!
非常口に向かえば手榴弾は飛んでこないぞ!!」
「わ、分かった!!」

さて、ここで出てきていないのはセシリアとシャルだ。

「そこだな!」

少し離れた暗がりに弾を撃ち込む。

「きゃぁ!?」
「アホめ」

セシリアはどうやら狙撃のようだな。
狙撃銃は何を使ってるのか知らんが、レーザーポインター使ってるような素人はダメだ。
今度はstaの訓練教官を呼ぼう。
生憎、俺には狙撃の才能はない。
白式があればハスコックやヘイヘもビックリな狙撃ができるけどな!

「う、うぉぉぉ!!!」
「!?」

今度はシャルだ。
ボディーブンカーを構えて俺に突進してくる。

「先ずは護衛から潰す!」
「一時休戦だ!」
「セシリアは援護しなさいよ!!」

そして、その後ろにはラウラ、箒、鈴が続いていた。
俺って気がついてないのかよ…

「それでこそ、我が部員だ」

だが、甘い。

「今だぞ王子様!!」

明後日の方向を見ながら叫ぶ。

「何っ!?」

全員が一斉に俺の視線を辿るが、その先には誰もいない。

「フェイクだ!!」

ラウラが叫ぶ。

「遅い!」

シャルのボディーブンカーを蹴飛ばし、踏み台にする。
その後ろにいたラウラの顔面に弾を叩き込み、箒の肩を踏み台に。
そして、その背後にいた鈴が咄嗟に右ストレート。
生憎、俺には足は2つあるんだよ。

「おりゃ!」

右手を左足で蹴飛ばし、そのまま踏み倒す。

「動くな」

よろめいている箒を掴み、セシリアのいる方角に向けて盾にする。

「まだ詰めが甘いんだよ。
そんな事じゃ冠は取れねーぞ?」
「き、貴様は、一夏じゃないか!?!」

盾にしていた箒が驚いたように首を巡らす。

追いついたぜ
がんば

「そうだぜ、俺が一夏だぜ。
さて、あのアホタレ会長から何を条件に戦っていたか吐いて貰おう」

ガチャリと銃口を向ける。

「い、一夏との同室で泊まれる権限だ」

そう喋ったのはラウラだ。

「本来なら、王子様の役は一夏だったんだけどね」
「誰があんなこっ恥ずかしい服着るか」
「その七三にグラサンって言う方が恥ずかしいわよ」

鈴がなにかほざいたので一発撃ち込む。

「痛いわね!!」
「張さん馬鹿にすると痛い目を見るぞ」
「もう見たわよ!!」

「取り敢えず、会長迎えに行くか。
あとで皆でお礼参りだな」
「「「「「了解!」」」」」

全員が俺にびっしりと敬礼する。
取り敢えず、天帝双龍のマガジンを変える。
6mmbbから6mmベアリング(2g)にプロパンを入れた違法改造バージョンのフルオンパレード。
この前試したら、15m離れた先の杉の板(5mm)を5枚貫通した。
つまり、殺傷能力があります。
日本じゃ違法だぜぇ~
残念ながら、日本なら銃刀法違反で捕まるぜぇ~
is学園はどこの国の法律も適応できないので、is学園のみでしか使えません。

「お礼参りじゃコラー!!!!」

非常口を通り、先程、俺が着替えた場所に入ると、会長と変な女が戦闘を繰り広げていた。

「なっ、誰ですの!?」

セシリアが持っている狙撃銃、lmtのmrpだ。
イギリスが正式採用しているセミオートだな。
そこにサプとレーザーサイト、6倍率のスコープを載せていた。

「インカミング!!!!」

叫ぶと同時に全員が一斉にisを展開する。
幾らアリーナのロッカールームが広いとはいえ、6機のisと謎の女が展開しているisの様なロボットが揃うと狭い。

「一夏さんも早く展開を!」
「要らねぇ。
そこのタコ足に白式は勿体無さ過ぎるぜ、セシリア。
ゴキブリ殺すのに、ジャベリンぶっぱなすレベルで勿体ねぇ。
それとも、b-2爆撃機を特攻させる並みでも構わねぇな。
兎も角、勿体ねぇ。
俺にゃ天帝双龍が付いてるんだ。
援護頼むぞ相棒共!」

会長のミステリアス・レディーを下がらせる。
それと同時に、鈴と箒が前に出た。

「ッケ!
ガキ共が舐めやがって!!
私をd「黙れよ。
取り敢えず、テメーのことは知らねぇ。
正直、知りたくもねぇ。
だが、どう見てもテメーは悪もんだ。
しかも、狙いは俺とみた。
お前にゃ悪いが、死んでもらうぞ。
俺の邪魔をするんじゃねぇよ」

8本の腕が次々と俺を襲う。
しかし、それを僅差でかわし、弾丸を叩き込んでいく。

「効かねぇよボケぇぇ!!!」

謎の女はゲラゲラ笑いながら叫んだ瞬間、ヒュォンと砲弾が飛んでくる。
そして、直撃。
衝撃に耐えられなかったらしい謎の女はゴロゴロと地面を転がり、ロッカーをなぎ倒す。

「んなこたァ知ってんだ、ドアホが。
俺を誰だと思ってんだクソボケ。
サバゲ部部長の織斑一夏だぞ、コラ」

倒れる謎の女にシャルがパイルバンカーを全弾撃ち込み、更に箒と鈴の近接格闘で腕をすべて破壊。
止めとばかりに、セシリアのビットでの一斉射撃だ。

「君、やりすぎだと思わないかい?」
「全然。
それより会長こそ無事なので?」

ミステリアス・レイディだと思うが

>>1000取り合戦はじまるよー

記念パピコ

>>926 ありがと うる覚えはいかんな

「さぁ、名を名乗れ」

isが強制解除されたらしく、スーツ姿に戻った謎の女に銃口を向ける。

「誰がいうk「お前の意見は聞いていない。
俺が『言え』と言ったんだから言え」

左膝に一発弾丸をブチ込む。
女はギャァアァァと喚きだしたのでさらにもう一発。
これで、完全に左膝は壊れたな。

「お前、ぜってー、世に言う秘密結社的なアホな連中の集まりだろう。
んで、あのisみたいなロボットと考えるにクソッタレの篠ノ之束と関わりあるだろう。
取り敢えず、お前が知っている情報を洗いざらい吐いてもらう」

両手を撃ち抜き、毒などを飲ませないようにする。
ちなみに、舌を噛み切って死ぬという方法はぶっちゃけ非効率だ。

舌を噛み切って死ねる確率は余程の覚悟がなけりゃ大抵は重傷を負うだけで死ねない。
考えてもみろよ、舌噛み切って死んでもそこまで大きな血管が入ってないんだぞ?
死ぬのに時間かかる上に無駄に痛さでのたうちまわるだけだ。
だったら、やらないほうがいい。

「セシリア、千冬姉を読んできてくれ。
箒達はこのドアホを縛れ。
ラウラ、ナイフを貸してくれ」

ラウラからナイフを受け取る。

「さて、今からゲシュタポやkgbも裸足で逃げ出す拷問をするぜ、クソッタレ。
吐くならな今の内だ」
「誰が言うかb「オーライ」

膝にナイフを突き立てる。

「や、やめろ一夏!!」

ラウラが慌てて俺からナイフを取り上げようとする。

「ダメだ、ラウラ。
こいつは会長を殺そうとした。
俺と勘違いしてな。
つまり、こいつの狙いは俺だ。
俺を殺そうとするんだから、そいつは悪だ。
俺は静かに暮らしたいんだ。
今まで、俺から何か恨まれるようなことをした覚えはない」

一夏の言葉に全員が『嘘だ!』と叫びたかったが、誰も言わない。

「こいつは俺の邪魔をするわけだ。
つまりは、死んでも文句はいねぇ。
あと、俺がこの敷地内でこいつを殺しても、誰にも罰せられることはない。
まぁ、この学校を退学になるかもしれんが、それはそれで、俺にとっては万々歳だ」

つーか、こいつを殺したほうが、俺的には安全かつ安心な生活ができるんじゃないか?

「さぁ、吐け。
お前の上司と、isを与えた黒幕を」

突き刺したナイフをグリグリと回し、膝をほじくる。

「やめろ一夏!
それは私の仕事だ!!」

そこに千冬姉とセシリアが帰ってくる。

「お早いお着きで。
お前、千冬姉はこんな優しい尋問はしねぇからな、覚悟しろよ?」
「一夏、もう、気絶してるよ……」

その後、謎の女は千冬姉に連行され、どうなったのかは知らない。
だが、どうやら、亡国企業とかそんな感じの秘密結社が関わっているらしい事を千冬姉が伝えて来たが、俺はできる限りかかわらないようにした。
ちなみに、文化祭は何事もなかったかのように再開させ、我等がサバゲ部と1組2組共同の企画が堂々優勝。
サバゲ部は見事、部活として認められた。
ちなみに、部員は1組2組の生徒全員入る事になり、隔週で海兵隊からガーハイム砲兵軍曹が来てくれる。
あと、王冠争奪大戦争は事件のせいで有耶無耶になりかけたが、何故かのほほんさんがそれを持っており、のほほんさんの優勝で終わった。

「なんで持ってたの?」
「え~?
おりむーのあと付けてたら~
がっちゃーんて大きな落としたら会長が戦って~
脇にこれが落ちてたの~」

との事だ。

「いや、なんというか、俺の部屋ベッド1つしかないし」
「二つあるはずだろうが」
「いや、一個はばらしてスペース作ったんだ」
「馬鹿かお前は!
学校の備品を壊すやつがあるか!!!」

ここにいるけどな。

マダー?

節子、うる覚えやないうろ覚えや
ネタなのかもしれないけど

余裕の2get
見ろよ>>3の「2getしてやったり」な意気 揚々とした書き込みをwww
今度からコイツのことクソムシって呼ぼうぜ w

節子それ割れたみんや

「簡易ベッドならあるけど、それでもいい?」
「いーよ~」

よし、決定だ。

「おい、何が決定だ。
誰が不純異性交遊を許可した」
「生徒会長だよ。
てか、なんで俺の心が読めるんだ!?
読心術とか二次元の世界限定だろうが!!」
「何を言っている。
お姉ちゃんに不可能はない」

駄目だこいつ、早く何とかしないと!?
喪女を拗らせるとこうなるのか!!

「のほほんさん、これが喪女のまつろだ。
君はこう成らない様、良き伴侶を見つけるんだぞ」
「なら、おりむーが結婚してよ~」
「それは叶わん夢ぞ」

「おい、誰が喪女か」

喪女が何か言っているが聞こえない。

「取り敢えず、部屋に帰ってのほほんさんが寝る場所を作るか」
「なら、私も着替え持ってこよ~」

のほほんさんが相変わらず三歳児のダッシュのようにトテトテ走っていく。
俺も部屋に向かうのだが、部屋の前には5人の戦乙女。

「何やってんだ?」
「それはこっちのセリフだ、一夏!」

ドンと箒が前に出る。

「き、聞きましたわよ!
布仏さんが相部屋になるそうで!!」
「あの大会は無効試合よ!!!」

セシリアと鈴も前に出る。

「と、言うか、一夏は女の子と一緒に住むなんて言わないよね?ね?」
「嫁の伴侶は私だけだ。
故に、私と寝るべきだ」

シャルとラウラも前に出る。
5人揃って、インフィニット・プリキュア!!

「いや、のほほんさんと同棲しますけど?
彼女一応、俺の泥除けですしおすし。
対面的には彼女ですしおすし」
「そ、そうですけども!」

セシリアが食い下がる。

「なら、日替わりで寝ずの番でもする~?」

そこにのほほんさんがやって来る。
なんと言うか、背中には大きなクマ。

「やっほ~」
「やっほー」

のほほんさんが右手を上げて挨拶をするので、俺もそれに応える。
挨拶は重要だぞ。

「取り敢えず、おりむーは何もしないよ~
媚薬持ってそれなんてエロゲ?って展開に持ち込んでも絶対に誰ともしないよ~
現に、それなんてエロゲ?展開なのに、この徹底具合~
普通ならもう、ハーレムルート入ってるから全員としっぽりやってるはずなのに~
まだ、私とキスしかしてないもん~」

のほほんさんがブーと俺を長い袖で叩きながら言う。

「「「「「た、確かに…」」」」」

全員が頷いた。

「じゃあ、そう言う訳だから。
じゃーな」

扉を開けてのほほんさんを部屋に入れる。
そして、ベッドだったところの脇に、簡易ベッドを広げ、用意した。

「取り敢えず、今後は世界の流れに注目だな。
世界はisをどうするか?
このis学園はどうなるのか」
「そうだね~
おりむーはもし、学園潰れたらどうするの~?」
「どうしようかな。
わかんねーけど、どっかの学校に転入だろうな」
「そっか~
私も付いて行っていーい?」

のほほんさんが俺を見た。

「多分、あの5人も無理矢理付いてくるぞ」
「いいじゃん~
皆でがんばろー」

のほほんさんがオーと手を上げる。
俺もそれにオーっと賛同した。
翌日、第二回アラスカ会議が開催され、isに付いて正式に破棄することが決定した。
is学園は解体することとなり、それに伴い、各国の生徒は時刻に戻っていった。

当然このssはのほほんさんとくっつくまで続くんだよな?

>>941 時刻× 自国○

10月 藍越学園

「えっと、前にいた学園が潰れたのでこっちに転入してきた織斑一夏です」
「同じく、篠ノ之箒だ」
「布仏本音で~す」
「留学生のセシリア・オルコットですわ。
よろしくお願いします」
「しゃ、シャルロット・デュノアです。
よろしくお願いします」
「ラウラ・ボーデリッヒだ」
「凰・鈴音よ」

そして、藍越学園に6人共々転入した。
しかも、弾と同じクラスで、弾が目を丸くしてるんだらおかしいったら有りゃしない。
担任がもう少しなんか家と言う顔だったので俺は続ける。

「俺の目標は植物の様に平穏な生活です」

終われ

おつ
最後まで誤字脱字がひどかったけど
まあよかった

のほほんさんとのその後は?ねえねえその後は?

お疲れ様でした


<<1000
までいかなかったか

ここまで楽しませてもらったよ
感謝


で、その後は???

>>943訂正
次スレに続く



 


だよな?

その後とか考えてないんだけど

次スレに続いて、誰とくっつくんだよ

それは、>>1の好きなキャラとさ……



若しくは多数決?

安価制にして、この続きって事か、面白そうだな

のほほんさんとおりむーのいちゃラブはよ

>>1が続けたければ続ければいい
嫌なら無理して続けなくてもいい

オリジナル展開でのほほんさんが絡んでるのは面白かった
けど一夏の無双っぷりのほうが読んでいて楽しかったぜ

乙です

続編とか安価とか野暮なこといらんです

のほほんさんが可愛かった
お伝え

ミス
乙ー

まぁとりあえず1000に行く前に終わっておいて、次スレでのほほんさんに惹かれていくおりむーかくんだろ?

うめ

うめ

あげんなks

コテハンつけろよ

うめ

うめ

なんというか、このssのワンサマって気持ち悪くて不快ね
波風立てないように暮らすって言ってるのに、is学園くるし目立つ喋り方だし反抗するし臨海学校すらサボろうとするし
「普段はおどけてるけど、実はクールで最強」ってキャラなんだろうけど、芯がブレてるし単に自分勝手なだけだし
言ってしまえば馬鹿に刃物持たせたような感じ

うめ

うめ

あげ

軍オタの自己顕示欲の強さと痛々しさがよく分かったぜ
もっと頑張れば詠矢さんになれた

てす

>>972

てすでageんな

おつ

「age」んな。笑

は?くせーから死ね池沼

池沼が池沼とケンカしとる(ワラ

なゆかカスが湧いてるな

>>978
よおカスぅ~笑

いちいちあげるなよw

>>980
オマエモナー

なむかけんごぱぱてんごかす「うひびろんどり」

南無三

あげんな

こーゆーヤレヤレ系ssはマジ勘弁
時間の無駄だったな

乙です

一気に読んだ
のほほんさんが可愛かった


あげるなっていってんだろ

うめ

埋め

もっと

記念梅

うめるな

あげるな

おい

はいはい

はらへったな~

しらんがな

ぞろ目

つまんないssだったな~

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