男「幼馴染を盗撮してみる」 (439)

とりあえず今日書きためたの上げてく





ガシャッ トテトテ

幼馴染「ほらーっ、起きなさいよ!」バサッ

男「寒い、寒いっ! もう起きてるわ!」

幼馴染「じゃあ早く着替えなさいよ」

男「はいはい」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421147509

台所

男「今日は何よ?」

幼馴染「んー、えーとねー……どうしようかな」

男「まだ作ってないなんて珍しいな」

幼馴染「だ、だってしょうがないじゃん!」

幼馴染「冬休み最後の日だったんだから」

幼馴染「あー、まだ肩と腰が痛いよ」トントン

男「ごくろうさん」

男「じゃあ今日は俺が作るか?」

幼馴染「えっ、作ってくれんの!?」

男「簡単なやつしかできないけどな」

幼馴染「それでもいいよ! たすかるわ~」フーッ

台所

男「できたぞ」トコッ

幼馴染「おっ、上手だね」パチパチ

男「そりゃこれくらいはできる」

幼馴染「あっ、お味噌汁もサラダもある!」

幼馴染「いやーまさかこんなできるとは……」

幼馴染「なによりも台所汚さずに作れたのはすごいよ」

男「すごいだろ」

幼馴染「おみそれしました」ペコリ

男「ほめるなほめるな」フフン

幼馴染「じゃっ、いただきまーす」

男「いただきます」

幼馴染「……」モグモク

幼馴染「うんっ、味のほうも合格!」

男「それはよかった」モグモグ

通学路


男「……なぁ、ちょっと聞きたいんだけど」

幼馴染「んー?」

男「まえから聞きたかったんだが、それ寒くないのか?」

幼馴染「なにが?」

男「スカート」

幼馴染「寒いに決まってんじゃん! だからこれはいてるんでしょ」

男「でもそれまだ足でてんじゃん。まだ寒いだろ」

幼馴染「いいのよ、これで」

男「は?」

幼馴染「オシャレよ、オシャレ!」

幼馴染「人生で女子高生なのは今しかないんだよ!」

幼馴染「今を逃したら制服着れないんだよ!」

幼馴染「まさに人生の絶頂期! そうわたしは今最高に輝いているの!」

男「……はぁ、そーですか」

幼馴染「分からないかなぁ? まぁ、男にもいつか分かるときがくるよ」

男「そんなもんか」

幼馴染「そんなもんよ」

幼馴染「まぁ、こんなはなしはもういいのよ」

幼馴染「男と話してたらもうこんな時間だよ! 男、早く行くよ!」ドタドタッ

男「……朝からいきなり運動かよ」

学校正門前


幼馴染「あーやっとついたよ。微妙に距離あるよね……」グッタリ

幼馴染「なんか体力無くなってる気がするなー」

男「絶頂期じゃなかったのか」

幼馴染「それとこれとじゃ話がちがうよ!」

幼馴染「だってさー、ずっと休みだったし、古いお餅を処理しなくちゃいけなかったしね」

幼馴染「そーれーにっ、休み中は男の家まで起こしに行かなくてもよかったしっ!」ニコッ

男「それはすまないことをしたな」

男「これからは休みでも来ていいぞ」

幼馴染「あっ、大丈夫です……」

キーンコーンカーンコーン


幼馴染「ってもう予鈴鳴ってるじゃん!」

幼馴染「ほらっ、急いで!」

男「おう」

階段
ドタドタ

幼馴染「やばいやばい」ハァハァ

男「……おまえ4段飛ばしで登るとか無理あるだろ、転ぶぞ!」

幼馴染「だいじょうぶ、だいじょうぶ」ハァハァ

幼馴染「…わ、私は…はぁはぁ…若いからだいじょうっ ズルッ

幼馴染「わっ!?」

ドサッーガラガラガッシャン

男「おいっ、だ……だい……じょう……ぶ……か……?」


その瞬間、男は見た。これまでの人生なぜか見ることはなかった、いや見ようと

考えたことさえなかったその聖域。それがいま、ほんの1メートル先に広がっている。

そう、パンティだ。

男はネットを毛嫌いしていたしそれに男友に話を振られてもよく分からなかったことから、

そういったことを流して聞いていた。

なぜならば、そもそも興味がなかったから。しかし、これはどうだ。

決して色気というものがあったかどうかは判断に困るが蠱惑的、かつ魅力的であり

ときめいたことを否定できない、いやしてはいけない。

こういったことに疎い男にも、その事実だけは了解できた。

幼馴染「……イ、イタタ」サスサス

男「…………」ボッー

幼馴染「ん……? どったの、男?」

男「……ハッ!?」

男「だ、大丈夫か!?」

幼馴染「う……うん、なんとかね」サスサス

男「保健室行くか?」

幼馴染「だ……だいじょうぶだよ。どこか怪我したわけじゃないし」

男「そういうときこそ行ったほうがいいってよく言うだろ」

男「ほら、行くぞ」ニギッ

幼馴染「……うん、ありがと」

保健室
・・・

男「じゃあとりあえず1限は寝てるってことか」

幼馴染「うん、大事をとってだって……」

男「ノートはちゃんととるから安心しろよ」

幼馴染「あ、ありがとうね……男」

男「いつも世話になってるお礼だ」

幼馴染「そういうところは男らしいね」

男「ほめるなほめるな」

幼馴染「いや、これは本気で言ってるんだよ」

男「そ、そうか。……じゃあな」

幼馴染「……うん」コクリッ

ガラッ


男「……」ハァー

男「…………」

男「……………………」

男(あああああああああああああああ!!!????!!!w!!w!???!!!!!1)

男(なんだよ、あいつ! いきなりあんな気恥ずかしいこと言って!!!!!1)

男(というかば、ばれてないよな……? 平静は保てていたと思うんだが)

男(ああああああ……。やばい、あの光景が頭から離れない……)

男(……俺は最低だ。なんかしてはいけないことをしたきがする……)

男(……でも、すごかったなぁ……)

そのとき男の脳内では再びそれが思い出される。

純白。

そう、まさに限りなく男性の妄想、願望足り得るパンティらしい

パンティが現実に現れたのだ。

全くな未熟者である男にとっても、パンティと聞いて思い浮かぶ

体そのものをそれは成していた。

この事実は、まさに奇跡だったのだ。

起こらないから奇跡であるというが、

しかし現実として存在したのだから、それは純然たるものではないけれども

充分に奇跡と言えるのではないだろうか。

まぁ、この際それは小事である。

唯一言えることは幼馴染のそれを、美術館に展示したい、また形容し難いほど

素晴らしいものであることを男の審美眼は認めた、それだけだった……。

まだ少し書き貯めあるけどきりがいいのでこれで今日の分は終了です
もしかしたら夜中に上げるかもしれない

すまん寝てしまってあんま書けてない
キリの良いとこまで書いたら今日の午前中までには投下する

再開します

教室
ガラッ

幼馴染友「あ、はよー」

男「おはよう」

幼馴染友「……あれ? 幼馴染は? 一緒じゃないの?」

幼馴染友「いつも一緒なのに……どうしたの?」

男「幼馴染が倒れた」

幼馴染友「えっ!? だ、だいじょうぶなの?」ガタッ

幼馴染友「お、お見舞いに行かないと……」オロオロ

男「そこまでじゃないから安心していい」

幼馴染友「で、でも倒れたんでしょ? 心配だよ……」オロオロ

幼馴染友「あぁ……どうしよう……」アタフタ

男「倒れたと言っても転んだだけだよ」

幼馴染友「な、なんだ~」ホッ

幼馴染友「倒れたって言ったから事故とかかと思ったよ」

男「二限から出てくるから安心、安心、安心」

幼馴染友「じゃあ幼馴染のためにノートでもとっとこうかな」

男「あ、それは俺がやるからいいよ」

幼馴染友「おっ、さっすがだね~、男君!」

男「日頃のお礼だよ」

幼馴染友「優しいね~」


キーンコーンカーンコーン

幼馴染友「あっ! じゃ、席に戻るね」

男「はい」

休み時間
ガラッ

幼馴染友「だ、だいじょうぶ?」オロオロ

幼馴染「あー大事だよ。転んだだけだもん 」

幼馴染友「よ……よかったぁ」ダキッ

幼馴染「ちょっ! やめてよ……恥ずかしいなぁ……」

男「まんざらでもなさそーだな」

幼馴染友「えっ、幼馴染もそうなの? もう……幼馴染はかわいいなぁ」ナデナデ

幼馴染「……とうとう頭まで撫でてきたよ、この子」ハァー

幼馴染友「だってーこんなにかわいいんだも~ん」チュッ

男「!?」


幼馴染「わっ……わっ……。な、なにしてんの……」カァァ

幼馴染友「んー? ただデコにキスしてるだけだよ」ナデナデ チュー

幼馴染「そ……そういうことじゃなくて……。というかやめてよ~」ムニャムニャ

幼馴染友「えー、もうすこしやりたーい……」ナデナデ

幼馴染「もーっ、だからっ……やめてったら」バッ

幼馴染友「へーへーわかりましたよ、幼馴染さん」サッ


幼馴染「もーっ、人の目があるところじゃやめてよね」ボソッ

男「――えっ? ……ふたりでいるときいつもこんなんなの?」ドンビキ

幼馴染「なんで聞こえてんのよ、あんた」ガシッ

男「そりゃこんなに近ければ聞こえるわ!」


幼馴染「というか今の冗談だからね!」

幼馴染友「――えっ!?」ガーン

男「…………じゃあの」スタスタ

幼馴染「ちょ、待ってよ! いまのは違うからねっ!」アワアワ

男「わかった、わかりました」サッー

幼馴染「ねぇっ、男! ねぇったら! まって、まってよぉぉぉぉぉぉぉぉ」

授業中


男「…………」

男(幼馴染元気そうでよかった……)


男は幼馴染を頭に浮かべる。

いつも見ている顔だ。笑顔で明るく一生懸命生きている。

そんな幼馴染を近くで見ていると、男は幸福感と充足感を感じるのだ。


しかし、今は違う。

幼馴染の顔を思い出すと同時に、朝見たものが明確な画像として付随し脳内で表現される。

幼馴染とパンティ。

それらは同一視され集合として同相な関係となっている。

つまり幼馴染という集合からパンティ集合への写像

f:R3∋幼馴染→パンティ∈R3 (パンティ∈R×Rとすると単射でなくなるからR3とする)

が存在し、かつそれは全単射であるということだ。

さらにはそれぞれに対して位相の概念を導入することによって、構造が出来上がる。

こうすることによってまさに二つのものをほぼ同じものとして男は

認識してしまうのだった……


男(あー……もういやだ……幼馴染の顔を見てからずっとだぞ……)ハァー

男の日常は彼女とともに育んできた。

幼稚園のころから十数年。いつだって隣にいた。

人生において幼馴染と一緒に過ごした時間が、一番長いといっても過言ではないし、

生きている目的は幼馴染と一緒にいることとさえ無意識に考えているほどだ。

もちろん倦怠期というものは存在した。

しかし、それは既に過去である。

数多の恋人同士が経験するであろうそれを、とっくの昔に彼らは経験していた。

この時期をいかに過ごし対応するかが、その二人の関係をより強固にし

信用関係―このような単語は存在しないが―なるものからいわゆる信頼関係

へと変移するための重要なファクターだ。

また恋人関係というものは基本的に利己的なものを要する。

もちろん学生時代に経験するものはそうとは言い切れないが大学生、さらには

社会人へと成長すると、どうしても相手の社会的地位や財産、家柄などといった

ものが必ず付きまとう。スペックなしに信頼するためには自身が純粋である

時期、精神的に未熟であるときに築くことが必要だ。つまり、幼馴染であることは

損得無しに完全に純粋たる契約関係を恋人と結ぶための十分条件だ。

このように未成年であるときに信頼できる人物がいるかどうかでその後の人生と

自身の価値観が決定する、当たり前のことである。

放課後の教室


幼馴染「男ー、かえるよー」

男「お、おう」ガタッ

幼馴染「今日の夕飯何食べたい?」トテトテ

男「な、なんでもいいよ」

幼馴染「そーいうのが一番困るんだよ」プンスカ

男「じゃ、じゃあ買い物しながらでも考えるか」

幼馴染「じゃあFKDでいいよね」

下校


幼馴染「♪」トテトテ

男(……幼馴染のスカートが揺れてる)ジッー

男(っていうか全然なかがみえない……)

男(――ダメだっ、ダメだ! なんで見てんだ俺……)ブンブン

男(だめだ! 幼馴染に対してそんな裏切りみたいなこと……)

男(ああ……でも見たいっ! あぁぁぁぁっぁぁぁぁあああああ!!!!!11)ドンドン

男(な、なんとか見る方法は…………)

男(……そっ、そうだよ! 俺の目線が高いから見れないんだ!)

男(スマートフォンを使えば……)スマホポチー

幼馴染「――ん~、お金があまり残ってないなー」トコトコ

幼馴染「今日は簡単なものがいいかな……」ムムム

男(……行ける!)ソッー

カッシャーン


幼馴染「……ん?」ピタッ

男(音でかすぎいいいいいいいいいい!!!!w!!!!!??!w?!1)アタフタ

幼馴染「……おとこ、いまなんかした?」クルリ

男「しらん」

幼馴染「……気のせいかな?」

男(あっぶねえええええええええ)フッー

夕飯


幼馴染「はい、できたよ」

男「お、美味そうだな! さすがだな、幼馴染」

幼馴染「ま、こんなもんよ」フフン

男「やっぱ俺とはレベルが違うな~」

幼馴染「朝作ってくれたからね、今回は力入れてみたよ」

男「ありがとな」

幼馴染「はいはい、いただきます」

男「いただきます」

夕食後


幼馴染「じゃあ、私もう帰るね」

男「ん、またな」

幼馴染「ちゃんとお風呂入るんだよ」

男「わかってるって」

幼馴染「またねー」ガシャ

男「ん」


男(……ふっー、帰ったか)

男(ではチェックしますか……)スマホポチー

男(ええと……これだこれだ)

男「!?」


男(……な、なにがなんだかわからない……)

撮影した写真はブレブレであり、かろうじてクマの輪郭がわかるくらいだった。

男(……そ、そんな……)ガクッ

男(こんなの違う……俺の理想はこんなもんじゃない)

男(……撮るのならしっかりとしなくちゃいけない……)

男(それが幼馴染に対する礼儀だ)

男(しかし、どうする)

男(さっきなんかばれそうだったじゃないか……)

男(あんなでかい音が響くなんて思いもよらなかったし……何回もやったら気づかれる……)

男(……どうしよう)スマホポチー

男(――ん? こ、これは…………)

・・・
・・

翌朝
ガシャッ トテトテ

幼馴染「ほらーっ、起きなさいよ!」バサッ

男「おはよう」

幼馴染「わっ!? ……き、今日も起きてる……どったの?」

男「いや、なにもないが」

幼馴染「だっておかしいよ!」

幼馴染「昨日はただのきまぐれだろうけど」

幼馴染「二日連続なんてこの五年間一度もなかったでしょ!」

男「そうだっけ」

幼馴染「そーだよっ! だいじょうぶ? どっか調子でも悪いんじゃ……?」サワサワ

男「でーじょーぶ」


幼馴染「ほんとに? 悪くなったら私に言うんだよ!」

男「わかった、わかった」

幼馴染「ほんとにわかってる? てきとーに返事してない?」

男「してないしてない」

幼馴染「……そう? じゃ、もうすぐご飯できるから早めに来てね」ガシャ

男「うん」

男「……フッー」

男(さてさて、準備は完了ですよ、幼馴染さん……。覚悟しとけよ)


リビング


幼馴染「あっ! 来たね、男。はい、お味噌汁だよ」

男「おう」

幼馴染「んで、こっちがさんまで」トコッ

幼馴染「こっちがごはんと目玉焼き」トコッ

幼馴染「あっ、それと味付け海苔だね」サッ

幼馴染「はい、できました~」

男「ありがと」

幼馴染「ん。どーいたしまして」

幼馴染「はい、いただきま~す」

男「いただきます」

男「ズズッー」

男「ん……いつもどおりだな」

幼馴染「おいしいでしょ?」

男「そうだな」

幼馴染「うんうん、よかったよかった」


通学路


いつも通りの光景。男の隣には快活で何故かご満悦な幼馴染。

毎日一緒に歩いて登校し大して意味のない会話を交わしていく。

繰り返し繰り返し行われてきた行為であり、互いに支えあい心を満たす。

もちろん言葉を紡がない時もあるが、決して息苦しい空気ではなく

のどかな雰囲気を醸し出す。まさに二人の関係を体現していた。

幼馴染「♪」スタスタ

男(……)トコトコ


しかし、今日という日はいつも感じる日常の趣が剥離し、男は違和感を感じざるを得ない。

原因となるものは男の精神状態とポケットに入っているスマートフォンの存在だ。

幸いなことに幼馴染はなにが気分がいいのかわからないが、とても嬉しそうで

全く気にも留めない。幼馴染に反するように男は葛藤する。

幼馴染のアレを撮ってはいけないと頭では理解しているが

撮りたいという欲望

覗きたいという探究心

管理したいという独占欲

ガラスケースに入れて見たいという収集心

それに対する偶像崇拝

これらがないまぜとなることによって複雑な心理を形成し、またある種アンビバレントな

感情を抱いていくのだった。


男(……うしっ! そろそろやるか)

男「……」スッ

幼馴染「♪」

幼馴染「あっ! そうだ、男」

男「……な、なんだ」ビクッ サッ

幼馴染「いやね、昨日幼馴染友が言ってたんだけどね……」

ペチャクチャペチャクチャ
・・・

男「ほーん、それはすごいな」

男(…………こっち見てる状態じゃ無理だ……)

男(……今回はやめとくか、機会はいくらでもある……)

幼馴染「って……おとこきいてるーっ?」

男「聞いてるぞ」

幼馴染「そう? ……まあいいや」

幼馴染「んでねー、そのとき幼馴染友がねー」

・・・
・・


男(……周りに人がほとんどいない!)

男(……でも十分注意しとかないとな……)トコトコ

男(撮ってるところ見られたら人生終了だし……)トコトコ

男と幼馴染は歩道橋の階段の前まであと20メートル。

これを絶好のチャンスだと男は察し、徐ろにスマートフォンをポケットから取り出す。

あと5メートル。

そして、滑らかな動作であるものを起動させる。

2メートル。

幼馴染「――んでねー、そのとき10回フリーゲームに止まって」トコトコ

0。

幼馴染が階段を登り始める。

男は気持ち階段を登る足を幼馴染のそれより2つ遅らせ臨戦態勢に入り

所定の位置にスマートフォンのカメラを忍ばせる。

そして、押す。

男(――よしっ! )ポチッ

スマートフォンから音が出ることは全くなく、フラッシュも焚かれることはなかった。

そう、これは無音アプリによるものだ。


男(よっしゃ、きたああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!1)

幼馴染「――でね、なんと500枚もメダルでたんだよー」

揺れるスカート。続けて押す。繰り返し押す。

男(うおおおおおおおおおおおおおおお)ポチッポチッポチッポチッポチッポチッポチッポチッ

男には幼馴染の声が全く届いていないが、幼馴染は前を向いたまま関係無しに話す。

幼馴染「――すごく出たからね、次からは20枚掛けしたんだ~」

このとき男の指はパーティゲームで鍛えた連射スキルを限りなく用いた。

いつもは1秒間に12連射程しかする能力しかなかったが、今だけは15連射もすること

ができた。これというのも先に述べた精神状態によるものである。


男「……」ポチッポチッポチッポチッポチッポチッポチッポチッ

幼馴染「……ねぇ、聞いてる?」ピタッ

男「!? きいてるぞ」サッ

幼馴染「……なんか今日ぼーっとしてない?」クルリ

幼馴染「朝から呼びかけても、あんま反応しないし」

男「……あー、あんま寝れなかったんだよね」

幼馴染「あーなるほど、だから今日も起きてたんだね」

男「ああ」

幼馴染「いやーなんかおかしいと思ったんだよね」ウンウン

幼馴染「朝が弱いはずなのになーって……なるなる」ウンウン

男「まぁ、学校着けば大丈夫だろ」

幼馴染「でも心配だからあんま無理しないでね」

幼馴染「病気になったら世話するのは私なんだし」

男「はいよ」


学校
ガヤガヤ


男(……昨日ここで見たんだよな……)

男(撮るべきか、いやここは危険すぎるだろ……)

男(まぁ、あのときのは脳内保存してあるし)

男(別に撮らんでもいいか)


教室
ガラッ


幼馴染「おはよーっ!」

幼馴染友「あっ、おはよー」ガタッ

幼馴染「そういえばこの前の駅伝見た? すっごい大差だったよね」

幼馴染友「うんうん、そーだねぇー」コクコク

幼馴染「男は見た?」クルッ

男「いっしょに見ただろ」


幼馴染「あれっ……そうだっけ?」

幼馴染友「男君もおはよー」

男「俺はついでですか」

幼馴染友「そ、そんなことないよ~」(目を逸らしながら)

幼馴染「んなわけないでしょ」

男「……ほんとかよ?」

幼馴染友「ほんとだよ!」

幼馴染「……あんた疑りぶかいわね~」ハァー

幼馴染「そんなんじゃモテないわよ!」ビシィ

男「それまじ?」

幼馴染&幼馴染友「「うん」」

男「――まじか……」ガックリ


幼馴染「そ、そんな落ち込まないでよ!」

幼馴染友「そうだよ男君!」

幼馴染「男にはいいとこがいっぱいあるじゃないっ!」

幼馴染友「そうそう」ウンウン

男「……例えば?」

幼馴染「勉強できるし真面目だしー」

幼馴染「いざっていうときはやってくれるしー」

幼馴染「まわりのことをいつも気にかけてるしー」

幼馴染「昨日なんか保健室まで送ってくれたじゃない」

幼馴染「直して欲しいとこもあるけどそれもカバーするくらいいいところはあるよ」


幼馴染「あっ、あとはねー」

男「も、もういい……」カァァ

幼馴染「あんたが言えっていったんでしょ!」

男「そうだけど……」

幼馴染「まだまだ言えるわよ! えっとね~」

男友&幼馴染友「「あーはいはい。ごちそうさまです」」


男「!?」ビクッ

男「……男友、おまえいたのか……」

男友「ああ、昨日もそばにいたぞ」

男「……そうだっけ? なんで声かけてこないんだよ?」

男友「いやっ邪魔しちゃ悪いかなと」

男友「だから俺が出るのも今回限りだ」

男友「じゃあな」

男「お、おいっ!」


その瞬間男友の存在はこの世界から霧散する。

『永遠の世界』へと旅だったのだ。

男友が自身の思いによって生み出した世界、それが『永遠の世界』であり

男友がその世界への案内役と結んだ『永遠の盟約』によって行くことができる。

このとき男や幼馴染、クラスの人間、この世界の人間から男友が存在していたという事実

と痕跡は消失し、彼に対する認識も同様であった。

つまり、何もかも男友のことは忘れられてしまったのである。


男「……」

男「…………あれ?」

幼馴染「何してんの、男?」

幼馴染友「そこには誰もいませんよ」

男「……そうだよな。んー……寝不足が原因か」

幼馴染友「そうですよ」

キーンコーンカーンコーン


幼馴染「あっ……!またねっ! 男、幼馴染友!」スタスタ

男「ん」

幼馴染友「うんっ! 次の休み時間ね!」

とりあえず書いた分は全部投下終了しました
無駄に地の文を書いたせいですごく長くなってしまいました
このぶんだと終わるまであと3、4日くらいかかると思います
どうか最後までお付き合いしてくだされば幸いです

今考えたらそのふたつは集合で元じゃないから>>32は間違っていると思う
すごい昔の学生時代を思い出しながら書いてるから誤っているところが色々あると思う
だからそこはスルーしてくれるとありがたいです

再開します


トイレの個室
ガラッガチャッ


男(さてさて朝の戦果を確認しますか)スマホポチー

男(一回だけじゃ無理かもしれないから連写したが……)

男「!?」

男(おいおい……なんていうの履いてるんだよ……)

男(猫さんがこっち見てんじゃん……)

男(……動物プリントとか……オシャレ言っときながら……)

男(見えないところまでは飾ってないのか)

男(まあそうだよな……江戸職人じゃあるまいし)

男は写真を添削していく。


男(んー……あんなに撮ったのにはっきり写ってるのは数枚か)

男はブレてる写真を削除して、そうでないのを鑑賞する。

男(俺の理想とは程遠いが)

男(――ふむ……悪くない出来栄えだ)

男(これは幸先良くスタートできたかな……)ウンウン

男(おっとっ、もうこんな時間か……)カチッ ガチャッ

男(作戦は次の機会に考えることにしよう)


教室
キーンコーンカーンコーン


男(さてさて……どうするか……)

男は授業に対して真面目に取り組む生徒であったが、今日は違っていた。

幼馴染と男は同じクラスであるが席は廊下側、窓際と離れていて撮ることは不可能だった。

しかし、作戦を十分に考えることはできる。

男(教室には人がたくさんいる……無理だな)

男(バレルような状況では絶対に撮ってはいけない……)

男(とりあえずこれだけは守らなくてはいけないことだ……)


男(それに、問題は幼馴染友だ……)

幼馴染友は幼馴染と仲がいい。席が近いこともあり、昼も一緒に食べている。

いつも一緒に行動しているので常時幼馴染友の目が光っている。故に学校で撮ることは

とても危険なことに思えた。

男(あとは一日に何回撮るかだな……)

男(チャンスが来たらなるべく撮りたいが……)

男(……いや、だめだ。そう欲張るとしっぺ返しがくる)

男(慎重に……慎重に……)

男は冷静に作戦を練る。

これはとても重要な案件であり絶対に失敗してはいけないことだからだ。

繊細に慎重に、かつ大胆に。そう注意しすぎてもし過ぎることはない。


放課後
キーンコーンカーンコーン


幼馴染「おっとこー、かえるよ!」

男「おう」

男(……全然チャンスなかったなぁ)ハァー

幼馴染「どーしたの? なんか元気ないよ」

男「いやなんでもない」

幼馴染「そう? じゃあかえるよ!」スタスタ

幼馴染「幼馴染友、じゃあね! また明日!」

幼馴染友「うんまた明日ね、幼馴染!」ニコッ

幼馴染友「男君もまた明日」

男「さようなら」


下校
ガヤガヤ


周りには人。学生が多くいる。撮れない。

幼馴染「おとこー、今日いっしょに課題やらない?」

男「ああ、いいぞ。どっちでやる?」

幼馴染「んー……たまにはわたしんちでやろう」

幼馴染「ずっと来てないでしょ?」

男「そうだっけ?」

幼馴染「そうだよ。最近は私がおとこんちに行ってご飯作ってたから」

幼馴染「だーかーらー、今日はわたしんちね」

男「わかった」

幼馴染「よーしっ! じゃあはやくいこっ!」スタスタ

男(……ふたりきりか、いける……)


幼馴染家


幼馴染の家。幼馴染のにおいと雰囲気、幸せな空間。幼馴染を構成しているものが

この場所には存在している。

男「おー、久しぶりにきたな。何も変わって無いな」

幼馴染「そーでしょ。さして言えばポチが年とったことかな」

男「あー、そういえば猫飼ってたな」

幼馴染「んーんー、相変わらずふてぶてしくてかわいいよ~」


ガチャッ


幼馴染「はいあがって、あがって」

男「おう」


幼馴染「ただいま~」

ポチ「……」(素知らぬふり)

幼馴染「ただいま~」

ポチ「…………」プイッ

幼馴染「た、だ、い、ま」ダキッ

ポチ「…………にゃ~ん」

幼馴染「ん~この感じがいいわね~。ポチって感じがするわ~」ナデナデ

ポチ「ごろにゃ~」

男「――お前いつもこんなかんじなのか?」

幼馴染「そうなのよ~、かわいいんだけど困っちゃう」ナデナデ

ポチ「ハァー」

男(……困ってるのはポチのほうだろ)

男「おまえもたいへんだな」ナデナデ


幼馴染「私、ちょっと着替えてくるね」

男「おう」

幼馴染「なんか飲みながらやりたいから用意しといて」スタスタ

男「暖かいのと冷たいのどっち?」

幼馴染「ん、コーヒー」

男「はいよ」

幼馴染「わかってるとは思うけど時間空けてから来てね」

男「わかってるよ」


幼馴染部屋
ドッサリ


幼馴染「うえーっ、今日はいっぱいあるねー」

幼馴染は木製のテーブルにテキストを置いて坐る。

男「確かに尋常じゃない量だな」

その向かいに男も坐る

幼馴染「とりあえず簡単なものからやろう……」

男「じゃあ英語だな」

幼馴染「うん」ペラッ


カキカキ


幼馴染「う~ん……」

テキストに向かって悩み唸っている。集中していて周りに気がいっていない。

幼馴染はミニスカートを履き、いわゆる女の子座りをしている。

制服のスカートは短い部類に入っていたが、今履いているのはそれよりもさらに短い。

男は決行する。絶好の機会をみすみす逃すほど男は馬鹿ではない。

スマートフォンをゆっくりと取り出す。もちろんテーブルのテキストを見ながらだ。

男(……確かこうだよな)スマホポチー

本来ならば記憶を頼りにやろうとしても、画面を見ずに操作するのは難しい。

しかし、男は一味違くしっかりと練習していた。

例のアプリがあるショートカットを見ずに探す練習を、昨夜徹夜でしたのだった。

故にとてもスムーズに一連の動作を行う。

女の子座りすると自重によりつぶれた、健康的で肉々しいふとももにスカートが被さる状態では

あまりアレは見えないだろう。

どこに移動させればいいかは憶測であり撮れるかどうかは分からない。

高い空間把握能力が必要とされる。

男(……ここらへんか?)スー


男(よしっ! いける)

男(ああああああああああああああ!!!!!w!???!!!w!!!?!!?!!!)ポチッポチッポチッポチッポチッポチッポチッポチッ

男(――ふぅ、こんなもんか。口惜しいが撤退だ)サッ

男「どっか分かんないところあるか?」

幼馴染「えっとね、この世間なれした人って意味で a man of の次にくる単語って何?」

男「確かthe worldじゃなかったか?」

幼馴染「じゃあ人格者は?」

男「characterじゃないの?」

幼馴染「おっ、イイね~。じゃあこれは?」

男「人に聞きすぎだろ」

幼馴染「え~っ、べつによくない? こんなの思い付くわけないよ~」

男「まあそうだが」

幼馴染「そうそう! いまから覚えるからね」


3時間後


幼馴染「ん、ん~」セノビー

幼馴染はとても色っぽい雌の声を出す。

男「いやー疲れた……」

幼馴染「そーだねー。おなかもへったしこっちでたべよ」

男「そうさせてもらおう」

幼馴染「なにがいい?」

男「蟹御膳」

http://i.imgur.com/QpKKNwc.jpg


幼馴染「カニなんかあるわけないでしょ! で、何食べたい?」

男「鯖」

幼馴染「いいわね、1月ならまだマサバが旬よ」

男「そんなこと知ってるなんてすごいな」

幼馴染「昔から料理してるしいやでも覚えるわよ」

幼馴染「男なのよ、私をこんな風にしたの。そう男のせい……」ウルッ

幼馴染は手で顔を覆う。


男「!? ……へんな言い方するな。」

幼馴染「へんななんてひどい。この五年間男のためにごはんつくったのに」シュン

男「そ、そんな顔すんなよ……」

幼馴染「だってぇ…………」 グスッ チラッ

男「――ごめん。俺は幼馴染にすごい迷惑かけてたんだな……」

男「申し訳ないっ!!!!!!!!」ドゲザッ

幼馴染「えっ」


男「幼馴染」

幼馴染「……えっ……えっ……?」

男「毎日毎日家事をすることがとても大変なことは重々承知している」

男「朝早く起きてわざわざ俺の家まで来て起こしてくれるし、ご飯も作ってくれる」

男「嫌なことがあったときも俺を慰めるためにずっといてくれたし」

男「喧嘩したときでも俺の嫌いなものは入れるが、毎回作ってくれる幼馴染のそういうところが俺は大好きなんだ」

男「俺のうちがあんな風になっても周りが腫れ物に触るようにしたのに、幼馴染は以前と変わらずに話しかけて避けずにいてくれた」

男「俺はそんな幼馴染に対してはいつも感謝しているし、大切だと思っている」

男「だから」

男「そんな迷惑をかけてたなんて俺は大馬鹿野郎だ。申し訳ない……」


幼馴染「――ごめんね」

男「えっ」

幼馴染「そんなつもりじゃなかったの。私はただほんの軽い気持ちでからかおうとしただけなの」

幼馴染「でもまさかそこまで考えてくれてて、ありがとうって思ってたなんて」

男「い、いや、そ……それは」カァァ

幼馴染「ううん、いいの。あんな男は見てられなくて、そばから離れられなかった私も悪いの」

幼馴染「――だから、ごめんねっ?」ニギッ

男「……えっ!?」


その瞬間幼馴染は男を起こし手を握る。それは信頼の情を示すように。

男「な、なんで」

さらに追い打ちを掛けるように抱きしめる。それは親愛の情を示すように。

幼馴染「いいの、私も男にめーわくをかけてるしね」ギュー ニコッ

男「……お、幼馴染……」ウルッ


幼馴染「わっ!? ど、どうしたの?」

男「い、いや昔のことを思い出して……」ゴシゴシッ

母の胸に抱かれる夢。母から子供に与えられる母性というものに男はこの五年間触れてこなかった。

しかしそれはいま幼馴染から与えられ、同時に信頼と親愛、そして愛情も含んでいた。

これら全てがほんの数秒の間に幼馴染から男へ送り込まれる。様々な思いが流れ込まれる。

瞬間過去の幼馴染と過ごした日々が脳内で駆け巡る。

朝男を起こしに家まで来る。

朝ごはんを作り、楽しい話をしながら温かいご飯を食べる。

一緒に学校へ登校する。

学校で一緒に勉強する。

帰るときもいっしょに歩く。

その日あったことをさも面白いように元気に喋る。

一緒に勉強をしご飯を作る。

さほど面白く無いテレビ番組をいっしょに見る。

いい時間になると家に帰る。

毎日当たり前のように行っていることを反芻し男は胸が暖かい気持ちになる。

感情を爆発させることに拍車をかける。

男の涙腺がさらに刺激され無意識に涙が頬を伝う。

そう、男はいま泣いているのだ。


幼馴染「どっ、どうしたのよっ」アワアワ

幼馴染「そんなないちゃって。いつもの男らしくないわよ」ナデナデ

男「す、すまない」ゴシゴシッ

男「あ、あれ、な、なんで……止まらないんだよ……」

必死になって涙を止めようとするが、一端たがが外れると簡単には止められない。

幼馴染「そんな泣かれると、わたしも……ううっ……」ウルッ

幼馴染もまぶたの間に涙が溜まる。涙が溢れる。抱きしめる。

そこには高校生ではなく、あたかも年少の子どものように寄り添う二人がいる。


ほんの短い時間、とはいっても彼らがそう考えているだけで実際は一時間以上経過していた。

男「……なんか腹減ったな」

幼馴染「うん……そうだね」

ずっと触れ合っていた体が離れる。

彼らは離れ合うが、名残惜しいと互いに内心考えている。

男の頬には涙の跡が残り、顔はグシャグシャで幼馴染も同じようだ。


幼馴染「そーいえばご飯のはなしをしていたんじゃなかったっけ」

男「……忘れてた」

幼馴染「たしか鯖を食べたいとか言ってたよね」

男「あー……そんなこと言った気がする」

幼馴染「冷蔵庫に一丁あったと思うから……今日はいっしょに作ろっか!」ニコッ

男「ああ、たまにはそれもいいな」

幼馴染「じゃあ、行きますよ~」スタッ

男「おう」スタッ


ガシャッ

静寂。

彼らは部屋からいなくなる。階下からはたのしそうな声が響いてくる。

窓から覗くツバキが、白い花を咲かせて佇んでいた。

今日の分終了しました
昨日3、4日で終わるって言ったけど多分絶対に終わらないので
あと5日くらいください。ちゃんと終わらせますから

>>89
あっ、抜けてたところあるから修正

>>さほど面白く無いテレビ番組をいっしょに見る。

さほど面白く無いテレビ番組をいっしょに楽しく見る。

ガシャッってのは何の音?

部屋の扉が閉まる音じゃろ

>>99
>>100が指摘しているように扉を閉める音です

今日はあまり時間が取れなかったので短いですが投下を始めます

――

あれから三週間が過ぎた。

幼馴染を尚いっそう大切に思い、日々を過ごす。とても暖かい日々。

ずっと我慢してきた。しかし、もう限界だ。

電気を消して暗闇の中、男は成果を確認する。


男(……たしかこれだよな)ポチポチ

スマートフォンの画面にはくまとねこが映り込んでいる。

歩道橋と勉強したときのものだ。

男(いやはや……ほんと動物が好きなんだな)

男(……はぁはぁ……いやっ、だめだ…俺はなにをしている……最低だぞ……)ドクンドクン

男(……でも、なんでこんなに興奮しているんだ……)

男「あぁっ!」ビクビク

息は上がり、顔は恍惚を覚え、身体は震える。

胸から熱いものがこみ上げ、脳髄を刺激しエクスタシーを感じている。。

ズボンの中は先走り汁でドロドロだ。


男(はぁはぁ……もっと見たいっ……はぁ……はぁ……あぁ!)スマホポチー

男(……ネットで調べてみるか)ポチポチ

男(あああああああああああああぁっあっあっ!!!!!!!wq!!!!111111111)ドンドンドンドン

男(……違うっ!!!!! こんなんじゃないっ!!!!!!)バンッ

男(なんでだ……幼馴染のじゃないと全くこない……)

男(……俺は変態なのか?)

男(幼馴染のやつにしか興奮しないなんて……)


再び幼馴染のパンティを確認する。


男(ああっっ! やっぱ幼馴染は素晴らしい! 完璧だ!)


男はいままでオナニーというものを一回しかしたことがない。

あまり気持ちが良いとは思えなかったし、ひどい虚脱感と罪悪感を感じ、翌日の学業に支障が出たからだ。

それからは自制するように努め、生活してきた。


しかし、無意識に本能でペニスに手を伸ばしていき、ひとこすりする。


男(えっ!? あれっ? あっうっうっああやばい! 出る、出る、出る!)

男「うっうぐあぁぁああっ!」


ドグドグ ビュルッビュルッ ドバババババッ ピュッピュッ~


スマホ「ベチャッ」


男のペニスから大量の精液が放出される。スマートフォンに塊が降りかかる。

画面上の幼馴染のパンティ、特にねこの身体は男の欲望に完全に覆い隠された。

ペニスは脈動しさらに吐き出すと、スマートフォンに着地し、画面になすりつけられる。

あたかも幼馴染のパンティを犯しているかのようだ。


男はこの光景を目にすると、さらに興奮したようだ。


男「…………」ドスッドスッドスッドスッ


腰を前後させ、ペニスを抽迭し、スマートフォンを陵辱する。


男「ふっ……ふっ……ふっ……ふっ……」ドチュッドチュッドチュッドチュッドチュッドチュッドチュッドチュッ


リズミカルに腰を動かすことしか頭にない。


そして、再び白濁液を吐き出す。


男「……うぐぅ」


ドピュルルルッ ドグッドグッ ドッドッドッドッ べチョッ

ペニスの先から、睾丸で作られた精子を勢い強く叩きつける! 叩きつける! 叩きつける!

よりいっそう肉棒をスマートフォンに突き刺す! 突き刺す! 突き刺す!

壊れそうだ。


男「ふっ……ふっ……ううっ……あぁ……」ドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッ


絶頂が近いのか、前後するスピードが上がる。

逝きそうだ。


男「あぁっっぅtっ! いくっ、いくっ、いくっ、いくっ、いくぞおおおおおお!!!!!!!11」

男「ああああああああああああああ」


ドプッドプッドプッドプッ ビュルルルルッ ビュッ ビュッ~


男「……ぁ……ぅ……」ドクンドクン


すべて放出したのか、肉棒はピクッピクッと震え、動きが止まった

心臓はひどく拍動し、身体から力が抜ける。


男「……ぇ……ぁ……ぅ……」ピクピク


気を失いそうになるが踏みとどまり、気を落ち着かせる。

男の不浄な塊でスマートフォンは雪化粧され、画面が見えなくなっている。


男「はぁ……はぁ……」ニヤニヤ


すべて消化したからなのか、思わず口角が上がり、してやったりとほくそ笑む。

かなり不気味だ。


男(…………き、気持ちよかったぁ……はぁ……はぁ……)ビクッビクッ

いままでの人生で溜まったものを解消し満足したようだった。


男「…………ふぅ」ハァハァ

男「……あっ、やべっ! 早く拭かないとっ!」

男「な、なんだよ、これ……。こ、こんな塊……前は出なかったのに……」ヌチャッ

男「ああっ、でも大丈夫かな、壊れてないよな……?」

男「……きちんと動く。大丈夫そうだな」


念のため電源を落とし、丁寧に処理していく。


気怠げに掃除しながら幼馴染の笑顔を思い出す。


男(何やってんだよ、俺は……。幼馴染でするなんて……最悪だ)


欲望をすべて吐き出すと冷静になり、頭がクリアになる。


男(あんなに俺のことを元気づけてくれていつだって笑っている幼馴染を……)

男(……最低の気分だ……)


感情とは裏腹に男性の象徴たるものは、反するようにほぼ直角にそびえ勃つ。

背徳感、罪悪感、破壊衝動。

大事なもの故に汚したい、壊したい。

身体は正直だ。

幼馴染のパンティに対して劣情を抱く。否定できない。

頭を抱える。


男(俺はどうすればいいんだ……)


夜が更ける。

換気をするために窓を開け、ふと辺りが明るいことに気づき、上を見上げる。

星々の輝き。

夜空から降り注ぐ月光。

2月4日、満月。

優雅で美しく、とても綺麗だ。

目を閉じて必死に願う。

幼馴染の幸せを

これからも一緒に過すことを

元の自分にもどれることを

風が吹く。

男を、一匹の獣を、満月の白銀色は怪しげに照らしていた。

投下終了です
一応毎日一回は書くようにしているのでまた今日投下すると思います

ごめんね
ほんとは昨日の夜投下する予定だったんだけど急用が入ってできませんでした
けっこう書いたから許してね
投下します


翌朝

ガチャッ トテトテ


幼馴染「ほらーっ、起きなさいよ!」バサッ

男「……ん……」スヤァ

幼馴染「おーとーこー、はいおきて。あさだよ~」ユサユサ

男「……ぁ……」

幼馴染「もーっ、きょうはほんとおきないな~」ハァー

幼馴染「はやくおきなさいよ~」ユサユサ

男「…………ハヨ-……」

幼馴染「ほらおきてっ! だいすきなわたしがおこしにきたわよ~」ユサユサ

男「…………マダムリ……」スヤスヤ


幼馴染「――わかったわよ」

幼馴染「また時間があるからいいけど、ご飯ができたらまた来るからね」


ガチャッ


男(……なんだこれ……)

男(体が動かない……。昨日のせいか……)

男(まさかこんなダルいなんて……。もう一眠りするか)ムニャムニャ


三十分後

ガチャッ


幼馴染「ねーっ! まだ起きないの? ごはんできたよ! 冷めちゃうから食べてよ!」

男「……オウ……」

幼馴染「ほらっ! 体起こして!」

男「…………ウン……」

幼馴染「時間ギリギリなのよ! 起きないとキスするわよっ!」

男「!? わかった、わかった! 起きるから! んっ……よいしょっと」バッ


幼馴染「はぁー……やっと起きたよ……疲れた」

幼馴染「どうしたのよ? いくらなんでもここまで起きないの初めてでしょ?」

男「い、いや、なんでもないんだ」

幼馴染「そう、じゃあはやくきて」

男「……あぁ」

男(……幼馴染の顔が見れない……恥ずかしい……)カァァ

男(……あぁ、俺ってやつは……)


通学路


幼馴染「もう、だから行ったのに! ギリギリじゃん!」タタタッ

男「ほんとうにすまん!」タタタッ

幼馴染「も~、私ニーソはいてくるの忘れて取りに戻ろうとしたのに!」

幼馴染「男のせいだよっ」ビシィ

男「わるかったって!」

幼馴染「よしよし、ゆるしてやろう!」フフンッ

男「やさしいな~」


幼馴染は走る。綺麗なフォームで。スカートはなぜか鉄壁だ。

男も走る。前屈みになりながら。幼馴染の後ろ姿と長い髪の匂いに勃起していた。


学校

ガラッ


幼馴染「うおおおおお、おっっはよおおおおおお!!!!!!!1」ドタドタ

幼馴染友「おはよおおおおおおおお!!!!!!!!」ガタッ

幼馴染「ねぇ、糸谷が負けたって!」

幼馴染友「誰に?」

幼馴染「豊島」

幼馴染友「あぁ、あのひとね。うんうん、誰にでも勝ってるよね~」

幼馴染「まあ、でも、どうせ羽生とか渡辺あたりが優勝するんでしょうね」

幼馴染友「羽生は去年強すぎたよね。昔より強くない?」

幼馴染「たしかに~」

幼馴染友「そういえば今日の昼に昔やった将棋番組やるんだって」

幼馴染「この前見るの忘れたから予約したわよ」

幼馴染友「さっすが~。あとで一緒に見ようねっ!」

幼馴染「うん!」


男「……」

幼馴染友「あっ! 男くんもおはよう!」

男「……あぁ。……おはよう」

幼馴染友「あれ、なんか元気ないね。なんかあったの?」

男「いや、なんでもないです……」

幼馴染「朝からずっとなのよ。困っちゃうわ」ハァ-

幼馴染友「なにかあったら言ってね。力になるから!」

男「……ありがとう」

幼馴染「ほらほら、げんきだして!」

男「……わるいな」


幼馴染は男の顔を見て激励したが、男は幼馴染の顔を見れなかった。

朝からずっとだ。


授業中


男(……どうしよう。あそこがやばい、治まらない)ギンギン

男(あんなにしたから昨日ほどじゃないけど……朝からずっとだ……)

男(だって、家だとすごい無防備なんだもん……意識すると見えるし)

男(だけどよかった。外だとちゃんとしてるし……まだそこまでじゃないかな……)

男(……チラッ)

男(幼馴染……幼馴染……幼馴染……幼馴染……)

男(……やばいやばい、顔見てるとまたアレを思い出しちゃう……)ムクムク

男(おいおい、やめてくれよ……また元気になってきたぞ)ハァハァ

男(だめだ、だめだ! 授業に集中しないと……)


昼休み


幼馴染「はぁ~つかれたぁ。やっとご飯食べられるよ~」フゥー

幼馴染友「あっ、幼馴染!」

幼馴染「なに?」

幼馴染友「あの、……今日は委員会があっていっしょに食べるの無理なんだ」

幼馴染友「ごめんね!」

幼馴染「えっ~!?」

幼馴染友「ほんとうにごめんね!」

幼馴染「いやいや、しょうがないよっ!」

幼馴染友「またっ、明日食べようね」タタタッ

幼馴染「いってらっしゃーい」ブンブン


幼馴染「というわけで」

幼馴染「おとこ、いっしょにたべよ~」

男「えっ」ムクムク

幼馴染「なによっ、えって。たまにはいいじゃない」

男「いや、そうだが……」ギンギン

幼馴染「そうそう、だから行くわよ」ニギッ

男「おいっ、手握るな……」カァァ

幼馴染「はいはい、わかったわかった。いくわよ~」スタスタ

男「……はぁ」ジャンジャンバリバリ

男(あぁっ……おさまれおさまれ!)


空き教室
ガラッ


幼馴染「許可とったしここでたべよっか」

男「ああ」ビキビキ

幼馴染「とりあえず座れるように用意しよっ」

男「おう」バキバキ

幼馴染「わたしが椅子をとるから、男は机ね」

男「わかった」ビキバキビキバキ


彼らは机をくっつけるために、教室の端に押し寄られた机を用意する。

今日はニーソを履いてなく少し寒そうな様子。

幼馴染が上履きを揃えて、机の上に積み重ねていた椅子をとろうとしていた。

瞬間、後ろにいた男は目が釘付けになった。

おみ足だ。

決して細くは無く、ある程度の筋肉がついている。活発な証拠だ。

目を下に向ける。

上履きから上がっていき、アキレス腱。

強く張りがあり、凹みができていて、キュッとしている。

さらに上がって、次はふくらはぎ。

むちむちとして適度に日焼けしている。触りたいほどだ。


そして、最重要ポイントは膝裏だ。

脚における中央であり、ふくらはぎと太ももの境界。

横に線が入り、外側の筋肉から内側に進むに連れて、凹みができ、青い血管がある。

あぁっ! なんと素晴らしいことか! まさに男を蠱惑してやまない場所だ!

舐めたくなる人がいるのもうなずける。

ましてや汗が集まり、塩っぱい味がするだろうが関係ない! いやむしろ良い!。

このように膝裏フェチな人が日本に多くいることは納得できるだろう。


そして、最重要ポイント。膝裏だ。

脚における中央であり、ふくらはぎと太ももの境界。

横に線が入り、外側の筋肉から内側に進むに連れて、凹みができ、青い血管がある。

あぁっ! なんと素晴らしいことか! まさに男を蠱惑してやまない場所だ!

舐めたくなる人がいるのもうなずける。

ましてや汗が集まり、塩っぱい味がするだろうが関係ない! いやむしろ良い!。

このように膝裏フェチな人が日本に多くいることは納得できるだろう。


さてさて、膝裏をさらに上に行く。

太ももだ。

胸、尻の次に好きな人が一番多いのではないだろうか?

女子高生にありがちなムチムチとして肉がやまない場所だ。

指を差し込むと、沈み込み、跳ね返す。

良い所は他にもある。直立しているとき、下方向に肉が流れていく。

しかし、坐っているときはそうではない。

自重により床へ押しつぶされる。横方向にそれは行くのだ。

まるで餅のようだ。

脚の筋肉の横に押し出され、完全な脂肪であり全く硬くなく、柔らかい。

至高な感触! 揉むと完全に虜になる! いつまでも触っていられそうだ!


脚は内側に婉曲し、最後の部分にたどり着く。

男を魅了してやまないパンティ。今日はイヌがプリントされている。

これは幼馴染のパンティを初めて目撃したときのものだ。

確か階段で足を引っ掛けて、踊り場に体が投げ出されていたことを男は思い出す。


男(……やはり、素晴らしい)フムフム


あのときのときめきを思い出し、初心に帰ったようだ。


パンティは中心部に向けて寄らずに、尻たぶを包んでいる

デフォルメされたキャラが書き込まれており、子どもがはいているようキャラパンだ。

小道具を飾りオシャレを楽しんでいるようだが、なぜかパンティは年少らしい。

しかし、幼馴染の性格とキャラを体現しており、ペニスはよりいっそう勃つ角度を上げる。


幼馴染「あれ~、と、とれない……」フリフリ


幼馴染の脚が伸び、椅子をとろうとする。

男の目はますます凝視する。

パンティが中心部に向けて食い込み、寄っているのだ。

かわいいイヌが不細工なものに変形し、キャラパンの体を成していなかった。

男は穴が空くほど見る。

誰も踏み入ったことがない神聖な場所に食い込み、尻たぶが露出される。

尻に入る斜線からの、太ももに垂直に下降して線が引かれていた。

エロい。


男(はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……んあぁっ!)


当初、芸術作品を見るかのようにしていたが、次第に男の様子は変わる。

喜色満面でいかにも変質者らしい顔をしていた。

尿道球腺からカウパー腺液が分泌されペニスは体液まみれで、下着は下着としての機能を果たしていない。

ズボンもはちきれそうだ。


幼馴染はさらに追い打ちを掛けるように雌犬らしい声を発す。


幼馴染「ふ……ん……はぁ……ぁ……くぅ……ぅ……」ノビー


脚を必死に伸ばしながら少し舌足らずの甘え声、かつ艶かしい声で鳴く。

幼馴染はそんな気でないが無意識に声を出し、男を誘惑する。


男(ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……)ダラダラ


汗が滴り落ちる。ペニスからも体液が滴り落ちる。

パンティと嬌声の衝撃が一気に襲い掛かり、視覚と聴覚から刺激が流れこむ。

軸索を包んでいるミエリン鞘、特にランビエ絞輪を媒介して跳躍伝導する。


男(ッ……ア……ゥ……オ……)

男(ミタイ……サワリタイ……コスリタイ……ダシタイ……)

幼馴染「あっ、とれそう……それっ、それっ」ピョンピョン


幼馴染は可愛らしいウサギのように飛ぶ。

男は無意識に机に空いた穴へむかって、性欲にまみれたサルのように、腰を振って抽迭する。

まるでどこかのエロゲのキャラクターのようだ。


幼馴染「お……っ……とれそう……」ノビー

男(フッ……フッ……)ドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッ


グヂュグヂュ ダンダン ジュリジュリ ガタッガタッ


幼馴染「ほっ……りゃいっ……いけぇっ……」ピョンピョン

男(アッ……アッ……アッ……アッ……)ドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッ


バッチュバッチュ バンバン ドチュドチュ ガンガン


幼馴染「あっ! もうちょっとっ! ん~、それっ、ほいっ、、えいっ」ピョンピョン


ドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッ


男(オッ……オッ……オッ……オッ……)バンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッ

男(幾、イク、イク、イク……)バンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッ

幼馴染「とれたあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1!!!!!!!!11」

男(うああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!w!!w??!!!!!!!!"#!!!!!!!)


ドビュルルルルルル ドババババッ ビュルルルッルルルルル ドッバアアアアアアン


肉棒から机の中に向かって精液がぶちまけられる。

まるで個体のような塊で汚していく。

まだ止まらない。

欲望の限り放出していき、机に種付けする。


ビュルルウルルウウウウ~ ドクドク ビュビュ~ ピュルッルウルッルウルルルr


すべてを出しきりようやく止まる。

昨日あれだけ出したにも関わらずとてつもない質と量だ


すべてを出しきりようやく止まる。

昨日あれだけ出したにも関わらずとてつもない質と量だ。

白目を剥き、気が飛びそうになる。

しかし、瞬時に正気を取り戻し、慌ててチンポをしまうと全速力でトイレへ駆ける。


幼馴染「ふぅー。……やっととれたよ」

幼馴染「おとこー、机用意してくれた?」

幼馴染「ねぇっ……。ねぇったら!」

幼馴染「……あれ? おとこー? ……どこいってるのよ?」


トイレ
ガラッ


男(あーあっ、やばいやばい!)シュルシュル

男(うわっ……ドロドロじゃないか)

男(とりあえず洗って……)ジャブジャブ

男(持ってるのは危険だよな……)

男(ゴミ箱に……いやだめだ。掃除のやつらに騒ぎ立てられる……)

男(どうする……焼却炉に捨てに行くか?)

男(幼馴染を待たせるが仕方がない……)タタタッ


空き教室

ガラッ


幼馴染「……あっ! どこいってたのよ?」クルリッ

男「すまなかった、トイレ行きたくなってさ」

幼馴染「ひとこといってからにしなさいよっ!」ビシィ

男「いやー我慢できなくて」

幼馴染「もうっ、しかたないな~」

男「俺が悪い、本当に申し訳ない」ペコリッ

幼馴染「わかったから。顔をあげて」


幼馴染「ほらわたしがぜんぶ用意しといたわよっ!」

男「!?」

幼馴染「だから、……いっしょにたべよっ」ニコッ

男「あ、ああ」コクッ


彼らは机を合わせ向かいに座り、弁当箱を開ける。

パカッ


幼馴染「さっすが~わたしね。とてもおいしそう!」

幼馴染「はい、いただきま~す!」ニコニコ

男「……い、いただきます」

幼馴染「お~い~し~い~」

男「……」


緊張。

幼馴染が座った机は、男が使った例のアレだった。

幼馴染はなぜか気づかない。机の肉壷は精液まみれなことに。

幼馴染の顔を見る。

口を開け、唐揚げをとても嬉しそうに食べていく。

いつものように頬にえくぼが出た、花が咲いたような笑顔を浮かべる。


興奮。

そんな幼馴染を盗み見ていると同時に劣情を抱く。

自分の体液まみれな机に座って美味しいご飯を笑顔で食べていることに。

唐揚げが咀嚼され、唇が油でてかり、顔はみずみずしい。

噛むたびに肩甲骨まである長い髪が揺れ、耳にかかり、指でかきあげる。

耳が出て、クイッと婉曲した形が良い部分が晒され、色っぽい。

弁当箱から食べ物をとるときに幼馴染は下を向く。

ブレザーは前にほんの少し垂れ下がり、鎖骨が見える。

水が貯まるほど鎖骨は深いくぼみを作っており、指を這わせたいほどだ。

身震いするほど幼馴染は男にとって性的魅力にあふれていた。



初恋。

幼馴染は好きだ。愛してるといっても控えめではない。

幼馴染もそうだとあのとき言ってくれた。

しかし、あくまでも精神的な意味なものであり、肉体的ではない。

前者が後者を上回っていることは明らかだ。そして、男は後者に転がり堕ちた。

後悔と懺悔の念、そして性欲が体中を駆け巡りまわる。


雨。

冬にもかかわらず、空高く飛んでいる雲から雨粒がなだれおちてくる。

決して男の欲望を洗い流すことはできずに、窓に張りついていく。

男は悟る。

もう戻れないと。


男(……なんで俺はこんな風になっちゃったんだろうな)

幼馴染「おとこ、どうしたの? 早くたべなよ。あまり時間ないよ」

男「……ああ」


項垂れる。

外は土砂降り。

いつまでも振り続けるのではないかと思うほどだ。

空は暗くなる。

永遠に明るくなることはなさそうだ。

それらはまるでこれからの二人を示しているかのようだった。

やっと起承転結の承と転の間くらいにきたよ
暗いし話が長くなっちゃてるね
本当はこんな長くするつもりはなかったんだ
だけど読んでくれてる人は10人くらいしかいないだろうし別にいいよね

読み返してみたけど設定がどんどん増えてわかりづらくなってるから
一応書いとくね

階段で見たものがイヌで、歩道橋はねこ、勉強の時はくま
っていう感じで時系列は
 始まった日が1月13日
 歩道橋が1月14日
 勉強が2月4日
 机が2月5日
ッて感じ

今回はエロを長くしすぎて前回より長くなっちゃったよ
自分で読んだらエロ書いた時の精神状態にドン引きしちゃった

投下します


翌朝

ガラッ


幼馴染「ほらーっ、起きなさいよ!」バサッ

男「……あぁ……お……はよ……」グッタリ

幼馴染「わっ!? だいじょうぶ? き……今日もねむそうだね?」

男「……い、いや……大丈夫……起きるから……」

幼馴染「だめだよ! そんなダルそうにしてんのに!」

幼馴染「わたし、心配だよ!」

男「いや……学校行かないと、授業に遅れる……」


幼馴染「わかった。きつくなったらちゃんと保健室行くんだよ?」

男「……わかってる」

幼馴染「起きるの手伝おうか?」

男「あぁ……頼む」ピク

幼馴染「……せーの、どっこいしょ!」ガシッ

幼馴染「お、おもいよ~」

男「わるいな」ムクムク

幼馴染「もーっ、わるいとおもってるならはやく元に戻ってよね~」ドタドタ


台所


幼馴染「まだ作ってないんだけど、ちゃんとしたの食べられる?」

男「……わからん」

幼馴染「おかゆにする?」

男「……ああ」

幼馴染「できるまで待っててね」ニコッ

男(……結局幼馴染に余計な迷惑かけてるじゃん……ああ最悪……)


幼馴染「はい、できたよ~」トコッ

男「ありがとう……」

幼馴染「食べられる?」

男「……だいじだ」

幼馴染「ほんとに?」

男「……多分」

幼馴染「うん、わかったよ。はい、いただきま~す」

男「……いただきます」


ガタッ ペチャッ


男「あっつ!!!!!!!!」

幼馴染「ほーらっ! 言わんこっちゃない!」

男「わ、悪い。……ほんとうにごめん」

幼馴染「ほらほら、こぼしちゃって」フキフキ

男「お、おい、やめろって……」ギンギン

幼馴染「はいはい、わかったから! じっとしてて!」ゴシゴシ

幼馴染「あ~っ、これシミ落ちるかな~」


上着に垂れ落ちたおかゆを熱心に拭いていく。

この光景を見て、ぼんやりした頭で男はふと思った。

まるで自分が出した精子を拭いているかのようだと。

さらに他の場所へ飛び散った場所へ、手は移動し撫でていく。

自分の精子を注視し、幼馴染の指に触れ、肌から体内に吸収される。

そして、血となり完全に同化する。

汚らわしい自身の体液が美しく大切なひとを汚すことに興奮していた。

自分が出したものが幼馴染の一部となり、構成するもののとなるのだ。

瞬時にここまでの過程が脳内で表現され、ペニスは立ち上がる。

さらに妄想は加速していくが自制するするように努めるよう胸に留めた。

幸いスウェットをはいていて、さらに上着だけにこぼれていたから

幼馴染は気づかなかった。


幼馴染「ふっ~。もう、だからいったのに」

男「…………ごめんな」

幼馴染「はぁ~。わかった、わたしが食べさせてあげる!」ニコッ

男「えっ」ムクムク

幼馴染「ほらっ、横に座ればできるでしょ」ガタッ

男「い、いやいいよ……」

幼馴染「そんなこといって! またこぼされたらこっちが困るんだよっ!」プンスカ

男「そうはいっても……」


幼馴染「はいはい、文句はそんくらいでいいでしょ」

幼馴染「はい、あ~んっ」スッ

男「うん……」パクッ

幼馴染「おいしい?」

男「あぁ、おいしいよ……」

男「……ありがとな」

幼馴染「そうよ! 感謝してもらいたいわっ!」

男「いつもありがたいと思ってるよ」


幼馴染「そうよねっ! わたしんちきたときあんなこといったしね」ニヤニヤ

男「や、やめてくれ」カァァ

幼馴染「やめてほしいならはやくたべてね」デレデレ

男「わかってるって」

幼馴染「口あけて、あ~んっ」スッ

男「パクッ」

幼馴染「どんどんいくわよ~」


朝食後


幼馴染「全部食べられたわね」

男「食べたら少しダルいの治ったよ」

幼馴染「やっぱ効くのね~」

男「まあそうだな」

幼馴染「ひとりで着替えられる? 手伝う?」

男「だ、だいじょうぶだ……ひとりでできるから……」コクコク

幼馴染「じゃあわたし食器あらっとくから準備しといてね」

男(……こんな状態じゃ頼むの無理に決まってるだろ……)ビンビン


玄関前


幼馴染「は~まだ降ってるよ。昨日からずっと」ハァー

男「やれやれだな」

幼馴染「おっ! じゃあいこうか」

男「ああ」ノロノロ

幼馴染「まだダルそうね」

男「……歩くとキツイ」

幼馴染「ゆっくり歩いて行こうか?」

男「いや、俺に合わせなくてもいいよ」


幼馴染「そんなわけにもいかないわよ!」

男「それだと幼馴染が遅刻するじゃないか」

幼馴染「いいのっ! こんな男ほっとけるわけないでしょっ!」

男「……すまない」

幼馴染「はいっ、いくわよ」ニギッ

幼馴染「傘がぶつかるけど仕方ないよね」ノロノロ

男「……ありがとう」ムクムク

男(……ハァー)


通学路


彼らは手を繋ぎながら歩く。離すタイミングを逃したようだ。


男「もう誰もいないな」トコトコ

幼馴染「たまにはこんなのもいいじゃない」トコトコ

幼馴染「余裕をもって歩けるし」

男「そういえばあまり周り見ながら歩いたことないな」

幼馴染「そうね~いつも話しながらだしね」


幼馴染「そーいえば、けっこう降っているけどなんかいいよね、雨」

男「たまにはな」

幼馴染「うんうん、この音がいいよね、ポツポツって」

男「たしかに」

幼馴染「他にも葉っぱとかについた水が垂れ落ちるところとか」

男「……どんな感じだ?」

幼馴染「ほらっ、例えばあのツバキだよっ!」

男「あぁ、あんな感じか」


幼馴染「わたしね~すごいツバキ好きなんだ~、特に白いほうがいいよね~」

男「なんでよ?」

幼馴染「忘れたの?」

男「何を?」

幼馴染「男が私に言ったのよ」

男「だから何を?」

幼馴染「おしえな~い」ニコッ

男「俺、なんて言ったっけ?」

幼馴染「いいからいくわよ~」ニコニコ


学校


幼馴染「うわ~まだHR中だね」

男「どうする、入るか?」

幼馴染「う~ん。……終わってからにはいることにしてとりあえず体ふこっ!」

男「……そうだな」


幼馴染「…………」

男「…………」


各教室はHR中であり学校は教師の声だけ響いていて廊下は静かだ。

彼らは配慮して会話を控える。

幼馴染はオシャレの他にも、花や風景といった自然が以外と好きだ。

気づけばいつも外を見ている。

廊下の窓から外の風景を眺めている幼馴染の顔は、悠然としていた。

反対に男はその後姿、特にスカートの下のふくらはぎを中心に見てしまう。

雨で濡れていて、水滴がツーと下に垂れ流れていく。


男(……俺はなんで昨日あんなことしたんだろう)

男(こんな気持ちになるの何回目だよ……いいかげんうんざりだ!)


しかし、その気持ちに反するように勝手に手がスマートフォンを取り出す。

そして、形がいい脚を撮る。


男(……)ポチ

男(……ってなかを撮らないからといっていいわけじゃないだろ!!!!!!!1)


盗撮する技術は上がっており、一回だけで充分なようだ。

削除しようとするが、まるで他人の体のように指の自由が効かない。

結局は撮った写真をアルバムで見る。


男(やっぱりきれいだな……)


描写を省略しているが、幼馴染と一緒にいるとき男のアレは以前と比べ

そそり勃っている度合いが大きい。

幼馴染の舌足らずで甲高い声や、濡れた髪が肌にくっついて醸しだされる色っぽさ。

唐揚げが好きからなのか成長した肉感のある肉体、ほんわかとした雰囲気。

これら全てに包まれたいと頭に浮かべる。

ますます想像は飛躍していく。


------------------------------------------------------------------

幼馴染「ん……はむっ……じゅるっ……ゴクンッ……」

幼馴染「おろこの……すごいおいしい……」

幼馴染「ずず……えむっ……れろっ……じゅじゅぅ……ん……んん……♪」


幼馴染は顔を発情させながら男のペニスを一心不乱に舐めて吸い上げる。

頬がチンポの形にボコッと膨れ上がり形が変わる。

ここに含んでいますよと高らかに自己主張しているようだ。

ペニスを口内から出して根本に移動していく。

舌がツツーと根本から上がっていき、カリ首をペロッと先でなめる。

さらにそこで舌を固定してペニスをチロチロ横運動させ、唾液を塗りたくる。


クチュクチュ


男「んふふうっ!」

幼馴染「はれ~すごいはぁんじちゃってるね~♪ もうイキたい?」チロチロチロチロ

男「ああ! いきたい、いきたい!」コクコクコクコク

幼馴染「れもね~まだらめなんだよ~」ガシッ

男「あああああああああああ痛い痛いいたいいいい!!!!!w!!wq!1!!#"!!!!!!!!111」

幼馴染「たーぶーんー、あと一時間くらいはするからね~」ペロペロペロペロ

男「そ、そんなぁ……」


人差し指の裏をペニスの根本に静かに下降させ、再び上へ舞い戻る。

この動きを十分以上何回も繰り返して焦らしていく。

決してペニスの先、つまり亀頭付近に到達することはなく徹底的だ。


幼馴染「んふふ~すっごいたのしいな~」ツー

男「ん……くぅ……」ゾクゾク

幼馴染「こ~んなガチガチおチンポではずかしくないの?」ピンッ

男「うっ! だ、だって……」ビクッ


人差し指でペニスをピンッと弾きながら意地悪な質問をする幼馴染である。

かわいい。


幼馴染「どんどんかたくしているのは誰なの?」ピンッピンッ

男「……俺です」ビクッビクッ

幼馴染「うんうんすごいね~よくできました~」ナデナデ


頭を撫でられ男は恥ずかしい気持ちでいっぱいになる。


幼馴染「じゃあごほうびね~♥」

男「やった!」

幼馴染「はい、ふーっ」

男「はぁん!」


ご褒美といいながらも、さらに焦らすために暖かい息を肉棒に吹きかける。

興奮はどんどん溜められていき、暴発しそうになるまで高まっていく。

釘が打てるほど硬度は増していき、角度がますます上がる


幼馴染「い~っぱいがまんしましょうね~♥」チュー

男「ンオッー」ビクッ


ペニスの先にキスをする幼馴染。


幼馴染「ん~かーわーいーいー♥」チュッチュッ

男「……ア……」ビクッビクッ


小動物を可愛がるようにキスをする幼馴染。

厚くて熱いプルッとした唇で挟み込むようにして先に触れていく。


幼馴染「あ~たのしい♥」チュッチュッチュッチュッ

男「ゥ……フッ……」ビクッビクッビクッビクッ

幼馴染「おとこのこれはくぁわいいな~♥」チュッチュッチュッチュッチュッチュッチュッチュッ

男「ォ……ゥ……」ビクッビクッビクッビクッビクッビクッビクッビクッ

幼馴染「んちゅっ」ンー

男「……ぁ……」

幼馴染「えへへ~どうだまいったか~」ニコッ

男「」


唇をほんの数ミリしか動かさないことを五分間以上続け、さいぞ焦らす。

プニプニでピンク色したものがほんの少しだけ労るように鈴口を優しく包む。


そのとき幼馴染の歯が尿道口に偶然当たり、普通なら痛いが

予想もしなかった刺激で興奮の極地を超えそうになった

ついぞもどかしくなった男は幼馴染の頭を掴み、何の許可無しに喉奥まで突き刺す。


幼馴染「んん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

男「ふおおおおっ! ああっ! これだよ! これだああああ!!!!!!!!!!1!」ズンズンズンズン

幼馴染「んーっ! ……んごぉ……がっ……げぇ……んぇ…………」ピチャッピチャッピチャッピチャッ

男「ああっ! 幼馴染の口の中めっさ暖かくて超気持ちいい!」パンッパンッパンッパンッ

幼馴染「ほ……ほとこ……くるしぃょ……」プチュプチュプチュプチュッ

男「おふっ……んあぁ……こ……こうしてみたかったんだ……」バチュバチュバチュバチュ

幼馴染「んごっ……おぇ……」チュブッチュブッチュブッチュブッ


幼馴染は目から涙がツーと流れ落ち、ヨダレが垂れ落ちている。

男はニヤッとした顔でそんなのお構いなしに、侵略するように抽迭している。

ひどく気持ち悪い。


男「フッ……フッ……フッ……フッ……」ドッチュドッチュドッチュドッチュ

幼馴染「んげぇ……ゃ……らめてょ……」ブッチュブッチュブッチュブッチュ


幼馴染は涙をこしらえた目で男を仰ぎ見る。

男はその上目遣いに嗜虐心をさらに積もらせる。

両手で髪を乱暴に掴み引っ張ると、手綱として持ち手にし腰を加速させる。


男「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」ドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッ

幼馴染「っ……が……ぇ……」ゴッゴッゴッゴッゴッゴッゴッゴッ


幼馴染は手がぶら下がり所なさ気にし、体から完全に力が抜け、只の肉便器となっている。

目は焦点があっていなく、瞳に何も映していない。

男は下半身に力をいれ、まるでセックスをしているかのように腰を激しく前後させる。

人形のように化した幼馴染を見てると、よりいっそう喉奥にゴツっと突き刺したくなる。

幼馴染としての反応はあまり見られないが、喉奥に入ると反射で咳き込む。

このプレイで一番興奮することだ。

たまに口内の上に位置する硬くツルッとした部分や喉ちんこにあたると

いいアクセントとなり快楽が強くなる。

そろそろイクようだ。


男「オッ……オッ……オッ……オッ……」ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン

幼馴染「………………ぁ……」ゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッ

男「いくぞ! いくぞ! 全部飲めよっ!」ガンッガンッガンッガンッガンッガンッガンッガンッガンッガンッガンッガンッ

幼馴染「」バッチュッバッチュッバッチュッバッチュッバッチュッバッチュッバッチュッバッチュッバッチュッバッチュッバッチュッバッチュッ

男「あああああああああああああああああ!!!!"#!!ww!w!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!11111111」


ドビュルウッルルルルルルル どバババッバババッ ビュクビュクビュクビュクッ ドッバアアアン


幼馴染「んぶ!? んむううぅぅぅぇおええええええええええええええ"!!!!!!!!!!!!」ジタバタジタバタ


目を大きく見開き脚は必死にジタバタと動かし喉は痙攣して抵抗するが止まらない!

男の陰毛が鼻に入りそちらも苦しそうだっ!

構わず食道へ出す!出す!出す! 胃の中へ流し込む!流し込む!流し込む!

あぁっ! なんと素晴らしい感触かっ! 完全に食道へ入りこみ息も苦しそうだ!


男「うおおおおおおおおお、まだだすぞおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1」


ドプリュウウウウウウウウウウッ ドピュピュピュピュ ドプッドプッドプッドプッ ドプゥ

幼馴染「ごほっ! げほぉ! んがっ! んんんもうあやだよあをおをおおおおおおおおおお」ナミダダラダラ

幼馴染「うええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!"!!!!!!!!」


三十秒以上の射精は終わった。

精液の嚥下するために喉がなりひくつくと、どんどんどんどん流れ込んでいく。

幼馴染の口から出すときにチンポをキュポンッと鳴らして、唇で精液を絡めとっとく。

この自動イラマチオ専用機はお掃除フェラ機能もついているようだ。(断じてイマラチオではない)

チンポの形に口は開けられており、チンポ専用穴としても最適化されている。

まったく高性能なものだ。


幼馴染は意識がなくなり白目を剥くが、幸い命に別状はなさそうだ

口内にはネチョネチョとした塊状の液体がこべりついており、これから何を食べても

精液と混ざりあり絶妙なハーモニーを調和するだろう。

いやはや困ったことである。

垂れ落ちた精液が制服のセーターとスカートにこぼれ落ちる。

セーターは女の子をとても女の子らしくさせて非常によろしい。

手触りがよく、身体の柔らかさを表現するには最適の素材だ。

また、スカートについても同様だ。

男は相変わらずまた一物を起立させる


幼馴染が意識を取り戻したようだ。

幼馴染「……ん?」スクッ


ドピュッ


先ほどのことを想像しているとまた興奮したのか、先から精液が噴射される。


幼馴染「ひっ!? え、なにこれえええええええええええええええええ!!!!1」ベチョッ

幼馴染「うわああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!1111!!!!!!!!」ダッ


男は逃げようとする幼馴染の手を握り言葉を投げかける。


男「行くなよ。まだ一時間たってないだろ」ニヤァ

幼馴染「もおおおおやだよおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


口からダラダラと己が出したものを見て再び勃起する。

そして、肩を掴み再び坐らせようとした……。

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男(……だめだ! だめだ! だめだ! なんつうこと考えてんだ!)ガン


本気で頭を殴り必死に抵抗すると、幼馴染になんとか声を掛ける。


男「お、幼馴染!」

幼馴染「うわっ! びっくりした~。何よそんな大きい声だして!」ビクッ クルリッ

男「は、はい、ピース」

幼馴染「えっ? なに、わたしを撮るの?」

幼馴染「なんで、わたしなの? もっと他に撮るべきものあるでしょ」

幼馴染「ほら、例えばこの風景とか」

男「違うんだ。俺は幼馴染がいいんだ」

幼馴染「い、いきなりどうしたのよ。いつものおとこらしくないよ~」カァァ

男「いいから」

幼馴染「わ、わかったよ~。これでいい?」ピース

男「ああ。はい、チーズ」


パシャッ


廊下にカメラの音が大きく響く。

男は真剣な表情で幼馴染を、音が鳴る通常のカメラで撮る。

幼馴染は気恥ずかしくなって頬が赤いが、自然に筋肉が弛んだいい笑顔だ。

雨と幼馴染。

とても似合っていて美しい組み合わせだと心の底から男は思った。

瞬間、雨は止み雨雲の間から太陽が射す。


幼馴染「あっ! 晴れてきたよっ、おとこ!」

男「……やっとか」

幼馴染「う~ん、やっぱり晴れるのが一番だよねっ!」ノビー

男「……ああ……そうだな」


光明。

窓越しに差し込み、薄ぼんやりとした太陽。

まるで夜明けとも夕暮れとも付かない薄明かり。

しかし、はっきりと白っぽい色をした温もりを含んでいて彼らをはっきりと照らす。

静かな動作で外に首をゆっくりと向けると、手をかざしながら太陽を見上げながら

男は静かに微笑んだ。

自分が書くエロを見てると真顔になる
よくクジラックスは自分が書いたもので致せるなと感心しました
明日までに終わるかどうかはまだ分かりませんが頑張りますので
最後までお付き合いください

再開します


ガヤガヤ


幼馴染「あっ、終わったみたいだね。いこっか!」

男「おう」


ガラッ


幼馴染「こんにちは~」

幼馴染友「こんにちは~」ガタッ

男「西のくにからー」

幼馴染「こんにちは~」

幼馴染友「こんにちは~」トコトコ

男「東のくにからー」

幼馴染「こん 「いつまでやんだよ」

幼馴染「え~!? いいじゃない、いい曲だよ!」

幼馴染友「そうだよ、月の石見たくないの?」

男「迷子バッチしか知らないな~」

幼馴染「うわ~」


幼馴染友「塔は?」

男「でかかったな~ていうくらいだな」

幼馴染「タンットュルルルルルルティロティロティロティロティロティロデーン」

幼馴染「芸術は爆発だっ!!!!!!!! 湧き上がる色と音」デデデデデンデンデンデンデー

幼馴染「マクセ  幼馴染友「それ以上はいけない」バッ

男「そうだぞ、ダメだろ」

幼馴染「え~!? 私はただビデオカセットを宣伝してるだけだよ~」

幼馴染「それのなにがいけないのよ!」ビシィ

幼馴染友「わかったからね、うん、ステマはだめだよ。はやく授業の用意しようよ」

男「ほんとCMの真似するの好きだな」

幼馴染「何だこ  男「そういうことじゃない」

幼馴染友「もう時間がなくなりそうだよっ!」


キーンコーンカーンコーン


男「ほらっ、鳴ったぞ」

幼馴染「男もでしょっ! はやくしたほうがいいんじゃない?」ダッ

男「口が減らんな~」スタスタ


授業中


男(うん……いつも通りにできたかな……)ドクンドクン

男(よし……大丈夫……大丈夫……安心……安心……安心……)スーハースーハー

男(ああ……気分が落ち着いてきた……もう大丈夫か……)チラッ

男(……あー……やばい……やっぱ顔みると少しはなるよな……)ムク

男(……そうだよな……すぐには治らんよな……)

男(少しづつ……少しづつ……着実に……確実に……)スーハー


昼休み


幼馴染「おわった!」ガタッ

幼馴染友「あ……あの、幼馴染……」

幼馴染「え、な~に?」

幼馴染友「じ、じつは……今日もだめなんだ! ほんとうにごめんねっ!」

幼馴染「えっ!? えええええええ!!!!!!!!11」

幼馴染友「そ、その……大会が近いから……練習で……強制参加なんだ……」

幼馴染「じゃあしょうがないじゃない~」

幼馴染友「だ、だって……こっちの都合で……幼馴染に悪いし」

幼馴染「私はそんなことで嫌いになるほど落ちぶれてないわよ!」

幼馴染友「う、うん! ありがとねっ! 幼馴染、今度埋め合わせするから!」ダッ

幼馴染「いってら~」ブンブン


幼馴染「というわけで」

幼馴染「きょうもいっしょに食べてくれない?」

男「ほかの女子とにすれば」

幼馴染「え~、だっていきなり入ってくのなんかいやじゃん。邪魔しちゃうし」

男「まあそうだが」

幼馴染「そ~れ~に~、なんか順位付けしてるみたいで嫌な女になっちゃうわ」

幼馴染「そういうもんじゃないでしょ?」

男「確かに」


幼馴染「まあ一人で食べても別にいいんだけどさ、せっかく男っていう選択肢があるし」

男「俺はそういう扱いか」

幼馴染「うそうそ、一緒に食べたほうが楽しいからだよっ!」ニコッ

男「わかったわかった、行くか!」

幼馴染「そうそう。だーかーらー、行きましょ~」ニギッ

男「はいはい」ムクムク

男(落ち着け……落ち着け……俺……)


空き教室

ガラッ


幼馴染「さて例としてまたここよ」

男「昨日と同じままだな」

幼馴染「いや~用意が大変だったわよね~」

男「ほんとにな」

幼馴染「今日はゆっくりできそうね」スタッ

男「ああ」スタッ

男(だめだぞ……またあんなふうに考えちゃ……でも、なんでそっちに座るんだよ……)

男(匂いでばれそうなもんだが……なんで気づかない……)

男(中がすごいカピカピになってそうだな……)ムク


男(だからだめだつってんだろ!…………)ドン

幼馴染「わっ!? いきなり頭叩いてどうしたのよっ!?」

男「いや、なんでもないんだ」

幼馴染「な、なんでもないって……そんなことしたらだめだよ……」

男「もうしないから」

幼馴染「ほんとう? 頭はほんとうに大事な場所なんだよ?」

幼馴染「脳震盪なんかになったら、そのあとの人生は疲れがのこりやすくなるんだよ」

男「詳しいな」

幼馴染「このまえテレビでいってたし。ほんとかどうかは分かんないけどね~」

幼馴染「というか一緒に見たでしょ!」ビシィ

男「ごめんごめん」

幼馴染「はいはい、お弁当たべちゃいましょ」パカッ

男「いただきます」

幼馴染「はい、いただきま~す」


幼馴染「ごちそうさま~」

男「ごちそうさまでした」

幼馴染「あ~今日はおいしかったわ~」

男「よかったな」

幼馴染「やっぱり人と一緒に食べたほうが美味しくなるわよね~」

男「ああ、俺もだ」

幼馴染「うんうん、そういう素直なところが男のいいところよね~」

男「そ、そんなもんか」カァァ

幼馴染「そうよっ! 人間は素直が一番よね~。というわけで机片付けるわよ」

男「き、昨日そのままにしちゃったしな」


幼馴染「そうそう、ちゃんとしないとね」

男「俺が机やっとくから」ガタッ

幼馴染「おっ、ありがと」ガタッ


男(ふぅ……なんとか終わった……今回はきつかったな……)

男(褒められただけでなんでたつんだ……)

男(それに……目の前で警戒しないで幼馴染が笑って食べてるの見てると……ああ)


掃除の時間


幼馴染「さて、掃除の時間です」

幼馴染友「うん! 今日は頑張ろうねっ!」

男「ほんとにそうだよ、ホウキで野球するなよ! あんなに怒られたんだからな」

幼馴染「うん、テンション上がっちゃって……あのときはどうかしてたよ」

幼馴染友「本当に反省しています」

男「い、いや止められなかった俺も悪いし……」

幼馴染「だから今日はホウキゆずってあげるよ」サッ

幼馴染友「わたしも今日は遠慮しとく」サッ


男「いや二本も渡されても……それにおまえらいいのか?」

幼馴染&幼馴染友「「なにが?」」

男「いや、だから……下……」

幼馴染「あー。大丈夫だよ、だってジャージ履いてるし」

幼馴染友「私も大丈夫です」

男「そ、そうか……じゃあ頼む」

幼馴染「雑巾どこ?」

男「あっちだ。はやくしないとキレイなのなくなるぞ」

幼馴染友「ありがとねっ!」タタタッ

男(ジャージ履いてるとかそういう問題じゃない……)

男(男ってのはスカートの中はつい見ちゃうんだよ……はぁ…………)


幼馴染「あ~っ、終わった終わった……つかれた……」

幼馴染友「そうだね……」

男「はやくしないと水道が混むんじゃないか?」

幼馴染「そーだねー……」

幼馴染友「なんで学校の石鹸ってあんな固いんだろ……?」

男「それに下の扉開けるとアレがいるしな」

幼馴染「やめてよっ! あのときのことは思い出させないでっ!」

幼馴染友「あれは悪夢だったね……」

男「開けたらひっくり返っているのが数匹もいたしな」

幼馴染&幼馴染友「「ひいいいいいいいいいいい」」


幼馴染友「あああああああああああああ!!!!!!!!!!!111111」

幼馴染「幼馴染友がなんか発狂しちゃったじゃない!」

幼馴染「なんていうことをしてくれたのかしら……」

男「すまん」

幼馴染友「ああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!1」

男「どうすればいい?」

幼馴染「えっとねー、たしかこうするんだよっ」ダキッ

男「俺がそんなことしたら捕まるから無理」

幼馴染友「ああああああああああああああああああああああああ」

幼馴染「あ~あ、めんどくさいことに……」

幼馴染「はい、落ち着いてくださ~い。あなたはいつも落ち着いていますよ~」ナデナデ

幼馴染友「ゥ…………ァ…………」ジタバタジタバタ


幼馴染友「ゥ…………ァ…………」ジタバタジタバタ

幼馴染「そうそう、はい、いきすって」スー

幼馴染友「ぁ……ふ……ぅ……」スー

幼馴染「はいて~」ハー

幼馴染友「ぃ……ぅ……」ハー

幼馴染「はいもういちど、すって~はいて~」スーハースーハー

幼馴染友「フー……ふぅ……」スーハースーハー

幼馴染「もうあなたはだいじょうぶですよ~。いつもの幼馴染友です~」

幼馴染友「…………」


幼馴染「だいじょうぶですか~? わたしのこえはきこえますか~?」

幼馴染「もしきこえるなら右手をあげてくださ~い」

幼馴染友「…………」スッ

幼馴染「はい、大丈夫みたいですね~。 起きた時あの悪夢は忘れてしまいますよ~」」

幼馴染友「…………」コク

幼馴染「あと五秒たったらあなたは起きますよ~」

幼馴染友「…………」コク

幼馴染「手をこう鳴らすから起きてくださいね~」パンッ

幼馴染友「……」コクリ

幼馴染「5……4………3…………2………………1……………………0」ネットリ

幼馴染「はい」パン

幼馴染友「…………?」スクッ

男「お、起きたな」


幼馴染「大丈夫ですか~? わたしの顔は見えますか~? わたしは誰かわかりますか~?」

幼馴染友「……お……幼馴染……だよね」トロッー

幼馴染「うん、やっと起きたね」

幼馴染友「あれ……私」

男「大丈夫か?」

幼馴染友「う……うん……ありがとう…………」

幼馴染「ほらっ! 水道あいてるよっ! はやくいかないと!」

幼馴染友「う、うん!」

男「……なぁ、いまのなんだよ?」

幼馴染「さぁ? なんか前にね幼馴染友にこうしてって言われたのよ」

男「そ、そうか」

幼馴染「よくわかんないんだけどね~」


下校


幼馴染「いや~今日も楽しかったよ~」

男「ああ」

幼馴染「いつもどおり男と一緒に学校に行って、一緒に帰る」

幼馴染「まさにテンプレね~」

男「……そういえばさ」

幼馴染「なに?」

男「なんで部活やらないの?」

幼馴染「え~なんでそんなこと聞くの?」


男「だって人生の絶頂期とか言ってたし、それなら普通部活やるだろ」

幼馴染「そうかな?」

男「そうだよ。幼馴染友とかすごい楽しそうじゃないか」

幼馴染「まあね~、でもそれはおとこも同じでしょ?」

男「お、俺は勉強と両立できないしあと……」

幼馴染「んもー、そんな暗くなっちゃダメでしょ! 元気出して!」

男「だけど」

幼馴染「わたしは今のままが一番楽しいのっ! それにそういうのは私が決めることよっ!」

男「そうだけど」

幼馴染「はいはい、わかったから。今日はなに食べたい?」

男「んー……うどん?」

幼馴染「いいわね~じゃあスーパーに寄ってきましょ」

男「ああ」


スーパー


幼馴染「いや~うどんって安いのがいいわよね~」

男「けっこううまいしな」

幼馴染「うんうん、ついでに買い物もしちゃおうか!」

男「カートは俺がやるから」

幼馴染「さ~て、たしか今日はね……卵が安いのよ!」スマホポチー

男「まじか」

幼馴染「お一人様十個入りひとパックで八十円よ!」

男「じゃあ早めにいくか」ガー

幼馴染「そうだね、いこうか」スタスタ


幼馴染「お、重い……」

男「買いすぎだろ……」

幼馴染「だって一気に買わないとめんどくさいんだもん」

男「そうはいっても……三袋もあるぞ」

幼馴染「うわ~わたしのマイバッグが~! ちーぎーれーるー」

男「ほらっ、俺が二つ持つから」グイッ

幼馴染「ありがと。いや~ビニール袋スーパーで買うの高いんだよね~」

男「袋一枚三円とか五円もするしな」

幼馴染「そうそう、ゴミ箱用にもらうのもいいんだけどね~」

男「そうだな」

幼馴染「う~ん、今度からは置いてあるダンボールにしようかしら」

男「歩いて持ち帰るのきついし、袋のほうが良いと思うが」

幼馴染「う~ん、悩みどころね」


幼馴染「バッティングセンターがあるけど行く?」

男「行きたいんだろ」

幼馴染「たまにやりたくならない?」

男「おまえ好きだもんな」

幼馴染「まぁね! ホームラン賞に当てて千円貰うのいいわよね~」

男「金か」

幼馴染「違うわよ~当てたらなんか得した気になるだけよ」

男「わかったから買ってくれば?」

幼馴染「うん! 一枚で充分よ!」

男「さすが」


シュッ キィィイイイイン

シュッ カキイイイイイイイイイン


男「……平気で打つな」


金属バットでマシンから放たれた球をいとも簡単に打っていく。

バッセンにありがちなアバウトにコントロールされたものでも調節せずに悪球打ちする。

本当はしてはいけないことだが幼馴染曰く、もったいないそうだ。

身体付近に来たものでも肘を畳んで、素早く回転させ上手く巻き込むと軽く打つ。

もちろん身体を残してだ。体重が乗った球は強く一直線に進む。

体幹が強いようだ。

本来ならばファールになる箇所だが、決してならない。

小学生の部活にも関わらず、打率はだいたい四割だが出塁率は四割二分とかなり低かった。

なぜか悪球打ちを頑なに治そうとしなかった。癖になっているが、センスはけっこういい。


しかし、幼馴染はいつの間にか退部していた。

確か俺がこっちに戻った時には辞めていた後だった。

なぜ辞めたのだろうかと聞いてみたが一向に誤魔化され、未だに答えを貰えてない。

分からない。

分からない。

分からない。

一向に考えが進まず、次第に男は頭を切り替える。


幼馴染「ふぅー。ああ気持ちよかったっ!」

男「お疲れ」

幼馴染「じゃあ帰ろっ!」

男「ああ」

幼馴染「あーそういえば食べ物買ったんだった! よいしょっと!」

男「おい、なんで二つももつんだ?」

幼馴染「えっ、だって次は私の番かなと」

男「いまやったばっかで手痛いだろ、無理するな。ほれっ、俺も片方もつから」ヒョイッ

幼馴染「う、うん……ありがとう」


薄暗くなり街灯が灯りはじめそうな時間に彼らは行く。

一つのものを片方ずつ持ちながら。

力強く胸を張って互いを支えあい、地のついた足取りで決して明るくない道を進む。

しかし、家につけば温かい温もりを持った笑い声が響くだろう。

彼らはそんなことを頭に浮かべながら、互いの歩幅に合わせて、体からあふれんばかりの

思いを足取りに乗せると、ゆっくりと歩いて行った。

今回はエロなしです
お疲れ様でした

エロが読みづらいぜ

>>232
書いた分を修正してみました。そのような意見はけっこう助かります

昨日投下できなくて申し訳ございませんでした
投下します


五日後(2月11日 火曜日)


ガラッ トテトテ

幼馴染「ほらーっ、起きなさいよ!」バサッ

男「ああ……おはよう」

幼馴染「うんおはよう。もう朝ダルいのは治ったみたいだね」

男「ああ、よかったよかった」

幼馴染「ご飯できてるから下きてね」

男「おう」


ガラッ


男(……ふぅ。もう大丈夫そうだな……本当によかった……)

男(じゃあいくか)


学校


幼馴染「おっはよー!」

幼馴染友「はよー。男君もはよー」

男「おはよう」

幼馴染友「うんうん。いつもどおりだね」

幼馴染「そういえばさー」

幼馴染友「んーなに?」


ペチャクチャペチャクチャ


幼馴染「よしっ、かえるよ」

男「ああ」

幼馴染友「またね~」

幼馴染「また明日!」


男家


男「もう寝るか」カチッ


いつもどおりの日常を過ごし男は床に就く。

しかし、今日の夢はいつもと違っていた。男は完全に油断していたのだ。
------------------------------------------------------------------

幼馴染「このまえはよくもあんなことしてくれたわね」

男「えっ」


ドン


幼馴染「あなたは這いつくばっているのがお似合いよ!」

男「うぐっ!」


幼馴染「ほらほらっ! 頭を足蹴にされる気分はどうっ!?」ゲシゲシ

男「や、やめてくれっ!!!!」

幼馴染「私がそう言った時は……やめなかったわよねっ!!!!!!!!」ガンッ

男「ごめんなさいっ、ごめんなさいっ!!!!!!!!!!」

幼馴染「謝っても……許さないんだからっ!!!!!!!!!!!!」クイッ

男「ごめんなさい!!!!!!!!」

幼馴染「あなたは……私のモノなんだから……」ニヤッ

男「ひっ」

幼馴染「あれれ~これは何? もうこんなガチガチになってるじゃない……」ジー


男「えっ!? な、なんで……」ビンビン

幼馴染「私にいじめられて嬉しかったんでしょ?」ネットリ

男「そんなわけ……」

幼馴染「ふぅーん。そんなこと言っちゃうんだ」ニヤニヤ

幼馴染「よいしょっと……」ゲシッ

男「あひぃっ!!!!11!! 痛い痛い痛いいいいいいいい」ジタバタジタバタ

幼馴染「痛く…………してるのよっ!」ブンッ

男「あああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!1」ビクッビクッ


幼馴染「どう? 痛かったでしょ? 私はこれ以上やられたんだからっ、ねっ!!!!!!!!」ブンッ

男「いやああああああああ折れるうううううううう!!!!!!!!!!!!!!1」

幼馴染「別にこ~んなもの折れてもいいんじゃない?」ゲシゲシ

男「……ぁ…………」

幼馴染「あれ~? どうしちゃったの、まだまだ行くわよ?」フミフミ

男「んん!」ムクムク

幼馴染「あらあら、少しやさしくしたらまた大きくなっちゃったわ」フミフミ

男「あぅ!」

幼馴染「本当にこっちの子はどうしようもないわね~」


幼馴染「ついでに乳首ちゃんもいじめてあげるわっ」クリクリ

男「あふぅ!」

幼馴染「ほれ~どう? このわたしがあんたのを吸ってあげてるのよっ」レロ

男「ぁ……」ビク

幼馴染「ほれほれ~左もやってあげる~」クリクリ ペロペロ

男「あっ……んっ……」ビクビク


男「あ……はっ……」ビクビクビクビク

幼馴染「五分もやったら乳首フニャフニャになっちゃったわねっ」

男「……んっ……っ」ビクビクビクビク

幼馴染「なにこれ、すっごいたのしい~女の子みたいな顔でもだえてんだもん♪」クスクス

幼馴染「こ~んな人を世話している私に感謝してほしいわ。はい、お礼は?」

男「……」

幼馴染「言いなさいよっ! こ~のド腐れおチンポ!!!!」ゲシッ

男「ありがとうございますっ、ありがとうございますっ!」


幼馴染「そうよっ、ありがたってほしいわ! あなたとこれは私の所有物なんだから!」フミ

男「そ、そうです! これは幼馴染のものです! だから、そんなにしないでください!」

幼馴染「そんなの私の自由でしょ! 口出ししないでもらえるっ?」フミフミ

男「んふぅ!」

幼馴染「もーいいわ! さっさとイカせて私のものってことわからせてあげるっ」ニギッ

男「あっ!?」

幼馴染「ほ~らっ、この私がこ~んな汚いおチンポを手でしてあげてるのよっ!」

男「あぁ……あぁ……」ビクッビクッ

幼馴染「なんとか言いなさいよっ!!!!」ピンッ

男「あぁ! そんなしないでっ!」


幼馴染「あらら~また少し優しくしただけですぐに感じちゃうのねっ!」ピンッピンッ

男「ぁ……あ……あ……んふぅ……」

幼馴染「ぷぷぷ。デコピンしてるだけでそんな可愛い顔しちゃって……」ニヤニヤ

幼馴染「じゃあ、もっといじめてあげるっ! ほ~れほ~れ」ピンッピンッピンッピンッ

男「んほおおおおおおおお」ビクビクビクビク

幼馴染「うわぁ~左右に揺れてる~んふふ~た~の~し~い~」ピンッピンッピンッピンッ

ごめんトイレいってた


男「あ……や…………やば……い」ビクビク

幼馴染「あれ? もうイキそうなの? イキタイ?」

男「はい! イキタイです、イカセてくださいっ!!!!」

幼馴染「ふぅーん。そんなにイキタイのねっ?」

男「はい、だから…………」

幼馴染「ん~そうね~どうしようかしら?」

男「お願いしますお願いします」

幼馴染「う~ん、でもね~……まだダメ!!!!!!!!」ニギッ

男「あああああなんでえええええええええええええええ」


幼馴染「なんで勝手に許可なしにイクつもりなの?」

男「だって……」

幼馴染「だってじゃない。所有者の許可なしなんて自覚が足りてないんじゃないっ?」

男「それは幼馴染が……」

幼馴染「せっかくイカせてあげようと思ってたけど勝手にイクような子には」

幼馴染「こうよっ!!!!」ベチン

男「んあああああああああ!!!!!!!!」ブルン

幼馴染「あはははははははさっきよりもっと揺れてる!」プププ

男「やめてくだしいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!1」

幼馴染「やめないわよっ!!!!!!1」ベチンベチン

男「うふっ……ぅ……ぁ……」ブルンブルン


幼馴染「あれれ~なんか出てきてるよ。罰のつもりだったのにな~」

幼馴染「これなに? なんで少し出てるの? もしかして気持ちよかったの? 説明してくれないかな?」ニコッ

男「…………」カァァ

幼馴染「ほれ」ニギッ

男「――ん! そ、その…………」ゴニョゴニョ

幼馴染「えっ? なに、聞こえない。もっと大きな声ではっきりと言ってよ」ニギニギ

男「だ、だから……幼馴染のキレイな手が叩いていると考えたら……」

幼馴染「あとは?」

男「えっ? そ、それだけだけど……」


幼馴染「まだあるでしょ? なんとなくわかるよ」ニコニコ

男「そ、その……幼馴染が前かがみだから……鎖骨とか胸とかが……チラッと見えちゃって……」

幼馴染「うわぁ…………そんなところ見てたんだ……」ドンビキ

男「……」

幼馴染「……変態」ボソッ

男「……」カァァ


幼馴染「こ~の変態! 変態! 変態! 性欲しかないのか!!!! このサルがっ!!!!」ギュッギュッ

男「ああああああそんな強くにぎらないでえええええええ」ジタバタジタバタ

幼馴染「もういいっ! さっさとイカセてやるっ! それでいいんでしょ!!!!!!!!」シュッシュッ

男「はぁん! ぃ……ああっ……ぁ……」ビクビクビクビク

幼馴染「ほらっ、はやくいきなさいよっ! イキたいんでしょっ!!!!」シュッシュッシュッシュッ

男「ぁ……ぅ……」ビクビクビクビク

幼馴染「ほらっイケっ! イケっ! この馬鹿チンポ!」ヌッチュヌッチュヌッチュヌッチュ

男「や……ばい……」

幼馴染「ほらほらほらほら! 私が手コキしてあげてるのよっ!!!!」ヌッチュヌッチュヌッチュヌッチュ

男「……あ……あ……ぁ……」ビクンビクン

幼馴染「もうイキたいんでしょ! 何回私があんたのバカチンポイカせたと思ってるの!!!!」ヌッチュヌッチュヌッチュヌッチュ

幼馴染「イケ! イケ! イケ! イケ! このへんたいへんたいいいいいいいいいい!!!!」ヌッチュヌッチュヌッチュヌッチュヌッチュヌッチュヌッチュヌッチュ

男「あああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!"!w!e21w!!1」


ドビュルルルルルルルルルルルル ドバババババ ドグドグドグ ドプッドプッ


幼馴染「うわー……すごいでた……」ネチャッネチャッ

男「あっ……あっ……あっ……あっ……うっ」ドピュ

幼馴染「…………へっ?」ベチョッ

男「うっ……ふっ……」ブビュブビュブビュブビュ

幼馴染「…………」ベチョッベチョッベチョッベチョッ

男「…………ふぅ」グッタリ

幼馴染「………………おい」キッ

男「えっ」


幼馴染「なんで髪にかけるのよっ!!!!!!!!」ゲシゲシ

男「痛い痛いっ! だ、だって勝手に出て…………」

幼馴染「それになんでわざわざ落ちづらいところにかけるのよっ!!!! バカじゃないの?」ゲシゲシ

男「ごめんなさいっ、ごめんなさいっ」

幼馴染「おらっ! そこに仰向けになれ!!!!!!!!」バッ

男「痛いっ! な、なんで……」ドタッ

幼馴染「いまから罰ゲームね。絶対にイッちゃダメだからねっ!」

幼馴染「イッたら社会的に死なせるからっ♪」

男「そんな……」

幼馴染「イカなきゃいいだけでしょっ、簡単だよ」ニコッ

男「や、やめてくれよ……」


幼馴染「はい、いれまーす」ズニュ

男「あ……ああ……」ビクビク

幼馴染「ほらほらどう?」パンパン

男「あっ……あっ……」

幼馴染「わたしのなか気持ちいいんでしょ?」パンパン

男「き、きもちよくない……」

幼馴染「ふぅーん、そうわかったわ。じゃあもっとするから」

男「えっ」

幼馴染「ほれ」パンパンパンパン

男「ああっ!」

幼馴染「そいやっ」パンパンパンパン

男「あああああああああ」

幼馴染「んふふ~♪」パンパンパンパン


十五分後


幼馴染「んっ……っ……」パンパンパンパン

男「あっ……」

幼馴染「ま……まだ……いかないのね……っ……けっこうがんばるわね」パンパンパンパン

男「ァ……だ……だって……くっ……イッたら……」

幼馴染「も……もう……っ……十五分……くらいやってるのに……あっ……」パンパンパンパン

男「ウ……フッ…………グッ……ァ……」

幼馴染「ん……っ……ふっ……あっ……あんっ♥」パンパンパンパン


幼馴染の嬌声を聞いた瞬間、男の生物としての本能が目覚める。
上で腰を振る幼馴染を無理矢理うつ伏せにし、丸く張ったデカイ尻を掴み高く突き出させ
肉棒を差し入れる。


幼馴染「!? な……なっ……なに……してんのよ……っ……このバカ」

男「…………」パンパンパンパン

幼馴染「ちょっ……わ……わたしの……あっ……いうことが……っ……聞けないの?」

男「…………」パンパンパンパン

幼馴染「なんとか……言いなさいよ……んっ……あっ……」


男「…………」ガシッ

幼馴染「ちょ……頭押さえつけないでよ……っ……!」

男「…………」パンパンパンパン

幼馴染「や……やめ……んっ……なさいよ……あんっ♥」

男「…………」パンパンパンパン

幼馴染「んっ……んっ……も……もう少し……や……さしく……」

男「…………」パンパンパンパン

幼馴染「い……いい加減にしなさいよ!!!!!!!!」バッ


幼馴染は男に手を伸ばし抵抗しようとするが、逆に手を取られて自由をなくなってしまい
余計に男の為すがままにされてしまう。


幼馴染「きゃっ!? 腕……痛いよ……やめてよ……っ」

男「…………」パンパンパンパン

幼馴染「ううっ……あっ……んっ……ひどいよ……」ポロポロ


完全に体の自由がなくなり突かれるだけの肉便器と成り下がる。そんな幼馴染を見て
交尾のように覆いかぶさり押さえつけると、体重を掛けた抽迭のスピードをさらに上げる。


幼馴染「ふぇ……んっ……っ……あっ……」

男「…………」パンパンパンパンパンパンパンパン

幼馴染「んっ……ふっ……あんっ……っ……」

男「…………うっ」ドピュルルルル

幼馴染「えっ……いま……だした? おとこ……これで……おわりだよ? もうやめよ?」

男「…………」ドピュドピュパンパン


男は射精しながら幼馴染を突き刺す。既に幼馴染を労るほど理性はないようだ。


幼馴染「ん……あっ……ま……まだ……する……の?」

男「…………」パンパンパンパンパンパンパンパン

幼馴染「あっ……ふっ……ぁ……ん……ぁ……あんっ……あんっ……」

男「…………」パンパンパンパンパンパンパンパン

幼馴染「あんっ♥……あんっ♥……あんっ♥……あんっ♥……」

男「…………」パンパンパンパンパンパンパンパン

幼馴染「んっ……ふぅ……んっ……」フーフー

男「…………」パンパンパンパンパンパンパンパン

幼馴染「ああぁんっ……ひっ……あんっ♥……」

男「…………」パンパンパンパンパンパンパンパン

幼馴染「……んっ……ぁ……ぃ……いき……そう……」

男「…………」パンパンパンパンパンパンパンパン

幼馴染「ん……あっ……あっ……あっ」ビクビク

男「…………」パンパンパンパンパンパンパンパン

幼馴染「あっ♥……あっ♥……あっ♥……あっ♥……」

男「…………」パンパンパンパンパンパンパンパン

幼馴染「ふああっ……あっ♥……ん……んっ♥……ひっ……あっ♥……」ビクンビクン

男「…………」パンパンパンパンパンパンパンパン

幼馴染「お……おとこ? ら……らめて……い……いまは……びんかん……で」ビクビク

男「…………」パンパンパンパンパンパンパンパン

幼馴染「ふ……う、う……んぐ……ひ……うう……」ビクビク

男「…………」パンパンパンパンパンパンパンパン

幼馴染「ぁ……っ……ぅ……」


何時間経っただろうか。既に男は五回以上膣内に射精し、幼馴染もそれ以上イッたようだ。
幼馴染の身体はドロドロの精液まみれでほとんど意識はなかった。

幼馴染「…………」ドロドロ

男「…………」パンパンパンパンパンパンパンパン

男「…………うっ」ドピュルルル

幼馴染「…………ぁ……」


妄想の夢ははさらに地を這いずり、ジメジメとした道をゆっくりと進む。
無意識に本能で幼馴染の滑稽な姿をスマートフォンで撮ろうとする。
瞬間、どす黒く赤いグチャグチャに変形したざくろのような渇きが周りに湧き出す。


男「えっ!? うわあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!"1!!!!!!!!!!」


じんわりと広がっていく赤、赤、赤。


男(ああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!ww!!!!!!w2!!)


ふっと周りを見てみると熟した果実が周りに滅茶滅茶に広がっていて、身体に迫ってきた。
体内に侵入し肺にまで入ってきて、空気が吸えずに息苦しくなる。
必死に逃げようとするが脚は絡め取られ、上半身しか動かすことが出来ずに這いつくばる。
手を伸ばし先に行こうとするが、下半身は因われ動かせない。


男(ああ…………これが……………………報い……か……)


さらに上半身は侵食され気が遠くなっていく。
胸から首、顔の順に不気味な赤が静かに、かつ着実に包み込んでいき男は贖罪をするように
スマートフォンで撮った画像を消去していく。


男(ああ……これは……最初のやつか……)

男(まだ……このとき……なら……戻れたのかな…………)

男(ごめんな…………幼馴染…………)


人間の脳ではなく獣のそれにどんどん変異していく中、写真を消去していき、ある一枚の写真に手をかける。


男(……これは……)


そこには幸せそうに笑っていながらこちらを見ている幼馴染が写っていた。


男(ダメだ! ダメだ! ダメだ! ダメだ!)


動く気力がない身体に力を振り絞り、抵抗を試みるが頭がまわらず動物の思考となっていく。


男(あぁっ、どうすればいいんだ…………)

男(……! なりふり構っていられない!)ガンガンガンガン

男(ぅ……こ……これ……で…………)グッタリ


意識を失わせようと頭を必死に殴っていき、朦朧と男のそれは失っていった。

途絶える瞬間、階下から階段を登る音が耳に響いた気がした……。

今回はこれで終わりです
なるべく状況説明をなくしてみたけど読みやすくなったかな?

あと言っとくけど多分次かその次で終わると思う

再開します


翌朝(2月12日 水曜日)

ガラッ


幼馴染「っ……ほ……ほらーっ、起きなさいよ!」

男「…………」

幼馴染「も……もう時間ないよ……ごはんもとっくにできてるし」

男「……おはよう……あぁ…………頭痛い」

幼馴染「だ、大丈夫? 学校行ける?」

男「ま、まあ頭だけだし……多分」

幼馴染「は、はやくきてね」タタタッ

男「……わかった」

男(――ん?)

男(……なにか違和感を感じる……何だ?)

男(…………なんだこの下着? こんなん穿いて寝たっけ?)

男(……俺の思い過ごしか? ……まあいいや)

男(……って時間やばっ!? 遅刻する!)


リビング


幼馴染「あっ! や、やっと起きたね。はやく食べてよ」

男「すまん。いただきます」

幼馴染「い、いただきまーす」

男「…………なぁ」

幼馴染「なに?」

男「いや……なんかした?」

幼馴染「なにを?」

男「いやだから……」

幼馴染「だから?」

男「……今日起こしにくるのなんか遅かったな~って」

幼馴染「男が起きなかったからだよ~あはは」


男「う~ん、調子悪いのかな?」

幼馴染「またぶり返してきたのかもね」

男「それはまずいな。ちゃんと食べるか」

幼馴染「そんなこと言ってる時間じゃないでしょ!」

男「そうだったな……」

幼馴染「ほらっ、食べてっ」グイッ

男「わかった、わかったから! そんなするな!」

幼馴染「だって、遅刻しちゃうよっ!」

男「急いで食べるから」


幼馴染「やばいよっ! もう時間ないじゃん!」

男「すまんっ! これでもはやく食べたんだぞ!」

幼馴染「どうする? 体調悪いだろうし遅刻覚悟で歩いて行く?」

男「またやると怒られるし今日は走る!」ドタドタ


男「ぜぇ……ぜぇ……」

幼馴染「だいじょうぶっ!? すっごいつらそうだよ? 今日も歩く?」

男「だ……だい……じょうぶ……」ハァハァ

幼馴染「そんな風には見えないよ!? 歩いたほうがいいんじゃない?」

男「い……いや……それはまずい」

幼馴染「でも単なる遅刻だよ? 歩いたほうがいいよ~」

男「そういうことじゃなくて……」

幼馴染「倒れたほうが大問題だよっ! 歩いたほうがいいと思うな~」

男「しかし」

幼馴染「悪いこと言わないから歩こっ!」

男「……わかった」

幼馴染「そうそう、それがいいよ」ウンウン


歩道橋


男(ここは…………そうだ……撮った場所だ……)

幼馴染「…………」

男「どうした? いきなり止まって」

幼馴染「なんでもないよ~ちょっと疲れたから前歩いていいよ!」

男「……? 分かった」


階段


幼馴染「あ~脚が痛いよ~」

男「大丈夫か?」

幼馴染「う~ん、大丈夫だよ~ただ前歩けないだけだよ~」

男「またか」

幼馴染「いいからどんどん歩いていいんだよ~グリーンだよ~はやく行っていいんだよ~」

男「はあ」スタスタ


昼休み


幼馴染友「お、幼馴染……」

幼馴染「なに?」

幼馴染友「本当に本当にごめんなさいっ!!!!」

幼馴染「もしかして」

幼馴染友「そうなの! 一緒にあまり食べられなくて寂しい……」

幼馴染「部活ならしょうがないんじゃないの?」

幼馴染友「そうは言っても昨日一緒に食べられて楽しかったのに……」

幼馴染「う、嬉しい事言ってくれるね……」カァァ


幼馴染「あっ、先輩きてるよ」

幼馴染友「じゃ、じゃあ行くねっ! 今度ね!」

幼馴染「いってらっしゃい」

幼馴染「で……一緒に食べる?」

男「お願いしよう」

幼馴染「じゃあ行こうか。あっ、前歩きたいでしょ! 歩いていいよ~」

男「わかってる」


空き教室


幼馴染「また用意しなくちゃ……」

男「なんでここでいつも食べるんだ?」

幼馴染「静かに食べたいじゃない」

男「そうか」

幼馴染「っ……き……今日は男が椅子とってよ」

男「そういえばずっと幼馴染にさせてたな、悪い」

幼馴染「そ、そうよ。たまには楽したいわっ!」


・・・


幼馴染「じゃあ食べよ~」パカッ

男「ああ」パカッ

幼馴染「いただきま~す」

男「いただきます」゙


幼馴染「ごちそうさま~」

男「ごちそうさまでした」

幼馴染「う~ご~け~な~い~。だ~か~ら~片付けやっといて~」グッタリ

男「しょうがないな」

幼馴染「あ~り~が~と~ね~」ノロノロ

男(……幼馴染が珍しく怠けてる)


下校


幼馴染「帰ろうか……」

男「ああ」

幼馴染「後ろ歩きたいから前いっていいよ」

男「今日どうしたんだ? ずっとおかしいじゃないか」

幼馴染「なんでだろうね」

男(……ほんとになんでだろう)


男家


幼馴染「じゃあご飯つくるね」

男「お願いする」

男「…………」

男(昨日履いたはずのはどこにある……)スタスタ

男(まず考えられるのは脱衣所……ない)ガサゴソ

男(俺の部屋……タンスの中……ここにもない)ガラッ

男(廊下……トイレ……家の中……ない)

男(じゃあ……外か?)ガラガラー

男(……あっ……あった!)


男(……しかしなぜ昨日の夜に履いたはずのものが今日洗濯してある?)

男(俺は洗濯機に入れた記憶はない……)

男(不可解だ……俺は確かにタンスの中から出して使った……)

男(記憶違いか? いや、いくらなんでもそれはない……)

男(仮に俺の勘違いとすれば、干されているパンツが三つであるのが説明できない)

男(……前回の洗濯から二日しかたっていないし、今履いているのを除けば二つだけしかないはずだ)

男(なぜならば二日前と昨日で二枚だからだ。紛らわしいから今日履いているのは除いて考えよう……)

男(しかし、状況から察するに……今日を除いて俺は三つ履いていたことになっている)


男(なにか……アクシデントはあったか?)

男(……おかゆ……いや、けっこう前のはずだしそもそも下にこぼれてない……他には)

男(……あれか……机のやつか……違う。これもこの二日間の出来事じゃない……)

男(この二日間はだした記憶がないし……アクシデントはなかったと判断していいだろう)

男(……ならばなぜ俺はこの二日間に三枚も履いているのか?)

男(昨日の夜までは普通だった……なにかあったか?)

男(そうだ……今日の朝……俺は違和感を感じた記憶がある……)

男(それに俺が履き替えたのは昨日風呂に入ったあと……だけど朝は別のやつだった)

男(つまり……風呂に入ったあとから朝起きるまでの時間の間に履き替えたことになる)

男(でも俺はその間寝てるんだぞ! ……もしかして勝手に歩きまわっているのか?)


男(…………)

男(それは考えたくない仮説だな……。何か……何かなかったか?)

男(……そうだ、そうだよ! 確か俺はなんか悪い夢を見ていた気がする!)

男(内容はあまり覚えてないが……どうせまた幼馴染関連だろう……)

男(それが原因の……よく噂に聞く夢精ってやつか……)

男(しかしそれでも俺が履き替えた証拠には決してならない……が原因にはなる)

男(夢精したあと気持ち悪くなって自分で脱ぐ……いやそれならズボンも脱いでいるはずだ!)

男(ならば他者による犯行、特に俺を起こしに来る人物……幼馴染が……)

男(ないない! 信じたくない! でも現在この家に来るのは幼馴染くらいだ……)

男(……この結論が……幼馴染のあの態度……この状況を……全て説明できる)


男(いやまだだ!……証拠を確認していない……ここまでは全てオレの妄想だ……)

男(まずは匂い……)クンクン

男(……少しだが……あの独特な匂いだ……)

男(次は手触り……)サスサス

男(……こっちも少し……カピカピな気がする……)

男(…………ふぅ)

男(あぁ……もうこれ……確定じゃん)ハァ

男(しかし幼馴染はなんでわざわざこんなことしたんだ? 放っておけばいいだろうに)

男(……分からん…………が俺が悪いことは確かだ……)


台所


幼馴染「…………」ジュー

男「幼馴染!」

幼馴染「なに? 今ごはん作ってるんだけど」

男「申し訳ございませんでした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ドゲサ

幼馴染「だから何が?」ジュー

男「今日の朝に俺の下着を洗ってもらったことだ!」

幼馴染「洗濯はいつもやっていることじゃない」

男「精液まみれで汚いやつをだ」

幼馴染「…………」ジュー


男「なんでやってくれたかは分からない。それに俺は幼馴染を裏切ったんだ……」

幼馴染「…………」

男「あれは一ヶ月前のことだ……幼馴染の下着を見て俺は興奮したんだ」

男「それがきっかけで俺は……おまえのを……………………盗撮したんだ」

幼馴染「…………」

男「それから……ずっと続けてしまって…………オナニーしていたんだ」

男「それからというもの頭のなかでお前にひどいことをしたんだ!!!! 何回も何回も!!!!!!!!」

男「大切な人を汚して……侮蔑して……許されないことをしたんだ……」

幼馴染「…………」

男「俺はどんな罰でも受ける!!!!!!!! だから俺の前からいなくならないでくれ!!!!!!!!」


幼馴染「…………」

男「…………」

幼馴染「……………………」カチッ クルリ

男「……………………」

幼馴染「顔。上げて」カチッ

男「……ああ」

幼馴染「ほれっ」ヒョイ

男「!?」モグモグ

幼馴染「どう? おいしい?」

男「…………あまくておいしい」

幼馴染「そう、それはよかったわ。じゃあご飯たべよっか!」


男「なんで……責めないんだ……」

幼馴染「うん?」

男「今日の朝気づいたはずだ! スマートフォンには盗撮画像が映っていたし、下着は精液まみれ!」

男「気持ち悪いと思うはずだ! でもなんでちゃんと洗濯までしてるんだよ! おかしいだろ!」

男「それにずっとずっと盗撮をするような最低男とは口も聞きたくないはずだ!」

男「なのになんで幼馴染は……いつも通り……ご飯まで作って話してくれるんだよ……」

幼馴染「だってねー、すごくベトベトで気持ち悪そうだったんだもん」

幼馴染「あんなのほっとけるわけないでしょっ。落とすの大変だったんだからねっ!」ビシィ

男「だ、だから……」

幼馴染「いや~匂いもすごかったね~、朝から重労働だったよ~」

男「……ごめんなさい」カァァ


幼馴染「うんうん、感謝してほしいよっ。他の人が見つけたらどうなっていたことか」

男「……ありがとうございます」

幼馴染「あとわたしが男のごはんを作るのは当たり前のことだし。いまさらやめるわけにもね~」

男「……だからこそ俺は幼馴染に対して裏切りを……」

幼馴染「裏切り裏切りって何回言うのよ。そんなに罰を受けたいの?」

男「ああ! このままじゃ幼馴染に対してずっと顔向けできない。」

男「こんなのは俺の自己満足だ! でも俺は……」

幼馴染「そうかそうか、男はなんか罰を受けたがっているみたいだね」

男「そうだ。幼馴染の為ならどんなことでもする。だから……」


幼馴染「ふむふむ、じゃあわかった」

幼馴染「じゃあ明日から一週間、男の世話を何もしないから。自分でご飯作って、自分で学校行くんだよ?」

男「ああ」

幼馴染「も、もちろん撮るのも……っ……ぁ……ぅ……ぉ……お…な……にー……も禁止だよ」ゴニョゴニョ

男「も、もちろんだ……」カァァ

幼馴染「あ、あとなるべく男に干渉しないからね。だいじょうぶ?」

男「だいじょうぶだ。一生懸命頑張る」


幼馴染「うん、わかったよ。じゃあごはん冷めちゃうし食べよっか」

男「……あぁ」

幼馴染「はい、いただきま~す♪」

男「……いただきます」

男「……」パクッ


温かい白米。見事にふっくらと炊けていて、舌触りがよくとても美味しい。
しっかりと噛めば噛むほど甘くなる。
なぜかは分からないが噛むと同時に鼻の奥が痺れてツーンとなっていき、瞼の奥から
涙が溢れ、筋を引いてこぼれる


幼馴染「ちょ、ちょっと何泣いてんのよっ!」

男「ごめん」ポロポロ

幼馴染「あ~あ、そんなに泣いちゃってダメでしょ。ほらっ」ゴシゴシ

男「ご、ごめん」

幼馴染「はぁ……どうしようもないね~この前も泣いてたじゃない」

男「……ごめん」

幼馴染「普段はしっかりしてるのにすぐこれだもの」

男「…………ごめん」


幼馴染は半ば呆れ返っていたようだが、ゆったりと優しい笑顔で男の顔を見つめていた。


玄関


幼馴染「じゃあわたし帰るから」

男「……ああ」

幼馴染「分かってる? 明日から一週間起こしにこないのよ? 本当にだいじょうぶ?」

男「ああ」

幼馴染「休みの日もちゃんとするのよ?」

男「わかってる」

幼馴染「わかったよ。じゃあまたあし……また今度」

男「また一週間後」


ガチャッ


男「……ふぅ」

男(一週間か…………五日間耐えられたんだ。なんてことないはずだ……)

男はこのとき気づいていなかった
これから地獄の一週間が始まることを。

もうちっとだけ続くんじゃ

今日休みだから書いたぶん投下してく


男(ふぅ……もういい時間だ)

男(……寝るか)

-------------------------------------------------

幼馴染「もう怒りました」

男「えっ」


ドカッ


幼馴染「またわたしを無理やりひどいことしたわね」ゲシゲシ

男「ご、ごめんなさい」

幼馴染「前回もそう言ってたわよね」

男「そ、その身体が勝手に……」

幼馴染「言い訳無用。ほらっ、服を脱ぎなさい」

男「えっ……や、やだよ」

幼馴染「は?」バチーン

男「っ……い、痛い……わ……わかりました……ぬ……脱がせていただきます」シュルシュル


幼馴染「そう、あなたはそうすればいいのよ」

男「ぬ、脱ぎました……」モジモジ

幼馴染「ぷぷぷ。なんで恥ずかしそうにしてるの?」

男「だ、だって……」

幼馴染「あなたはなに?」

男「えっ……自分は自分だよ……」

幼馴染「誰のもの?」

男「そりゃ自分のものだよ……」

幼馴染「違うわ。あなたは私のもの。私の言うことだけ聞いてればいいの」ニヤニヤ

男「ひっ」


幼馴染「分かったら身体を隠さないで、手を横にしなさい」

男「やだよ……」

幼馴染「えっ?」バチーン

男「うぶっ……わ……わかったよ……」

幼馴染「なにその口のききかた? わかりましたでしょ?」

男「……わかりました」ピシッ

幼馴染「あははははははははおっかしい~高校生になってまでこ~んな格好してるなんて」クスクス

男「は、恥ずかしい……から……もうやめてください」カァァ


幼馴染「毎度毎度よく同じ事……言えるわね!!!!!!!!」バチーン

男「か、顔は……やめて……ください」

幼馴染「えっ? なんだって?」バチーン

男「あぁあああああああああ!!!! やめてやめてやめてえええぎゃくたいだよおおおおおお」

幼馴染「ぎゃくたい? 何いってんの? 内心喜んでるんでしょ? それにしゃべり方!!!!」バチンバチン

男「そんなわけ……ないです……」

幼馴染「もうわかったから」バチーン

男「ぶふぅ!! もうやめて……ください……」


幼馴染「あーはいはい、考えておくわ。じゃあそのままでいなさい」

男「は……はい」

幼馴染「なにこれ? またイジメられて大きくなったの?」ニギッ

男「ん……っ……ま……また……なんで……」

幼馴染「ほ~んとどうしようもないわね~あなた」

男「……」

幼馴染「んふふふふふふふ♪ あなたはわたしじゃないとダメなのかしら?」

男「そ……そんなわけない! 君は幼馴染じゃない!!!!」


幼馴染「ふぅーん。そんなこと言うんだ。まぁいいや、まだ一週間あるし」

男「えっ……」

幼馴染「じゃあね」

男「ま、待ってくれ!」
-------------------------------------------------

男「うわああああああああああああ」ガバッ

男「はぁ…………はぁ…………」ダラダラ

男「うわっ……汗で……ビショビショ……はぁ……はぁ……」

男「なんであんな夢を……せっかく……元に戻れたと……思ったのに」

男「こんなんで大丈夫なのか……」


チュンチュン


男「眩しい…………も……もう……朝……か……」

男「そうだ……自分でやらないと……」


台所(2月13日 木曜日 禁欲1日目)


男「コメはある……何を食べようか……味噌汁と納豆とかでいいか……」

男「…………」


シーン


男「はぁ……誰もいない…………」

男「一緒に食べる人がいないだけで……こんな寂しいなんて……」

男「……食べるか」


通学路


男(……なんか学校が遠く感じる)

男(いつも喋りながら行ってたからか……)

男(なんだ……この胸に穴が空いた感じ……)


教室

ガラッ


男「……」スタスタ

幼馴染友「はよー」

男「おはよう」

幼馴染友「あれ? 幼馴染は? 休み?」

男「多分来るんじゃないか」

幼馴染友「そういうことじゃなくて、なんで今日は一緒じゃないの?」

男「い、いやちょっと事情が……」


幼馴染友「えっ!? 喧嘩でもしちゃった? はやく仲直りしないと!」

男「喧嘩じゃないけど……」

幼馴染友「じゃあなんで?」

男「すまない。詳しいことは言えないが喧嘩じゃないことは確かだ」

幼馴染友「そう……でもなんかすごい暗い顔してるよ。大丈夫?」

男「……ああ」

幼馴染友「……そう」

幼馴染友(……全然大丈夫そうじゃないけどね)


ガラッ


幼馴染「……」

幼馴染友「はよー」

幼馴染「うん……おはよー」ボケー

幼馴染友「……大丈夫? 昨日も変だったけど、今日も変だよ」

幼馴染「な、なんと失礼なことをいう子なんだ! 私はそんなふうに育てた覚えはない!」

幼馴染友「育てられたいなー」

幼馴染「えっ」

幼馴染友「嘘だよ」ニッコリ


幼馴染「も、もーっ……びっくりしたー」

幼馴染友「ほらっ、もう時間ないよ」

幼馴染「そ……そうだね…………ありがと」スタスタ

幼馴染友「うんうん」

幼馴染「…………」

幼馴染友(……やっぱり元気ないじゃん)


授業中


男(…………ふぅ)

男(やばい……授業に集中できない……)

男(…………)チラッ

幼馴染「!?」ビク プイッ

男(び、びっくりしたぁ!!!! なんでこっち見てるんだ……目があったじゃないか)プイッ

男(なにやってんだ俺……チラ)

幼馴染「……!?」ビクビク プイッ

男(なんてまたこっち見てんだよ! コントかよ……)

男(前を向こう……授業を聞きないと……)

幼馴染「……」


昼休み


男「食べるか……」ガサゴソ

男「…………あっ」

男(やっべー。弁当作ってくんの忘れた……)

男(購買でパンでも買ってくるか……)スタスタ


ガラッ


幼馴染「……」チラッ

幼馴染友「幼馴染! 今日は一緒に食べられるよ!!!!」バンッ

幼馴染「やっとかいな……じゃあ食べよっか!」ガサゴソ

幼馴染友「うん」

幼馴染「…………あっ」

幼馴染(あーやっちゃった……間違って二つ作っちゃった……)

幼馴染友「どうかしたの?」

幼馴染「えっ……な、なんでもないよ」ブンブン

幼馴染友「そう?」

幼馴染「ちょっと職員室に用があるから先に食べてて」ガタッ

幼馴染友「いってらー」


男(財布には五百円……パン二つと飲み物は買えるな……)スタスタ

「…………おーい!」

男(なんか後ろがうるさい……)スタスタ

幼馴染「ねぇ……ねえったら!」

男「ん? ああ……俺か……って幼馴染!? どうしたんだ、なるべく干渉しないはずだろ」

幼馴染「そ、そうなんだけどさ~……あのさ、わたし……いつも二人分のお弁当作ってるじゃない」

男「そうだけど……あぁ……なるほど。間違って今日も作ったのか……」

幼馴染「そうよ。察しが早くて助かるわ……というわけで……はいっ!」バッ

男「あぁ……ありがとう。今から購買にいくつもりだったんだ……助かる」


幼馴染「簡単なもので済まそうとしてたわけね。ダメよ……ちゃんとしたの食べないと」

男「相変わらずピンクのキャラクター風呂敷か……これ少し恥ずかしいんだよな」

幼馴染「可愛いからいいのっ! 文句あるなら返して」

男「冗談だよ……いつもありがとう」

幼馴染「……そう。じゃあ教室戻るから……」

男「ああ」

幼馴染「……」スタスタ

男「……」スタスタ


幼馴染「ねぇ」ピタッ

男「なに」

幼馴染「干渉しないんじゃないの?」クルリ

男「購買いく理由なくなったし、教室に戻るから帰る方向が同じだけだろ」

幼馴染「それもそうね……」スタスタ

男「……」


ガラッ


幼馴染「よしっ、じゃあ食べよー!」

幼馴染友「おかえりー」

幼馴染「あれ? 食べてても良いって言ったのに……」

幼馴染友「んー……メールしてたから食べられなかっただけだよ」

幼馴染「そう? よし食べるよ~」

幼馴染友「いった~」

幼馴染「いただきまーす」


男「いただきます」

男(……鶏そぼろか……好物だ……)モグモグ

男(……美味い……ほんと料理上手だな……)モグモグ

男(すごいな幼馴染は……よく毎日できるなぁ……)

男(ふぅ……ごちそうさまでした……)

男(どうしよう……暇だな……あれ? 俺いつも誰と話してたっけ?)

男(確か……だれかいた気がする……誰だっけ…………)

男(……思い出せない……)


男(……まあいっか。誰か話し相手になりそうなのは…………)

男(教室にはほとんどが部活の練習でいないし……女子が多い……)

男(なんだ……このアウェー感……すごい居づらい……)

男(俺も文化系でいいからやっとくべきだったか……ま、今更遅いか……)

男(図書室でも行こう……)ガタッ


幼馴染「――で結局マーリンズに行ったわね~」チラッ

幼馴染友「そうだねー」

幼馴染「…………」ジー

幼馴染友「どうしたの~?」

幼馴染「えっ!? い、いや……なんでもないよ」アタフタアタフタ

幼馴染友「…………そう?」

幼馴染「そうだよ! あはは~」

幼馴染友「なんだ~私の勘違いか~ごめんね~」

幼馴染「そうよ~」

幼馴染友(空元気にしか見えないけどね……)

幼馴染友(とはいっても喧嘩じゃないって言ってたし……私にできることは何も……ないか)


図書室


男(さて……なに読もう)

男(火の鳥……鉄人28号……マーズ……ベルサイユ……漂流教室……三国志……

男(……なんか微妙に偏ってる気がする……)

男(どれ読もう……?)

男(…………ん? 奥で勉強してるひとがいる……って確かあれは……)

男(そうだ…………トップの人だ……昼休みもやるなんて……すごいな)

男(やっぱりあそこまでしないと一位は無理なのか…………)ハァ

男(……俺も勉強道具持ってくるんだった…………俺もやるか)

男(とは言っても今から取ってきても時間ないか……)

男(とりあえず今日はしょうがない……漫画読むか……)ペラッ


キーンコーンカーンコーン


男(……掃除の時間……行くか)パタン

男(けっこう楽しかったな……図書室も悪くない……)

男(静かだし……暖かいし……教室寒いんだよ……)

男(響くのは……ノートに文字が書きこまれる音と……本がめくられる音……それにストーブが焚かれる音だけ……)

男(全員が何かに集中してる……)

男(いい雰囲気だ……なんかやる気でるし……明日も通ってみるか……)


授業終了後


幼馴染「……ふぅ」

幼馴染友「幼馴染ーまたねー」

幼馴染「うん、じゃあね」

幼馴染友「またあしたー」ドタドタ

幼馴染「…………あっ」スタスタ

男「…………あっ」


幼馴染「……」

男「……」スッ

幼馴染「い、一緒に帰るくらいなら大丈夫じゃない?」

男「いやだめだ。ちゃんとけじめをつけたい」

幼馴染「そう、本当の本当に大丈夫?」

男「……ああ」

幼馴染「でも……帰る方向……だいたい……いっしょだよ?」

男「そういやそうだな……」


幼馴染「じゅ、10メートルくらい空ければ……いいんじゃないかな?」

男「ま、まあそのくらいなら……いっしょに帰ることにはならない気がする」

幼馴染「そ、そうだよ!」

男「そ、そうか」

幼馴染「じゃ、じゃあ……私が前を……ぁ……っ……ぃ……いや……男が先いって」モジモジ

男「わ、わかった……」


制服のスカートを手で必死に抑えながら恥ずかしがる幼馴染であった。


下校


男「……」スタスタ

幼馴染「……」トテトテ

男「…………」スタスタ

幼馴染「…………」トテトテ

男「……」ピタッ

幼馴染「……」ビク

男「……なぁ」

幼馴染「……なあに?」

男「これ……やっぱりほとんどいっしょに帰ってる気がする……」

幼馴染「そうかな? でももう帰っちゃってるよ」

男「……今日はもういい」スタスタ

幼馴染「そうだね……」トテトテ


幼馴染「あっ……じゃあわたしこっちだから……」

男「ああ……じゃあな」

幼馴染「はいまた今度」スタスタ

男(……疲れた……)


男家


男「どうしよう……勉強するか」


カキカキ



四時間後


男「……ふぅ……こんなもんか」


リビング


男「あっ……そうだ……ご飯は自分で作るのか……」

男「何食べよう…………お米はまだあるし……ニラ……卵……ワンタン」ガサゴソ

男「あっ……ハンバーグの作り置きがある……幼馴染か……」

男「ニラ玉と……ハンバーグ……ワンタンスープ……これでいいか」


男「……よいしょっと」ジュージュー

男「よしできた」カチッ

男「……微妙に作りすぎた。一人分だけ作るのって難しいな……」


男「まぁいいや……残りは明日の朝食べよう」

男「いただきます」

男「……」モグモグ

男「……あまり美味くない」

男「あれ……前はもっと美味かったのにな」

男「なんでだ……」

男「でも……ハンバーグは美味しい……」

男「……時間が経ったのもあるけど……やっぱり美味しい」

男「幼馴染は……やっぱりすごいな……

男「あと……一週間……か」

男「我慢だ……我慢……我慢……」


男「ごちそうさまでした」

男「食器はすぐに洗うか」ジャーゴシゴシ

男「もう十時か……ふぅ……どうしよう」

男「勉強したし……テレビも見る気しないし……早く起きて弁当作らないと……」

男「……寝よう」


カチッ バサッ


男「…………」

男「そういえば昨日夢みたな……なんだっけ」

男「起きたときは覚えてた気がする……そうだ……幼馴染がでてきたような……」

男「どんな感じだったっけ…………忘れた」

男「眠るの……やだなぁ」

男「でも寝ないと……」

男「…………」
-------------------------------------------------

幼馴染「また会ったわね」

男「うわっ」ビク


二ギッ


男「いやんっ!」ビクッ

幼馴染「昨日の続きよ」

男「あれっ……なんで全裸なんだ、俺?」

幼馴染「あらあら昨日のこと覚えてないの? あなたは私のものってことよ。それで脱いだの」

男「そうだ……確か……君に脱げって命令されて」

幼馴染「というわけで」

幼馴染「そのまま直立しときなさい!」ニギッ

男「ん……なんで度々俺のを掴むんだよ!!!!!!!!」

幼馴染「私にこれを掴まれて嬉しいんじゃないの?」ニギニギ

男「だからそれをやめろ!」


幼馴染「なに、私に命令するの?」

男「なんで俺が嬉しがるんだ!」

幼馴染「あなたはキモチよくて喜んでいたってことよ」フフフ

男「そんなわけない!」

幼馴染「もうわかったわよ。とりあえず口の聞き方を前のに戻そっか」バチーン

男「ひっ……や、やめてくれ」

幼馴染「ん?」ゲシゲシ

男「や、やめて……くだ……さい」

幼馴染「そうそう、それがあなたにお似合いの言葉」ニッコリ

男「……」


幼馴染「ほれ、ご褒美に指をイジメてあげるわ」シュッシュッ

男「ん……ふ……ぁ……」

幼馴染「へー。指をさすってるだけでそんな顔するんだ~キモチいい?」

男「き、キモチよくない……っっ」

幼馴染「んれ……じゅるっ……んんっ……ん……じゅぼっ」

男「うぅ……ぁ……っ」ゾクゾク

幼馴染「んっ……じゅじゅっ……っ……れろ……」

幼馴染「あ……っ……」

幼馴染「ちゅ……ぬぶ……っ……ちゅく……んふふ」

男「はぁ……はぁ……」


幼馴染「なんかまた大きくなってますけどだいじょうぶですか~?」クスクス

男「お、大きくなんか……」

幼馴染「じゃあ指、もっと犯すから」ニコッ

男「えっ……そ、それは……」

幼馴染「別によくない? 何されても平気なんでしょ?」

男「あ、当たり前です……」

幼馴染「じゃあいいじゃない。あむっ……にゅちゅ……ぺろ……」

男「ああぁ…………」


幼馴染「むちゅ……ちゅ~……じゅるる……」

男「ふ…………ぅ……」

幼馴染「んむ……ぐぷっ……ぐぷ……っ……ずずず……」

男「っ……くっ……う……」

幼馴染「じゅっぽ……じゅっぽ……じゅぷっ……」

男「ふっ……ふっ……」

幼馴染「じゅる……っ……ぬぽんっ! いや~けっこう頑張るわね~」

男「あ、当たり前だ……」

幼馴染「じゃ、また今度」

男「えっ」
-------------------------------------------------

男「あああああああああああ」ガバッ


男「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……ああ」

男「こういうことか……あー頭いたい……」

男「うわっ……まだ五時かよ……今から寝てもな……」

男「……起きるか……腹減ったし適当に食べよ……」

これで今日は終わりです

再開します


台所(2月14日 金曜日 禁欲2日目)


男「ふぃ……寒いいいいいいいい」

男「なんだこれ……朝ってこんな寒かったっけ……」

男「弁当と朝飯作るか……」

男「弁当になに入れよう……? というか何があったっけ」ガサゴソ

男「う~ん……あんまないな。ミートボールと卵があるくらいか……」

男「コメはある……というかそろそろやばいか……48時間以上たってる……」パカッ

男「よし。おにぎりとミートボール、玉子焼きだな」

男「いや……待て。早く作りすぎてもなぁ……七時くらいになってからやるか……」

男「新聞来てるだろうし取ってくるか」スタスタ


玄関


男「おっ、来てた来てた」

男「なになに……PKはずした? へーそうなんだ」

男「でもサッカーは分からんな……あとは……」

男「レギュラーガソリンが129.9円? なんで少しだけ値上げしたんだよ……せっかく安くなってきてたのに……」

男「……ん? あーなるほど……そういうことか」

・・・

男「……おっ。いい時間だな……作るか」


男「よっと」ジュー

男「ふぅ……できたできた。じゃあ食べますかね」スタッ

男「いただきます」

男「……」モグモグ

男「玉子焼き……あんまり甘くない……もっと砂糖入れるのか」

男「いや、でもけっこう入れたぞ……あれ以上いれるのか……」

男「うん……勉強になるな……メモっとこ」カキカキ

・・・

男「戸締まりもしたし、ガスの元栓も閉めた、電気も消した……よしっ行くか!」

男「おっとっと……弁当忘れそうになった……よしこれで大丈夫だ。よしっ行くぞ!」


教室
ガラッ


男「……」スタスタ

幼馴染友「はよー」

男「ああ、おはよう」

幼馴染友「ふむ……今日もひとりかい」

男「ああ……あと六日くらいかな」

幼馴染友「なるほど……一週間の我慢ってことね」


男「……」

幼馴染友「そんな顔してると幸せが逃げるぞよ……笑って笑って」

男「こ、こうかな……」ニカッ

幼馴染友「あははははははは」ジタバタジタバタ

男「人の顔見て笑うなんて……」カァァ

幼馴染友「嘘だよごめんごめん。許してくれ」

男「……許してあげよう」


幼馴染友「まあそんな気負っちゃだめだよ。幼馴染も男君がそんな顔してるのは好きじゃないだろうし」

男「そんなもんだろうか」

幼馴染友「そうだよ。だから……耐え忍ぶんだよ」

男「……ありがとう」

幼馴染友「私に言われても恥ずかしいわー」

男「ごめん」

幼馴染友「うんうん。じゃあ頑張ってねー」

男「ああ」


ガラッ


幼馴染「……」スタスタ

幼馴染友「おっはよおおおおおおおおおお」ガタッ タタタッ

幼馴染「うわっ!!!! 朝からなによ」

幼馴染友「ええじゃないかええじゃないか」ダキッ

幼馴染「まだ朝の八時なんですけど」

幼馴染友「高校生の朝は早いんだよ!!!!」

幼馴染「テンション高すぎでしょ」

幼馴染友「なんか今日はいい気分だからだよ!!!!」

幼馴染「なんかわたしも当てられてきたわ」

幼馴染友「それはよかったああああ!!!!」ギュー

幼馴染「いくらなんでも苦しい!」

幼馴染友「あははははははは」


昼休み


男(よし、飯食ったし図書室行くか)

男(おっと、椅子あげてから行くか。掃除のときめんどくさいし……よいしょっと!)

幼馴染「――でね~、明徳が落ちたわけよ……」チラッ

幼馴染(準備してどこ行くんだろう……)

幼馴染友「まじかいな~。でどこが選ばれたの?」

幼馴染「……」ジー

幼馴染友「お~い」

幼馴染「……えっ……な、なに?」

幼馴染友「だから、どこが選ばれたの?」

幼馴染「あ、あー。え、えっとね……鳥取の――」


図書室

ガラッ


男(今日いる人は……昨日と大体同じ人だな……)

男(大体来るような人は固定メンバーか…………あっ!)

男(もう学年トップがいる……さすがだな……)

男(だが……まだ二五分ある……まだいける!)スタッ

男(おしっ、やるか!)


カキカキ


キーンコーンカーンコーン


男(!? もう終わりか……集中しすぎた……)

男(これ……いいな……すっごいはかどるぞ……また明日もこよう)


授業終了後


男(ふぅ……やっと授業が終わったか)

男(そろそろ買い物いかないとな……)

男(あっ……マイバッグ持ってくんの忘れた……どうしよう)

男(とりに帰ってから……また行くか? でもけっこう距離あるんだよな……)

男(……う~ん五円のために歩くか……いやそれとも……)

男(あっ! そうだ、ダンボールだ……ダンボールがおいてあるはず……)

男(はぁーよかった、思い出して……)

男(よし……帰る準備するか……)ガサゴソ

男(……ん? 何だこれは……バッグに何か入ってる……)


男(こ、これは……確か……幼馴染の……マイバッグだ……)

男(この……センスはいいが……微妙に子供チックなデザイン……間違いない)

男(干渉しないって言ってたのに……結局してるじゃないか……)

男(しかし、直接じゃないからまあセーフか……)

男(ふぅ……親切に応じて……使わせてもらうよ……)

男(だけど……よく俺が忘れるってわかったな……なんでだ?)チラッ

男(もういない……昨日みたいにならないためか……ありがたい)


スーパー


男(なに買うかな)

男(う~ん……とりあえず……もやしか)ポイ

男(あとは……)

男(あっ……蜜柑の試食だ……美味い……)モグモグ

男(十個で四百円……一人で食べられるか? うーん……)

男(やめとくか……)

男(そうだ! グレープフルーツを一個だけ買おう……百円で丁度いいし……)ポイ

男(あとは――)


・・・


男(ふぅ……こんなもんか……)

男(あっ……けっこう暗い……冬は暗くなるのほんと早いな……)


幼馴染家

ガチャッ


幼馴染「ただいまー」スタスタ

ポチ「……」

幼馴染「たーだーいーまー」

ポチ「……にゃ~ん」

幼馴染「……はぁ」

ポチ「……?」

幼馴染「暇だなぁ……」


幼馴染「やることないなぁ……」

幼馴染「……」

幼馴染「……雑誌でも読もっ」ペラペラ

幼馴染「……」ペラ

幼馴染「…………」ペラ

幼馴染「……………………」ペラ

幼馴染「……ふぅ」パタン


ポチ「……」コクリコクリ

幼馴染「…………」ソー

ポチ「……」コクコク

幼馴染「……にゃ~ん」ツイツイ

ポチ「……」ジト

幼馴染「ごろごろにゃ~」(裏声)

ポチ「……」


幼馴染「……」

ポチ「……」

幼馴染「…………」

ポチ「…………」

幼馴染「おい」

ポチ「……」

幼馴染「なんか言わんか、ねこ」

ポチ「……にゃー」

幼馴染「なんだと。暇そうだって」

ポチ「……」


幼馴染「なんて失礼なことを言うこなんだ! 君には失望したっ!」ビシィ

ポチ「……」

幼馴染「……」

ポチ「……」

幼馴染「ほれっほれっ、猫じゃらしだぞ!」ヒョイヒョイ

ポチ「……」ハァ

幼馴染「あなたって子はもうこの猫じゃらしに飽きちゃったっていうの!?」

ポチ「……」

幼馴染「なんて贅沢な子なのかしらっ!!!!」

ポチ「……」


幼馴染「あなた、最近お肉が多くなったんじゃありませんかね、ひっひっひ」ブヨッ

ポチ「みゃ~お~」

幼馴染「なんですか、わたしとやるというんですか?」

ポチ「しゅーしゅーふーっ、しゃぁー」

幼馴染「ふっふっふ、そんなに吠えると弱く見えるわよ……」

ポチ「ヴぁぁ……」

幼馴染「はいはい、わたしに買ったらキャットフードを授けようではないか」

ポチ「にゃーおー」

幼馴染「待ちたまえ、勝ったらあげよう」

ポチ「にゃお」

幼馴染「というわけで」

幼馴染「キャットファイトだよ!」バッ


ポチ「みゃーおー」バッ

幼馴染「痛い痛い痛い痛いいいいいいやっやめっやめてやめてよおおおおおおおおお」

ポチ「フシャー」

幼馴染「ごめんなさいごめんなさい、ってちょっと爪はいったああああああもうやめて!」

ポチ「……」

幼馴染「ふぅー……あー疲れたよ。はいどうぞ」パラパラ

ポチ「……」モグモグ


幼馴染「そうかそうか、嬉しいか」

ポチ「……ゴロゴロ」

幼馴染「ありがとね」ナデナデ

ポチ「ゴロゴロ」

幼馴染「やっぱりか~わ~い~い~」ナデナデ

ポチ「……ゴロゴロ」


ポチ「……」スッ

幼馴染「あっ、いっちゃった」

幼馴染「よしっ、ごはんでも作ろっ!」

幼馴染(あっ……ご飯の時間……おとこ……だいじょうぶかな……)

微妙なところで切りましたが今日のは終わりです
本当はこの一週間の描写をさらっと流して終わらす予定でしたが書いてたら長くなってグダグダになってしまいました
明日から帰省するのでペースが落ちると思います
1月中には終わらせたらと考えていますが、今まで自分が言ってきたことは守れてないですので
信用しないでください

そろそろ続きを書かないと怒られるから少しだけど投下します


男家


男(さて、飯作ろ)

男(適当でいいか……)

男(あーもう寝ないと……いやだな。またあの続きか……でも睡眠はとらないと……)


-------------------------------------------------

幼馴染「やっと来たわね」

男「うわっ」


幼馴染「うわってなによ? あたしと会いたくないっていうの?」

男「だってまたやるんですよね」

幼馴染「当たり前じゃない。はい、昨日と同じようになりなさい」

男「……はぁ」

幼馴染「たーしーかー、昨日は指責めしたのよねっ! じゃあ今日は……」ソッー

男「?」

幼馴染「……はむっ」


男「はひぃ!」

幼馴染「はむっ……れろ……じゅるっ……ぺろっ……ん……」

男「ふひぃ! だ……だから……み……耳は……や……めて……ください」ゾクゾク

幼馴染「あらあらそんな声だしちゃって」ボソッ

男「ひっ……だ、だっていきなり後ろから耳舐めるから……」

幼馴染「はあ? それでも驚きすぎでしょ」

男「そ、それだけじゃないですし……」

幼馴染「……? 何よ、言ってみなさいよっ……」


男「だ、だから……っ……む……むね……あたってますし……」

幼馴染「えっ……あ~そういうことね~。うわー……えっち」

男「し、しょうがないじゃないですか……」

幼馴染「んふふ~気分よくなってきたわ♪ やっぱりあなたはいいわね」ニヤニヤ

男「えっ、えっと……」

幼馴染「まあ、それでもイッたらあなたはもう戻ってこれないけどね」


男「そ、それはどういう……」

幼馴染「だってー、この前ー正気失って堕ちたでしょ」

男「……あぁ……あそこのことか」

幼馴染「それでもなんとかしてこっちに帰ってきたけどほとんど侵食されてたじゃない」

幼馴染「だから、また堕ちたら多分帰ってこれないよ♪」

男「そ……そんな……」

幼馴染「我慢すればいいだけの簡単なはなしだよ! もう手加減しないけどね」ニヤッ


男「……」

幼馴染「というわけで」

幼馴染「ペペとマットとお風呂追加しま~す」パン

男「えっ」

幼馴染「よいしょっと」

男「な、なんで……こんなのが」

幼馴染「だって夢だしー何でもできるわよ」


男「そんな……」

幼馴染「いやーいいでしょーこれ。このお風呂気に入ってるのよね~」

男「……」

幼馴染「あーあったか~い……ふぅ」ヌクヌク

男「……」


幼馴染「さてさて、あったまったとこで……やりますか」チャポン

幼馴染「身体拭いてと」フキフキ

幼馴染「はい! マットの上にうつ伏せになりなさいっ!」ビシィ

男「はいはい、分かりました。どうせ、抵抗してもやらせるんでしょ……」

幼馴染「よく分かってるじゃない~。私の教育の成果ね!」

男「……」

幼馴染「準備するからそのまま待ってなさい!」


幼馴染「まず洗面器にペペとお湯を半分くらいの割合で入れてかき混ぜる……」ヌチョヌチョ

幼馴染「そして人肌くらいの温度に温めると……」ブチュブチュ

幼馴染「このくらいでいいわよね!」

幼馴染「はい、じゃあはじめるわよ!」トロー

男「……」

幼馴染「そ~れ」ペチョッ

男「ひっ……っ……つ、冷たいいいいいいいい!!!!」

幼馴染「あはははっははは!!!!! ひっかかった!ひっかかった!」


男「わ……わざとか」ギロッ

幼馴染「いや~ここまで驚くとは、ぷぷぷ」クスクス

男「……」ギロッ

幼馴染「な~に、その目つき? やけに反抗的じゃない。さっきまでは良い態度してたのに」

男「……ふんっ」

幼馴染「心の底から私に従属させないとダメなようね……」ジト

幼馴染「元の姿勢に戻りなさい」


男「……」

幼馴染「……」バチーン

男「っ……」スクッ

幼馴染「それでいいのよ。再開するからじっとしていなさい!」トロ

男「ぅ……」

幼馴染「ふふふ~」サスサス

男「っ……」


幼馴染「背中から塗っていって」スー

男「……ぅ……」

幼馴染「脚のほうにもいって」

男「ひっ……うわ……」

幼馴染「おしりの谷間も」

男「んふっ……ぁ……」ビク


幼馴染「なんかびくってしたわね~ほれほれ」ヌッチョヌッチョ

男「あああああああああああ」ビクビク

幼馴染「おら」ヌッチョヌッチョ

男「んほおおおおおおおおおおやめてええええええ」

幼馴染「んふふ~もっとやりたいけどまだやることあるし~後で好きなだけやってあげるわ!」

男「ぃ……ぁ……」


幼馴染「まだまだ序の口なんだけどな~。こんなんで持つのかしらね~」

男「っ……」

幼馴染「さてさてわたしにもペペを塗りこんでと」ヌルヌル

男「……」

幼馴染「下の方から上の方まで身体で滑ると」ニュルー

男「あぁ……っ……」

幼馴染「どう? わたしの身体ニュルニュルでキモチイイでしょ」ヌッチョヌッチョ

男「ん……ぁ……そんなわけ……」

幼馴染「まーだそんなこと言うの? じゃあずっとやるからねっ!」


このあと夢から醒めるまで続いた。
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男「あああああああああああ」

男「ぁ……はぁ……ぅ……」

男「ぅ……う……はぁ……」

男「まだ三日目か……」

男「大体半分くらいまで来た……もうちょっとだ……」

男「あぁ……でも……最初の方は………手加減されてたしな……」

男「もう……いやだ……」


男(……今何時だ?)チラッ


4:20 2月15日 土曜日 禁欲3日目


男「まだ四時……早く起きすぎた……」

男「なんとも言えない時間に起きちゃったな……」

男「寝てもどうせアレだしな…………起きよう」

男「数学でもやるか……」

男「……学校行かないと……」フラフラ

男「あぁ……弁当も作るのか……」

男「ダルい…………でもやんないと……」


学校

ガラッ


男「……おはよう」

幼馴染友「おっ、珍しくそっちから挨拶してくれたね」

男「たまにはしようかと」

幼馴染友「それがいいと思うよ。一日の始まりだからね」

男「たしかに」

幼馴染友「うむうむ」

男「じゃあいろいろ準備があるから、また」

幼馴染友「はいよー」


ガラッ


幼馴染「……」

幼馴染友「おはよー」

幼馴染「あ、おはよ……」

幼馴染友「あらあら、また元気ないね~というかいつもらしくないね」

幼馴染「気のせいじゃない?」

幼馴染友「そうかー気のせいかー」

幼馴染「そうだよ!」


幼馴染友「そうかそうか、それならいいんだよ」

幼馴染「あはははは」

幼馴染友「なんか眉間にシワが寄ってる気がするんだけどな~」

幼馴染「えっ」バッ

幼馴染友「冗談だよー」

幼馴染「はぁ……やめてよ、もう」

幼馴染友「ごめんごめん」


昼休み


男(食ったしいくか……)ガタッ

幼馴染友「――んでそうなったの」

幼馴染「えっ!? な、なんでよ」チラッ

幼馴染友「だってしょうがないじゃ~ん」

幼馴染「へ、へー」ジー


幼馴染友「ふむ……なるほどなるほど……そうかそうか、可愛い奴め」ニヤニヤ

幼馴染「そ、そう、そうなのよー」チラチラ

幼馴染友「心配なのねー」

幼馴染「えー、そうなんだー」ソワソワ

幼馴染友「んっふっふ~」

幼馴染「どうかしたの?」

幼馴染友「なんでもないですよーだ」


図書室


男(あのひと……まだ……いない……)

男(時間は……あと三十分か……)

男(う~ん……長文読解でもやるか……)ドサッ

男(ふむふむ……えーと……)


・・・

 「…………」ドサッ スタッ


男(……! 来たか……)

男(おっと……集中しないとな……)

男(なになに……)


――――

男(……ふぅ……採点するか……)パラパラ

男(ええと……問1が……Bで……)

男(よし……全部合ってた……)

男(確か……文中に分かんない単語があったな……)パラパラ

男(単語帳にメモっとこ……覚えないと……)カキカキ


――――

キーンコーンカーンコーン


男(もう時間か……)

男(あっ……帰るの早いな……っていうか歩くのはやっ!)

男(行動早いな~……)

男(俺もすぐに教室いかないと……)


教室

ガラッ


男「すまない。遅れた」

幼馴染友「ふぅーん。というかこのごろちょっと遅いよね」

幼馴染「……」

男「えっと……図書室行ってるからだよ」

幼馴染「!」


幼馴染友「あーなるほど。手に持ってるのから察するに勉強してるんだ」

男「申し訳ない。明日……いや来週からは気をつけるから」

幼馴染友「いや、別に少しくらいならだいじょうぶでしょ」

男「だめだよ。こういうのは続けると癖になると思うからちゃんとする」

幼馴染「……」ウンウン

幼馴染友「えらいと思うよ。男君っぽいわ~」

男「そ、そうか。じゃあ、掃除始めるから」

幼馴染友「はいよー」

幼馴染「……」


授業終了後


男(あー……どうしよう)

男(……そのまま帰るか?)

男(いや、でも……帰ってもなぁ……)

男(教室で勉強でもするか……)

男(……でも教室にいつまでも残ってる人いるしなぁ……)


男(なんか当てつけだと思われても面倒だ……)

男(……! そうだ図書室行こう……学校が閉まるまでやってるはず……)

男(よし、そうしよう!)ガタッ

幼馴染友「! 男君、じゃあねー」ブンブン

男「ああ、また来週」

幼馴染「……じゃあね」フリフリ

男「……ああ」


図書室


男(あんまりいないな……)

男(!? またいる……どんだけいるんだよ!)

男(まあいいや……勉強しよう)

・・・


男(ふぅ……う~ん)ノビー

男(あー肩痛い……疲れた)

男(……帰るか)バタン

男(うわっ!?……学校の中が暗すぎて怖い……)

男(あっちの端も見えない……)

男(うわー嫌だな……怖いな……でもあっち行かないと帰れんしな……)


学校の玄関口



男「うっ……風つよ!!!!」

男「それに向かい風か……」

男「あぁ……疲れるんだよな、風強いと」


「…………」


男「……ん?」サッ クルリッ

男「…………」キョロキョロ

男「……気のせいか?」

これで終わり
なぜか他のスレでバレたから言うけど、他のSS書いてるから遅くなってます
申し訳ございません
最後の構想までは頭にあるのでちゃんと終わらせる予定です

あと言っとくけど帰省していたのは本当です
実家にPCがないから書けなかったんです

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年09月21日 (月) 06:56:46   ID: ArsqcRLU

続きをくれー

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