リヴァイ「これはどういう状況だ?」(17)

*楽してショートカットしようと横着したハンジさん。

*塀に丁度いい穴が空いていたのでそこを通り抜けようとしたら……。

*アホエロ(一応、性的描写有り)を目指します。リヴァイ×ハンジ。




リヴァイ「………………」

リヴァイ「これはどういう状況だ?」

ハンジ「あ、その声はリヴァイだね?! お願い助けて!!」

リヴァイ「その前に説明しろ」

ハンジ「見て分かるだろ。塀を通り抜けようとしたらお尻がひっかかってこの通り!」

リヴァイ「………………」


ハンジは塀の穴に上半身を突っ込んだようだった。


リヴァイ「ケツが詰まってこうなったのか」

ハンジ「いやーいけるかなーと思って通り抜けようとしたんだけどね!」

リヴァイ「いくらてめえが細身な方だからといってこれは無茶だろう」

ハンジ「そのギリギリを攻める感じが楽しいんじゃないか!」

リヴァイ「そのせいで間抜けな格好になるのはどうなんだ」

ハンジ「それは結果論だよ! とにかく助けてくれ!」

リヴァイ「ケツを向こう側に押し込めばいいのか?」

ハンジ「もしくは塀をブレードで切って! 木製だからざくっと切れるでしょ?」

リヴァイ「それだと後でエルヴィンに文句言われるから却下だな」

リヴァイ「分かった。てめえのケツを押し込んでやろう」

ハンジ「や、優しくお願いします……」

リヴァイ(グイッ)

ハンジ「ぎゃあああ! ちょ、痛い!」

リヴァイ「我慢しろ」

ハンジ「腰骨が引っかかって痛いんだってば! 一旦、やめて!」

リヴァイ「チッ……だったらどうすりゃいいんだ」

ハンジ「だから塀をブレードで切ってよ」

リヴァイ「器物破損をすれば弁償させられるから嫌だ」

ハンジ「そこは私が代金を出すから!」

リヴァイ「…………逆にこっちに引っ張ったらどうだ?」

ハンジ「あ、それもいいかも! 試してみて!」

リヴァイ「引っ張るぞ(グイッ)」

ハンジ「あいたたた! 今度は胸がひっかかる!」

リヴァイ「嘘だろ。洗濯板の癖に」

ハンジ「洗濯板じゃないよ! 胸筋が引っかかるんだよ!」

リヴァイ「ああ。脂肪じゃなくて筋肉のせいか」

ハンジ「脂肪じゃなくて残念だったな!」

リヴァイ「脂肪だったら抜けたかもな」

ハンジ「そうだね。脂肪は変幻自在だからね。緩衝材になるし!」

ハンジ「言ってて惨めになるからもうやめよう」

ハンジ「どーしよ。このままずっと四つん這いでいるのは辛いなあ」

リヴァイ「そもそもなんでここを通り抜けようとした」

ハンジ「この辺で休憩していたら、たまたまカエルを見つけて、追いかけていたら……」

リヴァイ「塀の穴の向こう側に逃げられたのを追いかけてこうなったと」

ハンジ「イエス!」

リヴァイ「ただのアホじゃねえか」

ハンジ「言わないでくれ! 自分でもそう思うけど止められなかったんだ!」

リヴァイ「やれやれ………」

リヴァイ「…………ずっとこのままだと、ケツが撫で放題だな」

ハンジ「へ?」

リヴァイ「抵抗出来ねえだろ。今なら」

ハンジ「い、嫌だなあ。リヴァイ。何か、企んでる?」

リヴァイ「……………」

ハンジ「いやああ! その意味深な沈黙はやめて!」

ハンジ「痛いけど、もう1回押してくれ! 今度は手加減なしにしていいから!」

リヴァイ「優しいのより痛い方が好みか」

ハンジ「そんな話はしてないよ! ちょ……なんか変な音してないですか?」




カチャカチャカチャ……



ハンジ「いやあああ?! もしかしてベルトとズボンを脱がそうとしてる?!」

リヴァイ「体積が少しでも減る方が通り抜けられるかもしれねえだろ」

ハンジ「そうだけど流石にパンツ一枚でこの恰好は恥ずかしいよ?!」

リヴァイ「何言ってる。パンツも脱がすに決まってるだろうが」

ハンジ「そこまでの親切を頼んだ覚えはないよ?!」

リヴァイ「親切? いいや。これはタダの実験だ」



パサ……



リヴァイ「よし、下半身の衣服を全部剥いだぞ」

ハンジ「ほ、本当に? (ちょっと寒い)」

リヴァイ「ああ。この状態で押し込めば……」




グイグイグイ



ハンジ「あ……さっきよりいけそう……」

リヴァイ「動いているか?」

ハンジ「ゆっくり押していけば多分抜ける」

リヴァイ「そうか……ふう。少し休憩」

ハンジ「いやあああ!? 休憩しないで! いっそ一思いに一気に押して!」

リヴァイ「焦るなよ。一気に押したら皮膚を怪我するかもしれんだろ」

ハンジ「羞恥心と引き換えにならいいよ!」

リヴァイ「駄目だ。ハンジの柔肌を傷つけるような真似はしたくねえ」

ハンジ「でも、今の状態を誰かに見られたら……」

リヴァイ「今は訓練の休憩中だ。便所とか、水分補給とかしている奴らが殆どだ」

リヴァイ「こんな端っこまで移動しているのは俺とハンジくらいなもんだ」

リヴァイ「大丈夫だ。誰にも見られてねえよ」

リヴァイ「だからゆっくり抜けばいい」

ハンジ「いや、でも、その……あっ」

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「その、休憩とか言いながら指先はしっかり動いてませんか?」

リヴァイ「ん? 気のせいだろ。(さわさわ)」

ハンジ「いいや! こっちから見えないからと言って適当言わないでくれる?」

ハンジ「触られているのは分かるんだから…あ、ちょ、あ……」

リヴァイ「おいおい、なんか下半身が湿ってきてねえか?」

ハンジ「リヴァイが変なとこを撫でるからでしょうが!」

リヴァイ「変なとこ? 何処を」

ハンジ「お尻を撫でているでしょうが!」

リヴァイ「撫でてねえよ。撫でるっていうのは、こういうのを言う(ツツツ……)」



リヴァイは指先だけを使って尻を撫でました。


ハンジ「あああ! (ビクビク!)」

ハンジ「やだ……今の、何? 何、したの?」

リヴァイ「だからケツを撫でた」

ハンジ「やめて! 余計な事はしないでいいから!」

リヴァイ「ふーん」

ハンジ「ちょ、今度は太もも触ってない?」

リヴァイ「気のせいだろ? (さわさわ)」

ハンジ「絶対嘘だ! ちょ……あ……やだ……やめて……あああ!」

リヴァイ「体は嫌がってねえようだが? 濡れてきてんぞ」

ハンジ「リヴァイが変な風に触るからあ!」

リヴァイ「元はと言えばハンジがこんな穴に嵌るのが悪い」

ハンジ「そらそうだけど! だからってこんな……ああん! (ビクビク)」

リヴァイ「おいハンジ。もう少し両足を広げろ」

ハンジ「なんで……」

リヴァイ「その方がよく見える」

ハンジ「何をだよ!? ちょっと! やだ……何してんの?!」

リヴァイ「こんなの見せられて平気で居られる男はいねえよ」

ハンジ「裸にしたのはリヴァイの方でしょうが!!!」

リヴァイ「そういう意味じゃねえ。抵抗出来ない状況に陥った事を言っている」

ハンジ「抵抗出来ない……」

リヴァイ「ケツだけこっちに向けて動けない女を見たら誰だってムラムラするだろうが」

リヴァイ「まあ、俺に助けを求めた時点でアウトだった事だ。諦めろ」

ハンジ「いやああ?! 選択を間違えた?!」

リヴァイ「いいや。俺にとっては間違ってねえけどな」

リヴァイ「他の男が今のハンジを見つけていたら、その男ごと始末するところだった」

ハンジ「物騒な事を言わないでよ……」

ハンジ「あ……ん……」

ハンジ「は……あ……ん……」

ハンジ(リヴァイの状況が全く見えないのに)

ハンジ(リヴァイがどこをどう責めているのかは感触で分かるから)

ハンジ(無理……このままだと、絶対、イク……)

ハンジ「リヴァイ……お願い、もうやめて……」

リヴァイ「まだ指も入れてねえのに」

ハンジ「入れる気だったんかい!」

リヴァイ「当然だろうが。こっちは準備万端だ」

ハンジ「流石に野外プレイは勘弁してよぅ……」

リヴァイ「………………」

ハンジ「その意味深な沈黙は怖いからやめて!」

リヴァイ「絶好のチャンス何だがな」

ハンジ「何が」

リヴァイ「こんな状況、滅多に味わえないのに」

ハンジ「何当たり前の事を言ってんだ?!」

リヴァイ「なあハンジ……」

リヴァイ「すげえ気持ち良くしてやるから。このままやらせてくれ」

ハンジ「えええええ?!」

リヴァイ「既に善がってんだろうが。気持ちいいんだろ? これが」


ツツツ………


ハンジ「ああ! その触り方やめて! あう!」

リヴァイ「下半身がだらしねえ事になってんぞ」

ハンジ「いやああ! それは言わないで……」

リヴァイ「ここに突っ込んだら、さぞかし楽しいだろうな」

ふっ……

ハンジ「やだ…息をかけないで……ああ」

リヴァイ「さっきから文句ばっかり言ってやがるが、こっちはすげえぞ」

ヌルヌル……

ヌチャヌチャ……

リヴァイ「お前の愛液の量が指に絡みついて取れねえよ」

ハンジ「か、解説しなくていいから!!」

リヴァイ「そっちが見えないからと思ったんだが」

ハンジ「触ってる感じで何やってるかは分かるよ!」

リヴァイ「ほう……分かるのか。だったらこれも(ちゅる)」

ハンジ「!」

リヴァイ(ちゅーちゅーちゅるちゅる)

ハンジ「ああっ……ふーううーー……ああ!」

リヴァイ(れろれろれろ……)

ハンジ「ああ! ああ! う、あ、あああ!」

ハンジ(舌であそこを吸ってる。やだもう……!)

ハンジ(確かに気持ちいいのは認める! 認めるけど!)

ハンジ(この状況を誰かに見られたら気まず過ぎて一緒にご飯も食べられなくなるよ!)

ハンジ「あああああ……ああ……やだ……やだ……もう、やめて……」

リヴァイ「…………」

ハンジ「こんな状況を誰かに見られたら、恥ずかしくて死にたくなるよ」

リヴァイ「………………」

ハンジ「何でもするから……後で必ずお礼をするから、お願いだからもうやめて……」

リヴァイ「本当に?」

ハンジ「うん。助けてくれたら、絶対、約束は守るから」

リヴァイ「………………仕方がねえな」


バキッ!


リヴァイは手で穴を拡大してハンジを助けました。

ハンジ「あっさり壊せたんかい!!」

リヴァイ「まあこの程度のやっすい塀なら」

ハンジ「リヴァイのいじわる……(顔覆う)」

リヴァイ「で?」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「何でもするって言ったよな?」

ハンジ「うー。まあ、うん」

リヴァイ「約束は守って貰うぞ。いいな」

ハンジ「うん。何をすれば……」

リヴァイ「今夜、俺の部屋に来て、今の続きをする」

ハンジ「うぐ?!」

リヴァイ「それが終わったら誓約書にサインだ。いいな」

ハンジ「誓約書???」

リヴァイ「まあ、詳しくは後で」






そしてその日の夜、ハンジはリヴァイに誓約しました。

今後、カエルを見かけても無駄に衝動的に追いかけないと。

捕獲する場合はちゃんと網を持っている時のみにすると。





リヴァイ「今度、穴に嵌ったら途中で止めてやらねえからな」

ハンジ「はい、肝に銘じます……」

身体を繋げたまま、そう恥ずかしげに答えるハンジでした。



(おしまい)

捕獲は計画的に!
以上、アホエロを目指してみた結果がこれだよ! でした。

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