清麿「聖杯戦争?」 (69)

このSSはもし金色のガッシュ!!の高嶺清麿が聖杯戦争にマスターとして参加したら。
という想像から出て来た物です。このサイトで他に書いているSSもあるので、エタる事のない程度に投稿していきます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421023577

清麿(俺は高嶺清麿。職業は医者をやっている。今俺は職場の関係で冬木市という場所に来ていたんだが、どう言う訳か厄介な事に首を突っ込んだみたいだ)

???「…………」

~~今から一時間前~~

清麿「ったく、何でこんなに雨が降ってるだ。……ん?」

俺は余り人気のない道を通っていた。その方が混雑などしない思ったからだ。雨が降っているので傘を差して歩いていた。すると前の方にフラフラとフードを被った人が、いや、今は分かるので女性と言おう。女性が居た

清麿(何だ?どこかが悪いのか?)

そんなことを考えていると、いきなりその女性が倒れた

清麿「おいアンタ!大丈夫か!!」

キャスター「あなたは………?」

清麿「俺は医者だ。どこか悪いのか?見せてくれ」

キャスター「……良いわ。放っておいて」

清麿「そんな訳にも行くか。苦しんでいる人を見捨てられるか」

俺はその女性がどこが悪いのかと思い少し体を触ろうとすると怒鳴ってきた

キャスター「放っておいてって言ってるでしょ!鬱陶しいのよ!!」

清麿「そんな声を荒げるな。体に悪いぞ」

キャスター「鬱陶しいと……!あっ……」

何故か俺の方に手を向けたのだが、向けてから直ぐにその女性は地面に倒れた

清麿「おい!大丈夫か!おい!!」

そう言って俺はその女性を職業で使わせて貰っている小さな医療所に連れて行った

そうして今へと至る

清麿「なる程、聖杯戦争か……。なあ、キャスター。お前は聖杯に望む物はあるのか?」

キャスター「いいえ。もうそんな物無いのよ。それよりもあなたは驚かないのね。いきなりこんな話をすれば少し位は何か反応すると思って居たのだけれど」

そりゃ少しは驚くけれど、昔にもそんな感じの事に巻き込まれたからな

清麿「昔にも似たような事に巻き込まれたからな」

キャスター「あら、そうなの。フフッ、面白いボウヤだこと」

清麿「ボウヤって言うなよ。俺はお前よりも年を取ってるぞ」

キャスター「生まれて来た年ならばボウヤよりもずっと昔よ」

清麿「理解したぞ」

キャスター「何を、理解したのかしら?」

清麿「お前の正体にだ。キャスター、いや、ギリシャ神話の裏切りの魔女、メディア」

キャスター「なっ………!?」

キャスターは大いに驚いたようだ。この力は余り使いたくはなかったが、事情が事情なので使用した

清麿「悪いな。俺はそう言う力を持っていてな。どうやら面倒事のようだから使わせて貰った」

キャスター「真名まで分かってしまってわボウヤを放っておく訳にはいかないわね」

清麿「俺もこのまま見過ごそうとも思っていない」

キャスター「どういう事かしら?」

清麿「なあ、キャスター。俺をマスターに出来ないか?」

こんばんは!今から投稿していきます!

清麿「その代わり約束してくれ。サーヴァントだけを倒す事。マスターは殺さない事だ」

キャスター「ちょっと待ちなさい。私はボウヤをマスターとして認めたわけではないわ。それに、この戦いに参加すれば命まで危険になるのよ?」

そんな事聞いていれば分かる。だが、それでも一般の人が巻き込まれるよりもマシだ

清麿「俺は似たような事に巻き込まれたって言ったよな」

キャスター「ええ。言っていたわね」

清麿「その戦いは今キャスターが話してくれた聖杯戦争のようで少し違う感じの戦いだった。百人いる中から最後まで勝ち残った者が王になるという物だったんだ。俺はその百人いる中の一人、ガッシュっていう奴をパートナーとして戦ったんだ」

キャスター「それであなたとそのパートナーは最後まで勝ち残ったの?」

清麿「ああ。俺とガッシュは最後の一人と戦って、勝った。その時は俺もガッシュも大喜びしたさ」

清麿「っと、話が逸れたな。すまない」

キャスター「いいえ、良いわ。中々興味深い話なのね」

清麿「その戦いで、戦いたくもない女の子が戦わされていた。その子を倒したとき言ったんだ。優しい王様が居ればこんな戦いが起こることもない、ってな」

キャスター「良い話ね。それはそうと、結局何が言いたいの?」

清麿「俺が言いたいのは、最後まで勝ち残った奴が悪い奴じゃ無いようにしたいって事だ。ここには俺の友達が仕事で居るし、この町に来て少ししか経ってないがいい所だ。こんな物騒な事が有っていい場所じゃない」

キャスター「あなた、私のマスターになったとして、どうやって勝つのかしら?私は魔法は出来るけれど、戦闘の方はまるで駄目よ?」

清麿「それも分かってる。キャスターなんて名前を付けられるのなら、魔法に長けているって事だろう。俺が指示をするからキャスターはその指示に従ってくれ」

キャスター「………分かったわ。あなたをマスターとして認めるわ。では早速、契約を」

清麿「俺はその契約で何をしたらいいのか分からないんだが」

キャスター「そんな事は分かっているわ。幾らあなたの知識が凄くても知らなければ意味がないもの。私が今から言う言葉を繰り返して」

俺はキャスターの話した言葉を順に言った。聞いた事も無い言葉だったが、直ぐに言えた。そうして契約を終えると、体に見えない管のように一つに繋がっている感覚がした。その少し後に左手が燃えるように熱くなり、少し経って痛みはなくなった

キャスター「これで契約は成功しました。マスター、あなたのお名前を教えて頂けませんか?」

キャスターはさっきとは態度が変わり、少し困惑したが直ぐに慣れるだろうと思いスルーした

清麿「すまない、教えてなかったか。高嶺清麿だ。清麿で良い」

キャスター「はい、では清麿様と呼ばせて貰います」

余り呼ばれた事の無いのをいきなり言われたのでドキッとしたがこれも慣れるだろうと思いスルーした

清麿「ああ、よろしく頼む、キャスター」

キャスター「そう言えば気になって居たのですが、清麿様はご結婚されているのですか?」

清麿「俺か?しているぞ」

俺はついその質問に答えてしまった。何も考えずに

キャスター「そ、そうなのですか………」

清麿「………あっ、すまんキャスター!お前の過去を知ってながら!!」

キャスター「いえ、昔の事は忘れましたわ。今は清麿様のお側で戦う事と決めましたので」

清麿「じゃあ、これからよろしく頼む、キャスター」

キャスター「はい。我がマスター、高嶺清麿様」

あいつにあともうちょっと帰りが遅くなるって言っておかないとな

今日の投稿はここまでにします。次は明日か明後日にしようと思います

こんばんは。今から投稿していきます

清麿「キャスター。俺は仕事に行くから留守を頼む」

キャスター「はい、了解しました。清麿様」

清麿「じゃあ、行ってくる」

キャスター「行ってらっしゃいませ、清麿様」

あれから俺はキャスターを自分の家に連れて行き、キャスターの部屋を用意した。流石に俺も妻を持っている身だ、自分よりも年上の女性と同室というのは問題がある。しかもそれが一時期というのなら尚更だ。しかし………

清麿「サーヴァントのクラスと言っても、どこの英雄が出てくるのかある程度は頭に浮かんでくるがどう対処するのかが問題だな………」

そんな事を考えていると、次の患者が入って来た

清麿「はい、どうかしましたか?……ってお前は」

金山「はい、ちょっと風邪っぽいんですけど……って、高嶺か?」

清麿「金山か、久し振りだな」

金山「そう言えばそうだな、結婚式以来じゃねえか?」

清麿「……確かにそうだな。それで、何処が悪いんだ?」

金山「ああ。ちょっと風邪っぽくてな……」

清麿「分かった。直ぐすませるからジッとしててくれ」

金山「おう、分かったぜ」

金山の診察を終えて、状態を報告した

清麿「軽い風邪みたいだ、薬を二日分くらい出しておくからな」

金山「ありがとよ。……高嶺、お前水野と上手くやってるか?」

清麿「まあ、普通って所だな。見ての通り俺は今ここにいるから余り会えないが、電話などで話をしてるさ。お前の方こそ仕事何やってるんだ?」

金山「まあ、高校の時はツチノコ探したりしてたんだが、色々していく内に誰かに教える職になりてえって思ってな。今はこの冬木の高校で教師をやってんだ」

清麿「そうなのか。中々大変じゃ無いのか?」

金山「そうでもねえよ。俺が教えて、理解してくれてる奴等を見たらやってて良かったなって気持ちになるぜ。たまにうるせえ奴等もいるが昔の自分を見てる感じがしてな。高嶺の方こそ大変じゃ無いのか?」

清麿「確かに忙しいけど、患者さんの怪我や病気を治す手助けをしてるって感じがして嫌ってもんじゃないぞ?それに患者さんの不安を消してやる事は出来ないかも知れないけど、その不安を安らかにしてやる事も大事だと思うしな」

金山「流石は高嶺だな、でも夜とかも遅いんじゃないのかよ?」

清麿「確かに遅くなるけど、そこまでだよ。金山だって夜は遅くなるんじゃないのか?」

金山「まあ、そうだけどな。そろそろ出るぜ。あんまり話してても迷惑だろ?」

清麿「そんな事ねえよ。………でも待ってる人も居るからな。まあ、じゃあな」

金山「おう。お互い頑張ろうぜ」

清麿「お前はまず風邪を治してからだろ」

金山「ヘヘッ、そうだったな。またな、高嶺!」

清麿「ああ。またな」

訂正

高校の時は→中学の時は

清麿「しかし、金山が教師とは結構意外だな」

俺は金山の薬を出している時に言った。だが意外だったのは本当だ、中学の頃は夏休みの時に二人でツチノコを探しに出たんだっけな。予定が詰まっててガッシュにツチノコを演じて貰ったんだったな

清麿「何か、懐かしいな。すみません、お薬持って行って下さい」

看護師「分かりました」

清麿「お願いします」

そこから昼食の時間まで診察をしていた。そこに看護師の一人が俺を呼んだ

看護師「高嶺先生、お電話が来ていますよ」

清麿「電話?誰からですか?」

看護師「何時もと同じ奥さんからです」

清麿「あー……、分かりました。電話を僕の所に繋げて下さい」

看護師「そうします」

鈴芽『清麿君!お昼ご飯ちゃんと食べてる?』

清麿「鈴芽、仕事中に電話を掛けてくるなって毎日言ってるよな?」

鈴芽『ごめんなさい!清麿君が体壊してないか心配だったの!本当にごめんなさい!!』

清麿「……はあ、分かった、分かったから。心配してくれてありがとよ。そっちは大丈夫か?体壊してないか?」

鈴芽『大丈夫!元気百倍だよ!清麿君の方はちゃんとバランス良く取ってる?』

清麿「ああ。ちゃんとバランスが取れる食事を取ってるよ」

鈴芽『そう何だ!頑張ってね、清麿君!!』

清麿「ああ。またな」

鈴芽『うん!また明日電話するから!!』

清麿「鈴芽の奴、帰ったらキツくお灸を据えてやらないとな………」

看護師「高嶺先生、何時も奥さんから電話が来てますね」

清麿「すみません、毎度毎度」

看護師「いえ、仲睦まじいですね。関心しちゃいます。あ、食事まだでしたっけ?邪魔して済みません」

清麿「構いませんよ。それじゃあ俺はお昼を頂くので」

しかし、これは余り見られない方が良いな。キャスターが俺の為に弁当を作ってくれたのだが、俺の料理の腕はここの皆にバレているので見つかった時、どう言えばいいのか

清麿「別に見つかる物じゃ無い良いか。頂きます」

俺は食事を終え、こう思った

清麿「キャスターに礼を言っとかないとな。何時もより凄く昼食が旨く感じた」

俺はこの日、エプロンをキャスターに買った。美味しい物を作ってくれたお礼という訳で買って持って行くと逆にお礼を言われた。悪い気がしないが不思議な感じだった

今日はここまでにします。次の投稿も明日か明後日にしようと思います

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