苗木「中の人ネタだって!?」 (37)

モノクマ「スレタイ通り、中の人ネタ満載のssだよ!だからそれぞれのキャラの設定が分からないと楽しめないかもしれないよ!」

モノクマ「しかもこの作者はss初心者なんだ!これで全てを察してくれると嬉しいね!うぷぷぷぷぷ・・・」

モノクマ「作者が扱うと思うキャラ達は以下の通りだよ!」

スーパーダンガンロンパ2より
狛枝凪斗

Angel Beats!より
直井文人

めだかボックスより
球磨川禊

モノクマ「ちなみに、ストーリーは本編の様に展開していくからネタバレとか嫌なら帰った帰った!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420987542

碇シンジや蔵馬はなし?

苗木は大和田紋土との言い争いの中、殴られ気絶をしてしまった…

-苗木の部屋


??「こ…ここは一体?」

狛枝「さっきまで僕はどこかにいたような…」

狛枝「そしてこの部屋は一体何なんだ?」

??「おいお前!」

狛枝「ん?どこからか声が…」

??「僕が頭の中で話しかけているんだ!」

苗木「これは一体どういうこと何だ!?」

狛枝「もしかしてこの体は君のかい?通りで何かおかしいと思ったんだ。なんたって、髪の色とかが違うんだもん」

苗木「君は一体なんなんだ?これが多重人格っていうやつなのか?」

狛枝「詳しいことはよく分からないけれど、そう考えるほうがいいかもね。ところで君の名前は?」

苗木「僕の名前は苗木誠だ。君の名前は?」

狛枝「僕は狛枝凪斗。よろしくね。…ん?あれ?」

苗木「どうしたんだい?」

狛枝「自分の名前と容姿以外あまり思い出せないんだ。これは僕の体じゃないのは分かるんだけれど」

苗木「もしかして君は外の人間かい!?だとしたら教えてくれ!外は一体どうなっているんだ!?」

狛枝「さっきも言っただろう?僕は自分の名前と容姿いがい思い出せないんだ。」

苗木「そうか…残念だよ。(初めて自分の幸運が発揮されたかと思ったのに…)」


コンコン

??「苗木君?大丈夫ですか?」

>>3
そういえば同じ声優でしたね。ど忘れしてました。使いたいと思ったら使わせていただきます


苗木「この声は舞園さんだ!」

狛枝「どうする?とりあえずは応答したほうがいいかい?」

苗木「まだ状況の整理が全くついてないけど少し会話するだけだろうから大丈夫だ!狛枝君、とりあえずは出てあげて」

狛枝「了解だよ。苗木君」

そういって狛枝はドアを開けた

ガチャ
ここからすこしややこしいので苗木と表記した後で今苗木の体を動かしている人物を書きます

苗木(狛枝)「やあ、舞園さん。心配をしてくれてありがとう。でもあと少し休んだら大丈夫そうだよ。」

舞園「そうなんですか、よかったぁ。あんなに吹っ飛ばされてたのでかなり心配してたんですよ?」

狛枝「(君は一体何をしたんだい?)」

苗木「(それは後で話すよ…)」

舞園「それで、できればなんですけれど今から食堂に行きませんか?」

苗木(狛枝)「え、どうしてだい?」

舞園「あの後結局みんなで別行動になったんですけれど、その後みんなで集まって、調査の報告をし合おうって事になったんです。」

苗木(狛枝)「その集まる場所が食堂って事だね?」

舞園「はい、そうなんです。もうすぐ始まるので、もしよかったら来て下さいね?私は先に行ってますから」

そういって舞園は苗木の部屋を背に向け、食堂へと向かっていった。


狛枝「さて、僕達はもう少し状況を確認してから食堂へ行こうか。」

苗木「うん、そうしよう」

霧切さんが澪になったりシノになったり桜になったりステフになったり日笠になったりするのか…

苗木「カクカクシカジカ」

狛枝「シカジカカクカク」

……

狛枝「なるほど、つまり要点をまとめるとこうなるわけだ。
苗木君を含め15人がこの希望が峰学園に居て、そこでモノクマという奴にいきなりコロシアイをしろと言われ、なんやかんやあって君は気絶して、目覚めてみたら僕が君の体に居た。というわけだね?」

苗木「結局君は何なんだろうね?多重人格のようなものでもないみたいだし…」

狛枝「そこらへんは順応するしかないということだろうね。君、本当に超高校級の幸運って言われているのかい?」

苗木「僕自身は思ったことないよ。むしろ自分が不運だと感じるよ…」

狛枝「とりあえず、状況整理は終了したし、食堂へ行こうか。苗木君」

苗木「(あとずっと黙ってたけど、なんでこの人僕と声似てるんだろう…。)」

そして狛枝と苗木は舞園に言われたとおりに食堂へと向かった

-食堂


苗木(狛枝)「舞園さん、来たよ」

苗木「(ここが寄宿舎の食堂か…)」

舞園「清潔そうな食堂でよかったですよね。って、閉じ込められているんだし、喜んでる場合じゃないですね」

苗木(狛枝)「そうだね…(ところで苗木君に聞きたいことがあるんだけれど)」

苗木「(なんだい、狛枝君)」

狛枝「(この子が超高校級のアイドルってことでいいんだよね?)」

苗木「(うん、そうだよ)」

狛枝「(ふぅ~ん…。さすがはアイドルって感じだね。希望のオーラが溢れ出ているよ!!)」

舞園「(苗木君一体どんなこと考えているんでしょう。顔が無表情のままで何考えてるか全然分かりません)」

舞園「ところでなんですけど、」

苗木(狛枝)「どうしたんだい、舞園さん!」

舞園「な、なんかちょっと食い気味ですね…。苗木君ってもしかして六中じゃないですか?根黒六中の二組の…。」

狛枝「(苗木君、六中ってなんなの?)」

苗木「(僕が居た中学校の学校名だよ。でもなんで舞園さんそんなこと聞いたんだろう)」

苗木(狛枝)「えっと…、うんそうだよ。僕は六中だったよ」

舞園「実は私も根黒六中だったんです!四組なんですけど、知ってます?」

狛枝「(苗木君、どうなんだい?)」

苗木「(知ってるに決まってるじゃないか!でもまさか僕のこと覚えていてくれたなんて!まともに話したことないのに!!)」

狛枝「(もしかして君って恋愛の方面に幸運が偏ってるんじゃない?)」

苗木「(それはないよ。だって今まで女の人と付き合ったことないもん。)」

舞園「あのー、苗木君?どうしました?」

苗木(狛枝)「あ、ごめんごめん!いやーまさか僕みたいな影が薄くて才能もろくにない僕のことを覚えていてくれるなんて思わなくってさぁ」

苗木「(ちょ、ちょっと狛枝君!?なんでいきなり自己嫌悪な発言をしたの!?)」



>>7
今は苗木のみ中の人ネタを使います。ssになれてきたら苗木以外の人にも挑戦してみます。

狛枝「(え、僕何か変な事言ったかい?)」

苗木「(言ったよ!影が薄いとか才能が無いだとかさぁ!)」

舞園「ふふ、そんな自己嫌悪しなくたっていいですよ。それに覚えてるに決まってるじゃないですか。だって同じ学校だったんですよ?」

苗木(狛枝)「いや、でも僕なんて全ての事において平均的で、面白みが無くて、個性がなくて、王道なんて言葉も裸足で逃げ出すような、そんな人間なんだよ?それなのに僕のことを覚えている君はなんて素晴らしいんだ!まさに超高校級と呼ばれるに相応しい人間だよ舞園さん!!」

苗木「(狛枝君本当にどうしたの!?確かに僕だってそう思ってたけど、そこまで言うかい普通!?)」

狛枝「(ご、ごめん苗木君。なんか舞園さんを見てると勝手に口が頭の中で思い浮かんだフレーズを喋りたくなるんだ…)」

舞園「私は苗木君はそんな人間じゃないと思いますよ?」

苗木(狛枝)「え?どうしてそう思うんだい舞園さん?」

舞園「だって、私は苗木君に興味があるし、なにより私は苗木君は個性が十分あると思いますよ?」ニコッ

狛枝「(この子…なんて素晴らしいんだ!!僕は舞園さんに大して恋愛感情が沸きそうだよ!まあ結ばれることは0%ないだろうけどね)」

苗木「(それに対しては僕も同意するよ。それに彼女はアイドルだし、きっと恋愛禁止だもん。)」


眠いので明日に続く

いきなり訂正

結ばれることは0%無い→100%無い

です。早く気づけてよかったぁ・・・

舞園「でも知っている人が居てよかったです。なんか苗木君と話していたら元気が出てきました!これも苗木君のおかげですよ?」

苗木(狛枝)「いや、僕のおかげだなんてそんな…」

舞園「よーし、元気にしてもらった御礼に私は苗木君の助手になっちゃお!」

苗木(狛枝)「…ん?助手?」

舞園「はい、助手です!私も精一杯手伝うので、一緒にここから出ましょうね!」

狛枝「(助手ねぇ…)」

苗木「(どうしたの狛枝君?僕は舞園さんのおかげですごくやる気がでてきたよ!)」

狛枝「(君がそれでいいなら別にいいんだけど)」

苗木「(ところで今何時なんだろう?みんなも来るの遅くない?)」

狛枝「(さっき時計をみたけど、7時くらいだったよ。)」

苗木「(7時だって!?そんなに僕は寝ていたのか…)」

舞園「それにしてもみんなおそいですね…。もうそろそろ来てもいい頃なんですけど」

そんな時、食堂のドアが勢いよく開かれた。そこに立っていたのは…

十神「む、ここに居たのか。えーっと、苗木に舞園といったか」

苗木(狛枝)「あれ、十神君。どうしたの?みんなはまだ来ていないよ」

十神「十神じゃない桂だ!…じゃなくて十神だ!」

舞園「十神くん、桂って誰なんですか?」

十神「桂じゃない十神だ!」

舞園「えっと、なんだかすみません…」

狛枝「(苗木君、もしかしてだけど十神くんも…)」

苗木「(やっぱり狛枝君もそう思うかい?)」

苗木(狛枝)「十神君、ちょっと話があるんだけどいいかい?」

十神「なんだ、苗木。なにか話でもあるのか?」

苗木(狛枝)「舞園さん、十神君と話をしたいから、すこし席をはずしてもらっていいかな?」

舞園「え、ええ。いいですけど。それじゃあ私は食堂の前にいますから、終わったら言ってください」

苗木(狛枝)「ありがとう、舞園さん」

舞園「それじゃあ、待ってますね」

そういって彼女は食堂のドアを開け、食堂を出て行った。
彼女が出て行ったのを確認してから、狛枝と苗木は十神の顔を見てこう言い放った


苗木(狛枝)「十神君ってかつらだったんだね。知らなかったよ」

苗木「(狛枝君!?!?聞くとこそこじゃないでしょ!?)」

十神「かつらじゃない十神だ!そんな下らん事で俺と話をしようと思ったのか?苗木殿」

苗木「(やっぱりおかしい。十神君も僕達と同じ…)」

狛枝「(多重人格のようなものになっているに違いない!)」

狛枝「(ノリで苗木君に乗っかってみたけど多分あってるよね)」

苗木「(うん。だって十神くんなら「かつらだったんだね」って聞いた瞬間に帰るはずだもん)」

狛枝「(でもどうやって聞く?僕達のこの状況だって上手く説明できないものだしさ)」

苗木「(とりあえず狛枝君に任せるよ)」

狛枝「(了解だよ、苗木君)」

苗木(狛枝)「ねえ十神くん。もしかして君は十神という名前じゃないんじゃないの?いや、正確に言えば"十神以外の名前も今は存在する"んじゃないの?」

十神「何?それは一体どういうことかな?」

苗木(狛枝)「十神君の意識は頭の中だけにあって、今十神君の体を動かしているのは別の誰かなんじゃないの?」

十神(??)「な、そ…そんな訳あるか!俺は十神白夜だ!なにも[おかしな所はあるまい!]」

苗木(狛枝)「それは違うよ(ネットリ)」BREAK!


苗木(狛枝)「だってさっき僕の呼び方が変わってたよ?"苗木殿"って君は言ったよね?明らかに呼称が変わっていたじゃないか!」

狛枝「(これで合ってるんだよね?苗木君)」

苗木「(ああ、ばっちりだよ狛枝くん!)」

十神(??)「ばれてしまった…ということかな?」

十神(??)「その通りだ。今この体を動かしているのは十神ではない。」

十神(??)「ばれたのなら素直に話を…おい十神うるさいぞ!すこしは静かにしろ!頭の中でガンガン叫ばれては近所迷惑だろう!」

狛枝「(あぁ…十神君の体を動かしてる人ってアホなんだろうなぁ。今の発言で性格が分かった気がするよ)」

苗木「(狛枝君意外と毒舌なんだね)」

十神(??)「俺の名前…でいいのか?名前は桂小太郎だ。」

苗木(狛枝)「え?もしかしてあの政治家の!?まさか歴史上の偉人に出会えるなんて幸運だなぁ!!」

十神(桂)「政治家?何を言っている。俺はそんなものではない。ただの攘夷志士だ。」

苗木「(狛枝君、どうやらあの桂小五郎じゃないみたいだよ?名前も小太郎って言ってたし)」

狛枝「(え、じゃあ彼は一体何なの?もしかしてイタい人だったりするのかな?)」

十神(桂)「それで苗木殿。今話したことはできれば内密にお願いしたい。十神という奴がうるさいのでな。」

十神(桂)「もしもこの事がばれては十神という名に傷が付く。と、十神は言っている。」

苗木(狛枝)「うん、分かったよ桂君。あとこっちからも話したいことがあるからあとは僕の部屋で話そう?」

十神(桂)「わかった。では後で部屋に…うるさいぞかませメガネ!!そんなに騒がれたらお母さん話できないでしょう!!」

苗木狛枝「「(十神くん大変だなぁ…)」」


その後、苗木(狛枝)が食堂前にいる舞園に声を掛け、一緒に居た石丸や不二咲達がぞろぞろと食堂に入ってきた。
そしてものの数分経つうちに、全員が食堂に揃った。


石丸「さて、これで全員揃ったな!それでは話し合いを始めようではないか!お互い調査の結果を報告しあい、情報を共有化するのだ!」

江ノ島「あ、ちょっといい?」

石丸「何事だ!」

江ノ島「霧切だっけ?が来てないんだけど…。」

石丸「なに!それは本当か!」

狛枝「(霧切って誰だい?苗木君)」

苗木「(えっと、銀髪の女の子だったはずだよ)」

狛枝「(だとすると…)」キョロキョロ

狛枝「(うん、いないね。石丸君って適当な所あるなぁ)」

朝日奈「誰か見た人とかいないの?」

不二咲「あ、私見たよ。」

石丸「なに、それは本当かね!」

不二咲「なんだか体調が優れないみたいで、あとで話し合いの内容だけ教えてって言われたよ」

石丸「うむ。わかった。体調不良ならば仕方あるまい!話し合いを続けるぞ!」

そうして話し合いが行われた。今分かっていることは、部屋は完全防音という事と、ここからは絶対に出られないという事、食料の心配はないという事、シャワールームのカギは女子部屋しかかからないという事が分かった。
そして、セレスさんの発案から、"夜時間の出歩きは禁止"という新たな制限が設けられた。


セレス「夜時間ももうすぐですし、私はこれで帰らせていただきますわ。それでは、ごきげんよう」

江ノ島「それじゃ、わたしも自分の個室にいこうかな。それじゃーね」

舞園「苗木君、私たちも帰りましょう」

苗木(狛枝)「うん。そうしたほうがよさそうだね。」


こうして、苗木は自分の部屋へと戻っていった。

狛枝「(さて、僕達はシャワーでも浴びてから十神くんと話し合おうか)」

苗木「(うん、そうしようか)」

狛枝がシャワールームのドアを開けようとしたが、

ガチャガチャ

苗木(狛枝)「あ、あれ?カギがかかってる…。女子部屋しかかからないはずなのに」

モノクマ「ざーんねーん!カギはかかっていませーん!」

苗木(狛枝)「うわぁ!何だお前!」

モノクマ「なんだよ!そんなに驚くことないだろう!さすがの僕でも傷ついちゃうなぁ…」

狛枝「(モ…モノクマ?こいつが!?)」

苗木「(何しにきたんだよコイツ!)」

苗木(狛枝)「な、なんだい?何しにきたの?」

モノクマ「実はね、君のドアだけななななんと!建て付けがわるいんだよ!」

苗木(狛枝)「え、じゃあこのドアが開かないのは建て付けのせいなの?」

モノクマ「そうなんだよ。開け方にはコツがあってね。それを僕は教えに来たんだよ。」

モノクマ「いい?ドアノブを捻りながら上に持ち上げるようにしながら開けてみな?」

苗木(狛枝)「…………。あ、開いた。」

モノクマ「うぷぷぷ。君本当に超高校級の幸運なの?一人だけドアの建て付けが悪いなんてさぁ!ぜんぜんツイてないじゃんか!」

苗木(狛枝)「本当だよ。僕みたいなクズがこんな所にいていいのかなぁ…」

モノクマ「いいかんじに絶望してるねぇ!それじゃあ僕は唐突に帰るね!バイバーイ」

そう言った後、モノクマはどこからか姿を消し、部屋はまた静かになった


苗木「(狛枝君…クズは酷くない?)」

狛枝「(ゴメン)」


アナウンス「えー、ただいまより夜時間となります。食堂などのドアはロックされるので、ご注意を!ではでは、おやすみなさい…」


苗木「(そういえば夜時間の出歩きは禁止になったんだっけ。これじゃあ十神君と話せないや)」

狛枝「(仕方ないよ。それに、向こうも桂君が行こうとしても十神君が絶対止めるだろうから、今日はもう寝よう)」

そうして苗木(狛枝)はシャワーを浴び、ベットに寝転んだ。二人は特になにも喋らず、苗木(狛枝)はすぐに眠りについた…



アナウンス「オマエラ!朝の7時です。起床時間ですよー。」


苗木(狛枝)「うーん、ふわぁ…」

苗木(狛枝)「ぐっすり眠れたね。とりあえず食堂に行ってみようか、苗木君」

苗木「(あ、ちょっと待って狛枝君)」

苗木(狛枝)「どうしたんだい?苗木君。もしかして寝ぐせとか気にしてるの?だったら大丈夫!頭のアンテナ以外はくずれてないよ」

苗木「(そ、そうじゃなくて!昨日霧切さんが居なかったでしょ?彼女と一回話してみたいんだ。昨日もすぐ夜時間になっちゃったし、誰も話し合いの報告をしていないと思うんだ)」

苗木(狛枝)「まあ、僕は反対する理由なんてないし、別にいいよ。早速霧切さんの部屋に行ってみようか」

苗木「(助かるよ狛枝君)」


-霧切響子の部屋の前-

コンコン
苗木(狛枝)「おーい、霧切さーん。すこし話があるんだけど出てくれないかい?」

苗木の呼びかけると、しばらくするとドアが開いた


ガチャ
霧切「えっと…苗木君だったか?いいぞ!入ってくれ!」

苗木(狛枝)「よかった。それじゃあ上がらせてもらうよ」

苗木「(あ、あれ?霧切さんってこんなに明るい感じだったっけ?)」

狛枝「(ちょっとやめてくれよ苗木君。これ以上僕達みたいな人を見つけたら実質3人で6人だよ?気が重いよ…)」

霧切「それで早速なんだが…じゃなくて!早速だけど、昨日の話し合いの報告をお願いできるか?…じゃなくてお願いできるかしら?」

苗木(狛枝)「はぁ…またか。もう僕ヤダよ。なんなんだよこの状況。」

苗木「(霧切さん…君もなのかい)」

霧切(??)「え、えっと…私は何か変な事を言ったか?しかもまたとは一体どういう…」

狛枝「(もう話し方を固定したよ。霧切っていう子も相当頭を抱えているだろうねぇ)」

苗木「(十神くんと霧切さんを見ていると僕は幸運だったんだなと実感できるよ…)」

苗木(狛枝)「霧切さん、昨日の話し合いの報告とズレるんだけど、重要な話なんだ。聞いてくれるかい?」

霧切(??)「な、なんだ?重要ならば構わないが」

苗木(狛枝)「ねぇ、霧切さん。いや、霧切さんの体を使っている君。君の名前は何だい?」

霧切(??)「な、なにをいっている…の!?わ、私は霧切響子だ!できれば早めに覚えてくれ!」

苗木(狛枝)「あーそうじゃなくて。今霧切さんの口で喋った君の名前だよ。僕はそっちを知りたいんだ」

霧切(??)「う…。もしかしてバレてしまったというのか…。」

苗木狛枝「(バレバレだよ)」

霧切(??)「仕方ない。ちょっと待ってろ。………………。」


霧切(??)「よし!OKだ!ばらしてもいいそうだぞ!」

苗木(狛枝)「それで?君の名前は?」

霧切(??)「私の名前は天草シノだ!よろしくな!」

苗木(狛枝)「天草シノさんね。分かったよ。一応呼び方はさっきまでと同じ霧切でいいよね」

霧切(天草)「ああ!そうしてくれ!ところで聞きたいのだが、私のような多重人格者は他にも居るのか?」

苗木(狛枝)「ああ、もちろんだよ。十神白夜と、あと僕だ。僕の名前は狛枝凪斗。改めてよろしくね。天草さん」

苗木「(ちょ、ちょっと。十神君までばらしても平気なの?)」

狛枝「(どうせ三人であとで集まって言うことだよ。全然問題ないさ)」

霧切(天草)「まさか君までもが多重人格とは驚いたぞ。霧切も驚いているぞ」

苗木(狛枝)「まぁ僕達は奇跡的に口調も性格もあんまり変わらないみたいだしね」

霧切(天草)「では、早速昨日の話し合いの報告をしてくれ!」

苗木(狛枝)「おっと、忘れるところだったよ」


そして苗木(狛枝)は話し合いの結果を報告した。報告が済んだ後、彼女からあるものを渡された。

苗木(狛枝)「この紙はなんだい?」




眠いので寝ますノシ 明日に続く

霧切(天草)「それは希望ヶ峰学園の見取り図だ。一階までしか書かれていないがな」

苗木(狛枝)「ずいぶんとここと似ているね。ということはここは希望ヶ峰学園という事になるけど…」

苗木「(いや、ちょっと待って!だとしたら僕達は本当に学園に閉じ込められているのかい!?)」

狛枝「(残念だけれど、そうなるね。でもこんな所でへこたれてちゃ駄目だ!君達があんなクマに負けるはずがないだろう!皆で力を合わせればきっとどんな困難でも乗り越えることができるよ!!)」

霧切(天草)「だが、こんな所で立ち止まっていては黒幕は倒せまい。私もできる限りのサポートをする。皆で黒幕を倒すぞ!」

苗木(狛枝)「あ、僕のセリフとられた」


一通りの話し合いが終わり、苗木達は食堂へと向かった。するとそこには既に何人かが食事を取っていた。


石丸「やあ君達!すこし来るのが遅かったんじゃないかね!もう7:30だぞ!」

苗木(狛枝)「ああ、ごめんごめん。霧切さんと話をしていたんだ。ね?霧切さん」

霧切(天草)「ああ、その通りだ。遅れて申し訳ないな」

石丸「!?う、うむ。これからは気を付けたまえ!(な…なにか違和感を感じる)」

苗木(狛枝)「ちょ、ちょっと天草さん!すこしは霧切さんになりきってよ!早速疑われてるよ!」ボソッ

霧切(天草)「すまん。耳元で話すのはやめてくれないか。耳は感じやすくてな」

山田「な…なんですとぉ!?!?」

腐川「き、霧切って見た目はクールそうなのに平然とそんなこと言えるのね…。へ、変態なのかしら?」

霧切(天草)「おい聞こえたぞ!腐川といったな。とりあえずよろしく」ペコ

腐川「ふ、ふん!だれがあんたみたいな変態と…」

霧切(天草)「さっきから人のことを変態呼ばわりしおってぇ!いいか!私は変態じゃない!ただの…ちょっとなんだ!引っ張るな苗木!!」

苗木(狛枝)「ちょっと話があるから付いてきてねーき・り・ぎ・り・さ・ん!!」

石丸「な…なんだったのだ一体」

山田「昨日と大分雰囲気が違ったようですけれども…。は!まさかギャップ萌えを狙って!?うむむ…霧切殿もやりますなぁ」

江ノ島「(霧切さんってあんなキャラだったかしら?少し探りを入れたほうがいいのかな)」

苗木(狛枝)「君さぁ、霧切さんになりきろうとは思わないの?」

霧切(天草)「いいではないか!それに彼女から聞いたが、彼女はもともと寡黙なクールキャラだったのだろう?」

苗木(狛枝)「何が言いたいのかな?」


霧切(天草)「ギャップ萌えだ!皆と出会ったのは昨日だが、一日中ほとんど話さなかったのだ!十分いける!」

苗木(狛枝)「はぁ…。霧切さんはその事に何て言ってるの?」

霧切(天草)「それがあまり嬉しくない様でな…。今説得中だ」

苗木「(霧切さんかわいそうに…。でも元気で賑やかな霧切さんって結構アリかもしれない…)」

狛枝「(苗木君。もしも天草さんの人格が彼女から消えたらどうするんだい?昨日まですごく喋ってた人が、次の日急に無口になるんだよ?)」

霧切(天草)「それに関しては大丈夫だ!」

苗木(狛枝)「え、もしかして今の声に出てた?」

霧切(天草)「いや、出ていないがなんとなく今考えていることが分かったからな」

苗木(狛枝)「君はエスパーかなんかなのかい…」


これ以上の説得は無駄だと判断した狛枝は、霧切もとい天草を連れて食堂へとまた戻っていった

苗木「(桂君もこうなってなければいいんだけどなぁ)」

苗木もとい狛枝が食堂に入ると、大声で声を掛けてくる人物がいた。

十神(桂)「おお!苗木殿!こっちの席は空いているぞ。こちらに来て一緒に朝食を食べようではないか!」


空気が凍った。


山田「と、十神殿?どうしたのでありますか。昨日まではあんなに皆と接するのを拒否していたというのに」

腐川「な、なんか昨日と性格が違う人が多いわね…」

苗木(狛枝)「十神君!いいよ、一緒に食べよう。ついでに霧切さんもいいかな?」

十神(桂)「あぁ、いいぞ。食事は賑やかなほうがいい。ええい、うるさいぞかませメガネ!いまは朝食の時間だ!静かにしろ!」

苗木「(十神君が一番大変そうだな…。戻ったときは優しくしてあげなきゃ)」

ワイワイガヤガヤ


??「すいません。わたしもご一緒させてよろしいですか?」

霧切(天草)「き、君は!えーっと確か…おお、そうか。舞園さんだ!さすがアイドルだな。スタイルもいい……。」

天草「(それに比べて霧切は小さいな。同情するぞ。)」

霧切「(そんな同情必要ないわよ)」

苗木(狛枝)「もちろんだよ舞園さん!一緒に食べよう!」

舞園「ふふ、ありがとうございます苗木君。そうだ!もしよかったらこの後体育館前のショーケースの所まで行きませんか?」

苗木(狛枝)「いいよ舞園さん。断る理由もないからね。でもどうしてだい?」

舞園「ちょっと護身用の武器が欲しいなって思いまして」

十神(桂)「苗木殿が行くのであれば、俺も同行していいか。今日することが思いつかなくてな」

霧切(天草)「私もだぞ舞園さん!是非一緒にいかせてくれ!…あ、今のはいやらしくない方の意味だぞ」

苗木(狛枝)「そんなこと分かってるよ」

舞園「いいですよ。みんなで行きましょう!探索は多いほうがいいですからね!」


-十神の脳内


十神「(おい桂!貴様そこまで自分勝手な行動と発言をするからには責任を背負ってもらうぞ。)」

桂「(嫌だと言ったら?)」

十神「(拒否権など認めるものか!)」

桂「(嫌d…十神「(何か言ったか?沈黙は同意をしたということにするぞ?)」

桂「(ふん。勝手にしろ)」

朝食を食べ終わった四人は、さっそく体育館前ホールに移動することにした。


-体育館前ホール


舞園「あ!この模擬刀とかいいんじゃないですか?」

十神(桂)「どうやらそれ以外にまともな物が無いな。」

苗木(狛枝)「じゃあさっそくこれを持ち帰ろう!」


そういって苗木(狛枝)が模擬刀を握ったとき、狛枝は違和感を感じた。


苗木(狛枝)「この模擬刀の金箔、すごい剥がれやすいよ。ちょっときたないなぁ…」

霧切(天草)「だがそれ以外に使えるものがないしな…。ここは妥協するしかあるまい」

苗木(狛枝)「でも改めてみるとなかなかできた模擬刀だね。ちょっと気に入ったかも」

舞園「それじゃあ、その模擬刀あげましょうか?」

苗木(狛枝)「え、でも舞園さんの護身武器を探しに来たのに…」

舞園「いいですよ。苗木君が持っててあげてください」

十神(桂)「・・・・・・」

十神(桂)「なあ、苗木殿。少しの間その模擬刀を貸してはくれないか」

苗木(狛枝)「ん?どうしてだい十神くん?まさか君も気に入っちゃったとか?そりゃあ、こんなに出来がいいんだもん。」

十神(桂)「いや、なにかを思い出せそうなんだ。桂小太郎のことについてな」

苗木(狛枝)「そっか…わかったよ。しばらくこれは十神くんに預けるよ。」


そう言って狛枝が十神くんに模擬刀を渡そうとすると、急にモニターが光りだした。


アナウンス「えーえー。オマエラ、聞こえてるかな?これから視聴覚室にきなさい!拒否権はないよ!来なかった人はきつーい罰をあたえるよ!うぷぷぷ…」


そういってモニターの画面は再び暗くなった。


舞園「視聴覚室ですって!行きましょう皆さん!」

霧切(天草)「しかし、ナニをするというのだ?映画鑑賞とかだといいな!」

苗木(狛枝)「霧切さん、アクセントには気をつけようね」


-視聴覚室
苗木達が視聴覚室にたどり着くと、すでにそこには全員が集まっていた。

石丸「うむ!全員揃ったな。それでは、ビデオを見始めようではないか!」

舞園「ビデオ?何のビデオなんですか?」

大和田「それがよぉ、全員の名前がかかれたDVDがこのダンボール箱にはいってて…」


狛枝が箱を覗くと、確かに15人分のDVDが置いてあった。
狛枝は真っ先に苗木と書かれているDVDを取った。

苗木「(何のビデオだろうね)」

狛枝「(少なくとも、いいものじゃないだろうね)」

狛枝がDVDを取った後、皆がそれにつられてDVDをとり、それぞれプレイヤーの前に立ち、ディスクを入れ、映像を再生し始めた。
一方狛枝は…

ガチャガチャ
苗木(狛枝)「あ、あれ?どうやって再生するのこれ?」

苗木「(狛枝君、そこに再生ボタンがあるよ。)」

狛枝「(あ、本当だ。ありがとう苗木君)」


狛枝が再生ボタンを押すと、映像が流れ始めた。モニターには苗木の家族が映し出される。

苗木「(あ!僕の家族だ!つい数日前にあったけれど、遠い日のように感じるなぁ)」

狛枝「(…待って苗木君。ちょっとこの映像止めてもいいかい?)」

苗木「(なんでさ、もうすこしだけ見させてよ。)」


映像は途中までは家族からの苗木宛のビデオレターのようなものだった。
しあkし、突然画面が暗転し、次に映し出されたのは無残にも荒れ果てた苗木の家だった。
「果たして、苗木君の家族はどうなってしまったのでしょうか!真相はいったい!!」

ここでビデオは止まった。


狛枝「(まずいね。もしかしたらこれが殺人の動機になりえる可能性がある。)」

狛枝「(苗木君のような家族ならまだしも、舞園さんや大和田くんは相当な信頼関係を築いた友人が多いはずだ…。)」

狛枝「(でもまあいっか!それで殺人がおきちゃったらそれまでだしね!)」

苗木「(ぼ…僕の家族はどうなったんだ!なんだこれ!?本当に僕の家か!?)」

狛枝「(落ち着きなよ苗木君。ここで取り乱したら、モノクマの思う壺だよ。)」

舞園「い、いやあぁぁぁぁ!!」

狛枝「(大変だ舞園さんが絶望している!僕が希望の支えになってあげなくちゃ!!)」

苗木(狛枝)「舞園さん大丈夫!?って聞くまでも無いよね。君は大丈夫なはずだ。だって君は希望を象徴するうんたらかんたら」

舞園「苗木君!」ダキッ

狛枝「(やった上手くいった!)」



桂「江ノ島が殺されるところまでカットだ!」

天草「なんたって作者がめんどくさくなったからな!」



モノクマ「グングニルの槍を召喚!僕を守って!」


グサグサグサグサ    

江ノ島「な、なに…これ?」ドチャ

霧切(天草)「なんてこった!江ノ島が殺されちゃった!」

十神(桂)「この人でなし!」

モノクマ「僕は人じゃないからどっちかって言うとクマでなしだよね!」

十神(桂)「このクマでなし!」

苗木(狛枝)「君達打ち合わせでもしたの?」

江ノ島(本物)「な、なんか霧切と十神の様子がおかしい…」

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