【アニメ・特撮・東方多重クロス】門矢士「武道会だと?」 (25)

八雲紫(以下紫)「そ、武道会」

士(以下士)「…おい、ちょっと待て意味がわからん」

士「まずお前はどこの誰だ、突然現れて変なこと言い出しやがって」

士(というかこいつ、空間にファスナー開いて出てきたんだが…)

紫「あら、あなたはもっと順応が早いと思ったのに、案外察しが悪いのね」

士「質問に答えろ、おまえは一体何者だ」

紫「ふふ…これは失礼、初対面の方と会ったらまず自己紹介からよね」

紫「私の名は八雲紫、幻想卿という世界からやってきた、ぴっちぴっちの17歳の少女ですっ☆」

士「幻想卿…?」

紫(………スルーされた)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420974031

紫「ゴホン!幻想卿とは、結界によって今いるこの世界から隔絶された場所にある、いわゆる異世界ってやつね」

紫「そして私はその幻想卿の統治者、ってところかしらね」

士(これは…またでかい面倒事に巻き込まれそうだ…)ポリポリ

士(まあ異世界に関してはもう慣れっこだから全く驚きはしないが)

士「で?その幻想卿の統治者様が俺に何の用だ」

紫「さっき言ったでしょう?武道会を開催するから、あなたにその運営に加わってほしいの」

士「運営だと?どういうことだちゃんと説明しろ」

紫「ふふふ…あなたの素性はおおよそ把握してるわ、門矢士…もしくは」

紫「世界の破壊者“仮面ライダーディケイド”」

士「!?なぜそれを…!」

紫「あら、私の情報網を甘く見ないでくださる?なにせ異世界の統治者だからね、外界の大体の事情は知っているのよ」

紫「あなたが以前、数々のライダー世界を渡り歩き、そしてその都度世界の危機を救ってきたことも」

紫「行く先々で散々悪魔だの破壊者だの罵られて、挙句の果てにはグレて大ショッカーの大首領になってしまったりしたことも、ね」

紫「ま、結果的にはちゃんと更正したみたいだけど」

士「…」

紫「随分大変だったのねぇ~同情しちゃうわぁ~」

士「余計なお世話だ」

紫「あらぁ、もしかして怒っちゃった?」

士「…あんたの気持ち悪いくらい周到な情報収集能力については大体わかった」(いちいち癇に障るBBAだ)

士「俺の過去なんてどうだっていい、それよりも武道会とやらだ」

士「詳細な説明をしろ」

紫「ようやく察したみたいね、そうね、そろそろ本題に移るわ」

BBA説明ちゅ(ry 士「おい省くな」ゴチッ

紫「あいたっ」

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紫「あなたが今いるこの世界以外にも、いろいろな世界が存在していることはわかるわよね?」

士「ああ」

紫「あなたが知る限りの世界は、いずれもことごとく仮面ライダーがいた世界ばかりだった…そうね?」

士「まあ、粗方そうだったな」

紫「実は世界の中には、仮面ライダーが存在しない世界もあるの、それこそ無限にね」

紫「そしてそこにはライダーはいないけれど、それに近い役割を担っている重要人物が必ず存在している」

紫「まあこの理屈は、あくまであなた視点から見た物言いだけどね」

士「…」

紫「その人物は世界の命運を握っている、いわば“鍵”」

士「鍵……」

紫「そう、鍵」

紫「同時にその鍵とは対となり、世界に“災厄”を齎すものもまた、必ず存在する」

士「俺たちライダーで言うところの、大ショッカーや怪人…みたいなもんか」

紫「そう…そしてその災厄は、決して鍵とは相容れない存在なの」

紫「鍵と災厄は、いずれ必ずぶつかり合う運命にある」

士「…」

紫「既にその戦いで災厄に飲まれ、滅んだ世界もあるわ…だけどね」

士「だけど?」

紫「たとえばある平行世界で、鍵と災厄がぶつかりあい、鍵が打ち負かされ、消滅したとする」

紫「そうなればその世界は滅びる」

紫「だけど、それはあくまで可能性のひとつ…起こりうる世界のうちのひとつでしかない」

士「…?どういうことだ」

紫「…無限に広がるすべての小さな世界の中には、いくつもの可能性の時間軸、“世界線”または“平行世界”が張り巡らされていて」

紫「それぞれ運命が違ったものとなっているの、それもまた無限にね」

紫「要するに、たとえその世界が滅んだとしても、また別の世界線の世界に交代するってことよ」

士「世界世界世界…同じ単語ばかり並びたてられて頭が痛くなってきたところだが、大体わかった」

紫「それならよかったわ」

士「だが、それなら何も心配はいらないんじゃないのか?」

士「平行世界のひとつが破壊されても、どうせ新たな世界線に変わるだけなら、世界そのものは存在し続けるからなくなりゃしないんだろ?」

紫「そうね、初めてこれを聞いた人なら、多くはそう解釈するわ」

紫「ところが現実はそんなに甘くお気楽なものではないのよ」

紫「平行世界の数は『無限』だけど、その交代回数は『有限』なの」

士「…なに?ってことは…!」

紫「そう…定められた猶予を過ぎれば、その世界は今度こそ消滅する」

紫「世界線ではなく、世界という概念そのものがね」

士「……」







士「なるほどな、で、それを俺に救ってほしいってわけか」

紫「うーん、救うは合っているんだけど、少し違うわね」

士「?」

紫「これから私たちが開く予定の、『武道大会』が救うの」

士「武道大会が世界を救う…だと?」

紫「ええ、だからあなたに大会の運営委員会に一員として加わってもらいたいの」

士「馬鹿馬鹿しい、付き合ってられるか」

士「世界の危機がどうのこうのって下りはまだ聞いてやれたが、そこから武道会だと?話が飛躍しすぎだ」

士「第一武道会と世界に何の関係がある?はじめから胡散臭いとは思っていたが、支離滅裂なんだよあんたの言ってることは」

紫「人の話は最後まで聞きなさいな」

士「あんたの話は十分聞いてやった、俺からはもう話すことはない、じゃあなとっとと幻想卿とやらに帰るんだな」

紫「…そういえば、士くん、あなたお友達が一緒にいたはずよね?ええと…なんて言ったかしら、光栄次郎さんさんと、小野寺ユウスケくん、あと光栄次郎さん…だったかしら?」

紫「………今どこにいるのかしらね?」

士「…!貴様、まさか…!」

紫「ふふっ」

士(なつみかんたちがいなくておかしいとは思ったが…こいつが…!)

士「おいッ…!!夏海やユウスケたちをどこにやった!!」

>>12 訂正
×紫「…そういえば、士くん、あなたお友達が一緒にいたはずよね?ええと…なんて言ったかしら、光栄次郎さんさんと、小野寺ユウスケくん、あと光栄次郎さん…だったかしら?」

○紫「…そういえば、士くん、あなたお友達が一緒にいたはずよね?ええと…なんて言ったかしら、光栄次郎さんさんと、小野寺ユウスケくん、あと光夏海さん…だったかしら?」

紫「さぁ…どこかしら?」

士「答えろ八雲!」

紫「私の言うことを聞いてくれたら、お友達の居場所を教えてあげる♪」

士「ふざけるな!」

紫「うふふ」ギュウウン

士「なっ、消えた…!?どこだ、姿を現せ八雲紫!!」

紫「知りたければ黙って私の言うことを聞きなさい、門矢士」

紫「そうすれば姿を見せて、彼らの居場所を教えるわ、約束する」

士「…本当だな…?」

紫「約束は必ず守るわ」

士「くっ……!…………わかった、俺はどうすればいい」

紫「ありがと♪そうこなくちゃね」ギュウウン

紫「そうね…まずは全てのライダー達を集めてきてちょうだい」

紫「彼らにも大会に参加してもらうから」

士「ああ、わかった…」

紫「但し、もし彼らに事情を話したら、約束は無かったことにするからね、いい?」

士「くっ…ああ」

紫「それと…はいこれ」ポイッ

士「…なんだこれは」キャッチ

紫「あなたの力で、そのリストに載っている人物を集めてくるのよ、可能な限り、全員ね…」

紫「もちろん私も手伝うわ、あなたとは“似た者同士”だから、ね♪」

士「こいつらを…全員集めてくればいいんだな?」

紫「ええ…」



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???「彼は引き受けてくれたかい?紫」

紫「ええ、少々不満げだったけどね」

QB「運営には参加を?」

紫「渋々了承してくれたわ」

???「脅迫でもしたのかい?」

紫「失礼ねぇ、私がそんな野蛮な女に見えて?相手は大の男、しかも破壊者よ?淑女らしく丁寧にお願いしたに決まってるじゃない(大嘘)」

???「それなら安心したよ、契約する上で大切なことは相手と対等に話し合うことだからね」

紫「貴方が言うと説得力が微塵も感じられないわよ……キュウべぇ」

QB「僕は事実を言っているんだけどな…それに君がそう思うのは、僕の言うことに感情がこもっていないからじゃないかな」

紫「実際そうじゃない、確かあなた達って感情を持たない生き物なんでしょう?」

QB「ああ、感情なんて無駄なものは備わっていない方が効率的に活動できるからね」

紫(……道理で愛嬌のないわけね)

QB「ところで大会の主催者の彼からは何か連絡はあったかい?」

紫「いえ、今のところは何も」

QB「そうかい…僕には彼の考えていることが全く読めないよ」

紫(あなたじゃ決して理解できないでしょうね……だってこの計画は…)

QB「どうかしたのかい?」

紫「いいえ、別に」

紫(うふふ…面白いことになりそうね…)




~プロローグ・破壊者と統治者と武道大会~ 完



とりあえず今日はここまで
遅くなったけど注意事項↓

・書き溜めしてないので遅筆

・ごちゃまぜカオス注意

・キャラ崩壊注意

・駄文注意

・一部のキャラの扱いがひどい場合があります

以上のことが不快に感じる方はそっとブラウザバック
続きは明日投下予定
もう眠いから寝ますおやすみ

と思ったけど寝れないからやっぱまだ続ける
あと酉一応つけとく

~数日後~

ワイワイ ガヤガヤ ワイワイ ガヤガヤ

射命丸文「さあついに始まりました!数多くの世界から選ばれた実力者達が一堂に集い、優勝を競い合う『時空一大武道会(仮)』!!」

射命丸文「実況は私、幻想卿の清く正しい新聞記者、射命丸文と!!」



小兎「私、暗黒武術会・元実況兼審判担当の小兎と!!」

ウルサイマン「私、H-1グランプリ元実況担当!!ウルサイマンと!!!」

アナウンサー「私、天下一武道会現役リングアナウンサー兼審判、名も無きアナウンサーと!!」

結野アナ「私、江戸のお天気お姉さん兼陰陽師の結野クリステルry「多いわあああああああああああああああああ!!!」

新八「ちょっとォォォォォ!!?実況多すぎでしょこれぇぇ!!?普通実況って一人で十分だよね!?6人がかりでやるもんじゃないよね!!?てかさらっと結野アナ混ざってんじゃねぇよ!!つかなんでいんの!!?なんのコネ!?あんた絶対まともな実況できないでしょ!!!それとも何!?あんたら全員実況未経験のド素人だから数で補おry」ブチャ!

神楽「ごちゃごちゃうるせぇアルうんこメガネ、おとなしく客席で私達の活躍を指くわえて見てろヨダメガネ」

銀さん「お~い神楽ぁそれさっさと運んでこーい、あとどうでもいいけど俺出ないからね、私『達』じゃないからね、戦わないからね俺絶対」

神楽「駄目アル!銀ちゃん出ないと主人公の資格が自動的に剥奪されることになるヨ」

銀さん「いやなにその理不尽、酷くねそれだって俺無理やり連れてこられたのよ?」

神楽「おい新八、おめー何自然に実況の人数数え間違えてるアルか」

てゐ「ププ、はずかしwwwwwwwwwwwwww」

銀さん「つーかよぉ、なんなんだよこの大会、マジ意味わかんねェよほんと」

銀さん「下痢でトイレ篭ってたら突然頭上から変な女出てきてよ?んで真っ暗な穴に落とされちまってよ?」

銀さん「しかもその穴の出所が何故か便器ン中よ便器、おかげでこっちは汚物まみれだっての、マジありえねぇわ」

紫「ハイハイワロスワロス」ギュイン

銀神新「「「 あ 」」」

「あああああああぁぁぁぁぁぁぁ」ヒュウウウウウン

やばい頭痛くて無理、今度こそ寝るわ
多分誰も見てないだろうけど、みんなおやすみ

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