ラムザ「ここは……オーボンヌ修道院!?」 (70)



ラムザ「帰ってこれたのか僕は……あれ?皆は?」キョロキョロ

??????「なンだラムザ?急に?」

ラムザ「えっ?なっ!?ガフガリオン!?死んだ筈じゃ!?」

ガフガリオン「勝手に殺すな!」

ラムザ(えっ?何でガフガリオンが生きて?実は生きていた?いや間違いなく死んだ筈、皆もいないし何がどうなって?)

ガフガリオン「おいラムザ?どうした?まさか寝ぼけてるのか?」

ラムザ(夢?さっきまでのが?そんな馬鹿な……)

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ガフガリオン「まぁ姫さンに待たされてから、もう30分ほどか?眠りたくもなるがな」

ラムザ(姫?オヴェリア様?だとすると、もしかしてあの時の……ディリータがさらっていったあの時なのか?)

ガフガリオン「おいどうした?何だか本気で様子が変だな……」

ラムザ(だとすると時間が……僕は過去に戻ってきたのか!?)

ガフガリオン「おい、旦那が変だぞミリー」

ミリー?「旦那じゃないわよ!全くどうしたの?ラムザ?」

ラムザ「えっ?なっ?ミルウーダ!?」

ミルウーダ「ばかっ!急に何よ!」バシッ

ラムザ「痛た……」

ガフガリオン「おいラムザ、急に本名で呼ぶなよ、まぁ今は俺しか聞いてなかったからいいが」

ラムザ「えっ?えっ?何でここに?」

ミルウーダ「何か問題があるの?……と言うか本当にどうしたの?」

ガフガリオン「何か変なモノでも食ったか?」

ラムザ(間違いない……これはミルウーダだ……ミリーってのは偽名?生きてるって事は……)

オヴェリアサマ!  

ガフガリオン「ン?何だか騒がしいな」

ミルウーダ「急に何かしら?」

ラムザ「まさか……!」ダッ

ガフガリオン「おいラムザ!?」

ミルウーダ「何なのよもう!」



アグリアス「すっすみません!オヴェリア様!」

オヴェリア「いえ……ちょっと驚いただけですから」

アリシア「どうしたんですか?隊長?」

ラヴィアン「急に叫んで抱きつくなんて」

アグリアス「なっ何でもない!」

シモン「ほっほ……これは珍しいモノを見ましたな」

アグリアス(どうなっている?帰ってこれた訳ではないのか?シモン様は確かあの時に……)

ガタン

ラムザ「アグリアスさん!?」

アグリアス「!ラムザか!?」

ガフガリオン「ン?ラムザお前、あの聖騎士様と知り合いだったのか?」

ミルウーダ「む……いつの間に?」

アリシア「隊長の知り合い?」

ラヴィアン「まさか恋人とか?」

アグリアス「違う!ええいラムザなんだな?」

ラムザ「アグリアスさんなんですよね?」

オヴェリア「?」

ラムザ「えっと……とりあえずあっちに」

アグリアス「ああ……」

ミルウーダ「……何よ、仲良さそうに……」


ラッド「……俺も中に入った方がよかったかな?」



ラムザ「ええと……単刀直入に聞きますが、どこまで覚えていますか?」

アグリアス「あの最後の戦いで、お前の剣が敵を貫いた所までだ」

ラムザ「僕と同じですね、良かった……まさか夢だったんじゃって不安でしたよ」

アグリアス「これはいったい……時間が戻ったということか?だとするとこの後ディリータが?」

ラムザ「それなんですけど、ちょっと違うみたいなんですよ」

アグリアス「違う?」

ラムザ「さっきの女騎士ですが」

アグリアス「そういえば見覚えのない者がいたな」

ラムザ「彼女はミルウーダ、あのウィーグラフの妹です」

アグリアス「なんだと?」

ラムザ「そしてこの時の一年前、骸旅団討伐作戦で……僕とディリータの手で彼女は……」

アグリアス「死んでいた筈の人間なのか……?だとすると」

ラムザ「はい……理由は分かりませんが、僕達は過去に戻った……ただし、僕達の知っている歴史とは違う過去に……」

アグリアス「むぅ……」



アリシア「何話してるのかしら?」

ラヴィアン「これは後で隊長を問い詰めないと」


ミルウーダ「何を話してるのかしら?……と言うかちょっと近すぎじゃない?」



ラッド「ラムザもガフガリオンもミリーも、中で何話してるんだろう?……俺空気だな」

女ナイト(私も空気……)



ラムザ「まぁ何故戻ってきたのかは、この際置いておきましょう……多分聖石が関係してるとは思いますが」

アグリアス「そうだろうな」

ラムザ「むしろ問題なのは、僕達だけなのか?という事です」

アグリアス「なる程……少なくともアリシアとラヴィアンは違うようだったな」

ラムザ「ラッドも……ん?ラッド……も違いました!」

アグリアス「ラムザ?」

ラムザ「とにかくここにいるのは僕達だけみたいですね」

アグリアス「あ……ああ」

ラムザ「僕達の共通点……」

アグリアス「最後の戦いで最前列に居たから……とかか?」

ラムザ「なる程……だとしたらアリシアやラヴィアン、ラッドが覚えていないのも頷けますね」

アグリアス「もしそうなら、他は……オルランドゥ伯とメリアドール、それとムスタディオか?」

ラムザ「最前列ではなかったですけど、ベイオウーフとレーゼ、それとマラークやラファは……どうですかね?」

アグリアス「なんとも言えんな、まず伯やメリアドール達が覚えているかが分からん」

ラムザ「それもそうですね」


ラヴィアン「もうちょっと近付いても」

アリシア「バレてもしらないわよ?」


ミルウーダ「何よラムザったら……」



ラッド「……出て来ませんね」

女ナイト「ええ……」

ラ・女((空気が……))



ガフガリオン(遅い……まだか?)



ラムザ「とりあえず、もし覚えているならオルランドゥ伯と、メリアドールは多分僕達に接触してくると思います。
伯はオーランにでも頼むでしょうし、メリアドールは自分で来るかも……」

アグリアス「確かにな……ムスタディオは?」

ラムザ「……接触というか、アイツの場合コッチに逃げて来そうですね」

アグリアス「そう言えば今頃はバート商会に追われている頃か」

ラムザ「なんでとりあえず置いておいて、皆が覚えていないとして考えましょう」

アグリアス「そうだな、いずれにしてもこちらから出向くのは無理だろうからな」

ラムザ「まずこの後のオヴェリア様誘拐ですが」

アグリアス「ディリータが来るだろうが……本来の誘拐犯の可能性もあるのか」

ラムザ「まぁそっちの方が楽そうですけどね」

アグリアス「状況は不明だが、ディリータ一人で片付けてしまった訳だしな」

ラムザ「それでディリータだった場合」

アグリアス「私達が外に出なければ、そう簡単にはいかないはずだが」

ラムザ「僕達はなるべく早く外の相手を追い返します」

アグリアス「頼むぞ」



アリシア「うーん何か色っぽい話じゃないのかな?」

ラヴィアン「そんな雰囲気じゃないよね?」

ミルウーダ「……」

ア・ラ・ミ「「「ん?」」」



ラッド(早く!誰でもいいから!誰か来て!)

女ナイト(話す事何もないんですけど!隊長!いやこの場合アリシアやラヴィアンかしら?)



ガフガリオン(……どうするか……)



ラムザ「とりあえず外はいいとして、中は……まぁアグリアスさん達が居れば」

アグリアス「不用意に入ってはこないだろうな」

ラムザ「前の時もアグリアスさん達を、オヴェリア様から引き離すのがガフガリオンの目的でしたからね」

アグリアス「……見たところ、覚えていたモノはそのまま使えるようだしな、さすがに装備は当時の物のままだが」

ラムザ「ええ……それじゃぁとりあえずは外の相手を追い返す所からですね」

アグリアス「ああ頼むぞ」



アリシア「アナタあの人の恋人とか?」

ラヴィアン「隊長と三角関係なの!?」

ミルウーダ「ちっ違うわよ!……そりゃあ嫌いではないけども……」



ラッド「……ん?誰だ!?」

女ナイト「賊か!?くっ!矢が!?」トスッ

ラッド「ここは俺が!君は皆を!」

女ナイト「頼む!」ズリズリ



ガフガリオン「ん?マズいな……このタイミングか……」

夜勤行って来ます。
帰ったら寝るまで書きます。

現在儲け話(犬の散歩)に出かけてます。
帰ったらぼちぼち書きます。

どうも1です。
まさか1レスも書く前に寝落ちするとは……とりあえずぼちぼち書きます。



女ナイト「てっ敵が……今はあの傭兵の人が」

アグリアス「!来たか……ラムザ!」

ラムザ「はい!」 

アグリアス「アリシア!ラヴィアン!私達は中でオヴェリア様の守りを固めるぞ!お前は傷を!シモン殿お願いします」

アリシア「はい!」

ラヴィアン「了解しました!」 

シモン「任せて下さい、さぁこちらで手当てを」

女ナイト「はい」

ガフガリオン「何!?」

ラムザ「ミリー!ガフガリオン!僕達は外の敵を!」

ミルウーダ「ええ!」

ガフガリオン「まっ待て!俺達だけでか!?」

ラムザ「何か問題でも?」

ミルウーダ「そうよ、何時もは稼ぎが減るからって、私達だけで戦いたがるじゃない?」

ガフガリオン「くっ……俺はどうなっても知らンぞ?」

ラムザ「行こう」ゴソゴソ

ラムザ(装備が貧弱だなぁ、まあ仕方ないけどね……ん?今何か……?)ゴソゴソコツン

ラムザ「えっ?」

ミルウーダ「どうしたの?ラムザ?」

ラムザ「いや何でもない!早く行こう!」

ミルウーダ「?」

ラムザ(なんでこれがここに?この時の僕がこれを持っているはずが……いや、考えるのは後だ!)

ガフガリオン(クソ!まぁたあの兄貴殿にうるさく言われそうだな)

ミルウーダ(何だろう?やっぱりラムザが変……どうしたのかしら?)



ラムザ「大丈夫かラッド!」

ラッド「ラムザ!遅いよ!」ボロッ

ミルウーダ「あらら、こっぴどくやられてるわね」

ガフガリオン「情けねぇなこの人数相手に」

ラッド「ガフガリオンと一緒にするなよ!」

ミルウーダ「私も大丈夫よ?」

ラッド「……」チラッ

ラムザ「えっと……」

ラッド「ちくしょー!」

ラムザ「とりあえず追い払おうか」チャキ

ミルウーダ「そうね」チャキ

ガフガリオン「たく仕方ねぇな……勝手にしろ」チャキ

ラムザ(とはいえ本気出すのはまずいかな?下手に色々使うのも)

ガフガリオン「闇の剣!」

ミルウーダ「ウエポンバッシュ!」

ラムザ「とりあえ……え!?ウエポンバッシュ!?」

ミルウーダ「どうかしたの?何時もの事じゃない?」

ラムザ「えっ?あっいや、てっきりブラッドウエポンかと思って、ガフガリオンに合わせて」

ミルウーダ「そう?まぁ今はダメージ重視ね」

ラムザ「そうだね」

ガフガリオン「たく……イチャイチャしてンなよ?」

ミルウーダ「イチャイチャなんてしてないわよ!」

ラムザ「あはは」

ラムザ(……うん、この人達にちょっと同情するなこれ)



 ーーーーー

オルランドゥ「……ここは……儂の執務室か?何故ここに?皆はどこだ?」

オーラン「失礼します父上、頼まれた物をお持ちしました」

オルランドゥ「オーラン……つかぬ事を聞くが、今日はいつだ?」

オーラン「は?今日はーーーーーですが」

オルランドゥ「そうか……すまんな」

オーラン「はあ」

オルランドゥ(獅子戦争の前……儂は過去にもどったのか?だとすれば儂は……)

オルランドゥ「オーランよ!すまぬが一つ頼まれてくれんか?」

オーラン「はい」

オルランドゥ「……一つ言伝と、調べてもらいたい事がある」

オーラン「分かりました」

オルランドゥ「ではーーーーーーと、頼むぞ」

オーラン「分かりましたが……本当によいのですか?」

オルランドゥ「うむ」

オーラン「分かりました、すぐに出発します」

オルランドゥ「頼むぞ」

ガチャパタン

オルランドゥ「……さて、ラムザよ……どう動く?」



 ーーーーー

ムスタディオ「何だよこれ……皆はいないし、銃はロマンダ銃だし、バート商会は追いかけてくるし……やっぱり時間が戻ったのか?」

追っ手1「見つけたぞ!」

ムスタディオ「足を撃つ」パァン

追っ手1「くっこのっ」

ムスタディオ「やれやれ……どうするか……ラムザ達の所に行くかな?多分ラムザも同じだよな……よし!そうしよう!」

追っ手2「待て!」

ムスタディオ「足を撃つ」パァン

追っ手2「うわ!この!」

ムスタディオ「早くした方がよさそうだな……」タタッ

他人に対しては「父」
本人に対しては「父さん」

買い物行くんで一旦ここまで。
>>26サンクス、何でか父上って呼んでたイメージだった、そりゃイズルードか?


うん、「父上」呼びはイズルード

>>30
PSP版獅子戦争の話なら処理落ちじゃなくて仕様だったはず
iOS版とかandroid版は改善されてるけどあくまで改善であって解消ではないらしい
新規プレイヤーならiosかAndroidでやってもいいだろうけどPS版プレイヤーは熱心なファンでなければ辞めたほうがいいと思う

>>31マジか……まぁ俺は何とか気にせずにやれてるからマシなのか。
酉確認、携帯壊れた……。

どうも1です。
長くおいててスミマセン、ちょろっと書きます。
現在獅子戦争で縛りプレイ中、モンク直系で素手縛り。



 ーーーーー

メリアドール「え?ここは……教会の私達の家?」キョロキョロ

メリアドール「何故ここに?皆は?ラムザやアグリアスは?」ダッガチャ

?????「うわっ」

メリアドール「あっごめんなさ……えっ?」

?????「脅かさないでよ姉さん」

メリアドール「イズルード!?あなた何故ここに!?」

イズルード「え?何故って何か任務とか言われてたかな?覚えがないんだけど」

メリアドール(何故イズルードが!?死んだはずじゃ……まさか!)ダッガサゴソ

イズルード「姉さん?」

メリアドール「……やっぱり」ペラペラ

イズルード「手帳なんて見てどうかしたの?」

メリアドール「……イズルード、私はちょっと私用で出かけるわ、あなたも付いて来てくれないかしら?」

イズルード「僕も?まぁ構わないけど」

メリアドール「そうありがとう、準備してきて」

イズルード「分かったよ、それでどこに行くんだい?」

メリアドール「それは後で話すわ、今はちょっと急ぐの」

イズルード「?よく分からないけど、とりあえず準備してくるね」スタスタ

メリアドール「……手帳の日付、これは確か王女誘拐の前……前日だったわね、これが昨日の物だとしたらラムザ達は今オーボンヌ修道院にいるはず……」ペラペラ

メリアドール「時間が戻ったんだとしたら、確かこの後私達は別々の任務を任されて……やっぱり今しかないわね」パタン

メリアドール「まずはラムザ達と接触して、それと父さんを……あれ?でも父さんはいつルカヴィに?エルムドアのルカヴィはとっくにと言っていたけど……」

イズルード「姉さん準備できたよ?」

メリアドール「すぐに行くわ!先に外で待ってて!」

イズルード「分かったよ」

メリアドール「……どちらでもやることは変わらないか、まだ本物の父さんなら企みを阻止して、既にルカヴィになっているなら、あんな事になる前に私が……」チャキ

メリアドール「そして……イズルード……今度はあなたを死なせない……必ず……今度こそ」

『姉さーんまだー?』

メリアドール「今行くわ!まずはラムザ達ね……多分私と同じよね?」スタスタ



 ーーーーー

アグリアス「……」

アリシア「外は大丈夫でしょうか?」

アグリアス「遅れを取る事はあるまい」

ラヴィアン「さっきの人の事ずいぶん信用してるんですね?」

アグリアス「……」

アリシア「隊長?」

アグリアス「来たか……そこに居るのは誰だ?」

?????「できれば不要な戦いは避けたかったんだけどな」スッ

ラヴィアン「!」

アグリアス「貴公か……とすれば……」

?????「俺の事を知ってるのかい?」

アグリアス「まぁな……ディリータ・ハイラル」

ディリータ「……どこで調べたんだか……まあいいか、あんたには悪いがお姫様を渡してもらうぞ」スラッ

アグリアス「残念だがそれは出来ん、アリシアラヴィアン、お前たちはオヴェリア様を!」スラッ

アリシア「はい!」

ラヴィアン「お任せ下さい!」

ディリータ「……いくぞ」

アグリアス「来い」



 ーーーーー

ミルウーダ「ラスト!」ザンッ

敵ナイト「くっ」ドサッ

ガフガリオン「これで全部か……くそ」

ラムザ「大丈夫かラッド?」

ラッド「ああ何とかな、しかしラムザお前何か急に強くなったか?」

ミルウーダ「それは私も思ったわ」

ラムザ「いや……気のせいだよ」

ガフガリオン(どうする?あの兄貴殿の事だ……これは俺まで……仕方ないか)チラッ

ラムザ「とりあえずオヴェリア様の無事を」

ガフガリオン「待てラムザ」

ラムザ「……何だ?ガフガリオン」

ガフガリオン「……中に入るな」

ラムザ「断る」

ガフガリオン「即答かよ……お前本当にどうした?」

ラムザ「……何か入ってはいけない理由でも?」

ガフガリオン「……おいラッド、ミリー、お前たちはどうする?」

ラッド「え?何が?」

ミルウーダ「ラムザに付くわ、そもそも私はラムザに付いて来ただけだもの、あなたに付く理由はない」

ラッド「えっ?えっ?」

ラムザ「ありがとうミリー、どうする?ガフガリオン」

ガフガリオン「……チッ……俺はどうなっても知らンぞ」

ラムザ「……行こうミリー」タッ

ミルウーダ「ええ」タッ

ガフガリオン「ふンっ」

ラッド「えっ?何?何なのこれ?」



 ーーーーー

ディリータ「ちぃっ」ガキン

アグリアス「ふっ」キィン

アリシア「あの人すごい……隊長と互角に渡り合ってる」

ラヴィアン「でも隊長の方が押してるわ」

ディリータ「くっ思ったよりもやるじゃないか」ガィン

アグリアス「貴公もな」ギャリン

ディリータ(どうする?外の様子が分からない以上、時間をかけるのは避けたい……)チラッ

オヴェリア「アグリアス……」

アグリアス「余所見などしている暇があるのか?」キィン

ディリータ「くっ」ギィン

アグリアス「……ふっ」ヒュン

ディリータ(剣を引いた?聖剣技か!ここだ!)タンッ

アグリアス「甘い!」ザッ

ディリータ「くっ(しまった剣を引いたのは俺を誘ったのか!?一旦距離を)」バッ

アグリアス「ひるがえりて来たれ、幾重にも
その身を刻め…ヘイスト!」ギュウゥン

ディリータ「なっ時魔法!?」

アグリアス「たあっ」ヒュヒュン

ディリータ「くっ俺が退くのまで読んでたか!」ギギィン

アグリアス「悪いが手加減はしないぞ!」キィンギィンガィン

ディリータ「ちっ仕方ないか、ここは退かせてもらう!」タッ

アグリアス「待て!」

ディリータ「だが忘れるな!お前たちだけでは姫さんは護りきれない!」ダンッ

アリシア「待て!隊長?」

ラヴィアン「追わないんですか?」

アグリアス「……今はいい、オヴェリア様も無事なのだからな、それに色々と確認したい事もある」

アリシア「分かりました」

ラヴィアン「外はどうなったかしら?」

ガコン

ラムザ「アグリアスさん!どうでしたか!?」

ミルウーダ「むっ」

アグリアス「……ディリータだった」

ラムザ「!ディリータ……」

ミルウーダ「ディリータ?何であいつが……生きていたのね」

アリシア「……何か複雑な関係みたいね」

ラヴィアン「三角関係どころか四角関係?これは気になるわね」キラキラ

アリシア「程々にね?」



アグリアス「さて……これからどうする?」

ラムザ「とりあえずオヴェリア様を連れてどこかへ隠れるのが良さそうですけど」

アグリアス「そのアテがあるかか……」

ラムザ「ザルバッグ兄さんは信用してもいいと思いますが、当然ダイスダーグ兄さんにも伝わるでしょうし」

アグリアス「教会を頼るのも無理……どうしたものか……」

ラムザ「それとアグリアスさん、さっき見つけたんですけど」ゴソゴソ

アグリアス「何だ?」


アリシア「またこれ?」

ラヴィアン「真面目な顔してるわね」

ミルウーダ「……何よラムザったら」

オヴェリア「何の話かしら?」


ラムザ「これを見て下さい」スッ

アグリアス「なっ?これは!」

ラムザ「はい、この時の僕が持っているはずのない物です」

アグリアス「分かっている……これを手に入れた所を私も見ていたのだからな」

ラムザ「恐らく……いや、まず間違いなくこいつが今回の事を引き起こしたと思います」

アグリアス「だろうな……その理由までは不明だが」

ラムザ「……一体何の為に……」

アグリアス「……ゾディアックブレイブの伝説にも登場しない、存在していないはずのモノ」

ラムザ「……聖石……サーペンタリウス……僕達に何をさせたいんだ?」

サーペンタリウス『……』キラン

とりあえずここまで。
明日もとい今日は四時半起きなので、それでは。
質問とかあったらどうぞ。

生存報告……あぶねぇ。

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