魔王「女勇者を触手責めしたい」 (19)

魔王「でも触手生えてない」

側近「何を馬鹿なこと仰ってるんですか」

魔王「側近は触手責めにロマンを感じないのか?」

側近「女勇者を触手責めにする魔王なんて、同人誌の中だけで十分でしょう」

魔王「(こいつ……ウ=ス異本持ちか……!)」

側近「それに、普通に考えて女勇者なんかいるわけないじゃないですか」

側近「魔王様はか弱い女性に、世界の命運を託せるんですか?」

魔王「ふむ、女魔王か。……色々と捗るな」

側近「……毎日変態の粛正で忙しいでしょうね」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420910088

側近「大体、魔王様なら女性なんて選び放題でしょうに」

側近「ほら、見合い写真ならいくらでもありますよ?」バサバサ

魔王「スケルトンとかゾンビとか女じゃない!」

側近「我が儘ですね……」

側近「でしたら、こちらのサキュバスの方ならいかがです? ちゃんと美人ですよ?」

魔王「中古は嫌だ」

側近「……うわぁ」

魔王「お前も男ならわかるだろう?」

側近「わからないからドン引いてるんですよ。というかもしかして魔王様、女性経験が……」

魔王「ど、童貞じゃないし。魔王だから、モテモテだし」

側近「別に無理なさらなくていいんですよ」ニヤニヤ

魔王「その顔やめろ」

魔王「はぁ、それにしても触手責めしたい」

側近「まだそんなこと仰ってるんですか?」

魔王「だってロマンだし」

側近「触手生えてないんですから無理でしょう? 諦めて下さい」

魔王「うーん。頑張れば生えそうな気がする」

側近「はぁ?」

魔王「ほら。頑張ったから世界征服出来た訳だし、世界征服出来るなら触手ぐらい生やせると思う」

側近「どうして貴方様が魔王様なのか、本当に不思議で仕方ありません」

側近「しかし、努力で世界征服が出来るのであれば、私ももう少し努力しましょうかね?」

魔王「何を頑張るんだ?」

側近「魔王討伐です」

魔王「…………」

魔王「さて。気を取り直して……ショクシュハエール!」ポンッ ウネウネウネ

魔王「見ろ! 生えたぞ」

側近「わざわざそんな汚ならしい物を、服を捲ってまで見せないで下さい。二重に見苦しいです」

側近「というか、どうやって生やしたんですか?」

魔王「魔翌力を使って生成した」

側近「才能の無駄遣いというか、魔翌力の無駄遣いというか……」

魔王「おぉ。ちょっと興奮すると、汁だくになるぞ!」グチョグチョ

側近「だから見せないで下さいよ! 形までエグくしちゃってまぁ……」

側近「でも『童貞が考えた最強の触手』という感じですね。これ、絶対に入らないでしょう」

魔王「だから童貞じゃないし!」

側近「しかし、その触手はどうするんですか?」

魔王「え?」

側近「まさか魔王様程の方が、意味もなく触手生やした訳ではないですよね?」

魔王「…………」

側近「取り敢えず、触手はお仕舞い下さい。見苦しいですから」

魔王「……しまえない」

側近「……何と仰いましたか?」

魔王「しまうことを考えていなかったから、しまうことが出来ないんだ」

側近「いっそのこと切り落として下さい。今すぐに」

魔王「待て。目がマジな状態で刃物持って近寄るな」

側近「そうですね。私としても魔王様に刃を向けるのは少々心苦しいですし、ご自分でどうにかして頂くのが一番です」

側近「但し、今日中にどうにかして頂けない場合、明日の朝魔王様がお休みになられている間に切断致しますね」

魔王「……オーケー。了解した。どうにかしよう。だから早く刃物をしまえ」

側近「畏まりました。私の力が必要な際は何時でも仰って下さいね」ニコッ

魔王「(あ、これ何とかしないと本当に切り落とされる奴だ)」

魔王「……あ」

側近「今度はどうされたんですか?」

魔王「…………った」

側近「何ですか? 声が小さくて、聞き取れませんよ?」

魔王「……勃っちゃった」

側近「は?」

魔王「何とかしようと思って色々と触ってたら、興奮して勃っちゃった」

側近「そんなこといちいち報告しないで下さいよ。貴方馬鹿ですか?」

魔王「だって……。なんか治まりそうにないし」

側近「……つまり、切断してほしい、そういうことですか?」

魔王「いやいやいや! 違うから! 刃物しまって!!」

側近「では、私にどうしろと仰るんですか?」

魔王「……ヤってもいい?」

側近「はぁぁぁっ?! 何を馬鹿なこと言ってるんですか!!」

魔王「だって、ヤって抜くのが一番手っ取り早いだろう?」

側近「そんなこと、一人でするか、適当に女性でも呼んで下さいよ!」

魔王「生まれてこの方、女性とお付き合いしたことがありません!」

側近「知ってますよ! そんなことは!!」

側近「それに大体、そういう時はデリバリーでも呼べばいいでしょう!」

魔王「初めてが中古は嫌だ!」

側近「だからといって、何で私なんですか!」

魔王「だってお前なら男と寝たことないだろう?!」

側近「そりゃないですよ!」

魔王「じゃあ処女じゃん! 問題ないじゃん!!」

側近「性別が男という大問題があるでしょう!?」

魔王「この際挿入が初めてなら問題ない!」

側近「大有りです!!」

側近「駄目だ、早く逃げないと……」

魔王「……触手って、便利だよな」 シュルシュルシュル

側近「……え?」

魔王「こうして、緊縛にも使えるんだから、な!」 ギリギリギリ

側近「……ちょっと、魔王様! 離して下さい!!」

魔王「大丈夫、優しくするから」

側近「アッー!」

数日後


魔王「側近を触手責めしたい」 ウネウネウネ

側近「魔王様に触手責めされた。死にたい」

End

初投稿で、お粗末様でした。
ご覧いただいた方、レスを下さった方、ありがとうございました。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom