【遊戯王】主人公「荒廃世界のデュエリスト。その6です」【安価・コンマ】 (1000)



・ オリジナルの遊戯王世界で生きていくスレです。ド厨二な設定が紛れ込んだりしてるので注意してください

・ 登場人物等の設定・行動などを安価によって決定

・ ADVゲーム形式で進行。デュエルはほぼオート。判定によって勝敗を決定


過去スレ
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【遊戯王】主人公「荒れ果てた世界でデュエルする」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420810503

現在の主人公のステータス

名前:安倍晴明
性別:女
年齢:15
職業:学生
特徴:腐女子で根暗。しかし、根はすごく良い子。
所持デッキ
【デッキ破壊】
 └【昆虫族軸デッキ破壊】
【水精鱗】
【フェンリルハンデス】─┬─ アトランティス
                └─ 水精鱗・海皇


※ デュエル前にデッキを選択

その他の所持カード
「ドラグニティ」
《No.101 S・H・Ark Knight》
《CNo.101 S・H・Dark Knight》
《RUM-ヌメロン・フォース》


●交友関係(名前:好感度)
土御門楓:25
音繰路祝呼:26
只野一也:25
三善清子:24
富津氷華:6
北条昴:12
琴吹奏:29
ミカ・アシュロン:12
ナクラ=ナクア:48
ガブリエ・セレスタ:9
百野影二:3
御影遊聖:49
朝比奈卯月:44
倉井 秀苑:4
エリス・スキイト:11
白藤:3
闇堂魅行:125(25)
光英華:13
神原竜胆:12
鬼城遊鬼:3
奥谷遊翔:6

登場人物募集時のテンプレ

********
名前:
性別:
年齢:
職業:
特徴:
デッキ:
********


イベント進行に関係の無いデュエルにおける勝利ボーナス

1.「交友関係」の好感度上昇(全体・効果小)
2.「交友関係」の好感度上昇(個人・効果中)
3.カード追加(デュエル中のカードプール増)
4.ランダム要素の成功確率上昇(ストック:現在2)
5.自由安価(「全て」など、バランスに関わる内容は不可)
など。

デュエル時の勝敗決定方法

互いのデッキの相性やキャラとしての強さなどを総合的に判断して基本値を設定
↓8まで、主人公の勝因となりうる事柄(例:主人公のデッキを敵は知らないはずだから奇襲ができるはず)
を書き込んでいただきます。その事柄が適切と思われる場合に基本値に数値を足していき、
最終的に算出された数値をもとに判定を行います。

この際、判定に使用する数字は0~99までの指定された数字と
>>1が該当するレスに設定したトリップに隠した数値を合計した数値になります。
この際、100の位は切り捨てられ(指定した数字が65、トリップの数字が70だった場合135だが、この場合35として扱う)、
先に設定された数値以下の数値になった場合に勝利、という形式となります。


【遊戯王】主人公「都市でフリーダムな生活とデュエル」【安価・コンマ】
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↑スレ内の>>882~897付近のレスがその際の流れとなりますので、先に一読いただけると助かります。

以上テンプレ。一応次レスより本編の予定


◆ 路地近く


晴明「…………あ……」 ドサッ

皇「……ふん……呆気ないなぁ……こんなものか」


ザッ……


皇「誰だい?」 ガシャッ

???「ストップストップ。そう構えないでくれたまえよ。私だよ、私」

皇「ドクターか……そうならそうと言ってくれないかなぁ?」

ドクター「デュエル中に言っても詮無いことだろう? 気を使った、と思ってくれないかな」

皇「ふっ……まあ、どちらにせよ、確保には成功したよ」

晴明「……ぅ……」

ドクター「結構結構。ま、あとはボクに任せてくれ」

皇「……一応聞きたいんだけどね、ドクター。その子はどうするのかな?」

ドクター「どうもこうも、脳味噌を漂白して受け皿を作るのさ」

皇「受け皿……? 漂白……?」



ドクター「人格を洗い流してまっさらな状態にする。それから引き渡す。それだけだよ」

皇「……非人道的なことだね」

ドクター「そうでもないさ。今のままじゃ彼女はどこかで必ず破綻する」

     「その前に処置を施して……元あるべき場所に戻す。実に合理的じゃないか」

皇「……まあ、私にはもう関係の無いことだよ。あの連中に組してたことは許しがたいしね……」

ドクター「ふっふー。ご苦労様でした。ま、戦闘部隊があちら様を足止めしてるうちに逃げなよ」

     「キミ、多分相当恨まれるだろうからね~。もしかすると殺されちゃうかも!」

皇「その前に身を隠すとしようかなぁ……返り討ちにするのもあり、だけど……」

ドクター「まあ、キミは功労者だからねぇ。厚遇を約束する、はずだよ。それじゃあ、お先にねー」


ブロロロロロロ……


皇「……行ったか……ちっ」

  「気分の悪い……今までこんな気持ちになったことは無かった……」

  「ただの人間を手にかけたからか……いや、そんなこと……覚悟くらいは…………」

  「……戻ろう。今は何も考えたくは無い…………」



――――――Game Over


◆ 別の選択肢を選択した直後からやり直します。
   なお、今回の敗北によりデスペナルティ軽減が自動で使用されました。

◆ 抽選の結果、以下のように好感度が変化しました

音繰路祝呼:26→24


今回はなんというかツイてなかったということで……うん。たまにはある

ドン・サウザンドが敗北したという事実を書き換えてくれるまで少々お待ちください

捕まった時点で詰みなのか(震え)


前スレ>>932から


 →1.感覚に身を委ねる



晴明(……落ちる……あの、感覚の、中に……っく、そ……でも、まだ、私は……!)


――――まあ、落ち着いてよ


晴明(……!? この、声……は……)


――――私は晴明にとっては悪いもの。だけど、今のこの状況を上書きする力くらいはあるから、さ


晴明(誰……!? この声は、この、感覚は……何!? 一体、何が……)


――――負けたくないでしょう。勝たなきゃ守れないでしょう。だから……


??『少し、体を貸してね』

晴明(っ――――――――――――……)



晴明?「…………ふぅ」

皇「……?」

晴明?「…………んーっ……ぐ、やっぱちょっと痛いか……」 コキポキッ

皇「おい、何を言ってる……?」

晴明?「あ、ゴメンね。ちょっと待って。少し……もうちょっと合わせないと」

皇「……?」


皇(何だ? 明らかに様子がおかしい……この状況に陥って壊れたか? いや……)

  (見た目は普通、いや、普通だから異常なのか……少なくとも、さっきまでの安倍晴明じゃあ……)


皇「お前、誰だ?」

晴明?「ふーん。まあ、そりゃあ今の今まで戦ってれば分かるよね。まあ……ちょっとね……」

     「……晴明、晴れに明るい……はる、あきら…………何かの偶然かな」

皇「多重人格者だった、なんて話は聞いていないぞ……」

晴明?「そりゃあね、多重人格……とは少し違うし」



晴明?「どっちかっていうと私の方がオリジナル……? あ、いや……でも元は晴明だし……」

     「まあ、いいや。ちょっと複雑な事情があって、ね。今、ここで説明するのは厳しいかも」

皇「…………」

晴明?「とりあえず……」 ファサッ

ハル「私のことはハル、とでも呼んでよ。区別できていい感じ。私もその方がいいし」

皇「狐狸や化生の類か……結局、キミも化け物のようなものだった、ということでいいのかなぁ?」

ハル「どうだろうね? まあ、化け物でいいんじゃないかな。どっちにしても……デュエルは私が引き継がせてもらうよ」

皇「勝手にすればいい。けれど……」

ハル「ああ、勝ち目とか、そういうの……いいんだ。だって―――――」 キイイイイイィィ…

   「もう、上書きしたから」 スッ

皇「……?」

ハル「ドローっ……と」 手札:1→2



ハル「……ほらね」

皇「おい、さっきから何を言ってるんだ……」

ハル「見れば分かるよ。私がドローしたカードは、《RUM-七皇の剣》!!」


《RUM-七皇の剣(ザ・セブンス・ワン)/Rank-Up-Magic - The Seventh One》
通常魔法
自分のドローフェイズ時に通常のドローをしたこのカードを公開し続ける事で、そのターンのメインフェイズ1の開始時に発動できる。
「CNo.」以外の「No.101」~「No.107」のいずれかをカード名に含むモンスター1体を、
自分のエクストラデッキ・墓地から特殊召喚し、そのモンスターと同じ「No.」の数字を持つ「CNo.」と名のついたモンスターを
その特殊召喚したモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
「RUM-七皇の剣」の効果はデュエル中に1度しか適用できない。


皇「ランクアップ……マジック……? 何だそのカードは!? なんでわざわざドローしたカードを……!?」

ハル「発動条件だよ。さあ、七皇の剣の効果を――――発動!」

   「おいで、《No.101 S・H・Ark Knight》!」


《No.101 S・H・Ark Knight(サイレント・オナーズ・アーク・ナイト)/Number 101: Silent Honor ARK》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/水属性/水族/攻2100/守1000
レベル4モンスター×2
このカードのエクシーズ素材を2つ取り除き、相手フィールド上に表側攻撃表示で存在する
特殊召喚されたモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターをこのカードの下に重ねてエクシーズ素材とする。
「No.101 S・H・Ark Knight」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、フィールド上のこのカードが破壊される場合、代わりにこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事ができる。



皇「ナンバーズ……いや、素材になるモンスターも存在せずに特殊召喚!?」

ハル「七皇の剣は、発動と同時にEXデッキ、あるいは墓地からオーバーハンドレッドを呼び出す。そして――――」

   「直接、そのカードをランクアップさせる」

皇「ランクアップ!?」

ハル「アークナイトでオーバーレイ・ネットワークを再構築! カオスエクシーズチェンジ!」

   「今こそ現れよ、《CNo.101 S・H・Dark Knight》!!」


《CNo.101 S・H・Dark Knight(サイレント・オナーズ・ダーク・ナイト)/Number C101: Silent Honor DARK》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/水属性/水族/攻2800/守1500
レベル5モンスター×3
1ターンに1度、相手フィールド上の特殊召喚されたモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターをこのカードの下に重ねてエクシーズ素材とする。
また、エクシーズ素材を持っているこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
自分の墓地に「No.101 S・H・Ark Knight」が存在する場合、このカードを墓地から特殊召喚できる。
その後、自分はこのカードの元々の攻撃力分のライフを回復する。
この効果で特殊召喚したこのカードはこのターン攻撃できない。


皇「な……何だって!? そんなカード……存在するはずが!」

ハル「いや、存在『した』んだよ。『そういうことにした』」

皇「……何を言っている……!?」

ハル「これがオリジナルの『因子』。あのあたり、数代を経た今となってはナンバーズの創造しか能が無いように見えるけど……」

   「……元々は光り輝く手、っていう、『あっち』の人なら誰でも使えた技能なんだけどね……」



ハル「限定的な時空干渉……説明しても覚えきれないだろうから、覚えなくてもいいよ」

   「これで終わるからね。ダークナイトの効果! ダーク・アームド・ドラゴンを吸収する!」

皇「――――ッ!?」


場→ORU
《ダーク・アームド・ドラゴン》


ハル「タイダルの効果発動、二枚の水属性モンスターを除外して蘇生する!」


墓地→場
《瀑征竜-タイダル》

墓地→除外
《水精鱗-ガイオアビス》
《氷結界の龍 グングニール》


皇「馬鹿な、こんなこと……あっていいはずがない……!」

ハル「できちゃったんだから、しょうがないよね」

   「できるだけ、手加減はしてあげるからさ――――二体のモンスターでダイレクトアタック!」

皇「何故だ……何故……うわあああああああああああっ!!」 LP:3550→950→0  ピ――――!



どさっ……


ハル「……ふぅ……あ、あいたた……やっぱり体中痛いや……でも……ふぅん……」 キョロキョロ…

   「こんなふうに変わってるんだね……へぇ。なるほど、私がここにいるわけだ」


たたたたっ…


魅行「晴明様! ご無事ですか!? 申し訳ありません、ガブリエルの手の者に足止めを……」

ハル「……ん?」

魅行「晴明さあなたは誰です」

ハル「ちょっと待って、何で一秒たりとも迷わずに断言しちゃったの」

魅行「晴明様は髪を分けておられません。常に髪で目を隠しておられますし、喋り方も異なります」

   「あなたのどこを見れば晴明様と言う結論が出るのか、私には理解致しかねます」

ハル「いやぁ、愛されてるね晴明って……」

魅行「愛しておりますとも!」 ドヤァ

ハル「……ま、でも晴明じゃない、なんて言わないでよ。肉体は正真正銘晴明なんだから」

魅行「は……?」

ハル「まあ、少し待ってね。私も説明しなきゃいけないとは思うし……」

   「さっきのデュエルでボロボロになってるから、少し休んでから、ね」


◆ 寮 / 晴明の部屋


ハル「さて、どこから説明した方がいいのかな?」

ナクア「全部、何もかも説明してちょうだい……何も分からないわ。正直なところ」

ハル「ナクアちゃんはせっかちだね、そこもいいんだけどね」

ナクア「……安倍晴明ならそんな軽口叩かないでしょうね」

魅行「悪態をついていらっしゃらないで、話を聞きましょう」

ハル「うーん……じゃあ、戦争のことから」

ナクア「はぁ!? 何でそんな百何年も前のことまでさかのぼるのよ!?」

ハル「それが重要なことだから、だよ。段階を追って説明しないと」

魅行「……続けてください」

ハル「うん。かつてこの世界では戦争が起きてたよね。すごく、大きな戦争。戦争と共に技術も発展し、兵器産業も潤い……」

   「BC兵器、重火器、その他諸々。そうして作っていく中で、人類はある大きな発明をしました」

ナクア「衛星兵器……?」

ハル「ううん、そっちじゃない」

魅行「でしたら、何のことをおっしゃっているのです」



ハル「ブラックホール砲」

魅行「……は?」

ハル「だから、ブラックホール砲。人為的にブラックホールを撃ちだして該当する空間を消滅させる兵器」

ナクア「な……何よそれ!?」

ハル「現在の地上の荒れ具合を考えると、相当撃ちあったんじゃないかな」

   「ブラックホール、って言うけど、要は超重力の渦だよね、まあ、それだけ理解してほしいんだけど」

   「そんなものを撃ちあってるほどのことなんだけど、さ。空間に凄まじい負荷がかかるわけなの」

魅行「……り、理屈は……なんとなく、わかりますが……」

ハル「ニュアンスでいいよ。要は……超兵器のせいで、時空に僅かなヒビが生じたの」

ナクア「時空にヒビ……って、そんなファンタジーな……」

ハル「それが現実に起きてるんだな。それを前提にしてくんないと話が進まない」

魅行「……どうぞ」

ハル「それは人間の目には見えない程度のものだった。けれど、それは確かに『別の次元』に影響を及ぼした」

ナクア「別の次元って……」

ハル「魅行ちゃん、あなたたちの異質さは自分たちで理解できるよね?」

魅行「それは……まあ……」

ハル「その時に別の次元から飛ばされてきた『人間』がいた。その末裔が、魅行ちゃんたちなのさね」

魅行「!?」

異世界からの来訪者か・・・
いつもの遊戯王だな(錯乱)



ハル「『私』も、その時に飛ばされてきた人間の一人」

ナクア「ちょ、ちょっと待って! つまり、安倍晴明は……!?」

ハル「ううん、晴明は関係ない。『私』だけがそうなの」

ナクア「???」

ハル「ナクアちゃんは知ってるでしょ、晴明が遺伝子操作を受けた人間だって。遺伝子をいじられたんだって」

   「その大元が私。『ハル』という異世界人を蘇らせるために、晴明は利用された」

魅行「……大筋は、なんとなく……分かりましたが、ど、どこから、なんと言えばいいのか……」

ナクア「ちょっと待ってちょうだい。アナタを蘇らせるには遺伝子データが必要よね」

    「劣化せずに今の今まで所持してるってどういうこと? 誰が? 何のために?」

    「そもそも黒幕とされてる江都道灌が安倍晴明に施術したんじゃないの?」

ハル「えーっと、これは……その、ね」

魅行「はぁ」

ハル「江都道灌って、その時代の私の恋人」

ナクア「はああああああああああああああああああ!?」

ハル「自惚れも入ってるけど……えっとね、なんていうか……先立たれたショックで狂っちゃった、とか……」

   「だから、私の遺伝子データを今まで持ってて、復元させて晴明に施術したんじゃないかな、って……」

魅行「なんという壮大な変態光源氏計画……」

ハル「多分晴明の両親はそれに関わって反対して殺された、とか」

ナクア「軽い口調で重いこと言わないでくれないかしら」



魅行「しかし、百年以上もどうやって……?」

ハル「できるよ。それだけの技術はあるでしょ。クローニングに脳移植、冷凍保存」

   「あらゆる技術を駆使すればそれだけのことは不可能じゃない。二百ウン十歳じゃない、今は」

ナクア「く、狂ってる……」

ハル「そりゃ、もう百何十年も前に死んだ人間を、今生きてる人間を犠牲にして蘇らせようなんて、狂気の沙汰だよね」

魅行「どういうことです」

ハル「私の意識が顕在化すると、晴明の自我との境界線が薄れていくの」

   「当然だよね、一つの肉体に二つの魂なんて、外付けの意識の保管庫でも無いと破綻するに決まってる」

   「いずれはどちらかが消えてなくなる。二つが解け合うかもしれないし、あるいは二つとも消えるかもしれない」

魅行「…………」 ギロッ

ハル「道灌に言ってくれないかな……私も迷惑してるんだけど……」

ナクア「恋人じゃないの」

ハル「あのね。晴明は私にとって孫のようなものなの。そんな子を犠牲にしてまで生きながらえたくないの」

   「そのために色んな人を巻き込んでるのも、まあ……私のためとはいえ、嬉しくなんてない」

   「だから、私が直接道灌に言わなきゃいけないとは思ってる。『あなたは間違ってる』ってね」



魅行「あなたは一応我々の味方ということでよろしいのですね?」

ハル「というか……晴明にとっての悪役で、道灌の敵。そんなところね」

ナクア「どういうことよ」

ハル「言ったでしょ。私は晴明の精神を食いつぶして存在してるの。晴明にとっては命を脅かす悪ってこと」

   「でも、道灌のやってることを許せるわけでもない。私、もう年齢だけはババァだよ?」

   「そろそろ成仏させてほしいの。いつまでもしがみついててみっともないったらありゃしない」

魅行「……私は常に晴明様の味方です。あなたが晴明様を脅かすならば」

ハル「方法を見つけて消しちゃって。それでいいわ」

ナクア「……というか、安倍晴明の言う代償、って」

ハル「私が出てきて精神の境界線が徐々に浸食されるよーって」

魅行「確かに代償には違いありませんね」

ハル「でしょ?」

魅行「ところで気になったのですが、何故、我々……異世界人の末裔は、ナンバーズなど……」

ハル「その異世界人はね、皆『光り輝く手』っていう能力を持ってた。時間に干渉して存在しないはずのものを」

   「『存在する』ことにするっていう、魔法のような力。もっとも、それが働く方向はすごく限定的なんだけど」

ナクア「……まさか」

ハル「デュエルモンスターズ限定」

魅行「……世界の常識が揺らいでいます」



ハル「でね、デュエルモンスターズが存在するようになったのって、ある意味既定路線なの」

ナクア「はぁ?」

ハル「私の元いた世界だとね、デュエルモンスターズって当然あって然るべきものだったの」

魅行「こちらも、今はそうですが……」

ハル「うん、衛星兵器なんて代物が出てきた時点でそうなると思ってた」

   「人間って争いはやめられないでしょ。そうなると代用品が必要で」

ナクア「それが、デュエルモンスターズで……」

ハル「異世界から何か丁度いいもの流れ着いてるし、流用した、ってこと」

魅行「……では、カオスナンバーズとは?」

ハル「より純度の高い異世界人の因子を持つ人間の特権って感じかな。晴明は、私とほぼ同じだから例外的にできて……」

   「あとは、先祖返りでもしないと難しいと思うよ。百年も代を重ねちゃあね、血が薄まってるだろうし……」

魅行「晴明様がターゲットにされた理由についても詳しく」

ハル「偶然妊娠してる女性がいました。私の遺伝子情報が付与される薬を投与しました。以上」

ナクア「」

ハル「ね、変態でしょ」

ナクア「今すぐ衛星兵器で焼き払ってもらえないかしら……」



ハル「そういうわけだから、コンゴトモヨロシク……しちゃあいけないのよね。晴明のためには」

魅行「そうですね。とりあえず晴明様をお返しください」

ハル「まあ、しばらくしたら元に戻るよ。今は眠ってるだけだから」

ナクア「……ほんと、何でこんな無茶苦茶なことになったのやら……」

ハル「全部道灌が悪い」

魅行「おのれ江都道灌」

ナクア「……もうそれでいいわよ……」


◆ 一回目の行動が終了しました。

今回はこんなところで。なお、信じてもらえないかもしれませんが全部初期からある設定です
無かったのは道灌の変態性とか晴明の特殊性とか。ハルの存在とか。ガブリエルが決まったところで全部繋げた感じです

終盤に入ったとはいえ今後とも相変わらず厨二臭い設定をまき散らしていくことになりますが、どうかお許しくださいませ

あ、もしよろしければ埋めネタの方など希望ありましたらどうぞ
デュエルはちょっと厳しいかもしれませんが

すみません、今日は小ネタだけ前スレにて投下してきます
本編は明日で

墜落よりむしろ沈没しそう
でも強いよね、ガンガリディア。ドーラの方に枠を割かれ気味だけど

「テ」だったのか、気付かなかった
まあ変形合体の可能性が折れたわけじゃないけど(小声)

そろそろやります

ID変わったかもしれないけどPC変えただけでちゃんと>>1ですので一応


◆ 晴明の部屋


晴明(……………………)

ハル(脳内)『……ってことで、だいたい道灌が悪い』

晴明(私 is とばっちり)

ハル『いえす、おふこーす』

晴明「…………」 めそめそめそ…

ハル『正直あの馬鹿が申し訳ない』

晴明(15年の私の人生はいったいなんだったのか)

ハル『い、いや、晴明はここからだから、ね?』

晴明(でも、いずれは消えてなくなるかもしれないんですよね、私……の意識)

ハル『そ、それはそうだけど、そうならない方法を探しに頑張ろう、ね!?』

晴明(はぁ……)



晴明(それ以外にも色々思うところはあるんですけど……)

ハル『な、何?』

晴明(……ハルさん、デュエルになるといつもズルいことしてます……)

ハル『ちゃうねん』

晴明(何がどう違うんですか……ズルですよあれって)

ハル『あ、あれはね、ほら。過去の事象を書き換えて晴明が「そのカードを持っててデッキに入れてる」っていうことになるから』

   『デュエルディスクに不正は検知されないし、そもそもあのデュエルのあのターンで引くことができるかは運次第で』

晴明(……で?)

ハル『ごめんなさい』

晴明(次からそういうことするなら、デュエルより前にデッキに入れといて、かつ私に言ってからにしてください)

ハル『うん……分かった。でもさ』

晴明(なんですか)

ハル『晴明って、喋りは下手だけど思考になると滅茶苦茶スムーズなんだね』

晴明(……ほっといてください)

ハル『ところで、事前に言ってればある程度はやってもいいの?』

晴明(少なくともデュエル中はナシです……いいですね――――いいですね……?)

ハル『アッハイ』



晴明「……………………」 フゥ

   「……あ。も、もう……終わり、ました……」

ナクア「え、ええ……」

魅行「外からでは何をされているかも不明瞭なのですが……」

晴明「……え、と……脳内会話、というか……」

ナクア「友達のいない人みたいね……」

晴明「…………」 ブワッ

魅行「ナクア様……なぜこうも的確に晴明様の弱点をお突きになられるのですか……」

ナクア「えっ私が悪いのこれ」


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 晴明の部屋


晴明「………………」 ドサッ

遊聖「……それで……その。これを……全部、預かってくれ、と?」

晴明「……今まで……の、コレクション、一応……これ、全部……です、ね」

遊聖「ちょっと……その、なんと申しますか……え?」

晴明「………………」

遊聖「何か、事情がおありのようですわね」

晴明「……えと。別に……・趣味……捨てる、わけ、じゃ……ないん、です、その」

   「……これから……えと、やること、あって……部屋、開ける……ことも、多くなる、ので……」

   「……預かってて、もらえない、かな……と」

遊聖「はあ……」

晴明「……色々、ある……ので」


ハル『いや晴明がこういうの集めてるのは知ってるけど、改めてみるとなんて量……』

晴明(ほっといてください)


遊聖「それ自体は別にかまいませんけれど……」

晴明「……は、い」

遊聖「……正直、死亡フラグでもおっ立ててるようで、手を付けるのが躊躇われるというか……」

晴明「…………あ、はは……そんなわけ……ない、ですよ……」

遊聖「……まあ、預かってくれと仰るのならば、承りましてよ」

晴明「……ど。どうも……ありがとう、ござい……ます」


ハル『……これって、私のせい?』

晴明(……まあ、そうと言えばそう、そうじゃないと言えばそうじゃない、って感じです)

ハル『ど、どゆこと?』

晴明(ハルさんの存在の有無は別にしても、ガブリエルと敵対したことで……こうなる可能性はどこにでも残ってました)

   (敗北すればどっちにしても帰れないし……結局のところ、こうするべきだと思うんです)



晴明(もっとも、この時期に至って「私の意識が消失する」というデスルートが追加されるとは思いませんでしたが)

ハル(やっべぇ、めっちゃ気にしてる)

晴明(私は気にしてませんから。気にしてませんから)

ハル(ヒェェェェェ……これ絶対気にしてる時の感じやん……)


遊聖「ところで、その辺り話せるような状況……」

晴明「………………」

遊聖「ではありませんわね、やはり。まあ、いいですわ」

晴明「……すみま、せん」

遊聖「ふふっ、逆に友達甲斐がありましてよ。そういうジレンマを抱えるのも人間関係ですもの」

晴明「……えと。……ありがとう……ござい、ます」

遊聖「ところで、最近は……服装にも興味が出ておいでですの?」

晴明「……まあ、一応……」

遊聖「いつもと比べてお洒落、というか適度に着飾っていますわね」



晴明(何せハルさんがずっと「ジャージは嫌だジャージは嫌だ」って言うもので……)

ハル『いや、だっていつでもジャージって……』

晴明(動きやすいじゃないですか。汚れても大丈夫ですし)

ハル『そのー、ね? えっとね、私の時代にいたちょっとガラの悪い人たちを連想しちゃって』

晴明(……はぁ。現代はそうでもないですけど……)

ハル『うん、知ってる。ズボラな人の代名詞だよね』

晴明(……そうなりますね……)


遊聖「というか、どこか垢抜けました?」

晴明「……いえ……」

遊聖「女の子にこれはどうかと思いますけれど、どこか精悍になったというか……」

   「覇気が満ちているような雰囲気ですわね」

晴明「……まあ、えと。必要な……時が、増えて……です」

遊聖「真剣にならざるを得ない、というか」

晴明「……です」



遊聖「……まあ、たまには息を整える、と言いますか……」

   「少しは、心を休めることも必要ですわよ」

晴明「……はい。よく、分かってます……です、し。その」

遊聖「はいはい。私に預ける、ということですわね」

晴明「……」 コクン

遊聖「ふふ…………とはいえ」

晴明「……え、はい」

遊聖「……傍から見るとこの状況、相当不気味ですわね……」

晴明「……わ、私たちに……は、仕方ない……です」


次の話題

1.晴明の家族
2.薬についての注意勧告
3.呼び出しについて
4.自由安価

↓2



遊聖「そういえば、さっきの呼び出しですけれど……」

晴明「」 ビクッ

遊聖「……何かありましたの?」

晴明「…………ま、まあ……ちょっと……」

遊聖「ちょっとに見えませんけれど」

晴明「……ややこしい……ことが、ありまして……」

遊聖「と、仰るのでしたら……相当も相当ですわね」

晴明「……ゑ」

遊聖「私にそのようなことを仰ることが普段でもありまして? だいいち、戻る前と後で服装が違うじゃあありませんの」


ハル『あ、ゴメン。晴明が目を覚ます前に着替えちゃった』

晴明(ハルさんの馬鹿――――――っ!!)


遊聖「……ツッコんだらマズいことみたいですわね」



遊聖「今の今ですけれど、晴明さん、隠しごと多すぎませんの?」

晴明「……自覚して……ます…………」


ハル『ナンバーズのことに私のことに路地裏のことに大聖堂での無断貸し借り、それからガブリエルと麻薬と……』

晴明(一つ一つ挙げてかないでください知ってます)


晴明「……御影、さん……やっぱり……気になるん、です……か」

遊聖「それは無論、さっきはああ言いましたけれど、人間としては」

晴明「……です、よね……」

遊聖「話してくださるのならば、聞きますわ。けれど、話せないのならば聞かない」

   「それもマナーの一つですわね。火急の用があるというわけでもないでしょう?」

晴明「……です」

遊聖「そうですわね……試しに、当ててみるというのはどうですの?」

晴明「……え?」

遊聖「晴明さんが隠していることを当てるんですわ。まあ、当たるとは限りませんけれど」

   「そうですわね……例えば、学校で言っていた麻薬のこととか」


晴明(正解です)



遊聖「スゴいカードでも手に入れたとか」

晴明(正解です)

遊聖「さっきの方は何かのスカウトだとか」

晴明(スカウトという点では大筋間違ってません……)

遊聖「隠し事がナクアさんか誰かにバレて困っているとか」

晴明(そこも正解)

遊聖「何か誰かに無断で禁止されてることとかやってるかもしれませんわね」


ハル『何で全部当たっちゃうんだろうね?』

晴明(もう御影さんの才能みたいなものだと思います……)


遊聖「……危ないことはしていませんの?」

晴明「……し、して、ない……で、です……は、はい」

遊聖「いつもより言葉の詰まりが多いですわよ」

晴明「………………」



遊聖「……まあ、人間ですもの。危ないこともたまにはするものでしょう」

晴明「……は、はぁ……」

遊聖「晴明さんがそれを望んでいない以上、踏み込むのは礼儀知らずのすることですわ」

   「なので……もしも危ないことをしているのならば、私に言えないのならば」

   「せめて……無事に帰ってくると、約束してくださいませんの?」

晴明「……や、約、束……」

遊聖「あ、別の方法もありますわね。全世界に晴明さんの趣味を発信するとか」

晴明「……!?」

遊聖「あと、出版社に勝手に黒歴史な漫画を送り付けますわ。そうされたくなければ帰ってらっしゃいな」

晴明「」

遊聖「ほほ、してやった感じですわ」

晴明「……や、やめて、くださいよぅ……」

遊聖「なら、無事に帰ってらっしゃい」

晴明「………………」

遊聖「それとも、晴明さんは友達の顔を曇らすのがお好みですの?」

晴明「……絶対、ありません」

遊聖「よろしい。約束ですわ」

晴明「……はい、えと……約束、です」


◆ 御影遊聖の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定

1,2,3 : 7
4,5,6 : 8
7,8,9 : 9
0,   : 11



◆ 以下のように変動しました

御影遊聖:62→70


ハル『こんなこと言ってくれる人がいるんじゃ、帰らなくっちゃ、ね?』

晴明(……はい)

ハル『うん、そうそ。頑張ろーう』


◆ 一日が終了しました。引き続き翌日行動選択に移ります



行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 路地裏奥 / 白藤の住居


白藤「………………」 ズキズキ

竜胆「………………」

魅行「と、いうことでございます」

白藤「……私の胃痛がかつてないほどにまで高まっているのですが……?」

ミカ「我慢してください白藤殿。後で胃薬を買って参りますので」

白藤「今ください」

魅行「無理ですね」

ハル「無理じゃないかな?」

白藤「胃痛の原因が何を申すのですかねぇ」

ハル「胃痛の原因だって、晴明、そんなのどこにいるの!?」


晴明『十中八九ハルさんです』



竜胆「……晴明が明朗に言葉を綴っている……私は幻覚でも見ているのか……?」

魅行「いえ、あれは晴明様ではありませんのでノーカンです」

ミカ「それでいいのか魅行」

魅行「いいのです」

白藤「……しかし、実にシンプルな話になって参りましたね。晴明さんを手にすれば落ち着く、と」

魅行「白藤様」

白藤「あちらの立場を申したまでですよ、闇堂さん。むしろ私は強い懸念を持っています」

ハル「まあ、攻撃をやめる理由も無いしね」

ミカ「どういうことだ?」

ハル「晴明、というか私が行ったところで本当に『因子』というものが解明されるわけじゃないし……」

   「第一、道灌は私を寵愛することになるでしょ、多分。となれば、実験台に使えないから」

竜胆「結局、路地裏の住人を捕らえることをやめることは無い、と」

ハル「うん、多分ね」

魅行「もっとも、頭を潰してしまえば事なきを得るのですが」

白藤「それができるのならば苦労はしないのですがねぇ」

ハル「ですよねー」



白藤「結局のところ、いずれはガブリエル本社を襲撃し……」

   「江都道灌を撃破しなければ、話すことさえままなりません」

魅行「そういうことになりますね」

白藤「方針は変更無し。晴明さん……加えてハルさんの警備もこれまで同様に」

魅行「承知しました」

ミカ「時に、いざ戦いとなれば私も前線へ出るべきですか?」

白藤「自分の判断にお任せします。他の番人ともよく話し合って決めてください」

ミカ「諒解した」



路地裏での行動

1.コミュ / まだ知らない人に会いに行く
2.市場に向かう
3.戦いの準備を整える(イベント進行)
4.情報収集
5.自由安価

↓2



◆ 白藤の住居


白藤「……と、いうことで――――攻め入るために必要なおおよその情報は揃っています」

魅行「はい。晴明様の人脈で情報は収集できました」

ミカ「本社の位置が現状の最大の情報だな……」

晴明「……えと……け、結構、なんだかんだ……で、なんとか……なった、というか……」

魅行「問題は、彼我の戦力差ですね」

晴明「……その、辺りは……その」


ハル『現状、戦力である竜胆はこちら側』

晴明(……確実に敵と呼べるのは、草加さんと……確か、田所さんと……江都道灌)


魅行「……それから……」

ミカ「……うむ……いや、その件については触れずにおこう」

竜胆「どういうことだ?」

白藤「我々にも色々事情が存在しているのですよ」

魅行「……ともかく、最低でも、現状数人。ガブリエルの会社の規模を考えれば……」

白藤「そうですね……私兵を隠すにしても数十人単位が精々、でしょう」



白藤「いずれ限界は訪れます。例えば、そう、道程の解析をされるなどしてね」

魅行「……最善は、先制攻撃で確実に頭を討ち取ることですね」

ミカ「竜胆が本社の内部を知っていればまた違ったのだろうが……」

竜胆「知らん。私が知っているのは支社の構造だけだ」

晴明「……でも……もしかしたら、共通する……構造が、あるかも……しれません」

竜胆「………………」

白藤「話していただけますね?」

竜胆「……少なくとも地下階は支社に存在しなかった」

白藤「とりあえずはそれだけでも十分です……さて」

ミカ「何ですか」

白藤「行動の方針と……それから、行動開始について」

   「これに関しては、安倍さんに決定していただきますよ」

晴明「……え、わ、私……?」

白藤「妥当でしょう。安倍さんの特性を考えると」

魅行「晴明様は江都道灌の狙いであり……江都道灌との因縁が最も強い人物です」

白藤「まあ、旗頭としてはうってつけです」



晴明「……・え、で、でも……その、そこまで……力、は……」


ハル『力ならあるじゃない、カオスナンバーズとランクアップマジック』


晴明「……あ」

魅行「そういうことでございます。ある意味、この戦いの始まりが晴明様ならば……」

白藤「終わらせるのもまた、あなたが相応しい」

晴明「………………」

ミカ「だから、号令を出すのは晴明に任せる。準備は……おおよそできているはずだ」

竜胆「……言っておくが、私は出んぞ」

晴明「……だ。大丈夫、です、それに……ついて、は」

白藤「あなたほどあてにしてはいけない戦力は無いと思うのですがねぇ」

竜胆「ふん、まあ……自覚はしているさ」

魅行「それでは晴明様、どのように致しますか?」


1.突入する(決戦に移行します)
2.まだ突入はしない
3.情報を集めないと
4.自由安価

↓2



晴明「……とりあえずは……その、情報を……集めたいと……思って、ます」

魅行「そうですね、それが堅実かと」

晴明「……まず、えと……敵の……総数、と……・地下に……向かう、までの……みちのり、とか……」

   「……そのあたり……考えないと、始まり……ません、から」

ミカ「しかしどうするんだ?」

晴明「……えと。確か……それ自体、は……役員用、エレベータで……全ての、階層に……接続できる、と……聞きました」

白藤「多くの場合、そこで鍵や何やが必要になると思うのですが……」

晴明「……えと、誰も……持って、ない……です、よね……」 チラッ

竜胆「持っていると思っているのか」

晴明「……す、すみま、せん……」

白藤「安倍さんを餌に使うわけにもいきませんでしょうしねぇ」

ミカ「……敵をおびき寄せて、社員証など持っていれば奪う、とか……」

晴明「……た、多分……持ってくる、人……いない、と……」

白藤「指紋認証や網膜認証と言うこともあるでしょうしねぇ……まあ、その場合は……パーツを使った方が早いですが」

晴明「……え、え、っと…………」

白藤「強制的に連行するくらいで勘弁しましょう」

晴明「……」 ホッ



魅行「一つ、案が」

晴明「……ど、どう、ぞ……」

魅行「これは完全に運と人格任せとなってしまうのですが……竜胆様を囮に使った作戦です」

竜胆「私か?」

魅行「はい。元々、戦闘員だったと言うのなら、それなりに繋がりはあるでしょう」

   「相手を騙して社員証や情報を手に入れる、という手法です」

晴明「……その、竜胆……さん、嫌がりそう……です」

魅行「はい。ですのでこの案は不安定なところが多いかと」

ミカ「二つ目は、まあ……堅実に、外から監視であるとか……尋問、か」

白藤「もっとも、相当時間を食ってしまいそうなものですがね」

晴明「……あとは……」

白藤「スパイ、ですね。内部の情報を持ってきていただければこの上ありません」

   「なお、危険性に関してはトップでしょう。最悪、人員を失いかねませんね」

晴明「……四択、くらい……で、です……ね」


1.竜胆の囮作戦
2.刺客を倒して尋問&本社監視
3.内部にスパイを送り込む
4.情報収集は行わない
5.自由安価

↓3



晴明「……あ、安全策……で、行きましょう……。あまり、無理をしても……いけません、し」

魅行「承知しました」

白藤「では、監視用の人員を配置……それから、できうる限り安倍さんの周囲にも人員を送りましょう」

   「安倍さんの境遇を考えれば、あなたの方に刺客が送り込まれる確率が高いはずです」

晴明「……で、です、よね……」

ミカ「現状は英華と魅行、それから……」

魅行「学校の方に奥谷様がおります」

晴明「……と、とりあえず、三人、です、けど……」

白藤「監視の人員はともかく……問題は護衛の側ですね」


↓1   1~6の数字を選択してください


白藤「……とりあえず一人、心当たりを呼んできましょう」

晴明「……あ、は、はい」


◆ 数分後



ブロロロロロロロロ……


竜胆「エンジン音……?」

ミカ「まさか……」

????「……」 ザッ

白藤「紹介しましょう。こちら、コシュタ・バワーと申します」

コシュタ「……」 ペコリ

晴明「……あ、よ、よろしく……お願い、します……」

コシュタ「……」 コクッ ガシッ

竜胆「おい、室内でくらいヘルメットを外してはどうだ。失礼ではないのか」

コシュタ「……」 ブンブン

白藤「無理ですよ、彼女の首から上は存在していませんので」

竜胆「何……!?」



コシュタ「……」 ↓ チョイチョイ

スケッチブック【ゴメンネ! でも私でいいのかなぁ?】

竜胆「あ、あぁ……口が無いから……」

白藤「悪目立ちするかもしれませんが、街中を闊歩していれば逆に目立たないでしょう」

   「フルフェイスのヘルメットをしている者がいないわけでもないのでしょう?」

魅行「はい。店などに出入りしなければ大丈夫かと」

コシュタ【ちょっと暇かもー】

白藤「我々の進退がかかっているのです、この際我慢していただきたい」

魅行「夜間は晴明様たちの寮を使えばよろしいかと」

晴明「……あ、あの……勝手に、は……」

コシュタ【まあ、それならとりあえず大丈夫かもー】

     【コンゴトモヨロシクー (シ´ω`)シ】

晴明「……あ、はい……よ、よろしく、お願い……します、ね」


◆ コシュタ・バワーが交友関係に追加されました。晴明の護衛として周辺で警護します

とりあえず今日はこんなところで

攻め込むのが遅れる場合のデメリットですが、戦う相手が増えていったり仲間の戦いが増えたりといった感じでしょうか
明確にこうするといけない、ってわけでもありませんし、
適当なタイミング決めていただき、路地裏奥→戦う準備から決戦を選択するということでお願いします

遅くなったけど今からやります
行動選択から



● 本日の疑問:そもそもコシュタは食事ができるのか


コシュタ【消えるよ】

晴明「……えっ」

コシュタ【顔の前に持って行ったら消える】

竜胆「まるで意味が分からんぞ」

コシュタ【ものを噛んだりっていう感覚は分からないけど、多分あれで食事になってると思うの】

晴明「…………そ、そういうことなら……そういう、ことで……」

コシュタ【あんまり気にしないでー ( ´▽`) ノ 】

竜胆「いいのか、それで……」


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ カードショップ「スイッチ」


楓「……」 ハァ

晴明「……あ、た、溜息……め。珍しい……です、ね」

楓「最近よく来るメイドさん(変態)とシューコ(HENTAI)が手を組んでしまって気が休まらない」

晴明「………………」

楓「気が休まらない」

晴明「……こ、今度……アイス、でも……食べま、しょう……」

楓「うん……」


1.対戦相手を探す
2.カードを購入する
3.知り合いとコミュ
4.バイトする
5.自由安価

↓2



晴明「……今日は……アルバイト、で」

楓「ほい、それじゃあ……申し訳ないけど、残りのお願いね」

  「……前より増えたけど……」

晴明「……ふ、増えたん、ですか……?」

楓「そりゃあ、日が経ってるんだから増えるよ」

晴明「……ですよね……」

楓「そんなわけで、残りよろしく!」



判定:残り38
コンマ38以上で成功、仕事の第一段階終了

↓1



コンマ80
倍以上なのでボーナス


楓「調子はどうかなー」

晴明「……あ、お、終わって、ます……だいたい」

楓「え?」

晴明「……その、お、終わって……ます」

楓「あれ? 思った倍くらい早いんだけど……・あれ?」

晴明「……で、です……か?」


ハル『一人だけど思考は二人分あるしねー』

晴明(ある意味チートみたいなものですよね……)


楓「うーん、それじゃあ……てんちょー、どうするー!?」

倉井「……品出しの方お任せします。今日の分出来高上げときますので……」

楓「だってさ」

晴明「……あ、ど……どうも」



◆ 店内 / 倉庫


晴明「……ええと……これ、だけ……・分」

楓「とりあえず、指示出したらどんどん品出しお願いねー。だいたいリストで分けてるから」

晴明「……あ、はい」

楓「あ、ちょっと面倒と思ったりしたら内容変えたりしてもいいよー」

晴明「……です、か。えと……ある程度、自由、に……?」

楓「まあ、そこはちょっと、私にも分かるようにしてくれるといいかなって……」

晴明「……あ、で……です、よね……」


◆ 所持金の上昇量がアップ、安価なデッキor高額なカード1枚程度を購入できる金額が貯まりました

◆ 土御門楓と倉井秀苑の好感度が僅かに上昇しました

1,2,3 : 2
4,5,6 : 3
7,8,9 : 4
0,   : 6

↓1 店長

↓2 楓


◆ 以下のように変動しました


土御門楓:25→29(ぞろ目ボーナス)

倉井 秀苑:4→8


◆ 一日が終了しました。引き続き翌日行動安価に移ります


ナクア「…………」 ズーン

晴明「……え、ど、どうしたん、ですか……ナクラ、さん……」

ナクア「安倍晴明の護衛は分かるけれど、何で私の部屋で寝起きしてるのかしら……」

晴明「……あ、け、結局、ナクラ……さんの、部屋、で……・」

ナクア「……まあ、メイドよりはマシなのかしら……」

晴明「……納得……しかけた、自分が……嫌です……」


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 路地裏奥 / 市場


コシュタ【そんなわけでおすすめはお漬け物だよー 味覚よく分かんないけど】

晴明「……み、味覚……無い、ん……です、ね……」

ナクア「いや、舌が無くて味蕾が無くて、ってことはそういうことでしょ?」

竜胆「だが、考えてもみろ。こちらの常識など通じんぞ」

晴明「……えと……て、ことは……その、白藤、さんの……角、とか……」

魅行「無いとは一概に言い切れませんね。試そうとすれば逃げられると思いますが」

晴明「……で、です、よね……」

魅行「晴明様、もしかして次の本の題材にしようと」

晴明「………………」


ハル『図星だなこりゃ』


路地裏での行動

1.コミュ / まだ知らない人に会いに行く
2.戦いの準備を整える(イベント進行)
3.情報収集
4.自由安価

↓2



◆ 白藤の住居


晴明「……そ、そんな……わけ、で……情報、収集、の方……」

白藤「……一日でですか?」

晴明「……一日、で……の、成果、です」

白藤「はあ……まあ、無いではありませんが」

晴明「……えと……その、ど、どの程度、かな……と」

白藤「……そうですね。まあ、いくつか説明しますと……」


● 進行度は最大100、時間がかかる以外は特にデメリットは無し

● 主にコンマで判定、安全策のため、コンマで出た数値は1/4にしたのち、+5されて判定します

● 25、50、75、100でそれぞれ情報が判明します


白藤「こんなところですね……もっとも、途中で変更などあれば、その都度お伝え致しますので」

晴明「……あ、は、はい」


↓1 コンマ判定



53/4+5=18.25

現在値:18


白藤「今のところ、それほど情報はありませんね……不確定情報が多すぎます」

晴明「……あ、で……です、か」

魅行「まあ……外部から、ですから。時間がかかることには仕方がありません」

晴明「……まあ……です、ね」

白藤「次回はある程度お伝えできる情報もあるかと思われます。もっとも、そうではない場合もあるかもしれませんが……」

晴明「……ど、どうも……ありがとう……ございます」

魅行「場合によっては、情報屋など活用されればその分情報の収集も捗るかと」

晴明「……えと……百野、さん……です、ね」


ハル『もっとも、状況とデュエル次第では情報をくれないってこともあるかもしれないけれどね』

晴明(ですね……まあ、その辺りは要相談、ということで……場合によっては、こっちの状況を話すのもアリ、かも)



晴明(それから、コシュタさんや魅行さん、英華さんや先生が刺客を倒して……)

   (……その、話を聞いて、情報を聞き出せたときも、ある程度は情報が得られる、かも)

   (こっちは本当にランダムになるけど。普通に白藤さんに聞けば、時間がかかれど確実、ではあるかな)

ハル『まあ、一長一短ってことで。最悪、それこそ吶喊もアリだけど』

晴明(そっちは最終手段かも、ですね)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2

只野・昴・奏・ナクアの四人ね




◆ 晴明の部屋


晴明「………………」 カァァ…

奏「………………」 オロオロ…

ナクア「………………」 ┣¨┣¨┣¨┣¨・・・

只野「………………」 ダラダラ

昴「………………」 ダラダラ

只野「あの」

ナクア「発言を『許可』しない」

只野「……ご、ごめんなさい……」

ナクア「口を開くな」

只野「………………」 汗ダラダラ


只野(どうしてこんなことになってしまったのか――――事件は、数分前に遡る)

昴(只野君それ主人公っぽいね)

只野(こ直脳)



◆ 数分前 / 晴明の部屋前


只野「最近安倍さん見ないよなぁ」

昴「忙しいからじゃあないかなぁ。最近よく外に出てるし……」

只野「だよな……まあ、仕方ないんだけど」

昴「でも寂しいと言えば寂しいところだよねー。元々かなり一緒に遊んでたし」

只野「……まあ、考えてみたら、男女で一緒にっていうのもおかしな話だけどな……」

昴「只野君って男女の友情とか信じない派?」

只野「時と場合によりけりって感じだな。別に信じないわけじゃないよ。ただ、男女七歳にして席を同じうせずと言ってな」

昴「古い」

只野「でも考え方としては必要だろ」

昴「まあそうなんだけどさぁ」

只野「しかし、今日はいるかどうかな」

昴「あ、さっき部屋に入るの見たらしいよ」

只野「そっか。それなら大丈夫かな。安倍さーん、入るよー」 ガチャッ


晴明「……えっ」 ←風呂上りで前だけタオルで隠した状態


只野「あっ」

昴「ファッ!?」

晴明「…………ひっ」 カァァァァッ



ハル「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」

晴明(何でハルさんが叫んじゃってるの!?)


只野「うわあああああああああああごめ、ごめん安倍さんうわああああああっ!」 バタン!

昴「あっ、ちょ、只野君!? 僕が出てない! 僕が! 外に出られてない! あだっ、安倍さんごめん!」

只野「うわああああ昴ごめん! あっ、でも開けたらマズい! あああああああああ!」

ナクア「……おい」

只野「えっ」

ナクア「……………………」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……


只野(……あっ、俺死んだな、これ……)


◆ 以下、現在に戻る


只野「……」 ←正座 + 股間強打

昴「……」 ←正座 + 両頬紅葉



奏「えと、えと、ナクアちゃん、そのー、事故なんだし、そのねっ」

ナクア「容赦しちゃ駄目よ。乙女の柔肌を覗き見た罪は……重い」

只野「あの、人の夢を挫折させた人に対する台詞みたいなことは」

ナクア「あ?」

只野「ゴメンナサイ……」

昴(こ、ここは平謝りしか無いよ……どうしたってやらかしたことには違いないんだし) ゴニョゴニョ

只野(い、いや、だけどさ……できれば、ちょっと話しくらい聞いてほしいなって……さぁ)

昴(ムリでしょこれは……)

ナクア「選びなさい、石抱きか、磔刑か火炙りか」

昴「最後は生き残る確率が」

ナクア「あ?」

昴「ゴメンナサイ……」

奏「え、えと、ね。そのさ、えっと、なんていうかあの……初犯だし……」

只野(やさしい)

昴(いや、ナクアさんのも普通の反応だと思うよ)



晴明「……そ……その……えと…………こんな……時間に……その」

ナクア「重症ね、いつもよりさらに言葉の紡ぎ方が遅いわ」

奏「えと、多分、その、早い、時間にっ、ね、あの、お風呂、入ってたのも、良く、なかった、ってこと、じゃないかな」

ナクア「知ってるわ。知ってるけれど――――いっぺん叩き潰した方がいいんじゃないかなって」


只野・昴(何を!?)


ナクア「ナニを」

只野「10歳がそんなこと言っちゃ駄目だぁ――――――!!」

ナクア「石載せるわ」 ドッ

只野「グワーッ!」

昴「只野君!?」

ナクア「アナタもよ」 ズドッ

昴「アバーッ!?」

奏「ひええ……」

晴明「…………え……えと…………そ、そ……その……へん……へん……」

ナクア「変態を殺せ?」

奏「そんな、ことっ言って、な、ないよぅ!?」



只野(し……死んでしまう……)

昴(……な、ナクアさん……そんなに安倍さんのこと好きなんだ……)

魅行(私の方が好きです)

只野(まあ、友達としては……誰だ今の)


ナクア「まあ、そうね」 ハァ…

奏「えと、えと、流石に、その、やりすぎかなって」

ナクア「安倍晴明、あなたはどうなの」

晴明「…………も、もう……その……事故、事故……でした……し、その……えと……」

   「………………わざ、と……じゃ……ない……ですし……その…………今回……は……です」


只野(た……助かった……)

昴(こっちにも非があることは確かだしね、これで済んだことがまだ良かったっていうか……)

只野(そうだな……これで逆さづりにでもされるくらいは想定してたが)

昴(ありうる……)


只野「ええっと、その……」 チラッ

晴明「………………」 カァァァァ…

只野「ちょっと罪悪感パないので外で土下座してくる」

昴「僕も」

晴明「……え、え……?」



ナクア「殊勝な心がけだけどいいわ、もう。本人がいいって言ってるんだし」

只野「本当にそれでいいのだろうか、いや、良くない」

奏「な、何かに、目覚めてる?」

昴「しいて言えば罪悪感で悟りを開いたというか……」

只野「土の下に座ると書いて土下座。ちょっと中庭で土下座する」

晴明「……あ、あの……その、くらいで……」

只野「そこで許さず、もっと責めてほしい」

晴明「……は……?」

ナクア「ゴメン、ちょっと引くわ」

只野「ちょっと本気で引くくらいしてくれ……何でかすっごい許されちゃいけない気がするんだ……」

晴明「……え、えぇ……?」

ナクア「……まあ、分からないでもないけれど」

晴明「……そ、そうなん……です、か……?」

ナクア「アナタの場合はそうなのよ」



晴明「……と、とりあえず……その、こ、今回……は、鍵を、かけて……なかった、私も……悪く、って」

奏「あ、えと、ど、どっちも、どっち、って、感じ、かなっ」

只野「今後はまずノックして確認してから入ることを誓います……」

昴「同じくでーす……」

ナクア「じゃ、今から桃○ね」

只野・昴「「えっ」」

ナクア「なお、全力で邪魔しに向かうから覚悟してちょうだい」

只野・昴「「……えっ」」


○ このあと滅茶苦茶ボンビー呼んだ



◆ 好感度が上昇しました

コンマ1の位で判定 4人一律
1,2,3 : 3
4,5,6 : 4
7,8,9 : 5
0,   : 7

↓1



◆ 以下のように変動しました。なお、ゾロ目ボーナスが適用されます。


只野一也:32

北条昴:19

琴吹奏:36

ナクラ=ナクア:55


◆ 一日が終了しました


ハル『……というかあれで私が叫んでなかったらどうしてたわけ?』

晴明(え? えっと、一度出てもらって、ちゃんと服を着て話を聞こうかと……)

ハル『知ってるかな。そっちの方が多分傷つく』

晴明(そんな馬鹿な)

ハル『いや、ねぇ。仮にも男とみられてないみたいなモンだし……』

今回はこんなとこで。

好感度判定3回中2回がゾロ目という
前も似たようなことがあったような無かったような……

そろそろ始めます
翌日行動安価から



◆ 寮 / 食堂


昴「只野君が精神修行を始めたんだけど……」

晴明「……はぁ」

昴「少し前はお経を唱えるくらいだったんだけどね?」

晴明「……えっ……その、その時点……で、その」

昴「なんか、座禅を組み始めたら一直線でさ」

晴明「……えと……はい」

昴「そろそろ護摩業始めそう」

晴明「……えっ」

昴「どうしよう……」

ナクア「私はアナタもやればいいんじゃないかなって思ってるんだけど」


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 学校 / 晴明たちの教室


只野「………………」 フラフラ

晴明「……あ、あの……だ、だいじょぶ……です、か……?」

只野「大丈夫だよ、このくらい……まだ大丈夫……」

晴明「……えと……どう見ても、だいじょぶ……じゃ、ない……ん、ですけど……」

只野「俺は、なんて言うか……その、もうちょっと精神的に強くなる必要があると思うんだ……」

   「そ、その……昨日はちょっと、傷つけちゃったようなもんだし……」


晴明「……」 カァッ


  ざわざわ……オイアベサン赤面……ざわ……ドウイウコトー……ざわざわ……


只野「まずあれを話題に出すのは避けようと思う」

晴明「……そ、そうして……くれると、ありがたい……です」



ハル『これって只野くんと晴明が付き合ってるみたいな噂でも流れるんじゃ……』

晴明(……無いと思いますけど。私を見てると、少なくともそういう風に思う人はいないと思います……)

ハル『かなぁ?』


晴明「……えと……なん、だか……精神、修行、してる……とか」

只野「え、うん。まあ……そろそろ山に籠ろうかと」

晴明「……ま、街の……外、出ないと……無い、ですけど……」

只野「地下に籠ろうかと」

晴明「…………あの、あ、危ない……です、から」

只野「そうかな……そうかも」

晴明「……わ、私……その、き、気に、気に……気に……あんまり……気にして……ない、ので……その」

只野「いや、その優しさに甘えてると俺の方がダメになりそうで怖いから……まずは煩悩を断ち切ってくるよ」

晴明「……そ、そこまで……する、必要……あるん、でしょうか……」

只野「少なくとも、これからも友達付き合いをしていく上では必要なことだと思うんだ……」

晴明「……え、えぇ……?」


ハル『まあ、そうだよね……晴明って基本鈍いし隙だらけだし』

晴明(どういうことですか……)



ハル『私が言うのもなんだけど、一定以上の水準はある容姿でそのズボラさは……ちょっと、ねえ?』

晴明(……え?)

ハル『良識の無い人たちからすると襲ってくださいって言ってるようなものっていうか……』

晴明(えぇ……?)

ハル『ちょっとしたきっかけで襲い掛かられそうっていうか……読んでる本が本だし』

晴明(私、現実は現実と割り切ってますよ。少なくともそういうのは創作の中だけです)

ハル『……そう? いや、批難してるわけじゃないんだけど、結構お友達とかをネタにしてるような……』

晴明(想像の中でだけですから)

ハル『それもそれでどうなんだろう……』


只野「……と、友達として指摘させてもらうけどさっ」

晴明「……え、あ、はい」

只野「き、昨日のこともそうだけど……安倍さんは、ちょっとその、男に対する危機感が欠如してるというか……」

晴明「……で、です……か?」

只野「そうなんだよ。だいぶ前だけど、部屋の中とはいえ、随分薄着で目のやりどころに困ったし……」

晴明「……あ、あれ……そういう、意図……」

只野「気付いてなかったのか!?」

晴明「……えと……はい」



只野「ナクアさんじゃあないけどさ、なんていうか……もうちょっと強く言葉を放っても」

晴明「……えっと……私……そういうの……ニガテ、で」

只野「……まあ、その、っぽいけどさ」

晴明「……えと……只野君……や、北条君……は、その……そういう……人じゃ……ないと、思います、し」

只野「それだよ!」

晴明「……え」

只野「安倍さんはその、いい意味でも悪い意味でも、人のことを信じやすいっていうか……」

晴明「……えと……別に……その、性分……ですし……」

只野「とは言ってもね……」

晴明「……わ、悪い人……ばかり、でも……ない、と、思います……えと……」

   「……なんて、いうか……敵、な、人も……仲良く、なれましたし……」

只野「いや、それは……なんていうか特殊なケースというか、安倍さんが毒気を吸ったというか……」

晴明「……?」

只野「暗いのはともかく純粋だし、善人だし……」

晴明「……純粋……?」


ハル『半分半分ってところかな』

晴明(何がですか!?)

ハル『腐ってる部分と純粋な部分』



只野「と、ともかく、もうちょっと危機感を持ってさ」

晴明「……え、えと……その、そう……言う、なら……す、少し……えと。気を付け、ます……」

只野「………………」

晴明「……ど、どう……しました、か……?」


只野(やっぱりマズいよな、これ……安倍さん、本当にホイホイ人の言うこと聞いちゃうんじゃ……)

   (……だ、駄目だ、そういうこと考えちゃ! そういうのはダメだって考えたから心を強くするって決めたんじゃないか!)


晴明「……?」 キョトン

只野「………………」 スタタッ

晴明「……あ、あの……何で、土下座……その、こ、こんな、ところ……」

只野「そうしなきゃいけないと思ったんだ……」

晴明「……え、え、え……!?」


話題

1.最近の友人関係やデュエルについて
2.ガブリエルについて知ってないか
3.例の薬について
4.自由安価

↓2



晴明「……えと……只野、君……その、聞き、たい……こと、が」

只野「何だい?」

晴明「……この前の……集会。で……言ってた……この、学校、で。出回ってる……薬物」

只野「!」

晴明「……何か、知ってたり……します、か……? 少し、気になって……」


ハル『只野君に聞くの?』

晴明(一応、です。知らないならそれに越したことは無いんですけど、万が一知ってたら……)


只野「あの薬物か……」



コンマ判定
50以上 : 知ってる
50以下 : 知らない
ゾロ目だと……
↓1



只野「知ってるよ」

晴明「……え……!?」

只野「昨日……その、あの後、売人らしき人が接触してきてさ……」

晴明「……ど、ど……どうしたん、です……か……!?」

只野「いや、勿論断ったよ! そんなの買うわけないじゃないか!」

晴明「…………」 ホッ

只野「まあ……確かに、その辺、もっと心を強くしなきゃ、って思うきっかけにしたのは確かかな……」

晴明「……え……?」

只野「いや、この薬を使えばデュエルでも強くなれる……なんてさ、そんなのありっこないんだけど」

   「一瞬でも揺らぎかけたことが情けないよ。そういう手口で誘ってるんだと思うと、怖くってさ……」

晴明「………………」



晴明「……その、人……どんな人、か……教えてもらっても……いい、ですか……?」

只野「え!? 安倍さん、まさか……」

晴明「……い、いえ、あの……買う、とか、じゃない……ので」

只野「よ、良かった……でも、なら何で?」

晴明「………………クルセイダーに、通報……するん、です」

只野「クルセイダーに? でも、もう昨日のうちに連絡は……」

晴明「……まあ、その……多方面から、情報を……提供する、のは……悪いこと、じゃ……ない、ですし……」

   「……私、個人も……ちょっと、許せない……って、思う……部分が、ある、ので……」

只野「……あのさ、安倍さん。もしかして、ソイツを倒そう、なんて思って……ない、よね?」

晴明「……危ない、こと……は、ダメ、って……先生、からも、言われて……ます、から」

只野「そりゃ、そうだよね。うん……」


晴明(……ごめんなさい)

ハル『……あんなこと言って。晴明、その売人潰す気でしょ?』

晴明(末端の売人が情報を持ってるとは限りません。けど……江都道灌が私たちを狙ってることは事実)

   (この学校も例外じゃありません。あの人の過剰なハルさんへの感情を考えれば……)

   (自分の所に辿り着いてほしい、と考えているはずです。なら、学校に手がかりとなる人を送り込んでいてもおかしくない)



晴明(なら、その手に乗ります。辿り着けと言うのなら……存分に、利用させてもらおうかと)

ハル『……最近、ちょっと思考が過激になってない?』

晴明(そうでしょうか? ……そうかもしれません。なんていうか、今まで……その、怒る、って、あんまり、考えたことなくて)

   (……でも、えと……友達が増えて、いろんな人と関わって……えと。みんなで遊んだり、楽しくて、笑って……)

   (……自分のことは、いいんです。けど、友達のことだけは……少し)

ハル『ふーん……自分のことはともかく、ね』

晴明(勿論、私自身に対してってところは無いわけじゃないです。そっちは……その、どっちかって言うと、哀しいっていうか)

   (だけど、友達に手を出そうとしたことだけは許せない、って思って……周りに手を出しちゃ、駄目ですよ、やっぱり)

ハル『成長なのかな、それとも、悪い影響なのかな、これは』

晴明(成長、だと思います。きっと、今までは怒ることすらしようとしてませんでしたから)

   (友達ができたから、こんな風にも思えるようになったんです)


只野「だいたいクルセイダーの方に言った情報と同じでいいかな?」

晴明「……あ、はい……お願い、します」


1~12の中で好きな数字を選択してください
↓1



只野「仮面を被ってた人、だった。あと、服装は燕尾服で……」

晴明「……だ、男性……です、か?」

只野「いや、服装はともかく……体のラインを見るに、女性だったと思う」

晴明「……え……っと」

只野「あ、いや、なんて言うか、燕尾服もぴっちりした感じで、その……」

晴明「……あ、えと……つ、続けて、ください……」

只野「……ご、ごめん。声は……変声機付けててよく分からない。顔も見えなかったけど、だいたいセミロングくらい……?」

晴明「……しょ、正体が……バレ、ないように……したん、でしょう……ね」

只野「多分そうだと思う。色々と手をまわしてたみたいだし……神経質なのかもしれない」


ハル『となると、追い込むのは難しいのかな?』

晴明(どうでしょうね。その辺りは、学校か……場合によっては、寮にいる可能性もあります)

   (さっき考えた通りなら、こっちから探してれば確実に接触して来ます。そうじゃない場合は……)

ハル『サーチ&デストロイって感じ?』

晴明(ですね)



晴明(あとは、魅行さんたちに情報を流して、警戒を続けてもらいます。状況次第ではそれで終わるはず)

ハル『まあ、よく考えたら晴明自身が行く必要も無いんだよね……』

晴明(はい。私が行くとしたら……餌になる必要がある場合ですね。もっとも、そのパターンは多いと思いますけど)

ハル『ま、私たちを確保するのが目的だからね』

晴明(どちらにせよ、私の周囲に接触してこようとするのは変わらないはず……です)


晴明「……ど、どうも……です。えと……ちょ、ちょっと……調べて、みます……ね」

只野「調べるって言っちゃってるよ」

晴明「……し、知り合いに、情報屋……の、方が……いるの、で……」

只野「あ、そういうことか……安倍さん、無理しないでくれよ?」

晴明「……む、無理……なんて、しません、よ……」



◆ 只野一也の好感度が上昇しました

コンマ1の位で判定
1,2,3 : 8
4,5,6 : 9
7,8,9 : 10
0,   : 12

↓1



◆ 以下のように変動しました


只野一也:32→44


◆ 学校or寮で売人についての調査が可能になりました

   晴明が調査に向かうか、護衛となっている人物が調査に向かうかを選択できます。
   デュエルになった場合、判定方法は通常時のものを使用します。


晴明(私以外で言うと、魅行さんとコシュタさん、英華さんと奥谷先生……だね)

   (ナクラさんに関しては、攻撃手段が無いから無理だけど……あっちに行く可能性もありそう)

   (そこは気を付けてあげないと、だね)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2


◆ 判定を取ります。30以下で晴明の行動が僅かに気付かれる

↓1



◆ 学校 / 晴明の教室


晴明「…………」 フゥ

朝比奈「あれ、安倍さん……最近はよく外出していると思ったんだけど」

晴明「……あ。朝比奈……先生。えと……今日は……特に、用事……無かった、ので」

朝比奈「そっか。いつも忙しそうにしてたからね……落ち着いたのならいいんだけど」

晴明「……ま、まあ……今は、少し……だけ」

朝比奈「なんていうか、事情は知らないけど……たまには休むことも必要だよ」

晴明「……えと、はい」

朝比奈「うん、よろしい。僕も前にちょっとあったんだけどね、頑張りすぎて張りつめたのがプツンと切れちゃって」

     「疲れって、気付かない場所からどんどん体を蝕んでいくからね、特に忙しいときは気を付けてね」

晴明「……はい」



朝比奈「でも、そんなに忙しいってことは、お友達も結構増えたみたいだね。うん、安心安心」

晴明「……です……ね。えと……やっぱり、その、こういう時……心の、支え……です」

朝比奈「こういう時代だからね、幸いここは安全だけど……あ、でも今までの安倍さんを批難してるわけじゃなくって!」 アセアセ

晴明「……わ、分かって……ます。その……良い面を……教え、ようと、してる……のは」 クスッ

朝比奈「そ、そっか。良かった」

晴明「……………………」 ティン

   「……あの……先生、の……友達、って……どんな、人、が……?」

朝比奈「僕の友達、かい?」

晴明「……ちょっと、気になって……」

朝比奈「うーん、あんまり楽しい話じゃないけど……」

晴明「……だ、だいじょぶ……です、その……興味、は……ある、ので」


晴明(半分はネタとしてだけど)



朝比奈「うーん……まあ、大学時代の話になるんだけど、例えば、そうだなぁ……」

     「友情に篤いんだけど、ちょっと趣味に傾倒しすぎるきらいのあるやつとか……」

晴明(熱いヲタ系、と)

朝比奈「基本的に不愛想なんだけど、妙に面倒見が良くて後輩からも慕われてるヤツとか」

晴明(ツンデレ……と)

朝比奈「正直、外見は滅茶苦茶悪い……っていうか、ギャンブル好きでギャンブルデッキ使ってて」

     「私生活もちゃらんぽらん……でも、悪い奴じゃないんだ。そんなのもいたし……」

晴明(愛される馬鹿系、と)

朝比奈「そうだね、クソ真面目なんて言われながらも頑張って裁判官になったりした人もいる」

晴明(眼鏡系……と)

晴明「……ありがとうございます」 キラン

朝比奈「……な、なんかいつもより目がキラキラしてないかな……?」

晴明「……き。気のせい……ですよ」

朝比奈「そ、そうかな? ……そうかなぁ……?」


晴明(これで数本は書ける……ふふ……捗る……捗るぞ……!)

ハル『アカン』



朝比奈「そういえば……学校で見る子以外は知らないけど、どんな子たちと友達なんだい?」

晴明「……わ、私……です、か……?」

朝比奈「あ、ちょっと踏み込み過ぎかな」

晴明「……あ、いえ……べ、別に……だいじょぶ……です、けど」

   「……その、行きつけの……ショップの、店員さん……で、バイト、の先輩……明るい人、とか……」

   「……ちょっと、変な……人、ですけど……よく、面倒……見て、くれる……人、とか……」

朝比奈「ふんふん」

晴明「……気風の……いい、人で……色々、隠し事……共有、したり……」

   「……あと、は……大聖堂、の……神父さん、とか……シスターさん、なんか、とも……知り合い、ました」

朝比奈「うん、そうやって人脈が広くなるのはいいことだよ。助けてくれる人もいるだろうし」

晴明「……はい。その……えっと。一人……じゃない、みたいな……ちょっと、不思議……です、けど」

   「……今まで、一人……で、いたのが……ちょっと、何でだろ、って……感じ、で」

朝比奈「自分のことなんて、人間よく分からないものだよ。そういう時期は必ずある」

     「友達が増えたことで、一人でいることが辛くなることもあるかもしれない。それを弱くなったと表現する人もいるかもしれない」

     「けど、それは決して心が弱くなったわけじゃないと思うんだ。なんていうか、それもある意味成長……っていうか」

晴明「……え、えと……反論、しきれて……ない、ですけど」

朝比奈「ご、ごめんね。僕自身、違うんじゃないかなって漠然としたことしか考えてなくて」

晴明「…………」 クスッ



晴明「……えと……強い、弱い……じゃ、ないと……思うん、です……けど……えと」

   「……結局……一人ぼっち、の……時も、ふとした、拍子で……寂しくは、なり、ます……」

   「……慣れる、だけで……根本的な……部分は、変わらなくて。友達……できたら、その、目立っちゃう、って」

朝比奈「そ、そんな感じかな。はは……生徒に教えられちゃうって、ちょっと恥ずかしいな」

晴明「……えと……せ、先生、も……まだ、若い……ですし」

朝比奈「9つも下の安倍さんに『若い』って……」

晴明「……あ、えと、えと……そういう、のじゃなくて……えとっ」

朝比奈「いや、僕も未熟者だからね。こうしてどんどん学んでいかないと」

     「いつか、スラスラと生徒に道を示したりできればいいな、って思うよ」

晴明「……なれる……と、思います、えと……先生、なら」

朝比奈「ありがとう、安倍さん。そうやって言われると元気が出るね」

晴明「……で、です、か」


◆ 朝比奈卯月の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 7
4,5,6 : 8
7,8,9 : 9
0,   : 11

↓1



◆ 以下のように変動しました


朝比奈卯月:44→52


◆ 一日が終了しました


晴明(とりあえず、今日は薬物の売人の情報を得られたのは収穫かな……)

ハル『その内対処してもらうか、対処しに行くことにしよ』

晴明(……ですね。場合によっては、そのまま上を叩いて活動不能にする手もありますが……)

ハル『ま、その時はその時で、って感じかな』

今日はこんなところです

ネタが浮かばなくてコミュの時選択肢を作りきれないことが増えてきてる
すまんな

まあ少々のんびりしてても敵の数とデュエル回数が増えるだけだから大丈夫大丈夫

そろそろやります



◆ 晴明の部屋


魅行「晴明様が本気で怒ったらどうなるのでしょう」

ナクア「……は?」

魅行「……と、考えたことはありませんか」

ナクア「まあ、考えないわけじゃあないけれど……怒るの? 安倍晴明……」

魅行「そのあたり意図して行動すると、怒るよりも大泣きされて私自身が死にたくなりそうなのでやめておきました」

ナクア「まあ……でしょうね」

魅行「ですが晴明様の泣き顔を見たいというのもまた本音で」

晴明「……ほ、本人、の、前で……そういうの、やめて……くだ、さい……」


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 寮


ハル『ここの食堂ってレパートリー多いよね。ちょっと衝撃』

晴明(……ですか? 私たち、そんな違和感は無いんですけど……)

ハル『あー……時代かなぁ。私たちの頃はあんまり味良くなかったんだけど』

晴明(なら、時代だと思います。美味しいもの食べないと、活力もつかないっていうか)

ハル『外もほとんど荒野だもんね……この街の中はともかくだけどさ』

晴明(魅力のあるものの一つでもあれば、動くことも億劫じゃない、ってことかもしれません)

ハル『でも晴明割と食に無頓着じゃ』

晴明(………………)


1.寮生とコミュを取る
2.交友関係の拡大
3.薬についての調査
4.自由安価

↓2



ハル『それで、今からどうするの?』

晴明(薬についての調査をしようかと。情報は手に入れたので……)

ハル『一応、情報屋さんに言ってもいいかもしれないけどね』

晴明(そこは、各々の手腕ってところで……)

ハル『それはともかく、どうしよっか? 晴明自身が行く? それとも他の人に行ってもらう?』

晴明(そうですね……)


1.晴明が行く
2.魅行に行ってもらう
3.英華に行ってもらう
4.奥谷に行ってもらう
5.コシュタに行ってもらう
6.自由安価

↓3


◆ 行動する時間帯を選択してください。
   どちらを選択したかで同行するキャラが変わります。


昼or夜
↓1



晴明(危ないので私含めて複数名で行くべきかと思ってます。囮になるにしても……)

ハル『うん、まあ堅実だね。それで、誰と行くの?』

晴明(魅行さんと……まあ、ちょっと考えがあるんですけど)

ハル『?』


◆ 寮 / 晴明の部屋


晴明「……そういう……わけ、で……お願い、したいん……です、けど……」

英華「私……?」

魅行「英華様でございますか」

晴明「……えと……駄目……でした、か……?」

英華「……駄目、じゃないけど……できれば夜の方がいいかな……」

魅行「しかし、夜になるとテンションが上がってしまうのでは」

英華「大丈夫……別に、人格から違う訳じゃ……ないし。弁えられるよ……」

魅行「はぁ」

晴明「……えと、た、確か……吸血鬼、の……特徴、が……あったと、思います、ので……えと」

英華「うん、まあ……気付かれないようにするのは得意……っちゃ得意」

魅行「そうなのですか」

英華「でも、気付かれ『にくい』だけだから……期待はしないで……」



◆ 夜 / 寮の前


英華「超大丈夫! 大船に乗ったつもりでいてよ!」

魅行「人選ミスのような気がするのですが」

晴明「………………」

英華「ンモー心配性だなぁ魅行は。大丈夫大丈夫、闇に紛れて黙ってれば誰にも気づかれないから!」

魅行「で、ございますか」

英華「うっわ、いつもより嫌そうな顔」

魅行「実際に目にしなければあまり……」

英華「もーしょーがないなー! ほれっ!」 フッ

晴明「……あっ……え、と……い、いない……?」

魅行「本当に闇に紛れることができたとは……」

英華「どうよ、こんな感じだよ! だから大丈夫だって言ったじゃん!」

魅行「声はすれども姿は見えず……」

晴明「……め、面妖な……なんて」

英華「ね、大丈夫っしょ。血は半分とはいえ、仮にも夜の一族なんだから」 スタッ

魅行「……はぁ」

英華「ほら、あるじゃんあのー……ダンピールが主人公でチートじみてるの」

晴明「……えと、ありますけど……ふ、普通……力、落ちるんじゃ……」

英華「だからまあ、そんな固定観念全て壊すんだ」

晴明「………………」


ハル『すっごい有能なのに二人がすっごい不安そうなんだけど』



晴明「……えと……魅行、さん……その、取引、場所……とか」

魅行「下調べは済ませております。基本的には学校内で行われているようです」

英華「えっ、学校!?」

晴明「……監視、カメラ……とか、ある、のに……どうやって……」

魅行「一見隙が無いように見えても、カメラの死角というものは必ずどこかに存在しているものです」

   「ガブリエルの力で図面を取り寄せたのでしょう。あるいは、カメラそのものをハックしたか……」

英華「うーん、だとするとこっちが悪者扱いされる可能性もあるんじゃなーい?」

晴明「……あ、夜間……です、から……」

魅行「その辺りは抜かりありません。今回の取引現場は校舎裏と聞きましたので……」

晴明「……そ、それ……あまりにも……その、おあつらえ向き、すぎ、で……」

魅行「はい。恐らく……そういうことかと」

晴明「……誘って、ます……よね」

英華「まーいいじゃん、どっちにしたって情報はいるんだし?」

魅行「単純に考えればそうですが……」

英華「罠だろうと力技で叩けば潰れるって」

晴明「……ほ、本当に……力技で、どうにか……なりそう、な……気も、します……けども」



魅行「そういう意味では、英華様は適任だったやもしれません。昼間はともかくとして……」

英華「何を隠そう、夜間は屈指の武闘派なのだ! なんつって」

晴明「…………えと、た、頼りに……し、して、も……」

英華「だいじょーぶだいじょーぶ、ホラ、いくら頑丈な人でもコンクリートよりは脆いっしょ?」

晴明「……ひえっ……」

魅行「これはひどい」

英華「それじゃ、出発進行っ! あ、魅行、私たちは学校に着く前に隠れとこうね」

魅行「言われずとも、承知しております」


晴明(大丈夫なのかな……)

ハル『まあ……仮に暴力沙汰になったらって部分と、逃げることに関しては大丈夫じゃないかな……』



◆ 校舎裏


晴明「………………・」 ザッ…ザッ…


晴明(暗いなぁ……こんなところで取引って、本当に危険なことしてるんだなぁ、あの人たち……)

ハル『まあ、麻薬みたいなもんだからね。じゃなくても、いざって時に都合は良さそう』

晴明(……ですね。周りは……ちょっと意外に思えるくらいには開けてますし、逃げるのに不都合はないです)

ハル『そして、こっちに来る人のことをすぐに察知できる……ほら、あそこ。いたよ、晴明』


晴明「……!」

???「――――こんばんは、お嬢さま。こんな夜更けにどちらへ赴かれるのですかぁ?」

晴明「………………」


晴明(燕尾服に、仮面……セミロング程度の髪に、変声機を通した声……)

ハル『こいつだね。間違いない』


???「ふふ、ふふ。もっとも、来てもらえなかったらそれはそれで困るんだけどね」 ケラケラ

晴明「……あなたは……ガブリエル……ですか」

オペラ「そう、ガブリエルが尖兵、コードネーム『オペラ』。待っていましたよ、安倍晴明様!」

晴明「………………」



晴明「……待っていた……と、いうことは」

オペラ「はい、勿論持っておりますよ、ガブリエルが総帥江都道灌様への片道切符!」

    「無論、ハル様が存在していることは確認しておりますよ。江都道灌様はお二方を待ちわびております」

晴明「………………」


ハル『待ち侘びられてたわけだ……まあ、予想通りだけど』

晴明(……嬉しかったりします?)

ハル『ほんの少しは。でもやっぱり気持ち悪いかも』

晴明(……ストーカーと遜色ないっていうか悪い方向にアップグレードしてますから……まあ、ですよね)

ハル『それで、どうする? キップは差し出してもらえてるけど』

晴明(そうですね……)


1.普通に拘束する
2.デュエルで倒して拘束
3.情報だけ受け取ってサヨナラする
4.自由安価

↓2



ハル『……一応聞いとくけど、デュエルするの?』

晴明(え、それが普通なんじゃ)

ハル『ま、まあ……現代じゃそれが普通か。でも、明確に敵対行動取ってるわけじゃないと思うんだよね』

晴明(でも、結局デュエルすることになる可能性はありますよ? ここで倒した方が……)

ハル『……二人についてきてもらった理由は?』

晴明(……あー)

ハル『まあ……後詰めって言うんならそれでもいいけど……これ、一応知っておいてほしいところね』


○ 英華の筋力はコンクリートを軽く砕くほど

○ 少なくともこの場所は開けた場所。オペラ以外に敵の姿は見えない


ハル『私は正直、デュエルで情報が漏れるリスク負うよりは……って思うんだけど』

晴明(でしょうか……? 元々アークナイトや水精鱗の情報は漏れてますし、あんまり変わらないんじゃ……・)

ハル『うーん、そこはそれ、晴明に任せるよ。一応、メリットが無いわけじゃないしね……』

晴明(ええと、デュエルをする場合は、DPが貯まることと戦力を確実に削れることがメリット)

   (逆にデメリットは、こっちの情報が漏れる可能性があること、決して『負けないわけではない』ということ……)

ハル『普通に拘束する場合、デュエルを経る必要が無いから負けることも無いし、あっちも英華ちゃんや魅行ちゃんに気付いてない』

   『デメリットは、DPが貰えないことと……仮に逃げられたら戦力が戻っちゃうってとこかな』

晴明(ついでに言うと、どっちにも共通して、倒したあとに逃げられる可能性は否定できない……と)


1.晴明がデュエルをする(デッキ選択)
2.魅行がデュエルをする
3.英華がデュエルをする
4.奴を普通に拘束せよ
5.薬のサンプルだけ頂戴してからデュエルor普通に拘束する
6.自由安価

↓3



晴明(……………………)

ハル『……………………』


晴明「………………」 ニコッ

オペラ「その微笑みは肯定の微笑みかな? それとも宣戦を」

ハル「英華ちゃんお願い!」

英華「おっりゃぁぁぁ――――っ!!」

オペラ「ふこわぶッ!?」 ズゴッ!


ドバターン!!


魅行「実に景気よく倒れたものですね……今の号令はハル様が?」

晴明「……あ、はい……わ、私……だと、遅い、ですし……」

魅行「実に堅実な手法で御座います。英華様、そちらの様子はいかがですか」

英華「え? 体当たりしてそのまま押し倒したら頭打って気絶しちゃった」

オペラ「きゅう……」

魅行「……お見事です」



晴明「……と、とりあえず……魅行、さん……」

魅行「はい。手錠もロープも常備しております」

英華「何で持ってるのかは聞かないけどともかくナイスッ!」

魅行「ボディチェックも致しましょうか?」

晴明「……あ、はい……薬、とか……持ってないか、確認、いいです……か」

魅行「はい。少々お待ちください。まずは手錠か何かで拘束してからに致しましょう」

オペラ「」 ガチャン

英華「まあ、万が一のことがあれば私がなんとかするよ!」

晴明「……あ、あの……す、スプラッタ……は、無し、で……」

英華「保証はない」

晴明「……ほ、保証……して、ください……」

魅行「そこは彼女の行動如何によるでしょう……と、晴明様、ありました。多量の錠剤と……」

晴明「……あ……べ、別個に……小分け……して、あるのも……あります、ね」

英華「両方ぼっしゅー。ついでにデュエルディスクとデッキも持ってっちゃえ」

魅行「承知しております。して、この錠剤が……」

晴明「……こ、小分け……に、してある……方……あの、この前の、刺客との……デュエル、で、使ってた……」

魅行「となれば、こちらの……販売用と思しき方は、依存性の高い違法薬物に似た性質を持ったものですね」

英華「焼く? 焼いちゃう?」

晴明「……えと、こっちは……回収、で……。その、後々……何か、に……使える、かも。しれないので……」



魅行「彼女自身はいかがいたしますか」

晴明「……この、まま……拘束して……一時、その……私の、部屋……に」

   「……情報を、持っている……ことは、確か……ですので、尋問……します」

魅行「承知いたしました」

英華「しっかし呆気ないねー。こんなモン?」

魅行「いえ、誰か個人で向かえばこうもいかなかったかと思われます」

晴明「……こ、今回は……その、英華……さん、お手柄……で」

英華「そう? やりぃ!」

魅行「しかし、こうして拘束した以上、話さないということは……」

晴明「……いえ。何か、知っている……ことは、確か……です、し……話して、もらいます……」

英華「ま、知ってるなら話せないわけじゃあないしねっ。ていうか晴明ちゃん、ちょっと怒ってる?」

晴明「……まあ……この人……私の、友達に……薬を、売りつけようと……してます、し」

   「……怒ってる、のは……怒って、ます。えと、流石に……です」

魅行「……」 ゾクゾク

英華「魅行? どしたの?」

魅行「いえ、興奮していただけです」

英華「えっ」


※ メタ的に言うと英華が存在することによるボーナス。一人or英華以外が同行していた場合、拘束するにはデュエル以外無かった。



◆ 数十分後 / 晴明の部屋


オペラ「はっ……つ、ここは……」

魅行「晴明様、ガブリエルの手の者が目を覚ましました」

晴明「……あ、ど……どうも」

オペラ「いっ……つ……頭が……、あ、か、仮面は!?」

英華「こっちの権限で剥ぎ取らせてもらったよん」 ヒラヒラ

オペラ「………………」

魅行「随分と静かになりましたね。自分の立場を弁えた、という感じではありませんが……」

英華「どーもこの仮面に細工があるみたい。よく分かんないから手出しできないけど」

晴明「……と、とりあえず……それ、は……置いて、おきましょう」

オペラ「私を、どうする気?」

魅行「ガブリエルに対する情報源になっていただきます。無論、情報を提供していただければこちらも無暗に手出しは致しません」

オペラ「そう、なら話すから身柄を保護してくれない?」

英華「えっ」

晴明「……えっ」



オペラ「私の知ってる情報は全部話す。だからその対価に私自身の身柄を保護してほしいの」

魅行「…………は?」

オペラ「何、その表情? ああ、ガブリエルの一員だから話さないって? 逆よ、逆」

    「無用に大量の情報を持たせたメッセンジャー……用済みになったらどうなると思う?」

    「始末されるに決まってるじゃない。そうなる前に情報は全部渡す。だからその見返りに身柄を保護して?」

魅行「……せ、晴明様?」

晴明「……え、えと……多分、事実……とは、思い、ます……その、よ、用済みに、なって、しまえば……」

オペラ「そう、機密情報の塊を握らされた人間なんて、とっとと始末してしまいたがるってわけ。だからそれから守ってほしいの」

英華「そりゃ、間違った主張じゃないけど……」

魅行「蝙蝠もいいところですね」

オペラ「蝙蝠で結構。私は生きることに精いっぱいなの。できる限りリスクを負いたくない。分かる?」

    「別に、ガブリエルに居続けることに異論はないけれど、今戻れば確実に始末されるわけで」

    「なら、とっととあなたたちに取り入ってしまって保護してもらった方が後々のためになるじゃない」

晴明「…………ま、あ……間違って……・は、無いです、けど」



魅行「あまりに正直すぎて、逆にどこかに嘘があるのではないかと疑ってしまうのですが」

オペラ「疑うならどうぞ、ご随意に。ああ、別に発信機や盗聴器なんかは無いから……って言われても納得はできないかな」

魅行「当たり前です。少なくとも、検査だけはさせていただきます」

オペラ「内視鏡でもなんでも通してもらっていいわよ。ああ、服もチェックして。何か仕込んでないとは限らないから」

英華「逆に嘘くさーい」

オペラ「じゃあ始末する? そしたら私は何もしゃべらないけど」

晴明「……えと……と、とりあえず……ほ、保護は……します。えと、ちゃんと、情報……話して、くれる、なら」

オペラ「ふふっ……利害を計算できる子は好きよ」

英華「ところでこの仮面どうすんの」

オペラ「できれば返してほしいところね。それ、大事なものだから」

魅行「晴明様」

晴明「……は、発信機……は」

魅行「ありません。ごく、普通の……特に細工も見られない、仮面です」

晴明「…………」 コクン

英華「ほら。面倒だから今は着けないで」

オペラ「ええ、話が進まないものね」



晴明「……ず、随分……江都道灌……を、信頼……して、ないん……です、ね」

オペラ「平気で胎児さえ実験台にするような男をどうやって信頼しろって?」

魅行「でしょうね」

晴明「……まあ……」

オペラ「愛の恋の言ってるのは別に構わないけれど、そのために犠牲になりたくはないわ」

    「利害が一致する限りは、下につくのもやぶさかではなかったけれど」

英華「利害って?」

オペラ「お金よ」

晴明「……わ、分かりやすい……です、ね」

オペラ「ま、でもドクターや、それこそ江都道灌に近しい幹部はそうでもないのかもね」

    「彼らには恩恵が約束されているから。下っ端は知らないわ」

魅行「恩恵とは? ……ナンバーズのことですか?」

オペラ「そういう人もいる。そうじゃない人もいる。社長と似たような執着に憑りつかれた人とか……」

    「社長の動向を見守りたい人。そこでしか生きていけない人。盲信者……それこそナンバーズを求める人」

    「色々よ、色々。私は切り捨てやすかったから切り捨てられただけ。でも、だからって死ぬことを選びたくないじゃない」

晴明「……ま、まあ……そう、です……ね」

魅行「分かりました。本日中にあなたの身柄を移送いたします」

オペラ「別に待遇は良くなくてもいいわ。生存権だけは確保して頂戴ね」

英華「厚かましー……」



オペラ「安全が確保されたら、確実に全部話すわ。それでいい?」

魅行「可能なら、今この場で話していただきたかったのですが……致し方ありません」

オペラ「これでも必死に交渉してるつもりなのだけれど、ね」

晴明「……どの程度……情報、は……あります、か」

オペラ「社長室への道のり、カードキー。それから、江都道灌の私兵の数」

魅行「……晴明様」

晴明「……江都、道灌の……使う、デッキとか……」

オペラ「そこまでは知らないわ。ごめんなさいね。その辺、最重要機密なんじゃない?」

晴明「……わ、分かり……ました。それでは……その、まずは……行きま、しょう」

英華「多少門限は過ぎてるけど、今の状況じゃそういうの言いっこなしってことで!」

晴明「……で、です……ね」


◆ ガブリエルの売人オペラを路地裏に保護しました

◆ ガブリエルの敵の数を把握しました
   ガブリエル社内のカードキーを1枚入手しました

敵の数について、コンマで判定を行います
01~20.  : 募集分+15人程度
21~40  : 募集分+10人程度
41~79.  : 募集分+5人程度
80~99,00 : 現状の募集分のみ

↓1



◆ 現状募集分のみとなります。

   既に撃破した扱いとなる「田所義平」「草加皇」については再度登場の可能性アリ
   よって残る敵の数は、江都道灌含め14名となります。


晴明(思った以上に少ない……)

ハル『道灌の人望の無さが目に見えて理解できるね、こりゃ。金で雇ってる雑兵はいるけど……』

晴明(どちらにしても、消耗の機会が少ないだけいいです)

   (……ただ、その人たちはそれだけ精鋭なのかもしれません。確かなことは分かりませんが……)

ハル『うん……ともかく、頑張ろ。これなら、勝つ見込みは……あるよ』

晴明(……はい)


今日はここまで

オペラに関してだけど
>ガブリエルに何かあった場合自分だけでも助かる準備をしている
って記述があったので今回のようになりました。デュエルを期待されていた方にはすみません

>しっかしせーちゃんが男でよかった
なんということだ 晴明は男だったのか(棒読み)


ここから先連続デュエルあると思うけど、それ超えたらまた日常に一旦戻るつもりなので
それからならデッキ破壊使っても大丈夫な感じです。トーナメントもある(予定)ですし
正直、ダメージ与えない類のデッキに不利な感じになって申し訳ないです

そろそろやろうかと
ただ、すみませんが今日はちょっと風邪気味なので短めになりそうです



◆ 路地裏 / 白藤の住居


竜胆「晴明か、戻った……そのコウモリ女はどうした」

晴明「……ほ、捕虜……です」

オペラ「あ、ナンバーズハンターの筆頭。死んだって聞いたんだけど」

竜胆「未帰還者は死亡扱い、か……ふん、そういうところは変わらんな、ガブリエルも」

白藤「まーた可哀想な人を連れて帰ったんですか。元の場所に戻してきなさい」

英華「保健所(ガブリエル)に連れていかれちゃうから保護しないとってさー」

魅行「仕方がないのでメイド服でも着せて作業でもさせておきましょう」


晴明(要は竜胆さんと同じ条件で働かすってことか……)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ カードショップ「スイッチ」


晴明「……こ、こんにち、はー……」

楓「あ、せーちゃん。もうだいぶ遅いけど」

晴明「……ちょ、ちょっと……用事で……」

楓「そう? まあ、あんま遅くまで出歩かないようにね」

晴明「……えと、か、楓、さんは……?」

楓「今日のシフトが長くってねー……」

晴明「……はあ」


1.対戦相手を探す
2.カードを購入する
3.知り合いとコミュ
4.バイトする
5.自由安価

↓2



晴明「……え、えと……楓、さん……帰る、まで……お付き合い、します」

楓「え? おりゃありがたいけど」

晴明「も、もう……遅い、時間帯……です、し。お互い……です」

楓「ま、それもそうだね。たはは。それじゃ、せーちゃん品出しお願いね。私の方で接客はしとくから」

晴明「……あ、はい……じゃあ……えと、裏に、います……ね」

倉井「あ……アルバイトですか、安倍さん」

晴明「……あ、店長」

倉井「こんばんは……。とりあえず、概ね土御門さんの指示の通りでお願いします」

   「余裕があれば、ですが……バックヤードに帳簿があるので、そっちの方も、お願いします」

晴明「……? か、楓さん……は……」

倉井「土御門さんは……申し訳ないんですが、たまにつけ忘れが……」

楓「店長、そういうの言わないでよー」

晴明「……ま、まあ……品出し、してる……方が、分かりやすい、ですし……ね」

楓「悪いけどお願いねっ」


◆ コンマ60以上が出ると給料に多少色がつく
   ゾロ目は倍で計算。66,77,88,99,00で好感度上昇量大

↓1



楓「――――上客が来た!」

晴明「……は……?」

楓「いつも大量にパック買ってく人! どっかのブルジョワっぽいんだけど……せーちゃん、心の準備!」

晴明「……え、あ、は、はい……」


晴明(ええと……最近出たパックは……アレで……カードの種類から考えると……)

   (デッキの内容……は、想像でしかどうにもならないけど、対策が必要なカードは……)

   (シングル用のカードも出しておこう。もしかするとこっちの方が必要になるかも……)


楓「せーちゃん! ごめんけどシングル用のファイル……あれ? もう出してた?」

晴明「あ、はい……こ、これ、どうぞ……」

楓「ゴメンネ! それからあと、SECEとSPTRを箱で2つづつ!」

晴明「……は、はい……」



◆ 数分後


晴明「…………」 フゥ

楓「お疲れ、せーちゃん。ごめんね、結構バンバン指示飛ばしちゃって」

晴明「……あ、だ……だいじょぶ……です、よ。えと、仕事……です、し」

楓「ん、でも結構遠慮なしにやっちゃったしね……てんちょー、これ色つけてくれるよね?」

倉井「ええ、まあ……あの方も上機嫌でしたし、上出来、ですね……きっちり帳簿も付けてくれてますし」

晴明「……あ、えっと……はい」

倉井「上々、かと。私では対応できなかったかもしれませんからね……はは……」

楓「てんちょー……」

晴明「……………………」

倉井「と、ともかく……パーフェクトです。これからもよろしくお願いします、安倍さん」

晴明「……あ、こ、こちら……こそ……」


◆ ある程度のカテゴリ、種類のデッキを確実に購入できる程度のDPが貯まりました

◆ 二人の好感度が上昇しました。一律で判定を行います
コンマ1の位

1,2,3 : 6
4,5,6 : 7
7,8,9 : 8
0,   : 10

↓1



◆ 以下のように変動しました


土御門楓:29→35

倉井 秀苑:8→14


◆ 一日が終了しました。引き続き行動選択に移ります


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 朝 / ピタゴラス / 学校前通り


晴明「………………」 ハァハァ


晴明(しまった……今日、魅行さんがいないの忘れてて寝過ごした……!)

ハル『相当私生活に侵食してるねあの人』

晴明(まあ……慕って? くれてるのは嬉しいんですけど……)

ハル『それより急がないと。そろそろ授業始まるよ?』

晴明(わ、私、体力には自信が無いんですけど……)

ハル『分かってるって、でも急がないと……』


晴明「……わかっ……わぶっ」 ドンッ!

??「うわっ、ごめん、大丈夫か…………ってぇ!?」

晴明「……す、すみま、せん……こっち、こ……あ……!?」

田所「おまっ……あの時の嬢ちゃん!」

晴明「……が、ガブリエルの……刺客……!」



晴明「…………っ」 ジリ…

田所「お、落ち着け嬢ちゃん! 今はどうこうする気は無い!」

晴明「………………」

田所「ああ分かってる、そりゃ信用ならんよな。だが俺もこれから仕事なんだ、これ以上遅れて査定に響かせたくない!」

晴明「…………ガブリエルでの……仕事、ですか」

田所「俺の勤めてんのは子会社だ。本社じゃない」

晴明「…………」

田所「確かに嬢ちゃんにはたっぷりと借りがあるが、今はそいつを返す時じゃあない……」

   「その前に俺の給料を心配しなきゃいけねえからな……!」

晴明「………………」 スッ

田所「……よ、よし、恩に着るぜ嬢ちゃん……頼むから背後から追い討ちとかはやめてくれよ」

晴明「……わ、私も……学校、です……!」

田所「……互いに相手してる暇は無い、ってか」

晴明「……た、戦う……のは、然るべき状況で……です。今は……その、時じゃ……ありま、せん」

田所「ああ、理解しているならそれでいい。じゃあな、嬢ちゃん」



田所「……っと! 社長殿からの伝言だ。愛してるとよ!」

晴明「……は……?」

田所「未だかつてないレベルのすっげぇ嫌な顔したな」

晴明「…………き、気持ち悪い、です」

田所「そいつは同感だ、だがこっちも恩義があるんでな、悪いように言われても仕方ないとも思うが……」

   「今後、妥協や和解はそもそも無いと思いな……っと、そんじゃあな!」 ダダダッ

晴明「………………」


ハル『わざわざ部下に言付けること……?』

晴明(そもそもあれじゃあどっちに言ったのか……)

ハル『さあ、ね……』

◆ 行動回数に変動はありませんでした


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2

すみません、行動決定したところで今日はここまでで
明日体調が良ければ続きやります

そろそろやります
ナクアに調べてもらうところから



◆ ナクアの研究室


晴明「……し、失礼……します……」

ナクア「そういう堅苦しいのはいいっていつも言ってるじゃないの。どうしたの」

晴明「……あ、えと……ちょ、ちょっと……頼み、たい……ことが」

ナクア「げっ……」

晴明「…………」 シュン

ナクア「……前、こんな感じで厄介ごとに巻き込まれたような気がするんだけど」

晴明「……そ、それは……その。す、すみま……せん」

ナクア「……………………」 ハァ

    「いいわ、もう乗りかかった船だもの。というかほぼ出航してるんだけど」

晴明「…………」 パッ


ナクア(こういう分かりやすいの、ホントズルくて腹立つわ……)



晴明「……それで、その……これ、なん、です……けど」

ナクア「錠剤? これって……」

晴明「……」 コクン

ナクア「……薬学は専門外だけれど、まあ……やるだけのことはやってみるわ」

晴明「……お、お願い……します」


◆ ↓3まで コンマ30以下orゾロ目が一つでもあれば確定で成功



◆ 十数分後


ナクア「結果が出たわ」

晴明「……は、早い……です、ね……」

ナクア「ふふん。この程度、解析次第ですぐに分かるわ。それより……」

晴明「……え、と……どう、です……か?」

ナクア「覚醒剤……まあ、覚醒剤ね。変な話だけど、それ以外にたとえようが無いわ」

晴明「……い、いわゆる……麻薬……とか、じゃ……」

ナクア「麻薬なのは確かよ。依存性の高い薬物が検出されたし、実際にそれを使えばどうなるかも目に見えてる」

    「ただ、問題はそこじゃなくて……これが、人間が持つ潜在能力を開放する、ということね」

晴明「……せ、潜在、能力……です、か……?」

ナクア「例えば、昔から人間は元々持ってる能力の5%も使えてない、っていう話はあるわね」

晴明「……あ、はい……えと……体が、耐えきれない……って」

ナクア「この薬は脳のチャンネルを『覚醒』させることで、人間の潜在能力を解放させる効果がある……ってこと」

    「そうすると、体から発せられる……まあ、一種の電磁波であるとか磁場が、デュエルディスクに作用するわ」

    「結果、ソリッドビジョンシステムが誤作動を起こし、空気中のチリだったり、そういうものを凝固させて……」

    「現実にダメージを反映させる。そういう機能を持ってる…………って、自分で説明しててわけわかんないんだけど」



ナクア「安全性……ってわけじゃあないけれど、そういう面から考えて……作用するのは服用者だけでしょうね」

    「対戦相手のディスクには効果なし。よって、この薬を持ってる人同士か……ナンバーズ所有者」

    「そういう人しか対等に渡り合うことはできない……ふん、一方的な暴力ができるようになる薬、ね」

晴明「……えと……つまり……その」

ナクア「確かにある意味『強く』なるわね。相手を直接的に害しているんだから」

晴明「………………」

ナクア「加えて、もう一つ分かったことがあるわ」

晴明「……え、と……な、何、です……か……?」

ナクア「例えばこの薬、それこそ麻薬みたいな効能を持ってる方は、服用者に強い負担を強いるんだけど……」

    「逆に、そうじゃない方は高いリスクも見られない。改良型、って言うよりは……」

晴明「……わ、わざわざ……混ぜものを、加えて……劣化、させた……?」

ナクア「多分ね。その意図までは知れないけれど」

晴明「………………」



ナクア「……そりゃ、売れるわよ。こんなもの」

晴明「……え……?」

ナクア「依存性の高い薬物でハイになって、その上、ある意味デュエルで強くなる」

    「例えば、今までデュエルで弱かったような人はどう? 買うでしょ、多分」

    「例えば、そもそもそういった薬に興味のある人はどう? 多分、買うわよね」

晴明「……それで……資金源、に……」

ナクア「多分、ね。これがいつから出回ってたのかは知らないけれど……」

晴明「………………」

ナクア「でも、これだけ量産ができてるってことは……このアップグレード版もあって然るべきとも思うわ」

晴明「……あ、アップグレード、版……?」

ナクア「それこそ、アナタたちのように、ナンバーズを扱えるようになる薬とかね」


ハル『疑似的に、短期間のみ因子を体内に埋め込む薬とか……まあ、ありえないとは言えないかもね』

晴明(……というか、江都道灌も、確かナンバーズを……)

ハル『確定だわ。量産できてるかは分かんないけど……』



晴明(ハートアース、ドラゴン……っていうカードなんですけど)

ハル『……それ、元々私の……』


晴明「えっ」

ナクア「ど、どうしたの?」

晴明「……す、すみま、せん……その、ちょ、ちょっと……ハルさん、と……その」


ハル『いや……うん、確かに、死ぬ前から持ってたけど……まだ未練がましく持ってたわけ、道灌……』

晴明(……ど、どういうことですか? そもそも、普通の人は触れないんじゃ)

ハル『そこはほら、長年の研究成果とかね。元々私の遺伝子って言う「因子」は持ってたんだし……』

   『……予測できなかったわけじゃないし、対策も打ってるけど……そっか……』

晴明(はあ……)


ナクア「もしかして、もう実用化されてるって?」

晴明「……えと、はい……その、前、見たので……その話は、したん、ですけど……」

   「……多分、そもそも……ナンバーズ、使って来ない、だろうと……思って、ましたから……ちょっと……」



ナクア「相性のいいナンバーズを奪われたら戦力として吸収される可能性もあるってことね」

晴明「……と、いうか……多分、その……本質は、別の……ところ、かと」

ナクア「どういうこと?」

晴明「……確率、変動……と、過去……改変、それから……カードの、創造……デュエル限定、です……けど」

ナクア「……要はデュエルで無敵の能力を得ようって?」

晴明「……多分、はい」

ナクア「量産体制が完全になると手の打ちようが無くなるわね……」

晴明「………………はい」

ナクア「……まあ、そうね、今のところ分かったのはこのくらいかしら」

晴明「……あ、えと……あ、ありがとう……ござい、ました」

ナクア「私の今後にも関わることだからね、別にいいわ。対策が打てなきゃ私も危険なんだから」

晴明「……あ、はは……です、ね……」


◆ 相手がデュエル中の「確率変動」などを使用してくる可能性が浮上しました

◆ 突然ですが判定を取ります。30以下だと……
↓1



◆ この場でのナクアに対する襲撃は回避されました


ナクア「それじゃあ、さっさと戸締りして帰るわよ」

晴明「……あ、はい……その、い、一緒に……です、ね」

ナクア「……命の危険があるものね」

晴明「……で、です、ね」


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2


◆ 判定を行います。30以下だと……

↓1



◆ アイスバーンにガブリエルの人員がいるパターンを回避しました


◆ 時計塔広場 / アイスバーン前


晴明「………………」 ヒョコッ

氷華「あら、晴明ちゃん。久しぶりねー」

晴明「……・あ、ど……どうも、お久しぶり……です」

氷華「前はちょくちょく買いに来てくれてたけど、最近はちょっとご無沙汰みたいだから心配してたわ」

晴明「……す、すみま、せん……その、ちょ、ちょっと……最近、忙し、くて……」

氷華「ふふっ……冗談よ、冗談。欲しい時に買いに来てくれればそれでいいわ」

   「それより、どうするの? Sサイズにする?」

晴明「……あ、そ、それで……えと……きょ、今日は、ミックス、ベリー……とか」

氷華「珍しいね。それじゃあ、ちょっと奮発しちゃおうかしら」

晴明「……あ、ほ、ほどほど、で……」



氷華「忙しいって、何かあったの?」

晴明「……あ、えと……その、ちょ……ちょっと、知り合い、関係……と、いうか……私の、ことも、含め……」

氷華「厄介なことに首を突っ込んじゃったってこと?」

晴明「……ま、まあ……似たような、もの……です」

氷華「大変ねー。って、言ってるだけで私には何もできないんだけれど……」

晴明「……し、仕方……ない、です……その、心配……ありがとう、ござい、ます」

氷華「少し多めに盛ってあげたから、これで許してくれると嬉しいかなって」

晴明「……あ、あはは……も、元々……怒っても、ない……です……から」

氷華「理不尽だーとか思わないの?」

晴明「……まあ、多分に……理不尽だ、と……思うことは、あります……けど」

   「……それでも……私にも、関係……ある、ような……ことに、なっちゃった……ので」

氷華「どういうこと?」

晴明「……えっと……その、厄介ごと……に、私の……………血縁……? が、絡んでた、と……いうか」

氷華「そりゃ……大変だね。なんて言ったらいいか分からないけど」



晴明「……し、仕方……ない、です。全部、終わらせないと……いけません、し」

氷華「まあ、ね」

晴明「……ひょ、氷華……さんは、その、そういう、こと……とか」

氷華「あるわよ。例えば……別の業者の失敗で大損こいたり」

晴明「……え……」

氷華「これも軌道に乗るまで結構かかって、実はその頃は借金生活だったりしたのよ。だから、これでも苦労はしてるのかな」

晴明「……た、大変……でした、ね……」

氷華「ふふっ……でも、今はだいぶ安定してきてるから、いい思い出よ」

   「……もっとも、成功してなかったら思い出も何もなかったでしょうけど……」

晴明「……で、です……ね……」

氷華「晴明ちゃんも、その厄介ごと? 絶対に成功して終わらせるんだーって気でやらなきゃダメよ」

   「気持ちで負けてたら何をしても負けちゃうんだからね」

晴明「……あ、はい……その、が、頑張ります」

氷華「……さて、と、はい、どうぞ晴明ちゃん。このくらいでいい?」

晴明「……と、と……はい、こ、このくらい……丁度いい、です……」



晴明「……えと……氷華さん」

氷華「ん?」

晴明「……も、もしかしたら……その、私……えと、しばらく……来られない、かも……です」

氷華「うん? あ、もしかして、アイス好きじゃなくなったとか……」

晴明「……そ、そんなんじゃ、ない……ですっ、その、ここの、アイス……おいしい、ですし、えと……」

   「……氷華さんも、その、良い人、ですし……けど、その……厄介ごと、というか……えと……」

   「……それ、いつ……終わるか、わかんなくて、えと……だから、もしか、すると……むぎゅっ」 ペシーン

氷華「お? お? お? 意外とほっぺた伸びる」 グニグニグニー

晴明「……ふぁ、なにふるんえふ、いひゃい……」

氷華「そーゆーことあんまり言わないのっ。逆に考えなさい、逆に」

晴明「……逆……」

氷華「帰ってこれないかもしれないし、『もしかすると』を言うんじゃなくて。もう一回アイス食べたいな、だから頑張ろう」

   「そういう風に考えれば前向きになれる。でしょう?」

晴明「……………………」

氷華「ちょっと難しいかな。けれど、晴明ちゃんには必要なことだと思うわ」

晴明「……で、でしょう……か……」

氷華「女の子はね、後ろ向きでいすぎちゃいけないの」

晴明「……はあ」



氷華「晴明ちゃんがどうだろうと、私はここでアイス売ってるわ」

晴明「……ま、まあ……でしょう、ね……」

氷華「確かにSサイズばっかりでトッピングも滅多にしないお客さんだし上客とはとても言い難いけど」

晴明「………………まあ……」

氷華「だけど、一人一人が大事なお客さんで、晴明ちゃんとはお友達だから」

   「その厄介ごとが終わったら何度でも買いに来て頂戴ね。約束よ?」

晴明「……約束」

氷華「店長って役職ってね、意外と対等な立場でお話しできる人少ないの」

   「だから、晴明ちゃんみたいにお喋りできるお客さんがいると楽しいなって、ね?」

晴明「…………え、えと……た、楽しい、です、か? 私……」

氷華「ええ、楽しいわ。結構波乱万丈みたいだし」

晴明「……ま、まあ」

氷華「だから、今後の売り上げのためにも私の楽しみのためにも、また戻ってきて買いに来て頂戴。約束。ね?」

晴明「…………はい。約束、です」

氷華「……それじゃあ、私も何か食べようかしら」

晴明「……え。えと……いい、ん……です、か……?」

氷華「いいのいいの、店長特権よ。一緒に食べましょう♪」


◆ 富津氷華の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定

1,2,3 : 7
4,5,6 : 8
7,8,9 : 9
0,   : 11

↓1



◆ 以下のように変動しました


富津氷華:6→15


◆ 一日が終了しました

今日はこんなところで

今回判定が多かったのは薬の解析という、ある意味確実にヤバいところに突っ込んで行ったことと
アイスバーンに出入りしてるガブリエルの人員がいたためで、他のタイミングではそんなに無い……はず

RRがまともに組めるようになるんですか! やったー!
でもTFSPに収録されそうにないじゃないすか! やだー!!

そろそろやります

やーやー!



◆ 寮 / 晴明の部屋


晴明「………………」 スッ

   「………………」 ファサッ

   「………………」 スススッ


ハル『……晴明、何してんのさ?』

晴明(……い、いや……ちょっと、髪の分け目とか見てて……)

ハル『あー、よくあるよね、髪の分け方で人格が違うみたいな表現』

晴明(……でも、あんまり変わらなかったのでもういっか、と思って)

ハル『まあね……普段が普段だからむしろ分けてる方が違和感強いし、そっちの印象ばっかり際立ちそう』

晴明(ですよね……)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2

1

レベル4のエクシーズだしやすいならクリフォートとか妖仙獣とか?



◆ カードショップ「スイッチ」


楓「ちょっとデッキ構成変えたら誰もデュエルしてくんない……」

晴明「……はあ。ど、どうしたん……です、か……?」

楓「んにゃ、ちょっと気分変えようと思って【カオスライロ】にしたんだけど」

晴明「……い、今の環境だと……まあ、ありえなくは……」

楓「征竜突っ込んでカオドラライロにしたのが悪かったかなあ?」

晴明「……それ、かと」

楓「えー?」

晴明「……えーでなく……」


1.対戦相手を探す
2.カードを購入する
3.知り合いとコミュ
4.バイトする
5.自由安価

↓2

2



楓「あっ、カード買うんだね?」

晴明「……はい。その……最近、お給料……結構、出ました……し」

楓「おっけー。それじゃあどうする?」



1.特定のカードが欲しい(カードを指定)
2.指定したデッキのパーツが欲しい(デッキタイプを指定)
3.むしろ新しいデッキが作りたい(デッキを指定)
4.考える(相談タイム)
5.自由安価

↓2

3だー



晴明「……デッキ、作りたいと……思って」

楓「えーっと、これでせーちゃんデッキいくつめだっけ」

晴明「……派生……含めたら、今までに……5つ、でしょうか……」

楓「それだけ回せるって結構スゴいよね……」

晴明「……で、でしょう……か。あの、私……その場、その場に……応じて、対応……していこう、かと、思って、て……」

楓「まあ、それも間違った考え方じゃあないしね。どんなデッキ作ろうか?」

晴明「……えっと…………」


1.作りたいデッキを言う(特定のデッキ名を記入お願いします)
2.考える(しばらく相談タイム)

↓3

2


◆ 21時20分より再度安価を行います

さっきも書いたけどアークダーク中心だとレベル4のエクシーズだしやすくしたいから、クリフォートとか妖仙獣、あとレスキューラビットとか?

とりあえずレベル4はだしやすいデッキがいいよね?

一応だけど、クリフォは大聖堂の方ですね。ガブリエルにはいない



◆ デッキを選択してください
   もう少し時間が必要な場合はその方向での記入お願いします

↓3

あと少し時間くだせぇ



◆ 40分に再度安価を取ります


こういう時に10分前後ってやっぱり短いかな?

どうしてもデッキに関しては時間かかるからねぇ。意見だすだけで10分なくなったりするし

やっぱりこういう時は意見交換大事よね
もうちょっと長めに取って、50分より改めてってことにします

あんまりガチガチにしないでもいいのよ?(震え声

とりあえず案として出てるのは、
・クリフォート
・妖仙獣
・レスキューラビット
・白黒シャドール
・轟雷帝
あたり?

あ、ある程度はデッキのタイプ変えるので未登場のキャラのデッキに関してはあんまり気にしないで大丈夫です
そうそうミラーマッチってことにはならないと思いますし

個人的に妖仙獣を押すよー。メタビート型なら虚無空間とか入れられるし

水精鱗の時を思い出すまとまらなさやでぇ。ほんとデッキどうすんよ?

このまとまらなさなら殴り合いでいいんじゃない?

こうなると、範囲で取って多数決にしようかと思ったけど、
これだけ色々意見があると逆に殴り合いの方が面白いのだろうか
ちょっと意見ぼしう

↓5までの範囲安価にして>>1のコンマに一番近い人の案を採用するとか?

それじゃあ>>516形式でやってみます
↓5まで意見募集、このレスの酉に隠した数値に一番近い案を採用ということで
100以上はループ(酉が99、安価が01と88なら01の方を採用)
意見外の雑談などの場合は下にずらします

このレスから↓5まで

轟雷帝デッキ破壊

妖仙獣

コンマダブるとかどういうことなの…

せーちゃんの新デッキはどれだ…


てか70だったらどうするんw

>>529
そりゃデュエルで決戦よ


申し訳ない、「#r85」までは覚えてるんだけど以降適当に打っちゃって失念してた
しかもコンマ70で>>521>>522の両方なんだけどどういうことなの……(白目)

この際なのでコンマで判定します

偶数:轟雷帝デッキ破壊
奇数:妖仙獣

↓1

デッキ破壊だー

このデッキの最大の問題は《現世と冥界の逆転》が制限カードだという点だと思うのです

基本的な動きが轟雷帝出してエクストラ落としてデッキデス……の流れは分かるんですけど、
ちょっとデッキ内容について多少アドバイスいただければ助かります

あ、デビルコメディアンとかも使えるのね
とりあえず、基本は【轟雷帝軸光属性メタビート】という形式にしても大丈夫です?
他にちょっと思い浮かぶ形式が無いので……正直ここまで困るとは思わなんだ

了解です(実は轟雷帝をこのスレで初めて知っただなんて言えない…)



晴明「……轟雷帝……ザボルグ、と……《現世と冥界の逆転》を……ギミックに、据えた……」

   「……その、デッキ破壊、を……考えてるんです、けど」

楓「確かに解除はされたけど、現冥って今制限でしょ? 安定性には欠けると思うんだけど……」

晴明「……ま、まあ……元々……デッキ破壊……自体、そこまで……安定、してない……ですので」

楓「まあ、言うなれば【現世と冥界の逆転】だよね。互いの墓地に15枚以上のカードが無いと発動できない」

  「それから、手札に《現世と冥界の逆転》を呼び込む必要もあるよ。だから、構築としてはかなり厄介だよね」

晴明「……です、よね……えと、だから……場を、整える……カード、とか。考えてるん……です、けど」

楓「場を整えるカードかぁ……なら、光属性のカードがいいのかな。轟雷帝を出すのにも使えるし」

晴明「……えと……《マシュマロン》……とか、です……か?」

楓「その辺のロックパーツ、元からデッキ破壊のカードはあるから大丈夫だとは思うけど……」

  「後は、何だろ? 《エクシーズ・アヴェンジャー》とか?」

晴明「……えと、送り付け……要ります、けど……まあ、確かに……です、ね……」

楓「まあ、アヴェンジャーはエクシーズいないとあんまり使えないけどね……」

晴明「……ほ、他……は……」



楓「《フォトン・サンクチュアリ》、《帝王の烈旋》、えーっと、あとは……《帝王の深怨》とか」

晴明「……あ、アドバンス……召喚、寄り……です、ね」

楓「ある程度のギミックを維持した上で、他のカードで隙間を埋めるっていう意味では……フェンリルハンデスに近いのかな?」

晴明「……ま、まあ……確かに、間違って……るとも、そうじゃない……とも、言えません、けど」

楓「基本的に自由なもんだと思うよ。だから、相手に応じて変動できるパーツがあると動きやすいかも」

晴明「……で、です……ね。えと、メタ……とか」

楓「そうそ、そんな感じ。あとは《ライオウ》とか……かなぁ?」

晴明「……か、かなり……む、難しい……です、ね……」

楓「明確にカテゴリがあるわけじゃあないしね……現世と冥界の逆転が使えても、デッキを完全に破壊できるわけじゃないし」

晴明「……ま、まあ……あとは、手札……交換、とかに……なるん、でしょうか」

楓「候補ではあるね。というか、大半のカードが『候補』で終わっちゃう可能性もあるんだけど」

晴明「……うーん」


ハル『……エクシーズを墓地に送るカードか』

晴明(……どうしたんですか、ハルさん?)

ハル『ん、ちょっと思いつき。カオスナンバーズの補助とか思いついたんだけど……1枚しか無いのよね』

晴明(……基本的にそういうのって、一人一枚とかでしたっけ?)



ハル『そこが問題なのよねー。過去、ハートアースドラゴンを創造はしたけど……』

   『言うなればあれが私の「固有」のナンバーズ。晴明と混じってるからアークナイトを創れたんだけど』

晴明(……セブンスワンにせよヌメロン・フォースにせよ、対象にできるのは1枚きり……と)

ハル『パターンとしては、墓地に送られたアークナイト・ダークナイトを回収するか……』

   『場合によっては、他の人のカードを借りて、新たに「CNo.」を創り出すか』

晴明(……そんなことできるんですか?)

ハル『できないわけじゃないけど、素材が必要よ。実際、セブンスワンは「101」~「107」を参照してるわけだし』

晴明(確かにアークナイトもその中に入ってますけど……何で107まで?)

ハル『私の世界の基準、っていうか……私のいた世界だと101以降はオーバーハンドレッドって言われて分けられてたから』

晴明(はあ……あ、そういえば、ミカさんのカードはNo.102……)

ハル『うーん……ちょっと後で色々と試してみようかしら』


楓「どしたん?」

晴明「……あ、えと。考えごと……です」

楓「ん。あ、そんでさ、せーちゃんどうしたいかなって」

晴明「……えと……どうしたらいいのか」

楓「まあ、今のところは複合系でいいんじゃないかな。色々と融通がきくし……」

晴明「……あ、はい……その。変動……できる、方が……いい、と言えば……です」



楓「とりあえず、形式としては【轟雷帝ザボルグ】ってことにしておきましょ」

晴明「……げ、【現世と冥界の逆転】……じゃ、ない……ん、ですね」

楓「確かに明確なギミックだけど、基本的にはそれ以外で戦うことになりそうだしねー」

晴明「……えと。まあ……確か、に」

楓「というわけで、今回のお代はこんな感じ」

晴明「……えと、や、安め……です、ね?」

楓「まあ、デッキっていうよりパーツだからね。デッキ破壊の一形態みたいな感じでもあるし」

  「光属性モンスターとザボルグ、現世と冥界の逆転と……って組み込んでいけばいいから、今回は安いかな」

晴明「……あ、えと。どうも……です」

楓「まあ、あとちょっと高め……って言ってもまあ、そこまでしないけど。パラディオス組み込むくらいでオーケーかな」

  「素材指定のエクシーズとしては使いやすい方だし、光属性に偏ったデッキにするならあって損は無いと思うよ」

晴明「……そ、それじゃあ……これ、で」

楓「はーい毎度ありー」

晴明「……え、えと。また……よろしく、です」


◆ デッキに【轟雷帝ザボルグ】が追加されました

◆ DPの消費量は中程度でした。ファン程度のカテゴリのデッキを購入することができる程度には残ります。


◆ 以下のように更新されます

所持デッキ

【デッキ破壊】
 └【昆虫族軸デッキ破壊】
【轟雷帝ザボルグ】
【水精鱗】
【フェンリルハンデス】─┬─ アトランティス
                └─ 水精鱗・海皇


ハル『あ、それでさっき言ってたカードの名前だけど、千死蛮巧って書いてアドマイヤー・デス・サウザンドってどう?』

晴明(………………カッコイイですね)

ハル『なんか若干引いてない?』

晴明(…………いえ、別にそんなことないですよ)

ハル『え、センス良くない? カッコイイじゃん』

晴明(はいカッコイイカッコイイ)

ハル『えー』


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 路地裏奥 / 白藤の住居


オペラ「いらっしゃいませお嬢様、お茶に致しますかお風呂に致しますか、それともデュ・エ・ル?」

晴明「………………」

魅行「まったくなっておりませんね、このコウモリ女は」

オペラ「あら、そう? メイドってこんな感じじゃないの?」

竜胆「そのメイドは最後に『喫茶』が付くだろうに」

白藤「……おや、安倍さん。ちょっと胃薬をいただけませんか?」

晴明「……に、賑やかに……なりました、ね……」 フイッ

白藤「見なかったふりはやめていただけませんかねぇ」


1.コミュ / 交友関係の拡大
2.市場へ
3.情報収集
4.戦いの準備
5.自由安価

↓2

4

女の子って歳じゃな(ry



晴明(戦うための……準備をしようかな。準備っていうか、なんていうかだけど……)

ハル『そろそろ突入する? それとも情報を集める?』

晴明(あ、あと……さっきハルさんが言ってた、ナンバーズの進化とかも、ですか)

ハル『そっちはそっちである程度時間が必要かも。場合によってはそんなかからないかもだけど』

晴明(『判定次第でそのまま突入・情報収集までこぎつける』ってことですね)

   (で、情報に関して、ですが……)

ハル『道灌のデッキが分かってないことだけだね。他はだいたい分かってるし、カードキーも手に入れてるし』



1.突入する(決戦に移行します)
2.まだ突入はしない
3.情報を集める(現在進行度3/4)
4.ナンバーズについて意見を求める
5.自由安価

↓2



晴明「……あ、えと……白藤、さん」

白藤「何です?」

晴明「……あの、皆さん……の、その、ナンバーズ……に、ついて……えと、ハル、さんが……」

白藤「ハルさんが?」

晴明「……ば、場合に……よっては、その、進化……の、可能性、とか……ある、かも、って」

白藤「ふむ?」

晴明「……い、一応……えと。ミカさんの……と、魅行……さんの、は知ってるん、ですけど……」

   「……ハル、さんの……言うこと、には……ミカさん……は、結構、可能性。高い……・そう、なんです」

白藤「成程……それで、どのようにすれば?」

晴明「……えと、一応……ナンバーズ、見て……触れ、て……確かめ、って……感じ、で……」

白藤「ふむ……では、まずはミカさんを呼びましょうか。それから光さん、奥谷さん、コシュタさん……」

   「すみませんがしばしお待ちを。彼ら、彼女らがこちらに来ねば話もできませんからね」

晴明「……あ、はい……お、お願い……します」


◆ 判定を取ります。20以下orゾロ目で他のメンバーが早く到着。続けて行動可能に

↓1



◆ 到着が遅れます



白藤「……連絡は付きましたが、どうもそこまで早くは到着できないようですね」

晴明「……えと、じゃあ……先に……一応、白藤さん……の、カード……見せて、もらっても……」

白藤「……まあ、いいでしょう」

晴明「……あ、あと……他の……人、たちの……カード、とか……教えて、もらったり……しても、いい、ですか……?」

白藤「そうですね……」



◆ カオスナンバーズに進化できるカードを所有している者を確定させます。

   現在所持カードが確定していないコシュタ、英華、白藤のカードについて判定します
   30以下orゾロ目でカオスナンバーズにできるカードを所持

↓1:英華  2:コシュタ  3:白藤

こーい



白藤「私のカードはこれですね。《No.19 フリーザードン》……」

魅行「白藤様、おいたわしや……」

白藤「……闇堂さん、あなたは私に喧嘩を売っていると見てもいいのでしょうか?」

魅行「申し訳ありません、ですが情報がアドバンテージになりえないというのは素晴らしい点かと」

白藤「……嫌味として受け取っておきますよ」

魅行「残るお二人についてですが、一応把握はしております」

晴明「……あ、と……お、教えて……くだ、さい」

魅行「コシュタ様は《No.48 シャドー・リッチ》、英華様は《No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク》」

   「……というナンバーズ・カードを所有しておられます」

晴明「……わ、わかり……ました、その、ハルさんと……ちょっと、確認、を」

魅行「はい、ではそのように。確実に持ってくるようお伝えしておきますので……」

晴明「……よ、よろしく……お願い、します」



◆ 数十分後

英華「……えーっと、それで……? 私らのナンバーズを進化できる、かもって……」

ミカ「どういうことなんだ、晴明?」

晴明「……え、えと、あくまで、『かも』……なので、じ、実際は……ちょっと、確かめ、ないと……です」

白藤「そうした素質と言いますか、まあ、何か必要なものがあるのでしょうね。私はダメでしたが」

ミカ「白藤殿がそうでしたら、我々はどうなのでしょうね……」

コシュタ【でも、そういうことならどんどん確認しちゃって~】

英華「何もしないのもダメだろうしね……」 スッ

ミカ「ああ、頼む、晴明」

晴明「……ど、どうも……で、です」


晴明(ハルさん、何か感じ取れますか?)

ハル『ん~……こっちの、シャドー・リッチの方はちょっと厳しい……かな』

晴明(方は……ですか?)

ハル『うん。ラプソディ・イン・バーサークの方は……なんとかなるかも』

   『あと、ミカちゃんのカード……ショック・ルーラーはダメだけど、ヘイローは行ける』

晴明(ですか……)



晴明(えと……それじゃあ、その、私はどうにもできないので……ハルさん、お願いします)

ハル『そろそろ晴明自身ができてもおかしくないと思ったんだけどね。まあ、分かったよ』


ハル「…………」 グイッ


魅行(髪をかき上げた……ということは、ハル様ですか)


ハル「ミカちゃんの片一方、ヘイローはいけそう。あと、英華ちゃんのバーサークね」

   「悪いけど、それ以外はちょっと厳しそう。元々、状況によっては無理ってこともあったけど……」

コシュタ【そういうことなら仕方ないね☆ミ】
     【っていうか、随分雰囲気違わない?】

魅行「それについては後々説明いたしますので、今は話の続きをお願いします、ハル様」

ハル「うん。で、この二枚なんだけど――――」 シュウン…


ミカ(手が光った……これが例の創造能力か?)


ハル「――――とりあえず、今ここで『なんとか』なった」 スッ

英華「わ、すっごい……増えた」

ハル「増えた……けど、カオスナンバーズを作っただけなんだよね、これ」

ミカ「どういうことだ?」



ハル「実際に運用しようと思ったら、『RUM』のカードが必須なの。例えば、このヌメロン・フォース」

   「七皇の剣、それから……晴明の目を盗んで創った速攻魔法のクイック・カオス」


晴明(いつの間に……!?)


ハル「ただ、これも晴明と私の持ってる一種一枚が限界で……ここからが問題なんだけど」

ミカ「うむ」

ハル「このナンバーズ、貸してもらえることって――――できる?」

白藤「!」

ミカ「一時的に晴明……というより、今はハル、か……に、所有権を譲渡してくれ、と?」

ハル「うん。最終的に、道灌とは私たちが戦うことになると思うんだ。状況を考えればそれが妥当……っていうか」

   「多分、道灌自身がその辺、許さないと思う。私たち以外との戦いをする気は無い、っていうか」

   「ナンバーズとカオスナンバーズは基本的に表裏一体。ナンバーズが存在しなきゃカオスナンバーズは本領を発揮できない」

ミカ「だから、私たちにこれを貸してくれ、と……」

ハル「勿論、駄目なら構わない。それもそれで一つの選択だよ」

英華「けど、あった方が戦いは楽になる……と」

ハル「うん。RUMが持ち腐れにならずに済むからね」

ミカ「………………」


◆ ミカと英華が晴明にナンバーズを貸すかどうか判定
互いに40以下orゾロ目で晴明にナンバーズを貸してくれる

↓1:ミカ 2:英華



英華「私は別にいいよ……元々、攻撃能力……無いし」

ミカ「……ただ、すまない。私は……無理だ。確かに晴明たちの勝利を祈ってはいるが」

ハル「ううん、ミカが勝てなきゃ意味ないもん。仕方ないよ。気持ちだけで十分」

   「ごめんね、英華ちゃん。戻ったら、絶対晴明が返すから」

英華「んー……まあ、晴明ちゃんだしね、その辺は……別に疑わないけど」

   「まぁ……さ。なんていうか、勝って帰ってね。貸したからには」

ハル「勿論。あ、で……ミカ、これ」 スッ

ミカ「ん? これは……」

ハル「とっておきの切り札、持ってって」

ミカ「いいのか……?」

ハル「んー……これ持ってると晴明があんまりいい顔しなくって。逆に丁度いいかも」

ミカ「……分かった。大切に使わせてもらう」



ハル『じゃ、こんなところかな。晴明、あとよろしく』

晴明(え……あ、いや、もうやることそんなにありませんでしたね……)


晴明「………………」 スゥ


魅行(ミカ様から晴明様にチェンジされたようですね……私にも違いが分かる……!)


白藤「では……本日はこのくらいでしょうか」

晴明「……あ、はい……で、です……ね。もう、遅い……です、し」

ミカ「ああ、気を付けて帰れよ、晴明」

晴明「……あ、はい……ありがとう、ございます……」

魅行「とはいえ、私が護衛する以上は危険などあり得ませんが」 ズイッ

晴明「……あ、あはは……」

コシュタ【何が起こるか分かんないよ?】

魅行「ふ……何が起こるか分からなかろうと、この命に代えても!」

晴明「……そ、そこまで……は、えと……」


◆ 一時的に《No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク》、
   並びに《CNo.80 葬装覇王レクイエム・イン・バーサーク》を借り受けました。

◆ カードに《RUM-千死蛮巧》、《RUM-クイック・カオス》が追加されました。


◆ 一日が終了しました。

今日はこんなところで

英華に関してはあれだ、元々護衛(物理)だから……ナンバーズ無くても大丈夫だから……
何かがおかしいというか一周回って正しいような気もするけど

乙でした
新デッキが一度も選ばれることなく終わる未来が見える・・・・

今日の投下が終わったからぶっちゃけるが、
轟雷帝デッキの扱いに困ったから千死蛮巧とNo.80ぶっこんだフシはある。正直申し訳ぬぇ

しかしここまでに>>592みたいな危惧もあるし、申し訳ないが【轟雷帝】の強みが今のトコ>>1の頭に浮かばない……
千死蛮巧を自然に? 突っ込めるって部分と限定的なエクストラ封じって部分でいいのかな

というわけで
《急募》→晴明の他デッキと比べての【轟雷帝】の優位性

となると汎用光属性突っ込むだけじゃ厳しいかなぁ、展開的にも
フェンリルハンデスにおけるアトランティスみたいな感じで、軸になるものが欲しいかもしれない
いつも通り20時ごろからやるつもりだけど、その前にちょいその辺安価で取りたいなって

そろそろ始めます。が、その前に>>602での予告通り、轟雷帝の軸を決めたいと思います
今回はある程度候補を挙げてから多数決という方向で

↓3まで候補


1.メタビート軸
2.ヴァルハラ天使軸
3.フォトン・ギャラクシー軸

◆ 以上の三つの中から選択してください
   先に3票以上が入ったものに決定します

三票が入りましたので【フォトン】軸に決定しました
では、そろそろ本編の方に移ります



◆ 寮 / 晴明の部屋


晴明「……えと、思ったん、です……けど」

魅行「何でしょう?」

晴明「……あの、攻撃能力……無い、とはいえ……ナンバーズ、借りちゃって……」

   「……その、英華さん……大丈夫、でしょうか……」

魅行「元々デュエルの際にはある程度まで衝撃は再現されますね」

   「相手が吹き飛ばされるような事例も多くあるかと存じますが……」

晴明「……えと、はい……」

魅行「英華様の場合はそこで相手を取り押さえるだけの膂力がありますので、必須というほどでも無いかと」

晴明「……あ、で……です、か」

魅行「そも、晴明様の敗北は我々の敗北です。お気になさらず」

晴明「……えと、わ、私……そこまで、重要、じゃ」

魅行「アークナイトのエクシーズキラーとも呼ぶべき能力を取り込まれでもすれば、勝ち目は余計に薄れていくでしょう」

   「何より、私にとって晴明様は掛け替えのない御方です。重要でないなどとおっしゃるのはおやめください」

晴明「…………えと……あ、ありがとう……ござい、ます」

魅行「オチましたでしょうし抱いてもよろしいですか」

晴明「………………オチは付きましたけど」


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 学校 / 晴明たちの教室


晴明「…………えと……い、今は……誰も、いませんよ」 キョロキョロ

遊聖「そうですか……っと、ふぅ。これで落ち着いて話せますわね」

晴明「……そ、相談……って、こと……みたい、です……けど。御影、さん……」

遊聖「……ですわね。まあ、少し弱ったことになったというか……」

晴明「……え、と……ど、どう……したん、です……か?」

遊聖「可能な限り、他言無用ということでお願いしますわね?」

晴明「……それは、まあ……勿論、です、けど」

遊聖「簡単に言ってしまえば……まあ、家のことですわ。前に、親が会社の社長という話はしましたわね?」

晴明「…………」 コクン

遊聖「……・厄介な……というか、どうしたら、という話ですけれど」

晴明「……えと……す、少し、頭の中で……浮かぶ、ことが……あるん、です、けど……」

遊聖「……まあ、こういう相談を持ち掛けたということはある程度パターンは絞れるでしょうけれど」



遊聖「正味、どうとも申せませんけれど……要はお見合いですわね」

晴明「……お、お見合い……っ」

遊聖「制度としてなじみも無いでしょうし、疑問にも思うのですけれど……どうにも、こうにも」

   「それなりに大きい会社となると、やはりそれなりにしがらみというのがあって……」

   「今……まあ、ちょっとした権力者争いというのが勃発していまして」

晴明「……はぁ……」

遊聖「それだけならまだ……いえ、それもそこまで良くはありませんけれど。ともかく今、ですわね」

   「父が目をかけている幹部候補の方がおりまして……まあ、そういう流れで」

晴明「…………えと、それで……お見合い……です、か……?」

遊聖「一族経営というわけではありませんけれど、やはりその……血であったり、能力であったり……」

   「繋がりというものは、今でも存外に重視される傾向にありますわ。そこで、まあ……」

晴明「……み、御影さんに……白羽の矢が、立った……と」

遊聖「親は反対しているのですけれどね」

晴明「……? じゃ、じゃあ……えと、何で……その、相談……を……?」

遊聖「会社が大きいと、それだけ幹部の方も多くなるのですけれど、やはり一枚岩というわけにもいかず」

   「……望むと望まざるに関わらず、どうしても下からの突き上げ、というものがありますから……」

   「体面を保つためにも、そういうことがあった、という実績が欲しい、ということらしいですわね」



晴明「……み、御影さんは……えと、それ……」

遊聖「まだまだ自由にしたいところですから、特に受けるつもりもありませんわ」

晴明「……で、です……よね……」

遊聖「政略結婚など、時代錯誤も同然ですのにね。特に必要なことでもないというのに……」

晴明「……わ、私に……は、その……よく、分からない……というか、えと、すみません」

遊聖「ふふ……それでいいんですのよ、普通は。この場合、問題なのは役員の方なのですから」

晴明「……はぁ……」

遊聖「お祖父様ももう御年ですし、会長職を辞されると次はお父様が……と言う話になってしまいますし」

   「いざ私が後任の取締役を務めようにもまだ学校で学ぶこともありますし、色々としがらみが多くて本当に……」

晴明「…………」 アセアセ

遊聖「え、えーっとですわね。私はお父様が社長を辞されれば、後任の椅子を狙っているのですけれど」

   「そのように……ええと、現在の幹部候補……後々会社の重役になりうる方の妻になってしまうと」

   「夫婦で権力闘争を演じる羽目になってしまいますから、これも外聞が悪く、いささか問題が、と……」

   「……分かりにくい話ですわね、ええ、自覚しておりますけれど」

晴明「……えと、あの……あ、頭が……ついていかなくて、その、すみません……」



晴明「……でも、それ……って、あの、意外に……乗り気、です……か? 結婚……」

遊聖「え?」

晴明「……その……夫婦、に……なる、こと……そのもの、には……抵抗が、無い、みたいな……」

遊聖「え?」

晴明「……あの、も、もしかして……そ、その人、好き……だった、り」

遊聖「いえ、確かに頻繁に我が家にいらっしゃいますけれど……お父様が目をかけてらっしゃる人ですし」

   「そういうアレはなんというか、短絡に過ぎると言うか……」

晴明「……ま……まあ、その……私も、その、人の……感情の、機微……とか、分かりません、けど」

遊聖「そもそも愛とか恋とか……そういう言葉を軽く扱ってはいけませんわ、うん」

晴明「……ま、まあ……うん……ですけどね……」

遊聖「経験がどうとか言える立場でもありませんけれど」

晴明「………………」

遊聖「そう仰る晴明さんはどうなんですの? 家のことは……まあ、ともかく」

   「す、好きな人とかいたりするんですの!?」

晴明「……いえ、別に」

遊聖「ちょっと慌てたけど冷静に考えればそんな答えだろうとは想定してましたわ」



晴明「……大仰に言いは、しますけど……愛とか、恋とか……って、何なん、でしょうね……」

遊聖「急に哲学的なお話になっていませんこと?」

晴明「……そ、そんな、ことは」

遊聖「はあ……」

晴明「……ただ、それを……描く側、というか……としては……ですね」

   「……同性同士が、あっちゃいけない……ってのは、違うと……思うんです」

遊聖「結局そっちに帰結しましたわね」

晴明「……わ、分かんないん……です、よね。その……男女、の……恋愛、とか、えと」

   「……む、昔……から、その、男女、関係……無い、ような……とこで、育ちました、し」

遊聖「そうなんですの?」

晴明「……えと……です」

遊聖「………………」

晴明「……あんまり、その……喋ったり、とかも……しなかったし、えと。だから……感情に疎い、っていうか……」

   「……か、考えて……みたら、どっちが、どっちか……分かってない、だけなのかも、です」

   「……友情、とか……愛情、とか……えと。考える余裕、あったら……違ったかも、ですけど」



遊聖「……何だか変な感じになってしまいましたわね、この話はそろそろお開きにしませんこと?」

晴明「……で、です……ね、その、面白い……話にも、なりません……し」

遊聖「あら、面白い話できなければ友人付き合いできませんの?」

晴明「……え、いえ、そんな、わけじゃ」

遊聖「ふふ、冗談です。本気で取られると困りますわ」

晴明「……」 ぷくー

遊聖「そ、そんなふてくされなくてもいいじゃありませんの」

晴明「……わ、私、だって……その、気にしてるん、です……から、そういうの……」

遊聖「あ、やっぱりそういう部分には弱いんですのね……」

晴明「……や、やっぱりって何ですか……事実ですけど……」

遊聖「ま、まあ、今後気を付けますわ。言いっこ無しで、ね?」

晴明「……わ、分かりました、けどぉ……」

遊聖「晴明さん、機嫌が悪くなるとちょっと口調が崩れますわね……」

晴明「……」 プイッ

遊聖「ああ、もう、だから申し訳ありませんって言ってますのに……」


◆ 御影遊聖の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 6
4,5,6 : 7
7,8,9 : 8
0,   : 10

↓1



◆ 以下のように変動しました

御影遊星:70→77


晴明(実際、一番近いところにはいるけどよく分かってないし)

ハル『愛とか恋とか?』

晴明(主にはハルさんと江都道灌のせいですけど)

ハル『アレは単純すぎて突き抜けちゃった結果で……』

晴明(その愛のせいで私がとんでもな迷惑を被ってるんですよ)

ハル『それに関してはホントゴメン』


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 時計塔広場


ゴーン…ゴーン…


ナクア「それで、何よ。このクソ物騒な時にこんなところに呼び出して」

晴明「……あ、えと……えと……まあ、物騒、なのは……その通り、ですけど」

ナクア「用事が無いならとっとと帰って作戦会議でもした方がいいんじゃないの」

晴明「……まあ、そう、ですけど……」

ナクア「歯切れが悪いわね。帰るわよ」

晴明「……え、えと……ふ、普段の……お礼、っていうか」

ナクア「……はぁ?」

晴明「……あの、前、から……その、遺伝子、とか……えと、あと……あの薬とか……調査、お願いして」

   「……こ、今回も……結構、その、危ないこと……巻き込んでます、から……えっと。何か、できないかな……って」

ナクア「……え、何、そんなこと考えてたの?」

晴明「……ま、前から……その、厄介ごと……とか、えと。言って、ましたし……」

   「……い、命の、危険に……晒してる、わけですから……足りない、と……思います、けど」

ナクア「………………」



ナクア「だいぶ遅くない?」

晴明「…………あぅ」

ナクア「ま、殊勝な心がけではあるわね。今回は乗ってあげるわ」

晴明「…………」 パァッ

ナクア「はいはい鬱陶しいからとっとと行くわよ」

晴明「……あ、で、です、か……えと、はい」

ナクア「……ったく」


◆ アイスバーン前


晴明「……あ、ひょ、氷華さん……えっと、私の、分……S、ベリー載せ……と」

ナクア「LサイズとSサイズ一つずつでSサイズの方はハニートーストに乗せてちょうだい」

    「Lサイズの方は紅茶シロップとチョコレートトッピングよ」

氷華「……あ、えーっと……これ、お会計は……」

晴明「……あ、わ、私……払い、ます」

氷華「……今月大丈夫?」 ボソッ

晴明「……そ、そういうことは……言いっこ、無し……で、その、お礼……なので」

   「……それに、今月は……まあ、アルバイト、で……それなり、でしたし」

氷華「そう、ならまあ……」



晴明(……想像した3割増しくらい高かった……)


ナクア「♪~」 はぐはぐ

晴明「………………」 ニコ

ナクア「…………な、何見てるのよ。というか何笑ってるのよ……って珍しいわね笑ってるの」

晴明「……あ、いえ……。お、おいしい……です、か?」

ナクア「…………美味しいわよ。それともアナタ、自信が無いようなものでも勧めるの?」 プイッ

晴明「……あ、えと……なら、良かった、です」

ナクア「ふんっ……」 はぐはぐ

晴明「……えと、ナクラさん……甘いもの、好き……だったり」

ナクア「……だ、だったら何? 文句でもあるの?」

晴明「……え、いえ……ひ、人の……好き、好み、です……から」

ナクア「脳を使うにもカロリーはいるのよ」

晴明「……で、です、ね……」

ナクア「……まあ…………こういうのが、好きなのは……認めないでもないけど」

晴明「…………」 ニコ

ナクア「だ、だから何笑ってるのよ!」



ナクア「逆に聞くけどアナタ、それだけで足りるの?」

晴明「……え。特に……これと、言って……不足、は」

ナクア「……嘘」

晴明「……えと……問題、無い……です、よ?」

ナクア「実は甘いもの嫌いなの?」

晴明「……え、いえ……好き、ですけど……あの……胃が、ちょっと」

ナクア「…………不憫な」

晴明「…………です、か?」

ナクア「好きなものをお腹いっぱい食べる、その方がストレス溜めずに済むわよ」

晴明「……えと……別に……えと……その、腹八分……な、感じで……?」

ナクア「……アナタ、本当……なんていうか……・」

晴明「…………?」

ナクア「いえ、もういいわ。それより、これ少し食べなさい」

晴明「…………え、ナクラさんの、です……し、むぐっ」

ナクア「いいから食べなさい、その方が私の精神衛生上いいのよ」

晴明「…………あ、えと。ありがとう……です」 むぐむぐ



ナクア「あのね、これでも思う所が無いでもないの」

晴明「……?」

ナクア「巻き込まれたことについては確かに納得しづらい。けれど……」

    「あのガブリエルって連中が存在してる限り、いつ目を付けられるとも分からない」

晴明「……まあ、ですけど……」

ナクア「そういう意味で言えば、いずれあり得たかもしれない以上、納得するしかないことでもあるの」

    「でも、この先巻き込まれるはずだと思って私を路地裏にかくまってくれたこととか……」

    「…………そ、そういうところに関してはまあ、的確な判断だったと褒めてあげるわ」

晴明「……えと……あ、ありがとう……ござい、ます?」

ナクア「……も、もうちょっと上から目線なのを注意するとかしないの」

晴明「…………?」

ナクア「……………………」

晴明「……あ、えと……あ、あんまり……その、ナクラさん、人……褒めない、し……嬉しい、かなって」

ナクア「……あーもう……この馬鹿ホント馬鹿」

晴明「……え、え、あ、あの、何でいきなり罵倒……」

ナクア「もういいわよ、どうせ通じないでしょうし、どんな言い方しても似たような反応しかしないでしょ」

晴明「……で、でも……ない、ですけど……」



晴明「……あ、その……でも、思う、ことは……あります」

ナクア「?」

晴明「……その、私……家族、も……友達も……昔は、いなくて……その、ふさぎ込んで、て」

   「……でも、その。早い、うちに……ナクラさん、と……知り合って。えと……なんていうか」

   「……友達、と……妹、が……いっぺんに、できた……ような、感覚で、えと。嬉しかったな、って」

ナクア「…………家族のこと言われると何も言えないじゃない」

晴明「……あ、ご……ごめん、なさい」

ナクア「ただ、姉みたいな感覚だって言うなら……」

晴明「……?」

ナクア「ちゃんとファーストネームで呼びなさいよ。べ、別に怒りはしないんだから」

晴明「…………あ、えと……私の、フルネーム呼び、やめて……くれたら」

ナクア「……アナタこそ奏のこといつまでも琴吹さんって言うのやめなさいよ」

晴明「……こ、琴吹さんのこと……『奏』って呼んでるのに……私はいつまでも、そのフルネーム……ですし」

ナクア「い、いいじゃないのそんなこと!」



ナクア「というか北条昴だって只野一也だってフルネーム呼びじゃない」

晴明「……ま、まあ……言われてみれば、その、そうです……けど」

ナクア「なに、何か不満なの?」

晴明「……え、いえ、そういう、ことじゃ」

ナクア「……こっ恥ずかしいじゃない」

晴明「……で、です……か?」

ナクア「とか言うアナタだって名字呼びと名前呼びと分けてるじゃない。その辺なんなの?」

晴明「……え、えと……な、何で、でしょう……ね」

ナクア「自分でも分かってないの?」


晴明(ええと、名前呼びなのはミカさんと竜胆さんと魅行さん、それから誰だろう。)

   (楓さんシューコさん清子さん、氷華さんと英華さん……あとハルさん?)


晴明「……じょ、女性……で、学校……違ったり、路地裏関係の人……とか、です」

ナクア「……ある意味名字呼びの方が少ないのね」

晴明「……えと。ま、まあ……」



ナクア「……それなら、こういう交換条件でどうかしら」

晴明「……?」

ナクア「次の戦い、皆が無事に勝てば名前呼び」

晴明「……え、えぇ……?」

ナクア「あら、アナタそれもできないで大きい口叩くの?」

晴明「……わ、分かり、ました。えと……みんな、無事で……全部、終わって……」

   「……そ、その時は、改めて……呼び方、変えます」

ナクア「ふん、じゃあ無事に何もかも終わることを祈ることね」

晴明「……え、いえ……その、祈るんじゃ、なくって。えと」

ナクア「?」

晴明「……わ、私が……終わらせ、るので……ちゃんと。そしたら……また、えと……」

   「……みんな、で……こうやって、アイス、食べに来たり……して、お話、して……」

   「……って、やりましょう。きっと……その、できる、と……思います、から」


ハル『そういう死亡フラグ臭いこと言うのやめた方がいいんじゃ』

晴明(ハルさんうるさいです)



ナクア「ハッ、そうね。大団円に到達したらそうなるといいわね」

晴明「…………で、です……ね」

ナクア「精々呼び方をどう変えるか一喜一憂するところを楽しませてもらうとするわ」

晴明「…………えと」

ナクア「何よ」

晴明「…………ま、負ける……とは、思わないで、いて……くれるん、ですね」

ナクア「…………ま、負けたらそんなこと考えてられる状況になんてならないじゃない」

晴明「……あ、そ……そう、ですね。えと……じゃあ、が、頑張り、ます」

ナクア「ふんっ……それじゃあ、そろそろ帰るわよ。奏が練習を見に来てくれって言ってたし」

晴明「……あ、で……でしたね、えと……い、行きましょう」

ナクア「…………ふんっ」


◆ ナクラ=ナクアの好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 8
4,5,6 : 9
7,8,9 : 10
0,   : 12
↓1


◆ 以下のように変動しました


ナクラ=ナクア:55→65


◆ 一日が終了しました

今日はここまで

何だか妙に百合色な雰囲気だけど俺のせいじゃヌェェ(大嘘

ゆ、百合まで行ってないしまだ友情の範疇だし(震え声)

そろそろやります


◆ 寮 / 晴明の部屋


晴明(ところでハルさん、少し思ったことなんですけど)

ハル『ん? なーに?』

晴明(……カードを創造したら当然デッキが41枚とかになって余りが出てくるんですけど)

   (今までそんなことなくて普通に40枚だったんですよ。これってどういうことですか?)

ハル『…………そりゃー……その……カード1枚を代償に……』

晴明(……えっ)

ハル『正直、申し訳ないとは思ってる。けれど仕方なかったんだよ……その、なんていうか』

   『アビス・ソルジャーは犠牲になったのわけだよ、その、勝利のための!』

晴明(………………)

ハル『マジゴメン』


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
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4.時計塔広場
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6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 路地裏奥 / 白藤の住居


白藤「」 シーン

晴明「……!?」

魅行「あら、白藤様が死んでおられます。埋葬しないと」

白藤「……残念ながら……まだ生きていますよ……!」

魅行「チッこれはとんだ失礼を。して、どういう状況でしょう?」

白藤「……神原さんが料理を始めて……ぐっ、ま、まだ生臭さが」

晴明「……り、竜胆さん……こ、今度一緒に、って……言ったのに……」

魅行「何ですかその羨ましい状況は。いえ、しかし料理を始めて……?」

晴明「……た、確かに……メシマズ……みたいなことは聞きました、けど」

シャゲエエエエエエエエェェェ

魅行「……何の声かは分かりませんが、ともかく一時撤退としましょう、晴明様」

晴明「………………」 コクン


オペラ<タスケテェェェ……


1.コミュを取る
2.交友関係の拡大
3.戦いの準備を整える
4.自由安価

↓1



◆ 数十分後


竜胆「私は何も悪くない」←正座

魅行「あんな暗黒物質……物質? ……ともかく創造しておいてそれとはほとほと呆れますね」

晴明「……お、オペラさん……目が覚めない……」

白藤「つまみ食いなどするからそうなるのです。もっとも、出たものをそのまま食べた私も私ですがね……」

晴明「……あ、えと……白藤さんは、無事……です、か」

白藤「味覚が無いことを無事と言うならそうですね」

竜胆「………………」

晴明「……ま、また、今度……頑張り、ましょう……?」

白藤「さて、それで……これからどのように致しますか」

晴明「……えっと」


1.突入する(決戦に移行します)
2.まだ突入はしない
3.情報を集める(現在進行度3/4)
4.ナンバーズについて意見を求める
5.自由安価

↓2



晴明「…………江都道灌の……デッキを、調べよう……かと」

白藤「まあ、その辺が分かれば対策が打てますからねぇ」

晴明「……えと、今回……ど、どんな感じ……でしょう、か」

白藤「あちらから情報を明かしてくれれば一番楽なんですがねぇ。とりあえず……」

   「【現状の進行度が75/100】ですが、【流石にラスボスのデッキがすぐに判明するのはまずい】ので……」

   「【成功確率20%+ゾロ目、ただし回数を経るごとに成功確率上昇】……と言ったところですかね」

晴明「……ま、まあ……現状、その……十分、かと」

白藤「ええ、まあ……現状では、ですね。もう少し時間をいただければ可能性はあります」

晴明「……そ、それじゃあ……ちょっと、お願い……します」

◆ コンマ判定 80以上orゾロ目で成功
   失敗時、コンマ数と同じだけ次回の判定に上乗せ
↓1



白藤「無理でしたね」

晴明「……ま、まあ……最初、ですし」

白藤「ですが、一応情報は手に入れてきましたよ」

晴明「……え、えと……なん、でしょう……」

白藤「【既にミカさんにぶつける相手は決定済み】【路地裏に奇襲をかける場合がある】……ですね」

晴明「……・はぁ……」

白藤「まあ、正直なところある程度予測はできたところですが……少し、考えることが増えるでしょうかね」

晴明「……えと、やっぱり……その、ミカさん、防衛……です、か?」

白藤「今のところは、ええ。配置を変えようにも、出るのに不便では……」

晴明「……あ、は、入るのも……出るのも、迷路……でした、ね」

白藤「とはいえ、一応できないわけではないのですがね。その辺りは安倍さんに指示をお願いします」

晴明「……あ、わ……分かり、ました」


◆ ミカにぶつけてくる相手がガブリエルの方で決定しているようです

◆ また、路地裏の方に襲撃が行われることが確定しました



晴明(……まあ、相手も相手で本気ではあるだろうし……)

   (その辺りの配置とかも、考えておく必要はあるかな……)

   (確実に言えるのは、【ミカさんに当てるに相応しい相手】が、ミカさんの対戦相手になるだろうってこと)

   (相性の問題なのか、それとも性格だかの問題なのかは分からないけど、その辺は注意すべきだと思う)

   (ミカさんの配置を変更するにしても、そうでないにしても、ね)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.引き続き路地裏奥
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



晴明(……さて、引き続き路地裏にいるけど……)

   (どうしようかな、さっきと同じく情報収集か……)

   (コミュニケーションを取るとか、もしくは、そろそろ攻めにいくとか……)


1.コミュを取る
2.交友関係の拡大
3.戦いの準備を整える
4.自由安価

↓2

作戦名 ガンガン行こうぜ



晴明「……もうちょっと、考えを……膨らませましょう」

白藤「ええ、ではその方向で。計画を推し進めましょうか」

魅行「この会話こそ悪の組織の会話のような気もするのですが」

晴明「……ま、まあ……レジスタンス? みたいなもの……ですし、その辺、えと。悪の組織のような……」

魅行「なるほど、でしたら現在の晴明様は悪の組織の大首領。踏んでくださいませ」

晴明「………………」

魅行「おっほうコレですよこの冷たい視線」

白藤「ホントどうしてこうなっちゃったんでしょうねぇ……」


1.突入する(決戦に移行します)
2.まだ突入はしない
3.情報を集める(現在進行度3/4)
4.ナンバーズについて意見を求める
5.自由安価

↓2

おっふ間違えた4はねえやコピペしちゃってた

ところで>>700ってこれどっち?
1か3だってことは分かるんだけども

それじゃあ返答あった情報集めの方にしときます
ちょいとお待ちをー



晴明「……倍プッシュで」

白藤「なるほど、まあ堅実ですね」

晴明「……そ、それじゃあ……今回、は」

白藤「【前回のコンマ15だったので、コンマ65以上orゾロ目】ですね」

晴明「……や、やっぱり……ちょっと、情報を、得た分……やりやすい、です……か?」

白藤「そうですね。【前回と変わらず失敗時はコンマ分加算】となります」

晴明「……わ、分かり……ました」


◆ 判定を取ります。コンマ65以上orゾロ目で成功
   失敗時には多少の情報+次回にコンマ分加算

↓1



◆ ゾロ目+65以上なのでボーナス

【現状開示できる情報を全て開示します】


魅行「やりました」 ドヤァァァ

白藤「……外に出たところで偶然エージェントと遭遇、無言で当て身を喰らわせて捕縛」

晴明「……し、しかも……極秘資料を握っていたので情報をゲット……」

白藤「どれだけ出来過ぎた状況ですか!」

魅行「確かにその通りですが、現状でできる最善ではあるかと……」

白藤「……まあ、その通りですがね。あまりに出来過ぎると罠かと勘繰ってしまうのですよ」

晴明「……お、落ち着いて……ください……」



晴明「……ええ、と……これ、が……資料です、ね……」

白藤「事細かに詳細が詰めてありますね……さて?」


【対戦することになる可能性のある相手を一人ずつ挙げていきます(順不同)】
(※)は確定した対戦カード

晴明→江都道灌(※)

     アリサ・ミラー(※)
     ルイ・セフィル
     不羽緋色
     逆巻等説
     間桐沙夜子
     セーヴァ・フィーネ
     田所義平

ミカ→核藤ユア(※)

    王苦参条
    逆巻等説

白藤→逆巻等説

     セーヴァ・フィーネ
     草加皇
     闇堂魑遊

魅行→闇堂魑遊

     間桐沙夜子
     リカルド・ウェッソン
     ルイ・セフィル



英華→火焚健児

     逆巻等説
     セーヴァ・フィーネ
     リカルド・ウェッソン

奥谷→草加皇

     闇堂魑遊
     セーヴァ・フィーネ

ナクア→王苦参条
     .不羽緋色
     .間桐沙夜子
     .田所義平

コシュタ→セーヴァ・フィーネ

       間桐沙夜子
       リカルド・ウェッソン
       火焚健児
       田所義平
       不羽緋色

竜胆→リカルド・ウェッソン

     火焚健児
     セーヴァ・フィーネ
     不羽緋色
     逆巻等説

戦いが始まると共にそれぞれのキャラで抽選を行い、それ次第で対戦カードが決定します。
なお、【晴明は確定で3戦以上】、【ミカは核藤ユアとのデュエルが確定】しており、キャラによっては二戦以上する可能性があります。
また、デュエルすることなく終わるキャラというのも出てきますので先にご了承ください。



晴明「……あ、あの……これ……」

白藤「……本来無関係なはずのナクアさん、それから……」

竜胆「私も同様にターゲット、か……」

晴明「………………」

竜胆「ふん、分かっていたことだ。どうせこうなるとは、な」

白藤「どうされますか? 私はどうしようと構いませんが」

竜胆「さあな。その時に決めさせてもらうとする」

白藤「ええ、ではそのように」

晴明「……あ、江都……道灌の……デッキ、は……」

白藤「………………」


◆ まず江都道灌のデッキの候補を選択します。
   なお、【キャラにそぐわないデッキ、及び意図的に弱いデッキを選択した場合は弾きます】のでご容赦ください。

↓5付近まで



◆ トリップにそれぞれの文字列を仕込みました。1~5の中で好きな数字を選んでください。
   なお、左から順に1、2、3、4、5とカウントしていきます。

【クリフォート】→q
【紋章獣】→h
【インフェルニティ】→i
【シャドール】→s
【高レベル軸エクシーズ】→x

↓2




#14sq2xhi99

→sqxhi


◆ 【紋章獣】に決定しました。


白藤「紋章獣、と呼ばれるデッキですね。主な戦術はエクシーズ……」

晴明「……はあ……」


ハル『……道灌、そんなデッキ使ってた? でも、エクシーズって……』

晴明(アークナイトがあるわけですから、エクシーズはほぼ封殺できますよね……?)

ハル『けれど、万が一ってこともあるわ。効果無効とかもありえないわけじゃないし……』

晴明(……でも、これなら勝ちの目は……ある、でしょうか)

ハル『そこは、分かんない。でも紋章獣ってどんなデッキなの?』

晴明(レベル4軸エクシーズ……ですね。けれど……)

ハル『ハートアースドラゴンを出す機会に恵まれない、わよね』

晴明(何か、ギミックはあるかもしれませんね。注意しておきましょう)



白藤「こんなところでしょうね……ほぼ、情報は出揃ったと言っていいでしょう」

晴明「……あ、ありがとう……ござい、ました」

魅行「では、私は先の情報を元に、警備を強化致します」

晴明「……あ、お……お願いします」

白藤「そろそろ暗くなってきましたね。門限の方は大丈夫ですか?」

晴明「……そ、そう……ですね、えと、そろそろ……帰り、ます」

白藤「分かりました。それでは、また」


◆ 一日が終了しました

では、情報開示したところで今日はここまで

とりあえず、少なくとも次スレか、デュエルの長さによってはさらにその次終わるまでは
晴明編になると思うので、コミュ狙いの人はここからすぐ戦いになっても大丈夫とだけ先に言っておきます

すみません、ちょっとキツいので明日に延期でお願いします
鼻が死む

TFSPの発売日が明日に迫って落ち着かない
やっぱ配信って昼頃なんでしょうかね。もうPSカードは3000円分買ったんだけど

そろそろ始めます



◆ 寮 / 晴明の部屋


晴明(紋章獣……ランク4エクシーズを戦力の中心としたデッキ……)

   (獣族と鳥獣族が主なのかな。二枚はドラゴン族だけど……)

   (《高等紋章術》を利用して二体素材のモンスターを召喚して制圧するのが基本的な戦術で……)

ハル『勉強熱心だなぁ……』

晴明(私自身はあまり巧くありませんから、知識で埋めないと……)

   (勿論、先入観ばかりあってもいけませんけど……)

ハル『ラスボス前にまだまだいるってことは忘れないようにね』

晴明(わ、分かってますよ)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 路地裏 / 白藤の住居


オペラ「」 チーン

晴明「……またオペラさん……死んでる……」

ハル『いや死んでないから』

オペラ「し、死んでないから……」

晴明「……あ、よ、良かった……」

オペラ「それって半ば死んでたと思ってたってことだよね?」

晴明「……の、ノーコメント……で……」

オペラ「……まあ、私もその辺でぶっ倒れてるような人がいたら命の心配をするけれど」

晴明「………………」

オペラ「それで、何か用事? ああ、ナンバーズハンターをそろそろ止めてくれないかしら。流石にこれ以上は」

晴明「……り、竜胆さんは……ちょっと、後で……」

オペラ「こっちの命に係わるのよ」

晴明「……わ、分かり……ました……」



◆ 十数分後


晴明「…………えと、とりあえず……今は、やらなくていい、とだけ……」

オペラ「助かったわ。それで、何か用事?」

晴明「……あ、え……と。オペラさん……話そう、かと……」

オペラ「奇特な子ね、元は敵でしょ? もうちょっとぞんざいに扱うものじゃないの?」

晴明「……な、なんか……そういうの、好きじゃ……ない、ですし」

オペラ「本当に奇特だこと。それで、何?」

晴明「……あ、その……た、体育館裏……だと、えと……もうちょっと、その、口調とか……違ってた、とか、思って……」

オペラ「ああ、はいはい……それね。恩恵に対する弊害よ」

晴明「……・お、恩恵……弊害……?」

オペラ「そ。デュエル関係で特別な力を得ようとしたら、どうにも感情が制御できなくなったわけ」

晴明「……はあ……」

オペラ「ずっとハイになってるって感じね。文字通りのペルソナってところかしら」

晴明「……な、なんか……複雑、ですね……」



オペラ「複雑なことは何も無いわよ。ただ、特殊能力と引き換えにちょっとした別人格が心に生まれるだけ」

    「けれど、そうすることがベストだと思ったからやってた、これで答えになる?」

晴明「……だ、だい、たい……?」

オペラ「逆に、私が聞きたいのはあなたのこと」

晴明「……わ、私……で、です……か?」

オペラ「あの社長が自ら手を掛けたって割には……なんていうか、地味っていうか」

晴明「……そ、そんなもの、かと……」

オペラ「それに、恨んでるような感じでもないし……・何も思う所は無いの?」

晴明「……ど、どうでしょう。恨んで……るのか、なんて……よく、分かんない、です」

オペラ「自分のことでしょう?」

晴明「……です。けど……その。じ、自分のこと……だからこそ、っていうか……」

   「……元々、そんなに……自分のこと、頓着する方……でも、ないですし……」

   「……恨む、よりは……自分のこと、悩む、というか……です」



オペラ「……ま、そりゃあ私とは違うわよね」

晴明「……?」

オペラ「こっちの話。仇って呼べるような相手を恨んでるわけじゃないなら、何でかなって」

晴明「……お、オペラ、さん……も、何か……あるん、です……か……?」

オペラ「ううん、別に。ただ、考え方の問題なだけよ」

晴明「……え、と」

オペラ「私、どうしてもね、それは正しいのか、安全なのか――――って、とにかくリスクを考えてしまうの」

    「どうするのが安全なのか、どうすれば生き残れるのか……そんなことばかり考えていたらね」

    「いつの間にか、悪意とか、敵意とか、そんなのを割り切って、全部、利害だけで見ちゃうようになってたの」

晴明「………………」

オペラ「ま、だから何って話だけれど。だから、もしかして似たような考え方なのか、って思っただけ」

晴明「…………え、と」

オペラ「いいわ、別に同じ考え方してるからどうだってことも無いし」



オペラ「しいて言えば、こんな所にいるんだから同族みたいな相手が欲しいのかもね」

晴明「……ど、同族……です、か……?」

オペラ「かくまってもらってる身でこんなこと言っちゃいけないけど、どうしても分けて考えちゃうのよ」

    「いくらそれが失礼なことと理解しててもね。私はただの人間だから」

晴明「………………」

オペラ「気を悪くしちゃったかしら。でも、人間の価値観ってそんなものよ」

    「異なるものを受け容れられない、自分が正しいんだって主張する、同じものがいい……」

    「でないと、戦争なんて起きないものじゃない?」

晴明「……かも、です。けど、その……」

オペラ「?」

晴明「……お、オペラ、さん……その、失礼、なこと……とか、ちゃんと……理解、してます……し」

   「……悪いこと、も……ちゃんと、理解、してます……から……なんというか、その」

   「……オペラさん、個人では……ちゃんと、受け入れる、ことも……できるんじゃ、ないか……って」

オペラ「綺麗な理想論ね、嫌いじゃないけどちょっと難しいかしら」



オペラ「元々は敵だもの、私が受け入れられるような人間じゃないって分かってるし」

    「あっちも、私が簡単に心を開くものとは思ってくれてない。でしょ?」

晴明「……えと。でも……わ、私は、その……り、利害、だとしても……」

   「……こうして、お話に……耳を、傾けて……くれたの、は……嬉しい、です」

オペラ「……ナンバーズハンターはこれで絆されたのかしら……」

晴明「……?」

オペラ「何でもないわ。晴明ちゃん、あなた、男だったら天然ジゴロの素質でもあったかもね」

晴明「……え、え……?」

オペラ「一応、褒めてるのよ。それじゃあ、業務に戻るから。じゃあね」

晴明「……は、はあ……それ、では……」


晴明(行っちゃった)

ハル『しっかし、確かあの人26だったよね? あれでメイド服かー』

晴明(……ハルさん)

ハル『うん、分かってる。けど気になっちゃったんだって』

晴明(気持ちは分かりますけど)


◆ オペラの好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 8
4,5,6 : 9
7,8,9 : 10
0,   : 12
↓1



◆ 以下のように変動しました

オペラ:0→9


ハル『実は晴明もメイド服に興味あったり』

晴明(淡くはありましたが、もう雲散霧消しました)

ハル『何で?』

晴明(シューコさんと魅行さんに無理矢理着せられて……)

ハル『……あっ』


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10.その他(自由安価)

↓2



◆ 学校 / 夕方 / 晴明の教室


サァァァァァァ……


晴明「………………」


ハル『アンニュイ?』

晴明(アンニュイでしたね。話しかけてきたから今はあんまり)

ハル『それはごめん。で、何考えてたの?』

晴明(私たちの教室って三階にあるんですけど。実はここからだと街がよく見えるんですよ)

   (あっちに大聖堂。あっちに時計塔。夕日に照らされてて、街並みも色づいてて)

ハル『うん、綺麗な景色だよね。けどどうしたの? そんなロマンチックなことを今になって』

晴明(不安だなって)

ハル『……そりゃあ……分からないわけじゃあ、ないけどさ。あ、ちょっと晴明?』


晴明「………………」 ズイッ



ハル『危ないよー、窓から身を乗り出しなんかしたら。不良だよ』

晴明(不良でいいですよ。私、もうちょっとこの景色目に焼き付けてたいですから)

ハル『晴明……まさか、負けた時のこと』

晴明(……それも含め、ですね。多分。勝っても、「私」が残るかは、分からないですし)

ハル『だから、私は――――』

晴明(ハルさんが望まなくたって、結果は分かりません。心のどこかで、それは分かってますよね?)

ハル『それは……』

晴明(だから、今のうちにって。私、心配性ですから)

ハル『晴明……・』

晴明(……それに、私が残っても、ハルさんは多分、成仏するでしょうから)

   (短い間だったんですけど、確かに、ズルしたり、私の存在を脅かしたり、色々ありましたけど)

   (私が残ったら、ハルさんは消えちゃうんです。だから……ちょっと)

ハル『好きにしなよ。晴明ってホント、強情なんだからさ』

晴明(……すみません)


サァァァァァァァ……・



ガラッ


晴明「……!」

朝比奈「誰だい、こんな時間……安倍さん?」

晴明「……あ、朝比奈、せんせ」

朝比奈「危ないよ、窓枠に足かけたりなんかしちゃ」

晴明「……あ、す、すみま、せん……えと、すぐ、降りま……」

朝比奈「ちょっと待った!」

晴明「……え……?」

朝比奈「僕は一旦教室から出るから、それから降りるように。いいね?」

晴明「……? …………??」


ハル『……晴明、降りるときにパンツ見えるよ』

晴明(!!)



◆ ちゃんと降りてから


晴明「……お、降りました……」

ガラッ

朝比奈「……安倍さん、とりあえず……ええと、身だしなみには気を付けようね」

晴明「……あ、す……すみません、でした」

朝比奈「直前で気付いたから良かったけどね……それより、どうしたんだい?」

晴明「……あ、ちょっと……その、物思いに、耽ってて……?」

朝比奈「窓から身を乗り出して、窓枠から足を投げ出してた、と……」

晴明「……あぅ」

朝比奈「……ま、まあ……普段からそういうことしてるわけじゃないからいいけど、気を付けなよ?」

     「ここから落ちたら大怪我じゃあ済まないんだからね」

晴明「……えと、お、お騒がせ……しました」



晴明「……せ、先生……は、見回り……です、か……?」

朝比奈「そうだね、そろそろそういう時間だし……とりあえずはこの教室が最後かな」

晴明「……お、お疲れ……様です」

朝比奈「あ、ありがとう」

晴明「………………」

朝比奈「それで、安倍さん。何かあったのかい?」

晴明「……えと、な、なんです……か? 何かって……」

朝比奈「あ、いや、何も無いんならいいんだけどね。いつもより表情が深刻そうだったから」

晴明「…………え、っと……あ、だ、だいじょぶ、です……あは、は……その、個人的な、こと……です、し」

朝比奈「本当にそうかい?」

晴明「…………………………はい」

   「……えと、私の……こと、なので……私が、なんとか、しないと……です、し」

朝比奈「……そっか」

晴明「…………はい」

朝比奈「なら、仕方ないね。僕が口出しできる問題じゃあなさそうだ」 ハハ



ハル『ホントは結構助けてもらいたいんじゃないのー』

晴明(まあ。本音は、そうです。けど)

ハル『けど?』

晴明(北条君や只野君、シューコさんや楓さん、清子さん……みんなと同じように……)

   (先生だって、私の守りたい日常、なんです。だから、助けてもらっちゃいけない)

   (……ナクラさんは、巻き込んじゃいましたけど。これ以上はダメですから)

ハル『大人ならむしろ巻き込めって言うだろうけどねー』

晴明(ええ。けれど、私にとってはこれもケジメですから)


朝比奈「物思いにふけってたって言ってたけど、放課後からずっとかい?」

晴明「……え、と。一旦、外に……出て、それから、戻って……です」

朝比奈「そっか、道理で下校時に見たと思ったんだ。でも、何で学校に戻って?」

晴明「……その、えっと……わ、笑ったり、しません……か?」

朝比奈「ちゃんと理由があるんだろう? 笑わないよ」

晴明「……えと。ここから……の、景色……とか、好き、で……その。見てて……心の、整理……つく、というか」

朝比奈「…………」 フフッ

晴明「…………わ、笑いましたね……」

朝比奈「あ、いや、決して馬鹿にしてるわけじゃなくて!」



朝比奈「安倍さんのそういうところってあんまり見たこと無かったからさ、ちょっと、微笑ましくなって」

晴明「…………で、でしょう……か」

朝比奈「僕は、だけどね。琴吹さんなんかはそういう姿を良く見てるかもしれないし……」

晴明「……ま、まあ……かも、です」

朝比奈「でも、いい景色ではあるね。教室の情景と、夕焼け空と、外の風景とが絶妙に混じってさ」

晴明「…………」

朝比奈「確かにそう思うのも無理は無い……と、思うけど、何で今?」

晴明「……あ、えーっと……」

朝比奈「ん、あ、さっき言ってたことと関係あるってことだね。ゴメン」

晴明「……い、いえ。だいじょぶ、です」

朝比奈「………………」

晴明「……えと、先生」

朝比奈「うん?」



晴明「……何が起きるか……どう、なるか……分かりません、けど……」

朝比奈「な、何だい?」

晴明「……ちょ、ちょっと……学校、休む……日が、ある、かも、です」

朝比奈「えっ。ど、どうしたんだい?」

晴明「……ま、まあ。事情、で」

朝比奈「そ、そうかい?」

晴明「…………何か、変わってたり……しても、変わらず……接して、くれると……嬉しい、です」

朝比奈「え……?」

晴明「……私……それだけで、満足……です、から」

朝比奈「ちょ、ちょっと待ってよ安倍さん。何言ってるのか……」

晴明「……何でも、ないんです。ただ、ちょっと」

   「……そう、望んでた。それを覚えて……くれれば。充分、なんです」

朝比奈「まるで、死にに行くようなことを……」

晴明「……あ、はは。そんなこと……無い。ですよ」

朝比奈「そ、そうだよね。うん……危ないこともしないよね」

晴明「……」 ニコッ



晴明「……そ、それじゃあ……失礼、します、ね」

朝比奈「う、うん。それじゃあ、また……」

晴明「……です」

朝比奈「………………」

晴明「…………」 ペコッ


朝比奈(……何だかんだで安倍さんが笑ったのって初めて見たかもしれない)

     (あ、いや、それより、何でだろう。いつも通りの別れの挨拶なんだけど……)

     (なんだか、妙に儚いような……?)

     (……いや、僕の気のせいだろうね。きっとそうだ――――)


◆ 朝比奈卯月の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 7
4,5,6 : 8
7,8,9 : 9
0,   : 11
↓1



◆ 以下のように変動しました


朝比奈卯月:52→59


◆ 一日が終了しました



晴明(戦うのには、これで十分)

   (どうなるかなんてわからないんだから……もしも、を考えたら。このくらい言っておいた方がいい)

ハル『……後ろ向きだなぁ』

晴明(根暗、ですから)

ハル『まったくこの子は……』

今日はこんなところで

TFSP配信開始は明日の昼頃からだぞ!(ステマ)

TFSPは何がいいって、遊戯王ぼっちの>>1でも気軽にデュエルできること
批判はあるけど個人的にはそれだけでも満足

そろそろやります



◆ 学校 / ナクアの研究室


ナクア(安倍晴明は今、一つの肉体に二つの精神を所有しているような状態になってる)

    (自己申告はあったけど、今のままで置いておけばいつかどこかで肉体がそれに耐えられなくなる)

    (それを回避するには、どちらかが消えるか……どちら「も」消えるか……)

    (あるいは、精神の受け皿――――外付けの記憶媒体のようなものを置くか、そういうことが必要になってくる)

    (でも、人間一人の精神を受け容れることのできるような記憶媒体なんて、どうやっても巨大になりすぎる……)

    (いつか、技術革新と共にコンパクトになるにしても、それまでずっと寝たきりになりかねない……)

    (結局、安倍晴明は選ぶことになるってことね。いえ、選ばされる、というか、勝手に選択されるというか)

    (最終的にどうするのかって、私には分からないのだけれど)


オーギュスト<ナォー

晴明(……ナクラさんさっきから何考えてるんだろう) ナデナデ


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↓2


◆ 魅行とデュエルが選択されました。
   今回はザボルグデッキの試運転を行うため、デッキは【轟雷帝】(フォトン・ギャラクシー)に固定されます。

   20:40ごろから成功要素の判定を取ることとします。


◆ 成功要素の判定を取ります

   【轟雷帝】で魅行に勝利することのできる要素を記載してください
   なお、雑談は↓にずらします

↓8まで

一応こないだの安価でギャラクシーとフォトンの要素も入ったから
そっちの方面で挙げてっても大丈夫です

人もあんまりいないようですし一人二つ程度挙げられても大丈夫ですよー
これ以上無ければ普段の数値の倍にして考えたいと思います

30分まで意見が1~2個程度でも出なければ、フリーデュエルなので基本値【 15 】として、普段の倍の数で判定しましょうか
もう出せそうな意見もあんまり見当たらないっぽいですし……

・エクシーズ頼りのアンブラルにザボルグ効果を打たれると致命的
 →魅行の持つエクシーズが15枚あろうと、ザボルグの効果で半数以上が墓地に送られる。
   以降の戦線意地も難しいため、○(+10)

・エクシーズキラーで安置キービートル突破できる銀河眼と、脳筋超銀河眼も刺さる
 →安置キービートルの数少ない突破法。想定はできても対処は難しいため○(+10)

・魅行のデッキは対竜担の際に見ているが、晴明のデッキは今回が初なので情報アドバンテージがある
 →魅行のストーキング能力をお忘れだろうか。とはいえ初めて使うデッキでお互い勝手も分かってないため△(+5)

15+2(10+10+5)=65

◆ 今回は65%で判定を取ります
   0~99の中で好きな数字を選んでください
↓1



魅行「私とデュエル、でございますか」

晴明「……はい、あの……れ、練習、ってことで……お願い、できないかな……って、思って……です」

魅行「晴明様のお願いとあらばどのようにでも」

晴明「……あ、よ、良かった……です。えと、それ、じゃあ……夕方、に」

魅行「承知いたしました。では、夕方に」


◆ 一日の終わりにデュエルを行いますので、続けて行動安価を取ります


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↓2



◆ カードショップ「スイッチ」


祝呼「…………」 ぼへー

晴明「…………えと」

楓「やー、なんか最近張り合いが無いとか言ってずっとあんな調子なんだけど」

晴明「……はあ」

清子「充電しないとなー、みたいなことこないだ呟いてたな」

晴明「……えと」

楓「……た、多分せーちゃんのことだろうから今はちょっと逃げた方が」

祝呼「絶好のチャンスを逃すと思ったのかしら」 シュッ

清子「いつの間に背後に!? え!? てか今さっきまであそこ……あれぇ!?」

祝呼「残像よ」

楓「シューコがどんどん人間離れしてくんですけど……」

祝呼「冗談よ、半ばね」

清子「お前本当にそれ冗談なのかよ……」


晴明(半ば……!?)



祝呼「という訳で」 ダキッ

晴明「……!?」

祝呼「あぁ~……あぁ、もう癒されるわこの、このぁぁぁぁ……」 もふもふもふもふもふもふ

晴明「……あぅあぅあぅあぅあぅ……!?」 フモフモフモフモ

楓「犬みたいにわしゃわしゃするんじゃなーい」

清子「というか今の声どこから出てるんだよ……」

祝呼「ふぅ」 ツヤツヤ

晴明「……あぅ」 フラフラ

祝呼「何だか随分久しぶりな感じがするわね、せーちゃん! ふふ……充電完了よ……!」

楓「やっぱり充電ってそういうのか……」

清子「なあ、こないだからちょっとオカしさが増してないか、コイツ」

楓「だよねぇ……」

祝呼「フッ……人間というのはね、時に欲望を爆発させないとならないのよ」

   「あのメイドは常に己の欲を見せつけている……これでいいのか? そう考えたら、いてもたってもいられなくなったのよ!」

晴明「……は、はぁ……」

楓「ちょっと誰かコイツ止めろ」

清子「クルセイダーでも呼ばないと無理じゃね……?」



楓「なんかごめんね、せーちゃん……」

晴明「……あ、いえ……こ、これで治まるなら……いい、かと……」

清子「治まらない人がいるのか」

晴明「……い、います」

清子「それどうするんだよもう……」

祝呼「どうしようもないわね、己の内なる欲望に食われるか、もしくは欲望さえ飼いならすか……」

清子「いつからお前そんな言葉吐くようになったんだよ」

祝呼「なんとなく言ってみただけ。けど、その人が私の知っている人物なら、オンとオフは分けてるでしょうし」

晴明「……そ、そこは、まあ……」

祝呼「あのメイドは優秀よ……そう、この私とタメを張るくらいには……」

楓「ブラックリストに載せとこ」

清子「シューコが二人とかどんな悪夢だよ……」

祝呼「失礼ね、夢魔扱いなら歓迎だけれど」

晴明「……そ、それは……いいん、ですか……?」



祝呼「それで、どうしたのせーちゃん。楓ちゃんがこの前来てたって言ってたけど」

晴明「……あ、そ、その時は……シューコさん、いません……でした、ね」

楓「まあ、四六時中一緒でもここにいるわけでもないしねー」

祝呼「あまりいい表情じゃないわね。風邪?」

晴明「……あ、えと。まあ……ちょっと、です」

祝呼「ちょっと、にしては影が深いけれど……」

清子「影が深いって何……?」

祝呼「より影が大きく深く見えるってことよ。元々、せーちゃんは前髪で顔は隠れてるけれど……」

   「今は俯いてるから、その辺りがよく分かるわ……つまりそういうこと」

楓「はぁー、またシューコの謎理論かと……」

祝呼「どういう意味よ」

晴明「……あ、あはは……」

祝呼「それで、何かあったのかしら、せーちゃん。悩みなら聞くわよ」

晴明「……ん、えと……その」



晴明「………………」

祝呼「せーちゃん?」

晴明「……な、なんでも……ない、です」 ニコッ

楓「そう? 何かそんな感じじゃなかったけど……」

清子「というか無理して笑ってないか? ぎこちない感じだけど……」

晴明「……あ、えと、そ、そういう、感じじゃ……その」

祝呼「……あ、そうなの。なら、大丈夫ね、せーちゃん」

清子「? おい、シューコ……」

祝呼「せーちゃん、元々笑ったりするの苦手でしょ。ぎこちなくったって仕方ないわよ」

   「なんかそんな感じじゃないっていうのだって、喋り方の問題でしょ?」

清子「そりゃま、そうだけど……」

祝呼「せーちゃんが言うんだから、何でも無いわよ。でしょ、せーちゃん?」

晴明「……あ、えと……その。で、です」

清子「そ、そうかなぁ……?」

祝呼「まったく、せーちゃん検定準1級の私をナメてるのかしらキヨは」

楓「何だよその検定っていうか一級は誰なのさ」

祝呼「一級は……悔しいけれどあのメイドよ。クッ……」

清子「そこ悔しがるところなのか」

晴明「………………」



祝呼「……話しちゃいけないこと、でしょう?」 ボソッ

晴明「……!」

祝呼「分かってるわよ、私の方がお姉さんだもの。ね?」 クスッ

晴明「……えと。す、すみま、せん……」

祝呼「一つ貸し、ね。それと、すみません、じゃなくて、ありがとう」

晴明「……は、はい……ありがとう、ござい……ます」

祝呼「濃厚なデートで許してあげるわ。ふふっ」

晴明「……あ、あはは……」

祝呼「私にだけ何か教えてくれるなら、それでもいいけれど」

晴明「……えと、その……です、ね……えっと」

祝呼「……」

晴明「……いえ。あの……こ、これから、も……いつも通り、えと。いて、ください」

   「……この、お店の……いつもの場所で……皆で、一緒に……笑って……時々、ムチャクチャして……」

   「……ま、待ってて、ください……ちょっと、色々……ゴタゴタが、あるので……」

   「……終わらせたら、きっと……戻って、きます……から」

祝呼「……ふふ、なら、待つわ」

   「それだけ複雑なことがあるんでしょう? なら、待っててあげる。いい女っていうのはね、我慢強いものなの」

   「だから、全部終わらせて、何のしがらみもない状態でデートしましょ。待ってるから」

晴明「……はい」



祝呼「せーちゃんとデートの約束を取り付けたわ」

楓「おい、どんな脅迫ネタを使った」

祝呼「失礼ね、これは私の手腕よ」

清子「いや、確かに失礼だけど、シューコが晴明とデートに行くというのがそのものおかしいような」

祝呼「どういう意味よキヨ!?」

晴明「……あ、え、えと、わ、私、だいじょぶ、です、し……」 アワアワ

清子「大丈夫だぞ、晴明。ほら、クルセイダーに言えばかくまってくれるし……」

祝呼「犯罪前提で話さないでくれない!? 当然の権利として勝ち取っただけよ!」

楓「……普段の行いだよ……」

祝呼「それを言われるとちょっと言い返しづらいわね……」

晴明「……え、えと。その……シューコさんに、誘われた、ので」

楓「……マジでか」

晴明「……あの、シューコさん、も、その、強引なこと……は、しない、でしょうし……その」

   「……割と、言ってる……だけってこと、も……ありますし、私の……嫌なことは、しない、でしょうし」

祝呼「何でかしら、時々私の心を抉りに来るのだけど」



楓「おい、シューコ。私らもついてくからな」

祝呼「私が勝ち取った権利なのに!」

清子「当たり前だろ……自分の胸に手を当てて考えてみろと」

祝呼「」 モミモミ

清子「誰が揉めと言った」

晴明「……あ、えと……よ、四人……で、も、遊びに、行き……ましょう、その、休み、とか」

楓「……ええ子や……何でこんな子がシューコの毒牙にかかりかけにゃならんのや……」

祝呼「さっきから酷くない?」

清子「だから、普段の行いだろ……」


◆ 音繰路祝呼の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 9
4,5,6 : 10
7,8,9 : 11
0,   : 13
↓1

◆ また、楓と清子の好感度が僅かに上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 2
4,5,6 : 3
7,8,9 : 4
0,   : 6

↓2



◆ 以下のように変動しました


音繰路祝呼:26→39

土御門楓:35→38
三善清子:24→27


晴明(……さて、そろそろ魅行さんも来る頃かな。準備して待っておこう……)

   (……こっちのデッキ、使ったことは無いけど……どうなるかな)

今日はここまで
デュエルは明日やります

しかし今日の流れ見てて思いましたけど、こんだけ過疎化進んでるなら
もうちょっと安価回数とデュエル回数減らした方が良さそうですね
デュエルに関しても、もうそろそろ重要なとこだけやることにしようかなと思ってます

基本>>1も自分の使うのは詳しいんですけど、他はだいたいTFで回してみただけのにわか知識ですしね
基本的なことはwikiに書いてあるので、そちらの方も参考にしていただけると大丈夫なのかな、とは思います
正直安価スレとしては人がいないことが致命的なので……

やる時間はやっぱり事前に予告はしておいた方がいいんでしょうかね
だいたい毎日20時前後から始めてるつもりではあるんですが

深夜と酒の勢いで少し弱音吐きました、すみません

デュエルの環境は……まあ毎年クソクソ言われてますし、実際に大会では9期テーマばかりが席巻してますが、
一応うちのスレではどんなデッキであれそのデッキの持ち味次第で勝てる、という形式にはしている……つもりです

今日も20時過ぎごろから始めようかと

では始めます
【轟雷帝】試運転で魅行とのデュエルから



◆ 路地裏周辺


魅行「お待たせいたしました、晴明様」

晴明「……あ、い、いえ。だいじょぶ……です、よ」

魅行「いえ、5分でも遅刻は遅刻、従者として恥ずかしい限りです」

晴明「……あ、の、いえ、そ、そんな、こと」

魅行「そうですか?」

晴明「……え、えと……です、よ?」

魅行「では私が勝ったら晴明様を抱いて眠るというのも構いませんね?」

晴明「……え」

魅行「構わないということで始めましょうデュエル!」

晴明「……あ、え、えぇぇぇぇぇ……!?」



魅行「私のターンからです。私は《アンブラル・グール》を召喚します」


《アンブラル・グール/Umbral Horror Ghoul》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守 0
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
このカードの攻撃力を0にし、手札から攻撃力0の「アンブラル」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。


魅行「グールの効果を発動、攻撃力を0として《アンブラル・アンフォーム》を特殊召喚です」


《アンブラル・アンフォーム/Umbral Horror Unform》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードの攻撃によってこのカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時、
デッキから「アンブラル」と名のついたモンスター2体を特殊召喚できる。
「アンブラル・アンフォーム」の効果は1ターンに1度しか使用できない。


晴明「……うぇぇぇ……」

魅行「理解が追い付いておらず混乱気味で涙目の晴明様……猛るッ!」



魅行「私は二体のモンスターでオーバーレイ、《キングレムリン》をエクシーズ召喚致します」


《キングレムリン/King of the Feral Imps》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/爬虫類族/攻2300/守2000
レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから爬虫類族モンスター1体を手札に加える。


晴明(初手からランク4エクシーズ……でも、キービートルじゃない……?)


魅行「キングレムリンの効果を発動、デッキから《カゲトカゲ》を手札に加えます」


ORU→墓地
《アンブラル・アンフォーム》

デッキ→手札
《カゲトカゲ》


魅行「これで準備は整ったと言えるでしょうか」 手札:3→4

   「カードを2枚セットし、ターンエンド。晴明様のターンです」 手札:2

晴明「……あ、えと……ど、ドロー……します」 手札:5→6


晴明(魅行さんのデッキは闇属性エクシーズ……でも、主力は攻撃力2500のキービートルだ)

   (確かにこのデッキ、轟雷帝を活かすために組まれたデッキだけど……それだけじゃない地力は、ある)



晴明「……《フォトン・スラッシャー》、特殊召喚……します」


《フォトン・スラッシャー/Photon Thrasher》
特殊召喚・効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻2100/守 0
このカードは通常召喚できない。自分フィールドにモンスターが存在しない場合に特殊召喚できる。
(1):自分フィールドにこのカード以外のモンスターが存在する場合、このカードは攻撃できない。


魅行「!」

晴明「……更に……通常召喚、です。《フォトン・クラッシャー》……」


《フォトン・クラッシャー/Photon Crusher》
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻2000/守 0
このカードは攻撃した場合、ダメージステップ終了時に守備表示になる。


魅行「このカードは……以前、あの店舗で購入したデッキですか」

晴明「……です。その……私は、この二体で……オーバーレイ、します」

   「……ランク、4……《輝光帝ギャラクシオン》……エクシーズ召喚、です」


《輝光帝ギャラクシオン/Starliege Lord Galaxion》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2000/守2100
「フォトン」と名のついたレベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を2つまで取り除いて発動できる。
この効果を発動するために取り除いたエクシーズ素材の数によって以下の効果を適用する。
●1つ:手札から「銀河眼の光子竜」1体を特殊召喚する。
●2つ:デッキから「銀河眼の光子竜」1体を特殊召喚する。



晴明「……ORUを、二つ……取り除き、効果発動……です」

   「……デッキから……《銀河眼の光子竜》を、特殊召喚……します」


《銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)/Galaxy-Eyes Photon Dragon》
効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカードは自分フィールド上に存在する攻撃力2000以上の
モンスター2体をリリースし、手札から特殊召喚する事ができる。
このカードが相手モンスターと戦闘を行うバトルステップ時、
その相手モンスター1体とこのカードをゲームから除外する事ができる。
この効果で除外したモンスターは、バトルフェイズ終了時にフィールド上に戻る。
この効果でゲームから除外したモンスターがエクシーズモンスターだった場合、
このカードの攻撃力は、そのエクシーズモンスターをゲームから除外した時の
エクシーズ素材の数×500ポイントアップする。

ORU→墓地
《フォトン・スラッシャー》
《フォトン・クラッシャー》

デッキ→場
《銀河眼の光子竜》


魅行「……ギャラクシーアイズ……! なるほど、エクシーズキラーを擁するデッキ、ですか」

晴明「……お、おおよそ、は……これで、封殺、できます……から」

魅行「確かにその通りです。エクシーズの多くはORUが存在しなければ効果を発揮できない……」

晴明「……え、えと。じゃあ……バトル、です。光子竜で、キングレムリン、に」

魅行「ですが、私のデッキのことをご考慮されておられなかったご様子。私は《闇の閃光》を発動致します」

晴明「……あっ」


《闇の閃光/Darklight》
通常罠
自分フィールド上に存在する攻撃力1500以上の闇属性モンスター1体をリリースして発動する。
このターンに特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。



魅行:場→墓地
《キングレムリン》
ORU→墓地
《アンブラル・グール》

晴明:場→墓地
《銀河眼の光子竜》
《輝光帝ギャラクシオン》


晴明(……忘れてた! そういえば魅行さんのデッキは……どっちかって言うと……えっと、表現が思い浮かばないけど……)

   (ある種のカウンターデッキに近い構成なんだった……相手の出方次第でモンスターだったり魔法だったりを封殺する……)

ハル『でも、これ以上の手、打ちようが無かったんじゃ?』

晴明(ですけど、もうちょっと……やり様はあったかも、って)


晴明「……え、と……カードを……二枚、セットで。エンド……します」 手札:2

魅行「私のターンですね」 手札:2→3

   「私は《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ》を召喚します」


《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ/Umbral Horror Will o' the Wisp》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、このカード以外の自分のフィールド上・墓地の
「アンブラル」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。
このカードのレベルは選択したモンスターのレベルと同じになる。
また、フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードを破壊したモンスターを破壊する。



魅行「ウィル・オ・ザ・ウィスプの効果を発動……墓地のグールのレベルをコピー致します」

   「更に、チェーンして発動します。《カゲトカゲ》を特殊召喚」


《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ》
レベル:1→4


《カゲトカゲ/Kagetokage》
効果モンスター
星4/闇属性/爬虫類族/攻1100/守1500
このカードは通常召喚できない。
自分がレベル4モンスターの召喚に成功した時、このカードを手札から特殊召喚できる。
このカードはシンクロ素材にできない。

手札→場
《カゲトカゲ》


晴明(……来る!)


魅行「レベル4、闇属性の二体のモンスターでオーバーレイ――――行きますよ、晴明様」

   「いでよ、ランク4。《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》!」


《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル/Number 66: Master Key Beetle》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/昆虫族/攻2500/守 800
闇属性レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
このカード以外の自分フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、選択したカードはカードの効果では破壊されない。
フィールド上のこのカードが破壊される場合、代わりに選択した自分のカード1枚を墓地へ送る事ができる。



晴明「……キー……ビートル……」

魅行「私はキービートルの効果を発動。ORUを取り除き、伏せカードの1枚を選択致します」


晴明(防御効果……キービートル自身があのカードを守り、あのカードを墓地に送ることで破壊をまぬがれる)

ハル『確か、前は激流葬とのコンボを決めてたよね』


魅行「そして私はキービートルの効果によって選択した伏せカードを発動します」

晴明「……!」

魅行「《安全地帯》。キービートルを対象とし、発動です」


《安全地帯/Safe Zone》
永続罠
フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターは相手のカードの効果の対象にならず、戦闘及び相手のカードの効果では破壊されない。
また、そのモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃できない。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターがフィールド上から離れた時、このカードを破壊する。


晴明(安全地帯と……マスター・キー・ビートルの相互作用!?)

ハル『参ったなぁ……戦闘破壊できない上にカード効果で破壊できないのか……』

晴明(それに、安全地帯自身も破壊できない……相当強固なロックですよ、これ)

ハル『唯一の弱点は、ダイレクトアタックできないとこ……って言っても、守備表示でいる限り些細なことだけど……』



魅行「守りを固めたところで、ターンエンドです」 手札:1

晴明「……ドロー、です」 手札:2→3


晴明(……あの強固なロックを抜けるにはそれなりの準備がいる)

   (今の手札じゃ難しいけど、あの手を使えば……)


晴明「……《フォトン・サンクチュアリ》を発動、します」


《フォトン・サンクチュアリ/Photon Sanctuary》
通常魔法
このカードを発動するターン、
自分は光属性以外のモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
自分フィールド上に「フォトントークン」(雷族・光・星4・攻2000/守0)
2体を守備表示で特殊召喚する。このトークンは攻撃できず、シンクロ素材にもできない。


晴明:場
フォトントークン×2


魅行「二体目のギャラクシーアイズ……?」

晴明「……あ、いえ……わ、私は、《轟雷帝ザボルグ》を……アドバンス召喚、します」

魅行「!」


《轟雷帝ザボルグ/Zaborg the Mega Monarch》
効果モンスター
星8/光属性/雷族/攻2800/守1000
このカードはアドバンス召喚したモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。
(1):このカードがアドバンス召喚に成功した場合、
フィールドのモンスター1体を対象として発動する。そのモンスターを破壊する。
破壊したモンスターが光属性だった場合、その元々のレベルまたはランクの数だけ、
お互いはそれぞれ自分のエクストラデッキからカードを選んで墓地へ送る。
このカードが光属性モンスターをリリースしてアドバンス召喚に成功した場合、その時の効果に以下の効果を加える。
●墓地へ送る相手のカードは自分が選ぶ。



晴明「……轟雷帝、ザボルグの効果、発動……です……」

魅行「今、選択できるモンスターは……」

晴明「……あ、はい……なので、えと。ザボルグ自身を……破壊、します」

魅行「それでは、場を繋ぐことが……」

晴明「……えと、いいん、です。この効果で……光属性モンスターを、破壊した、とき……」

   「……互いのエクストラデッキ、から……ザボルグのレベル、つまり……8枚分、選んで、墓地に……送ります」

魅行「は……!?」


晴明:EX→墓地
《No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク》
《ヴェルズ・ウロボロス》
《輝光子パラディオス》
《深淵に潜む者》
《カチコチドラゴン》
《終焉の守護者アドレウス》
《超銀河眼の光子龍》
《熱血指導王ジャイアントレーナー》


魅行:EX→墓地
《ブラッド・メフィスト》
《交響魔人マエストローク》
《鳥銃士カステル》
《励輝士 ヴェルズビュート》
《ヴェルズ・タナトス》
《インヴェルズ・ローチ》
《ヴェルズ・ウロボロス》
《星輝士 デルタテロス》



晴明(……魅行さん、やっぱり闇属性で固めてるんだ……シンクロモンスターも何枚かあったけど、あれは……)

ハル『多分《カメンレオン》狙いのカードでしょうね。レベル8に傾倒してるってことは、そういうことだと思う』


晴明「……1枚、セットで……ターン、エンドです」 手札:0

魅行「嫌でも膠着状態となってしまいますね。私のターン」 手札:1→2

晴明「……ま、まあ……壁、ですし」

魅行「確かに。ですが、今のが何らかの布石であろうことは、何となくは読めております」

晴明「……で、です……か……?」

魅行「はい。そしてエクシーズ使いに対しては有効な戦術であるとも思います。ですが……」

晴明「……?」

魅行「その効果の欠点は、墓地を肥やしてしまうこと、ですね。私は《貪欲な壺》を発動」

晴明「……あっ」


《貪欲な壺/Pot of Avarice》
通常魔法(制限カード)
(1):自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。
そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから2枚ドローする。


魅行:墓地→デッキ
《ブラッド・メフィスト》
《鳥銃士カステル》
《励輝士 ヴェルズビュート》
《インヴェルズ・ローチ》
《星輝士 デルタテロス》

手札:1→3


晴明「……ま、丸儲け……」



魅行「こういうこともあるので、お気を付けを。私は《暗躍のドルイド・ドリュース》を召喚」


《暗躍のドルイド・ドリュース/Secret Sect Druid Dru》
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1800/守 0
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地から「暗躍のドルイド・ドリュース」以外の
攻撃力または守備力が0の闇属性・レベル4モンスター1体を選択して表側守備表示で特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
「暗躍のドルイド・ドリュース」の効果は1ターンに1度しか使用できない。


魅行「ドルイド・ドリュースの効果を発動。墓地からグールを蘇生致します」


魅行:墓地→場
《アンブラル・グール》


魅行「二体のモンスターでオーバーレイ。《暗遷士 カンゴルゴーム》をエクシーズ召喚します」


《暗遷士 カンゴルゴーム/Cairngorgon, Antiluminescent Knight》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/岩石族/攻2450/守1950
レベル4モンスター×2
フィールド上のカード1枚を対象にする魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
その対象を自分・相手フィールド上の正しい対象となる別のカードに移し替える。



晴明「……カンゴ、ル……」

魅行「そして《エクシーズ・ギフト》。それぞれ1枚ずつORUを取り除き……」

ORU→墓地
《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ》
《暗躍のドルイド・ドリュース》


魅行「カードを2枚ドロー」 手札:1→3


ハル『手札減ってないよ!?』

晴明(……しかも超耐性のキー・ビートルとカンゴルゴームが残存……)

ハル『これ、相当マズいんじゃ……』

晴明(落ち着いてください、ハルさん。まだ大丈夫です)


魅行「バトル、と行きましょう。カンゴルゴームでダイレクトアタックを……」

晴明「……あ、と、ぴ、《ピンポイント・ガード》……発動、です」


《ピンポイント・ガード/Pinpoint Guard》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時、自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを表側守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはそのターン、戦闘及びカードの効果では破壊されない。


晴明「……この、効果で……フォトン・スラッシャーを……特殊召喚、します」


墓地→場
《フォトン・スラッシャー》



魅行「そこでピンポイント・ガードですか……」

晴明「……えと、こ、これで……攻撃、は……通らない、です」

魅行「はい。では私はカードを1枚セットし、ターンを終了致します」 手札:2

晴明「……わ、私の……ターン、です」 手札:0→1


ハル『来たよ、晴明!』

晴明(はい、このカードなら……)


晴明「……魔法、発動……します。《RUM-千死蛮巧》――――――」

魅行「新たなランクアップ!?」


《RUM-千死蛮巧(アドマイヤー・デス・サウザンド)/Rank-Up-Magic Admiration of the Thousands》
通常魔法
「RUM-千死蛮巧」は1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、
自分はこのカードの効果以外ではモンスターを特殊召喚できない。
(1):自分及び相手の墓地の同じランクのXモンスターをそれぞれ1体以上対象として発動できる。
そのモンスターよりランクが1つ高い、「CNo.」モンスターまたは「CX」モンスター1体を
エクストラデッキから特殊召喚し、対象のモンスターを下に重ねてX素材とする。


晴明「……わ、私の墓地と、魅行さんの……墓地、から……それぞれ、1枚以上、同じランクの……モンスター、を選択」

   「……そして、そのカード……より、ランクの、一つ……高い、カオスナンバーズを、特殊召喚、します」

   「……私の、選択するカードは……この、4枚、です」


晴明:墓地→ORU
《No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク》
《ヴェルズ・ウロボロス》

魅行:墓地→ORU
《キングレムリン》
《ヴェルズ・タナトス》



ハル『これならいける!』

晴明「……ランク5……《CNo.80 葬装覇王レクイエム・イン・バーサーク》」


《CNo.80 葬装覇王レクイエム・イン・バーサーク/Number C80: Requiem in Berserk》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク5/闇属性/悪魔族/攻 0/守2000
レベル5モンスター×3
自分のメインフェイズ時、自分フィールド上のこのモンスターを、
攻撃力2000ポイントアップの装備カード扱いとして自分フィールド上のエクシーズモンスターに装備できる。
装備モンスターが破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
また、このカードが「No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク」をエクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。
●このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。フィールド上のカード1枚を選択してゲームから除外する。


魅行「これは……英華様のカードから進化したカオスナンバーズですか」

晴明「……はい。そして……効果、発動……です」

魅行「!」

晴明「……ORUを一つ……取り除き、場のカード……1枚を、除外、してもらいます」

魅行「破壊を介さない除外……まさか!」

晴明「……《安全地帯》……に、かかっている、耐性は……破壊耐性、のみ。ですから――――」

魅行「安全地帯は除外。その効果により、キービートルも破壊される……」


魅行
場→除外
《安全地帯》

場→墓地
《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》

晴明:ORU→墓地
《ヴェルズ・ウロボロス》



晴明「……まだ、です。続いて……カンゴルゴーム、除外……します」

魅行「仕方がありませんね……」


魅行:場→除外
《暗遷士 カンゴルゴーム》

晴明:ORU→魅行の墓地
《ヴェルズ・タナトス》


ハル『これで残るはあと1枚……』

晴明(フォトン・スラッシャーの攻撃力は2100、レクイエムの効果を使えば4100! これで……!)


晴明「……残り1枚も、除外します……!」

魅行「そうは参りません。《終焉の焔》発動!」

晴明「……!?」


《終焉の焔/Fires of Doomsday》
速攻魔法
このカードを発動するターン、
自分は召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
自分フィールド上に「黒焔トークン」(悪魔族・闇・星1・攻/守0)2体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンは闇属性モンスター以外のアドバンス召喚のためにはリリースできない。


魅行「無論、終焉の焔自身は除外されますが……場にトークンは2体、残ります」

晴明「……しまった……!」

魅行:場→除外
《終焉の焔》

魅行:場
黒焔トークン×2

晴明:ORU→魅行の墓地
《キングレムリン》



ハル『残ったORUは一つ……こ、これじゃ!』


晴明「……ワンショットキル、は……成立……しない……」

魅行「ひやひやしましたが……首の皮一枚、ですね」

晴明「……で、でも、トークンは……残し、ません……。最後のORUで、消滅、させます……」


晴明:ORU→墓地
《No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク》

魅行:場
黒焔トークン→消滅


晴明「……レクイエムを、フォトン・スラッシャーに装備……」


《フォトン・スラッシャー》
攻撃力:2100→4100


晴明「……バトル、です。フォトン・スラッシャーで……黒焔トークンに、攻撃……します」

魅行「これで丸裸でございますね……無防備ですよ、無防備!」

晴明「………………」

魅行「誘い受けと申した方が良いでしょうか?」

晴明「……あの、ターンエンド……です……」 手札:0

魅行「失礼致しました。では、私のターン」 手札:2→3

あれ、レクイエムってエクシーズにしか装備できないんじゃ

>>888
あ、ヤベ。スラッシャーをクラッシャーに変更して
レクイエムは守備表示で出してたってことにしてください
なのでワンキルはそもそも成立しない状況でした



魅行「晴明様の残る伏せカードは1枚……ここまで使用してこなかったことを見るに……」

   「……恐らく、召喚反応ではなく、攻撃反応、でしょうね」


晴明(……バレてる……)


魅行「奇しくも私と晴明様のライフポイントの減りは無し。互いに残り4000……ですが」

晴明「……次、ドロー……・で、レベル4を、引けば……勝ち目は、見えます」

魅行「私も同じく、何らかの攻撃を通せば、勝つ見込みはぐんと上昇するでしょう」

   「……そこで、手を増やすべく、このカードを発動させていただきます。《終わりの始まり》」

晴明「……!」


《終わりの始まり/The Beginning of the End》
通常魔法
自分の墓地に闇属性モンスターが7体以上存在する場合に発動する事ができる。
自分の墓地に存在する闇属性モンスター5体をゲームから除外する事で、自分のデッキからカードを3枚ドローする。


魅行「私の墓地に存在するモンスターは7種を超えております。よって、その内5枚を除外し……」


魅行:墓地→除外
《交響魔人マエストローク》
《ヴェルズ・ウロボロス》
《ヴェルズ・タナトス》
《キングレムリン》
《カゲトカゲ》


魅行「3枚のカードをドロー」 手札:2→5



魅行「私は《暗躍のドルイド・ドリュース》を召喚致します」


晴明(二体目……!)


魅行「効果によりグールを特殊召喚。そして二体でオーバーレイ……」

   「エクシーズ召喚。ランク4、《恐牙狼 ダイヤウルフ》」


《恐牙狼 ダイヤウルフ/Diamond Dire Wolf》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/獣族/攻2000/守1200
レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
自分フィールド上の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体とフィールド上のカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードを破壊する。



魅行「ダイヤウルフの効果を発動。ダイヤウルフ自身とそのセットカードを選択し、破壊します」

晴明「……!」


魅行:場→墓地
《恐牙狼 ダイヤウルフ》

晴明:場→墓地
《次元幽閉》



晴明(でも、これで魅行さんの場にカードは無くなった……伏せカードを破壊するだけじゃ!)


魅行「手札から速攻魔法を発動します。《エクシーズ・ダブル・バック》!」

晴明「……!?」


《エクシーズ・ダブル・バック/Xyz Double Back》
速攻魔法
自分フィールド上のエクシーズモンスターが破壊されたターン、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合に発動できる。
自分の墓地から、そのターンに破壊されたエクシーズモンスター1体と、
そのモンスターの攻撃力以下のモンスター1体を選択して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。


魅行「ダイヤウルフが自身の効果で破壊されたことで発動します。無論、私の場にはモンスターがおりませんので……」

   「ダイヤウルフ、そして攻撃力2000以下のアンブラル・グールの二体を特殊召喚です」


魅行:墓地→場
《恐牙狼 ダイヤウルフ》
《アンブラル・グール》


晴明「……そんな……!」

魅行「そしてアンブラル・グールの効果を発動! 攻撃力を0とし、手札から《アンブラル・アンフォーム》を特殊召喚です!」


魅行:手札→場
《アンブラル・アンフォーム》



魅行「二体のモンスターでオーバーレイ。ランク4、《フォトン・バタフライ・アサシン》をエクシーズ召喚!」

晴明「……あっ……!」


《フォトン・バタフライ・アサシン/Photon Papilloperative》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2100/守1800
レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、フィールド上に守備表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを表側攻撃表示にし、その攻撃力を600ポイントダウンする。


魅行「アサシンの効果を発動。ORUを一つ取り除くことで、レクイエムの表示形式を変更します」

晴明「……っ」


晴明(……で、でも、まだチャンスは……!)


魅行「いえ、これで終わりです。《ストイック・チャレンジ》!」

晴明「……あっ……」

魅行「これをアサシンに装備。攻撃力が600ポイント上昇すると共に……」

晴明「……だ、ダメージが……倍加、する……」

魅行「バトルです。フォトン・バタフライ・アサシンでレクイエムに攻撃」

晴明「――――――……っ」 LP:4000→0   ピ――――――ッ





トリップ→#miy51meid
指定→39

51+39=90

◆ 今回は65%でしたので、65以下を指定
   数値が超過しましたので、デュエルに敗北しました

前に10%を引いた時のように、こういうこともたまにはあります
フリーなので特にペナは無し。では、気を取り直して本編続き



◆ 路地裏付近


晴明「……ま、参り、ました」

魅行「無事でございますか、晴明様。お怪我などは……」

晴明「……あ、いえ……そ、そういうの、は……無い、です……よ?」

魅行「それは重畳にございます」 ホッ

晴明「……えと、さ、最後の、ラッシュ。凄かった……です」

魅行「いえ、晴明様の戦術も、肝を冷やしました」

晴明「…………」 テレテレ

魅行「とはいえ、まだ洗練されておられない部分もあるご様子」

晴明「……で、です、ね……えと。決まり切って、なかったり……して」

魅行「私は今回墓地肥しを逆用しましたが、同じようにしてくる者がいないとも限りません」

晴明「……そ、そこが、ネック……で、ですね。えと、闇属性、だと……特に」

魅行「……《貪欲な壺》にしても、入るデッキと入らないデッキがあるとはいえ、採用率は高い方ですので」

晴明「……き、気を付け、ます」



魅行「では、そろそろ帰宅いたしましょう。場所柄、そろそろ危ないでしょうから」

晴明「……で、です……ね」

魅行「あ、ところでデュエルの前の約束ですが」

晴明「……えっ」

魅行「無論、遂行させていただいてもよろしいですよね!」

晴明「……え、あ、あれ、冗談、じゃっ」

魅行「私がこのような時に冗談など申しますか」

晴明「……も、もうちょっと……真剣な、時にそれ……言って、ほしかった……です……」

魅行「ふ、ふふふ……今日は佳き日ですね、ふふふふははは!」


晴明(悪役笑い……)


晴明(なお、その後帰ってからは普通に抱き枕代わりになって眠った)

   (こういう所は紳士的……淑女的? だと思う。態度はともかく)

   (でもどこか、私自身人と一緒に寝ることで、ちょっと安心した、かもしれない)


◆ 一日が終了しました



◆ 寮 / 晴明の部屋


晴明(結局、あれから普通に抱き枕的に一晩過ごしてしまった)

   (別にそれ自体がどうとか思うわけじゃないし、魅行さんも手出しとかするような人じゃないからいいんだけど)

   (人のぬくもりっていうものと遠ざかっていたこともあってか、今までより安心して眠れたような気は、した)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 路地裏 / 白藤の住居


白藤「こんにちは……おや、お二人とも……なんというか、対照的な表情ですね」

晴明「……あ、えと……ちょっと、母を……思い出して」

竜胆「少し安心したような、郷愁に駆られたような表情だな……フッ、だが、精神的には安定している。大事ないな」

晴明「……あ、はい……えへへ」

魅行「母を思い出しました」 ギリギリ

竜胆「怒っているような嬉しいような悲しいような……お前はどんな表情だ、何があったんだ」

魅行「晴明様の抱き心地は最高だったのですが」

オペラ「あ、あら? あらあらあら!?」

晴明「……だ、抱き枕代わりに……なった、だけ、です」

オペラ「そ、そう。まさかとは思ったけど」

魅行「残念ながらですがね……そしてよりにもよってアレが夢に出るとは」

白藤「……その話はまた後ほどとしましょうか。それで、本日はどのように?」


1.コミュ
2.交友関係の拡大
3.ガブリエルとの決戦に挑む(イベントに移ります)
4.自由安価

↓2



晴明「……そろそろ、ガブリエルと……決着を、付けます」

白藤「そうですか……分かりました。では、どのように戦力を振り分けますか?」

晴明「……あ、えと……ど、どう、しましょう……」

白藤「そうですね……今のところ、相談した中ではこうした振り分けにしております」


● 突入組
晴明
魅行
英華
奥谷
コシュタ

● 待機組
ミカ
白藤
ナクア
竜胆
オペラ


白藤「この編成で何か問題があれば仰ってください」


晴明(一応、この編成を弄るとデュエルの相手が変動する可能性はあるね)

   (ミカさんの場合は特に顕著だと思う。執着してるっていう相手がいるから、確実にミカさんの方に向かうだろうし)

   (その相手とぶつけるか否か、によってちょっと変わってくるかも……デュエルの回数、とか)


変更する? しない?

↓2



晴明「……じゃ、じゃあ、このまま……で、お願い……します」

白藤「分かりました。この編成のままで突入及びバックアップとしましょう」

晴明「……えと、英華さん……が、突入……するって、ことは、その、夕方から……です、か?」

白藤「そのようになりますね。まあ、停電するようなことは無いでしょうし、戦いに支障はありませんよ」

晴明「……で、です……ね。えと、それから……その、キーは……」

白藤「安倍さんが所持している方が良いでしょうね。お任せします」

晴明「……わ、分かり、ました」

白藤「それから、こちら」

晴明「……え、えと。無線……です、か……?」

白藤「間に合わせですがね、通信には問題ないはずです。それぞれに配りますのでお持ちください」

晴明「……あ、ありがとう、ござい……ます」

白藤「……それでは、どうしますか。今夜すぐにでも決行を?」

晴明「……そ、そのつもり、です。心も……決めて、きました」

白藤「分かりました……どうか、御無事で」

晴明「……み、皆さん、も」



◆ ガブリエル / 社長室


??「失礼します。路地裏の連中が動き始めました」

道灌「そうか……晴明は?」

??「まっすぐにこちらへ」

道灌「ふ……だろうな。ならば、今のうちに別働隊を立てて路地裏に派遣しろ」

??「はい。ですが、あの路地裏で迷うようなことがあれば」

道灌「心配はいらない……上から見れば歴然だ」

   「案内人の手を借りずとも、全て終わるさ」

??「では、そのように。道灌様は」

道灌「私はここで晴明を……ハルを待つ」

??「分かりました。では、本社も迎撃態勢に入ります」

ツカ、ツカ……

道灌「……ふっ……早く来い、ハル、そして晴明……」

   「私のこの身の猛りは、もう抑えられそうにないぞ……!」


◆ 決戦開始となりました。誰の様子から描写しますか?

● 突入組
晴明
魅行
英華
奥谷
コシュタ

● 待機組
ミカ
白藤
ナクア
竜胆
オペラ

↓2


◆ 1~6の中で好きな数字を選択してください

↓1



◆ ピタゴラス / ガブリエル本社へ向かう通り


ファアアアアアアアアア――――――――ン……


晴明「~~~~~~~―――――……!!」

魅行「大丈夫ですか晴明様!」

晴明「……だ、だだ、だいじょぶ、じゃ……な……」

コシュタ(機械音声)《これ明らかに超過積載だよね、四人乗りって》

奥谷「気にするな、突っ走れ。電撃作戦でもなければ俺たちに勝ちは無い」

コシュタ《了解》

英華「ははははははは! コシュタのそれのフルスピード見たの久しぶりー!」 ドドドドドドドドドドド

晴明「……あ、あの人、人!? は……!?」

魅行「生物の限界を突破している者は放っておきますよ!」

奥谷「それよりお前たち、そろそろ到着するぞ」

晴明「……! ……あれが……」

魅行「ガブリエル本社です」



コシュタ《突っ込むヨ!》

晴明「……へ?」


バシャアアアアアアアアアァァァン!!


晴明「……だ、ダイナミック入室……!」


キキィィィィィィィィィィ!!


奥谷「よし、まだ雑魚が来るまでには時間がある。コシュタ、俺とお前で壁になる。誰も通すな!」

コシュタ《了解》

奥谷「安倍、闇……魅行、光! お前たち三人は……」

晴明「……江都道灌を……倒しに、行きます……!」

奥谷「上出来だ! エレベーターは地下8階に直通だが、そこに江都道灌がいるかは分からん」

   「だが、虱潰しというのは非効率的だ。いずれ体力の限界も来るだろう。安倍、お前は微細なサインを感じ取れ!」

晴明「……はい。わ、私に……多分、向けて……メッセージ、送って……来る、でしょうから」

英華「力技なら任せてよ!」

魅行「それでは、往きましょう……!」



ウィィィィィ――――――ン…………


奥谷「行ったか……よし、徐々に下っていくな……」

コシュタ【三人とも、大丈夫かなぁ?】

奥谷「さあな。だが、露払いが二人もいる。大丈夫だ。そう信じるしかないさ……」

   「それより、俺たちの仕事をするぞ。安倍や魅行、光のところに誰も通してはいかん」

コシュタ【無粋だもんね】

奥谷「向かってくる人間は全て敵だ。最悪の場合は物理的手段に出ろ」

コシュタ【衛星に撃たれない? ((( ;゜ Д ゜))) 】

奥谷「事故だ。問題ない」

コシュタ【ええー?】


ジャリッ


奥谷「!」

??「ンフフフフフ……随分と、派手に突入したものだねぇ」

奥谷「……早速お出ましか。しかし……幹部クラス、か?」

??「はぁ? いやいや、俺はごくごくフツーのサラリーマンだよ。ちょぉーっと、通りがかっただけのねぇ」

奥谷「だったら消えろ。今の俺はそこまで気が長くないぞ」

火焚「おーお、怖い怖い。なら名乗ってやるよ。火焚健児。一応はここに雇われだよ」



火焚「しっかしまー、随分とお粗末なことで……自分たちも行けばいいじゃない?」

奥谷「悪いな、俺たちが行けばお前のような後続を食い止められん」

火焚「随分と教え子さんたちを信頼なさっていないんですねぇ?」

奥谷「……何?」

火焚「その程度潜り抜けられると思えばいいーじゃないか。自分には関係ない、だろ?」

奥谷「悪いがな、俺は他人が思う以上に過保護なんだ……今回ばかりは冗談でなくな」

コシュタ《奥谷さん》


ドタドタドタ……


火焚「おっとっと、そうこう言ってる間に兵隊のお出ましだぁ。それで? デカい口叩いてた先生よぉ、どうすんだぁ?」

奥谷「コシュタ、いいな」

コシュタ《OK.》 フィィィィィ―――――ン

火焚「?」

奥谷「俺はあっちの雑魚どもを潰す。バトルロイヤルでも十分だろう」

コシュタ《こっちはなんとでも》

火焚「おいおい、お前……ガブリエルの兵力をナメてないか?」

奥谷「ナメているのは貴様だ。俺たちの覚悟を舐めるな」

火焚「熱いねぇ……実に暑苦しいよ、お前」

奥谷「ふん……光栄なことだ。敵を不快にさせる才能があるのならな」

コシュタ《奥谷さん》

火焚「へっ」



火焚「それより、お嬢ちゃん。まさかお嬢ちゃんが相手になるのかなぁ?」

コシュタ《YES》

火焚「そのヘルメットの下、覗いてみたいものだけれどねぇ。ぐくっ、オジサンに見せてくれないかな?」

コシュタ《No》

火焚「あーあ、残念、まったく残念だよ」

コシュタ《デュエルモードオン。オートパイロット、スタンバイ》

火焚「……はぁーん、その馬鹿デカいバイクがデュエルディスクか。変わってるねぇー」

コシュタ《――――デュエル、アクセラレーション》

火焚「ナァにがアクセラレーションだ、バイクでデュエルなんて気が触れたとしか思えないなぁ!」


◆ コシュタと火焚のデュエルを行います。火焚のデータは以下となります
   また、コシュタの使用するデッキは【ゴーストリック】です


●名前: 火焚 健児
性別: 男
年齢: 32
職業: 普通のサラリーマン(自称)
特徴: 中肉中背。明らかに自分より年下の人と話す時は一人称がオジサン、その他の時は俺。いつもおどけた態度でヘラヘラしているが、大抵目は笑っていない。
行動を妨害したり、感情を逆撫でするようなふざけた発言で相手のペースを崩しつつ、じわじわと追い詰めて痛めつけることが好きなサディスト。
デュエルに負けてもヘラヘラした態度は崩さないが、恨みはたっぷり心に溜め込むタイプ。
デッキ: 【ヴォルカニック】


◆ 0:00よりデュエルの勝利要素の判定を取ります


◆ コシュタの、火焚への勝利要素を記述してください

   なお、デュエルの際の要素の判定は難易度が高いということなので、
   上昇値を倍加、回数は半減して↓4まで、基本値を「40」として判定を行います。
   なお、95に到達した時点でそれ以上は上昇しません

↓4前後まで

・デッキの特性上裏守備表示にするカードが多いのでエッジやハンマーなどのバーン効果を遮断しやすい
・相手のターンに表側攻撃表示で存在せず、フィールド魔法によりモンスターを戦闘破壊できないのでヴォルカニック・デビルの効果を発動できない
 →意見を複合。エッジ、ハンマー、デビル、全ての効果が使用しづらいデッキ。
   バックショットなどの効果は受けてしまうことがあるが、基本戦力であるその辺りのモンスターが封殺されると動きにくい。◎(+30)

・ヴォルカニックはバックショットで相手の場を更地にすることから展開してくるが、ゴーストリックは墓地利用が豊富な為崩されても苦にならない
 →崩されても苦にならないことは確か。手札誘発のランタンやフロストなども上手く利用できる可能性がある。
   墓地からの蘇生を得意とするアンデット族の複合型ならよりリカバリーもききやすいはず。○(+20)

・相手のモンスターを裏側守備にするカードが多いため、フィールド上にブレイズ・キャノン関連の魔法・罠(特にブレイズ・キャノン・マガジン、クレイジー・ファイヤー)の効果を遮断しやすい。
 →裏守備表示にしてもブレイズ・キャノンとトライデント、クレイジー・ファイヤーの効果は防げない。

   マガジンに関しても基本は手札交換が主なため、裏守備表示にする効果がブレイズ・キャノン関連のカードに
   有効に作用するわけではないと思われる(±0)

・ゴーストリックのモンスターは全体的に打点が低いので、ヴォルカニック・カウンターによるダメージも少なめ
 →LPの少ないこの世界ではバーンは色々致命的。その中でもダメージ量を減らせるというのは効果的。
   ただし、受けてしまうことは受けてしまうため、△相当(+10)

40+30+20±0+10=100(95)


◆ キャップに到達しました。勝利確率は95%です。トリップに隠した数字と合算し、判定を行います。
   0~99の好きな数字を選択してください。

↓1

では遅くなりましたが今回はこんなところで

少し長くなりますが、こんな形式で処理していこうかなとは思ってます
続きは明日20時過ぎ予定

それからすみません、ちょっとgdってますが、この調子でやると決戦だけで半月か、
場合によってはひと月丸々使いそうなので晴明以外各人1戦ずつのみでもいいでしょうか
晴明に関しても固定二人戦くらいで……選外になってしまった人は後々サルベージかけようと思いますので

それから、デュエルの勝利要因に関しては、基本値を常に【50】に規定、
範囲安価でなく【1時間】の間に出た意見をまとめて、正確なら+10……という形式に変更したいと思ってます
デュエルの際の難易度のことは前々から言われていましたが、範囲安価だと相談もしづらいですし、
このくらい基本値があれば最悪、意見が出なくとも半々程度の確率はあるということで……

すみません、予定変わります。今日ちょっと私用で投下できそうにないです
明日はやります

まだ若干半端なとこではあるけどとりあえず21時ごろ予定
990ごろで次スレ立てます

では、時間になったのでやります
デュエル開始から



火焚「くくく……じゃあ、本気でやらせてもらうよ」 カリッ

コシュタ「………………」

火焚「じゃあ、オジサンからだ。まずは《ヴォルカニック・エッジ》を召喚」


《ヴォルカニック・エッジ/Volcanic Slicer》
効果モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1800/守1200
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。相手ライフに500ポイントダメージを与える。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。


火焚「先攻は攻撃できない。け・ど……効果の発動に制限は無いんだよねぇ! エッジの効果で500のダメージを受けてもらうよ!」

コシュタ「……」 LP:4000→3500

コシュタ(機械音声)《モンスター効果発動》

火焚「うん?」


《ゴーストリック・マリー/Ghostrick Mary》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 100/守1600
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、
このカードは表側表示で召喚できる。このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
また、戦闘またはカードの効果によって自分がダメージを受けた時、このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「ゴーストリック」と名のついたモンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。
「ゴーストリック・マリー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。



火焚「あれあれぇ~? オジサンはキミの声を聴きたいんだけどなぁ」

コシュタ《モンスターを特殊召喚》


コシュタ:デッキ→場
《ゴーストリック・キョンシー》(裏守備)


火焚「無視、か。ふぅ、まあいいや。カードを2枚セットしてターンエンド。ほおら、お嬢ちゃんのターンだ」

コシュタ《ドロー》 手札:4→5

     《モンスターを反転召喚》


《ゴーストリック・キョンシー/Ghostrick Jiangshi》
効果モンスター
星3/闇属性/アンデット族/攻 400/守1800
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。また、このカードがリバースした時、
自分フィールド上の「ゴーストリック」と名のついたモンスターの数以下のレベルを持つ、
「ゴーストリック」と名のついたモンスター1体をデッキから手札に加える事ができる。
「ゴーストリック・キョンシー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。


コシュタ《モンスター効果発動》


コシュタ:デッキ→手札
《ゴーストリック・フロスト》

手札枚数:5→6


火焚(ゴーストリック・フロスト……モンスターの攻撃を抑制するカード……)

   (面倒臭いなぁ……俺向きの相手じゃないよ……)



コシュタ《フィールド魔法を発動》

火焚「ん……?」


《ゴーストリック・ハウス/Ghostrick Mansion》
フィールド魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、お互いのフィールド上のモンスターは、裏側守備表示のモンスターに攻撃できず、
相手フィールド上のモンスターが裏側守備表示のモンスターのみの場合、相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、お互いのプレイヤーが受ける効果ダメージ及び、
「ゴーストリック」と名のついたモンスター以外のモンスターがプレイヤーに与える戦闘ダメージは半分になる。


火焚「おやおや、これじゃあ効果ダメージが半分になってしまうなーぁ」

コシュタ《モンスターを召喚》


《ゴーストリックの魔女/Ghostrick Witch》
効果モンスター
星2/闇属性/魔法使い族/攻1200/守 200
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついた
モンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
また、1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターを裏側守備表示にする。


コシュタ《モンスター効果発動》

火焚「チッ……」


火焚:場
《ヴォルカニック・エッジ》→裏守備表示



コシュタ《バトルフェイズ。モンスターでダイレクトアタック》

火焚「せめてモンスターの名前を言ってくれないかなぁ!?」 LP:4000→3600

コシュタ《モンスターでダイレクトアタック》

火焚「あーあーあー、必死になっちゃって」 LP:3600→2400

コシュタ《カードを2枚セット。モンスター効果を発動》


コシュタ:場
《ゴーストリック・キョンシー》→裏守備
《ゴーストリックの魔女》→裏守備


コシュタ《ターンエンド》 手札:2

火焚「あーあ、本当に味気ない戦いだよ。オジサンはね、もうちょっと色や熱のあるデュエルの方が好みなんだけどなぁ」

コシュタ「……」

火焚「はぁーあ。じゃあ、ドロー」 手札:2→3

   「リバースカード、《ブレイズ・キャノン・マガジン》を発動!」


《ブレイズ・キャノン・マガジン/Blaze Accelerator Reload》
永続罠
「ブレイズ・キャノン・マガジン」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、魔法&罠ゾーンに存在する限り「ブレイズ・キャノン-トライデント」として扱う。
(2):自分および相手メインフェイズにこの効果を発動できる。
手札の「ヴォルカニック」カード1枚を墓地へ送り、自分はデッキから1枚ドローする。
(3):自分および相手メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「ヴォルカニック」カード1枚を墓地へ送る。


火焚「マガジンの効果を発動。手札のリボルバーを墓地に送ってカードをドロー!」 手札:2→3


火焚:手札→墓地
《ヴォルカニック・リボルバー》



火焚「……! くっく……《ヴォルカニック・ロケット》を召喚!」


《ヴォルカニック・ロケット/Volcanic Rocket》
効果モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1900/守1400
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
自分のデッキ・墓地から「ブレイズ・キャノン」と名のついたカード1枚を
選んで手札に加える事ができる。


火焚「デッキから《ブレイズ・キャノン》を手札に加えさせてもらうよ」


火焚:デッキ→手札
《ブレイズ・キャノン》

手札枚数:2→3


火焚「そして、今手札に加えさせてもらった……ブレイズ・キャノンを発動!」


《ブレイズ・キャノン/Blaze Accelerator》
永続魔法
自分のメインフェイズ時に相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
手札から攻撃力500以下の炎族モンスター1体を墓地へ送り、選択した相手モンスターを破壊する。
この効果を発動するターン、自分のモンスターは攻撃できない。


火焚「邪魔なモンスターを掃除……の、前に……この効果を使っちゃうと、攻撃ができないからなぁ」

   「エッジの効果を発ど……」

コシュタ《トラップ発動》

火焚「!」


《ゴーストリック・パニック/Ghostrick Scare》
通常罠
自分フィールド上に裏側守備表示で存在するモンスターを任意の数だけ選択して発動できる。
選択したモンスターを表側守備表示にし、その中の「ゴーストリック」と名のついたモンスターの数まで、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを選んで裏側守備表示にする。



コシュタ:場
《ゴーストリック・キョンシー》→表側攻撃表示
《ゴーストリックの魔女》→表側攻撃表示

火焚:場
《ヴォルカニック・エッジ》→裏側守備表示
《ヴォルカニック・ロケット》→裏側守備表示


火焚「……これじゃあ効果が発動できないなあ」

コシュタ「……」

火焚「まあいいよ。ブレイズ・キャノンの効果を発動! 弾丸を墓地に送り……」


火焚:手札→墓地
《ヴォルカニック・バレット》


火焚「その邪魔者を排除させてもらうよ!」


コシュタ:場→墓地
《ゴーストリック・キョンシー》


コシュタ「……」


火焚(この女、悔しがりもしない……どういうことだ? 声の一つも漏らすもんじゃないのか……?)

   (……つまらん、悲鳴くらい上げてくれないとなぁ……)


火焚「ヴォルカニック・バレットの効果を発動」


《ヴォルカニック・バレット/Volcanic Shell》
効果モンスター
星1/炎属性/炎族/攻 100/守 0
このカードが墓地に存在する場合、
自分のメインフェイズ時に1度、500ライフポイントを払う事で、
デッキから「ヴォルカニック・バレット」1体を手札に加える。



火焚「ヴォルカニック・バレットを手札に加えるよ」 手札:1→2 LP:2400→1900

   「それじゃあ、カードを1枚セットしてターンエンド……」 手札:1

コシュタ《ドロー》 手札:2→3

火焚「メインフェイズに入ったところでマガジンの効果を発動!」

コシュタ「……」

火焚「バレットを墓地に送ってカードを1枚ドロー!」 手札:0→1

コシュタ《モンスターを召喚》

火焚「だから味気ないって」


《クレーンクレーン/Crane Crane》
効果モンスター
星3/地属性/鳥獣族/攻 300/守 900
「クレーンクレーン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル3モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。


火焚「おっ……?」

コシュタ《モンスター効果発動》


コシュタ:墓地→場
《ゴーストリック・キョンシー》



コシュタ《モンスターをエクシーズ召喚》


《ゴーストリック・アルカード/Ghostrick Alucard》
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/闇属性/アンデット族/攻1800/守1600
レベル3モンスター×2
相手はこのカード以外の「ゴーストリック」と名のついたモンスター及び裏側守備表示のモンスターを攻撃対象に選択できない。
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。相手フィールド上にセットされたカード1枚を選択して破壊する。
「ゴーストリック・アルカード」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地からこのカード以外の
「ゴーストリック」と名のついたカード1枚を選択して手札に加える事ができる。


火焚「来た来た、エクシーズ! そうそう、やればできるじゃあないか!」

コシュタ《モンスター効果を発動》


《ゴーストリック・アルカード》:ORU→墓地
《ゴーストリック・キョンシー》


コシュタ《カードを選択》

火焚「ざぁんねんでした! ここでその指定したカードをチェーン発動! 《クレイジー・ファイヤー》!」

コシュタ「……」


《クレイジー・ファイヤー/Wild Fire》
速攻魔法
500ライフポイントを払う。自分フィールド上に表側表示で存在する
「ブレイズ・キャノン」と名のついたカードを破壊し、フィールド上のモンスターを全て破壊する。
その後、自分フィールド上に「クレイジー・ファイヤー・トークン」
(炎族・炎・星3・攻/守1000)を1体攻撃表示で特殊召喚する。
このターン自分のモンスターは攻撃する事ができない。



火焚「マガジンを墓地に送り……場のモンスターぜーんぶ破壊!」


コシュタ:場→墓地
《ゴーストリック・アルカード》
《ゴーストリックの魔女》
ORU→墓地
《クレーンクレーン》

火焚:場→墓地
《ヴォルカニック・エッジ》
《ヴォルカニック・ロケット》
《ブレイズ・キャノン・マガジン》

コシュタ「……」


火焚(なんだ、よく見れば悔しそうなそぶりは見せるじゃあないか。表情は見えないが……)

   (ククッ、やればできるじゃあないか、そうやって身もだえしてくれよ!)


火焚「クレイジー・ファイヤーの効果でトークンが生成される!」


火焚:場
「クレイジー・ファイヤートークン」


コシュタ《モンスター効果発動》

火焚「はいはいアルカードの効果ね」


コシュタ:墓地→手札
《ゴーストリック・マリー》


コシュタ《カードを1枚セット。ターンエンド》 手札:2

火焚「オジサンのターンだ、ドロー」 手札:1→2

   「クレイジー・ファイヤートークンをリリース、《ヴォルカニック・ハンマー》をアドバンス召喚!」


《ヴォルカニック・ハンマー/Volcanic Hammerer》
効果モンスター
星5/炎属性/炎族/攻2400/守1500
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
自分の墓地の「ヴォルカニック」と名のついたモンスターの数×200ポイントダメージを相手ライフに与える。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。



火焚(当然、効果を使われるのは嫌がるから……)


コシュタ《マジック発動》

火焚「ほぉら来た!」


《月の書/Book of Moon》
速攻魔法(制限カード)
(1):フィールドの表側表示のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。


火焚「《火霊術-「紅」》! ハンマーをリリースして回避ィ!」


《火霊術-「紅」/Spiritual Fire Art - Kurenai》
通常罠
自分フィールド上の炎属性モンスター1体をリリースして発動できる。
リリースしたモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。


火焚「更に更にィ~? お嬢ちゃんに2400の……半分! 1200のダメージをプレゼントだァ!」

コシュタ「……」 LP:3500→2300

コシュタ《モンスター効果発動》

火焚「知ってるよ、マリーの効果だろう? 早く処理してくれよォ」

コシュタ《モンスターを特殊召喚》


コシュタ:デッキ→場
《ゴーストリック・シュタイン》


火焚(確実にとどめを刺せるとこを選んできたか……ケッ)



火焚「《貪欲な壺》発動~。ロケット以外の5枚を戻して2枚ドローとさせてもらうよ」


火焚:墓地→デッキ
《ヴォルカニック・エッジ》
《ヴォルカニック・リボルバー》
《ヴォルカニック・ハンマー》
《ヴォルカニック・バレット》2

手札:0→2


火焚「カードを1枚セット。これでオジサンはターンエンドォ」 手札:1

コシュタ《ドロー》 手札:1→2

     《モンスターを反転召喚》


《ゴーストリック・シュタイン/Ghostrick Stein》
効果モンスター
星3/闇属性/アンデット族/攻1600/守 0
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。また、このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
デッキから「ゴーストリック」と名のついた魔法・罠カード1枚を手札に加える事ができる。
「ゴーストリック・シュタイン」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。


コシュタ《バトル。モンスターでダイレクトアタック》

火焚「残念でしたァ! 《リビングデッドの呼び声》発動!」


《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》
永続罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。


火焚「ヴォルカニック・ロケットを蘇生、そして《ブレイズ・キャノン-トライデント》を手札に!」 手札:1→2

   「更に表側表示のモンスターが存在することでシュタインの攻撃は通りません! ははははァ!」

コシュタ「……」



コシュタ《モンスター効果発動》


《ゴーストリック・シュタイン》→裏側守備表示


火焚「そうそう、守らないと負けちゃうよぉ~?」

コシュタ《ターンエンド》

火焚「おっとっと? それでいいのかなぁ。オジサンのターン!」 手札:2→3

   「ブレイズ・キャノンを墓地へ送り、《ブレイズ・キャノン-トライデント》を発動!」


《ブレイズ・キャノン-トライデント/Tri-Blaze Accelerator》
永続魔法
このカードは自分フィールド上に表側表示で存在する「ブレイズ・キャノン」1枚を墓地へ送って発動できる。
また、自分のメインフェイズ時、相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
手札から炎族モンスター1体を墓地へ送り、選択した相手モンスターを破壊し相手ライフに500ポイントダメージを与える。
この効果を発動するターン、自分のモンスターは攻撃できない。


火焚「そしてそして、真打登場だァ! 《ヴォルカニック・デビル》!」


《ヴォルカニック・デビル/Volcanic Doomfire》
効果モンスター
星8/炎属性/炎族/攻3000/守1800
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に表側表示で存在する「ブレイズ・キャノン-トライデント」1枚を墓地へ送った場合に特殊召喚できる。
相手のバトルフェイズ中、相手フィールド上にモンスターが攻撃表示で存在する場合、
相手はこのカードに攻撃をしなければならない。
このカードが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、相手フィールド上のモンスターを全て破壊し、
破壊したモンスターの数×500ポイントダメージを相手ライフに与える。


火焚:場→墓地
《ブレイズ・キャノン-トライデント》



火焚(セーフティラインは……ダメージは半減させられるから1500の半分で……750)

   (あーあーホントにあのフィールド魔法は厄介だよ。破壊する手段も少ないし)

   (デビルの攻撃は多分フロストの効果で防がれるし、ロケットで攻撃しても1350は残る)

   (ま、でも……手札は1枚、場のモンスターもいない……なんて状況になれば、流石に地団駄踏むくらいはするでしょ)

   (フロストも除去できるし? ま、一石二鳥ってやつだ)


火焚「ハウスの効果はこっちにも適用されるはずだから……デビルでダイレクトアタァッーク!」

コシュタ《モンスター効果発動》

火焚「そう、そうするしか手は無い!」


《ゴーストリック・フロスト/Ghostrick Jackfrost》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 800/守 100
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。また、相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
その相手モンスターを裏側守備表示にし、このカードを手札から裏側守備表示で特殊召喚する。


コシュタ《モンスターを特殊召喚》


コシュタ:場
《ゴーストリック・フロスト》(裏守備表示)

火焚:場
《ヴォルカニック・デビル》→裏守備表示

ちょっとすみません、裁定を確認してきます



火焚「さあ、ロケットでのダイレクト……こっちは防げないでしょ!」

コシュタ「……」 LP:2300→1350

火焚「バトルは終了。さて、だ・け・ど……場は一掃させてもらおうかなぁ!」

   「墓地のマガジンを除外し、デッキから《ヴォルカニック・バックショット》を墓地に!」


火焚:墓地→除外
《ブレイズ・キャノン・マガジン》


火焚「バックショットを墓地に送ったカードは《ブレイズ・キャノン・マガジン》!」

   「よってバックショットの効果が発動、デッキから二枚のバックショットを墓地に送り……」


《ヴォルカニック・バックショット/Volcanic Scattershot》
効果モンスター
星2/炎属性/炎族/攻 500/守 0
このカードが墓地へ送られた時、相手ライフに500ポイントダメージを与える。
このカードが「ブレイズ・キャノン」と名のついたカードの効果によって墓地へ送られた場合、
手札・デッキから「ヴォルカニック・バックショット」2体を墓地へ送る事で、相手フィールド上のモンスターを全て破壊する。

火焚:デッキ→墓地
《ヴォルカニック・バックショット》2


火焚「お嬢ちゃんの場のモンスター全てを破壊、そして合計3枚のバックショットのダメージ……750を喰らえ!」


コシュタ:場→墓地
《ゴーストリック・シュタイン》
《ゴーストリック・フロスト》

LP:1350→600



火焚「チェーンを挟んだ効果だから、スペクターの効果も発動はできない! はっははは!」

   「ターンエンド。それじゃあ、足掻いてみせてくれたまえよ。で、無駄だって分かって絶望してよ」

   「じゃないと、こんな組織にいる意味も無いじゃない? クククッ!」

コシュタ《ドロー》 手札:1→2

火焚「……チッ……」

コシュタ《マジックカード発動》


《未来への思い/Message in a Bottle》
通常魔法
自分の墓地のレベルが異なるモンスター3体を選択して発動できる。
選択したモンスター3体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は0になり、効果は無効化される。
その後、自分がエクシーズ召喚を行っていない場合、このターンのエンドフェイズ時に自分は4000ライフポイントを失う。
また、このカードを発動するターン、自分はエクシーズ召喚以外の特殊召喚ができない。


火焚「何……!?」


コシュタ:墓地→場
《ゴーストリック・キョンシー》★3
《ゴーストリックの魔女》★2
《ゴーストリック・マリー》★1


コシュタ《モンスターを通常召喚》


《ゴーストリック・スペクター/Ghostrick Specter》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 600/守 0
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、
このカードは表側表示で召喚できる。このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
また、「ゴーストリック」と名のついたモンスターが、
相手のカードの効果または相手モンスターの攻撃によって
破壊され自分の墓地へ送られた時に発動できる。
このカードを手札から裏側守備表示で特殊召喚し、デッキからカードを1枚ドローする。



火焚「は、ははは! 結局手札で腐ってた! は、は、だがその手でエクシーズできるモンスターはランク1だけ!」

   「今更何を恐がろうってものでも……」

コシュタ《リバースカードオープン》

火焚「うん……?」


《スター・チェンジャー/Star Changer》
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●そのモンスターのレベルを1つ上げる。
●そのモンスターのレベルを1つ下げる。


火焚「な……にィ――――――ッ!? 何でそんなカードが!?」


《ゴーストリックの魔女》★2→★3


コシュタ《モンスターをエクシーズ召喚》



《ゴーストリック・デュラハン/Ghostrick Dullahan》
エクシーズ・効果モンスター
ランク1/闇属性/悪魔族/攻1000/守 0
レベル1モンスター×2
このカードの攻撃力は、自分フィールド上の「ゴーストリック」と名のついたカードの数×200ポイントアップする。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力をエンドフェイズ時まで半分にする。この効果は相手ターンでも発動できる。
また、このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地からこのカード以外の
「ゴーストリック」と名のついたカード1枚を選択して手札に加える事ができる。



コシュタ《オーバーレイ・ネットワークを構築。モンスターをエクシーズ召喚》


《No.48 シャドー・リッチ/Number 48: Shadow Lich》
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/闇属性/アンデット族/攻1800/守 0
レベル3モンスター×2
相手ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分フィールド上に「幻影トークン」(悪魔族・闇・星1・攻/守500)1体を特殊召喚する。
また、自分フィールド上に「幻影トークン」が存在する限り、相手はこのカードを攻撃対象にできない。
このカードの攻撃力は、自分フィールド上の「幻影トークン」の数×500ポイントアップする。


火焚「な、ナンバーズ! だがこの状況ではでくのぼ」

コシュタ《モンスター効果発動》

火焚「聞けよ!」


《ゴーストリック・デュラハン》:ORU→墓地
《ゴーストリック・スペクター》

《ヴォルカニック・ロケット》
攻撃力:1900→950


火焚「な……ば、馬鹿な……!?」

コシュタ《エクシーズ・チェンジ》

火焚「え……?」


《ゴーストリック・デュラハン》→《ゴーストリックの駄天使》


《ゴーストリックの駄天使》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/天使族/攻2000/守2500
レベル4モンスター×2
このカードは「ゴーストリックの駄天使」以外の
自分フィールドの「ゴーストリック」Xモンスターの上にこのカードを重ねてX召喚する事もできる。
また、このカードが持っているX素材の数が10になった時、自分はデュエルに勝利する。
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキから「ゴーストリック」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。手札の「ゴーストリック」カード1枚をこのカードの下に重ねてX素材にする。



コシュタ「……」 カリカリ

火焚「……?」

コシュタ(筆談)【人が喋れないと思ってたらベラベラベラベラうっおとしいぞッ!】

         【私だって怒るときは怒るんだから、いい加減にしなさいッ! (#゚Д゚)】

火焚「あ……喋れないの……?」

コシュタ「……」 カリカリ

コシュタ【 (#^ω^) 】

火焚「あっ」

コシュタ《モンスターで攻撃》


《ゴーストリックの駄天使》→《ヴォルカニック・ロケット》


火焚「うおおおおおおおおっ!?」 LP:1400→350


コシュタ【シャドー・リッチで直接攻撃! ヽ(`Д´#)ノ】


火焚「ぎゃあああああああああああああっ!!」 LP:350→0  ピ―――――――ッ!



◆ 勝利確率95%


トリップ→#gt19drhn
指定数値→39

39+19=58

――――デュエルに勝利しました。



火焚「ぶべらっ」 ドシャアアアアア

コシュタ《デュエル終了。お疲れ様でした》 シュイイイイン……

コシュタ「……」

火焚「」 ピクピク

コシュタ【ふん縛っとこう】


◆ コシュタでガブリエルの構成員を撃破しました。
   次に視点を移す人物を選択してください。


● 突入組
晴明
魅行
英華
奥谷

● 待機組
ミカ
白藤
ナクア
竜胆&オペラ

↓2


◆ 1~4の内、好きな数字を選択してください
↓1



◆ ガブリエル本社 / エレベーター


ウィーン……


晴明「……せ、先生……と、コシュタ……さん、だいじょぶ……で、しょう……か……」

英華「わかんない。けどま、信じるしかないよね、こういう時って」

魅行「心苦しいこと、お察ししますが、今は前に進むことをお考えください」

晴明「……わ、分かって……ます、けど……」


ガゴン!


晴明「……!?」

魅行「今の音は……上!」 バッ

英華「上ってマジ!?」


ガシャアアアアアン!!


???「ふふ……上から失礼するわ」 ヒョコッ

魅行「なんて非常識な……恥を知りなさい!」

晴明「……あ、あの、恥、とかじゃ、なくて……」



沙夜子「名乗らせてもらうわ。間桐……沙夜子。本社秘書課勤務よ」

魅行「襲撃……いえ、来るものは来ると思っていましたが……」

英華「どうする魅行!?」

魅行「……っ」 ピッ!


ウィーン……


沙夜子「あら? 扉なんて開けてどうする気ぃ?」

魅行「英華様、晴明様の護衛をお願いします」

英華「魅行は!?」

魅行「ここでこの女を倒します。問題はありません、すぐに追いつきますから」

晴明「……え、えと、その台詞……は……」

魅行「ふ……なぁに、倒してしまっても構わないでしょう? 元々そのつもりで来たのですから」

英華「魅行、それ以上はダメだ!」

魅行「何を仰るのやら。私は晴明様と帰って結婚式を」

晴明「……そ、そんな、約束……して、ません……」

英華「と、とにかく先に進めってことだよね!」

魅行「はい、とにかく追われては困ります。バトルロイヤルにでもなれば、不利なのは確実に数で劣るこちらです」

   「この追っ手から逃げることはできません、ならば私が今ここで撃退するしか」

晴明「……っ……わ、分かり、ました……つ、通路、は……頭に、入ってます、から」

英華「案内よろしく、晴明ちゃん! ……魅行!」

魅行「当然。言われるまでもございません。晴明様分がチャージされている今、敗北する理由はございません」

晴明「……? ……!?」



沙夜子「いいわぁ、通じ合う中……ふふ……嫉妬しちゃう……」

魅行「ふ……心地よいですね、その嫉妬。今、私に敵は無いと言っても過言ではないでしょう」

沙夜子「なら、その調子で私のお相手頼めるかしらぁ?」

魅行「逃げることも許さないくせに、頼むなんて言葉を使うものではないと思うのですがね」

沙夜子「ふふ、それは失礼……それじゃあ」

魅行「ええ」


    「「デュエル!!」」



◆ 闇堂魅行と間桐沙夜子のデュエルが行われます

   間桐沙夜子のデータは以下になります
   また、闇堂魅行のデッキは【アンブラル】です。


●名前:間桐沙夜子(まとうさよこ)
性別:女
年齢:29
職業:ガブリエル秘書
特徴:マゾヒストでありサディスト。
デッキ:【ヘル・テンペスト】

次スレ立ててきます。判定はそちらからで

立てました

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次スレで判定、こっちは残り埋めでー

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