智葉「叡智の使者、ソフィア推参!」 (28)

智葉「我らが来たからには!」

智美「もう安心だぞー」ワハハ

智紀「……」カタカタ

健夜「……はい?」


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智葉「ん…アラフォーの絹を破るような悲鳴が聞こえた気がしたが…」

健夜「アラサーだよ!それを言うなら絹を裂くような、でしょ!…間違いだよね?そうだよね?」

智美「ワハハ。…ワハハ」

健夜「渇いた笑いで誤魔化さないでよ!?」

智紀「…がんばれ」

健夜「何を!?」

智葉「我々の勘違いだったようだし、退散しようか」

智美「だなー」

智紀「骨折り損」

健夜「ちょっと!まだ私の胸のもやもやがっ!」

恒子「うっ…すこや…ん」

健夜「あ、こーこちゃん」

恒子「おもいぃ…」

健夜「まだしゃべれる余裕があるんだ?ならほら、録ったやつ出して」

恒子「…ぐふ」

和「そんなオカルトありえませんっ!」ケンケン

咲「そんなこと言われたってわかるものはわかるんだもん!しょーがないでしょ!?」ゴウゴウ

智葉「事件の匂い!」シュバ

和「ひゃっ!?」

咲「うえっ?」

智葉「なんだなんだ穏やかじゃないな。喧嘩か?」

和「咲さんがカン材や嶺上牌が手に取るようにわかるって言うんです!そんなオカルトありえませんよね?」

咲「ありえなくないって!何回も対局して見せてるじゃん!」

和「あ、あれは…偶然です!」

咲「なにそれ!?」

智葉「何かと思えば痴話喧嘩か」

咲「ち、ちわっ!?わわわ…///」

和「そんな…!私と咲さんが恋人みたいだなんて…///」

智葉「喧嘩するほど仲は良いと言うが、基本的に喧嘩はしない方が好ましいぞ?喧嘩別れという言葉もある、いつ何が訣別に繋がるかわからんからな」

咲「……///」ソワソワ

和「……///」チラッチラッ

智葉「……聞けよオイ。人生における先輩からのありがたーい訓示だぞ?」

まこ「うーん…困ったのう」

智美「そんなあなたにカマボコスマイル」ワハハ

まこ「ン?」

智美「困り事の解決ならばまかせたまへ!ワハハ」

まこ「ほーかほーか。ならちょっとコレ着てもらおうかのう」

智美「は?」

 ~~~

智美「ワハ…ハ…なにこれめっちゃ恥ずかしいぞ///」

まこ「メイド服じゃ。いつもは後輩にヘルプ頼んどったんじゃが二人とも都合がつかんくて困っとったんじゃ」

智美「…私ちょっと用事が」ワハハ

まこ「手伝ぅてくれるんじゃろ?」ガシッ

智美「…勘弁してほしい」ワハ

まこ「営業スマイルの指南も必要なさそうじゃな。ほれほれさっさと客の相手してきんさい」

智美「…このくらいでは泣かないぞ」ワハハ グスッ

久「…ちょっと須賀君、これどういう状況よ」

京太郎「半裸の俺と部長がロッカーの中で密着状態なう」

久「…どうしてこうなった」

京太郎「それはですね」

久「説明せんでいい!」ベチィィイ

京太郎「イーペーコー!」グバァ

久「…どーすんのこれ」

京太郎「どーしましょうね」ハァハァ

久「ちょっと…なんか当たってるんだけど」

京太郎「当ててんのヨ☆」

久「死ね」

京太郎「もうだめ!辛抱たまらん!」ガバッ

久「ちょっと!だ、だれかーー!」

智紀「ハーイ」

久「……」

京太郎「……」

智紀「…乙女のピンチにソフィア眼鏡っこ担当ともきー参上☆」

久「……」

京太郎「……」

智紀「…惨状?」

京太郎「オソワセロォォォォオ!」

智紀「フンッ」メキッ

京太郎「――――ッ(魂の叫び)」

智紀「…一件落着」

久「…たすかっ…た?」

京太郎「」ピクピクン

華菜「キャプテーン!キャプ…は!?」

未春「どしたの華菜ちゃ…え!?」

美穂子「だれかぁーっ!」ワーン

コード触手「しゅるんしゅるん」

華菜「キャプテンーーーーーっ!っていうかこれどうなってるし!?」

未春「まままだあわあわわ慌てる時間じゃなない…素数をカボチャに書いて呑み込むんだよ華菜ちゃん!」

華菜「よし!カボチャ…ないし!なっ!いっ!しっ!ないしーーーーーーっ!」

智葉「呼ばれて飛び出てガイトサーン!」

華菜「呼んでねーし!帰れ!」

智葉「……」ショボーン

未春「あ!ちょっと待って!この際あなたでいいので助けて!」

智葉「なにこの屈辱感…妥協で選ばれても…」

華菜「あーもうっ!待ってたしガイトサーン!はやくたすけてーだし!」

智葉「まかせておけ!」キリッ

智葉「今助けるぞォ!!」バッ

コード触手「しゅるんしゅるん」

智葉「くっ…殺せ!」ジタバタ

華菜「コントしに来たのかよっ!!!!くそがっ!!!!」

未春「わーお店にあるブラじゃ小さくてはまんないよーどうしたらいいのー?」ウフフ

文堂「どうぞお入りください」

睦月「うむ」

文堂「今月はですね…フフ。なんと黄金期小鍛治プロを当ててしまいまして!」

睦月「なっ…!?」

文堂「三重スリーブでバインダーに入れてるんですよ。ほらこれ、見てください」

睦月「こ、この輝き…!これがアルティメットレアの輝きなのか…!」

文堂「私も当たった時は鼻血出ましたからね。あまりの興奮に」

睦月「私も欲しい!」

文堂「そういうかと思いまして。プロ麻雀せんべいをこの辺一帯からかき集めました。二人で開封してって、津山さんの分も掘り当てましょう!」

睦月「そ、そんな…私のために…?」

文堂「気にしないでください。私がしたいだけですから…」

睦月「文堂さん…!」

文堂「…それで、問題はせんべいの処理ですが」

睦月「う、うむ…」

文堂「捨てるわけにもいきませんしね…」

智美「わらひにおまかひぇ」ボリボリ

睦月「ぶ、部長!?」

文堂「手伝ってくださるんですか!?」

智美「んむんむ…ごっくん。まかせろー!後輩のピンチに先輩の影あり!だ」ワハハ

文堂「それじゃまずこれの処理お願いします」ドサッ

智美「え、ちょ」

睦月「我々も微力ながら加勢しますので」

智美「…ワハハ、早まったかな?」ワハ…

純代「……」

智紀「……」

純代「……」

智紀「……」

純代「……」

智紀「……」

純代「……お茶」

智紀「……」

純代「……飲みますか?」

智紀「……いただきます」

純代「……では少しお待ちを」

智紀「……」

智紀「……※注:尭深じゃないです」

智葉「……」

  「……」

智葉「今確かに何かに当たったような…」ペタペタ

  「……っ」

智葉「やわらかい…なんだこれは!宇宙人の仕業かっ!」ムニュニュン

  「ぁ…はっ…ちょ…たんま…っす…!」ハァハァ

智葉「くっ…なんて魅惑的な感触だ!これでは人助けどころではない!」モニュンムニョン

  「やぁ…っ!そっ…こは…あっ!」ビビクン

智葉「なんか嬌声まで聞こえる…もしや私は溜まっているのか?」モミモミーン

  「ふぅ…ッ!だめ…あ、ああっ!!」

智葉「飽きた。もうイクか」パッ スタスタ

  「…はぁっ…はぁ…ごめんなさい先輩…私汚されちゃったっす…」

智美「おらおらおらぁーーーーー!峠を攻めるぞー!ワハハハハハ!」キキィー!ギャリリリリ

ゆみ「蒲原ァァァァーーーーーーーーーーーーアアアア!!!!!!」

佳織「……」

智紀「……」

佳織(…この人、りゅーもんぶちの人…だよね?なんでうちの学校にいるんだろ?)

智紀(眼鏡…巨おもち…間違いない…!この子はポストともきーを狙っている…!)

佳織(こういう時に限って誰もいないし…困ったなぁ…)

智紀(いつぞやのリベンジ…といきたいところだけれど…メンツが足りない。フフ、命拾いしたわね)

佳織(あ、そういえば棚の中におせんべいがあったよね?お茶菓子として出した方がいいかな)

智紀(フフ…あ!そろそろお屋敷に戻らないと萩原さんにお叱りを受けてしまう!)

佳織「あのー…」

智紀「これにてドロン!」パリーン

佳織「何事!?」

透華「ふふ…やはりハギヨシの淹れてくれるストレートティーが寝起きには一番効きますわ」

ハギヨシ「恐縮でございます」

透華「部屋を包み込む朝日、静かな屋敷、美味しいお茶…早起きは三文の得と言いますけれど、この贅沢にはいくら払ってもかまわないほどですわ」

智葉「そうだな」ムシャムシャ

透華「一は…衣のところですか」

ハギヨシ「そうですね。昨晩は遅くまで遊んでいらしたようですから」

透華「まだまだ子供ですわね」

智葉「そうだな。お、皿を空けてしまった。すまないがクッキーのおかわりをいただけるだろうか」

透華「…ところで、あなたはどちらさまでして?」

智葉「私か?フフフ、よくぞ聞いてくれた!私は叡智の――」

透華「ハギヨシ、つまみ出しなさい」

ハギヨシ「は」ブゥン

智葉「使s――」

透華「…ふぅ。とんだ邪魔が入りましたわ。優雅なモーニングティータイムが台無しです」

智美「男?」

純「女!」

智美「ジェントル?」

純「レディ!」

智美「宝塚?」

純「だからぁ!…ン?宝塚なら元は女だしいいのか?」

智美「中性的ってとこは認めるんだなー」ワハハ

純「うっせぇな!笑うんじゃねぇよ!」

智美「うわっ!暴力反対だぞー!」

優希「…マスター。タコス」

ハギヨシ「了解いたしました」

優希(…ここに通い始めてどれくらい経っただろうか?)

優希(究極のタコスを追い求めて三週間くらい…気付けば私の足は決まってここに赴くようになっていた)

優希(マスターの作るタコスは私の求めた味だった。まるで示し合わせたかのように…)

ハギヨシ「お待たせいたしました。タコスでございます」

優希「うむ」ムシャムシャ

優希「うめえ」ペロリ

ハギヨシ「光栄でございます」

優希(マスターは腰が低い。誇っていいものも謙遜でするりと逃げる。卑怯な大人もいたもんだじぇ、まったく…)

ハギヨシ「――お客様。あちらのお客様からでございます」

優希「これは…イカスミパスタ!?」

智紀「……」キラーン

優希「きさま!喧嘩売ってんのかごらぁ!」バタンガシャーン

ハギヨシ「お客様!落ち着いてください!当店は暴力行為禁止でございます!」

優希「これが黙ってられっかってんだじぇ!表出ろやぁぁぁあ!」

智紀「……」フン


一「…なにこの茶番」

智美「ワハハ。迎えにきたぞーお姫様」

衣「うむ!出迎え大儀!」

智美「んじゃー今日はどこいく?」

衣「智美がいきたいとこ!」

智美「それ一番困るやつだぞー。それじゃあなぁ――」

 その後二人は夜の闇へと消えて行った…

いちご「どいて!どけっ、どけっちゅうんが聞こえんのかこらいわしたるぞぉぉぉお!」モジモジ

智葉「ヘイヘーイ!」キュッキュ

智美「ディーフェンス!」キュキュッ

智紀「……」ササッササッ

いちご「おねがいじゃからっ!なんで邪魔するんじゃ!うちがなにしたっちゅーんじゃ!」ウルウル

智葉「これも勝負だからな…悪く思わないでくれ」

智美「まだ慌てる時間じゃないぞー」ワハハ

智紀「…諦めたらそこで試合終了」

いちご「ふざけんなっ!もーだめ!まじでむり!あ”ーっ!あ”ぁぁんもーーー!」ガクガク

 プシッ…チョロロ…ピチャッ…

いちご「ふあぁぁ…っ…こ、こんなん考慮しとらんよぉ…」ヒック グスッ

智葉「うわ…」

智美「かえろかえろ…」

智紀「…なんかごめんね」

いちご「うえええええええん…」

憧「私が売ってるという風潮」

穏乃「ただのウワサだって!気にすることないよ!」

憧「そうかな…でもあれ、見たらさぁ…ショックハンパないよ…?」

穏乃「それは…うーん…」

智美「どうかしたかー?」ワハハ

憧「え、誰」

智美「風潮、か…まぁ悩むよなー」ワハハ

穏乃「なんか笑顔が苦み走ってるよこの人…」

憧「謎の深さがあるね…」

智美「そんなの気にせず前を向いてればいつかそんなふざけた風潮も廃れるぞ!肝心なのは簡単に泣いたりしないことだ!」ワハハ

穏乃「なんか目から汁が…」

憧「うん…視界が歪んじゃう…」

智美「泣くなって!ほら、笑って!」

憧「はいっ!こうですか!?」

智美「こう・ワ・だぞー」ワハハ

憧「こう・ヮ・ですか」ワハハ

穏乃「私もー・ヮ・」ワハハ
 
 \ワッハハハ/

 その後、意気投合し智美の車に乗り込んだ三人は夜の街へと消えて行った…

灼「いらっしゃいませー」

智葉「ひとりだ」

灼「ありがとうございますー」

智葉「ああ」

灼(…あのお客さん、球持ったままじっとして何やってるんだろ)

智葉「……」

灼(あやし…うーん、イメトレとか?)

智葉「――うおおおおおお」ダダダ

灼「ちょ!?レーンの中には入らないで!」

智葉「え?」

灼「…なんでそこでそんな顔できるの?」

智葉「すまない。ボウリングは初めてなんだ」

灼「初めてでもあんなこと普通しないと思うけど…」

智葉「そうか?まぁいい汗かいたし今日は帰るかな」

灼(…何しに来たんだこの人)

玄「……」

智紀「……」

玄「……」ジリッ

智紀「……」ジリリッ

玄(…この人…できる!)

智紀(…この子…油断したら狩られる…!)

宥「何してるの玄ちゃん…」

玄「おもちハンター稼業ですのだ!」

智紀「…今!」シュダッ

玄「あっ!待ってぇ~!」

宥「…かえろ」

終わっとくか
なんか変なテンションで書いたから何したかったわかんねえな

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