凛「凛ちゃんといえば~?」 花陽「>>3」 (220)

凛「え?」

花陽「>>3

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420697367

男の娘

凛「お、男の娘って…か、かよちんも冗談キツイにゃ~」アハハ…

花陽「凛ちゃん、昔よくからかわれてたよね。男の子みたいだって」

凛「そ、それがどうしたの?」

花陽「…今思い返してみれば、着替えの時凛ちゃんはいつも私より後だった。何故か一緒には着替えたことがなかった…」

凛「!!」

花陽「もしかして…って思ったの。ねぇ、凛ちゃん。凛ちゃんはまさか本当に――」

凛「>>6

(トラウマスイッチON)
酷いよかよちん、友達なのにぃ……

凛「酷いよかよちん、友達なのにぃ……」グスッ

花陽「り、凛ちゃん!?」

凛「着替えの時いつも後なのは…凛、かよちんと比べて胸がおっきくないから、恥ずかしかっただけだもん…」グスグス

花陽「!?」

凛「凛、男の子じゃないもん…凛だって女の子だもん…」ポロポロ

花陽「り、りんちゃ…」

凛「うぅ~…かよちんの>>13! もう知らないにゃ!」

花陽「!?」ガーン

ネクラなVipperみたいないぢわる

凛「ネクラなVipperみたいないぢわる! もう知らないにゃ!」

花陽「う、うぅ…ネクラ…Vipper…いぢわる…」ズズーン

凛「金輪際凛に話しかけないで欲しいにゃ! 凛の半径30㎝以内に入ることも禁止するにゃ!」

花陽「そ、そんな…! 凛ちゃぁぁぁん!」

凛「ふん! にゃ!」プイッ

花陽(わ、私はなんてことを……!)




――後日


花陽「お、おはよう凛ちゃん」

凛「…」プイッ

花陽「あ、あぅ…」



花陽「どうしよう…凛ちゃんに完全に嫌われちゃったよ…」

花陽「こういう時は…>>18ちゃんに相談してみよう」

おっぱい星人

花陽「μ'sのおっぱい星人こと希ちゃんに相談してみよう」

希「誰がおっぱい星人やって?」ニコッ

花陽「ほぁあああッ!??」

希「そんなこと言う悪い子にはお仕置きやで~!」ワシッワシッ!

花陽「ぴゃぁぁぁあぁああああああ!!」



――


花陽「あ、あふぅ…///」ピクピク

希「さて、お仕置きも済んだことだし、ウチに相談があるんやろ?」

花陽「う、うん。実はかくかくしかじかで…」

希「ふむふむ…そういう時は>>24やね」

支援会話

すまぬ、ググったがよくわからなかったので再安価>>27

ゲームができるハイスペなパソコンをプレゼント

希「ゲームができるハイスペなパソコンをプレゼントするしかないんやない?」

花陽「えぇ? 凛ちゃんそういうの興味あるかなぁ…」

希「ふふ、子猫は物珍しいものには興味津々になるんやで花陽ちゃん」

花陽「う~ん、希ちゃんがそういうなら…」

希「さっそく今日アキバにでも行って買ってくれば?」

花陽「…うん。分かった。ありがとう希ちゃん」

希「どういたしまして」







花陽「さて、それじゃあさっそくアキバに…あっ、忘れてた!」

花陽「>>31

部室に忘れ物取りに行かなきゃ

花陽「部室に忘れ物取りに行かなきゃ!」




――部室


タッタッタッ

花陽「はぁ…はぁ…危なかったぁ。あれは忘れたらダメだよね」

花陽「さて、あるかな~。私の>>35

黒歴史厨ニノート

花陽「…」ゴソゴソゴソゴソ

花陽「う~ん、見つからないなぁ…」

花陽「あんなのメンバーの誰かに見られたら私生きていけないよ…」ガサゴソ

花陽「おかしいなぁ…表紙にでっかく六芒星が書いてあるからわかりやすいんだけど…」

花陽「……あ! これは…」

花陽「>>40

何か懐かしい感じがする宝の地図(?)

花陽「これは…宝の地図、かな?」

花陽「う~ん、赤いバッテンがしてあるところに宝がある、ってことでいいのかな?」

花陽「でも地図の線がヘロヘロすぎてどこのことを示してるのか分からないや」アハハ

花陽(……よく分からないけど、なんだかこの地図…懐かしい感じがするなぁ)




・花陽は『何か懐かしい感じがする宝の地図(?) 』を手に入れた!



花陽「う~ん、それにしても見つからないなぁ」

花陽「もしかして部室にはないのかな?」

花陽「どうしよう…別の場所を探してみようかな?」


どうしよう…>>43

他のメンバーのロッカーも探してみよう

花陽「もしかすると誰か間違えて自分のロッカーに入れちゃったんじゃ…(海未ちゃんとか)」

花陽「あわわ…これはまずい! あんなの見られたら皆にどんな目で見られるか分かったものじゃない…」

花陽「他のメンバーのロッカーも探してみよう!」

花陽「まずは――>>46ちゃんから!」

海未

花陽「一番確率高そうな海未ちゃんからいこう!」

花陽(海未ちゃんからは私と同じ空気を感じていたんだ…元厨二病患者の匂い!)ゴソゴソ

花陽(ふふ、何だかスパイの潜入ミッションみたい……久しぶりに疼いてきたよ…!)

花陽「静かに素早く――獲物を捕らえる…それがスパイの心得……!」ボソボソ



花陽「…む! この気配…! コレダァッ!」バッ



・花陽は>>49を見つけた!(コンマ20以下で部室に誰か入って来る)

蝶ネクタイ型変声機

花陽「これは…蝶ネクタイ? なんでこんなものが?」

花陽「ん? これ、ただの蝶ネクタイじゃない…後ろに何かついてる?」クルクル

花陽(穂乃果声)「なんだろうこれ…」

花陽「!?」

花陽(穂乃果声)「す、すごい! 声が穂乃果ちゃんみたいになってる!?」

花陽(海未ちゃん…なんでこんなの持ってるんだろう…)

花陽(…でも、すごいなぁこれ。これを使えばマスクで顔を隠した謎のヒーローとかできたり…)ドキドキ

花陽「…か、借りるだけ! これ借りるだけだから!」スッ




・花陽は『蝶ネクタイ型変声機』を手に入れた!




花陽「さて、次は誰にしようかな~♪」ワクワク

花陽「>>52ちゃんにしようかな」


※コンマ20以下で部室に誰か入って来る

りんちゃん

花陽「…よ、よ~し。凛ちゃんのロッカーを覗いちゃおう」

花陽「……」フゥ~…



良いかよちん『な、なんか私…すごい悪いことしてるんじゃ…人のロッカー勝手に漁るなんて…』

悪いかよちん『何言ってんの! この背徳感…うふふ、たまらないでしょ?』

良いかよちん『う、うぅ……』

悪いかよちん『大丈夫だよ。どうせ誰もこないんだし、たまには思うようにやっちゃっても罰は当たらないよ』

良いかよちん『だ、だm……』




花陽(えーい!)ガサゴソガサ!



・花陽は>>57を見つけた!(コンマ20以下で部室に誰か入って来る)

日記帳

花陽「これは…日記帳かな?」

花陽「……」





良いかよちん『じょ、冗談だよね!? いくらなんでもそれはダメだよ!』

悪いかよちん『今は凛ちゃんとケンカしてるんだよ? 凛ちゃんの気持ちを知るには一番良い方法だと思うよ?』

良いかよちん『で、でも他人の日記を勝手に読むなんて…』

悪いかよちん『読んだことを言わなければ読んだことにはならないよ!』

良いかよちん『そ、そんなの屁理屈だよ! 読んだら読んだことになるに決まってるもん!』

悪いかよちん『お堅いなぁ…どうせもうロッカー漁ってるんだし、今更でしょ?』





花陽「…」ヌヌヌヌヌヌ…




下1コンマ

00~32 良いかよちんの勝ち!
33~65 悪いかよちんの勝ち!
66~99 部室の扉が開いた!

花陽「……」

スッ

花陽「うん、やっぱりやめよう。もっと凛ちゃんに嫌われちゃうよ」

花陽(早く凛ちゃんと仲直りしなきゃ…そのためにも)

花陽「アキバへ行ってゲームができるハイスペなパソコンを買わなきゃ!」

花陽「…うぅ、でもやっぱり私の黒歴史厨ニノートも気になるなぁ」

花陽「どうしよう…」



>>63 ※コンマ20以下で部室に誰か入って来る


1.引き続き他のメンバーのロッカー漁り
2.ノートは諦めてアキバへ
3.その他

ことり

花陽「…うん」

花陽「もう少し…もう少しだけなら大丈夫だよね…」

花陽「ふわふわしていて掴みどころのないことりちゃんの秘密、暴かせていただきます!」

ガチャ

花陽「わっ、なんだかことりちゃんのロッカー、甘いにおいがする…芳香剤かな?」

花陽「さてさて、この中に何を隠してるのかな~」



・花陽は>>66を見つけた!(コンマ20以下で部室に誰か入って来る)

花陽「こ、これは……///」



花陽「替えの下着!!」ドン!

花陽(白地に淡い水色の水玉模様…まさに王道って感じの下着だね!)

花陽「…って、私が探してるのはこれじゃない!」ビシッ

花陽「うぅ…全然見つからない。いったい私のノートはどこに…?」

花陽「というか、どうしようこの下着」

花陽「……」



>>70 (コンマ20以下で部室に誰か入って来る)


1.当然戻す
2.そういえばちょうど下着をきらしているんだった
3.その他

1

花陽「…はっ! 考えるまでもないよ私!」スッ

花陽(ふぅ、最初はスパイっぽいと思ってノリノリで漁ってたけど…段々変なテンションになってきちゃったよ…)

花陽「けど、部室で手に入れたのはこの二つだけ…」


・何か懐かしい感じがする宝の地図(?)
・蝶ネクタイ型変声機


花陽「結構長いこと部室にいるし、そろそろ誰か来ちゃうかも…」

花陽(ロッカーを漁ってるところを見られたら大変だし…)

花陽「う~~ん…」



続行or離脱>>73 (コンマ20以下で部室に誰か入って来る)



※続行の場合メンバー指定

花陽「希ちゃんか…ことりちゃんより更に謎に包まれてるよね」

花陽「…ここまできたんだ、希ちゃんのロッカーも漁っちゃうよ!」

花陽「ふふ、エッチな本とか見つかっちゃったりして……きゃー!///」←暴走中

花陽「どれどれ…」ガサゴソ



>>76(コンマ20以下で部室に誰か入って来る)

黒歴史ノート

花陽「…おっ!? この表紙の六芒星、もしかして私の…!」ペラペラ

『我には常人とは違う能力(チカラ)があるようだ。ひとまずこの興奮を鎮めるために『言の葉』という檻で以てこの能力(チカラ)を捕えておくことにしよう』

花陽「……ん?」

『事の起こりは束縛の庭においてひと時の休息が与えられていた時のことだ。我は低俗な阿呆共に毒されぬよう絶対客観領域(※90頁参照のこと)を張り巡らせ自我を保っていた。束縛の庭においても苦雀(近頃ますます力を増してきている)は我を蝕もうと機会を窺っている。絶対客観領域をわずかでも緩ませれば刹那に我を飲み込むであろう。そんなことは異端の輩としての誇りが業火の如く身を焦がす。我はこの身引きちぎられようとも苦雀に気を配っていた。しかしそれが失策であった。有象無象の蟻共に絶対客観領域への侵入を許してしまった。焦燥が全身を駆け抜ける。が、我は脳髄の端に残る冷たき短剣を振るい焦燥を撥ね退ける。我は預言者の友を用い蟻共を薙ぎ払う。戯れに予言を授けると蟻共は四散し我には静寂が戻る。だが、しばしの間の静寂は謝肉祭における施しの儀において破られることとなる。そして――我はその能力(チカラ)を手にする。―第弐章へ続く―』



花陽「…///」

花陽(な、なんで私が恥ずかしくなってるんだろう……)


ガチャ


花陽「!?」



入ってきた人―下1(コンマ下一桁)

0-理事長
1-穂乃果
2-ことり
3-海未
4-真姫
5-凛
6-にこ
7-希
8-絵里
9-アルパカ

絵里「あら? 花陽?」

花陽「ほぁあああ!? 絵里ちゃん!?」

絵里「今日は練習ないっていうのに…なんで部室にいるの?」

花陽「え、えっと~…その…」

絵里「…そこ希のロッカーよね? なんで開いてるのかしら」

花陽「そそそ、それはその~…」

絵里「それにその手に持ってるノートはなんなの?」

花陽「う、うぅ…」

絵里「花陽?」

花陽(な、何か言わなきゃ…!)

花陽「>>84だよ!」

希ちゃんの黒歴史ノートだよ

花陽「希ちゃんの黒歴史ノートだよ 」

絵里「の、希の?」

花陽「そう! こんなのめったに見れないよ? ほら、絵里ちゃんも一緒に読もう?」

絵里「あ、あなたね、そういうのはよくな…というかロッカーから勝手に取り出したの?」

花陽「うっ…い、今はそんなこといいじゃない! ほら、絵里ちゃんも読んでみてよ! ほらほら!」グイグイ

絵里「は、花陽…!」

絵里「>>88

かっこいい……!

絵里「かっこいい……!」ボソッ

花陽「え?」

絵里「この文章…なんだかよく分からないけどとってもかっこいいわ!」ペラペラ

花陽「だ、だよね! かっこいいよね!」

絵里「これを希が書いたのね…よし、決めたわ! 希にこういう文章の書き方を教えてもらいに行きましょう!」

花陽「うんう……はぁ!?」

絵里「花陽もかっこいいと思ったんでしょう? だったらほら、ほら!」グイグイ

花陽(くっ、助かったと思ったら面倒なことになってきた…! ど、どうすれば…!)


どうする!?>>91

腕や目が疼いてくるフリなどしてその場をしのぐ

花陽「……うっ!」ガクッ

絵里「!? は、花陽!?」

花陽「はぁ…はぁ…疼く…くそっ、こんなところでもお構いなしって訳だね……!」グググ…

絵里「ど、どうしたの花陽!? どこか痛いの!?」

花陽「だいじょうぶ…絵里ちゃんは巻き込まないから安心して…」ニコッ

絵里「花陽…」

絵里(かっこいい……!)チカァ…



絵里「…けど、その様子じゃ希のところへいくのは無理そうね」

花陽「うん…絵里ちゃんもやめておいた方がいいよ……『奴ら』がすぐ近くにいる…今日はもうおうちに帰った方がよさそう…」

絵里「わ、分かったわ…」ゴクッ

花陽(よかった、ごまかせた)フゥ…



絵里「……で、あなたは結局部室で何をやってたの?」

花陽(なにいいいいいいいいい!! ここで聞いてくるかああああああ!?)

花陽「…>>95

貴女にそれを知る資格はない

花陽「――貴女にそれを知る資格はない」

絵里「そ、そんな……!」

花陽「知ったところで今の貴女では理解することも出来ない。知りたくば――」


花陽「強くなれぃ!!」


絵里「……」

花陽「…さらばだ!!」ダッ



絵里「花陽……」

絵里(私も――あんな風になりたいわ!)



――



花陽「……///」カァァァァ

花陽「うぅ…アレ、なんの罰ゲームだろう…希ちゃんのノートも置いてきちゃったし…」

花陽「でもあの絵里ちゃんなら希ちゃんの所にはもう行かないだろうし、とりあえず大丈夫かな」

花陽「さてと、私はどこに行こうかな」



>>98

希に黒歴史ノートを見せて脅す

寝ます

かよちんが悪い子になってしまってすまぬ…すまぬ…

花陽「…そうだ」

花陽「せっかく希ちゃんの黒歴史ノートを見つけたんだし、有効活用しよう!」



絵里「あら、花y…」

花陽「ノートは貰っていくぞエリーチカ!」バッ

絵里「あぁっ!? 今魔方陣の書き方を学んでいたのに!」

花陽「後で私がレクチャーしてあげるよ! さらば!」ダッ



――



希「あれ、花陽ちゃん? アキバへ行ったんじゃ…?」

花陽「希ちゃん。これが何か分かるかな?」ニコッ

希「!? な、何故花陽ちゃんがそれを…!?」

花陽「ふふ、これはこれはいい厨二っぷりだねえ」ペラペラ

希「や、やめてーーーー! 読まんといてえええええ!///」

花陽「この黒歴史を暴かれたくなかったら……分かるよね?」

希「う、ウチにどうしろっていうん…?」

花陽「>>106」、

↑50メートルほどにしてもらう

花陽「あれから凛ちゃんがどこにいったか分からないからノートに書かれている巨大化の呪文とやらを使って貰おうか」フフ

希「『巨大蟻(ジャイアント)』の呪文を……!?」

花陽「じゃい? ああそうそう。この巨大化の呪文をね、ふふふ」

花陽「希ちゃんに拒否権はないよ。これが誰かに知られたりしたら……ねぇ?」ニヤニヤ

希「くっ……///」

希「……わ、分かった」

花陽「うんうん、それでいいんだよ。大きさは50メートルくらいにしてもらおうかな」






希「――蟻は巨像を睨みつけ、巨像は蟻の一噛みに沈む」ブツブツ

希「侮るなかれ、極小の勇気を――慢心を招くは極大なりし自尊心……」ブツブツ

希「――カッ!」




希「よし、これでおーけー」

希「ちなみにこの呪文、失敗すると>>111なんよ」

花陽「先に言ってよ!!!」





成功or失敗(>>111のコンマ)

00~29 成功!
30~99 失敗…(>>111が起きる)

術者が小さくなる

シュルーーーーーン……


のぞみ「……」チマッ

花陽「あわわ……希ちゃんが小さくなっちゃったよ!」

のぞみ「そこの屍」

花陽「か、かばね…?」

のぞみ「これは我の能力(チカラ)か? 妙だな…我が得たりは『未来予知』…『時空間移動』はまだ…」

花陽「の、希ちゃん? 私のこと分かる?」

のぞみ「……そうか。貴様が能力(チカラ)を行使したのだな? 我を召喚するほどとは――クク、面白い…」

花陽(ど、どうしよう…どうやら希ちゃんが厨二病が直撃してた歳になっちゃったみたい…)

花陽(昔の私ならともかく、厨二病を卒業した今の私じゃだめだ…! 自分を見ているような恥ずかしさでまともで話せない…///)

のぞみ「答えよ愚民。貴様が我を呼んだのか?」

花陽「は、はうぅ…/// だ……」




花陽「だれかたすけてーーー!」



>>116「……ん?」

凛ちゃん

凛「あ……」

花陽「り、凛ちゃん!?」

のぞみ「答えよ、我と同じ穴の貉よ」

花陽「ふ、ふつーに喋ってよ希ちゃーん!」


凛(なんだろ、希ちゃんに似てるちっちゃい子にかよちんが絡まれてる……のかな)

凛(かよちん、助けてって言ってたし、困ってるのかな…ううん、でも…)



花陽「り、凛ちゃーん!」

凛「……」ムムム

花陽(うぅ…まだ怒ってるみたい。あ、そうだ!)ゴソゴソつ蝶ネクタイ型変声機

花陽(真姫声)「り、凛ちゃん! たすけてー!」

凛「!?」

花陽(ふふ、真姫ちゃんボイスで助けを求められれば凛ちゃんも動かざるをえないよね!)


凛「……>>119

ねえ、このノートに巨大蟻ってのが書いてあるけど、かよちんこの呪文で凛をどうするつもりだったの?・・・もういい、かよちんなんか知らない!凛もこの呪文で巨大化してかよちんなんか踏み潰してやるにゃ!

凛「……」スタスタ

花陽「り、凛ちゃん! 助けてくれるんだね!?」

凛「ねえ、このノートに巨大蟻ってのが書いてあるけど、かよちんこの呪文で凛をどうするつもりだったの?」

花陽「へ? そりゃぁ凛ちゃんを巨大化させ……あ! そ、そうじゃなくてえーと…!」ダラダラ

凛「……凛にあんなひどいこと言ったのに、全然謝ってくれないし…会いに来てもくれない。真姫ちゃんの声作って助け求めたり――そんなことしないと助けに来ないって思ったの?」

花陽「あ、あわわわわわわ…」ガクブル

凛「・・・もういい、かよちんなんか知らない! 凛もこの呪文で巨大化してかよちんなんか踏み潰してやるにゃ!」

花陽「ええええええええぇえぇぇぇえ!?」

のぞみ「燃え上がる復讐の炎……ククク、美しい…」



凛「えーと…………ん…?」

凛「?」

凛「読めないから飛ばすにゃー!!!」

凛「――カッ!」



>>123(コンマ判定)


00~29 成功!
30~89 失敗…
90~99 >>123が起こった

かよちんをふみつぶした

シュルーーーーーン……


りん「?」チョコン



花陽「わぁーーーー!? 凛ちゃんまで小さくなっちゃったよー!!」

のぞみ「ほぅ…こやつも能力者か」ニヤッ

花陽「もう収拾がつかないよぉぉぉ! そもそもなんで本当に呪文が効いてるのぉぉぉぉぉ!」

花陽「うぅ…これも私の行いが招いた結果なのかな…やっぱりロッカー漁りなんてするんじゃなかったよ…」

ツンツン

花陽「? 凛ちゃん、どうしたの?」

りん「>>128

うえ

りん「ラーメン食べに行こ?」

花陽「へ? ら、ラーメン?」

りん「うんっ」

花陽「え、えっと……どうしようかな」

りん「おねえさん、元気なさそうだもん。そんなときはラーメンたべるとね、にこにこって幸せになるんだよ? だからいこ!」

花陽(あ、あれ? 凛ちゃん、私のこと分かってない? 希ちゃんと同じで体も心も小さい頃に戻っちゃったのかな…)

りん「ねーねー、はやくいこうよー」グイグイ

花陽「わわ、う、うん。分かった。一緒に食べにいこっか」

りん「わーい!」ピョンピョン

花陽(か、かわいい…///)キュン





――ラーメン屋


りん「つるつるつる……ごくん。」

りん「……!」パァァァァ

花陽(ふふ、いい顔するなぁ凛ちゃん)

のぞみ「邪道……邪道なり……白き蛇……麺ならば白き蛇……!」ズルズル

花陽(希ちゃんもちゃっかりついてきてるし…うどんのこと言ってるのかな)

花陽「はぁ…それにしてもどうしようかな。二人を元に戻さないと凛ちゃんに謝れないし、希ちゃんはなんか気持ち悪いままだし…」

花陽「とりあえず>>132

みんなで部室に戻ろう

花陽「とりあえずみんなで部室に戻ろう。私一人じゃどうしようもなさそうだし、他のメンバーにも来てくれるように頼もうかな」

花陽「部活がなかったから皆来てくれるかわからないけど……お願いします」ピッピッ

花陽「さ、二人とも行くよ~」

りん「えぇ~、でざーとも食べたい!」

のぞみ「灼熱に包まれし家畜! 灼熱に包まれし家畜!」

花陽「ラーメン食べたんだから我慢しなきゃ。ね?」

りん「ぶ~……はーい」

のぞみ「無念なり…」




――部室




花陽「さてと、来てくれたメンバーは……>>138

↑呪文によって巨大化していた

花陽「真姫ちゃんだけかぁ…皆都合が合わなかったのかな」

花陽「…あれ?」



真姫(推定身長2m弱)「……」ズゥゥゥン



花陽「……真姫ちゃん、背伸びた?」

真姫「見りゃ分かるでしょ!!」

花陽「ええー!? なんで真姫ちゃんが巨大化してるの!?」

真姫「知らないわよ! 急に体が大きくなったの!」

花陽「まさか……」チラッ

のぞみ「…」ビクッ

のぞみ「……我、関せず」

花陽「希ちゃーん!!」





――



真姫「えーと、意味わかんないけど希のそのノートのせいで凛と希が小さくなって私が巨大化したってわけね」

花陽「うん、それで戻す方法を見つけようと部室に真姫ちゃんを呼んだの」

りん「わぁーい、でっかい! かたぐるまー!」キャッキャ

のぞみ「束縛を解けい! そこの愚民!」グルグルマキ

真姫「はぁ…いい迷惑だわまったく」

花陽「それで真姫ちゃん、何かいい方法はあるかな?」

真姫「>>141

キスをすれば治るわ

真姫「キスをすれば治るわ」

花陽「き、キス!?///」

真姫「ええ。原因は呪文、ならその呪いを解くのはキスって相場が決まってるでしょ?」

花陽(真姫ちゃん、ぴゅあっぴゅあやでぇ……)

花陽「でもそれって王子様のキスじゃないとダメじゃなかったっけ?」

真姫「それなら平気よ。ことりが趣味で作った男装グッズがあるからそれを着ればいいわ」

花陽「え、ええ…格好だけそれっぽくすればいいのかなぁ…」

真姫「もう! 物は試しっていうでしょ? 最初に私がやってやるから見てなさい!」




真姫「よし。サイズがギッチギチだけどなんとか着れたわ」ギチギチ

真姫「いくわよ希! あ、これノーカンだからね! お互いに!」

のぞみ「む?」



ズキュゥゥゥゥゥゥゥン!



花陽「や、やった! さすが真姫ちゃん! 私に出来ないことを平然とやってのけるッ! そこにシビれるッ、あこがれるゥ!」

りん「はわわわ……///」プシュー



シュウウウウウウ……

花陽「ど、どうなったの…? 二人とも元に戻ったの?」

真姫「>>145

希「>>147

男になった

真彦「…」

花陽「ま、真姫ちゃん? 名前のところが変だよ?」

真彦「……」ペタペタペタ

真彦「どうやら…」

真彦「男になってしまったようね」

花陽「ほあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」



花陽「じ、じゃぁ…希ちゃんは!?」

希「あ~、ようやく元に戻れたわ」

花陽「よ、よかった」ホッ

グググググ…

希(180㎝)「お?」

花陽「ま、まさか……」


グオオオオオオオオオオオオ…!


希(250㎝)「おおおおおおお?」


希(500㎝)「おおおおおおおおおおおおおおおお!?」



花陽「きょ、巨大化してるー!?」ガビーン

花陽「ぶ、部室に収まりきらなくなってきてる……このままじゃまずい!」

>>150「な、なんの騒ぎ!?」

花陽「>>150ちゃん!!」

絵里

絵里「の、希がでっかくなってるわ! ハラショー!」

花陽「絵里ちゃん! 来てくれたんだね!」

絵里「え、ええ。それより花陽、希はいったいどうしたというの!?」

真彦「希の呪文の影響よ」

絵里「誰よあなた! ここは女子高よ!?」

真彦「!?」ガーン

りん「わぁ~、がいじんさん?」キラキラ

絵里「あなたも誰よ! 可愛いわね!!」

花陽「え、絵里ちゃん落ち着いて。とにかく今は希ちゃんをなんとかしなきゃ!」

絵里「そ、そうね…」チラッ




希(20m)「のおおおおおおおおおおん!」




…ビシッ


絵里「…今不穏な音がしたわね」

花陽「ぶ、部室が限界だ! どうしよう絵里ちゃん!」

絵里「くっ……!」

絵里「>>153



1.諦めるしかないわね
2.人に頼ってないで自分で何とかしなさい
3.エリチカおうちに帰る!
4.その他

4
ウルトラマンみたいチカ
エリチカ怪獣やるチカ

絵里「ウルトラマンみたいチカ、エリチカ怪獣やるチカ」

絵里「ガオー」

りん「りんもやるー! がおーん!」

花陽「え、絵里ちゃんのぽんこつー!」



バキバキバキ……!


希(50m)「ノゾオオオオオオオオオオオオン!」





真彦「あぁぁぁああああ! 部室がぁぁぁぁぁ!!」



バラバラバラバラバラバラ…!


花陽「ろ、ロッカーに入ってた私物が外に……でんでんでんにことりちゃんの下着に凛ちゃんの日記帳に…!」

花陽(この中から今の状況を打破できるものを探し出すしかない…!)

花陽「……よし、これだ!」


花陽が手に取ったもの>>157

ウルトラアイ

花陽「これは…ゴーグル?」

花陽「けど、なんだかすごいパワーを感じる……!」

花陽「希ちゃんを…止めるんだ!」スチャ


ギュイイイイイイン!




希(50m)「ぎゃおおおおおおおおおん!」バキッバキッ!


ガラガラガラガラ……!




真彦「な、なんてことなの…私たちの音ノ木が…」

絵里「ギャオーン」

りん「ぎゃおーん!」

真彦「巨大化は止まったみたいだけど…もう、打つ手はない……」ガクッ


キラッ……!


真彦「……え?」



チュドオオオオオオオオン!
希(50m)「ぎゃおおおおおおおお!?」



真彦「こ、光線!? あれはいったい……?」

真彦「!!」









ウルトラゴハン「…パナッ!」

寝ます

イミワカンナイですがここまできたら行けるとこまで行ったります

絵里「う、ウルトラマン…ウルトラマンだわ!」ウヒョー!

りん「かっこいー!!」ピョンピョン

真彦「さっきの光線、そしてサイズも今の希と同等…これなら希をとめられるかも!」





ウルトラゴハン「パナッ!」

ウルトラゴハン(よかった、ちゃんと変身できた! 体からあふれるこのパワー…今なら誰にも負けない!)グッ

ウルトラゴハン(でも私がこの姿でいられるのは五時半(ごはん)まで…! それまでにケリをつけなくちゃ!)



希(50m)「のぉぉぉぉぉぉぉん……!」

ウルトラゴハン「!」



絵里「の、ノゾミン星人が力を溜めているわ! いったい何を…?」

りん「ウルトラゴハーン! 今のうちにやっつけちゃえー!」

真彦「いや、だめよ! ここは慎重に相手の出方を待ちなさい!」

ウルトラゴハン「パナッ!?」




ウルトラゴハン(うう……ど、どうしよう?)




どうするウルトラゴハン!?>>166

ウルトラゴハンは女性型のウルトラマンなのだろうか
安価下

ウルトラゴハン「ここは…膝カックンだ!」エイヤッ

希(50m)「!?」ガクッ




絵里「う、上手い! ノゾミン星人の意表を突いた攻撃!」



希(50m)「の~ん……」



真彦「どうやら力は溜めきれなかったようね……ん?」




希(50m)「の、の……」フラフラ


絵里「や、やばい! ノゾミン星人が倒れるわ!」

真彦「こ、校舎の中にはまだ沢山の人が――!」


グラァァァ…



ウルトラゴハン「くっ……パナッ!」ガシッ


りん「わぁっ、さすがウルトラゴハン! 倒れる前にささえた!」



ウルトラゴハン(あ、危なかった……)

希(50m)「…」ニヤリ

ウルトラゴハン「!?」

ウルトラゴハン(し、しまった……まさか私を接近させるために…わざと!?)

希(50m)「のおおおおおん!」



希の繰り出した技>>170

火炎放射

ボオオオオオオオオオオオオ!


ウルトラゴハン「ギャアアアアアアアアアアアアアア!!」



絵里・りん・真彦「う、ウルトラゴハーーーン!!」



ウルトラゴハン「……」ガクッ


絵里「な、なんてこと…! 至近距離からの火炎放射でウルトラゴハンがウルトラオコゲに…!」



希(50m)「やきにく…やきにく…」ズン…ズン…



真彦「くっ…とどめを刺す気ね…!」

真彦(ウルトラゴハンがやられたら、音ノ木坂は本当に終わりだわ…!)

真彦「……あれ?」

真彦「凛! どこに行ったの凛!?」



凛ちゃんはどこへ!?>>175

太平洋横断の旅

りん「はぁ…はぁ…!」ダッダッダッ

りん「ウルトラゴハンが負けてしまったからにはここももう安全じゃない…りんは太平洋を渡って平穏な新天地をめざすよ!」

※凛はマセていた



ノォォォォォン!


りん「!!」

りん「は、早くにげなくちゃ!」ダダッ



ドンッ




りん「あいたっ!」コテン

>>178「だ、大丈夫?」

モロボシ・ダン

モロボシ・ダン「こんなところで何を…? 危険だから早く避難するんだ!」

りん「い、いましようとしてたとこ…」

モロボシ・ダン「くっ…私もウルトラアイをどこかに落としさえしなければ…!」

りん「?? よく分からないけどりん急いでるから、さよなら!」ダッ

モロボシ・ダン「ま、待つんだ!」




――



希(50m)「のん…のん…」

ウルトラゴハン「く……うぅぅ…」

ピコン…ピコン…ピコン…




絵里「う、ウルトラゴハンのカラータイマーがなってる! 変身していられる時間が三十分を切ったのね…!」

真彦「いよいよ絶体絶命…みたいね」

絵里「ウルトラゴハンを助けなきゃ! 何か策はないの真姫!」

真彦「>>181

炊いてあげる

真彦「炊いてあげるしかないわね」

絵里「炊く!? 炊くってなにを?」

真彦「そんなの決まってるじゃない、ウルトラゴハンっていうくらいだもの。きっとご飯が大好物よ」

絵里「そうか…大量のご飯を炊いてそれを食べさせようってわけね」

真彦「そのとおり! すぐに準備にとりかかるわよ!」

絵里「いえっさー!」





ウルトラゴハン(ま、まずい…時間がない…)

ウルトラゴハン(絵里ちゃんと真姫ちゃんが何かしてくれるみたいだけど、間に合うかどうか…)

希(50m)「のぞおおおおおおおおおお……」

ウルトラゴハン(でも、私が負けたら…音ノ木坂が…!)

ウルトラゴハン(こうなったら…玉砕覚悟! 一か八かの――!)

ウルトラゴハン「>>185!」

うえ

炊き込みご飯で

ウルトラゴハン「こうなったら自炊して炊き込みごはんを…」


シュルルーン…



花陽「あぁっ!? 変身が解けちゃった…もう五時半なんだね」

絵里「ウルトラゴハーン!」

真彦「炊き立てよ~!」ダダッ

花陽「絵里ちゃん、真姫ちゃん!」

絵里「あ、あら? ウルトラゴハンは!?」

真彦「というかどこ行ってたのよ花陽」

花陽「え、えっと…ちょっとね…」

花陽「……それよりそのごはん! もしかして炊き込みご飯!?」

絵里「ええ。精がつくかと思ってね」

りん「なんだかいい匂いがする~」フラフラ

真彦「あ……! もう! どこいってたのよ凛! 心配したんだからね!?」

花陽「まぁまぁ真姫ちゃん。とりあえずみんなでご飯たべようよ」

絵里「そうね。早く食べないと冷めちゃうわ」

真彦「もう…分かったわよ」

花陽「それじゃあみんなで手を合わせて……」







絵里・真彦・花陽・りん「「「「いただきまーす!」」」」








~FIN~

希(50m)「……」ジー

絵里・真彦・花陽・りん「……」

絵里・真彦・花陽・りん(わ、わすれてたーーー!!)ガビーン



絵里「くっ、私としたことがノゾミン星人のことをすっかり忘れていたわ!」

真彦「でも、もうウルトラゴハンはいないわ!」

りん「ど、どうすればいいの~?」

花陽「うぅ~ん、そうだねぇ……」

希(50m)「…」ハヨセーヤ

花陽「ここは――>>190




1.他のメンバーを呼ぼう!
2.希ちゃんと話してみよう!
3.逃げよう!
4.その他

ミス

安価下で

花陽「希ちゃんと話してみよう!」

絵里「ちょ…危ないわよ花陽! 相手はノゾミン星人よ!?」

真彦「話が通じなかったらどうするのよ?」

花陽「大丈夫、だって希ちゃんだもん。激しい怒りに捕らわれていたとしても優しい心を忘れないでいてくれてるよ、きっと」

りん「おねえちゃん……」



花陽「おーい、希ちゃーん!」

希(50m)「のん?」

花陽「もう戦いは終わりにして、皆でご飯たべようよー。ほかほかでおいしいよー!」

希(50m)「……」

希(50m)「>>195

のーーーん(更に巨大化

希(50m)「のーーーん」ズズズズズズ…

「「「「!!??」」」」




希(100m)「たん」ドドン!!




絵里「さ、さらにでっかくなったー!?」

真彦「悪化させてるんじゃないわよ花陽ー!!」

花陽「ええー!? そ、そんなこと言われても…」

りん「うわぁー、もう頭のほうがみえないや…」



希(100m)「のーーーん……」ズシンズシン…




絵里「あ、あら? 希が移動し始めたわよ?」

真彦「どこへ向かってるのかしら?」

花陽「うぅ…歩幅が広すぎてとても追いつけそうにないね」

絵里「でも放っておくわけにも……」

花陽「うん…」


>>198


1.頑張って追ってみる
2.放っておく
3.その他

3 いっそのことみんなで巨大化して世界征服

花陽「……もういっそのこと皆で巨大化して世界征服しちゃおっか」

真彦「しちゃおっかじゃないわよ! いきなり何言いだすのよ!?」

絵里「そうよ! そんなのみとめられないわ!」

花陽「ねぇ…真姫ちゃん? 協力してくれたら女の子に戻してあげるよ?」

真彦「!?」

花陽「希ちゃんのノートを使えるのは恐らく元厨二病患者の私のみ…乗らない手はないんじゃないかな?」

真彦「……」

絵里「ま、真姫! 揺らいじゃダメ! 今の花陽は正気を失っているわ!」

花陽「絵里ちゃんも……『世界征服』っていい響きだと思わない?」

絵里「世界征服……」

絵里(た、たしかに…すごくかっこいいわ…!)ハラショー

真彦・絵里「……」コク

花陽「ふふ、二人は賛成みたいだね。凛ちゃんはどう?」

りん「そ、そんなの……りんは…」

りん「>>201

ワクワクが止まらない

りん「ワクワクが止まらないよ!」

花陽「! ふふ、これで役者は揃ったね!」

花陽「さぁて……いくよ皆!!」つ希の黒歴史ノート

真彦・絵里・りん「ええ(うん)!」




グオオオオオオオオオオオオ…!









――その日、世界はたった五人の少女たちによって完全に征服された。後に『終末の日』と呼ばれるこの日をもって、人類は己の無力を思い知るのであった――







―『終末の日』から一か月後、音ノ木坂―


ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ……



穂乃果「……」

ことり「久しぶりだね…ここに来るの」

海未「ええ…ここも、随分と様変わりしましたね」

穂乃果「……うん」

海未「穂乃果…」

ことり「穂乃果ちゃん…」

穂乃果「花陽ちゃん、絵里ちゃん、真姫ちゃん、希ちゃん、凛ちゃん……どこに行ったのかな」

海未「っ……」

ことり「ほ、穂乃果ちゃん…」

穂乃果「五人とも、いったいどこに――」

海未「…ほの」




「いい加減現実を見なさい」



穂乃果「!」

にこ「……ったく」

穂乃果「にこちゃん…」

にこ「あの巨人を一目見れば、あれが誰かなんて分かるに決まってんでしょ。そもそもあの日学校にいた生徒や先生の証言『μ'sの子たちが痛々しい発言をしたと思ったら巨大化した』、それを目撃した人は何人もいるわ」

ことり「に、にこちゃん。そんなにはっきり言わなくても…」

にこ「ダメよ。穂乃果にははっきり言ってやんなきゃ分からないわ」

海未「…そうですね」

海未「穂乃果。そろそろ認めなければなりません。絵里達は音ノ木坂を破壊し、世界を征服した。…覆しようのない事実です」

穂乃果「……」



穂乃果「……私、分かってた」

穂乃果「認めたくないだけだったんだ。認めたら、皆が遠くに行っちゃったように思えて…」

穂乃果「でも…ダメだよね。他のメンバーが間違ったことしてるなら、それを止めるのがリーダーの役目だよね…!」

海未「…ふふ、これで戦力は整いましたね」

穂乃果「へ?」

ことり「えへへ、あとは穂乃果ちゃんだけだったんだよ?」

にこ「やれやれ、分かるのが遅すぎるのよ、あんたは。それに、語弊があるわ」

にこ「他のメンバーが間違ったことをしている時、止めるのはリーダーだけの役目じゃない…」




にこ「メンバー全員の役目でしょ?」ニコッ

海未・ことり「…」ニコッ




穂乃果「……え、えへへ」グスッ

穂乃果「うん、そうだよね! μ'sは九人だもん!」





穂乃果「よし! 止めよう! 花陽ちゃん達を!」

海未・ことり・にこ「「「ええ(うん)」」」



穂乃果「……でも、実際問題どうやって止めればいいんだろ…」ズーン

にこ「あ……」

ことり「え、にこちゃん考えてなかったの!?」

にこ「う、うるさいわね! 当たって砕ければいいでしょ!?」

ことり「く、砕けたら死んじゃうよぉ!」

海未「……ふふ、ご心配なく」

穂乃果「海未ちゃん?」

海未「最後の希望とでもいうべきものが――ここにあります」スッ

穂乃果「それは……?」

穂乃果(? 赤いバッテンがしてある…?)



海未「そうですね…」



海未「宝の地図……といったところでしょうか」



――


ザッザッザッ…


穂乃果「ふぅ…ふぅ…海未ちゃ~ん、もう随分掘ったけど、本当にここであってるの~?」

海未「ええ。間違いありません」

ことり「音ノ木坂で見つけた地図だよね、それ」

海未「ええ」

にこ「ていうかそんなヘロヘロの地図、よく解読できたわね。どこを表してるか全然わからないんだけど…」

海未「いえ、これは地図絵ではありません……文字を表しています」

穂乃果「も、文字…?」

海未「ええ。世界各地の古代文字を用いてある物の場所を暗号化してあります。筆跡から見て書いたのは花陽ですね」

ことり「花陽ちゃんが…」

穂乃果「海未ちゃんはなんでそんなの解読できるの?」

海未「!? さ、作詞には色々な知識が必要なんですよ!」

穂乃果「そ、そうなの」

にこ「で? ある物ってのは?」

海未「ごほん。これには――『禁忌の知恵が眠る』とあります」

にこ「禁忌の知恵、ねぇ」

ガッ…


穂乃果「お? 何かに当たった? これかな?」ヒョイ

ことり「す、すごく厳重に封がしてある箱だね…いったいなにが入ってるんだろ」

にこ「よっぽどの物なのね。花陽は音ノ木坂になぜこんな大切なものを置いて行ったのかしらね」

海未「花陽のことです。暗号を作って埋めておいた場所を書いたことを忘れてしまったのかもしれませんね」

にこ「あの子らしいわね…どちらにせよ世界を征服した力を持つ花陽がそれほどまでに厳重に保管しておいた物には違いない、か。たしかに『最後の希望』かもね」

穂乃果「ふぬぬぬ……! よし、開いた!……これは」

ことり「ノート? 表紙に図形が書いてあるね」

海未「これは六芒星ですね。どれどれ……」パラパラ





海未「!! この、呪文は――!」










――黒き歴史は紐解かれ、反撃の狼煙は静かに上がる




――彼女らは仲間を止めることが出来るのだろうか?




――その結末は……




――誰も、知らない








to be continued…



続きは劇場版で(大嘘)

読んでくれた物好きな方、ありがとうございました

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