貴音「犬耳と尻尾が生えるとは…面妖な!」 真美「四夜目だYO!」 (154)

●前々々作
千早「犬耳と尻尾が生えました」
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●前々作
響「うぎゃーっ!犬耳と尻尾が生えちゃったぞ!?」 春香「二夜目ですよ!二夜目!」
響「うぎゃーっ!犬耳と尻尾が生えちゃったぞ!?」 春香「二夜目ですよ!二夜目!」 - SSまとめ速報
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●前作
やよい「うっうー!犬耳と尻尾が生えちゃいましたぁ!」 雪歩「さ、三夜目ですぅ…」
やよい「うっうー!犬耳と尻尾が生えちゃいましたぁ!」 雪歩「さ、三夜目ですぅ…」 - SSまとめ速報
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律子「雪歩とやよいも無事に犬耳と尻尾も取れて、これで活動出来るアイドルが6人になりました、と…」カタカタ

小鳥「本当にすごいですよね…でも、どうしてプロデューサーさんの家にお泊まりしただけで治るのかしら?」

律子「そこなんですよねぇ…海外のニュースでは未だに治療法も確立してないのに…」カタカタ

律子「……まぁ、お泊まりする『だけ』でないのだけは確かですけどね」カタカタ

小鳥「……もし、私達の順番が今日巡って来たら…どうします?」

律子「ぐっ…あまり考えないようにしてたのに…」

小鳥「あら?律子さんはプロデューサーさんのお宅にお泊まりするのがイヤなんですか?」

律子「だ、誰もイヤだなんて言ってません!でもやっぱり恥ずかしいんです!」

小鳥「…でも、どの道あと4日以内にお鉢が回って来ますよ?」

律子「うぅ…どうしよう…」ミミペター

美希「さぁハニー!今日こそミキを引き当てるの!てゆーかこんなに待たせるなんていくらハニーでもあんまりだと思うの!」

P「ちょ、無茶を言うなよ…」

真「落ち着きなよ美希、どうせあと4日以内には順番が回って来るんだから」

美希「それでも待てないの!やよいと雪歩までお泊まりしてるのに、ミキだけ待ちぼうけなのが我慢出来ないの!」プンスカ

あずさ「で、でもここまで美希ちゃんを待たせたんだから、美希ちゃんの番になったらプロデューサーさんも精一杯おもてなししてくれるわよ、ね?プロデューサーさん?」

P「え?えぇ、まぁ…」

美希「じゃあそれが今なの!今ミキを引き当てるの!いつ引くの?今なの!」

P「だから落ち着け!圧がすごいから!」

亜美「えっと、まだお泊まりしてないのが亜美と真美、ミキミキ、まこちん、お姫ちん、あずさお姉ちゃん、律っちゃん、ピヨちゃん」

真美「残り8人で、1日2人ずつだから…残り4日、確率は4分の1…正直、いつ当たってもおかしくないよね」

亜美「……真美隊員、例のブツはまだ届かないのかね?」

真美「まだであります!」

亜美「うーん…注文したのが2日前だから、そろそろ届いてもおかしくないのになぁ…」

真美「せっかくお年玉を切り崩してまで買ったのにねぇ…このままじゃ間に合わないかも知れないよ?」

亜美「もし間に合わなかったら…」

真美「うあーっ!考えるのも恐ろしいよーっ!」

貴音「……」ズゾゾゾゾー

律子「朝からラーメンて…て言うか最近食べ過ぎじゃない?」

貴音「申し訳ありません…何やら落ち着かない日々が続き、それに伴ってらぁめんの消費量も増える一方なのです」ズゾゾゾゾー

貴音「最近、特に胸騒ぎがしてしまい…1日18食のらぁめん生活なのです」ズゾゾゾゾー

律子「じゅ、18ィ!?……ダメだ、考えただけで胸焼けが…いくら私でも、そこまでは…」ウップ

小鳥「でも、貴音ちゃんなら楽勝だと思えちゃうのが何とも…」

美希「さぁハニー!そろそろくじを引くの!そして早くミキをお泊まりさせるの!さあ!さあさあさあ!」

P「解った!解ったから!とりあえず引くけど、引けなかったらごめんな?」ガサゴソガサゴソ

美希「そんな後ろ向きな事考えてるからダメなの!絶対に引いてやるんだって意志が必要だと思うな!」

小鳥「さぁプロデューサーさん、それでは引いてください!五万円十万円運命の分かれ道!」

P「小鳥さんいくつなんですか…えっと…」ガサゴソガサゴソ

美希「……」ゴクリ

真「……」ゴクリ

律子「……」ゴクリ

小鳥「ドルルルルルル…ジャン!」

P「……貴音です」

貴音「私…ですか?」ズゾゾゾゾー

亜美「お姫ちんwwwwwwそろそろラーメン食べるのやめようよwwwwww」

真美「しかも食べながら喋ってるしwwwwwwどうやってんのそれwwwwww」

貴音「遂にこの日が来たのですね…プロデューサー、よろしくお願いいたします」フリフリフリフリ

小鳥『あ、ちゃんと嬉しがるのね…』

美希「ぐぬぬ…で、でも信じてるの!ハニーが次こそは美希を引き当ててくれるって、ミキは信じてるの!」

P『愛が重いなぁ…』ガサゴソガサゴソ

小鳥「ドルルルルルル…ジャン!」

P「ほいっ…………」

美希「……ハニー?」

P「ち、違うんだ美希…これは…」アタフタアタフタ

美希「……誰なの?」

P「……ま、真美です」

美希「」

真美「えっ…うえぇえぇっ!?ま、真美なの!?」

亜美「アイエエエエエエ!?ナンデ!?真美ナンデ!?」

真美「ど、どどどどどうしよう!?ついに真美の番だよ!しかも真美単体だよ!?」オロオロオロオロ

亜美「落ち着いて真美!素数を数えるんだ!1、2、3、4…」オロオロオロオロ

小鳥「あら?真美ちゃんはプロデューサーさんのお宅にお泊まりするのがイヤなの?意外ねぇ」

真美「い、イヤだなんて言ってないよ!た、ただ…」

亜美「準備が出来てないんだよぅ…アレの対策がまだ不十分なのにぃ…」

小鳥「……アレ?対策?」

コンコンコン。

業者「すみませーん、阿川急便ですが、お届け物でーす」

亜美「!!」ミミピーン

真美「!!」ミミピーン

小鳥「あ、はーい!」

P「わー!小鳥さんが出たら犬耳を見られちゃいますよ!俺が受け取りますから!」

小鳥「あ、いけない…すみません、お願いします!ほら、みんなも隠れて!」

ワーワー!ドタバタドタバタ…ガチャッ。

P「すみません、お待たせしました…どこからの荷物ですか?」

業者「えっと…amamizonさんからですね。受取人様が…双美様となっております」

P「えっ、双美?」クルッ

亜・真「「!!」」ササッ

業者「えっと、住所はここで間違いありませんが…大丈夫でしたか?」

P「え?あ、はい。大丈夫です、受け取ります…はい、じゃあサインで」

業者「はい、ありがとうございましたー、失礼しまーす!」バタン

P「おーい、これは亜美の荷物か?それとも真美か?」

亜美「あ、ありがとう兄ちゃん!」

真美「やったー!間に合ったー!」

律子「アンタ達、荷物なら自宅に届けさせなさい!勝手に事務所の住所で…」

亜美「ごめん律っちゃん!でもこれはキンキューをYO!するんだよ!」

真美「そうだよ!これで真美達のプライドと純潔が守られるんだよ!大目に見てよ!」

亜美「会議室でお弁当食べても良いじゃん!」

真美「見逃してくれよぅ!」

小鳥「あら、懐かしいフレーズねぇ」

P「…お前達たまにビックリするくらい古いワード出すよな?」

P「さて、今日は真美と貴音か…っと、ところで美希は?」キョロキョロ

小鳥「そこのソファーでふて寝してます」

美希「……」メソメソ

P「うーん…まぁ後でフォローしておくか」

P「よし、じゃあまずはいつものようにボール遊びからだな」

真美「えー?本当にやるの~?恥ずかしいよぉ~!」

P「まぁ、犬耳と尻尾を無くす為には必要な事だから…とりあえず、真美からだ」

貴音「お待ちください。まずは私から挑戦させて頂きたいのです」

P「え?まぁ良いけど…やけにやる気満々だな?」

P「じゃあ…貴音!取って来い!」ポーイ

貴音「……」ササッ

P「!?」

真美「お、お姫ちん!?」

貴音「……わん、わん」ズリッ ズリッ

P「お、おい…わざわざ四つん這いにならなくても…」

貴音「はて…犬とは本来四つん這いなのではありませんか?」ズリッ ズリッ

P「ま、まぁそりゃそうなんだが…」

貴音「より犬と近い環境に身を置く事で、何か掴めるものもあるかと思います…」ズリッ ズリッ

P『うおぉ…貴音の尻が揺れている…』ドキドキドキドキ

真美『お姫ちんって、本当にお尻がド迫力だよねぇ…』ドキドキドキドキ

小鳥『くうぅ~…カメラを回せないこの状況が恨めしい~っ!』ギリギリギリギリ

貴音「……んあ、んぐっ」カプッ

P「お、おいおい!わざわざ口で咥えなくても…」

貴音「……ふっ、ふっ、ふっ」ズリッ ズリッ

貴音「……っぷぁ」カパッ

P「よ…よし!偉いぞ貴音!」ナデナデナデナデ

貴音「…わん!」フリフリフリフリ

P『うわぁ…ボールがよだれでベタついてる…』ニチャッ

P「ボールを拭いてっと…よし、次は真美!」フキフキ

真美「え、えぇ…?ま、真美もやるの…?」

P「必要な事だ。よし、取って来い!」ポーイ

真美「う、うん…」タタタタタ

真美「は、はい…取って来たよ…」

P「よし、よくやったぞ真美」ナデナデ

真美「う、うん…」フリ、フリ

P「ほい、貴音!もう1回だ!」ポーイ

貴音「わん、わん」ズリッ ズリッ

貴音「……あぐっ」カプッ

貴音「……ふっ、ふっ、ふっ」ズリッ ズリッ

貴音「……っぷふぅ」カパッ

P「…よぉし!すごいぞ貴音ぇ!」ナデナデワシャワシャナデナデワシャワシャ

貴音「わんわん♪」フリフリパタパタフリフリパタパタ

真美「……」

真美「お姫ちんだけ、ずるい…」ボソッ

P「よし、次は真美!」フキフキ

P「ちょっと遠くに投げるぞ…取って来ぉい!」ポーイ

真美「……!」ササッ

真美「わ、わんわん!」ズリッ ズリッ

P「ま、真美!?」

貴音「むぅ…」

亜美「ま、真美が…あの真美が!?」ビックリ

小鳥『ピヨオォォッ!?ワンちゃんもう1匹増えたあぁぁっ!!』ドボドボドボドボ

真美「あん!あん!」ズリッ ズリッ

真美「……ぐっ、あむっ」カプッ

真美「はっ、はっ、はっ」ズリッ ズリッ

P「よし、もうちょっとだ!頑張れ真美!」

真美「はぁ、はぁ…あっ!?」ポロッ

貴音「!!」カプッ

真美「うあーっ!それ真美のボールだよぉ!?」

貴音「……」ズリッ ズリッ

真美「ずるいよぉ!返してよぉ!」カプッ

貴音「!?」グイグイッ

真美「んーっ!んーっ!」グイグイッ

亜美「うわぁ…真美とお姫ちんがボールを口と口で奪い合ってる…」ドキドキドキドキ

小鳥「も、もうダメ…カ、カメラを…」ドボドボドボドボ

P「こ、こらこら!喧嘩するんじゃない!」

真美「んがーっ!んぐぐぐぐ!」グイグイッ

貴音「ふぅーっ!ふぅーっ!」グイグイッ

P「こら!離れなさい!」グイッ

真美「うぁーっ!真美のボールがぁっ!?」ニチャッ

貴音「あぁっ!?むぅ…」ニチャッ

P「あーあー、ほらぁ…ボールが唾液でベトベトじゃないか!」ネッチャー

小鳥「そ、そのボールを言い値で…」

律子「はいはい、小鳥さんはこっちで仕事しましょうねー」グイッ

小鳥「ピヨオォォッ!!」ズルズルズルズル

P「貴音!何で真美のボールを取ったんだ?」

貴音「…真美はボールを取り落としました。ですから、代わりに私がボールを届けようと…」

真美「嘘だ!お姫ちんは兄ちゃんにほめてほしくて、真美のボールを取ったんだよ!」ガルルルル

P「…そうなのか?」

貴音「……」ミミペター

P「……貴音?」

貴音「…真美、プロデューサー…申し訳ありません」フカブカー

真美「むーん…」

P「…真美、許してあげるか?」

真美「も、もちろん許すよ!真美の心はカスピ海より広いもん!」

P「基準が解りにくいけど…でも偉いぞ真美!」ナデナデワシャワシャナデナデワシャワシャ

真美「ぅぁっ…くぅん…わうぅ…//////」フリフリパタパタフリフリパタパタ

貴音「……」シュン

P「…貴音も素直に謝れたな、偉いぞ」ナデナデナデナデ

貴音「ふにゅ、きゅぅん…」フリフリパタパタフリフリパタパタ

P「じゃあ気を取り直して…貴音!取って来い!」ポーイ

貴音「…わん!」ズリッ ズリッ カプッ ズリッ ズリッ

貴音「……」ジー

真美「ど、どったのお姫ちん?」キョトン

貴音「……わうん」ジー

真美「…い、良いの?」

貴音「……」コクン

真美「…ありがとね」カプッ

真美「あん!」カパッ

P「…よし、よくやったぞ真美」ナデナデワシャワシャナデナデワシャワシャ

真美「にゅう…きゃうん♪」フリフリパタパタフリフリパタパタ

P「はい、次は真美!」ポーイ

真美「きゃうん!」ズリッ ズリッ カプッ ズリッ ズリッ

真美「…あんあん!」ジー

貴音「…よろしいのですか?」

真美「あん!」コクン

貴音「感謝します…」カプッ

貴音「あぅん…」カパッ

P「よし、偉いぞ貴音」ナデナデワシャワシャナデナデワシャワシャ

貴音「~~♪」フリフリパタパタフリフリパタパタ

小鳥『ここは天国なのかしら…?』ドボドボドボドボ

律子「小鳥さーん、そろそろ止血しないと召されますよー?」

P「よしよし、2人共良い子だなぁ」ナデナデワシャワシャナデナデワシャワシャ×2

真美「んっふっふー♪兄ちゃん、もっとほめてほめてー♪」フリフリパタパタフリフリパタパタ

貴音「うふふ…こんなに激しく愛撫された事など、初めてです…」フリフリパタパタフリフリパタパタ

P「あ、愛撫とか言うな!」

真美「あーん!兄ちゃん撫でるのやめないでよーっ!」ガシッ

貴音「あなた様…もっと…」ガシッ

P「はいはい、まったく困ったワンちゃん達だなぁ」ナデナデワシャワシャナデナデワシャワシャ×2

真美「ふぅ…んにゃ…」トローン

貴音「ふあっ…んんっ…」トローン

美希「……」ギリッ

真「……」ムッスー

亜美「……」モジモジモジモジ

律子「……」ジロジロ

あずさ「……」ハァー

小鳥『な、何か…空気がピリピリしてるような…』ドキドキ

P「こ、こらこら!そんなに身体を押しつけるんじゃない!」

真美「兄ちゃぁん…もっと触ってくれなきゃヤだよぅ…」クーンクーン

貴音「あなた様…この身が切ないのです…」クーンクーン

小鳥『こ、こっちも別の意味でヤバいんですけどぉー!?』ドボドボドボドボ

真美「ねぇ兄ちゃぁん…真美、兄ちゃんの家に行きたいなぁ…」

P「そりゃその予定だけどさ…まだ定時までは間があるから、もう少し待っててくれよ」

真美「やだ!真美もう我慢出来ないよ!今すぐ兄ちゃんの家に行きたぁい!」

P「聞き分けの無い事を言うなよ。もう少しの辛抱だからさ」

真美「うー…」モジモジモジモジ

貴音「真美、あまり無理を言ってプロデューサーを困らせてはいけませんよ?」

真美「だってさぁ!お姫ちんは早く兄ちゃんの家に行きたくないの!?真美は早く兄ちゃんの家で目一杯甘えたいのにぃ!」

貴音「真美…私も真美と同じ気持ちです。だからこそ、プロデューサーの仕事の邪魔をしてはいけません」

真美「むぅー…」ミミペター

貴音「大丈夫。あの方はちゃんと、私達をもてなしてくれるはずです。美味しい食事を存分に振舞い、お風呂では私達の身体を頭から爪先まで丁寧に洗い、そして未来の夢を語らいながら、枕を並べて深く優しい夜を共に過ごすのですから」

P「そこまですごいのを想像してたのか!?いや、そこまではやらないからな!?」

律子「……プロデューサー、定時にはまだ早いですけど今日はこのまま上がってもらって構いませんよ?」

P「え?い、いや、でもまだ仕事が…」

律子「もう残りあとちょっとじゃないですか。それくらいは私が片付けておきますから、プロデューサーは真美と貴音を連れて行ってあげてください」

P「まぁ、そこまで言うなら…じゃあごめん、あとはよろしく頼む」

真美「え?本当に!?本当に今から兄ちゃんの家に行くの!?わーい!律っちゃんありがとー!」

貴音「お心遣い、ありがとうございます」ペコリ

律子「……別にアンタ達の為にじゃないわよ」ボソッ

真美「じゃあ亜美、行って来るね!パパとママには上手く行っておいてねーん♪」

亜美「う、うん…あ、例のブツの使い心地もちゃんも試しておいてよ!?」

真美「らじゃー!それでは、行って来るよーん♪」

貴音「それでは、失礼いたします」ペコリ

P「じゃあちょっと早いけど、お先にー」

ガチャッ、バタン。

こうしてプロデューサーは、真美と貴音を連れて自宅へと向かった。

だが、彼は気がついていなかった。それは女達本来の演技力の為せる業か、はたまた彼の鈍感力の為せる業か?

事務所内に残された女6人の発する、あまりにも濃度の濃い、牝の匂いに…

P「ただいまー」

貴音「お邪魔いたします」

真美「おっじゃまー!」

P「まぁ適当にくつろいでくれ。くれぐれも家捜しは…」

真美「とぉ!まずはベッドの下をチェーック!って、何も無いじゃーん!?」

P「……まぁそうなるよな」

真美「ねーねー、じゃあエロエロなDVDとかは持ってないの?」

P「そんなモンあるか!例え持ってても見せん!」

貴音「あ…あれが噂となっている、プロデューサーのだぶるべっどですね?」

P「え?噂になってるの?」

貴音「はい。響から聞き及んでいます…なるほど、この広さなら、私と真美がプロデューサーを挟んで寝ても充分な余裕がありますね…」

P「うっ…ま、まぁな…」

P『まずい…今夜はマジでヤバいかも知れない…』

P『振り返ると、今までの3日間に泊まったみんなは成長の度合いに差はあっても、全員子供だったんだが…だが、貴音はまずい!』

P『身体はすっかり成熟しきってるし、未成年なのに何ともエロい雰囲気を醸し出してるしで…』

P『それに、例え今日を乗り切ったとしても、まだ律子とあずささんと小鳥さんがいるし…美希も身体だけならすっかり大人だし…』

真美「ねーねー兄ちゃん!」

P「うおっ!?ど、どうした?」

真美「そろそろ晩御飯の準備しないと、お姫ちんがヨダレ垂らして待ってるよぉ?」

P「え?ははは、馬鹿だなぁ。いくら何でもヨダレは垂らさないだろ」

貴音「その通りです。私はそこまで卑しくはありませんよ?」ジュルリ

P「ん?んん?今、何か…」

貴音「さぁ、私達には構わずあなた様は夕餉の準備を…それまで私達は静かにお待ちしております故…」ギュルルルル、バキューン!

P「そ、そうだな…貴音のお腹のピストルが暴発しない内に用意しないとな…」

ジュージュー。グツグツグツグツ…

真美「あ、そーだ。兄ちゃん!トイレ貸して!」

P「ん?あぁ、良いぞ。玄関のすぐ横のドアだ」

真美「あんがと!」タタタタタ

貴音「……あなた様、そろそろ完成でしょうか?」ソワソワ

P「いや、まだ作り始めて10分くらいだし…まだまだかかるぞ?」

貴音「そうですか…ですが、焦らずにゆっくり作ってくださいね?」ギュルルルル、ギャギャギャギャギャ、キキィーッ!

P「……なるべく急いで作るよ。お腹の高速ドリフトが治まるように」

真美「お待たせー♪あ、兄ちゃん!お皿用意しとこうか?」

P「おう、すまんな。じゃあお願いするよ」

真美「はーい。んっふっふー♪何か真美達って新婚夫婦みたいじゃない?ねぇア・ナ・タ♪」ウッフーン

P「……何だ?ほっぺにチューでもしてほしいのか?」ズイッ

真美「ぅえっ!?ち、ちょっと…お姫ちんがいるのに…」ドギマギ

P「ん?ほっぺじゃダメか?口にするか?」ズイズイッ

真美「ぅぁ…あ、あの、その…う、うぅ~//////」ドギマギドギマギ

P「…ごめんごめん、冗談だ。そのお皿はリビングに運んどいてくれ」

真美「え…う、うん…」

P『まずいなぁ…普段元気を絵に描いたような真美が、今日はあんなにしおらしいから調子が狂う…』ドキドキドキドキ

真美『うぅ…びっくりしたよぉ…兄ちゃんの馬鹿ァ!どうせならあのままチューしてくれたら良かったのにぃ!』ドキドキドキドキ

貴音『お腹が空きました』ギュルルルル、ウィーンガシャウィーンガシャ、ワーレーワーレーハー

30分後。

P「ほいほい、お待たせー」

真美「うわぁ!おいしそー!」

貴音「まあ…まあ…!」ウルウルウルウル

真美「お姫ちんwwwwww泣いてるwwwwww」

貴音「では、そろそろいただきましょうか…」

真美「そだね。いっただっきまー…」

P「おあずけ!」

真・貴「「!?」」ビクッ×2

P「まだ食べちゃダメだぞー?お預けだ」

真美「えー!?もうお腹ペコペコなのにぃ!」ブーブー

貴音「あ、あなた様…それは余りにもいけずと云うものです…そ、それだけは…」ウルウルウルウル

P「ダメ。お預けだ」

真美「むぅー…」

貴音「………………うっ、うぅっ!」ポロポロポロポロ

真美「お、お姫ちん!?」ビックリ

貴音「こんな仕打ちを受けるなんて…あなた様は私の事がお嫌いなのですか!?こんな…酷い仕打ちを…」ポロポロポロポロ

P「あー…ごめん、うそうそ。食べようか」

貴音「うぅ…よ、よろしいのですか?」グスッ

P「もちろん良いよ。真美と貴音に食べてほしくて作ったんだから。ごめんな、ちょっと意地悪したくなっちゃってさ」

貴音「あなた様は本当にいけずです…後で覚えている事です」キッ

真美「あーぁ、お姫ちんが可哀想だよぉ…兄ちゃんのキチク!ドS男!」

P「ごめんって。許してくれよ…何でもするからさぁ」

真美「ん?今何でもするって言ったよね?」

P「あぁ言ったよ。俺に出来る事なら何でもするよ、約束する」

真美「…だってさ、どうするお姫ちん?」

貴音「…そういう事なら、許してあげましょう♪」

P「……あっ!さては嘘泣きだな!?」

貴音「騙される方が悪いのです。さて、何をしてもらいましょうか?」ニヤニヤ

真美「んっふっふー♪そりゃあすっごい事をしてもらうに決まってんじゃーん?」ニヤニヤ

P「くそぅ…あーもう知るか!とりあえずいただきます!」

真美「いっただっきまーすっとくらぁ!」

貴音「いただきます…」ジュルリ

P『まいったな…まぁ精々マッサージしろとか、髪を洗えとかその程度だろうけど…』

真美「ふぃー、食べた食べたぁ!ごちそーさん!」

貴音「お代わりを所望します」ズイッ

P「す、すまん!もうご飯が無くなっちゃって…」

貴音「そうですか…仕方がありませんね…」シュン

P「しっかし貴音は本当によく食べるなぁ…見てて気持ち良くなるくらいの食べっぷりだよ」

貴音「そうでしょうか?今日は少し抑えたつもりなのですが…」

真美「お姫ちん、とりあえず口の周り拭きなよww」

P「ほら、拭いてやるから」フキフキ

貴音「ん…あ、ありがとうございます…」フリフリ

P「っと、さてそろそろ風呂が沸くから…」

貴音「では、3人一緒に入りましょうか」

P「おう…………えっ?」

真美「えっ?じゃないよ。みんなで一緒にお風呂入るんだよ?」

P「ばっ、馬鹿言うな!そんな事出来るワケないだろ!?」

真美「えー?さっき何でもするって言ったじゃん?」

P「い、いや…それとこれとは…」アタフタアタフタ

貴音「プロデューサーともあろう者が、アイドルに対して虚言を用いるのですか?」

P「いや、その…それは…」アタフタアタフタ

真美「あーあ、結局兄ちゃんもその辺の薄汚い大人と同じかぁ…真美が子供だと思って簡単に騙せると思ってるんだぁ…」ションボリ

貴音「所詮あなた様も、黒井社長のような薄汚れた溝ねずみと同じなのですか?失望してしまいます…」ションボリ

P「い、いや、そんなつもりは…っつーか黒井社長そこまで汚い人じゃないと思うぞ!?」

貴音「それは心得ています。黒井社長は確かに時折強引な手を用いる事もありました。同業者の評判も決して芳しくはありません。ですが、私達との約束を違えた事はただの一度もありませんでした」

P「で、でもなぁ…俺と黒井社長みたいな立派な人を比べても…」

貴音「社会的地位の話はしていません。人としての気位の話をしているのです」キッ

真美「どーすんの兄ちゃん!真美達とお風呂に入るの?入らないの?」キッ

P「うっ…ぐうぅ…」タジタジ

真美「もう!煮え切らないなぁ!じゃあ真美、このまま帰っちゃうよ!?」

P「え?何で?」キョトン

真美「もうこの犬耳も尻尾も取らなくて良い!ずっとこのままで、犬耳アイドルとしてスターダムを登り詰める!ゆーじゅーふだんな兄ちゃんなんかもう知らない!」プンスカ

貴音「そうですね…それも致し方無いかと」

真美「じゃあね兄ちゃん!」

P「お、おい真美!待て!っと…と!どわぁ!?」ズルッ

P「う、うわあぁぁっ!!」グイッ

真美「うあっ!?に、兄ちゃん!?んぎゃあぁっ!!」ズルッ

ズダアァァーンッッ!!

貴音「真美!?プロデューサー!!」

P「いたたた…ま、真美…怪我は無いか?」ヨロヨロ

真美「だ、大丈夫だよ…」ヨロヨロ

貴音「あ、あの…ま、真美…」アタフタアタフタ

真美「んん?どったのお姫ちん?」ヨロヨロ

P「いつつ…ん?何だこれ……ショートパンツ?何でこんな物を持って……え?」

真美「……あれ?何か下半身がスースー……する……?」

貴音「あ、あなた様!早くそれを返してさしあげてください!」アタフタアタフタ

真美「…………う、うああぁあぁあぁぁぁっ!に、兄ちゃん何すんのおぉーっ!?ま、真美のショートパンツ返してよぉーっ!!」アタフタアタフタ

P「う、うわぁっ!?ご、ごめん!っつーか…何だそのパンツ?やけにモコモコしてないか?」キョトン

真美「ば、馬鹿ぁ!!見ないでよぉー!!」アタフタアタフタ

貴音「あなた様!そんな事よりも早く!」

P「あ、そうか!ごめん真美!早くこれを…うおおぅっ!?」ズルッ

真美「う、うにゃあーっ!?」

ドンッ!!

P「あ、あっぶねぇ…大丈夫か真美!?」

真美「は、はわ…これ…ゆ、床ドン…!」ドキドキドキドキ

P「大丈夫か真美?頭とか打ってないか?」ナデナデ

真美「あ、あわわ…だ、ダメ…こんなカッコで、こんな体勢で…兄ちゃんの顔が…こんなに近くて…」ドキドキドキドキドキドキドキドキ

ジュワッ。

真美「!?」ビクッ

チョロッ…ショオォォォ…ジョワワアァァ…

真美「ふ、ふわ…あうぅ…」ガクガクブルブルガクガクブルブル

P「ま、真美?大丈夫か?」

貴音「真美?やはり頭を打ったのですか!?」

真美「ら、らいじょぶらよぉ…」ピクッピクピクッ

P「ほ、本当に大丈夫か?何か呂律がまわってないような…」

真美「だ、大丈夫だよ!と、とにかく兄ちゃんは真美達と一緒にお風呂に入るの!わかった!?」

P「え?あ、あぁ…解った…」キョトン

真美「ぜ、絶対だよ!?それじゃ真美は先に入ってお風呂の用意しておくから、絶対後から入って来るんだよ!?もし来なかったらもう絶交だかんね!?」タタタタタ

P「……あ、真美!これ!ショートパンツ…」

真美「い、いつまでも持ってないでよ!兄ちゃんの馬鹿!変態!変態たーれん!」バッ、タタタタタ

貴音「…ともあれ、あなた様はハッキリと約束いたしましたね?」

P「うっ…」

貴音「もしこれで逃げ出してしまったら、私もあなた様を嫌いになってしまうかも知れませんよ…?」

P「……せ、せめて俺は水着をつけさせてくれ!そしてお前達もバスタオルを巻いてくれ!それだけは絶対に譲れない!」

貴音「承知しました。それであなた様が観念して頂けるのなら、真美にも了承させます」

貴音「…では、私も先に入って待っていますよ?」ヌギッヌギヌギッ

P「わー!ここで脱ぐな!中に脱衣場があるから!」

貴音「これは…ついうっかりしていました」

P「絶対にわざとだろ…あ、貴音は大きめのバスタオルを巻くようにな!普通のだと絶対隠せないんだからな!」

貴音「心得ています。それでは…」タタタタタ

P「…………」

P「……うわーっ!やっちまったぁーっ!!」

P「さすがにまずいよなぁ…どうしたら良いんだよぉ…」

P「……と、とりあえず海パンを探そう!」

真美「ぅぁぁ…危なかったよぉ…」ドキドキドキドキ

真美「こ、これはいてなかったらヤバかったよ…本当命拾いしたぁ…」スルッ、ヌギヌギッ

真美「今日これが届いてなかったら…うあーっ!考えただけで死にそうなくらい恥ずかしいよぉーっ!!」ジタバタジタバタ

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真美「と、とりあえずこれは後で手洗いしないと…」

貴音「真美、すぐにプロデューサーが入って来ますよ?」

真美「うわぁっ!?お、お姫ちん…」アタフタアタフタ

貴音「では、私は先に入っていますので」ヌギヌギッヌギヌギッ

真美「oh…ビッグピーチ…」


P「とりあえず海パンはあったけど…本当に行かなきゃダメなのかな…」

P「でも行かなきゃ絶交とまで言われてるし…はぁ」

真美「兄ちゃーん!入って来て良いよー!」

P「……覚悟を決めるしかない!絶対に間違いを犯さないように、そして何かあったらすぐ逃げるようにしよう!」

ガチャッ。

貴音「いらっしゃいませ、あなた様」

真美「いらっしゃーい!」

P「…あ、風呂が泡風呂になってるのか」

真美「真美が泡風呂の素を持って来てたんだよ。これでお互い見えにくくなるっしょ?」

貴音「ではあなた様、こちらへお座りください」

P「あ、あぁ…」ペタン

真美「はーい、シャンプー入りまーす♪」シャワー

貴音「あなた様、痒いところはありませんか?」ワシャワシャ

P「…大丈夫です」ドキドキ

真美「はーい流しまーす♪」シャワー

貴音「では次はお背中を流します」ゴシゴシ

真美「真美は前を洗ってあげるね♪」ゴシゴシ

P『アイドル2人に全身をくまなく洗われてる…何だこのシチュエーション…』ドキドキ

真美「…兄ちゃん、何でそこ押さえてんの?」

P「え?い、いや…ここは自分で洗うから…」ドキドキ

真美「エンリョしなくて良いよー!真美達が全部洗ってあげるからさー!」

P「ば、洗わせるワケないだろ!それは絶対ダメだ!」

真美「だいじょーぶだいじょーぶ!真美がせーしんせーい洗ってあげるから♪お姫ちん、押さえてて!」

貴音「承知しました」ガシッ

P「なっ!?お、お前ら!最初からそのつもりだったな!?」ジタバタジタバタ

真美「さてさて、この海パンの中にどんな凶器を隠してるのかなー?」ドキドキワクワク

P「や、やめろ!本当に怒るぞ!?」ジタバタジタバタ

貴音「あなた様、観念なさいませ。アイドルとプロデューサーの間に隠し事があってはなりません」ググググッ

P「越えちゃいけない一線もあるだろうが!離せこら!」ジタバタジタバタ

貴音「お静かに。落ち着いてくださいませ」ググググッ

P『うぅっ、貴音の胸を背中越しに感じてしまう…これは…まずい!!』

真美「スキあり!」ガシッ

P「!?」ビクッ

真美「さっき真美のパンツ見られちゃったから、これはそのお返しだよ!」

P「ば、馬鹿…今脱がされたら…」

真美「それ!ごかいチーン!」グイッ

P「うわああぁあーっ!!」

真美「!?」ビクッ

貴音「!?」ビクッ

ゴゴゴゴゴ…

それは チン○ンというにはあまりにも大き過ぎた
大きく 分厚く 重く そして大雑把過ぎた
それは 正に肉塊だった

真美「」ペタン

貴音「」ヘナヘナ

P「い、今のうちに!」グイッ、ダダダッ

ザッパーン!

P「お、お前達やり過ぎだろ!こんな事まで許してないぞ!」ブクブクブクブク

真美「……ぅぁ」チョロッチョロロロロロロ

貴音「め、面妖な…」ショワアァアアァァー

狭い浴室の中では、男の絶叫と少女達から湧き出す清流の二重奏だけが反響するのであった…

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

小鳥「…というような展開になってたりして♪」デュフフフフ

律子「小鳥さーん、その今日中にその伝票処理しないと帰れませんよー?」カタカタカタカタ

ピチョーン。シャアァァァーッ!

真美「……」

貴音「……」

P「……反省したか?」ブクブク

貴音「はい…深く反省しております」

P「今度またこういう騙し討ちしたら、俺はもう2度とお前達のプロデュースはしないからな?」

真美「うぁーん!もう反省してるよー!だからそんな事言わないでよー!」メソメソ

P「そんな事も言いたくなるわ!こちとら無理矢理脱がされて下半身露出させられたんだぞ!下手すりゃ一生モンのトラウマだぞ!」

真美「だ、だったら真美とお姫ちんはどうなるの!?事もあろーに、に、兄ちゃんに…お、おもらしを…その…」モジモジ

貴音「私はあなた様の逸物を見てしまい、あなた様には私が失禁してしまう所を見られてしまいました。これは責任を取って結婚しなければ筋が通りません」ドヤァ

P「何その脅迫!?筋モンもビックリの言いがかりだよ!」

真美「とにかく真美達はすごく怖かったんだよ!あ、あんなキョーアクな鈍器を見せられて、それで怖くなって…お、おもらしをしちゃったんだもん!だから悪いのは絶対兄ちゃんだよ!」

P「ぐっ…こっちが被害者のハズなのに、何も言い返せない不思議な説得力…」グヌヌ

貴音「あなた様、泣き言を言うつもりはありませんが…これ以上タイルの上で正座のままでいるのはさすがに耐えられそうにありません…」ジンジンジンジン

真美「うぅ…せめてものお情けでシャワーをかけてもらってるけど、ツラいよぉ…」ジンジンジンジン

P「……あーもう解ったよ。もう許した。だからもう湯舟に入って暖まっても良いぞ」

真美「本当に!?やったー!っとと、あ、足がしびれて…」ヨロヨロ

P「おっと…大丈夫か?」ザバー

真美「ダメっぽい…兄ちゃん、お姫様だっこして入れてぇ?」ウルウル

P「……ったく」グイッ

真美「ひゃんっ!?」

P「ほら、これで良いか?よいしょ、ちゃんと浸かりな」ドプン

真美「う、うん…」パタパタパタパタ

貴音「……」フリフリフリフリ

P「……っしょい!」グイッ

貴音「あっ…!」

P『さすがに真美より重いけど、それは黙っておこう…』

P「真美、もうちょいそっち側に寄ってくれ」

真美「う、うん…」チャプン

P「よいしょっと」ドプン

貴音「こ、このような姿で…殿方に抱かれたのは…は、初めてです…」パタパタパタパタ

真美「ま、真美も…もうお嫁に行けないかも…」パタパタパタパタ

P「はいはい。じゃあ俺はもうあがるから、後は2人で暖まっててくれ」

真美「え?兄ちゃんもう出ちゃうの?まだ早いよ!暖まってないでしょ?」

貴音「あなた様…多少窮屈ではありますが、私と真美の間に若干の余裕がございます。どうかここへ…」

真美「そうだよ兄ちゃん!真美とお姫ちんで兄ちゃんをサンドイッチしてあげるよ!だから恥ずかしがらずにカムヒアー!」

P「……良いのか?」ジトー

真美「えっ」

貴音「えっ」

P「本当にそこに入って良いんだな?貴音は俺の背中に胸が当たるし、真美は背中に俺の股間が当たるかも知れないけど、本当に良いんだな?」ジトー

真美「……//////」

貴音「……//////」

P「……」ジトー

真美「……い、良いよ…兄ちゃん、なら…」

貴音「……あなた様ならば、何も恥ずかしくは…あ、ありません…」

P「………………」チャプン

ピチョーン。

P「……」

真美「……」ドキドキドキドキ

貴音「……」ドキドキドキドキ

P「……大丈夫か?狭くない?」

真美「ぅえっ!?だ、大丈夫だよ?だよねお姫ちん!」ギュウギュウ

貴音「え?え、えぇ…とても広くて快適です…」ギュウギュウ

P「そうか…」ギュウギュウ

真美『うぅ…お尻に何か硬いのが…何だよこのビッグ♂サーベルぅ…』ドキドキドキドキドキドキドキドキ

貴音『広くて逞しい背中に、私の胸が無遠慮に押しつけられて…私の心臓の音が聞こえてしまいそうで…』ドキドキドキドキドキドキドキドキ

P『無だ…心を無にしろ…俺を挟んでるのはアイドルじゃない…等身大のマシュマロだ…』ドキドキドキドキドキドキドキドキ

20分後。

真美「はぁ、はぁ、はぁ…に、兄ちゃぁん…真美、もう、のぼせちゃいそう…」ハァハァハァハァ

貴音「わ、私も…これ以上は」ハァハァハァハァ

P「そ、そうだな!そろそろあがろう、な!?」ザバー

真美「兄ちゃぁん、だっこぉ…」

P「あーもう!もうこうなったら何でもしてやるから、ほら!脱衣場まで運んでやるからな!」グイッ、ザバー

真美「うぁー…兄ちゃんカッコイイよぅ…」ドキドキニヤニヤ

貴音「あなた様…私も…」

P「よしよし、よいしょっとぉ!」ザバー

貴音「あぁ…何と雄々しい…」ドキドキドキドキ

ブオォーッ。

真美「ふんふんふーん♪ああんあんあーん♪」ユラユラ

P「ほら、乾かしてんだから動くんじゃないよ…でも、何気に真美が髪を下ろしてるトコを見るのは初めてかもなぁ」ブオォーッ

真美「んっふっふー♪ねぇねぇ、真美ってせくちーかな?もしかーしーてー兄ちゃんもーメロメロなんじゃないのー?」

P「はいはい、あと7年経ってから出直して来い」ブオォーッ

真美「ぶぅー…」ミミペター

P「よし、次は貴音な」

貴音「はい、よろしくお願いいたします」

真美「……兄ちゃんの馬鹿」ボソッ

P「さて、そろそろ寝るか…」ナデナデナデナデ×2

真美「え~?まだ良いじゃん…」フリフリフリフリ

貴音「私も、もっとあなた様にこうして触っていてほしいです…」フリフリフリフリ

P「ダメ。2人共明日は営業だろ?まぁ明日になって犬耳と尻尾が無くなってたらの話だけど」ナデナデナデナデ

真美「ぶぅ…ずっと無くならなくても良いのに…」フリフリフリフリ

P「おいおい…そうなるとアイドルとしての活動に支障が出るだろ?」

真美「そうなったら兄ちゃんのお嫁さんにしてもらうから、大丈夫だよん♪」

P「…子供が何言ってんだ。真美がアイドル辞めるなんて勿体無いぞ?お前はいつかトップアイドルになれる素質を持ってるのに」

真美「トップアイドルになるのは簡単だよ…でも、兄ちゃんのお嫁さんには1人しかなれないじゃん?レア度で言えば、そっちの方が全然すごいよ!」

貴音「真美の言う通りです。アイドルとして頂点を極めるより、あなた様の伴侶となる方が遥かに狭き門なのですから」

P「ははは、まさか俺と結婚したいだなんてそんな奇特な奴が…」

真美「はい!はいはいはーい!真美は兄ちゃんと結婚したいでーす!」

貴音「私も、あなた様の妻に立候補いたします」

P「………………//////」

真美「んっふっふー♪あれあれー?兄ちゃんもしかして照れてんの~?」ツンツン

P「て、照れてなんかない!」

真美「ねぇ嬉しい?現役アイドルにキューコンされて嬉しい?」ツンツン

貴音「男冥利に尽きるというものでしょうか?」ツンツン

P「うぅ…うがーっ!大人をからかうんじゃねぇーっ!」

真美「ぎゃー!兄ちゃんが怒ったーっ!」

貴音「何も怒る事はないのに…恥ずかしがりなのですね」

P「もう良い!もう寝るぞ!」ガバッ

真美「ちぇーっ、兄ちゃんがヘソ曲げちゃったからもう寝るかー」ゴロン

貴音「フフ…そんな照れ屋なあなた様も、可愛いですよ?」ゴロン

真美「おやすみー」ギュッ

貴音「おやすみなさいませ」ギュッ

P「……ちょっとくっつき過ぎじゃないか?」

真美「そんな事無いよー。いつもは抱き枕に抱きついて寝てるから、これが普通だよ」ギュギュッ

貴音「右に同じです」ギュギュッ

P『……色即是空、空即是式…耐えろ俺!律子と約束しただろうが!』

真美「……」

貴音「……」

真美「……くぅ」zzz

貴音「……すぅ」zzz

P「……寝るの早いな!」

真美「むにゃ…兄ちゃん…」zzz

P「…普段は騒がしい小悪魔なのに、寝顔は本当に天使だな」ナデナデ

貴音「ふあ…あなた様…」zzz

P「…普段は何考えてるのか解らないけど、こうして見ると、至って普通の女の子だな」ナデナデ

P「……明日になっても犬耳と尻尾が取れなかったら、か…」

P「そしたら…俺は…」

P「……」zzz

真美「兄ちゃん…」ギュッ

貴音「あなた様…」ギュッ

チュンチュン、チュンチュンチュン…

真美「……ぅあ」ムクリ

真美「ふあぁぁあ~…」

真美「……無くなってる」ペタペタ

真美「犬耳と尻尾が無い…わーいやったー、ってのが普通なんだろうけど…」

真美「……ちょっとだけ残念だなぁ」シュン

P「ぐー、ぐー…」zzz

貴音「うぅん…むにゃ…」zzz

真美「お姫ちんも耳と尻尾が無くなってる…」

真美「あーあ…楽しい1日も今日で終わりかぁ」

真美「でも…多分…兄ちゃんのアレを見たのは…忘れられないだろうなぁ…//////」

真美「で、でも…あんなすごい体験はもう2度と…2度……と……」ポカーン

ゴゴゴゴゴ…

真美「に、兄ちゃんの…ズボンが…ふ、膨らんでる…!?」

真美「ど、どうして?何もしてないのに…すごく大きくなって…」

真美「……」キョロキョロ

P「ぐぅー…」zzz

貴音「すやぁ…」zzz

真美「……」ソー、ガサゴソガサゴソ

真美「……」グイッ、スルスルッ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!

真美「うわぁ…うわあぁ…」ゴクリ

真美「は、早くしないと…う、うぁ…て、手が震えて…」

カシャーッ。カシャーカシャーッ。

真美「と、撮れてるかな…あ、む、ムービーも…」

ピッ。ジィー……

真美「ま、真美…今、すっごい事してるぅ…」ドキドキドキドキドキドキドキドキ

真美「ど、どうしよう…ちょ、ちょっとだけなら、触っても…」ドキドキドキドキドキドキドキドキ

P「……うぅーん」ゴロン

真美「ひっ!?」ビクッ

ササッ、グイッ!ガサガサッ!

P「んっ…くあぁ…もう朝か…」

貴音「うん…あぁ、あなた様…おはようございます…」

P「あぁ…あ、貴音…犬耳と尻尾が無くなってるぞ?」

貴音「なんと…本当ですか?」ペタペタ

貴音「…真に、あなた様は不思議な力をお持ちなのですね…」クスクス

P「別に俺の力ってワケじゃないと思うけど…あれ?真美、もう起きてたのか?」

真美「うぇっ!?そ、そうだよ!真美チョー早起きだから!兄ちゃんオハヨー!お姫ちんもオハヨー!」アタフタアタフタ

P「……お前、何でそんなに慌ててるの?」

真美「え?あ、慌ててなんかないよ!真美はいつも朝からこんな感じだよ!いえーい!ヒャッホー!」アタフタアタフタ

P「お前…ひょっとして…」ジトー

真美「!?」ギクゥッ!

P「俺が寝てる間に…」ジトー

真美「あ、あぅあうぅ…」ダラダラダラダラ

P「…顔に落書きしたんじゃないだろうな!?」

真美「……へ?」

貴音「あなた様、落書きなどされてはいません」

P「え?そうなの?」

真美「あ、当たり前じゃん!顔に落書きするなんて、そんなの子供のするイタズラだよ!真美はもう大人なんだから、そんな事しないよ!」

P「そっか…疑って悪かったな、ごめん」ナデナデ

真美「ま、まぁ、わかればよろしい!真美の心はエーゲ海より広いから許してあげるよ!」

P「カスピ海じゃなかったっけ…まぁ良いや。じゃあそろそろ朝飯にするから、お前達は朝風呂にでも入って来い」

貴音「承知しました。では…」

真美「…………んっふっふー♪」ニヤニヤニヤニヤ

P「ん?どうした真美?朝風呂は入らない派か?」

真美「えっ?あ、は、入るよ!」

真美『真美だけのお宝画像&ムービーゲットぉ!これだけは他の誰も持ってない、真美だけの秘密だもんね~♪』

おわり。

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