竜「それが最近規制がかかりまして、自分の飛行通学ルートの一部が特殊飛行資格ないと通れなくなったっすよ」」

龍「めんどくさいなあ、それ」

竜「本当ですよ、特殊飛行取ろうとも思ったんですけど……」

龍「けど？」

竜「対魔術技術の特二種で……」

ドラゴン「あー、あのすっげーめんどいやつ」

龍「対魔術を勉強すればいいじゃん。なれると簡単だよ？」

竜「魔術模試全国一位に言われても説得力無いっすよ……」

ドラゴン「しかも龍っちはアンチマジック体質だもんな、資格取るとしてもテストは無し」

龍「え？持ってるよ？」

竜「憎い！この天才め！なんでアンチマジック体質が対魔法技術資格を取ってるっすか！」

ドラゴン「まあそう怒るなよ」

竜「ぐぬぬ……」

龍「あ、飛行ルートの一部なら変えたらいいんじゃない？」

竜「それが結構な広範囲で」

ドラゴン「どのくらい？」

竜「回り込もうとしたら他層の学校につくくらい」

ドラゴン「あー」

龍「まあ回り込めたとしても、飛行通学ルート許可申請書を書くの面倒くさいもんね」

竜「快適な通学と朝の惰眠のため必死で書いたのに……」

ドラゴン「3回もリテイクくらったもんな」

竜「8回ｯｽ」

ドラゴン「ごめん」

竜「そんなこと言ってる間に教室つきましたけど…‥他の皆はほとんど外っすね」

ドラゴン「今日の一限目なんだっけ？」

龍「今日は3限目まで自習で4限目に飛行速度測定という名のスピード大会だね」

竜「あー、だから朝早くからこんな飛んでるっすね……自分は飛行できなくなるってのに」

ドラゴン「飛べなくなるわけじゃないだろ」

竜「普段から飛んでると飛んでないじゃあ筋肉の慣れも違うと思うんです」

龍「前回一位は歩行通学だけどね」

竜「うがー！」

ドラゴン「まあまあ……で、どうする？一応俺らも練習しとく？」

龍「折角の自習だし、適当にサボって遊ぼう」

竜「これで魔術模試一位なんだから解せねえ……」

ウィルム「教室でサボるとか公言するんじゃないよ、べつにいいけど」

竜「あ、ウィルム先生」

ドラゴン「ちーっす」

龍「何する？何する？もう学校飛び出して遊技場行く？」

ウィルム「おうそこの二匹、まとめて焼いてやろうか」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

龍「効果無いですけど……」

ウィルム「大丈夫だ(ﾆｯｺﾘ)毒と締め付けと海系の魔法も同時に使ってやる」ｷｭｲﾝｷｭｲﾝｷｭｲﾝ

竜「やっべ逃げろ」

ドラゴン「先生ちょっと！？魔法とか大人げないですって！しかも海系って俺の弱点狙い撃ちじゃないですか！」ｱﾀﾌﾀ

龍「冗談！冗談ですって！アンチマジックっていっても弱めだから毒通るんですって！」ｱﾀﾌﾀ

ウィルム「知ってるぞ☆」ｷﾗｷﾗﾊﾞｼｭｰﾝ

龍・ドラゴン「「あﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞあﾞ！！！！」」

竜「惜しい友人を亡くしてしまった……」

ドラゴン「勝手に殺すな……」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

龍「売店で毒消し売っててよかった……効くんだこれ……」

ウィルム「弱目の奴にしといたからな、生徒殺して問題になるとマズイし」

竜「ちなみに全力でやると？」

ウィルム「この層の7割くらいの土地で植物が1000年は生えなくなる」

ドラゴン「えっ」

龍「ウィルム先生を怒らせてはならないので勉強をしよう」

ウィルム「それでいい」

竜「あ、じゃあ折角だし対魔法教えて」

ドラゴン「おお、資格目指すんだ」

竜「飛行通学で朝ゆっくり寝る生活が自分には必要なんです……」

ウィルム「なんだ竜は対魔法の資格とるのか」

竜「ええ実は……」ｶｸｶｸｼｶｼﾞｶ

ウィルム「そういう話なら資格とらなくても申請し直すだけで大丈夫だぞ？」

竜「えっ！？どういうことですか！」

ウィルム「禁止になった区間って特二種だろ？」

龍「そうらしいですね」

ウィルム「低いとこ飛べばいいじゃん」

ドラゴン・竜・龍「「「あっ」」」



おわり

おしまい。

読んでくれた人いたかな？
勢いだけでスレを立てたよ！初スレだよ！

途中の対魔法は対魔術の間違いだ、本当にすまない。


しばらくしたら依頼出します。

ありがとうございます！
正直こんなにレスが付くとは思ってなかった。

調子に乗って同じ世界観でまた書くんで、書いたらurl張って誘導してからhtml化します
（総合スレからの助言）

スレたったらよろしくお願いします……