男「知り合いに酒を飲ませてみる」(49)

男「幼馴染の場合」


幼馴染「ふぅ……美味しい……」ゴクゴク

男「ちょっと飲み過ぎじゃ……」

幼馴染「いいの!たまには飲まないとやってられないから!」

男「……で、でも顔真っ赤だぞ?」

幼馴染「倒れなきゃへいきへいき……」ゴクゴク

男「しかし……お前がこんな酒強いとはなぁ……」

幼馴染「んふぅ……良い気持ち……おとこぉー」

男「ちょ、抱き付くなっ……つか、酒くさっ!?」

幼馴染「そんなのんでないよぉー……うへへへ」

男「…………いやいや、500を数本空けてるのに飲み過ぎじゃないとか有り得ない」

幼馴染「んふふふぅ……」ギュウウウウ

男「っぁく、おま、当たってる!」

幼馴染「はふ……男の胸ー……」

男「だめだ、聞こえてねえ……」

幼馴染「んんん……」スリスリ

男「……」ナデナデ

幼馴染「ふにゅ……」スリスリ

男(猫みたいでかわええ……)

幼馴染「んぅ……」スリスリ

幼馴染「…………zzz」スゥスゥ

男「……って、寝るのかよ!」

男「……まぁ、いいか」ナデナデ

幼馴染「……ふふ……おとこ……だい……好き………」スゥスゥ

男「…………はは……俺も好きだよ」ナデナデ



男「酒を飲んだ幼馴染は何時もよりか、甘えん坊になるみたいだ」

男「先輩の場合」


先輩「………」ゴクゴク

男「…………」

先輩「…………ね、男君」

男「はい?」

先輩「……私って、魅力ないのかな?」

男「……充分、魅力的だと思いますけど」

先輩「そう……じゃあ」ズイ

男「せ、先輩、ちか……んっ!?」

先輩「んー」チュ

男(先輩の唇柔らかいなぁ……じゃなくて!)

男「ぷは……せ、先輩……?」

先輩「……男君は、何時もそう」

先輩「……私がこんなに……こんな、に……」ポロポロ

男「せ、先輩!?どうして泣いて……」

先輩「………わか、らず屋」ギュ

男「……え?」

先輩「ほん、とに……わからず、屋……」ポロポロ

男(先輩……もしかして、俺のこと……)

男「…………」ギュウ

先輩「……おとこ、くん」

男「………先輩、俺……俺……」

先輩「………ばか、気づくの、おそいぞ……」ギュウウ



男「泣き上戸だったけど、真面目な先輩とは正反対の一面を見れたし可愛かった」

男「後輩の場合」


後輩「せんぱぁーい……熱いですぅ……」

男「おま、服を脱ごうとするな!」

後輩「だってぇ………」ヒック

男「………なぁ、お前、酒幾つのんだ?」

後輩「えーと……ほろ酔○い一本です……」ヒック

男「お前、あれで酔うとか……酒弱過ぎだろ……」

後輩「悪かったですねー弱くてぇー」ヒック

男「いや、アルコール3%で顔真っ赤は流石に……」

後輩「せんぱーい、そんなことよりもいちゃいちゃしましょうよぉー」ヒック

男「いちゃいちゃって……」

後輩「せっかく、2人っきりなんですからぁ……いちゃいちゃしないと損ですよー」

男「って言われても……なぁ?」

後輩「もう、このマグロ!」ヒック

男「ま、マグロ?」

後輩「こんなにわたしがアプローチしてるんですから先輩も応えてくださいよ!受け身はいけませんよ!」ヒック

男「お、おう……」

後輩「というわけで、あつーい抱擁ぷりーずです」

男「抱擁だから……抱き締めるんだよな?」

後輩「そうですよ、さぁ……わたしを受け止めてください!」

男「こ、こうか?」ギュー

後輩「そうですぅ……ん……せんぱいぃ……」ゴロゴロ


男「絡み酒、しかも積極性が何時もよりも増してたな……しかし、あの後輩が酒弱いとはな。意外だったが……うん、可愛かったし良かったな」

ネタが寝たでござるよwwwwwコポォwwwwwww

男「お嬢様の場合」


お嬢様「……ふむ、庶民のお酒も中々美味しいですね」コクコク

男「そうか?気に入ってくれたようで何よりだ」

お嬢様「ええ、しゅわしゅわしていて……ワインとは違った口当たりで新鮮です」コクコク

男「……しかし、お嬢様は酒強いんだな」

お嬢様「嗜み、です。それにパーティーにお呼ばれした時などにも、お酒に強い方がいいですからね」クス

男(………変化、ないなぁお嬢様。顔はほんのり赤いだけで何時もと変わらない様子だ)

お嬢様「でも……お酒が入るとつい、我を忘れてしまいがちですね……ね、男さん?」

男「え?」

お嬢様「んっ……」チュウ

男「!?」

男(お嬢様……の顔が目の前にあって……あれ、俺……キス、してる……?)

お嬢様「……んん」

男「……んくっ」

男(っていうか、口移し!?)


お嬢様「……ぷは……どうでしょう、男さん?」

男「…………いや、良かったですよはい」

お嬢様「ふふ♪気に入って頂けたようで……あ、勘違いなさらないで下さいね?」


男「……え?」

お嬢様「私は殿方なら誰でもこういったことをするはしたない女ではないので。お間違いなきように」クス

男「それって………え?え?」

お嬢様「……ふふ♪」クス


男「相も変わらずのポーカーフェースだけど、何処か積極的なお嬢様に少しドキが胸胸しました……」

もう無理でござるwwwwwバトンタッチwwwww

男「委員長の場合」



委員長「…………」コクコク

男「いいんちょ……ちょっと飲み過ぎじゃ……」

委員長「……何よいいじゃない」

男「で、でも……委員長に万が一何かあったら……」

委員長「……男君は優しいのね、でも、その優しさが私にとって毒になりうる……」

男「……え?」

委員長「……っ、何でもない」プイ

男「そうか……でも、委員長、悩みあるなら聞くぞ?」

委員長「……っ」

委員長「……私ね、ある人に恋、してるの」

委員長「その人は鈍感で。でも、何時も手助けや、私が辛い目に遭ってると励ましてくれたり、優しさを精一杯くれた。そんな彼に……何時しか、恋していたの」

委員長「そんな私は……助けてくれた事にありがとうって、素直に言えなくて、突き放すような言葉しか言えなかった……」

委員長「……惨めよね、今でさえ……素直になろうとしてるのに……」グスグス


男「……もう、いいよ委員長」ギュ

委員長「……お、男、くん?」

男「委員長の気持ち、痛いほど伝わったよ」

男「………委員長、好きだ」

委員長「……ば、かぁ……わたしから、言おうとしたのにぃ……」ジワァ

男「……」ナデナデ

委員長「……男、くん」

男「うん?」

委員長「……私も、好き」ギュウウ



男「ツンケンな彼女は酒を飲むとデレる。委員長、可愛かったな……」

面倒だから混ぜたwwwwwすまぬwwwwすまぬwwww

バトンタッチwwwwコポォwwww

男「病弱娘の場合」


病弱娘「……」コクコク

男「お、おい、飲んで大丈夫なのか?」

病弱娘「……多分、平気」

男「ならいいけど……体調悪くなったら言えよ?本当なら飲ませたくなかったんだから……」

病弱娘「……ん……大丈夫」コクコク

男「……」

病弱娘「……不思議な味……それでいて、ぽわぽわする……」

男「顔真っ赤になってるぞ」

病弱娘「……体調は変わらないから……もーまんたい」グッ

男「そ、そうなの、か?」

病弱娘「……やってみたかった……男と、杯を交わすのを……」

男「……そうか。たまには、酒も悪くはないな」

病弱娘「……同意……ねぇ男」

男「ん?」

病弱娘「……そっちに寄っても……いい?」

男「おう、寧ろどんとこい」

病弱娘「………遠慮なく」トサ

男「……ほら、もっと寄りなって」グイ

病弱娘「……ぁ」

男「ほら、こうした方が密着出来るだろ?」

病弱娘「………ん、ん……男は……唐突もないことをする」

男「……そうか?」

病弱娘「う、うむ……」ドキドキ


男「あんまり飲めなかったけど、密着出来た。しかも、表情の変化が乏しい病弱娘の愛らしい顔も身近で見れた」

病弱女「男くん、今…ま…で…あ…り…が…」バタッ

男「び、病弱女? 冗談だよな? おい、嘘だと言ってくれよ… 死ぬなよ、俺をおいて逝くんじゃねえよ…」

こうして病弱女の短い人生は幕を閉じた
しかし、俺は過ぎてしまった過去は振り返らない。
だって、俺たちには虹色の明日が待っているのだから!!

男「不良娘の場合」

男「……」

不良娘「………」チビチビ

男(不良娘………酒弱いのかな?チビチビとしか飲んでないし、何時もよりも寡黙に……)

不良娘「……ん、男、あたしの顔になんかついてるか?」

男「ん、いや……」

不良娘「そうか……」チビチビ

男「………」

不良娘「………」チビチビ


男(か、会話が続かねえ……)

不良娘「……その、なんだ」

男「え、あ、何?」

不良娘「……あ、あたし酒飲めないんだ。つまんないようで……その、ごめん」

男「え、あ、いやいや、無理して飲まなくていいぞ?俺は別に不良娘といるだけでいいし」

不良娘「………え?お、男?それって………」

男「あ!?あ、あ……その……」

不良娘「そ、その言葉……本当、か?」カァァ

男「……そ、その……はい」

不良娘「そ、そうか………」

男「……」カァァ

不良娘「……」カァァ



男「少し気まずかったけど、悪い気まずいじゃなかった。普段の不良娘とは違って可愛い表情が見れたし、良かった」

もうwwwwむりぽwwwww

おやすみパトラッシュwwwww

男「姉貴の場合」


男「姉貴、飲もう」

姉「お、あんたから飲みの誘いとは……明日は雨かね?」ケタケタ

男「茶化すなって。たまには姉貴と飲みたいんだよ」

姉「……そっか」ケタケタ


男「……」グビグビ

姉「……」クピクピ

男「……なぁ、姉貴」

姉「んー?」

男「俺さ、姉貴のこと好きなんだ。家族としても、1人の異性としても」

姉「………ふぇ?…………え?」

男「………なんて、ね」

姉「…………あ、なに、今のジョーク?もうやだなぁ、男ってばぁ!」

男「本当のことだけどね」

姉「……え、えっ?」

男(戸惑いながらあたふたする顔真っ赤な姉貴かわいい)

姉「も、もう冗談は程々にしてよ!全く……」ブツブツ

男「じゃあ……行動で示すよ」ギュウ

姉「ちょ、ちょっ?男!?」

男「姉貴……」ギュウウ

姉「お……おとこ……」ドキドキ



男「うちの可愛い姉貴と一緒に飲むとつい抱き締めてしまう不思議」

男「妹の場合」


妹「おにぃは何時もそう……勘違いさせるような振る舞いをする」

男「行き成りどうした妹よ」

妹「………自分の胸に聞いてみたら?」フン

男「………(何時も甘えん坊なのに、酒入るとツンな部分が出てくるんだよな妹……デレツン?)」

妹「おにぃは優しすぎるんだよ……」

男「そらぁ、お前は大切な家族なんだし、優しくするよ」

妹「…………そう」


妹「ねぇ、おにぃ……ボクのこと、好き?」

男「……好きだぞ?」

妹「……おにぃのその好きは家族としての好きでしょ?ボクは……その家族としてじゃなくて、異性としての好きなんだよ」

妹「……抱いてはいけない想いだってことは重々承知してる。でも、ボクは……」

男「……」ナデナデ

妹「……っ」

男「その先は無理に言わんでもいい。まぁその、なんだ……お前の本心が聞けて漸く決心がついた」

男「俺も、お前のことが好きだ。1人の、女性として」


妹「…………う、うそだ」

男「ほんとだよ。今の今まで踏ん切りつけなくて、言いだせなかったけどな。ヘタレな兄貴ですまん」

妹「…………ううん」

妹「やっぱり…………おにぃは優しいね
。優しすぎるよ……」

妹「大好き……だよ」ギュウ


男「うちのボクっ娘妹がこんな恋人なわけなくはない」

男「義妹の場合」


男「お前、俺の膝の上好きだよな」

義妹「私の特等席、ですから。誰にも譲れません」コクコク

男「まぁいいけど……つか、お前も酒飲めるんだな」

義妹「ふふふ、これでも結構強いんですよ?兄さんに負けない自信ありますし」

男「お、言うなぁ。じゃあ、勝負するか?」

義妹「んふふふ、いいんですか?では……やりましょうか」

男「ただの勝負じゃつまらないから、罰ゲームも用意するか。勝った方は負けた奴を好きにできるとか」

義妹「いいですね、それ……やる気が出てきました」

男「んじゃ、やるか」

義妹「はい!」

義妹「んふふふふふ、勝ちました」

男「うぁ………負けた………」

義妹「これで、兄さんを思うがままにできるわけですね」ニヤニヤ

男「ぁー……お手柔らかにな?」

義妹「過激なものは要求しませんよ。では、初めに……あ、あすなろ抱きしてください」

男「あすなろ抱き?……こうでいいのか?」ギュー

義妹「ん……良い感じです。暫く……このままでお願いしますね」

男「おう」ギュ

義妹「…………ね、兄さん」

男「ん?」

義妹「……好き、です」

男「…………俺もだよ」ギュ


男「敬語な義妹は甘えん坊症候群。それと、あすなろ抱きはいい」

おやすみパトラッシュwwwwww

男「義姉の場合」


男「よ」

義姉「ん」コクコク

男「義姉とこうして飲むのは初めてだよな。何時もは義妹とかいるし」

義姉「……そう」

男「そういえば、義姉も酒強いよな」

義姉「……義妹と、似てる」

男「確かにな。そんだけ飲める分、羨ましいよ」

義姉「……そう?」

男「俺にとっちゃ羨ましい。尤も、飲み過ぎちゃ身体に悪いけどな」

義姉「ん」

義姉「……ふぅ」

男「お、もう飲まないのか」

義姉「………ん、少し休む」コテン

男「……寝転がるなら俺の膝にくれば?」

義姉「………いいの?」

男「何時もは義妹の特等席だけど、一回ぐらいはいいだろ」

義姉「……それじゃあ……遠慮なく」トス

男「おう」

義姉「…………居心地いい」

男「そうか?」

義姉「ん……暫く……こうしてたい」

男「ごゆっくりどうぞ」

義姉「…………ありがと」



男「無口な義姉はクーデレかわいい」

もう割と本気でネタが寝たwwwwww


というわけでおやすみパトラッシュwwwwww

男「友の場合」


男「お前と飲むのも久しぶりだな」

友「そうだね」コクコク

男「暫く忙しくて飲む機会すらなかったもんなぁ……」

友「ま、私としてはこうやって久方ぶりに男と飲めて嬉しいけどね?」クスクス

男「そうか……そうか?」

友「ふふふ……そうだよ」

友「それに、今日は飲み明かしする勢いで飲もうよ」

男「明日は休みだし……ま、たまにはいいか。どんどん飲むぞー」

友「おーう」クスクス

友「そう言えば、男は彼女はいるっけ?」

男「……残念ながら今はフリーだよ」

友「へぇ……そうなんだ?」クス

男「そーいう友はどうなんだよ?彼氏いんのか?」

友「んー……いないよ?好きな人なら……」チラ

友「……近くにいるけど、ね?」

男「…………まさか」

友「まさか、かもね?」クスクス

友「後、一つだけ言いたいのは……」

友「男君、好きです………かな?」クス



男「この飲み以降、1人の親友が可愛い恋人になりました」

これ以上書いてても同じようなネタばかりだろうから、取り敢えずこれで終わりでござるwwwwwww

しかし、この続きを書けるという人には続きを是非書いて欲しいでござるwwwwww

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