照「大学生三人で」爽「全国旅行!」智美「ワハハ」 (77)

・不定期更新

・キャラ崩壊

・苦手な方はブラバック

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智美「今日もいい天気だなー。こんな日はドライブに限る」

ギャリィィィィ

爽「あーあー。げっろ。何回乗っても智美の車は慣れない」

智美「ワハハー。さわやんはまだまだだなー。それに比べててるーの堂々たる姿」

照「……」ペラ

爽「さすがインハイ三連覇の称号は伊達じゃないね。私なら普通の車で本読むだけでもキツいってのに」

照「気分が優れないのならお菓子を食べるといい。はい」

爽「梅のど飴……」

智美「……あー。アレはそういうことだったのかー」

爽照「何が?」

智美「高校時代に部活のメンバーでキャンプに行ったことがあってなー。その時みんな梅のおやつを持ってきていたんだ」

照「キャンプ……そういうのは私達の学校では無かった。ひたすら部室で練習」

爽「白糸台って田舎なのに窮屈だな!」

照「有珠山よりは都会」

爽「智美の高校は鶴賀だっけ。あのゆみと同じ学校に通ってたとは思えないな」

智美「おっ何だその言い方は。まるでゆみちんが超絶アホみたいじゃないかー」

照「逆。智美が受験で不正した疑惑」

智美「二人ともひどいなー。ゆみちんにお願いして死ぬ気で勉強して二人と同じ大学に行けたっていうのに」

爽「大学受験でもカンニングしたんじゃないか」

照「今からでも遅くない。罪を認めるべき」

智美「このくらいでは泣かないぞ」

照「まあ勉強においては爽も大概だけどね」

爽「能ある鷹は爪を隠す」

智美「試験で爪隠してどうすんだよー」ワハハ

爽「現在私たちは大学の長期休暇を利用して三人でぶらり旅に出ております」

照「誰に説明してるの」

智美「なにか新しい出会いがあるといいなー」

照「私じゃ不満?」

智美「てるーと話すのは面白いぞ」

爽「私はー?」

智美「さわやんは存在が面白い」

爽「なんだとカマボコこら。そっちこそ面白いツラしやがって」

智美「おー?やるかー?」

照「ストップ。ただでさえ酷い運転してるのにこれ以上は洒落にならないデンジャラス」

智美「ちっ。命拾いしたなウンコマン」

爽「マンじゃねえウーマンだぼけ。そこ間違えんな」

ガタガタガタ

智美「道がひどいなー」

爽「………ップ…」

照「智美、爽が臨界点。このままじゃ車にバンホーテン」

智美「それはまずいなー………おっ、丁度いい所に休憩所らしきものが」キキッ

ガラッ

爽「おろろろろろろろ!」

智美「いつ見ても豪快なゲロっぷりだなー。これで何回目だっけ?」

照「さあ。両手じゃ数えられないのは確か」

爽「十三回目だよ……ウップ」

照「知り合って間もない頃に比べたらゲロペースが落ちてる。爽は日々進化してるよ」

智美「それでもちょっとかわいそうだな。ちょっとな」

爽「そう思ってるなら運転技術を少しでも向上させてくれよ……」

智美「私としてはプラチナドライバーレベルのドライビングスキルを持っていると思うんだけどなー」

ゴクゴクゴク

爽「はぁー。水飲んだら落ち着いてきた」

智美「ところでここ何処だー?」

照「スマートフォンさんは奈良の吉野と言っている」

智美「吉野かー。桜が有名なんだっけ?」

照「吉野山は日本の三大桜の名所として有名。ひと目に千本見える豪華さという意味で一目千本とも言われている」

爽「へー。照は物知りだね」

照「ちなみに私の故郷の長野にも同じ三大桜の名所が一つ、高遠城址公園がある」ドヤ

智美「あそこは綺麗だよなー。よし、折角だからここらでいっちょ花見でもしてくか!」ワハハ

照「車にはビニールシート、酒、おつまみ、弁当と全て三拍子揃ってる」

智美「おまけに人が全然いない。貸し切りだな!」

照「ただひとつ問題があるとすれば」

智美「今の季節が秋ってことだな」

爽「アホ二人……」

爽「うっし…ゲロ吐いてスッキリしたし、そろそろ行こうよ」

智美「んー、ちょい待ちさわやん。てるーが行きたいところあるって」

爽「……駄菓子屋?」

照「阿知賀女子学院」

爽「あー決勝の。私は準決負けだから会ってないなー。行って何すんの?」

照「……麻雀?」

爽「殴り込み!?決勝でもあれだけボコったのにまだ足りないと?」

照「と、いうのは半分で……大学で宥にお世話になってるから、そのお礼とか」

智美「阿知賀かー。一日だけ打ったことあるけど、全員もれなく強かったなー」

爽「ほう……」

照「あ、やる気」

爽「よっしゃ!殴り込みに行くぞ野郎ども!」

智美「というか人いるのか?」

照「今日は祝日だから部活があれば問題ない。と思う」

阿知賀女子学院―――

穏乃「ロン!6400!」

憧「あーーまくられたーー。しずはホント終盤強いわねぇ」

玄「穏乃ちゃんは本当に強くなったよね。去年の決勝がいい経験になったのかな」

穏乃「はい!来年こそは優勝しますよー!」

灼「そのためには新入部員入れないとね。今年は結局宥さんの穴が埋まらなかったから…」

玄「少しでも力になるようにドラゴンパワーをみんなに分けるよ!」

穏乃「うおおおおお!!!みなぎってきたああああああ!!!」

憧「……」優しい目

ガチャ

晴絵「はいみんな注目ー。しず、咆哮をやめなさい」

灼「あ、ハルちゃん。どうしたの?」

晴絵「今日は予定通りの特訓……ではなく、急遽お越しになったこちらの方々と打ってもらう!」

智美「ワハハー」

照「……こんにちは」

爽「ちわー」

憧「ええっ!?宮永照!?」

灼「…さん。と、獅子原爽さん」

玄「お久しぶりです蒲原さん、宮永さん。去年の夏ごろ以来ですね。ところで東横さんはいらっしゃいますか?」

智美「ワハハ。残念だがモモは長野だ。今ごろゆみちんとイチャコラしてるんじゃないかなー」

玄「くっ……あのおもちを一人占めなんてずるいです加治木さん……!」

穏乃「赤土先生!これはどういう…」

晴絵「さっき外でばったり会ってな。話を聞くとウチに用があったみたいで、ついでに麻雀打ってもらうことにした!」

憧「用?」

照「大学でいつも宥にお世話になっているので……これ、つまらないものですが」

憧「これっ…フィオレン○ィーナのチョコレート!こっちはオー○ンヴュータンのケーキ!」

穏乃「ふぃお?」

憧「照さん、いや照お姉様!ありがとうございます!」

照「どういたしまして」モグモグ

爽「お前が食うな」

灼「へー。旅行ですか」

照「うん。大学生は休みが多いから。誤算だったのはとても小規模な人数になってしまったこと」

爽「智美の車で行くと決まった途端にみんな外せない用事を思い出したみたいで」

智美「ワハハー。二人も残ってくれたんだから私的には満足さ」

穏乃「美しい友情ですね!」

晴絵「あー。そろそろいいかな?」

晴絵「今日は半荘を六回打ってもらう。面子はしずと憧は固定。灼と玄が一半荘ごとに交代。残り一席に三人のうちの誰かに入ってもらう」

晴絵「ルールは大会と同じ。ただしこれは団体戦ではないので各々25000点持ち。以上、なにか質問は?」

穏乃「ありません!」

晴絵「じゃ、練習開始ー」

爽「ちょっとウンコしてくるわ」

智美「じゃ、まずは私が出ようかな」

智美「それロン。5800」

穏乃「は、はい」

憧「なんか……蒲原さん強くなってませんか?」

智美「まああの二人と毎日打ってりゃ少しは上達もするかなー」ワハハ

玄「あの……おねーちゃんは大学でうまくやれてますか?」

智美「んー?」

玄「うちのおねーちゃん、ちょっと抜けてるところがありまして…。東京に出て一人暮らしとか大丈夫なのかな…と」

智美「宥は凄いぞー。私ら三人は宥と同じ寮に住んでるんだけどなー?家事全般から勉強に至るまで宥に勝るものは居ないんだ」

智美「何度か勉強を教えてもらったし、麻雀でもボロボロに負ける。私から見たら超人だよ」

玄「……でしょう?うちのおねーちゃんはすごいのです!」

智美「それに…豊かなものを持ってるし」

玄「そうなのです!うちのおねーちゃんは完璧超人なのです!」

智美「あ、それロン。3900の一本付け」

玄「ふゅっ!」

智美「(すみれと相部屋なのはなんとなく黙ってたほうが良さげだなー)」ワハハ

憧「うあー。負けたー」

智美「ワッハッハー。これが大学生の力というものだー。バトンタッチ!」

パシッ

照「よろしく」ゴゴゴ

玄「ヒッ……」カタカタ

穏乃「まずいです!玄さんのトラウマがドラゴン族・復活の儀式です!」

灼「玄、交代。そっちで休んでて」

玄「灼ちゃん…ありがとう」

灼「でも二回目は流石に無理だと思うからその時はよろしく」

玄「灼ちゃーん!?」

穏乃「負けませんよー!」

憧「元気ねー。私は気力がゴリゴリ削られていくのがわかるわ」

照「淡や尭深、誠子はどんな景色が見えたのか……この目で確かめさせてもらう」

照「ロン!ロンロンロン!ツモツモロン!ロンツモ!ツモツモツモツモツモツモ………」

爽「そこまで!みんな白目向いてるから」

穏乃「」

憧「」

灼「」

照「あっ………」

憧「おかしい……こんなことはゆるされない……」

穏乃「打点制限があるんじゃなかったんですか…?」

照「大学で毎日打ってたらなくなった」

灼「それってもう止められな…」

爽「よっしゃ!次は私の出番!ハイタッチ!ハイタッチ!」

照「ちゃんと手洗った?」

爽「トイレは洗うところではなく出すところ」

照「不潔」

爽「冗談」

爽「さて……ドラゴンロードとやらを見せてもらおうか」

玄「がんばります!」

爽「そんな気合入れなくていいって。おっ、本当にドラが来ないし河にも出ない。これはすごい」

玄「むふー」

爽「だがロン」

憧「はやっ!!」

爽「2600……。やっぱり打点は低くなるなぁ。怜や照はこんな卓でよく満貫以上の手を作れたね」

照「怜にはリーチ一発ツモがあるから」

爽「そういやそうだった。アレは本当に強い」

穏乃「獅子原さんは園城寺さんと打ったことあるんですか?」

爽「大学でよく打ってるよ。っとツモ!2000、4000。頑張ればなんとか満貫和了できたわ」

玄「ううう…」

照「松実さん、気に病むことはない。爽は私から見ても魔物レベルだから」

玄「大魔王にそんなこと言われてもなんの慰めにもならないのです…」

その後…智美、照、爽の順でもう一度卓を囲み半荘六回が終了した。

穏乃「今日は一日ありがとうございましたっ!」

憧「結局一度もトップ取れなかったわねー。くやしいわ……」

智美「ワッハッハー。これが大学生の力というものだー」

照「それさっき言った」

玄「ところで…今日はどちらに泊まられるのですか?」

爽「いつもどおり車中泊だな。智美の車わりと広いから三人でも余裕なんだ」

玄「あの、よければうちに泊まっていきませんか?こう見えても私は旅館の娘なのです」

智美「おおっそうだったのかー。どうする?二人とも」

照「もちろんお世話になる以外ありえない」

爽「久々にやわこい布団で眠れるのか!テンション上がってきた!」

晴絵「大したもてなしができなくてすまないな」

照「いえ、こちらこそ突然お伺いしてすみませんでした」

晴絵「宥によろしく言っておいてくれ」

照「はい」

智美「じゃークロは助手席で道案内頼むわ」

玄「おまかせ……あっ」

ギャリィィィィ

智美「とうちゃーく」

ガラッ

玄「おろろろろろろろ!」

照「大丈夫?はい水」

玄「なんとか……ありがとうございまず。慣れてますね……」

智美「あちゃー。さわやんをゲロらせた時は特に何も感じないけどクロの場合は罪悪感がひどいなー」

爽「えっ?今なにかとんでもなく理不尽なセリフが聞こえた気がした」

照「背中をさすると気分が良くなるよ」さすさす

玄「助かります……」

爽「これから泊めてもらうってのに大した恩返しだな、おお?」

智美「ワハハ…」

玄「蒲原さんは通常料金の三倍分支払ってもらいます。宮永さんと獅子原さんは無料で結構です」

智美「ワハッ!?」

玄「そもそも鉄板三姉妹を泊めさせてあげただけでも感謝してほしいのです」

爽「黒っ!智美のせいで玄が黒くなっちまった!」

照「寒いから早く中に入りたい。温泉に浸かってゆっくりしたい。そして松実さんに麻雀の楽しさを教えたい」

玄「それではお食事の用意が出来ましたら呼びますのでそれまでご自由にお寛ぎください。浴場は階段を降りて右の通路をまっすぐ進むと左手にございます」

玄「今日はみなさん以外にお客様はおりませんので、貸し切りで当旅館自慢の浴場を」

爽「おらー!枕投げなんて久々だぜー!」投げ

智美「ワハぶっ!やったなこのー」投げ

玄「………」

照「できれば夕食にプリンが欲しいです松実さん」

智美「ワハハー!」

爽「おらー!」

玄「やめるのですまな板たち!!!!」

智美爽照「」ビクッ

玄「あんまりふざけた真似すると夕食は抜きにするのです。それどころか外でお休みになる羽目になりますよ?」

爽「(マジな顔だ)」

照「あの、プリン……」

玄「特に蒲原さんは立ち振る舞いに気を付けた方が良いですよ?既にペナルティが二つ貯まっていますので」

智美「ワハ……申し訳ありません」

玄「………それでは失礼します。くれぐれも迷惑な行動は慎むように!」

ガラッ

爽「玄って怖いな。おい智美、試しにペナルティとやらをあと一つ増やしてみろよ」

智美「いやー今のクロなら晩メシに『今日は蒲原さんのお造りです』とかやりかねないからなー。遠慮しとく」

照「プリン………」

照「松実さんの話だとごはんまで二時間くらいかかるって言ってたけど……どうする?」

智美「私はひとっ風呂浴びに行きたいぞ」

爽「フロ、フロ、フロリダ半島!」

照「決まりだね。浴衣に着替えてから行こう」

智美「楽しみだなー。露天風呂とかあるのかなー」

爽「浴衣、浴衣、ユカタン半島!」

智美「ところでフロって何処にあるんだー?」

照「確か………階段下って………左をまっすぐ行ったら右側にある。だったと思う」

爽「階段登ってまっすぐ行って右側だな!よし付いてこい!」

智美「待て待てさわやん。階段登って右に曲がってまっすぐだ」

照「二人ともおかしい。まず階段は降りるから」

爽「多数決で階段は登ることに決まった」

智美「残念だったなてるー」

照「くっ……」

爽「で、次は?」

照「みんなごちゃごちゃ言うから忘れた」

智美「まあ適当に歩いてりゃ着くんじゃないかなー」

爽照「それに賛成」

今日はこの辺で。不定期更新と書いたけどなるべく定期更新したい(願望)

ギシ、ギシ、ギシ

照「ねえ、やっぱり上じゃなくて下なんじゃない?電灯も点いてないし」

智美「と見せかけて……ってパターンがあるだろー?ゲームのダンジョン攻略と同じさ」

爽「智美は正解の道が分かっても行ってないフロアがあったら先にそっち回っちゃう派?」

智美「そうだなー。そこでしか手に入らないレアアイテムとかあるかもしれないからなー」

照「………」ぎゅ

智美「おっなんだなんだ。もしかして暗いのが怖いのかー?」

照「………うん」

智美「ポンコツだなーてるーは。第一印象と真逆だな」

爽「あー。なんか私も怖くなってきたなー」ぎゅ

智美「棒すぎるだろー。違和感が仕事しすぎて過労死するレベルだぞー」

爽「ねえなんかこの部屋怪しくない?」

照「もはやお風呂場探しじゃなくなってる」

智美「失礼しまーす」

ガラッ

智美「ここは……誰の部屋だー?随分綺麗に片付いてるなー」

爽「阿知賀の制服があるってことは玄の部屋じゃない?」

照「勝手に入っていいのかな…」

智美「気にすんな気にすんな。クロとはもう友達だから大丈夫だろー」

爽「おっ!ベッドの下からアルバムらしきもの発見」

智美「アルバムって珍しいなー。普通エロ本とかじゃないか?」

爽「開けちゃう?開けちゃう?」

智美「若干タイトルが不安だけどなー。ここまで来たらしょうがない」

アルバム名:おもち

智美爽「せーの!」

ペラッ

照「………」ちら

智美「………」

爽「………」

照「………」

智美「風呂、行こう」

爽「うん」

智美爽照「失礼しました」

ガラッ

照「こっち」

智美「うん」

爽「………」

照「………ねえ」

智美「………んー?」

照「さっきのって、盗撮画像…だよね?」

爽「………ネットで拾った画像かもしれない」

照「でも、宥の写真が」

智美「……」

爽「私たちは何も見ていない」

智美「うむ」

照「お風呂にカメラが仕掛けられてるのなら……私の身体も危ない」

智美「それは大丈夫だと思うぞ」

爽「悲しいけどな」

照「………分かってるよ」

智美「あのアルバムにおいて貧乳の価値は無い」

カポーン

爽「広い!誰もいない!泳げるぞ智美!」

智美「いやー私はペナルティが怖いから遠慮しとく」

照「露天風呂もあるみたいだね」

爽「あとでみんなで行こうよ!」

智美「おーい、あんまりはしゃぐと危ないぞー」

つるっ

爽「あべし!」ゴッ

智美「言わんこっちゃない。大丈夫かー?げっ。気絶してるじゃないかー」

照「………」合掌

智美「死んでない死んでない。多分。……どうする?コレ。というか大丈夫なのか」

照「照魔鏡で身体検査したところ命に別状はない。邪魔にならない所に横にしておこう。そっち持って」

智美「照魔鏡って便利だなー」

智美「この辺りでいいかー?」

照「そっと降ろそう。そっと」

爽「」

智美「これでよし。それにしてもさわやんは黙ってれば可愛いな」

照「」むっ

智美「たまに淑女な一面があればさわやんの魅力は格段に跳ね上がると思うんだけどなー。てるーはどう思う?」

照「……落ち着いた清楚で可憐で美しく可愛い女性という要素なら私で足りている。爽はアホやってるだけでいい」

智美「そうか?あっ、逆にてるーがさわやんみたいにアホなことしたらもっと可愛くなるんじゃないかー?私って天才か?」

照「爽のように……」

智美「まいったなーここにきて才能が開花してしまったー。え?是非あなたを雇わせてくれって?Go○gleさんは流石見る目が違うなー」へらへら

照「………」ポワポワポワ〜

照『智美!今日はポッキーの日だからポッキーゲームしよう!ほら、そっち咥えて』

照『なに恥ずかしがってんだよー。それなら智美は目瞑ってるだけでいいぞ』

照『………ん。………ポッキーよりも智美のほうが美味しいな!なんつって」

照「え?今度はお返しに智美からしてくれるの?おいおい顔真っ赤じゃん無理すんなって」

照「ちょ…ちょいストップ!なんかやられる方がすげー恥ずかし……待って待って!んっ…」

照「うわー!強引に唇を奪われたー!こりゃー責任撮ってもらうしかないなー!」

照「ふふふ…」

智美「おっそうか株取引は成功したか。なにせ五億のヤマだからな、慎重にもなるさ。え?今度一緒に飲まないかって?すまないな、その日はアメリカに用がある」

爽「ん………?……痛ッ……!アレ、私どうして……」

爽「ここ………風呂場か?なんで床で寝てんだ私………ぁ」

爽「そうだ………確かテンション上がって走り回ってたら頭からずっこけて………痛ッてえなちくしょー」ふらふら

智美「お!起きたかさわやん。でもあまり無理はするなよー?当たりどころが悪かったら死んでたかもしれんぞ」

爽「悪ィな世話焼かせて………ところで私は何分寝てた?」

照「一時間くらいかな」

爽「マジか……それじゃもうメシの時間じゃね?二人とも待っててくれたのか」

智美「別に風呂で一時間過ごすのなんてフツーだろー。待つってほどのことじゃない」

照「私はこのお風呂が気に入っただけ。なんなら爽は目覚めなくてもよかった」

爽「ひどっ!」

智美「てるーはこの湯の効能を見てからずーっと入ってるんだ。一時間も浸かってたらのぼせてるんじゃないかー?」

照「問題ない。理想には身を削らなければ決して届かない」

爽「効能………?」ちら

豊穣の湯
効能:おもちが大きくなるのです

爽「………メシ食ったらもう一回ここに来ない?」

智美照「それに賛成」

脱衣場

ふきふき

爽「………なんつーかさ」

智美照「?」

爽「この中で一番モッてるのは私だけど」

照「節穴。ガラス玉。どう見ても私の圧勝。話にならないレベルで」

智美「ワハハ……私から見たら、さわやん>てるー>私…だ」

爽「また二対一だな」

照「くっ……」

智美「で、話の続きはなんだー?」

爽「ああ。この中で一番モッてるのはもちろんこの爽様なんだけどさ。一つ下や二つ下の後輩が自分よりモッてる気分て……どうよ」

智美「んーー。まあ私は自分の胸にそこまで悲観してるワケじゃないからなー。ほら、トヨネみたいに背の高い人もいれば、かすみんみたいにムネが大きい人もいる。年下だろうと私よりデカイ人もいるさ」

照「智美は諦めが早い。胸は人それぞれで済む問題では無い。男性からも、女性からも、大きい胸というものは魅力的。それを年下の、しかも部活の後輩が持っているとなると、やはり多少の怨は生まれるのが自然」

爽「そうなんだよ………年下のくせに生意気なんだよ……!目の前であんなデカイのぶるんぶるんさせてんじゃねーよ!挑発してんのか!揉みしだいてやろうか!」

照「激しく同意。キャラ付けだかなんだか知らないけど、眼鏡でお茶好き、能力持ちで無口しかも巨乳という設定の多さに腹が立つ。それだけあるなら巨乳要素を私に寄越してもいいじゃないか」

爽「それそれそれ!巨乳設定ってコスト高いと思うんだよねー!上限が10だとすると巨乳ってだけで7くらい使うだろ!巨乳ってのはそのくらい貴重で無個性であるべきなんだよ!そうじゃなきゃ不公平だから!」

照「不公平、不平等。これほど私たちにぴったりな言葉は無い。今の人間社会もそう。男性専用車両に女性が誤って乗り込んでしまっただけで有罪になる世の中。そんなの間違っている」

爽「その通り!腐ったシステ厶も!それに倣った人間も!全ては粛清の対象だ!我々が変えるのだ!世界を!地球を!」

ガラッ

玄「もうそろそろ夕食の時間ですよー。……生で見ると三人ともことさら残念なおもちですのだ(ボソッ)」

照「松実さん、ごはんのあとは麻雀やろうよ」

爽「いいねー!ドラ置き……じゃない、ドラゴンロードってすげーカッコイイからもう一回見たいなー」

玄「え、えへへ。ありがとうございます。それじゃあ片付けが終わったら一緒に打ちましょう!」

智美「ワハハ……ついてけねー……」

一階・食事部屋

「「「「いただきます!」」」」

もぐもぐ

爽「うまっ!これ玄が作ったの?」

玄「はい。他の従業員さんが作ってるのもありますけど、だいたいは私が」

智美「ワハハ。クロは女子力高いなー。嫁に貰う人は幸せだ」

照「料理なら私も一通り出来る」

智美「ウソつけー。てるーの料理は菓子類以外はコゲにしかならんぞー」

爽「しかも難しい筈のメレンゲとかマカロンの完成度が妙に高いっていう。謎の才があるよね」

照「ふふん」

爽「大学ではポンコツだけどな」

智美「この間単位落としかけたしなー」

照「それは言わないで」

玄「ふふっ」

照「笑われた」ガーン

玄「いえ……宮永さんにも、そういう一面があるんだなぁって。私から見たら、宮永さんは勉強も麻雀も完璧な人だとばかり」

智美「ふいー。ごちそうさまでした」

玄「あ、そうだ!皆さんに食べてもらいたいものがあったんですよー」

爽「お、食後のデザートというわけですか?」

玄「はい、じゃーん!プリンです!作るのに時間かかっちゃいましたけど、味は保証できますよ!」

照「松実さん……!」ふるふる

爽「泣くほどかよ」

智美「ヒロエとセーラに菓子をぶん取られた時より泣いてるなー」

照「美味しい……!」ポロポロ

玄「こんなに喜んでくださるなんて、作った甲斐がありますよ」

玄「あと五十個くらいおかわりあるので遠慮せず食べちゃってください!」

智美「ごじゅ…?」

爽「あ、悪いんだけどさ、玄。私ら二人は夜飯食いすぎてもう入んねーわ。一個で限界。だから全部照に食わせてやってくれ」

照「え…いいの?」

爽「え、いいの?」

照「デザートは別腹。美味しいものは特に」

玄「えへへ…」

智美「そんじゃあ寝る前にもう一度フロ入らせて貰うとするかー。さわやん行くぞー」

玄「あ!お風呂は二十四時で終わりですのでそれまでには出て下さいねー」

爽「おっけ」

照「おかわりお願いします」もぐもぐ

カポーン

豊穣の湯

爽「あー生き返るわー」

智美「てるーは来ないみたいだなー。まだプリンを食べているのだろうか」

爽「あんだけ食えば少しはデカくなるっしょ。腹はもっと膨れると思うけど」

智美「言われてみればそうだなー」

爽「………」ぬりぬり

智美「何してるんだー?さわやん」

爽「いや、この湯チチに塗り込めば効果上がるんじゃね?的な」

智美「おー名案だ」ぬりぬり

爽「………」ぬりぬり

智美「………」ぬりぬり

爽「………」ぬりぬり

智美「………」ぬりぬり

爽「………みじめだな」ぬりぬり

智美「ああ………」ぬりぬり

照「ごちそうさまでした」

玄「お粗末さまです。まさか本当に全部食べちゃうとは思いませんでしたよ」

照「玄のプリンなら無限に食べられる」

玄「えっへへ…またまた、照さんってばお上手ですねー本当に。それで、どうします?お風呂か、麻雀か、それとも…わ」

照「まだデザートがあるの?」

玄「い、いえ…。なんでもないです」

照「それじゃ、こんなのはどう?」ドン

玄「………お酒、ですか?私、飲んだことないんですけど……というか未成年」

照「うん。でもこれはジュースと同じ味だから初めてでも飲めるよ」

玄「照さんも未成年ですよね…」

照「細かいことは気にしない。ほらほら、みんなやってることだから」

玄「うわっ。このセリフ保健体育の教科書で見ました」

照「一口だけ!一口だけならいいでしょ?」

玄「………………じゃあ、ひとくち」ゴクッ

今日はこのくらいで


喜べお前ら!お風呂回だぞ!(白目)

智美「フロ上がったぞー」

ガラッ

玄「おろろろろろろろ!」

照「大丈夫?ごめんね、私が勧めたばっかりに」さすさす

玄「いえ゛………自分がお酒に弱いって事が分かって良かったでずヴォ」

爽「なんだ、もう開けちゃってたのか」

智美「それじゃー私達も始めるか」

カシュッ、ゴクゴク

爽「………うめぇー!ほろ○いうめぇー!この一杯の為に生きてるわー!」

智美「ワハハー大袈裟な。さわやん、ビールは飲まないのかー?」

爽「私はまだお子様舌だからビールの旨さがわっかんねー!今の三尋木プロの真似!うまくね?アハハハハ!知らんし!」

智美「あーあーまた始まったー。こうなるとウザさが限界突破して笑えなくなってくるんだよなー。めんどくせーなーここに隕石でも落ちればいいのに」

照「(玄の面倒を見てたら酔いやすい二人が飲み始めてしまった…!一体どうすれば……)」

玄「すみません、ちょっと部屋まで運んでくれますか?肩を借りるだけで大丈夫ですので」

照「あ、うん」

ギシ、ギシ、ギシ

ガラッ

照「着いたよ」

玄「ありがとうございます」

玄「ふう…。すみません、照さんはお客さんなのに」

照「こっちは無料で泊めさせて貰ってる身だから、皿洗いでも何でもするよ。遠慮しないで」

玄「……お優しいですね、本当に。きっと高校生の時も照さんはそうだったんでしょうね」

玄「私ってば、卓の上でしか照さんを知らなかったから、今日まで怖い人だと思ってたんですよ?」

照「えっ……どんなイメージだったの」

玄「麻雀における殺戮者のイメージでした。灼ちゃんもジェノサイダー宮永って言ってましたし、多分照さんを知らない人はみんなそんなイメージしてるんですよ」

照「ジェノサイダー宮永……」

玄「でも実際はそんなことない優しい人で、プリンに目を輝かせる子供っぽい所もあって……。とっても魅力的な人でした」

照「そんな褒めちぎられたら照れる。照だけに」

玄「あはは。ところで………」

玄「部屋の配置が微妙に変わってる気がするんですが、気のせいですかね?」

照「………………」

玄「机の上とか、制服の角度、ふとんのしわ……なんか微妙に違う気がするんですよね」

照「そ、そんなことないと思うけどなぁ〜。玄の部屋はこんなんだよもともと」

玄「照さんを部屋に入れたことありましたっけ?」

照「あっあsそういう意味じゃなくてあ」

照「えと、そうだ、酒で酔ったから多分きっと記憶が曖昧になってるんじゃないかな多分きっとね」

玄「そうかもしれませんね」

照「そう、そうだね。違いないね」

玄「でも紙が取れてたんですよ」

照「紙?」

玄「私、部屋を出るときはいつも扉に小さな紙を挟んでるんですよ。誰かが部屋に入ったかどうかを調べる為に」

照「へ、へぇ、そんな仕掛けが。でも残念、紙は風で飛ばされた」

玄「今まで一度もそんなことありませんでしたけど」

照「稀に稀によくある事だと思う」

玄「というか照さん、私の部屋まで私の指示無しで来れてましたけど」

照「照魔鏡が教えてくれた。困った時の照魔鏡。一家に一台照魔鏡」

玄「へぇ〜………。まあ、ベッドの下が無事なら特に問題はないんですけどね」

照「あ、あのアルバムそんなに大事なんだ………」

玄「ええ。見られたらペナルティ三回の罰程度じゃ済みませんよ」

照「ば、罰なんて物騒な。興味本位で聞くけど、具体的に何をするの?」

玄「それは体験してからのお楽しみですよ。『説明してないのにアルバムの存在を知っている三流推理小説の犯人』のような照さん?」

照「」



一階・食事部屋



爽「ありのおおおおお、ままのおおおおお!!!姿見せるのよおおおおお!!!」

爽「アハハハハハハ!さみー!全裸めっちゃさみー!!ありのおおおおお!!!!」

智美「うるせーうるせー頭にガンガン響きやがるんだよさわやんの声はよー。もういっぺん頭打ってあわよくば180度性格変われ」

爽「暗ああい!!智美、暗ああい!!」

智美「耳元で叫ぶなっつってんだろウンコマン。肥溜めに頭から突っこませてやろうか」

爽「おい!!マンじゃなくてウーマンだって言ってるだろ!!いや、ウンコウーマンだと語感が悪いからウンコレディだな!ウンコレディ、獅子原爽!私が当選したあかつきには」

智美「さわやんみたいなのが議員になったらこの世の終わりだなー。私より勉強できないバカのくせに妄想だけは達者だし」

爽「あああああん???さっきから黙って聞いてりゃ好き勝手言いやがって!喧嘩売ってんのか!?いいよ、買うよ!アホ!!アホ智美アホ!つーか私、智美より頭いいし!!アホ!」

智美「アホと言う奴がアホなんだよこのアホ。全裸で暴言吐いて、羞恥心はねーのか。普段と少ししか違わないけど」

爽「はいアホ!智美もアホの仲間入りー!やーいアホ智美!私はアホ抜けすっから智美だけアホ〜」

智美「………」

爽「智美もアホ抜けしないとアホが体に染みちゃうよ!そうなると……」

智美「どうなるんだよ」

爽「アホになるに決まってるじゃん!!アハハハハハハ!!」

智美「う、うぜぇ…。とんでもなくうぜぇよコイツ……」

爽「てかさー聞いて?後輩の事なんだけどさー」

智美「なんか語り始めた」

爽「私とチカが卒業して成香と揺杏が最上級生になって、新入部員も入った。それはいいんだけど、あの二人ってぶっちゃけ麻雀強くないわけよ」

智美「お、おう」

爽「一人は練習中に寝るし、もう一人はやる気ないし。部長は成香だけど仕事すんのはユキになるわけよ」

智美「おう」

爽「ユキが私らを慕う後輩でも、流石にフラストレーションが溜まってくだろ?『一年下の自分に仕事任せて二人は遊んでばかりですね』って感じで」

爽「この間ユキと電話した時に愚痴ばっか聞かされてさー。とりあえず適当に言っといたけど、このままじゃ有珠山ヤバイわけよ」

智美「何が言いたい」

爽「どうすりゃいいと思う?最近ユキから相談のメールがとまらない」

智美「知るか」

爽「頼む!頼むよぉ~。鶴賀もウチらと似たような感じだろ?」

智美「ウッ………まあ、否定はできない………が、鶴賀には優秀な部長がいるから問題無いぞ」

爽「じゃあその優秀な後輩に聞いてくれ!鶴賀の元部長じゃ話にならない」

智美「あ?」

爽「お?」

智美「やるか?」

爽「こい」

智美「……鼻っ柱をへし折ってやるよ」

爽「ヘラヘラした顔を骨格から変えてやる」

智美爽「……………」


「あぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁんっっ!!!」


智美爽「!?」

智美「い、今のは」

爽「照の声、だな」

智美「上で何かあったのだろうか」

爽「さ、さぁ………」

智美「………」

爽「………」

智美「………行くかー?」

爽「………おう」

智美「一気に酔いが覚めてしまったなー」

爽「うん。さっきはごめん」

智美「こっちこそごめんなー。私酒が入るとあんなんになるんだー」

爽「知ってる。と言うかこの間照の寮室で見たばっかだし」

智美「そういやそうだったなー………ほい、浴衣」

爽「あ、私裸か」

智美「酔うと脱ぐよな、さわやん」

爽「えへへ…」

智美「褒めてない。社会に出た時やばいぞー」

爽「ハクナ・マタタ(なんとかなるさ)。それより今は照だ」

智美「うむ。地獄へ続く階段を登ろうか」

ギシ、ギシ、ギシ

智美「怖いか?さわやん」

爽「怖いぜ智美」

智美「道どっちだっけ」

爽「こっち」

智美「あっちじゃね?」

爽「いやこっちだから」

玄「こっちですよ」

爽「ほらこっちって言ってる」

智美「なんだそっちか」

爽「………」

智美「………」


玄「こっちですよ」


爽「ぁ………」

智美「や、やあ、玄、さん。コンバンワ。照を探してるんですけど、知りませんか?」

玄「私の部屋に居ますよ」

智美「えっと………」

玄「来てください」

爽「(これ逃げられないヤツだ)」

智美「ワハハ(絶望)」

玄「ここです。さあ、どうぞ。お先に」

智美「さわやん先逝ってくれ」

爽「遠慮すんな、私はいいから」

智美「そう言わずに」ぐい

爽「押すな、じゃんけんで決めようじゃんけんで」

玄「順番なんて関係ありませんよ?」

智美爽「………………」

ガラッ

智美爽「失礼します……」

照「」ぐったり

智美「ああっ、てるー!大丈夫か?」

爽「何があったんだナニが」

照「に………」

智美「に?」

照「逃げ………て………………」

ピシャッ

玄「………………………」ド ド ド ド ド ド ド ド ド

ここらへんで
少なくてごめんなさい


ところで、この娘を出して欲しい!みたいな要望ありますかね?
松実家編後の展開が真っ白なのですよ

自分が書きやすそうだなーって思った娘で書くかもしれませんので
良ければお願いします

玄「さて…わかってますよね?」

爽「私は悪くありません!全部こいつの指示でやりました!」

智美「ってオイ!ノリノリで部屋漁ってたのさわやんだろー!」

爽「智美だって『友達だから気にすんな』とか言いながらその辺漁ってたじゃねーか!」

智美「もともとさわやんが『この部屋怪しくない?』つったのが始まりだろー!」

爽「先に入ったのは智美!」

智美「アルバムを見つけたのはさわやん!」

智美爽「私は悪くない!」

玄「だまれ」

智美爽「」

玄「照さんは言ってましたよ。私に拷問されながら、『二人を引き止めなかった私が悪い』『もっとキツく行っておけば玄に嫌な思いをさせずに済んだ』『ごめんなさい』と」

智美爽「………」

玄「それに比べて貴女達二人は………。自分の罪を棚に上げて、あまつさえ責任を擦り付けあうなんて。失望しました。このカス人間」

智美爽「………スミマセン」

玄「私に謝るより先に照さんに謝ってください。そうでなければ照さんが不憫です」

智美爽「………」

智美「……てるー、私ら二人ともバカだった。自分のことしか考えてなかった」

爽「こうなった原因は全部私ら二人にあるのに、照は庇ってくれた。ああ、さっきまでの私をぶん殴りたい。情けねぇ……照!」

智美爽「ごめんなさい!!」

照「……うん。許すっ」にこっ

智美「ふー…これで一件落着だな!」

爽「さて、ふかふかの布団で寝るかー!じゃ、そういうことで……」

玄「おい」

爽「はい」

玄「おまえも」

智美「はい」

玄「こい」

智美爽「はい」

玄「あ、照さんは部屋に戻って結構ですので。おやすみなさい」

照「お、おやすみ………」

ガラッ

ピシャッ



「「あああぁぁああああああぁあぁぁあぁあああ!!!」」



照「……せめて痛みを知らず安らかに死ぬがよい」

「痛い痛い痛い痛い!!!入らないから!ああああああ」

「死ぬ!マジで死ぬ!待って!!これほどいて!!」

照「……おやすみ」



ガタガタガタ

爽「………ムササビッ!?」ガバッ

智美「どんな夢だよ」

照「おはよう。随分と長い間眠ってたね。身体はもう大丈夫?」

爽「身体……?てか、ここ何処?いつの間にか智美の車に乗ってるし……。昨日までの記憶が途中までしかないし……」

智美「……さわやんは酒飲み過ぎてぶっ倒れたんだー。で、今は大阪に向かってる途中だ」

爽「そうかー…。どおりで頭とケツ周辺が痛いわけだ………ん?なんでケツが痛いんだ?」

照「あ!もうここから大阪府だって!爽、なにか大阪っぽいギャグを!」

爽「えっ、なんだよいきなり…。んー、じゃあ調子乗ってる洋榎のモノマネ」

爽「一緒にしてもろたら困るゥ、格が違うわァ」(声マネ)

智美「ぶふっ!」

爽「おっ!ウケた!続きまして調子乗ってるセーラのモノマネ!」

照「…爽は記憶が飛んでるみたいだね」ボソ

智美「多分脳が危険と判断して削除したんだろう。ちょっとだけ羨ましいぞー」ボソ

爽「ザンクを三回刻むよりィ」

照「昨日あのあとナニがあったの」ボソ

智美「聞かないほうがいい」ボソ

爽「12000をアガるほうが好きやねん………って聞いてんのかー?」

照「聞いてる聞いてる。怜にそっくりだった」

爽「聞いてねーじゃん」

爽「なあ、私だけ寝てて聞いてなかったんだけど、大阪に何しに行くの?」

智美「特に理由はないぞ」

照「近いから」

爽「無計画な旅だよな」

智美「まったくだ」

照「智美が全国巡りしようとか言い出した時点でこうなるのは薄々わかってた」

爽「あっ」

智美「てるーはこの旅が嫌かー?」

爽「なあ」

照「ううん、好きだよ。無計画なところを含めてね」

智美「そうか。それは良かった」

爽「聞けって」

智美「なんだよー」

爽「あの二人組の片方、よく見る顔に似てないか?」

智美「んー?んー、うん。似てるというか……」

照「完全に洋榎」

洋榎「この間大学行く時に歩いとったらな、あっ、うち健康のために一駅前で降りてそっから歩いとるんよ」

絹恵「高校の時もそうだったやん」

洋榎「せやな。で、ふふーんて鼻歌交じりに歩いとったら、ちっちゃいバスみたいな車が尋常ならざる動きしててな」

絹恵「空でも飛んでた?」

洋榎「そんな勢いやったわ。で、うちの前、ほんの10センチくらいか?いや、もっと近かったわ。3センチくらいの距離をブウウウン走り抜けよったんよ」

洋榎「腹立ったから『危ないやろどこ見て運転しとんねんダボォ!』言うたらそのバスもどきプップー鳴らして逃げよったんよ!今思い出しても腹立つわ!」

絹恵「東京って怖いなぁ。おねえちゃんにケガなくてよかったわ」

洋榎「おおきにな。今度あったら正面からブチかまして廃車にしたると決めとるんや」

絹恵「いくらおねえちゃんでもそれは無理やと思うで」

プップー

洋榎「お?おおおお?あの時のバスもどきやんけ!!噂をすれば八十五日後やな!!ブチかます!!」

絹恵「おねえちゃんそれを言うなら影がさす、や。ついでに八十五日やなくて七十五日やと思うで。……うん、聞いてないな」

洋榎「おるああああああ」

智美「おっ、こっちに気付いたみたいだ。すごいスピードで向かってくるぞー」

爽「メッチャ怖い顔してね?」

智美「気のせいだろー。おーいヒロエー。ひさしぶ」 

洋榎「死ねえええええええ!!」飛び蹴り

智美「えっ」

洋榎「あっ智美?」


ガシャァァン


照「…………」

絹恵「ああっ!あかん!あかんあかん!あかんて!あかんやろそれは!あかんあかん!あかーーーん!!」

智美「ワ、ワハハ。これが大阪流の挨拶なのかー?」

洋榎「スマン!実はかくかくじかじかで、要するにバスもどき違いなんや!」

智美「な、なるほど」

智美「(実は心当たりがあるなんて言えないなー)」

洋榎「頼む!この通り!許してくれ!なんでもするから!」

照「ん?」

愛宕家

 
洋榎「ウェッホ……ただいまー…」

雅枝「おそえりー。ビール買うのに何時間かかっとんねん……随分と疲れた顔しとるな」

智美「お邪魔しまーす」

雅枝「おー洋榎の友達か?ゆっくりしてき」

爽「お邪魔しまーす」

雅枝「どっかで見たことあるような…ないような…」

照「お邪魔します」

雅枝「あんたの顔はよう知っとるわ」

洋榎「大学の友達や。ちょっといろいろあって……うちに泊めることになったんやけど…」

雅枝「ええよー全然ええよー。その代わり麻雀やるんやったら私も混ぜさせてもらうで」

絹恵「なんで誰もオカンのサバンナでファンキーな服装にツッコまへんの」

雅枝「え?」全身ヒョウ柄

智美「セーラから大体の話は聞いてる」

爽「高校時代の監督のセンスにはついてけなかったって、怜が」

照「照魔鏡」

雅枝「あいつら今度会ったらシメる」

洋榎の部屋


洋榎「なんでもするとは言うたけど、泊めるだけでええんか?」

智美「うむ」

照「お風呂と寝る場所を無料で確保できるのは大きい」

爽「なー」ごそごそ

洋榎「漁ってもやましい物なんて無いでー」

照「まるで反省していない……」

爽「え?なにが?」

照「いや、何も」

智美「そういやヒロエはなんで大阪に帰ってたんだー?」

洋榎「うちは関西最強・姫松高校の元主将でOBやからな。ちょっと稽古つけたろかなと思って。それと久々に実家帰りたかったし」

智美「なるほどな」

洋榎「というか照と爽は車酔いとかせーへんの?いや、智美の場合それ以前の問題やけど。さっき危うくキラキラ出そうになったわ」

照「慣れた(車に)」

爽「慣れた(ゲロに)」

智美「そういやヒロエが私の車に乗るのはさっきが初めてだったなー」

洋榎「強いなぁ。うちは一回乗った段階でこれダメな奴やと悟ったわ」 

爽「私もそうだったけど、無理やり乗せられてく内に少しずつ耐性がついてきた。洋榎も」

洋榎「あかん。さっき乗せてもろた時、既にいっぱいいっぱいだったんやで?次乗ったら確実に出てまう」

爽「慣れちゃいなよ。キラキラに」

照「梅のど飴あるから安心して」

洋榎「ちょい待てや。いや、待ってください。なんでうちを智美の車に乗せる流れなん?アレか?お前らそんなにうちのキラキラ見たいんか?」

爽「大阪人のリアクションが見たいなあ」

照「さぞかし面白いんだろうなあ」

洋榎「お前ら、今うちがどれ程の恐怖を感じとるか分かってないやろ。例えるならアレやぞ。錆で出来た観覧車に無理やり載せられそうになってるようなもん」

爽「大丈夫。その観覧車は、とてつもなく早く回るけど壊れないから」

照「不安なら私も一緒に乗ってあげる」

洋榎「ああ、もう逃げられないんやな。分かった。腹くくるわ。でもその前に遺書だけ書かせてもらってもええか?」 

智美「なんか複雑な気分だなー」ワハハ

トタトタトタ


雅枝「出掛けるんかー?」

洋榎「昼までには戻る。うん、戻れたらええな」

雅枝「どこ行くん」

洋榎「地獄」

雅枝「りょーかい。お土産よろしくー」

爽「なんという放任主義」

智美「安心しろヒロエ。三十分で終わる」

絹恵「おねえちゃんこれから戦争にでも行くって面構えやけど」

洋榎「智美の車でドライブや」

絹恵「ああ………」

洋榎「はあ。乗ってしもた。ブルーや。うちらしからぬブルーな気分や。智美の車乗ってからずっとや。こんなん初めてやで」

智美「そうだなー。ヒロエはいつも台風みたいにやかましいからなー。でもしおらしくしてるヒロエもそれはそれでカワイイと思うぞ」

洋榎「は、はあ?そ、そんなん言われても全然嬉しないわ!ボケ!」

照「照れてる」

爽「顔が赤い」

洋榎「アホ!これは今から起こる恐怖体験に備えて、顔を梅干しっぽくするという防衛本能や!だいたいなぁ、」

ブウウウウウウン

洋榎「うおおお!!出すなら出すって言わんかい!」

智美「出発!」

洋榎「遅いわ!……ちょ、ぶつかる!!危ない!赤信号!!……急ブレーキやめえ!急発進もやめえ!!急ハンドルもやめええ!!」

洋榎「照!アメちゃんくれや!」

照「あ、ごめん爽に今あげたのが最後」

洋榎「なんやて!?爽コラァお前慣れたんやなかったんかい!!」

爽「ふふぉふぉはんふぁーほ」

洋榎「食いすぎやろ!!!!」

洋榎「ところでこれどこに向かっとるん!?」

智美「スーパー。酒買うからなー。今夜は宴会だぞー。さて、最寄りのスーパーは何処にあるのやら」

洋榎「それならここを右、次を左でまっすぐ行ったらあるります!」

照「口が追いついてない」

洋榎「こちとら必死やねん!てかもう限界や!」

智美「ここか?よし、着いたぞー」

ギャリィィィィ

ガラッ

洋榎「おろろろろろろ!」

智美「ああ、また新たなキラキラを錬成してしまった」

爽「フッ。全く、これでは修行を怠っていると言わざるを得んな。あの程度の揺れでキラキラしてしまうとは。帰り道が楽しぼろろろろろろろ!」

智美「台無しだなー」

照「この二人はほっといて買い物に行こう」

智美「そうだなー。車の留守番頼むわー」

洋榎爽「お〝う」

遅くなりました
今日はここまでです
ゲロばっか吐かせる汚いSSですみません


……汚いついでに言うと爽がうんこうんこ言ってるのはとある爽SSの影響です。ハイ


あと、ご意見ありがとうございました
無難に大阪に下らせる事にしました


まだまだ意見募集中ですので、よければお願いします
(>>1はアホなので展開構成力が無いのです)

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