コナミ「ここがハートランド学園だ」

レイン「・・・」

コナミ「緊張してる？」

レイン「違う」

ツァン「ここはほら遊馬みたいなお騒がせな子がいるけど大丈夫だと思う」

コナミ「彼らは常識外れだからな」

レイン「九十九遊馬・・・」

コナミ「そう九十九遊馬」

ツァン「僕も何度か巻き込まれたよ・・・助けられもしたけど」

レイン「行ってくる」

コナミ「頑張れよー！」

アリト「まだ来ないのか？」

鉄男「待てよ。すぐに来るだろ」

委員長「あ！来ましたよ！」

レイン「・・・」

小鳥「ゆ、夢みたい・・・現在トップAV女優のレイン恵さんが居るなんて」

レイン「・・・」

遊馬「喋らないな」

小鳥「無口らしいからね」

アリト「声一つ上げないのがポイントらしいぜ」

遊馬「そういや声出さねえよな。すげえなぁ」

レイン「レイン恵」

アリト「どうしてここに？」

レイン「なりたかったから先生に」

鉄男「か、彼氏とかは」

Ⅲ「AV女優に彼氏なんて居たら大問題だよ」

鉄男「それもそうか」

レイン「授業」

小鳥「ほらみんな静かにして」

アリト「ベクターもたまには顔出せばいいのによ」

遊馬「・・・」

小鳥「どうしたの？」

遊馬「いや何でもないぜ」

ギラグ「聞いたかナッシュ」

シャーク「遊馬のクラスにあのレイン恵が来てるらしいな」

璃緒「本当に！？」

シャーク「そう言えば璃緒はファンだったな」

璃緒「あの我慢強さがいいのよ」

ギラグ「見に行こうぜ後で」

シャーク「そうだな。行かなきゃ意味がねえよな」

璃緒「後で行ってみようか？」

シャーク「ああ！必ず行こうぜ」

ギラグ「ドルべとミザエルは残念がるだろうな」

小鳥「先生それは？」

レイン「私の出演作」

アリト「見せてくれるのか？」

レイン「そう」

アリト「やったぜ！」

レイン「付ける」

鉄男「こ、これは！？」

小鳥「先生が4つ目の作品ね」

Ⅲ「無口な女教師と男子生徒の淫らなデュエルだね！」

アリト「やっぱりあの名作か！」

レイン「・・・」

放課後

小鳥「何回見ても良かったね遊馬」

遊馬「悪りい俺、寝ちまった」

小鳥「もォ」

アリト「あれから色んな学年の奴が堪能したらしいぜ」

遊馬「何回か見ただろ？」

小鳥「何回見てもいい作品なのよ」

遊馬「俺も見ればよかったぜ」

小鳥「なら明日にでも見せてもらえば？」

遊馬「そうするか！」

翌日

遊馬「小鳥のやつ今日は迎えに来ないのか」

シャーク「遊馬！」

遊馬「どうしたシャーク？血相変えて」

シャーク「璃緒とギラグが消えた」

遊馬「消えた！？」

シャーク「それだけじゃねえ！学園の生徒がみんないなくなっちまったんだ！」

遊馬「みんな遅刻してるんじゃねえか？」

シャーク「そんなわけねえだろ！」

遊馬「どうなってるんだ・・・」

ドルべ「おかしいな誰も居ないぞ」

シャーク「やっぱりか」

ミザエル「私達も一人ずつ生徒の家に行ったが・・・居ないらしい」

カイト「何か身に覚えはあるか？」

シャーク「カイト、いつの間に」

カイト「答えろ」

シャーク「特にはねえ・・・そうだろ？」

遊馬「レイン恵」

カイト「聞いたぞAV女優のレイン恵が教師として赴任したらしいな」

シャーク「まさかレイン恵が？」

遊馬「ああ、ほんの少し違う目してたからな」

カイト「違う目？」

遊馬「AV女優特有のキラキラした目じゃなかったんだレイン恵は」

カイト「何かそいつに関する情報は」

遊馬「AVを見せてくれた」

シャーク「俺は寝ちまったけどな」

カイト「推測だがそのAVに何か秘密があるんじゃないか？」

シャーク「AVが！？」

カイト「お前達も覚えがあるはずだ・・・AVで消される事件を」

シャーク「破滅の光？」

遊馬「あいつは消し飛ばしたはずだぜ」

カイト「だが考えられる事はそれ以外にない」

シャーク「・・・先ずはレイン恵から問いただそうぜ」

遊馬「そうするか」

レイン「知らない」

カイト「いや知っているはずだ」

遊馬「あんたの目には輝きがねえ！」

レイン「？」

遊馬「AV女優には希望に満ち溢れた輝きがあるんだ！」

遊馬「俺達デュエリストを明るくしてくれる希望の光がな！」

レイン「私はレイン恵」

遊馬「いいや違う！」

レイン「・・・」

シャーク「ならそれを見させてもらうぜ！」

レイン「ダメ」

遊馬「やっぱり怪しいぜ！」

十代「往生際が悪いぜ！」

遊馬「十代さん！どうして」

レイン「ゆ、遊城十代・・・！」

十代「さっさとその子から離れて姿を現せ！破滅の光！」

レイン「うっ・・・」

十代「やっぱりな・・・」

破滅の光「遊城十代・・・またしても我々の邪魔を」

十代「邪魔？ふざけるな！またお前は無関係な遊馬達を苦しめてるじゃねえか！」

破滅の光「黙れ！我々の屈辱がお前にわかるか！」

カイト「お前の目的は遊馬への復讐か」

破滅の光「そうだ・・・十代に敗れるならまだしもこの遊馬ごときに！」

遊馬「ただの逆恨みでみんなを・・・許せないぜ！」

カイト「AVを悪事に利用するその考えを・・・人々の希望を奪った事を」

シャーク「そしてAV女優を利用した事を！」

十代「遊馬・・・あれをやろうぞ！ネオスを召喚！」

十代「そしてネオスと遊馬で」

遊馬「かっとビング融合だ！！」

遊馬「始めようぜ破滅の光！」

破滅の光「ふっ・・・こうすればどうだ」

シャーク「あの野郎！レイン恵の中に！」

レイン「我らがこの娘の中に入ればどうだ？迂闊には攻撃できまい！」

カイト「何て卑怯な奴だ！」

レイン「以前のように負けん・・・今度こそ終わりだ十代！遊馬！」

十代「それはどうかな」

レイン「何！？」

十代「ネオス融合解除だ！そして・・・あの子に取り憑いた破滅の光ごと融合するんだ！」

カイト「可能なのか！？」

十代「ネオスは誰でも食っちまうからな一か八かだぜ！」

ネオス「暴れるな！暴れるな！」

レイン「離せ！」

遊馬「行けネオス！」

ネオス「・・・」

カイト「動かなくなったぞ」

十代「ネオス！」

ネオス「くっ・・・離れろ十代！」

破滅の光「うおおお！よ、よくも混ぜ合わせたな二つの波動を・・・正しき闇の力を！」

十代「破滅の光・・・お前のは光なんて言わないんだぜ」

破滅の光「な、何だと！？」

十代「光ってのはさ全てを照らす希望なんだ・・・なのにお前はただ争いを生み続ける存在」

十代「そんなのは光とは言わねえ！本当の希望の光は」

破滅の光「ほ、本当の希望の光？」

十代「見せてやれ遊馬！お前のかっとビングを！」

遊馬「ああ！」

シャーク「見ろ破滅の光！」

カイト「これがかっとビングだ！」

遊馬・シャーク・カイト「「「かっとビングだ！！！俺たち！！！」」」

破滅の光「お、己・・・！またしてもかっとビングに・・・！」

カイト「終わったのか」

十代「いやあいつの事だ・・・いつかまた」

恵「！」

シャーク「気がついたか」

恵「私・・・迷惑を」

遊馬「先生のせいじゃないぜ！なあ？」

シャーク「そうだ全ての元凶は消えた」

恵「先生・・・」

遊馬「そうだ！俺達の先生だぜ！」

恵「嬉しい」

遊馬「早く元気になって色んな事を教えてくれよ恵先生！」

恵「うん」

十代「じゃ帰るな俺」

遊馬「ありがとう十代さん！」

十代「忘れたのか遊馬？デュエリストは助け合いだって」

遊馬「あ、そうか」

十代「お前が困れば俺や遊星、遊矢が来る」

遊馬「みんなが困れば俺が行く」

十代「そういう事だ」

カイト「カイザー亮は元気か」

十代「おう！元気だぜ！」

遊馬「十代さんまた何処かで」

十代「ああ！ガッチャ！またいつかな！」