提督「悪夢製造機だと?」妖精「そうでつ!」 (114)

提督「なんだその邪悪極まる名前の装置は」

妖精「この装置を使えば悪夢を見せることができるんだよー!」

提督「なにそれこわい」

妖精「というわけで実験許可を!」

提督「いかんいかん、そんなもの使って害があったらどーするつもりだ。許可は出さんぞ」

妖精「……そうですか」

提督「そうだ。その装置は早めに処分なさい」

妖精「……だがしかし!まるで全然!このあたくしを抑えるには程遠いんだよねぇ!」ポチッ

提督「うぐっ!?」ガクッ

妖精「この装置は対象を強制的に眠らせることもできるんだよねぇー!今明かされる衝撃の新機能ー!」

提督「きさ……ま……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420291407

提督「……ここ、は……?」

提督「暗い……寒い、な」

イ級「ガァァ!」

提督「!? し、深海棲艦!」

チ級「グオオオッッ!」

提督「くっ!こ、こいつら!」

ロ級「ガウッ!」ガブッ

提督「ぐあぁっ!!」

提督「やめろ!離れろぉ……!!」

ヌ級「」ガツガツ

提督「ぐあ……ぁ……」

提督「だれ、か、だれか……こん、ごう……しまかぜ……ほうしょう……」

提督「……」

ーーー
ーー


提督「」ウーンウーン

妖精「この装置は夢の内容を見ることもできるのせ、ケケケケケ」

妖精「さて、お邪魔虫もお掃除したし早速遊びに行くゼェ!」バッ

妖精「……しかし」

妖精「いかに眠らせる機能付といっても、ほかの鑑娘に見つかると厄介になるやもしれない」

妖精「できれば眠っているやつが好ましい……ん?」

>>+2 鑑娘を1人
>>+4 夢のシチュエーション

※安価がずれた場合限りなく安価下をとるよ!

山城「うーん……おねえさま……」

妖精「ふへへへ、なんとなんと中庭でうたた寝してる無防備な艦娘を見つけてやったぜ」

妖精「これはいけませんねぇ、こんなことを二度としないようにお仕置きをしなければ」カチ



山城「……ハァ、不幸だわ……」

扶桑「どうしたの?山城」

山城「あぁ、実は珍しく運良く限定のケーキを買うことができたんだけれど、夕食の後に食べようと冷蔵庫にしまっておいたら暁型の子達がたべちゃって」

扶桑「そ、そう……」

山城「間違えちゃったものは仕方ないけど……不幸だわ……ハァァァ……」

扶桑「お、落ち込まないで……あら?何か廊下が騒がしいわね」

山城「そうね、どうしたのかしら……」ガラッ

妖精共「ワーワー」

明石「落ち着いて、他にそうなった方がいないか確認を!」

扶桑「……な、何かあったんですか?」

明石「あぁ実は、いま暁型の四人が食中毒で倒れてしまって、夕食の後ということもあって今他の皆さんにも連絡を回しているんです」

山城「えっ」

扶桑「えっ」

山城「……私の買ったその日だけケーキがやばかったなんて……しかも、それを他の子達が……」

扶桑「気負わないで、山城は何も悪くないわ」

扶桑「それよりも今は演習につい専念しましょう、わざわざ遠くの著名な鎮守府まで来たんだもの」

山城「……そう、そうよね。うん、私頑張る!」

扶桑「ええ、頑張りましょう……あ、相手の艦隊が見えたわよ」



山城「くっ!さすがに、練度が高いわねっ!」バッ

扶桑「押し返しましょう!魚雷にさえ気をつければ、駆逐艦の砲撃程度なら……!」

山城「わ、わかった……砲撃、来る!」

ドカン!!

山城「くっ……よし、この程度なら!」

扶桑「……え?」グラッ

山城「……扶桑姉様?」

扶桑「」ドシャッ

山城「え?や、やだ!扶桑姉様、どうしたんですか!?」



山城「……」

山城(相手の駆逐艦が掃射した模擬弾の中に、一発だけ実弾が紛れていた)

山城(その弾頭は私への直撃軌道上を逸れて、扶桑姉様の機関部に飛び込んだらしい)

山城「……なんで」

山城「……なんで、私じゃ、なかったの?」

山城「まったく、こんな遠くまで遠征だなんて、私戦艦なのに……」

山城「扶桑姉様からなるべく離れたくないのに提督め……」

山城(まぁ、気分転換には丁度いいかも、油断できないとはいえ危険の少ない海域だし……)

山城「……よし、目標達成、あとは帰還するだけね、鎮守府に連絡しないと」

山城「こちら山城、応答求む……あれ?」

山城「通信班ー?あれ?おかしいな……連絡つかない」

山城「……ま、いっか、帰りましょ」





山城「……」

山城「鎮守府、は?」

山城「みんなのいた鎮守府は?提督のいた鎮守府は?」

山城「扶桑姉様のいた、鎮守府、は」

山城「……そう、ですか」

山城「深海棲艦に……やられましたか」

山城「私のいない間に……あっというまに……」



山城「なんで、なんで私のいない時に」

山城「なんで私だけ」

山城「なんで、なんで、なんで」



山城「なんで?」

山城「ふ、ふそうおねえさま……」ガタガタ

妖精「┌(┌^o^)┐愉悦ぅ……」

妖精「だがいかんせんまだ実証実験が足りない、データが必要だ」

妖精「この悪夢はしばらくループするように設定して、と。よし、次いくぞ次!」



妖精「む!居眠りしてる対象を発見!」

>>+2 艦娘
>>+4 夢

清霜「うへへ……ろくじゅーいっせんちほー……」

妖精「どんな夢を見てるんだこいつは。あ、戦艦の夢か」

妖精「……61センチ砲、か。作ったとして、搭載できるか?」

妖精「まぁいい、とにかくカチッとな」カチ



清霜「……」フーッフーッ

「本当にいいんですか?」

「あぁ、常々戦艦になりたい戦艦になりたいと言っていた、本人にとっても望むところだろう」

「そうですか、こちらとしてはありがたいですが、一応改めて確認しときますね」

「今回開発したこと新装置を搭載することで、一時的に船の馬力、制動力などを向上させることができます。しかもこの装置は安価で開発できます」

「これにより駆逐艦などの小型艦に大口径の砲を積み、さらに発車することを可能にします。また、武装等がやられない限り沈むまでどんな損傷を負っても戦い続けることができます」

「しかし、ゆえに船体にかかる負荷は高く、帰還したとしてももう使い物にはならなくなるでしょう」

清霜「……!」ガシャガシャ

「……故に、武装さえあれば、あとは使い捨てのきく駆逐艦にこれを搭載し、まさしく一度きりの鉄砲玉としての運用をより効率的にすることができるのです」

「将来的には負荷は軽くなるかもわかりませんが……ま、今回のこれはおそらくダメになるでしょう」

「本当にこの艦を被験体としてうんようしていいんですね?」

清霜「ーーー!!」ガシャガシャ

「かまわん。お前も言っていただろう。駆逐艦は腐るほどいる」

「手段を選ぶ余裕などないのだ。さっさと運用実験を行え」

「……かしこまりました、提督さん」

清霜(……てい……とく……)

「それでは取り付けを開始しますね」



「よかったね、これで君も晴れて戦艦、だ」

清霜「……はい」

「では、戦艦となった君に早速任を与える。敵をできる限り多く倒し、果てろ」

清霜「……はい」

「では、いきなさい」

清霜「……はい」

清霜「うが、ぁ……ぁぁぁ……」

妖精「いやぁよかったよかった戦艦になれて。まぁセンカンカッコカリみたいな内容だったけど」

妖精「さて、飽きたし次いこ。次々」

>>+2 艦娘
>>+4 夢

提督「……清霜、ほら」

清霜「ぁ……」

提督「豪華だろう?間宮さんが腕によりをかけて作ったんだ」

提督「遠慮せず食べていいんだぞ」

清霜「はい……」

清霜「」パクッ

清霜「……うっうぅ……ゲホッ……」

ビチャビチャ

提督「……」

清霜「ぁ……ご、ごめんなさ……」

提督「いや……すまん、無理させたな。ほら、拭くから」

清霜「はい……」

提督「……布団も変えて、と。料理、ここ置いてくか?」

清霜「……さげて、ください」

提督「……そうか」

提督「すまん」

清霜「っ……」

提督「……もう、いくな」パタン



清霜「……う、うぅ……」

うおおおお!?清霜!?清霜ナンデ!?

ごめんめちゃくちゃ間違えた。書き直す

提督「……秋月、ほら」

秋月「ぁ……」

提督「豪華だろう?間宮さんが腕によりをかけて作ったんだ」

提督「遠慮せず食べていいんだぞ」

秋月「はい……」

秋月「」パクッ

秋月「……うっうぅ……ゲホッ……」

ビチャビチャ

提督「……」

秋月「ぁ……ご、ごめんなさ……」

提督「いや……すまん、無理させたな。ほら、拭くから」

秋月「はい……」

提督「……布団も変えて、と。料理、ここ置いてくか?」

秋月「……さげて、ください」

提督「……そうか」

提督「すまん」

秋月「っ……」

提督「……もう、いくな」パタン



秋月「……う、うぅ……」

秋月(何日経っても忘れられない)

秋月(目の前ではじけとぶ深海棲艦)

秋月(飛び散る肉片(パーツ)付着する血液(オイル))



提督「……秋月」

秋月「……」

提督「おかゆ、作ってきたんだ、その……」

ガシャンッ

秋月「やめ、て、ください」

提督「……」

秋月「私たちを戦わせて、私たちをこんなにして、そんな人が、そんな人が……!」

秋月「優しく、しないでください……!!」

提督「……すまない」

パタン……

秋月「……ぅ」

秋月「う、うぅ、うあああぁぁ……!」

秋月「ごめんなさい、ごめんなさい……」

妖精「ふふふふふ、食堂で寝てるからこんなことになるのさ」

妖精「敵に寝込みを晒すとは愚かなり」

妖精「ではゆくぞ、こやつの絶望には飽きた、愉悦、愉悦」

>>+2 艦娘
>>+4 夢

妖精「おーい、満潮さーん」

満潮「……ん?妖精?何か用?」

妖精「イヤイヤ実は少し手を借りたくて、二時間ほど、いいですか?」

満潮「あー、ごめん、提督に用事あるからそれが終わったからなら」

妖精「あぁ、そりゃ、二重の意味でダメだ」カチッ

満潮「うっ」ドサッ




提督「まってください!どうしてですか!!」

提督「彼女は、満潮は、私の鎮守府を最初期より支えてくれたんだ!戦果もあげている、なぜ、なぜ解体処分などと……!!」

提督「なっ!?なんだそれは!こちらのことも考えてくれ!いくら新型艦を前線に配備したいとはいえ、私の鎮守府である必要は!」

プツッ

提督「っ!」

提督「……クソッ」

「話は終わった?」

提督「!……満潮、いつからそこにいた」

満潮「ノックはしたわよ、そっちが聞こえなかっただけ」

提督「……そう、か」

満潮「……解体、ね」

提督「いや、そんなことはさせない、私が防いで見せる、だから気にすることはない」

満潮「……うん、信じてるからね」

提督「任せておけ!」

満潮(提督は、手を尽くしてくれた……本当に、最後まで)

満潮(でもダメだった)



提督「……すまない」

満潮「いいわよ、別に」

満潮「あんたは、私が活躍できる場を与えてくれたし、最後まで、私のために頑張ってくれた。」

満潮(まぁ、それは全部の艦娘に対して、だけどね)

満潮「だから、いいのよ」

提督「すまない、すまない……!!」

満潮「あぁあぁ、泣くんじゃないわよ、大の男が……」



満潮「じゃあ、行ってくるわ」

提督「……満潮」

満潮「……さよなら」

「固定完了しましたね」

「しっかりと確認しろよ、作業の安全にも関わるからな」

満潮「……」

「ではまず末端から始めるぞ、糸鋸を」

満潮「……」

「腕部艤装保持マニュピレーターを取り外す」

ギリリリッ

満潮「ぐうっ……!」

「擬似脚部も同時に取り外す、チェーンソーを」

満潮「ヒ……っ!!!」

ギュイイイイイイイン!!

満潮「はっ……!はっ……!!」



ああああああああああああああ!!!



満潮「あぁ、ああぁ……!!」ガタガタ

妖精「よいしょっと、空き部屋が近くにあってよかったぜ、運ぶのが手間だったが見つかるよりはな」

妖精「出来るだけ解体時間を長引かせて置こう、これが終わるまで夢から覚めるまい」

妖精「さて、次行くか」

>>+2 艦娘
>>+4 夢

提督「各艦、状況を伝達しろ」

金剛「イエース!全艦損傷軽微!小破すらしてないネー!」

提督「よし……空母を下げろ、夜戦に突入する、頼んだぞ!」

川内「イェーイ!やっせん!やっせん!」

摩耶「あんまり調子乗んなよ川内、敵さんには駆逐艦もいるんだからな」

雲龍「皆さん、お願いします」

長門「あぁ、安心してまっていろ」

島風「負けないからねー!」




提督「各艦、状況を伝達しろ」

金剛「イエース!雲龍と摩耶が小破、でもやる気満々ネー」

提督「よし……空母を下げろ、夜戦に突入する、頼んだぞ!」

川内「イェーイ!やっせん!やっせん!」

摩耶「わりぃ、少し下がり気味に行くわ、頼む」

雲龍「申し訳ありません、ご武運を……」

長門「あぁ、安心してまっていろ」

島風「負けないからねー!」



提督「各艦……状況を伝達してくれ」

金剛「イエス、私と長門が中破、川内が小破ネ」

提督「……全員に聞く、正直に答えろ。 やれるか?」

川内「大丈夫!やってやるから!」

摩耶「厳しいけど、ここは踏ん張りどころだからな」

雲龍「引くわけには、いきませんからね」

長門「ビッグ7の力、侮るな、やってみせる!」

島風「負けないから……!」




提督「各艦……状況を!」

金剛「くっ……私と雲龍大破、摩耶川内島風が中破、長門が小破ネ!」

提督「くそっ、お前たちがここまでやられるとは……」

川内「でも、引くわけにはいかない……!」

摩耶「どこも同じ状況だろ!」

雲龍「私も前に出ます、的になるくらいは……」

長門「下がっていろ!比較的私の損傷は軽い!」

島風「負けて、たまるもんかー!」



提督「各艦……状況を……」

金剛「……私と雲龍が大破、長門と川内が中破、島風が小破」

提督「……」

雲龍「……摩耶」

長門「……弔いだ、どうせ、引くことは現状許されん、引くも死行くも死、ならば前へ進む」

島風「怖くなんか……怖くなんかないっ!」

川内「提督」

提督「どうした」

川内「夜戦ってさ、怖いね」

提督「……」

提督「……状況を頼む」

提督「川内」

川内「……私が小破。島風が大破」

島風「う、うぅ……」

提督「……帰ってこれるか」

川内「……敵、多いなぁ、どこ見ても目につくや」

提督「……」

川内「島風、動ける?」

島風「怖い、怖い……嫌だ、死にたくない……!」

川内「うん……私も」



川内「提督、我今より夜戦に突入す、集中したいから無線切るよ」

提督「な!?バカ!おま」プツッ

川内「……島風、方角わかるね、私が気をひく、ここから逃げて」

島風「え……?」

川内「もうすぐ夜になる私が目一杯敵の気をひくから、島風はなるべく明かりを消して目立たないように逃げて」

島風「せ、川内は?」

川内「……私は、夜戦バカだから、これしか、取り柄ないから」


川内「じゃ、無事に帰りなよ、じゃね」

島風「あ、ま、まって!川内!」



川内「……ふふ、夜戦だ、夜戦だ」

川内「……あんなに、楽しみだったのに、な」ガタガタ

川内「う、う、ううぅ……」

レ級「……クククッ」

川内「……まけるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」



川内「あぁ、あぁ、ああぁぁ……!!」

妖精「これを機に夜戦バカも治ればいいがね、いや、治ればじゃなくて直れば、か、くけけけ」

川内「う、うでのいっぽん……!!」

妖精「夜戦に備えて昼間から寝てるからこうなる」

妖精「さて、次々、こいつの悪夢は絶望感が少し足りなかったからね」

>>+2 艦娘
>>+4 夢

ヘェイ!続き描くっぽい!

飛鷹「……この戦いが終わったら何々~、って台詞は、映画とかだと死ぬ予兆だったりしますよね」

隼鷹「そうだなぁ、ああ言うな言うなとか思うんだけど、言っちゃう、そして逝っちゃうんだよ」

飛鷹「それでも、考えられずにはいられないわ……この戦いが終わったらって」

隼鷹「そうだよなー、私らは、深海棲艦との戦いが終わったらどうなるんだろ」

飛鷹「わかりないけど……でも、叶うことなら私は、客船になってみたいわね」

隼鷹「客船か、本来なるはずだったもの、だよな」

飛鷹「……平和になれば、いつかきっと」

隼鷹「……あぁ、いつかきっとなれるさ」

飛鷹「ええ……」



隼鷹「……でもさ、もしその夢が叶ったとして一つ疑問があるんだよ」

飛鷹「え?」

隼鷹「いや、すごく単純な疑問だけどさ、こう、実際に艦娘の私らが客船になったとして……どうやって、人を乗せるんだろうなーって」

飛鷹「……そう、いえば」

うお、隼鷹の一人称ががが……



飛鷹(……私の夢は、客船としてまた、あの航路を巡ること)

飛鷹(そして、大切な仲間たちを乗せて、海をかけること)

飛鷹(一緒に戦ってくれた、艦娘のみんな、工廠で働いていた妖精さんたち、そして、提督を乗せて……)



飛鷹(みんな、笑顔で……)



飛鷹(でも、その夢が叶う時私は……)






飛鷹「……」

妖精「……ん?あれ?画面真っ暗になった。おかしいな、故障?」

妖精「え?どゆこと?わけわかめ……どういう展開だってばよ」

妖精「……釈然としないけど次行くか」

飛鷹「……」


>>+2 艦娘
>>+4 夢

すごく描写しにくくて放り出しちゃったけど、客船に改装はできたけどそれと同時に人をたくさん乗せるためにマジモンの船になって意識消滅ってエンドっす



58「くー……くー……」

妖精「くのっ!くのっ!」ガツガツ

妖精「ちいっ、俺様が壁をすり抜けることは造作もないが機会の方がすり抜けねぇ、面倒なことになった……」

58「てーとく……うへへ」

妖精「この野郎、潜水艦の分際で幸せそうに寝やがって、それもこれも提督がオリョクルさせないからさ!」

妖精「潜水艦は夢の中でも現実でもオリョール行ってこそ!そーれ☆」カチッ



提督「58、ちょっといいか」

58「なんでちか提督」

提督「幾つか伝えたいことがあってな、まずは、最大練度到達おめでとう」

58「あー、嬉しいんでちけど、そのパソコンに表示されてる練度Lvってどうやってはかってるのかなぁ……」

提督「あー、それはわかんないな、上に聞かないと」

58「オリョール行ってボコボコにされて帰ってきての繰り返しで練度が上がるってのも変な話でち」

提督「……すまん、万年資源不足で」

58「大丈夫、これも仕事って割り切ってるから」

提督「……それで、な。お前にこれを受け取ってほしい」

58「ん?なにこれ、ダメコン?」

提督「こんな小さな箱に入るダメコンがあるか、開けてみなさい」

58「はーい」カパッ

58「……こ、これ」

提督「まぁ、その……俺なんかとでよければ、その、指輪を受け取ってほしい」

58「え、でも58、もうケッコンカッコカリは」

提督「そっちじゃなくて……まぁ、その……」

58「……~~~~~///」ボンッ

58「ほ、本当にいいの?本当に?」

提督「あぁ、お前じゃなきゃ駄目なんだ」

58「てい……とく……」



58「はい……58でよければ、お受けいたします!」

提督「……ありがとう、58。まだ式は挙げられないけど、終戦を迎えたら、な」

58「はい!」

提督「さて!そうと決まったら新婚旅行だ!」

58「えっ、で、でも58、まだオリョクルの予定が」

提督「大丈夫!心配はいらん!なぜなら旅行は……」

提督「俺も一緒にオリョール行くってことですますから!」ババッ

58「ごぎゃあーーーー!?て、てーとくが提督指定の水着に早着替えしたでちーーーーー!?!?」

提督「さあいくぞ58!オリョールが俺たちを待っている!!」ズルズル

58「ぎゃあーーー!!し、新婚旅行がスク水着た変態とひたすら労働するだけなんて嫌でちーーーーーー!!」

提督「アッハッハッハッハッハッハ」

58「アッーーーーーーー!!」



58「でち……でち……」

妖精「あはっ!あはははっ!ぶほっ!ぐへへへへwww」

妖精「潜www水www艦にはwwwwwお似合いでちねwww」

妖精「喜劇よのうwwwwww悲劇よのうwwwwww」

妖精「ふぅ……次行くか、あとせっかくだからこの夢は三日三晩見るようにしよう、現実でオリョクルしてないし、多少はね?」ピッピッ

58「」ビクンビクン



>>+2 艦娘
>>+4 夢

瑞鶴「ふっ!はぁっ!」

翔鶴「まだまだ!それじゃ敵の的にするために出してるようなものよ!」

瑞鶴「はいっ!」

妖精「おーおーやってるやってる」コソコソ

翔鶴「そう!そのまま陣形を維持させて!」

瑞鶴「はい!全機フルブラス(カチ)トォ……」ドサッ

翔鶴「ホワッ!?ず、瑞鶴!?どうしたの!?瑞鶴ーーー!!!」





提督「メリーークリスマーーース!」パンッ!

艦娘「「「イエーーーイ!」」」

瑞鶴「……」

提督「今日は酒も料理もたっぷりと用意した、今日は無礼講だ、大いに楽しもう!カンパーーーーイ!」

艦娘「「「「カンパーーーーイ!」」」」ヒャッハーーーーー

瑞鶴「……」

翔鶴「瑞鶴?どうしたの?」

瑞鶴「いや、その……な、なんで一人に一つ七面鳥が配られてるのかなーって、しかもでかい……」

加賀「クリスマスといったら七面鳥でしょう、これだから五航船は」ガツガツ

赤城「提督がお金出して用意してくださったんですよ、さすが提督、惚れました」ガツガツ

瑞鶴「……」

翔鶴「て、提督にも悪気があったわけじゃないし、ね?」

瑞鶴「大丈夫、それはよく分かってるから……」

瑞鶴「……」

瑞鶴「くっ」ハムッ

瑞鶴「」モグモグゴクン

瑞鶴「……おいしい」

翔鶴「ね?大丈夫でしょ?」

瑞鶴「うん、まぁ……」

ーーー夜ーーー

グゴーーーッグガーーーッ

瑞鶴「う、ぅ……」ゴソゴソ

瑞鶴「……ぁ、寝ちゃってたのか」

瑞鶴「あーあ、みんな酔い潰れてるし……あ、布団かかってる、間宮さんかな」

瑞鶴「っ、喉かわいた……みず、みず……」



瑞鶴「んくっ……ハァ」

瑞鶴「……? あれ、まだ一つ七面鳥残ってたんだ、間宮さんの分とかかな」

ゴトンッ

瑞鶴「うわっ!……あれ?こっちにもあった、さっきあったっけ」

ゴトンッ

瑞鶴「!?」バッ

瑞鶴「……な、なんでこっちにも、ここには絶対なかったよね?」

ゴトンゴトンッ

瑞鶴「ひいっ!な、なんで?なんでこんなに七面鳥が増えてるの……!?」

瑞鶴「ていうか、上から落ちてきてない?」チラッ

艦載機「」ブオーン

瑞鶴「」

艦載機「」チュドーン

七面鳥「」ゴトンッ

瑞鶴「……」

瑞鶴「え、なにこれ」

ブオーンチュドーンゴトンッ

瑞鶴「な、に、なになになになになに!?なんで!?幾ら何でも悪趣味じゃない!?」

瑞鶴「怖いっていうか訳がわからないって!!ちょ、だれか」

ゴトンゴトンゴトン

瑞鶴「ちょっ数多いっ!!!うわ!床が七面鳥塗れ!?」

ゴトンゴトンゴトンゴトン

瑞鶴「ひ、ひいいぃ!七面鳥に埋もれる!!助けて!助けてぇぇぇぇぇ!!」



瑞鶴「助けてぇ……提督ぅ……」

翔鶴「瑞鶴!しっかりして!瑞鶴!」ユサユサ

妖精「こいつの精神状態はどうなっているんだ、七面鳥に埋もれるって……」

妖精「まぁこれもまた、方向性の違う愉悦であるな、ククククク」



>>+2 艦娘
>>+4 夢

隼鷹「グー……グー……」

妖精「ふふふ、非番の時は酔い潰れてるって信じてたぜ遊星」

妖精「飛鷹も龍驤もいない、隙だらけだぜベイベ」カチッ





隼鷹「……」カチャカチャ

木曾「……」モソモソ

磯風「……ハァ」カチャ

木曾「……いただきました」スッ

武蔵「ん?もういいのか?食わないと持たんぞ」ガツガツ

木曾「わかってる……でも、胃に入らない。とにかく寝たい……」

隼鷹「……参ってたな、あいつ」

武蔵「心の強いやつだが……このところの戦況には参ってるのだろうな」

磯風「際限なくわき続ける敵、命がけで戦う日常、好転しない戦況、娯楽のない日々……」

隼鷹「あたしも、しばらく飲んでないな……」

武蔵「贅沢は言えんぞ、うちなどまだまだいいじゃないか、飯は昔と変わらずしっかり出る、菓子も少なからずある。他は物資の供給が追いつかずそれすら叶わないそうだ」

磯風「提督が実費を切っているそうだ……でもそれも長続きするかどうか」

隼鷹「……酒が飲みてえな」

武蔵「同感だが、口にはするな、みんな抑えてる」

隼鷹「うん……わかってんだけどな……」

武蔵「……うん、ご馳走様でした。一っ風呂浴びて寝る、明日もキツそうだ」

磯風「あぁ、おやすみ」



磯風「……三食しっかりでて、夜はしっかり眠れる、我慢しなくちゃ」

隼鷹「……大丈夫、わかってるって」

隼鷹「はぁっ、はぁっ……!」

ズガンッ

武蔵「雄々おおおおおおおおおぉぉぉ!!」ドガン!

磯風「っ……」

木曾「くそっ!クソクソクソォォォ!!!!」

隼鷹(あーもう、なんでこんな辛い戦いしなきゃいけないんだろうな)

隼鷹(あぁ、酒が飲みたいなぁ、辛いなぁ、苦しいなぁ、怖いなぁ……)

隼鷹(あたしだけが苦しいってわけじゃないのは知ってるけどさぁ、それでも、もう……)

武蔵「隼鷹っ!!」

隼鷹「へ?」

ドゴンッ!!!

隼鷹「ーーーぁ」

磯風「隼鷹さんっ!」

木曾「隼鷹ーーーー!!」

隼鷹(あれ、これ、なんだ、体が倒れてく、えーと、何を食らった?見えなかったから……多分魚雷かな?)

隼鷹(あぁ、多分、足が吹き飛んだんだな、姿勢維持できないはずだ、こりゃもうだめだ)

隼鷹(なんか思ったより冷静だなあたし、てか、なんつーか、ホッとしたっつーか)

木曾「くそっ!今助けに!」

武蔵「行くなっ!!!」

木曾「っ!」

武蔵「敵がそれを見逃すわけがない、隼鷹はあきらめろ!」

木曾「んなことっ!」

磯風「右舷!敵の旗艦です!」

木曾「このクソ忙しい時に!隼鷹!隼鷹さん!!」

ザブンッ

木曾「隼鷹ーーーーーー!!」

武蔵「隼鷹……すまない……!」

磯風「っ……!」

隼鷹(……謝らなくていいって、むしろごめん、先に楽になっちゃって)



隼鷹(あぁ、沈んでく、体が沈んでいく……我が物顔で海をかけてたけど、海ってこんなに、暗くて怖いんだな……)

隼鷹(あぁ、せめて、せめて酒を最後にいっぱい飲みたかったな)

隼鷹(あいつらと、いっしょに……)

隼鷹(……)



隼鷹「……」

妖精「……シンプル」

妖精「すまない遊星、俺はてっきり万年飲んだくれのアル中だと思ってたけど案外こう、シリアスなこと考えたりするんだな」

妖精「悪いことしたな、お詫びに枕元にスターダストドラゴンを置いていくよ、ハッピーニューイヤー」



>>+2 艦娘
>>+4 夢

疲れた、ここまで
正直スレ建てたときは提督に嫌われちゃったーとかそういう悪夢()を想像していたよ、ハハッ

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