ゼロ「ついに手に入れたぜ…ラブライブのBD全巻を!」 (544)

ラブライブとウルトラマンのクロスSSです

頑張ります

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420198334

ー光の国ー


ゼロ「よし!一気に1期と2期を見直すとするか!」


ゼロ「へへ、コツコツ小遣いを貯めた甲斐があったなあ!」


ゼロ「……」ドキドキ


ドウスルツモリ?


ツヅケマス!


ゼロ「…」はらはら

ナゼ?コレイジョウヤッテモイミガアルトハオモエナイケド


ヤリタイカラデス!


ゼロ「……」グス


コンナキモチハジメテナンデス!ヤッテヨカッタッテホンキデオモッタンデス!


ゼロ「穂乃果…お前……」


イツカ…イツカワタシタチ……カナラズココヲマンインニ……


プツン


ゼロ「あ、テレビが!?あああ???」

「ゼロ」


ゼロ「その声は」


セブン「デュア!」


ゼロ「親父!」


ゼロ「何をするんだ!今1番いいところだろ?」

セブン「ゼロ、最近少し暇になってきたからと言ってこんなものばかり見ていては頭がバカになるぞ」


ゼロ「何…いくら親父でも言っていいことと悪いことがあるぜ!」


セブン「なら仕方ないな」ポチ

ウィーン カシャ


ゼロ「はっ?BDを取り出して何のつもりだ!」

セブン「ジャッ!」ピー

ドガァン!

ゼロ「うわああああああああああああ!あああああああああ!!!!穂乃果ああああああああああああああああっ!!」


セブン「デュア!」ピー


ドガアアアン!


ゼロ「俺のラブライブBD全巻がああああああ!うわあああああああああああああああああああああああ」

セブン「これもお前のためだ。こういったアニメはお前の成長にあまりよろしくはないと聞く」


ゼロ「…いくら親父でも酷すぎるぜ!」グスグス


セブン「どこに行くゼロ!これからパトロールの時間だ!」


ゼロ「ちくしょう……親父のバカヤロー!」ビュン

ーマイティベースー


ゼロ「……くそっ」アタマカカエ


グレン「どうしたゼロ?元気ねえな」


ゼロ「ああ…ちょっとな」


ミラーナイト「何かあったのですか?」


ゼロ「俺の大切な物が壊された」


グレン「大切な物?一体なんだよ」


ゼロ「ラブライブって知ってるか?それのBDなんだが」


グレン「プッ……w」


ゼロ「どうした?」


グレン「お前そんなことで悩んでんのかwwくだらねえ」


ゼロ「何…今なんて言った」

グレン「なんだよ、そう怒るなって」

ゼロ「俺はあれを買うために必死で親父からもらえるなけなしの小遣いを貯めたんだぞ!」


ミラーナイト「まあまあ、落ちついてください。買い直せばいいのでは?」


ゼロ「もう小遣いは無い…」


ミラーナイト「……」


ゼロ「……穂乃果…すまない…」

グレン(こりゃ重症だ…)

グレン「じゃ、俺達はジャンボット達の迎えに行ってくるわ!」


ミラーナイト「何か方法を考えてみます」ビュン


ゼロ「ありがとな…」


ゼロ「ジャンボット達いないと思ったらどこかに行ってんのか…」


ゼロ「あーあ、くそっ!親父め!」ガン


ゼロ「…隠してたねんどろいどまで粉々だったら絶対許さねえ!」


《だ、だれか!だれかたすけてえ!》

ゼロ「……ん?」


ゼロ「今、声が聞こえた、しかもどこかで俺はこの声を聞いたことがあるぞ!」

《誰かああ!》

ゼロ「結構遠い…だが状況はかなり悪いみたいだな」

ゼロ「放っておけねぇ!行くぜ!」ウルティメイト


ー地球ー



ゼロ「ここは……まさか地球か?」


ゼロ「声を追っていったらこんなとこまで来るとはな」


ゼロ「タイガ達がいたところとはまた別の様だが…ん?」


キャアアア……ウワアア!!


バキバキバキバキ!


エレキング「ピィ!」


ゼロ「あいつはエレキング!」


ゼロ「それにあそこにいる少女達は…まっまさか!」


凛「かよちん!かよちんしっかりして!」


花陽「……」


凛「どうしよう穂乃果ちゃん!かよちんが死んじゃう!」

ゼロ「ああ…間違いない…あれは凛ちゃん!それに花陽!」


ゼロ「そ、そしてもう1人の少女は…」ガクガク


穂乃果「凛ちゃん、落ち着いて」


凛「どうして穂乃果ちゃんは落ち着いていられるの!このままじゃ凛達も死んじゃうよ!」


穂乃果「大丈夫。花陽ちゃんはきっと生きてるよ」ギュッ


ゼロ「穂乃果あああ!?間違いない!高坂穂乃果だああ!」


ゼロ「しゃあ!マジか!やったぜ!」


エレキング「ピィィ!」


凛「ひっ…」


穂乃果「すぅー……はあ……」スタスタ

穂乃果「このばかああああああああああああ!」


ゼロ「何!?」


エレキング「…!」ドスンドスン


ゼロ「そんな大きな声を出したら余計に刺激しちまう!」


凛「穂乃果ちゃん!一体何やってるの!?」


穂乃果「私があれを引きつけるから凛ちゃんは花陽ちゃんと一緒に逃げて!」

凛「穂乃果ちゃん…!無茶だよ!?」


ゼロ「ま、まさか穂乃果死ぬ気か!」


穂乃果「うおおおおおお!」ダダダ


凛「穂乃果ちゃん!」


エレキング「ピィー!」ドスンドスン


凛「穂乃果ちゃん無茶だよ!潰されちゃうにゃ!」


穂乃果「うわあああああああああ!」ダダダ


ゼロ「くっ間に合え!」ビュン!


エレキング「ピィ」

ズズズ


穂乃果「あ……」


凛「嫌…やめて!」

ズンズンズン

穂乃果「凛ちゃん、あのね?もし海未ちゃん達と合流できたら伝えて」


穂乃果「今までありがとね」


ズシャアアア!


凛「穂乃果ちゃああああああん!」

ユラァ


穂乃果《あれ?ここは一体どこ》


穂乃果《たしかに私、潰されたと思ってたのに》

穂乃果《ここが、天国なのかな》


ゼロ「……」ジー


穂乃果《うわあっ!びっくりしたあ!誰?》


ゼロ「こここうっさかほほのか!」


穂乃果《はっはい!?》


ゼロ「お前のゆゆうきにおおおれは!感動した!」


ゼロ「ああああ、握手してください!」スッ


穂乃果《…うんいいよ!》ギュ


ゼロ「ああ可愛い…本物だ…この手はもう洗わねえぞ」


穂乃果《えっ?》


ゼロ「ああいやなんでもない…よし……落ちつけ、落ち着け俺」

ー避難所 音ノ木坂学院ー


凛「はあ……はあ」ダダダ


海未「凛!それに花陽!?」


凛「か、かよちんを助けて!」


真姫「パパが見てくれるわ、こっちに」


凛「はあ……はあ」


海未「花陽を抱き抱えてよくここまで来ました。無事で何よりです」

ことり「絵理ちゃん!希ちゃん!穂乃果ちゃんを見てない?」


絵理「ごめんなさい…ことり。私は見ていないわ」


希「うちもや…」


ことり「最初は私と一緒にいたんだけど、爆風ではぐれちゃって…どうしよう、まさか…」


海未「大丈夫ですことり」

ことり「海未ちゃん…」


海未「穂乃果に限ってそんなことあるはずありません、絶対に」




こころ「おねぇさま、一体何が起きてるの…」


ここあ「うわああああん」グスグス


にこ「大丈夫よ…大丈夫だから」

雪穂「私お姉ちゃんを探してくる」


ほのママ「雪穂、駄目よ」


雪穂「何で!お姉ちゃんがどうなってもいいの?お姉ちゃんのことだからきっと道に迷ってるだけだって!」


ほのママ「駄目」


雪穂「……もういい私行くから」ダッ


ほのママ「雪穂!?」

ほのパパ「……」ガシ

雪穂「離してよお父さん……お姉ちゃんが……」ポロポロ


ほのパパ「……」ジワ


雪穂「うっ…うぇ……」グスグス

にこ「みんないる?」


希「にこっち……」


絵理「にこ、家族は大丈夫なの?」


にこ「妹たちはママが来てくれたから大丈夫よ、それで穂乃果だけ全く見当たらないけどどこにいるのかしら?」


凛「ごめんなさい……ごめんなさい」

絵理「凛!?いきなりどうしたの?」


凛「穂乃果ちゃんは…凛のせいで…」


ことり「凛ちゃん!どういうこと!穂乃果ちゃんのこと何か知ってるの!?」グイ


凛「ううう……」


海未「ことり!?落ち着いてください!」ガシ

ことり「あっ…ご、ごめんなさい凛ちゃん……」


希「それで、穂乃果ちゃんは」


凛「げほ……穂乃果ちゃんは…」


海未「まさか」


凛「凛を庇って…あいつの足に潰されて…」


海未「……」


ことり「……やめて!」


凛「今までありがとね……って」

海未「嘘…ですよね」


凛「……凛何も……何もできなかった」


ことり「穂乃果ちゃんが……もういない…?」ヨロ


にこ「ちょっと、こんな時に冗談なんて笑えないからやめてよ!」


凛「ごめんなさい……」


希「うええっ……えええん……」ポロポロ


絵理「希……」ジワ

真姫「みんな!花陽は気を失ってるだけみたいって……どうしたの」


にこ「真姫ちゃん!穂乃果は運ばれてきてたりしない!?」


真姫「っ……運ばれてきてないわ」


にこ「……」


真姫「なんでそんなこと聞くのよ…」


絵理「穂乃果が…」グスグス


海未「やめてください!」

絵理「海未……でももう」


ズシャアアアン!


ことり「きゃあ!」


にこ「何!今の音は!?」


ガラ…


エレキング「ピィィ…」


凛「あ…あ…あ」ブルブル


凛「なんでここに…」

ユラア


穂乃果《えーっと、つまりあなたが私を助けてくれたの?》


ゼロ「ああ!そして俺の名前はウルトラマンゼロ!」ビシ


穂乃果《ぜろ?なんかかっこいいね!》


ゼロ「そ、そうかぁ…かっこいい…かっこいいか!!」


穂乃果《うん!》

ゼロ「そして!これから俺とお前は一心!同体……だ……///」


穂乃果《えっ?今なんて言ったの?》


ゼロ「落ち着け……いいっししんどうたたいだ!」


穂乃果《もう!なんて言ってるかわからないよぉ》

ゼロ(くそっ……どうしたんだ俺は!穂乃果を前にすると上手く話せない!)


ゼロ「ふぅ…ふぅ…」


ゼロ「よし!」


穂乃果「?」キョトン


ゼロ「俺と!お前は!一心同体だ!」


穂乃果《いっしんどうたい?どういう意味?》


ドガアアアン!


ゼロ「この音は!」

穂乃果《な、なに!?》


ゼロ「どうやら音ノ木坂学院にエレキングが出現したみたいだ!」


穂乃果《えっ学校に!今すぐ行かなきゃ!》


ゼロ「よし!行くぜ穂乃果!」

エレキング「ピィ」ブン

ドガアアアン


海未「あ……私たちの音ノ木坂学院が」


ことり「……壊されてく」


にこ「こころ!ママ!」ダッ


絵理「私たちも早く逃げましょう!」


希「え、えりち…凛ちゃんが」

凛「……」グッ


絵理「凛!早く行きましょ」



凛「にゃあああああああ!」ダダダ


エレキング「ピィ?」


凛「にゃあああああっ!」ダダダ


絵理「凛!何をやってるの!?」

凛「今度は凛の番!穂乃果ちゃんが廃校から救ってくれたここを壊されてたまるかああっ!」


「うおおおおおおおお!」

「あああああああああああああ!」


凛「え?」


海未「手伝います凛」


ことり「私も!」

凛「海未ちゃん……ことりちゃん」



絵理「チカアアアアアァァ!!」


希「やああああああああああ!」


凛「絵理ちゃん!?希ちゃんも!」


絵理「…学校を廃校から救いたい。その思いはみんな一緒よ!」


ドスン、ドスン、ドスン

にゃああああ!チカアアア!


にこ「……」


にこ「こころ、ここあ。ママとこたろうと一緒ににげなさい」


ここあ「で、でも」


にこ「早く行きなさい!」


こころ「おねぇさまは!?」


にこ「ちょっとやり残したことがあるだけ、いいから早く逃げるのよ!」ダダダ


こころ「おねぇさまああああっ!」

真姫「花陽、私行ってくるわ」

ドスン、ドスン、ドスン、ドスン

花陽「……」

うわああ! チカアアアアアァァ!


真姫「…本当皆意味わかんないわね…」


花陽「う……」


真姫「花陽!?」


花陽「真姫ちゃん……」


真姫「馬鹿!心配させないでよ」ギュ


花陽「あはは、苦しいよ…真姫ちゃん」

凛「みんな!こっちに引きつけるにゃあ!」


エレキング「ピィー」


ズシンズシン


海未「あ…ひきつけきれてません!」


ことり「うわああああっ!はあ……はあ…う…」


絵理「声が……」


にこ「にっこにっこにいいいいっ!」

海未「え?」


ことり「にこちゃん!?」


にこ「主役は遅れてくるものでしょ?待たせたわね」


絵理「……さすがにこね!」


にこ「にこっ!」

「あああああー!」

「ああああああああああー!」


真姫「みんな何やってるのよ?声の大きさ足りないんじゃない?」


花陽「心配かけてごめんなさい……」


凛「真姫ちゃん…それにかよちん!?」




花陽「ごめんね凛ちゃん」


凛「うえええん!良かったよおっ」ギュッ



エレキング「ピィ!」

ドシンドシンドシン


絵理「いけない!こっちに来るわ!」


《だって〜可能性感じたんだ》

海未「そうだ……進め」


にこ「早すぎるわ!このままじゃ私たち皆潰れちゃうわよ!」


《後悔したくない目の前に》


凛「この声…」


ことり「僕らの道がある……」


ドスンドスンドスンドスンドスンドスン

ゼロ「へっ、ったく」グググ


海未「え……」


ことり「私たち……潰れてない」


にこ「な、何が起きたのよ!」


エレキング「ピィー!」


ゼロ「んらあっ!」


ドガアアアン!


エレキング「ピィ……」


ゼロ「聞こえてきたぜ!お前達の声!」

凛「あいつが……倒れたにゃ」


花陽「たおしぢゃっだのぉ!?」


絵理「ハラショー……」


希「光の……巨人……」


《皆は大丈夫?》


ゼロ「当たり前だ!傷一つつけてないぜ」


《ありがとうゼロちゃん》ニコ


ゼロ「ぜっぜぜぜゼロちゃん!?」

エレキング「ピィ」ムクリ


ゼロ「! 来るか?」


《どうしよう……》


ゼロ「大丈夫だ穂乃果、俺に任せときな!」クイ


ゼロ「ルナミラクルゼロ!」シュン

にこ「なんか色変わったわよ!」


ゼロ「はあっ!へあっ!」シュンシュンシュンシュン


エレキング「??」キョロキョロ


海未「分身!?」


《わあっ!すごおい!》


ゼロ「へへっ……そうか?///」

ここあ「おねぇさまは無事でしょうか……」


にこママ「大丈夫よ、あの子を信じなさい」


ここあ「な、何あれ!?」


こころ「?」


こたろう「ウルトラマぁーン」ダラー


ゼロ「ミラクルゼロスラッガー!」

パシュン

ズバン ズバン ズバン ズバン


エレキング「……」ドシャア


バゴォオオオン!



ゼロ「へっ」シュン

《やった?倒した?》


ゼロ「ああ!」


《わあい!》


ゼロ「シュワ!」


キーーン……


にこ「あの巨人が……あいつを倒した」

うわああああ!やったあああああああ!


絵里「やったわね!みんな!」


真姫「ええ!やったわ!」


凛「穂乃果ちゃん……凛達やったよ…」






オーイ!

花陽「えっ……」


穂乃果「おーい!みんなぁ!」タッタッタ


凛「……あっ」


海未「この声は!」


ことり「ホノカチャアアア!!」

穂乃果「いや〜、本当に死ぬかと思ったよ!」


海未「馬鹿!」ギュ


穂乃果「海未ちゃん?」


海未「皆本当に心配したんですからね……うう」


穂乃果「ごめんね…海未ちゃん」


にこ「なんだ…心配して損したじゃない、バカ」グス

凛「ほっ穂乃果ちゃん…凛……」


穂乃果「凛ちゃん、ありがとね」


凛「えっ?」


穂乃果「こうやってみんなをまとめてくれたんだね」


凛「ううん、凛は何もやってない…」


凛「みんな穂乃果ちゃんが守ってくれた音ノ木坂を救おうって気持ちがあったから一緒に頑張ったんだにゃ!」


穂乃果「そっか。みんな……」


希「よかった……よかったあ……」ポロポロ


絵里「希、今日は泣いてばっかりね」グス


希「えりちだって…」

ことり「? 穂乃果ちゃん!その腕についているのは何?」


穂乃果「えっ?」


ゼロ《》ドキドキ


穂乃果「わっ!何これ!?」


ゼロ《》ガックシ


ことり「なんか綺麗だね……」


穂乃果「えっと…落ちてたから拾った!?」


海未「ゴミということですか?」


ゼロ《》ガーン

花陽「穂乃果ちゃん!」


ゼロ《…この声は!》


穂乃果「花陽ちゃん!?」


花陽「ごめんね……あの時私が気を失っちゃって」


穂乃果「良かったあ!無事だったんだね」ギュ


花陽「ふぇ!?あ、うん///」


ゼロ《間違いない……ここに俺を呼んだ声だ》


ゼロ《花陽……》

ー光の国ー

セブン(ゼロが帰ってこない……)

セブン(やりすぎてしまっただろうか…いや、だがあいつのためだ)


タロウ「セブン兄さん?どうかしましたか?」


セブン「いや、なんでもない」バサァ


タロウ「ああそうだ。ゼロから先程連絡が」


セブン「!?なんだ」


タロウ「新たな星の防衛につくと」


セブン「何!?」

ーマイティベースー

ミラーナイト「とりあえず1期?だけなら全て借りてこれました」


グレン「よし!早速見てみようぜ」


ジャンボット「私も興味がある」


ジャンナイン「面白いのか?」


グレン「じゃ行くぜえ!」ポチ

ー穂むらー


穂乃果「あー……疲れたあ」グデー


ゼロ《おい、これヤバイんじゃないか?家に入っていいのか?》


穂乃果「え?何かヤバイの?」モグモグ


ゼロ《あっいやなんでもない!ぞ!》


穂乃果「雪穂〜お茶あ〜!」


雪穂「はいはい」クス

穂乃果「そういえばゼロちゃんはなんで私の学校の名前知ってたの?」


ゼロ《えっ》ギク


穂乃果「私の名前も知ってたし…自己紹介したっけ?」


ゼロ《あわわ…》ギクギク

穂乃果「もしかしてゼロちゃん…」ジロ


ゼロ《待て!違う誤解だ!俺は》


穂乃果「私たちのファンだったの!?」


ゼロ《えっ》


穂乃果「わーい!嬉しいなあ!いつも応援してくれてるの?」モグモグ


ゼロ《お、おう!》


穂乃果「ありがとう!」モグモグ


ゼロ《…へへ…》


雪穂(お姉ちゃん、独り言ばっかり喋ってどうしたんだろ?)





to be continued

寝ます…続きはまた明日書きます

ゼロ「ウルトラゼロファイト……じゃなかった前回のラブライブ!」デン!


ゼロ「ラブライブにはまっていた俺は小泉花陽の声を聞き、地球に降り立つことになった」

「一気に1期と2期を見直すとするか!」

「ここは……まさか地球か?」

ゼロ「その中で俺は…ええっと高坂穂乃果の勇気に感動し合体……//」

「ルナミラクルゼロ!」

「ミラクルゼロスラッガー!」


エレキング「……」ドシャア


ゼロ「怪獣エレキングを倒し見事危機に陥ってた音ノ木坂学院を救うことができたんだ!」


ゼロ「だが、俺はまだこの地球について知らないことだらけだ!」


ゼロ「皆!俺とμ'sの活躍を見逃すなよ!」

ー真姫ハウスー


穂乃果「ライブ?」


ゼロ《ここが、あの真姫ちゃんの家か》


絵里「ええ、近くでもうすぐお祭りがあるの。そこのステージで是非ともって話が来てるんだけど」


ゼロ《……》キョロキョロ

にこ「やらない手はないわね、私達のことを地域の人達により多く知ってもらえるチャンスじゃない」


真姫「たしかにね。学校が復旧作業中の今、私達が表に立ってライブする機会は限られてるし、やってみてもいいんじゃない?」


絵里「そうね、断る理由はない……ただ問題は、ここからなのよ」


凛「問題?」

希「そのお祭りにはご当地ヒーローショーがあるんやけど……」


希「なんでもそのヒーロー達の主題歌を作ってそれでライブして欲しいらしいんや」


花陽「ええっ!?ヒーローの歌ぁ?」


凛「うそぉ!」

にこ「とりあえず、そのご当地ヒーローってどんな感じなのよ?ヒーローっていっても色々とあるじゃない」


絵里「一応資料を貰ってきたわ、皆で見て」


凛「どれどれ?」


真姫「なになに……音ノ木坂を守る戦士……オトノギマン……」

絵里「なんでもこの前学校を救った巨人がモチーフみたいよ」


ゼロ《おい!それにしては……ぜんっぜん!似てねぇぞ》


穂乃果「えっ?かわいいよ!」


ゼロ《か、かわいい?これが?》


穂乃果「うん!私は好きだなぁ」


ゼロ《こいつ俺にそっくりだな!よくできてやがるぜ!》

ことり「だけど…仮にこのヒーローの歌を作ったとしたら私達がライブするとき、どんな衣装にしたらいいんだろ」


絵里「これがヒーローの設定なんだけど……えっと」


絵里「…………」


絵里「……凛、読んでみてくれないかしら?説明した方が伝わりやすいと思うの」


凛「わかったにゃ!」

凛「オトノギマンは音ノ木坂を守る正義のヒーロー! 」


にこ「ぷっ……」


海未「駄目ですにこ、笑っては!凛は真剣なんですよ!」


凛「まっはで空を飛び!必殺のオトノギカッターで凶悪怪獣をなぎ倒すぞ!」


穂乃果「すっごぉい!オトノギマンって強いね!」


ゼロ《…ふん、そうか?どうせ大したことねえよ》

凛「そのオトノギマンをサポートする音ノ木坂防衛隊ミューズ!……ってえええ?凛達が!」


にこ「防衛隊!?」


絵里「そう、防衛隊よ」


真姫「防衛隊……自衛隊なんかの軍隊のこと?」


ことり「なるほど!軍服をモチーフに作るんだね!」

ゼロ《防衛隊か!たしかにMATとかTACとかGUTSとか色々いるな!》

穂乃果「まっと……?がっつ……?」


ゼロ《この地球には防衛隊はいないのか?》


穂乃果「防衛隊?何それ」

ゼロ《えっと…この前現れた怪獣なんかに立ち向かう組織のことだ!》



穂乃果「そんなのあるの?」



ゼロ《ないのか?》



穂乃果「うん」

ゼロ《…自衛隊っていうのは?》


穂乃果「あっ!それかも!」


ゼロ《おおっ!》


ことり「とりあえず衣装は決まったね」


絵里「後はどんな歌を作るか……」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ー通学路ー


海未「難しいですね……」


ことり「結局歌についてはあまり進まなかったね」


海未「とりあえずレンタル屋さんに行ってそういう物を見てみるのがいいかもしれません」


穂乃果「じゃあDVD借りに行くの?」

ゼロ《ここにもそういうものがあるのか》


ことり「うん!」


穂乃果「やったー!あれ借りようあれ!!」


海未「まったく……遊びに行くわけではないんですよ」

真姫「自衛隊といえば… あの噂聞いた?」


花陽「うん…政府の偉い人が出動?させてなかったんでしょ?」


真姫「いや、なんでも気づかなかったらしいわ」


にこ「ありえないわ!仮にもここは東京都!日本の首都よ!」

真姫「何にせよ、おかしい話よね……人もいっぱい亡くなったっていうのに」


凛「凛はよくわからないけどなんかひどい話だってのはわかるよ!」


花陽「あはは……」


にこ「本当、おかしいことだらけよ…」

ーレンタル屋ー


穂乃果「これだ!これ貸してください!」


ゼロ《何を借りたんだ?》


穂乃果「ネズえもん!」


ゼロ《なんだそれ?》


穂乃果「うっそ!知らないの?」


ゼロ《…ちくしょう…穂乃果すまねぇ…くそっ!なんで俺は…っ!》ガン


穂乃果「なんかごめんね…」

海未「う〜ん……」


ことり「どうしたの海未ちゃん?」


海未「意外と種類があるんですね…何を借りましょうか?」


穂乃果「えへへ〜」ワクワク


ことり「穂乃果ちゃんは何を借りたの?」


穂乃果「ネズえもんだよ!今度皆で見ようね!」


ことり「うん!」

〜オススメコーナー〜


穂乃果「う〜みちゃあ〜ん!」


海未「穂乃果?」


穂乃果「いいの見つかった?」


海未「そうですね……」サッ


ゼロ《それは大怪獣バトルウルトラ銀河伝説のBD!》

海未「大怪獣バトル……よくわかりませんがタイトル的にあまりヒーローは出なさそうですね」


ゼロ《違う!海未ちゃんよく表紙を見てくれ!俺がいるだろ!》


ことり「あ?ウルトラセブンだ!」スッ


海未「ことり?知っているのですか?」ポト


ことり「そういえば昔、お父さんが好きだって言ってたなあって」


ゼロ《親父いぃぃ!!》

ゼロ《ま、待て!だがウルトラ銀河伝説の隣にはあるはずだ》チラ


キラン


ゼロ《やはり超決戦!ベリアル銀河帝国だ!》


海未「ん?これは……」スッ


ゼロ《おお…さすが海未ちゃん!気づいてくれたか》

海未「ぎんが……」


ゼロ《うんうん》


海未「ウルトラマンギンガ劇場スペシャル……」


ゼロ《何っ!?》


海未「…………なんだかかっこいいですね」


ゼロ《うわあああああああああああ!》

穂乃果「ゼロちゃんさっきからどうしたの?」


ゼロ《穂乃果ぁ……》グスグス


穂乃果「もしかしてゼロちゃんも」


穂乃果「何か見たいの?」


ゼロ《えっ》

ー真姫ハウスー


真姫「ヒーローの歌、ねぇ」


花陽「むっ難しいね…」


凛「そもそもヒーローって何だろ?」


にこ「そりゃヒーローっていえばあれよ。ウルトラマンとか◯◯レンジャーとか◯◯ライダーとか」


真姫「……」ジー


花陽「おお……」


にこ「なによ」

凛「にこちゃんって結構詳しいにゃ!」


にこ「…うちの弟が家に来たらよく持ってきたおもちゃを見せてくるのよ」


にこ「てぃがー、とかだいなー、とか」


にこ「名前しか知らないけど…」


花陽「この前の巨人も……さっきにこちゃんが言ってくれたヒーローの1人だったりするのかな?」

真姫「え?」


凛「うそ!だってそれはテレビの話だよかよちん」


花陽「そうだよね?ごめんね」


真姫「確かに信じられない出来事だったけど…」


にこ「いや、わからないわ」ニヤリ


凛「えっ?」

にこ「音ノ木坂学院は女子校よ?もしあれがさっき言ったヒーローの内1体だったとしても」


真姫「なるほどね…男の子の見る物を好んで見る女子はあまりいないから、わからないわね」


凛「えっと?つまりどういうこと?」


にこ「あの場所で現れた巨人をテレビのヒーローかどうか判別できる人はあそこには誰もいなかったってことよ」

真姫「もしかしたらあれは本当にヒーローだったのかもね」


凛「テレビから出てきた!?すっごいにゃ!」


にこ「ぷっ……」プルプル


真姫「ふふっ……」

凛「え?」


にこ「あははははははは!」ゲラゲラ


真姫「全くにこちゃんたら……ふふ」


凛「なに?なんなの!」


にこ「いやあ、凛が真面目に聞いてくれるからついからかってみたくなったのよ……ひいひぃ」

凛「えっ?」


真姫「この話はあくまでテレビの中のヒーローが外に出てきたら成り立つ話よ?」


凛「凛もテレビの中の人が出てくることないってぐらいわかるよ……あ!」


にこ「わかった?しっかし真姫ちゃんもやるわね〜」


真姫「にこちゃんも相変わらず悪知恵が働くわね」


凛「2人共凛を騙したなあ!にゃー!」


にこ「騙される方が悪いのよー!」


花陽(私は真面目に言ったんだけどな…)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


??「第2回実験を始めろ」


??「はっ!」


??「しかし前回の実験の際のイレギュラーはいかがいたしましょう」


??「憎きウルトラマンのことか?」


??「この機会に排除しますか?」


??「いや、構わん。」


??「実験動物にはイレギュラーを排除するようインプットされている」


??「それより戦闘データを取っておけ」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

花陽「」ドサ


にこ「花陽?」


凛「真姫ちゃんまで!酷いにゃ!」ポカポカ


真姫「悪かったわよ……ふふっ」


ドガアアアン!

にこ「……今、何か聞こえなかった?」


凛「あ……」ビク


にこ「凛?」


凛「かよちん!」


花陽「……」


凛「あ……あ……」


真姫「ちょっとどうしたのよ凛?顔色悪いわよ」


凛「同じにゃ…あの時とおんなじ……」

ー帰り道ー


穂乃果「かぜがよんでる〜きがさわいだ〜・」


海未「穂乃果、ご機嫌ですね」クス


穂乃果「海未ちゃんとこうやって放課後出かけることなかなかないでしょ?嬉しくて!」


ゼロ《海未ちゃん家は大変だからな…》

海未「……穂乃果」


穂乃果「えへへ…」


ことり「海未ちゃん穂乃果ちゃん!あれ何!?」


穂乃果「えっ?」


グドン「アアアアッ」ドシンドシン

ゼロ《あいつは地底怪獣グドン!》


穂乃果「うどん?」


海未「逃げますよ!ことり!穂乃果!」


ことり「うん!行こう穂乃果ちゃん!」ガシ


穂乃果「あ…」


グドン「アアアッ!」ドスンドスン

にこ「ちょっと!なんで私達を追ってくるわけ!?」ダダダ


真姫「外に出て逃げるのはやめた方が良かったかもしれないわ…隠れてやりすごすべきだったかも」


凛「うう……」ダダダ


真姫「大丈夫?凛、花陽背負うの交代するわよ」ダダダ


凛「……大丈夫!」ダダダ


グドン「ンアアアアッ!」ドスンドスン

穂乃果「みんな!」


海未「穂乃果!ボーッとしてたらすぐあれがこっちに来ます!」

穂乃果「でもあの怪獣!にこちゃん達を追いかけてる!」


ことり「えっ?」


海未「何を言ってるんですか?私には何も見えません!」


穂乃果「ごめん2人共!先に避難所に行ってて」バッ


海未「穂乃果!?どこに行くのです!」


ことり「ホノカちゃん!?」


穂乃果「すぐ戻るから!」ダダダ

穂乃果「はあ……はっ……」タッタッタ


シュウゥ


穂乃果「何これ?眼鏡?」


ゼロ《それを着ければ変身できる!》


穂乃果「わかった!」スッ


ゼロ《行くぜ穂乃果!》

ー絵理の家ー


ジュウゥウウ


絵理「……」


希「……」


亜里沙「美味しい!」モグモグ


希「……いいのえりち?」

ジュウゥウウ


絵理「……ええ…」


絵理「……」スッ


亜里沙「わあ!」


希「……それは」


絵理「スーパーの高級肉……2000円よ」


希「……」ゴク


絵理「……焼くわよ」

ジュウゥウウウワ!


希「音が……違う」


絵理「……油が多い証ね」


希「……」


絵理「……」


亜里沙「?」

チッ チッ チッ チッ チッ

絵理「そろそろかしら…」


希「……」


絵理「そこをっ!」ギュワ


希「甘いっ!」シュパン


希「ごっそさん……」モグモグ


絵理「まだ肉はあるわ……勝負はこれからよ」


亜里沙「・」モグモグ


グラグラグラ… アアアアッ…

真姫「はあ……はあ……」 タッタッ


にこ「さすがに……もう」タッタッ


グドン「アアアアッ!」


凛「みんな!止まっちゃ駄目!」


バゴォオオオン!


凛「!」


にこ「あ……」


ゼロ「間に合ったな!」


グドン「アアアアッ」ブンブン


ゼロ「しぇあっ!」グッ


にこ「あの時の巨人じゃない!」


凛「また助けに来てくれたんだ!」


ゼロ「らあっ!」バキィ


グドン「ウアアウ」ドサ

《なんかこの怪獣トゲが…》


ゼロ「らあっ!」ダッ


真姫「……凄い」


「おい!あれはウルトラマンじゃないか?」


にこ「えっ?」

「間違いない!息子と一緒にいつも観てるんだ!」


「凄い……本当にウルトラマンだ」


凛「あのー、おじさんたち?あのヒーローを知ってるの?」



グドン「アアアアアアアア!」ブンブン


ゼロ「痛て!」ビシ


《いたい!いたいよ!》

ゼロ「!大丈夫か穂乃果」


《うん…これぐらいへっちゃらだよ!》


「ん?ああ知ってるとも!おじさんも子供の頃見てたんだ!」


「ウルトラマンだ!」


「あれなんて名前なんだ?」


「息子はゼロと言っていたぞ」


にこ「へぇ……ウルトラマンゼロっていうのね」

真姫「まさか本当にテレビから出てきたっていうの?」


「行けー!ウルトラマン!」「負けるなあ!」


凛「行けえ!ウルトラマン!」


にこ「……ウルトラマン!そんなやつに負けるんじゃないわよ!」


真姫「ウルトラマン頑張って!」

「ウルトラマン!」「ウルトラマン!」

「ウルトラマーン!」「ウルトラマン!」


デケデン! デケデン! デデン!デデン!

運命や宿命に〜向かいあう時が来た〜


《みんな……》


ここからは光を背負って〜


ゼロ「へっ、熱い応援をくれるじゃねえか」クイ

暗闇へ突き進んで〜行く


ゼロ「だったら俺も!熱くいくぜえ!」シュン


ゼロ「ストロングコロナ!」


きっと誰かが待っている声がする〜




にこ「あの時みたいにまた色が変わったわ!」

真姫「今度は燃えるように赤い…」


遥か彼方に続いてく銀河〜


凛「行っけえ!ゼロ!」


「うわああああああ!」


「色が変わった!?」


輝く腕の光に正義を誓う〜


ゼロ「ふん!」ガシ

グドン「ァ?」

君の名は〜ウルトラマンゼロ〜


ゼロ「飛んでいきやがれえ!」ガツン


グドン「アアアアア!」

ヒュウウウゥ…


ゼロ「ガルネイトォバスッタアアアッ!」


ゼロォ〜

ドガアアアン!

《やったあ!》

ゼロォォ〜

ゼロ「やったぜ!」


「ウルトラマンが怪獣を倒したぞ!」

「ワアアア!」





ゼロ「しゅあ!」


キーーン……

花陽「う……」


凛「かよちん!目が覚めた?」


花陽「あれ?私……」


真姫「さ、私達は帰るわよ」


にこ「ウルトラマンゼロ……かっこいいじゃない…」


「ありがとうウルトラマン!」

「ありがとう!ありがとう!」

ことり「穂乃果ちゃんは見つかった?」ガサ


海未「いえ!どこにもいません!」ガサ


海未「一体どこに行ったのでしょうか……」


ことり「うう…」







オーイ!

海未「その声は!」


穂乃果「海未ちゃん!ことりちゃん!」


ことり「ホノカチャアアアアン!」




穂乃果「危なかったあ!トイレもらすかと思ったよ〜」


ゼロ《ぶっ!》


穂乃果「え?」

海未「トイレなら避難するまで我慢してください!」


穂乃果「う……でも」


ことり「まあまあ…穂乃果ちゃん怪我はない?」


穂乃果「うん!」


海未「まったく……」


穂乃果「さ!早く借りたやつを見に行こうよ!」ワクワク

穂乃果「私今すっごいウルトラマンが見たい気分なの!」キラキラ


海未「そうですね……帰りましょうか」


ことり「うん!」


ゼロ《……》チラ


[ウルトラ銀河伝説]


ゼロ《ありがとな……穂乃果》

ー絵理の家ー


希「ほなえりち、バイバイ」


亜里沙「また来てくださいね!」ブンブン


絵理「……次やる時は負けないわよ」


希「……えっまたやるん?」




to be continued

今日はここまでです

明日は用事があるので更新は明後日になるかも…

すいません

お待たせしました

「前回のラブライブ!」デン!


穂乃果「ヒーローショーでライブをすることになった私たちμ'sのメンバー」


「なんでもそのヒーロー達の主題歌を作ってそれでライブして欲しいらしいんや」


「うそぉ!」


穂乃果「それぞれ話し合ったり、DVDを借りに入ったりと準備が進んでいくなか」


「それは大怪獣バトルウルトラ銀河伝説のBD!」


「この話はあくまでテレビの中のヒーローが出てきたら成り立つ話よ?」


「スーパーの高級肉……2000円よ」


穂乃果「突然地底怪獣うどんが現れて真姫ちゃん達は大ピンチ!」


「ちょっと!なんで私達を追ってくるわけ!?」


穂乃果「でも私とゼロちゃんは皆の声援を受けながら怪獣を倒した!」


「ウルトラマン!」「ウルトラマン!」

「ガルネイトォバスッタアアアッ!」


穂乃果「こうして私たちはウルトラマンがこんなに有名だってことを知ることができたの!」

ー光の国ー


アリガトウゴザイマシター


タロウ「……」キョロキョロ


タロウ「……よし」ガサ


[冬がくれた予感]

タロウ「ようやく買えた……」ニヤ


タロウ「最近休みがなかったからな……年明けは最高だ」


ゾフィー「おっタロウじゃないか」


タロウ「デッ!?」


ゾフィー「今年もよろしく頼むぞ」


タロウ「ゾフィー兄さん、こちらこそよろしくお願いします」キリ


ゾフィー「それではな」スタスタ

タロウ(ふぅ……危ないところだった)


タロウ(もし私がラブライバーだとバレたら教え子や兄さん達にどんな目で見られるかか)


メビウス『尊敬していたんですよ……』


父『私はお前をこんな風に育てた覚えはない!』


マン『タロウ……』


タロウか(ゼロもラブライバーだったことをセブン兄さんに知られ、BDをエメリウム光線で粉々にされたと言う……)


タロウ(むごい、あまりにもむごすぎる。私はそうなりたくはない)

ータロウの部屋ー

カシャ

タロウ「早速パソコンに取り込み、iPodで聞きながら冬のクリスタルタウンを練り歩こう」


タロウ「ふふふ……」ニヤ


タロウ「おっといけない、もうそろそろスクフェスのLPが溜まっているな」


タロウ「……」シャン、シャン、シャン

「タロウ」


タロウ「……」シャン、シャン


「タロウ、ご飯が出来ましたよ」


タロウ「ああ……すぐ行くよ母さん」シャン、パン!


タロウ「……くっ!」

父「タロウ、遅いぞ」


タロウ「ああすいません父さん」


母「最近ご飯食べるの遅いけど……どうかしたの?」


タロウ「別になんでもないよ」


父「タロウ!」バン


タロウ「フアッ!?な、なに?」

父「母さんは毎日私やお前のために一生懸命愛情込めて御飯を作ってくれているんだぞ!」


タロウ「わかっています」


父「そんな食事を冷ますとは何事だ!」


タロウ「違うんです父さん、どうしても欠かせないトレーニングがあって」


父「なんだそれは」


タロウ「反射神経を養い、集中力をつけるトレーニングです。最近は食事の前にこれを成功させるまで御飯を食べてはいけないと自分に誓いを立てていまして」

父「何……」


母「タロウ、そうだったの?」


タロウ「このことを母さんに話し忘れていたのは私のミスです。父さんすいませんでした」


父「いや、理由があるなら良い……いい心がけだなタロウよ」


タロウ「いえ、ウルトラ戦士として当然のことです」


タロウ(そうだった……今は正月だから父さんも休みなんだ)


タロウ(気を引き締めなければ……)

ークリスタルタウンー


タロウ「……」シャカシャカ


タメラッテル、トマドッテル、マダキメラレナイ


タロウ(素晴らしい歌だ……)


タロウ(ああ〜)ウットリ

ヨガフケテシマウカラ


タロウ(……クリスタルタウンの風景と相まってより感動的だ)


ヒソヒソ ヒソヒソ


タロウ「……ん」


タロウ(やけに騒がしいな……)シャカシャカ

メビウス「タロウ兄さん!」


タロウ「メビウスじゃないか、なんだ」


メビウス「いえ、見かけたので新年のご挨拶にと思いまして、あとタロウ兄さんって」

メビウス「かわいらしい歌が好きなんですね!」


タロウ「何!?」ビク


メビウス「てっきりウルトラ六兄弟なんかを聞くのかと思ってました」

タロウ(周りがやけにざわついている理由がわかった……)


タロウ(このヘッドホン……間違いない)


タロウ(音漏れしている!)


メビウス「タロウ兄さん?」


タロウ(マズイ……非常にマズイ)ダラダラ

タロウ(落ち着け…大丈夫、私ならいける)

タロウ「ん?ああ着信のことか」


メビウス「えっ?」


タロウ「全くあいつとお揃いの機種を持つと苦労するな、着信音まで一緒にさせられる」


タロウ「はいもしもし」曲停止


タロウ「……うん……うん……わかったよ」


タロウ「ふぅ」


メビウス「あいつって誰ですか?」

タロウ(グイグイ聞いてくるな……)


タロウ「やざ……気にするな。こっちの話だ」


タロウ(よし我ながら完璧な返しだ。曲をあくまで着信ということで誤魔化し、なおかつ彼女いますよアピール)


タロウ(まあ……彼女は画面から出てきてはくれないが……)


メビウス「すいませんタロウ兄さん、僕の勘違いでした」


タロウ「気にするな。それでは私はもう行く」


メビウス「あけましておめでとうございます」


タロウ「ああ、おめでとうメビウス」


シーン


タロウ「このヘッドホンは捨てよう……」スタスタ

ータロウの部屋ー


タロウ(そういえば今日はにこりんぱなの配信日だな)カチ


タロウ(イヤホンで聞くか)スッ


タロウ「……うん……うん」


タロウ「ぷっ……ハハハ!アハハハハ!」

ゾフィー「すいません大隊長。せっかくの休みを」


父「気にすることはない、私も久々の休みで暇を持て余していたところだ」


ゾフィー「それで……やはりここは」


ハハハ!アハハハハ!


ゾフィー「シェアッ!?」

父「……すまない、タロウだ」


ゾフィー「いっいえ別に気にしていません」


父「注意してこよう」ガタ



タロウ「クス……ああおかしい」




父「タロウ!」ガチャ


タロウ「うわあああっ!?」

父「今ゾフィーと大事な話をしている。静かにしろ!」


タロウ「すいません父さん!」


父「まったく」バタン


タロウ(はあ……落ち着かない)

ー宇宙ー


セブン「デイッ」ピー


ボガアアアァァン!


エース「エヤアッ!」バシュン


ズバン


ドガアアアン!


セブン「……」

エース「ちくしょうあの円盤、勧告を無視してくるなんて……」


セブン「……」


エース「兄さん?」


セブン「ああなんでもない」


エース「またゼロのことを考えていたんですか?」

セブン「……うむ」


エース「心配しすぎですよ」


エース「それより帰ったらうちで餅でも食べていきませんか?余っているんです」


セブン「……」

ー地球 カラオケ屋ー


にこ「さあて、何の曲を歌おうかしら」


ゼロ《穂乃果、いいのか?》


穂乃果「うん!ゼロちゃんも歌いたいでしょ?」


花陽「凛ちゃん、いっ一緒に歌お?」


凛「うん!」

穂乃果「……じゃあ私先に歌うね」


ゼロ《ヤベエ……緊張してきやがった》ドキドキ


穂乃果「大丈夫だよ〜」


ピピッ

DREAM FIGHTER


にこ「あら、初めて聞く歌ね」

穂乃果「夢にむーかい歩いていこうえがいたヒカリを抱いてぇ、かぁがぁやけウルトラハートっ!」


花陽「わあ……」


凛「穂乃果ちゃんカッコイイにゃ!」


穂乃果「自分の力しーんじてひーとりでも出来るなんて」


にこ「意外ね、穂乃果がこんな歌を歌うなんて」


穂乃果「……へへ」

ー光の国 カラオケ屋ー


イラッシャイマセー


タロウ「……」


オヒトリサマデショウカー


タロウ「あっはい」


コチラニドウゾー

タロウ「……」トコトコ


ナニカゴチュウモンハゴザイマスカ?


タロウ「ンッ!このラブ……ライブポテトをください」


カシコマリマシタ


タロウ(家にいて落ち着かない時はカラオケが1番だな)

ソレデハゴユックリドウゾ


バタン


タロウ「さて……やはりここは私のにこにーの曲で始まりを飾るとしよう」ピッ


タロウ「にこぷり!にこにこ にこぷり!」


タロウ「イエー!」

ー地球 カラオケ屋ー


にこ「はい!はい!はい!にっこりーしてみーてよ」


穂乃果「うおおおっ!本物だあああ!」頭ブンブン


凛「にゃっ!?」


穂乃果「はい!はい!はいっ!」パンパン


にこ「えっ! ?にっこりって大事だーもん」


穂乃果「にこちゃあああああん!」


花陽「ほっ穂乃果ちゃん?」


穂乃果「ああああああああああああああ!」

ー光の国 カラオケ屋ー


タロウ「ぴょんぴょこぴょんぴょんかーわいい」


タロウ「髪の毛がはねてぴょんぴょこ」


タロウ「いーたさもほんきー、悪いかほんきさ」


タロウ「それがにこの!じょし……」


シツレイイタシマス


タロウ「デッフアッ!?」

ラブライブポテトオモチシマシタ


タロウ「あはいどうも」


クスッ……


タロウ「!」


シツレイイタシマシタ


タロウ「……」

ー地球 カラオケ屋ー


凛「ちいっさなシーグナル」


穂乃果「りんりんりんがべええええええっ!」


にこ「今日の穂乃果何かあったの?」


花陽「凄い元気いっぱいだよね」

にこ「いや、元気なのはいつものことなんだけど……」


凛「ちょっとだけ」


穂乃果「ちょっとぉだけっ!!」


にこ「なんかパワフルというか」


花陽「パワフル?」

ーセブンの家ー


カキン! ヒットウチマシタ!


セブン「……」グビ


セブン「ふぅ、うまい」プハア


セブン「あっすまない、つまみはそこに置いといてくれ」


セブン「……餅ばっかりだな」

セブン「何?あなたがたくさん貰ってくるからよ?」


セブン「うむ……そうか」


ワンツースリフォワンツー!


セブン「なんだ?」ガチャ


80『もしもし、着信があったので電話しました』


セブン「あっ……すまない。聞きたいことがあったのだ」


80『聞きたいことですか?』


セブン「うむ」

80『何でしょうか?』


セブン「息子のことで相談があってな」


80『ゼロですか』


セブン「そうだ、こういうことはお前に聞いた方がいいだろう」


80『親子喧嘩ですか?』


セブン「……まあそんなところだ。察しが早くて助かる」

80『いえ……それで何があったんですか』


セブン「最近あいつはアニメにハマっているのだ」


80『アニメ?』


セブン「人間の少女達が衣装を着て踊っているアニメだ」


80『ああ……』


セブン「それでああいうアニメはゼロのためにならないと思いすぐ処分した」


80『えっ!?』

セブン「するとゼロは泣きながらバカヤロー!と行って出て行ってしまったのだ」


80『それは』


セブン「それきりゼロは新しい星の防衛につき帰ってこないのだ。その連絡もタロウから聞いたことで私に連絡は来ていない」


セブン「……」


80『それはセブン兄さんが悪いですよ』


セブン「何!?」

80『自分が好きな物をいきなり処分されたら誰だって怒ります』


セブン「しかしああいったいかがわしいアニメは犯罪を助長し、増やしていると聞くぞ」


80『セブン兄さんはそのアニメを見てみましたか』


セブン「見る訳ないだろう!」


80『ゼロはそんないかがわしいアニメにはまるウルトラマンですか?』


セブン「私だって信じたくはない、だがテレビや新聞はああいったアニメは教育に良くない、悪影響だと」

80『いいですか、テレビや新聞を全て鵜呑みにしては駄目です』


セブン「何!?」


80『そういういかがわしいアニメという物はほんの一握りしかないのです』


セブン「そ、そうなのか……」


80『そもそも人間の少女達が衣装を着て踊るアニメのどこがいかがわしいんですか』


セブン「……確かに」

80『可愛らしくていいと思いますよ』


セブン「……」


80『ゼロが帰ってきたらきちんと話をしてあげてください』


セブン「そうだな……いきなりやりすぎたかもしれん」


80『ゼロもセブン兄さんの気持ちは伝わっていると思いますよ』


セブン「……お前に相談して正解だったな」

80『約に立てたなら幸いです』


セブン「ありがとう」ガチャ


セブン「……」


セブン「……何?やっぱり、そういうことだと思ったわ?」

セブン「……むう」

ー地球ー


穂乃果「楽しかったね!」


花陽「うっうん、そうだね」


ゼロ《最高だったぜ!》


穂乃果「ほんとう?良かったあ」


凛「今日の穂乃果ちゃんすごかったね」


にこ「何かいいことでもあったの穂乃果?いつにも増してテンション高かったけど」

穂乃果「あ、ああうん、そうなんだ!今日は新しい味のランチパックが出たから」


にこ「へぇ、何味よそれ?」


穂乃果「えっと、う〜ん……何だったっけかなあ」


凛「あっ絵里ちゃんだにゃ!」


花陽「えっ?」


絵里「……」トコトコ

穂乃果「本当だ!え〜りちゃーん!」タタッ


にこ「あっちょっと!待ちなさい!」


絵里「あら穂乃果達じゃない。カラオケの帰りかしら?」


穂乃果「そうだよ!」


絵里「私も行きたかったんだけど……今日はちょっと用事があったの」


凛「用事?」


絵里「最近色々あって行けなかった大切な人に会いに行ってたの」

凛「大切な人?」


にこ「ちょっとまさか絵里!」


花陽「やっぱり絵里ちゃん……」


ゼロ《嘘だろ!俺は信じねえぞっ!》


穂乃果「?」


絵里「ま、待ちなさいみんな何を勘違いしているの!」

凛「えっ違うの?」


絵里「全く……私のおばあさまに会いに行っていたのよ」


にこ「なぁんだ、そういうことなら早く言いなさいよねー」


花陽「びっびっくりしたあ……」


ゼロ《だよな、ったくヒヤヒヤしたぜ!》


穂乃果「絵里ちゃんのおばあさん!?」

ゼロ《絵里ちゃんのおばあさんはロシア料理の店をやってるんだぜ!》


穂乃果「うわあっロシア料理のお店?すっごおい!」


花陽「ロシア料理……」


にこ「いきなり何言ってるのよ穂乃果」


絵里「あら?穂乃果には話したことあったかしら」

絵理(そういえばお饅頭が大好きなんだもの、知っててもおかしくないわ)


凛「えっ?」


絵里「そうよ、私のおばあさまはロシア料理のお店をやっているの」


穂乃果「行きたい行きたい!私も行っていい?」


絵里「いいわよ、今度みんなで行きましょうか」


ゼロ《うおおお、かしこいかわいいエリーチカを生み出した偉大な人に会えるのか!?》


穂乃果「やったー!」ピョンピョン


花陽「楽しみだね穂乃果ちゃん!あっでもお米を使った料理はあるのかな」


にこ「食い物が絡むと途端にイキイキするわねあんた達……」

ー光の国ー

タロウ(帰ろう、しかしなんだあの店員は!)


タロウ「はあ……」


タローウルトラマンナンバーシックス!


タロウ「もしもし」ガチャ


セブン「私だ」


タロウ「セブン兄さん?何か用ですか」


セブン「お前の力が必要だ」


タロウ「私の?」

ーセブンの家ー


グチャア パラパラ……


タロウ(うわあ、見事に粉々だ)


セブン「お前のキングブレスレットでこれを復元してもらいたい」


タロウ「……まあ多分出来るとは思いますが」


セブン「頼む」


タロウ「はっ!」キラン

セブン「すまないな」


タロウ「私は別に構いませんが、いいんですか?」


セブン「……教育に悪いかどうかは私自身で確認することにしたのだ」


タロウ「! そうですか」


タロウ(良かったなゼロ)



大隊長「へっくしょん!」


ゾフィー「大隊長?」


大隊長「むぅ……」ズズ


母「あなた、テイッシュですよ」スッ


大隊長「すまないな」チーン

ー穂むらー


穂乃果「ただいまあ!」


ゼロ《お邪魔するぜ!》


穂乃果「もう、いつもだよね」クス


雪穂「お姉ちゃんおかえりー、部屋にことりさんと海未さん来てるよ」


穂乃果「うん!今行く!」ダダダ

穂乃果「海未ちゃんことりちゃん!」ガラ


海未「……ふぉっふおっふぉっ」


ことり「くらえ、えめりうむ光線!びー!」


海未「うわああっ……」ドサ


ことり「やったあ!」


海未「ふぉっふぉっふぉっ……」ムクリ


ことり「そんなぁ〜、効かないなんてぇ」


海未「終わりですことり!」ガバ


穂乃果「何やってるの?」


ゼロ《……楽しそうだな》







海未「あっ……」

ことり「ウルトラマンごっこだよ!やってみたらすっごい楽しいの」


穂乃果「うわあおっもしろそう!私も混ぜて!」


ことり「うん!」


ゼロ《ええっ……》


海未「……勘違いしないでください!」


穂乃果「海未ちゃん?」


海未「今のはちょっとした……練習です」

ことり「えっ?」


海未「ヒーローの曲を作るにはそのヒーローが戦う気持ちを理解しなければなりません」

海未「そのため、ことりとこのように曲作りのヒントを探っていたのです」


穂乃果「でも海未ちゃん怪獣の役じゃなかった?」


海未「バルタン星人です!怪獣ではありません!」 キッ


穂乃果「ごっごめんなさい……」


海未「私は穂乃果達がカラオケに行ってる間、歌詞を完成させてしまおうと頑張っていたのに……ことりが……うう」


ゼロ《そっちが本音だな……》

ことり「はっあいすらっがー!しゅっ!」ノートビュン


穂乃果「ほっ」パシ


ことり「あっ!」


穂乃果「ふふん……」ノートブンブン


ことり「くっ……」


穂乃果「えいっ!」ノートビュン


ゼロ《待て穂乃果!念力で跳ね返されるぞ》


海未「もうお終いです!」パシ


穂乃果「ええーっ……私もやりたい!海未ちゃんだけずるいよ!」


海未「ずるいもラッキョウもありません!お終いです!」


ゼロ《海未ちゃんが一番楽しそうだな》

ー真姫ハウスー


ピンポーン


インターホン『はい』


凛「こんにちは!」






真姫「うーちゅうにへいーわがくーるまでーは」


希「ちかーらをあわせるんだーろーくきょうだい」


真姫「うーん……難しいわね」


希「真姫ちゃんこの歌は何?」


真姫「ウルトラ六兄弟の歌よ」


希「いやそれはなんとなくわかるんやけど」

真姫「何よ希、カラオケ行くのやめて曲作りを手伝ってくれるんでしょ?」


希「そうだけど……」


真姫「どんな感じにしようかしら……」


凛「たろうーいくぞー!」


にこ「みんなぁそろいー」


花陽「えっ?ええっ?」


真姫「あらカラオケは終わったの?」


凛「うん!凛達は真姫ちゃんの様子を見に来たんだ!」


希(カラオケ行くのと変わらなかった気が……)



ことり「ちゅん!」バシ


穂乃果「うわあっ!」


ことり「海未ちゃん!お願いっ」パス


海未「行きますよ。はあっ!」バシバシ


穂乃果「ええっと、太陽エネルギーをくれ!頼む!太陽エネルギーをくれ!」



ゼロ《こんなんで曲作りは大丈夫なのか……?》





to be continued

今日はここまでです

風呂入ってきます。また明日来ますので

タロウ「前回のラブライブ!」デン!


タロウ「良い子のみんな私だウルトラマンタロウだ!」


タロウ「私はクリスマスイブに出たばかりのBiBiの新曲を買い、平和な1日を過ごすはずだったのだが……何故かことごとくひどい目に会う羽目に」


「音漏れしている!」


「今ゾフィーと大事な話をしている。静かにしろ!」


タロウ「そんな中光の国に忍び寄る不穏な影」


「ちくしょう、奴らこちらの勧告を無視してくるなんて」


タロウ「セブン兄さんの心変わり」


「親子喧嘩ですか?」


「……教育に悪いかどうかは私自身で確認することにしたのだ」


タロウ「一方その頃、地球にいるμ'sのメンバーはカラオケに曲作りに大忙し」


「私は穂乃果達がカラオケに行ってる間、曲を完成させてしまおうと頑張っていたのに……ことりが……うう」

「ええっと、太陽エネルギーをくれ!」


タロウ「ゼロの代わりに私が行きたい……とにかく色々あったのだ」


タロウ「良い子のみんな今日の私の活躍を見逃すな!」

ー通学路ー


穂乃果「海未ちゃ〜ん、こっとりちゃ〜んおはよう!」


ゼロ《おはよう2人共!いい朝だなあっ!》


ことり「あ、穂乃果ちゃんおはよう」


海未「おはようございます穂乃果」


穂乃果「さっ早く行こう!」ワクワク


海未「ええ」クス


ことり「そうだね今日は」


穂乃果「遂に学校が復旧する日だよ!」

ー音ノ木坂学院ー



ザワザワ ザワザワ


ヒデコ「おはよ穂乃果」


フミコ「穂乃果ちゃん久しぶりだね」


ミカ「元気そうで良かった」


穂乃果「ヒデコ!フミコ!ミカ!」


ゼロ《おお……噂のヒフミトリオ》

ヒデコ「いや〜、あの時は死ぬかと思ったよね」


フミコ「ほんとほんと、間一髪であの巨人が現れたから助かったけど」


ゼロ《そうかきっとあの時もいたんだよな》


穂乃果「えへへ……褒められてるみたいでなんか照れちゃうな」


ガラ


先生「よーし皆久しぶりだな。」

先生「である……から……して」


海未「……はあ」チラ


穂乃果「すう、すぴぃ……」


ことり「あははっ……」


ゼロ《やっぱりか、おい穂乃果起きろ!》


穂乃果「ん……パン?」


ゼロ《またテストで散々な点を取っちまうぞ!》


穂乃果「……んん……ゼロちゃん……何ぃ」

ゼロ《ちゃんと聞かないと駄目だぞ!》


ゼロ《でないとまたことりちゃん達に頼ることになっちまう》


ゼロ《それだけじゃない!この前だってラブライブに出れるかどうか危なかったじゃないか》


穂乃果「うう、わかってるよぉ」


穂乃果「…………海未ちゃんみたい」ボソ


ゼロ《なっ!?》ガビン


ゼロ《……おっ俺は……穂乃果のために》ガーン

穂乃果「ふああっ……」ムクリ


海未「!」


ことり「えっ!」


海未(穂乃果が……)


ことり(穂乃果ちゃんが……)


「「自分から起きた!?」」

ゼロ《うっううう……穂乃果ぁ》グスグス


先生「高坂!?」


穂乃果「うあ……はい?」ボー


先生「いっいや、なんでもない」

海未「穂乃果!?」バン


ことり「穂乃果ちゃん大丈夫?」ガバ


穂乃果「なにが?」


ゼロ《……》ズーン


海未「どこか具合でも悪いのですか」


ことり「保険室に行こうっ!」ガシ


穂乃果「えっ私は全然健康だよ!」

ことり「でも……」


海未「穂乃果!」ガシ


穂乃果「えっ?」


海未「私は嬉しいです!穂乃果が遂に寝ないで授業を受けるようになったことが!」キラキラ


穂乃果「ひどいよ海未ちゃん!私だってちゃんと授業を聞く時ぐらいあるよ」



ゼロ《……》ズーン

〜放課後〜


ー屋上ー


海未「ワンツー、ワンツー」パンパン


穂乃果「ほっ、はっ」


ゼロ《これぐらい楽勝だな!》


海未「花陽少しずれてきていますよ」

花陽「はっはい!」


にこ「穂乃果、あんた久しぶりなのに、随分、調子いいじゃない?」


穂乃果「はっ、やっ!そう?」


海未「花陽!そうですその感じです」パンパン


花陽「はっ、はっ」


海未「次は柔軟をします」


絵里「行くわよ穂乃果」


ゼロ《おう!》


穂乃果「うん」


凛「はっ!」グイ


穂乃果「うおっ……」ノビー


絵里「……穂乃果って体こんなに柔らかかったかしら?」


穂乃果「あ、あれぇ?」

海未「皆さんお疲れ様でした」



真姫「久しぶりにやると……結構くるわね」ゼーゼー


ことり「うん……」ゼーゼー


凛「にゃっ!」バク転


ゼロ《行くぜ!》


穂乃果「はっ!」バク転

希「穂乃果ちゃん今日は元気やなー」


絵理「まるで別人みたいね」


海未「……」


絵理「海未?」


海未「なにかおかしいですね……」

希「おかしい?」


海未「こんな短期間であの動き……信じられません」


海未「もしかしてまた無理をしているんじゃ……」


絵理「……」

穂乃果「こんなこともできるよほら!」逆立ち


ゼロ《任せろ!》


穂乃果「ほっ、ほっ」ピタピタ


にこ「逆立ちしながら手だけで動いてる……」


凛「凛もやるにゃあ!」


花陽「やっやめよ?危ないよ」

ーアイドル研究部 部室ー


海未「一応、ヒーローショーのライブの歌詞が出来ました」ペラ


全員「「「おおーっ!」」」


穂乃果「見せて見せて!」


ゼロ《どれどれ?》


真姫「へぇ……」

海未「皆さんこれで大丈夫ですか?」



絵理「いいんじゃないかしら」


凛「凛も賛成!」


希「ウチも」


花陽「わっわたしも……」


にこ「悪くないわね」


ことり「穂乃果ちゃんはどう?」

穂乃果「すっごいいいよ!さっすが海未ちゃん!」


ゼロ《伊達にウルトラマンごっこにハマってた訳じゃないな!》


海未「それでは真姫お願いします」


真姫「任せて、完璧に仕上げてみせるわ」


ことり「衣装の方もあと少しで形になると思うから楽しみにしててね」


全員「「わあっ!」」

ー通学路ー


穂乃果「らんらんらんらーん!楽しみだねことりちゃん」


ことり「うんっ」


海未「……穂乃果」


穂乃果「えっなに海未ちゃん」


海未「体は大丈夫ですか?」


穂乃果「う、うん全然平気だけど……」

海未「本当ですか?」


穂乃果「うん、毎日ちゃんとご飯は食べてるし夜の9時には寝てるよ」


海未「……ならいいのですが」


穂乃果「海未ちゃん?」


ブゥン

海未「いえ私の考えすぎかもしれません」


穂乃果「?」


ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥン


ことり「そういえば穂乃果ちゃん今日……」スッ

海未「ことり!?車が来ています!」


ゼロ《穂乃果!前のことりちゃんに車がぶつかる!》


ブゥゥゥゥゥゥ!!


穂乃果「ことりちゃあん!」ダダッ


ゼロ《うおおおおっ!》


海未「穂乃果!?飛び出しては危険です!」


穂乃果「だからってことりちゃんを放っておけない!」ダッダッダッ

ことり「えっ?あ……」


ゴォォォォォォォォォォォ!!


ことり「きゃあああああっ!」



穂乃果「はあっ!」抱き抱え


ことり「ほっ穂乃果ちゃん?きゃあっ!」ゴロゴロ




ゼロ《間一髪てとこだな、良かったぜ……》

ブゥゥゥン…… ドガアアアン!


ゼロ《あの車爆発しやがった!?》


穂乃果「はあっ、はあ……ことりちゃん大丈夫?」


ことり「ううっ……ほのかちゃあん……こわかったよぉ……」ギュ


穂乃果「もう大丈夫だよ!車は行っちゃったから」ニコ





海未「うっ……」ドサ

ゼロ《海未ちゃんどうした!?》


ことり「うええん……」グスグス


穂乃果「海未ちゃんどうしたの!?」タタッ





海未「ぐっ……あああ!」ジタバタ


ゼロ《何がどうなってやがる……》

ー西木野総合病院ー


真姫「驚いたわよ……まさか海未ちゃんが運ばれてくるなんてね」


穂乃果「真姫ちゃん!海未ちゃんは大丈夫なの?」ガタッ


真姫「……それが」


ことり「まっまさか……嫌だよっ……」

真姫「いえ、パパが言うには命に別状はないんだけど」


ゼロ《確かに急に倒れたしな……車もぶつかってないはずだ!》


穂乃果「けど?」



真姫「……異常なのよ。外傷はほとんど無いのにずっとうなされているの」


ー病室ー


海未「……」


ことり「海未ちゃん……」


穂乃果「寝てる、みたいだね」


ゼロ《しかし……この物の散らかりっぷりは……酷いな》

海未「う……」


穂乃果「海未ちゃん目が覚めたんだね!」


海未「ことり……穂乃果」


穂乃果「良かったあ!いきなり倒れるから心配したんだよ!」

ゼロ《ひとまず落ちついてるな》


海未「そうですか……穂乃果は?」


穂乃果「私はこの通り大丈夫だよっ!心配しないで!」






海未「…………ちっ」

ー通学路ー


ことり「海未ちゃん……大丈夫かな」


穂乃果「大丈夫だよ!元気そうだったしあれならすぐ退院するんじゃないかな」


ことり「私がちゃんと周りを見ていれば……」


ゼロ《ことりちゃんのせいじゃないだろ、あの車が勝手にぶつかりそうになったんだから》

穂乃果「ことりちゃんは何も悪くない!大丈夫だよ」ギュ


ことり「でも……」


穂乃果「さっ帰ろ?」


ことり「うん……」


ゼロ《俺はなんであの車が爆発したかの方が気になるぜ》


穂乃果「……そういえばそうだね。運転手さんは大丈夫かな」


ゼロ《あの爆発だ、生きてはいないだろうな……》

ー病室ー


絵理「海未!?」ガララ


海未「絵理……希」


希「倒れたって聞いたけど大丈夫なん?」


海未「……穂乃果はいませんか」


絵理「穂乃果?もう帰ったって聞いたけど」

海未「穂乃果はどこですか」


希「海未ちゃん?」


海未「……さっきから何度も何度も何度も電話とメールをしているんですが、でないのです」


絵理「……」


海未「あう……ぐっ……あああああ!」


絵理「ちょっと海未!?希、ナースコールを押して!」


希「うん!」


海未「穂乃果……穂乃果っ!穂乃果あ!」バタバタ


絵理「どうしちゃったのよ海未……」

〜スーパー〜


にこ(今日は何を作ろうかしら……)


サマーウィー!


にこ「もしもしどうしたのよ絵里」ガチャ


絵理『海未が倒れたことは知ってるでしょ?』


にこ「ええ、私も行こうと思ってたんだけどあまりみんなで押しかけてもあれだから明日にしようかと」

絵理『……行かない方がいいわ』


にこ「なんでよ」


絵理『凄く精神が不安定なの……穂乃果、穂乃果ってずっと呼び続けているのよ』


にこ「何それ……本当に大丈夫なの?」


絵理『……わからないわ』


にこ「……」

ー花陽の家ー


花陽「そっか、海未ちゃんが……」


凛「海未ちゃんに何かあったの?」


にこ『とにかくヤバいらしわ。明日会いに行くのはやめておきましょう』


花陽「心配だけど……うん」


凛「そんなに酷い状態なの?」


にこ『怪我も熱も無いらしいんだけどね……』

ー穂乃果の部屋ー


ことり「……」


穂乃果「元気出してことりちゃん、ほらこれ!新しいお団子!」


ことり「うん……」はむ


穂乃果「そうだ私昨日かわいい猫ちゃんの写真を撮ったんだ!見たら元気になるよ!」

ことり「……本当?」


穂乃果「ほんとほんと間違いないよ!今見せてあげるね」スッ


穂乃果「……あれ?」


ゼロ《メールがたくさん来てるな》


穂乃果「……海未ちゃんからだ」


ことり「えっ?」




プルルルル

穂乃果「あ……電話だ」


穂乃果「もしもし……」ガチャ




海未『やっと出てくれましたか』


穂乃果「ごめんね、気づかなかったよ」




海未『……気づかなかったぁ?』

穂乃果「うっうん」ビク


海未『まあいいです……私は今とても穂乃果の家のお饅頭が食べたいのですが』


海未『今から持ってきてくれませんか?』


穂乃果「別にいいけど……」


海未『それではお願いいたします』

海未『あと今度からはちゃんと電話とメール、すぐ気づいてくださいね』


海未『いちいちかけるのがとてもめんどくさいので』


ガチャン!



ことり「海未ちゃんはなんて言ってたの?」


穂乃果「うちの家のお饅頭が食べたいから持ってきてほしいって……」

穂乃果「私ちょっと行ってくるからことりちゃんはここでちょっと待っててね」


ことり「うっうん……わかった」


穂乃果「すぐ戻ってくるから」タタッ


ゼロ《なんか随分怒ってた感じだったな》


穂乃果「私が電話とメールに気づかなかったからかな……」

雪穂「あれお姉ちゃん出かけるの?」


穂乃果「うん、海未ちゃんがうちのお饅頭を食べたいんだって」ガサ


雪穂「そっか海未さん倒れちゃったんだっけ……」


雪穂「気をつけて行ってきてね」


穂乃果「うん!」

ー歩道ー


穂乃果「……」トコトコ


ゼロ《冷えるな最近は》


穂乃果「うん……寒いね」


ゼロ《穂乃果気にするなよ。海未ちゃんが倒れたのはお前のせいじゃないだろ?》


穂乃果「そうだけど……」トコトコ

ゼロ《さっきからずっと悩んでたからな、ことりちゃんには元気だすよう言った本人が一番元気ねえぞ》


穂乃果「あはは……ゼロちゃんには全部お見通しだね」


ゼロ《へっ何せ俺とお前は一心同体だからな》


穂乃果「……ふふっ……」


ゼロ《どうした?》


穂乃果「握手してください!」


ゼロ《やめろ!》


ブゥン

穂乃果「あの時なんで握手しようなんて聞いたの?」


ブゥゥゥゥゥ


ゼロ《きき気分だ!気分!》


ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ


穂乃果「あ、それ懐かしい!あははは!」

ゼロ《笑うな!恥ずかしい!》


ゴォォォォォォォォォォォォォォォォ!


ゼロ《ん?何だ!?》


穂乃果「えっ!?」


ブゥゥゥキキィ! グチャア ブゥゥ……

穂乃果「うああああああっ!ああああああああっ!」ドサ


ゼロ《ぐうっ……右足が轢かれた…》



穂乃果「痛い!いたいいたいいたい!」


ゼロ《落ちつけ穂乃果!うぐ……》


穂乃果「ううっ……いたいよお……ああっ」ポロポロ


ゼロ《穂乃果!腕は使えるだろ!早く病院に連絡しないと……》

穂乃果「はあ……はあっ……ううっ」グス


ゼロ《すまん穂乃果、俺のせいだ……》




真姫『もしもし穂乃果?どうしたの』


穂乃果「あっ……ふぅ……はあ……」


真姫『穂乃果!?なんか声の様子おかしくない』


穂乃果「助けて真姫ちゃん……足を轢かれたの……」


真姫『えっちょっと!そこどこよ!てかそういう時は病院に直接連絡しなさいよ!』


穂乃果「はあ……あっ……そっかあ」


真姫『パパ!』

ー穂むらー


ことり(穂乃果ちゃん遅いなあ……)


ことり(海未ちゃんとお話ししてるのかな?)


ガララ


雪穂「ことりさん!」


ことり「あっ雪穂ちゃんどうしたの?」


雪穂「お姉ちゃんが!お姉ちゃんがあ……」グスグス


ことり「どっどうしたの?」


雪穂「車に轢かれたって……!」


ことり「え……」

ー西木ノ総合病院ー


ことり「穂乃果ちゃん!」ガチャ


穂乃果「……あ、ことりちゃん」


ことり「酷い怪我……」ポロポロ


穂乃果「あはは……ごめんね」

雪穂「おねえちゃん!」ギュ


穂乃果「雪穂?」


雪穂「なんでこんなことに……」



真姫「ふぅ」



ことり「真姫ちゃん!穂乃果ちゃんの足は大丈夫なの?」


真姫「ええ、当たりどころが良かったみたいで治るのにそう長くはかからないみたい」

穂乃果「良かったあ……」


雪穂「もう!気をつけてって言ったじゃん!」グス


穂乃果「ごめんね雪穂」






海未「……」ジー


ことり「!?」ビク


海未「……」ニヤリ

真姫「ちょっと海未ちゃん!もう病室を大丈夫なの?」


雪穂「海未さん?」


穂乃果「あっ海未ちゃん!これ……」ガサ


穂乃果「海未ちゃんの大好きな穂むまん!これだけは潰れないように守ったんだよ」


海未「……そうですか」ニコ


穂乃果「はいこれ!待たせちゃってごめんね」







海未「……ふん」グシャ

穂乃果「えっ……」



ことり「海未ちゃん!?」


穂乃果「なんで……」



海未「もういらないんですよ」


海未「こんなもの!」グリグリ


雪穂「海未さんやめてよ!何するの!」ガシ


真姫「病室に戻るわよ海未ちゃん!」ガシ


海未「この!この!このっ!」グリグリ




穂乃果「…………」ポロ


ことり「うっうええっん……うみちゃんやめてよぉ」

プルルルル


穂乃果「…………」


ゼロ《穂乃果……その、元気だせよ……》


プルルルル



穂乃果「……」


ゼロ《穂乃果……海未ちゃんは今は正気じゃないだけだぜ……またすぐ元に》





海未「穂乃果」ガチャ

ゼロ《!?》


穂乃果「……なに、海未ちゃん」ぐす


海未「私言いませんでしたか?」


海未「めんどくさいから早くでてくださいと」


穂乃果「ごっごめん……」グス


海未「はあ、全く」


ゼロ《おい海未ちゃん!それはいくらなんでもあんまりじゃねえのか!》

穂乃果「いいのゼロちゃん……私がまたすぐ出なかったから」


海未「……先程のことを誤りにきました」


ゼロ《何!?》


穂乃果「えっ」


海未「倒れてから目があまり見えなくて……そのせいで持ってきてくれたお饅頭を潰してしまったそうですね」


穂乃果「そうだったんだ……良かった、海未ちゃんが本当にあんなことするわけないもんね……」


ゼロ《……》

海未「それで穂乃果、私取ってきて欲しい物があるのですが」


穂乃果「えっ」


ゼロ《おい、穂乃果は右足を轢かれてんだぞ》


海未「私の弓を弓道部の部室から持ってきてくれませんか?あれがないと落ち着かなくて」


穂乃果「……でも私」


海未「無茶な願いなのはわかっていす。ですがあなたしか頼れる人がいないんです」


海未「弓は私の命……穂乃果以外には誰も触ってほしくないのです」


海未「親もことりも駄目です……あなただけしか触ってほしくない……」


ゼロ《おい穂乃果!いくらなんでもこれは……》


海未「穂乃果だけなんです」


穂乃果「……私だけ?」


海未「はい」ニコ





穂乃果「……わかった!」

ゼロ《穂乃果!?》


穂乃果「私、弓を持ってくる!海未ちゃんの命を!」


ゼロ《おいおいおい!》


海未「本当にすいません」


ゼロ《くそっ!》

穂乃果「……」松葉杖


穂乃果「はっ……はっ……」トコトコ


ゼロ《マジで行くのか?》


穂乃果「海未ちゃんのためだもん……」トコトコ


ゼロ《だけど……》


穂乃果「はっ……はっ」

ことり「穂乃果ちゃん何してるの!?」


穂乃果「あれことりちゃん?帰ったんじゃ……」


ことり「穂乃果ちゃんが心配だからちょっとだけ様子を見に来たの!それより病室にいないと駄目だよ!」ガシ


穂乃果「離してことりちゃん!」ブン


ことり「えっ……」


穂乃果「私じゃなきゃダメなの!」


ことり「そこまでして穂乃果ちゃんが行かなきゃいけない理由って何!?」

穂乃果「海未ちゃんは……目が見えないんだって」


ことり「えっ……」


穂乃果「だから自分の弓を病室に持ってきたいけど行けないの」


ことり「でもそんなの海未ちゃんのお母さん達に……」


穂乃果「海未ちゃんは私にしか触ってほしくないって、言ってた」


ことり「……」


穂乃果「だから行く!」


ことり「じゃあ私も一緒に行くよ!」ギュ


ゼロ《……ことりちゃん》


ことり「私も一緒に穂乃果ちゃんを支えるから、ねっ?」ギュ


穂乃果「ありがとうことりちゃん……」

ー弓道部 部室ー


穂乃果「あった……」ゴト


ことり「やったね穂乃果ちゃん!」


穂乃果「うん!」グス





グラ……グラ……


ゼロ《ん……?》


ゼロ《天井がかすかに揺れて……》

バキッ……ミシミシ……


ことり「っ!?」ドン



穂乃果「うあっ?ことりちゃん!?」


ゼロ《ぐっ!?》


ミシミシ……バキッバキッバキッ





ズドォォオオオオオオオオオン!!

パラパラ……


穂乃果「う……ここ、草むら!」


ゼロ《屋根が落ちやがった……!》





ことり「……ほ、のかちゃん……」



穂乃果「あっ……やだ……」ポロ


ゼロ《おい穂乃果!屋根から早く助けるぞ!》


ことり「さっきと、ぎゃくだね……」


ことり「……はあ……はあ……」


穂乃果「うああっ!やだ!ことりちゃん死なないで!」


「またあなたですか」


ゼロ《誰だ!》


海未「……」


穂乃果「……海未ちゃん」

海未「本当に邪魔ですねあなたは」ゲシ


ことり「あぐ……」


海未「あの時も高坂穂乃果の前に出てきて」ゲシ、ゲシ


海未「おかげで轢きそこねましたよ」ゲシ、ゲシ


ことり「うあっ……」


穂乃果「海未ちゃんやめて!」


ゼロ《てめえ……海未ちゃんじゃねえな!》

ゼロ《借りるぜ穂乃果》


穂乃果「えっ……」


ことり「……」ガク



穂乃果「てめえ一体何物だ!」


海未「フフフフ……」


海未「ウハハハハハハハ!!アッハハハハ!」ピカッ


海未「……」ドサ

ゼロ「それがてめえの正体か!」


カタン星人「私はカタン星人!」


カタン星人「ウルトラマン、貴様を倒してこの地球を手に入れる!」


カタン星人「ウッハッハッハッハッハッハッハ!」


穂乃果「そうか……どこか海未ちゃんの様子がおかしいと思ったらてめえが乗り移っていたのか!」


カタン星人「フフフハハハハハ!」

カタン星人「喰らえっ!」ビィー


穂乃果「ぐあっ!?目があ!」


カタン星人「これでウルトラマンは目が見えなくなった!」



カタン星人「命はもらうぞ!」


シュン


カタン星人「ぐっ?」ドス


ことり「……」


海未「はあっ……はあ……」キリキリ


海未「よくも……こんな……こんな……散々卑劣なことを」キリキリ


海未「よくも私にさせてくれましたね!」ポロポロ


穂乃果「海未ちゃん……」


カタン星人「フフフハハハハハ!」バキッ

カタン星人「ウハハハハハハハ!」ギュイン


穂乃果「野郎デカくなって一気に勝負を決めるつもりか!」


海未「ことり……うっくっ……持ち上がらない……」グググ


ことり「う、みちゃん……もう……」


海未「私は!私はなんてことを!」ポロポロ

海未「穂乃果!どこに行くのですか!」



穂乃果「海未ちゃん!ことりちゃんのことを頼む!」


穂乃果「助けを呼んでくるぜ!」ダダダ





穂乃果「うおおおおおおお!」ダダダ



ギュウウン!

海未「ことり!」

ことり「……」

海未「ぐっ…うう…うあああああ!」グググ


キラキラキラキラ


海未「!……この光は」



ゼロ「しえあっ!」



海未「ウルトラマン!」


ことり「う……」


《ゼロちゃん!》


ゼロ「ああ!」


ズズズ……ドシャアアアア……


ゼロ「……よし、屋根をどかしたぞ」


ことり「はあっ……はあ…」


海未「ああウルトラマン!ありがとうございます!」

ウルトラマンゼロ「さて……」ギロ


《……うん》


カタン星人「アーッハッハッハ!」


ゼロ「この外道が!人の優しさや気持ちを踏みにじりやがって!」


ゼロ「俺の怒りのビッグバンはもう止められないぜえ!」グッ


カタン星人「そんな目が見えない状態で何ができる?」

ゼロ「これだあっ!」バキッ


カタン星人「グフッ……?」ヨロ


ゼロ「うらああああっ!」ドガドガドガ


カタン星人「グバ!ガハ!ウガアッ?」バキッバキッバキッ


ゼロ「らあっ!」バキッ


カタン星人「グハッ……」ドサ


ゼロ「てめえを倒すのに目なんざ関係ねえ!」


カタン星人「強がりを……」

カタン星人「ふん」バシ


ゼロ「ぐはっ!」


ゼロ(右足が……)ズキ


カタン星人「炎を喰らえ!」ボボボ


ゼロ「うっ、くうっ」


カタン星人「フハハハハ!」ドガ


ゼロ「うぐ……」

カタン星人「そんな足と目で勝てると思っているのか!」


ゼロ「くっ!」


ゼロ「しまった大丈夫か穂乃果!」


《……》


ゼロ「穂乃果!?」

《……全然平気だよ!》ポロポロ


《こんなの!ぜーんぜんきかないもん!》 グスグス


《海未ちゃんや!》


「よくも……こんな……こんな……卑劣なことを!」


「私に!させてくれましたね!」


《ことりちゃんに!》


「っ!?」ドン


「うあっ?ことりちゃん!?」



《比べたらこんなのへっちゃらだもん!》


ゼロ「……へっ」


ゼロ(お前のおかげで目が覚めたぜ!)

ゼロ「はっ」ジャキン ジャキン


カタン星人「武器をタイマーに取り付けてどうするつもりだ!」


ゼロ「これだあああああああ!」


バギュウウン


カタン星人「何!?このエネルギーは」


ゼロ「くらいやがれえ!」


ドギュウウウウウウウン


カタン星人「ぐわああああっ!」


カタン星人「……」ドサ


バゴォオオオン!


ゼロ「はあ…はあ……やったぜ!」


《うっ……くっ……》


ゼロ「……しえあっ!」


キーーン……


ー西木野総合病院ー


ことり「……」


海未「ことり!」ガラ


穂乃果「ことりちゃん!」


ことり「穂乃果ちゃん……海未ちゃん」


海未「大丈夫なんですか?」


ことり「うん、なんとか大丈夫みたい」


ことり「しばらくは絶対安静って言われちゃったけど」


海未「……申し訳ありませんでした」

ことり「なんで海未ちゃんが謝るの?」


海未「ですが……」


ことり「海未ちゃんは何も悪くないんだから謝る必要ないよ?」


海未「うう……すいません」グス



穂乃果「ことりちゃんのばかあ!」ギュ


ことり「穂乃果ちゃん……」


穂乃果「本当に心配したんだよ!あんな無茶して!」


ことり「ごめんね……」


穂乃果「良かった……良かったよ」グスグス

海未「しかし……あのおぞましい生き物は一体なんだったんでしょう」


ゼロ《ヤバイ!?》


ことり「……もしかして妖怪かな?」クス


海未「もうことり、私は真面目に悩んでいるんですよ」


ゼロ《ほっ……》


穂乃果「ねえねえ!これ持ってきたから皆で食べようよ!」ガサ

海未「! それはまさか」


穂乃果「えっ穂むまんだよ?」



海未「すいませんでした穂乃果!」ドゲザ


海未「違うんです!あれは違うんです!」


海未「私は本当に穂むまん大好きですから……うう」グス


穂乃果「海未ちゃん?」


海未「すいませんでした……」


ことり「はぐはぐ!」モグモグ


穂乃果「早く食べないとなくなっちゃうよ?」


海未「あっことり!ずるいですよ!」


ことり「んふふ……」モグモグ


海未「この残り半分は私の物です!」




ゼロ《良かったな穂乃果》


穂乃果「うん……」グス




to be continued

次の更新はまた用事があり明後日になります

それでは寝ます

「前回のラブライブ!」デン!


海未「破壊された音ノ木坂学院が復旧し、ライブに向けて準備をしていく私たち」


「……穂乃果って体こんなに柔らかかったかしら?」


「一応、ヒーローショーのライブの歌詞が出来ました」


海未「そんな中私たちは突然車に狙われます。それは地球侵略を企む宇宙人の仕業でした」


海未「私は宇宙人に乗り移られ、ことりは崩壊した弓道部の屋根の下敷きになってしまいます」


「こんなもの!」


「……ほ、のかちゃん……」


海未「その時私たちの元にあのウルトラマンが現れ、星人を撃破」


「俺の怒りのビッグバンはもう止められないぜえ!」


海未「ことりの命も無事助かり本当に良かったです」

ー矢澤家ー


にこ「……え」


こころ「おねえさま駄目でしょうか?」


にこ「駄目っていう訳じゃ……でも」


ここあ「お願いだよー!いいでしょ?」


にこ「あははは……」





ハネジロー「ぱむ」フワフワ


にこ(一体どこから連れてきたのよ……この生き物)

ー通学路ー


にこ「……」トコトコ


絵里「おはようにこ」


にこ「……はぁ」


絵里「にこ?」


にこ「うわあっ!?」


絵里「心ここにあらずって感じね」

にこ「にっこにこにー!おはよう絵里」


希「ウチもおるで」


にこ「に希!」


絵里「何かあったの?」


にこ「別に何も……」


ワー!カワイイ!


希「校門付近が騒がしいなあ」


にこ(なんか嫌な予感……)

ハネジロー「ぱむぱむ」フワフワ


穂乃果「かっわいい〜」ギュ


ゼロ《ハネジローじゃないか!なんでこんなところに》


穂乃果「はねじろーっていうの?」


海未「なんでしょうこの生きものは……」

ハネジロー「ぱむ?」


海未(かわいいですね……)


絵里「おはよう」


穂乃果「あっ絵里ちゃん!おはよう」


ハネジロー「ぱむぅ」


絵里「何これ?鳥……じゃないみたいだけど」

穂乃果「ハネジローって言うんだよ!」


ハネジロー「ぱむ」


にこ「……」コソコソ


希「にこっち?」


にこ「……ちょーっと大事な用事を思い出したから先にいくわね!」ダダダ


ハネジロー「! ぱむ!」パタパタ


にこ「えっ!ちょっとなんでついてくるのよ!」ダダダ


ハネジロー「ぱむぅ!」フワフワ

絵里「あっちょっとにこ」


穂乃果「行っちゃった……」


ゼロ《しかしなぜここに……》


希「にこっちを追いかけてったみたいやけど」


海未(……)ドキドキ

ー廊下ー


にこ「うおおおっ!」ダダダ


ハネジロー「ぱむぅ」フワフワ


凛「にこちゃんおっはよー!」


にこ「おはよう凛!今忙しいからまたね!」ダダダ


ハネジロー「ぱむぱむ」パタパタ


凛「?」

ー音楽室ー


にこ「……」コソ


にこ「まいたかしら……」チラ


「ぱむぅ」ピョコ


にこ「うっひゃああ!」


真姫「……」ガラ

にこ「ごめん真姫ちゃん!そこ通して!」ドン


真姫「ヴェエ!?ちょっとなんなのよいきなり」ギュ


真姫「えっ何かつかん……」


ハネジロー「ぱむ?」


真姫「……」


真姫「……///」ナデナデ

ー1年生教室ー


にこ「ここなら大丈夫でしょ」ガタ


アレヤザワセンパイジャナイ? イワカンナイネ


花陽「おはようにこちゃん……そこ私の席なんだけど」


ハネジロー「ぱむぱむ」フワフワ


キャー!?ナニアレカワイイ!


にこ「やばっ!」ダッ


花陽「きゃあっ」ドン


ドチャ……


花陽「ああ私が今食べようと思ってたおにぎりがあ!」


にこ「ごっごめん花陽、放課後新しいの買ってあげるから!」

ー屋上ー


にこ「はあ……はあ……」ゼーゼー


ハネジロー「ぱむ」パタパタ


にこ「ひいっ!」


にこ「きっ昨日は悪かった!悪かったわよ!」

こころ《おねえさま……飼っちゃ駄目?》


ハネジロー《ぱむぱむ》


にこ《……駄目よ》


ここあ《なんで?》


にこ《この子はダンボールか何かに入ってたの?》


こころ《いえ……外で遊んでたら空から降ってきて……》


にこ《じゃあこの子は捨てられたわけじゃないわ。きっと野生の……インコ?なの》


ここあ《そうなの?》


にこ《そうよ、だから野生に返してやらないと駄目よ》


こころ《……そうですか》


にこ《ほら、窓を開けたから逃がしてやりなさい》ガラ


こころ《はい……》ヒョイ


ハネジロー《ぱむぅ……》


ここあ《またね……》グスグス

にこ「それっぽいことを言って捨てたのは謝るわよ!」


にこ「でも私の家はもういっぱいいっぱいなのよ……そもそもうちはペット禁止だし」


にこ「そりゃ……すごくかわいいから私も飼ってあげたいけど……」


ハネジロー「ぱむぅ!」ビュン


にこ「ひっ!」ガバ


にこ「……」


にこ「……あれ?」

ハネジロー「ぱむぱむ」ガサガサ


にこ「あっ私のカバンが!」


ハネジロー「ぱむ!」ランチパック


にこ「それは……ピーナッツクリーム味……」


ハネジロー「……」ガサガサ


ハネジロー「ぱむぅぱむぅ」ハムハム


にこ「あっ、あはは……なんだ……」ペタ


にこ「お腹減ってただけだったのね……」ヘナヘナ

ー3年生教室ー

先生「……で……から」


絵里「……」カキカキ


絵里「……」チラ



にこ「……うーん」カキカキ


ハネジロー「ぱむ」ピョコ


にこ(!ちょっとカバンから出てこないでよ)ガバ


先生「矢澤?どうかしたか?」


にこ「なんでもありませ〜ん!にこっ!」



絵里「……」クス

ー昼休みー


穂乃果「はむっ」モグモグ


海未「そういえば穂乃果はもう松葉杖を使わなくていいのですか?」


穂乃果「あーうん!私ほら頑丈だから!」


海未「大丈夫ならいいのですが」モグモグ


穂乃果「ほっ……」


海未「やはり……寂しいですね」

穂乃果「そうだね……ことりちゃんがいないと寂しいな……」


ゼロ《ああ……》



穂乃果「はあ」ビリ


穂乃果「あー……」


「ぱむ!」


ゼロ《!?》


穂乃果「ん……あれ?」


穂乃果「パンがない!私のピーナッツクリームパンが!」

にこ「ちょっとハネジロー!いきなりどこ行くのよ?」ダダ


穂乃果「にこちゃん!」


にこ「穂乃果に海未ちゃんじゃない」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


穂乃果「そっか、いきなり空から降ってきたんだ……」ナデナデ


ゼロ《空からか》


ハネジロー「ぱむ!」


にこ「らしいわ、こころ達の話によるとね」モグモグ

海未「不思議ですね……」


ハネジロー「ぱむ」


穂乃果「結局この子はどうするの?」ギュ


にこ「……逃げても仕方なかったからね……なんとかうちで内緒で飼うわ」


ゼロ《おお!》


穂乃果「うわあ!じゃあにこちゃん家に行けばいつでも会えるね?」


ハネジロー「ぱむ!」

にこ「それじゃ私は行くわね」


にこ「おいで」トコトコ


ハネジロー「ぱむ」パタパタ


海未「……懐かれてますね」


穂乃果「いいなあ」


ゼロ《穂乃果、俺がいるぜ!》

ー通学路ー


凛「ん〜、今日も練習頑張ったにゃ!」ノビ


花陽「お腹へったね……」グゥ


ハネジロー「ぱむ!」パタパタ


にこ「病院行く前にマックでも寄る?」


真姫「……」ギュ


ハネジロー「ぱむ?」


ハネジロー「ぱむ」フワフワ


花陽「きゃあっ」


凛「どうしたのかよちん?」


花陽「あっ凛ちゃん……その、ちょっと怖くて」


ハネジロー「ぱむぅ……」

凛「そんなことないよ!ほら触ってみて」


花陽「りっ凛ちゃん!?」サワ


ハネジロー「ぱむぱむ」ナデ


花陽「あっかわいい……」


凛「ね?」

花陽「怖くない……」ナデナデ


ハネジロー「ぱむ」


花陽「怖く……」


花陽「……」バタン


ハネジロー「ぱむ?」

にこ「!花陽」


凛「かよちんが倒れた……」


絵里「花陽?どうしたの!」


真姫「みんな!早く逃げるわよ!?」


海未「いきなりどうしたんですか?」


にこ「このままじゃみんな殺されるって言ってんのよ!」


希「えっ?」

ドガアアアン!



ガスゲゴン「ウアアッオ」ドスンドスン




絵里「きゃあっ!」


にこ「出たわね!」


凛「よいしょ……かよちん……」オンブ


希「……えりち早く逃げるで!」


絵里「ええ!」


ゼロ《……気をつけろ穂乃果、どうやらあいつは超獣だ》


穂乃果「超獣?」


ゼロ《侵略のために作られた怪獣兵器のことだ、今まで戦った奴らよりずっと強い》


ゼロ《まあ俺とお前なら楽勝だがな!》クイ


ガスゲゴン「ウァァオ!」ドスンドスン


にこ「穂乃果何突っ立ってるのよ!早く逃げるわよ!」


ハネジロー「ぱむぅ」フワフワ

穂乃果「にこちゃん!私学校に忘れ物したからちょっと取ってくる!」ダッダッダ


にこ「ちょっと穂乃果!」


希「穂乃果ちゃん!?」





穂乃果「はっ!」スッ


ギュウウン

ウルトラマンゼロ「しぇあ!」


ガスゲゴン「ウァァオ」


真姫「ウルトラマンゼロよ!」


希「ウルトラマンゼロ?」



ゼロ「うぉらあ!」ドガ


ガスゲゴン「ウァアア」ドサ

ガスゲゴン「ウァァオ!」ボボボ


《うあっ熱い……また火だよ!》


ゼロ「ストロングコロナゼロ!」シュン


ゼロ「らあっ!」バキ ギュイン!


ガスゲゴン「ウァァオ」シュウゥ


凛「うっ……なんかこの辺り変な匂いがするにゃ……」


海未「そうですね、ごほっごほっ」


絵里「この匂い……まさか!」


希「えりち、これは……」

ガスゲゴン「ウァァオ」ヨロヨロ


ゼロ「ガルネイト……」スッ


絵里「待って!」ダダッ


《絵里ちゃん危ないよ!》


絵里「その怪獣はガスを出してるわ!そのまま倒したら危険よ!」

ゼロ「何!」


ガスゲゴン「ウァァオ」プシュー


ゼロ「ぐあっ!?こいつガスを噴射してきやがった」


《ごほごほ……ごほ!》


ゼロ「だがわかったぜ!要はここで爆発させなければいいんだろ!」


《えっ》


ゼロ「はっ」ガシ

ガスゲゴン「ウァァオ!ウァァオアアア」


ゼロ「行くぜえ!」ビューン


《うわわわっ!?》


凛「ウルトラマンが空に上がっていく……」


海未「爆発しても影響がない宇宙まで行くという訳ですね」


希「ウルトラマンってすごいんやな……」

ー宇宙ー


ゼロ「へへ、ここなら大丈夫だろ」


《うわあっ!うそっ!》


ゼロ「どうした?」


《宇宙だあ!私宇宙にいる!?》


ゼロ「始めてなのか?」


《当たり前だよ!うわあ……すごい》


ガスゲゴン「ウァァオ……」


ゼロ「ガルネイトバスタアッ!」バギュン


ドガアアアン!

ゼロ「見ろ穂乃果。あの青く輝く星が地球だ」


《……わあああっ》


ゼロ「綺麗だろ」


《……》


ゼロ「穂乃果?」


《地球は青かった!》

ゼロ「どうした急に?」


《言ってみたかったんだよ〜!これ》


ゼロ「地球じゃ有名な言葉なのか?」


《うん、私たちの中で1番最初に宇宙から地球を見た人の言葉なんだ》


ゼロ「……そうか」


《私こんなに地球が綺麗だったなんて知らなかったよ。ありがとうゼロちゃん!》


ゼロ「へへ……さあ帰ろうぜ!みんなのところに!」


《うん!》

ー通学路ー


穂乃果「おーい!みんな」


絵里「穂乃果!」


海未「全くあなたという人は……忘れ物はありましたか?」


穂乃果「うん!」


花陽「う……」


凛「かよちん起きた?」

花陽「あれ?私」


真姫「また気を失ってたのよ」


花陽「そうなんだ……」



にこ「あー!もうなんか服がガス臭い!」


希「ホンマやね」クンクン


絵里「さすがにこの匂いを嗅ぎながら食べ物は食べたくないわね……」


海未「そうですね……」

ー病室ー

ことり「……」


ことり(……暇だなあ)


ダッダッダッダッダッダ

トントン


ことり「あ!はい!」


穂乃果「ことりちゃん」ガチャ


ことり「ホノカチャン!」

海未「穂乃果!病室を走ってはいけないと言ってるではありませんか!」


絵里「具合はどうかしら?」


ことり「もう大分治ってきたよ、あと少しで退院できるって真姫ちゃんのお父さんが言ってた」


穂乃果「ほんと!?やったあ!」ピョンピョン


《良かったぜ!》

ハネジロー「ぱむぅ」フワフワ


ことり「!」


ことり「きゃあかわいい!」ギュウ


ハネジロー「ぱむ」


穂乃果「ハネジローって言うんだよ!」


ことり「ふわふわ〜」スリスリ


ー矢澤家ー

にこ(あー……今日は先にシャワー浴びようかしら)ガサ


ハネジロー「ぱむ」パタパタ


にこ「にっこにこにー!ただいまー!」


シーン


にこ「……あれ?いつもならにっこにこにーって来るはずなのに」


ハネジロー「ぱむ?」

〜18時〜

にこ(遊びに行ってるのかしら)


ジュウジュウ


にこ「とーどけまほー、えがおのまほうー」ジャッジャッ


ハネジロー「ぱむぱむ」フワフワ


にこ「あっちょっと待ちなさい。あんたはこっちよ」ガサ


ハネジロー「ぱむ?」

にこ「ピーナッツ買ってきたのよ」


にこ「お昼のことでもしかしたらと思ったんだけど」ザラザラ


ハネジロー「ぱむ」カリカリ


にこ「……どう?」


ハネジロー「ぱむぱむ!」フワフワ


にこ「ふふ……良かったわ」ナデナデ

〜19時〜

チッ、チッ、チッ、チッ


にこ「……遅いわね」


ハネジロー「ぱむ」


にこ「遊びに行ったとしてもこの時間まで帰ってこないなんて……」


にこ「ご飯が冷めちゃうわよ……」


ハネジロー「ぱむぅ」

〜20時〜


にこ「……っ」プルルルル


にこ「すいません!うちのここあがお邪魔してませんか!?」


にこ「……わかりました」ギリ


にこ「ちょっと……どこにいるのよ」プルルルル


にこ「あっ、すいません!うちのこころが……」


ハネジロー「ぱむぅ……」


〜21時〜


ー穂むらー


ゼロ《もう寝る時間だぜ穂乃果》


穂乃果「あっ本当だ!」


プルルルル


穂乃果「はいもしもし?」ガチャ


にこ『穂乃果!あんたのところにこころかここあはいない?』


穂乃果「いないけど……」


にこ『そう……』

穂乃果「何かあったの?」


にこ『……帰ってこないのよ』


穂乃果「えっ!」


ゼロ《なんだと!?》


にこ『一応警察には連絡しといたんだけど……』


穂乃果「……わかった!私も探すよ」


にこ『すまないわね……』

ー22時ー


にこ「はあ……はあ……」ダッダッダ


にこ「こころぉ!ここあぁ!どこにいるの!」


ハネジロー「ぱむぱむ!」


にこ「こころ!ここあ!」

ー0時ー

にこ「はあ……はあっ」 ダッダッダッ


穂乃果『ごめんにこちゃん……』


海未『私も探したのですがどこにも……』


凛『ごめんにこちゃん……』


花陽『ごめんね……』



にこ「なんで見つからないの……」ダッダッ

サマーウィー!


にこ「! はい」


警察『警察です』


にこ「どうですか?見つかりましたか!?」


警察『申し訳ありません……』


にこ「……」ダッダッダッ


希『にこっち、ごめんなさい』


真姫『……ごめんなさいにこちゃん』


絵里『にこ……見つからないわ』


にこ「……」ダッダッダッ

ー朝 通学路ー


にこ「……」トコトコ


希「にこっち……」


にこ「おはよ希、絵里……昨日はありがとね」


絵里「……」

穂乃果「にこちゃん……」


《あの様子じゃ昨日寝ないで探してたんだな……》


海未「穂乃果、今はそっとしておきましょう」


穂乃果「でも……」


海未「私たちにできることは、放課後探すことだけです……」


穂乃果「……」

〜放課後〜

ーアイドル研究部 部室ー


にこ「…………」


真姫「にこちゃん……大丈夫よ。きっと大丈夫だから」


凛「そうだよ……きっとすぐ戻ってくるよ」



海未「皆さん!今日はにこの妹達をもう1度私達で捜索します」バン


穂乃果「うん!」

海未「まず」


にこ「もういいわ」


絵里「……にこ?」


にこ「……帰る」ガチャ



希「にこっち!」


真姫「にこちゃん!」


バタン

ー通学路ー


にこ「……」


ハネジロー「ぱむ!」フワフワ


にこ「!」グシグシ


ハネジロー「ぱむ」


にこ「家にいろっていったじゃない……ハネジロー」

ハネジロー「ぱむ」ボロ


にこ「その泥だらけの格好……まさかずっと探していてくれたの……」


ハネジロー「ぱむぱむ」


にこ「……あんたっ!」ギュ


ハネジロー「ぱむぅ……」


にこ「ありがとう……」


ドスンドスンドスン

にこ「何この音……」


ギャビッシュ「ウォオォォ!」


ハネジロー「ぱむ!」


にこ「怪獣……!」


ギャビッシュ「ウォォ!」ピー



にこ「あっく……体が引っ張られる!」

ハネジロー「ぱむ!」


にこ「あんたは早く逃げなさい!」


ハネジロー「ぱむぱむ!」



にこ「うああっ!」グイ


ギュオオオ



ギャビッシュ「ウォォォォ!」スポン



ハネジロー「ぱむぱむ!ぱむぱむぅ!」

絵里「穂乃果、そっちはどう?」


穂乃果「こっちにはいないみたい!」


ウォオォォ…… ドスンドスン


ゼロ《穂乃果!怪獣だ!》


穂乃果「えっ!」



絵里「私はこっちを探してくるわ!」


穂乃果「……わかった、私はあっちに行くね!」

穂乃果「こんな時に出るなんて……」


ゼロ《さっさと片付けてこころちゃん達を探そうぜ!》


穂乃果「うん!」サッ


ギュウウン




ギャビッシュ「ウォォォォォォォ!」


ゼロ「しぇあ!」


ギャビッシュ「ウォオッ」


ゼロ「悪いが時間が無いんでな。さっさと終わりにさせてもらうぜ!」

ー目の中ー

にこ「ここは……」


にこ「確か私……怪獣に吸い込まれて」


オネーサマ!


にこ「……この声は」


オネーチャン!


にこ「こころっ!ここあっ! 」ダダッ

こころ「おねえさま……あああっ!」ギュ


ここあ「うああぁぁん!」ギュ


にこ「あんた達!もう……心配させないでよ!」ギュ


にこ「よかった……無事で本当に良かった……」

ギャビッシュ「ウォオ!」ビシュシュシュン


《うわあっ、口からなんか出た!?》


ゼロ「当たるかよ!はっ!」バキッ


ギャビッシュ「ウォオッ……」


ゼロ「らあっ!」ドガ


ギャビッシュ「アアッ!」ドサ


ゼロ「くらえ!」スッ


ハネジロー「ぱむぱむ!ぱむぱむ!」フワフワ


ゼロ「何!?」


《ハネジローちゃん!?》


ハネジロー「ぱむ!」ピー

ー目の中ー

にこ「でも、どうしてこんなとこに……」


こころ「それは……」グスグス


ここあ「おねえちゃんごめんなさい!」グス


《ここあ?それ何ですか?》


《これ?あのインコと一緒に落ちてきたの!》


《小ちゃくてかわいいよね!》


《でもおねえさまに見せないと》


《じゃあ明日見せてあげようよ!今日はあのインコを見せちゃったから見せてもびっくりしないよ!》

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

《ウォオッ》グングン


《きゃあっ!》


《ここあどうし……きゃああ!》


《ウォオ!》ピー


にこ「……そうだったの」


ここあ「ごめんなさいおねえちゃん!あんなに大きくなるなんて知らなかったの……」グスグス


こころ「ごめんなさい!ごめんなさいおねえさま」グス

ハネジロー「ぱむ!ぱむ!」


《にこちゃん達だ!》


ゼロ「これは……怪獣の目の中にいるのか……」


ゼロ「ありがとなハネジロー、教えてくれて」


ハネジロー「ぱむ!」


ゼロ「穂乃果!」


《なに?》

ゼロ「ルナミラクルゼロ」パシュン


ゼロ「あいつの口から体内に入るぞ」


《えっ!?》


ギャビッシュ「ウォオォォ!」ドスンドスン


ゼロ「レボリウムスマッシュ」バゴン


ギャビッシュ「ウォオ……」


ゼロ「今だ!」ビュン


ー目の中ー


にこ「とりあえずここから出ないと……」


こころ「でもいくら歩いても出れそうな場所がないんです」


ここあ「うん……」


にこ「そうだ!携帯!」スッ


にこ「……って怪獣の中じゃ助けを呼んでも誰も来れないわ」


こころ「それじゃ私達……やっぱりここで」


にこ「馬鹿言わないの、必ずここから出るわよ」


ここあ「でも……」


バゴン! バゴン!バゴン!


にこ「!」


バシィン


ゼロ「よぉ」


《やった!見つかった!》

にこ「ウルトラマン……」


ゼロ「悪いが地球上だとあまり時間がない、3人ともしっかり俺に掴まってろ!」


こころ「はい!」


ここあ「うん!」


にこ「信じるわよ」ガシ


《ゼロちゃん!》


ゼロ「ああ、行くぜ!」

ギャビッシュ「ウォォ…」フラフラ


ギャビッシュ「ウォオォォォォ……」ドサ

バゴォオオオン!


ゼロ「よし」ビュン


《やった!怪獣も倒した!》

にこ「私達……あそこから出られたの?」


こころ「おねえさま」


にこ「ええ!やったわ!」


ここあ「わあい!」


にこ「さあ2人共、ウルトラマンにお礼を言いましょ」


こころ「ありがとうございます!」


ここあ「ありがとうウルトラマン!」


にこ「……いつも私達を助けてくれて感謝してるわ」





ゼロ「……」コク


ゼロ「しえあ!」


キーーン……

穂乃果「みんなこころちゃん達見つかったよ!」


海未『本当ですか!』


希『ほんまに!?』


真姫「穂乃果!にこちゃんの妹ちゃん達見つかったって本当!?」ダダ



穂乃果「うん!」チラ

にこ「ふふん……おいで!」


ハネジロー「ぱむ」パタパタ


こころ「あっ……」


ここあ「おねえちゃん……」



にこ「私達の新しい家族、ハネジローよ!」



こころ「わあ……」


ここあ「よろしくねハネジロー」ギュ




ハネジロー「ぱむ!」


to be continued

とりあえず寝ます……

ー宇宙ー


ゾフィー「……」キーン


円盤「」フワフワ


ゾフィー「そこで止まれ」


円盤「」ビィー


ゾフィー「シェアッ!?」ヒョイ

円盤「」ビィー ビィー


ゾフィー「フン!」M78光線


バゴォオオオン


ゾフィー「……」


パラパラ…


マン「ゾフィー」シュタ


ゾフィー「……ああ、この円盤は間違いない」



マン「しかし……何故……」



ゾフィー「……」

M78 ×

M87です

ー1年生教室ー


花陽「……」


真姫「花陽」


花陽「あっ真姫ちゃん……」


真姫「どうしたの?」


花陽「うん、ちょっと考えてて……」


花陽「なんで私は怪獣が出たらいつも気を失っちゃうんだろって」

真姫「……」


花陽「それに気を失った後は私はいつも誰かにおんぶされてるの」


花陽「逃げるみんなに迷惑をかけてるよね」


真姫「花陽、別に迷惑なんかじゃ」


花陽「ごめんね……」


凛「あれ?かよちんに真姫ちゃんどうしたの?」ガラ


花陽「凛ちゃん」

ー2年生教室ー


先生「明日から冬休みだ。気を緩めずしっかり過ごすこと」


ワー ワー ワー!



穂乃果「ああ……」グデー


ゼロ《ちくしょう……》


海未「穂乃果、どうしました?」


ことり「なんだか元気ないみたいだけど……」

穂乃果「海未ちゃん……ことりちゃん」ペラ


ゼロ《ぐあああっ……》


海未「これは?」ペラ


ことり「「冬季休業中における特別授業のお知らせ」……」


海未「まさか」

穂乃果「あはは……補習?」


海未「…………」


ことり「ぴぃ!」ビク


穂乃果「あわわわ……」


海未「どうしてこんなことになったのですか!」ドカーン


海未「3日後にはいよいよヒーローショーのライブがあるんですよ!」


穂乃果「違うの!これにはちゃんとした訳があるんだよ!」


ゼロ《すまん穂乃果……あのテストの時に俺が気づいていればこんなことには……》

ー1週間前ー


先生《それでは数学始め!》


穂乃果《……》カキカキ


ゼロ《穂乃果、どうだ》ハラハラ


穂乃果《……すごい》カキカキ


ゼロ《まさかすごい難しいのか!?》ハラハラ


穂乃果《私できる!できるよゼロちゃん!》スラスラ


ゼロ《本当か!》

先生「はいやめ!」


穂乃果《……ふぅ》


ゼロ《いけそうか……?》


穂乃果《うん!今までので1番できたかも!》


穂乃果《ゼロちゃんや海未ちゃん達のおかげだね》ピース


ゼロ《やったな!》

ー3日前ー


先生《数学のテストを返すぞ》


穂乃果《ふんふんふーん》


ことり《穂乃果ちゃんどうだった?》


穂乃果《それがねことりちゃん!私今までで1番できたかもしれない!》


ことり《本当!?》


先生《高坂》


高坂《あっはい!》ガタ


先生《高坂……お前……》ペラ


ゼロ《あまりの高得点に先生も驚いてるぜ》

高坂《どれどれ……》


ゼロ《……》ゴク


高坂《……うわああああああああ!》


ゼロ《嘘だろおおおおっ!》


数学 考査

高坂穂乃果 10点


穂乃果《……はは……はは……》ピクピク


ゼロ《穂乃果!お前これ》


ゼロ《最初の数問以外回答全部ズレてるぞ!?》

ー今日ー


穂乃果「本当はもっとできてたんだよー!」グスグス


海未「しかし……」


ことり「でもほら数学だけみたいだし……それなら1時間ぐらいで終わるから大丈夫じゃないかな?」


海未「まあ……過ぎたことを言っても今さら仕方ありませんね……」


海未「今度からは気をつけてくださいね」


穂乃果「うん……」グシ

ー1年生教室ー


真姫「あら凛、先生と話は終わったの?」


花陽「何のお話だったの?」


凛「これ……」ペラ


真姫「えっと「冬季休業中における特別授業のお知らせ」……」


花陽「まさか凛ちゃん」


真姫「ちょっと凛あなた!」

凛「これを見て欲しいにゃ!」ペラ


真姫「この前の数学のテストじゃない、そういえば何点だったのよ」ペラ


花陽「英語じゃなかったんだね」


凛「……」グス


真姫「ってこれ名前書いてないじゃない!」


凛「うう……」


花陽「ええっ!?」

〜放課後〜


ーアイドル研究部 部室ー


穂乃果「大変申し訳ありません!」


凛「ません!」


ゼロ《すまん!》


真姫「どっかで見たことあるような気がするわね……これ」


海未「この感じ……まさか!」

穂乃果「にこちゃん!」ダダ


にこ「何よ」


ハネジロー「ぱむ?」パタパタ


穂乃果「にこちゃんも補習だったりする!?」ガッ


にこ「そんな訳ないでしょ!この時期に補習なんて受けてたら3年生は大変よ!」


凛「なんだぁ……」


にこ「何よその反応は!」


ハネジロー「ぱむ」フワフワ

海未「良かった……」


絵里「みんないるかしら?」ガラ


希「お待たせってどうしたん!」


穂乃果「……」ズーン


凛「……」ズーン


海未「穂乃果と凛が冬休みに補習を受けてしまいました」


絵里「えっ」


希「あらら……」

海未「とりあえず3日後のライブには問題ありません。2人共数学だけなので」


穂乃果「……ごめんね」


凛「うう……」


絵里「あはは……まあ活動に影響がないなら別にいいんじゃないかしら」


希「さあ練習行こか?」

ー通学路ー


穂乃果「いよいよ3日後かあ」


海未「そうですね」


ことり「ライブをやるって決まってから色々あったね〜」


海未「そうですね、あまり時間は経ってないはずなんですが」

花陽「……また気を失ったらどうしよう」


真姫「大丈夫よ花陽」


真姫「それにもしあなたが気を失ってもウルトラマンが怪獣を倒してくれるわ」


凛「うんうん!」


花陽「そうだよね……ウルトラマンがいれば大丈夫だよね」

絵里「いよいよって感じね希」


希「そやねえりち!」


にこ「あんたもちゃんとみるのよ」


ハネジロー「ぱむ!」

ー穂むらー


穂乃果「ただいまー!」


ほのパパ「……」


穂乃果「あれお父さん?その人形は」


《ウルトラマンの人形だな》


穂乃果「お父さんはウルトラマンを知ってるの?」


ほのパパ「……」コク

穂乃果「私はなんで知ってるのかって?えっと……この前テレビでやってたからちょっと見たの」


穂乃果「でもなんでウルトラマンの人形?」


ほのパパ「……」ペラ


穂乃果「あっそれお祭りの……」


ほのパパ「……」ユビサシ


穂乃果「このオトノギマンを見てふと思い出した?」


ほのパパ「……」コク

穂乃果「……そうだったんだ」


ほのパパ「……」スペシウム


穂乃果「ぐわあああ!」


ほのパパ「……」ニコ


穂乃果「……昔はこうしてよく友達と遊んでた?」


ゼロ《穂乃果達も最近やってたけどな》


ほのパパ「……」グッ


穂乃果「うん!私頑張るよお父さん!」

ー矢澤家ー


ハネジロー「ぱむぱむ」ガチャ


こころ「にっこにこにー!」


ここあ「にっこにこにー!」


ハネジロー「ぱむ?」



にこ「もしもし……ママ?」


にこ「え……こたろうがライブを楽しみにしてる?」


にこ「そう……3日後にまたママと一緒に帰ってくるのね」


にこ「まかせて!最高のヒーローショーにするから」


にこ「それじゃまたね」

ー絵里の家ー


亜里沙「お姉ちゃんお帰りなさい!」


絵里「ただいま亜里沙」


亜里沙「3日後にライブやるんでしょ!雪穂が言ってた!」


絵里「そうね、まあ私たちは主役じゃないけど」


亜里沙「オトノギマン?」


絵里「あら知ってるのね」


亜里沙「でも私たちの主役はμ'sだよ!楽しみにしてるね!」


絵里「ええ」ニコ

ー花陽の家ー


花陽(どうしよう……)


花陽(もしライブ中に気を失ったら……)


《もしあなたが気を失ってもウルトラマンが怪獣を倒してくれるわ》


花陽(大丈夫……ウルトラマンがいるから……大丈夫だよね)

ー朝 音ノ木坂学院ー


穂乃果「それじゃ私たちは補習へ行ってきます!」


凛「行ってくるにゃ!」


海未「それでは私たちは屋上にいるので終わったら来てくださいね」


穂乃果「うん!」

ー教室ー


先生「来たか」


穂乃果「あはは……はい」


凛「よろしくお願いします……」


穂乃果「……」カキカキ


凛「……」カキカキ




先生「それじゃしっかりやれよー」ガララ


バタン


穂乃果「……」カキカキ


凛「……」カキカキ

ー1時間後ー


海未「とりあえず、私たちはここでやめておきましょう」


絵里「そうね……後は穂乃果たちが来てからやりましょ」


海未「あまり無理してもいけませんし……私はとりあえずトイレに行ってきます」


ことり「あ、私も!」


希「花陽ちゃん、顔色悪いけど大丈夫?」


花陽「うん大丈夫……」

真姫「疲れたのね、ほらこれ飲みなさい」


花陽「あっ、違うの……だっ大丈夫だから」


凛「いっえーい!」タタタ


真姫「あら凛、補習は終わったの?」


凛「うん!もうすぐ穂乃果ちゃんも来るよ!」


花陽「はあ……はあ……」


凛「かよちん?」


希「花陽ちゃん!?」


花陽「……」ドサ

ー廊下ー


ことり「穂乃果ちゃん……」


海未「ちゃんとやっているでしょうか」トコトコ


ことり「案外寝てたりして」トコトコ


海未「だとしたら起こしてあげないといけませんね」トコトコ

ー教室ー


穂乃果「……終わった」


ゼロ《これで練習に行けるな!》


穂乃果「うん!」


ドガアアアン……



ブラックキング「ゴオォォ!」




穂乃果「怪獣だ!」ガタ


ゼロ《よし穂乃果行くぜ!》

ー廊下ー


穂乃果「……」ガララ バタン


穂乃果「……」ダダダ



ことり「あっあれ穂乃果ちゃんじゃない?」


海未「あんなに急いで……どこに行くんでしょう」


ことり「あっちは屋上じゃないよ、むしろ玄関」


海未「見失ってしまいますね。とりあえず穂乃果の後を追いましょう!」ダダ

ー校庭ー


穂乃果「ここなら……」



海未「校庭に来ましたけど……」コソ


ことり「何をやってるのかな?」コソ



穂乃果「はっ!」スッ


ギュウウン

ウルトラマンゼロ「しえあっ!」





海未「……え」



ブラックキング「ゴオォォ」


ゼロ「ふん!」ドガ




ことり「嘘……なんで……」

ー屋上ー


真姫「ウルトラマンよ!」


凛「いっけー!ウルトラマン!」


ゼロ「らあっ!」エメリウムスラッシュ


ブラックキング「オォォ…」ピンピン


ゼロ「何!」

ゼロ「ストロングコロナゼロ!」ギュン


ゼロ「んらあ」ガシ


ブラックキング「グオオ」


ゼロ「ウルトラハリケーン!」


ブラックキング「ゴオオオッ!」ビュウウゥ


ゼロ「はっ」ピキィン


ゼロ「ガルネイトバスタアアアッ!」


バゴォオオオン!


《やった!》

ドスン

ゼロ「やったな穂乃果!」


《うん!》


ドスンドスン


ゼロ「……いや待て穂乃果」


《えっ?》


ゼロ「まだ終わってねえみたいだぜ」



ブラックキング「グオオオッ!」ピンピン

ブラックキング「ゴオォォ!」バシ


ゼロ「ぐはっ!?」


ブラックキング「グオォォォォ」ビィィ


ゼロ「ぐああっ!」ドガアン


《あああ!》


ゼロ「こいつ……普通のブラックキングじゃねえ」

ゼロ「ルナミラクルゼロ」パシュン


ゼロ「ミラクルゼロスラッガー!」


ガキン ガキン ガキン ガキン ガキン


ブラックキング「グオォォ!」ピンピン


《全部跳ね返されるよ!》



凛「そんなあ……ウルトラマンが押されてる」


絵里「……このままじゃ」

ゼロ「……はあ……はあ……」ピコンピコン


ゼロ(まずい……地球上では俺は3分間しか戦えない……)


ブラックキング「グォォ!」ドガ、ドガ、ドガ


《あう……うぐ……》


ゼロ「穂乃果!」ジャキン


ゼロ「……ふん!」ゼロツインソード

ゼロ「うおおっ!」プラズマスパークスラッシュ


ブラックキング「グオオ」ガシ


ゼロ「何!?」


ブラックキング「ゴオォォ!」ブン

ガラン…

ゼロ「だったら!」ウルティメイト


凛「なんか銀色のやつを着けたにゃ!」


真姫「光の剣!」


ゼロ「こいつで行くぜえええ!」ダダダ


ドスッ


ブラックキング「グア……アアア」


ゼロ「ふっ!」ブン



ブラックキング「……」ドシャアア


バゴォオオオン!

ゼロ「や、やったぜ……」シュウゥ ガク


穂乃果《うう……》ピコンピコン



絵里「やった!希やったわよ!」


希「待って、えりち」


絵里「え?」


希「何か来るで」



シュウゥ……

フォフォフォフォフォ……

バルタン「ノフォフォフォ……」ブン


ゼロ「!」


バルタン「フォフォフォ」ガチャ


凛「あ……」


バルタン「……」バギュン!


ゼロ「うわああああ!」バゴォオオオン


《ああああっ!》

ことり「海未ちゃんこのままじゃウルトラマンが!」


海未「……」


ことり「穂乃果ちゃんが死んじゃうよぉ!」


海未「……そんなことはわかっています!」




ゼロ「ぐっ……」ピコンピコンピコピコピコ



ゼロ「はっ……」パシュ


ゼロ「頼んだぜ……」

バルタン「ノフォフォフォ……ノフォフォフォフォフォフォ」


ゼロ「……」ピコン……ピコン……


ゼロ「……」ピコ……ピ……


ゼロ「……」



凛「ウルトラマンが……負けた」


真姫「嘘よそんなの……」

シュウゥ……


絵里「ウルトラマンが……」


希「消える……」



バルタン「ノフォフォフォフォ!」ブゥン



真姫「あいつも消えたわ…」

ガラ……ガラガラ



ことり「海未ちゃん……見つけたよ!」グイ


海未「本当ですか!?」



穂乃果「……」



ことり「でも……穂乃果ちゃん……さっきからピクリとも動かなくて……うう」グス

海未「くっ!」グイ


海未「穂乃果!!」ユサユサ


穂乃果「……」


海未「穂乃果!返事をしてください!」


海未「私達はあなたにまだ言いたいことが山ほどあるんですよ!」


ことり「ううっ……うええん……」グス


海未「だから……起きてください!」


海未「穂乃果ああああっ!」


穂乃果「……」

ー光の国ー


パシュン


帰マン「これはゼロからのウルトラサイン!」


マン「なんということだ…ゼロがやられるとは」


セブン「ゼロ……」


エース「私が行きます!」


ゾフィー「エース……」


エース「ゼロがやられたんです、これ以上のんびり様子を見ているわけにはいかない。そうでしょう!」


タロウ「いえ、私がいきます。エース兄さんの手を煩わせるまでもありません」キリ


セブン「私が行こう」


帰マン「セブン兄さん!?」


セブン「息子の危機だ。私が行く」


ゾフィー「大隊長」


父「うむ、決まりだな」バサァ


タロウ「父さん!」


父「なんだタロウ」


タロウ「……なんでもありません!」


to be continued

これで終わりです


一応次で最終回です。よろしければ最後までお付き合いください

ー西木野総合病院ー


穂乃果「う……」


ことり「穂乃果ちゃん気がついた!?」


穂乃果「!」ガバ


穂乃果「あう……いったあ……」


ことり「動いちゃ駄目だよ!」

穂乃果「でも……」


ことり「やっと起きたのに無理しちゃダメ!1日ずっと眠ってたんだよ!」


穂乃果「うう……」ハッ


穂乃果(腕輪が灰色になってる!)


穂乃果(まさか)ガクガク


穂乃果「ゼロちゃん!ゼロちゃん!」


穂乃果「私だよ!穂乃果だよ!返事をして!」





穂乃果「ゼロちゃん……」


穂乃果「あああ……うわああああん」ポロポロ




ー音ノ木坂学院ー


絵里「いよいよ明日ね」


花陽「……」


希「せやけど穂乃果ちゃんは……」


絵里「仕方ないけど穂乃果抜きでやるしかないわ」


絵里「あの怪我じゃとてもライブなんてできない」


にこ「そもそも穂乃果はまだ起きないの……?」

凛「うん……闘いに巻き込まれた怪我がかなり酷くて……」


ハネジロー「ぱむ……」


花陽「私のせいで……私のせいで穂乃果ちゃんが」


凛「かよちんのせいじゃないよ」


花陽「私が気を失ったからだ……失わなかったら怪獣は現れなかったのに……穂乃果ちゃんも怪我をしなくて済んだのに……」

ー西木野総合病院ー


海未「ことり、穂乃果は」ガチャ




穂乃果「……海未ちゃん」


海未「目が覚めましたか!」


穂乃果「ごめんね心配かけちゃって、でももう大丈夫だよ!」


海未「……そうですか」


穂乃果「いや〜、凄い爆発だったよね!」

穂乃果「あれに巻き込まれた時は本当……」


海未「穂乃果」


穂乃果「えっ?何」


海未「私達に何か重大なことを隠していませんか」


ことり「……」


穂乃果「えっとあっあれかな!私この前海未ちゃんの」






海未「ウルトラマンなんですよね」


穂乃果「え……」

海未「穂乃果がウルトラマンになるところを私とことりは見ました」


穂乃果「……そうなんだ」


海未「どうして……どうして言ってくれなかったのです!」


穂乃果「ごめんね……」


ことり「穂乃果ちゃん……うっうう」グス


海未「とにかくこんな危険なことはもうやめてください!」

穂乃果「でも私が戦わなきゃみんなが死んじゃう!」


穂乃果「μ'sのみんなも音ノ木坂も私達の家族も」


穂乃果「私は絶対にそんなのやだよ!」


ことり「穂乃果ちゃん……」


海未「ですが……」

ー穂むらー


雪穂「お姉ちゃん…目が覚めたかな」


ほのママ「大丈夫よ、あの子のことだもの。すぐ退院して戻ってくるわ」


雪穂「でも……」


ほのママ「はいはい、ご飯ができるまでテレビでも見て待ってなさい」


雪穂「はぁい……」カチ





【音ノ木坂に住む全ての人間に告げる】


雪穂「きゃあ!」

【我々はバルタン星人】



ほのパパ「……!」


ほのママ「バルタン星人って……嘘」



【今までの働きご苦労だった】



こころ「お姉様……」


にこママ「……」


ここあ「こたろうは見ちゃ駄目だよ」


こたろう「あー」ダラー

【その働きの褒美をやろう】


真姫ママ「これは……」



【音ノ木坂を消し去るまで明日の昼まで猶予を与える】



希「なんやこの放送!」


にこ「パソコンの中から流れてきてるわ!」


絵里「……っ」ビク


花陽「ううっ……うう」ガタガタ



【最後の時を大切な人と過ごすがいい】



穂乃果「……!」

ことり「穂乃果ちゃん動いちゃダメ!」


穂乃果「でもこのままじゃ!」


海未「穂乃果、これを」スッ


穂乃果「……CD?」


海未「目が覚めない穂乃果のために私達みんなで歌ったものです」


穂乃果「えっ……」


ことり「穂乃果ちゃんのために一生懸命歌ったんだよ」

穂乃果「でも……なんで」



海未「初めてウルトラマンに会った時私達は怪獣に潰されるところでした」


ことり「大声を出して……みんなで引きつけて……でも駄目で」


海未「どうしようもない時に聞こえたんです」



海未「穂乃果、あなたの声が!」



ことり「そしたらウルトラマンが来てくれて私達を助けてくれたの!」


海未「だから今度は私達が届ける番です」



穂乃果「海未ちゃん……ことりちゃん……みんな……」グス

穂乃果「これ……聴いてみていいかな」


ことり「うん!」


海未「勿論です」


穂乃果「……」カチ


I say……

Hey hey hey STAT :DASH!!

Hey hey hey STAT :DASH!!



穂乃果「この歌……」


海未「そうです穂乃果」


ことり「私達の始まりの曲!」

ーアイドル研究部 部室ー


絵里「みんな……明日のライブはどうする?」


花陽「……」


希「……」


ガチャ


絵里「!」

うぶ毛のことり達も



海未「皆さん聞いて下さい」



いつか空に羽ばたく



ことり「明日ライブをやろう!」



大きな強い翼で飛ぶ


絵里「……海未……ことり……」

諦めちゃ駄目なんだ
その日が絶対来る



にこ「本気なの……」



君も感じてるよね



海未「本気です!」



始まりの鼓動



花陽「でも……」


キィ…


穂乃果「はあ……はあ……」フラフラ

明日よ変われ



絵里「穂乃果あなた病院から出てきたの!?」



希望に変われ



穂乃果「ごめんみんな……でも私、μ'sがこんな形で終わるのは絶対やだ……」



眩しい光に照らされて変われ



穂乃果「私が絶対に終わらせないから!だから明日みんなにライブをやってほしいの!」


START!!

真姫「でも……私達の命は明日で……」



悲しみに閉ざされて



花陽「そうだよ……明日で音ノ木坂は消えちゃう」



泣くだけの君じゃない



穂乃果「私が絶対に消させないから!」



熱い胸 きっと未来を



絵里「穂乃果、もう無理よ……いくらあなたでも」



切り開くはずさ



穂乃果「できるよ!」



悲しみに閉ざされて泣くだけじゃつまらない






穂乃果「だって私ウルトラマンだもん!」

花陽「え……」



きっと きっと



にこ「ちょっと!それどういうことよ!」



君の 夢の



穂乃果「はあ……はあ……」ヨロヨロ



チカラ いまを



穂乃果「みんな今まで黙っててごめん」



動かす力



真姫「本当なの……」

信じてるよ



海未「そうです……穂乃果はウルトラマンです」


ことり「私達をいつも助けてくれたのは穂乃果ちゃんなの!」



だからSTART!!



絵里「……そんな」



Hey hey hey START :DASH!!

海未「穂乃果、後は私がみんなに話します、早くことりと病室に帰ってください!」



Hey hey hey START :DASH!!



穂乃果「……ありがとう海未ちゃん、ここに行きたいっていう私のワガママを聞いてくれて」



ことり「穂乃果ちゃん」ガシ



穂乃果「はあ……はあ」ヨロヨロ

ー廊下ー



穂乃果「ありがとうことりちゃん」ヨロヨロ


ことり「ううん……でもね実は私」


ことり「どこかで穂乃果ちゃんがウルトラマンだってこと知ってたかもしれない」


穂乃果「え……」


ことり「見た時は驚いたけど心のどこかでは納得してる自分がいたの」


ことり「不思議とすんなり受け入れられて」


穂乃果「そっか……」


ことり「穂乃果ちゃん……あのね」


ことり「明日本当に戦うの?」

穂乃果「うん」


ことり「うう……」グス


穂乃果「ことりちゃん?」


ことり「こんな……怪我をしてるのに……戦わなきゃいけないなんて……」


穂乃果「大丈夫だよ!」


ことり「わかってる……誰がやってくれなきゃ明日音ノ木坂は消えちゃう……お母さんも……みんなも」


ことり「でも……こんなのないよ……」


穂乃果「じゃあ約束するよ!」


穂乃果「絶対に生きてみんなのところに帰ってくるから」


ことり「うっ……うえ」


穂乃果「ね?」

ーアイドル研究部 部室ー


海未「明日、私達のためにウルトラマン……穂乃果は命をかけてくれます!」


海未「その穂乃果の願いなんです!」


海未「だから……うっ」グス





絵里「みんな……やるわよ!」


希「うん」コク


にこ「やってやろうじゃない」


ハネジロー「ぱむ!」


真姫「……」コク


凛「やるよ」


花陽「私も……やります」




海未「みんな……!」

ー真姫ハウスー


真姫「ただいま……」


真姫ママ「おかえりなさい」


真姫「……」


真姫ママ「どうしたの?」


真姫「うっ……うっ」ポロポロ


真姫ママ「えっ?」

真姫「明日大切な人が命をかけて戦うの……」


真姫「なのに私は……何もできなくて」


真姫ママ「……」


真姫「あの子は音ノ木坂のために……ううっ」ギュ


真姫ママ「……すぅ」ナデナデ







真姫ママ「青空がある限り風は時を運ぶよ〜」


真姫「……ママ?」

真姫ママ「勇気がある限り夢は必ず叶うよ」


真姫ママ「誰〜よりも何より〜も君だけをまもりた〜い」


真姫ママ「いつ〜までもどこまで〜も君〜だけをまもりた〜い」


真姫ママ「Wow Wow Wow 叫ぼう 世界は終わらない……」



真姫「?」


真姫ママ「この歌はね、パパが大好きな曲なの」

真姫ママ「気分が沈んだ時に口ずさむと元気がでるのよ」


真姫「パパが……」


真姫ママ「ふふっ、だからあなたも気分が沈んだらこれを歌いなさい」


真姫ママ「元気がもらえるから」


真姫「ママ……ありがとう」

ー絵里の家ー


絵里「本当にあれで良かったのかしら」


希「えりち……」


絵里「あの時私は穂乃果を止めるべきだってわかってた……」


絵里「なのに……私はあの子に甘えて……」


絵里「あんなにボロボロでまともに戦えるはずがないのに!私は!」

希「えりちあんまり自分を責めんといて」


絵里「でも!この町のために穂乃果が犠牲になるなんて……」


絵里「それを知ってるくせに私はみんなを鼓舞して焚き付けて!」


絵里「最低よ私は……!」バン


希「うう……っ」 ポロポロ


希「うちもいやや!穂乃果ちゃんが死んじゃうなんていやや……」グスグス


絵里「希……ううっ……」グス


希「でもうちらにできることは穂乃果ちゃんの願いを聞いてあげることしかないやんか……」


絵里「うううっ……」グスグス

ー矢澤家ー

にこ「……」ガチャ


にこママ「にこ」


にこ「ママ……もう帰ってきてたの」


にこ「だったらお願いがあるんだけど」


にこママ「何?」


にこ「今すぐこころ達を連れてここから逃げて」

にこママ「あなたは?」


にこ「私はやらなきゃいけないことがあるから」


にこ「後輩がボロボロの体を引っ張ってこの音ノ木坂を守ってくれるのに、私だけ逃げるなんて絶対できない」


にこママ「ここに残る気なのね」


にこ「うん」


にこママ「でも見なさい」チラ

こころ「お姉さまが残るなら!私も残ります!」


ハネジロー「ぱむ!」


ここあ「うん!」



にこ「……駄目よ、逃げなさい」


こころ「嫌です!」


にこ「こころ……」


ここあ「絶対に嫌だ!」


にこ「ここあ……」


こたろう「あー」ガシガシ


こたろう「てぃがー、てぃがー!」人形


にこ「こたろう……」

にこママ「私も大切な娘が死ぬかもしれないのにここから出るつもりはないわ」


ハネジロー「ぱむぅ!」


にこママ「それに最高のライブ、見せてくれるんでしょ?」



こたろう「てぃがー」ガシガシ



にこママ「昨日からこたろうはあの調子でずっと楽しみにしてるんだから」

にこ「こたろう、その人形のウルトラマンはどんなウルトラマンなの?」


こたろう「うんー」


こたろう「ひかりー」ダラー



にこ「光……そう」


にこ「……いいわ!みんな明日は最高のショーにするんだから見てなさい!」


ハネジロー「ぱむぱむ!」

ー通学路ー


花陽「……凛ちゃん」


凛「なに?かよちん」


花陽「明日……ライブ成功させようね」


花陽「絶対に!」


凛「かよちん……」


凛「うん!」


花陽「私たちは私たちにできることをやろう!」


ー西木野総合病院ー


プルルルル


穂乃果「はい、あれ海未ちゃんどうしたの?」


海未『穂乃果……みんなは説得できました』


穂乃果「ありがとう海未ちゃん」


海未『……穂乃果』


海未『やっぱり、やめませんか』


穂乃果「えっ!どうしたの突然」


海未『ううっ……うう……』ポロポロ


穂乃果「海未ちゃん……」

海未『わかってます、あなたは言っても聞かないって』


穂乃果「えへへ」


海未『ですが、今回ばかりは……』


穂乃果「大丈夫だよ!ことりちゃんも海未ちゃんも心配屋さんだね」


海未『あなたがいなくなったら……私は』


穂乃果「必ず生きて戻ってくるよ」


海未『穂乃果……』


穂乃果「明日のライブ、絶対に成功させようね」

海未『うう……ううっ!』グスグス


穂乃果「それじゃあ切るね」


海未『穂乃果、信じてますからね』


穂乃果「うん」






穂乃果「……ゼロちゃん」グッ


穂乃果「私に、私に力をかして」

〜ヒーローショー当日〜


ー会場ー


ことり「……誰もいないね」


絵里「事前に打ち合わせしていたスタッフもオトノギマンも誰も……」


穂乃果「じゃあ行こう」フラフラ


海未「穂乃果……」


穂乃果「うっう……うう……」ポロポロ


にこ「っ……」


花陽「こんな寂しいライブで私たちは終わっちゃうの……」

ワー! ガヤガヤ ガヤガヤ ワー!

ココダー! ミツケター!


花陽「えっ……」


凛「お客さんがいっぱい来たにゃ……」


にこ「嘘……誰も来ないと思ってたのに」



穂乃果「わああっ……みんな!」


ヒデコ「私たちも最後にライブを見ていくよ」


フミコ「ほら私たちの親も来てるし」


ミカ「学校のみんなで細かいことはサポートするよ!」


穂乃果「ありがとう……」ポロポロ


ワー!ワー!


雪穂「お姉ちゃぁん!」


真姫ママ「まきぃ!」


ワー!




穂乃果「……行こうみんな!」


8人「「うん!」」



穂乃果「今から私たちは……音ノ木坂防衛隊μ'sだ!」

穂乃果「いち!」

ことり「に!」

海未「さん!」

真姫「よん!」

凛「ご!」

花陽「ろく!」

にこ「なな!」

希「はち!」

絵里「きゅう!」


穂乃果「……ミューズ出動!」



「「「μ'sミュージックスタート!」」」

【音ノ木坂のビルとマンションは全てこのビルガモに改造してある!】


ガシャン ガシャン ガシャン ガシャン ガシャン


【行け!ビルガモ!音ノ木坂を消し去るのだ!】



バルタン【フハハハハ】

雪穂「あ、来た!」


亜里沙「μ's!」


テッテッテッテ テッテッテッテ


ワアアア……


穂乃果「どんなに苦しい時でも決して忘れてはいけない」


穂乃果「キラメク未来は君の瞳の中にあるんだ!」



オイアレハナンダ!


ビルガモ「……」ガシャンガシャン


雪穂「あれは何!?」


亜里沙「ひっ……」


ビルガモ「……」ビー


バゴォオオオン


ほのママ「きゃあ!」

凛「あおいストームに包まれた〜」

ことり「蒼いストームに包まれた」



穂乃果(ゼロちゃん……聞こえる?)


穂乃果(私たちの声が!)


穂乃果(お願い!私ともう一度戦って)


穂乃果(みんなを守るために……)


キラン


穂乃果(あ……)


ゼロ《待たせたな穂乃果》


ゼロ《さあケリをつけに行こうぜ!》


穂乃果(うん……)グス

花陽「この地球はだれぇのも〜の」

海未「この地球は誰の者」





穂乃果(行ってくる……みんな!)ダッ


8人「」コク


ビルガモ「……」ガシャンガシャン



穂乃果「皆さん!これから私はウルトラマンに変身します!」



雪穂「……え?」


ほのパパ「……」


ほのママ「穂乃果?」


ヒデコ「え?そんな予定は……」

真姫「君の瞳に映り込んだ〜」

にこ「君の瞳に映り込んだ」





穂乃果「はっ!」スッ


ギュウウン



ウルトラマンゼロ「しえあ!」ドスン

《行こうゼロちゃん!》


ゼロ「ああ!」



ザワザワ ザワザワ

雪穂「嘘……本当になった……」

8人「「美しいこの星を!」」

《美しいこの星を》



【ウルトラマン、生きていたのか!】


【だがこの数を倒しきれるか?】


ビルガモ「」ガシャンガシャンガシャン


ビルガモ「」ガシャンガシャンガシャン



ゼロ「50体……ってとこだな」


《50体!?》

にこ「い〜のちをか〜けて守〜る」

絵里「ひっとつのいのちを」



ヒデコ「嘘……」


雪穂「お姉ちゃんがウルトラマンだったなんて……」


ほのパパ「……」


ほのママ「穂乃果……あなたって子は……」





ダン「何も心配することはありません」


ほのママ「えっ?」


ダン「あなた方の娘さんは必ず私が守ります」


ほのパパ「!」


ダン「デュア」ギュウウン




ウルトラセブン「ディヤ!」




ほのパパ「……!」


ほのママ「あなた!あのウルトラマンは!」

希「い〜つもあな〜たがいた〜」



セブン「ゼロ」


《えっ!?誰!》


ゼロ「親父……来てたのか」


《お父さん!?ゼロちゃんの!》


セブン「ゼロ……すまなかった」


ゼロ「なんだよ突然」


セブン「お前の趣味を誤解していた」


セブン「……壊したBDは全て直してある」


《?》


ゼロ「はっ……そんなこと」


ゼロ「もうあまり気にしてなかったぜ!」ダダダ


セブン「行くぞ!」ダダダ

《は〜るかかっなたのぎんが〜からやってく〜る》


ゼロ(……穂乃果!お前銀河伝説見たなら親父のことぐらい覚えていてくれよ)

ゼロ「しぇあっ!」エメリウムスラッシュ


雪穂「……お姉ちゃん頑張って!」キラ


亜里沙「穂乃果さん!」キラ


ほのママ「ほのかあああああ!」キラ


ほのパパ「…………」キラ


ヒデコ「穂乃果ー!」キラ


フミコ「穂乃果ちゃん!」キラ


ミカ「いっけえ!」キラ


キラキラキラキラキラキラキラキラ


こたろう「あー……」ギュオ!


ここあ「こたろう!その人形!」


こころ「光っています!」


にこママ「信じられないわ……まさか」



ギュオギュオギュオギュオ


海未(穂乃果……)キラ


ことり(穂乃果ちゃん……)キラ


絵里(私たちも……)キラ


凛(うん!)キラ


希(お願い……)キラ


真姫(穂乃果……)キラ


にこ(穂乃果を助けて……)キラ



ピカァ ヂャキィ!


ウルトラマンティガ「……」


ここあ「わあ……」


こたろう「てぃがー」ブンブン

絵里「そう僕らの〜」



真姫ママ「……」


真姫パパ「……あの巨人は」


「ティガだ」


真姫パパ「……」グス


真姫パパ「ウルトラマン……」


真姫パパ「この町を任せていいだろうか……?」


「任しとけ」



「……」スッ



アスカ「ダイナああああああっ!」




ウルトラマンダイナ「ハッ!」



真姫パパ「頼んだぞ……」


こころ「また巨人が現れました!」


ハネジロー「ダイナ」

真姫、花陽「赤と」



セブン「ジュア!」


ゼロ「しぇあ!」


ティガ「チャッ!」


ダイナ「フッ!」

凛、にこ「銀の」



ティガ「……」シャッキーン


ティガ「ハッ!」ゼペリオン光線


ダイナ「……」ギュオ


ダイナ「シェアッ!」Cチャージソルジェント光線


ゼロ「はああっ!」ワイドゼロショット


セブン「デイッ!」ワイドショット



ビルガモ「「「「……」」」」ドシャア


バゴォオオオン!

全員「「光の戦士!」」


【馬鹿な……こんなことが……】


【ビルガモの半数が……ウルトラマンめ……】


ドガアアアン!


【!】

《く〜るしい時でもあの星のように》


帰マン「バルタン星人、貴様の野望もここまでだ」


【ウルトラマン……なぜここに】


ゾフィー「円盤を追ってきた」


【光の国に送りこんだ怪獣は】


マン「私の仲間たちが蹴散らしている」


【……】


帰マン「お前はあの時勝負は1回の表だと言ったな」


帰マン「だが我々ウルトラマンがいる限りお前に1回の裏は絶対に来ないのだ」


【……】


マン「この装置で町一つミクロ化しこの星に転送していたようだな」


ゾフィー「フン!」M87光線


【覚えていろ!ウルトラマン】シュン


帰マン「どこに行く!」


【たとえいくら月日が経とうとも、我々はお前達と地球を狙い続ける!】


【覚えておけ!】ブゥン


マン「逃げられたか……」


ゾフィー「我々も急いで光の国に帰ろう!」

海未「教えて……くれたね」


ゼロ「親父!」


セブン「ああ、ゼロ!」


ゼロ「らあっ!」ジャキン
コンビネーションゼロ
セブン「デイッ!」シャキン


ゼロ「はっ」


セブン「デュア」


ドガアアアン!




ダイナ「ティガ」コク

ティガ「……」コク


ダイナ「アアアアッ!」
フライングダブルパンチ
ティガ「シャアッ!」


バゴォオオオン!

全員「「キラメク未来は君の瞳のなかぁ〜」」



亜里沙「凄い……」


雪穂「うん……」


ほのパパ「……」ポロポロ


こたろう「てぃがー、だいなー!」

ことり「うんめいのしずくが君〜に」

花陽「運命のしずくが君に」



ゼロ「声が聞こえてきたのか」


ダイナ「ああ」


《だぁれ〜よりも……何よりも……》グスグス

《きみぃだけをまもりたぁい……》ポロポロ



ダイナ「あそこで歌ってる赤い髪の子の声が」


《真姫ちゃんの!?》

海未「そっとふり降りた〜時」

凛「そっとふり降りた時」


こころ「……」


ここあ「頑張れー!」


こたろう「あー!」


ビルガモ「……」ビー


にこママ「!」


にこママ「あなた達!」ガバ


こたろう「あー……」


ここあ「きゃあっ!」


ティガ「ジャッ!」ドガ


ビルガモ「……」ドサ


にこママ「あ……」

ティガ「……」コク


ティガ「……」シャッキーン


ティガ「ハッ!」ゼペリオン光線


ビルガモ「……」ドサ


バゴォオオオン


ここあ「助けてくれたの?」


にこママ「ありがとう……」ポロポロ

《誰かを守りぬくため〜に》

絵里「誰かを守り抜くために」



ミカ「あっ、あれ!」


自衛隊『皆さん大丈夫ですか!』


戦闘機「……」ギュウウン

戦闘機「………」ビュン


自衛隊『ウルトラマンを援護するんだ!』


自衛隊「「了解!!」」



ほのママ「今まで来てくれなかった自衛隊の人が来てくれたわ!」

真姫「何かを誓うんだ〜ろう」

にこ「何かを誓うんだろう」



戦闘機「……」ビュン


《ゼロちゃん!ほら見てあれが自衛隊だよ!》


ゼロ「なかなかかっこいいじゃねぇか」


《やっと来てくれた……》


ゼロ「恐らくあの野郎が町に何か仕掛けを施していたんだろうな」

絵里「あ〜たらしいひかりに〜」

《たぁったひとりでも》



タロウ「ストリウム光線!」


グドン「アアアアッ……」

ドガアアアン




希「む〜かうあなたがいる〜」




エース「ホアアアアアッ!」メタリウム光線


ドガアアアン!

《遠いき〜お〜くからと〜きが流〜れて〜も》



80「ショワ」サクシウム光線


レオ「イヤァァァァ!」レオキック



凛「僕らと〜生きてる」



ことり、海未「赤と」



絵里、希「銀の」



全員「「光の戦士!」」

《く〜るしい時にはい〜つもそば〜にいて》



セブン「ダアッ!」ガシ


ビルガモ「……」ドサ


セブン「フン!」エメリウム光線




ことり「教えて……くれたね」

全員「「キラメク未来は君の瞳のなか〜」」



ティガ「ハッ!」パワータイプ


ダイナ「ジャアッ!」ストロングタイプ


ゼロ「ストロングコロナ……」《ゼロ!》




テレビ『皆さん、信じられないことが起きています』


テレビ『音ノ木坂で怪獣とウルトラマンの戦いが現実に起こっています……』

《は〜るかかぁなたのぎんが〜からやってく〜る》




ゾフィー「待たせたな」バサァ


エース「兄さん!」


マン「奴には逃げられてしまった」



ことり「そう僕らの〜」




ダイナ「行くぜ」


ゼロ「ああ!」


《うん!》


ティガ「……」コク

全員「「赤と銀の光の戦士!」」



セブン「デイッ!」ドガ


ビルガモ「……」ドサ


ティガ「ハアアアアッ!チャッ!」デラシウム光流


ダイナ「アアアア……ショア!」ガルネイトボンバー


ゼロ「ウルトラハリケーン!」


ゼロ「ガルネイトバスタアアアッ!」
《ガルネイトバスタアっ!》

《く〜るしい時でもあの星のように》



自衛隊『怪獣の全滅を確認』


戦闘機『了解、住民の救護に入る』


ワアアア! ワアアアアアアアッ!




希「教えて……くれたね」



ほのママ「勝った!穂乃果が勝ったわよ!」


ほのパパ「……」グスグス


にこママ「ティガ……」


こころ「やったねここあ!」


ここあ「うん!」


こたろう「わー」


真姫パパ「ありがとう……ありがとうウルトラマン」


真姫パパ「あなたウルトラマン見てたのね」




全員「「キラメク未来は君の瞳の中〜」」

雪穂「ミューズぅう!!」


亜里沙「お姉ちゃああん!」


ウオオオオオ……


海未「このライブに来てくれた皆さん!」


ワアアアアアアアッ!


ことり「そしてウルトラマンの皆さん!」


ティガ「……」コク


ダイナ「フッ」サムズアップ


セブン「デイッ!」


ゼロ「へへ……」


全員「「本当にありがとうございました!」」

シュウゥ……


ティガ「……」キラキラ


ティガ「……」スッ


キラキラ……


こころ「あっ……」ポロポロ


ここあ「てぃが!ありがとう」


ポトッ


こたろう「てぃがー……」

穂乃果「えへへ……やったねゼロちゃん」


《ああ俺たちの勝ちだ!》


ほのママ「ほのかああああ!」ガシ


穂乃果「うわあっお母さん!?」


ほのママ「馬鹿!あんな危ないこと……」グスグス


雪穂「お姉ちゃん怪我はない?」グス


穂乃果「ごめんねお母さん……雪穂」ポロポロ


ほのパパ「……」



ダン「素晴らしい娘さんをお持ちですな」


ほのパパ「!」


ダン「うちの息子がいつも世話になっております」


ほのパパ「……」ニコ





ホノカー!

海未「穂乃果あああ!」ダダダ


凛「穂乃果ちゃん!」ダダダ


穂乃果「みんな……うっうう」


穂乃果「うわああああん!」ギュ


海未「やりましたね穂乃果!」


ことり「約束……守ってくれたんだね!」


穂乃果「うわああん!ああああん」ダラー


海未「もう……鼻水が出てますよ」フキフキ


凛「よかった……穂乃果ちゃんが無事でよかった」


真姫「うっ……ホントよっ……」グス


花陽「ああ……よかったよぉ……気を失わなかった……」ポロポロ



希「みんなが無事で本当に良かった……ううっ」ポロポロ


にこ「しっかし穂乃果がステージでウルトラマンになるのは驚いたわね……」ジワ


絵里「本当ね……びっくりしたわよもう」グスグス

ハネジロー「ぱむ」


アスカ「ハネジロー!ハネジローじゃないか!」


ハネジロー「ぱむぅ……」


アスカ「……でも俺の知ってるハネジローとなんか違うなあ」


ここあ「おにーさん!」


アスカ「ん?」


ここあ「ハネジローのこと知ってるの?」


アスカ「ああよく知ってるぜ」


ハネジロー「ダイナ!」


アスカ「えっ!?」


ここあ「ハネジロー喋れたの?」


ハネジロー「ダイナ!ダイナ!」


こころ「こたろうの話を聞いて覚えたのかもしれませんね」



アスカ「……それじゃあな」ポン


ハネジロー「ぱむぅ!」

ワアアアアアアアッ ワアアア……

穂乃果「……」




ゼロ《それじゃあ穂乃果、お別れだ》


穂乃果「……えっ」


ゼロ《この星の脅威はもういないからな》


穂乃果「あはは……冗談でしょ……」


ゼロ《穂乃果……》


穂乃果「さあ帰ってパンでも食べようよ!」


ゼロ《……出会いがあれば必ず別れもあるんだ》

穂乃果「なんで」ジワ


穂乃果「どうしてそんな悲しいこというの……」グスグス


ゼロ《……》


穂乃果「嫌だ!」


ゼロ《しかし……》


穂乃果「うっ……うえ」ポロポロ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

《えーっと、つまりあなたが私を助けてくれたの?》


《ああ!そして俺の名前はウルトラマンゼロ!》


《ぜろ?なんかかっこいいね!》



《ゼロちゃんさっきからどうしたの?》


《穂乃果ぁ……》



《えいっ!》


《待て穂乃果!念力で跳ね返されるぞ》



《穂乃果気にするなよ。海未ちゃんが倒れたのはお前のせいじゃないだろ?》


《そうだけど……》



《見ろ穂乃果。あの青く輝く星が地球だ」》


《……わあああっ》


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ゼロ《でも穂乃果、俺はいつまでもここにいるわけにはいかないんだ》


ゼロ《宇宙には俺達ウルトラマンの助けを必要としてる奴らがたくさんいるからな》


穂乃果「やだぁ……やだあ……」グスグス


ゼロ《お前といた時間はわずかだったけど楽しかったぜ》


穂乃果「やめて!行かないで!」


穂乃果「いや……いや……いや……」


ゼロ《じゃあな穂乃果》


穂乃果「ゼロちゃああああああん!!」





ギュウウン

ウルトラマンゼロ「しぇあっ!」

凛「ウルトラマン!」


ウルトラマンゼロ「今までありがとよみんな!」


海未「……!」


ウルトラマンゼロ「しぇあ!」ビュン


キーーーン……


絵里「行ってしまったわね……」


希「もう会えないんかな……」

穂乃果「うっううっ……うっう」ポロポロ


ことり「穂乃果ちゃん……ウルトラマンは」


穂乃果「行っちゃった……ああっ」ポロポロ


海未「そうですか……」

ダン「いやはやつい子供のことになると語ってしまいますな」


ほのパパ「……」コク


ダン「それでは私はもう行きます」


ほのパパ「……」


ダン「デュア!」

真姫「……ウルトラマンが帰っていく」



アスカ「君の歌、俺に届いたよ」


真姫「あなたは……?」



アスカ「その歌忘れないでくれよな」


《穂乃果》


穂乃果「あああ!あっあああ!」ポロポロ


《きっとまたどこかで会える》


穂乃果「私もまた!またゼロちゃんと会いたい!」


《またな!》


穂乃果「私たち!永遠に友達だよ!」


《ああ!》

ー光の国ー


レオ「町1つを強制転送……」


ゾフィー「おそらく音ノ木坂を使って再生した怪獣や人間の実験に使っていたのだろう」


タロウ「ですがゾフィー兄さん、奴らは光の国に」


ゾフィー「ゼロの戦闘データを使った怪獣なら私たちに勝てると思っていたのだろう」


ゾフィー「結果的に自分の首を絞めたわけだが」


エース「しかし町をミクロ化して星に転送なんて、人間は耐えられるんですか」


ゾフィー「どうやらこれを使っていたらしい」


エース「それは!」


ゾフィー「小麦……地球でもっとも食べられている食品だ」


マン「これに空間転送に耐えられるよう何らかの物質を混ぜ込んでいたというわけか」


ゾフィー「そうだ」



帰マン「侵略者の手口はどんどん複雑になっていきますね」


ゾフィー「だが我々ウルトラマンがいる限り、奴らの好きにはさせない」


マン「うむ」


エース「ええ!」


タロウ「はい!」



父「行け!兄弟たちよ!」バサァ

ー仮設住宅ー

ここあ「そういえばハネジローってどこから来たの?」


ハネジロー「ぱむ!」ピー


こころ「きゃあ!」


ここあ「すっごい!何か写ってるよ」


《ウッハッハッハッハ!こいつは珍しい》


《ファビラス星のムーキットだ!》


《惑星衝突の際、殆どが死滅したと聞いていたが》


《ムッ!それに触るな!》バシ


《そいつはギャビッシュといって危険な宇宙生物だ!その檻が壊れたら大変なことになるぞ!》


《しかし……まさかこいつを捕らえられるとは思わなかったぞ》


《ウッハッハッハッハッハッハッハ!》


ここあ「何だろうこれ?」


こころ「映画でしょうか?」


ハネジロー「ぱむ!」

ー宇宙ー

ダイナ「じゃあまたなゼロ」


ゼロ「ああ」


ダイナ「ショア!」ビュン



ゼロ「さらば穂乃果……さらば地球」


ゼロ「ファイトだよっ!」グッ



セブン「ゼロ、帰るぞ」


ゼロ「おう!」

ーマイティベースー


ゼロ「よお、久しぶりだな」

ゼロ「お前ら!」



タイカイガオワッタラ!ミューズハオシマイニシマス!


グレン「うああああああああああああ!」


グレン「ああああああああああ!」ガンガン


ジャンナイン「……」涙


ミラーナイト「……」体育座り


ジャンボット「ゼロ帰ってきたのか」


ゼロ「あっああ……」ドンピキ


グレン「ゼロオォォォォォォォォォォ!」


ゼロ「おわあ!」


グレン「μ'sがア!アアアアッアアアアッ」ボボボ


ゼロ「落ち着け!」


タロウ「……」ポロポロ


ゼロ「ってうわあ!?」


タロウ「ゼロ」


ゼロ「どうした?」


タロウ「ラブライブは素晴らしいな」


ゼロ「……タロウ」


ゼロ「ああ!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ー赤いサラファンー


絵里「さあみんな!音ノ木坂が無事救われました記念パーティを始めましょう!」


「「「うわああああっ……」」」


花陽「絵里ちゃん……こっこれは……」


凛「お米が肉団子から飛び出してるにゃ!」


絵里「それはヨージキという料理よ」


花陽「美味しい!美味しいよ絵里ちゃん!」


花陽「穂乃果ちゃんも」


穂乃果「……」カチャカチャ


花陽「あっ……」

穂乃果「うん……美味しいねこれ」


絵里「そっそれは良かったわ!」


絵里「さあみんなもたくさんあるからどんどん食べてね!」


凛「わあい!」


希「いっただきい!」


凛「あっ希ちゃんそれ凛のだよ!」


希「こういうのは早いもの勝ちなんやで」フフン


凛「む〜っ!」

穂乃果「……」カチャカチャ


絵里(ちょっと海未!)コソ


海未(はい……)コソ


絵里(穂乃果の機嫌全然治らないわよ!)


絵里(美味しい物を食べさせたら良くなりますって言ってたじゃないの……)コソ


海未(普段ならそうなんですが……これほど重症とは……)コソ

にこ「相変わらずしんきくさい顔してるわね」


穂乃果「えっ!?わっ私はいつも通りだよ」


にこ「ウルトラマンが帰ってからずっとその調子でしょ」


穂乃果「うっ……」


真姫「穂乃果、そういう時はこれを歌うといいわ」


にこ「もう何回も聞いたわよそれ」


真姫「何よ!」

ことり「ほら穂乃果ちゃんこれ美味しいよ!」


花陽「そうそうこれも!」


穂乃果「あはは……ありがとう」


カラ〜ン



絵里「あれ?」


海未「お客さんみたいですね」



「カレーをください!」

絵里(カレー無いんだけど……)


絵里「すいません本日は貸し切りなんですよ」


「貸し切り?」


絵里「はい……お店の前に看板があったと思うんですけど」


「あっすいませんでした!」


「おい、ここはロシア料理屋さんだからカレーは置いてないぜ」

穂乃果「……!」ガタ


ことり「穂乃果ちゃん?」


絵里「えっと……」


「すいませんでした」


「……行こうぜ」


穂乃果「待って!」


「……」


「え?」

穂乃果「……」ポロポロ


「へっ気づかねぇかと思ったぜ」


穂乃果「……やっぱり」グシ


「しゃあ!」


穂乃果「ゼロちゃんだあ!」ギュ


「おっおい、いきなり抱きつくな!」

絵里「……」ニコ


「仲が良いんですね!」


絵里「カレーは無いけど……何か食べてく?」


「いいんですか!?」


絵里「ええ」


穂乃果「ほらゼロちゃんも一緒に食べようよ!」グイ


「わかったわかったから!」

凛「はっ!」グググ

希「やっ!」グググ


にこ「なんかすっかり元気になったわね」


花陽「良かった……」モグモグ


真姫「ヴェエ!誰よその人!」

ことり「穂乃果ちゃん?」


海未「その方は?」


穂乃果「ゼロちゃん!」


「俺はゼロ!ウルトラマンゼロ!」


「セブンの息子だ!」




END

終わりです

ありがとうございました!


このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年01月09日 (金) 23:14:54   ID: xooS10Eu

続きがいつも気になる。
個人的にはめっちゃ好き

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