P「警察OBが765プロにやってきた」その2 (66)

P「警察OBが765プロにやってきた」
P「警察OBが765プロにやってきた」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1405993548/)
の続編です。こちらもお読みになってくだされば幸いです。

このSSは765プロに警察OBの元警視庁警視、宮本勇一が765プロに再就職し、活躍するSSです。
今回はアイドル別の構成です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420191990

響編

ガチャ

響「プロデューサー、宮本さん、アンマーが詐欺にあったぞ!」

宮本「本当か?我那覇君!」

響「突然電話があって、自分が男との密会写真を写真に撮られたからといって掲載差止め料として五百万円を実家に訪れたチャラい系の男に渡してしまったぞ・・・自分が稼いで実家のリフォーム代として出した金だぞ・・・」

宮本「警察には通報したか?」

響「もちろんしたさ~だけど島には老いぼれの駐在さん一人しかいないんだぞ・・・」

宮本「我那覇君の実家はどこだ?」

響「自分の実家は〇〇島さ~石垣島から船が出てて、最終便が夕方だぞ・・・」

宮本「犯人の詳しい特徴は聞いているか?」

響「コケ麿の話だと、身長はにいにと同じぐらい身長170センチで、髪の色は赤くて足首にはタトゥーがあると入ってたぞ・・・」

宮本「その最終便に犯人が石垣島まで乗ってくるとなると・・・」

宮本「沖縄県警察ですか。私は、この春東京警視庁を勇退した宮本ですが、捜査二課の知念警部を・・・」

電話の知念警部「宮本じゃないか!話は聞いたぞ?我那覇響ちゃんの事務所に天下りしたんだって?」

宮本「我那覇響を知っているんだったら話しは早い。カクカクシカジカ・・・」

電話の知念警部「了解したさ~しばらく待ってくれ。あずさちゃんのサイン、頼むよ。」ガチャ

知念警部「すべての空港、港に緊急配備!」

部下「ハッ!」

石垣島 フェリーターミナル

詐欺犯「ちょろい仕事だぜ。この金で思いっきりリゾートしていくか!」

刑事「ちょっといいかな?」

詐欺犯「」

数週間後・・・

響「宮本さん、ありがとうだぞ・・・おかげでお金が戻ってきて実家がリフォームできたぞ・・・」

宮本「お安いご用だ。」

響「これ、アンマーからお礼だぞ・・・」つ泡盛

宮本「これは、わざわざすまない。プロデューサー、音無くん、終わったら一緒に飲もうか。」

P 小鳥「はい!」

貴音編

貴音「今日はおふでれっすんもなしですから貴方様、らあめんを食べに行きましょう。」

P「貴音、残念だが俺は忙しいんだ。他をあたってくれ。」

響「自分は夕方からとびだせ!どうぶつワールドの打ち合せだから行けないぞ」

貴音「双海姉妹はもう懲りたと申しておりますし、やよい嬢はご家庭の都合があります。」

貴音「ですから、宮本様、いっしょにらあめんにまいりしょう。」

宮本「おいおい、私は勤務中だぞ?」

P「まあまあ、宮本さん、これも仕事の一環として貴音についていってあげてください。」

P「あと、これを」つ黒烏龍茶、胃薬

宮本「なぜ、これが必要なんだ?」

P「行ってみればわかります。どうかご健闘を。」

宮本「?」

ラーメン二十郎 

宮本「おい、おい、四条君、もう準備中の看板が出てるぞ?」

貴音「だいじょうぶです。」

貴音「頼もう!」

オヤジ「貴音ちゃん、久しぶり!もうちょっとまってくれ、最後のお客さんのを作ってるから。」

宮本(黄色い看板に清潔とはいえない店舗・・・とっても年頃の女の子が来るような店ではないぞ)

最後のお客さんがラーメンを食べ終わると、助手はシャッターを下ろしてお客は貴音と宮本の二人にする

オヤジ「貴音ちゃん今日は何杯行く?」

貴音「今日は五杯で。もちろん、大豚ダブル全マシマシで」

貴音と宮本は予め買っておいた食券をテーブルの上に出す。

オヤジ「今日はマネージャーさんも一緒かい?」

貴音「ご紹介遅れました。こちらがが先日入社した宮本氏です。」

宮本「どうも、宮本です。どうやらうちの四条がご迷惑を。」

オヤジ「いいんだ、気にしなくて。こっちこそ不便をかけてるから。貴音ちゃんが人気になる前からうちを贔屓にしててね。」

オヤジ「だけど、人気が出てから他のお客さんの迷惑になるから閉店ちょっと前に来てくれと言ったんだよ。」

オヤジ「それでも、貴音ちゃんが売れるようになってからもこうやって来てくれるなんて嬉しいわけよ。」

宮本(アイドルも売れるようになってからも辛いんだな・・・)

オヤジ「マネージャーさん、にんにくはどうするんだい?」

宮本「じゃあ、入れてもらえますか。」(今日は直帰でいいとプロデューサー君が言ってくれたからな。)

オヤジ「あいよ!」ドサッ

貴音「では、頂きます。」

宮本「い、いただきます。」(これって並の量だよな?チャーシューやもやしの量も多いし。貴音はその大盛を五杯も食べるだと?)

懐かしい。
頑張ってください。

まとめですっごい批判されてたような…

>>12
で?
まとめの粕の言葉なんてどうでもいいだろ

寝落ちしました。再開します。

オヤジ「貴音ちゃんはそれを15杯食べたことがあったんだよな」

貴音「おやじさん、それはとっぷしーくれっとでおねがいします///」

宮本(どんだけ食うんだよ?)

宮本(貴音君みたいに麺の部分から食わないと伸びてしまうから悠長に上のもやしから食ってられないわけか。)

貴音「おやじさん、そろそろ二杯目おねがいします。」

オヤジ「あいよ!」メンバサー

宮本(おい、おい、こっちは麺ふた口しか食べてないぞ)

宮本(やっと完食したが、気持ち悪い・・・プロデューサーが直帰でいいと言った理由がわかったぞ)

貴音「おやじさん、今日も大変美味でございました。」

オヤジ「ありがとな!また来てくれよ!」

宮本「ごちそうさまでした・・・」(もう来るもんか!)

貴音「宮本様、体調の方はいかがですか?」

宮本「黒烏龍茶がなかったらヤバイことになってたよ。よく、こんなにラーメンが食べられたもんだな。」

貴音「らあめんに限らず、食というものは人の生きるための根幹を為すものです。」

貴音「近年それを疎かにする者が多すぎます。」

宮本(それ、理由になっていないぞ)

宮本「だが、こんなに食べてよく太らないもんだな。何か運動をしているのか?」

貴音「それは、秘密です。しいて言えばよく食べ、よく動き、よく眠る。それで十分です。」

宮本「・・・」(さすがスイパラ出禁アイドル・・・)

宮本「そういえば、警察官時代はラーメンに限らず、そば、うどんは勤務中に食べたことはなかったな。」

貴音「宮本様、それは真なのですか?すばらしきらあめんを食されないとは。」

宮本「警察官というものはいつ出動があるかわかんないからな。食事中に出動命令があったら麺類を食べていると伸びるのを気にして出動が遅れるだろ?だからいつも丼物なんだ。」

宮本「いままで食事をゆっくり味わったことがなかったが、警察を退職してやっと食べる楽しみを知ることができたよ。だが、二十郎は勘弁だがな。」

貴音「宮本様・・・」

土曜日

宮本(今日は休みだっていうのにうちのは実家に仕事に行ってしまった。)

宮本(今日はやることがないし、どっか行こう。)

山手線

アナウンス(次は田町、田町、降り口は・・・)

宮本(田町か・・・思い出すとなんか違和感を覚える・・・)

宮本(あのラーメン、美味しくなかったのはずなのにまた食べたくなってしまう。)

慶應義塾大学正門前

宮本(いつの間にか二十郎の近くに来てしまった。もう後戻りはできない。)

ラーメン二十郎

オヤジ「いらっしゃい!貴音ちゃんの事務所の人だね?」

宮本「はい、麺は少なめにできますか・・・」

美希編

美希「ねぇハニー、パパもママも出張で、菜緒姉ちゃんも合宿なの。ハニーの家に泊まらせて?」

宮本(美希君のハニー攻撃が始まったか。)

P「プロデューサーの家に泊まるアイドルなんていないぞ?律子が出張中だと知って誘ったな?」

美希「ハニー、美希を一晩一人にさせる気なの?」(今晩こそ美希のはじめてをハニーにあげるんだから)

宮本「美希君、うちに泊まろうか!」

P「宮本さん、大丈夫なんですか?」

美希「美希のはじめてをパパより年上のおじさんにあげたくないの」

宮本「前から妻がアイドルに会いたいと言っていたし、いい機会だろう。妻の料理はうまいぞ?プロデューサー君と関係をもつのは18歳になるまで待つんだ。」

P「宮本さん、すみません。美希をよろしくお願いします。」(最後の一言が余計だが。)

都内某所 宮本宅

宮本「ここが私の自宅だ。上がってくれ。」

美希「はい、なの」

宮本の妻「あなた、おかえりなさい。美希ちゃんもいらっしゃい。ゆっくりしていってね。」

宮本宅の居間

美希「賞状がいっぱいなの。」

宮本「賞状は警視総監賞でね。これが銀行強盗事件でこれが覚せい剤押収事件、これが空き巣の現行犯逮捕で・・・」

美希「宮本さんはどんな刑事だったの?」

宮本「そりゃ、将来の捜査一課長と言われるほどの敏腕刑事だったんだぞ?ある事件をきっかけに叶わなくなったがな。」

美希「それと、宮本さんと一緒のその写真のひとは誰なの?」

宮本「息子の祐輔だ。警視庁警察官だが、今は特別出向で福島県警察にいる。」

宮本の妻「二人とも、ご飯よ~」

美希「宮本さんの奥さんの作ったご飯、とってもおいしいの!」

宮本「だろ?うちのカミさん実家は仕出し弁当屋だからな。」

美希「宮本さんと奥さんの馴れ初めは?」

宮本の妻「私の実家の弁当屋さんは警察署の留置場にいる被疑者の弁当も出していて、四谷署に配達していたときに出会ったのが留置管理課にいた主人なの。」

宮本の妻「いつものとおりに四谷署に配達にいったら署長さんがお見合いのは・・・」

宮本「おい、おい・・・///」

美希「いいな、宮本さんの奥さんって。」

宮本の妻「美希ちゃんのお母さんって、区役所のこども課の係長だよね?この前見たけど、美人じゃない。」

美希「美希のママね、仕事はできるんだけど家事はまったくだめなの。菜緒お姉ちゃんがみんなやってたの。」

美希「そのことでママがおばあちゃんに怒られてたの。」

宮本の妻「じゃあ、美希ちゃんも家事はできなきゃだめね。プロデューサーさんも振り向いてくれないわよ。」

宮本「おい、おい・・・」

美希「そう言われちゃ弱いの。」

その後・・・

美希「ハニー、今日はハニーにおにぎりを握ってきたの。よる遅い時に食べるの」

宮本(私の妻から教わったおにぎりの握り方を実践しているな。)

春香「美希ずるい!お料理は私の独壇場なのに!」

美希「春香はお菓子ばかりなの。悔しかったらおにぎりを握ってくるの。」

やよい編

やよい「今日は木曜日だからもやし祭りを開きますぅ~伊織ちゃんたちも来ませんか?」

伊織「べ、別に予定がないから来てもいいけど?」(にひひっ、やよいのもやしが食べられるチャンスを逃すわけないじゃない。)

響「弟たちと一緒に遊ぶさ~」

ハム蔵「ヂュイ」(ご主人と遊んでやるか。)

双海亜美「やよいっちのもやしを分析しましょうか。ワトソンくん。」

双海真美「この機会はめったにないからね~。」

やよい「プロデューサーもいかがですか?」

P「行きたいのはやまやまなんだが、仕事がたまっててね・・・」

宮本「私が行こう。プロデューサー君。」

P「すみません、宮本さん。でしたらやよいたちにお肉を・・・」つ諭吉二枚

宮本「いや、今日は私が出す。ちょうどやよい君の家の近くに用があったもんでね」

調布市国領のスーパー

やよい「ありがとうございます~宮本さん。お肉をこんなに買ってくださって。」

宮本「いいや、いいんだ。ところで、なにかこの近くで菓子折りが買える場所はないか?」

やよい「でしたら、駅の向こう側にどら焼きやさんがありますけど・・・?」

宮本「これから、調布警察署の署長に挨拶に行かなきゃいけないんだ。なぁに、すぐに合流できるよ。」

宮本「伊織君、一緒に調布警察署に来てくれ。」

宮本と、伊織はやよいたちと別れた。

伊織「宮本さん!なんで私だけ警察署に来なくちゃいけないのよ!」

宮本「これが理由だ。」

宮本は胸ポケットからスマートフォンを取り出し、画面を伊織に見せる

警視庁犯罪抑止対策本部@MPD_yokushi
調布警察署(子ども(声かけ等)、
6月27日(金)、午後3時00分ころ、調布市国領町2丁目の路上で、児童が下校途中、男に声をかけられました。
■やよいのおうちはどこ。(不審者の特徴については、20歳代、徒歩)

伊織「ちょっと!やよいの近所にこんな変態がいるわけ?」

宮本「だから警察署に挨拶を兼ねて、やよいくんの家の近所のパトロールの強化の要請するんだ。」

伊織「にひひっ☆そこでスーパーアイドル伊織ちゃんの出番なわけね?」

宮本「そういうことだ。菓子折りを一応持って行くが、まず受け取ってもらえないだろう。私はもう民間人だからな。」

宮本と伊織は調布警察署の署長と面会し、高槻やよいの自宅に近くのパトロールの強化を要請した。

宮本の予想通り、菓子折りのどら焼きは受け取ってもらえず、やよいの兄弟たちのおやつとなった。

パトロール強化の結果、高槻やよいの自宅を探していた

調布市内に住む大学生と30代の声優で歌手の女を職質の上、厳重注意処分とした。

その夜

宮本「長介くん、何か習い事はやっているか?」

長介「いいや、お金はないし、弟達の世話だって・・・」

宮本「警察署の柔道教室はどうだ?月謝は無料だぞ?道着ぐらい私が買ってあげるから来いよ。」

長介「だけど、弟達の世話が・・・」

かすみ「長介、行ってきなよ。浩太郎たちの世話は私だってできるし。」

宮本「かすみちゃん、弟達の世話は交代ですればどうだ?かすみちゃんも柔道教室に来たらどうだ?」

かすみ「うん、行ってみる!」

宮本(長介くんとかすみちゃんの進路が決まったな。)

あずさ編

電話のあずさ「すみません、今日も道に迷ってしまって・・・」

律子「あずささん、ちょっと待って下さいね。携帯のGPSで検索してみますから。」

律子「今日は下井草ですね。迎えに来ますからそこを絶対に動かないでくださいね。」

秋月律子は今日も三浦あずさを迎えに行く。

事務所のある杉並区内はまだ可愛い方で、中野区、練馬区、武蔵野市、三鷹市、調布市、遠くは小金井市まで迎えに行ったこともあるという。

宮本(おかしい。迷子にしてはあまりにも広域すぎる。)

P「あずささんのお迎えは竜宮小町のプロデューサー律子の仕事ですから・・・竜宮小町の一日はあずささんのお迎えで始まるといっても過言ではなくて。」

宮本「だが、プロデューサーも迎えに行ったことがあるんだろ?」

P「竜宮小町のデビュー前はそうだったんですが、僕が迎えに行くとあずささんは僕にベタベタしてきて・・・休憩しませんか?と誘ってくるんですよ。しかも渋谷の円山町で。」

P「あずささんは極度の方向音痴で、横浜の結婚式場での撮影では何故か中華街に迷い込んだことがあったんですよ。」

宮本(このプロデューサーは鈍感なのか?それともホモ?)

宮本「竜宮小町としてデビューしたあと、三浦君のお迎えは律子君の仕事になったんだろ?それが毎日か?」

P「はい、ほとんど毎日ですね。ほんのたまに律子の休みの日にはなぜか渋谷の円山町か新宿歌舞伎町か五反田に迷い込むんですよ。しかもいつもより色っぽい服を着て。」

宮本(ほとんど確信犯じゃないか。どこまで鈍感なんだ?このプロデューサーは。)

宮本「プロデューサー、ひとつ提案なんだが・・・」

P「?」

翌日 杉並区某所三浦あずさ宅

あずさ(律子さんが夏休みの今日こそ、プロデューサーさんを私のものにするんだから。美希ちゃんや春香ちゃんには悪いけど。年齢が年齢だから許してね。)

あずさ(きょうは青い下着で勝負してやるんだから。できたら私から襲っちゃっても。)

ピンポーン

あずさ(もしかして、プロデューサーさん?)「は~い」

宮本「おはよ・・・う、三浦君・・・まず、ちゃんと服を着ようか。」

あずさ「」(何で、宮本さんが?)

宮本「今日から私が毎朝事務所まで三浦君を迎えに行くことになったんだ。私の自宅から事務所までの通勤経路の途中に三浦君の自宅があるからな。」

宮本「それと、プロデューサーは相当鈍感だから、直球で攻めないとだめだぞ。」

あずさ「」(もう、お嫁にいけない・・・)

その日、三浦あずさはテンションが異常に低かった。

真編

昼の事務所

ドンドンドンドン

ガチャ 小鳥「はい・・・」

女性「真くんのお兄さんにお金を貸している高翌雄ですが。」

小鳥「え?」

女性「ですから、真くんのお兄さんからお金を返してもらいに来たんです!」

小鳥「ちょっと・・・」

宮本「音無君!私が対応する!」

宮本「その話、社長室で。」

女性「はい・・・」

社長室

宮本「え?菊地真のお兄さんにお金を貸している?五百万円も?」

女性「はい、妹が写真週刊誌に写真を撮られてその口止め料だと・・・」

宮本「君は見た感じ、まだ若いだろ?どうやって工面を・・・」

宮本「はい、実家ぐらしでしたから・・・それと、お客様からお預かりした預金から・・・」

宮本「今の話、警察OBとしては聞き捨てならないが、それは置いといて・・・」

社長室の外

P「さっきまで外出していてよくわかんないけどお金を返してもらいに来てもらったと?」

小鳥「はい、真ちゃんのお兄さんにお金を貸していると言ってるみたいで。」

P「真は一人っ子なはず・・・もしかしてイケメンのお父さんが他で・・・?」

小鳥「そうだったら真ちゃんを男として育てるわけ無いですよ・・・」

P「だよなぁ・・・」

宮本がその女性から話を聞いてみると、新宿歌舞伎町のホストクラブ「ジュピター」のホストが菊地真の兄と嘘をつき、客であった銀行員の女性を信じこませ、金をだまし取ったらしい。その源氏名は「誠」だった。

ガタッ宮本「プロデューサー、いるんだろ?一緒に話を聞いてくれ。」

P「はい・・・」(今日はみんなオフで定時に帰れると思ったのに)

P「お話をお伺いしましたが、うちの菊地は一人っ子でお兄さんはいません。」

P「よって、そのホストの話は嘘だったと・・・」

女性「そうですか・・・ちなみに写真はこちらです・・・」

Pと宮本はその写真を見て驚愕する。

P 宮本「瓜二つだ・・・」

宮本「プロデューサー、早速だがその女性を連れて新宿警察署に相談に連れて行く。社長への報告は頼んだぞ」

P「はい、わかりました。真とご両親からも話を聞いてみます。」

宮本と女性は事務所を一緒に出て新宿警察署に向かう。

だが、ビルの廊下には、あるアイドルが立ち聞きしていた。

???「・・・」

ピポパ

???「ねぇお父さん、ヤキを入れてほしいガキがいるんだけど。」

日、菊地真の兄と嘘ついたホストによる詐欺事件が報道されると、765プロと新宿警察署に多数の相談が寄せられ、金額の大小を入れて100人から五千万円騙し取られていることが明らかになった。

二週間後・・・ あるアイドルの自宅

弟子「お嬢様、仙台支店からの報告で、菊地の旦那の兄と嘘をついたホストのガキを見つけたそうです。」

弟子「どうやら仙台でホストクラブMsideの経営をしているそうです。」

弟子「埋めるなり沈めるなりなんなりと申し付けを。」

雪歩「その必要はありません。警察に突き出せばいいだけの話です。今回は警察に花を持たせましょう。」

弟子「しかし、菊地の旦那の名前を無断で使ったクソガキですぜ?」

雪歩「今回は私個人的なお願いです。皆さんの手を汚したくありません。適当に警察へ情報を流してあげなさい。」

弟子「ハッ!」

仙台市内のマンションの一室

ホスト「今日もおもいっきり稼ぐぞ!オー!」

ピンポーン

ホスト「はい」

刑事「東京の警視庁ですが、詐欺の容疑で逮捕状が出ています。」

ホスト「」

「人気レーサー菊地真一選手の長女で人気アイドル、菊地真さんの兄だと嘘をつき金をだまし取ったとして、ホストクラブ経営の男が逮捕されました。」

『逮捕されたのは仙台市のホストクラブ経営菊池誠容疑者25歳です。』

『警察によると、菊池容疑者は昨年の10月から今年の3月にかけて、菊池容疑者が勤めていた新宿歌舞伎町のホストクラブの客100人から合計約五千万円をだまし取った疑いです。』

『菊池容疑者は「ホストクラブを開業する資金が欲しかった」と容疑を認めているということです。』

『警察は余罪があると見て厳しく追及しています。』

しばらく中断します。

春香編

春香「では、レッスンに行ってきますね。プロデューサーさん。」

春香「わ、わ、わ・・・」

ガチャーン

P「春香、大丈夫か?」(今日は赤か。)

春香「すみません、プロデューサーさん。また転んじゃって。」(今日の下着は高かったんだから。)

宮本(あざとい・・・プロデューサー君の気を引こうと今日もアイドルたちは必死だな。)

宮本(三浦君は美希君のようにボディタッチしてくるようになったし、美希君は夜食のおにぎりを握ってくるようになった。)

宮本(天海君はいつもお菓子を持ってきてくれるが今日のクッキーなんか私のは明らかな失敗作で、プロデューサーのクッキーはみんなハート型だ。)

宮本(それはいいんだが、私のスマホにこんな迷惑メールが来たんだが。)

《天○春香の盗○写真が流出!》

宮本(アクセスしてみると、今日の柄と一緒の下着の盗撮写真が確認できた。)

宮本(解析してみると、先週の土曜日の午後に撮影された写真と確認できたが・・・天海君は仕事だったはず。となると・・・)

翌朝 ある駅

宮本(今日はあずさ君が地方ロケだから久しぶりの一人での出勤だな。)

宮本(と思ったら天海君じゃないか。今日もスカートが・・・うん?)

宮本(あいつ、さっきから天海君にベタベタ引っ付いてくるな。この顔、どこかで・・・)

宮本(階段でもあいつ、天海君にベタベタついてくるぞ。本人は歩きスマホで気がつかないし。)

宮本(!)

ガシッ

宮本「この娘の事務所の者だが、このスマホを見せてもらえるか?」

春香「え、何?宮本さん?」

男「おい、何なんだよ!このおっさんは!」

宮本「ネットで流れている盗撮画像はおまえがやったんだな!」

男「ち、ちくしょう!」

春香「あ!あの人、テレビ局の!」

駅員「お客様!どうされましたか!」

男「」

春香のスカートの中を盗撮したのはテレビ局のADで、最近スカートが短くなった天海春香のスカートの中を盗撮してはネットに流していたらしい。当然、男は駅員に駅事務室に連れて行かれた。

春香「宮本さん、ありがとうございます。」

宮本「いいんだ。だが、春香君。プロデューサーの気を引こうとして、スカートを短くするからこうなるんだ。プロデューサーには直球で攻めないと。あと、歩きスマホは色んな意味で危険だぞ。」

春香「ありがとうございます/// 宮本さん。」

亜美・真美編

亜美・真美「爺ちゃん、妖怪ウォッチを買ってきてよ!」

宮本「何だ?亜美君、真美君、藪から棒に。」

亜美「だって、妖怪ウォッチを買いに行く時間がないんだYO!」

真美「朝買いに行こうを思っても仕事で買いに行く時間がないんだYO!」

宮本「お父さん、お母さんも買いにいけないのか?」

亜美「パパもママも病院の仕事が忙しくていけないんだYO!」

律子「こら、亜美、真美!宮本さんを困らせるんじゃないの!大体アイドルが子供のおもちゃに・・・」

宮本「妖怪ウォッチだよな?こないだ先輩に買いに並ばされてきたぞ?くじの抽選に漏れて買えなかったがな。」

律子「宮本さん、買いに行ったんですか?朝から大変だったでしょ?」

宮本「それが、その辺よく出来ていてな。お店が指定した時間に来てくじを引いて当たった人だけ買えるようになっているんだ。徹夜しなくても買えるというわけだ。」

宮本「私は孫がまだいないからそういうのは無縁だと思っていたが、無関係ではないようだな。」

亜美・真美「え?爺ちゃん、買いに行ってくれるの?」

宮本「ああ。これも仕事だからな。同期も動員しようと思っている。」

律子「宮本さん。亜美真美たちのために無理をしなくても・・・」

宮本「なぁに、大丈夫だよ。困ったときにはお互い様だ。ただし律子君、アイドル達のサインを・・・」

律子「別に、構いませんけど・・・」

土曜日 新宿の家電量販店

宮本「済まないな。平塚、塚本、緒方、北芝。うちのアイドルが妖怪ウォッチを欲しいというもんでな。朝食を用意したぞ。」つアンパンと牛乳

平塚「宮本、困ったときはお互い様だろ?三浦あずさちゃんのサインをくれるだったら安いもんよ。」

塚本「刑事だった頃に一晩中張り込みするより全然楽だぞ?」

緒方「うちの孫も先週お前らのお陰で買えたし、お互い様だよ。」

北芝「交番相談員やっているうちの管轄でも列の割り込み云々で通報があったけど、ここは指定された時間に来る方式だから楽だよな。」

店員「おはようございます!DX妖怪ウォッチ タイプ零式をお求めのお客様は、こちらに並んでお待ちください!」

店員「先着順ではありませんので、ゆっくりとお進みください!」

しばらくして・・・

平塚 塚本「当たったぞ!」

宮本ほか一同「!!!」

平塚「さっそく買って、事務所に持って行くんだぞ。」

塚本「良かったな、宮本。」

宮本「ご足労かけて済まなかった。この後、家のカミさんが酒とおつまみを用意して待ってくれてるからうちに向かってくれ。私は事務所に寄ってから家に帰る。」

緒方「そう来なくちゃな。じゃあ、先に行ってるぞ。」

週が開けて・・・

宮本「ほら、妖怪ウォッチだ。」

亜美・真美「爺ちゃん、ありがとう!」

律子「宮本さん、よく買えましたね。みんな買えないって言ってるのに。」

宮本「同期にも来てもらったからな。」

P「宮本さん、亜美真美のために妖怪ウォッチを買いに行ったんですか?」

宮本「そうだが?」

P「宮本さん、このアイドルマスターのゲームメーカーはバンダイナムコゲームスで・・・」

宮本「それが何だ?」

P「バンダイともつながりがありますので、バンダイに言えばすぐに妖怪ウォッチを送ってくれますよ。」

宮本「・・・」

すみません、しばらく更新が途絶えていました。
書いたものの掲載するか散々悩んだところ、とある事件の警察無線の内容が公開されたニュースを聞いて、公開することにしました。この駄作を最後まで付き合ってくださった皆様には感謝を申し上げます。

亜美・真美編その2

とあるレッスンの日

ダンスレッスンの先生「はい、今日のレッスンは終了!体をほぐして帰ってね。お疲れ様!」

一同「ありがとうございました!」

亜美・真美「兄ちゃん、ママが迎えに来てくれているからもう帰るね!」

P「ああ。お母さんによろしくな。お疲れ様。」

宮本「プロデューサー、私が車まで送っていく。」

亜美・真美「ママ、ただいま!」

亜美真美母「おかえりなさい・・・!!!」

宮本「こんばんは。765プロの宮本と申します。今後ともお見知り置き・・・」

亜美真美母「も、もしかして、あの時の刑事さんですか?」

宮本「?」

亜美「ママ、爺ちゃんとお知り合い?」

真美「ママのプリンの相手?」

亜美真美母「亜美、真美。この人は命の恩人よ。」

亜美・真美「爺ちゃんが命の恩人・・・え~~~!!!」

宮本「命の恩人って・・・」

亜美真美母「地下鉄サリン事件のとき、私を聖路加まで連れて行ってくれた、当時学生だった私、覚えてませんか?」

宮本「もしかして、小伝馬町駅から聖路加病院までパトカーで連れて行ったあの時の女子学生ですか!」

亜美真美母「そうです!あの時治療してくれた聖路加の研修医だった夫と結婚して双子の女の子に恵まれました!」

亜美真美母「もしよろしければこのあと、食事でも・・・夫も喜んでくれますよ!」

宮本「では、お言葉に甘えて・・・」

回想・・・

1995年(平成7年)3月20日 営団地下鉄日比谷線(当時)小伝馬町駅

宮本警部補(当時)「おい赤羽根、聖路加病院で聞き込みだ、行くぞ!」

赤羽根「はい!」

制服警官「すみません、一課の方ですか?」

宮本警部補「そうだが。」

制服警官「聖路加に行くのでしたら、この娘を病院まで送ってくれますか?この娘、目が見えないみたいで・・・」

女子学生(亜美真美母)「・・・」

宮本警部補「救急車はどうした?」

制服警官「救急車が全然来ない状態で、比較的症状の軽い状態の患者は救急車以外で病院に行くようにとの・・・」

宮本警部補・赤羽根「なんだって?」

ウウ~~~ ウウ~~~ ウウ~~~(パトカーのサイレンの音)

宮本警部補「大丈夫か?もうちょっとで病院だぞ、頑張れ!」

女子学生(亜美真美母)「・・・ありがとうございます。」

聖路加病院

宮本警部補(救急車以外にもタクシーやパトカーも・・・)「こっちも担架に乗せてくれ!」

医師・看護師「はい、大丈夫ですよ・・・」

双海家

亜美真美父「あの時、妻をパトカーで病院に運んでくれた刑事さんが亜美真美の事務所に再就職するなんて飛んだ偶然ですな。」

宮本「世の中は狭いもんです。あの時は慌てて名前と住所を奥さんから聞き忘れてしまって・・・」

亜美真美母「あの時は警察も消防も病院も大混乱でしたからね。」

亜美「爺ちゃんがパパとママの出会いのきっかけを作ってくれたんだね!」

真美「パパが入院中のママに猛アタックして付き合うようになったんだかんね!」

亜美真美母「真美、お客さんの前でそんな・・・」

亜美真美父「20年ぶりの再開を祝して」

一同「乾杯!」

今までお付き合いいただきましてありがとうございました。
また近いうちに続編を公開したく思いますのでしばらくお待ち下さい。
html申請出しておきます。


また唐突に終わったなぁ

おい








次に気体

>>63
>>64
ありがとうございます。
続編を只今企画中なのでしばらくお待ち下さい。


前は残念だったな・・・
荒れる前に畳むのはいいのかもしれないね

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