P「ちゃんと歌詞に気持ちを込めて歌えよ」 (520)

P「それが英語であってもな」

皆「!?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420168354

明けましておめでとうございます。
スレタイに既視感のある人は気のせいではないですが、続編では無いのでお気軽にご参加いただければ幸いです。

春香「英語…ってどういうことですか?」アセ

伊織「どういうことも何も、そのままでしょ」

伊織「イマドキ歌詞に英語の入って無い曲の方が少ない位じゃない」

春香「あ、あぁなるほど。私マーメイッ!とかそういうことですね」

春香「大丈夫ですよプロデューサーさん。私はどんな曲もちゃんと気持ちを込めて歌ってます!」

P「そういうことじゃなくてな」

春香「え?」

P「いやまぁそれはそれで大事なことなんだが」

P「俺が言いたいっていうか聞きたいのは、皆がどのくらい英語出来んの?って話だ」

やよい「ど、どの位って言われても…」

真「正直ボクはあまり得意じゃないですね」

伊織「しょーもない嘘を吐いてんじゃないわよ」

真「え?や、やだなぁ伊織。ボクを褒めるなんて珍し…

伊織「死ぬほど苦手の間違いでしょ」

真「伊織ぃーーー!!!」ぷんすか

千早「どうして急にそんなことを?」

響「もしかして洋楽カバーの話が来たとか?もしくは新曲がオール英語?」

P「半分ずつ当たりって感じだな」

P「まだ確定ってワケじゃないが、今度ライブをアメリカでやらないかって話が出てるんだ」

    ざわあっ!!!!

雪歩「ア、アメリカですか!?」

亜美「おー!!765プロもいよいよ海外進出する時が来たんだねっ!真美!」

真美「うんっ!遂に真美たちの兄ちゃん姉ちゃんにワールドワイドさが加わってくるのか~」

千早「皆でライブ…腕が鳴りますね」ぐっ

伊織「まっむしろ遅すぎたくらいだと思うけどね。でもアンタにしては良い案だと褒めてあげるわ」

  ワイワイ  ガヤガヤ  キャッキャ

P「あー盛り上がってる所済まないが、もう一度聞くぞ」

P「皆、英語は出来るのか?」

数名「」

亜美「ベ、ベツにアメリカでライブするのに英語が出来るかどうかなんて関係ないっしょー」

P「いやあるだろ」

真美「そーそー。言葉なんて通じなくたって真美たちのライブは国境を超えるから!」

P「良い台詞だし同意するけど、通じるに越したことは無いだろ」

千早「なるほど、話が見えて来ました」

千早「海外ライブでは、私達の既存曲を英語verで歌うということですね」

律子「全部では無いけどね。日本語で歌ってほしいという層も居るだろうし」

P「だが、どの曲がリクエストされても良いように一応全部英語verを用意しておくつもりだ」

数名「」ダラダラダラ

P「…薄々嫌な予感はしているが、三度問おう」

P「エイゴ、デキル?」

貴音「出来ません」

春香「何で今日本語出来ない人に聞く風に聞いたんですかw」

響「潔いなぁ貴音」

伊織「…残念だけど、仕方ないわね」フゥ

伊織「春香じゃないけど、私も出来れば全員一緒に海外ライブをやりたかったわ」

伊織「でもこればかりは仕方がない…土産話、楽しみにしてなさいよね」ポンッ

真「何でお留守番組が出ること決定してるんだよ!!」

千早「出るとしたら自分は入ることは否定しないのね…」

あずさ「伊織ちゃんそんなこと言っちゃ駄目よ?」

あずさ「今出来なくたって一生懸命練習すればきっと…き、きっと出来るようになるわ!」

美希「今一瞬言い淀んだね。あふぅ」

響「余裕ぶってるけど美希は大丈夫なのか?英語」

美希「大丈夫じゃないけど、いざとなれば歌詞全部丸暗記すれば済む話なの。音で」

響「そっちのが絶対難しいだろ。美希ならやりかねないけど…」

春香「ズルい……」

P「それじゃ駄目だって話を最初にしたんだろ?」

P「歌詞の意味も分からないのに、歌に気持ちが込められるか?」

美希「元はミキたちの歌なんでしょ?じゃあ曲聞けば大体分かるの」

P「う……」アセ

律子「いやそんなヘリクツで論破されないでくださいって」

千早「美希。そんな姿勢では良い歌を歌うことは出来ないわよ」

千早「きちんと単語と文脈を理解していないと調子の付け方一つとっても~~」ペラペラ


春香「千早ちゃんのスイッチが入っちゃった」

伊織「これは長くなりそうね」

響「まぁでも、そりゃそう簡単なことじゃないよね」

響「日本語と英語じゃ単語の長さもリズムも全然違うんだから、ただ直訳して歌えば良いってことじゃないだろうし」

あずさ「SMOKY THRILLとかは特にそうよね。韻を踏んだ歌詞なんかはどうするのかしら…」

P「まぁその辺りは追々決めていきますよ」

P「とりあえず今日の所は、全員の英語の実力を知ることが目的ですね」

P「それによって今後の練習メニューも変わってくるだろうし」

春香「あっじゃあちゃんと全員アメリカに連れて行ってくれる予定なんですね!」

P「そりゃそうだろ。皆揃って765プロ。居残りなんて有り得ないってな」

貴音「貴方様…!」ウルウル

やよい「うっうー!一緒に頑張りましょう、貴音さん!」

真「ありがとうございます!プロデューサー!」

亜美「こーなったら亜美たちの本気を見せてあげるよ→」

真美「まぁ本気出したらジャーマンもフレンチもイタリアンもペラペラだからね。余裕っしょー」


伊織「…そう上手くいくかしらね」

響「それでプロデューサー。英語の実力を測るって何をするんだ?英検の問題でもやる?」

春香「え、英検……」アセ

亜美「うぇー事務所に来てまでお勉強かぁ」

律子「さっき本気を見せるって言ったのはどこの誰よ?」

真美「言ったけどさぁ。めんどくさいのはめんどくさいよー」

P「そういうと思って、こんなゲームを考えてみた」

     <略>

千早「『歌詞英訳ゲーム』…。なるほど、実戦的でいいですね」

伊織「要はアンタが出したボードの歌詞を英訳すれば良いのね。チョロいわ」

P「ま、実はそれだけじゃ無いんだけどな」ニヤリ

春香「?」

響「そう単純でも無いかもだぞ。仮にカンペキな英訳だとしても」

響「相手にちゃんと伝わんなきゃ意味ないんだし」

P「おっ響良い事言ったな。その通りだ」

P「このゲームは英語力は勿論、相手に自分の考えていることを伝える伝達力も必要になってくるからな」

P「相手の能力を見極めて、伝わりやすい様に言い換えるのも技術のウチだ」

伊織「完璧な英訳で駄目っていうのもどうなのよそれ…」

美希「まぁゲームとしてはそっちの方が面白いんじゃない?」

春香「プロデューサーさん。伝える相手って言ってますけど」

春香「それって一人なんですか?それとも複数?」

P「あーそれ決めて無かったな。ペア戦にするかチーム戦にするか…」

P「じゃあ今回はペアでやってみるか」

春香「今回は?」

P「ルール説明。制限時間を決めて、二人が交互に英訳をする」

P「時間内で一番多く正解したペアが偉いとかそんな感じだな」

春香「偉いって…またざっくりとしてますね」

亜美「ペア戦なら亜美たちにも可能性が有りそうだね!デキる人と組んで頑張ってもらえば…!」

真美「めんどくさいことを押しつけるってワケだね。ねーねーいおりん真美と組んでよいおりーん!」

伊織「んな打算聞いて組む訳無いでしょーが」

伊織「こんなしょーもない遊びとはいえ、勝負は勝負。やる以上は勝てる人間と…

やよい「あ…そっか。それじゃ駄目だね…」シュン…

伊織「とー思ったけど圧勝し過ぎてもつまらないわね!!」

やよい「本当に私で良いの?伊織ちゃん」ウワメヅカイ

伊織「うっ……」ずきゅーん

伊織「こ…この伊織ちゃんにとっては丁度良いハンデよ!豪華客船に乗ったつもりで任せときなさい」

美希「千早さんとミキが組んだら一番間違い無しだよねっ」

春香「ち、千早ちゃんのこと一番分かってるのは私だもん!ね、千早ちゃん?」

千早「え、えぇと…」オロオロ

亜美「あずさお姉ちゃんは亜美のものだー!!」グイグイッ

真美「手離してよ亜美ー!あずさお姉ちゃんは真美と組むんだからっ」グイグイッ

あずさ「あらあら~これはどうしたものかしら」ウフフ

雪歩(…どっちにしても、そんなに変わらないのかな)ウムム

貴音「しかし今の私の力では響の負担にしか…」

響「他の人だったらもっと重くなるって。自分と貴音なら何とかなるさー」

春香「じゃあ美希は千早ちゃんが昨日プロデューサーさんに頭撫でられてニヤついてたの知ってるの!?」

美希「春香だって千早さんが一昨日よだれ垂らして寝てたの知らないくせに!」

千早「二人共っ!?」

真「やっぱり雪歩と…でも高三同士で組むっていうのも大人気無いかなぁ」

雪歩(美希ちゃんと春香ちゃんどっちが余るのかな…?)

亜美「それじゃあどっちがあずさお姉ちゃんのモノマネが上手いかで勝負!」

真美「望む所だ!」

あずさ「それ決着つかないんじゃ…」

  わーわーー!!   ぎゃーぎゃーー!!

P「…………」フー 

小鳥「プロデューサーさん。コーヒーのおかわりです」

P「ありがとうございます」

P「…………」ゴクッ… カチャッ

P「いや、クジで決めるぞ?」

皆「「「「「「先に言えっ!!!!!」」」」」」

P「一気に決めても良いが、それだと後の組が不利になる恐れもあるので」

P「ゲーム前にその都度ペアを決めて行く方式にするな」

春香「それはそれでドキドキしますね」

雪歩「出番の緊張と、誰と組むのかの緊張で胃が痛いですぅ…」

伊織「あんまり早い出番でトップを確定させても悪いしね、私はトリでいいわ」サラッ

亜美「いおりん一人ならそーかもだけど、これはダブルスだかんね。油断してると下Bで蹴り払われるよ~」


P「それでは、記念すべき一番手は~~このコンビだっ!」


このコンビ→>>18>>20(律子を除く765アイドル12名に限る。重複等の場合それぞれ下にズレる)

貴音

P「トップバッターは響&貴音コンビ!」

小鳥「王道ですね」ジュルリ

響「やっぱり貴音とだったな。まぁ自分の洞察力があれば大体は大丈夫さー」

貴音「ふふっ頼りにしてますよ、響」

P「制限時間は3分。正解するごとに立ち位置を交代してくれ」

P「パスはしても良いが、1点減点。減点については追ってノリで説明していく」

貴音「かしこまりました」

響「ノリって…まぁ普通にやってれば大丈夫か」ポリポリ


春香「伊織はどう見る?このユニット」

伊織「ゲームのノリを見る試金石としては丁度良いんじゃない?響の成績良いって話が、お得意の詐称でなければだけどね」

響「聞こえてるぞ!!なんだ詐称がお得意のアイドルって!?」

響「うっし!さぁ初っ端からトばしていくぞ~」グルグルッ

響&貴音コンビ 先手回答者:響

P「それじゃ、始めるぞ。3、2、1…ゲームスタート!」

P「第1問!」バンッ

響「…………」じっ

響(よし、そんなに難しくない)

響(Hey, if I pretend that I’ve forgotten about you, will you come see me?…ってトコか)

響(これを貴音に分かりやすく伝えるには…)ムムム

響「いふ!あい、ふぉーげっと、ぶらふ!あい、うぉんちゅー、みーと、とぅー、ゆー!」

亜美「ひびきんwwあれだけ自信アリアリだったのにww」

伊織「へぇ…得意ってのは嘘じゃなかったのね」

亜美「えっ!?で、でもひびきん亜美でも知ってる英語しか言ってないよ?発音もアレだし…」

伊織「発音は貴音に合わせてんでしょ。日本人に聞き取りやすくしてるけど、アクセントはそうズレてないわ」

伊織(問題は『マリオネットの心』の『ねぇ 忘れてるフリすれば会ってくれますか』)

伊織(pretendが貴音は多分分からないと踏んで、フリをbluffで代用。極力単語のみに絞ることで、混乱を避ける策ね…)kフム

響(どうだ……!?)

貴音「……もし」

響「!」

貴音「偽りの忘却を演じることとなろうとも…わたくしはあなた様と遭いたい。…伝わりましたよ響」ピーン!

P「ハイ貴音!」

貴音「『マリオネットの心』!」


  ピンポーン!


ボード『ねぇ 忘れてるフリすれば会ってくれますか』

響「よっし!ナイス貴音!」スッ

貴音「ないすです、響」パンッ!


あずさ「流石、息ピッタリって感じね」ウフフ

千早「勿論文法的に正しい訳ではないけれど、想いが伝わった以上」

千早「これはこれで正しい英訳と言えるのかもしれないわね。少なくとも、あの二人にとっては」

律子「へぇ良い台詞を言うわね、千早」ニヤニヤ

千早「…ちょっとクサかったかしら」カアッ

律子「そんなこと無いわ、表現者にとって大事な視点よ」

律子「他言語を本当の意味で完璧に翻訳するなんて不可能だと私は思ってるけど、案外こんなゲームで何か答えが見つかるかもね」


貴音「ばーなー」

響「貴音ぇっ!?いくらカンペキな自分でも単語1個で当てろってのは無理があるぞ!?」


千早「…………」

律子「…前言撤回」

響「やっと分かったぁっ!『エージェント夜を往く』!」ピンポーン

貴音「…『オーバーマスター』ですね」ピンポーン

響「じゃあもしかして『ポジティブ!』?」ピンポーン


亜美「なんだかんだで結構正解してますな」

春香「響ちゃんの奮闘っぷりがハンパじゃないね。よくあれだけの情報で正解できるな~」

小鳥「その辺りは流石ひびたかって感じね。言葉は無くとも通じ合っている…」

雪歩(…私だって、もうちょっとヒントがあれば……)


P「っと、ここでスペシャル問題か」

響「スペシャル問題?」

P「貴音、第5問はこれだ!」ドンッ!

貴音「…………っ!」タラリ

響「プロデューサー、貴音は今何を…?」

P「貴音には今、俺が訳したある歌詞の英訳を見てもらっている」

響「英訳を…?ハナから答えを見てるってことか?」

P「いや、問題だ。スペシャル問題は和訳だからな」

響「和訳…!」


やよい「つまり、元に戻すってことですか?」

千早「そうね。英訳を見て、元の歌詞を答える。回答者がきちんと答えられれば、当てる難易度はゼロね」

秋月「響がやるなら造作も無いだろうけど、貴音だと…」


貴音「…………」ペコッ

響「無言で頭下げないで貴音!分かるトコだけ、分かるトコだけで良いから!」

貴音「わ、分かりました……コホン」


貴音「わたくしは本物の旬の江戸のハマチ。わたくしがお慕いするあなた、二人の変なわたくしたち、そう家と家…」


響「」

春香「あっははははははwww」

亜美「しゅ、旬の江戸のハマチ…ww」

やよい「こ、これが私達の曲の歌詞なんですよね?ハマチの恋の曲なんてありましたっけ…?」コンラン

伊織「ある訳無いでしょ。昭和ジャニーズの末期じゃあるまいし…」


響(お、落ち着け、落ち着いて単語を拾っていけばなんとか…)

響(「わたくしは本物の旬の江戸のハマチ。わたくしがお慕いするあなた、二人の変なわたくしたち、そう家と家…」)

響(I real season edo? I love you two strange we so house and house)

響(おかしなことになってる所は恐らく語訳…江戸、ハマチ、家と家。この辺りをローマ字に戻して…)

貴音「響……」シュン…

響「…大丈夫さー貴音。貴音の想い、自分がしっかり飲み下して濾過してみせる…!」

春香「残り10秒…!」

あずさ「響ちゃん頑張って!」


響(なんかで聞いたことがある、how muchをハマチと勘違いする寿司屋ジョーク)

響(ie and ie…じゃないな。andじゃなくて、to…?「いえ」と貴音が発音する英単語……あっ!)

響(「eye」……!?)ピーン!

P「響!」

響「『目が逢う瞬間』!」

千早「!?」


   ピンポーン!


貴音「…見事です、響」パチパチ


ボード『I realized just how much I liked you when we saw eye to eye…』

※元歌詞『目と目が逢う 瞬間好きだと気付いた』

訂正
>>45
響(おかしなことになってる所は恐らく誤訳…江戸、ハマチ、家と家。この辺りをローマ字に戻して…)

P「そこまで!!響&貴音コンビは合計……14ポイント!」

貴音「暫定とっぷですね」

響「そりゃそうでしょ。あーなんかすっごい疲れた…」ゼェゼェ

真「お疲れ様、響。凄かったね」

亜美「これは今まで内心小馬鹿にしてたのを改めなければなりませんなぁ」

真美「そうだね。これから英語の宿題はまずひびきんにやってもらおう」ニシシ

響「お前達なぁ…」

千早「江戸のハマチ……二人の変…家と家……私の歌が…」ずーん

春香「ド、ドンマイ(?)千早ちゃん」

伊織(まさかwhenでWの変ってコト?神懸ってるわね…まぁまさかこれより酷い奴は居ないでしょうけど)ぞっ

雪歩「あれ?でも計算合わなくないですか?2問目が誤答1で4問目が誤答2だから…」

P「あぁ、スペシャル問題は5ポイントなんだよ。難しい分だけおまけってことでな」

春香「なるほど、まぁたしかにそれだけの難易度でしたよね」

響「ジッサイ自分も貴音が相手じゃなかったら、あのヒントじゃ無理だっただろうな…」

亜美「お姫ちんじゃなかったらあのヒントにならないけどねw」

P「さて、それじゃあ次のコンビの挑戦に移るぞ」

P「2番手は…このコンビだっ!」

このコンビ→22時になって名前の出た先着二人。

なるだけランダムな感じの方が良いかなと思うので、今見てる人ご協力よろしくです。

P「二番手は、亜美とあずささんですね」

亜美「花の二区!なかなか良いパイをツモったぜぇっ!」

響「何で麻雀…」

あずさ「うふふ、よろしくね。亜美ちゃん」

小鳥「あずあみ…!娘の様に思っていた所からの逆転が素晴らしいエキサイトを醸し出す…!」

美希「あずさって英語どうなんだろうね?」

伊織「いつの間にか外国行ってるのもザラだからそれなりなんじゃない?」

真美「たしかにもはや必須スキルだよねww」

亜美「伊達に竜宮小町じゃないって所見せつけるよ~」

伊織「ホント頼むわよ…私達の今後に関わらなくもないんだから」

あずさ「うふふ、精いっぱい考えるわね」キュッ! タプンッ

亜美&あずさコンビ 先手回答者:亜美

P「3、2、1…スタート!」

亜美「おっしゃ来いや~!」

P「第1問!」

亜美「うええええっ!?こんな難しいやつ!?」

P「要らんこと言うと減点するぞ?」

あずさ「亜美ちゃん。落ち着いて、分かるところだけで大丈夫よ」


伊織「その台詞も今後大概頻出になりそうね…」

真美「分かるところが分かってれば苦労しないよね→」

律子「いや分かる所は分かりなさいよ」

亜美「えっとえっと!ダッシュ!アンドダンジョンクリア!いえーいビール!えー…あ、フィンガーカット!」

あずさ「…………」アセ

P「いえーい……まぁここは」セーフ


春香「楽しげだったのに最後に凄い恐ろしい言葉が…」ゾッ

響「飲み会でどんな粗相すれば、指切断される羽目になるんだ」

雪歩「…脱けるって言っちゃったのかな」ボソッ

伊織「多分「約束」って言いたかったんでしょ。指切り的な意味で」


あずさ「ダンジョンって洞窟…よね?そしてビール……」

亜美「どかーん!ブルーウインド!」

P「減点1」

亜美「うえぇ!?擬音駄目なの!?」

律子「何のゲームしてるか考えてから言いなさいよ…」

あずさ「青い風…」ピーン

P「あずささん!」

あずさ「『ラムネ色青春』ですか?」

  ピンポーン

ボード『走り抜けたらカンパイをしようよ 弾けろ!青い風』


春香「これ「青い風」だけでしょ。ズルいな~」

やよい「カンパイって英語でなんて言うんでしょうね?」

響「いえーいラムネって言わなかっただけマシなんだろうな」

あずさ「やった!」タプンッ

亜美「抜群のコンビプレイっ!さぁどんどん行くよ~!」

P「第2問!」トンッ

あずさ「シンス ユー タッチミー。ザ セ…レインボー「分かったぁっ!!」ピーン!

亜美「『津軽レインボー』!!」

   ブブー!

亜美「あっ間違えた!『空』っ!!」ピーン

   ブブー!

亜美「えっじゃあ『Colorful Days』!?」ピーン

   ブブー!

P「計、減点3。交代」

あずさ「亜美ちゃあん!?」

小鳥「亜美ちゃん…」ワナワナ

真美「亜美www」

春香「ふふっww折角ラッキー問題だったのにww」

ボード『キミが触れたから七彩(なないろ)ボタン』

やよい「あはは…曲名が歌詞に入ってるのは、たしかにオトクですよね。勿体無いなー亜美」

伊織「……あずさが変に気い利かせたのが裏目だったわね。にしてもせめて『虹色ミラクル』の方にしなさいよ」ハァ

律子「もしもし。ハイ、プロデューサーの秋月です。自宅での勉強時間についてですが…」

伊織「…5時間は寝かせといてあげなさいね」


P「第3問!」トンッ

亜美「レッツスタート!アイキャン 100パー!アイアム 番号ワン!」

P「減点ワン」

亜美「ぐはぁっ!!」

やよい「あぁっまたもったいない…」

伊織「ホンット詰めが甘いわねぇ。センス自体はそんなに悪くないんでしょうに」ハァ

あずさ「『READY!!』です」ピンポーン

  そして

P「おっ次はスペシャル問題だ」

亜美「歌詞当てるやつだね!よっしゃー来いっ!」

P「第7問!」トンッ

亜美「!?」!?

春香「どうしたんだろ亜美?その時電流が走ったみたいな顔して…」

響「そんなに難しい英語だったのか?」

あずさ「あ、亜美ちゃん?どうしたの?」

亜美「に、兄ちゃん!いきなりこんなのずっこいよ!」

P「別にスペシャル問題のパターンが一つだと言った覚えは無いぞ」

亜美「うぐぐぐぐ…」

千早「プロデューサー、一体何を…?」

P「ボードに表示されているのはさっきと同様、俺が訳した歌詞の英訳だ」

P「違うのは出題形式。スペシャル問題のBパターン…否、エクストラ問題は歌詞の『読み上げ』」

真「歌詞の読み上げ…!?ふ、振り仮名無しでですか!?」センリツ

真「漢字でも難しいのがあるのに、それが英語だなんて……」ゾッ

雪歩「…………」

伊織「フーン。でもそれ和訳よりまだマシなんじゃない?異次元文章が降臨することは無いだr


亜美「えーいいくよっ!アイドント カレー!アイフ 寄れ 能登 エヴァ ごにゃ べーミネ」

亜美「ジャスト ベンツ フィーチャリング ユーイズ 絵の具!」


伊織「と思っていた時期が私にもあったわ」

響「12秒前だな」

律子「英語読んでるってのに、中継ぎ投手だったら三年持たないペースで日本語が出て来たわね…」

小鳥「途中で社会現象も挟みましたね」

千早「所々ちゃんと読んでるっぽいのも、逆に怪しく感じてくるわね…罠かも」

春香「なんで味方に罠を掛けるのww」

響「こんなの一生分かんないだろ…さっきの貴音の方がまだマシだぞ」

美希「んーそんなコト無いんじゃない?要はコレ、元に戻してけばいいだけの話なんだし」

響「?」

美希の言う通り、この『読み上げ』は実は先の和訳程、難易度は高くない。
常人には解読不可能な異次元翻訳が生じる和訳と違い、読み上げは基本的に当人が「見たまま」を口に出すという性質上
何故その音を出すに至ったかを逆算すれば、答えを出すのは印象よりずっと易い。

あずさ(カレーはcare…?アイフ、aifu…もしかしてif?)

いかに英語力が絶望的な人間でも、英語をローマ字読みすること位は出来る。
仮にそれ以外出来ないというのなら、解読はむしろ容易。聞いた音を「元に戻す」だけで半分は解読できると言って良い。

伊織(極論を言えばこの問題、歌詞全てをアルファベットで言ってくれれば楽勝なのよね)

伊織(多少時間は掛かるし、あんまり露骨だと減点対象になるんだろうけど…)

亜美「あずさお姉ちゃん頑張って!あ、ファイトッ!」

あずさ(エヴァ…eva。これならむしろ亜美ちゃんはエバと言いそう。なら、ever…?)

当然英単語全てがローマ字読み出来る訳では無い以上、ある程度の推理は必要となるが
発想力の問われる和訳と違い、読み上げはある意味選択問題。
限りのある選択肢を一つ一つ、地道に検証していけばいつかは必ず踏破出来る道…!!

あずさ(そして、enough…!!)ピーン

決して頭の回転が速いとは言えない、しかし物事を正確に見つめる思慮深さにおいては随一の三浦あずさならば


あずさ「『relations』です!」


  ピンポーン!


一切の偶機に頼らずとも、この結果は必然。


ラストコンマ数秒での逆転劇。
双海亜美&三浦あずさペア 獲得ポイント15p

  

第3問ボード『始めよう やればできるきっと 絶対私NO.1』


第7問ボード『I don't care if you're not ever gonna be mine
       Just being with you is enough』

※元歌詞『わたしのモノにならなくていい 傍にいるだけでいい』

春香「いや~ホント凄かったですよあずささん。あれを誤答無しでスパッと正解なんて!」

真美「ていうかもし最後間違えてたら時間切れだったけどねw」

あずさ「うふふ、たまたま閃いちゃっただけよ。それも亜美ちゃんの頑張りのおかげね」

伊織(なーにが。たまたまとは対極の解き方しといてよく言うわ)

伊織(相手が亜美だったってのも無関係では無いでしょうけど…私には真似できないわね)

響「いやいや亜美はひっどいモンだったぞ」

亜美「むぐぅ。大体英語って頭悪く無い?なんで文字のクセに意味分かんない読み方がいっぱいあるの?ひらがなを見習ってよ→」グデー

律子「どんだけの人数に喧嘩売ってんのよ」

亜美「それこそ『relations』だって亜美に言わせればレラチオンスだかんね!」

千早「誰も亜美に発言権は与えてないわ」ピキピキ

美希「千早さん、どうどうなの」

律子「読み方には色々法則があるから、それを覚えちゃえば後は楽よ?」

亜美「そういう言葉は信用するなっていうのが死んだばあちゃんの遺言でね」

律子「おばあさん先週のライブでピョンピョン跳ねながらサイリウム振ってたでしょうが!」

伊織「そもそもカタカナで考えてる内は話になんないわよ?歌うなら尚更」

伊織「結局実際話してるのを耳で聞くのが早いけど、にしたって日本語同様訛りも色々あるし…」

響「アクセントとかイントネーションを使いこなすのは難しいよなぁ」

P「興味深い話だが、そろそろゲームに戻るぞ」

P「3組目のユニットは……この2人だ!」

この2人→1時になって名前出た最速の2人


久々にアカギ読んだら面白かった。
英語力ゴミ(●検5級)の人間が書くには難しい題材だったなぁと痛感中。英語漬けやらなきゃ

「自転車漕ぎながら考えてたいおりんのカッコ良いシーン」→ゴミ箱

多分明日の夜は書きます。ではまた。

ぷちかな?

希望からの絶望

かなりの相転移エネルギーが発生するな

???「ぼくと契約して魔法少女になってよ」

P「響。その一匹見かけたら30匹はいそうなインキュベーダー、見滝原に返して来い」

響「プロデューサー…インキュベーダーじゃなくインキュベーターだぞ」

P「も、もちろん分かってるさ!響が気が付くか試したんだよ」アセアセ

響「怪しいすぎるぞプロデューサー…」

P「三組目!一人目は……伊織!」

春香「あ、今回はそういう発表の仕方なんですね」

伊織「あらあら、無粋なことするわね。こんな序盤でアンタ達の一縷の可能性を摘み取るのは心が痛むわ」ファサッ

響「流石としか言えない発言だなぁ。別にこれそんなガチで勝ち負け競い合うアレでも無いだろ」

千早「とはいっても一応は勝負事。トップを目指すのであれば、水瀬さんと組めれば大きなアドバンテージになるわね」

伊織「はっ。千早、随分甘く見てくれるわね」ニヤッ

千早「…これ以上無い評価をしているつもりだけれど?」

伊織「有利不利で考えてる時点で的が外れてんのよ。トップを目指すってんなら、アンタ達にとってはこのゲームは唯の運ゲー」

伊織「―――1/11の、ね」

千早「!」

律子(私と組めた奴が勝つ、ね。ホントいつも以上の大した自信だわ)

千早「…それなら良かったわ。生憎、あまり運には自信が無いのよ。私」

伊織「『良かった』ね」

千早「えぇ『良かった』。これは唯の英語力勝負では無い」

千早「それに気付く頃には、その驕りが治っているといいわね。水瀬さん」

千早「―――篤と後悔すればいいわ」ザッ

春香「ち、千早ちゃんどこ行くのっ!?」

伊織(フフフ…さぁて千早。後悔するのはどっちかしらねぇ)

伊織(ちゃんと分かってんのかしら?――誰に火を付けたか)ボッ!

雪歩「な、なんか二人の間の空気が怖いですぅ…」

律子「ま、あぁまで言われちゃ黙ってられないわよね。向上心と自尊心があって感心感心」

P「話は済んだか?じゃあ二人目を発表するぞ。伊織の相方は…」スッ

やよい「!」ドキドキ…!

伊織(さて、どうなるかしらね)

伊織(勿論やよいになるのがベストだけど、スコアを伸ばす目的なら千早以外では雪歩か…美希あたりも意外と面白いかしら)

伊織(まぁ誰になろうが――)


    ゾッ


伊織「―――――-っ!?」

その瞬間、伊織の躰を震わせたのは圧倒的な悪い予感、悪感だった。否、怖気と言っても良い。
圧倒的優勝候補である水瀬伊織が、慄く。不可思議としか言い様が無い事象。



   「――菊地真」



怪物がその目に写すものは―――如何に。

  「―――り」

  「――おり」

  「伊織!」

伊織「!」はっ

真「全く、どーしたのさ急に遠い目をして」

伊織「あ、あぁ……なんでもないわよ。で、アンタが私の下僕なんだっけ?」

真「うん、そ…って誰が下僕だっ!!」ぷんすか

小鳥「いおまこぉぉぉぉぉっ!!!逆転の浮気王道キタァ―――!!!」ブシュッ!

律子(真ねぇ。一応肩書は高三ではあるけど、どんなもんかしら)フム

やよい「あぅ、やっぱりそんなにうまくはいかないよね…」シュン…

伊織「落ち込む必要は無いわ。やよいなら大丈夫よ」

やよい「伊織ちゃん…」

伊織「言語で一番大事なのは、結局は伝えようとする気持ち。多少拙かろうが、一生懸命やれば何とかなるもんよ」

伊織「そしてそれはやよいの一番の得意分野でしょ?」

やよい「!」

伊織「自信持ってやりゃいいのよ。残りにも千早やら雪歩やらが居るし、少なくとも私よりツキが無いってことは無いんだから」にひひっ

やよい「うん…!ありがとう伊織ちゃん。私、がんばるねっ!」


真「…何か今、さらっとボクを一番のハズレ扱いしなかった?貴音と亜美が抜けてるとはいえ…」

伊織「抜けてなかろうが同じことでしょ。無駄な足掻きとはいえ、カミサマも盛り上げようとしてくれるわねぇ」コキコキ

伊織「ま、丁度良いハンデよ」ボッ!

伊織&真コンビ 先手回答者:伊織

P「よし、じゃあ三組目始めるぞ」

伊織「いつでもどーぞ」

真「よろしくお願いしまっす!」


――この時は、誰も予想していませんでした。


P「3、2、1…」


――まさかあんなことが起こるだなんて。



   「スタート!」ピーーッ!



――笛の音が轟いてからの3分間で巻き起こったのは、まるで喜劇のような





         惨劇





最終結果
水瀬伊織&菊地真ペア 七位(七組中)

――後に765プロダクションのP(プロデューサー)は述懐す

P「はい、あれは……酷い事件でしたね」

P「伊織の名誉を守るという訳じゃないですが、彼女の英語力は一級品でしたよ」

P「ボードを見てから殆ど一瞬で、俺が考えたのよりも遙かに優れた英訳の歌詞を紡ぎ出した」

P「発音もキレイで正確。知り合いの外人に見て貰った時に「僕よりよっぽど上手だよHAHAHA」と言われた位です」

P「驕り?まぁあぁいう性格ですから、無かったとは言いませんが」

P「伊織は所謂頭でっかちの優等生とは違う。日々の卓越したツッコミ技術が示す通り、回転の速さと思考の柔軟性は折り紙付きです」

P「亜美や真美…或いは貴音と組んでいても、かなりのスピードで思考を予測して答えを導き出すことができたでしょう」

P「ならば何故……そうですね。相性…も勿論あったでしょうが、とどのつまりは」



     「相手が悪かった」



P「――それに尽きるんじゃないでしょうか」クイッ…

響「伊織大丈夫か?酸素もう一本要るか?」サスサス

やよい「伊織ちゃんしっかりして!はい、お水…!」

律子「大丈夫よ。真は今別の部屋に隔離したから、落ち着いて」


 ざわざわ…   どよどよ…


亜美「いやーゲンバがソーゼンってこういうこと言うんだろうね」

真美「これまでが唯の前座で、これからが消化試合みたいなノリになっちゃったもんね。いやーこわいこわい」

雪歩「…………」

未だどよめきの残る現場を離れ、雪歩は目を閉じたまま先のゲームを振り返る。

雪歩(先手回答者は伊織ちゃん。まずは挨拶代わりとばかりに、ボードを見て僅か数秒で紡ぎ出した)

雪歩(ただ直訳しただけじゃなくて、韻をも意識した趣のある理想的な英訳。発音も学校の英語の先生みたいに綺麗だった)

真『急にどうしたの伊織っ!?』

雪歩(だけど、それは豚にし…もとい、馬の耳に念仏。真ちゃんには届かない)

伊織『ま、そうなるわよね。唯のパフォーマンスよ、本番はこれから。真、かっぽじりながらよく聴きなさい!』


雪歩(当然伊織ちゃんはそれは予想済み。すぐに切り替えて、とっても易しい単語を日本人発音で話した)

雪歩(真ちゃんも何とか1ミスでそれに応えて、回答者変更。Pが2問目のボードを真ちゃんに出す)

雪歩(伊織ちゃんにとって最大の誤算がそこにあった)


真『なにぃっ!?』

春香『真のあのリアクション…ま、まさか!?』

P『そう、スペシャル問題だ』ニヤリ

真美『いきなり!?うわーいおりんツいてないっ!』

亜美『これは絶対絶命かーっ!?』


伊織『なーにを抜かしてんのよ。一気に5点とかオイシイだけじゃない』じゅるり

伊織『ヘタに考えてサボってんじゃないわよ真!アンタのアホさ加減だって私は計算済みなんだから!』

真『よ、よーし信じるよ伊織!』

雪歩(正直、伊織ちゃんの強い言葉は私には虚勢にすら見えました。逃げ出しそうな心を、何とか奮え立たせようとしてるかの様な…)

伊織『………っ!』ギュッ


真『あのさ、日記。はい、お父さん。欲しいべ、今走るサイボーグ。』

   
伊織「」ピシィ…!

これ「THE IDOLM@STER」の「もう伏目がちな昨日なんていらない」じゃないよな?
ないよな?

雪歩(瞬間、伊織ちゃんの心に亀裂が入った)

亜美『なんか親子の謎会話始まったwww』

真美『今走るサイボーグwwwちょっと欲しいけどww』

律子『せめて少しは実在する歌詞に寄せる気を見せなさいよね…』

格の違いを見せつける真の回答に、大きく乱れされた心を必死に立て直し
伊織は何とか攻略の糸口を探りだす。

伊織(『あのさ、』はAnother!これを決め打ちで、全歌詞に総当たりを掛ける!)キィィィン!!

正攻法では倒せぬ相手と悟った伊織は、早々と真を無視して地道な邪道戦法に切り替えた。
全ての歌詞のフレーズを洗い直して、頭にAnotherが来るものをピックアップする。
765プロの楽曲は軽く3桁を越える。途方も無い悪手にも思えるそれを、彼女は僅か72秒でやり遂げた。


伊織「ぷはぁっ!!『THE IDOLM@STER』っ!!」ピンポーン!


雪歩(だけど伊織ちゃんが音を遮断している間に、真ちゃんが3ポイントの減点を受けていたから)

雪歩(検索途中の1ミスを合わせて、結局獲得は1ポイント。それを知った時の伊織ちゃんの表情と言ったら…)ウルッ



2問目ボード『Another dreary yesterday won't be coming this time.』

※元歌詞『もう伏目がちな昨日なんていらない』

どう解いたのか教えて欲しい所。俺じゃ絶対無理だわ

>>205
あのさ→Another
はい、お父さん→yesterday
欲しいべ→(多分won't be、次点でwant to be)
今走る→(多分comeなんちゃら)
で、歌詞を眺めながら当てはまりそうなのを探した
「昨日」で「THE IDOLM@STER」が早くに浮かんだから運が良かった

ちなみにサイボーグは捨てた
最初、サイボーグ→burgでVault That Borderline!を見たが
当てはまりそうにもなかったし、この変換は完全に自分のミスだと思った

>>1さん直々だったんで出張ってしまいました
長々と失礼
それよりもサイボーグの解説よろしく

timeからターミネーター

>>207
いやいやいやいやいやいや……
まじだったら>>207が真

律子「正直最善手は即パスだったと思うけど、そんな安いプライドは持ってないわよね…」

雪歩(僅か1Pと引き換えに伊織ちゃんが失ったものは大きい。時間は勿論、体力。そして何より……気力)


伊織『くっそ!!何で「because」も分かんないのよっ!!』

真『聞き覚えはあるんだよ…新しい洗剤だったかな』フム

伊織『この猿人っ!!偏差値28っ!!!』


雪歩(血が昇った頭で暴れ馬(真ちゃん)の手綱を操ることが出来る訳も無く、更に時間と体力を浪費)

雪歩(そして……)


伊織「『まっすぐ』!!」


   ……ブブー!


伊織「畜………生……」フラッ……バタッ


雪歩(4問目。後に正解が『first stage』だと分かった)

雪歩(真ちゃんの『ユー!ユーホール!あー……マンション!バット!』)

雪歩(『ユー…?マ、マイナスディー…なんて読むんだこれ(減点1)イエーイ!エッグ…センキュー!』

雪歩(を最後まで解読できず無念の憤死。2Pという結果で幕を閉じたんだったね……ひっどいなぁ)ハフゥ

訂正
>>210
雪歩(『ユー…?マ、マイナスディー…なんて読むんだこれ(減点1)イエーイ!エッグ…テンキュー!』)

真「いや何でボクが隔離されなきゃならないんだよ!!」

響「妥当でしょ…伊織の意識が戻った時に目の前居たら、殺されても文句言う権利無いぞ?」

真「いやいやいや殺されたら「何すんだ!」って言わせてよ。そりゃちょっと緊張で頭わーってなっちゃったけどさ」

亜美「頭わーってなっちゃったんならちかたないねww分かんないけど分かるよ」

春香「真、イエスタデーって分かる?」

真「人をバカにして…昨日でしょ?」

   ざわっ…!!!

真「いやそりゃ分かるよっ!!いくつだと思ってんの!?」

千早「分かってなかったから聞かれたんでしょうに……」

響「偏差値20違ったら会話出来ないってアレ、マジなのかもしれないなぁ」

千早「どれだけ上質なワインでも、泥には敵わないという教訓なのかもしれないわね」

真「随分好き勝手言ってくれるね…」ヒクヒク…

亜美「そんなまこちんに汚名挽回のチャンス!サイボーグって何だったの?視聴者の兄ちゃん姉ちゃんたちソーゼンだよ?」

真「何だよ視聴者って…えぇと、問題なんだったっけ?」

響「ほらコレ。…ていうか何で忘れられるんだ」サラサラ スッ

真「あー…ほらここ、COMってあるでしょ。ゲームとかで見る敵キャラの」

真「で、ingだから走る」

春香「凄い名言が産まれている気がする…」

真「コンピューターが走ってるんだから、そりゃもうサイボーグでしょ」ドヤッ

亜美「視聴者の兄ちゃん姉ちゃん。深く陳謝致します」ははぁー

響「ほら真も。擦りつけろ、な?」

真「何でさっ!?」

現在のランキング

1位 双海亜美&三浦あずさペア 15P

2位 我那覇響&四条貴音ペア 14P

最下位 水瀬伊織&菊地真ペア 2P

P「よし!気持ち切り換えて再開して行くぞーーー!」

皆「オーーーーッ!!!」

真「…何で急にこんなノリ?」

律子「震災後の復興みたいなもんよ。無理にでも気持ち上げていかなきゃ始まらないでしょ」

亜美「震災てww」

響「トラウマ抱えた人は居るから言い得て妙だけどな」

やよい「伊織ちゃん、本当に大丈夫?」

伊織「まぁ記憶がボヤけてはいるけど、何とか……」ヨロッ…

美希「でも真クンも大概エンターティナーだよね。春香じゃあるまいし、無理に場の期待に応えなくてもいいんだよ?」

真「え?あ、あぁ。まぁそうなんだけどさ、空気に乗せられちゃったみたいなとこはあるよね」ははは

雪歩「大丈夫。それでも私は真ちゃんが好きだよ」

  コンコン

皆「!」

春香「誰でしょう?」

小鳥「お客さんが来るという話は聞いてませんが…」

P「あーしまった。そうえば今日レッスンに来るって言ってたな」

亜美「ってことはアイドル?」

P「見れば分かるさ。はい、どうぞー」


  ガチャッ


A「こんにちはーーーーーっ!!!!!」 or  B「失礼します、先輩(真顔)」


※↓先着5名の多数決でルート決定

ではルートBで。2話見ればいけるいける(慢心)

幕間クイズ
あずさ&亜美の5問目

亜美「ディス…ダ、ダメージ?あ、メンタルダメージ!ファ、ファースト…///」

亜美「あ、チャイニーズワード!うっかり!」


難度D

皆で考えてみよう!分かった人は、ネタバレしない程度に答えを言うと良いよ!
<例>「あれだろ?歌詞の最後が『?』のやつだろ」

幕間クイズ Answer
あずさ&亜美の5問目

ボード『こんなにつらい気持ち初めて感じちゃった』

曲名「思い出をありがとう」

?「……ここですね」

?「ほ、ほほ本当に私が入っちゃってもいいんですか?プロデューサーさん…」ガクガク

?「ていうか、私今さっき入社?したばかりなんだけど…いきなり出稽古って」

?「すみません…。今日私の担当アイドルを連れて挨拶に伺うのは、前々から決まっていたことで…」

?「私が渋ってたからそうなったってこと?」

?「……………」

?「そ、そんなにいじめないであげようよ。さっプロデューサーさん、扉は目の前ですよ」

?「はい。それでは……」コンコンッ


   「はい、どうぞー」


?「…………」ギュウッ…!

?「力込め過ぎ…」


    ガチャッ…


モバP「…失礼します、先輩」

765「!?」ざわっ…!!!

亜美「だ、誰っ!?その進撃の巨神兵っ!」

伊織「…後ろに要人でも控えてるの?」

響「雪歩!知り合いか!?」

P「あー気持ちは分からないじゃないが、怪しいものじゃないぞ」

P「彼は俺の大学の時の後輩だ。今は346プロダクションでプロデューサーをやっている」

モバP「…こういう者です」スッ

小鳥「あ、これはこれはご丁寧に…」

P「で、後ろに居るのが…」ヒョイッ

卯月「し、しししまむらしますっ!!失礼卯月ですっ!!」

凛「卯月、逆逆。えーと…一応346プロ所属アイドルの渋谷凛です」

P「よろしく。俺はこの765プロのプロデューサーだ」

P「他の娘の紹介は必要かな?」

卯月「め、めっそうもございません!い、いつもテレビで見てます!私頑張って応援してますっ(?)!」

春香「あ、ありがとうございます。えへへ…面と向かって言われると照れちゃうね」

響「自分達がどこかに置き忘れて来たピュアさを持ってるな…若干眩しいぞ」

卯月「あーもう駄目っ!凛ちゃん後ろに隠れさせて!」ヒュバッ

凛「わっと。いや緊張し過ぎでしょ、私達より歳下の子もいっぱいいるのに…」

亜美「んっふっふーん。そちらのギャル姉ちゃんはなかなか肝が据わってるようですなぁ」

真美「だがしかし芸能界の掟は芸歴が全て!ペーペーのアイドルは先輩に弄くりまわさせてもらうよ~!」ワキワキ

凛「はぁっ!?なっちょっ止め…!」
 

 わいわいがやがや  あはははははっ


モバP「…流石は先輩の所のアイドルですね」

P「俺が何した訳じゃないけどな。あれ?前飲んだ時、3人連れてくるって行ってなかったっけ?」

モバP「…すみません。本田さんは今日、学校の追試があって来れないと連絡がありまして……」

P「…教科は?」

モバP「?えぇと、たしか……英語、と言っていましたね」

モバP「何故そんな悔しそうな顔を……?」

※『~~』はモバPの名前を指します


P「いやーでも流石~~が見込んだアイドル。二人共可愛いね」

765「っ!」

卯月「そ、そんな。765プロのプロデューサーさんが私なんかを…」アセアセ

凛「……どーも」

P「~~から話は聞いてたよ。すっごい可愛くて良い身体してる子見つけたから、ゆくゆくは絶対俺のオンナにって…

卯月・凛「!?」

モバP「先輩…………」ずいっ…!

P「わ、悪い悪い。軽いジョークだよジョーク、ごめんな二人共」

卯月「な、なんだ冗談ですか~…」ほっ ドキドキ

凛「…危うく通報する所だった」ハー

P「でも実際、二人は素質あるよ」

P「これから磨いていけば、きっと今のウチのアイドルを越える力を付けることが出来ると思う」

765「っ!!」

P「一目見ただけで何適当言ってんだと思うだろうけどね」ははは

モバP「いえ…心強いです。ありがとうございます、先輩」ペコッ

卯月「き、期待にこたえられるように私頑張りますねっ!」

凛「ま、やる以上は誰にだって負けるつもりはないよ。精々、越えがいのある壁になれるよう頑張ってよね」

卯月「ちょ、ちょっと凛ちゃん…!」

P「…………」ほう…

P「………ねぇ、君達さえ良かったらなんだけど」

凛「?」

卯月「はい?」

P「良かったら、765プロに――


    ずいっ(割り込み)


卯月「わっ!プ、プロデューサーさん?」

凛「…………」パチクリ

P「…まだ二人への話の途中なんだけど、どいてくれないか?」ニヤッ

モバP「……すみません、先輩。それは聞けません」

P「在学中にあれだけ世話してやった先輩の頼みだぞ?」

P「~~がいつも言ってる恩返しの時は、今なんじゃないのか?」ニヤニヤ

モバP「……何も無かった自分に、道を示してくれた先輩には、本当に感謝しています…」

モバP「彼女達にとっても、夢を叶えるには…先輩に付いて行った方が、ずっと近道なんだろうと思います…」

凛「ちょっと、何勝手なこと言っ…「けれど」



      「――彼女達を見つけたのは、私です」



凛・卯月「―――っ!」

モバP「彼女達の担当プロデューサーの座は、誰にも譲る気はありません…」

モバP「……大変申し訳ありませんが…ご勘弁ください」ペコッ…

P「……くくっ…あーはっはっはっは!!」

モバP「先輩………?」

P「ホント変わらねえなぁ。冗談だよ冗談、誰が大事な後輩の虎の子横取りするかっての」ポンッ

モバP「冗談…………なるほど。流石は先輩」


凛・卯月「「…………///」」

P「また悪かったね、二人共」

卯月「い、いえ……」ドキドキ

P「恐らくご存知の通り、ちょっと…だいぶ変わった奴だけど」

P「掛けられた信頼には絶対に応える男だ」

?「ピヨォッ…!!」ブシュッ!!

P「これから色々大変なこともあるだろうけど……よろしく頼むよ」ニコッ


2人「「…………」」コクッ…

まぁ勿論丸ごと蛇足なのだけれど、衝動は抑えられないということで一つ。

幕間クイズ
伊織&真 4問目

真「ユー!ユーホール!あー……マンション!バット!」

真「ユー…?マ、マイナスディー…なんて読むんだこれ(減点1)イエーイ!エッグ…センキュー!」


この発言に至った思考の流れを解読せよ(部分点アリ)

難度C


曲は「first stage」です。さぁ皆で考えよう。

「野暮い弁明」
参加型のノリで書いてるので、解かれ続けて(自分の中の設定の基準内とはいえ)ムキになって難度上げちゃったのはあります。
基準内と言っても大分ギリギリ攻めてるので、やり過ぎだと思う人が出るのは仕方ないよなぁと。
それがもし不快に思われたのなら、申し訳ありません。
ただ、特定のアイドルを貶める意図は全く無いことだけはご理解いただけると幸いです。

>>243に関しては、SSの待ち時間(?)用に作った皆でワイワイやる用のあくまでオマケで
それぞれが解けたり解けなかったりを楽しんでもらえたらな、と考えたものなので(その為には正解が明示されると、以降の人が挑戦出来ない)
SS本編に関して、答えを言わないで下さいと言った訳では無いです。分かりにくくてすみません。
まぁスパッと答えだけ当てられて流れ終わるのも寂しいので、どう考えて至ったかとかは聞きたいという気持ちはありますが…。

長々すみません。作成に戻ります。

幕間クイズ Answer
伊織&真の5問目

真(ボードは『あなたはいつでも優しい微笑みくれる』雪歩のfirst stageの1フレーズだね)

真( どうも伊織は調子悪いみたいだから、ここはボクがフォローしないと…!)

真(あなただからユー!念押しでホール(穴)も言っとこう!)

真(で、次は『はいつでも』…一気には無理だね。ここは分割して攻めるのが得策)

真(ハイツ○○っていう建物見たことあるな。でもはバット!)

真(後半戦…優しいかぁ……ナイスガイでナイスとかじゃないだろうしなぁ)

真(優…ゆう……ユー…でとりあえず乗り切るとしても、『しい』って訳しようがないよ。Pも無茶言うなぁ)ハァ

真(デリシャスからデリを引いて、シャス…?いや流石にそれは……ならむしろアルファベット順か…!?)

真(ぐっ!頭を英語モードに切り替えてるのにここで難しい漢字なんて…!)

真(い、いや落ち着けボク。流石に『微笑』は分かる分かる、けど多分スマイルじゃ駄目なんだろうしなぁ)

真(ドカベン5ナンバーじゃ伊織には通じない…っ!ヘタに時間使うよりここは無視だ!勢いで押し通る!)

真(『みくれる』…一難去ってまた一難だ。でもいっても『み』の部分はお釣りだから、ここで分けるべき)

真(『み』…漢字で当て嵌めるなら『実』か。それなら後半の『くれる』にも繋げ易いし)

真(でも実って言われてもな…フルーツは大体そのままだし……あ。鶏で考えたら、実は卵に相当する……!?)

真(ラスト『くれる』!これは楽勝だ!説けたよ伊織っ!)

P「待てよ、いいこと考えた。だったら~~が765プロに来てくれれば良いんじゃないか?」

卯月「えぇっ!そ、それは今度は私達が困っちゃいますよー」

P「いや、勿論島村さん達も込みでね。ほらこれで問題無し、早く今のトコに辞表書いてくれな」ポムッ

モバP「いえ……何度も申し上げましたが、自分はあえて先輩とは別の…」

P「何でだよ~。俺が激務に死にかけてる時、何度~~の顔を思い出して希望を繋いで来たと思ってんだ…」頭グリグリ

?「ピヨオオオオォッ…!!!!」ブシュゥッ!!!!

モバP「先輩にそう言って頂けるのは、本当に嬉しいのですが……」ポリ…

P「さっき冗談とは言ったが、島村さんと渋谷さんをプロデュースしてみたいと思ってるのは本気なんだぞ?」

P「こんないつざ――」ガシッ

P「ん?」クルッ


765「……………………」ゴゴゴゴゴゴゴ


     

P「ど、どうした?春香」タラリ

春香「すみません。私達、ちょ~~っと奥の部屋でプロデューサーさんとお話があるので」

春香「少しの間待っていていただけますか?」

凛「う、うん……」

春香「失礼します」ぐいぐいっ!

        パタン


「どういうことですかプロデューサーさんっ!!」「わたくし達という者がありながら…痴れ者っ!」「たしかに可愛い子でしたけど…」
「若ければ誰でも良いのかっ!?」「プロデューサー、わたしたちにはもう飽きちゃったんですか…?」「ただでさえ手が回ってないっていうのに…」
「誰があんなペーペーのガキ共に追い越されるって…?」
「い、今のって言ったろ?だから越されないようにこれからも頑張ろうって言う…」「そんな詭弁で誤魔化されませんからねっ!」
「…一度聞いてみたかったんですけど、Pが一番素質があると思ってるのは誰なんですか?」「あ、それボクも気になる!」


 わーわー! ぎゃーぎゃー! 


卯月「なんか…凄いですね」あはは…

凛「先輩サンは一人であの人数プロデュースしてるんでしょ?アンタも頑張らないとね」フフッ

モバP「……………」ポリ…

     
 そんで

モバP「…歌詞英訳ゲーム……?」

凛「海外ライブ…そんなこと出来るんだ。流石有名事務所…」

卯月「また更に次のステージに昇って行こうとしてるんですね!流石765プロオールスターズ!」

亜美「いやぁまぁそれ程でもあるよね」ンフフ

真美「ぶっちゃけもう日本でやることはやり尽くしちゃってるカンジあるしねぇ」

律子「アンタ達…」

卯月「トップアイドルの皆さんなら、このゲームでもきっと凄いスコアを出してるんですよね!」

卯月「あこが…な、なんで皆さん一斉に目を逸らしたんですか?」

凛「で…今はそのゲーム、というかレッスンの途中ってことですか?」

P「あぁ。今3組目が終わった所で、丁度折り返しだね」

凛「じゃあいつまでも邪魔しちゃ悪いですね。プロデューサー、そろそろお暇しよっか」

モバP「渋谷さん、そういう話は私が…しかし、たしかにそうですね。先輩、それでは…」

亜美「えーもう帰っちゃうの?折角来たんだからもっとゆっくりしていってYO!」

美希「ミキ、プロデューサーの大学時代の話とかちょっと興味あるの」

春香「あ、それ私も…!」

P「…………」フム

P「じゃあ、二人にも参加してもらおうか」

凛・卯月「「えっ?」」

P「~~。以上がこのゲームのルールだ、分かったかな?」

卯月「は、はい…なんとか…」ドキドキバクバク

凛「…なんでこんなことに。私まだダンスも何もやったことないのに……」

モバP「…何事も経験という言葉があります」

モバP「このレッスンを受けることで、今迄と別の世界が広がっているかもしれません」

凛「そうは思えないけど…ま、一応踏み出してみるって決めたんだし、やるだけやってみるか」フゥ

卯月「だ、大丈夫だよ凛ちゃん緊張しないで!私が頑張って付いてるからっ」

凛「頼りにしてるよ」

春香「でもプロデューサーさん、これって問題は私達の曲しか入ってないんですよね?」

P「あ~そうか。そもそも何の曲か知らない可能性があるか」

卯月「いえ、私は765プロさんの出している曲なら全部把握していると思います!」

美希「へー凄いね。ミキは多分いくつか忘れてるの有りそうなの」

律子「おい」

凛「私も卯月が貸してくれたCD聞いてるから、曲名は無理でもフレーズは多分大体覚えてると思います」

P「なるほど、じゃあ渋谷さんは曲名が分からない場合は歌っても可ということにしようか」

P「ちゃんとリズムや音程が合っていれば正解、と」

凛「了解です」

亜美「じゃあはるるんはコレ出来ないね」

春香「どういう意味かな…?」

卯月(曲の知識もだけど、凛ちゃんはまだ中学卒業したばっかりの1年生)

卯月(ここは私が1年お姉さんとして頑張らないと…!)

凛(言っちゃアレだけど、卯月ってあんまり勉強出来そうなタイプじゃなさそうだよね)

凛(ここはちょっと齧ってる私がリードしていかないと)

凛&卯月コンビ 先手回答者:凛

P「3、2、1…スタート!」

凛「お願いします」

P「第1問!」トンッ

ボード『乙女よ大志を抱け!! 夢見て素敵になれ』

凛「んっと…」

響「1問目。まずはお手並み拝見って所だな」

真「まだ新人なんだし、温かい目で見てあげようよ」

亜美「風貌はヤンキー気味のギャルのしぶりん。その実力は如何に…」

響「しぶりんて。まぁあっさり解かれたら立つ瀬が無…

凛「…やっぱコレならこうだよね」ボソッ

凛「Girls,be ambitious! Become nice to see the dream」

卯月「!」ピーン!

P「はい、島村さん!」

卯月「『乙女よ大志を抱け!!』です!」

  ピンポーン!

凛「ナイス、卯月」スッ

卯月「凛ちゃんこそ!」パンッ!


モバP「……良い、感じです」

765「…………」アセ

卯月「ヘ、ヘイ!レッツイート!メニー!イットイズ プライズ フォー アーリー ゲッツアップ!」

凛「さ、さぁいっぱい食べようよ♪早起きできた ごほうび♪」カアッ ピンポーン!

凛「~が欲しい。Kneel down right there!」

卯月「ゼアーでダウン…『I want』!」ピンポーン!

卯月「マイ ラブハート、えぇと…心の印?、キ、キスキスキスキス…///」カアッ

凛「こ、こいごっころ♪ハートマーク Chu♪Chu♪Chu♪Chu♪Chu♪」カアアッ ピンポーン!

凛「も、もうっ!何でこんなのばっかり…!///」


モバP「……良い、感じです」

小鳥「然り」ニヨニヨ


  そして

凛「チョチョチョイチョロイよ チェンジザワールド♪かーってにルールつくっちゃおー!♪」(やけくそ)

卯月「オー!」

   ピンポーン!

P「そこまで!渋谷さん&島村さんコンビの点数は……32ポイント!」

765「」

凛「ふう…」

卯月「はーーっ緊張しました~。ごめんね凛ちゃん、むしろ私の方が助けてもらっちゃって」

凛「卯月は頑張ってたよ。私はもうちょっと出来るかと思ってたんだけど、いくつかミスっちゃったし…流石に甘く無いね」

春香「お、お疲れさまー二人共…」

卯月「お疲れさまです!すみません天海さん、お見苦しいものを…あ、凛ちゃんは違って私だけなんですけど!」

凛「いやそのフォローむしろ辛いから…」

凛「先輩達はこれスラスラ解いてるんですよね?凄……ってなんでまた全員一斉に目を…?」

伊織「…ねぇ、そこのデカいの。名刺くらいもらっておいてあげてもいいわよ?」

律子「待ちなさい」ガシッ

凛「…ちなみに、私達の点数って何位くら「さーて次に行きましょうかプロデューサーさん!」

雪歩「そ、そうだね!折角来てくれてるのにお待たせしちゃ悪いですもんねっ!」

凛「…………」(察し)

卯月「そんな、私達のことなんてお気になさらずに…」

凛「…私はアイドルになっても勉強頑張ろう」ボソッ

卯月「?」

凛「そうえば、プロデューサー。どうだった?私達の初レッスンは」

モバP「良い、感じでした」

凛「もっと具体的に。どこが良いと思ったの?」

モバP「……………照れ顔、です」

凛・卯月「!?」ボムッ!!

響「しっかし息ピッタリだったな。自分の曲でも無いのにホント凄いと思うぞ」

千早「そもそもどういうゲームなのか完全に見失ってた後だけに、在るべき姿を示してくれたのには感謝すべきね」

凛(…ホント何があったんだろ)

P「俺達もルーキーに負けてられないな、次のペアいくぞー」

亜美「今残ってるのダレだっけ?」

貴音「春香、千早、雪歩、やよい、真美、美希の6人ですね」

響「二人を抜けるとしたら、千早&雪歩位か…?キッツいなぁ」

春香「…………」どっどっどっど

真「何て顔してるのさ春香」

春香「だ、だってこの流れで次やることになったらと思うと…ハードルの高さが半端じゃないよ」チラッ

卯月「…………」キラキラ わくわく

真「あー…」アセ

やよい「お、お腹痛いです…」キリキリ

千早「大丈夫よ、高槻さん。水瀬さんが駄目でも私が居るわ」サス… 


P「後半一発目の4組目は…この二人だ!」

この二人→今日の最後に出た名前&明日の最初に出た名前

P「四番手!春香&やよいっ!」

春やよ「」

美希「狙い澄ましたみたいに…流石春香なの」

響「やよいが巻き込まれたのは不憫だなぁ」

春香「私の所為みたいに言うの止めてくれる!?」

やよい「ど、どどどどうしましょう春香さーん!」ナミダメ

春香「だ、大丈夫だよやよい!さっき伊織が言って様に、一生懸命やれば何とか体栽は…!」

伊織「いや、アンタ(春香)はある程度結果出さなきゃヤバイわよ?仮にも高二で、やよいみたいに他に秀でたとこがある訳でも無いんだから」

春香「何故追い詰められてる人間を追い詰めるかなぁ!?」


雪歩「…ちなみに、春香ちゃんの英語力ってどんな感じ?」

千早「前に一緒に街歩いている時に、外国人に家電量販店の場所を聞かれた事があるんだけど」

千早「その時は慌てふためいて、ディスイズ ハウスサンダーチョップって言ってたわね」

真美「威力120の電気物理技。命中80でPPは5、反動アリってトコかな?」

P「それじゃあ二人共、準備はいいか?」

春香&やよいコンビ 先手回答者:春香

春香「ど、ドントウォーリーです!」

やよい「とにかくがんばりますっ!」

P「その意気や良し!ゲームスタート!」トンッ


響「まずは春香の英訳か」

千早「かなり緊張してるみたいだけど大丈夫かしら…」


春香「えーっと……」

春香「さ、サニーアンドレイン!アフター、メイド ザ レインボー!」

響「晴れと雨で……あぁ。言いたいことは分かるね」

伊織「高二の英語力では無いと思うけどね」

卯月「やよいちゃんに分かりやすい様に、あえてシンプルな英訳を…流石春香さん!」キラキラ

凛「…そうなの?」ジト

真(虹色のメイドが後ほど…!?そんな歌詞あったっけ……)

春香「あ、後は…」

春香「ハート アンド ドリーム メイド ザ フューチャー!」

真「またメイド!?二人目が出てくるの!?」

春香「そのメイドさんじゃないから!」

P「春香、減点1」

春香「えぇっ!?」

千早「どうして高槻さんの邪魔をするのかしら…?」ビキビキ ググッ…!!

真「ご、ごめっ…くるしっ……!」

伊織「春香も関係無い野次に反応して減点されてんじゃないわよ!!」ぷんすか


春香「ご、ごめんやよい!」

やよい「いえ、大丈夫です」

やよい(落ち着いて落ち着いて。焦らず、何回も確認して……よし、やっぱり!)ピーン!

P「はい、やよい!」

やよい「『キラメキラリ』です!」

    ピンポーン!

ボード『晴れがあって 雨があって さあ虹がデキル 心と夢で 未来がデキル』

響「よし!それでいいぞやよい!春香に惑わされず落ち着いてなっ!」

伊織「春香からは大して難しい英単語は出て来ないわ。やよいなら十分殺せる相手よ!」

千早「春香!今度高槻さんの足を引っ張ったら許さないわよ!」


春香「誰か一人くらい私のことも応援してくれないかなぁ!?」

やよい「はい!頑張ります!!」

P「じゃ、第2問」トンッ

やよい「……………!」スウッ

やよい「ぶるーすかい しーあっぷ きゃっちはんど!」

やよい「でぃす ぶるーすかい いず しゃいにんぐ!」

何か口に×マークのマスクを無理矢理付けられてるイメージ


真「ぷはっ…ちょっ、いくらなんでもヒドイよ二人供!」

千早伊織「「」」ギロッ

真「………はい」モドシ


みたいな

響「よしよし、いいぞいいぞ。全然分かるぞ」

千早「それ以前に高槻さん可愛い…」ハフゥ

伊織「春香は何をモタついてんのよ、せめて二言目には押しなさいよね…」


春香「えーとえーと、青い空で海だから…」ピーン

P「はい、春香!」

春香「『神SUMMER!!』」

    ブブー!

伊織「あぁん!?」

響「何聞いてたんだ春香コラァ!!」

千早「プロデューサー!臨時代走はアリですか!?」

卯月「み、皆さん落ち着いて…」オロオロ

凛「…凄い人望なんだね」

春香「あ、そうか!『The world is all one!!』!」

  ピンポーン!

ボード『空見あげ 手をつなごう この空は輝いてる』


P「第3問!」トンッ

春香「ッ!読み上げ系スペシャル問題…」アセ


あずさ「読み上げ…。本来なら比較的易問だけど…」

伊織「…………」


春香「い、いくよやよい!」

やよい「はいっ!」

春香「アイ ウォントュー チョーシング マイ オゥン? ステージ オブ ライト」

春香「エンデュランス イズ ビューティー?ドュ― ユアー ベスト ミー! ナウ!」

伊織「まぁ…発音はゴミとはいえ、とりあえず春香にしては上出来…」

あずさ「は、発音もそんなに悪く無いと思うわよ?」

伊織(後はやよいがどこまで繙いていけるか…)

二人の懸念は、チームプレーが重要なこのゲームにおいて『読み上げ』問題は
唯一解答者側が完全な自力で攻略せねばならないという事に起因する。

伊織(春香に出来るかどうかはともかく、他の問題なら回答者は解答者のレベルに合わせて)

伊織(英単語をセレクトすることで、正解へと導くことができる)

あずさ(でも用意された英文を読むことしか出来ない『読み上げ』では、それは出来ない)

あずさ(精々聞き取りやすい発音を心掛ける位が関の山…。解けるかどうかはやよいちゃん自身の単語力に掛かってくるわ)ゴクリ


やよい(そこに2回ひざまづいて…?凄く歌う私の上……?)コンラン

やよい(だ、ダメダメ落ち着かないと!)スゥッ

やよい(ステージと光…。えんでゅらんすは美しい?)

やよい(ドゥーはたしか『~する』だから、あなたのベストを私する…?渡すなら分かるけど、それは日本語で同じだけだからヘンだよね…)

やよい(それで、なう……あれっ!?なうってどういう意味だったっけ!亜美達がよく言ってるのに…!)アセアセ


響「困ってるな…」ムゥ

千早「高槻さん、パスという選択肢もあるのよ!」


春香(うぅっ、助けてあげたいのにこの問題だと何もできない…千早ちゃんの言う通り、パスするのもアリ…?)

やよい「うぅ……」グスッ


   「情けない顔してんじゃないわよ!」


やよい「っ!伊織ちゃん…?」

伊織「さっきも言ったでしょ、大事なのは一生懸命に挑むこと」

伊織「今ベストを尽くすことが出来てれば、それだけでやよいは100点満点よ」ニコッ

やよい「――-っ!!!」はっ!

やよい(今……ベストを…)カッ!!


響「やよいの目の色が変わった!」

千早「高槻さん…!」

伊織「…………」フフッ

P「……伊織、減点1」ボソッ

伊織「はっ今更ヘでもないわよ。……ありがと」

あくまでPの訳やから…(震え声)

やよい(ベストを尽くせ…がんばれ私!今!!)

やよい「ありがとう、伊織ちゃん」ボソッ

やよい「『私たちはずっと…でしょう?』です!」

    ピンポーン!

ボード『I want to try choosing my own stage of light.
    Endurance is beauty? Do your best, me! Now!』


――高槻やよいは、同年代と比べてもお世辞にも学力は高いとは言えない。


やよい「わ、私達は人間漏れ…二人のダンスは…二班で…お疲れ様の彼女は救急車……?」

春香「…………」タラリ


――普通の子供が勉学に費やす時間を、彼女は物心付く前から与えられていなかったのだからそれは当然とも言える。

春香「だ、大丈夫だよやよい。まずWeで、それで……」ムムム

伊織「………きy

――けれど

やよい「もうちょっとだけ待ってください、春香さん」

伊織「!」

やよい「この単語、授業で見たことあるはずなんです…今、今がんばって思いだしますから…!」


――けれど。日常で、芸能生活で、困難に遭った彼女の『経験』は同年代の比では無い。
 
――その中で彼女は、いつだってまっすぐに立ち向かって行った。誰もがいつしか狡く立ち回り、回避することを覚える中で

――愚直なまでに全力を振り絞り続ける彼女の瞳は、どこまでも純粋で一片の濁りも無い。

――その姿は唯一人の例外も無く、見る者の胸を打つ。


千早「高槻さんファイトっ!」

響「やよいならきっと出来るぞ!」

伊織「…………ホント、敵わないわね」ポソッ


――惹き付けられた者達は、その純粋さに応える様に無私の声援を送る。


あずさ「残り10秒…」ギュッ…

やよい「うっうー………あっ!!」

やよい「思い出しましたっ!!春香さん、最後の所はアザーピーポー!『他の人達』ですっ!」


――そして彼女は更に、それに『応える』

――ゲーム終了を告げる笛の音が轟く、その瞬間よりも少し早く。大応援団が歓声を上げながら彼女の周りを取り囲む。

――誰よりも弱く強い太陽の少女は、その温かい円陣の中で、はにかむ様に笑った。






春香「…いや、私も頑張ったんだけどね?」

天海春香&高槻やよいペア 獲得ポイント18P(暫定二位)

現在のランキング

1位 渋谷凛&島村卯月 32P

2位 天海春香&高槻やよい 18P

3位 双海亜美&三浦あずさ 15P

4位 我那覇響&四条貴音 14P

最下位 水瀬伊織&菊地真 1P

春香「そりゃ勿論やよいはすっごく頑張ってたけれど!」

春香「残り数秒のあの状況でラストの『Colorful Days』当てたことくらいは評価してくれても良いんじゃない!?」

第8問
ボード『We have a bit more confidence than other people』(意訳問題)

響「まぁ、実際そこは大したモンだったよな」

伊織「色々差し引きゃ結局は赤字よ。やよいにとって丁度良いアホさ加減だったってのは評価してもいいけどね」サラッ

春香「ぐぬぬぬぬぬ…!」

やよい「そんなことないよ伊織ちゃん。春香さんの英語、すっごく分かりやすかったです」ぺかー

春香「そ、そうかな…///」

千早「春香、今日家に帰ったら中学校の教科書を探した方が良いわ」

春香「今褒められたのに!?違うからね、あくまでアレだった所はやよいに合わせてたのであって…」アセアセ

美希「春香、みんな分かってるから無駄なの」あふぅ

律子「さて、長かったこのゲームもいよいよ後二組ね」

あずさ「今残ってるのは、千早ちゃん、美希ちゃん、雪歩ちゃん、真美ちゃんの4人ですね」

貴音「なかなか興味深い4人が残っておりますね」

響「どっちかには先輩の意地見せて欲しいトコだよね。勝てはしないまでも、何とか絡む位は…」

凛「あ、やっぱりそうなんだ」

卯月「?どういうことですか?」

千早「心配要らないわ。最後の砦は、私が務め上げてみせる」

亜美「カッコ良いけど千早お姉ちゃん既に減点2食らってるんだよね?」

千早「くっ……」

やよい「え?何でですか?」

伊織「気にすることじゃないわ。結局2回とも全く伝わってなかったから千早がアホなだけよ」

P「よし、じゃあそろそろ第六組。並びにトリの第七組のコンビを決めるぞ」

P「まず六組目のコンビは…この二人だっ!!」

このコンビ→このレス以降の先着2レスのコンマで決定

コンマ表
00-24千早 25-49真美 50-74雪歩 75-99美希

重複の場合は下にズレる

P「六組目は千早&美希ペア!そして自動的に七組目は雪歩&真美ペアに決定!」

千早「美希、よろしく頼むわね」

美希「やっぱりミキと千早さんになったね。春香、ざまーみろなの」ニヤリ

春香「ぐぬぬぬぬぬぬぅ…」

真美「残り物に福があった!オーラスで一気にぶち抜くよ雪ぴょんっ!」

雪歩「残り物って…う、うん。頑張ろうね、真美ちゃん」

小鳥「ちはみきに嫉妬する春香ちゃん…!もはやこれは芸術を越えた何か…!」ブシュッ

小鳥「ゆきまみを発明した人には、どんな賞を与えれば釣り合うのか…!?5歳差の背徳感がもぅ…!」ボタボタ

響「んー結局千早&雪歩は叶わなかったか。これは敗色濃厚かなぁ」

貴音「…美希の才気なら或いは」

伊織「癪だけど、私も貴音と同意見ね。実際どうかは知らないけど可能性は感じるわ」

卯月「如月さんと星井さんのユニットなんて、なんて贅沢な…!」

凛「…たしかに、雰囲気は感じるね」

美希「あはっ☆皆の視線クギヅケって感じだね。千早さん、目標は何ポイント位にしとく?」

千早「数字を据えることに意味は無いわ」

千早「これから私達の持ち得る全力を絞り尽くして、出た結果が目標ポイントよ」

美希「さっすが千早さん。何となくカッコ良い気がするの!」

千早「それと…今後の為にも、教えてあげないとね。アイドルは凄いんだってことを」チラッ

凛「…………」

P「第六組。準備はいいか?」

千早&美希コンビ 先手回答者:千早

千早「いつでも」

美希「ミキもオッケーだよ。久しぶりにホンキ出しちゃうからね~」グルグルッ


律子「千早と組ませるとやる気出すのよね。ユニットで活動させてみようかしら…」

響「折角だし、海外ライブは今回組んだ二人でデュオやるっていうのも面白いんじゃない?」

伊織「いいわね。丁度バックダンサー使いたい曲があるのよ」

真「歌う歌う!ボクも!」


P「ゲームスタート!」トンッ

千早「…………」

P(開幕から和訳のスペシャル問題。しかもかなり難しい英文だ、流石にこれは千早でも苦労し―

千早「『熱く燃えてく花火見たく 思いに焦がれてる思い立ち向かえ』」

皆「!?」

美希「『DREAM』なの!」

  ピンポーン!
  

亜美「えっ!?い、今何が起こったの!?」

真美「千早お姉ちゃん今日本語で歌詞言っただけじゃん!反則でしょ反則!減点8!」

伊織「…様子を見るに、和訳のスペシャル問題だったんでしょ」

伊織「英訳された歌詞を元に戻した。それだけのことよ」

春香「そ、それだけってあんな短い時間で……」

律子(和訳問題は回答者がちゃんと答えれば難易度ゼロって言ったのは本人だったかしら…見事に証明してくれたわね)


美希「さっすが千早さん。ミキも負けてられないの」

P「だ、第2問!」トンッ

美希「んーと、this up roadで、クライムでループ」

美希「I feel you by me とか何かそんな感じなの」

千早「はい!」ピーン!

P「別に手は上げなくていいぞ。はい、千早!」

千早「『隣に…』です!」

  ピンポーン!

春香「あっというまに8P獲得…」

亜美「これなんてヌルゲー?」

律子「美希は完全にノリだけでやってるわね。それで何とかなるのが凄い所なんでしょうけど…」

伊織「あれ位でも案外通じるモンではあるしね」

凛「凄い…」ゴクッ

卯月「はい!流石は765プロの蒼き歌姫です!」

凛「…………」ピクッ


P「続いて、第3問!」トンッ

千早(今度は普通の英訳ね。大丈夫、落ち着いて…)すぅっ

千早「there have been…♪」

皆「あっ」あっ

千早「えっ?あっ……!!」

美希「分かったの!」ピーン!

P「ハイ、美希」

美希「『眠り姫』なの!」

 ピンポーン!

P「正解。千早、減点4」ニコッ

千早「くっ…!」

響「そりゃ歌ったらそうなるよな」

真「今のはボクも分かったよ!」

真美「あはははっww千早お姉ちゃん力入り過ぎちゃったみたいだねww」

春香「ふふっwwわ、笑っちゃ駄目だってw」

伊織「持ち歌だったのもあるんだろうけどね。…なんかこんなのばっかになりそうねこのペア」

亜美「しかも素点3なのに減点4ってww貫通しちゃったww」

小鳥「Pさん、インテン…アンスポーツマンライクファウルのポーズ取ってるわね。芸が細かい…」

真美「競技への侮辱行為扱いww」

やよい「このゲームってスポーツだったんですか?」

卯月「そ、それだけ歌に真剣ってことですよ!ね、凛ちゃん!」

凛「アイドルって変わった人多いんだね」

千早「I want more more more♪ more」

P「減点2」

千早「なっ!?」


亜美「またwww」

真美「明らかに今三つ目のmoreだけ歌ったよねww」

春香「抑えようとはしてるんだけど、つい出ちゃうんだろうねw」

貴音「思いがけない所に落とし穴があるものですね

訂正
>>431
貴音「思いがけない所に落とし穴があるものですね」

美希「千早さんドンマイなの!『いっぱいいっぱい』!」

  ピンポーン!

ボード『ねえ いっぱい いっぱい いっぱい いっぱい あなたの声を』


響「これで7問正解か。何だかんだでペース自体はかなり良いよね」

春香「千早ちゃんがガンガンヒント出すから、美希が答える時間は殆ど無いもんね」

春香「点にはあんまり繋がってないけど、これはこれで一つの戦法なのかも」

雪歩「それは流石に当初の目的とズレ過ぎなんじゃ…」

伊織「残り1分半…微妙な所ね」

予想外の形で減点ラッシュを受けることとなった千早&美希ペアだったが、
二人の実力の総合点が群を抜いていることは紛れも無い事実。
知識の千早とセンスの美希による圧倒的な回答スピードで、減点を霞ませるペースで加点を積み重ねていった。

美希「取られる以上に獲ればいいだけの話だって思うな!」

P「スペシャル和訳!第10問!」

美希「ん~……っぽいな」ボソッ

美希「カンだけど『何度も離れた夜 選んできたけど まぶしい朝 一緒に見たい!』のトコ?」

千早「『Vault That Borderline!』」

  ピンポーン!

春香「勘て。それで当てるて」

響「ホントずっるいよなぁ美希は…」

  そして

美希「present for youでワンダフォーな幸せ」

美希「スパークリングな笑顔が、えーと…オーバーウォーターみたいなノリなの」

千早「……『ステキハピネス』!」

  ピンポーン!

P「そこまで!」ピピーッ!

P「千早&美希ペア、得点56に減点16で……獲得ポイントは40っ!!」

美希「ふー……」

千早「お疲れ様、美希。美希のお陰で、ベストを尽くすことが出来たわ」

千早「ありがとう」ニコッ

美希「……っ!うんっ!どういたしましてなの!」

亜美「圧倒的トップーーーーっ!!!」

真美「千早お姉ちゃんぱねええええっ!!!」

やよい「美希さんも凄かったですっ!おめでとーございます!」


  ワーーッ!!  パチパチパチパチッ  やんややんや


凛「…………」

凛(正解数だけじゃない。あの英訳のセンス…時間があったとしても、私に出来る?)

卯月「いやーホントに凄かったね~。二人の息もピッタリで…」

凛「卯月、頑張ろうね」

卯月「えっ?は、はい!でもどうして急に…」

凛「何となく。行くよ、プロデューサー」

モバP「?いえ、ま…っ!」

モバP「…レッスンルームは予約しています。しっかりと復習しておきましょう」

凛「うん……!」

亜美「しぶりん達行っちゃったね。後一人なんだし最後まで見てけば良かったのに」

真美「その後で一緒にゲームしようと思ってたのにな~」

伊織「…大事な用事でも思い付いたんでしょ。全く、千早もめんどくさい真似してくれるわねぇ」

千早「私はあまり気が長い方じゃ無いから…同じ事なら、早い方が良いわ」

春香(…私も、頑張らないとね)

P「さて、じゃあいよいよラストチャレンジャーだな」

真「雪歩と真美だね。ファイト!」

雪歩「ううぅ…ホントに今からやらないと駄目?」

律子「そりゃ他に居ないんだから駄目でしょ。別に大トリだからって盛り上げなきゃいけない訳じゃないんだから」

真美「そうだよ雪ぴょん!同じこと7組も繰り返してるんだから、そりゃ後の方はやることなくなってマンネリってグダって当然だよ!」

伊織「何の予防線なのよ何の…」

響「まぁ、貴音とか真が序盤で出てる時点で番組としてはアレだよなー」

春香「せめて最後の順番が逆なら、収まりも良かった気はするけどね」

亜美「そもそも真美が劣化亜美みたいなトコあるから、真美が後だとそこでもう厳しくなるよね」ニシシ

真美「何だとぉっ!そこまで言われちゃ黙っちゃいられねえ!」

真美「雪ぴょん、ゆきまみやるよゆきまみ!ほら、夜は妙にSになる顔とか出して!」

雪歩「そ、そんな急に取って付けた事しても…」

伊織「もう無理しなくていいから、バーっとやってサーッと終わっちゃいなさいよ」

P「じゃーラスト始めるぞー」

真美「真美は諦めない!絶対ラストに相応しい盛り上がりを見せてみせるよっ!」

P「ゲームスタート」トンッ

※特にありませんでした。

萩原雪歩&双海真美ペア 獲得ポイント12P(七人中六位)

真美「いや真美相当頑張ったよ!?減点10食らったアレは兄ちゃんが悪いって!」

雪歩「真美ちゃんうるさい…」

真美「うあうあうあうあー!ゴメンだから怒んないでよ雪ぴょーんっ!」

春香「しかも結局は真が持って行った感あるしね」アハハ…

伊織「クイズ番組は永久に出禁ね。いえむしろ家から」

真「いやまさか正解だとは思わなかったからさぁ…」シュン…

P「はいはい静かにな。それじゃ、最終結果発表~」


1位 如月千早&星井美希 40P

2位 渋谷凛&島村卯月 32P

3位 天海春香&高槻やよい 18P

4位 双海亜美&三浦あずさ 15P

5位 我那覇響&四条貴音 14P

6位 萩原雪歩&双海真美 12P

7位 水瀬伊織&菊地真 -2P


P「優勝は40P獲得っ!千早&美希ペアでした!皆拍手っ!」

 わーーーっ!  ぱちぱちぱちぱちーっ!
  

千早「ありがとうございます」ペコッ

美希「ふふーん、トーゼンの勝利だって思うな」ドヤッ

響「清々しい位のドヤ顔だな…」

美希「みんな、悔しがる必要は無いよ。ミキと千早さんが組んだ時点でこの結果は必然なの。春香はざまぁなの」

春香「いいかげん私も怒るよ!?私だって千早ちゃんと組めてれば40くらい軽く取れてたからね!」

伊織「それは無いけど、負けに納得するつもりは無いわ。真外してペア変えてもう一回やるわよ!」

真「ナチュラルにボクを外すな!やっと体があったまって来た所だから、次はボクだって…」


「まだ底があるの…!?」「次は自由に組んでいいことにする?」「じゃああずさお姉ちゃん次組んで!亜美との格の違いを見せつける!」
「まったく、ミキ達が連覇するに決まってるのにね」「た、高槻さん私でよければ…」「千早さん!?」
「そうえばあの英訳だけどさ…」「うーん、でも私はeffortの方が良いと…」「いい?不規則動詞を見分けるコツは…」



律子「…色々ありましたけど、良いレッスンになったみたいですね」

小鳥「そうですね。私にとっても、とても勉強になりましたし…」ハフゥ

P「この意欲があれば、きっと世界のどこに出しても恥ずかしくないアイドルになれるはずさ」フッ

律子「ですね…」


  「「それじゃ、今後の英語指導は(お)任せるな(しますね)」」ポンッ ポンッ
 
            「「………………っ!!!!」バチバチバチバチッ!!


                   おしまい
   

※結局赤ペン先生に丸投げすることで合意しました。


貴方は何問正解できたかな?
なかなか楽しく勉強になるゲームなので、良かったらご自分でもお友達とやってみてください!
私は居ないのでSSを書きました。

おまけ

~うづりんの帰り道~

卯月「でも、今振り返ると楽しかったですよね」

凛「そうだね。あぁいう遊びみたいな形で英語に触れたことって無かったから新鮮だったよ」

卯月「それもですけど、私、凛ちゃんと二人で初めて共同作業が出来たことがすっごく嬉しかったです!」ニコッ

凛「っ……///け、結婚式じゃあるまいし…」カアッ

卯月「えっ?あっ…ヘ、ヘンな意味で言った訳じゃないんですよ!?ただ二人で頑張れたことが…」カアッ アセアセ

凛「分かってるって、それは私も同じ気持ちだし…さ」ボソッ

卯月「凛ちゃん…」ウルウル

凛「だ、だけど負けは負け!次はリベンジ出来るように頑張るよ!」

卯月「はいっ!」


「…でも次なんてあるんでしょうか?」「それは…分かんないけど……」テクテク…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「…………」スッ ピポパ

「…お疲れさまです。今日のレッスンについてですが…はい、是非……可能なら、明日の顔合わせの……」

おまけ2

~雪歩&真美ペア1シーン抜粋~

真美「分かったぁ!『サニー』でしょ!」

  ピンポーン!

響「なんだかんだ、まぁまぁのペースで正解重ねてるな」

春香「真美の暴投が、ギリギリ雪歩の守備範囲に入ってる感じだね」

律子「これまで見てた分、慣れがあるのは有るわね。真に比べれば随分分かりやすいし」

伊織「それ言い出したら全部でしょ…。まぁでもぶっちゃけあんまり面白味は無いわね」ふわぁ


真美(ぐっ…!こんなに頑張ってるのにギャラリーから眠い視線を感じる…!)

真美(ここは一発、千早お姉ちゃんがやってた『歌詞戻し』を使って皆の目を覚まさせてやる!)ギラギラ

雪歩(順調なのに、なんでそんな血走った眼を…?)

P「第9問!」トンッ


真美「『言いたいモノ言ってみようよ 好きなら好きだって好きに叫ぼう』!」


P「!?」

亜美「なっ!?あれは千早お姉ちゃんの『歌詞戻し』!?」

千早「いえそんな技名は無いのだけれど…」

伊織「真美如きがノータイムで使える技じゃない…完全に勘で言ってみたとか?」

春香「でもそれにしては自信ありそう」

小鳥「雪歩ちゃんへの愛によって覚醒したという展開…!?」ピヨォ…!?


雪歩(真美ちゃん…そんなに私の歌のことを……!)ズキュンッ

真美「…………」フッ

雪歩「ありがとう真美ちゃん!『ALRIGHT*』!」

響「さてどうなる…!?」

貴音「正解ならば奇跡という他ありませんね」

亜美「ま、まさかだよね……」


     ピンポーン!!!


雪歩「!!」ぱああっ!!

亜美「嘘ぉっ!?!?!?」

春香「ホントにっ!?!?」

小鳥「これが愛よ!!愛っ!!」


  P「………真美、減点10」スッスッスッ(アンスポ×2+テクニカル)


皆「!?」


ボード『言いたいモノ言ってみようよ 好きなら好きだって好きに叫ぼう』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

雪歩「ふんだ………真美ちゃんのばか」ツーン

真美「ホントにわざとじゃなかったんだってばー!!」ドゲザァッ…


響(…このペア、番組だったら絶対お蔵入りだろうな)


        ホントにおしまい

Aは愛ちゃんです。

言われても仕方ないと思ってはいたけどきっついなぁ

亜内「古来より、創作者の真贋を見抜く方法は決まっています…ズバリ、『続きを書いてみよ』」キラン

成歩堂「ぐっ…」

亜内「文章の癖等、表面上は真似たつもりかもしれませんが」

亜内「物語の根幹。それが前作に比べて圧倒的に質が劣るのは紛れも無い事実!」

成歩堂「い、異議アリ!得てして続編ってそういうものじゃないですか!?初代が名作で2がゴミクズなゲームなんていくらでも…」

亜内「それは何か大きな改革を目指した場合に限ります。大体のフォーマットがあって、それをなぞるだけのゲームSS」

亜内「同一人物が書いたのなら、ここまでブッレブレなことになるはずが無い!」

成歩堂「ぐはぁっ!!」

>>1「ふえぇ…」グスグス

成歩堂「あ、亜内検事言い過ぎじゃないですか!?泣いてる美少女女子小学生も居るんですよ!?」

亜内「ふふふ…これは私としたことが、法廷に悲しい涙は似合いませぬな」

亜内「いいのですよ?所詮はたかが便所の落書き。著作権などどこにもない」

亜内「ちやほやされる為に面白かったSSの設定を盗作して続編を装ったとしても、刑事罰には問われません」

亜内「我々が求めるのはただひとつ。この騒動の終着…そして名も無き前作の製作者の名誉の為に」

亜内「盗作を認める…ただそれだけです」ファサッ

>>1「…………」

真宵「ど、どうするのなるほどくん!>>1ちゃん、ホントに本人なのにこのままじゃ…」

成歩堂(おちつけ…弁護士はピンチの時ほどふてぶてしく笑うものだ)

成歩堂(発想を『逆転』させろ…ボクがするべき証明は)

1.別に前作も大して面白く無い

2.今作は面白く無い理由がある

3.>>1は二重人格
     

安価→>>514

亜内「裁判長、皆の前で認めるのは辛いでしょうから、そろそろ…」

裁判長「ですな。ではこれにて…」スッ


     「異議アリ!!!」


>>1「!」

亜内「!」

裁判長「!」


成歩堂「…………」バンッ!

成歩堂「弁護側にはまだ提示していない『視点』があります!それを考慮しない限りこの裁判は終わらない!」

亜内「な、何を悪足掻きを…」

裁判長「…良いでしょう。弁護側、発言を許可します。ただしそれで何も変わらない様なら…」

成歩堂(一発アウトか…面白い!)

成歩堂「そもそもこの前作『P「ちゃんと歌詞の意味分かってるのか?」』の製作者は」

成歩堂「この作品はリメイク…あるいは完全版であると発言しています」

亜内「そんなことはこちらも承知。丁度vipの転載禁止騒動直後に書かれた作品ですからな」

亜内「大方手ごたえがあったのにどこもまとめなかったことが無念だったのでしょう。自己顕示欲の強いことです」

成歩堂「つまり、前作は既に完成している品に少し手を加えただけの代物。質が高いのはいわば当然です」

亜内「ぬ……」

成歩堂「一方、こちらは設定はあるもののストーリー運びは完全に1から…加えて前作でやったことはできないという足かせもある」

成歩堂「何よりカップリングと登場順は安価によるランダム…果たして、『本物』が居たとして」

成歩堂「これだけの悪条件の中で同じクオリティのものを提供できるでしょうか!」ズビシィッ!!

亜内「あれええええええっ!!」

亜内「あ、悪条件も何も、安価はそこの少女が勝手にやったこと!」

成歩堂「では、安価を使った場合の話作りの難しさは認めるのですね?」

亜内「む…そ、そりゃあまぁ…。普通なら貴音や真あたりは後に残して、最初は春真美あたりで始めたい所でしょうし」

成歩堂「なるほどなるほど。では『にしては』このSSは頑張ってるとは思いませんか?」

成歩堂「きっと前作の作者だって、この条件でここまでのものは書けやしない…ならもう仮に偽物でも本物ってことでいいんじゃないですか!?」

亜内「ば、バカげている!こんな証明が認められるわけが…」

裁判長「成歩堂くん。たしかに読者にとっては誰が書いていようが面白ければどうでもいいというのが真理でしょうが」

裁判長「告発を受けている以上、きちんとその少女が本物であると証明しなければ通りませんよ?」

亜内「そ、そうだ!そもそも安価を使わなければ話が進められない時点で創作力が無い証拠!つまりそいつは偽…」

成歩堂「異議アリ!SS中では誰もやれって言って無いのにゲストキャラを登場させるという創作力を見せている!創作力はありまぁす!」

亜内「出す意味無かったでしょうが!」

成歩堂「出したくなったからしょうがないでしょうが!文句は1話作った人に言ってください!」

真宵「まぁ実際メリットデメリットで言えば微妙だよね」

>>1「だねー」

亜内「読者を楽しませてこその作家でしょうが!奴隷たれ!」

成歩堂「それは結果です!ご機嫌伺うためにする自慰がありますか!じゃあ金をください!」

裁判長「静粛に静粛に!!議論が平行線で脱線していますよ、成歩堂くん。結局確たる証明はないのですか?」

成歩堂「匿名掲示板なんだからあるわきゃないでしょう。それは検察側も同じはずです」

亜内「ふん!私は譲らんぞ、大方ゴールデンタイムズで見て面白かったからパクったに決まっている」

成歩堂「ゴールデンタイムズ…?」

亜内「なんだ、またエレ速批判を繰り返すおつもりですか?手間的にしょうがないでしょうビジネスなんですから…」

成歩堂「亜内検事、あなたは被告人が前作をまとめで見て、それで犯行に及んだと?」

亜内「…タイミング的にそうでしょう。vipで当時見たというのなら、もっと早くに書いていたでしょうし」

成歩堂「それは有り得ないんですよ」ニヤリ

亜内「なにぃ…?」

裁判長「良いでしょう。それでは成歩堂くん、証拠品の提示をお願いします!」

『まとめで見てパクったのでは無いという証拠品は…?』

くらえ!→(P「ちゃんと歌詞に気持ちを込めて歌えよ」 - SSまとめ速報
(http://www.logsoku.com/r/news4vip/1394369496/) )
   

亜内「な、なにいいいいいっ!!!」

成歩堂「そう…たしかに被告人は、一作目で褒められて調子こいて続編に臨んだのかもしれません」

成歩堂「しかしそれはまとめに掲載されるより、速報で完全版が書かれるよりずっと前のこと!」

成歩堂「普通に落ちて未完になりましたが、原型はあったのです!つまりこのSSもまた完全版のようなもの!」

亜内「あ、あわわわわわ…」

成歩堂「――まさかタイムスリップをしたとでもお考えですか?」

亜内「ひゃおおおおおおっ!!!」バッサー

裁判長「そこまで!!」カンカン!!

裁判長「たしかにこの証拠品がある以上、盗作と考えるのは無理があります。無罪!」

成歩堂「やった…!」

裁判長「しかし、己の身勝手な衝動でつまらない物を書いたのも事実!有罪!」

成歩堂「えー」

裁判長「求刑は…次はその衝動を、良い作品を作る為に向けることです」ニッコリ…

成歩堂「裁判長…!」ウルウル

成歩堂「あれ?真宵ちゃん、>>1ちゃんは?」

真宵「飽きたから次のSS書きに行ったよ?とっくに」

成歩堂「やれやれ…とんだお転婆娘だぜ」

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