ただの魔族の少女「ボクが魔王になるの…?」 (31)

始めに

初めてSSを書きます。
思いつきで進めていくので、矛盾等あったら
すみません
そして、書きためていませんので、
ゆっくり書いていきます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420120025

魔界のとある山奥、小さな魔族の集落に
生まれ落ちた逸材。

その少女の年齢が5つになったときだった。

???「お迎えにあがりました」

突然そいつは現れた

期待

ボクっ娘だー!期待
あと初めてのssならここ読んでおくといいかも

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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417916619/)

少女「貴方は…誰?」

暗黒騎士「失礼いたしました、私は暗黒騎士と申します。魔王様直属の部下でございます」

丁寧な言葉遣いで紹介を済ませる暗黒騎士。
魔王直属、という単語に少女は畏怖を覚えた。

少女「それで…魔王様直属の暗黒騎士様が、ボクを迎えに来たのは、なぜ…ですか?」

暗黒騎士「次代の魔王様が決まりました。」

先の魔王は人間界の勇者に討たれ
とうに死んでいる。
魔族の宿願…次代の魔王誕生が遂にきたのだ

少女「それで…?」

暗黒騎士「次代の魔王様は、貴女です」

少女「え…?」

>>4
じっくり読んできました、わからないことがあったらまた見に行きます!

続きです

少女「なぜですか!?ボクは…」

暗黒騎士「そんな才能はない、などとは
言わせませんよ。ラミアの予言は外れませんから」

暗黒騎士「貴女も気づいていらっしゃるのでしょう?
溢れ出る魔力に苦しみ、灼けるような魔力の奔流に」

少女は、驚き目を見開いた。
確かに、魔力が身体の中を駆け巡り
苦しさで意識を失うことが多かったからだ。

暗黒騎士はさらに言葉を続ける

暗黒騎士「魔王になれば、魔力をコントロールする術を
学べます。苦しむ必要もありません。さあ、私と共に…!」

少女「ボクが、魔王になるの…?」

少女は再度質問する。
自分でいいのかと。
しかし、暗黒騎士の答えは変わらない

少女は暗黒騎士に近寄り、笑顔で言った

少女「精一杯…頑張るよっ!」

それを聞いた暗黒騎士は優しく微笑むと、
その場に跪いか誓う

暗黒騎士「私も、魔王様を精一杯
御守りさせていただきます!」

暗黒騎士「さて、今から魔王様の城へ向かいましょう。
ああ、移動は飛竜に乗っての移動ですので、ご安心を」

そう言われて、村外れに佇む飛竜を見やる。
確かに、野良の飛竜と違って大人しそうだ

少女「あの…村の皆に、挨拶してきていいかな?」

暗黒騎士「ええ、どうぞ。私は飛竜の所で
お待ちしております」

魔族の仲間に声をかけると、いつの間にか少女は
囲まれていた。

(※わかりやすくするために、脇役キャラなどは
魔人にします。)

魔人1「話は聞いていたよ、魔王になるんだって?」

魔人2「この村から魔王が誕生するなんて、喜ばしい
ことだ!しっかり頑張るんだぞ!」

少女「はい!」

母「私の娘が魔王になるなんて誇らしいわ…
身体に気をつけてね」

少女「はい、お母さん。ボク、立派な魔王になって
平和を守ります!」

母「あなたー?娘が魔王になるんですって。
あなたー?…おかしいわね、さっきまでいたのに」

父は家の影に隠れていた。
喜びとも哀しみともとれぬ表情で、呟く

父「魔王になって、会えなくなっても…
私たちはずっとそばにいる。だから…」

遠くで暗黒騎士が急かすように少女を呼ぶ。
少女が別れを告げ、魔人達が歓声をあげる。

その声と飛竜の羽ばたきに、父の声はかき消される。

「だから…強くなるんだぞ」

今日はここまでにします!
良い案が思いついたらちょくちょく更新します!
間があくこともあると思うのでご容赦願います!
明けましておめでとう、これからよろしくお願いします!

あと、>>7に誤字がありました。

跪いか誓う ではなく、跪き誓う でした!

期待です(*^^*)

すいません…sageつけ忘れました…

乙、期待してる
エタらず自分のペースでやることが大事

TDN

~~~~~上空~~~~~

少女「すっごーい!」

少女が興奮した声をあげる
それもそうだろう、飛竜は凶暴な性格のものが多く
一般の魔族が乗れるわけがなかったのだから。
それにしても、

飛竜「あまり暴れるとおとすぞ…」

喋る飛竜がいるのは、さすがに想像もしていないらしい

少女「うっ…」

飛竜「まだ浮遊することも出来ないんだろ?
かーっwなんでこんなちっさいのが次代魔王様なんだ?」

暗黒騎士「…飛竜…」ギロッ

飛竜は少女を歓迎していないようだ。
暗黒騎士に睨まれて押し黙るも
すぐにぶつぶつと文句を言う。

飛竜「先代様は良かったなぁ、魔学院一番の成績の
方で…学もあったし力量も…」

少女「ねぇ、暗黒騎士、城の飛竜もこんなに話せるの?」

暗黒騎士「いえ、一部の飛竜のみです」

少女がなにか言いかけた時、眼下の森から
岩が飛んできた

飛竜「グアッ!?」

予想外の自体に動転し、避けることが出来ずに
飛竜の腹に岩が当たった。
と同時に、下から下卑た笑い声が聞こえる。

暗黒騎士「飛竜!」

飛竜「ぐえぇ…無理…」

ぐらりと身体が傾き、落ちていく。
少女は飛竜にしっかりと掴まり離れないようにした。

そのとき、暗黒騎士目掛けて一際大きい岩が投げられた。

暗黒騎士「ぐっ…」

とっさに剣で弾くも、不安定な飛竜の上では
思うように力が入らない。
二度、三度と続けて投げられ、暗黒騎士は一人
別の場所へ落ちていった

少女「うぅ…いたた…」

少女「ここは…?そうだ、飛竜!」

目が覚めると、森の中だった。
落ちた時、運良く野草がクッションになり、
少女に目立った外傷はない。
す少し離れた場所に、飛竜がグッタリとしているのが見えた

飛竜「ぐえ…気持ちわり…」

少女「飛竜!大丈夫?」

飛竜「大丈夫なわけあるか…」

そういって目を閉じ苦しそうに呻く飛竜。

少女「どうしよう…?薬草はこの辺りにあるのかな…」

そう言って立ち上がると、辺りの散策をし始めた

少女「…ニガムギと、ヒャリル草と…」

薬草を摘むのに夢中になって、先ほどから近づいてくる
気配に少女は気づかない。

少女「さて、飛竜のもとへ…っ!?」

立ち上がった瞬間、周りを囲むオークの群れに気づいた。
ブヒブヒ、グヘヘ、と静かににやにや笑いをしている。

少女「あ…ど、どいてください…!」

少女が通ろうとするも、オークは動かない。

少女「いたっ!」

肩をオークに掴まれ、指が食い込む。

少女「離して…!」

少女「(飛竜は…?飛竜はどうし…)」

飛竜のいる方向に意識を向けると、
微かに抵抗する声が聞こえた。

ちと初詣に行って参りますw

ヤバいな。同人誌的ピンチだ

戻りです。2日でも混んでますねw

続きです

飛竜「くっ、来るな!近づくと…痛い目見るぞ!」

尻尾を振り回して抵抗する飛竜。
しかし、腹を岩で強打したからか、力が出ないようだ

暴れる飛竜に苛ついたのか、オークが棍棒を
振りかざし、飛竜目掛けて撃ち込もうとする
一撃なら飛竜でも耐えられるが、元々飛竜は
戦闘系の魔物ではない。すぐに死んでしまう。

少女はそれを悟り、怒りで体内の魔力が沸騰するのが
感じられた。

少女「やめな…さいーーーーーー!!」

少女が叫ぶと、その身体から閃光が放たれた。
刹那、周りを囲んでいたオークは吹っ飛んで、
木々に背を打ち気絶した。
飛竜に棍棒を打とうとしたオークも、衝撃波を
受けて尻餅をついている。

少女「…え…?」

少女「今の…ボクが…?」

飛竜「…うう…グ…(まじかよ…あんなちっこい
身体のどこにあんな魔力が…?…魔王の素質か…)」

少女「あっ!飛竜!大丈夫!?」

少女は飛竜の下へ駆け寄り、すぐに様子を見る。
負傷している部分はないか、確かめつつ、
オークに警戒しながらも、暗黒騎士のことを思う。

少女「ねえ、飛竜。暗黒騎士は大丈夫かな…」

飛竜「あいつは魔王側近だぞ、あんなんで死なねーって」

少女「そっか、そうだよn『ガサガサッ』な、なに!?」

音がした茂みに目をやり、そしてすぐに少女は安堵する。

暗黒騎士「ご無事でしたか、魔王様」

期待

暗黒騎士「申し訳ありません、落下時に身体を
強く打ったらしく、起きあがれなかったのです」

暗黒騎士「(まあ、魔王様の力を見てみたくて
わざと来なかったのですが…)」

そんなことを思いつつ、先ほどの閃光のことを聞く。
わざと来なかったのはもちろん内緒である

暗黒騎士「先ほどの閃光は、魔王様の…?」

少女がコクリと頷く。
飛竜は、暗黒騎士の考えてることを悟り、舌打ちした。
魔王の側近である暗黒騎士が、あんな膨大な
魔力の放出を、オークや飛竜が出来るわけがないと
わからないはずがない。

飛竜「ほんといい性格してんな…」

呟きは少女に聞こえないように。
飛竜は微かに目を細めると、再び空に戻るために
翼を揺り動かした。

~~~~~再び上空~~~~~

少女「んぅ…」ウトウト

暗黒騎士「眠いのですか?無理もありませんね、
魔力の制御も知らないのにあのように放出させて
しまっては。もうすぐで城です、今しばらく我慢を…」

少女「は…い」ゴシゴシ

遠くの山に日が沈む。
夕日が森を、空を、すべてを赤に染めて堕ちていく。
反対の空に月が登り始める。
満月だと言うのに青白い…寒気がするほど青い月だ。

暗黒騎士「『月が青く光るとき、魔王が現れ、世界は
闇に落とされる。同時に、魔王が倒れるまで、
何人もの勇者が産まれ世界は救いを得る』
…人間の、伝承か」

暗黒騎士は嘆く。
殺戮は魔王が死ぬまで繰り返される。
魔王は転生し、勇者は失敗作だろうが生まれ続ける。

それだけは、どんなに頑張ろうとも抗えない
運命だった。

暗黒騎士「仲間が死ぬのも、敵を殺すのも…
もう、私は嫌なのだ…」

だんだん肌寒くなる夕暮れの中、羽ばたく翼の
音だけが、響いていた…

それから数刻ほど経って、魔王城に着いた。

暗黒騎士「魔王様、城に到着致しました。
今日は湯浴みをした後、ゆっくりお休みになって
ください。明日は魔王の座に君臨する儀ら行います。
明日以降は、政策や戦略などを学んでもらいます。」

淡々とした説明を聞いて、少女はすぐに頭の中で
反芻する。

暗黒騎士「おい、小間使い!魔王様の湯浴みの
準備をしろ!それから…」

暗黒騎士はなにやら難しい話をしに行ってしまった。
と、同時に、幾人もの黒い翼のメイドが現れた。

メイド1「これより、浴場に向かいます。
離れず、しっかり着いてきてくださいませ」

周りをキッチリと囲まれ、戸惑いながらも
浴場へ向かっていった


まぁこんだけ可愛らしきゃ世話のし甲斐もあるってもんだろうな
逆に揶揄や嫉妬もされるだろうが

楽しみにしています

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