利根「吾輩ガ利根デアル」 (55)


ちゅういじこう

・利根が深海棲艦化してます
・基本は日常系
・もしかしたら終わりのあるストーリー作るかも
・完結スレ現行スレの提督と利根とは別人
・だけどパラレル又はイフくらいに考えてほしい
・分類はリ級とネ級の間くらい
・見た目はご想像に
・描いてもいいのよ?

そんな感じです

三が日過ぎたら本格的に投下できるかも
しばしお待ちを

現行のやつです
こっちもがんばる

利根「吾輩が利根である」
利根「吾輩が利根である」 - SSまとめ速報
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利根「吾輩が利根である」
利根「吾輩が利根である」 - SSまとめ速報
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提督「……まだ1週間、か」

提督「……はぁ……こんなにも1週間が長いものとは思わなんだ」

提督(利根が轟沈してから──いや、轟沈させてしまってから、か)

提督(1週間の月日が経った、感覚的にはもっと長く感じたが)

提督(直後は何が起きたか、さっぱりわからなかった)

提督(姉妹艦の筑摩から)

筑摩『姉さんが……姉さんが……!!』

提督(嗚咽混じりの、悲痛な叫びだった)

提督「利根……」


利根『提督(利根を信頼していた、と言えば聞こえはいいかもしれない)

提督(だが、結果を見れば俺の采配が悪かった……ただそれだけ)

提督(利根を失ってしまった日、筑摩の伝達を受けた後の俺は)

提督(しばらく放心していたらしい)

提督(唯一覚えているのは)

利根『この程度では吾輩は沈まん!吾輩を信じよ!!』

提督(利根からの伝令と)

提督(俺の代わりに現場で帰投を指示した筑摩からの)

筑摩『……姉さんを守れませんでした……許してください……』

提督(泣きながら俺に縋り付く筑摩の泣き声だった)


提督(利根がいなくなってから3日後)

提督(俺は退役という形で提督の任を降りた)

提督(3日間、何もできなかったのだ)

提督(……大本営としては、俺が復帰すると信じているらしく)

提督「こうして離島の深海棲艦の監視任務、って言うけど……」

提督「……同じ利根型のネームシップが来たところで、利根は帰ってこないんだよ……畜生」

提督「ここに来てから3日過ぎたけど……」

魚「ぴちぴち」

提督「……漁師にでも転職しようかねぇ」


最初はストーリー展開するけど深海棲艦化した利根が来てから日常系に戻るよ!(ネタバレ)

こっちは書き溜めてから書くことにしましたのでご了承


提督「しかし、自給自足するのも久しぶりだな……」

提督「いつ以来だ?新兵の時の無人島訓練振りか?」

提督「……艦むすもいない、軍の人間もいない」

提督「にも関わらず、復帰のことを考えて独り言でもいいから言葉を発しろ、ねぇ……」

提督「そのうち自分の中にしかいないお友達でもできそうだよ、全く」

提督(実際、艦むすを失って業務に支障が出て)

提督(喋ることすら、ままならなくなった奴がいることも知っている)

提督「だからってなぁ……今はこうやって、何とか喋られるまでになったけど」

提督「あいつがいないんじゃあ、俺はもう抜け殻みたいなもんだよ……なぁ?」

魚「…………」

提督「ありゃ……海水入れたバケツにでも、入れてあげればよかったな」

提督「独りだねぇ」


提督「さて、釣果も程々……帰るかね」

提督(いつまで続ければいいのだろうか)

提督(軍は俺の自殺防止のために)

提督(仕組みのわからん首輪を取り付けることにした)

提督(艦むすの技術を流用して生み出した、最新鋭のものらしい)

提督(俺の肉体に何らかの異常が出ると、近くの鎮守府へ信号が飛ぶようだ)

提督「酔狂な物付けやがって、畜生め……首輪、か」

提督(軍の犬)

提督(今の俺は、死ぬ手段すら)

提督(自分の手元に無い)

提督「一層の事、心閉ざした冷血軍人になればいいのかね?」


提督(○月×日、晴れ)

提督「本日は晴天なり、っと」

提督(独り言に加えて、以前から書いていた日誌も付けろ、とのことだった)

提督「昨日の魚は二尾食べて、残りは干物用に捌いた……ガキの日記かよ」

提督(昔の映画で、無人島へ漂流した軍人が死ぬまで航海日誌を書くという、面白味のない映画を見たことがある)

提督(……最終的にはそれが『後悔』日誌になっていたが、今考えるとそこくらいしか見所が無かったな)

提督「俺も最終的に、そんな日誌を書いちまうのかなぁ……復帰するよりマシか……」

提督「さて……今日も今日とて、近隣海域の監視……と言う名の魚釣りでも始めますかね」


提督「……っほい!10匹目っと……」

提督(ここに来てからまだ数日だが、釣りが上手くなった……と思う)

提督(元々趣味なんてものはもちあわせていなかったが)

提督「やってみるとそれなりに時間を潰せるもんだな」

提督(心を無心にして、アタリが来るまで待つ)

提督(最初は雑念やら何やらが頭を渦巻いて)

提督『釣りなんてやってられるか!』

提督(と、独り叫んでいたが)

提督「やることも無いし、餓死するのも釈だったからなぁ……」

魚「ばしゃばしゃ」

提督「生きがいいな、バケツ倒すなよ?」

魚「……ちゃぷちゃぷ」

提督「うむ、お前は特別に干物にするのを免除してやろう」

提督(まあ刺身にはするがな)


──離島近海の鎮守府──

筑摩「はい……そうです……それが私があの人達にできる、償いなんです……」

筑摩「……はい……私が居なくても、あなた達なら大丈夫ですよ……」

筑摩「うん……はい、そろそろ職務に戻りますね……はい、ではまた……」

筑摩「……はぁ」

筑摩(姉さんがいなくなってから1週間と1日)

筑摩(提督がいなくなってから4日、そして)

筑摩「私が鎮守府を離れて、3日……か」

筑摩(私は今、提督が住んでいる離島近くの鎮守府にいる)

筑摩(上に掛け合って、何とか一緒にいてあげられないか、と)

筑摩(そう申請したけど、提督の願い出でそれは叶いませんでした)

筑摩(……別に提督に対して、姉さんのような気持ちを抱いている訳でも無いし)

筑摩(姉さんと同じように、提督の秘書艦として活躍したい訳でも無いし……)

筑摩(……どうしてでしょうか)

筑摩「……きっと、許されたいのでしょうね……」

筑摩(提督は、怒ってなどいなかったし)

筑摩(私には責任は無い、と言っていました)

筑摩(それでも私は、姉さんのことで)

筑摩(あの人に、罪滅ぼしをしなければならない)

筑摩「……姉さん……」


筑摩(……何なのでしょうね……姉さんだけが沈んで……)

筑摩「私だけ、残った」

筑摩「私も一緒に……ダメね、そんなこと……あの人が」

筑摩「…………」

筑摩(許しはしないでしょうね、でも)

筑摩(あの人は、私が沈んでも、姉さんと同じように)

筑摩「…………」

筑摩(……何考えてるんだろう……姉さんがいなくなって、疲れてるのね)

筑摩「きっとそう……哀しいけど、いつまでもめそめそなんて」

『緊急通達、緊急通達』

筑摩「!?」

『近海にて、艦種不明の敵影を目測』

筑摩「ちっ!比較的安全、なんてアテにならないものね」

『敵影、数1……随伴艦等の存在は確認できず』

筑摩「……単騎、特攻?……まさか、新種だとでも?」

『目標は現在、近海の離島を目指し進行中』

筑摩「ッ!?離島って、あの人の!!」

『繰り返す、────』

筑摩「姉さんの、利根姉さんの代わりに……私があの人を守らなきゃ……」

筑摩「じゃなきゃ、姉さんに会わせる顔が無いわ……」

筑摩「……六三四、大丈夫ね?」

瑞雲「ヤッテヤンヨ」

筑摩「さぁ……筑摩、準備万端……出撃します!!」


──離島近海──

?「……アソコニ、キャツガイル……」

?「…………」

?「……フフフ……」

?「…………」

?「……イザ、出撃ダナ!!」


──離島──

提督「おっ、乾いた流木めっけ」

提督「これはまた……でかいな……」

提督「こいつは使えんな……てか焚き木用のを何故海に探しに来たんだ俺は」

提督「……利根とも、出撃無い日にこんなことしてたっけか」

提督「……森の方、見に行くか……ん?」

提督「何だ、アレ……鯨、にしては小さいし、イルカ……いや違う」

提督「双眼鏡くらい持っておくべきだったな……って、速いなアレ!?」

提督「まさか、深海棲艦……なのか?」

?「────ッ!!」

提督「何か叫びながらこっち来てるし!!」

?「──クヨーッ!!」

提督「く、供養?今更怨み晴らしにってやべ──」

?「提督ヨ~ッ!会イタカッタゾ!!」

提督「グワーッ!!」

?「ム……勢イ、アマリ過ギタカノ……コノ体、扱イガチト難シイノウ」

提督「っ、ててて……し、死ぬかと……って、うわぁ!?」

?「提督ヨ!久シブリジャノ!!」

提督「だっ誰だよ!お、俺に深海棲艦の知人なんて」

?「ナッ、吾輩ヲ忘レタト申スノカ!?イクラ温厚ナ吾輩トハイエ、ソレハ聞キ捨テナラン!!」

提督「わが……はい……?」

?「ウム?吾輩ハ吾輩ジャガ?」

提督「……えっ……いやそんな、まさか……」

?「ハァ……ナラバ、改メテ名乗ロウデハナイカ……」

提督「…………」

利根「吾輩ガ、利根デアル!!」


書き溜め終了

次の投下は一週間くらい見ておいてほしいのです

設定等で質問あればどうぞ

次回で説明されるんだろうけど今の利根の見た目ってどんな状態なの?


>>20

基本的にはご想像に〜ですが
私的には見た目利根で色は他の深海棲艦化みたいな配色で
艤装が深海棲艦っぽくなってる感じですかね
リ級とネ級を足してマイナーチェンジしたみたいな感じだとなおいいかなーって

画力があればこんなのって出せるんだけど
無いのでご想像にってなってしまいました


提督「……と、ね……?」

利根「ウム!吾輩ガ利根デ」

提督「いやその理屈はおかしい」

利根「!?」

提督「確かにお前は利根っぽい見た目の深海棲艦だし、利根っぽい口調をしている」

利根「な!そ、そうじゃろ!?」

提督「だがしかし、利根は沈んだ」

利根「…………」

提督「俺は、お前を利根だと思う反面、突拍子も無い事態にアンタを利根だと思えない」

利根「……ム、説明ヲスレバ、信ジテクレルノジャナ?」

提督「信じる信じないは除けて、大手を振ってお前が利根だ!と……そう喜びたい俺を助けてほしい、かな」

利根「……!ウム、ナラバ……吾輩ノ体験シタコト全テヲ、教エテシンゼヨウ」

提督「……頼む」


利根「何カラ話セバ……フム、吾輩ガ轟沈シタ直後ノコトカラ話セバヨイカ」

提督「…………」

利根「アレハ、吾輩ガ……ソウジャ、旗艦ノクセニ筑摩ヲ庇ッテシマッタコトガ、ソモソモノ原因ジャッタ」

提督「!!」

利根「ソウ驚クデナイ、本来ナラバ随伴艦ガ旗艦ヲ護ルモノジャ……ジャガ、気付イタラ筑摩ノ目ノ前ニ飛ビ出シテオッタ」

提督「…………」

利根「フフ、姉妹愛トイウモノジャロウカ……吾輩モ兵器ニナッタトハイエ、人間ラシサガ残ッテイタノジャナ……今ハモウヨクワカラヌモノニナッテシマッタガノウ」

提督「…………」

利根「ソレニヨリ、吾輩ハ中破シタ……海トイウモノハ、底知シレヌ……吾輩ガ沈デシマッタノハ、海ノ理ニ反シタカラジャト、ソウ思ウタノ」

提督「…………」

利根「中破シタ吾輩ハ、イツモノ様ニ大破スルマデ進軍スルツモリジャッタ……シカシ海ハ、ソレヲ許シテクレナンダ……」

提督「…………」

利根「端的ニ言ナラバ、吾輩ハ次ノ交戦予定場所ヨリ、チト手前ノ場所ニテ、謎ノ深海棲艦ノ魚雷ニヨッテ轟沈シタノジャ」

提督「……謎の……深海棲艦……」

利根「ウム、魚雷ヲ目視シタ時ニハ、モウ……水面ニ波紋ハオロカ、吾輩ノ索敵能力ヲ以ッテシテモ、気配スラ感ジラレナカッタ」

提督「……利根」

利根「オ?ナンジャ?」

提督「長い」

利根「!?」

提督「あとその深海棲艦っぽい声、何とかならない?」

利根「これでよいか?」

提督「直せるなら最初から直せよ!」

利根「雰囲気は大事じゃぞ!」


提督「……で?」

利根「うむ……そんな気配すら感じ取れない深海棲艦を、何故吾輩が深海棲艦と認識できたか……気にならんか?」

提督「……確かに気になるな」

利根「それはじゃ……」

提督「……それは」

利根「至近距離で見たからじゃな」

提督「……は?」

利根「吾輩が海へ沈んでいく際に、其奴が吾輩に向かって来たのじゃ」

提督「……深海棲艦は轟沈した艦むすを、回収しているのか……?」

利根「……うむ、その辺りの記憶が曖昧なのじゃ……」

提督「と、言うと?」

利根「吾輩が覚えておるのは、沈んだ後に誰かに抱きかかえられるようにして、海中を運ばれたこと」

提督「……ふむ」

利根「目覚めた時には、既にこの姿じゃったということ……それだけじゃ」

提督「記憶は、引き継がれている……?」

利根「わからぬ、吾輩が偶々だったのかもしれぬ」

提督「……はぁ、軍上層部が聞いたら泣いて喜ぶか恐れ戦くか……一つに二つだな」

利根「それを言うなら、二つに一つでは無い、の……ふぁ」

提督「おかえり、利根」

利根「……うむ!ただいま戻ったぞ……!」


思いの外
忙しいでござるの巻

もうちっとだけストーリーに触れます
それが終わったら日常パート進行します

遅いけど頑張るます


ストーリーを進めようとするとある程度詳しく描写しないと竹輪になっちゃうし
かといってぽんぽん進めても見てる人達に面白いと思ってもらえなきゃ公式アニメの二の舞に

おっと

誰か来たようなので
そんなジレンマと戦いながら現段階の書き溜め投下します

多分少ないよ!


提督「で」

利根「うむ」

提督「どうするかねぇ」

利根「吾輩が戻ったのじゃ、前線復帰してはどうじゃ?」

提督「んー、それができれば楽なんだが」

利根「何か問題でもあるのか?」

提督「お前、まんま深海棲艦じゃん?」

利根「あー」

提督「あとこれは俺の予想だが」

利根「ふむ?」

提督「多分、今この島に向けて近海の鎮守府から出撃があるはずだ」

利根「それが何だと言うのじゃ?」

提督「わかりやすく言うとだ」

利根「ふむ」

提督「お前を迎撃するための艦隊が出撃しているはずだ」

利根「あー、吾輩まんま深海棲艦じゃからなー」

提督「……どうしたもんかねぇ」


提督「……うっし!決めた」

利根「何を決めたのじゃ?」

提督「利根型に似た新種の深海棲艦を、旗艦とした第一艦隊を、今ここに結成する」

利根「……はい?」

提督「要するにだ、お前を旗艦とするじゃろう?」

利根「うむ?」

提督「近海の鎮守府から来るであろう艦隊を迎え撃つじゃろう?」

利根「……吾輩、撃破されぬかのう?」

提督「だいじょぶだいじょぶ、ここだって鎮守府だ……それに」

利根「それに?」

提督「もしも、だ……艦むすと深海棲艦に何らかの繋がりがあるとするなら……その繋がりがお前を助けてくれるかもしれん」

利根「……深海棲艦も、艦むすと同じように旗艦ならば沈まぬ、と?」

提督「ああ、ただ俺らが出撃して、深海棲艦とドンパチしてた時のことを考えると……」

利根「……おぬしの理論は五分五分じゃな、こちらへ向かっておる艦隊も、吾輩の姿を見たら話すら聞いてくれなさそうじゃし」

提督「……逆に開き直って、今のお前の力を試してみるか?」

利根「む、それはそれで……有りじゃな!」

提督「そろそろ艦隊がやって来そうだな……さぁて、良いリハビリになってくれるといいんだがな……!」

利根「うむ!いざ、出陣じゃな!」


──離島近海──

筑摩「…………」

筑摩「鹵獲作戦、ねぇ……」



老年提督『旗艦で出撃?まあ構わんが……今回の出撃なんじゃが、先程入った大本営からの通達より、敵艦の鹵獲が目的にせよ、とのことだ』

筑摩『鹵獲、ですか?』

老年『うむ、こんな辺鄙な鎮守府に単艦でやってくるぐらいだ……彼奴らにも知能があるとすれば』

筑摩『……新種艦の性能を試しに来たのか』

老年『それとも、鎮守府一つを壊滅に追い遣る深海棲艦が生み出されたか、そのどちらかだろうという結論らしい』

筑摩『……確かに深海棲艦は、基本的に各海域に留まる習性があり、鎮守府に向けて進撃することはありませんでしたからね』

老年『そうじゃ、それを踏まえた上で今回の鹵獲作戦は、緊急だとは言えども我々海軍と彼奴らの戦いに、大きな変化を生み出す重要な』

筑摩『わかりました』

老年『お、おい!まだ話は終わっておらんぞ!?』

筑摩『発見された近海付近の離島には、私の大切な人がいるんです』

老年『……なるほど、それで旗艦の申し出か』

筑摩『任務は必ず遂行しますので……提督、出撃命令を』

老年『うむ……では、これより敵新型艦鹵獲任務を開始する!筑摩を旗艦とした第一艦隊は、目標を撃破せぬよう全力を以って瀕死に追いやれい!』

老年『第二艦隊は、目標を第一艦隊と挟撃するように陣を取り、いつでも鹵獲にかかれるように立ち回り、援護せよ!!』

老年『諸君らの健闘を祈る……第一艦隊、第二艦隊、出撃せよ!!』

一同『はい!』



筑摩「……確かに深海棲艦には不明な点がいくつもあるけど、鹵獲任務だなんて今まで一度も……」

龍田「あら~?第一艦隊のリーダーがそんなことでいいのかしら~?」

筑摩「っ!?あ、あなたは第二艦隊旗艦の」

龍田「龍田だよ~、ちなみに姉の天龍ちゃんも第二艦隊よ~」

筑摩「……そ、そうですか」

筑摩(練度では私の方が上のはずなのに……軽巡洋艦にして旗艦に選ばれるだけは、ありそうですね……)


龍田「ど~ぞ、よろしくお願いします」

筑摩「……貴女逹、天龍型は……白兵戦特化の特殊艦、と……そう伺っていますが?」

龍田「そぉよ〜?鹵獲の際には接近しなきゃだし~」

筑摩「……ちなみに、練度の方は?」

龍田「ふふ、それは見てからのお楽しみよ~」

筑摩「……鹵獲ですから勢い余って、撃破しないでくださいね?」

龍田「……それを言うなら、貴女の方がよっぽど殺気だっているけれど……大丈夫かしら?」

筑摩「……そろそろ遭遇予定地点です、サポートの方、よろしくお願いします」

龍田「……は~い、頑張りましょうね~」


── 離島 ──

利根「のう、提督よ」

提督「ん?」

利根「ヤハリ、コノ感ジニ戻シタ方ガ良イカノウ?」

提督「あー、ぽいぽい」

利根「オヌシノ方ハドウスル?捕マッタ感ジニスルカ?」

提督「んー、洗脳された感じにするかな」

利根「フム?」

提督「……砲雷撃戦、始め……」

利根「オォ!何ダカ格好良イノウ!」

提督「よーし、設定も固まってきたな」

利根「アトハ近海ノ鎮守府カラ艦隊ガ……ムッ」

提督「どうした?」

利根「距離オヨソ500、6隻編成ノ艦隊ヲ目視、艦隊数2ジャ」

提督「……全力じゃねぇか、あのクソジジイが……」

利根「……マ、マア提督モ未知数ノ敵艦ハ怖イジャロウ?」

提督「俺も全力で潰しにいくけどさぁ……お前、沈まないよな?」

利根「フッ、パワァアップシタ吾輩ヲ甘ク見ルデナイ!」

提督「やけに強気だな……ま、やってみりゃわかるか……沈むなよ?」

利根「二度も沈まぬ、じゃから大船に乗っておれ!」

提督「ふふ、頼もしいな……よし、行くか!」

利根「ウム……素敵ナ海戦ノ始マリジャナ!」


── 離島 ──

提督「……うへぇ、なんだよその空爆……」

利根「対艦載機迎撃用砲弾じゃな、単なる対空砲ってところなんじゃが……は、はは」

提督「対空砲にしては一発一発が徹甲弾レベルで、しかもそれが数発ではなく雨霰のような爆撃だったんですがそれは」

利根「……ほ、ほら!見た所、奴らも無傷じゃし……」

提督「……し、沈ませるなよ?」

利根「……ぜ、善処する!」

提督「……どうする?遠距離ですらあいつら沈めそうな勢いだけども」

利根「んー、そうなると近距離でも吾輩……いや、アレはしかし、むぅ……」

提督「……テレフォンパンチみたいの持ってるのか?」

利根「『てれふぉんぱんち』?あー、隙だらけの砲撃か?」

提督「うん、どうせそれもぶっ壊れ性能なんだろうが……それを見せて帰投してくれねぇかなぁ……」

利根「……やってみるか……ちと派手じゃが、驚くでないぞ?」

提督「お、おう?」

利根「さて……これがこうで、これがこうじゃろ?」

提督「……な」

利根「でもってこいつがこうで……よし!」

提督「……お、お前……変形もできるのか!?」

利根「艤装部分が変形して再連結するみたいなもんじゃがな、この状態じゃと……何じゃったかのう?」

提督「んー、形状的に……お前、まさかそれ……レールガンか?」

利根「『れぇるがん』とな?」

提督「ああ、俺も実物を見たことは無いが、資料で丘の奴から見せてもらったことがある」

利根「それはどんな平気なのじゃ?」

提督「……わかりやすく言うと、大和砲の比にならない火力の列車砲だ」

利根「ほう!大和よりもすごいのか、その『れぇるがん』とやらは?」

提督「あ、ああ……その分、問題点は多いんだが、重量的な部分での問題が酷くてだな」

利根「ふむ?」

提督「レールガンは、陸上での運用はほぼ不可能に近いんだ」

利根「ではどうやって使っておったのじゃ?」

提督「装甲列車に載せるしかなかったらしい、だから列車砲……ちなみにレールは線路って意味だからな」

利根「ほう、一つ賢くなったぞ」

提督「……利根?」

利根「なんじゃ、怪訝な顔をしおって?」

提督「お前、その状態は辛くないのか?」

利根「ふむ……全然じゃぞ?機動性が気になるのか?」

提督「……深海棲艦は、俺達海軍が思ってた以上に斜め上行ってるみたいだな……」

利根「……じゃな」


提督「……で、威力はさっきの空爆全部合わせたものよりエグいんだろ?」

利根「……わ、わからん」

提督「……は?」

利根「わ、わからんのじゃ!」

提督「わからんってお前……」

利根「さっきの対空砲もそうじゃ、感覚というか何というか……これはこう使え!というのはわかるのじゃが……」

提督「……じゃあさっきのも、思っていた以上だった、と?」

利根「うむ、吾輩吃驚したぞ」

提督「……爺さんが、精鋭を寄越していると信じるしかねぇな」

利根「……どうする?これ、使っても良いのか?」

提督「最悪のことを考えると、やっぱ牽制に使わざるを得ないな……初めてだから難しいかもだが、手加減を頑張ってくれ」

利根「う、うむ……では準備をするから離れておれ」

提督「お、おう!」

利根(しかし……提督も無茶なことを言いよる、吾輩が思うにこれの威力は……)

利根「えぇい!なればなるようになるのじゃ!」

提督「……?こ、これくらいでいいか!?」

利根「大丈夫じゃ、では……行クゾッ!!」

提督「!?」

利根「提督ヨ、吾輩言イソビレテオッタコトガアル……トイウヨリハ今シガタ、コレニツイテ感覚的ニ悟ッタコトガアル」

提督「な、何だよ!?」

利根「……コレハモウ二度トハ使ワヌ、吾輩ノ手加減デドウコウ出来ル、代物デハナイ」

提督「なっ!?その状態から、さらに変……形、って……?」

利根「……誰ゾカハワカランガ、当タッテクレルナヨ……ッ゛、うぅ゛ヴあァッ!!」

提督「っ!!と、利根っ!?」

利根「ァ、アぁあ゛ぁアァああぁAaあaAHhhhhHh──ッ!!」

提督「……こ、こんなん……列車、砲なんかじゃ……ははっ、差し詰め……電磁砲、ってとこかぁ?クソがぁッ!!」

利根「頼゛mUがラahッ──ョげLuノjaあァ゛あぁaァあゝぁxaあぁ嗚呼ァ!!」


書き溜めぷらすあるふぁは以上です

最後のレールガンのくだりについて

私は描写も擬音も書かないで
台詞だけで表現したい質なので非常に
分かりづらいかもですが
準備から発射までの利根の状態をあんな感じにしてみました
状況としては
深海棲艦としてじゃなきゃ運用できない兵装だったので
深海棲艦化が一時的に酷くなったのと
尚且つ練度が高い(設定ではLv99改二済み)の利根ですら
制御が大変で自我がががが

というのを台詞だけで見てる人達に想像してもらえたらなぁ
と思いつつ蛇足してます

とまあ
台詞のみで描写し隊隊員なので
遅くはなりましたが閲覧についてのご案内でした

またちまちまと書き溜めておきます

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