真「プロデューサー、コールドケースですよ?」(49)

1982 6月14日

 某駅前

 真美『うぅ……はりきって1時間前に来ちゃったけど早かったかな』

 真美『昨日だって、今日のこと考えるだけで悶々として……』

 真美『力みすぎなのかなぁ』

 ?『おーい、真美~』

 真美『あ!まこちん!』

 真『まだ1時間もあるのにもう来てるんだ、って僕も人のこと言えないか』アハハ

 真美『うん、だって今日は久しぶりに二人で会えるから……』

 真『えへへ、なんか照れるなぁ』

 真美『それに服もかわいいよ』

 真『ほんと!?』

 真美『本当だよ。真美も・・・・かわいいかな?』

 真『ああ、もちろんだよ。こんな子を一人占め出来るだなんて・・・最高だ』

 真美『真美は、どんなまこちんでも好きだよ』

 真『僕も真美のことが好きだ』

 真美『まこちん……』キュン

 真『真美……』

 タクシーのおっちゃん『うぉっほん、あーなんかここら辺暑いな~』チラッ

真『あはは・・・ちょっとやりすぎたかな』

 真美『あぅ~、今考えるとすっごく恥ずかしい……////』

 真『だよね・・・・じゃ、いこっか』

 真美『うん!』

 そう言って二人は手を繋ぎながら繁華街へと向かった。

 そして、菊池真はその年失踪した。

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 2012年 6月

  児童公園

 リリー「公園で死体が揚がったって」

 ヴァレンズ「物騒だな」

 ボス「池の改修工事をしているときに発見された。」

 ボス「死体は袋に入れられて沈められていたそうだ。」

 リリー「被害者の身元は?」

 ボス「ああ、被害者は菊地真。当時17歳。死因は銃殺。職業は765のアイドルだ。」

 リリー「アイドル?」

アメリカドラマ?

>>6 そうです

ボス「当時765プロは多数の人気アイドルを輩出していた。彼女も駆け出しだったが目立っていた。」

 ジェフ「そう、そしてライバル事務所の961プロとしのぎを削っていた。」
 
 リリー(いたのね……)

 ヴァレンズ「ってことは、ライバル事務所による暗殺・・・」

 リリー「もしくは、悪いファンに捕まっちゃったのかもね」

 op:http://www.youtube.com/watch?v=f0nvaswnsn4


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 署

 ヴァレンズ「当時の映像を見たけど、たしかにすごい人気だった」

 ジェフ「そりゃそうさ、日本中が熱狂してた。」

 ボス「あの時は誰がお気に入りかでよく語り合ったもんだ」

 ヴァレンズ「二人のお気に入りは?」

 ジェフ「断然、我那覇響だな」

 ボス「なんだかんだいって最強なのは星井美希だ」

ヴェラ「ちなみに俺は高槻やよいって子がいいな。」(ゲス顔)

 リリー「・・・・・・」ジトー

 ヴェラ「悪かったよ。だから、その目をやめろ」

 リリー「そう。それで調べてみたけど、765って菊地真が失踪した直後に倒産しているのよね」

 ボス「そう、あのときは泣いたな。もうミキミキに会えないと思うと・・・」

 リリー「・・・・」ジトー

 ボス「あー、とにかくだ、当時の担当pに話を聞きに行くんだ。何か知っているかもしれん。」

 ジェフ「じゃあ、俺たちのほうで菊池真の両親の所に。」

***

 p 自宅

 リリー「殺人課のラッシュです。こっちはヴァレンズ」

 p(5x歳)「そうですか・・・でも、殺人課の刑事さんが一体何の用ですか?」    

 ヴァレンズ「先日、公園の池から菊地真の死体が発見されました。」

 p「なんだって・・・真・・・・いつか・・・ひょっこり帰ってくるんじゃないかって思って・・・」

 p「30年が経った・・・あの時からもっと真剣に探していれば良かったんだ・・・・」

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 事務所

 小鳥『真ちゃん、帰って来てないみたいですよ。今両親から電話がありました』

 p『そう・・・』

 小鳥『そうって・・・・心配じゃないんですか!?』

 p『あいつだってたまには夜遊びでもしたくなるような年ごろなんですよ』

 p『それより、今度のライブの件で忙しいんです。小鳥さんの方で何とかしてください』

 小鳥『もう、良いです私警察に届けてきます。』

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p『ほんと、あの時の俺は最低だった・・・・』

 リリー「彼女のためにもあなたの力が必要なんです」

 ヴァレンズ「当時、彼女の周りでトラブルはありましたか、もしくは・・・敵がいたとか」

 p「そういえば……真がよく親父さんと喧嘩しているっていってました。アイドル活動に反対だそうで……」

 ヴァレンズ「父親と喧嘩……」

 リリー「痺れを切らした親父さんが一線越えたのかもね」

****

 菊地家

 母「あの子がいなくなってから私たちは別居することにしました。仲が拗れて・・・」

 母「すみません・・・来てもらって早々こんなことを言ってしまって・・・・」

 ジェフ「いいえ、大切なものを失うことのつらさはわかります」

 ヴェラ「それでなんですが、娘さんの当時のことについて何か気になっていたことはありますか」

 母「そういえば、売れ出してきた頃からあの子やたらとかわいい服を買うようになったの」

 ヴェラ「でも、女の子なら当然じゃ」

 母「そうなんだけど、夫が昔からそういう服を着させたがらなくて良く喧嘩してたの。ずっと男の子みたいに育てきたから・・・」 

 
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 父(真一)『真、お前またフリフリした服を買ったみたいだな』

 真『父さん、また僕の部屋に勝手に入ったの!?』

 父『お前が言うことを効かないからだろ』

 真『父さんには関係ないでしょ。それにあれは僕の稼いだお金で買ったんだ。』

 真『それなのにとやかく言われる筋合いはないね』

 父『なんだと!くそっ、これだからアイドルなんぞにならずに空手をやっておけばよかったんだ』

 真『もういい、部屋に戻る!』

 父『勝手にしろ』

 母『あなた・・・』

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ヴェラ「てことは、親父はアイドル活動に反対していたのか」

 母「ええ。空手もやめるって言って、ずいぶん怒ってました。」
  
 ジェフ「自分の思い通りに育たない娘、しかも売れ出してきてますます女の子っぽくなる」

 ヴェラ「頑固おやじなら許せないだろうな」

***

 取り調べ室

 ボス「娘のアイドル活動に反対していたみたいだな」

 真一『まあな』

 ボス「父親なら、娘の意見を尊重してもいいだろ。」

 真一「そもそも、あいつは空手をやっていたんだ。ところが、何を思ったかアイドルなんぞになりおって……」

 ボス「それで売れ始めていよいよ後戻りしなくなったから、殺したのか」

 真一「ふざけんな!父親が実の娘を殺すわけないだろ!」

 ボス「……だが、よく喧嘩をしていたそうじゃないか」

 真一「それは・・・・今でも後悔している。もっと素直に喜べば良かったんだ。だけど、今までのことを考えると今更ほめてやるなんてできなかった」

 真一「あいつがかわいい服を買って来た時も、そんなもの買ってくるなと怒鳴った。ほんと、馬鹿な親父だよ」

 真一「だが、一つ・・・・分からないことがあった。」

 ボス「分からないこと?」

 真一「あいつ、よく家に同じ事務所の友達・・・を連れてきてたんだが・・・・その・・・なんだ」

 ボス「その友達がどうしたんだ」

 真一「最初は友達だとおもってたんだが・・・・どうも『友達以上』だったみたいで・・・」

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  菊地家

 真美『おじゃましまーす』

 真『いらっしゃい、真美。はいって、どうぞ』

 リビング

 真一『お、真の友達か』

 母『ええ。同じ事務所の真美ちゃんよ。ほら、あの双子の』

 真一『そっかぁ、あの元気がいい子かぁ』

 真『今から、僕の部屋で真美と遊ぶから』

 母親『台所にジュースとお菓子があるから、持って行きなさい』

 真『は~い』

 真(なんか、普段より楽しそうだな)

数分後

 真一『お、真のやつコップ持っていくの忘れてないか?』

 母『あら、あの子ったらせっかちなんだから、お父さん持って行ってあげて』

 真一『おk』

 真部屋 前

 真一『ん?女の子二人が来ているって言うのにやけに静かだな・・・』


 真一『・・・・・コップ・・・・すまん、真!』キキミミタテル

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 真一(ん・・・・なにやらゴソゴソと・・・・)

 ?『ちょっと・・・・まこちん・・・・ここじゃ・・・・だめ・・・・ぁ』

 ??『だから、声出しちゃダメだよ・・・・ほら、もうこんなになってる』

 ?『もうぅ・・・・そんなこと言わなくていいから・・・・あぁん//』

 ??『こういう状況ってすっごく興奮する、はっきりわかんだね』

 真一(…………戻ろう)

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 ボス「…………つまり、真は……」

 真一「そう……どうやらそっちの気があったみたいなんだ。」

 真一「男らしく育てようとはしたが・・・・こんな事になるとは想像してなかった」

 ボス「そのことは誰かに言ったのか?」

 真一「ええ、思わず担当のpに」

 真一「大事な時期だから、仕事に支障が出ないように指導すると・・・・」

 ボス「指導か・・・・・」

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 ボス「菊池真は同性愛者だったようだ」

 ヴァレンズ「そりゃ、大問題だな」

 ヴェラ「これから売れるって時に、へたに外に漏れるとやばい」

 ジェフ「だから、指導したわけだが・・・・」

 リリー「度が過ぎたのかもね」

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 取調室

 p「必要なことは話したはずですが」

 リリー「いいえ。あなた菊池真が同性愛者だってこと何で言わなかったの?」

 p「それは・・・」

 リリー「あなた、それを正すために『指導』をしたのよね。一体何をしたの?」

 p「大したことじゃない、話しただけだ。」

 リリー「そう。でもその時って大事な時期だったんでしょ?」

 p「そうだ、やっとテレビへの露出が増えてきたから、仕事の支障を出すわけにはいかなかった」


 リリー「でしょうね。でも彼女は諦めなかった。これから売れだそうって時にそのアイドルがレズビアンだなんて知れたら大変でしょうね」

 リリー「だから、指導も徹底的にやった・・・・でもちょっと熱が入りすぎたんじゃないの?」

 p『馬鹿言うな!俺は真剣にあいつのことを考えてたんだ。』

 p「それに俺だって最終的には理解して許したよ。細心の注意を払うことを条件にな」

 p「それで、問題は終わったと思ってたんだ……」

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 事務所

 p『おはようございまーす!』ガチャ

 p『ん?なにやら事務所が騒がしい・・・』

 小鳥『プロデューサーさん!大変ですよ!雪歩ちゃんと真美ちゃんが取っ組み合いのけんかを喧嘩を・・・・』

 p『なんだって!?』

 小鳥『私じゃ手に負えなくて・・・・』

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 雪歩『返してよ!』ググググ

 真美『なにさ、ゆきぴょんがもたもたしてるのが悪いんでしょ』ググググ

 pが駆け付けると、雪歩が真美に馬乗りになっている状態だった。

 p『おい、お前たち何やってんだ!』

 雪歩『チッ・・・・はううう、ごめんなさいですぅ』

 真美『ほら、また猫かぶった!兄ちゃん、これはゆきぴょんからふっかけられたんだよ!』

p『ほんとか雪歩?』

 雪歩『・・・・・・』

 p『まぁいい。それで、一体何があったんだ?二人とも喧嘩とかするような仲じゃないだろ』

 雪歩『真美ちゃんが私の真ちゃんを取ったんです』

 p『は?』

 真美『ちがうよ→、まこちんは自分の意志で真美を選んだんだよ!』

 雪歩『嘘だ!!・・・・ウソダウソダウソダウソダウソダ・・・・』ブツブツ

 p『ゆ、雪歩・・・・・』

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リリー「つまり、三角関係だったの?」

 p「みたいだった。たしかに、雪歩は普段から真にべったりだったからそんなことがあるならゆきまこだと思ってたんだが・・・」
 
 リリー「実際は、まみまこだったわけね。」

 p「ああ。」

 リリー「雪歩は普段からキレやすかったの?」

 p「まさか!あいつは突然キレ出すようなやつじゃなかった。ましてや、掴みかかるだなんてな。」

 p「でも、そのあとも何度か同じようなことがあったよ」

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 リリー「萩原雪歩は双海真美と真をめぐって何度か喧嘩していたようです」 

 ヴェラ「三角関係ってやつか・・・・良くある話だ」

 ジェフ「三人とも、女性だって話しはきかないけどな」 

 ボス「雪歩は清楚系アイドルとして当時は人気があった」

 ヴァレンズ「ところが、本性は凶暴な嫉妬系女子だったと」

 リリー「でも、それでどうして真が殺されるのかしら?」

 リリー「真美に取られたと思うなら、真美に手が行くはずでしょ」

 ヴァレンズ「もしかしたら、二股かけてたのかも」

 ボス「それがばれてどちらかに刺されたか・・・・」

 ヴェラ「女っておっかねぇな」

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 真美 自宅

 真美(43歳)『殺人課?』

 リリー「そうです。30年前に失踪した菊池真の死体が先日発見されました。」

 真美「まこちん・・・・・そうですか。それで、私にどうしろと?」

 リリー「あなた当時、真と『深い仲』だったようね」

 真美「え、ええ・・・もう昔のことだわ。」

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真『真美、この後時間あるかな?』

 真美『う~ん、レッスンはさっき終わったからもう今日は自由だよ』

 真『よかったらさ、ご飯でもどうかな。おいしいデザートがあるお店をみつけたんだ』

 真美『まこちんと二人で?』

 真『もしかして、嫌だった?』

 真美『全然。むしろ……二人っきりのほうがいい……////』

 真『真美……僕もだよ』ギュ

 真美『あ・・・・不意打ちは卑怯だよ・・・でも、好き』ギュウ

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真美「今でも時々思い出すの・・・・二人で過ごした時をね」

 真美「本当に幸せだった。後悔はしてないわ。でも、あの人が横やりを入れたせいで・・・」

 リリー「雪歩のこと?」

 真美「ちがうわ。ゆきp・・・雪歩さんは一昨年死んだの。暴漢に襲われたらしくて……。」

 リリー「じゃ、誰なの?」

 真美「プロデューサーよ。」

 リリー「でも、最終的には理解し合ったって・・・・」 

 真美「口ではいくらでも言えるのよ。ほんとは諦めてなんかいなかった。」

 真美「あの人は苛立ってたわ。まこちんや私がなかなかブレイクしないことにね。」

 真美「今思えば、誰かに相談すべきだったのよ。でも、怖くて・・・・まこちんが死んだのはきっと私の・・・・」

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事務所

 p『どうして、お前たち2人が呼ばれたか分かるか?』

 真『さぁ、どうしてなんですかね』

 真美『ま、まこちん・・・』
  
 p『そうかそうか……わかってないのは重症だな……なぁ、真』

 真『言いたいことがあるならさっさと言ったらどうです』

 p『いい度胸してんな・・・結果が出せないならこの世界じゃ消えていくだけなんだよ』

p『お前たち二人……今度のオーディション……わかるな?』

 真『…………』

 p『合格できたら、今の態度は見逃してやる。だがな……落ちた時には……けじめをつけさせてもらうからな』

 真美『は、はい・・・・(兄ちゃん……怖いよぉ)』

  
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真美『うぅっ・・・・ちゃんと・・・・話せしておけば……まこちんは……グスッ』

 リリー「その……結果は……」

 真美「私は合格した。でも……まこちんは……うぅ」

 リリー「…………」グッ

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 取り調べ室

 リリー「とんだ最低野郎ね!」ドンッ

 p「おいおい、いったいどういうこ……リリー「もう演技は良いわ!!」

 リリー「全部嘘だったのね。真が心配だったなんて、二人のことを理解しただなんて全くのウソ!!」

 リリー「あなたは売れることしか考えてなかった!」

p「だから、何を……」

 リリー「まだとぼける気なのね。いいわ、言ってあげる。」

 リリー「あなたが真を殺したのよ。」

 p「……」

 リリー「オーディションのあと何があったの!!」

 p『あれは……事故だった』

 p「殺すつもりなんか……なかったんだ」

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児童公園。

 真『……わかってます。僕はもうダメなんだ……』

 p『真……もう、アイドルをやめろ。このままじゃ真美にだって迷惑がかかる』

 p『お前が真美に抱いているのは一時的な感情だ。恋なんかじゃない』

 真『……』

 p『同性愛なんて認められやしない。傷つくのは自分だぞ。それに真美だって……』

 真『…………』

 p『そんなことのために人生を棒に振る覚悟がお前にあるか?』

 真『………………』

p『お前だけの人生じゃない。それはお前にも……真『うるさい!!』

 真『プロデューサーに僕の何が分かるっていうんですか!』

 真『一時的な感情?違うね、これは本当の恋だ!』

 真『僕は真美を愛してる。だから、誰にも渡さないし、誰にも邪魔させる気はない』

真『……どうしても、邪魔するって言うなら……』スッ

 p『真……ナイフなんてしまえ。こっちは銃だ。勝ち目はないぞ』チャキ

 真『本当に撃てるんですか……』スタスタ

 p『こ、これ以上こっちに来ると……本当に撃つぞ……ほ、ほんと……』

 パァーン

 真『……!?……あ・・・』バタッ

 p『ま、真……そんな……』

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参考ed:http://www.youtube.com/watch?v=vigh9c2zmxu

 こうして、pの証言により菊池真の殺害は立証された。犯行に使われた拳銃も自宅から

 発見された。30年前とはいえ、765プロの全盛期を支えたプロデューサーが捕まったこと

 それに伴う菊池真失踪の真実……ニュースでは大々的に報道された。

 そして…………


墓地

 真一「真……もっと早く気付けばよかったんだよな……」

 真一「おまえは父さんにとって一番のアイドルだよ」

 ?「あ、あのっ!」

 真一「あなたは……真美さん」

 真美「覚えてくれてましたか……私、真さんと……」

真一『ありがとう』

 真美『え……』

 真一『真がキラキラできたは君のおかげだ。俺があげられなかったものを君は真にあげることができたんだ』

 真美『そ、そんな……私……』

 真一『こっちに来てその花を供えてくれるかな。真もきっと喜ぶよ』

 真美『はい!』

 リリー「…………」

***

 真『父さん、見てよこのフリフリ!』

 真一『おぉ!かわいいじゃないか。』

 真『そうでしょ!』

 真一『でも、父さん的にはこっちのピンクのほうも良いと思うぞ』

 真『ほんと!?』

 真一『ああ。真、すっごくかわいいぞ』

 真『っ……照れるよ///』

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 真『真美、言いたいことがあるんだけど』

 真美『な、なにかな……』

 真『好きだ』

 真美『え・・・・』

 真『女の子同士っておかしいと思うかもしれないけど、僕は真美のことが好きなんだ!』

 真美『おかしくないよ……だって、真美もまこちんの事が好きだもん///』

 真『真美……』ギュ

 真美『あっ……///』

 真美『不意打ちはダメって言ったじゃん……でも』

 真美『大好きだよ、まこちん』

  
 end

だいぶ間が空きましたけどこれで終わりです。
読んでくれた人はありがとうございます。

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