【安価】京太郎「真夏の夜の淫夢」 (31)


……とにかく暑さを凌ぎたかった

何もやることがないからといって、無計画に外出などするんじゃなかった

ダメだ暑すぎる、その辺の喫茶店にでも避難しよう

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店員「いらっしゃいませ」

京太郎「アイスコーヒーを一つお願いします」

注文を手早く済ませ、お冷を飲みほして一息つくと、外を歩いてる人の中に良く知る人がいる事に気がついた

向こうも俺の事に気がついた様で、進路をこちらに変えている

コーヒーの追加注文をお願いするのと入れ違いで、彼が正面の席に座る

京太郎「お久しぶりです、ハギヨシさん」

ハギヨシ「久しぶりですね、京太郎君」

軽い挨拶を済ませ、お互いの近況報告をしている時にハギヨシさんが不意に質問をしてきた

ハギヨシ「そう言えば、京太郎君は今年で幾つになるのですか?」

京太郎「俺は今年で・・・・・・・・・」



直下

17~24

の中でお好きなのを選んで下さい

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京太郎「俺は今年で18ですね」

ハギヨシ「歳を重ねると時間の流れは速いものですね、少し前に貴方と知り合ったと思っていたらもう2年の付き合いですから」

ハギヨシさんは昔を懐かしむような、まだガキの俺にはなんとも言えない表情をしている

俺も何時かあんな顔をするようになるのかなぁ、などと考えていたら携帯の振動で現実に帰る

相手はマホか、内容はこの後の食事についてだ、さてどうしようかな

ハギヨシ「可愛い後輩さんからの連絡みたいですね」

京太郎「そんなに分かり易い顔をしてましたか?」

ハギヨシ「ええ、以前龍門渕に彼女ときた時もその様な顔をしていましたから」

ほんの少しの恥ずかしさを感じながら、マホに返事を返す

ハギヨシ「大切な先輩をお借りし続けるのは悪いですし、私もそろそろ仕事に戻ります」

あまりからかわないで欲しいという俺の言葉を軽く聞き流し、あっさりと店を出て行く彼の背中を見送る

いつの間にかなくなっている伝票に気がつき、俺もいつかと意思を固めマホの待つホテルへ急ぐ



直下
京太郎と同学年


マホ「遅いですよ先輩、マホもうお腹が空いて泣きそうです」

頬っぺたを膨らましながら、ホテルの前の広場で待っていたマホと合流して近くの飯屋に向かう

マホ「そう言えば、マホが練習してるというのに先輩は何をしていたんですか?」

京太郎「散歩だよ、俺は試合には出ないからな」

マホ「ならマホに付き合ってくれてても良かったじゃないですか、今日は先輩がいないから龍門渕の人達にたくさんやられちゃいました」

京太郎「いいじゃないか、沢山練習ができて、俺が一年のこr」

マホ「あっ、先輩ここにしましょう」

お小言が始まる気配を感じてわざとらしく言葉を遮るマホ、先輩の話の腰を折るとはけしからん

実際はどうでもいい話だから、マホに合わせて店に入る

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席に通されて店内を見渡していると、見知った顔が少々
マホもそれに気が付き挨拶をしてきますと彼女達に駆け寄って行く

子犬みたいだな、などと考えていたら急に手で目隠しをされる

春「だーれだ?」

手が黒糖の匂いがするから直ぐにわかる、それと後頭部に押し付けられる胸の感触

京太郎「手に消臭剤をかけて出直してこい、年中黒糖の匂いがするのは春ぐらいだ」

名前を呼ばれて、手を離して隣の席に当然のように座る春

京太郎「マホの応援に来てくれてありがとう」

春「気にしないでいい、わたし達も息抜きがしたかったから、それに貴方達は姫様にとっても、重要な人達だから」

彼女の言葉に何て返そうかと思っていてら、マホが戻ってきた


マホ「春先輩、お久しぶりです」

春「久しぶり、元気そうでよかった」

マホ「マホの体調管理はいつだって先輩がしてくれますから」

こいつ、本格的に俺の事を専属マネージャーと勘違いしてないか

マホ「春先輩もご飯一緒に食べませんか?」

春「嬉しいお誘いだけど、そろそろ待ち合わせの時間だから」

残念がるマホに黒糖をひと袋プレゼントし席を立つ彼女、用事があるのに俺たちに気がついたから寄り道してくれたのか、相変わらず優しい子だな

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食事を手早く済ませて、ドリンクバーを取りに行くと男の人とぶつかりそうになる

男性の謝罪の言葉を聞きながらも、彼が手に持つ飲み物に気を奪われる

俺の方こそすみません、何とかそう返しドリンクを二つ入れて席に戻る

俺がぶつかりそうになっていたのをしっかりと見ていたマホが得意げに、注意力が足りませんよ、などと言ってきたので悔し紛れにさっきの人が持っていて、俺も気になって入れたジュースをマホに渡す

マホ「・・・何ですかこれ、飲みにくいです」

京太郎「ドリアンジュースらしいぞ、上手いか?」

うまく言葉にできません、そう言いながらグラスを手渡してくる、それを受け取り少し飲んでみる

・・・・・・飲みにくい、けど不味くはない
確かに味は言葉にしにくいな

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店を出てホテルへ戻る途中、ゲームセンターを見かける、学生でも一時間はまだ遊べるなどうしよう?




直下のコンマ
00~25よる
26~99ホテルに戻る

ホモ特有の見切り発射、しばらく安価は無いから他のホモスレに帰ってどうぞ


ホテルに戻りマホと別れ、自室に戻る途中に阿知賀の人達が見えた

マホのこともあるし軽く挨拶をしようと思い近付くと、先に俺に気がついた玄さんが手を振ってくれる

京太郎「お久しぶりです」

玄「久しぶりだね、京太郎君もここのホテルなんだ?」

京太郎「はい、龍門渕さんの御好意に甘えることにしましたから」

玄「そうなんだ、わたし達と一緒だね」

宥「その格好はこれからお風呂かな、ここのお風呂もあったかくてとても良かったよ」

憧「宥ねえは入りすぎよ」

憧のツッコミを聞きながら、今居ない人達について聞くと、のぼせたからまだ休んでいるらしい

人がいいから宥さんに付き合って長湯してのぼせたのか、女性はお風呂が長いと言うけどこの人は格が違うな


阿知賀の人達に挨拶を済ませ、俺は温泉に行くからとその場を後にする

あんな可愛い子達と混浴に入れたらなぁ

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男湯は地獄だな、まさか筋肉に囲まれるとは

でも筋肉だけは裏切らない、とマッチョが力強く言っていたのが何故か心に残った

部屋に戻り筋トレをして、また汗をかいたので備え付けのシャワーで汗を流す

部屋着に着替え寝る前に日課になってるメールを送り、アラームを四時に設定し明日も早いから布団に飛び込む

思ってたより早くに眠気が来てしまった


アラームより早くに目が覚めて、筋トレをしてシャワーを浴びる

マホと頼んでおいた龍門渕の人に連絡を入れる

暫くして、控えめなノックが聞こえたのでドアを開けて来訪者を部屋に通す

沢村さんと国広さんだ
マホのやつ一番遅いとは情けないな

二人に紅茶を入れてマホを待ちながら世間話をしていると、紅茶の入れ方が上手くなったと褒めてもらった

それが嬉しくてニヤけそうになっていたら、国広さんがまだまだハギヨシさんには及ばないけどね、といたずらっぽく笑った

京太郎「あの人は俺の目標ですから」

そう返す俺の表情が落ち込んでいたみたいで

智紀「相変わらず顔に出やすいね、でもちゃんと近づいているよ」

優しく慰められてしまった、こういう所がまだまだなんだろうな

紅茶が二杯目に入ったところでようやくマホが俺の部屋に着く

マホ「すみませんお待たせしました、よろしくおねがいします」

二人をあまり待たせるなよ、そう言おうとしたところで国広さんに

一「女の子には色々あるんだよ」

と言われ、やっぱり俺はまだまだだと再確認した

マホに紅茶を入れて、気持ちを入れ替えて卓に着く

京太郎「東風荘でいつもどうりお願いします」

その言葉きっかけに部屋には牌を打つ音だけが響く

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しばらく続いた麻雀はマホがチョンボをしてラスに転落して終わった

時間もちょうど良いし、沢村さん達と一緒に朝ごはんを取ることにした

ホテルのバイキングで食事を終え、今日は頑張ってと応援の声を貰いマホと二人で会場に向かう


会場に着き控え室との分かれ道に差し掛かった

京太郎「ちゃんと見てるから、最後までマホを信じてるから全力でぶつかって行け」

マホ「まかせて下さい」

短くそう答え、俺の手を両手で握る

そんな彼女に答えるように俺も微かに震えている彼女の手を握り返す



どれくらい時間がたったのだろう、ほんの少しの間だと思うけど握り合っていた手が離れる

マホ「それでは夢乃マホ、行ってまいります」

気合十分という感じで、敬礼してるマホに、俺は行って来いと最後に頭を撫でてその場を後にした




直下
17~24
選んでどうぞ


高校二年の秋、真面目な友人は既に進路を意識しているというのに俺と来たらただフラフラと毎日を過ごしている

正直な所、進路と言われても漠然と進学したい、もう少し学生生活を送りたい、その程度しか思いつかない

見かねた染谷先輩が、どうにもならなくなったら家で雇ってやると言うぐらいだ

でも学生なんてそんな者だと思うんだけどなぁ

考え事をしていてらいつの間にか目的地の本屋に到着した

健全な男子高校生らしくお宝本を買おうと思い、目的のコーナーに向かう

その途中に麻雀の週刊誌があり、見知った顔が表紙を飾っているのに気がついた

何となく手に取り、軽く読んでみる

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結局その雑誌だけを買い本屋を後にする

本に書いてあった内容は夏に活躍した高校生の現在についた書いてあった

昨年偶然出会って、今年再会した時に次は私の番ですね、そう言いながら笑った彼女

その彼女が前に進んでいる姿を見て、漠然とだけどやりたい事が見つかった

我ながら単純だなと思ったけど、可愛い女の子が自分との約束のために頑張ってくれているなら自分も必死になる

男子高校生なんてそんな者だと自分を納得させて、夕暮れの街を駆けていく



直下
19~23
選んでどうぞ

直下
清澄高校と龍門渕以外の長野勢
その下
アナウンサーorアナウンサーになってそうな人


長野県に新しくできた龍門渕のアミューズメントパーク、ハギヨシさんの頼みという事で俺はそこで働いている

決して水着の女の子が見たいからではない、下心などないのだ

数絵「そのわりには鼻の下が伸びているわよ」

京太郎「そりゃ失礼、お前の前でしかこんな顔しないから安心してくれ」

数絵「またそんなことを、貴方がそんなんだからおじい様が・・・」

頬を赤らめながら拗ねた顔で抗議する数絵をなだめながら担当場所に向かう

担当のプールエリアで仕事をこなしていると館内アナウンスで福路さんの声が聞こえる、迷子のアナウンスみたいだ

彼女の声を聞くと仕事の疲れもすぐに吹き飛ぶ、癒されるなぁと思っていたけど呼び出された名前が自分の後輩だと気がつくと思わずため息がもれる

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仕事が終わり、帰宅しようとゲートを抜けようとした所で、物陰から彼女にしては珍しい強めの拒絶の声が聞こえる

何だろうと思い、気配を殺して近づいてみる

美穂子「ですから、何度も言ってるように貴方と出かける予定はありません」

よくあるナンパか、福路さん美人だもんな、男なら良く分かる

京太郎「あ、福路さん探しましたよ、仕事のことで透華さんが呼んでましたよ」

ついでに男の方に筋肉をアピールしてウインクをする

美穂子「あ、ごめんなさいすぐに行きますね」

そう言い残して足早にここを立ち去る福路さん、残された男に慰めの声をかける

京太郎「そう言えば、IPS細胞と言うので同性どうしでも子供ができるらしいですよ」

顔を真っ青にして逃げる男

京太郎「あ、おい待てぃ」

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居酒屋により店内を見渡して待ち人の姿を探す

キョロキョロしていると、店員さんに相手は奥の個室にいると教えてもらう

聡「男のケツを追い回して遅れるとは、流石に予想できなかったぜ」

聡の正面に座る数絵の方を見ると悪戯が見つかった子供のような表情をしている

数絵の横に座り、店員に追加の注文を頼みさっきの出来事を説明した

数絵「相変わらず福路さんにはお優しいようで」

冷ややかな目線が心地いいぜ、そんな風に数絵とじゃれてると聡さんが懐しい話を始める

聡「そう言えばお前と初めて会ったのは県予選の会場だったな」

京太郎「そうですね、あの時はこんなふうに食事を一緒にするとは思っていませんでした」

数絵「あの時は落ち着いた人だと思ってたのに、いつの間にか筋肉バカになってるなんて」

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数絵「だからねぇー聞いてるの京太郎ー」

完全に酔っ払っていやがる
聡さんは既に違う店に避難済みだ

可愛い孫娘が酔っ払ってるってのに置いていくなんて

京太郎「相変わらずお酒に弱いな、そんなんだと聡さんも心配が絶えないだろうな」

少し嫌味っぽく言ってみる

数絵「おじい様が、京太郎がいる時以外はお酒を禁止しているから何も問題ないわ」

そんな返しをされたらなんにも言えないな、今日はとことん付き合おう

数絵「京太郎、次の店に行くわよー」

会計を済ませ、日課のメールを送り数絵を連れて次の店にむかう

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当然次の日は二日酔いだった

そう言えばこの二人は原作でも同じコマに写ってますね


今日はアイドル雀士がうちのパークでイベントをするらしい

透華さんから直々にその人の補佐をするようにと言われているので、いつもとは違ってその人の控え室に向かう

控え室の前に着きドアをノックする、少しの間の後に入室を許可する声がかかる

由暉子「今日はよろしくおねがいしますね」

京太郎「任せておけ、由暉子の頼みなら何でも叶えてみせるよ」

知っています、そう答えながら俺の分の飲み物を用意してくれる

しまった、久々に由暉子に会えたことで気が緩んだか

お礼の言葉を伝え彼女から飲み物を受け取る、そのまま彼女は隣の席に座りこの後の話を始める

ひと通り話が終わったあとに壁の華になっている人達に声をかける

京太郎「いつまでそうしているつもりなんですか?」

ニヤつきながらこっちを見ている爽さんと揺杏さん、由暉子は特に気にしていないみたいだからいつもの悪ふざけ何だろう

揺杏「そろそろユキも着替えるんだけど覗いていくかい?」

何を馬鹿なことを、今更その程度では同様はしない

やれやれ、といったポーズをとり外で待っていることを告げて部屋から出る

その後に続く爽さん、部屋に二人を残しドアから少し離れた自販機で飲み物を買い少し話をした

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由暉子のイベントは成功に終わった

俺も今日の仕事は由暉子のサポートだけだからこれで終わりだ

この後はどうしようかな



直下
00~40由暉子と食事
41~99由暉子達と食事

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