ルパン「なぁ次元、デスノートって知ってるか?」(10)

次元 「デスノート?聞いたことねぇなぁ」

ルパン「そうか」

次元 「いったいそりゃ何だ、お宝か?」

ルパン「お宝、お宝ねぇ……イシシシシシシ」

次元 「笑ってないで教えろ」

ルパン「まぁそうだな。お宝と言えば、お宝かもな」

次元 「?」

ルパン「それより次元よ。もう一つ聞いときたい事があるんだが 、 最近起こってる凶悪犯連続殺人事件ってのは御存じ?」

次元 「例の心臓麻痺事件か」

ルパン「そうそう、それそれ」

次元 「その事件についちゃあ知らねぇ方がどうかしてると思う ぜ。 特に俺達みたいな泥棒にはよ」

ルパン「シシシ。違ぇねぇ」

次元 「世界中の凶悪犯がばったばったと死んでんだ。tvのニュ ース見たって そればっかりだしよ」

ルパン「いよいよ俺達も年貢の納め時かもなぁ?」

次元 「……かもな」

ルパン「およよ~~?次元ちゃ~ん、いつになく神妙な面持ちじ ゃな~い」

次元 「当たり前だろ。明日は我が身かもと思えば」

ルパン「まぁ?相手が鉄砲で攻めてきたり、槍で攻めてきて殺さ れるのと、 心臓麻痺ってのは違うからなぁ」

次元 「あぁ。もし一流の殺し屋が俺達の寝首かきに来ても対処 は出来るが、 心臓麻痺で殺されるとなりゃ話は別だ」

ルパン「抵抗できずにジ・エーンド」

次元 「そう思うと、今の内に遺書でも書いとこうとか考えちま うよ」

ルパン「次元……」

次元 「……」

ルパン「……………………………くっ」

次元 「……………………………ぷっ」

ル・次「アハハハハッハハハハハハッハハッハハハハハハハハハ ハハハハハッハ く~~~~イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」

ルパン「ぬははははあはははははっはははっはは」

次元 「ひ~~~ひ~~~~~腹がよじれる」

ルパン「死ぬっ、死ぬっ!遺書?遺書だって?」

次元 「だはははははははは寝言は寝て言えっつーんだ」

ルパン「死ぬのが怖くて泥棒なんて誰がやるかっ」

次元 「ぬははは、そのとーりだよな」

ルパン「ひひひひひひひひ」

次元 「くくくくくっ……で、俺達はどうしたら殺されずに済む んだ?ルパン」

ルパン「あん?」

次元 「とぼけんじゃねーよ。お前が意味もなくこんな話題振る なんて 俺ぁおもえねがーな。大方、初っ端に言ったデスノート ってのが 関係してんだろ?」

ルパン「…さすが次元。話が早い」

ルパン「実はな昨日不二子に会ったんだがよぉぅ」

次元 「おいおい、まさかあいつからの情報か?」

ルパン「おーちつけって。今は誰からのネタだろうが関係無いで しょうがっ」

次元 「だが俺はあいつだけは信用ならねー」

ルパン「やれやれ。不二子が聞いたら怒るぜ~?」

次元 「構わねぇよ」

ルパン「あらら」

次元 「それでどうしたってんだ?」

ルパン「ん?あぁ、あいつが言うにはデスノートってのは…」

~~以下回想~~

不二子「ねぇ、ルパァン」

ルパン「イシシシシシシ、な~に不二子ちゃぁん?」

安定の不二子ちゃ~~ん

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