爽「獅子原爽のトイレ探訪記!」ユキ「行ってらっしゃい」(臨海女子~阿知賀編) (375)


~プロローグ~


Prrrrrr・・・・

 ポチッ

「はい、もしもし・・・」

「おお、龍門渕か。 久しぶりだな…」

「ん? 何? うんこ・・・?」

(会話中)

「……フンフン、ああ、なるほど…」

「分かった。じゃあヤツが東京に来たら、そのようにしよう・・・」

「ああ、気にするな。私にまかせておけ… じゃあな」ポチッ


ダヴァン「サトハサン? 今の電話… リューモンブチと、言っていましタガ?」

智葉「ああ、長野の龍門渕透華からだよ。 なんでも今日、この臨海女子を“あの女”が訪ねてくるらしい」

明華「あの女…?」

智葉「ああ、インハイ準決勝でネリーと死闘を演じた、赤毛のあの女・・・」

ハオ「!! ま、まさか・・・?」


 ジャッッバァァアアァ―――――――ッッ!!

 ゴボゴボゴボゴボゴボゴボ・・・・・ ズゴッポウォオォッ!=3

 グギュルズズズズズズズズz・・・・・ ズギュッポオォンッ!=3=3!


 ガチャッ


ネリー「はぁ~~~っ、スッキリしたヨ~~」テカテカ

智葉「おいネリー! ちゃんとうんこは流れたのか?」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1419767576


・1作目→ 爽「獅子原爽のトイレ探訪記!」ユキ「行ってらっしゃい」(前編)
      爽「獅子原爽のトイレ探訪記!」ユキ「行ってらっしゃい」(前編) - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1406955362/)

・2作目→爽「獅子原爽のトイレ探訪記!」ユキ「行ってらっしゃい」(宮守~越谷女子編)
     爽「獅子原爽のトイレ探訪記!」ユキ「行ってらっしゃい」(宮守~越谷女子編) - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409378104/)

・3作目→爽「獅子原爽のトイレ探訪記!」ユキ「行ってらっしゃい」(白糸台~清澄編)
     爽「獅子原爽のトイレ探訪記!」ユキ「行ってらっしゃい」(白糸台~清澄編) - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1411780380/)

・4作目→爽「獅子原爽のトイレ探訪記!」ユキ「行ってらっしゃい」(風越女子~池田家編)
     爽「獅子原爽のトイレ探訪記!」ユキ「行ってらっしゃい」(風越女子~池田家編)  - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1415416434/)

・閲覧注意…思いっ切りトイレ・うんこなSSです。 どうしてもかなり過激な表現が出てくる時があります。 読まれる方は十分注意して下さい… 

・トイレやうんこに対して独自の哲学を持っている美少女 獅子原爽 が、実に清々しく爽やかにひたむきに排泄道を邁進するお話です。

・こんなSSですが、キャラをdisったり、読み手を不愉快な気持ちにさせる意図は決してありません。
 キャラの魅力を表現し、楽しく読んでもらいたいです。

・多少の悪ふざけありますが、基本的には真面目なSS、の、つもり…
 ときどき理屈っぽい場面があります。

・このSSは便器です。自由にポンポン気ままに書き込みを投げ込んでくれると嬉しいです。

・ありとあらゆるうんこ・トイレ情報、常に大絶賛募集中。

・喫煙で停学くらった爽が、さまざまな高校のトイレを訪問してさまざまな人々とクサイ関係を築いていきながら成長していきます。
 果たして彼女は日本を縦断し、最終の地鹿児島永水まで辿り着けるのか…?




ネリー「ドキッ! サトハなんでうんこだって分かるの?! 人のトイレをのぞくのは犯罪だヨ!」=3

ダヴァン「あんなものすごい水の音を聞いて、オシッコだと思う人はいまセンヨ」

智葉「まったくだ… ネリーのうんこのせいで、何回バキュームカーを呼んだか分からないからな…」

ハオ「私、母国でたくさんの生うんこを見たことがありますが、ネリーほどの巨大うんこは見たことがありませんね」

明華「ネリーがトイレをつまらせる度に… 今度こそ便器が壊れるんじゃないかと心配になります」

智葉「明華…、今日、実際にうんこで便器を破壊したヤツが来るらしいぞ」

ネリー「!! 誰それ! ネリーのライバルになれそうだネ!」


智葉「それは・・・ネリーのよく知っている、有珠山の獅子原爽だ」


ネリー「サワヤ!? サワヤが来るの? やたっ! 今度こそケチョンケチョンにしてあげるヨ!!」=3

智葉「やめておけネリー… 龍門渕の話では、獅子原は・・・・」



<その13 ~東東京臨海女子 明華「レ・トワレットゥ・ドゥ・ル・モーンドゥ!」ネリー「シブヤにイクYO!」=3の巻~>



~東京・浅草~


末堂「オイまてやぁッ! このうんこヤロウがぁッッ!!」


空手道神心会の重鎮・末堂厚三段は、額に青筋を浮かべて吼えた。


爽「ああ、私はうんこヤロウだよ。 何? お兄さんはうんこヤロウじゃないの? うんこも出せねーなんてかわいそうな人だねww」


末堂の正面でイカの串焼きをかじっているのは、恐怖感覚のネジがブッとんだ女、獅子原爽である。


末堂「ナメやがって・・・ オレのブリオーニのスーツ汚しといて、タダですむと思うなよ?」

爽「はあ何? ブリブリオナニー? お兄さんけっこうマニアックな趣味してんだねw ついていけなーわww」


二人の接触は2分ほど前のことであった。

ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー

上野で新幹線を降り、スカイツリーを観に浅草へやって来た爽は、店頭で香ばしい匂いを漂わせていたイカの串焼きを購入。 それをかじりながら浅草ホッピー通りをブラブラしていたところ、あやまって末堂にぶつかってしまったのである。


  ドンッ


末堂「うぉっ?!」

爽「あっ」


末堂「う・・・っ! くそっ、服にマヨネーズが・・・」

爽「わっやべっ。 す、すいませんでした」ペコリ

末堂「おい、ねーちゃんちょっとま…」


頭を下げてクルリと背中を向け、立ち去ろうとする爽・・・

しかし、


 ビプッ!=3

末堂「?!」

 ブァプッ!=3

末堂「あ?」

 ボフィゥッ!=3

末堂「は…?」

 バッポォンッ!=3

末堂「なあっ?!」


ソソクサと去ろうとする爽・・・ しかし、そのケツからは、足を一歩踏み出すたびに、まるで行進曲のように屁が射出されたのである。


末堂「オ・・・オイまてやぁッ! このうんこヤロウがぁッッ!!」


ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー


爽「私は生粋のうんこヤロウだよ。 毎日6回はうんこするし、今でも、極上のうんこちゃんがお腹にゴッソリつまってるんだからね・・・」ムヒヒヒ

末堂「てんめえッ! 話をはぐらかすんじゃねえッッ!!」グイッ

爽「あひっ」


爽の頭の半分くらいはありそうな巨大な拳が胸倉をつかむ。

爽はつま先立ちになり、右手にイカ、左手にマヨネーズを持ったまま身動きできなくなった。


末堂「クリーニングじゃ落ちねえ・・・ 弁償しろやッ! 20万で手ぇ打ってやる」

爽「………!!」


服の胸元を締め上げられ、声も出せない爽。


爽「うぅ、う・・・っ!」ググッ


万策つきて、イカの串を末堂の腕につき立てようとした、その時


 「おやめなさい!」バコォッ!

末堂「うぉっ?!」


なんと… 身長205cmの末堂が、上から頭を蹴られたのである。


明華「この方は私の友人です。 手を放して下さい」フワリ


日傘を持った銀髪の少女、雀明華が静かに地上に降り立った。


末堂「な、なんだァ、お前…?」


 タカタカタカタカタカタカタカタカタカ!!

末堂「あたっあたたたたっ!」


今度は背中にこそばゆい痛みが走り、振り向くと、鋭い目つきの褐色の肌の少女がエア・ショットガンを構えていた。


ダヴァン「獅子原サンに何かしたら… 本物で撃ちマスヨ!」

末堂「な、なにを…?」


その時… 末堂は体の左側に異様な気配を察知し、目線を移した。

そこには、お団子頭の、なかなかのおもちをおもちの黒髪の少女が立っていた。


末堂(なっ?! こいつ… いつの間にオレの間合いに…?)バッ


あわてて距離を取ろうとするする末堂。 だが…


ハオ「遅い…」ユラリ


 ドオオオオオオオオンッッ!!


末堂「がっ?!」


ハオの踏み込んだ震脚はアスファルトにバリバリと亀裂を入れ、その右肘は末堂の脇腹にメリ込んでいた。


末堂「ぐうう・・・・?」ガクッ


思わず膝をつく末堂…


 「ネリネリコロコロウンココロ! マネマネカネカネルルルルーン♪★」


末堂「・・・??」

ネリー「おにーさん、ネリーのサワヤに何してんのかな? 今、解き放つ・・・ わが排泄の力!」カッ

ネリー『バーニング・サンダー・フラッシュ・うんこォォ―――ッッ!!』ブワッ


末堂「?! おげえッ!」


ネリーが魔法の杖的な物をクルンと回すと、なんと、末堂の2倍はあろうかというスーパーメガサイズのMAKIGUSOが目の前に出現したのである・・・!


ネリー「あはっ♪ うんこをバカにする人は、一度うんこになってみなヨ! Go! UNKO!!」


ネリーのかけ声で、末堂に覆いかぶさるように迫る、超巨大うんこ・・・!


末堂「うわああッッ!!」


思わず目をつぶり、両手で顔を防御する末堂。

しかし…巨大うんこは、スルリと末堂の体を通り抜けてしまった。


末堂「???」

智葉「安心しろ… 今のはうんこの幻影… “ファントム・うんこ”だ」ゴゴゴゴゴ・・・


智葉の左手には長ドスが握られ、その切っ先は末堂の鼻先にピタリと当てられていた。


末堂「・・・ぐっ・・・・!」

智葉「ここは辻垣内組のシマだ・・・ 狼藉を働くなら容赦しないが・・・?」

末堂「く・・・クソッタレ! お、覚えてやがれぇ!」スタコラサッサ






爽「あ、ありがとう・・・ 助かったよ、マジで・・・」

智葉「いや何、私は仕事をしただけだ」

ネリー「サワヤー! ひっさしブリ――フッ!!」ダキッ

爽「うぉっ! い、いてえ… ネリー離れて… 肋骨にヒビ入ってんだよ・・・」

ネリー「えっ?! ご、ごめん…」シュン

爽「いや、抱きつかなきゃ大丈夫だけどさ…」サスサス


明華「獅子原さん、久しぶりですね」

ハオ「インハイ以来…」

ダヴァン「元気でシタカ?」


爽「は、はは… みんな変わってねーな。 でも、なんでここに…?」

智葉「お前を迎えにきたんだよ、獅子原」ガシッ

爽「えっ」


智葉は爽の手首をつかんだ。


智葉「さあ、一緒に来てもらおうか・・・」






~東京都中央区月島・臨海女子高校麻雀部部室~


智葉「ロン、8000の一本場は8300」

爽「はぁ? 今メガちゃんが捨てたのじゃん!」

智葉「…直撃狙いだ」

爽「いじめだ! これはいじめだっ!! センセー、辻垣内さんがズルしまぁーっす」ギャーギャー

智葉「お前は計算もできないのか…? メグから和了ってもトップを取れないだろうが…」


ダヴァン「オヤオヤ、インハイでネリーに稼ぎ勝っていた獅子原サンも、サトハには歯が立ちまセンカ・・・」

ネリー「シャラップメグ! インハイはまぐれだヨ! ほら今は何回やっても私が勝ってるしっ!」=3

明華「そうですね… でも私の見立てでは、獅子原さんのポテンシャルははっきり言ってネリーやメグより上ですね。
本気で麻雀に打ち込めば、チャンピオン以上の実力者になるのも夢ではないと思います」

爽「えっ? マジ? 私そんなすげーの?」

智葉「…私も、獅子原は自分の力を引き出し切れていないと感じるな… お前はプロには行かないのか?」

爽「う~ん、いや・・・ 私、ぶっちゃけ麻雀そこまで好きじゃねーからさ。 そんなガチでやる気にはちょっとなんねーんだよな」



※(有珠山と臨海女子はインハイ敗退後、宮守永水のように一緒に遊びに行ったので、交流があるようです…)


ハオ「勿体ない・・・ では進学ですか?」

爽「そのつもり。 適当なとこ入って、ローカルアイドルのプロデュースとかしながら、4年間適当に過ごすよ」

ダヴァン「では今は受験勉強で大変な時じゃないデスカ… こんなとこで遊んでいていいのデスカ?」

爽「別に遊んでるワケじゃねーよ。 これでも今しかできないことやってんだけどな。 全国の高校のトイレを巡って、うんこやトイレや人間そのものについて勉強してるってかんじ」

明華「トイレ巡り… ツール・ド・トワレットですか…」

智葉「獅子原、そのことだがな。 実はさっき、長野の龍門渕から連絡があったんだ」

爽「!!? リュ、リューモンブチ…?」カタカタ


智葉「お前のことを心配していたぞ、龍門渕のヤツ」

爽「は?! 心配…??」

智葉「お前、なんでも屋敷のトイレを壊してそのまま失踪したらしいじゃないか」

爽「……」

智葉「龍門渕は、随分お前のことを探したらしいぞ。 大ケガをしているし、とんでもないことをやらかして人に迷惑をかけやしないか、と気がかりだったらしい」

爽「え、えええ・・・?」

智葉「風越のメンバーの家に居候してた時も、発見してから影で見守ってくれてたらしいぞ。 それで、お前が東京に行くのを確認して、私のところに“ケガをしてるから無理をさせないように見張って欲しい”という連絡をよこしたんだ」

爽「・・・マジデスカ」


智葉「それと、トイレを壊したことは事故として処理するから気にしなくていい、またいつでも麻雀を打ちに来いと伝えてくれとも言っていた」

爽「・・・そうか・・、長野は本当は、聖人しかいねートコだったんだな・・・」

ネリー「サワヤ! なんか色々面白い体験してきたみたいだねっ! ちょっと話聞かせてヨ!!」

爽「ん? あー… そりゃまぁなんつっても鶴賀が一番メチャクチャだったっつーかなんつーか・・・ あ、そうそう、そこで出会ったうんコロボックルの女の子が言ってたんだけどさぁー・・・」

ダヴァン「…うんコロボックル…??」

爽「ハオさん、中国ではみんな一緒に連れうんこしてるって聞いたんだけど、それってマジなの?」


ハオ「…そうですね。 本当ですよ。 今でも、中国本土では上海や北京などの都市部でない限り、個室の存在しないいわゆる“ニーハオトイレ”が主流です」

明華「二ーハオトイレ・・・」

ハオ「はい、うんこをしながら、“やあこんにちは! いいうんこ出たかい?”と挨拶し合えることから、日本ではそう呼ばれていますね。 ただ、一言にニーハオトイレと言っても、実に様々なトイレがあるんです」

ダヴァン「いろんなバリエーションがあるということデスカ?」

ハオ「そうですね。最もシンプルなものだと、想像しにくいと思いますが、道路の脇とかにむき出しの“壁”があって、壁に沿って一本だけ溝があって、そこにうんこがたまっている、というモノです」

智葉「・・・それはトイレなのか?」

ハオ「トイレですよ。 用を足したい時は、その壁にお尻を向けて、道行く人々に“ニーハオ”しながら、他人のうんこの上にうんこするわけです。 雨が降ってる時は、傘をさしながらレインうんこを楽しめます。 なかなか風情があるんですよ…」

爽「マジかよ…? 想像できてもあんま想像したくねえな…」

ハオ「定期的にトラックでうんこを回収するんですけどね、そんなに頻繁に来ませんから、何十人もの人のうんこが重なり、巨大な“モザイクうんこ”ができあがるんですよ」フフフ・・・


爽「うーん・・・、さすがの私も中国には行きたくねーかも・・・」

ハオ「まあ、そういうトイレは当然、一部の農村にしかありません。 その他、部屋の床にポコポコいくつか穴があいていて、下が巨大な便槽になっているトイレ、ヘチマ型の穴が一列にあいていて、下に水路が走っているトイレ、部屋の中にただむき出しの水路が一本あるだけで、“好きなとこでうんこしましょう”的なトイレなど、色んな構造のトイレがあります」

ハオ「でも私が中学生の時に住んでいた香港は、まあ大体公衆トイレも個室式になっています。 ただし、日本の個室トイレとは全く違う場合もありますけどね・・・」

ネリー「どーゆうこと?」

ハオ「私の家の近くの、観光客もよく来るスタンレーマーケットのトイレは、一応個室式なんですが、ドアが観音開きで下半分しかないんですよ。 つまりしゃがむと体は隠れますが、立つと上半身丸見えなんです」

明華「・・・なぜそんな構造になっているんですか?」

ハオ「回転を早くするためですね。 マーケットのトイレはかなり混むことがあるので、トイレに入った時、“あ、あの人もう終わる”と一目で分かったほうがいいわけです。 それと、ピーク時は個室ごとに行列ができたりもしますから、そんな時、中が全く見えないトイレでは、待っている時“こいつ何やってんだ? うんこ以外のことしてるんじゃねーか?”っとイライラしませんか?」


爽「あー… あるかもしんねー… 駅の公衆トイレとか、人が待ってんのにチンタラチンタラトイレ使ってる奴たまにいるもんな… でも、さすがは社会主義の国だな。 “個人の権利よりもみんなの権利!”ってかんじだね」

ハオ「いえいえ、特別行政区の香港は社会主義体制ではありませんよ。 中国のトイレは、社会主義的な考え方も影響しているでしょうが、それより、“うんこをするのは別に恥ずかしいことではない”“うんこがそこにあるのは当たり前であり、他人のうんこもさほど汚いとは感じない”という、中国人の大らかでいい加減な国民性が大きく影響していると思います」

爽「そうか… うんこに対するその前向きな考え… すばらじゃねーか! 中国は、ある意味世界が見習うべきトイレ先進国なんだな」

ハオ「そうですね… 中国ほど連れうんこが当たり前の国もないでしょうが、歴史をヒモとけば、例えば世界初の水洗トイレと考えられている古代ローマ帝国の公衆トイレも、仕切りもドアもないニーハオトイレだったそうです。
   壁際にズラリと大理石製の立派な便器が並び、当時の人々は休憩室にいるように寛ぎながら、となりの人とおしゃべりしながらうんこしていたようですね」

智葉「うむ… 個人主義的な今の日本では、そういうトイレは下劣で遅れたトイレだと見なされる場合が多いだろうが、他人にそこまで自分のプライバシーをさらけ出せる国民性というのは、慣れれば居心地がいいのかもしれないな」


ハオ「スタンレーマーケットの個室トイレの話に戻りますが、日本と違うのはドアだけではありません。 ここのトイレ、便器が無いんですよ」

ダヴァン「・・・便器なしでどうやってうんこシロト?」

ハオ「あるのは一本の水路だけです。 一本の溝が個室全部の端から端まで通っていて、そこを3分に1回くらいのペースでドーッと水が流れてうんこを一気に押し流すんです」

爽「ふえ… 豪快なトイレだな…」

ハオ「ええ… それはそれは豪快な眺めですよ… 私は一番下流の個室でうんこするのが好きだったんですが、そこでうんこしてると、ジャバーッという音とともに凄まじい量のうんこが私の股の間をウォータースライダーのように滑っていくんです」

ハオ「そこで上からうんこを観察するわけですが、やたら緑色なうんことか、とてつもなく巨大なうんことか、かたさや柔らかさも色々で… たまに白いうんこなんかも見かけることがありましたね。 ごくまれにしか見れないので、白いうんこを見るとラッキーな気分になりました」

爽「mmm・・・ ハオさん… この私でも、うんこ観察の経験値はあんたに一歩ゆずるしかないな・・・」

ハオ「ふふ… そうそう、他人との距離が近いトイレですから、たまに面白いことがあるんですよ。 2年ほど前に、そのスタンレーマーケットのトイレでこんなことがあったんです」

ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー



はやり「はあっ はあっ はああ・・・ やっばいよこれMAJIやっばい…!」グギュルルル・・・


牌のおねえさん瑞原はやり(26)は、香港スタンレーマーケット入り口近くのトイレで、人生最大の危機に直面していた。


はやり(いいい今にもうんこもれそう・・・!☆ ちちちこんちくしょう・・・、こんな仕事引き受けるんじゃなかったよ・・・)アセダラダラ


そう… 彼女は、正月特番として放送される『かけぬけろ! トイレ王国中国全土、8000万tうんこの旅!!』の収録のため、番組ナビゲーターとして昨夜香港入りしたばかりであった。


はやり(ささささっきお昼に屋台で調子乗って食べまくったのがいけなかったんだ… この強烈なGERI・・・ 私の超ハイレベルなアナルコントロールをもってしても、抑え込むのは不可能・・・!☆)ゴロゴロピー


昼食後腹痛を感じたはやりはすぐにトイレを探したが、なかなか見つからない。 この大きなマーケットの中ならばと入ったところですぐトイレを見つけ、喜び勇んで中に入ったのだが・・・


はやり(ななな… なんでこんなに人がたくさんいんのおぉぉっ?!)


いくつかある個室それぞれに、ズラリと長蛇の列ができていたのである・・・


とりあえず一番人の数が少ない列に並んでみたものの、なかなか進まない・・・ なぜか前の人たちがみんなオシッコではなくうんこをしていくのである。


はやり(いいい今から別のとこにトイレを探しに行くのは、とうていムリ・・・!☆ あああもう早くしてよぉぉぉっ!!)


必死で自らの持てる全ての力を下半身に集中させるはやり… こんな所であえなく力尽き、うんこをもらしたならば人生最大の汚点となることは間違いない。

下手をしたら「うんこもらしアイドル」の異名が一生ついて回るかもしれない。

止まります。
中途半端なので明日もう少し進めます。


はやり(ややややっと、私の前の子が個室に入ったよ・・・ な、なんとか間に合いそう…☆)ハアハア


はやりのすぐ前で並んでいた、制服を着たお団子頭の少女はいそいでパンツをおろし、水路をまたいでしゃがみこんだ。 しかし、しゃがみこんだまま、ジッと動かず、う~むうーむとうなるだけで、うんこが出てくる気配がない。

そう、彼女こそは当時14歳のハオ・ホェイユーであり、2週間ぶりのうんこを産み落とすためにここに来たのであった。


ハオ(くっ・・・ カタい… これは… 熾烈な闘いになりそうです…)グググ


ハオの下腹部のスペシャルビッグハードうんこは、彼女の絶大な雀力をもってしても、なかなか動こうとしない。


ハオ(ふうう・・・! わがうんこよ… 中国麻将のチャンピオンの私に、逆らえると思っているのですか…? 観念しなさい! 和(フー)―――ッッ!!)ズモモモモ・・・


ハオの気合により、ハードうんこが少しだけその御姿を現した、その時であった。


 「ちょっとあんたぁっ! いつまで座ってんの?! さっさと出なさいよぉっ!」=3



ハオ「・・・・??」


突然日本語で叱咤され、ハオは驚いて上を見上げた。 観音開きのドアの上から、はやりが汗まみれの真っ赤な顔でこちらを見ている。


はやり「・・・君、中学生? 何言ってるか分かんないだろうけど…分かってよっ!☆ はやり、今、人生最大の危機に直面してんのよぉぉっ!!」=3


日本語を勉強しているハオには、はやりが何を言ってるかは分かったし、彼女が相当ヤバイうんこを腹に抱えていることも分かった。


はやり「はやり、これだから中国って嫌いなんだよっ!☆ トイレは少ないし汚いし、順番守んない人多いしどこにでもゴミをポイ捨てするしお金は投げてよこすしぃ!☆ ほんっとこんな所に来るんじゃなかった!!」ムキーッ


関係ないことまで持ち出してがなり立てるはやり。

しかし、今頭を出したばかりのこのハードうんこ… そうそう簡単にひり出せるものではない。

そこで、ハオは・・・


ハオ「ドウゾ… 入ってくだサイ…」スッ

はやり「はやっ?!」


観音開きの戸を右手で押し開け、ハオははやりに中に入ってくるように促したのである。


はやり「あ、あなた… 日本人…? じゃないよね。 日本語分かるの?☆」

ハオ「ハイ、勉強してマス… ドウゾ、一緒にうんこしまショウ!」


はやり「な、何言ってんの?☆ は、早くうんこすませてよ…」

ハオ「私、まだうんこ出まセン。 大丈夫デス。 ホラ、私が少しさがれば、前に一人分、スペースができマス」ススッ

はやり(な、何言ってんのこの子・・・?☆ そ、それとも、中国では個室で二人でシンクロダブルうんこするのが普通なの?)

ハオ「早くしまショウ。 モレそうなのでショウ…?」ニコリッ

はやり「う・・・!」


はやり(く、KUSO・・・! と、とにかくMORASUわけにはいかない…! あああもう!)

はやり「ドチキショウ! 女一匹瑞原はやり… ダブルうんこくらいしてあげるよっ!☆」バッ


はやりは促されるままに個室に入るとすぐさまスカートをたくし上げてショーツを脱ぎ、ハオにお尻を向けて水路をまたいだ。


はやり「うっ せま・・・ 仕切りにおでこがゴッツンコしちゃうよっ!☆」

ハオ「大丈夫デスヨ、こうすレバ・・・」スッ

はやり「ひゃっ!?」


ハオはうんこ座りのまま後ろからピッタリと体をくっつけ、腕を前に回してきたのである。


ハオ「こうやって何かにつかまりながらフンばると、うんこが出やすいんデス。 それに… 後ろからお腹をマッサージしてもらうと、とても気持ちよくうんこできるんでスヨ? これぞまさに一石二鳥!」モミモミ

はやり「ああんちょっと!☆ そこはオナカじゃなくて胸だよっ!」=3

ハオ「細かいことを気にしてはいけまセン。 アイヤー、このおもちは…很好! スバラです!!」モミモミモミ


ハオ「…さあ、もうすぐ前の人たちのうんこが一気に流れてきマス。 それに合わせて、私たちもレッツ・うんこデス!」

はやり「ああもうワケ分かんないけど、こうなったらはやりもヤッちゃうよぉっ!☆ 思いっ切りうんこ出しちゃうからねぇ! しっかりつかまってなさいっ!!」

ハオ「アッ、来ましたヨ・・・!」


 ジョバジャアアアアアァァァァアァ―――――ッッ!!


ハオ「今デスッ!!」グッ

はやり「んふうっ! あはぁあァァぁぁ~~~んっ!!」


「ピ―――――――――ッ(自主規制)」


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


ハオとはやりはピッタリと体をくっつけ合ったまま、スペシャルビッグハードうんことセイントウォーターうんこを大量に召還・・・ その美しきシンクロうんこは、前から怒涛の勢いでやって来たうんこの大群と混ざり合い、二人の尻の下を、母なる海へ還る川のように流れていった・・・


 川は~流れて~ どこどこ~行くの~♪ うんこも~流れて~ どこどこ~行くの~?♪


その流れを見下ろしている時・・・、はやりの頭の中には、なぜかあの不朽の名曲「花~すべての人の心に花を~」が流れていた・・・


ハオ「ふふふ・・・ どうデス? 気持ち良かったでショウ?」モミモミ

はやり「あんっ!☆ も、もううんこ出たからもまないでよっ!」=3

ハオ「私もあなたもとてもスッキリとうんこが出ましたネ。 おめでたいことデス。 とってもハッピーデス! さあではっ、歌いまショウ!!」

はやり「は? はやぁっ?!」

ハオ「ハッピバースデーユアうんこ~♪」

はやり「ハハハハッピバースデーユアうんこー♪♪☆」ランランラン


ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー


爽「死刑! ハオ! お前は死刑だ! うらやま死刑!!」


爽「親切を装って、うんこで動けない女性のおもちをもむとは・・・ なんたるひれ…うらやましぃぃぃ!!」

明華「でも、うんこをしたあと歌を歌いたくなる気持ちはよく分かりますね。 私もトレビアンなうんこがドォーッと出た時は、思わず『ジュ・テーム・モン・メルドゥ~♪(心から愛してるわ、私のうんこ!)』と歌ってしまいます」

ハオ「ふふふ… 私は小学校までは北京から少し離れた地方都市に住んでいたんですが、そこでも日本では考えられないような面白いことがありましたよ…」ククククク

ダヴァン「もうハオの話はあまり聞きたくありまセンネ…」ゲッソリ

ハオ「そこの町の駅やデパートなどの公衆トイレは、ニーハオトイレではない日本のような個室トイレが多かったんです。 しかし…、入ると、ステキなお姉さんがドア全開でうんこしてるんですよ」

智葉「な、なんでドアがあるのに閉めないんだ・・・?」

ハオ「鍵が壊れていることが多いんですよ。 それに、ドアや仕切りのないトイレでうんこすることに慣れてきた人は、開放的にうんこしたいのでドアを閉めたがらないんです」

ハオ「ふふっ、それに… それはそれは麗しい少女が、うんこを流さずにそのままで出ていくことが多いんですよね…」フフフフ・・・

爽「えええ・・・?///」

ハオ「水洗じゃないトイレや、水洗でもスタンレーのトイレのように自動で流れていくトイレが多いから、“自分のうんこを自分で流す”という感覚があまりないんです。 それと、誰も他人のうんこなんか大して気にしませんから、うんこが残っているとさらにその上に女の子がうんこを出すわけです」

ダヴァン「Oh my God・・・」


ハオ「こうして、少女たちによる協同作品“ライジング・オーバー・マウンテン・うんこ”が、便器の中でてんこもりになっていたりするんです」

爽「私ちょっと中国行ってくる。 パスポート取ってくるね」タタタタッ






 バタンッ


爽「ただいまー! ふうぅスッキリしたぜぃっ!」ツヤツヤ

智葉「ああおかえり」

ダヴァン「もう中国に行ってきたのデスカ?」

爽「いや、やっぱ中国は永水まで行ってからにするよ。 とりあえずそこのトイレでうんこしてきた」

ネリー「ねえねえっ! せっかくうんこ話で盛り上がってきたんだから、みんなの国のトイレ自慢でもしよーヨ!」

ダヴァン「えっ自分の国のトイレについて語るってことデスカ?」

明華「ふふ… 面白そうですね。 フランスのトイレはある意味中国にも負けていませんよ」

智葉「ふむ… 各国のトイレ自慢か… まあいいだろう」

ネリー「決まりだネ! じゃあ、まずメグからぁっ!」

ダヴァン「わ、私カラ・・・?」

本日ここまでです。
前スレで予告してました通り、しばらくこのSSはお休みします。
続きは2月の中旬から再開したいと思います。
より良いうんこLifeをお過ごし下さい。


ネリー「アメリカン・トイレだYO! やっぱハオに負けないくらいすごいんでしょ?」wktk

ダヴァン「いや、別に… アメリカのトイレなんて、特に変わったとこはないと思いますケド… まあ強いて言えば、日本のトイレよりは開放的でスネ」

爽「開放的? 何、やっぱドアがねーの?」

ダヴァン「いえいえ、よほどの田舎に行かなければ、ドア無しトイレはありまセンが… でも、下の部分が4~50cmくらい空いているトイレが多いので、脚は外からでもまる見えなんデス」

明華「50cmも…? ちょっと想像し難いですね」

ダヴァン「“アメリカ・トイレ”のワードで画像検索すれば出てきまスヨ… ホラ」ポチポチ スッ




爽「へえ…? ドアの高さも低いみてーだな。 こんなの上からのぞいたらふんばってるとこもまる見えだな!」

ダヴァン「そ、そうでスネ… でも別にアメリカ人はうんこすることを恥ずかしいとは思ってませんから、下から見えても上から見えても気にしませンヨ」

智葉「いやしかし… 不自然なドアだな。 なんでこんな中途半端なドアなんだ?」

ダヴァン「…私は生まれた時からこういうのが自然だと思ってましたケド… 個室の中が見えるようになっている理由は、性犯罪やドラッグ、恐喝などの犯罪を防止するためらしいでスネ」

爽「はあ… なるほどね。 中国もアメリカも、トイレは“プライバシー”の空間じゃねーんだな」

ダヴァン「私にとっては日本のトイレは息苦しいデス。 あんなに閉め切った空間にする必要はないと思いマス」


ダヴァン「そうそう、それと… 日本のトイレで変だな、と思ったことは閉塞感だけではありまセン。 やたらと“流す音”がたくさんすることにもカルチャーショックを受けまシタ」

ハオ「あ、それ、私も分かりますね…」

爽「? 何、なんのことだよ」

ダヴァン「普通、うんこをしたら最後に一回流せばO.K.じゃないですか。 それなのに、日本のトイレではいつも2回も3回も流す音が聞こえてくるんデス」

ダヴァン「最初私は、ヤマトナデシコはみんなスーパーラージなうんこをするから、一回で流しきれないのかと思いましタガ、違うんですヨネ?」

智葉「あぁ…そうだな。 うんこをする時の音を消すために、水を流しながら排泄する輩が多いからな」

爽「それ水の無駄だよな。 “音姫”とかいう自動消音装置とかワケの分かんねーもんまであるし」


ダヴァン「アメリカ女性は、どんなにおしとやかで優雅な人でも、うんこする時は音なんてお構いなしにブリブリモリモリとうんこしまスヨ。 ああ、そう… 日本に来た頃、寮の公衆トイレでこんなことがありましタネ・・・」


ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー

~一年半前・臨海女子高校寮内トイレ~


ダヴァン「・・・ふうぅ、昨日は少しラーメンを食べ過ぎましタネ。まだお腹が重イ…」

ダヴァン「しかし、このダルさともおサラバデス。 このトイレで一発ビッグうんこをカマしてすっきりするとしまショウ!」ガチャッ


個室に入ってイキみ始めたダヴァン・・・


「MMmmmmmmmmuuuuu・・・・!!」

  BOFU!=3 BURIRIRIRIRIririiiii・・・・!

「FUMUu! umuuFUUUUUUUUUU~~~~~~・・・!!」

  BURI,BURIBURI・・ MORIMORIMORIMORIiiiii!!


モブA「ちょ… なにこの音! スゴすぎね?」ヒソヒソ

モブB「だ、誰がうんこしてんの?」ヒソヒソ


「HOUUUU・・ HAAAAAAAaaaaaa~~~~~・・!!!」

  BUPPAAAA!=3 DOPAAANN!=3 BUBUBUッ PUッSUUUU~~~~!!


モブA「や、やべえ・・・ww」ヒソヒソ

モブB「恥知らずな女もいるもんだなww」ヒソヒソ



ジャッバァァッァァァ~~~~~~~ッッ!!


ガチャッ


ダヴァン「ふぅ… スッキリしまシタ」ツヤツヤ

モブA・B「「……」」

ダヴァン「ん? あなたたちは… あぁスイマセン、個室が空くのを待っていたのでスネ」

モブA「ち、ちがうわよ。 私たち、化粧直しで来ただけだって」

ダヴァン「? そうでスカ…」テコテコ


モブA・B「「………」」

モブA「ちょ、チョーウケルww すげえうんこの音してると思ったら、うんこ色の奴出てきたwww」ヒソヒソ

モブB「やべっ、腹苦しい… ねえねぇ、学校のネット掲示板にこのこと書いちゃお?ww」ヒソヒソ


ダヴァン「……」

ダヴァン(聞こえてまスヨ・・・)ギリッ


ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー


ネリー「ヒドい! 心の腐った連中だねっ!」プンスコ=3

智葉「…許しがたいな。 メグ、なぜすぐに私に報告しなかったんだ?」

ダヴァン「そ、その時はまだ、智葉と会ったばかりでしたカラ…」ウルウル

明華「陰で、しかも二人以上でコソコソと… 日本人の悪い癖ですね」

ダヴァン「…これ以来、私も、うんこする時は音がしないように気をつけるようになりまシタ… 郷に入っては郷に従えと言いまスシ…」


爽「 バ カ ヤ ロ ウ ! ! 」ダアンッ!


ダヴァン「ハ、ハイ…?」

爽「そんな… うんこの風上にも置けねえ連中の言ってることを、気にするなんて…! それでもお前は自由とファイティングスピリッツの国・アメリカの女かぁ! テキサス・ブロンコの熱い魂はどこ行ったんだよ!」クワッ

ダヴァン「い、いや… 私はテキサス出身じゃないですケド…」

爽「じゃかましゃあっっ!! いいか… うんこってのはな…! “うんこをする”ということは…人間にとって、とてつもなく大切で、素晴らしく、神聖なことなんだぞ・・・!」ポロポロ

ネリー「サ、サワヤ…? 泣いてるの?」

爽「これが泣かずにいられるか! 豪快な排泄・・・ それは、生命の鼓動、魂の叫びだ! メガちゃぁぁん!!」ガシッ

ダヴァン「し、獅子原、サン…?」

爽「何があっても惑わされるんじゃねえ! うんこと屁だけは思いっ切り出せ! 私のようにぃ!!」ボッフウウゥッッ!!=3=3


 ビリビリッ ビリビリビリィ・・・・!!


智葉「な?! へ、部屋の窓ガラスにヒビが・・・」キョウガク

ハオ「くっ・・・! なんという屁圧!!」ガクゼン

明華「こ、これが日本の高校生の底力・・・? これが真のトイレマスター・・・!」センリツ

止まります。また来週書いていきたいと思いマス。
画像貼ってみましたがうまくいってないみたいですね… すみません。

トイレ・うんこと様々なモノのコラボレーションをテーマにスレ立てしてみました。↓

「トイレとコラボ」
「トイレとコラボ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1425207484/)

まだ全然書いてません。11頃からまた書くので良かったらのぞいてみてください。咲オンリーのSSではないので御注意下さい。



ネリー「サ、サワヤちょっと落ち着きなよ… みょ、ミョンファ! フランスのトイレはどーなの? ある意味中国にも負けてないとか言ってたけど」

明華「・・・ふふふ、私の番ですか・・ そうですね、エレガントなうんこ話の前に、一つクイズを出しましょうか」

智葉「クイズ?」

明華「はい。 私がいつも肌身離さず持っているこの日傘・・・ これは、何に使うものなのか皆さん分かりますか?」

爽「は…? 傘とトイレとどういう関係があるんだよ。 あ、ハオの言ってたレインうんこか?」

明華「いえ、雨天時の野外で使うものではありません。 あくまで日傘ですから」

ハオ「・・・風を集めること以外に、使い道があるということですか?」

明華「そうです、この傘、実は・・・」


明華「空から降ってくるうんこを受け止めるためのものなんです」


一同「「「「「???」」」」」


明華「…ふふっ、冗談ですよ。 でも、中世のパリでは実際に、“うんこ受け止め用の傘”が貴婦人たちの間で流行していたのは本当のことですよ」

爽「?? …中世のパリでは空からうんこが降ってきたってのか?」

明華「そうです。 中世のフランスには水洗トイレはほとんど無かったので、人々は毎日おまるに溜まった大量のうんこを2階の窓から下の通りに投げ落としていたのです」

ダヴァン「…ニワカには信じがたい話でスネ…」

智葉「中世の時代に下水道が完備されていた都市なんて無いだろうからな… どこの国でも、うんこをいかにして処理するかという事は重要な問題だったろうさ」

明華「そうですね。 公衆水洗トイレがたくさんあった古代ローマ帝国では上下水道がしっかり整備されていましたが、滅びてから下水システムは退化してしまったのです」

爽「うん、私たちがどこでも快適にうんこできるのは下水道のおかげだからな… 普段は目に見えねーから想像しにくいけど」

智葉「そうだな。 日本の下水道の総延長は40万km以上… 地球10周分もあると聞いたことがある」

ハオ「!? 万里の長城の20倍の長さですか… もしかしたら、人の手による世界最大の建造物は下水道なのかもしれませんね」


智葉「しかし、道に直接投げ捨てるというのはひどいな。 そんなことをしているからペストやコレラなどの感染症が流行したんだろう? 同じ中世でも、日本の江戸などではそんな不衛生なことはなかったはずだぞ」

明華「中世以前のフランスでは、そこら辺にうんこを捨てても豚などの家畜が食べて綺麗にしてくれていたみたいですね。 しかし、急激に都市人口が増えたために、インフラ整備が追いつかずこのような事になったらしいです」

明華「ですから当時のパリの街路にはうんこがいたる所にごろごろしていて、女性はスカートの裾を汚さないために靴底の異様に長い靴を履いていました。 それが現代のハイヒールの起源になったんですよ」

爽「へえ… ハイヒールはもともとうんこを避けるための靴だったのかよ… それにしても、全然エレガントなうんこ話にならねーじゃねーか」

明華「ふふ。 これからしますよ、エレガントなうんこ話を・・・」クククク


明華「フランスの“エレガント”の象徴、ヴェルサイユ宮殿の王妃、マリー・ウンコワネットのことを・・・」

あかんです。
書く時間がないお。
また来週。
皆さんのエレガントなうんこLifeを祈ってます。

書き込みありがとうんこ。
遅れましたが書いていきます。


爽「マリー・ウンコワネット・・・?」

明華「そうです。 フランス革命時に斬首刑に処された悲劇の王妃マリー・ウンコワネット…! 彼女には、今なお語り継がれているうんこ的伝説があるのです」

智葉「・・・絢爛豪華で広大なヴェルサイユ宮殿・・・ しかし、そこにもやはりトイレが無かった、という話か?」

明華「いえ、トイレが無いというのは正確ではありません。 “用を足すための特定の部屋”がほとんど無かっただけで、宮殿住まいの貴族は皆“穴あき椅子トイレ”でうんこしていたのです」

ダヴァン「…簡易型の持ち運びタイプのトイレ……ということでスネ?」

明華「そうですね。 要は中におまるの仕込まれた椅子です。 そして、貴族がそこにうんこをすると、従者が中のおまるを抜き…」

ハオ「…また2階から投げ捨てたんですか?」

明華「さすがにそれはありません。 しかし、本来なら乾燥させてから畑や川に捨てにいかなくてはならないソレを、そのまま庭に捨てたり、通路の隅にこっそり捨てたりしていたのです」


爽「…マジかよ、冗談だろ……? そんなことしてたら宮殿がうんこまみれになって使えなくなるじゃねーか」

明華「ええ… 当時の宮殿内の様子を記した書物には、『ある廊下のはずれはうんこで沈んでいた』という記述があるほどです。
   ヴェルサイユ宮殿のできる前に王族の住んでいたルーブル宮殿は、実際にオーバーうんこが原因で使えなくなったらしいですよ…」

ハオ「…中国人もびっくりのガサツさ… いや、おおらかさですね…」

明華「ヴェルサイユ宮殿の椅子型トイレの数も非常に少なかったので、身分の低い従者などは日常的に宮殿の庭で野グソしていたという記録もあります」

ダヴァン「・・・私なんだか悲しくなってきまシタ・・」

明華「ふふ、当時のフランス貴族の作法書には『便意を感じたらすぐさま放出すべし』という教えがあり、身分の高い貴婦人などでも、トイレの用意のない時は庭で野グソしたそうです」

ネリー「ふーん・・・、じゃあさ、貴婦人たちが日傘さして連れ野グソしながら・・・

 
 婦人A『あらあら奥様、これはこれは… 上等のクロワッサンのような見事なうんこですわね!』ブリブリッ

 婦人B『いえいえ貴女こそ、とっても芳しい香りのうんこ・・・ 昨夜は何を召し上がったんですの?』モリッ ブリュリュッ

 婦人A『うふふ、実は昨日は娘の誕生日でして… フンパツして、コックに“うんこ・デ・ボンソワール”を作らせましたの…!』ブピッピィッ!

 婦人B『まあ! “うんこ・デ・ボンソワール”…!!』ブッ チッ パァッ!


・・・なーんて会話してたのかもね!」

明華「そうかもしれません。 ヴェルサイユ宮殿ではあまりにも野グソの量がヒドかったため、庭のあちこちに“立ち入り禁止”の立て札が立てられていました。 フランス語では立て札のことをエチケット(etiquette)と呼ぶのですが、そこから“マナーを守る”という意味が派生したんですよ」


智葉「…いや、しかし、まぁ…… ちょっと想像し難いな… 上下水道の整備は無理でも、人数分のおまるくらいは用意できただろう…?」

明華「宮殿の不衛生な状況に危機感を持った人もいなくはなかったのですが… ウンコワネット王妃は『トイレが無ければ野グソすればいいでしょう』という考えの人でしたので、改善はされなかったのです」

ダヴァン「え、えぇ…? それ、『パンが無ければケーキを食べればいいでしょう』の間違いじゃないでスカ?」

明華「その言葉は、ウンコワネットを無知で世間知らずな人間だと決めつけたかった人たちによるガセですね。 ちなみに、ウンコワネットは、『カレーが無ければうんこをかければいいじゃない』とも…」

爽「わ、わかったわかった! も、もう昔の話はいいよ・・・」ゲッソリ


ネリー「へー、ミョンファのうんこ話にはさすがのサワヤもマイッちゃったみたいだねww」

爽「ちげーよ。 私はうんこを愛してるから、うんこがゾンザイに扱われる話は嫌いなんだ。 もっとこう、トイレに行って一発デカいうんこをカマしたくなるような… ウキウキするような話はねーのかよ?」

明華「そうですね… 確かに昔のフランスはトイレ後進国だったかもしれませんが、現在は、お洒落なパリジェンヌのエレガントなうんこライフを支えるスーパートイレがありますよ。
   …その名も、“自動式完全洗浄トイレ”です」

爽「完全洗浄…? ふうん、ケツだけじゃなくて全身洗ってくれるトイレとかか?」

明華「お望みならば体も洗えますよ」

爽「へ?」

明華「ただし、自分のうんこと一緒に洗濯機に入るようなものですけどね・・・」フフフ


明華「完全洗浄トイレは、電話ボックスを一回り大きくしたようなカプセル型個室トイレです。 中は完全なプライベート空間で大変清潔なんですよ」

爽「ふむ」

明華「入り口でお金を入れると、自動ドアが『いらっしゃいませ』というかんじで開いて、すぐにオルゴールやシャンソンが流れます。 夏は涼しく冬は暖かくされていてとても快適です」

爽「いいね。 やっと少しエレガントなトイレ話になってきたじゃん。 完全洗浄ってのは?」

明華「はい、うんこをして外に出ると、天井から洗浄液がジャバーッと噴出して、便器だけでなくトイレの中すべてが洗い流されるんです。 そしてすぐ温風が出てきて、あっという間に乾燥させてしまうんですよ」

爽「すげーな… うっかりうんこが便器からはみ出しても、トイレ自身が掃除までしてくれるってことか」

明華「そうですね… 一度ドアを開けて、外に出ずに中にとどまっていれば、シャワーで体を洗うこともできなくはないですよ。 洗浄用の消毒液ですけどね」

爽「ふうん… 確かにゴージャスなトイレだけど… 有料ってのは、ちょっとな・・・」

明華「何を言ってるんですか。フランスでは、街中や駅や観光地にある公共トイレのほとんどが有料ですよ。 日本ほど、無料のトイレがどこにでもある国は非常に珍しいです」

爽「へ、そなの?」

ネリー「そーだヨ! ネリーの国にも公衆トイレはあるけど、ドア無しのくっさくさトイレでも有料だからね。 ネリーはトイレでうんこしたことなんかほとんどないよ」

爽「・・・は?」


爽「トイレでうんこしたことないって… じゃあやっぱおまるで?」

ネリー「ちがうヨ! ネリーは自由人だからね、わざわざ不潔なトイレでうんこしようなんて考えたこともないね」

爽「? いや、自由人っつってもトイレは…」

智葉「獅子原、ネリーの生まれたサカルトヴェロという国は、ロシアとの戦争や民族問題など深刻な社会問題を抱える国だ。 ネリーはそこの最貧困層の出身… 日本の常識は通用しない」

爽「…じゃあ一体どこでうんこを…」

ネリー「むふふ… “うんこはトイレでするもの”なんていう思い込みにとらわれているようじゃあ、サワヤもまだまだ大したことないネ!」


爽「つまり… ネリーは生まれた時からずっと野グソしかしてこなかったってことか?」

ネリー「雨降ってる時は地下道の排水溝に直接うんこしたけどね、臭いから、晴れてる時はいつも青空うんこしてたヨ」

明華「ネリーはストリートチルドレンとして育ったんでしたね… でも、街中で安心して野グソできる場所などあったのですか?」

ネリー「ふふん、ネリーはねぇ… 縦横無尽にいろんなトコでうんこするのが趣味だったんだヨ!」

ハオ「・・・かなり迷惑な趣味ですね」

ネリー「野グソの醍醐味を知らないからそんなことが言えるんだヨ。 朝早くにねぇ…公園に行って、花壇の中で花の香りに包まれてするうんこはサイコーだよ?」

爽「へえ、花壇deうんこ・・・ ちょっと惹かれるな」

ネリー「夜中に、金持ちの家の玄関に友達と連れ野グソに行ったのも、楽しかったな… でも、一番気持ちいいのは桟橋から川の中にするうんこだったネ」

ダヴァン「川…? 別に普通ではないでスカ」

ネリー「むふ… 桟橋からお尻を出してイキむとねぇ、美味しそうなお魚がウヨウヨやって来て、ネリーのうんこを食べていってくれるんだヨ!」

爽「ええっえぇ…? 魚ってうんこ食うの?」

ネリー「ネリーのうんこは美味しいんだヨ~ 食いしん坊のお魚さんなんか、跳び上がってお尻の穴まで舐めてくれるんだヨ!
    葉っぱとかで拭く必要もないし気持ちいいし、網張ってそのまま魚捕まえられるし、アレ以上の快適爽快うんこはナイね」

爽「マジか… ネリー… 今度私もサカルトヴェロに連れてってくれ…」


ネリー「サワヤ、でもね、浮浪児が一人でウロウロしてると危ないこともいっぱいあるんだヨ。 ネリーはいつも護身用に自分のうんこ持ち歩いてたヨ」

明華「う、うんこを持ち歩く…?」

ネリー「へへ、ショットガンタイプの水鉄砲にねぇ、練りうんこを仕込んどくんだ… ケーサツに追っかけられたり、ロリコンのおっさんに襲われた時、ソイツをブッ放して撃退してたんだヨ!」

爽「なるほど… やっぱりうんこは、いつでも弱者の味方なんだな… くうぅ! 私もうんこ水鉄砲ブッ放してみてーな!」



ネリー「じゃ、最後はサトハだね。 ジャパニーズ・トイレの真髄を教えてヨ!」

智葉「ふむ。 じゃあ私は、江戸時代の完全循環型の排泄システムについてでも話を…」


 ガチャッ


生徒会「部活中失礼しまーす。 辻垣内さん、そろそろ会議が始まりますよ」

智葉「お、そうだった… すまん、来年度の部活の予算についての話し合いがあるのを忘れてた。 ちょっと席を外すよ」スッ

ネリー「えぇ? 抜け駆けするの…?」プクー

智葉「もう半荘打ちながら待っていてくれ。 すぐに戻るよ」ガチャッ




ダヴァン「…行ってしまいましタネ……」

ネリー「ふ、ふ、ふ、ふ・・・ww」

明華「? どうしたのですかネリー?」

ネリー「ふふ、ネリーねぇ… 今、すごく面白いこと思いついちゃった…」ニヤアア

ハオ「面白いこと?」

ネリー「うん、智葉が戻ってきたらね、この、ネリーが金持ちを懲らしめるために使ってた強力な下剤・・・」スチャッ

ネリー「これを、紅茶に溶かしてサトハに飲ませるんだよ」

爽「…!」

明華「ネリー・・・、そんな、イタズラにも程がありますよ、やめなさい」

ネリー「ミョンファは見てみたくないの?」

明華「え?」

ネリー「あの鉄仮面のサトハが、うんこをガマンする姿を・・・!」


ダヴァン「…トイレならすぐソコにあるんですから、お腹が痛くなったら行ってしまうのではないでスカ?」

ネリー「何言ってんのメグ。 それをね、ここにいる全員で阻止するんだヨ…!」

ハオ「な、なるほど…!」

ネリー「みんな、想像してみなヨ? あのサトハが、脂汗たらして、トイレに行かせてくれと頼む姿を・・・!!」ニタアア・・・


ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー



智葉「はあ、はあ、はあ・・・」グググッ

サトハ「おや? サトハどうしましタカ?」

智葉「きゅ、急に腹が痛くなってきた… す、すまんちょっとトイレに行ってくる…」


明華「…」ザッ
ネリー「…」ザッ
ハオ「…」ザッ
爽「…」ザッ!


智葉「・・・? な、なんだお前たち… そ、そこをどいてくれ…」カタカタ


明華「ふふふ… ここを通りたいなら…」フワッ

ネリー「力ずくでやってみなヨ!」カッ


智葉「な、何を・・・?」ブルブル


ハオ「私たち五人は…」スウッ

ダヴァン「サトハのうんこを阻止するために立ち上がった、戦士…!」チャキッ

爽「名付けて、“辻垣内智葉のうんこもらし隊”… 最強のうんこレンジャー部隊だッ!」クワッ


全力武装で立ち塞がる五人・・・!


智葉「ふ、ふざけるな、は、早く、トイレに行かないと、ほ、本当にもれるじゃないか!」


明華「もらせばいいんじゃないですか? “便意を感じたらすぐさま放出すべし”という作法にのっとって…」ニコリ

ハオ「ふふ、部室でうんこをもらす辻垣内智葉…」ゴクリ

ダヴァン「ぜ、是非見てみたいものでスネ…」ドキドキ

ネリー「ほらほら早くしないと、そのラブリーなフンドシがうんこまみれになっちゃうヨ?」wktk

爽「うぉらっ! 早くケツ出せよ辻垣内ォ! おらカモンカモン!!」


五人「「「「「そーれ MO・RA・SE! MO・RA・SE!! MO・RA・SE!!!」」」」」パンパンパンパン


智葉「き、きさまら・・・!」ワナワナ



ゴロゴロォッ ピ―――…ッ


智葉「 はうぅっっ!! 」


智葉のうんこが、無情にもジリジリと前進し、頑強なアナルをこじ開けようとする・・・!


智葉「ふぬぅっ!」


体をくの字にしながらも、鬼の形相でそれに耐える智葉・・・


明華「ふふふ、うんこを我慢するのはよくありませんよ」

ハオ「智葉の態度次第で、トイレに行かせてあげなくも、ないですよ…?」


智葉「な、た、頼む・・・ 頼むから道を開けてくれ・・・!」プルプルプル


ダヴァン「HAHAHA… こうなってはサトハもカタナシでスネ」

ネリー「そーんなお願いの仕方で通すわけないじゃん! もっと誠意を見せないとナーww」

爽「オラオラ辻垣内ォ! さっきはよくも私をボコりやがったな… うんこしてーならもっと心こめて頭下げてみろやぁ!」


智葉「ぐうぅ・・・! か、かんべんしてくれ! 私にうんこをさせてくれぇっっ!!」


ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー


爽「ふむ、実にすばらだな」

ハオ「智葉のそんな表情… 考えるだけで胸が高鳴りますね」

ダヴァン「わ、ワタシなんだか興奮してきましタヨ・・・」ハアハア

明華「これが日本の文化の一つ、ギャップ萌えというものですか… 非常にトレビアンです」

ネリー「でしょでしょ?」



ネリー「じゃ、早速下剤溶かしとくね♪」

爽「・・・いや、ちょ、ちょっと待って・・」

ネリー「? 何サワヤ」

爽「なんか、嫌な予感がしてきた… 和了牌つかまされた時に感じる寒気みたいな…」カタカタ

ネリー「サワヤもビビリだね! うんこもれそうなサトハなんて怖くないヨ!」

明華「いえ、なんだか私も、若干寒気が…」カタカタ

ハオ「・・・あの智葉のことですから、よもや・・」

ダヴァン「も、もしかシテ・・・?」


ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー



智葉「……」モリモリモリッ! ブッシャアアアアァッ!!

ダヴァン「サ、サ、サトハ・・・ う、うんこもれてまスヨ・・・?」ガタガタ

智葉「…それがどうした?」ギロッ ブリリィッ!


辻垣内智葉は仁王立ちしたまま、超然と立ちうんこをしていた。


明華「う、く、くさい…!」ヨロヨロ

ネリー「ヤ、ヤヴァイ・・・ 役満級の凶悪な猛臭だYO・・・!」タジタジ


智葉「お前たち… 私に下剤を飲ませるとは… 面白いことをしてくれるな」ブリブリブピュッ! ブォッパァッ!!


爽「な、な、なんて量のうんこだ… これが極道うんこ・・・!」ブルブル

ハオ「凄まじい量のカレー・・・! いや、ハッシュドビーフ・・・!!」カタカタ


智葉「誰だ…? 最初にこんな下らん悪だくみを思いついた奴は・・・」ブリュッ ブパパッ! ドゥッパァッシィッ!!


うんこをしながら智葉は長ドスに手をかけた。


爽「はひゃ、わわわぁ… ネ、ネリーの奴っす! わ、私はただ言われただけで…」

ネリー「ち、ちがうヨ! サワヤがサトハのうんこ見てみたいとか訳分かんないこと言い出して…!」

爽「て、てめぇ! ネリー…!!」

智葉「獅子原… 貴様やはりそういう奴だったか… そこに直れぇっっ!!」ムリュリュゥッ ボビパプゥンッ!!


うんこもらしの鬼神は、爽の頬にピタリと冷たい刃を押し付けた。


爽「ご、後生です! 命だけは…」ガタガタガタ


智葉「問答無用だ! 斬!!」ズビシアァッ!


爽「うぁじゃぱぁっっ!!」=3


ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー


爽「ネリーてめええぇっっ!! 裏切りやがってこの守銭奴があぁっ!!」ガシィッ!

ネリー「な、何すんのサワヤ!? く、苦し・・・」ジタバタ


 ガチャッ


智葉「今戻った・・・って、何やってるんだ?」


爽「こ、これはこれは辻垣内さん… お早いお戻りで… さ、早速、ゴージャスなトイレ話を聞かせてもらえますか?」

智葉「? …ああ、そのことだがな、日本で日本のトイレについて話すのもあまり面白くないだろう。 せっかくだから、実際に見に行かないか?」

明華「…え、トイレを見に行くんですか?」

智葉「そうだ。 渋谷に、日本の最先端のトイレがあるというのを、こないだテレビでやっていてな… みんなで買い物しがてら見物しに行こうじゃないか」

止まります。
続きはまた来週…に書ければいいな。

うーん…
美穂子サンのうんこは…ちょっと書けないお…
あまりにも神聖過ぎて… 
多分書いたら脳味噌が沸いてしまうと思う。 アレが限界っす。


久保「池田ァのうんこは私のモノだァ! 誰にも渡さねーぞこらァァ!!」

池田「は? コ、コーチ何を言ってるんだし…///」

久「あなたのうんこを見てみたいって人がたくさんいるのよ。 あなたも隅におけないわね。 ちょっと妬けるわ」

池田「は、はあぁ・・・?」

和「な、なぜ池田が…? 私や咲さんのうんこはどうでもいいんですか…?」ワナワナ

爽「どうも咲-saki-キャラの8割くらいの人たちが、『池田のうんこを見ないと眠れない病気』にかかったみたいだぜ。
  トイレマスターとして、そんな危機的状況は看過できねえ・・・ 華菜! 覚悟決めてうんこするんだぁ!」

池田「や、やだし! やだしぃ! 私のうんこは見せ物じゃないしぃ!」

ネリー「ネリーが代わりにうんこしてあげるヨ! あ、でもいくらもらえるのかな?」

爽「ネリーのうんこなんかお呼びじゃねーよ。 いいか・・・ うんこの価値は、その人間の魅力そのものなんだぜ…? 光栄に思えよ華菜!はよパンツ脱げ!」

未春「やめて下さい! 華菜ちゃんのうんこは誰にも見せませんよ!」カッ

爽「くそ・・・意外とガードかてえな・・」





大阪編でうんこオークションが行われるので、もしかしたら池田や久も出てくるかも…


ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー


ガヤガヤ ザワザワ ガヤザワガヤザワ・・・・


ネリー「ヤッホー! そーゆーワケで、みんなで渋谷に来ちゃったYO!」ピョンピョン

明華「まったくここは… いつ来てもすごい人ごみですね…」

ダヴァン「シブヤといっても広いですが… ハチ公の方に出ればいいのでスカ?」

智葉「いや、逆の方だ。 東側の方で出て、明治通りを越えたすぐのとこにあるらしい…」

爽「ふうん… インハイの時の東京観光で渋谷にも来たけど、スクランブル交差点の方しか行ってねーんだよな」

ハオ「私も、センター街と逆の方に行くのは初めてです」


月島から地下鉄を乗り継いで渋谷にやって来た爽たち六人は、宮益坂下交差点の出口から、地上に出た。


爽「!? も、もしかして、このビルか…?」

智葉「…そうだ」


ネリー「ヒャーッ! これはでっかいねぇ!」

ハオ「…まるで要塞みたいな建物ですね」

風華「私には宇宙船に見えます…」

爽「なんか異様な雰囲気だな… 中にザクⅡが3体くらいあっても不自然じゃねー・・・」

智葉「うむ、さすがに近未来的な外観だな。 ここが、渋谷で進められている複数の大型プロジェクトの一つとして、3年前に開業した世界でも最先端と言える複合商業施設・・・ “ヒカリエ”だ」

爽「ほおう… なんか、私のトイレ・レーダーがビンビンに反応してるぜ… 早速行こうぜ!」wktk






明治通りを渡り、ヒカリエの中に入った六人・・・


ワッナニアレ・・・ ナンノコスプレ? ナンノシュウダンダ・・・? ナンデヒガササシテンノ?


爽「なんかジロジロ見られてるぜ」

智葉「…いつもの事だ。 行くぞ…」テクテク

ハオ「でも明華の日傘はさすがにここでは邪魔ですよ…」

明華「いえ、でも、いつ上からうんこが降ってくるか分かりませんから…」

ダヴァン「まだ言いまスカ…」

ネリー「よっし、早速トイレにゴーだヨ! 世界一のトイレでうんこするヨ!」テテテッ

明華「ネリー! 一人で行ったら迷いますよ!」

爽「ネリー待て! せっかくだから私と一緒に連れうんこしようぜ!」タタタッ


ネリー「!? さ、サワヤ! ちょっと、なんかヘンなものがあるヨ!」

爽「どうしたネリー… ? はあ? なんだこれ…?」

今日は寝ましゅ
多分、また明日の夜書きます…


ネリー「だっはははははは!  オムツ!  オムツがあるよサワヤ!w」

爽「マジだ・・・ トイレにオムツの自販機があるよ!ww」

智葉「…ここのトイレは子どもや障害者、老人なども使いやすいように徹底的に気配りのされたトイレらしい…
   私もお前たちも、そのうちババアになるわけだが… あえなくうんこをもらしてしまった時… 替えのオムツがなかったら、どうする?」

明華「そ、そんなことになったら… お尻にうんこをくっつけたまま帰るしかありませんね・・・」カタカタ

ダヴァン「お、お尻がかぶれてしまいまスヨ・・・」ブルブル

ハオ「あなおそろしや、オムツうんこ・・・! しかし、ここのトイレなら、そんな心配もいらないということですね!」スバラッ


ネリー「サワヤー! こっちにもまたヘンなのあるよー!」オイデオイデ

爽「ん…? おっ、なんだこれ、電話ボックスみたいなハコの中に、なんかスピーカーみたいな穴がいっぱいある…」

ネリー「入ってみよーヨ! ん? なんだろこのスイッチ!」ポチッ


 ブッシュワアアアァァ―――ッッ!!


爽「あばばばばばばばぁっ! ナダコレェ!」シューシュー

ネリー「アハハ! すごいすごい! 涼しーねコレ!」

智葉「何やってるんだ… それはエアシャワーブースだ。 ジェット気流で衣服のホコリや花粉などを飛ばしてリフレッシュするためのモノだぞ」


ダヴァン「おや、この流し・・・ 歯磨きユニットがついてまスヨ…? それに、化粧品や石鹸の自販機までありマス」

明華「む…? これは、近づくと太陽光でライトアップされる女優ミラー…! それに、天井にはLED使用のシャンデリア・・・?!」

ダヴァン「トイレの出口のとこに… タッチパネル式のデジタルフロアガイドまでありまスネ…」

ハオ「こちらの待ち合い室は… フットマッサージ器に、携帯の充電器テーブル… それにテレビまでありますよ …智葉、アレは・・・?」

智葉「酸素吸入器だな… 俗に酸素バーと呼ばれるものだ。 眠気防止や体力回復にかなりの効果があるらしい」


明華「・・・まるで高級エステサロンですね。 トイレの範疇を超えています・・・」

爽「すげーなホントに・・・! やっべ興奮してきた… ん? このドアは…?」ガチャッ


爽「!!?」

爽「なんだここ・・・?? 給湯器と電子レンジがある・・・」

ダヴァン「ホホウ、カップラーメンが食べられまスネ」

爽「あからさまに便所飯を推奨してんな! さすが時代の最先端のトイレだぜ・・・!」

智葉「いや、ちがうちがう! 給湯器は粉ミルクを作るために用意してあるんだ… レンジは多分ミルクの温度調節や離乳食を温める用に置いてあるんだろう。 ほらそこに授乳室があるじゃないか」

爽「ジュ、ジュニュウシツ・・・?!」ハアハアハア

ネリー「ん? サワヤ、どーしたの…?」

爽「うううぅ、うおおおおおおおおぉぉっ! 私にも母乳をくれ!! おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいいいいぃぃっっ!!」ズダバァーンッ!

智葉「バカヤロウ! そこは妊婦以外立ち入り禁止だっ!!」


明華「獅子原さん! 追い出されてしまいますよ、いい加減にしないと… とりあえず、うんこをしてきたらいかがですか?」

爽「ハッ! そうだ… 何はともあれまずはうんこだったぜ… マッハで済ましてくる!」ズダダッ


やっと、個室の並ぶ便器スペースにやって来た爽・・・


爽「うおおぉ…? なんだなんだこれ…? 各個室にそれぞれ色んなウォールアートがある… 森に泉、オーロラ、深海、それにこれは… 鍾乳洞か?」

爽「くそっ、これは、悩む・・・! 究極の選択だ… 私は一体どこでうんこをしたらいいんだ・・・!!」

明華「…素晴らしいアートですね。 それに、この、心が癒される3DサウンドのBGM・・・」ウットリ

ハオ「とてもいい匂いもしますね。 これは… イランイランシトラスの香り…?」

ダヴァン「各フロアごとにトイレの香りが違うみたいでスネ。 上の階は、オレンジグレープフルーツの甘酢っぱい香りに包まれながらうんこできるみたいでスヨ」

智葉「フロアごとに異なるのはアロマだけじゃないぞ。 トイレのデザイン、BGM、コンセプトなど、全てに個性を出し、各階特有のオリジナルトイレを展開しているみたいだな」

爽「ま、マジか・・・? 私、違う階にも行ってくるぅ!」ズダダダッ

ネリー「サ、サワヤ待ってヨォ!」テテテテッ






爽「ふうぅ… 満喫したぜぇ… ここはまさにトイレの桃源郷… シャングリラだ・・・!」

ネリー「楽しかったネ! まるでトイレのテーマパークみたいだったヨ!」

ダヴァン「確かに、究極の癒し空間でしタネ… トイレにはあんなにも大きな可能性が広がっているのでスネ」

ハオ「中国のトイレとは何もかもが天と地ほども違いましたね…」

明華「私、ここまでこだわり抜いたトイレ空間を作り上げた、企画者をリスペクトします…」

智葉「うん、未来のトイレを体験してきたような気分だな… さてみんな、もういい時間だから、ここで夕飯をとっていかないか?」

ダヴァン「賛成デス! みなサンでラーメンを食べに行きまショウ!」

ハオ「ダヴァンは本当にジャンクなモノばかり食べますね… たまには高級中華を食べにいきましょう」

ネリー「ネリーはお寿司! お寿司が食べたいヨ!!」

明華「私もイクラの軍艦巻きが食べたいですね」

爽「待てよ。 ここは東京なんだからさ、やっぱもんじゃ焼き食いに行こうぜ?」

智葉「ここの6階から上は巨大なグルメフロアになっている。 ラーメンも本格中華も寿司も鉄板焼きもあるみたいだから、周りながら決めよう」ポチッ


ゴウン・・・

智葉がボタンを押すと、すぐにエレベーターがやって来て、扉が開いた・・・


?「・・・えっ、 ちょっと、あんたたち… 臨海?!」

智葉「ん? お前は・・・」


エレベーターに先に乗っていた客の中に、ラーメンのようにうねうねとした金髪の少女がいたのだ。


爽「あれ、大星、さん・・・?」

淡「? 獅子原さん? 何やってんのこんなとこで・・・」


爽「いや奇遇だな! 何、大星さんは一人で買い物? ぼっちなら一緒にメシ食いに行かね?」

淡「え、いや、その… わ、私はいいよ! 獅子原さんも何やってんの? この前、急に学校からいなくなったから、みんな心配してたんだよ?」

爽「あー… いや、ごめんごめん、あん時はさ、いきなり鶴賀の人たちに…」


 ガタンッ


一同「「「「「!!?」」」」」


ダヴァン「…なんでしょウカ、今の音と振動ハ…?」

智葉「…エレベーターが止まったな… 故障か…?」

淡「え…?」

止まります。
多分、また今週末書いていきます。


爽「!!?」

爽「なんだここ・・・?? 給湯器と電子レンジがある・・・」

ダヴァン「ホホウ、カップラーメンが食べられまスネ」

爽「あからさまに便所飯を推奨してんな! さすが時代の最先端のトイレだぜ・・・!」

智葉「いや、ちがうちがう! 給湯器は粉ミルクを作るために用意してあるんだ… レンジは多分ミルクの温度調節や離乳食を温める用に置いてあるんだろう。 ほらそこに授乳室があるじゃないか」

爽「ジュ、ジュニュウシツ・・・?!」ハアハアハア

ネリー「ん? サワヤ、どーしたの…?」

爽「うううぅ、うおおおおおおおおぉぉっ! 私にも母乳をくれ!! おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいいいいぃぃっっ!!」ズダバァーンッ!

智葉「バカヤロウ! そこはヘンタイ立ち入り禁止だっ!!」


次の瞬間…


 グラッ グラグラッ ララ・・・・  プツンッ


爽「あ?」

智葉「む…」


! ・・・ ? ? ・・・・ ! ・・・!


エレベーターが横に激しく揺れ、照明が消えて真っ暗になったのである。



 パアッ


爽「オッ、電気、ついた…」


5秒ほどですぐに電気はつき、その時には揺れもおさまっていた。


智葉「・・・地震が起きたみたいだな。 外につながるかな?」ポチッ


すぐに智葉がインターホンを押す。


智葉「あ…はい、そうですか。 ええ、中に…10人くらい、います。 …はい、じゃあ、待ってます、お願いします」プチッ

ダヴァン「サトハ? 大丈夫なのでスカ?」

智葉「ああ… やはり今さっき、けっこう大きい地震があったらしい。 発生直前に緊急地震速報を受信したため、安全装置が働いてエレベーターが止まったそうだ」

爽「そんじゃあ… 安全装置を解除すればすぐ動くんかな?」

智葉「ああ、多分な…」


淡「……」ソワソワ







10分後…


ダヴァン「…動きませンネ」

明華「さきほどの地震… 震源は茨城県沖… 23区内で震度6もあったようですよ…」ポチポチ

ハオ「震度6…? それは…外の被害も気になりますね」

ネリー「あーもうツイてないなー! おナカすいたヨー!」


 Prrrrr


爽「おっ、インターホンが…」

智葉「私が出る」ポチッ

智葉「・・・はい、 はい… そうですか。 分かりました。 ええ、大丈夫だと思いますが… なるべく早くお願いします」プチッ

ネリー「サトハ! まだ動かないの?」

智葉「うむ… 地震の揺れでエレベーターのシステムに不具合が生じたらしい。 エレベーター会社の人間が来るまで動かないそうだ」

爽「マジか… 地震でエレベーターに閉じ込められるなんて、ホントついてねーな…」

淡「つ、辻垣内さん、な、何分くらいで、来てくれるんですか?」

智葉「いや、分からん… エレベーターが止まったのはここだけじゃないだろうから、けっこう時間がかかるかもしれんな…」

淡「そ、そんな…」モジモジモジ

智葉「…どうした大星、気分でも悪いのか?」


淡「え、えと、あの… ちょ、ちょっと気持ち悪くて…」

爽「ん、何? 大星さん生理?」wktk

淡「ち、ちが、ちがうよ! バカ!」

智葉「やめろ獅子原… 大星、服が汚れてしまうが、ここで横になれ」スッ

淡「いや、えと… だ、大丈夫です、こっちのほうが、楽だから…」


淡は、片ヒザをついてしゃがみ、フーフーと荒い息をついた。


爽「……」


淡(・・・・・)フーフー

淡(…しまった… オシッコしたいよ…!///)フルフル

淡(も、もー…! こんなことになるのも、全部テルのせいだよ! せ、せっかくの、初デートなのに…)カタカタ


この日・・・ 淡と照は二人で映画を観に行ったあと、ヒカリエで買い物をしていたのだが… その途中で照が忽然と消えてしまい、淡は必死で探していたのである。


淡(早めにトイレ行っとくんだった… 本当にもぉー… テルって迷子になると、いつもお菓子のある場所で見つかるから… スイーツのフロアにいるかもって、エレベーターに乗ったのが、間違いだった…)

淡(い、いつまで止まってるんだろ、これ…? やっばいマジで… こんな所でおもらしなんて、絶対ヤダ… 早く、早く動いてよぉ・・・!!)ブルブル






さらに30分経過…


ネリー「ZZZZZZZ・・・・」グーグー

ハオ「…ネリーは寝てしまいましたね… ふふ、このスキにおでこにラクガキしときましょうか」カキカキ

明華「退屈ですね… 私、歌ってもいいですか? ジュ・テーム・モン・メルドゥ~♪ レ・トワレットゥ・ドゥ・ル・モンドゥ~~♪」

ダヴァン「うるさいですよミョンファ! アッ! やりました! カゲオロチがゲットできましタヨ!」ピコピコ

智葉「まったく… マイペースな奴らだな…」


淡「……」ブルブルガタガタ

智葉「お、おい、大星… 顔が真っ青だぞ…? 本当に大丈夫か?」

淡「だ、大丈夫です、お腹痛いだけ、です、から… き、気にしないで、下さい…」アセダラダラ


Prrrrrr


智葉「・・・はい、 あ、はい… そうですか。 すみません、一人具合の悪い者がいるんです。 できる限り早く来て下さい」プチッ

智葉「近くまで来てるらしいが… 渋滞にはまって抜け出せないらしい。 大星、救急車も頼んでおくか?」

淡「いや、だから、いいです、いいです・・・」ハアハアハア


爽「………」ニタリ



淡(・・・やっばいこれ… マジでやばい… うぅ、オシッコの穴がジーンとする… 頭まで痛くなってきた…)ズキズキ

淡(お、お腹の下の方が、すっごい張ってきた… あああオシッコしたいぃ・・・!)ハアハア


淡はギュッと唇を噛み締め、ヒザをついた足のカカトで股間を圧迫し、なんとかオシッコを我慢していた。


淡(もうコレ… 完全にオシッコの絶対安全圏突破してる… お願い、お願いぃ! 私の尿道… もう少しだけ、ふんばって・・・!)ガタガタ


 
 グググ・・・・ッ

淡「あ!」ビクンッ

智葉「? どうした?」

淡「な、なんでも、ない・・・です…///」


淡(やばい… 今の、少し、もれた…)ハーハー

淡(あああもう・・・ 膀胱破裂しそうだよぉ!)

爽「ねぇ、大星さん」ヒソヒソ

淡「!? な、何・・・?」

爽「大星さんさ… 今、オシッコしてーんだろ・・・?」ニタニタニタ


淡「! ち、ちが…」

爽「ストップ。 トイレマスターの私の前で、尿意を隠そうとするのは無理。 ねぇねぇ、私がもらしたことにしてあげるからさ、我慢しねーで出しちゃいなよ…?」ヒソヒソ

淡「は、はあ…?」

爽「ふふっ、腰のとこくっつけてさ…同時におしっこ出すんだよ… そうすれば、どっちがもらしたかなんて、分かりゃしねえって…」ハアハアワキワキ


淡「じょ、冗談やめてよ…! そ、そんなことできるわけ…」ブルブルブル

爽「いや、でもさ、結局もらすことになるんじゃねーの? それなら、今二人でもらした方が…」ヒソヒソ

淡「嫌だって! こんな人のいるとこで、オシッコなんて… お、男の人もいるのに…」チラ


 青年「くそ… 大事な商談に遅れちまうぜ…」イライラ

 ヒゲオヤジ「いつまで止まってるんだ… 専務と会う約束があるんだがな…」ブツブツ


爽「…じゃ、じゃあさ、人がいなければ、ここでもオシッコできるってことだよね?」ハアハアハア

淡「え…?」


爽(エレベーター止まった時は、ツイてねーと思ったけど…)

爽(これぞ青天の霹靂…! 棚からボタモチ…!! 美少女からオシッコ…!!!)

爽(こんなチャンスは滅多にねえ… ぜ、絶対、大星タンの排尿シーンを目に焼き付けてやる・・・!)ハアハア

爽(おおほしあわいたんのおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこおしっこオスィッコ♪オスィッコ♪オスィィッッッコオオオオォォォォ!!)ガルルルルルル・・・・


爽の目の色は、もはや人のモノではなかった。


爽が一番最初に襲ったのは、やはり辻垣内智葉だった。

影のように、後ろに回りこみ…


爽「…悪いな辻垣内、全ては、“神秘の聖水”のためだ・・・!」ゴゴゴ・・・

智葉「!?」


智葉が振り向こうとしたところを、爽の全力の手刀が首の後ろにメリ込む・・・!


智葉「がっ! あ…?」バタリ


ハオ「な! 獅子原さん?」バッ

明華「…一体、何を…?」ミガマエ

ネリー「ZZZZZZZZ・・・」グーグー

ダヴァン「あっ、やりまシタ! ダークニャンも仲間に加わりましタヨ!」ピコピコピコ


爽「 うぉ っ らあぁぁぁぁぁ―――っっ!!」カッ


地獄の業火の如き赤いオーラを吹き出し、一声咆哮した爽は… ハオと明華のアゴに掌底を決めていた。


ハオ「う…っ?!」バタリ

明華「な…!」バタリ

ダヴァン「今度はロボニャンが…アウッ!」バタリ

青年「もげっ」バタリ

ヒゲ「あへっ」バタリ


そして、エレベーター内に真紅の嵐が巻き起こり… アッという間に、爽と淡以外の人間は全て床に倒れ伏していた。



淡「…し、獅子原、さん…?」

爽「…ほら、全員眠らせたぜ… ここにいるのは、もう大星さんと私だけだよ・・・?」ワキワキ

淡「……」

爽「ほらほら早く! パンツ脱ぎなよ・・・! 私が、ほら、りょ、両手で、受け止めてあげるからさ・・・!」ハアハアハア

淡「バ、バカ言わないでよ…! 両手になんか、おさまるわけ…」プルプル

爽「よ、よし、じゃあ、コレに入れて!」キュポンッ

淡「え?」


 ゴキュゴキュゴキュゴキュ・・・


爽はバックからペットボトル入りのペプシを取り出すと、一気に飲み干した。


爽「ぷっはああああぁぁぁっ! げえええええぇぇぇっっっぷぅ! ほらぁ! こ、この中に、オシッコ入れてよあわいちゃあああああん!」


淡(…し、獅子原さん…… イカれた人だとは思ってたけど、まさか、ここまでだなんて…)カタカタ

淡(あぁ、でも、このままじゃ、床にオシッコしちゃうことになる… そ、それよりは…)

淡「わ、分かったよ! で、でも、そっち向いててよ? 絶対こっち見ないでよ!」

爽「ハイハイ♪」クルッ


淡は爽からペットボトルを受け取ると、尿意を必死にこらえながら、スカートをたくし上げてパンツを脱いで片足がけにした。

そして、床にうんこ座りし、股間の尿道口にペットボトルの口をあてがう・・・


淡(ず、ズレたらもれちゃうから、しっかり、当てなくちゃ… よ、よし、これで・・・!)モゾモゾ


しかし・・・


淡「!!??」ハッ


淡は、今まさに開こうとしていた尿道口を、キュッと締めた。

いつの間にか、爽が淡の両膝を持ち、股間をのぞきこんでいたのである。


爽「おっほおおおおおぉぉぉ・・・・///!! こ、これが、天使のお○×こ・・・! ひょおお毛が少ねえぇぇ!! 私の剛毛ボーボーマンコとは、天と地ほどの違いが・・・///!」ハアハアハア=3=3


淡「な、な、なななななななななな・・・・・ 何やってんのよおおおぉぉっっ!!!」


爽「はあ、はあはあはあ… すげえぇぇ… プリッとしたク▲☆▲スに… 小さめの大■唇… そ、それに、ああ、これが、“穢れなき伝説の聖水”(ゴッド・エナジー・ドリンク)が湧き出してくる、神秘の穴・・・!!」ハナジダラダラ

淡「やめてよやめてよ獅子原さん! 本当にやめて!!」ググッ


全力で両脚を閉じようとする淡・・・

しかし、爽の腕は、その華奢さからは信じられないような怪力で両膝をホールドし、全く動かない。


爽「だ、大丈夫大丈夫、わ、私はトイレマスター・・・ こ、これからオシッコを診察するだけなのら! は、早くオシッコ出て来いよウォッラアァッッ!!」

淡「う、う、ううぅぅうううんん!!」ブルブル


尿意を催してから、すでに一時間近く経っている淡の膀胱は、パンパンに膨らみ、臨界点に達しようとしていた・・・


淡(や、やだよぉ・・・!/// こんなヘンタイにオシッコするとこ見られるなんて…絶対にヤダッ!)

淡(で、でも、もう、オシッコしたくて気が遠くなりそう… 次の波が来たら、もう絶対、耐えられない・・・!)


 ゴッゴゴゴゴゴゴゴォォ・・・・・


淡「 あっ、はぁ! 」


淡の両脚の先から、ジワジワと悪寒が登ってくる・・・

そして、津波のような巨大な尿意の波が、一気に押し寄せてきた・・・


淡(も、もう、ダメェ・・・)


……


チョロ…


ジョロジョロ・・・


ジョッボビボバボバジュビジャバアアアアァァ・・・・!!



淡「あ、 あ、 あ、 あ、 は、 はああぁ… ふわああああああああああああぁぁあんんん!!!」プッシャアアアアアアアア・・・



淡の小さな尿道口から、ついに、神秘の聖水が噴出し… 勢いを増したソレは、まるでゲリラ豪雨のようにペットボトルの中に降り注いだ。


爽「うひょほひょほひょおおおおぉ・・・//////」=3=3


淡(あああん恥ずかしいぃ…/// 獅子原さんが、私のオシッコ出るとこガン見してる…///)

淡(で、でも、止まらない・・・ 気持ち良すぎて止まらなぁい!)ショワアアアアア・・・


さきほどの悪寒は、今や至上の快感へと変化し、淡の全身を駆け巡っていた…



その時だった


 ガタァンッ!


淡・爽「「 あっ?! 」」グラッ


突然、エレベーターが動き出し… 淡も爽もバランスを崩した。

そして・・・


ブッショワアアアアアアアアアァァッッ!!


爽「↑?△わへっ&#tr~¥%”>k★///!!」=3=3


淡の股間から噴出する聖水は、ペットボトルをはずれ、きれいな放物線を描き・・・ 爽の顔面を直撃していた。


爽「あっひぃッ!」ツルッ


そして次の瞬間には… 爽は足を滑らせ、淡の方に前のめりに倒れ込んでいた…






ガタッ ウィーン……


照「…淡、どこ行ってたの。 私ずい分待っ ・・・ ???」モグモグ


やっと動き出し、スイーツフロアでドアが開いたエレベーター・・・

そこで、クレープを頬張って待っていた照が、見たモノは・・・

尻もちをついた淡の股間に、オシッコまみれの顔面をうずめている獅子原爽の姿だった・・・


照「あ、淡・・・! 大丈夫か?」タタッ

淡「……」ポケーッ

照「お、おいっ、お前… 獅子原か? 何してるんだ!」グイッ


爽「・・・・・」ボーッ

爽「・・・・わが、生涯に・・・」ニヘラ



爽「 一片の悔いなし!! 」カッ




・・・このあと、照のコークスクリューブローが爽を叩きのめしたことは、言うまでもない・・・



次回、 ~西愛知覚王山 もこ「・・・・・・」ブツブツブツ 爽「どした? うんこつまらせたか?」の巻~ に続く・・・

本日ここまでです。
来週は番外編の方進めようと思うので、もこは再来週以降に書きます…

予定変更…
こっち先に進めます。


<その14 ~西愛知覚王山 もこ「・・・・・・」ブツブツブツ 爽「どした? うんこつまらせたか?」の巻~>

(うんこにおけるタブー中のタブーの表現があります。 読まれる方は気分を悪くされないよう十分注意して下さい)


東京・品川駅


<ドアガシマリマス、ゴチュウイクダサイ

<プルルルルルルルルルルルルルルrrr・・・・・

プシュ―――ッ


爽「はあ、はあ、はあ・・・」ゼーゼー

爽「よ、よし… こ、ここまで来れば、もう、追ってはこねーだろ…」ゼーハーゼーハー


渋谷で暴行&セクハラ行為をはたらき、照から制裁を受けた爽・・・
彼女は、なんとか智葉たちの手を逃れ、品川で新大阪行きの“のぞみ”に飛び乗ったのである。


爽「ふ――っ… おっ、自由席でもけっこーすいてんな… ゆっくり休めそうだぜ…♪」ウンコラショット

爽「へへ、へ… 東京は楽しかったな… 観光できたし、世界最高峰のトイレも見て回れたし、何より・・・」グヒヒヒ・・・

爽「恥じらう美少女から溢れいずる、聖なる黄金水を見ることができた… それどころか、じかに顔にぶっかけてもらえたぜ…」ニヘヘ

爽「生で見るだけで五徹でき、浴びればシックス・センスに目覚めて宇宙との更新も可能になると言われる魔法の液体、美少女のOSHIKKO・・・!!」

爽「ククク… 今の私に不可能はない… 天和だって簡単に出せるぜ……!」

爽「むふふふ… そして、この、バージョンアップしたネオ・シシハラが次に向かう先は・・・・」


爽「 名古屋だ! 」カッ


爽「インハイ出場高の愛知代表といえば、苅安賀と津具高校だけど・・・」

爽「そんなモブ高には、この獅子原サマはキョーミないワケよ」

爽「それよか、名古屋の覚王山高校だぜ…! 何しろ、麻雀始めて5ヶ月で東海王者になったっつう、稀代の天才・対木もこたんがいるからな・・・!」

爽「麻雀のウデもだけど、それよりあのロリ中二病なビジュアルがそそられるぜ… ぜひ、色んな意味でお手合わせ願いたいもんだ…」グッヒヒヒヒヒ


<・・・マモナクー ハママツ、ハママツデス


爽「ん…? 浜松? いつの間にそんなとこまで来たんだ… 私寝てたかな?」ハテ


爽「まあいいや。 浜松っつったら、ウナギが名物・・・ 名古屋着く前にウナギの駅弁食っときてーな…」


 ウィーン・・・・


?「失礼いたします。 お飲み物におつまみ、お弁当はいかがですか?」ガラガラ

爽「おっ! タイミングいいな! すんませーん! ウナ弁3つくだしゃーい!」オーイ


?「はい、 ・・・うんこ弁当ですか? ウン弁は、ハード、ソフト、ブラック、グリーン、グラディエーション、リキッド、ラグナロクなど、様々な種類がありますが… どれになさいますか?」

爽「・・・・は? あの、今、なんて・・・?」

?「お客様、うんこ弁当を頼まれたのでしょう? ウン弁には色んな種類がございますので、お選びいただかないと…」

爽「ちょっと待ってちょっと待って! 私は“ウナ弁”を頼んだんだけど! な、なんなのうんこ弁当って…?」

?「名前の通り、ごはんに一本グソを乗せたお弁当ですが… 何か?」

爽「オイオイオイオイ冗談キツいぜ! アンタ頭沸いてんじゃ・・・ って、あの、あんた… インハイのアナウンサーの…?」

みさき「・・・あら、よく見たら、有珠山高校の獅子原さん…? 何やってるんですか、こんな所で」


爽「いや、こっちのセリフっすよ! な、なんで村吉アナが、新幹線の販売員を…?」

みさき「うるさいですね。 私はフリーのアナウンサーで、まだあんまり売れてないから… 仕事が無い時はこうしてバイトしてるんですよ」

爽「?? ・・・そ、そうすか・・ ま、まあいいや… あの、村吉さん、冗談はやめて、“ウナ弁”を3つ、売って欲しいんすけど…」

みさき「ウナ弁なんてありませんよ。 これがお弁当のメニュー表です。 この中から選んで下さい」スッ

爽「・・・うぼぉぁっっ!?」


・・・さすがの爽も、目を見開いて悲鳴に近い驚きの声をあげた。

みさきの差し出したメニュー表には、敷き詰められた銀シャリの上に、真っ黒なうんこ、緑色のうんこ、液状化してるうんこ、コロコロしたそぼろのようなうんこ、見事なとぐろを巻いているうんこなど、様々なうんこが乗っている弁当の写真が、ところせましと載っていたのである。


爽「・・・・・」プルプルプル

爽「ふ、ふ、ふ、ふ、ふ、ふ、ふ・・・・」ガタガタガタ

みさき「…ふ? どうしたんですか獅子原さん?」


爽「ふ、ふ・・・  ふざけんじゃあねえええええええええええええぇぇぇっっっっ!!!!」




 ザワザワッ ナンダナンダ・・・? ガヤガヤ・・・


みさき「なんですか獅子原さん。 車内で大きな声を出さないで下さい。 他のお客様に迷惑が…」

爽「バ、バカヤロォ―――ッ!! これが叫ばずにいられるかってんだぁ!! ごはんにうんこを乗せるなんて… こんなのもう犯罪行為だぞっ!」

みさき「? うんこ弁当は今年一番のヒット商品ですよ」

爽「はあ? いい加減にしろこのタレ目のヤキソバ頭がぁ! うんこってのはな! 食べ物とだけは一緒にしちゃいけねーんだ!!」

爽「ごはんにうんこをのせるなんて・・・ それはごはんに対する最低の冒涜行為だぞっ! そして、それ以上に、“うんこに対する最大の不敬罪
”だっ!!」

みさき「え…? 何を言って…」

爽「いいか? うんこってのはな・・・ 体の中の、不必要なもの、邪悪なるもの、悲しみ、苦しみ、しがらみ…、その全てを取り込んで、体の外に出てきてくれた勇者たちのなきがらなんだっ! 自己犠牲のかたまりこそがうんこなんだぞっ!!」

爽「その崇高なるうんこ様を食べる・・・ わざわざ体の中に戻すって行為は・・・ うんこの本質を無視した最低の反逆行為だっ!!」


爽「私は真のトイレマスター獅子原爽だっ! うんこを真に愛する者として… ごはんにうんこを乗っけるなんていう暴虐行為だけは絶対に許せねぇっ!!」カッ

?「うるさいな、何を騒いでいるんだ、お前は…?」スッ

みさき「あ、社長・・・」

爽「社長…? アンタか? こんな弁当を考案したヤツは・・・」クルリ


後ろを振り返る爽…

しかし、そこに立っていた、黒髪メガネの女を見た途端、爽は真っ青になった。


爽「つ、 つ、つ・・・ 辻垣内・・・・?? な、なんでここに…」カタカタ


智葉「そのうんこ弁当は私が開発した商品だ。 何か問題でもあるのか?」

爽「??? ・・・も、問題も何も・・ う、うんこは食っちゃいけねーもんだぜ…」

智葉「? 何を言ってるんだ? うんこは甘辛いタレで煮付けると非常にうまいんだぞ?」

みさき「社長、うんこって天ぷらにしても美味しいですよね」

智葉「うむ、それに… うんこをフリーズドライ加工して粉末にした“うんこふりかけ”は、もはやのり玉を凌ぐ人気商品となっている。 そんな事も知らないのか?」

爽「はあああ・・・?? し、知らねーよ! い、いつから日本人はうんこを食べるようになったんだよっ! うんこは食い物じゃねーんだ!!」

智葉「…うまくて栄養があり、生産も容易… これほど食に適したモノはないだろう。 なぜうんこを食べてはいけないんだ? 何か倫理的問題でもあるのか?」


爽「い、い・・・? いや、はぅ、あの、めぅ、 も、も、も・・・ と、とにかく、う、うんこは食っちゃダメなんだ! ダメったらダメだっっ!!」=3=3


頭のこんがらがってきた爽は、口から泡を吹きながら必死で反論する。 うんこへの愛が最大のアイデンティティである爽は、自分のうんこ哲学を崩される訳にはいかなかったのだ。


智葉「ツバを飛ばすな、汚いな… お前、うんこは食っちゃダメなどというが、豚や魚、亀、犬、パンダなど、家畜や自然界の動物は生うんこを普通に食べるんだぞ。 なぜ人間だけ食べてはいけないんだ」

爽「えぇ? いや、それは、だから、えーっと・・・?」アタフタ

智葉「それに、様々な疾患に効果を発揮する韓国の健康うんこ酒『トンスル』や、中国におけるコウモリのうんこ料理など、古くからうんこは食材として利用されてきた歴史もある。 お前はそういううんこ食文化を否定しようというのか?」

爽「だ、だだだだ、だから… うんこには細菌が多いから、食べたら体に悪・・・」オロオロ

智葉「きちんと加熱や発酵などの下処理をすれば、胃腸に優しいうんこ料理ができるんだから何の問題もない。 お前は、うんこを食ったことがないんだろう? 食べたことがないから、そういう一辺倒な否定の仕方をするんだ。 村吉さん、こいつをおさえてくれ」

みさき「了解」ガシッ

爽「?!」


みさきは爽を羽交い絞めにし、万力のようにギリギリと締め上げた。


爽「な、何すんだよ! 放せっ!!」ジタバタ

智葉「お前も一口食べてみれば、考えが変わるさ…」スッ


智葉は、ワゴンから弁当を一つ手に取ると、ヒモをほどいてフタを開けた。


うんこ弁当「アロハ~~♪」

爽「うっ! ぐ・・・??」


弁当の中では、ごはんに乗った立派なバナナ型の一本グソが、その立派なボディをぬらぬらと妖しく光らせながら爽を見ていた。


智葉「さぁ、口を開けろ。 食べさせてやるから」クイッ

爽「ふむむむむむむむぅ――っ・・・・」=3=3


必死で口を閉じる爽・・・ しかし、智葉は爽の鼻をつまみ、スプーンですくったうんこを口元に近づけていく・・・


爽(いいいいやだ、いやだいやだ! うんこは愛でるべきものであって、食べるものじゃねーんだ! そ、それに… こんなどこの馬の骨とも分かんねー奴のうんこなんか食えるか!!)モガモガ


智葉「…もしかして、うんこの生産者のことを気にしているのか? 安心しろ、このうんこは鹿児島産の特上ブランドうんこ・・・ 永水の“石戸霞”の尻からひり出されたうんこだ。 味には定評がある」

爽(…?? あ、あの、おっぱいビーナスの、うんこ…? …そ、それなら、ちょっとは、食べてみたい気も、しなく、は…?)ムググググ・・・


息も苦しくなり、思わず、口を開けそうになった、その時・・・



 『獅子原ァ! 目を覚ませぇ!!』バシーン


ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー


爽「・・・?」パチクリ

智葉「やっと目を覚ましたか…」

爽「・・・・・ つ、辻垣内・・・ あれ? ここは…?」


頬を叩かれて目を覚ました爽の目の前には、先ほどと同じように、辻垣内智葉が立っていた。 しかし… そこは新幹線の車内などではなく、どこかの薄暗い部屋の中だった。


智葉「ここは辻垣内組の事務所だ… まったく、貴様は夢の中でもうんことじゃれ合ってるらしいな…」

爽「な、何・・・?!」ググッ


立ち上がろうとしたが、身動き一つできない。 爽は、いつの間にかイスにグルグル巻きに縛り付けられていた。


爽「…なんだこれ…… お、おい… ほどいてくれよ辻垣内!」

智葉「ふざけるんじゃない。 お前… 自分が何をやったか、忘れたわけじゃないだろう」

爽「え、あれ・・・???」

智葉「ふん、大方私から逃げおおせた夢でも見ていたんだろうが… あれだけの狼藉をはたらいていながら、私から逃げられると思っていたのか…?」ヌラリッ


智葉御用達の長ドスの刃が、薄暗い部屋の中でギラッと光った。


爽「う…?!」

爽(・・・な、なんだこれ、マジか・・・? 今までのは、全部、夢…? そ、そうか… 私、チャンピオンにノされて気絶したままだったんだ…)カタカタカタ


智葉「さぁ、オトシマエをどうつけるつもりなんだ、獅子原…? 小指でも落とすか? それとも腎臓でもえぐり取ってやろうか・・・?」

爽「……」ガクブルガクブル


もはや恐怖で声も出せない爽・・・


智葉「ふん… 安心しろ、カタギの人間にそこまでやるほど、私も鬼じゃない。 今回のことは、私の監督不行届きでもある」カチンッ


長ドスをサヤにおさめた智葉は、少し穏やかな顔になったが・・・ 強い口調で、こう続けた。


智葉「しかし… 十分に分かったよ。 お前が、反社会的な危険過ぎる女だということは… 貴様のような輩を、もはや野放しにしとくわけにはいかない」

智葉「獅子原、お前はもう郷里に帰れ。 今から、北海道に強制送還する」



爽「え・・・?」

智葉「お前には今からGPS付きの腕輪を装着する。 自分では絶対に取れないヤツだ。 しばらくは行動を監視させてもらうからな…」

爽「…か、監視してもいいけど… 私はまだ北海道には帰らないぜっ! 鹿児島に着くまで、私は旅を続けるんだ…!」

智葉「ダメだ。 一人旅は認めん。 今から有珠山高校に連絡するから待っていろ」

爽「!! …ま、待ってくれ辻垣内! せ、せっかくここまで来たのに… 西日本のトイレたちが私を待っているんだよ!! 私は絶対に永水に着くまでは旅をやめないぞっ!!」ブワアッ

智葉「…!!」


爽の体から真紅のオーラが噴出する・・・ しかし、爽の全力をもってしても、体の動きを封じている縄をほどくことはできず、爽はイスに縛られたまま床に倒れ込んでしまった。


爽「ぐう、うぅ・・・ は、放せぇぇぇ!!」ジタバタ

智葉「ふん… 獅子原、お前… それで、いいのか…?」

爽「はぁ? なんだと…?」


智葉は軽蔑とも憐れみともつかないような冷ややかな目で爽を見下ろした。


智葉「私は、自分なりに、お前を客人としてもてなしたつもりだ。 しかし… お前から返ってきたのは、私やうちの生徒に対する暴行と脱走だ」

爽「う・・・」

智葉「大星や宮永にも世話になったんだろう? それなのに、お前のしたことは私利私欲のためのセクハラ行為だった」

智葉「人から恩義を受けた場合、“礼”を以ってしてそれに応えるのが普通だ。 しかし、貴様は… 人から受けた恩義を、“暴行”や“嫌がらせ”で返しているんだ」

爽「………」


正論を述べる智葉に対して、爽はもうぐうの音も出なかった。


智葉「つまり… お前は、まっとうな人間じゃないんだ…! トイレ探訪で全国縦断ということ自体は、私は面白いと思っているが… 現実のお前は、学校をイタズラして回るだけのただの変人なんじゃないのか?」

智葉「そんな輩を放っておくことなど、できるわけがない。 郷里に戻って頭を冷やしてこい」スッ ポチポチポチ・・・


智葉は携帯を取り出して、有珠山高校の番号を押し始めた。

爽は、涙のにじむ目で、黙って智葉を睨みつけることしかできなかった。



しかし、その時だった・・・


  バタァンッ!!



?「ミス・ツジガイト… その判断は少し性急だな」ヌッ



・・・突然、ドアが勢いよく開き・・・・
海パンやフンドシ、レスラーパンツなどをはいた、半裸のむさ苦しい男たちが、ワラワラと事務所内になだれこんできたのである。


智葉「?!! な、なんだ、お前たちは…?」

爽「…??」


オリバ「彼女も今回のことは十分に反省しているだろう… どうか、私のこの筋肉に免じて許してやってはくれんかね?」ムキッ!

小島よしお「暴行にセクハラァ? でもそんなの関係ねぇ! そんなの関係ねぇ!! うんこの前ではすべてが関係ねぇ!!!」ズンドコズンドコ

ロビンマスク「な、なんとしても分からせたい・・・! あの極悪非道の完璧超人や悪魔超人どもに・・・ 私が大切にしている、“うんこの本質”というものを・・・! そのためには、その少女が、どうしても必要なんだ・・・!!」ナゼカチマミレ

朝青龍「辻垣内組のお嬢・・・ あんたの目はフシアナか? その女は、うんこ界の横綱になれる女だぜ…! ここで芽を摘み取ってどうするんだ! 貴様それでもヤクザの娘かッッ!!」ツッパリツッパリ

星一徹「辻垣内よ・・・ お前には見えないのか? あの、光り輝くうんこの星が・・・! その少女は、いつの日かうんこの星をつかむ・・・! いかなる障害があっても、その少女は必ずやうんこの星をつかむはずだ・・・!!」メラメラメラ

野獣先輩「ふぅ・・・ みんな獅子原サンを助けたいって思ってるって、はっきり分かんだね(確信)」

ケンシロウ「アタタタタタタタタタタタタタタタタァァッッ!! ・・・お前はもう、もらしている・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴオォ・・・・



智葉「お、おい、獅子原・・・ こいつらお前の知り合いか?」

爽「……んなワケねーだろ…」



 ガチャッ


?「お取り込み中失礼… あの、私もさ… 爽には旅を続けさせてあげるべきだと思うんだけど…」ダルー

智葉「な? お前… 宮守の小瀬川? な、なんで東京にいるんだ?」

シロ「いや… さあ、私もよく分かんないんだけど…」

シロ「でも、爽は、私も含めた宮守女子の生徒全員の恩人なんだ… ダルいけど、私からもお願い… 今回は許してあげて」

爽「シ、シロ・・・」

智葉「・・・いや、しかし・・」


?「辻垣内! 私も、獅子原には旅を続けて欲しいと思ってるし!」ヒョコッ

爽「?! か、華菜・・・?」

池田「獅子原には、うちの妹たちがお世話になってるんだし… それに、獅子原はふざけた奴だけど、根は本当にいい奴なんだし!」

智葉「……」


智葉「…ふむ…… 少しは、人の役に立つこともしてきたようだが… しかし、だからといって、今回のことのケジメがついたわけではない」

爽「は、反省、してるからさ…本当に… もう、ほどいてくれよ、これ…」モゾモゾ

智葉「・・・じゃあ、こうしよう。 お前が、本当に人の役に立てる人間なら、それを証明してみせろ。 それができたら、今回のことは大目に見てやる」

爽「人の、役に・・・? ト、トイレ掃除でもすればいいか…? それとも、うんこ診療所でも開けばいいのか…?」

智葉「いや… 丁度、うってつけの仕事がある。 …お前は、杉並の久我山にある松庵女学院は知っているか?」

爽「・・・なんか聞いたことあるけど・・」

智葉「西東京地区で、過去に何度も全国大会に出場している超強豪校… あの実力者多治比真佑子のいる高校だ。 そこのトイレに、最近どうも頻繁に出るらしいんだ・・・」

爽「出る…? うんこがたくさん出るのはいいことじゃねーか…」

智葉「いや、違う。 ・・・“トイレの花子さん”が、出るんだよ・・・」




もこさん登場は、また今度…
タイトル詐欺はご容赦を。
次回、 ~西東京松庵女学院「超絶凄技! 究極の対決… “獅子原爽 VS トイレの花子さん”!!」の巻~ に続く…

ワケ分かんないことになってきました。 究極とか適当こいてるだけで、松庵編なんて何も考えてません。 気が向いたら誰か助けて欲しい。
多分再来週くらいにまた書きます。
より良いうんこLIFEを

×更新

○交信

宇宙との更新ってなんだろね。遅くなりましたが少し投下します。


<その15 ~西東京松庵女学院「超絶凄技! 究極の対決… “獅子原爽 VS トイレの花子さん”!!」の巻~>


爽「トイレの花子さん・・・?」

智葉「そうだ。 都市伝説の一種だが… 松庵では実際に、何十人もの生徒が遭遇し、レズレイプされたりなどの被害にあっているという噂だ」

爽「へ、へえ・・・?」

智葉「どうだ。 お前がこの事件を解ケツできたら、一人旅を認めなくもないが…」

爽「…わかった。 やってやるよ… トイレの花子さんには、トイレマスターとして一度は会ってみてーと思ってたんだよ」

オリバ「ミス・シシハラ… それなら私たちも手伝おうじゃないか」

爽「は?」


爽「な、なに…? オッサンたちまだいたの?」

ロビン「我々は皆、トイレとうんこを愛する者… 微力ではあるが力になろうじゃないか」

よしお「女学院ってことは女子高だろ? うひっ、オレも連れてけよな~」

一徹「女子高生の健全なる脱糞は何よりも優先すべきこと… 私も力を貸そう」

朝青龍「未来ある若者に手を差し伸べるのは、元横綱の責務だぜ…」

ケンシロウ「トイレにはびこる悪・・・ 捨て置けん。 天がおれに行けと言っている・・・!」

野獣先輩「あっそうそう(唐突)、ウチさ、屋上あんだけど焼いてかない?(意味不明)」


爽「・・・まぁ別に、ついてくんのはいいけど・・」


爽と七人の男たちは早速出発… 井の頭線で久我山に行き、そこからバスで松庵女学院に向かった…





~松庵女学院・麻雀部~


真佑子「獅子原さん、辻垣内さんから聞いてます。 今回はご足労頂きありがとうございます」ペコリン

爽「あ、いや・・・/// 旅で東京来たもんだから…///(うほぉ…! 多治比、雑誌で見たことあったけど、生で見るとさらにかわええぇ…! ポニーテールの天使だぜ…!!)」

真佑子「あの… うしろの男性方は?」

爽「あ、いや、なんか、私の仕事手伝ってくれるみたいで。 ま、気にしなくていいからさ」

真佑子「はあ…(なんでみんな半裸?)」


爽「多治比さんもトイレの花子さんの被害にあったって聞いたんだけど… その時のこと聞かせてくれる?」

真佑子「あ、はい… アレは、1ヶ月くらい前のことでした…」


ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー


その日… 私は、部活で遅くまで牌譜の研究に没頭していた…


部長「真佑子ー、私もう先に帰っちゃうけど、まだやってく?」

真佑子「あ、部長… はい、戸締まり私やっときますから、大丈夫です」ポチポチ

部長「真佑子も早目に帰りなよ? 最近、この棟のトイレで、何かヘンなの出たらしいし…」

真佑子「ああ、例の花子さんですか? そんなの迷信ですよ… 気をつけて帰って下さい」

部長「真佑子も気をつけてね。 じゃ、また明日」バタンッ







 カチ、カチ、カチ、カチ、カチ・・・


真佑子「……」ポチポチポチ

真佑子「ふー・・・ 肩凝ってきた・・」ウーン

真佑子「来年の春季大会… 宮永照はもういないけど、やっぱり大星淡は強敵…」

真佑子「次こそはあの鼻っ柱をヘシ折ってやらなきゃね… って、もう8時か…」

真佑子「残りは家のPCでやろっと…」ポチッ


PCの電源を落とし、一人で部室を施錠した私は、職員室に鍵を返しに行く前にトイレに寄った。

ところが・・・


 コン コン コン コン コン コン ・・・


真佑子(…? なんだろこの音… トイレに誰かいる? こんな時間に…?)
 


コン コン コン コン ・・・


真佑子(個室の中から音がする…)

真佑子「あの… 誰かいるの? 大丈夫?」


 コン コン… …


真佑子(音が止まった)

真佑子「…どうしたの? 気分でも悪いの?」



 ・・・キッ キイイイイィィ・・・・


真佑子「え!?」


キイイィィ・・・・


真佑子(・・・奥から3番目のドアが開いた… やっぱり誰かいる)ススッ


開いたドアの隙間から、中をのぞきこむ真佑子…


真佑子「あの、どうかし・・・ !?」ギョッ


シーン・・・


真佑子(・・・誰もいない)

真佑子(えっなにこれ… 勝手にドアが開いた…?)

真佑子(さっきの音もなんだったの…? うぅ、寒気してきた…)ゾクゾク

真佑子(は、早くオシッコして帰ろっと)ススッ


別の個室に入って用を足す真佑子…


真佑子(ふ、ふー・・・ あぁ、出る出る・・)シャアアアアアァァ・・・・


 コン コン コン コン コン・・・


真佑子(え?)


コン コン コン・・・

真佑子「あ、あの… 今、出ますから…」パンツアゲアゲ

真佑子(って… 他の個室空いてるでしょ? なんでわざわざ私のとこノック… 見回りの先生かな?)

真佑子「あの、もう帰りますから…」ガチャッ


 ・・・・・・・・


真佑子「・・・?? 誰もいない…」


真佑子(う…うそでしょ? や、やだやだ! 本当になんかヘンなのいる! は、早く出なきゃ…)タタッ


ジャアー・・・

急いで洗面所で手を洗う真佑子…

しかし


 プツンッ


真佑子「!?」


突然、トイレの電気が消えて真っ暗になったのである。


真佑子(・・・・??)

真佑子「あ、あの、誰・・・? ヘ、ヘンないたずらしないで下さい!」ガタガタ


シーン・・・


真佑子「うっ う…!」タタッ


入り口の方からもれる非常灯のわずかな明かりをたよりに外に出ようとする真佑子…

だが、


真佑子「あ!」ガッ

ビタアアン!


足元に転がっていた何かにつまずいて、真佑子は思い切り床に倒れこんでしまった。


真佑子「う・・・ いてて・・ な、何・・・?」ヨロヨロ


立ち上がった真佑子はなんとか手探りで壁を伝う・・・

その手に、ちょうど電気のスイッチが当たった。


真佑子「う・・・!」ポチッ

パアッ

蛍光灯がつき、再び明るくなったトイレ…


真佑子「!?」

真佑子「ぶ、部長!?」


床に転がっていた物… それは、さっき部室を出ていった部長の体だった。


ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー


爽「あひへえええええぇぇぇっっ!!」=3=3

真佑子「わっ! な、なんですか獅子原さん」

爽「そそそそそそそそそそそそそそそ、それで…? ぶ、部長死んでたわけ?」ガクブル

真佑子「え…? いや、死んでませんよ… 気を失って倒れていたんですが、服がはだけてて…」

野獣先輩「はえ^~ぇ、ずばり、それこ↑こ↓の教師の仕業の可能性高いんだよなぁ…(名推理)」

真佑子「いや、その…(何この臭そうな男…)」

爽「う、うんうん、お、お化けじゃなくってさ… 案外ここの校長が淫行教師とか… そういうオチじゃねーの?」カタカタ

真佑子「・・・ちがいます。 私、その時はっきり聞いたんです」

爽「な、何を…?」

真佑子「女の人の声で、“あなたも遊ばない…?”って・・・」

また来週続き書きます。
番外編の「トイレとコラボ」の方で咲-saki-で排泄対決やってるので、未読の方もし良かったらどうぞ…
本編より過激なのでご注意下さい。


爽「・・・まぁ別に、ついてくんのはいいけど・・」


爽と七人の男たちは早速出発… 井の頭線で久我山に行き、そこからバスで松庵女学院に向かった…





~松庵女学院・麻雀部~


真佑子「獅子原さん、辻垣内さんから聞いてます。 今回はご足労頂きありがとうございます」ペコリン

爽「あ、いや・・・/// 旅で東京来たもんだから…///(うほぉ…! 多治比、雑誌で見たことあったけど、生で見るとさらにかわええぇ…! ツインテールの天使だぜ…!!)」

真佑子「あの… うしろの男性方は?」

爽「あ、いや、なんか、私の仕事手伝ってくれるみたいで。 ま、気にしなくていいからさ」

真佑子「はあ…(なんでみんな半裸?)」


爽「こ、声だけ、聞いたの…?」

真佑子「はい。 私は花子さんの姿を見ることはできなかったんですが… 私の同級生の何人かが目撃していますし、その子たちが話す容姿の特徴も一致しています」

爽「ふ、ふぅん… でも、本当に妖怪なのかよ…?」

真佑子「・・・こないだ、鹿児島から霊能力者の方が調査に来てくれたんですが… 彼女の話では、『これはトイレに巣食う地縛霊で間違いありませんねー。 かなりやっかいな幽霊ですよー』ということでした…」


よしお「あのサ、倒れてた部長はどうなったんよ」

真佑子「あ、えっと・・・(うぼぉっ! やだこの人、乳首真っ黒・・・!)」

真佑子「そ、その… 花子さんに性的なイタズラをされたみたいで… ショックで一時入院してたんですが、今は少しずつ学校にも来ています。 でも、ちょっと困ったことが…」

爽「? 困ったこと?」

真佑子「・・・重度の便秘になって、ほとんどうんこが出なくなってしまったんです・・・」


爽「なん・・だと・・・?」ブワアァ・・・ッ!

真佑子「!!?」ギョッ


その時・・・ 今までのビビリですっとこどっこいな爽の雰囲気が一変した・・・!


オリバ(!! ミス・シシハラが本気になったナ… このオーラ… これは、ゲバル… いや、オーガ級?)ゾクッ

ロビン(おぉ! な、なんという気迫・・・ かつてあのマンモスマンと対峙した時のことを思い出す…)

ケンシロウ(む、これは…! わが長兄ラオウが脱糞する時に出していた闘気と、同じモノ…!?)


真佑子「・・・ど、どうしました、獅子原さん?」

爽「…人の快適なうんこLIFEをブチ壊すとは… 外道にも程があるぜ… もしかして、部長以外の子もそうなってんのか?」

真佑子「は、はい… 花子さんにセクハラされた子はみんな、極度の便秘に… す、数十人はいると思います… 多分花子さんの呪いのせいかと…」


爽「・・・幽霊だかなんだか知らねぇが・・」ゴゴゴゴォ・・・

爽「排便を妨げる奴だけは、生かしちゃおけねぇ…」

爽「・・・オイッ、ヤロウども!」ジロッ


七人の男「「「「「「「 ・・・ ゴクリ ・・・・」」」」」」」


爽「私についてこいッッ!! 悪の権化、トイレの花子に… うんこの鉄槌を下しに行くぞっっ!!」

七人「「「「「「「オウッ!!!」」」」」」」ザッ






真佑子「こ、ここのトイレです… 奥から3番目の個室によく現れるみたいですけど…(ちょっ… マジでこの男たちもトイレ入るの…?)」

爽「分かった… 多治比さんは外で待ってな。 私がすぐケリをつけてきてやるからさ…」ザッ


件のトイレに踏み込んだ爽と七人の男たち・・・


よしお「うひっ、女子トイレってなんかイイよな~ 妄想が捗るぜ・・・」

朝青龍「ん…? オイッ、こ、こんなとこに、ちぢれた毛が落ちてるぜ…!」スッ

一徹「何ィ…! ま、まさかそれは、伝説の秘宝“乙女の陰毛”…?」ハアハア

ケンシロウ「そ、そのちぢれ具合… うむぅ! マミヤ以上の美少女のモノに違いない…!」カッ

ロビン「ウルフマン・・・じゃない、アサショーリュ-よ… 黙ってその毛を私によこすんだ・・・!」ボッ

オリバ「待ちたまえ、君たち… ここは陰毛研究の第一人者である私が預かろう。 さっさと渡すんダッ!!」クワッ

朝青龍「うるせーな! これは俺が拾ったモンだぞ!! やんのかテメーラ!!」=3

爽「やめろぉお前らぁ! トイレに落ちてたモンは全て私のモンだっ!! 差し出せごぅるぅあああぁぁぁっっ!!」=3=3


ギャーギャーギャー ジタバタ オラァシネェ! ヨコセバーロー!!


  ガチャッ


?「うるっさいわね・・・ なんなのよ? あんたたち…」ヒョコッ

爽「ん…? な? お、お前は・・・!?」


奥から3番目の個室から突如現れた少女を見た爽は唖然とした・・・


爽「お・・・ お前・・ き、清澄の竹井…久だよな?」

?「竹井? 知らないわよそんな人。 他人の空似じゃない?」

爽「え…? マジか? どっからどー見てもあんた、竹井さんなんだけど…」

花子「私の名前は御手洗花子(みたらいはなこ)。 足はあるけど、ここで地縛霊やってる者よ」


爽「花子ォ…? …本当に幽霊なのかよ?」ジロジロ

花子「疑り深いわねアンタ… それより、なんで女子トイレにこんなに男の人がいるのよ。 男性が女子トイレに入ると、建造物侵入罪という罪に問われることもあるのよ?」

爽「はぁ? う、うるせーな… 私たちはトイレで悪さをするお前をとっちめに来たんだよっ!」

花子「え…? 女の子一人やっつけるのに、こんなにゴツい男たち連れてきたの? ちょっとどうかしてるわよあなた」

爽「な、何を…? てめっ、自分のやった事を棚にあげといて…」

一徹「いや・・・ 確かに、日本男児たる者、いかなる理由があっても、女子トイレに入るなど、恥というものだ… そろそろ飛雄馬の投球練習の時間だ。 私は失礼するよ」テクテク ガチャッ


爽「ちっ… 野球帽かぶったオッサン帰っちまったな…」

よしお「へっ、そんなの関係ねぇ! あんたが花子さんか… うひっ、こりゃ予想以上にカワイイじゃんよ」ニタニタ

花子「ん・・・ 何あんた、まゆ毛濃いわね」

よしお「それよく言われるぅ~・・・ でもでもでもでも! そんなの関係ねぇ! そんなの関係ねぇ!! ハイ! おっぱっぴぃーっ!!」

花子「ヘンな人ね。 海パンいっちょで寒くないの? もう12月よ?」

よしお「しょーがねぇだろこの格好じゃねーと売れねーんだよ! って、そんなの今は関係ねぇ。 それよか今ヒマ? 良かったらオレとカラオケ行かね?」

花子「カラオケか・・・ 死んでから行ってないわね。 懐かしいわ」

よしお「だったら行こーぜ! GLAY歌ってやんよ~?」

花子「ん~… でもごめんなさいね。 私、男の人に興味ないのよ。 ガチレズだから」


よしお「ガチレズゥ? そんなの関係ねぇ! いいから行こうぜっ!」グイグイ

花子「イタッ! 引っ張らないでよ… しつこいわねあんた… ・・・ん?」チラッ

野獣先輩「24歳、学生です。 身長は170cmで、チン長は13cm。 昔太ってたんでけっこう…」ブツブツ

花子(ふーん・・・)ニヤッ


よしお「なあなあイこうぜはやくよぉ~…」

花子「…残念ね。 あなたとカラオケに行きたい人、他にいるみたいよ?」ニコッ

よしお「はぁ? 何言って・・・ ん?」ギョッ

野獣先輩「Oh・・・ カタくなってんな・・・ イイゾォ~これ・・・」サスサス

よしお「だっ!? ナ、ナニすんだてめっ!!」

野獣先輩「暴れんなよ、暴れんな・・・」






よしお「ぐっはあああああああぁぁぁぁっっっ!!!???」

野獣先輩「ん゙ぎも゙ぢい゙い゙い゙ぅ゙ぃ゙ぃ゙~~~~!! イクイクイクッ! イキすぎィ!!」パンパンパンパン

よしお「胸にかけて胸に!」


爽「オロロロロロロロロロロロ路炉路炉ォ・・・」ゲロゲロビチャビチャァッ ←BL苦手

花子「ふふ・・・」


爽「うっぷ… んだあいつら… こんなとこでおっ始めやがって… くそっ、目がクサる…」ハアハア

花子「ふふっ、あなたたち、ゴーストバスターとして呼ばれてきたんでしょ?」ニヤニヤ

爽「ん? そ、そうだよ! てめぇ、ここで女の子襲っちゃレズレイプして… やりたい放題してるらしいじゃねーか!」

花子「まーねww」

オリバ「神聖なるトイレでそのような蛮行… 続けるというなら、我々も実力行使に出るが・・・?」ズンッ

花子「あら怖い。 ふふっ、でもイヤよ。 こんだけカワイイ子がいて居心地がいいとこ、そうそうナイもの」ヘラヘラ

爽「! …てめっ」

朝青龍「おぅ獅子原… こいつは説得すんのは無理だ。 ちょっと痛い目見せてやらねーと…!」バッ


朝青龍が、全力のブチかましで花子に迫る・・・!


花子「キャッ!? やだっ、さわらないでよっ」パシッ

朝青龍「おっ!?」ズデデ・・・ッ   バッシャアアァーンッ!


花子が軽くいなすと、勢い余った朝青龍は和式便器の中に突っ込んでしまった。


花子「あらいいトコにハマったわね」ジャッバァーーーーッ

朝青龍「ぐああああああっっ??」


花子がレバーを押すと、濁流とともに朝青龍は下水管の中へ流れていってしまった・・・


ケンシロウ「愚かな… 自ら便器に突っ込むとは…」

オリバ「フン、土俵を離れたヨコヅナなど、あの程度のもの… アケボノがいい例だ」

ロビン「うむ… 超人オリンピックに出場していたベンキマンを思い出すな…」


爽「…てかあの便器すげーな」


爽「ってか! お前ら最初七人もいたのに、もう三人になってんじゃねーか! 何やってんだよ女の子の幽霊相手に手も足も出ねーのか?」

ロビン「案ずるな、獅子原よ・・・ 今度は私がイく」ザッ

爽「・・・ロビン!」

ロビン「女性に手をあげるなど、英国紳士としては本当はしたくないのだが… 正義超人軍の幕僚長として、この闘い、負けるわけにはいかん…!」ゴゴゴゴォ・・・

花子「…あら、マスクでお顔が見えないけど、ナイスミドルな雰囲気のイイ男ね」ジイイイイイィィ・・・・


オリバ(・・・!? あ、あれは、邪眼…? いや、催眠術?)

オリバ「いかんロビン! ヤツの目を見るな!!」 

ロビン「む…?」

花子「おそいわ…」スウウウウウ・・・

本日ここまでです。
また、来週書きます…
明日多分番外編の方進めます。

これもう咲SSじゃないな。
まあいいや。
投下します。


ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー


 ワワ!オオッ


ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー


 ワ――ワ――! オ――オ――ッ! ワオオオオオ―――ッ!


ロビン「……」


恒子『きィまったァァァアァ!! 第23回超人オリンピック決勝戦!! 実力伯仲の両者、膠着状態が続いていましたが、ついに! キン肉スグルのマッスル・スパークがロビンマスクをとらえましたァァ!!』


ロビン「………?」


恒子『ワン! ツー! スリー! フォー!・・・ カウントが進んでいきます! ロビン立てません! 鋼鉄の不沈艦ロビンマスクももはやここまでかぁー??』


ロビン「・・・ハッ!?」バッ


恒子『おぉ? テンカウント直前でロビン体を起こしたァ! しかし、ここからの反撃はあるのでしょうか?』


ロビン(… な、なんだ? 私はさっきまで… ミス獅子原とともに高校のトイレにいたはず……??)キョロキョロ


キン肉マン「どうしたロビン! 私ならここにいるぞ!」

ロビン「・・・??」

キン肉マン「長年の私たちの闘いに・・・ ピリオドを打とうじゃないかロビィィン!!」カッ


ロビン(・・・そ、そうか… わ、私は、キン肉マンのマッスル・スパークをくらって気を失っていたんだ・・・ その間に、あんなおかしな夢を… こ、こうしてはおれん!)バッ


ロビン「ぬおおぉぉ! キン肉マァーン!!」ドドドッ

キン肉マン「おわっ!」ドガァッ!


恒子『あーっとぉ! 立ち上がったロビンマスク、すかさずキン肉マンに強烈なショルダータックル! そのままキン肉マンの体を空中に放り投げたぁー!!』


ラーメンマン「うぬぅ! あ、あの技は…!」

テリー「まずい! キン肉マン! 逃げるんだ…!」


恒子『な・・・ こ、これは・・・!!』


ロビン「“タワーブリッジ・ネイキッド”―――ッ!!」グワキィッ!

キン肉マン「ギャアアアアアアアァ――ッ!!」


ギリギリギリギリ・・・・


恒子『うわああぁなんてことだぁぁ! ロビンが、腕を胸の前で交差させたタワーブリッジでキン肉マンを極めているぅ! キン肉マン、体が有り得ないほど弓なりに反っています!!』


ロビン「キン肉マン・・・ ギブアップするんだ! このままではお前の背骨が砕けることになるぞ!」ギリギリ

キン肉マン「・・・ へ、へのつっぱりは… いらんですよ…! この程度の技で、私がく、くたばるわけが・・・!」

ロビン「キン肉マン… 私は、相手がお前でも容赦はしないぞ! はああぁぁ…!」ググググググゥ・・・・

キン肉マン「ぐぁあああああああ・・・・!」


 ボキィッ!  ブリッ モリッ ブリブリブリブリィィ・・・・



ロビン「………」


ロビンは、キン肉マンの骨が折れる音と共に、何か聞いてはいけない音を聞いたような気がした。

そして、自分の右肩がジワァーッと温かくなるのを感じた。


ロビン「・・・っぬああああぁぁ! キン肉マン! きさまぁ!」ポイッ


恒子『おぉ? ロビン、キン肉マンを投げ捨てたぁ! リングに倒れたキン肉マン、泡を吹いてピクリとも動きませんが・・・ ん? パンツから何やら茶色いモノが…?』


 プ~~~ン・・・・


恒子『うっ、こ、この臭い・・・  クサッ これは・・・ うんこです! なんとキン肉マン! リングの上でうんこをもらしているぅぅ!!』


しかし・・・ キン肉マンのうんこはそれだけではおさまらなかった。


 ブリブリブリッ モリッ モリリ・・・ モゾモゾモゾモゾォ・・・・


恒子『?! なっ、う、うんこが・・・ キン肉マンのパンツからはみ出てきた巨大なうんこが、ニョロニョロとリング上に這い出てきています! こ、これは・・・?』


キン肉マンのパンツからはみ出たうんこは・・・ まるで大蛇のように、リング上に巨大なとぐろを巻いていく・・・


ロビン「……?」


恒子『な…なんてことだァァ! ついに、うんこがザ・マウンテンほどの大きさの…巨大なピラミッド型へと積み上がってしまいましたぁ! これは、い、一体…?』


ウンコ「……」ウモウモウモウモ


恒子『うわぁ・・・ さ、さらに、うんこから手足が生えてきましたよ・・・?』


そして、ついに・・・


ウンコ「……」カァッ!

ロビン「!?」ギョッ


うんこが… 真っ赤な「目」を見開き、ロビンを睨んだのである。


ウンコ「・・・わが名は『キング・ザ・ウンコ』・・・ 古代ウンコ帝国出身の超人だ。 ロビンよ… 超人オリンピックチャンピオンを名乗るのは、私を倒してからにしてもらおうか・・・!」ズモモモモモモモモ・・・・・


恒子『なんと――!! こぉれは前代未聞! ノックダウンした選手の肛門から新たなる超人が出現! 相手選手に挑戦状を叩きつけましたァ!
   ロビン! 果たしてこの挑戦を受けるのかぁ!?』


 ワ――ワ――! ヤレ―――! ロビーン! ヤッチマエ――! ソーレウンコ、ウンコ、ウンコォ――ッ!!


ロビン「……」

恒子『いやいや! これは愚問でした! 何人の挑戦も無下にはしない誇り高きレジェンド超人ロビンマスク… うんこの挑戦を受けないわけがありません! この闘い、一体どうなってしまうんだァ!!』


キング・ザ・ウンコ「さぁ、ロビンよ・・・ どこからでもかかってくるがよい!」バッ


リング中央で両手を広げて構えるキング・ザ・ウンコ・・・

しかし、その姿は、マットの上に鎮座する巨大なMAKIGUSOにしか見えない・・・


ロビン(……)

ロビン(うぅ、猛烈に臭い・・・ 頭が回らん・・・)

ロビン(攻撃したくない… こやつの体にさわりたくない… というか近づきたくない…!)


キング・ザ・ウンコ「ふふ・・・ 来ないなら私から仕掛けるまで・・・!」ダダダッ バァッ!

ロビン「!!」


恒子『あっとぉ! キング・ザ・ウンコ、その巨体でロープへと跳んだァ!!』


  ボヨ~~~ン


キング・ザ・ウンコ「 うっらあああぁぁぁぁぁぁぁ―――っっ!! 」


恒子『イッタァァ~~~ッ! キング・ザ・ウンコ! ロープの反動を利用してのラリアートだァァ!!』


ロビン「くっ…!」サッ

キング・ザ・ウンコ「あらっ!」スカッ!


恒子『あっとラリアート空振りィ! キング・ザ・ウンコ勢い余って向かいのロープに突っ込んだァ!』


  ボヨヨヨォ~~~ン

  ドガァッ!


ロビン「なっ」ドォッ


恒子『おっとしかしぃ! さらにロープの反動で後ろに跳躍ゥ! そのままロビンを背中で押し潰してしまいましたぁ!』


 ワーン! ツー! スリー! フォー!


恒子『立てないロビィィン! ウンコに押し潰されたままカウントが入ります! もはやここまでかぁ?』


ロビン(う、お、重い・・・ そして… 臭い! 臭すぎる・・・!!)

ロビン(な、なんという過酷な闘いだ… 今まで、様々な超人と、何百戦と真剣勝負を闘ってきたが… こんなにやる気の出ないファイトは初めてだ…)

ロビン(し、しかし… 数万人の観衆の見てる前で、私のようなレジェンド超人が、負けるわけには、いかん・・・!)グググッ


恒子『おっと…? ロビン、キング・ザ・ウンコの下で体を起こし…?』


ロビン「うぬわああああああああああぁぁぁぁっっっ!!!」ブワアアアッ

キング・ザ・ウンコ「 うおぉっ?! 」フワッ


恒子『こ… これはすごぉい! ロビン! キング・ザ・ウンコの巨体をブレーンバスターでかかえ上げましたァ!!』


 ワーッワ――ッ! スゲ――ッ! ウォオオ―――ッ!


ロビン「・・・キング・ザ・ウンコよ… どうやら私の力を見誤ったようだな。 このまま、マットに串刺しにしてやる…!」ググッ

キング・ザ・ウンコ「ふん… 力を見誤ったのはロビン! 貴様の方よ…!」ククク・・・


恒子『おぉ? しかしキング・ザ・ウンコ… 空中に逆さにされたまま、不敵に嗤っています…!』


ロビン「なん…だと…? この体勢から一体、何を…?」

キング・ザ・ウンコ「ククク… こうよぉ!」ニュルリンッ♪

ロビン「げぇっ?!」


 ニョロニョロ ニュルニュル ニョロニョロリン・・・


ロビン「ぅっぐ… ぐわああぁっ!」


恒子『な・・・ なんていうことだぁ! キング・ザ・ウンコ… ブレーンバスターをかけられたまま、うんこをほどき… ロビンの体の巻きつけ、コブラツイストに極めてしまったぁ!!』


キング・ザ・ウンコ「クク… うんこのサブミッションはパーフェクト… もはや逃れる術はないぞ…?」

ロビン「んが…(臭い!) んぶ…(臭い!!) んぼぇ…(臭いぃぃぃ!!!)」ブクブクブクブク・・・


 カン カン カン カン カン


恒子『きィまったァァアァ!! ロビン失神! 終了のゴングが鳴りましたァ! 第23回超人オリンピックチャンピオンは・・・ “キング・ザ・ウンコ”だァァ―――ッッ!!』



ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー


ロビン「・・・・・」ブクブクブク・・・


爽「んあ…? ロビンのオッサン、泡吹いて卒倒しちまったぞ・・・?」

花子「あらホントね。 お腹でも痛くなったのかしら。 女子トイレで寝ないで欲しいわね」ニタニタ


余裕の笑みを浮かべる花子・・・ しかし、彼女は、その時自分の背後に巨大な影が回り込むのに気づかなかった・・・


  グイッ!


花子「キャッ?!」


 グググググググゥ・・・


花子「イタッ イタッ 痛いわよっ! 腕が折れるって!」=3=3

オリバ「トイレに巣食う妖怪よ… 降参するンだ。 さもなくば本当に腕を折るぞ…?」ギリギリ


背後で花子の右腕をねじり上げるオリバ・・・


爽「おっ、オリバのオッサンナイス! そのまま押さえとけよ? 私がボコッてやる…ww ウォッラァァ!」ブンッ


動けない花子に向かってアッパーを放つ爽・・・


花子「チィッ!」パシィッ!

爽「うぉっ?」


しかし、花子は爽の拳をあいていた左手で弾き、そのまま手の甲で背後のオリバの目のあたりをしたたかに打った。


オリバ「っぐぅ…?」

花子「ふっっ!!」ブンッ


 ふわあぁ・・・・っ


オリバ「・・・!!」


一瞬の力のゆるみを見逃さず、花子はオリバの手の小指を握ると、その巨体を前方に浮かすようにして投げていた・・・


オリバ(……こ、この技は…)

オリバ(渋川流・・・?)


オリバ(マズイ…! 着地と同時に首を踏まれる…!)サッ


空中に浮いたまま、慌てて腕で首をガードするオリバ… しかし…


 ストンッ


オリバ「…!?」


オリバは一回転したものの、床にやわらかく尻もちをついただけであった…


オリバ(…踏んでこなイ…?)チラッ

オリバ「!!」ギョッ


上を見上げるオリバ… しかし、そこには、オリバの顔をのぞきこんでいる花子の妖しく光る目があった。


オリバ(シマッタ…!)ギュウ・・・

花子「ふふっ、もう遅いわ…」スウウウウウウ・・・・・


ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー


オリバ「……」

オリバ「ム…? こ、ここは…?」パチッ


オリバが目を覚ますと、そこは・・・

下が、湖畔がなぜか真っ白な石で覆われている湖…

そして、体の左右には、何か… 巨大な肉のカタマリが山のように盛り上がっている異様な物体がブラ下がっていた。


オリバ「な、なぁ・・・?」


目をこらしてよくよく周りを観察するオリバ・・・


オリバ「げぇっ!!!??」


湖のように見えた下の水たまり・・・
それは、なんと、とてつもなく巨大な洋式便器にたまっている水だったのである。


?「オイッ 新入りぃ! とっとと開けや。 イクぞ?」

オリバ「ぅげっ!?? がああぁっ???」ギョギョッ!

本日ここまでです。
また、多分明日書きます…


直腸「さぁ、新しいうんこだぜ! 今回はちぃとばかし太くてカタいからな…? しっかり頼むぜっっ!!」ググググ・・・

オリバ「オ、オ、オオオォ、Oooohhhhhhh・・・・・???」


オリバは… 巨大な便器の真上に浮いたまま、体をまるめ、身動きできずにいた…

そして、上から、なんとも・・・ 形容しがたいほど巨大な・・・ オリバの体の数十倍はあるうんこがジリジリと迫ってくる・・・


直腸「オラ何してんだッ! サッサと開けよ!! キツいだろうがッ!」グググ


直腸の押し出す巨大うんこがオリバの数十cm手前までやって来た…

しかし… オリバは身動き一つできない。


オリバ(ど… ドウイウことだ? これは、一体・・・??)



?「ふっ うむうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~~~~~~~~~~~~~~~っっっ!!!」



オリバ「!!?」


その時・・・
突然、天が割れるような… 巨人が唸るような声がオリバの鼓膜を激しく震わせた。
その声は… オリバには聞き覚えのある声だった。


オリバ(こ、この声は・・・)

オリバ(オーガ?)


勇次郎「ふんむっ! うぬうううぅぅぅぅぅ~~~~~~~っっ!!」


再び、世界が砕けるようなイキみ声がオリバの耳を襲う…


オリバ(ぐぅ! あ、頭が割れそうダ・・・ こ、これは・・・)


非常に聡明なオリバであるからこそ、この、極めて異常な事態も、把握することができた・・・


オリバ(わ、私は、今・・・)

オリバ(オーガのアナルになっているンだッ!!)


勇次郎「うおむっ! あんまんまあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~っっ!!」


オリバ「グァッ!?」


再び、勇次郎のイキみ声が響くとともに、地上最強の脱糞がオリバを襲う・・・!


オリバ「Ooops! あぐぁあ・・・ Ahhhhhh・・・??」ジリジリ


勇次郎のうんこはついにアナルに到達し、じりじりとオリバの体を輪の形に開き始めた。


オリバ(うんぐ… hmmm・・・! くっ ダ、ダメだ… 動けん・・・!!)ガタガタ



 『肛門括約筋』・・・・・!!

消化管の最終地点に位置するこの筋肉は、内肛門括約筋、外肛門括約筋、肛門挙筋の三種の筋肉から成り立つ、人体の中でもかなり精巧な構造をもった器官・・・

これらの筋肉は、ただ単にうんこをひり出しているだけではない・・・ 人体全体の動きや、骨盤臓器の働きにも大きく関連している、スーパーゴージャスウルトラファンタスティックリッチプレミアム筋肉・・・!!

いくらオリバの超筋肉といえども、肛門括約筋に成り代わるなど、到底不可能な事なのだ・・・!


オリバ(あっがぁ・・・! か、体が割れる・・・! それに、な、なんというスメル… 鼻が、曲がる…!)ムリムリムリムリ・・・


ミリ・・・ ミリミリミリミリ・・・・


ゆっくりとオリバの体を通過し、外に出てきた勇次郎のうんこ・・・


オリバ「ぐっ あっ あぅ、 ああ、 あぁぁAahhh・・・!!!」ビキビキビキィ…


すでに勇次郎のうんこは、オリバの体を限界まで大きく開いていた。 しかし・・・直腸にはまだまだ、ゴンブトのうんこが控えている・・・!!


勇次郎(・・・ どうもおかしいな。 今日はアナルの調子が悪い・・・)ウムムム・・・

勇次郎(スカッとうんこが出てこねぇ・・・)

勇次郎(地上最強の生物であるオレが、うんこに手間取るなど、あってはならぬこと・・・)

勇次郎(思い切りイキんで… 一気にひり出すか…!)ググッ


勇次郎「うむぁああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~ッッッッ!!!!」ブリブリブリブリブリブリィ・・・・・


オリバ「うぐお! あああぁAHHHHHH・・・・・ッ!!」ズルズルズル・・・


限界まで伸び切ったオリバの体を、地上最強のうんこが滑っていく・・・ 

しかし・・・


  ビッチィッッ!!


オリバ「Ouch!!!」=3

勇次郎「ふぬあぁッ?!」=3


オリバ「……」チーン

勇次郎(な・・・? うぐぉっ! い、いてぇ…! あ、アナルが、切れたのか・・・?)





 数時間後…


刃牙「親父、恩に着るぜ。 武蔵との対決のために、スパーリングの相手をしてくれるなんて…」

勇次郎「ふん… 思い上がるな… ヒマつぶしに遊んでやるだけだ… どこからでも・・・ かかって・・ こ・・ い・・・」モジモジモジ

刃牙「・・・? どうしたんだ親父。 腰でも痛いのか?」

勇次郎「た、たわけ・・・! 弱者が相手を気遣うなど、笑止千万・・・! とっととかかって・・・・ こい!!」モジモジヒリヒリ

刃牙「ん、じゃあ… イかせてもらうぜっ!」バッ

勇次郎「ぬっ!」ガッ


息子の蹴りをガードするため、思い切り踏ん張った勇次郎・・・


  ズキィッ!


勇次郎「あひぃぃっ!!」=3

刃牙「わっ! なんだ? どうした親父・・・?」

止まります。
多分明日… 遅くとも来週また書いていきます。


『切れ痔』・・・・・!!


その、壊滅的な痛さは、経験した者にしか分からない・・・!

少しでも体に力を入れたり、咳やくしゃみをしたりするだけで、全身を引き裂かれるかの如き激痛が走る・・・

ありとあらゆる痛みの感覚に慣れているはずの勇次郎でも、切れ痔の痛みをかかえてのスパーリングは地獄であった・・・


刃牙「おらぁ!」バキッ

勇次郎「ぐぉっ!(ケツが)」

刃牙「っしゃあっ!」ボゴォッ

勇次郎「むぁっ!(アナルが)」

刃牙「ちぇりやぁぁっ!」ドガァッ!

勇次郎「うごおぉぉっ!(いてええええええぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇっっっ!!!)」=3=3






勇次郎「……」ボロッボロ・・・

刃牙「…んだよ… ぜんっぜん手応えねぇな… これじゃあ練習にならねぇよ…」

勇次郎「……」チーン・・・

刃牙「はぁ… 親父も年なのかな… なんか、淋しいぜ…」


ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー


オリバ「・・・・・」ブクブクブクブク


爽「あっれ…? どしたんだオリバのオッサン。 尻もちついただけで泡吹き始めやがった…」

花子「あらやーね。 なんかの病気なんじゃないの?ww」


爽「チッ… 本当に使えねー奴らだぜ… こうなったら、私自ら相手してやらぁ!」ダダッ


花子に突進し、渾身の右ストレートを放つ爽・・・ しかし、朝青龍やオリバでも子供扱いの花子にとって、爽などただのオモチャであった。


花子「ほいっと!」スパァーンッ!

爽「うぉっ?!」タ――ンッ ジャッパアアアアァーン!


花子が軽く足払いをするだけで爽の体はフッ飛び、和式便器の中に頭から突っ込んでしまった。


花子「あらら。 あなたたち本当に便器が好きなのね。 じゃ、サヨーナラ♪」グイッ


 ジョバジャアアアアアアアァァァ~~~~~ッッ!!


爽「うぁじゃぱあああああぁぁぁ―――っ!!」=3=3


花子がトイレのレバーを押すと… 爽も、アッという間に下水管の中へと吸い込まれていってしまった・・・


花子「ふぅ、これで全員始末したわね」パンパン

ケンシロウ「待て・・・! まだ、オレが残っているぞ・・・!」

花子「わっ! ビックリしたぁ…  …ヒュ――ゥッ、ずい分ワイルドな男ねぇ…」ニタニタ

ケンシロウ「ほざけ・・・! 魅せてやろう… 北斗神拳継承者の、究極奥義を・・・!!」カッ







花子とケンシロウが対峙していたその時… 爽は、下水管の中で濁流にもまれながら死の恐怖を感じていた。


爽(・・・んっぷ・・ 苦しぃ…! 目が、回るぅ…!)ギュルギュルギュルギュルギュルウウゥゥ――ッッ!!

爽(わ、私・・・ ここで、死ぬのかな・・?)ングググググ・・・

爽(ト、トイレに流されて死ぬなんて、私らしいっちゃあ、私らしいけど・・・)

爽(あぁ… 西日本のトイレたち… 行きたかったのに、な…)ゴポゴポゴポゴポォ・・・


 ・・・さ ・・わ  や・・・ ・・・


爽(ん?)



 「爽ァ! …お前の屁は、いつもいつも臭過・・・」


爽(…ゆ、揺杏の声… 幻聴? いや、これ、走馬灯か…?)ゴポゴポゴポォ


 「爽あなた… うんこはとってもデリケートなものなんだって、何度言っ・・・」


爽(ち、誓子も・・・)


 「爽さん… 部室でうんこ話するのは、ちょっと控・・・」


爽(成香まで・・・)


 「爽さん… 私がトイレに行こうとするとなんでいつも後ろにつ・・・」


爽(…ユキ・・・!)


爽(あぁ… ごめんなみんな… 私… やっぱり帰れないみたいだ…)ギュルギュルギュルゥ・・・

爽(う・・・ 意識が朦朧としてきた… いよいよ、最期、か、な・・・    ん?)ハッ


死を覚悟した爽・・・ しかし、その時… 

濁流の中でゆらゆらと漂うある物が目に飛び込んできたのである・・・!

止まります。
松庵編はさすがに今週末で終わるかなと思います。



水中でゆらゆらと漂う、何か、布のような物・・・


爽(あ、あれは・・・)


それは… 爽が脳内でエロエロな妄想を繰り広げる時に、よく美少女が身につけているモノだった…



 ユラ、ユラ、ユラァ~~…



少しずつ爽に近づいてきた、その、ピンクと白の縞模様のモノ・・・


爽(こ、これは・・・ やはり・・・!!)


爽(“ピンクのしまパン”!!)カッ


溺れる者はワラをも・・・ ではなく、パンツをもつかむという諺がある。


爽(ふっく・・・ ん・・・!)グググッ


爽もやはり、朦朧とした意識の中、必死でパンツへと手を伸ばす・・・


爽(んっく… んぬぬぅ…!)ググッ


この時の爽は・・・ 極度の酸欠により体はもう半分死んでおり、意識があるのが不思議な状態だった。


爽(うぬぅ・・・! パ、パンチュ… し、しま、パン・・・!!)ググ・・・


しかし… 風前の灯となっている命の火を、全力全開で燃やし… 爽は、水中に漂うパンツへと手を伸ばす・・・!


爽(も… もう、少し・・・)ググ、グゥ・・・


そして、ついに・・・


 ・・・ガシィッ!


爽(と…とどいたぁ!!)






その頃… トイレでは…


ケンシロウ「ぐおっお・・・! つ、津波・・・ うんこの津波がぁ・・・! こ、これが、真の性紀末・・・!!」ブクブクブク

花子「あーら、北斗チン拳だか究極便技だか知らないけど、大したことないわねぇ・・・ww」


メンバー最後の砦だったケンシロウが、花子の排便性催眠術によりボコボコにされ、死の淵を見ていた・・・


花子「うふふ、いいヒマつぶしになったわ♪ かわいい女の子来るまで昼寝でもしてようかしら」ガチャッ


花子が、奥から3番目の個室に戻ろうとした、その時・・・



 ゴポォ ゴポゴポゴポゴポゴポゴポォ・・・



花子「ん…? 何かしらこの音」


ゴポゴポゴポォ・・・ グ、グギュルズズズズズズズズゥ・・・・


花子「…? な、何かしら… あの、獅子原って子を流した便器の水が引いていく・・・ ヘンね、トイレがつまったのかしら…?」


その時・・・


?『花子よ・・・』


花子「は?」


?『死してなお、我欲のためにこの世に未練を残す、愚かな女よ・・・ この私が・・・ お前を成仏させてやろう!』


花子「な…何? 誰よ? 一体どこからしゃべってるの?」キョロキョロ


?『クク・・・ よかろう・・・ わが姿・・・ とくと見るがよい・・・!!』



 ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ ゴゴゴゴゴゴゴゴォォォ・・・・



花子「!??」


まるで・・・ 地鳴りのような音が響き、トイレの便器たちがカタカタと揺れ始めた・・・


花子「な、な、何・・・? 地震…? 何が起きてるのよ?」


 ・・・ビッキィィィッ!!


花子「うぇ…? わ、和式便器に、ヒ、ヒビが…??」


 ビキビキビキビキビキビキィ・・・・


爽の流れていった便器にヒビが入り、次々と広がっていく・・・


花子「ちょ… ちょっと… トイレが、こわ…」


そして、ついに・・・・



・・・ビッキィッッ!!  ドゥゥッッ プァァァ―――――――ンッッッ!!!

プッシィヤアアアアアアァァ―――――!!



花子「キャアッ!!??」


和式便器が床もろごと砕け散り・・・ 中から大量の水が吹き出し、さらに・・・!


シュバァッ!!


花子「えっ?!」


大量の水と一緒に、ズブ濡れの女が排水管から飛び出してきたのである・・・!


女「・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴォ・・・


その、女は… ピンクのしまパンツを頭・・・ではなく、顔面にはりつけるようにかぶり、2つの穴から、赤い目をギラギラと光らせていた。


花子「あ・・・あんた・・ 獅子原?! ど、どうやって戻って・・・」

女「シシハラァ? 誰だいそいつは」


花子「は?!」

女「獅子原爽は、たった今トイレの中で溺れて死んだ・・・ 私の正体は・・・」ズモモモモ・・・


女「彼女の生まれ変わり…! 性義の味方、シマパンマンだっ!!」クワッ


花子「は、はあぁ・・・? な、何言ってんのよ、あんた獅子原でしょ?」

シマパンマン「いや、獅子原爽は死んだ・・・ しかし…! 乙女の体臭と汗とオシッコと生理血と愛液と・・・ そこはかとなく香るうんこが染み付いたしまパンツにより覚醒・・・! シマパンマンとして生まれ変わったのだ!!」カッ

花子「え、えぇ… やーねぇ・・・ たまにいるのよね。 便器にガムとか吸い殻とかストッキングとか生理で汚れたパンツ流す奴・・・」

シマパンマン「おぅ… マナーとしてはサイテイだが、今回は、そのマナーの悪さが逆に役に立ってくれたぜ・・・ しまパンは、はくものじゃねえ・・・ こうやって、顔にかぶるのが正しい使い方なんだぜ!!」クワァッ

花子「うっわぁ・・・ ここまでのHENTAIは私も見たことないわ… マジドン引きなんだけど」

シマパンマン「ぬかせぇ! 覚悟しろトイレの花子ォ! ゆくぞっ! シマパァ――ンチ!!」ドォッ

花子「キャッ!」


 ドッゴオオオオォッ!!  ボロッボロボロォ・・・


花子「どえっえ・・・?」


パンチをスレスレでかわした花子・・・ しかし、シマパンチはそのまま背後の壁に突き刺さり、タイルがボロボロとはがれ落ちてきた。


花子「ちょ、ちょっと、あんた何すんのよ! 私の住みかをブッ壊すつもり?」


シマパンマン「ククク・・・ 私は獅子原爽の100億倍つえーぞ? キサマなんかすぐに粉々に・・・」

花子「うっさいわねこのHENTAI!!」ボゴォッ!

シマパンマン「 ぐぇっ 」


花子の強烈なボディアッパーがみぞおちに炸裂・・・ シマパンマンは体をくの字にして崩れ落ちる・・・


花子「URYYYYYYYYYY!!!」ブゥンッ

シマパンマン「あひぃっ!」ピューン ドゴォッ


さらに、花子の一本背負いが決まり、シマパンマンは3mほども空中を飛んで壁に激突、ガラガラと頭から床に落ちてそのままのびてしまった。



爽「もげぇ・・・」ボロッボロ・・・


もはやしまパンツも顔からずり落ち、爽は立つこともできず目を回していた。


花子「あんたいい加減にしなさいよっ! この壁に、割れちゃった便器・・・ 修理してくれるんでしょうね?」

爽「・・・が、学校が、修理してくれるだろ・・・ でも、お前はもうそんな心配はしなくていいんだよ・・・」ボロッ

花子「はぁ?」

爽「お前は今日ここで成仏するんだからな・・・ 天に帰る時が来たんだよ!」


トイレの床に寝そべりながらも、口だけは回る爽・・・


花子「まだ言うの…? さっきも言ったけど、私は絶対ここから離れないわよ。 あきらめてその男たち連れてとっとと帰りなさいよ」

爽「・・・花子、お前、なんでそんなにここのトイレにこだわるんだ? そもそも… どうして地縛霊なんかになっちまったんだよ…?」

花子「・・・私は・・ ここのトイレで死んだの」

爽「は?」

花子「…だから本当は、離れたくてもここを離れられないのよ」

爽「…なにぃ?」

いったん止まります。
今日の夜か明日また書いていきます。

乙いつもありがとう…
投下します。
ここからはシリアス…というより胸糞展開かもしれないのでご注意を。


爽「ここのトイレで死んだって… ど、どうゆうことだよ? 便器にケツがはまって抜けなくなって飢え死んだとか、そうゆうヤツか?」

花子「そこまでアホじゃないわよ私・・・ 今から一年くらい前… ここの学校の2年生の時に… 私、公園のトイレで集団レズレイプされたの」

爽「レイプ…?」

花子「そうよ。 私、チャラかったから敵も多くてさ、一服盛られてね・・・ 5~6人の女の子たちに好き放題ヤラれちゃったってワケww」

爽「……」

花子「それでね、しばらくしたら… 私、生理が来なくなったのよ」


爽「は…? に、妊娠したのか…? レズレイプで?」

花子「そう… 普通なら有り得ないわよね。 レズレイプで妊娠するってことは… でも、知ってるでしょ?」

爽「…?」

花子「使われたのよ。 まだ非認可の“IPS細胞”を・・・」


花子「でも、最初はまさかと思ったわ… それが、半年くらいしたら、お腹も膨らんできてさ…」

爽「さ、産婦人科、行かなかったのかよ・・・?」

花子「行かないわよ! 私の妊娠なんて、喜ぶ人は誰もいないもの。 家族も、私自身も、ね・・・」

爽「……」

花子「自分で自分のお腹数十回殴ってさ… それで、無理矢理妊娠を無かったことにしてたの」

爽「・・・う・・ お、お前・・・!」

花子「何? 生まれてきても誰も喜ばない命なんて、消してあげた方がいいでしょ?」


花子は、氷のように冷たい目で爽を見つめ、話を続けた。


花子「でもね、うまく中絶できてなかったのよ… またしばらくして、ここのトイレでうんこしてたら、突然、破水して… 私の膣から、死んだ赤ん坊が出てきたの」

爽「・・・・」

爽(聞いたことがある… 毎年100件近くも、十代の女の子がトイレで出産や流産をするケースがあるって… ニュースとかで報道されるのは、ごく一部の氷山の一角なんだって…)


花子「極端な早産で、ものすごい血が出てきてさ・・・ 気を失っちゃって、そのまま、私は、ここのトイレで、死んだ赤ん坊とうんこと共にコト切れちゃったってワケww」

爽「・・・だ、だから、ここのトイレから、離れねぇのか…?」

花子「そうよ。 赤ん坊・・・水子の霊は成仏したけど、私は・・・ 地縛霊になってここに留まってるのよ」

爽「・・・なんで、成仏しねえんだ・・」

花子「そんなの… 納得してないからに決まってるじゃない! レイプされて、流産して、17歳でうんこと血にまみれて死ぬなんて… そんなの、納得できるわけないじゃないの!!」


花子「これからなんでも出来るあなたには分からないだろうけど… 私は、もっと女の子とイチャイチャしたかったし、小説家になる夢もあったし… いろんなこと、もっとしたかったのよ! このまま私の人生が終わるなんて・・・絶対に許せない!!」

爽「・・・ うっ う・・・」ポロポロポロ・・・

花子「… 何? 私に同情してるの?」

爽「・・・バカかお前・・・? お前のために流す涙なんて、一滴もねぇよ!!」

花子「……」

爽「私は・・・ お前に殺された赤ん坊がかわいそうで泣いてるんだ!! その、腐り切った根性・・・ 私が叩き直してやるよ!!」カッ


花子「い、言ってくれるわね…! じゃあ、叩き直してもらおうじゃないのぉ!! あんたなんかに…やれるものならねぇ!!」グイッ!

爽「!? う・・・・っ!」ギリッ ギリリ・・・


花子は座り込んでいた爽の胸倉をつかんで引き上げると、首をつかんでギリギリと締め上げ始めた。


爽「うっ ぐ・・・ かはっ! ぼぇ・・・・」ギリギリギリィ・・・・

花子「ふふ… どう? 死にたくないでしょ? さっきの言葉・・・取り消しなさいよっ!! 許して下さいって、命乞いしてみなさいよ・・・?」グググ・・・ッ

爽「ふっ ふ・・ くくっ … は、はは、ははっは・・・」ニタニタ

花子「・・・? な、何がおかしいのよ!!」グッ


爽「わ… 私が、お前に、頭を下げる…? 有り得ねぇ、マジ、ありえねぇ・・・ww」

花子「!! こ、この・・・」ググッ

爽「っっしゃあっ!!」ボッ

花子「あがっ!?」ガキィッ


爽の、つり下げられながらの渾身のヒザ蹴りは、見事アゴにヒット・・・ 花子は思わず手を離して、アゴをおさえてしゃがみ込んだ。


花子「や… やったわね! この、死にぞこないが・・・うっっ!?」ギョッ


上を見上げた花子… そこには… 血の気の引いた青い顔をしながらも、超然と仁王立ちして花子を見下ろしている爽の姿があった。

そして、その背後には・・・ 何か、真っ赤な… 恐ろしい獣の顔のようなものが見えた…


花子「……」

爽「・・・私は… お前みたいな、自分のことしか考えてねぇカス野郎は大キライなんだ… でも、良かったな… 私の信奉するトイレの神様は、お前みたいなヤツにも寛大だ…」

花子「は、はぁ…??」

爽「成仏させてやるよ… そして、気持ちを入れ替えて・・・生まれ変わってこい!」

花子「…じょ、成仏なんかしないって言ってるじゃない! 暴力振るったって、ムリよ…?」

爽「ふん、安心しろ… お前を成仏させるのは、私じゃない・・・」


爽「 う ん こ だ よ 」


花子「・・・・・」ポカーン

爽「…お前が、この世に執着して居残っているのは、その腐り切った根性と未練が原因・・・」

爽「その、両方を払拭するには、うんこしかねぇ・・・!!」

花子「な・・・何を言ってるの? あんたは・・・??」

爽「いいか、うんこはな… 体の中の不要なもの、悪しきもの、悲しみ、憎しみ、苦しみ、しがらみ、そして、妄執・・・」

爽「つまり、体や心の中の“負”なものを全て・・・ その茶色いボディに取り込んで、体の外に出てきてくれるものなんだ・・・!
  お前が心を入れ替えるには、うんこをして、その邪悪な精神をアナルから外に出すしかねぇんだよ!!」

花子「バ・・・バカじゃないの? うんこしたからってそんなこと… っていうか、私幽霊だからもううんこなんか出ないわよ!」

爽「…へ? いや… だ、大丈夫だ! 私の排便マッサージを受ければ… たとえ幽霊でもうんこを・・・」モミモミモミ

花子「!? ちょっ! あんた! ドサクサにまぎれて胸もんでんじゃないわよっ!!」バシィッ!

爽「ぶぇっ」トトトッ ドテェッ


花子に強烈に引っぱたかれた爽はタタラを踏み・・・ 何か床に転がっていたモノにつまずいて、倒れ込んでしまった。


ケンシロウ「……うむ?」パチッ

爽「あ… ごめんなケンシロウのオッサン… ちょっと踏んじまった。 立てるかオッサン?」

ケンシロウ「・・・いや・・すまない。 オレは、もう、ダメだ… さ、さいごに… 獅子原よ、お前に、伝えておきたいことが、ある・・・!」

爽「は? 私に? 何を?」

ケンシロウ「そ、それは… 北斗神拳の究極奥義・・・」


ケンシロウ「“北斗脱糞拳”だ!!」


爽「だ、脱糞拳・・・? そ、そんなのがあるんかよ?」

ケンシロウ「うむ… “無想転生”を超えた北斗神拳最後の奥義、それこそが“脱糞拳”…! 相手の脱糞秘孔を突き、うんこをさせることによって、相手の存在そのものを浄化する究極の拳だ・・・!」

爽「な・・・なにィ! ま、まさに、神の拳・・・!!」

ケンシロウ「いいか、獅子原… 人体における脱糞秘孔は、×××と○△□だ… お前なら、的確に突ける筈だッ!」

爽「×××と、○△□だとぅ・・・!?」



花子「ちょっと… あんたたち、何ヒソヒソ話してんのよ。 いい加減、帰ってくれない?」

爽「・・・ くくく… 花子、待たせたな… 今、ラクにしてやるからさ…」スッ


爽は、さきほどズリ落ちたしまパンを拾い上げると、再び顔面に装着した。


シマパンマン「シマパンモード、解除・・・!!」ゴゴゴゴゴォ・・・

花子「…ちょっと…… まだやる気? いくらやっても私を成仏させるなんてム・・・ あっひいぃっ!!」


花子は・・・

あまりの快感に… 体を大きくのけぞらせていた。

そう・・・ 電光の如き速さで踏み込んだ爽の両人差し指が、正確に、花子の両TKBを突いていたのである・・・


花子「あっあ・・・///」グラッ


後ろに崩れ落ちる花子・・・ しかし、それより速く、シマパンマンは花子の後ろに回りこむ…!

そして… 彼女の両掌は・・・

ピッタリ合わせて中指を立てる“あの形”へと握りこまれていた・・・


シマパンマン「北斗神拳究極奥義・・・・!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴォ・・・!!


シマパンマン「花子ォ! 天に滅して生まれ変われぇ!! うっらああああああああぁぁぁ――――――――!!!」ズッボオオオォォ―――ッ!!



花子「んっほおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ――――――――――っっっ!!!!//////」



・・・一瞬、硬直したように、動かなくなった二人の少女・・・

しかし・・・

爽の指は、花子のアナルに… 深く… 深く、挿しこまれていた・・・


爽「うぉっらぁ!!」ズボッ

花子「! あっが・・・」グラッ


一気に指を引き抜いた爽・・・


花子「な、な、なんて、こと… を…」カタカタプルプル

爽「クク… お前はもう、もらしている…」

花子「は、はあ…? な、何、を、 ・・・え??」ゴゴゴゴォ~~…


花子は… 下腹部から、異様な圧力をもってせり上がってくるモノを感じた・・・


花子「えっ こ、これ・・・!!」ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォ・・・・・


それは・・・ 花子が、久方ぶりに感じる、あの感覚だった・・・!


花子「うっ うそぉ! や、やだ、ほ、ほんとに、うんこが……!」ゴゴゴゴゴォ・・・・

爽「花子… 気にすることはねぇ! そこで・・・ 一気にひり出せぇ!!」

花子「 あ、 あ、 あ・・・・ あああああああああああぁぁぁ―――――――ん!!!」ブリィッ!!


ブリブリブリブリィッ!  モリモリムリュリュリュ・・・ ブリッ! ブリップブリポポポウゥ!!
ムリュムリュマリマリモロモロモロモロォ・・・ ブッパァボビパプゥゥン!!=3
ボボボボブピップモリモリモリモリィ・・・ ドゥパァワンッ! ボフゥッ=3 ババババブリリュウウンッ!!
ボリブリマラマラ・・ ムチィッ! バプゥン! ブリッ ブリッ ブブブブブブブリモロォォォッ!!
ブパワァァン! ボフンッ=3 ブリップ… ダッパァッ! ブフポポモリモリモリモリィッ!!
 


花子「あっ、 あん! あん! あぁん・・・!!」ブリブリモリモリィ・・・


恍惚の表情で、凄まじい量の排便をする花子・・・

そのうんこは、トイレの床の上を、みるみるうちに埋め尽くしていく・・・!


花子「あっ あぁ、 あん、 ああ、 はぁ・・・」ブリッ  プリリ・・・  プリッ

爽「全部、出たか…? 花子」

花子「し、獅子原・・・」

爽「お前は今、生涯で最高のうんこをしたんだ・・・ もう、思い残すことは何もないはずだ・・・!」

花子「あぁ・・・ わ、私・・・・」パアアアアアア・・・


徐々に透明になっていく、花子の体・・・


花子「し、獅子原・・・ こ、こんな私でも・・・ 天国に行けるの?」ポロポロポロ


涙を流しながら、爽に手を伸ばす花子・・・


爽「・・・ いいか、花子… うんこはな、いつだって、次の命への糧となるものなんだ…」

爽「つまり… うんこは、“輪廻転生”“新しい命の誕生”の象徴なんだ・・・! これだけのうんこをしたお前が… 生まれ変われねぇワケはねぇ!!」ガシッ!


花子の右手を、しっかり握る爽・・・


花子「・・・・ う、生まれ、変われたら… も、もう一度、あなたに、会・・・」スウウウウウウ・・・・

爽「! 花子ォ!!」グッ


爽は花子の手を握りこもうとしたが、もう、そこに、手はなかった。


花子は・・・ 何かを言いかけたまま、消滅・・・ 天へと、昇っていった・・・




爽「花子… やっと成仏したか… もし縁があったら、また、会おうぜ…!」



 キャ―― ウワ――ッ ゲエエエエーッ アアアクサアアアーイッ! ヤダアアアアアァァ――!!


爽「ん…? なんか、外が騒がしいな…?」

真佑子「し、獅子原さん・・・ は、花子さん、成仏したんですね…?」タタタッ

爽「へ? 多治比さん… そ、そうだけど… なんで分かったの?」

真佑子「そ・・・それが・・ 花子さんのうんこの呪いが解けたせいで、学校中で、大変なことが・・・!」

爽「は?」



~教室~

教師「・・・で、あるからして…」

A子「ふんふん、y=ax2+bx+c ね… って、ええぇっ!?」ブリブリブリッ モリモリィ・・・!

B子「げっ! 何やってんのよA子! って、ひゃああああっ?!」ブリブリブリブリ・・・ッ


~校舎裏~

C美「D子… わ、私、ずっと前から、D子のことが…///」ブリュッ ブリュッ モリマリマリ・・・

D子「う、うれしい! C美…!/// 私も、あなたのこと… って、やだぁ! くっさああああああぁぁっ!!」


~音楽室~

E子「今を~ 抜け出っそー! 手に触れた~ Glossy future!♪」ボフゥッ! ブリュリュリュリュ・・・

F奈「熱くなれる事が 見つかった時は~♪」ブリッ! ボリュボリュボリュウウ!!

音楽教師「く・・・くさい! ちょ、ちょっと、歌うのやめぇ!!」


~校庭トラック~

体育教師「はいっ 位置について、ヨォーイ・・・」

G恵「……」キリッ

H子「……」キリリッ

体育教師「スタートォ!」パーン

G恵「うおおおぉっ!」ダダッ ブリブリブリュブリュン… ボトボトボトッ

H子「はあああっ!」ババッ ブブブリュウッ ブリッ ブリッ ボトボトボトォ…

体育教師「お・・・オイ! お前らもらしてるぞぉ!!」


~体育倉庫~

I子「はぁ、はぁ、J香… き、気持ちいいわ・・・///」クチュクチュ ブリリリリリリリィ・・・!

J香「ああん、I子…/// !? い! やだっ! うんこかけないでぇぇぇっっ!!」=3=3



キャアアアアア――! ウソヤダアアアァー! アアンクサァァーイ! ヤメテエエエェェ――!!


真佑子「・・・花子さんに呪いをかけられて、うんこが出なくなってた人たちが… 一気に、その場でたまりにたまったうんこを出し始めたんですよぉ!」

爽「…… あぁ、そう… ご愁傷サマ…」





次回、 ~西愛知覚王山 もこ「……」ブツブツブツ 咲「対木さんはこう見えて実は…」爽「へぇ、そりゃすげーな!」の巻~ に続く・・・



<その16 ~西愛知覚王山 もこ「……」ブツブツブツ 咲「対木さんはこう見えて実は…」爽「へぇ、そりゃすげーな!」の巻~>




~東京・品川駅~


ダヴァン「獅子原さん… 気をつけて行って下さイネ」

爽「メガちゃん… ありがとな」

明華「まったく… 嵐のような人でしたね」

爽「は、ははは・・・」

ハオ「ここから鹿児島まで・・・ まだまだ長い旅になりそうですね」

爽「うん… 何が待ってるか分かんねーよ」

智葉「獅子原・・・ いいか、これは“仮”の許可だからな? もし、また同じようなことをやらかしたらその時は・・・ 分かってるな?」

爽「へいへい、分かってますよ・・・」

ネリー「サワヤ! 旅が終わったら、また臨海に来てヨ!」

爽「おぅ、またホットなうんこ話で盛り上がろーぜ!」


トイレの花子さんを成仏させた爽は、無事、旅の許可を得て、新幹線のホームで臨海メンバーの見送りを受けていた。


智葉「・・・獅子原、これを持っていけ」スッ

爽「ん… これは…?」

智葉「東京名物うんころ餅とクソばななだ。 学校を訪問する時は菓子折りくらい持っていった方がいい」

爽「えぇ…? 私の分はねーのかよ」

智葉「お前の分もある! ほらっ、もう発車するぞ? とっとと乗れ!」


<プルルルルルルルルルrr・・・・


爽「おっ、やべやべっ! んじゃ、行ってくるなっ!」






爽「ふぅ… やっと本当に名古屋に行けるぜ…」ウンコラショット


乗車し、自由席のシートに腰をおろした爽・・・


爽「一時期はどうなることかと思ったけど… ふふっ、やっぱり西日本のトイレたちが私のことを呼んでいるんだなっ! むぉっ? このクソばなな、うまぁぁっっ!!」マグマグマグ


 ウィーン ・・・・


?「失礼いたします。 お飲み物におつまみ、お弁当はいかがですか?」ガラガラ


爽「うっ! デジャヴ・・・?」


爽「あ、あの・・・」

販売員「はい、何かお求めですか?」

爽「そ、その・・・ ウ、ウナ弁、ありますか?」

販売員「ございますよ。 並、上、特上とございますが… どれになさいますか?」

爽「あ、あの、本当に… “うなぎ”ののったウナ弁ですよね?」

販売員「…? はあ、勿論そうですが…」

爽「! じゃ、じゃあ、特上3つ下しゃい!!」

販売員「5400円になります」ゴソッ


爽「よかったー・・・ やっぱりうんこ弁当なんて現実にあるわけねーよな! うひゃっ、うまっ! うまぁっ! うなぎウメエェェェェェェッッ!!」ムッシャムッシャ


爽「ふぅー… よっしゃよっしゃ元気が出てきたぜ…! 待ってろよ・・・ 名古屋の東海王者、対木もこ!!」カッ





一人のHENTAI… 否、トイレの英雄を乗せた「のぞみ」は、時速280kmで名古屋へと向かっていった・・・

果たして彼女は、西日本のトイレに幸せの種を撒くのか、それとも悲劇を撒き散らすことになるのか・・・?

東日本の様々なトイレを回り、様々な人と出会い、トイレマスターとしての成長を遂げた爽・・・

しかし、西日本では、さらに強烈な試練が待ち受けているとは、この時の爽は知る由もなかった・・・




※ここからもこ編は別スレになります。こちら↓へどうぞ・・・

もこ「…」ブツブツ 咲「対木さんはこう見えて実は…」 爽「へぇー…」(一部安価)
もこ「…」ブツブツ 咲「対木さんはこう見えて実は…」 爽「へぇー…」(一部安価) - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434809032/)

保守ありがとう…
もこ編終わったので、ちょろっと投下します。


ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー


~近鉄名古屋駅ホーム~


爽「先生… お世話になりました。 じゃ、行ってきます!」

もこ「むひゅひゅっ! またいつでも名古屋に来ていいからナ!」

咲「獅子原さん… 対木先生が小説の指導を自分からしたり、人と一緒に食事したり、見送ったりなんて、滅多にないことなんですよ」

爽「…ん……? それって、つまり…?」

咲「先生に認めてもらえたってことです。 私自身はちょっと納得いってないですけどね!」


名古屋に一泊した爽は、明朝、駅のホームでもこと咲の見送りを受けていた。
彼女はこれからいよいよ、近鉄特急を乗り継いで奈良吉野の阿知賀女子学院に向かうのである。


Prrrrrr…… マモナクハッシャシマス


爽「対木先生! また新作出たら教えて下さい。 宮永! お前も編集の仕事ガンバれよ!!」

もこ「バイバァーイ♪」フリフリ

咲「気をつけて行ってきて下さいね」


プシューッ・・・・

ゴトン、 ゴトン、 ゴトン……



 ゴトン、ゴトン、ゴトン、ゴトン・・・・・


名古屋を発って2時間半後・・・ 爽を乗せた列車は、奈良ののどかな田園風景が続く丘陵地帯を走っていた。


爽「・・・きれーなとこだな・・ これこそ日本の原風景ってかんじだな。 オッ、あれが吉野川かな?」

爽「えーっと、ここは六田駅… あと3駅で終点の吉野に到着か…」

爽「ワクワクしてきたな! 待ってろよ・・・ インターハイ3位の強豪校・・・阿知賀女子!!」カッ







穏乃「……」ブルッ

憧「ん? どったのシズ、おしっこ?」

穏乃「い、いや、なんか、イヤな予感が・・・」



次回、~奈良阿知賀女子 爽「うんここそ世の真理!」 玄「いや、おもちですのだ」の巻~ に続く・・・

止まります。
また、多分今週末から書いていきます…

乙ありがとうんこ。
書いていきます。
阿知賀編、悲しくなるほどバカバカしいお話になりそうですが、どうかご了承ください…
すべては松実(妹)さんのせいだと思います。



<その17 ~奈良阿知賀女子 爽「うんここそ世の真理!」 玄「いや、おもちですのだ」の巻~>




~阿知賀女子麻雀部部室~


憧「ロン・・・ 12600。 シズ、あんたのトビよ」

穏乃「げっ? あべしっ!」=3

憧「何があべしっ よ。 あんたちゃんと河見てる?」

穏乃「見てるよ。 私だって高いの張ってたんだからさ… こんなのしょーがねーじゃん」ホジホジ

憧「!? シズ! ちょ、鼻クソほじんのやめてよ!///」

穏乃「小指だから大丈夫」ホジホジホジ

憧「そ、そういう問題じゃないわよっ! 花も恥じらう乙女が鼻クソほじるなんて・・・」

穏乃「なんだよ、うるさいな… じゃあ、憧は鼻クソほじんないのかよ?」

憧「え・・・」


穏乃「憧の鼻の穴にだって鼻クソくらいできるだろ? ほじらないでどうやって処理するんだよ」ホジホジ

憧「い、いや、それは… 鼻かめば大体出てくるし、取れない時は、綿棒で…」

穏乃「綿棒? そんなめんどくさいことしてんの?」

憧「だって、つけ爪つけてたりしたら、鼻の穴が傷付くじゃない。 物理的に指でほじるのは無理よ」

穏乃「あぁ、そういうこと・・・ ふーん、でも、宥さんは鼻クソほじりますよね?」

宥「ほ、ほじらないよぅ… お、お風呂のあとに鼻かめば、ふやけたのが全部出てくるから…」

穏乃「マジ? そんな、裏技が・・・!?」


穏乃「じゃあ灼さん! 灼さんは鼻クソほじりますよね?」

灼「・・・ほとんどほじらない。 片方の鼻の穴押さえて鼻かめば、大体出てくる…」

穏乃「あっそれ! 私もやりますっ! 時速200kmくらいで鼻クソ飛び出てきますよね!」

灼「飛ばさないよ、ティッシュでおさえるから… 固いのが奥にある時は、指でほじり出すこともある。 でも、人前ではほじらないし、手も洗う…」

穏乃「え~~? 鼻クソ集めてまるめたりしませんか?」

灼「… 小学生の時はしたけど… 今はしないよ」

穏乃「そうですか、つまんないなー・・・ なぁ憧、綿棒使っていいからさ、どっちがでっかい鼻クソ出せるか勝負しようよっ!」

憧「バ、バカじゃないの? そんなこと、私が・・・」


 ガチャッ!


一同「「「「!!?」」」」


?「せーかいにひーとぉーつだーけーのHANAKUSO~♪ ひーとりーひとーりーちがうクソをー持つ~♪」ホジホジホジ


憧「あ、あんたは・・・?」


憧「あんた・・・ 獅子原爽!」

爽「よぉー新子! こないだのリベンジに来てやったぜ」

穏乃「あ、あなたは… インハイベスト8の有珠山高校の大将…?」

爽「やあ、どーもどーも」

憧「こんの・・・ あなたよく退院できたわね… 返り討ちにしてあげるからとっとと卓に座りなさい!!」


爽「ふふっ、まぁ待てよ。 その前にさ、鼻クソほじって頭の中スッキリさせた方がいーんじゃねーか?」ホジホジホジ

憧「?! ちょっと! やめなさいよそんな下品なこと!」

宥(なにこの人・・・?)

灼(早く帰ってほし・・・)


爽「下品・・・? やれやれ困ったもんだぜ…?」フウ

憧「…はあ?」

爽「女子高生が鼻クソほじらねーでどうすんだよっっ!!」クワッ

穏乃「うぉっ! 逆ギレ?」

爽「鼻クソをナメんなよ・・・? 鼻クソほじりには“脳のはたらきを活性化させる”という素晴らしい効果があるんだぞ!」

憧「な、何言ってんの? そんなのあるわけ・・・」

爽「鼻クソをほじれば、鼻から吸い込む酸素量が最大限になる。 それに、鼻腔にある神経を刺激することで、脳細胞の働きが活性化されるんだ」

憧「あんたねぇ! テキトーなことほざかないでくれる?」

爽「人聞きの悪いこと言うなよ。 ちゃんと学術的裏付けがあるんだぜ? 2003年、アメリカのカリフォルニア州サンディマス大学の研究グループが、鼻クソほじりについての調査結果を発表したことがあるんだ」

憧「は、鼻クソほじりについての調査結果・・・??」

爽「そこの学生50人を対象にした調査では、テスト中に鼻をほじった生徒は、ほじらなかった生徒に比べ、平均点が13ポイントも高くなったらしいぜ」

憧「じょ、冗談でしょ…?」

灼「いや、どうも本当のことらし…」スマホポチポチ

穏乃「マジですか? よっし私もテスト中に鼻クソをほじれば… 憧に成績で勝てるってワケですね!」

爽「そういうことだっ! さぁみんなでレッツ・鼻クソほじりだぜ!!」


憧「いい加減にしてっ! そんなバカなこと言いに来たんならとっとと帰ってくれる?」

爽「そう無下にするなよ… これ、お土産だからさ、みんなで食べてよ」ゴソッ

憧「?!」


爽は・・・ 怪しげな白い紙箱をテーブルの上にのせた。


憧「? ナニよ、これ…?」

爽「お菓子だよ。 名古屋の駄菓子屋で箱買いしてきたんだ」

穏乃「お菓子? いやぁ~すいませんねぇ! 気をつかってもらっちゃって… では、早速♪」パカッ

穏乃「・・・げっ!? ギョヴェエエェッ!!」=3=3


穏乃が悲鳴をあげるのも無理はなかった・・・ 箱の中には、何十個もの小さなMAKIGUSOが、ところせましとつまっていたのである・・・


憧「ど、どうしたのシズ!?」

穏乃「あ、憧・・・ は、箱の中に、うんこが・・・!」カタカタ

爽「驚かなくても大丈夫。 これは、レジェンド駄菓子の一つ、“うんチョコ”! “チョコレート味のうんこ”だよ」

宥「えっ、えぇ・・・? “うんこ味のチョコレート”ですよね…?」

灼「ただのマキグソ型のチョコレートだと思…」


※本物のうんチョコはマキグソ型ではありません。


穏乃「うぉっ、うまっ、うまあぁぁっっ!! うんこチョコウメエェェッッ!!」モッシャモッシャ

憧「あらっ、けっこうイケるわね」ムグムグ

宥「お口の中でホワッと溶けていくね。 おいしぃ~・・・」モグモグ

灼「意外と大人な味…」マグマグ

爽「でしょ? この“うんチョコ”は、2010年の発売以来、子どもたちだけでなく女子高生や主婦の間でも人気が爆発! うんこの本場大阪の老舗製菓会社が開発したミラクルヒット商品なんだぜ!」

穏乃「そういえばサンデーの だがしかし にも出てたなぁー」ムグムグ

爽「確かな美味しさの本格チョコレートと、万人から愛されるMAKIGUSOの融合・・・ 誕生日などの祝い事やバレンタインデーにももってこい! これぞキング・オブ・駄菓子だぜっ!」


 ガチャァ・・・


?「・・・ドュフフフフ・・ “うんチョコ”がキング・オブ・駄菓子…? 鼻で笑ってしまいますのだww」フフン


爽「ん? お前は…? グェエエェェッッ?!」


爽と阿知賀の部員4名は、その少女の姿を見たとたん、食べていたうんチョコを思わず吹き出しそうになった・・・

なんと、その少女は片手にオッパイを持ってチューチューと吸いながら部室に入ってきたのだ・・・!


穏乃「あわわわわ、く、玄さん・・・」カタカタ

憧「く、玄、あなたついに、人のオッパイを・・・!」

灼「ど、どうやってもぎ取ってきたの…?」

宥「はわわ… く、玄ちゃん、ダメだよ人のおもちを盗んできたら! は、早く返してきなさい?」


玄「むふふふ… 安心してよおねーちゃん。 これは本物のおもちじゃないよっ! おもちを模して作られた究極の駄菓子・・・“おっぱいアイス”なのだっ!」


爽「お、“おっぱいアイス”・・・!?」


憧「ど、どう見ても本物のおもちにしか見えないわ…」

灼「あ、アイスのくせに… Eカップくらいあるね…」ツルペターン

玄「むふふん! おっぱいアイスの正体は、無色透明のおもち型ゴム風船に入っているおいしいバニラアイスなのです! 注乳口がTKBみたいになってて、そこからおっぱいを吸うようにして食べられるんだよ♪」

穏乃「ふぅ~む、なるほどなるほど、なるほど~…」

玄「クールなおもちをモミモミしながら、母乳を吸うようにしてアイスクリームを味わえる… 擬似授乳をお手軽に体験できる! これが究極のキング・オブ・駄菓子でなくて何なのですか!」クワッ

爽「んだと・・・? それは“うんこへの挑戦状”と受け取っていいのか・・・?」

玄「挑戦状? そんなもの出すまでもなく私の圧勝ですのだ。 “うんこ”ごときが“おもち”に勝つなど・・・天地がひっくり返ってもありえないのですっっ!!」

爽「…!! うんこをけなされたとあっちゃあ… トイレマスターとして黙っちゃいられねーな・・・」ゴゴゴゴゴ・・・

宥「は、はわわわ…? し、獅子原さんの背中から、真っ赤なお化けがたくさん出てきたよぉ…?」ガクブル

玄「ふん… おもちは森羅万象、どのようなモノにも、負けることはないのです…!」ズモモモモ・・・

穏乃「なっ! 玄さんの背中からは、神龍やキングギドラが・・・!!」キョウガク


爽「“うんこ”と」 玄「“おもち”…」

爽「どっちがこの世界の真理と言えるモノなのか・・・」

玄「いざっ、勝負・・・! “うんこVSおもち”の究極バトル五番勝負! 開始ですのだっ!!」


憧「…とてつもなく下らないバトルが始まりそうだわ……」


穏乃「でも・・・ うんこVSおもちでバトルなんて… 一体どうやってやるんですか?」

玄「むっふっふ… まずは単純に… うんことおもちのどちらが物理的に強いか、試そうじゃありませんか!」

爽「ほぅ、望むところだ… “うんこ無双”を、世に知らしめてやるぜ…!」

灼「この人たち何言ってるの…」


玄「もちろん、リアルおもちとリアルうんこを闘わせるのは少し無理がありますのだ」

玄「ですから・・・用意しましたよ! “バーチャファイターⅦ レジェンドバージョン”!!」バーン

憧「えぇ? 格ゲーでうんことおもちを闘わせるの?」

玄「デュフフ… その通りですのだ。 このゲームには、『MAKIGUSO』と『OMOCHI』という隠しキャラがあるのです! まずはリアルファイトで勝負ですよ!」カッ



憧「それじゃあ… 一応公平を期すために、お互いにセコンドをつけようか。 私が玄のセコンドにつくから、灼は爽についてくれる?」

灼「了解」

憧「シズと宥姉は実況と解説お願いね」

穏乃「おうっ! まかせろ!」

宥「わ…私にできるかな……」フルフル


憧たちは視聴覚室から大型のテレビを持ち込み、プレステを接続・・・ 玄と爽はお互いのセコンドに付き添ってもらいながらコントローラーを握り、いつでもバトルを開始できるように身構えた。


爽「ふふっ、かつて、うんコンテストのうんこレスリングで優勝した私にリアルファイトを挑むとはね… 完膚なきまでにボコボコにしてあげるよ」クックック・・・

玄「“おもちは万能”・・・! リアルファイトでもなんでも、おもちがうんこに負けるわけありません…!」ムフフフフ・・・ 




穏乃『さぁさぁやってまいりました! 第26回“おもちVSうんこ 真の強者はどっちだ?”対決ぅ!』

穏乃『テレビ画面では只今、五段重ねの立派なMAKIGUSOとバスト90cm超と思われるたわわなGカップおもちがにらみ合っています! まさに一触即発ぅ!!』

穏乃『この性紀の一戦を前に… 解説の宥さん、このバトル、どういう展開を予想されますか?』

宥『そ、そうですね… うんこは戦国時代に弓矢や鉄砲と並び立つほどの強力な武器として認識され、多くの合戦で利用されてきました。
  うんこは、相手に触れるだけで戦意を著しく低下させることができます。 この点はうんこにとって大きなアドバンテージになるでしょう』

宥『対するおもちの特徴は… なんといってもその神懸かり的な妖艶な魅力、人心を惑わし掌握する妖力とも言える力を持っていることです。
  この力が果たしてうんこに通用するか・・・が、恐らく勝負の鍵となるでしょう』


穏乃『なるほどぅ! では、準備も整ったようですので、早速バトルを始めたいと思います!』

穏乃『“おもちVSうんこ”の究極バトル五番勝負、第一戦目・・・ リアルファイト対決・・・!』

穏乃『ぃよぉぉ―――い・・・』


玄・爽「「・・・・ ゴクリ  ・・・」」


穏乃『Fight!!』カッ


止まります。
また、多分明日書いていきます。



 カァァ―――――――ンッ・・・・・


爽「むおおおおおおおおぉぉぉぉぉっっ!!」タカタカタカタカタカ

玄「はああああああああぁぁぁぁぁぁぁっっ!!」カチャカチャカチャカチャ


穏乃『ついに始まりましたァ! うんこ対オッパイの異種格闘技戦ん!! 開始のゴングが鳴ると同時に、二人とも凄まじい勢いでコントローラーを操作し始めましたァ!!』


<MAKIGUSO「・・・・・」

<OMOCHI「・・・・・」


穏乃『あれ? しかし、画面上のマキグソとおもちは… 全く動いてませんよ? これは、一体…? え、あの二人何を操作してんの?』

宥『えーっと二人とも… 初っぱなから、キャラのモードをバージョンアップさせるみたいだね…』

穏乃『なぬ?』

宥『バトル開始直後は全てのキャラはノーマルモードなんですが、特殊なコマンドを打ち込むことによって、格闘スキルを様々なモードにチェンジさせることができるんです』

宥『恐らくは二人とも… 攻撃的な格闘スタイルにモードチェンジして、一気にこの勝負を決めようっていう考えなんじゃないかな?』

穏乃『な、なるほど! オッ オオ? そうこうしてるうちにマキグソくんの茶色いボディが青白く光り始めましたよ…?』


<MAKIGUSO「………」パアアアアアア・・・・


爽「へっへっ屁・・・ 松実ぃ、ションベンちびるなよ? 私の最強のMAKIGUSOを見てなぁ・・・!!」タカタカタカ


穏乃『オオオオオ・・・! どんどん青い光が強くなり… う…っ! 眩しいほどに明るく輝き始めました・・・!』


爽「よっしゃチャージO.K.! 仕上げだぁ!」ポチッ


<MAKIGUSO「・・・はぁっっ!!」バッ


穏乃『なぁ?! マキグソが宙高く跳んだぁ! うんこの月面宙返りだァァ!!』


 ズッガアアァァ――――――ンッッ!!


穏乃『ぬうぉおっ! そして、着地すると同時にもうもうと土煙が立ち上りました・・・ い、一体、どんな変身をしたんだァ?』


<MAKIGUSO「・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォ・・・・・


穏乃『なっ! あれは・・・?』

宥『!??』

玄「むぅ・・・!」

憧「うえぇ…?」

灼「こ、これは…!」


そう・・・
消えゆく土煙の中から現れたのは・・・
あの、赤毛の、世にも美しく可愛らしい、その上最高にオヤジくさいMAKIGUSO女子高生、サワヤーだったのである・・・!


爽「はっはぁ! どーよ! こいつが今年の世界うんコンテスト覇者、日本のうんこの救世主、キング・オブ・MAKIGUSOのシシハラ・サワヤーだぁぁっっ!!」


<サワヤー「ぐっふふふ… 久しぶりのシャバだぜ… うひょほぅ! おもちちゃんが相手たぁ、ラッキーだのぅ・・・ww」ニタニタニタ


憧「な… なんてうんこなの… 非の打ち所の無い完璧なマキグソだわ…  クロッ! モードチェンジまだできないの?」

玄「心配いらないよ、憧ちゃん… 見ててっ! 今、空前絶後の究極おもちが私たちの前に登場するからねぇっ!」クワッ


<OMOCHI「……」パアアアアアアアアア・・・・・


穏乃『そ、そして、対するGカップおもちは、オレンジ色の光を出し始めました… オッパイが太陽拳のように輝いていますっ!』


玄「仕上げですのだぁ! 降臨せよぉっ! おもちの中のおもち… 咲界最強クラスのOMOCHIIiii!! オッパイ・リーサル・ウェポンよおぉぉっっ!!」カッ


 グワララララララララララァァァ・・・・・

ピカァッ!  ドッゴオオオォォ―――――――ンッッ!!


爽「どひっ?!」

穏乃『ぅひゃぁっ!?? お・・・オッパイに雷が落ちましたぁ! そ、そして… もうもうと白煙が立ち上り・・・?』

穏乃『・・・なぁ?! こ、この、おもちは・・・!!』


白煙が消えた中から現れた、その、2つのオッパイは・・・

プリンのようになめらかな肌・・・!

そしてメロンのように美しいまるみ・・・!

さらにマシュマロのようにふっくらとしたハリ・・・!

加えてまるでフレッシュないちごのように瑞々しい乳輪・・・!

そしてそして、小さめながらもルビーのような輝きを放つティクビをおもちのおもちだったのだ・・・!!


玄「むっふふふふぅ! 原点にして至高! これはあの“原村和”ちゃんのおもち・・・ “のどっぱい”ですのだぁ!!」


<のどっぱい「… うんこが相手、ですか…? SOA」フン


爽「あの清澄の原村和のおもちか・・・ うしししっ! 一度揉み合わせ…じゃねえ、お手合わせしてみたかったんだよっ!」ハナジタラー


穏乃『かつて世界うんコンテストを制したスーパーうんこ“サワヤー”対、咲界の元祖爆乳おもち“のどっぱい”!! これはとんでもない闘いになってきました! さぁ先に動くのはどっちなんだぁ?』


<サワヤー「へん、オッパイなんか屁でもねぇぜ… ちょちょいのちょいっとひねってや… !!」ビクッ


のどっぱいの間合いに入ろうと歩を進めたその時・・・ サワヤーは何か、目の前に突然壁が出現したかのように、ピタリとうん足を止めた。


<サワヤー「……」


灼「…どうしたの獅子原さん。 もっと近付かないと攻撃できないと思…」

爽「いや… ちげーよ、こ、これは… これ以上踏み込んだらやべえっ!」

灼「え…?」


穏乃『んん? 先に間合いを詰めようと近付いたサワヤーさん、突然動かなくなってしまいましたが… これは…?』

宥『穏乃ちゃん… のどっぱいのティクビを… 見てみて』

穏乃『え? んん? おおおぉ? す、すごい・・・ ティ、TKBがギンギンに勃起して・・・ まるでサワヤーさんを睨みつけているかのようです!』

宥『…何しろあの原村さんのオッパイだからね… ティクビの立ち加減も威圧感も尋常じゃないよ… 凄まじい気迫でサワヤーさんを威嚇しているようですね』


<のどっぱい「・・・・・」ゴッゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォ・・・・ッッ


<サワヤー(こ…こいつ… なんて乳圧だ…! ビリビリとうん肌に響いてきやがる…!)

<サワヤー(多分… これ以上踏み込んだら、一瞬で叩き潰される… くそっ、ちょっと一旦下がろう…)ジリジリ


穏乃『距離を詰めようとしていたサワヤーさん… のどっぱいの迫力に気圧されて、いったん退却の模様!』


灼「獅子原さん… でもこのままじゃぬきさしならないよ…?」

爽「わ、わぁーってるよ… サワヤーの攻撃パターンの多彩さは、マジでぱねぇんだぞ! こういう時だって、やりようはあるんだ…」ポチポチポチーンッ


<サワヤー「……」ブチッブチッ  ネリネリネリ・・・


穏乃『えっえぇ・・・? サワヤーさん、自分の体をちぎってまるめ…?』


<サワヤー「…うっらあああああぁぁぁっっ!!」ブンブンブンブン


穏乃『うんこ玉を投げつけ始めましたぁ! うわぁこれはタマりません!』


<のどっぱい「・・・!」


憧「クロッ! やばい! よけて!」

玄「むははっ! これしきの攻撃、よける必要などないのですのだっ!ww」

憧「えっ?」

玄「開眼して見るのです! “のどっぱい”の真の実力をぉ!!」クワッ

止まります。
リアルファイト対決は明日で終わらせたいです…


<サワヤー「オッラアァァァッ!! くたばりやがれえぇぇぇっっ!!!」ブンブンブンブン


のどっぱいに迫る非情なる無数のうんこ玉・・・  しかし・・・!


<のどっぱい「ふん…」ポヨン

ポヨン♪ ポヨヨヨォ~~~ン・・・♪


穏乃『げっ?!』


ポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨヨヨヨオォォン♪♪


穏乃『な・・・なんということでしょう! のどっぱい、全てのうんこ玉を弾き返しています! ライフゲージが全く減っていないぃ! 完全にノーダメージです!』


爽「な、なんだとぅ? 私の“フライング・うんこ・バレット”をまともに受けてノーダメージ…?」

玄「むふふ… のどっぱいのマシュマロボディには殆どの物理攻撃は効かないのですっ!」フンス=3


そして、さらに・・・

<のどっぱい「…ふっ!」パチィンッ!

<サワヤー「おぅ?!」ボコォッ!

<のどっぱい「ふん、ふん、ふん、ふん、ふんんっ!」パンッパンッパンッパンッ

<サワヤー「あだっ、あででででっっ?」ボコッボコッボコォッ!


穏乃『え?! な、なんとぉ! のどっぱい、投擲されるうんこバレットを逆に弾き返してサワヤーさんに当て始めましたぁ!』

宥『おもちの弾力とスナップを効かせてうまく返してるね。 “乳キャノン砲”ですね!』

穏乃『これは効いてますよ! サワヤーさんのライフゲージが確実に減っていってますっ!』


玄「ドゥフフッ!ww のどっぱいは地上最強の拳法“乳拳(にゅうけん)”の達人・・・ 生半可な攻撃は全て乳撃カウンターで弾き返してしまうのですっ!」

憧「す、すご・・・!」

爽「くそったれ… なら、これはどうだぁぁ!」ポチポチポチィ・・・


<サワヤー「……」モリモリネリネリ


穏乃『おおお・・・? サワヤーさん、今度はうんこを筒のような形に成形し・・・ そ、そこにうんこ玉をつめ・・・ こ、これは!?』


<サワヤー「くらえやぁっ! 鬼神烈糞! “マシンガン・うんこ”ォォォ―――――ッッ!!」ブババババババババババァァッ!


穏乃『出たァァ! うんこのうんこガンによるうんこ玉使用の超絶糞技、マシンガン・うんこがのどっぱいを襲うぅ! これはさすがに万事休すかぁ?!』


<のどっぱい「…!!」


憧「あぁ、これ、ムリィ!!」


無数のうんこバレットが、のどっぱいの柔らかいボディを撃ち抜いたかのように見えた、その、刹那・・・!


<のどっぱい「…」ユラ~リ…

爽「ぅげっ?!」


まるで羽毛のように、のどっぱいが空中をゆらりと舞い・・・ 次の瞬間には、うんこバレットは全て受け流されて背後の壁に突き刺さっていた。


穏乃『な、何ィィ…?? の、のどっぱい、少し体をよじっただけで… うんこバレットが全て滑るように後ろに通り抜けてしまいました…!』

宥『さ、さすが玄ちゃん… あれは、“乳消力(にゅうシャオリー)”というかなり高度な受け技ですね…!』
 


玄「ムダムダムダですのだっ!ww 真のおもちにはどんな物理攻撃も効かないと言ったハズです!」

爽「どチキショウ・・・! なかなかやるな…」

灼「あ、獅子原さん、危ない! 来るよ…!」


<のどっぱい「では、次は私から…」スウッ

<サワヤー「え?!」


アッという間に間合いを詰めたのどっぱいは、大きくそのボディをひねって、巨大なメロンおもちを振りかぶった。


<サワヤー「…っ!!」


ミシミシというおもちがしなる音を一瞬聞いたその後・・・ サワヤーの目の前は真っ暗になっていた。


 
 ブゥオオオオォンッッ!!


<サワヤー「 うぉ! 」バッ


凄まじい勢いで放たれたおっぱいビンタは・・・ 直感で地面にはいつくばったサワヤーの頭上をかすめ、轢き逃げトラックのような猛烈な勢いで右から左へと飛んでいった。


爽「どうぇぇ!あっぶねぇ! なんつー乳速だよ!」

灼「獅子原さん!まだ来るよ!」

爽「!!?」


爽が画面に目を戻すと… 空振りした左おもち(レフトパイ)の後ろから、右おもち(ライトパイ)が巨大な砲丸のように迫ってくるところだった。


<サワヤー「でっ!」バッ!


あわててジャンプしたサワヤーの下を、ライトパイが轟々と竜巻のような風跡を残して通り抜け、フッ飛んでいく・・・


穏乃『す、凄まじいおっぱいビンタです! しかし、サワヤーさんそれを間一髪でかわしましたぁ!』

宥『穏乃ちゃん、これはおっぱいビンタなんていう生やさしい攻撃じゃないよ。 これは“ハイパー・バスト・アタック”っていう、ほぼ迎撃不可能の連続コンボだよっ!』

穏乃『え…?』


 ゴオォゥッッ!!


<サワヤー「 うぇっ!? 」グラッ


一回転して、遠心力の加速をつけて再び迫ってきたおもちを、サワヤーはスウェーでギリギリかわしたが、大きく後ろに体勢を崩した。


<のどっぱい(勝機…)ギラッ


のどっぱいがそのビンビン立ちのティクビをさらに尖らせ、グッとおもちの回転角度を変える・・・!


玄「乳魂一擲ぃ! “昇龍パイ”ィィ!!」カッ


 ドバッチィィ―――――ンッ!!


<サワヤー「ぐっはああぁぁぁぁぁっっっ!!!」=3


下からアッパーのように振り上げられたおもちに激突したサワヤーは、空中高く弾き飛ばされていた。


<サワヤー「うっ う…」グッタリ


穏乃『つ・・・ついに! のどっぱいのオッパイ連打がサワヤーさんをとらえました! なんという破壊力! サワヤーのライフゲージが一気に1/4くらいまで減ってしまいましたぁぁ!!』

宥『“乳旋風撃”からの“昇龍パイ”・・・ 見事な連続攻撃でしたね』


爽「く、くっそ・・・!」

玄「むほほほっ!ww これが美という名の凶器! 最胸のおもち、“のどっぱい”の力なのです!!」

憧「クロ、今がチャンスよ。 早くトドメを刺しちゃいなさい!」

玄「お任せあれっww!」ポチポチッ


<サワヤー「んっぐ・・・」ヨロヨロ

<のどっぱい「ふふふ、ではバーチャル冥土へと送ってあげましょう…」ススス・・・


なんとか立ち上がったサワヤーに素早く迫るのどっぱい・・・


灼「ちょ、獅子原さん、まず距離を取って!」


しかし・・・ その時にはすでに、のどっぱいはその巨大なおもちをサワヤーの頭上高く振り上げていた。 “ジャイアント・パイハンマー・インパクト”である。


灼「あ、間に合わ…」


阿知賀の5人が、全て、おっぱいに叩き潰され、地面に深くメリ込んだサワヤーを想像した、その時・・・


爽「ボケがあぁ! コレを待ってたんだよおぉぉ!!」クワッ

ちょい休憩。2~3時間後にまた書きます。


爽「サワヤー今だぁ! 体をほどけぇ!!」カチャカチャッ!

<サワヤー「!」ニョロロロンッ!


 ブオオオオォォンッ!!


一同「「「「「え!??」」」」」


玄渾身のパイハンマー・インパクトは・・・ 大きく空振りし、のどっぱいはつんのめるように体勢を崩していた。


穏乃『げっ?!』

宥『わっ!?』

玄「うっ?」

憧「あっ?」

灼「・・・うわぁキモ」


そしてなんと・・・ マキグソの形をほどくことによっておもちをかわしたサワヤーは、一匹の大蛇のようになり・・・ すかさずのどっぱいにからみついていたのである。


<サワヤー「けっけっけ・・・」ギリギリギリギリ・・・

<のどっぱい「あぅ、 …ん… ぁんんっっ!」ビクビク


穏乃『うわぁぁなんてことだぁ! サワヤーが自分の体をほどいてマキグソから長い一本グソに変化し… 触手のようにのどっぱいにからみついて締め上げ始めましたぁ!』


玄「…!」

爽「どうよ松実ぃ! うんこをナメるからだっ! この“卍クソ固め”から逃れるのは不可能だぜっ!ww」ウケケケケ


穏乃『うんこがギッチリとオッパイを締め上げています! さぁこれは効いているのかぁ?』


<のどっぱい「 ん・・・ うっ 、 あぁ、 ぐっ、 おぼろげええええぇぇぇ・・・」ビクンビクンッ


穏乃『オオオオォ! ライフがみるみるうちに減っていきます! これは効いてる効いてる! しかし・・・マシュマロのように柔らかく、骨もないおもちに、なんで固め技が効いてるんでしょうか?』

宥『穏乃ちゃん… のどっぱいの肌をよく見てごらん』

穏乃『ん…? むっ? こ、これは… うわあぁ、モノすごくトリハダが立ってますねぇ…?』

宥『うん、おもちに鼻はないから、きっと臭くはないんだろうけど・・・ 多分精神的にダメージを受けてるんだと思います。 あんな風に、体中にうんこが巻きついたら嫌だもん…』

穏乃『そ、そうですね… 想像しただけで身の毛がよだちますね…』


<サワヤー「うぉらおら… さっきはよくもブッ叩いてくれたな…?」ギュウウウウウ・・・

<のどっぱい「・・・あっ ・・ン、んぐっ! … うっあ、あぁ…」ビクビクビク


爽「くっくっく… おいおいもうタオルを投げたほうがいいんじゃねーか? 再起不能になっちまうぞ!」

憧「う、うっさいわねっ! クロ、早くなんとかしなさいよ!」

玄「……」


<のどっぱい「んっ あ! んんんはああぁぁぁぁんん・・・・!!」シュウウウウウウウ・・・・


穏乃『ん・・・あれ? なんか、だんだん小さくなってきてませんか? のどっぱい…』

宥『そ、そうだね… あまりのストレスで、しぼんできてるみたいだね…』


のどっぱいのライフゲージはすでに残り半分を切っていた… そして、あの、肌の瑞々しさも失われ、まるで垂れ下がったおばあちゃんのオッパイのようになりつつあったのだ…


穏乃『うわぁこれは… もう目も当てられません、勝負ありましたね…』

宥『…ううん、まだ、玄ちゃんは… あきらめてないよっ!』

穏乃『…え?』


憧「ちょ・・・ も、もうダメなの、クロ?」

玄「…仕方ありませんね、まさか、コレを使わなくてはいけなくなるとは…ね」スッ

憧「は?」

玄(・・・・・)スウウウウウウウ・・・・

玄(…愛しの愛しのスウィート・ティクビ… ごめんね、いったん、おわかれ…!!)ポチィッ!


 ”ドクンッ“


<サワヤー「おっ?!」ズルッ


穏乃『おぉ? のどっぱいの…ビンビンに立っていたティクビが、突然陥没し… そこに引っ掛けていたうんこがはずれました!』


<のどっぱい「んむぅうぇええええいっ!」バッ


穏乃『おおっとそしてぇ! うんこがゆるんだスキに、のどっぱい、体をよじって脱出! なんとか卍クソ固めをはずしましたぁ!』


<のどっぱい「……」シナシナシナァ・・・


穏乃『ああぁしかし見るも無残! あのメロンのようなのどっぱいが、精気を吸い取られたようにシナシナに・・・ これではまるで干し柿です』


爽「チッ… うまくはずしたな… でも、そんな姿じゃもう闘えねーんじゃねーか?ww」


穏乃『ライフゲージも、全体の1/4程度のサワヤーさんの、さらにその半分くらいしか残ってません。 完全に形勢逆転です!』

宥『垂れちゃったおもちを元に戻すには… 保湿クリームや湿布治療、大胸筋の筋肉強化や食事療法などいろいろ方法はあるけど… 闘ってる最中は無理だもんね…』


爽「さてじゃあ、一気にトドメを刺しに・・・ ん? 松実お前… 何笑ってんだ?」

玄「ふふっふ…」ニタニタ

憧「…クロ?」

玄「言ったハズですよ獅子原さん… “おもちがうんこに負けることなどありえない”と・・・」スッ

爽「何ィ?」


玄は、コントローラーを置いて、スックと立ち上がった。

そう・・・ 爽はこの時はまだ、自分がどういう人間を相手にしているかということを、理解していなかったのである・・・

止まります。
終わらない…
また明日か今週末に続き書いていきます。



玄「……」テクテク


黙ってテレビ画面に歩み寄る玄・・・


爽「…? な、なんだお前、ナニするつもりなんだ?」

玄「…のどっぱいのTKBを迎えにいくんですよ」

爽「は?」


玄は・・・ 右手をかかげ、指をワキワキとしならせ始めた。


憧「…なっ? クロの右手が…」

灼「光り始めた?」


 スウゥゥ~・・・・・


穏乃『ん? おや、玄さんが…?』


 モミィ・・・ モミモミモミモミ… ナデナデスリスリ……


突然テレビ画面をもみもみと撫で始めた玄・・・


爽「ま、松実…? 何やってんだお前? マジで…」

玄「獅子原さん・・・ 一ついい事を教えてあげましょう」

爽「?」

玄「しなびてしまったおもちの元気を取り戻すには・・・」ゴゴゴゴォ・・・

玄「マッサージで女性ホルモンの分泌を促すのが一番なんですよ!」モミモミモミ・・・・


爽「バッ、バカな…!? テレビ画面の向こうのおもちなんか揉めるわけねーじゃねーか!」

玄「揉めますとも! ほらっ、その証拠に・・・」


<のどっぱい「…んはっ! あん… くっ、 ンッ! あはぁあんん!!」ビクンビクンッ


憧「んなぁ・・・? のどっぱいがあえぎ始めた・・・?」

灼「玄の揉み技に反応してる…!」


もみ もみ くにゅ くにゅ むに むに もみゅ もみゅ・・・・


<のどっぱい「あッ! イッ …ぁっ そ、そこっ! も、もっとぉ・・・!!」アハンアハン


玄「ん~…w ここですか? ここがイイのですか?ww」グッフフフフ・・・

爽「……」


穏乃『な、なんとぉ! 玄さん! テレビ画面越しにのどっぱいを直揉みし始めましたぁ!』

宥『う、うん… あれは、玄ちゃんの108ある揉み技の一つ、“次元超越癒し揉み”だね』


穏乃『す・・・すご過ぎます! さっすが玄さ… あお? のどっぱいの様子が…?』


<のどっぱい『んっ! あ、きゃうぅっ?! あ… んっふぅう…!』グググググ・・・


 ゴゴゴゴゴゴォォッ・・・ ドップアァァンッ!!


穏乃『し、しぼんでいたオッパイが一気に膨らみ・・・!』


 ググゴォッ! ボォッキィィ―――――ンッ!!


穏乃『だああっ! 陥没していたTKBがスカイツリーみたいにおっ立ったぁ!』


 ギギギギギギギィィ~~・・・・ ビヨヨヨヨヨヨヨヨヨォォォ~~~~~~・・・・・!


穏乃『どええっ?! そして、わずかしかなかったライフゲージが一気に伸び・・・ 100%を超えてテレビ画面の外まで突き抜けてしまいましたぁ!!』


<のどっぱい「・・・光翼の天乳、“スーパーのどっぱい”光臨・・・!!」ピカアアア―――ッッ


穏乃『・・・の、のどっぱい!ふっかっつゥゥ!! おもちマイスター玄ォ! その神の右手でのどっぱいをスーパーのどっぱいへと変身させてしまったァァ!!』


<スーパーのどっぱい「・・・・・」ゴゴゴゴゴゴォォ・・・・

<サワヤー「マ、マジか・・・?」カタカタカタ


穏乃『一気に形勢ギャクテエェェン! 完全無欠のスーパーのどっぱいを前に、サワヤーさんピンクローターのように震えていますっ!』

宥『ピ、ピンク、ろぉーたー? し、穏乃ちゃん、女の子がそんな言葉口にしちゃメッ!』

穏乃『あ、いや、す、すいません…』


憧「さ、さすが、クロ…!」

玄「むふふっ、さぁ覚悟するがいいですよ…! 憐れなマキグソさん!」


<サワヤー「……」ガクブル


灼「し、獅子原さん、これは、もう・・・」

爽「…ふん、ナメてもらっちゃあ困るぜ……」

灼「…?」

爽「うんこの実力はこんなもんじゃねーんだ! 見せてやんよ・・・ あいつの真の姿・・・ “うんこメタモルフォーゼ”をなぁ!!」


灼「う、うんこメタモルフォーゼ・・・?」

爽「そーよ! 険しい排泄道を履修した真のトイレマスターにしかできない、究極最終糞技・・・ それこそが“うんこメタモルフォーゼ”だ!」

灼「メタモルフォーゼ(進化)っていうことは… 何かの変身技?」

爽「ふふっ、アラタちゃん… 見てれば分かるよ!」ニヤア


<サワヤー「…」パリッ・・・ パリパリパリパリ・・・・


穏乃『お・・・? サワヤーさんの体から… 何か皮のようなモノがはがれ落ち始めました…? な、なんですかこれは? うんこが脱皮を始めました!』


玄「…!?」


<サワヤー「ぬおおおおおおおおおおおぉぉ・・・・・!!」パリパリパリパリパリパリ・・・・


穏乃『ど…どんどんうんこの皮がはがれ落ちていきます! い…一体何が始まるんだぁ?』


憧「な、なによアレ・・・? キモいわね…」

玄「……」


灼「こ、これは…?」

爽「ふふん、うんこメタモルフォーゼという超常現象によって現れるのは、伝説の超戦士、スーパーうんこだ・・・ この宇宙最強の戦闘能力を持っている究極のヒーローだぞっ!」


<サワヤー「ふうぅ・・・」パリ・・・パリッ パリ・・・


穏乃『・・・つ、ついに全ての皮がはがれ落ちましたぁ・・・ な、中からは・・・?』


憧「…げっ?!」
灼「…うっ!?」
玄「……」
宥『は、はわわわ…??』


<スーパーサワヤー「むっふっふっふ・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォ・・・・・


そう・・・
画面に現れたのは・・・ あの世界うんコンテスト決勝で登場した、茶色いオーラを身にまとい、筋骨隆々となったサワヤーであった・・・


穏乃『す、スーパーのどっぱいに続いて、スーパーサワヤーが顕現ん! ライフゲージも一気に上昇し、テレビ画面の外にまで突き抜けていますっ!!
   “うんこVSおもち”ぃ! この闘い・・・ 一体どうなってしまうんだぁ?!』


<スーパーサワヤー「待たせたな・・・ さぁ始めようじゃねーか? 命のやり取りをよ・・・!」ゴゴゴォ・・・

<スーパーのどっぱい「・・・筋力アップしたところで・・ 物理攻撃は私には効きませんよ?」

<スーパーサワヤー「物理攻撃なんかしねーよ! 私がこれからするのは・・・」

<スーパーサワヤー「“反復横跳び”だよ!!」フンフンフンフン!

<スーパーのどっぱい「…?!」


穏乃『えっえぇ…? なんだぁ? 凄まじい肉弾戦が始まるのかと思いきや… サワヤーさん、突然反復横跳びを始めましたぁ! こ、これは、一体…?』


<スーパーサワヤー「ふんふんふんふんふんふんふん・・・!!」ビュンビュンビュンビュンビュンビュン


穏乃『うっわはっや! なだあれっ? 何やってんですかね?』

宥『さ、さあ…? 分からないよぅ…』


<スーパーサワヤー『ふおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ――――――――――ッッッ!!!』ビュンビュンビュンビュンビュンビュンビュンビュンビュンビュンビュンビュンビュンビュンビュン・・・・・・・・・


穏乃『お、お、お… で、でも、なんだか本当にモノすごく速くなってきましたよ…? サワヤーさん、一体何をするつもりなんだぁ?』


<スーパーサワヤー『FufufuuFufufufuuuuuuuuu―――――――――――――――ッッ!!』ギュウウウウゥゥゥゥゥ――――――――――――――――――ンッ


穏乃『うひぇえええ…?? も、もう姿を目で追うことができません! 茶色い何かがものすごいスピードで画面上を動いてるぞぉ!?』


灼「獅子原さん… ほんとに、何やるつもり…?」

爽「アラタちゃん… スーパーサワヤーはね、本気になったら、“光の速さ”で動くことができるんだよ!」

灼「は?」

爽「うんこが光の速さで移動をすると・・・何が起きると思う?」wktk

灼「さぁ…? うんこ自体が消し飛ぶんじゃないの」」

爽「ち、ちがわいっ! うんこ程の質量の物体が光の速さに到達すると・・・重力崩壊が起きてブラックホールができるんだよっ!」

灼「はぁ? まさか…」

爽「ウソじゃねーぞ? ほれ、その証拠に・・・」


<スーパーサワヤー「 … …… …… 」ギュオオオオオオオオオオオオオオオオォォ―――――――――――――――――――――――――ンッ

<スーパーのどっぱい「…?! え、あれ…?」グッググッグゥ・・・・


穏乃『む、む、むぅ・・・? 何か… 画面上に風が吹き出したみたいですね…? のどっぱいがサワヤーさんの方に風で少し流されてるみたいです』

宥『穏乃ちゃん… 何か、サワヤーさんのとこにヘンな穴ができてるよ…?』

穏乃『え…? あれ、ホントですね! なんだあれ? サワヤーさんが動いてるらしきところに、黒い穴ができて… 少しずつ広がってきています!!』


<スーパーサワヤー「… … …… …」ビュオオオオオオオオォォ―――――――――――――――――――――――――――――――――ンッ

<スーパーのどっぱい「 …うっ! くっ ぐぅ…?!」ジリッ ジリジリジリィ……


穏乃『よ、よく見ると… 風は全部黒い穴に吸い込まれていますっ! …のどっぱい、懸命にフンばってはいますが…、ジリジリと穴に引き寄せられてますよぉ!!』


憧「ク、クロ・・・ これ、やばいって!」

玄「・・・ふふ・・ 大丈夫だよ、憧ちゃん」ニヤ

憧「?! あんた何落ち着いてんの? このままじゃあの穴に吸い込まれて…」

玄「憧ちゃん… ブラックホールでおもちを吸い込むなど… どれだけ甘い考えか… これからうんこに教えてあがめすよ!」カッ

憧「…あがめす?」

玄「かんだだけですのだ///」


<スーパーサワヤー「 … …… …… 」ビュヒュウウウウウゥゥゥ――――――――――――――――――――――――――――――――ッッ


穏乃『大変なことになっています! 反復横跳びしてるサワヤーさんのとこに、ブラックホールらしきものが発生ぃ! どんどん風が吸い込まれて、のどっぱいもどんどん引っ張ら・・・ あれ?』


<スーパーのどっぱい「………」ピタリ


穏乃『あれ? さっきまでジリジリと穴に引き寄せられてたのどっぱいが… ピタリと動かなくなりましたね?』

宥『穏乃ちゃん… のどっぱいに向かって、逆風が吹き始めたみたいだよ?』

穏乃『え? あれ、ホントだ… 画面上に… 右に向かってる風と左に向かってる風・・・二つの風が吹いてますね… こ、これは・・・どうなってんだ?』


<スーパーサワヤー「・・・? ・・? ・・・・? ・・」ヒュゴオオォォ―――――――――――――――――――――――――――ッ

<スーパーのどっぱい「……」ピタァー


爽「あれ…? なんか変だな… なんでのどっぱい、動かなくなったんだ?」

灼「獅子原さん… のどっぱいのところにも、ブラックホールみたいな穴ができてるよ…」

爽「はっ? 何ィ??」


灼の言う通り・・・ のどっぱいのちょうど谷間の部分にも、黒い穴が出現し、轟々と空気が流れ込んでいるのが見えた。


爽「あ? なんでだ? なんでのどっぱいにもブラックホールができてんだ?」

玄「獅子原さん・・・ 私、実はガタガタ震えるのが得意でしてね…」ニタニタ

爽「は、はああぁ?」

玄「よく見て下さい! のどっぱいの御姿を・・・!」

爽「…??」


<スーパーのどっぱい「……」ヴィイィ~~~ン・・・・・ッ


画面上ののどっぱいは・・・ 全く動いていないように見えたが、よく見ると、ブルブルと非常に細かく振動しているのだった…


玄「むふふっ! アレは“ドラゴン・バイブリング・バスト”という超絶乳技ですよ…!」

爽「はぁ・・・? バカ言うな! 光の速さで振動してるっていうのか??」

玄「獅子原さん!! “うんこにできておもちにできないこと”など、何一つ無いのですっっ!!!」クワッ


<スーパーサワヤー「 … こ、 …こんの … てんめっ! …… 」ギュオオオオオオオオオオォォォ―――――――――――――――――――――――――――――――――ンッッ

<スーパーのどっぱい「 …ま、 …まけま ……せん … よ …!」ヴィヴィヴィヴィヴィヴィヴィィィ――――――――――――――――――――――――――――――――――ンッッ


穏乃『うほおえぇ・・・! が、画面上はまるで嵐のようになってきましたぁっ! 両者がともにブラックホールを召還し、強烈に引っ張り合っていますっ!』


爽「く、くっそ… このまま光速で動き続けるには、体力が…」

玄「さあ・・・ あきらめてのどっぱいの谷間に吸収されるのですっ!」

爽「ど、ドチキショウがぁ! うんこに負けはありえねぇーんだっ! 根性見せろやサワヤァ―――ッ!!」


<スーパーサワヤー『・・・うぬわあああああぁぁあぁぁ@ああ#あぁ”あぁぁ$ああぁぁ&あぁぁぁあぁ―――――――・・・・・っっ!!』ひゅごおおおおおおおぉぉぉおぉぉお―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――んッッ

<スーパーのどっぱい『・・・ふお゙ゔぉ゙お゙お゙お゙ぉ゙ぉ゙お゙お゙お゙お゙お゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙お゙お゙お゙お゙うぉ゙お゙お゙ぉ―――――――・・・・っっ!!』ギュ゙ヴヴヴヴヴゥ゙ゥ゙ゥ゙ゥ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――ンッッ


穏乃『す・・・凄まじいうんことおもちの引っ張り合いだぁぁ!! あまりにも強烈な嵐のため、画面がよく見えなくなってきましたぁ! 一体・・・この勝負、どっちが勝つんだぁ?!』



 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォオォォォォッッ ドッドドドドドドドドドドドドドドドドオオオオオオォォォォォ―――――――――――――――――ッッッ!!!



画面はまるで砂嵐が起きたかのように乱れ・・・ サワヤーの姿ものどっぱいの姿も、完全に見えなくなってしまった・・・




 シュウ・・・ッ シュウウウウウウウゥゥゥゥ・・・・・・・・


穏乃『・・・お、お、おおっお・・・ す、砂嵐が・・・ おさまってきたようです・・・ 徐々に画面が見えるようになってきました・・・!』

穏乃『一体・・・ どちらが、ブラックホール勝負に… 勝利したので、しょうか・・・?』ゴクリ


シュウウウ……ッ  サアアアアアアアァァァァ・・・・・・・


画面の乱れがおさまり、そこに、現れたのは・・・・


穏乃『うっっ?!』

宥『っあ・・・』

憧「げっ!?」

玄「…!」

灼「…これは…」

爽「… なん…だと…?」


 
 スウウウウウウゥゥゥゥ・・・・・・・



<のどっぱい「・・・ ふぅ… 少しだけ… 危なかったですね・・・」



穏乃『んの・・・ の、のどっぱいの、たわわなおもちが姿を現しましたぁ! ど、どうやら、サワヤーさんはブラックホールに吸い込まれ…』

宥『穏乃ちゃん! ちがう! アレを見て!』

穏乃『…え?!』


<サワヤー「…」


穏乃『うぉっとぉ!? 画面のスミに… サワヤーさんが倒れています! ど、どうやらブラックホール勝負は引き分けに終わったようです・・・!』


<サワヤー「 うっむ… 」ムクリ


爽「おっ、 立った・・・ よ、よかった・・・ よしっ、こっからまた仕切り直しだなっ! 松実ぃ!!」

玄「…ナニを言っているのですか? もう、勝負はすでに決まっていますのだっ!」

爽「は? んだと・・・?」

玄「むふふ… サワヤーさんをよく見てください…!」


<サワヤー「…… あれ、 ここ、 は…?」キョロキョロ


穏乃『オヤ? しかし、サワヤーさんの様子が・・・?』



<サワヤー「・・・なんだここ、どこだ・・・?」


爽「えっ、え…? ど、どうしたんだサワヤー?」


<サワヤー「あ? なんだお前? 誰?」


爽「なっ??!」


爽「どーしたんだよお前! 生みの親のカオを忘れたのか?!」

玄「獅子原さん、ムダですよww」クククク・・・

爽「て、てめ・・・ 何かしたのか?」

玄「ドュフュフュフュフュフュ・・・ 私は、最初から、サワヤーさんの体を吸い込もうとしてたワケじゃないんです」

爽「な、にぃ…?」


玄「のどっぱいは、しっかり吸い取ってしまったんですよ・・・ サワヤーさんの“記憶”と“戦闘意欲”をね・・・!」グフフフ


爽「き、記憶を吸い取る? そ、そんなこと、できるわけ…」

玄「むふふふ、おもちに不可能という文字はありません! 戦闘意欲の無いサワヤーさんなんて・・・ ただの怠惰なうんこでしかありませんよっ! ほら・・・!」


<サワヤー「は~ぁ だっりぃ! トイレに帰って昼寝すっか・・・」テコテコテコ


爽「お、おいサワヤー… ど、どこ行くんだよっ!」


穏乃『あれっれれ…? サワヤーさん、画面の外に歩いて出ていってしまいましたね… こ、これは・・・?』

宥『…フィールドの外に出て戻ってこなかったら…… 当然、試合放棄として、負けになるよ…』



 ピ―――――ッ・・・・・!


穏乃『た、ただ今タイムアップです…! これは… 意外な展開になりました! なんと、サワヤーさんが、途中でバトルを放棄・・・!』

穏乃『よって・・・ この勝負、勝者は・・・ “のどっぱい”ぃぃ!!』

穏乃『“うんこVSおもち”の究極バトル五番勝負、第一戦目・・・ “リアルファイト対決”は・・・ おもちに軍配が上がりましたぁぁ!!』


☆ “うんこVSおもち”対決 第一戦目(リアルファイト対決) 結果 ☆


 「 ×サワヤー VS のどっぱい○ 」


※サワヤーが途中で試合放棄のため






爽「ドチキショオォォ!! 記憶を吸い取るなんて… そんなんアリかよ?」

玄「獅子原さん… 私はこれでも手加減したつもりなんですがねぇ…?ww」ムフフフ・・・

爽「くそが・・・ う、うんこが負けるなんて・・・」ワナワナ

灼「獅子原さん落ち着いて、まだ五番勝負のうちの一つを落としただけ…」

爽「そ、そうだな… 見てろよコンチクショウ! 残り4戦は全部勝ってやるからな・・・!」

玄「むふふふ・・・ww」


しかし・・・ このあとの闘いも、爽は惨憺たる経過を辿ることになるのであった・・・



★第二戦 「うんこ育成シミュレーター VS おもち育成シミュレーター」対決

 
※対決方法

 ① “うんこの種”および“おもちの種”を専用植木鉢に植える。

 ② “うんこの種”からは少女の下半身が、“おもちの種”からは少女の上半身が生えてくる。

 ③ “うんこの種”の方には、植木鉢に食事を埋め込んだり、お尻をマッサージしたりして下半身を育て、最後にカンチョーをしてうんこを出す。

 ④ “おもちの種”の方には、少女に食事を与えたり、おもちをマッサージしたりすることで上半身を育て、できるだけ立派なおもちに育て上げる。

 ⑤ 最後にコンピューターが100点満点で採点を行い、より高い点数を獲得したうんこ又はおもちが勝者となる。


~以下ダイジェスト~


玄「これが“おもちの種”なのですっ!」ピカーッ

憧「へー…」

玄「早速植木鉢に植えるのです♪」ヨイショヨイショ


 ボコォッ ニョキニョキニョキィ・・・・


憧「うわっ、本当に女の子が生えてきた! って・・・ これ誰?」

はやり(上半身)「はやや~?☆ あれっ? 慕ちゃんと閑無ちゃんは…?」

玄「むふふっ! このコは小学5年生時代の瑞原はやりプロなのです!」

はやり(上半身)「はや?☆」

憧「へえ… 瑞原プロも小学生の時はぺチャパイだったんだね」

玄「ふふんっ、心配いらないよっ! 私のこのゴールドフィンガーにかかればすぐに大きくなるのですっ!」モミモミサスサス

はやり(上半身)「あっ、ぁあぁん!☆ や、やめてよぉ!!」=3=3

玄「ぐっふっふ…ww ここですか? ここがええのんか~~・・・?」グフォフォフォフォフォ・・・


憧「ちょ、ちょっと・・・ いくらなんでも子ども相手はヤバくない?」

玄「何を言ってるのです! より良いおもちを育てることは私の責務・・・ 憧ちゃん! 早くおもちを大きくするナッツやハチミツ、乳製品などの食品を用意して下さい!」モミモミモミモミ

憧「はいはい」





5分後…

玄「どうですか! これが高校生になった瑞原プロですよ!」ツヤツヤ

はやり(上半身)「ふぇ~ん… あんまりせくしぃになったら牌のお姉さんになれないよ~・・・☆」ドッタプーン

憧「す、すっご・・・ 見違えたわね。 さすがクロ・・・」

はやり(上半身)「おおムネムネんだよ~…☆」





一方、爽と灼は・・・


爽「これが“うんこの種”だぜ!」ムワッ

灼「ちょ…、臭いんだけど」

爽「さて、こいつを植木鉢に植えてっと…」ヨイショヨイショ


 ボッコォォッ! ニョキニョキニョキニョキィィ・・・・


灼「わ、本当に人の下半身が生えてきた…///」

霞(下半身)「あらあら嫌だわ。 なんだかヘンなとこに出てきちゃったみたいね…」

爽「うひょほぅっ! すばらなヒップだぜ…! では、早速…」モミモミ

霞(下半身)「!? 何するのあなたっ! 無礼ね!!」ゲシッゲシッ

爽「うぉっ! け、蹴るんじゃねぇよ!」=3





爽「すばらなうんこを出すためには、まず食物繊維… そして乳酸菌が必須だ。 アラタちゃん、ふかしたサツマイモに野菜炒め、それと味噌とかの発酵食品持ってきて!」

灼「はいはい…」

霞(下半身)「あらあら、私こう見えてけっこうグルメなのよ? 松阪牛のビーフステーキと、フォアグラのソテー、デザートに抹茶アイスを用意してくれないかしら」

爽「こ、この… 贅沢なケツだな…」





霞(下半身)「…! …は、はなしなさぁいっ!」ジタバタ

灼「ちょっ! は、早く! 私が抑えてるうちにカンチョーしてよ獅子原さん!」

爽「こ、この… 狙いが定まらねぇ!」ウロウロ

灼「蹴られる前に早く!」=3

爽「ぬおおぉっ! 南無三!!」ズボォッ!

霞(下半身)「んっほおぉぉぉ――っ!!」ブリッ ブリブリモリモリ・・・


☆ 結果 ☆

× うんこ(霞)「68点」

○ おもち(はやり)「32609点」



玄「またおもちの圧勝ですのだww」

爽「な、なんでだよぉ… あんな苦労してうんこ作ったのに…」ボロッ



★第三戦 「うんこポイポイ VS おもちポイポイ」対決

 
※対決方法

 ① ゲーム機「Wiiレジェンド」を使用。 うんこポイポイの方は、画面上に現れる池田に向かってバーチャルうんこを投げつける。

 ② おもちポイポイの方は、画面上に現れる咲-saki-のぺチャパイキャラに向かってバーチャルおもちを投げつける。

 ③ ヒットしたうんこ又はおもちの数の多かった方の勝利。 おもちの方は、キャラに2回ヒットするとぺチャパイがボインになり、別のぺチャパイキャラに切り替わる。


~以下ダイジェスト~


爽「おらっ! おらおらおらおらぁっっ!!」ブンブンブンブン

池田「し、獅子原! お前なにするんだし!」=3

爽「うるせぇ! だまって私のうんこを受け取れい!」ブンブンブン

池田「こ、この・・・ お前なんかもう友達じゃないしぃ!!」ズデデデデデッ

爽「あっ、に、逃げんなよこのヤロウ!!」ズデデデッ


玄「ほっほっほっほっほっほっほぉっ!」ポイポイポイポイポイポイ

咲「っきゃう!」ボインボイン

セーラ「おはぅ!」ボインボイン

揺杏「あっふぅ!」ボインボイン

ワハハ「わっはっ!」ボインボイン

初美「どよよぉ!」ボインボイン


憧「す、すご・・・ 百発百中で当ててくなんて…」

玄「私くらいになれば、適当に投げてもおもちはあるべき場所に飛んでいくんだよっ!ww」


☆ 結果 ☆

× 爽「3うんこ ヒット」

○ 玄「76おもち ヒット」


咲「の、のどかちゃんみたいな胸になっちゃったよぉ…///」ボイーン

セーラ「な、なんやこれ…? こんなん学ラン着れへんわ…///」ドタプーン

揺杏「す、すっげ… 私モデルになれるんじゃねーか…///」プニポヨ~ン

ワハハ「ワハハー、ゆみちんに自慢できるぞー!」タユタユ~ン

初美「永水のオッパイ格差もこれで解消ですよー!」ホワプニョ~ン



爽「咲-saki-の貧乳キャラがのきなみボインに・・・ こ、こんなのもう咲-saki-じゃねぇ・・・」

玄「おもちこそはすべてですのだ…ww」グフォフォフォフォ



★第三戦 「うんここれくしょん VS おもちこれくしょん」対決


※対決方法

 ① 『うんここれくしょん-うんコレ-』とは、DMN.comと丸川ゲームスが共同開発した、新しいタイプのソーシャルゲーム。 
   大腸内の乳酸菌、ビフィズス菌、ウェルシュ菌などの腸内細菌を萌えキャラに擬人化した「うんこ型少女=うん娘(うんむす)」たちで艦隊を編成。 それらを育成、強化しながら無敵のうんこ艦隊をつくり上げ、聖地“うんトピア”の平和を守るシミュレーションゲーム。

 ② 『おもちこれくしょん-もちコレ-』とは、KUR.comと松実ゲームスが共同開発した、乳タイプのソーシャルゲーム。 
   咲-saki-の神代小蒔、渋谷尭深、愛宕絹恵などの巨乳キャラを、大艦巨乳主義の精神に則りおもちオンリーのキャラに擬人化した「おもち型少女=もち娘(もちむす)」たちで艦隊を編成。 それらを育成、強化しながら無敵のおもち艦隊をつくり上げ、聖地“乳(にゅう)トピア”の平和を守るシミュレーションゲーム。

 ③ “うんトピア”と“乳トピア”の間では、5万3600年もの長きに亘る聖戦が続いている。 
   さあ! 君が提督となって、うん娘(orもち娘)たちを指揮し、“乳トピア(うんトピア)”を占領して聖戦を終わらせるのだッッ!!



~以下ダイジェスト~


南西諸島・沖ノ島海域


 チョドーン!  ズダダダダダダダダッッ!!  ヒュンヒュンヒュ―-ンッ  ドッガアァァ―――ンッ!


・・・乳トピア艦隊と交戦中のうんトピア空母「腸内フローラ」艦内では、極めて緊迫した雰囲気が漂っていた・・・


胡桃(乳酸菌)「提督、やばいよっ! 空母石戸からまたB-98が数十機出撃したっ!」

爽(提督)「な、なんだとぅ・・・? あの爆乳空母… どんだけ爆撃機積んでんだ…?」

誓子(ビフィズス菌)「ま、まずいわ提督・・・ このままじゃいくら乳酸や酢酸で結界を張っても、いずれ破られる・・・」

爽「くそったれ・・・ オイッ! 補給は、ビタミンBの補給に来るはずの恭子(ラブレ菌)はまだこねーのか?」

池田(ウェルシュ菌)「… 今、無線で連絡があったし… 恭子は、今、原子力潜水艦『赤阪』に発見されて、交戦中らしいし…」

止まります。
明日で阿知賀編は終わらせたいと思う…



★第四戦 「うんここれくしょん VS おもちこれくしょん」対決


※対決方法

 ① 『うんここれくしょん-うんコレ-』とは、DMN.comと丸川ゲームスが共同開発した、新しいタイプのソーシャルゲーム。 
   大腸内の乳酸菌、ビフィズス菌、ウェルシュ菌などの腸内細菌を萌えキャラに擬人化した「うんこ型少女=うん娘(うんむす)」たちで艦隊を編成。 それらを育成、強化しながら無敵のうんこ艦隊をつくり上げ、聖地“うんトピア”の平和を守るシミュレーションゲーム。

 ② 『おもちこれくしょん-もちコレ-』とは、KUR.comと松実ゲームスが共同開発した、乳タイプのソーシャルゲーム。 
   咲-saki-の神代小蒔、渋谷尭深、愛宕絹恵などの巨乳キャラを、大艦巨乳主義の精神に則りおもちオンリーのキャラに擬人化した「おもち型少女=もち娘(もちむす)」たちで艦隊を編成。 それらを育成、強化しながら無敵のおもち艦隊をつくり上げ、聖地“乳(にゅう)トピア”の平和を守るシミュレーションゲーム。

 ③ “うんトピア”と“乳トピア”の間では、5万3600年もの長きに亘る聖戦が続いている。 
   さあ! 君が提督となって、うん娘(orもち娘)たちを指揮し、“乳トピア(orうんトピア)”を占領して聖戦を終わらせるのだッッ!!



~以下ダイジェスト~


南西諸島・沖ノ島海域


 チョドーン!  ズダダダダダダダダッッ!!  ヒュンヒュンヒュ―-ンッ  ドッガアァァ―――ンッ!


・・・乳トピア艦隊と交戦中のうんトピア空母「腸内フローラ」艦内では、極めて緊迫した雰囲気が漂っていた・・・


胡桃(乳酸菌)「提督、やばいよっ! 空母石戸からまたB(バスト)-98が数十機出撃したっ!」

爽(提督)「な、なんだとぅ・・・? あの爆乳空母… どんだけ爆撃機積んでんだ…?」

誓子(ビフィズス菌)「ま、まずいわ提督・・・ このままじゃいくら乳酸や酢酸で結界を張っても、いずれ破られる・・・」

爽「くそったれ・・・ オイッ! 補給は、ビタミンBの補給に来るはずの恭子(ラブレ菌)はまだこねーのか?」

池田(ウェルシュ菌)「… 今、無線で連絡があったし… 恭子は、今、乳トピアの原子力潜水艦『赤阪』に発見されて、交戦中らしいし…」


爽「マジか・・・? くっそ… 胡桃! 石戸以外の敵艦はどうなってる?」

胡桃「そうだね… 石戸の後ろに隠れるようにして、水上旗母艦『神代』が見える… それと、駆逐艦『渋谷』が、10時の方角・・・こちらのスキを狙ってウロウロしてるみたい・・・ アッ!?」

爽「あん? どした?」

胡桃「ま、まさか、アレって・・・」ガタガタ


双眼鏡で水平線の彼方を索敵していた胡桃は珍しくブルブルと震え始めた。


胡桃「やっばいこれ・・・ 3時の方角ゥ! 最新式超弩級戦艦『滝見』だっっ!!」


爽「た、滝見だとぅ・・・? あの、零式5連装乳雷発射管を15射線装備してるっつう、あの『滝見』か…?」

胡桃「それ以外ないでしょ… どーすんの、提督?」

爽「くそったれぇ…! あぁもう! 池田ァァ!! お前爆撃機『マクロファージ』に搭乗して、石戸に特攻かけてこい!」

池田「な、なんで私がイかなきゃいけないんだし・・・!!」

爽「悪玉菌は特攻くらいしか使いようがねーだろーが! とっととイッてアンモニアぶちまけてこいよ!」

池田「い、いやだし・・・ 私はまだ死にたくないしぃ!」ボロボロボロ

爽「こ、この…! 提督の命令を聞けねぇんなら…」

?「待ってください提督! 自分が代わりにイキますっ!」ヌッ

爽「なっお前は・・・  ブドウ球菌の“ドム”!?」


ドム(ブドウ球菌)「自分が・・・石戸に特攻をかけてきます!」

爽「ド、ドム・・・! で、でも、お前、いいのか・・・?」

ドム「いいんです! 自分、こういう時くらいしか…役に立てませんから…!」

爽「ドム…! さすがは足の臭いの原因菌なだけあるな・・・! シブすぎるぜ!!」



マクロファージに搭乗する準備を始めたドム・・・


池田(ウェルシュ菌)「ド、ドム・・・ お前・・ 私のために・・・」ポロポロ

ドム(ブドウ球菌)「いいんです… 池田さんは、臭いうんこをつくるために絶対に必要な人なんですから…! 生き残って、この腸内フローラを守って下さい・・・!」

池田「う、うぅ・・・ ドム・・・!!」ポロポロポロ・・・


胡桃「いや、そーゆーのいいから早く出撃してよっ!」

爽「まぁ大丈夫だ。 チカがまだ結界を張ってくれている… 胡桃、戦艦『滝見』の動きはどうなんだ?」

胡桃「いや、それが… 乗組員が黒糖食べてのんびりしてるんだよねぇ…」

爽「ふっ、油断してんな… よっしゃそんじゃ今のうちに出撃を…」

胡桃「あ、待って!!」

爽「な、なんだよ?」

胡桃「あれ… もしかして…」ザワザワァ・・・


胡桃(乳酸菌)は、汗が引いて全身がゾクゾクと総毛立つのを感じた。 真っ青な海に… こちらに向かって真っ直ぐに伸びてくる一本の白い筋を発見したのである…!


胡桃「し、し、7時の方角! 乳雷発見! まっすぐこっちに向かってくる!!」

爽「な、なんだってぇ!?」


爽「オッ オイ! 見間違いじゃねーのか? 7時の方角なんかに敵はいなかっただろ?」

胡桃「ごめん、滝見に気を取られて見えてなかった… あれは… 重雷装巡洋艦『愛宕』だっっ!!」

爽「な、愛宕・・・? あいつレイテ沖に行ってたんじゃねーのか?」


高雄型重巡洋艦二番艦『愛宕』・・・!
その雷装は重巡カテゴリの中でも最高値(乳MAX)を誇ることはよく知られていた・・・



空母「腸内フローラ」より7時の方角・距離3.8km地点海上・・・


絹恵(重巡艦)「くっくっく・・・ 引き返してきて正解やったで・・・これで終わりや! 私の乳雷の速度は80ノット・・・ もう逃げられへんでっ!
        空母『腸内フローラ』・・・ そのドテッ腹に風穴あけたるわぁ!!」



胡桃「乳雷到達まであと20秒! 回避不能!!」

爽「チカなんとかしてくれええぇぇぇぇっっっ!!!」=3=3

誓子「ムリよ! 私の結界は水中までは届かないのよっ!」

池田「あぁもうダメだし!」

ドム「……!」


・・・・ドドドドドドドドドドドォォォッ ッダダァァァ――――――――ンッ!!!


一同「「「「「!!!??」」」」」


激突した直径36インチの特大乳雷は左舷に凄まじい高さの水柱を上げ・・・ 城のように巨大な空母がグラリと傾いた。


胡桃「左舷大破! コントロール不能!! 沈みますっっ!!」


 ゴゴゴゴゴゴゴゴォォ・・・ ブクッ ゴポゴポォッ! ブクブクブクブクブクブクウウゥゥ・・・・・







☆ 結果 ☆

×うんトピア VS 乳トピア○

※腸内フローラ壊滅、うんトピア占領により



玄「むははははっっ!!ww 全く勝負にならないのですっ!www」

爽「な、なんでだっ! なんで勝てねえんだ・・・??」

玄「そんなの、格が違うからに決まってますのだww」ムフフフン

爽「そ、そんな……?」ガタガタガタ


灼「あと一回勝負残ってるけど… どうするの」

爽「やるに決まってるわぁ! 負けっぱなしでいられっかよっ!!」ゴォッ

玄「何度やっても同じだと思いますけどねぇ・・・ww」

爽「ぬかせぇっ! 次は絶対負けねーぞ!! 最後は・・・ “動画投稿対決”だっ!!」

玄「ほぅ…?」






憧「動画投稿対決… つまり、生おもちと生うんこを動画配信して、その反応の良し悪しで勝負を決するってワケね」

爽「そーゆーことだっ! 先攻は…おもちからでいいぞっ!」=3

玄「ふ~む… じゃ、灼ちゃん、カメラ係をお願いします!」

灼「了解…」カメラカマエ

憧「サイトにもつないだ。 準備OKよ」ムフフ

玄「よぉーっし!♪ じゃ、おねーちゃん… 灼ちゃんの前に立って!」

宥「え、え…? な、なんで…?」

玄「いーからいーから♪」


PC画面・・・


キュアアーチェリー:こ、この娘が、脱ぐのか・・・??

ボンバーマン:どうせ釣りでしょ…?

空飛ぶツモ:へぇ、なかなかそそるわね・・・

ジョインジョイン:なんやこの子、なんでこんな厚着しとるんや

お菓子命:ガチか…? これはガチなのか…?

エトピリカ:実に興味深いですね…

アラサーだよ:カメラブレてるよ? しっかり持って!

プンスコ:… かわいい…! =3=3


憧「うわっすっごい反応! どんどんコメ来てるよ宥姉!」

宥「…?? えーっとぉ… みんな、何してるの…?」

玄「おねーちゃん… これもおもちの正義のためなのですっ! 一瞬だけ… ここでおもちを出して下さい!!」ドゲザー

宥「えっえっ、そんな…! そんなことできないよぉ!///」

玄「ちょっとだけ… ちょっとだけだから…!」

宥「ダメだって!」

穏乃「さきっちょだけ… さきっちょだけですから…!」

宥「ムリだよぉっ!」=3



小公女:はよむいてくれ しんぼうタマらん

お菓子命:寒い たのむ、早くしてくれ風邪をひく

アラサーだよ:このコいくつ? ねえいくつなの?

ジョインジョイン:何色のTKBしとるんや はよ見せたらんかい!

空飛ぶツモ:92のGカップってとこかしら 早く見せてよ

プンスコ:… ぬげ…! =3=3


玄「ほら… こんなに沢山の人たちがおねーちゃんのおもちを待ってるんだよ?」

宥「そ、そんな… おもちなら他のみんなにだってあるじゃん!」=3

玄「何を言うですか! 私たち4人のおもちとおねーちゃんのおもちは全くの別モノなんだよ?」

宥「え?」

玄「言うなればおねーちゃんのおもちは数え役満・・・! それに比べたら私たちのおもちなんてせいぜい満貫がいいトコだよっ!」

宥「そ、そんなことないと思うけど…///」

玄「おもちマイスターとして、おもちに関して妥協をすることは絶対にできないのですっ! さぁ、早く脱いで脱いでぇ!!」クワッ


宥「・・・しょうがないなぁ・・ もぅ… ちょ、ちょっとだけだよ…?///」

玄「さっすがおねーちゃんなのです!♪」


宥はカメラの正面に立つと、制服の上衣の裾を両手で持って構えた…


宥(うっう… こ、これも、かわいい玄ちゃんのため…!)ウヌヌヌヌ・・・

宥「え―――――いっ!」バッ


穏乃「どひっ!?」

爽「OH! モーレツ!!」ブハッ

憧「ゆ、宥姉?! ブ、ブラは…?」

宥「え? はわわわわわ・・・//////」=3


宥'sおもち「… サムイヨォ ……」


玄(ドュフフフッ! 私にとっては服の上からブラを抜き取るくらい朝メシ前ですのだww)ブラピラピラ


宥「もぉー玄ちゃん! しばらくオヤツ抜きだからね!」ポカポカ

玄「いたっ痛いよ! あっ、で、でもホラ! おねーちゃんすごいたくさんコメント来てるよぉ!」


アラサーだよ:もいっかい もいっかい もいっかい もいっかい

お菓子命:女神こうりん

ボンバーマン:鼻血やばい 塞げないんだけど

エトピリカ:SOA(すばらな おもちを ありがとう)

空飛ぶツモ:あなたどこに住んでるの

キュアアーチェリー:たのむ 下も脱いでくれ お願いします なんでもしますから!!

ジョインジョイン: ふぅ・・・ うち明日も生きていけそうや

小公女:録画したで

プンスコ:…↑よこせ …=3=3


憧「すっご・・・ モノすごい勢いでコメ来てるわよ… さっすが宥姉・・・!」

宥(…は、はずかしい……/// で、でも、なんだかちょっと、嬉しいかも…///)

爽「ふふっ 前座ゴクロウさん」ヌッ

玄「あれっ? 獅子原さんまだいたんですか?ww」


爽「松実・・・ 調子こいてられんのもここまでだぜ・・・」ゴゴゴゴォ・・・

爽「いいかっ! 世界はおもちよりもうんこを求めているんだ! それをこれから証明してやんよ・・・!」カッ


玄「本当にあきらめの悪い人ですね… いいですか? おもちというものは、女性の魅力が最大限に詰まった幸せのカタマリなんです! うんこなんて… ただの臭いだけのゴミじゃないですか」

爽「いや、違う・・・!!」


玄の・・・
あからさまにうんこを罵倒した言葉に対して・・・
爽は、静かに、しかし毅然と否定した。
その語気からは怒りは感じられなかった。
しかし… 今までのすっとこどっこいな雰囲気が急に消え去ったのを察知した玄は、ハッとして爽の顔を見た。


爽「人は・・・うんこをしなくちゃ生きていけない。 いや、この世界の動物は全てうんこをしなくちゃ生きていけないんだ」

爽「人が美しく、素晴らしい人生を送るために、うんこはいつだって人の汚いモノを全て受け取って出てきてくれるんだぜ。 世の中にこんなにカッコイイものがあるか?」

玄「……」

爽「うんここそは人の最もプライベートなモノであると同時に、その人間の本質が最も現れたモノなんだ」

爽「どんな人間だって、表では忌み嫌うふりをしても…、本当は潜在意識の中に、うんこに対する深い愛情と憧れの気持ちをもってるんだ…!」

爽「なぜなら、うんこってのは、生きている限りずっと体の中でつくられ続ける自分の分身にほかならないんだから・・・!」

玄「・・・そうですか。 分かりました。そこまでゴタクを並べるなら、魅せて下さいよ… 獅子原さんのうんこがどれだけ人を惹きつけられるのか・・・!」

爽「言われなくてもやってやる・・・ 瞬き厳禁だかんな! 私の脱糞はよぉ…!」


憧「どうでもいいけどここでうんこしないでよ。 ちゃんとトイレでヤッてね」

爽「あ、はい」アセッ



トイレに移動した爽たち・・・


憧「爽… でも、あなた本当にやるの?」

爽「あたぼーよ」

穏乃「ちょっと…考え直したらどうですか? 何かを失うことになるような気がするんですけど…」

爽「じゃかましゃあっ! 私はヤルと言ったらヤルんだ」

宥「獅子原さん… いくらなんでもこんなこと、よした方が…」

爽「私は! うんこのために戦うんですっ! 止めてくれるなっ!!」=3=3

灼「… そこまで言うなら…」スチャッ


爽は和式便器の前で仁王立ちになった。



キュアアーチェリー:? なんだここは トイレか?

お菓子命:なんかへんなの出てきた

アラサーだよ:あれさっきのコは?

ジョインジョイン:なんやコイツなんかムカつく顔やな

エトピリカ:随分と頭の悪そうな人が出てきましたね

ボンバーマン:あ? 何このうすらぺったんこはww

空飛ぶツモ:この人なんだか臭そう

小公女:ホンマやww 画面を通して香ばしい臭いが漂ってきとるで

プンスコ: …ひっこめ …!=3=3



穏乃「うわぁ・・・ 獅子原さん、あのぉ… 登場しただけで、なんかすごい非難轟々来てますけど…」

爽「えっそう…? い、いや、でも、これから私がうんこすれば… みんな感涙にむせび泣くハズだ・・・!」ヌギッ!


カメラの前でパンツをおろし、うんこ座りをした爽・・・


爽「ふうぅ・・・」

憧「…」
灼「…」
穏乃「…」
宥「…」
玄「…」


爽「… ふっ!!」ブリッ!


“ブリブリブリブリブリュブリュリュ・・・ ボフッ! マリマリッ! モリモリモリモリィィ・・・ ブリョッ! ブリョリョリョォ・・・ ボピプァプゥンッ!


爽は・・・ 5人が見守る中、なんのためらいもなく、堂々と見事な一本グソをひり出してみせた・・・


穏乃(うっ臭い・・・ でも… すごいな、この人… なんか、カッコイイ・・・!/// け、けど、やっぱ、くさああぁぁっっ!!)



 じゃーっばぁぁ―――っっ


爽「ど、どーよ! 喜びの声でパンク寸前だろ?」ハアハアフキフキ

憧「いや… それが…」

爽「なんだよ見せろよ見せろよ?」

憧「えっとねぇ、ほとんど・・・反応無いわよ」

爽「ゔぇ゙??」


アラサーだよ:きもきもしねしね100かいしね

ジョインジョイン:ガチであかんやつやこれwwww


爽「は・・・? 2件だけ? な、なんで?さっきまで見てた人たちは?」

憧「スルー・・・ というか、逃げたんじゃないかな、関わったらマズいと思って」

爽「え、えぇ…??」


玄「むふふ・・・ とにもかくにも… おもちの完全勝利ですね!!」



☆ 第5戦目 「動画投稿対決」 ☆

 ×爽うんこ VS 宥おもち○


※“うんこVSおもち”五番勝負最終結果・・・五勝〇敗でおもちの勝利







爽「・・・・・」アゼン

憧「爽… いつまでもボーッとしてないでよ」

爽「………」ポカァーン

灼「放心してる…」

爽「……」ポロポロポロポロ

穏乃「あ、あ、あの、け、けっこういい勝負だったと思いますよ・・・?」セナカナデナデ



玄「獅子原さん… これで分かりましたか? 世の真理はうんこではなくおもちだということを…」

爽「・・・いや・・ それだけは、認められねぇ」

玄「…負けを認めないんですか」

爽「いや、違う。 勝負は私の完敗だ… でも、負けの原因は… 私がまだ未熟者だからだ」

玄「……」

爽「私は… 慢心していたんだ。 自分が完全無欠のトイレマスターだと思い込んでいた。 でも… 私は、トイレやうんこのことを何も分かっていなかったのかもしれない」

玄「…そうですか」

爽「松実・・・ お前のおかげで目が覚めたぜ。 私の旅はまだまだ続く…」

爽「西日本のいろんなトイレで修行して… 絶対に! お前に勝てる力をつけて戻ってきてやる・・・!」カッ


穏乃「・・・獅子原さん・・」

玄「むふふ… おもちについての勝負なら、私はいついかなる時でも受けて立ちますのだ!」ゴウッ

爽「松実玄・・・ お前の名前は忘れねぇ・・・! 必ず・・・リベンジに戻ってくるからなぁ!」

玄「のぞむところですよ…!」


爽と玄はヒッシと抱き合った。 二人の瞳には、高校球児のように清々しい涙がにじんでいた。


穏乃「あ・・・熱い! 熱すぎるぜっ二人とも・・・!」ウルウルウル

灼「バトルというものは… いつでも熱い友情を育む…」

宥「良かったね、玄ちゃん… 獅子原さんと仲良くなれて…」ホワアアアアン・・・


憧(… なんなのよこの茶番……)


爽は、この日のうちに、次の目的地・大阪に向けて旅立っていった・・・



しかし、この日の夕方のことであった・・・



憧「さーてと、帰る前に… 一応さっきの動画のコメント確認しとこっかな」パカッ

憧「・・・ん? げっ?! ナニコレ・・・??」

穏乃「? 何、どったの憧?」

玄「どうかした? 憧ちゃん」

憧「いや、さっきの動画・・・ すんごい量のコメ来てるんだけど・・・」

穏乃「え? どれどれ?」

玄「ふぅ~む…?」


キュアアーチェリー:マフラーの娘のうんこはまだなのか? 早くしてくれ! ほんとになんでもしますから!!

お菓子命:うんこhshs

ジョインジョイン:赤毛のコのうんこ良かったで ついけなしてもうて悪かった

アラサーだよ:えっと… マフラーの子のうんこの動画… 画像でもいいからあったら売って欲しいんだけど…

エトピリカ:とても素敵な脱糞でした。 私も好きな人のうんこを見てみたくなりました…

空飛ぶツモ:イイわ・・・ ねぇ、恋人を目の前でうんこさせたいんだけど、どうすればうまくイクかしら?

ボンバーマン:あの、待ってるんだけど… マフラーのコ… オシッコでもいいから…

小公女:オレのババより巨大だでビビッてもうたわww やっぱデカイうんこはええな!

プンスコ: …うんこ … さいこう!=3=3



玄(こ、これは・・・!?)

玄(・・・うーん、もしかして・・ うんこっていうモノは・・)

玄(…私が思ってるより、ずっと、何か、不思議な魅力をもってるのかも、しれない・・・)






次回、 ~南大阪姫松 恭子「漫ちゃん、罰ゲームや。男子トイレでシッコしてくるんや!」 漫「末原先輩…」の巻~ に続く・・・

以上で臨海~阿知賀編終了です。
休んだり、あちこち脱線したり、番外編書いてたりで、終わるのに7ヶ月以上もかかってしまいました…orm
なんとか大阪編スタートできそうで安心してます。今日の夜か明日、新スレ立ててもそもそ書いていこうと思います。
とにかくこんなSSを読んでくれた人には感謝です。
よりよきうんこLifeを


お騒がせしてます。

いや、まとめ速報の方にもリンク貼ろうと思って・・・

うまくいかんのう。

もう一回やってみるお。

これでダメならまあいいや。

次のスレ立てました↓

爽「獅子原爽のトイレ探訪記!」ユキ「行ってらっしゃい」(大阪編)  
爽「獅子原爽のトイレ探訪記!」ユキ「行ってらっしゃい」(大阪編) - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439105297/)




爽「できねーなオイ! どうゆう仕組みになってんのコレ?」

憧「爽、キャラを使ってみたら?」

爽「ほぉーなるほどね。 よっしゃこれでどうだ?」ポチットナ


次のスレ立てました↓

爽「獅子原爽のトイレ探訪記!」ユキ「行ってらっしゃい」(大阪編)  
爽「獅子原爽のトイレ探訪記!」ユキ「行ってらっしゃい」(大阪編) - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439105297/)


このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月07日 (土) 20:38:32   ID: UQ0DEPSE

このシリーズホントおもろい

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom