小鳥「私も大好きですよ!」 (60)

P「おはようございます」

p「おはよーございまーす」

小鳥「おは……」

小鳥「!?」ガタッ

P「あ、この子は」

小鳥「ぷ、プロデューサーさんが事務所に幼女を……!?」ガタガタ

P「は?」

p「?」


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小鳥「こ、ここでナニをするつもりですか!?」

小鳥「今ならまだ間に合います!考え直してください!」

P「いや、娘なんですが」

小鳥「……ぷ、プロデューサーのPはペ」

P「待て」

小鳥「え?娘?娘さん?」

P「ええ」

小鳥「あ、ああ……親戚の娘さんですか?姪っ子とか」

P「違いますって。俺の娘ですよ、俺の娘」

小鳥「え?」

小鳥「えええぇぇぇぇぇ!?」

p「ひうっ!?」ビクッ

P「ちょっ、怖がりますから」

小鳥「ご、ごめんなさい」

p「あぅ……」

小鳥「驚かせちゃってごめんね?ええと……」

小鳥「私は小鳥。鳥さんの小鳥ね。お名前教えてくれるかな?」

p「とりさん?」

P「小鳥さんだよ。ほら、ちゃんとご挨拶しなさい」

p「うん!えと……pです!はじめまして、ことりおねえちゃん!」ペコッ

小鳥「お、お姉ちゃん///」

小鳥「あ、いやいや……はじめましてpちゃん」ペコッ

P「よしよし、ちゃんと言えたな。偉いぞ」ナデナデ

p「えへへ」

小鳥「pちゃんは、お歳はいくつなのかな?」

p「4さいだよ!」ニコッ

小鳥「か、可愛いぃ!///」

P「はは、大袈裟ですよ」

小鳥「ていうかプロデューサーさん!娘さんがいるなんて初耳ですよ?」

P「ええ、ここじゃ社長しか知らないはずです」

小鳥「結婚、されてるんですか?」

P「してた、ですね。今はこの子と俺の二人だけです」

小鳥「そ、そうなんですか」ホッ

P「どうかしました?」

小鳥「ピヨッ!?なんでもないです!」

p「パパー!パパー!」グイッグイッ

P「どうしたー?」

p「だっこー!」

P「はいはい、しょうがないな。……ほら!」ヒョイ

p「きゃっ!えへへ〜」ギュッ

小鳥(なにこの可愛い生き物)

小鳥「あの……聞きにくいことを聞いてもいいですか?」

P「ええ。変に誤解されても困りますから、事情はちゃんと話しますよ」

小鳥「奥さんとは……離婚されたんですか?」

P「いえ、死別です。この子が生まれてすぐに……」

小鳥「それって、私が聞いちゃっても……?」

P「何年も前のことですから」

P「音無さんには……知っていてもらいたいですし」ボソッ

小鳥「え?」

P「あ、いえ」

小鳥(思わず聞こえなかったフリしちゃったけど、今……)

小鳥(いまさら聞き返せる雰囲気じゃないし……。あーもう、私のバカバカ!)

P「続けますね」

小鳥「は、はい」

P「この子の母親……俺の妻だった人は、物心ついた頃からずっと一緒にいた幼馴染だったんです」

P「ただ、高校生の頃に病気で長く生きられないと言われて……」

小鳥「……」

P「俺もまだ子供だったから、他になにも考えられなかったんだと思います」

P「残り少ない時間で一生分幸せにしてあげようと思って、高校を卒業してすぐに結婚しました」

小鳥「奥さんのこと、ほんとに好きだったんですね……」

P「子供っぽい自己満足ですよ」

P「この子が生まれるときにも、二人して周囲の反対に聞く耳を持たずに押し切ったんですから」

P「どれだけ迷惑をかけて、どれだけ助けられてるかなんて考えもせずにね」

小鳥「そんな……」

P「でもこの子を授かって、ほんの少しの時間だったけど……俺もあいつも幸せだったと思います」

P「はは……柄じゃないですね、こういうのは」

小鳥「プロデューサーさん……」グスッ

P「お、音無さん?泣かないでくださいよ」

小鳥「だって、そんな辛いこと……」ポロポロ

P「こうやって落ち着いて話せるぐらいには吹っ切れてますよ」

P「それに、俺にはこの子がいますからね」

小鳥「そ、そうですね……ごめんなさい」グシッ

p「ことりおねえちゃん、だいじょうぶ?どこかいたいの?」

小鳥「ううん、大丈夫よpちゃん。どこも痛くないから」

P「そろそろ誰か来るでしょうから、湿っぽいのはやめましょう」

小鳥「はい!笑顔笑顔!」ニコッ

p「えへへ、えがおえがお」ニコニコ

小鳥「……」プルプル

小鳥「はあぁぁぁ!可愛いぃぃぃぃぃ!」

p「ほえ?」

小鳥「天使ですか?むしろ天使ですよね?可愛すぎますよぉ」

p「てんし?」

P「はは……変に影響されても困るんで、そういうのは程ほどにお願いします」

小鳥「ピヨ……気をつけます……」

小鳥「そういえば、今日になって突然連れてきたのは、どういう……?」

P「いつも預けてる保育所が臨時で休みになっちゃいまして」

P「俺の親とか妻のご両親もよく面倒を見てくれてるんですけど、今日はどちらも都合が悪いみたいで」

小鳥「ああ、一人でお留守番させるのは心配ですよね」

P「親バカですいません……」

P「社長に話したら、今日は有給でいいと言われたんですけどね」

小鳥「そうですよ。こういうときぐらいはお休みしても」

P「確かに、こんな仕事だからこの子にも寂しい思いをさせてますが」

P「アイドルのみんなも、今は大事な時期ですから」

小鳥「それはそうですけど……」

P「春香とかやよいみたいに面倒見のいい子もいますからね」

P「なるべく事務仕事で側にいてやるってことで、社長の承諾はもらいました」

小鳥「もう、しょうがないパパさんですね」

小鳥「ねー、pちゃん?」

p「ねー」

P「そういう刷り込みはやめてくださいよ……」

小鳥「ふふ、どうしましょうね」

P「ああもう、仕事しましょう!仕事!」

小鳥「はいはい、お仕事お仕事」

p「ねーねー、ことりおねえちゃん」

小鳥「どうしたの、pちゃん?」

p「おねえちゃんのおひざにすわっていーい?」

小鳥「あら。うふふ、どうぞ」ポンポン

p「うん!ありがとーおねえちゃん」

p「えいっ!……えいっ!」ピョンピョン

小鳥「あ、あらあら。乗れない?(ああん、もう!いちいち可愛い!)」

p「うぅ……うん」シュン

小鳥「それじゃpちゃん、ちょっと向こうむいて」

p「むこう?」

小鳥「そうそう。じゃあ抱き上げるからね……それっ!」グイッ

p「わっ!おひざのうえー」キャッキャッ

小鳥「ふふ、どう?」

p「パパよりやわらかくて、ふわふわしてるー」

小鳥「pちゃんも、あったかくてプニプニしてるね〜」

p小鳥「「うふふ〜」」

P「……どうせ俺は柔らかくないですよ」ボソッ

小鳥「拗ねちゃダメですよ」

P「拗ねてません。p、お仕事の邪魔しちゃダメだぞ」

p「ジャマなんかしないよー」

小鳥「pちゃんはいい子だもんね」

p小鳥「ねー」

P「ははは、すっかり意気投合してますね」

p「いきとーごー?」

小鳥「仲良しってことよ」

p「えへへ〜、ことりおねえちゃんとなかよしさんだね〜」

小鳥「うふふ、pちゃんと仲良しさん」

小鳥「pちゃん見てたら、プロデューサーさんのこと少しだけわかった気がします」

P「ん?なにがですか?」

小鳥「ここのみんなとpちゃんに対するプロデューサーさんの想いって、同じものなのかなって」

P「ああ、そうかもしれませんね」

P「歳は違っても、大きい娘みたいなもんですからね、あいつらは」

小鳥「ここって可愛い子ばっかりじゃないですか」

P「アイドル事務所ですからね」

小鳥「美希ちゃんみたく、好意を隠さない子だっているのに」

P「ええ、まあ」

小鳥「ほら、妙に達観してる」

小鳥「よっぽど草食系なのか、鈍感さんだとばかり思ってましたけど、そうでもないですよね?」

P「まあ人並みには」

P「鈍感ということなら、音無さんの方がよほど」

小鳥「ど、どういう意味ですか?」

P「どういう意味だと思いますか?」

小鳥「質問返しはずるいですよぉ!」

P「はは、ごめんなさい」

P「正直、自分のことはよくわからないし、やっぱり鈍感なんですかね」

小鳥「……」

小鳥(うぅ……結局はぐらかされた)

P「ただ、大切な娘を預ける親御さんの気持ちはよくわかります」

小鳥「ふふ、一児のパパさんが言うと違いますね」

P「パパ、パパなんて甘えてくれるのも、今のうちだけでしょうけどね」

小鳥「あら、そんなことないわよねぇ、pちゃん?」

p「んぅ?なぁに?」

小鳥「パパのこと、大きくなっても大好きよね〜?」

p「うん、だいすき!パパのおよめさんになるー」

P「はは、ありがとなp」

p「えへへ〜」

小鳥「うふふ」

P「あの、音無さん」

小鳥「はい?」

P「せっかくpと仲良くなってもらえたことだし、よかったら今度」

小鳥「は、はい!」ドキドキ

P「三人で」

 ガチャ

亜美「おっはよー!」

小鳥(えぇー!?このタイミングで!?)

P「おう、おはよう亜美」

小鳥「お、おはよう亜美ちゃん」

P「またあとで……」ヒソヒソ

小鳥「は、はい……!///」

小鳥(誘ってくれそうだったけど、期待していいのかな?)

小鳥(うぅ、恋愛経験値の低さが恨めしい……)

亜美「お!兄ちゃんとピヨちゃんと……あれ?」

p「あれ?」

P「ああ、この子はな」

亜美「ま、まさか」

亜美「衝撃スクープ!!765プロの美人事務員に隠し子発覚!?」

小鳥「ち、違います!」

p「かくしご?」

P「覚えなくていから!」

p「んぅ?……あ!りゅーぐーこまちのあみちゃんだ!」

亜美「お?亜美のこと知ってんの?」

p「うん!あみちゃんのおうたは、げんきでかわいくてだいすきだよー」

亜美「んっふっふ〜、嬉しいこと言ってくれちゃって。見込みのある子だね〜」

亜美「ティンときた!ウチでプロデューサーにならないか?」

P「お前な……」

p「ぷろりゅーさー?パパ?」

亜美「パパ?……そういえば、どことなく兄ちゃんに似てるような」

P「ああ、だからな」

亜美「兄ちゃんとピヨちゃんの子供!?」

小鳥「ピヨォ!?」

P「話を聞けー!」

色々あって全員集合

───

──────

美希「ハニーが響よりちっちゃくなって、女の子になっちゃったと思ったの」

響「自分、そこまで小さくないぞ!」

真「あはは、それは大げさだけど、たしかにプロデューサーの面影はあるね」

P「そうか?女の子なんだし、母親に似て欲しいんだけどなぁ」

あずさ「女の子は父親に似たほうが幸せになるって言うじゃないですか」

P「そうですね。この子の幸せがなによりです」ナデナデ

p「んぅ?」

春香「でも、どうして今までpちゃんのこと、私たちに」

千早「春香」

春香「あ……ごめんなさい」

P「そんな気にしなくていいさ」

P「寂しいだの悲しいだの言ってられないぐらい、今は毎日が充実してる」

P「みんなのおかげだよ」

春香「プロデューサーさん……」

雪歩「でも、私たちのせいで、pちゃんには寂しい思いをさせてるんじゃ……」

やよい「お父さんとあまり一緒にいられないのは可愛そうです……」

P「そうだな。結局仕事を言い訳にしてるんだから」

春香「そんなこと……!」

P「やっぱり母親がいてくれたらなぁ、とは思うよ」

一同「!」

P「こういうことを女の人に言うと怒られるかな?ははは」

伊織「あんたが育児をしないダメ親父なら、思い切り蹴ってあげるけどね」

千早「プロデューサーは……ふ、夫婦で支えあって育児をしてくれそうですね」

P「今さらこの子のことを人任せになんてできないよ」

P「俺が寂しくて耐えられない」

律子「ふふ、いかにもプロデューサー殿ですね」

真美「兄ちゃんは、家族をすごく大切にしてくれそう……」

真美「うあうあ!真美ってばなに言ってんの!///」

あずさ「そういう家庭は素敵よねぇ。憧れるわ」

P「あずささんが家にいてくれたら、それだけで癒されそうですね。はは」

一同「……」

あずさ「あ、あらあら///」

春香「ねぇねぇ、pちゃん」

p「なぁに、はるかおねえちゃん」

春香「pちゃんは……ママがほしい?」

一同「……!」

p「ママ?……わかんない」

春香「わからない?」

p「うん。もっとパパといっしょにいられるほうがうれしいな」

P「……」

春香「あ……そうだよね!ごめんね、変なこと聞いちゃって」

p「んーん。ママってどんなかんじなのかな?おねえちゃんたちみたいだったらいいな」

一同「///」

春香「そ、そっか。私たちの誰かが、pちゃんのママ……」ボソッ

響「プロデューサーの奥さん……」ボソッ

小鳥「……」

小鳥(ライバルはみんないい子で、私よりずっと若くて可愛いアイドル……)

小鳥(考えてもしょうがないよね!私だって、好きなんだもん……)

亜美「pちゃんは、ママにするなら誰がいい?」

真美「ちょっ、亜美!?」

P「おいおい、そういうのは」

亜美「いいじゃん、参考ってことでさ」

真「だ、誰かママになって欲しい人いる?」

p「ん〜〜」

美希「ミキがハニーの奥さんになるんだから、pのママも当然ミキなの」

伊織「あんた、家事全滅でしょ」

美希「デコちゃんには言われたくないの」

伊織「デコちゃんゆーな!」

美希「ミキはやればできる子なんだよ?」

雪歩「さすが美希ちゃん、すごい自信ですぅ」

律子「やらなきゃできないのは誰だってそうよ」

真美「ミキミキ、料理なんてできんの?」

美希「……おにぎりなら」

春香「家事は?」

美希「……お布団干したりとか」

やよい「ウチも浩太郎までなら自分でお布団干せますよー」

美希「う……」

亜美「やよいっち、容赦ねぇな……」

p「pもじぶんでおふとんほせるよー」

美希「うぅ……」ズーン

響「じ、自分料理得意だぞ」

響「pは沖縄料理食べたことあるか?」

p「んぅ……わかんない」

響「じゃ、じゃあ今度作ってあげようか?」

あずさ「その手があったか……」ボソッ

春香「あずささん、聞こえてますよ!」

あずさ「あ、あら、春香ちゃんたら」

貴音「響。その際はぜひわたくしも一緒に」

響「あ、うん。貴音はまた今度な」

貴音「なんと……!?」

P「響の沖縄料理なら、俺も食べてみたいよ」

響「そ、そっか?言ってくれれば、その……いつでも///」

真「小さい子は、ゴーヤとか食べられないんじゃない?」

亜美「亜美も苦いのダメ〜」

響「下処理で苦味は抑えられるし、ゴーヤ料理ばっかりじゃないからなんくるないさー」

p「なんくないさー♪」

あずさ「響ちゃんのくせに、なんで今日はこんなに冴えてるのかしら……」ボソッ

春香「あ、あずささん!聞こえてますってば!」

あずさ「あら、盗み聞きなんて、春香ちゃんはいけない子ね」クスッ

春香「私が悪いみたいに!?」

美希「小鳥!」

小鳥「なに、美希ちゃん?」

美希「ミキに料理教えて!」

小鳥「それはいいけど、なんで私?」

美希「……一番ヒマそうだから?」

小鳥「ひ、ひどい!」

美希「鉄人レベルになって、調子に乗ってる響を出し抜いてやるの!」

響「な、なに言ってるさー」

小鳥「ていうか、私が教えたぐらいじゃ、そこまでは無理よ」

美希「なんでもやってみなきゃわからないの」

小鳥(料理は人並みには出来るけど……)

小鳥(ハンバーグとかなら、プロデューサーさんもpちゃんも喜んでくれるかな?)

貴音「美希の料理ですか。では試食は、このぐるめあいどる四条貴音が」

美希「それはダメ!ハニーとpにイチバンに食べてもらうの!」

貴音「なんと……!?」

小鳥「さすがに私は味見しないと……」

美希「味見だけならしょうがないの」

やよい「うっうー!今度プロデューサーとpちゃんでいっしょにもやし祭りに来てください!」

p「もやしまつり?」

P「ああ、やよいのご飯は美味いぞ〜」

p「じゃあパパといっしょにいくー!」

やよい「えへへ///」

貴音「わ、わたくしも……!」

やよい「貴音さんが食べるほどの量は、さすがにもやしでも買えないかなーって……」

貴音「そんなぁ……」ウルウル

P「はは、食材費ぐらいは俺が出すよ」

やよい「いいんですか!?」パァァ

貴音「あ、あなた様ぁ……」パァァ

真美「えー?お姫ちんだけずるいよー!」

亜美「そーだそーだ!亜美たちにも食べさせろー!」

亜真美「も・や・し!!も・や・し!!」

律子「亜美真美、うるさい!」

律子「だいたい、そんな大勢で行ったら迷惑になるでしょ」

亜真美「「ブー!」」

真美「りっちゃんの性悪メガネー!」

亜美「りっちゃんの小姑メガネー!」

律子「はあ!?」ギロッ

亜真美「「ひいぃ!?」」ビクッ

p「ふえっ!?」ビクッ

律子「ちがっ、違うのよ?pちゃんに言ったんじゃないの」アタフタ

p「うぅ……」

真美「あのメガネのお姉ちゃん、怖いよね〜」

亜美「大丈夫だよ!亜美たちが守ってあげるかんね!」

律子「この……!」

p「ひぅ……!」ジワァ

律子「あ、あああ、ご、ごめんね?pちゃんはなにも悪くないのよ?」アタフタ

伊織「双子にいいように乗せられちゃって。律子もまだまだね」

亜真美「「にひひ♪」」

律子「あんたたち、覚えてなさいよ……!」ワナワナ

P「ははは、メガネのお姉ちゃんは、ほんとはすごく優しいんだぞ?」

p「う、うん」

律子「え?ぷ、プロデューサー殿///」

P「お姉ちゃんのお歌、歌えるもんな?」

p「うん、うたえるよ!」

律子「へ?私の歌?」

P「ああ、律子のアイドル時代の秘蔵映像をな、よく一緒に観てるんだよ」

律子「えぇ!?な、なんでそんなものを?」

P「なんでって、いつアイドルとして復帰してもらうかもわからないからな」

P「プロデューサーとしては押さえておかないと」

律子「勘弁してください……。今さらアイドルなんて、もう無理ですよ」

伊織「あら、いいじゃない。竜宮小町は4人のユニットでしょ?」

あずさ「そうですよ〜。たまには一緒に舞台に立ちましょうよ〜」

律子「いや、そんなこといわれても」

あずさ「pちゃんも、律子お姉ちゃんが歌ってるところ見たいよね〜?」

p「うん!」キラキラ

律子「そ、そんなキラキラした目で見ないで///」

亜美「りっちゃんもモウロクされたね〜」

あずさ「篭絡よ、亜美ちゃん」

真美「これが兄ちゃんの血筋か……末恐ろしいね」

春香「pちゃん、あとひと押しだよ!律子お姉ちゃんのお歌が?」

p「ききたい!」キラキラ

律子「うぅ……///卑怯よ、春香!」

春香「えー?」のヮの

やよい「私もまた同じ舞台に立ちたいです!」キラキラ

律子「やよいまで……」

雪歩「アイドルだった頃から、律子さん、いつも私たちを引っ張ってくれてましたよね」

雪歩「はぅ!考えてみたら、当時からずっと迷惑かけてますぅ!」

律子「なんでそうなるのよ」

千早「萩原さん、落ち着いて。律子にはみんな助けられてるんだから」

律子「千早……」

千早「律子のことだから、私たちがお願いしたらきっと断れないわよ」

律子「なんだとぉ!?」

真「律子がアイドルに復帰するなら、付き合いの長いボクたちが盛り上げないとね!」

律子「付き合い長いんだから察してよ……」

春香「pちゃんは、お姉ちゃんたちのどんなお歌が好きかな?」

p「おねえちゃんたち、みんないっしょのおうた!」

春香「だよね〜」

律子「はぁ……」

小鳥「ふふ、これはもう断れませんね」

律子「もう、どうなっても知りませんよ」

P「図らずも、律子復帰がpの初プロデュースになったな」

小鳥「pちゃんも将来は敏腕プロデューサーかしら?ふふ」

p「ぷろりゅー?」

律子「余裕ぶってますけどね、私の手が回らない分、プロデューサー殿の仕事が増えるんですよ?」

P「最高のライブにできるなら安いもんだな」

律子「ああもう、わかりましたよ」

律子「そのかわり、私のプロデュースをお願いする以上、半端な仕事は許しませんからね?」

P「おう、任せとけ!」

律子「それじゃ、私たちはそろそろ出発ね」

亜美「らじゃー!」

伊織「準備できてるわ」

あずさ「今日も頑張りましょうね」

P「美希と響と貴音もそろそろだな」

P「今日はpを見てなきゃならないから、俺は行けないけど」

美希「ん!ミキに任せておけば心配ないの!」

響「自分たち完璧だからな!」

貴音「あなた様の信頼を裏切るようなことはいたしません」

P「おう、頼んだぞ」

p「たのんだー」

美希「いってくるの」

響「いってくるね!」

貴音「いってまいります」

一同「いってらっしゃーい」

律子「じゃ、こっちも」

亜美「あ、りっちゃんちょっと待って」

亜美「真美、ちょっときて」チョイチョイ

真美「なに?」

亜美「今日はチャンスなんだから、ボーっとしてちゃダメだかんね?」

真美「なにが?」

亜美「pちゃんと仲良くなって、ママにしたいランキング1位をゲットしなきゃ!」

真美「え、えぇ!?なに言ってんのさ?」

亜美「そういうのいいから。真美のことが亜美にわからないわけないっしょ」

真美「う、うん……///」

真美「でもさ!兄ちゃんは、その……あずさお姉ちゃんとかりっちゃんの方が……」

亜美「そんな甘々ちゃんじゃ、ほんとに兄ちゃんとられちゃうよ?」

真美「それはヤダ!……っぽい」

亜美「だしょ?亜美だって、真美以外の人と兄ちゃんがくっついたらヤダかんね」

真美「でもでも、兄ちゃん真美のこと子供扱いだし……」

亜美「んっふっふ〜、だからこそだよ、真美クン」

真美「ど、どういうこと?」

亜美「真美はイチバン年下だし、今すぐ兄ちゃんを落とすのは難しい」

真美「落とすって……///」

亜美「しかぁし!それはpちゃんにイチバン歳が近いということでもある!」

真美「おお!つまり、誰よりもpちゃんと仲良くなれる?」

亜美「そのとおぉり!そしてpちゃんが真美にデレデレになれば……」

真美「pちゃんにデレデレの兄ちゃんも、それを無視できない!」

亜真美「「んっふっふ〜」」

真美「亜美ってば、もしかしてコーメー?」

亜美「チュータツも泣いて逃げ出すってヤツ?」

亜真美「「んっふっふ〜」」

律子「亜美ー!なにやってるの!」

伊織「おいてくわよー!」

亜美「ああん、待ってよー!今いくよー!」

亜美「それでは真美クン、健闘を祈る!」

亜真美「「明日の勝利のために!」」

亜美「ごめんりっちゃん、お待たせー」

律子「まったくもう……それじゃ」

竜宮「いってきまーす」

一同「いってらっしゃーい」

春香「pちゃん、クッキー食べる?」

p「たべるー!」

P「あんまり食べ過ぎると、ごはん食べられなくなっちゃうからなー」

p「わかってるよー」

真「女の子は甘いものは別腹だもんね」

p「ねー」

P「こらこら、いらんこと教えるな」

真「うへっ、ごめんなさーい」

春香「えへへ〜、春香お姉ちゃん特製クッキーですよ!」

p「おねえちゃん、おかしつくれるの?すごーい!」

春香「簡単だよ〜。今度一緒に作ろうか?」

p「うん!つくるー」

春香「ふふ、かぁわいいなぁ、もう///」

真美「人が少なくなるのを待ってからクッキー投下とは、さすがはるるん侮れない」

千早「なに言ってるの、真美?」

真美「ひとりごとー」

雪歩「私、お茶淹れてくるね〜」

やよい「あ、私も手伝います!」

雪歩「うん、お願いね、やよいちゃん」

雪歩「pちゃんはお茶で大丈夫かな?」

p「う〜……」

P「悪い、ジュースか牛乳にしてやってくれ」

雪歩「わかりましたぁ」

春香「プロデューサーさんと小鳥さんも、こっちで一緒にどうですか?」

P「ん〜?今ちょっと手が離せないな」

小鳥「私も。クッキーは後でいただくわね」

春香「はーい。じゃあ、お二人の分は分けておきますね」

p「ねーねー、おうたのおねえちゃん」

千早「……」

春香「千早ちゃんじゃない?」

千早「え?わ、私?」

p「うん!おうたのおねえちゃん!」

P「子供ながら、千早が一番上手いってわかってるみたいでな」

千早「そ、そうですか///えっと、なにかな?」

p「どうすればおうたがじょうずになりますか?」

千早「それは……どう言えばいいのかしら」

春香「お歌のお姉ちゃん!私も上手くなりたいです!」

真「ボクも!」

真美「真美も!」

千早「あなたたちはレッスンでなんとかしなさい」

春香真真美「「「えー」」」

千早「そうね……心の中の情景や想いを歌にする」

千早「お絵かきと同じことを声で表現するんだけど……」

p「?」

千早「といっても、わからないわよね」

春香「難しいです、お歌のお姉ちゃん」

真美「もっとわかりやすく」

千早「プロデューサー。春香と真美が歌のレッスンを倍に増やしてほしいそうです」

P「お〜、3倍だな〜」

春香「うぇ!?冗談だよぉ、千早ちゃんったら」

真美「兄ちゃんも、なにちゃっかりマシマシしてんのさ!」

千早「まったく……」

千早「pちゃんは、お歌が好き?」

p「うん!うたうのだいすきだよ!」

千早「その気持ちがあれば、きっと上手くなるわ」

千早「ずっとお歌を好きなままでいてね?」

p「うん!ありがとーおねえちゃん」ニコニコ

千早「ふふ……///ほんと可愛いわね、この子///」

春香「あれー?私も昔から歌うの好きだったんだけどなー?おっかしいなー」

千早「春香は黙ってて」

春香「ヴぁい、ごめんなさい……」

雪歩「お茶でーす」

やよい「pちゃんは牛乳でよかったかな?」

p「うん!ありがとう、やよいおねえちゃん!」

やよい「はわっ///かすみの小さい頃を思い出します〜」

雪歩「ふふ、かすみちゃんも可愛いものねぇ」

雪歩「はい、プロデューサーと小鳥さん、お茶です」

P「お、ありがとう雪歩」

小鳥「ありがとう雪歩ちゃん。いただくわ」

春香「pちゃん、こんなに可愛いいんだから、やっぱり将来はアイドルだよね、アイドル」

p「アイドル?おねえちゃんたち?」

春香「そ、お姉ちゃんたちみたいなアイドル。pちゃんならきっとなれるよ」

春香「ですよね、プロデューサーさん?」

P「ん?さすがにもうちょっと大きくならないとな」

P「真美たちぐらいになってから、本人がやりたいっていうなら考えるよ」

真美「やっぱ兄ちゃんがプロデュースすんの?」

P「ん〜……たぶん他の人に任せるだろうな」

真美「どして?」

P「他の子と自分の娘に、同じように振る舞える自信がないから」

小鳥「あら、プロデューサーさんはウチのみんなも、pちゃんと同じように大切にしてるじゃないですか」

春香「そうですよ〜。むしろpちゃんがヤキモチ妬いちゃうんじゃないですか」

P「それはそれで父親としてはな」

千早「身内と仕事するのって難しいんですね」

真美「そっかな。亜美と一緒の仕事は楽しいよ」

P「そりゃ、あれだけフリーダムにやりたいことやってればな」

真美「むっ!そこは真美たちのアドリブ力のタダモノってやつだよ、兄ちゃん」

P「賜物な」

真「ボクひとりっ子だから、姉妹でアイドルって、ちょっと憧れるなぁ」

雪歩「ふふ、私も」

雪歩「そうだ、やよいちゃんとかすみちゃんのユニットなんてどうかな?」

やよい「わ、私とかすみですか!?」

春香真真美「いいね!」

千早「素晴らしいわ萩原さん!」

P「ははは、かすみちゃんがよければ、ぜひともプロデュースさせてもらいたいな」

やよい「かすみにはまだ早すぎですよー!」

P「長介くんと三人ならどうだ?なんなら俺から話をしようか?」

やよい「二人ともまだ早いですー!」

p「パパ!やよいおねえちゃんをいじめちゃ、めっ!」

P「そ、そんなことしてないぞ」

真美「パパ、めっ!」

P「おい」

やよい「pちゃんはいい子だね〜」ナデナデ

p「えへへ〜」

P「うぅ……男親って、こうして娘に反発されるようになるのかなぁ……」

小鳥「気が早すぎですよ……」

春香「奥さんて、綺麗な人だったんですか?」

P「ああ、俺なんかにはもったいないぐらいな」

千早「また春香は、そんなことを……」

春香「だ、だって、千早ちゃんだって気になるでしょ?」

千早「私は……」

P「何年も前の事なんだから、そんな気にするなって」

千早「はあ……プロデューサーがそうおっしゃるなら」

真美「ちなみに、ウチだと誰に似てる?」

一同「!」ピクッ

P「ん〜……雰囲気的には雪歩かな。おとなしい子だったし」

雪歩「わ、私ですかぁ?」

雪歩「わわ私なんかがプロデューサーの奥さんなんて……えへへ///」

春香「むぅ」

真美「ゆきぴょん、先走りすぎ」

真「ボクと正反対……」ズーン

春香「髪型は似てる……あれ、似てない?……似てないかも……いや!ここは無理にでも似てることに……」ブツブツ

小鳥(髪型だけなら私のほうが似てるわ、春香ちゃん!)

小鳥さんのターンはまだですか?

真美「み、見た目もゆきぴょん?」

P「ん?そうだな〜……敢えて言うと伊織かな」

P「髪が長くて、なんていうかお人形さんみたいな感じでな」

小鳥春香「「髪型も似てなかった!?」」

P「え?」

小鳥「な、なんでもないです!あはは……」

真「ていうか、雪歩みたいにお淑やかで儚げな伊織って……」

春香「勝てる気がしない……」

真美「そんなの反則っしょ……」

千早「……胸じゃないのね」ホッ

雪歩「やっぱり……私なんかダメダメですぅ!」

やよい「わー!雪歩さん落ち着いてー!」

小鳥(私なんて、どれだけ無理ゲーなのよ……)ズーン

p「クッキーおいしいね!」サクサク

春香「あ、あはは……ありがとpちゃん」

春香「ほら、みんなも食べてね?」

一同「いただきまーす……」

>>37
もうちょい

P「さて、今日はこの6人で同じ収録だな」

春香「あ、はい!」

雪歩「この人数で一緒になるのは久しぶりですぅ」

真「へへっ、楽しみだね」

やよい「はりきっていきましょー!」

真美「兄ちゃんとpちゃんはどうすんの?」

P「現場だとpに付きっきりってわけにもいかないからなぁ」

P「社長からも、なるべく事務仕事で一緒にいろと言われてるし」

雪歩「そうですよぉ。こういうときぐらいは一緒にいてあげてください」

千早「そうね。現場は私たちだけでなんとかなりますから」

P「すまないな。送迎はするよ」

春香「せっかくだし、pちゃんにお仕事の現場を見せてあげたいなぁ」

春香「今日は人数多いし、私たちでpちゃんを見ていられますよ?」

真美「そうだよ。真美たちの仕事ぶりを見て、アイドルに興味を持ってくれるかもしれないっしょ」

千早「二人とも、そんな無理言っちゃ……」

やよい「私も、プロデューサーとpちゃんが来てくれるとうれしいかなぁーって」

千早「高槻さんもこう言ってるじゃないですか、プロデューサー」ズイッ

真「千早……さすがにそれは引くよ……」

P「しかしなぁ……」

小鳥「こんな機会、滅多にないでしょうし、いいじゃないですか」

P「それはまあ、そうですが……」

小鳥「pちゃんもお姉ちゃんたちと一緒の方がいいよね〜」

p「うん!パパもいっしょでしょ?」

P「おう、一緒だぞ」

p「パパといっしょー!」

小鳥「うふふ」

P「それじゃ、すいません。事務所の方はお願いします」

小鳥「はい、留守は任せてください」

P「あ、現場に出るなら律子に連絡入れとかないと」

P「真、車のキー」ポイッ

真「おっと!」パシッ

P「準備が出来たら先に車で待っててくれ」

真「わっかりましたー!」

p「ことりおねえちゃんは、いっしょじゃないの?」

小鳥「ごめんね。私はお留守番しなきゃならないの」

p「う〜……」

小鳥「pちゃんたちが帰ってきたらお仕事終わりだから、そしたら」

小鳥「えっと……なにしようか?」

p「ことりおねえちゃんといっしょに、おうたがうたいたい!」

小鳥「ええ、お歌ね。……って、ええ!?」

p「んぅ?」

小鳥「お歌はちょっと苦手かなぁ、って」

p「えー?ことりおねえちゃんはおうたがじょうずって、パパいってたよ?」

小鳥「プロ……パパが?」

小鳥「パパは、おうちで私のこと話したりするの?」

p「うん!おとなしさんって、ことりおねえちゃんだよね?」

小鳥「そうよ」

p「パパ、いつもおねえちゃんのこといっぱいはなしてくれるよ」

小鳥「そ、そうなんだ。何か変なこと言われてないかしら……」

p「へんなことってなぁに?」

小鳥「なんでもないのよ!うん!」

p「あのね、すごくやさしくてかわいくて、びじんさんだっていってた」

小鳥「へ?」

p「えへへ、パパのいってたとおりだね」

小鳥「や、やさしくてかわいくてびじんさん?」

p「うん!」

小鳥「プロデューサーさんが……///」

p「どうしたの、おねえちゃん?」

小鳥「え?いや、嬉しいなぁ……って///」

p「pもうれしいー」

p小鳥「「えへへ〜」」

p「ことりおねえちゃんと、もっといっしょにいれたらうれしいな」

小鳥「うん、私もよ。pちゃんとパパと、もっと一緒にいられるといいのにね」

p「だいじょうぶだよ!」

小鳥「どうして?」

p「パパもね、ことりおねえちゃんにpのママになってほしいっていってた!」

小鳥「」

小鳥「わ、わた、まま」プシュー

春香「pちゃーん!一緒にいこー!」

p「はーい!ことりおねえちゃん?」

小鳥「は、はい!ママ!じゃない、小鳥お姉ちゃんです!」

p「?」

小鳥「あ、え〜と……いってらっしゃい」

p「いってきまーす!」

小鳥「気をつけてねー」

p「はーい!」

雪歩「pちゃん、シートベルトとか大丈夫かな?」

真美「大丈夫っしょ。pちゃん、真美お姉ちゃんと一緒に座ろうね」

p「うん!おひざにすわっていい?」

真美「いいよー」

春香「あ、真美ずるいよ!」

真美「へへっ、早い者勝ちっしょ」

春香「むぅ。pちゃん、帰りは春香お姉ちゃんと一緒に座ろうね」

p「うん!」

千早「まったく、春香と真美の方がよっぽど子供みたいね」

やよい「うぅー……私もpちゃんといっしょに座りたいですー……」

千早「二人とも!高槻さんに譲りなさい!」

春香真美「「えぇー」」

雪歩「千早ちゃん……」

真「あはは……それじゃ小鳥さん、いってきまーす!」

一同「いってきまーす!」

小鳥「はい、みんないってらっしゃい!」

小鳥(ママ……ママになってほしいって……)

小鳥「えへ、えへへ///」

P「───うん、そっちはよろしく。終わったらまた連絡するよ」

P「おう、それじゃ」

 ピッ

小鳥「も、妄想のしすぎで、幻覚を見たわけじゃ……ないわよね、うん!」

小鳥「リアルですよ、リアル!」

P「なにがですか?」

小鳥「ピヨォ!?」ビクッ

P「うおぅ!?なにごとですか?」

小鳥「な、ななななんでもないでしゅ!です!///」

P「おもいっきり挙動不審ですよ」

小鳥「ほんとになんでも!///」

P「そうですか?みんなはもう車の方に?」

小鳥「はい。pちゃんと一緒に、さっき」

小鳥「あまり女の子を待たせちゃダメですよ」

P「そうですね。落ち着いて話したいし」

小鳥「え?」

P「朝の話の続きです」

小鳥「朝の……?」

小鳥「あ!……えと、pちゃんと三人で?」

P「ええ、今日仕事が終わってから、pと三人で食事に行きませんか?」

小鳥「それはもうぜひ!はい!」

P「はは、断られなくてよかった」

小鳥「こ、断るなんて、まさか!」

小鳥「誘ってもらえて……嬉しいです///」

P「そう言ってもらえると自信が持てます」

小鳥「自信、ですか?」

P「ええ、今日は大事な話がありますから」

小鳥「大事な……」

P「pと、俺にとってとても大事なことです」

小鳥「そ、それって……」

P「ここまで言えば、鈍感な音無さんでも」

小鳥「わかりません!か、彼氏いない歴=年齢をなめないでください!」

小鳥「な、何言ってるの私!?///今のは聞かなかったことにして!」

P「もったいなくて、聞かなかったことにはできませんね」

小鳥「ピヨォォォ!穴掘って埋まりたいですぅ!」

P「雪歩じゃないんだから無理ですよ」

小鳥「ええ!どうせ彼氏いない歴2X年ですから、はっきり言ってくれなきゃわかりませんよ!」

P「仕事中だから、これ以上は言えません」

小鳥「そんなぁ……」

小鳥「このままじゃ、気になって仕事が手につかないですよぉ……」

P「明日、俺が手伝いますよ」

小鳥「はい……。あの、信じて待ってていいんですね?」

P「そうしてください。俺の気持ちは決まってますから」

小鳥「は、はい!///」

P「好きですよ、小鳥さん。いってきます!」

小鳥「いってら……え!?ああ、待って!待ってくださいってば!」

小鳥「もう、プロデューサーさん……///」



小鳥「私も大好きですよ!」



おわり

ピョ疲

昨日の真美のと、これで書き溜めてある分は使い切った
いつになるかわからんけど、次はちーちゃんか我那覇くんだな

ピヨちゃん以外がみんなピエロなのはごめんなさい
読んでくれたみんな、ありがとう

おやすみ!

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