猫「ご主人様おかえりだにゃん」男「ぎええ」 (23)

猫「なんつってな」

男「え、どなたですか、なんで裸なんですか、つつ通報しますよ」

猫「わたし、猫な」

男「はっ!猫!猫がいない!俺の猫をどこにやったんだ!」

猫「いやだからわたしが猫な。見ろよこのキュートな尻尾。あと耳。ネコだったわたしと同じ真っ白プリティーちゃんでしょ?てか寒いからドア閉めて」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1419756410


男「どう見ても人間でしょ!ね、猫を返せ!あと服着ろ!」

猫「服なんて持ってないし…まじで寒いからドア閉めて…ひっくし!」

男「し、閉めますけど、ほほんと服着てください、まじで!」バタン

猫「まあまあ、中入りなよ…ああ、わかった!ほら、あんた昨日、明日はわたしにちょっといい猫缶買ってくれるって言ったよね」

男「ひっ!まさか盗聴器までっ!」

猫「いやだからさあ」

男「まさか俺にこんなナイスバディなストーカーがいるとは」

男「おっぱい大きいし顔も好みだし黒髪で清楚な感じだし」

男「ああ参った」

猫「…やめてよ、バカ」プイッ

男「あ、いや、待ってやめてそんな照れた表情するの…ツンデレ美少女とかもろ好みなんで…いや猫!猫だよ!」

猫「はいはい、なあに」

男「うわ、その尻尾まじで猫みたいに動いて…その見上げ方もうちの猫みたいだ…じゃなくて!ね、ね、猫どこやったんすか!」

猫「あーもー本当にバカこいつ…ああ、わかったわかった!そうだ!」

猫「そう…二年前、ちょうどこの時期。わたしは、ひとりぼっちで橋の下にいた」

男「……!」

猫「まだ小さくて小さくて、寒さにぶるぶる震えて、もう少しでわたし、たぶん死ぬとこだった」

猫「意識もふわふわして…だけど、あれだけは覚えてる。とても大きい手が、わたしを包んだ。あったかかった。おいで、って優しい声が聞こえた」

猫「あのころはわからなかったけど、たぶん、病院だね。…すぐに病院に連れて行ってくれた」

猫「それからわたしをここに連れてきて、あなたが、言ってくれた」

猫「一緒に住もう、家族になろう、って!」

男「そんな…それは、俺と猫しか知らないことだ」

猫「そうだよ。…まったく、こんなこっぱずかしいこと言わせんなバカ!包茎!」

男「それを知ってるのか!お前はまさしく猫!」

猫「いやそこで確信すんなよ、おい」

男「本当に猫なんだ…」ナデナデ

猫「んっ…」

男「猫、ありがとう。お前がきてくれて、俺は本当に助かってる」

猫「…うん」

男「あの…そんで…さあ」

猫「なあに?」

男「この状況は、何?わ、私を好きにしてくださいってことなのカナ?」

猫「そこからかよ、まずこうなった経緯を聞けよ」

男「いやあの、じゃあちょっとまじで服着てもらえないと話聞けそうにないっす」

猫「そんなに?ふーん。そうだよね、わたし、超美少女だし」ニコ

猫「おっぱい大きいし」モミモミ

猫「あんたが好きな色白だし、黒髪のロングだし…」スリッ

男「ちょっと、すすす擦り寄られたらまずいっすまじで」

猫「童貞で彼女もいない、そんでオ・・ニー週5でしてるあんたには刺激が…」

男「うわああやめてくれ!」

オナニーの伏せ字がおかしなことに…
オナニー訂正

猫「なあに?」

男「この状況は、何?わ、私を好きにしてくださいってことなのカナ?」

猫「そこからかよ、まずこうなった経緯を聞けよ」

男「いやあの、じゃあちょっとまじで服着てもらえないと話聞けそうにないっす」

猫「そんなに?ふーん。そうだよね、わたし、超美少女だし」ニコ

猫「おっぱい大きいし」モミモミ

猫「あんたが好きな色白だし、黒髪のロングだし…」スリッ

男「ちょっと、すすす擦り寄られたらまずいっすまじで」

猫「童貞で彼女もいない、そんでオナニー週5でしてるあんたには刺激が…」

男「うわああやめてくれ!」

猫「わたしが寝てると思ってしてるみたいだけど、気づいてるからね」

男「これからできないじゃん…」

猫「なんで?わたしが手伝うんだけど、これからは」

男「どええええ!?ちょっと待っておっぱい押しつけないで!」

猫「わたしさー、今日神様に会ったのね、なんかたまたま暇だったらしくて、わたしが見えたから降りてきたんだと」

男「そんな軽いノリで会えんの!?」

猫「別に今まで何回も会ってるしまあそれはいいんだけど、」

男「いやよくないよ、こんな狭いアパートの一室に何回も神様きてたって、俺大丈夫なの今後」

猫「で、わたしお願いしてみたのね。男ってやつにお世話になってるからお礼したいって」

男「そうなんだ…猫…」

猫「そしたらさ、あーオッケー、じゃあ人間にするわって言ってくれて」

男「軽いな神様」

猫「で条件があるんだけど」

男「え!な、なんでしょう」

猫「このことが他人に知れたら猫に戻っちゃうっていう、まあ意外性のカケラもないありがちなやつね」

男「たしかによくあるアニメの設定って感じだけどお前口悪いな」

猫「ま、そんな感じでよろしく!あ、てかこれがこうなった経緯なんで、なんだかんだするっと話し終えちゃったわ」

男「思ったより全然短かったし適当な説明だったけど…まあわかりやすかったよ」

猫「だしょ、わたしあんたより頭いい自信あるもん」

男「ははーん、最初はトイレのトレーニングが必要だった猫が!俺より!はっはーん!」

猫「だっ!それは関係ない!…怒った!」

男「わっ!押し倒された!押し倒したこともないのに!てかなんだかんだ靴もまだ脱いでないし!」

猫「とか言いながら抵抗してないじゃん。身体は正直だなあ!靴どころか全身脱がしてやらあ!おらおら!」ポイッ

男「ちょ、お気に入りの靴投げないでー!」

猫「あれー?これどうなってんのー?」

男「ボタンが外せないのか…これはこう、穴に…いや待て!教えないから!」

猫「いーよ、いーですよ、教えてくれなくても…ねぇ、ちゅーするから、目閉じて」

男「はい!?いや!?」

猫「はーい、モテないオトコの料理講座、今日は押し倒した状態からです」

男「宙を見つめて何を言ってんですか…」

猫「まず、調理しやすいように対象にまたがり、座ります。…あれ?」

男「うっ」

猫「するとどうでしょう皆さん、おしりになにやら硬いものを感じることでしょう。まるで盛りのついたオスネコですね」

男「あの…!ちょっと、ノーパンでそこに座られると…!」

猫「もっと体重、かけてあげる…んっ、あっ、なにこれ…変な感じ」

男「あの…もう正直苦しいんですけど…!」

猫「ふーん、じゃあね、パンツ一丁までなら許してあげる!ほら、脱げ脱げ」

男「くそ、悔しい…でも感じちゃう」イソイソ

猫「脱ぎ終わるの早いなー、まったくー」

男「えい」トンッ

猫「にゃっ!や、やり返すつもり?」パタン

男「どうだ、怖いか!」

猫「別に、だって今あんた押し倒しながら、わたしが痛くないように頭とか腰とか支えてくれたし?」

猫「あんたにはわたしに酷いことする度胸なんてないの、知ってるし…」

男「…猫、さっき自分がちゅーするって言ったの覚えてる?」

猫「覚えてる、よ?」

男「目閉じて」

猫「はい…」

男「…」チュ

猫「…ぺろっ」

男「んわっ」

猫「へへ、間抜けな顔」ヘラ

男「スイッチが入った」ムニュ

猫「え?なんの?や、ちょっと!?」

男「おっぱい柔らかいよ…ああこれが夢にまで見た感触…はあはあ」

猫「あぅ…急に…ふっ…ふぅん…」フルフル

男(猫、震えてる…可愛いな、もう限界だ…ゴムなしでいいかな…うへ、うへへへ)

猫「やっぱやーだ!」バシッ

男「いでっ!やめ、猫パンチ人間がしたらただのパンチだから!」

猫「飽きちゃった!あとわたしお腹すいた!服着ろ!」バシバシッ

男「生殺しかよおおおおう」

猫「うるさいにゃー!今イライラしてんの!ごはん!」

男「本当に猫だ…性格もいつもの猫だ…わかったよ、じゃあお前も服着て…俺の寝間着でいいから…しくしく」

猫「このだっさいジャージね、まあいーけど、早くしてねっ!ふん!」

猫(男がいつもと違う感じがしてちょっと怖かったなんて、言えないもん…)

男「あれ、猫の体が人間になったってことは…食べ物も人間の食べ物ってことか!」

猫「んん、そうなると思う…やった!いつもあんたが食べてるもの、食べてみたかったんだ!」

男「そうかそうか、まあ今日は弁当買ってきちゃったから、これ食べてみ」

猫「あ、おさかな!」

男「ふふ、のり弁当にはお前の好きなちくわも入ってるんだ…といっても、このちくわは調理されてるから食べさせたことないけど!気に入ると思う!」

猫「でもこれ、わたしが食べちゃったら、あんた何食べるの」

男「俺はカップ焼きそば食べるからオッケー」

猫「じゃあいいや!いただきまーす!」

男「遠慮ねえな!あと箸を使え箸を」

猫「げっ、無理無理そんなの!」

男「ううーん、じゃあスプーン?は食べづらいよなあ…」

猫「おーなーかーすーいーたーっ!」

男「あーいつもこうやってにゃーにゃー鳴くよなー、まじでお腹すいたって言ってたんだなー」

猫「もういい、いつも通りで食べるもん」

男「いやそれは困る!見てられんわ!…しょうがない、この俺が直々に食べさせてあげよう猫よ」

猫「喋り方がくどいっつーのー!はよしろー!」

男「わかったわかった、こりゃだめだ…はいあーん」

猫「あーん」

猫「ま、まあまあ、美味しい、かも?」

男「目ぇキラキラしてんぞ」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom