スクールアイドルの日常2 (50)

※うろ覚え

~朝、3年生の教室~
ガラガラ

希「おはよーさん」

女子A「東條さんおはよう!あれ、矢澤さんと一緒じゃないの?」

希「え?にこっちまだ来てないん?」

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希「なんや?寄り道でもしとるんかなー……ってうわああああああ!!」

女子A「東條さんどうしたの!?」

希「に、にこっちが……」

女子A「矢澤さんがどうかしたのってきゃあああああああ!!」

女子B「Aも東條もどうしたの……ってええええ!?」










女子B「や、矢澤が男子と歩いてる!?」

「マジ!?見せて見せて!!」

「うわマジだ!!Twitterにあげちゃお」

「やめときなって」

「てかあれ、音中の制服じゃん…」

「矢澤さんってショタコンだったんだ…」

「アイドルなのにいいの?」











絵里「貴女達、落ち着きなさい!!」

希「えりち!」

女子A「絢瀬さん!」

女子B「生徒会長の絢瀬!」

絵里「貴女達、落ち着いて。こういう時は2人の様子をよく観察するのよ」

希「うーん……楽しそうに話してるけどなんかよそよそしい感じがするね」

絵里「さらに不意に視線をそらしたりしている。会話が途切れている証拠よ」

女子A「あ!あの2人の歩く速さバラバラだ!」

女子B「まだお互いの歩幅知らないってことか…」

絵里「AさんもBさんもよく気づいたわね。結論としては、2人は知り合って日が浅くまだ付き合ってはいない」

希「しかし、それも時間の問題……」

絵里「私達のやるべきことは……わかるわね?」

女子全員『………』コクリ

〜校門〜
絵里「おはよう、にこ」

にこ「ああ絵里おはよう。遅れてごめんね、なんか今日調子悪くって」

絵里「…………」

にこ「……何か言いなさいよ」




絵里「にこ……今日も寒いわね。どうしてかわかる?」

にこ「冬だからじゃないの?」

絵里「いいえ。なぜなら………」














絵里「矢澤にこ、今から貴女の『春』を殺すからよ」

にこ「……言ってる意味がわかんないんだけど。何?BiBiの新曲?それともあんたの頭ん中が春ってこと?」

絵里「ふっ、もう気づいてるんでしょう?逃げ場はないってことに」

にこ「……?」クルッ

女子A「矢澤さん…」

女子B「……矢澤」

希「逃がさへんでにこっち」

にこ「あんたらいつの間に…!」

絵里「にこ、貴女は宇宙No.1アイドルなんでしょ?そんな貴女が子供を誑かしていいのかしら?」

希「単刀直入に聞くで。その子は誰なん?」

絵里「答えなさい、にこ」












男子「あの、ありがとうございました!その…矢澤さん」

絵里「へ」

にこ「この道をまっすぐ行って、二つ目の信号を右に曲がればすぐ駅だから。修学旅行、楽しんできてね」

男子「はい!行ってきます!」

にこ「………」

にこ「………」チラッ

女子全員『………』











女子全員『道聞かれてただけかよおおおおおおおおおおおおおお!!』

絵里(……そういや、亜里沙今日から修学旅行って言ってたわね)

希「………」

モブ女『………』

にこ「……絵里、なんか言うことあるでしょ?」











絵里「……いや、カップルのこととか私に聞かれても……彼氏とかいたことないからわかんないし……」

モブ女(そんな髪色と乳しといて何言ってんのこいつ)

にこ「………」

希「………」

絵里「………」












絵里「えっりえっりりーん☆あなたのハートにえりえりりーん☆笑顔届ける絢瀬えりえりー☆これで許してーえりっ☆」

にこ「希抑えてて」

希「ええで」ガシッ

絵里「え!?何よ!?放してよ希!!みんなも見てないで助けてよ!!」

にこ「わしわしにこスペシャル〜〜〜〜〜にこッッッッッッッッ!!!!」

絵里「いやああああああああああああ!!!!!」

〜完〜

前回30レスほどで終わったので続けます
前レス
『スクールアイドルの日常
(スクールアイドルと文学少年)』

今回
「スクールアイドルと同伴少年」



では始めます
「スクールアイドルと進路」

〜絵里たちのクラス〜
教師「はいじゃあ、後ろから進路調査票集めてくれ」

…………………
教師「よし、これで全部か」

絵里「…………」

希「…………」

にこ「…………」

モブ女『…………』

教師「……なあ、お前ら。一応聞くが……」
















教師「これ真面目に書いたよな?」

絵里「……」

希「……」

にこ「……」

モブ女『………』

教師「……今ここで確認させてもらう」

教師「まずは絢瀬」

『進路調査票 絢瀬絵里』

















『第一志望
かしこいかわいいエリーチカへの回帰』

教師「そら見ろ!!!!!!」

教師「初っ端からこれだよ!!!!頼むから真面目にやってくれよ!!!!お前ら本当マジで!!!!!!」

教師「次!!飯田!!」

『進路調査票 飯田里穂』

『第一志望 地縛霊』

教師「本当死ねよ!!!!すぐ死ねよ!!!!」

教師「次!内田!」

『進路調査票 内田彩』

『第一志望 JTB添乗員 声優』

教師「どっちだよ!!!!!!」

…………………………
教師「次!東條!」

『進路調査票 東條希』

『第一志望 先生のお嫁さん』

教師「間に合ってるよ!!!!去年結婚したから間に合ってんだよ!!!!ちゃんと報告しただろうが!!!!毎日ラブラブだよ!!!!イチャイチャし過ぎてやんやん遅れそうだよ!!!!」

教師「次!徳井!」

『進路調査票 徳井青空』

『第一志望 江頭パイロット』

教師「はあああああああああああ!?!?」

……………………
教師「次!矢澤!」

『進路調査票 矢澤にこ』

『第一志望
握手券に頼るアイドルにはなりたくない』

教師「なら書くなよ!!!!」

教師「最後!山本!」

『進路調査票 山本・ワグナー・寛子』



















『第一志望 京都大学文学部』

教師「…………」

教師「…………」

教師「…………」
















教師「ボケろよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!」

〜本当に完〜

あと一編ほど書こうと思います。
アニメ化されていないエピソードで面白かったけどタイトル忘れたやつとネタは浮かんだけど俺のプロットだと公式設定を無視してしまうことに気づいたやつどっちがいいですか?

書きます
まずは後者
公式設定と違うのは嫌だって人はスルー推奨


「スクールアイドルと伝統行事」

穂乃果「ふぅ、今日も1日疲れたー!練習はなぜか休みだし海未ちゃん、ことりちゃん、早く帰ろう!」

ことり「うん!」

海未「穂乃果、ことり待ってください!まだ帰ってはだめです!」

絵里「海未の言う通りよ。2人ともまだ帰らないで」

穂乃果「絵里ちゃん?」

ことり「授業はもう終わったし、練習もなぜか休みだし…」

絵里「今日はクリーンキャンペーンの日よ、5時まで大通りと公園の掃除。だから練習も休みなのよ」

海未「去年もやったでしょう…」

ことり「ああ、そういえば…」

穂乃果「ええええ!!めんどくさいよぉ!!」

絵里「あのねえ……うちは地域密着の校風で通ってるのよ?だから協力して」

海未「それにμ'sの宣伝にもなります」

ことり「絵里ちゃん、ちょっとパンフレット見せて?理事長の娘が言うのもあれだけど無駄な学校行事が多い気がするの」

絵里「はい…掃除は無駄じゃないでしょ?」

ことり「ボランティアが大事なのはわかるよ………でも」














ことり「この1週間断食って何なの!?苦行すぎるよぉ!!」

海未「あれは地獄でした……」

穂乃果「またやるのお!?」

絵里「穂乃果、今から弱音を吐いてはだめ。亜里沙なんかオープンキャンパスの直後から雪穂さんと一緒に練習してたのよ?」

穂乃果「ああ…だから一時期何も食べてなかったんだ」

絵里「でも、言われてみれば何でやるのかしら?」

ことり「よし!ママに聞きに行こう!」

穂乃果「ラジャー!!」

絵里「ら、らじゃー」

海未「3人とも待ってください!!」

〜理事長室〜
理事長「どうぞ」

ガチャ

理事長「あら、ことり。それに絢瀬さん達もどうしたの?」

ことり「ママ!うちの行事なんだけど!!この1週間断食って何なの!?」

穂乃果「来週職員会議でしたよね!?廃止するよう提案してください!!」

ゴツン!

海未「2人とも落ち着いてください」

理事長「はあ…皆さん経験してるでしょう?何を今更」

絵里「理事長、廃止しろとは言いません。私達はこの行事の由来とその意味が知りたいだけなんです」

絵里「特に私はもう卒業です。その前に3年間経験してきたこの行事のことを知りたいんです。どうか教えてください!」

理事長「絢瀬さん………」



















理事長(任期5年の私がそんなこと知るわけないでしょう!?)

理事長(しかし、この絢瀬さんの真剣な眼差し、無駄にはできないわね…

理事長(よし、思いついたわ。これでなんとかごまかしましょう)

理事長「……大正12年」

絵里「理事長?」

理事長「絢瀬さん、大正12年すなわち1923年、日本に大事件が起きました。知っていますか?」

絵里「……関東大震災ですか」

理事長「ええ。甚大な被害を及ぼし、東京の都市機能は麻痺。被害はこの音ノ木坂学院も例外ではありませんでした」

一同『…………』

理事長「生徒達は精神的にショックを受けました。現代で言うとPTSDというところですね」

理事長「そこで当時の校長が1週間断食をして神田明神に篭り祈り続けた」

理事長「すると奇跡的に音ノ木坂は著しい復興を遂げたということです」

穂乃果「そんなことがあったんだ…」

ことり「なるほど………ん?」

海未「その偉業を私達にも見習おうと言うことですね」

「私達にも」→「私達も」

理事長「断食を押し付けている訳ではありません。ただ、その校長が守ったこの学校を愛してほしい……ただそれだけです」

絵里「理事長………ありがとうございま

ことり「ママ。今パンフレット読み返したんだけど」



















ことり「この学校創立昭和5年だよ?」

一同『ズコオオオオオオオオオ!!』

理事長「ええそうよ!!私がこの学校の長だからって何でも知ってると思わないで!!!!!!(泣)」

結局、わからなかった。


※公式設定では創立は明治期です。
申し訳ございませんでした。

凛「………」

花陽「凛ちゃん」

真姫「大事な話って何なの?」

凛「2人とも、最近英語の授業難しいと思わない?」

真姫「凛が勉強の話を自らふるなんて………!」

花陽「明日はお米が降るかも!今日を記念日にしないと!」

凛「2人とも凛のことバカにし過ぎだにゃ!凛は一・生・懸・命なんだよ?」

真姫「冗談はさておき、急にどうしたの?」

凛「……英語は肌に合わないから前から難しいとは思っていたにゃ。でも、最近の授業は鬼畜にゃ!」

花陽「確かに……前よりついていけなくなったかも……」

凛「真姫ちゃんはどう思う?」

真姫「………確かに文章が長くなったわよね。出てくる単語も凛には絶対に覚えられない、私でも記憶に留めるのがやっとなレベルだし」

花陽「問題もトリッキーになった気がするよ…」

凛「真姫ちゃんさりげなくdisらないでくんない?」

凛「とにかく!他のみんなにもちゃんとアンケートを取ったにゃ!難しくなったって意見が多かったにゃ!」

凛「というわけで今日から勉強を頑張るにゃ!」

真姫「凛が自ら勉強を………!?」

花陽「世界が終わっちゃうよお!!」

凛「あのさあ」

まきぱな@正座『………』

凛「……凛はこれを先生からの挑戦状と考えているにゃ。凛達の底力を試してるんだにゃ」

凛「売られた喧嘩は買う、それが音学魂にゃ!」

真姫「……女子校の謳い文句とは思えないんだけど」

花陽「で、でも!そう聞いたらなんか燃えてきちゃった!やろう真姫ちゃん!」

凛「凛達だけじゃないにゃ!」

女子C「やろう!星空さん!」

女子D「私達の実力、見せてやろうよ!」

女子E「さあ!小泉も西木野も立って!座ってる暇はないよ!」

花陽「……そうだね!行こう、真姫ちゃん!」

真姫「…………ええ、やってやろうじゃない!」

ことり「……て訳みたい」

穂乃果「凛ちゃーん!真姫ちゃーん!花陽ちゃーん!頑張れー!」

凛「ありがとー!!頑張るにゃー!!」

海未「……」

穂乃果「ほら海未ちゃんも応援してあげて!」

海未「は、はい!頑張ってください!」

海未「……」

海未(先ほど凛達のノートをちらっと見ましたが……あの内容って……)

こうして、まきりんぱなはμ'sの練習と並行して英語教師を打倒すべくクラスメートと共に英語の勉強を頑張った。
休日にはクラスで集まり勉強会を開いて、夜はグループLINEでお互いにわからないところを教えあい、励ましあった。


そして、決戦の日はやってきたッ!

真姫「……きりーつ、気をつけー、礼、ちゃくせーき」

真姫「………」

凛「…………」

花陽「………」

モブ女『……』

英語教師「……はい、それでは授業を始めるねー」

一同『………ッ!』ゴクリ

英語教師「……………」

英語教師「……………」

英語教師「……………」

英語教師「……………あ」

















英語教師「みんなごめん!2年生の教科書使ってた!」

一同『ズコオオオオオオオオオ!!!!!!』

〜本当に本当に完〜

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