P「志希と帰省?」 (109)


モバマスの志希にゃんSS
毎晩更新できたらいいかなーって

見てくれる人は気長にお願いします


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P「年末年始くらい休めって?」

同僚P「そうだよ。お前も志希ちゃんもさ。一週間くらい平気だろ」

P「うーん、さすがに休みっぱなしっていうのはなぁ」

同僚P「少しスケジュールが過密だと思うぞ。いくら新進気鋭の大人気アイドルって言ったって、まだ18の女の子だぜ?」

同僚P「それにお前も働きすぎ。有給も使わなきゃあ、挙げ句の果てには残業までしてるって聞いたぞ。しかもほぼ毎日」

P「うぐ……だ、だって仕方ないだろ。それが仕事なんだし」

同僚P「だーから、それがよくないって言ってんだ。たぶんちひろさんに言えば一発だと思うぞ」


P「えー……で、でも、志希が行く予定だった撮影とかも」

ちひろ「ちゃんと代わりに行けるアイドルがいますよ♪」ひょこ

P「うぉわ! ち、ちひろさん?」

ちひろ「確かに、ここ最近のPさんと志希ちゃんの働きっぷりには目を見張るものがありますけど」

ちひろ「同僚Pさんの言うこともごもっともです。ある程度、志希ちゃんにもお休みを与えた方がいいかと」

P「むう、ちひろさんに言われると……」

同僚P「ま、そういうこったな。というわけでちひろさん、俺も美優さんとお休みを」

ちひろ「同僚Pさんは来春のライブの企画書、今日まででしたよね♪」にっこり

同僚P「」



ーー
ーーー


P「……ってことなんだけど」
志希「プロデューサーの家行きたい!」

P「ノータイムでそれかよ!」

志希「えー? だってプロデューサーに外出するような趣味があるとも思えないしー」

P「失礼な!いや当たってるけど」

志希「だからプロデューサーの家に……」

P「いや、実家に帰省するかなーって考えてたからさ」

志希P「じ、実家……?」


P「そう、わざわざ連れていくのも……って、おい志希、どこ行くんだよ?」

志希「ちょっと寮に戻って荷物整理してくる」

P「に、荷物?」

志希「だって、帰省するってことは何日か滞在するんでしょ?あたしも準備しなきゃ」

P「え、志希も来るの?」

志希「プロデューサーの実家とか、行くしかないっしょ!?」

P「なんで俺が怒られてんの!?」


志希「はぁぁ~、プロデューサーの実家、楽しみだなぁ……♪」

P「ううん……まあいいか。あんまり変なことするなよ?」

志希「分かってるよー。ご両親にちゃんとご挨拶しなきゃ」

P「挨拶って、そんな大げさな」

志希「ところがぎっちょん、そんなに大げさでもないんだにゃー」

P「(ぎっちょん?)」

志希「(どんな環境であんなにいい匂いが育ったのかも気になるしねー♪)」


志希「それじゃ、帰省の日程が決まったらすぐ教えてねー♪」

P「おーう、教えるから失踪だけはやめてくれよー……ってもういねえし」

P「はあ……まさか、実家にアイドル連れ帰ることになるとはなぁ」

同僚P「羨マシイ限リデスネ」

P「っひいい!? な、何だよ急に!」

同僚P「あんな音量で会話してたらそりゃ気にもなるわ!」

P「あ、ああ……そりゃ悪かった」

同僚P「それに対して俺はデスクワークだよ!弾けろ!」

ちひろ(ちらっ)

同僚P「わーい仕事だーちくしょー!じゃあな!!」だだっ

P「???」



☆ それから数日後 ☆



P「ーーんー、そろそろ集合時間か。そろそろ来るか……?」


「ごめーん、遅れちゃったー?」


P「おう志希、大丈夫だ、ぞーー」


P「(俺は一瞬、モデルの撮影に出くわしたのかと勘違いしてしまった)」

P「(明るい茶色のトレンチコートの中には、白黒ボーダーの大きめサイズのシャツ)」

P「(黒いロングブーツとジーンズ素材のホットパンツに、眩しい絶対領域)」

P「(小さく白いリボンのついた、可愛らしい黒いハット)」

P「(その姿を見るや否や、俺はすぐさまーー)」





P「ーーすいませんすいません!!これから撮影なんで!!サイン等はご遠慮くださーいいい!!」

志希「?」

P「(ーー志希を取り巻くファンを追い払う羽目になった)」


車内


P「おーーまーーえーーはーー……!」

志希「にゃははー、メンゴメンゴー♪」

P「あーもー、なんでオフでそんなに気合い入ってるかなー……」

志希「えへへー、あたしカワイイ?」

P「ん……まあそりゃ、可愛いよ」

志希「……にゅふふ……♪」

P「その笑い方はどうかと思う……」

志希「(不思議だなぁ……ただ可愛いって言われただけなのに、こんなに……♪)」



P「あーそうだ、ちゃんと着替えとか持ってきたよな?」

志希「もちー! シャツとかタオルとかー、いつもの白衣とかもあるしー」

P「あはは、白衣まであるのか……」

志希「あとねー、生理用品とか下着とか」
P「ストップストップストップ」

志希「?」

P「(こいつヤベェ)」


P「そろそろ着くぞー」

志希「ん、プロデューサーの実家って関東にあるんだ?」

P「そうだなー。まあ関東でも田舎の方だけど」

志希「そっかそっか。ま、どんな場所でもどんとこいだけどね!」

P「はは、そりゃ頼もしい。おっ、高速降りるぞー」

志希「はーい。楽しみー♪」


ぶぉぉん


ちょっと休憩
腹減ったし親指疲れるし勉強してねえし
志希にゃんは可愛い



ーー
ーーー


ばたん


P「あー着いた。志希、いいぞ」

志希「ほー、結構大きいねー」

P「俺の爺さんが割とすごい人だったみたいだ。ちょっと向こうに田んぼとか畑もあるし」

志希「へえー……」きょろきょろ

志希「……あっ、ご両親にご挨拶しなきゃ!」

P「しなきゃってなあ……何もそんなに急がなくても」

志希「すみませーーん!Pさんを戴きにきましたーー!」
P「おあああああああああ」

P「ほんっと洒落にならねえから!ほんっっとに!」

志希「えー、あたし別に構わないよ?」

P「俺が構うんだよバカ!」

P母「あらP、帰ってきたの、ね……」

志希「あ、お義母様!」

P「なんか字違う気がするんだけど」

P母「……お、お、お」

P「お?」


P母「お父さん!!女よ!!」
P「変な言い方やめろや!!」


ーーー


P「……ったく」

P母「あははー、そんなに怒らないでー」

志希「そうだよー」

P「志希は黙っててくれ。頼むから」

P父「……で、この子は一体?」

P「あ、ああ。俺の帰省にひっついてきた、一ノ瀬志希。テレビに出てる本人だぞ」

志希「よろしくお願いします♪」

P母「ねえ、不躾だけどサインもらってもいいかしら」

P「ちょ、母さん」

志希「サインくらいいくらでも書きますよー!」

P「し、志希まで……」


志希「んふ、だってー……」ごそごそ

P「ん?耳打ちか?」



志希「なんかマーキングしてるみたいで興奮しない……?」ぼそ



P「……っ」ぞくっ


志希「んふふ、じょーだんだよ♪」

P母「どうかしたの?」

志希「いえいえー。さーて、何にサインしましょーかねー……」



P「(……もしかして俺は、この帰省に)」

P「(とんでもない爆弾を持ち帰ってきてしまったのかもしれない……!)」

おまけ



志希「ふー、サイン完了」きゅっ

P「一体何にサインしてたんだ?」

志希「これとかー」

つ[シャツ]

P「ふむ」

志希「あとこれとかー」

つ[ノートパソコン]

P「……うん」

志希「あとこれもー」

つ[婚姻届]

P「おいババァちょっと面貸せ」


今日はとりあえずここまで
志希にゃんがビッチみてえな発言した奴は後で俺のところまで

明日は昼か夕方くらいからの予定です
あとコテハンじゃなくてトリップだったごめん


>>1はノンケです
なので続き書き始めます
気長にお願いします


ーーー


P「さて、昼飯も食ったけど。何かするか?」

志希「うーん、部屋でごろごろ?」

P「まあそれでもいいけど……体重増えてたら後でダンスレッスンだからな」

志希「増やさなきゃいい話でしょー?」

P「……お前の場合それが出来るんだからすごいよなぁ」

志希「んふふ♪ もっと誉めろー♪」

P「はいはい、すごいすごい」

志希「むー」

P「……まだ何か不満ですか」


志希「手!」

P「え、手?」

志希「みんなみたいにあたしも撫でて!」

P「撫でるって……頭を?」

志希「そうだよ! ほら早くっ」ずい

P「おおう……はいはい、分かったから」

志希「ん」


ぽふ

なでり なでり


志希「……♪」

P「(……可愛いもんだなー)」

志希「あー、そのままなでなでしてて?」

P「? おう」

志希「よいしょっ、と」ごろん

P「うおっ、胸元っ……」

志希「はすはすー♪」くんくん

P「……ああ、そういう」なで

志希「あぁ、よく寝られそうだにゃー……♪」すー はー

P「そりゃよかった」なでなで

志希「んふふ……ぷろでゅー、さー……」

P「……ん」なでなで

志希「…………すぅ、すぅ」

P「……お疲れ様、志希」


なでり なでり


ーーー
ーー



ちょっとお出掛け
帰ってきたらすぐ始める



P「…………ん」ぱち


P「……志希?」むく

P「あいつ、またどっか行ったな……電話だなこりゃ」

P「……」prrrr prrrr

P「……あ、志希か?」

志希『あ、プロデューサー起きたー?』

P「起きたーじゃないよ猫娘。今どこだ」

志希『お母様と買い物だよー』

P「はあ……? 買い物?」

志希『晩ごはんのだって。さすがに失踪はしないよー』


P「うーん、まぁ所在が分かったからまだマシか……気を付けろよなー」

志希『はいはーい♪』ぶつっ

P「ふぅ……」

P「にしても、あの様子だと志希も晩飯手伝うみたいだな」

P「……」

P「……ちょっと顔洗ってこよ」←晩飯めっちゃ楽しみ


志希『ただいま帰りましたー!』

P「……お、帰ってきたか」

P「二人ともお帰り……うわ、なんだこの量」

P母「いやー、志希ちゃんが張り切ってるから。いっぱい買っちゃった」

志希「にゃはー、ちょっと恥ずかしい……かも」

P「いやまあ、俺も楽しみにはしてるけどな」

志希「!」

P母「あらま。頑張らないとね、志希ちゃん?」

志希「ううう、プロデューサーの部屋貸してー!」たたたっ

P母「あらあら、逃げ出しちゃった」

P「何だったんだ一体」

P母「(……苦労するわねー)」



志希「んっ……っはぁぁぁ」のびー

志希「ふう。あ、ここ暖かい」ごろん

志希「…………」ぼけー



P母『志希ちゃーん、ご飯手伝ってくれるかしらー?』

志希「……あっ、はーい!」

志希「…………」


P『楽しみにはしてるけどな』


志希「……はー、あたしってこんなに乙女だったかなー」ぽりぽり

P母『志希ちゃーん?』

志希「はっ、今行きまーす!」


P「~♪」しゃかしゃか

P父「……P」

P「~、~♪」しゃかしゃか

P父「……」


がしっ


P父「P」

P「父上。俺が悪かったのでアイアンクローはやめてつかあさい」


P「……して、私めに何のご用でしょうか」

P父「……あの子とは、上手くやってるのかい」

P「ん……?(アイドル活動の話か?)」

P「一応はな。順調だよ」

P父「そうか。あれでなかなか、いい子みたいじゃないか。母さんから聞いたぞ」

P「相変わらず口がはえーなぁ……まぁ、色々なこと頑張ってるしな」

P父「そうか……あまり、無理はするんじゃないぞ」

P「ああ、そういう(スケジュール的な)事はしっかり考えないとな」

P父「安心したよ。お前も大人になったな」

P「心配するなよ。早いところ世間様にも認められたいしな」

P父「ふふ、あんまり焦らなくてもいいんだぞ」

P「なーに、気にすんなって……」




P父「(……俺も、おじいちゃんと呼ばれる日が近付いているんだな)」


ーーー
ーー



P母「P、晩ごはん出来たわよー」

P「ん……あれ、俺いつの間に寝てたんだ」

P母「早く手洗ってらっしゃいな。志希ちゃんが待ちくたびれちゃうわよ」

P「……あ、そうか志希が飯作ったんだっけ」

P「(……アイドルの手料理とか普通に役得だよなぁ)」

P「ちょっと待ってて。すぐ行く」

P母「はいはーい」


『いただきまーす』


P「まーたいっぱい作ったなあ……食いきれるのかこれ」

P母「まぁとりあえず、この鶏肉の煮付け食べてごらんなさいな」

P「ん?これか……」

志希「……」


P「……おお、これおいしい」

志希「……っ」

P母「あらー、よかったじゃない志希ちゃん」

志希「ちょ、ちょっとお母様ー!?」

P「あはは、バラされてやんの」もぐもぐ

志希「うぐぐ……なんかあたしがバカみたいだ」

P母「うふ、だってあんなに楽しそうに」
志希「わーわーわーわー!!お母様もう大丈夫ですからー!!」

P「志希が料理って意外だったなー」もぐもぐ

志希「そっちはそっちでどういう意味よー!」

志希「(暢気に食べてくれちゃってもー……!)」


P「にしてもほんとに、これ多分食いきらないよね」

志希「見てるだけでお腹いっぱいになりそーだねー」

P母「あ、何なら明日の朝か昼にでも食べてくれない?」

P「ん?何か用事でもあんの?」

P母「ちょっとお父さんと隣町に出掛けてくるんだけど」

P「ふーん。だってよ志希」

志希「んぇ」もぐもぐ

P「あら、食ってた」

志希「ごくん。分かりました、この家の留守はお任せください!」

P「なんで志希がやる気満々なの?」

P母「じゃあお願いね、志希ちゃん!」

P「ねぇ俺は?」


今日の分終わり。多分
志希にゃんが可愛いところをもっと書きたい


ーーー


P「さて、そろそろ風呂の時間か」

志希「お風呂?」

P「ん。志希が先に入っていいぞ」

志希「お風呂の前にプロデューサーの匂いハスハスしてっていい?」

P「やめて」

志希「んふふ、じょーだんだよ。覗いちゃ嫌だよー?」

P「しねえよ。俺は変態か」

志希「にゃははー♪」


P「ったく……」

P「……」ぺら

P「……」ぺら


ちく たく ちく たく


P「……」


P「(……志希がいないと静かだ)」ぺら


P「……ふう」ぱたん

P「飲み物……何かあったかな」



P「うーん、カルピス……まぁいいか」

P「…………ふう。戻るか」

P「志希まだかなー……ん?」


がらっ




『…………え?』




P「…………あ、の」


志希「ーーーーっ」






ぐちゃ



ーー
ーーー


志希「……」

P「……」


『あの』


P「あっ」
志希「うっ」




『(……気まずい……)』


志希「……ご、ごめんね?」

P「あ、ああ……いや俺も悪かったし……いてて」

志希「ああほらあ、やっぱりダメージ残ってるじゃーん……!」

P「いや、あれは事故だったんだ……まぁおあいこってことで」

志希「おあいこって……あ」

P「? 志希?」

志希「……ごめん、今ちょっと顔見せらんない」

P「ど、どうしたんだよ」


志希「(うう、下着見られた……絶対顔真っ赤だよー……)」


P「と、とりあえず! この話はなかったってことで!」

志希「うぇっ? あ、う、うん」

P「じゃあ、俺も風呂入ってくるわ!また後でな!」がちゃっ

志希「あっ、うん……」



志希「…………ぷっ」

志希「あっははは!なかったことにって、あれだけ焦ってたら言葉の意味ないよ!あはは!」

志希「あははは、ははー……」

志希「…………はぁ」


志希「(……そりゃいい匂いがするわけだよねー。あんな、あり得ないくらいにいい人なんだもん)」

志希「(仕事でも、見る目がある人には誰にでも好かれてるもんなぁ)」

志希「(……あれが、あたしのプロデューサーなんだ)」

志希「(他でもない。あたしの、プロデューサー)」

志希「……ふふ。あたしの、だって。いい響きだなー♪」

志希「……はー」

志希「(そう考えたら、なんか独占欲湧いてきちゃったなぁ……)」





志希「(……休んでるプロデューサーには申し訳ないけど)」


志希「(どうせやるなら、徹底的にあたしのものにしなきゃ、だよね……♪)」


ちょっと短いかもですが、本日ここまで
割とレスポンスあって嬉しいのは秘密
もっと志希にゃん流行れ


あ、Pさんのタマはまだ平気です
画像先輩ありがとうございます。志希にゃん大好きです



ーー
ーーー


P「風呂上がったぞ……うわっ」


がばっ


志希「おっかえりー!んー、ハスハスー♪」

P「ちょ、ほんとに容赦ねえな!」

志希「はふー。プロデューサー分の補給♪」

P「プロデューサー分って何だ……」

志希「……キミって、ほんとにいい匂いがする」

P「し、志希……?」


志希「……んふ♪ 帰ってくるのが遅いから我慢出来なかっただけ!」

P「そ、そうか……?」

志希「そうだよー。寝るときもハスハスさせてね♪」

P「えっ、一緒に寝るの?」

志希「え?」

P「え?」


ーーー


P「……で、本当に一緒に寝ることになるとは」

志希「お母様からも許可もらったよー♪」

志希「(むしろもっとやれー、って言われたのは黙っておこう)」

P「頼むから今回だけにしてくれよ……?」

志希「うーん、癖になっちゃったら毎日お願いしちゃうかも?」

P「やっぱお前違う部屋で寝ろ」ぐい

志希「にゃああ、冗談だからああー!」


P「はぁ……布団敷くのだって面倒なんだぞ」

志希「って言いながらも隣に敷いてくれるあたりに優しさを感じるよね♪」

P「うるせえ。ほら寝るぞ」

志希「はーい♪」ごそごそ

P「電気消すぞー……」


ぱちっ


ーーー
ーー



志希「……ん」ぱち


志希「んんっ……ふぁぁあ」

志希「……朝だ。プロデューサーがいない」

志希「くんくん……まだ匂いが飛んでない。起きてすぐかな」

志希「どこにいるのかにゃー……」てこてこ


がちゃ ばたん


ーーー


かたかたかた
かちかち


P「んー……来春のイベントはこんなもんか」

P「あとはレッスン……とりあえず組んでみて……」


がしっ


P「っい!?」

志希「……何してんのプロデューサー」

P「な、何って。とりあえず来年の予定の仮組を」


むにぃぃ


P「……あいひへんおひひ(何してんの志希)」

志希「何って、プロデューサーのほっぺ摘まんでるの」

P「ほえあははうへお(それは分かるけど)」

志希「キミは何しに実家に帰ってきたのさ?」

P「……あー」

志希「やっと分かったか。ほれ」


ぱっ


P「いてて。いや、なんか落ち着かなくてさ」

志希「だからってお仕事とか許さないから……むぎゅー」

P「あ、あはは……」

P「(……背中の柔らかいお山のせいでスケジュールどころじゃなくなったんだけど)」

志希「……あ、これすっごいハスハスできる」はすはす

P「(更にスケジュールどころじゃないけど)」


志希「じゃあ、そうだなあ」

P「ん?どうかしたか?」

志希「ねえプロデューサー、残り二日さ、あたしと一緒に遊ぼ?」

P「志希と遊ぶ?」

志希「そー。他でもない、キミのお休みなんだからさ」

志希「ぶっちゃけ、お休みをアイドルと遊んで過ごせるって、相当役得じゃなーい?」

P「それはそうだな……でも、志希の休みでもあるんだけど」

志希「あたしはキミの匂いがハスハス出来ればいいのー♪」はすはす

P「ちょ、急に首筋やめろ、くすぐったい」


P「うーん……まぁ、休みなんだしなあ」

志希「そうそう。惰性に身を任せてー♪」

P「じゃあ志希、明日は寒い中散歩でもしないか」

P「この辺、冬になると面白いんだ。夜になれば星とかも見えるし」

志希「お散歩……面白そう!」

志希「でも、なんで明日なの?」

P「そりゃ、志希も連れていくんだったらちゃんとしたプランも立てたいし」

P「今日は留守番任せられてるしな……時間はあるんだから」

志希「(あっ、お留守番忘れてた」

P「声に出てるぞ」


志希「そっかー、今あたしたちしかこの家にいないんだったっけ……」

P「そうだぞー。あの二人、今何してんだろうなー」ごろん

志希「(……声に出して言わなきゃ、変に意識しなかったのかにゃー?)」

P「ま、適当にプラン考えながらごろごろするかー……」

志希「ん、そだね。……あたしこの辺詳しくないけどね」ごろん

P「……俺の隣はもう定位置ですか」

志希「いい匂い♪」はすはす

P「そーですかー……」


今日はここまで
さっきガチャ引いたらシンデレラ蘭子ちゃん出ました
でも俺は志希にゃんが欲しいんだ

ではまた明日。ありがとうございました


志希「ねーねー」もぞもぞ

P「何だー。あとあんまりくっつかないで」

志希「やだー。あたしのプロデューサーになって、どう思った?」

P「どうって?」

志希「こいつこんなヤツなんだなーとか、こういうことをするんだなーとか」

P「匂いフェチ」

志希「身も蓋もねえー!」

P「でも」


P「今までにも何人かプロデュースしてきたけど、志希ほどの変わり者はいなかったな」

P「うん、志希のプロデュースは楽しいよ。すごく」

志希「んふふ。実際に言われるとくすぐったいにゃー♪」

P「だろうな。恥ずかしいこと言ってる自覚あるもん」

志希「にゃーにゃー!」ぺちぺち

P「ハハハこやつめ。いや地味に痛いんだけど」


スマホがなんかおかしいです
これから更新中いなくなるかもだけど気にしないで


☆翌日☆



志希「プロデューサー、早くいこー!」

P「ちょっと待ってくれ、持つものもあるんだし……」

志希「もー、昨日からどれだけ楽しみにしてたと思ってるのー!」

P「んなこと言われても……っよし、オッケーだ」

志希「よっしゃー!それじゃあっ」

P「おう、出発だ!」

志希「ひゃっほー!」


志希「それでそれで?今日はどこ行くの?」

P「とりあえず、俺があそこはよかったなーって思うところに行ってみるよ」

志希「つまりそれノープランじゃん。あーでも、キミってあんまりかっこつけるタイプじゃないからねー」

P「うるせえ。気にくわなくてもぶつくさ言うなよな」ぶぉおん

志希「それに関しては気にしなくていいよーん♪」

志希「(どこに行こうと、キミとなら楽しいはずだもんね♪)」


P「(とりあえず、思い当たるところは全部行った)」


志希「わ、何これ?おっきい穴だねえ」

P「風穴だよ。夏でもひんやり冷たいんだと」

志希「へー……それつまり、冬は極寒ってことだよね」

P「そうだな」

志希「……」じとー

P「……なんだその目は」


志希「(田舎もなめたものじゃない。プロデューサーと、ずっと二人きり)」


志希「ねープロデューサー、あれ買ってー!」

P「お、いいぞー。俺も食うかな」

志希「キミはダメー」

P「はあっ!?」

志希「あたしがあーんしたげる♪」

P「えっ、あ、ぅえ?」

志希「慌てすぎだよ!……ふふっ」


ーーー


P「(そして、夜)」


P「次で最後かな。外寒いから準備しとけな」

志希「あーい」ごそごそ

P「最後が一番のお気に入りかなあ」

志希「ほんとに?楽しみだなー」

P「まあもう少し待ってなよ」

志希「出来るだけ急ぎ目でね!」

P「はいはい」


ぶぉおん


P「……着いた」ばたん

志希「うひ、寒ーい」

P「ほら、空見てみろ」

志希「え?……あっ」



志希「(比喩でも何でもなく、満天に星が瞬いていた)」

志希「(都会の無機質な明かりは、どこにもなくて)」

志希「(あたしを包んでいたのは、自分の吐息と、月と星と。プロデューサーの眼差し)」

志希「(小高い丘に、二人きり)」


志希「(……時間が、止まったみたい)」


P「……綺麗だよなあ、ほんとに」

志希「……うん」

P「ガキの頃、よくここでぼーっとしてて、お袋に怒鳴られたんだ。こんな遅くまで何してたんだーって」

P「でもさ、ここに来ると、こう……悩み事とかごちゃごちゃしたことが、吹っ切れる気がするんだよ」

P「それが気持ちよくてさ」

志希「……」

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