夏凜「友奈だーいすき!」 (221)

夏凜「うふふー友奈友奈ー」

風「い、いったい何が……」

東郷「どうも友奈ちゃんへの愛が爆発してしまったらしくて……」

風「あんたは爆発しないのね」

東郷「友奈ちゃんへの思いは胸に詰まっていますから」

風「どおりで」

樹「でも今日友奈さん休みなんじゃ……」

夏凜「は? 早く言いなさいよ! 帰るわ!」

風「帰るたってどうして!」

夏凜「決まってるでしょ! 友奈のとこにいくのよ!」

東郷「もう病気ですね……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1419521281

友奈「ふう、そろそろ疲れちゃったな……」

友奈「今日はみんな何してるんだろう」

ピンポーン

友奈「はーい、いまでまーす」

ユウナアアアアアアアア

友奈「ひっ」

ガチャ

夏凜「ぅあいたかったわ! 友奈!」

友奈「夏凜ちゃん!?」

夏凜「部活を休むなんて友奈らしくないわね!」

友奈「ごめんね、ちょっと準備があって……」

夏凜「準備? 一体なんの……」

夏凜「ってなにこのダンボールの数」

友奈「私、引っ越すんだ……」

夏凜「やだ! 私もついてく!」

友奈「私も連れていきたいけどそうはいかないよ」

夏凜「どこに引っ越すのよ!」

友奈「四国のほうに……」

夏凜「それは知ってるわよ! 四国しかないもの!」

友奈「もう讃州中学には通えなくなるんだ……」

夏凜「奇遇ね、私も引っ越すことに決まったわ。今」

友奈「えっ!?」

夏凜「友奈がどんなに遠くへ行こうと私はついてくわ」

友奈「うれしいけど重いよ!?」

夏凜「やだー! 友奈と離れたくないー!」

友奈「引っ越すまでまだ時間はあるからそれまで一生分思いでつくろ? ね?」

夏凜「友奈との思い出が一生分で済んでたまるか! 十生分くらい必要よ!」

友奈「じゃあ十生分でもいいから、ね?」

夏凜「そこまでいうなら仕方ないわね」

友奈「じゃあ今から遊びにいこっか」

夏凜「今から? さすが友奈ね」

友奈「どこ行きたい?」

夏凜「ラブホ!」

友奈「やっぱやめよっか」

夏凜「じゃあいいわよイネスで」

友奈「それなら大丈夫だよ」

夏凜「ほら、さっさといくわよ」

友奈「う、うん」

夏凜「友奈にオススメのジェラートがあるの! 醤油味のジェラートなんだけどね」

友奈「うん、夏凜ちゃんのオススメならきっと私も好きだよ」

夏凜「私は友奈が好きよ!」

友奈「ありがとう、私も夏凜ちゃんのこと好きだよ」

夏凜「私たち相思相愛ね! じゃあ」

友奈「ラブホテルは私たちにはまだ早いからいかないからね」

夏凜「うち、今日私一人なの」

友奈「突っ込みにくいけど、いつもだよね?」

夏凜「ほらほら早く!」

友奈「急がなくてもイネスはいなくならないよ、夏凜ちゃん」

夏凜「急がないと友奈がいなくなっちゃうでしょ」

友奈「あっ、そっか」

夏凜「まったくおっちょこちょいなゆーうなっ」

友奈「う、うん」

夏凜「はい! オススメの醤油ジェラートよ!」

友奈「ありがとう……って一つだけ?」

夏凜「半分こしましょう!」

友奈「あ、うん。いいよ」

夏凜「もちろん口移しで!」

友奈「私自分の買ってくるね」

夏凜「口移しはあきらめるから半分こしましょうよおおお」

最終回待機

テメー続きはまだか!?

>>14
おうもうちょい待ってくれや
今日中には更新するから

友奈「おいしいね、夏凜ちゃん」

夏凜「友奈と一緒ならなんでもおいしいわ!」

友奈「ありがとう夏凜ちゃん」

夏凜「ジェラートから感じる友奈の味が……」

友奈「私もうお腹いっぱいだからいいや」

夏凜「ごめん」

友奈「夏凜ちゃんってそんなに……そんなんだったっけ?」

夏凜「私はいつだって完成型勇者としての自覚を持っているわよ!」

友奈「そうなんだ」

夏凜「お腹もいっぱいになったことだし次の場所へいくわよ」

友奈「次はどこにいくの?」

夏凜「ラブから始まってルで終わるところよ!」

友奈「ラブラドール?」

夏凜「むしろどこにあるのよそれ」

部室

東郷「私が思うに、夏凜ちゃんはリバウンド中なんです」

風「夏凜ダイエットなんてしてたの?」

東郷「ダイエットではなく」

東郷「夏凜ちゃんは元々友奈ちゃんが好きだったんです」

風「まあ、みたらわかるわ」

東郷「それがあの最後の戦いのあとしばらく会えなくなってしまって」

東郷「その時に積もり積もった愛が」

東郷「友奈ちゃんの退院とともに爆発し」

東郷「あの痛かわいい感じの夏凜ちゃんになってしまったんです」

風「よくわかんないけど、なんの問題もなさそうでよかったわ」

ゲームセンター

夏凜「ホッケーで勝負よ! 友奈!」

友奈「うん、負けないよ!」

夏凜「いやっほおおおおおおおう!」

友奈(夏凜ちゃん楽しそうでよかったな)

夏凜「いぇっひぇえええええええ!」

友奈(入部当初はこんなに心を開いてくれるなんて思ってなかったけど)

夏凜「はらっごおおおおおおおう!」

友奈(夏凜ちゃんと仲良くなれてうれしいな)

夏凜「ちゃとおおおおおおおおお!」

友奈「夏凜ちゃんちょっと周りに迷惑がかかるかな」

夏凜「これが騒がずにやってられるかっての!」

友奈「夏凜ちゃん、一緒にプリクラとろっか」

夏凜「プリクラ? プリパラみたいなもん?」

友奈「プリパラは知ってるんだ……」

夏凜「私のアイドルランクはせんばつアイドルよ!」

友奈「あ、そう」

友奈「プリクラっていうのはね、友達同士や恋人同士で写真をとったりするんだよ」

夏凜「恋人!!!」

友奈「友達同士とか……」

夏凜「恋人同士で写真を撮るものなのね!」

友奈「う、うん」

夏凜「私たちのラブラブパワー、見せつけてやるわ!」

友奈「誰に見せつけるんだろう……」

友奈「これをこうして……」

夏凜「プリパラにも写真を撮る機能があるわ!」

友奈「私はアイドルマスター派かな」

夏凜「王道ね」

友奈「うん、ロボットアニメは大体好きだよ」

夏凜「ゼノグラシア!?」

友奈「夏凜ちゃん、ポーズとって! ポーズ!」

夏凜「えっ? こ、こう?」テンチマトウノカマエ

友奈「私は勇者になる!」ポーズ!

カシャッ

友奈「夏凜ちゃん、もう一枚だよ!」

夏凜「ええいもうどうにでもなれ!」

チュッ

夏凜「きゃっはー! ついにやっちゃったわ!」

友奈「夏凜ちゃん……ダイタンだね」

夏凜「ちょっとやりすぎたかしら……」

友奈「大丈夫だよ、嫌じゃ、なかったから……」

夏凜「ゆ、ゆうなああああああ! わたしたち愛し合ってるのねえええええ!」

友奈「それはそれ、これはこれ」

夏凜「友奈のくせにガードが堅いわね……」

友奈「もう暗くなってきたね」

夏凜「じゃあ今日はホテルに泊まりましょっか!」

友奈「久しぶりに夏凜ちゃんの家にお泊まりしたいな」

夏凜「友奈ならいつでもウェルカモオオオオオオン!」

東郷「はっ! 友奈ちゃんの貞操が危ないような気がする!」

夏凜家

夏凜「さて、今友奈はお風呂に入っています」

夏凜「私のとるべき行動はたった一つ」

夏凜「たった一つのシンプルな答え……」

夏凜「友奈! 背中流してあげるわ!」スッポンポーン

ガチャッ

夏凜「鍵、かかってる……」

夏凜「そんなに拒まれるなんて……」

夏凜「友奈は私のこと好きじゃないのかな……」

夏凜「グスッ」

友奈「いいお湯だったよ、夏凜ちゃん」

夏凜「そう、それならよかったわ」

夏凜「じゃ、私もお風呂行ってくる」

友奈「う、うん」

友奈(お風呂あがったら抱き着かれるんじゃないかと思ってたけど)

友奈(そんな素振りまったくないな)

友奈(むしろ今までの夏凜ちゃんに戻ってる)

夏凜(とりあえず友奈の入ったお湯飲み干そう)

夏凜「上がったわよー」

友奈「お疲れー、夏凜ちゃん」

友奈「勝手に台所使っちゃってごめんね」

夏凜「料理? 言ってくれれば手伝ったのに」

友奈「夏凜ちゃんには私の手料理食べてもらいたいんだ」

夏凜「フォ!」

友奈「何今の声!?」

夏凜「ちょっと驚いただけよ」

夏凜(もう結婚してるのかしら私たち!)

友奈「そ、そっか」

友奈「夏凜ちゃんはちょっと休んで待っててね」

夏凜(友奈が奥さんなら私は夫よね。夫らしくしなきゃ……)

夏凜「お、おう! 待ってるぞい!」

友奈「ぞい?」

夏凜(夫婦ってあれよね? 夜の営みがなんとか……)

夏凜(どういうことをするのかはわからないけど)

夏凜(私たちでも出来るのかしら)

夏凜(友奈はそういうのうとそうだし)

夏凜(東郷に聞いたらわかるのかな)

夏凜(話はかわるけど夫婦っていったら子供よね)

夏凜「友奈」

友奈「ん?」

夏凜「子供は何人ほしい」

友奈「えっ」

友奈「夏凜ちゃんとの?」

夏凜「当たり前でしょ」

夏凜「私たち夫婦なんだし」

友奈「いつの間に!?」

夏凜「あれ?」

夏凜「あっ」

夏凜(まだ入籍してなかった!)

友奈「夫婦っていったいどういう……」

夏凜「な、なんでもない! 私の勘違い!」

友奈「そっか……」

友奈(残念……)

夏凜(そういえば友奈と使おうと婚姻届け持ってたわね)

夏凜(どうせ友奈引っ越しちゃうなら当たって砕けろの精神で!)

夏凜「プロポーズよ友奈あああああああ!」

友奈「ふぇえええええ!?」

夏凜「友奈!」

友奈「はい!」

夏凜「私と結婚してください!」

友奈「えっ……」

夏凜「気持ち悪いでしょ? 同性愛なんて」

夏凜「でも、友奈にはちゃんと気持ちを伝えておきたかったから……」

友奈「うれしい!」

友奈「その言葉をずっと待ってたんだよ!」

夏凜「えっ」

夏凜「でも私の誘いさんざん断って……」

友奈「結城家には代々嫁ぐまで体を清く保たねばならない! っていう教えがあって……」

友奈「私も夏凜ちゃんとドッキングしたかったの」

夏凜「夢を見ているのかしら」

友奈「それなのに夏凜ちゃんてば結婚より前にそういうことをしようとするから……」

夏凜「そういうこと?」

友奈「ら、ラブホテルとか……」

夏凜「そういえばラブホって何をするところなの?」

友奈「知らないで言ってたの!?」

夏凜「恋人同士がいくところだって風が……」

友奈「純粋無垢な夏凜ちゃんに変なこと教えないように風先輩に言っておかなくちゃ……」

夏凜「?」

夏凜「でも、引っ越しちゃうのよね……」

友奈「うん、ここにね」

夏凜「は!?」

友奈「夏凜ちゃんの家に嫁ぐつもりだったから」

夏凜「友奈はこうなることを見越していたっていうの?」

友奈「夏凜ちゃんがプロポーズしてくれなかったら私から、と思ってたけど」

友奈「夏凜ちゃんがプロポーズしてくれてすごくうれしいよ」

夏凜「ゆ、友奈……」

夏凜「幸せにするわああああああああ!」

友奈「うん!」

友奈「うふふー夏凜夏凜ー」

風「い、いったい何が……」

東郷「どうも夏凜ちゃんへの愛が爆発してしまったらしくて……」

風「あんたは暴走しないのね」

東郷「友奈ちゃんの幸せが私の幸せですから」

風「どおりで」

樹「でも今日夏凜さん休みなんじゃ……」

友奈「え? そうなの!?」

風「守るものができたからーってバイト始めたらしいわよ」

友奈「バイト? 撮影して残さなきゃ!」

東郷「もはや病気ね……」

東郷「ところで友奈ちゃんの貞操はどうなったのかしら」

なにも考えず書いてたから読み直したら矛盾あったのでそこ埋めるわ

矛盾1

夏凜「もう讃州中には通えないんじゃなかったの?」

友奈「家事で忙しくなるかと思って」

友奈「結果的に夏凜ちゃんがバイトで忙しくなっちゃうなんて」

夏凜「勇者としてのお役目が終わったおかげで大赦からの援助が切れちゃったから」

夏凜「仕方ないわよ」

友奈「そう思うと風先輩と樹ちゃん大丈夫なのかな……」

夏凜「うどん屋開いたらしいわよ」

友奈「そうなの!?」

夏凜「家計が苦しくなったら風のお店で食べさせてもらえるかもね」

友奈「私も働いたほうがいいかな」

夏凜「私の友奈がそんな大衆の目にさらすなんて嫌!」

友奈「夏凜ちゃん……」

友奈「ところでなんのバイトをしてるの?」

夏凜「剣道の師範よ」

友奈「バイトでできるの!?」

数か月後
老人ホーム

老婆「友奈ちゃん、これ、受け取って」

友奈「え? お金?」

友奈「う、受け取れませんよ!」

老婆「まだ式あげてないでしょう?」

友奈「まあ……」

老婆「友奈ちゃんも夏凜ちゃんもいい子だからね」

老婆「ここのみんなで資金を援助してあげようってことになったのさ」

友奈「そんな……受け取れません!」

老婆「いいのよ、どうせ用途もないし若い子のために使いたいわ」

友奈「えっと……」

風「受け取っておきなさい、友奈」

友奈「でも……」

風「これもあんたの人望よ」

道場

生徒「師範!」

夏凜「なに? かしこまっちゃって」

生徒「これ、生徒一同からです」

夏凜「お金? 何のつもりよ」

生徒「結婚式をあげてもらいたくて」

夏凜「え?」

生徒「こんな道場で師範のバイトをするほどに余裕がないなら式は挙げてないんじゃないかと思いまして」

夏凜「そうね……でも生徒からお金を受け取るわけにはいかないわ」

生徒「じゃあ、勝負して僕が師範に勝ったら受け取ってください!」

夏凜「そういうの嫌いじゃないわ」

夏凜「言っておくけど、手加減なんてしないから!」

友奈と夏凜の家

友奈「それで、負けちゃったんだ」

夏凜「教え子に越えられるっていうのはうれしいんだけどね……」

友奈「勇者部の活動でお世話になったところの人が次々と支援してくれて……」

夏凜「あんまり大規模なのはムリとしても、出来るわね、結婚式」

友奈「うん」

友奈「こんなに応援してもらっていいのかな……?」

夏凜「今までに売った恩が返されたってことでしょ」

夏凜「神樹様だって返してくれたんだから人だって返すわよ」

友奈「そっか、そうだよね」

友奈「いっぱい、人呼ぼうね」

夏凜「当たり前でしょ!」

夏凜「私の可愛い友奈の晴れ舞台よ」

夏凜「四国中に見せつけてやるんだから!」

友奈(それから数週間。無事に結婚式を挙げることができました)

東郷「友奈ちゃん……立派になって……」ホロホロ

風「ってありゃ? 樹は?」

友奈「樹ちゃんは今はアイドルだからゲストとして来てもらうことにしました」

風「樹の可愛さにかかったらあんたらから主役を奪っちゃうかもしれないよー?」

友奈「あはは、それはちょっと勘弁願いたいですね」

夏凜「あ、いた! 友奈!」

友奈「お、夏凜ちゃんタキシード似合うね」

夏凜「似合うねじゃないわよ! 友奈も早く着替えなさい!」

友奈「あっ、そうか!」

夏凜「忘れてたの!?」

夏凜「ま、そういうところが好きなんだけどね」

東郷「突然のろけるのはやめてください」

友奈「それじゃあまたあとでねー」

春信「夏凜もやっと幸せを見つけたか……」



風「だれあのおっさん」

東郷「さあ……」

園子「あ、みんな居たいたー」

風「えっと?」

東郷「乃木園子。私たちの前の勇者です」

風「これはこれは初めまして」

園子「初めまして、よろしくねー」

園子「大赦も史上初の元勇者同士の結婚だから支援するって言ってたよ」

東郷「それでこんな大きな式場なんですね」

園子「それに奇跡の歌声の異名を持つ今話題のアイドル樹ちゃんもゲスト出演するし」

園子「どうなってるんだろうねー」

風「そう、私の妹はすごいのよー」

先生「鷲尾さん、乃木さん、久しぶり」

東郷「確か小学校の……」

先生「ごめんなさいね、今まで助けることができなくて」

先生「罪滅ぼしになるとは思わないけど、今日は大赦総力を挙げて盛り上げるわ」

園子「ミノさんもいればよかったんだけどねー……」

銀「いるよー」

園子「いるの!?」

東郷「え、銀……!?」

園子「生きてたの……?」

銀「アタシもよくわからないんだけどさー」

銀「神樹様から生えてきたんだって」

東郷「訳が分かりません!」

先生「どうも三ノ輪さんの魂のようなものが神樹様の中に残っていたみたいで」

先生「気づいたら神樹様から三ノ輪さんが生えてきたのよ」

園子「よくわかんないけど本当によかった!」ダキッ

銀「まさか二人にまた会えるなんて思ってもなかったよ」

東郷「はい、私も、うれしい」

風(私どうしよう)

レオ・バーテックス「あの子たちが結婚かあ」

ヴァルゴ・バーテックス「俺たちも相手見つけなくちゃなあ」

キャンサー・バーテックス「僕らとの戦いで失った器官戻ってきてよかったね」

スコーピオン・バーテックス「予定調和というやつでしょう」

サジタリウス・バーテックス「死んじゃったはずの子も生き返ってくれてうれしい!」

司会「長らくお待たせしました。新郎新婦の入場です」

風「いやっほー! 友奈ー! きれいだぞー!」

東郷「どうかお幸せに……」

園子「友奈ちゃんなら幸せになれると思うよー」

銀「誰かよく知らないけどおめでとー!」

トロ子「おねーちゃんおめでとー!」

先生「新たな門出に乾杯!」

春信「夏凜、かっこいいぞー!」

大赦「友奈様ー! 夏凜様ー!」

夏凜「なっ、兄貴もきてるの!?」

友奈「えへへ、うれしいけどはずかしいね」

友奈「でも、夏凜ちゃんがいてくれるから平気だよ」

夏凜「ばかね、それはこっちの台詞だっての」

夏凜「あんたがいなかったらたぶん今の私はなかったわ」

夏凜「だからありがと、友奈」

友奈「お礼なんていらないよ」

友奈「私は夏凜ちゃんのこと好きだから」

夏凜「前にも同じことを聞いたわね」

友奈「なんどでもいうよ」

今更だけど四コマや特典ゲームや鷲尾キャラも出てきたんでよく知らない人は注意

にぼっしーの兄は、4コマに出てくるの?

>>59
ゲームに名前だけ

樹「じゃあ歌います!」

風「ここで樹登場!?」

東郷「式の進行はどうなっているのでしょうか……」

園子「皆笑顔! としか書いてないねー」

銀「ま、友奈らしいんじゃない? 会ったことないけど」

友奈「三好友奈! 13歳! キスします!」

夏凜「なんで宣言するの!?」

友奈「皆の前で夏凜ちゃんを独り占めしたかったから」

夏凜「逆」

夏凜「私が友奈を独り占めするのよ」キス

チュッ

園子「これは小説にせねば!!!」

東郷「今友奈ちゃんを連れて逃げたらどうなるかしら」

風「絶対やめなさいよ」

樹「~♪」

風「樹ー、立派にアイドルできてるわよー!」

東郷「アイドル……いいですね」

風「さて、私も準備しなきゃ」

東郷「結婚のですか?」

風「相手がいないわい」

風「出張! 犬吠埼うどん!」

東郷「そういえば今はうどん屋ですもんね」

風「こんなに人がいるんだもの繁盛するわよー」

銀「うどん1つー!」

風「早速はいよー!」

友奈「ん、ちゅっ」

夏凜「んん……」

東郷「いつまでキスしてるんでしょうか……」

夏凜「ぷはぁっ」

友奈「ふぅ……」

東郷「あ、離れた」

夏凜「友奈、私もう我慢できない!」

夏凜「1つになろう!」

友奈「えっ」

友奈「うん、このあとでね!」

夏凜「ひゃっほおおおおぅ!」

東郷「なんと淫らな……」

レオ・バーテックス「俺たちも1つになろうぜ!」

レオ・スタークラスター「うおお!」

レオ・スタークラスター「俺たちからのキャンドルサービスだ!」タイヨウ

ドドドドドド

風「うひゃあまた元気っぽい玉が!」

東郷「逃げた方が……」

夏凜「なあに、心配ないわ」

友奈「そうだよ、大丈夫だよ、東郷さん」

東郷「えっ?」

夏凜「私たちは」

友奈「勇者だから!」

友奈「それに夏凜ちゃんと一緒だしね」

夏凜「もう、友奈ったら」

東郷「この二人は太陽よりも熱いわね」


何かネタが思い付いたらもうちょっとだけ続くんじゃ

なんか希望があったら書くんでネタくれ

じゃあ、エロ

>>70
エロとか真顔になるから勘弁

じゃあ友奈監禁

>>1を苛めんなって

実は友奈が好きだった東郷さんと
実は夏凜が好きだった風先輩の支え合いを所望

>>72
いいね

>>73
監禁とあわせるか
ついでにエロもいれるか

日が変わるくらいには書く

友奈「結婚から式までの間いろいろなことがあったね」

夏凜「あんまり思い出したくないけど」

友奈「そうだね……」

友奈「今日を最後に忘れちゃおっか」

夏凜「今日も思い出さなくていいっての」

友奈「あはは」

友奈(あれは、夏凜ちゃんが私にプロポーズしてくれた日の翌日のことだった)

友奈「夏凜ちゃんと結婚することになりましたー!」

風「なにいっ!」

東郷「ずいぶん突然ですね……」

樹「おめでとうございます!」

夏凜「別に、うれしくなんてないんだからー!」

風「その割には今まで見たことないような笑顔ね……」

友奈「東郷さんの気持ちに気づいてなかったわけじゃないんだけど……ごめんね」

東郷「大丈夫よ、友奈ちゃん」

東郷「あなたが幸せでいてくれるなら」

友奈「ありがとう! やっぱり東郷さんは一番の友達だよ!」

東郷「友達……ね」

友奈「うん!」

東郷「……」

翌日

夏凜「友奈は!?」

風「どうしたの慌てちゃって」

東郷「友奈ちゃんがどうかしたのですか?」

夏凜「昨日から家に帰ってなくて……電話も通じないし」

東郷「それは心配ですね」

樹「友奈さんを占ってみます!」

夏凜「お願いするわ」

東郷「警察には届けたんですか?」

夏凜「まだね! 行ってくるわ!」

樹「あっ、占いの結果を聞かずに行っちゃった……」

東郷(樹ちゃんの占いはあたるから注意しないと)

東郷家

東郷「ただいま友奈ちゃん」

友奈「ん、んんー!」

東郷「はいはい、今ガムテームをはがしてあげるからね」

友奈「ぷはっ」

友奈「東郷さん……なんでこんなこと……」

東郷「友奈ちゃんが幸せそうだったから、かな」

友奈「幸せでいてくれるなら、って言ってくれたよねっ?」

東郷「私が一年かけてもできなかったことを夏凜ちゃんは数か月でできた」

東郷「夏凜ちゃんは私の知らない友奈ちゃんの笑顔を引き出せた」

東郷「そのことに対する嫉妬、かしら」

友奈「こんなことをしても私は……夏凜ちゃんが……!」

東郷「うん、知ってる」

東郷「友奈ちゃんは一度決めたことは絶対曲げない強さを持ってるから」

友奈「じゃあどうして!」

東郷「私の、最後の思い出づくり」

東郷「友奈ちゃんのすべてを、今だけ、私に頂戴」

友奈「東郷さん!」

友奈「それ以上したら、前みたいに東郷さんを友達といえなくなっちゃうよ!」

東郷「友奈ちゃんはそんなことしない」

東郷「私は誰よりも友奈ちゃんを知ってるからそういえるわ」

東郷「私は友奈ちゃんだけを見てる」

友奈「ひっ」

東郷「安心して、今日が終われば私はもう二度と友奈ちゃんの前には現れないから」

東郷「友奈ちゃんをこの瞳に焼き付けて、友奈ちゃんを見ながら死んでいくの」

東郷「美しいと思わない?」

友奈「東郷さん、おかしいよ!」

東郷「友奈ちゃんが、私をおかしくした」

東郷「責任、とってくれるよね?」

友奈「……っ」

友奈「それで、東郷さんが元に戻ってくれるなら」

東郷「うれしい! さすが友奈ちゃん!」

東郷「こんなに素敵な友奈ちゃん」

東郷「夏凜ちゃんにとられる前に」

東郷「一生分、いや十生分くらい味わなきゃ!」

友奈「私は、東郷さんを守る」

東郷「自分の貞操を守る方を優先したほうがいいかもしれないわよ」

友奈「それでも、私は東郷さんを守る!」

東郷「さすが友奈ちゃん」

東郷「誰よりも勇者で」

東郷「誰よりもやさしい」

東郷「だから好き」

風「十中八九東郷の仕業だと思うけど」

風「東郷の気持ちは痛いほどわかる」

風「私だって夏凜を……」

風「いやいや、私まで拉致るのはさすがにね」

風「さて、私はどういう選択をするべきか……」

風「勇者部部長として、道は一つよね」

プリリリリリ

夏凜「もしもし、どうしたの?」

風『東郷の家に行きなさい』

夏凜「東郷? 友奈はそこにいるの?」

風『たぶんだけどね』

夏凜「でかしたわ! 風」

風『私を誰だと思っているのよ』

夏凜「勇者部部長はだてじゃないわね」

夏凜「礼を言うわ!」

風『その、礼はいいからさ……』

夏凜「?」

風『今度、頭をなでてくれない?』

夏凜「どうしたのよ急に、あんたらしくもない」

風『あはは、そうだよね、うん』

風『冗談よ、さっさと友奈を迎えに行きな』

夏凜「もちろんよ」

東郷「はい、あーん」

友奈「あーん」

友奈「んんー! やっぱり東郷さんの作る牡丹餅は最高だよ!」

東郷「まだまだあるからいっぱい食べてね」

友奈(もう三十個は食べてるよ……)

東郷「そろそろお腹いっぱい?」

友奈「おいしいからまだいけるよ!」

東郷「そう、お腹いっぱいになったら言ってね」

友奈「うん」

数分後

友奈「さすがにもうお腹いっぱいかなーなんて」

東郷「そうよね、もう六十個近く食べてるものね」

東郷「それじゃあさっそく」ハラパン

友奈「うごぉっ!」ゲロッ

ビチャビチャッ

東郷「うふふ、おいしそう」モグ

友奈「え? 東郷さん、そればっちいよ?」

東郷「友奈ちゃんの消化液の味がする!」

東郷「さっきまで友奈ちゃんの中にあったものが」

東郷「私の中に入ってくる!」

東郷「こんなにおいしい牡丹餅は生まれて初めて!」

友奈「と、東郷さん……?」

東郷「私、もっと友奈ちゃんを味わいたい」

東郷「友奈ちゃん」

東郷「友奈ちゃん」

友奈「ひっ」

友奈「や、やめて!」ビンタ

東郷「……」

東郷「守ってくれるんじゃ、なかったの?」

東郷「友奈ちゃんはいつまでも私の勇者だよね?」

友奈「東郷さんは間違ってるよ!」

東郷「私が間違ってる? 違うわ」

東郷「こんなに愛してるのに!」

東郷「結ばれないなんて!」

東郷「狂ってるのは、この世界だあああああああああ!」

夏凜「いいや、狂ってるのはあんたよ、東郷」

友奈「夏凜ちゃん!」

東郷「これからが本番だっていうのに……」

東郷「夏凜ちゃん、よくここに友奈ちゃんがいるとわかりましたね」

夏凜「風が教えてくれたわ」

東郷「風先輩はやっぱり勘が冴えてるのね」

夏凜「友奈を解放しなさい」

東郷「友奈ちゃん、夏凜ちゃんのこと好き?」

友奈「当たり前だよ!」

東郷「じゃあ、味わいたいよね? 好きなんだから」

友奈「え?」

東郷「ちょっと待っててね、友奈ちゃん」

東郷「今食べやすい大きさにするから」ノコギリ

友奈「東郷さん! やめて!」

夏凜「あんた、狂いすぎよ!」

SSを描くと風先輩の使い勝手の良さと樹ちゃんの使いにくさが分かった

東郷「素手で刃物を持った私に勝てるとは思ってないわね? 夏凜ちゃん」

夏凜「風や友奈が相手だったら勝てなかったかもね」

東郷「私を……私の友奈ちゃんへの愛を……見くびるな!」ダッシュ

夏凜「遅いわ」ヒラリ

東郷「かわされた!?」

夏凜「二年歩けなかった分、足腰は弱っているみたいね」

東郷(これは勝てない……)

東郷(どうすれば……はっ)

東郷「さすが夏凜ちゃん、合格です」

夏凜「は?」

友奈「え?」

東郷「私は夏凜ちゃんを試していました」

東郷「友奈ちゃんを救い、守ることができるかどうか」

東郷「これから先友奈ちゃんを任せることができるかどうか」

東郷「夏凜ちゃんなら、任せられる」

夏凜「殺気は本物だったけれど……」

東郷「演技です」

友奈「私の吐いたもの食べたのは……」

東郷「演技です」

夏凜「あんたねえ……」

友奈「なんだ! そうだったんだ!」

夏凜「信じるの!?」

友奈「てっきり騙されちゃったよ、東郷さん演技上手だね!」

東郷「それほどでもないわ、友奈ちゃん」

東郷(これでごまかせるなんてさすが友奈ちゃん)

東郷(かわいい)

友奈「っていうこともあったね」

夏凜「思い出さなくていって言ったじゃないの」

友奈「でも楽しかったよ?」

夏凜「あれを楽しいと言えるあたりあんたにはかなわないって実感するわ」

エロと監禁は終わり
まとも夏凜とアホ友奈は次やる
東郷が友奈NTRはやらない
拷問したかったけど東郷が友奈を傷つける理由が思いつかなかった

もうちょっと園子の出番を増やしてほしい

>>97
花澤だし監禁時に東郷に向かって犯罪係数300オーバーとか言わせようと思ったけどサイコパスしらなかった

タペストリー通販復活するかな?

夏凜「結婚してから友奈の様子がおかしい」

友奈「昨日の夜ね」

夏凜「うん」

友奈「一晩中夏凜ちゃんの胸をもんでたんだけど」

夏凜「何やってんの!?」

友奈「夏凜ちゃんの胸は取り外しできないんだね」

夏凜「友奈は出来るの!?」

友奈「できるわけないよ、私は普通の人間だもん」

夏凜「え、私は?」

友奈「よく言ってたよね? 完成型勇者って」

夏凜「そういやそんな時代もあったわね」

友奈「じゃあ胸の取り外しくらいできるのかと」

夏凜「どうしてそんな発想に至ったのよ……」

友奈「東郷さんは取れるよ?」

夏凜「そうなの!?」

友奈「東郷さんの話は今はいいんだよ」

友奈「夏凜ちゃんの胸の話!」

夏凜「東郷の胸の話も聞きたいんだけど」

友奈「夏凜ちゃんは私より東郷さんが大事なの!?」

夏凜「そんなわけないじゃない!」

夏凜「大好きよ、友奈」

友奈「だよねー」

夏凜(なんかめんどくさい……)

友奈「それで、夏凜ちゃんの胸なんだけどね」

夏凜「胸の話はもういいわよ!」

友奈「夏凜ちゃんの胸、かわいいのに……」

夏凜「私は友奈の胸のほうが好きよ……」

友奈「うれしい! 抱いて!」

夏凜「抱っ……!?」

部室

夏凜「というわけで最近友奈がかわいいの」

東郷「ノロケに来たなら帰ってください友奈ちゃんはいつだってかわいいです」

夏凜「それには同感だけど」

夏凜「どうして友奈がこんな感じになってるのか心当たりはない?」

東郷「どうしてもというなら代わってあげてもいいですけど」

夏凜「代わらないわよ」

東郷「もともと友奈ちゃんは人との距離が近い子なので」

東郷「別段おかしなところはないのでは?」

東郷「夏凜ちゃんは私と違って友奈ちゃんに詳しくありませんから」

東郷「おかしく感じるだけですそこ代われよ」

夏凜「東郷からの敵意が痛いわ」

東郷「かくいう私も初対面で友奈ちゃんと接吻しましたし!」

夏凜「そうなの!?」

東郷「冗談ですよ」

大橋跡地

友奈「というわけで最近夏凜ちゃんが冷たいんです」

園子「その相談を私にしにくるんだ……」

友奈「乃木さんなら落ち着いてるし! わかるかとおもって!」

園子「恋愛相談は慣れてるよー」

園子「私はラブレターだってもらったことあるんだからねー」

友奈「すごい!」

園子「そうだねー、たぶん倦怠期ってやつだね!」

友奈「聞いたことがあります!」

友奈「それで、けんたっきー? ってなんですか?」

園子「ケンタッキーはお肉だよー」

友奈「なるほど!」

部室

東郷「ひとつアドバイスをするとすれば」

東郷「なすがまま、されるがまま」

夏凜「どうしようもないってことよね……」

風「友奈がいちゃついてきたら嫌なの?」

夏凜「そんなわけないじゃない」

夏凜「ただ、たまに奇想天外な動きをするから……」

風「目には目を、奇想天外には奇想天外を」

風「っていうじゃない」

夏凜「聞いたことないわよ」

風「友奈が予想してなかったような動きをすれば」

風「友奈もひるむんじゃないかしら」

夏凜「なるほど、名案ね」

風「じゃあ夏凜、私とデートしましょう」

夏凜「えっ」

風「えってなによ」

風「知らないの? で・え・と」

夏凜「なんで私があんたなんかと!?」

風「いいじゃないたまには」

夏凜「そんなの友奈に見られたら……」

風「そしたら今度部活で使う資材の調達だとか適当なこといってごまかせばいいわ」

夏凜「グムー……」

風「それとも何ぃ? デートに自信がないのー?」

風「友奈はどんなデートでも楽しんでくれそうだけど」

風「女子力の塊とも言える私をエスコートだなんて夏凜には難しかったわよねー」

夏凜「なっ」

夏凜「い、いいわよ! やってやろうじゃない!」

風「そうこなくっちゃねー」

樹「お姉ちゃん……」

風「んで、ここは何……」

夏凜「ゲーセンよ!」

風「初デートで初っ端からくるような場所じゃないでしょ!」

夏凜「友奈とはよく行ったわよ」

風「っ」

風「デート中にほかの女の子の話をしちゃダメよ」

夏凜「それもそうね」

風「ま、百歩譲ってゲーセンは勘弁してあげるわ」

風「それで、何をするの?」

夏凜「プリパラよ!」

風「……」

夏凜「見てなさい! 私のいいねを!」

風「……」

風「それ、友奈とのデートでもやったの?」

夏凜「もちろんよ!」

風「友奈……なんて優しい子……」

夏凜「そうね、友奈は優しいわ」

風(でもまあ友奈と同じ扱いってだけでも良しとするか)

トモチケヲヨミコンデネ

風「じゃ、やり方でも教えてもらおうかしら」

夏凜「いいわよ」

夏凜「よーく目に焼き付けなさい!」

サイリウムチェーンジ

夏凜「ここで連打よおおおおおおおおおおお!」ダダダダダダダダダダダダ

風「お、おう」

風(なんでこんなんを好きなっちゃったのかしら私……)

夏凜「サイリウムチェンジの連打は両手で三本指でやると高得点を狙えるわよ」

風「ワアスゴーイ」

風(なんか面白そうなものないかねー……)

風(ん? アイカツ?)

風(確か樹が見てたわね……)

風(ぐむむ……)

夏凜「どう!? 風! 22000いいねよ!」

夏凜「ってあれ? 風?」

風「おりゃあああああああ!」アイカツ

夏凜「んなっ、アイカツ!?」

夏凜「……よし」

夏凜「風! アイカツで勝負よ!」

風「望むところだあああ!」

数分後

風「よく考えたら始めたばかりの私がかなうわけないじゃないの」

風「何よあの装備……」

夏凜「装備って何よ……コーデっていいなさい」

夏凜「私のゴスマジックは最強よ!」

風「次は負けないわよ」

夏凜「さ、次のところに向かうわよ」

風「次はどこかしら」

夏凜「ディナーよ!」

風「まだ昼なんだけど」

風「それでマクドナルドねえ……」

夏凜「にぼしよりは華やかでしょ」

風「にぼしの方があんたらしくて私は好きよ」

夏凜「そう? あんたがそう言うならいいにぼしのお店知ってるからそこに行きましょ」

風「にぼしのお店って何なのよ……」

風「ほら、エスコートしなさい」テヲツナギ

夏凜「ん、んう……」ギュッ

友奈(ケンタッキーを買いに来たら旦那が違う女とデートしてる)

友奈(えっ、風先輩!?)

友奈(これは……尾行するしか!)

友奈(東郷さんに貰った変装セットで……)

風(あちゃー、友奈に見つかったか)

風(夏凜はまだ気づいてないみたいだし)

風(ちょっとからかっちゃおーっと)

風「ねえ夏凜」

夏凜「んー?」

風「このことの責任、とってよね」

夏凜「!?」

友奈「!?」

夏凜「せ、責任ってなんの責任よ!」

風「もちろん、このお腹の子よ」

夏凜「はあ!? ちょ、何!?」

風「忘れたとは言わせない!」

夏凜「忘れたも何も……身に覚えが……」

夏凜「いや、そういえばあの時……」

風(あるんかい!)

夏凜「そうか……そういうことだったのね」

風「え、ああ、そうよ」

風「責任とってよね」

夏凜「どうしよう……友奈になんて言えば……」

風(マジ悩み顔の夏凜……たまりませんなあ)

友奈(ヘイヘイヘイ)

友奈(あんなに私に毎晩毎晩可愛い夏凜ちゃんを見せてくれてたっていうのに……)

友奈(いつの間に風先輩との子供を……)

友奈(東郷さんに……樹ちゃんに相談しよう)

友奈(なんとなく東郷さんはダメな気がする)

友奈「樹ちゃん!」

樹「友奈さん!」

樹「どうかしたんですか?」

友奈「夏凜ちゃんと風先輩に赤ちゃんが出来ちゃったの!」

樹「えええええええええ!?」

友奈「今も二人で手をつないで仲良く歩いてるし……」

友奈「私どうしよう」グスッ

樹(わ、私が頑張らないと!)

樹「赤ちゃん云々っていうのは本人が言ってたんですか?」

友奈「うん、はっきりと聞いたよ」

樹「さすがに何かの間違いじゃ……」

友奈「風先輩も夏凜ちゃんもそんな嘘をつくような人じゃないよ」

樹「それもそうですね……」

友奈「たとえ相手が風先輩でも夏凜ちゃんが取られちゃうのは……」

樹「そうですよね……お姉ちゃんにいろいろ聞いてみます」

友奈「……」

樹「友奈さん?」

友奈「大丈夫だよ、樹ちゃん」

友奈「私にいい考えがある」

樹「考え……ですか」

友奈「私は、勇者だから」

友奈「時には自らの拳で道を切り開かなくちゃ」

樹「ちなみに……どういう方法なんですか?」

友奈「大丈夫! 安心して、樹ちゃん」

友奈「夏凜ちゃんも風先輩もどっちも守るよ」

友奈「でも、二人の子には犠牲になってもらうね」

夏凜「どう? 満足した?」

風「そうねえ、50点てとこかしら」

夏凜「ずいぶん低いわね」

夏凜「私のエスコートに不満があったとでも?」

風「大ありよ」

夏凜「それにしても、風の冗談には驚いたわ」

風「普通騙されないでしょ」

夏凜「そうよね、風の下着をみたくらいで子供ができるわけないものね」

風(どんだけお子ちゃまなのかしら)

友奈「あ、いたいたー」

友奈「風せんぱーい」

風「お、友奈、夏凜借りてるわよー」

友奈「……」ハラパン

風「ごはっ!?」ドゴォ

夏凜「ちょ、友奈!? 何して」

友奈「……」ドゴッドゴッ

風「がっ」

風「げほっ!」

夏凜「やめなさい! 友奈!」

友奈「赤ちゃんが……」

友奈「赤ちゃんがいなくなればきっと」

友奈「夏凜ちゃんが私のところに戻ってきてくれるって思ったから」

友奈「ちょっとやりすぎちゃったかな」

友奈「でもこのくらいしないと赤ちゃんといえども人は死なないよね」

友奈「東郷さんを殴った時はこれ以上だったもん」

夏凜「よく東郷生きてたわね……」

夏凜「ってそんなことじゃなくて」

夏凜「あんた、自分が何したかわかってるの!?」

友奈「私と夏凜ちゃんの幸せを守った……ってところかな」

風「ぐ……がはっ……」

夏凜「ちょっと、友奈! 救急車!」

友奈「そうだね、お腹の子に罪はあっても風先輩にはないもんね」

夏凜「お腹の子って……そんなのいないのよ!」

友奈「でも確かに聞いたよ? 私」

夏凜「それは風の冗談なの!」

友奈「え……」

友奈「冗談……?」

夏凜「私が友奈意外とそんなことするもんですか!}

友奈「夏凜ちゃん!」ダキッ

友奈「ごめんね、夏凜ちゃん……ごめんね」

夏凜「大丈夫、あんたは悪くないわ」

風「忘れてんじゃないわよーあんたたちー」

翌日

友奈「夏凜ちゃん、私、出来ちゃったみたい」

夏凜「ついに私たちの子ができたのね!」

友奈「昨日風先輩にあんなことしちゃったのに……」

友奈「私がこんなに幸せでいいのかな……」

夏凜「風は自業自得だって言って笑ってたわ」

夏凜「幸せになるのに合格も不合格もないのよ」

友奈「そっか……うん」

友奈「夏凜ちゃんが隣にいてくれるなら」

友奈「きっといつまでも幸せでいられる気がする!」

夏凜「私もよ」

おかしな友奈とまとも夏凜のはずが友奈がそんなにおかしくなかったので終盤で重くした
夏凜がプリパラしてたのは俺の趣味
夏凜がゴスマジック使ってたのも俺の趣味
樹の出番が少なかったので次は多めにします

友奈「どれだけ頑張っても子供ができません」

樹「女の子同士だからじゃ……」

風「それはおかしいわね」

風「女子力足りないんじゃない?」

東郷「友奈ちゃんの女子力なら十分可能かと思うけど……」

夏凜「友奈は悪くない! きっと私が……」

樹「悪いのは性別じゃ……」

風「そうね、仕方ないわ」

風「樹を養子にしなさい」

樹「お姉ちゃん!?」

友奈「樹ちゃん、今日から私のことはママって呼んでね!」

夏凜「立派に育ててみせるわ」

樹「え、ちょっと、ええ!?」

風「かわいい妹を送り出すのは心が痛むわね……」

東郷「友奈ちゃんと夏凜ちゃんなら立派に樹ちゃんを育ててくれるに違いありません」

風「そうね、二人を信じましょう」

樹「話が見えないよ!?」

友奈「おむつ買わなきゃ!」

夏凜「哺乳瓶もね!」

樹「何歳の設定なの!?」

友奈(こうして、私たちの育児生活が始まりました)

夏凜「赤ちゃんってチョコレートだめなんだっけ?」

友奈「たまねぎもじゃない?」

樹(それは、犬です)

樹(まさかおしゃぶりを付けさせられるとは思ってもいませんでした)

樹(おかげで満開もしてないのに声を出せません)

友奈「今日のお夕飯はお刺身だよー」

夏凜「おやつにはちみつっと」

樹(それは赤ちゃんにはあげちゃダメな……)

友奈「はい、あーん」

夏凜「樹、口の周り汚れてるわよ」フキフキ

樹(これはこれで……)

友奈「ちょっと樹ちゃんには大きく切りすぎちゃったかな」

夏凜「そうね、これからは子供のことも考えなくちゃ」

樹(問題ないんですけど……)

樹「あの……」

友奈「夏凜ちゃん! 樹ちゃんが!」

夏凜「ええ、確かに聞いたわ!」

友奈「喋ったあああああ!」

夏凜「今日のことは記録しておかないと!」

樹(……)

樹(それを気に私は考えるのをやめました)

友奈「樹ちゃん、お風呂ですよー」

樹「ばぶー」

夏凜「友奈にちゃんと入れられるかしら」

友奈「あー、夏凜ちゃん今私のこと馬鹿にしたー」

夏凜「心配してるのよ」

友奈「任せて!」

友奈「夏凜ちゃんとの大事な子、危ない目にあわせるわけないよ」

夏凜「そうね、その通りだわ」

樹「ばぶー」

友奈「あ、はーい」

友奈「それじゃ、行ってくるね」チュッ

夏凜「う、うん」カァ///

友奈「どじゃーん!」

友奈「ベビーバス!」

友奈「首が座ってない赤ちゃんは慎重に……か」

友奈「首、座ってる?」

樹「ばぶー」

友奈「そっかー」

友奈「首が座ってるんなら……」

友奈「豪快に?」

夏凜「なんだかお風呂が騒がしいわね」

夏凜「友奈ー、大丈夫ー?」

夏凜「ってはあ!?」

友奈「ひゃっほおおおおおおう!」

樹「ばぶっばぶっばぶっばぶっ」

夏凜「ちょっと友奈あああああ!?」

夏凜「なんで樹の足をつかんでお湯に沈めたり引き上げたりを繰り返してるの!?」

友奈「本に書いてあったんだ」

夏凜「そうなの?」

夏凜「なら大丈夫ね」

樹(助けてくださいいいいいいいい)

友奈「ふう……楽しかったね、樹ちゃん」

樹「ば……ぶー……」

夏凜「のぼせちゃったのかしら」

友奈「冷やさなきゃ!」

夏凜「ちょうど冷凍が空っぽよ」

友奈「急ごう!」

友奈「まだちょっと濡れてるけど、拭いてる暇なんてない!」

夏凜「そうね、私が運ぶわ」

友奈「お願い! 夏凜ちゃん!」

樹(お姉ちゃん……私、もうダメかも……)

夏凜「冷凍が小さいのかしら、入らないわ」

樹(ホッ)

友奈「樹ちゃん分解してみる?」

夏凜「死んじゃない」

友奈「東郷さんの胸は取り外しが」

夏凜「その話はもういいわよ!」

樹「ばぶー!」

友奈「息を吹き返した!」

夏凜「よかった、よかった」

友奈「うん、うん!」グスッ

夏凜「友奈の泣き顔なんて見たくないって言ったけど」

夏凜「今友奈の涙を見れたことがすごくうれしいわ」

友奈「樹ちゃん寝かしつけてくるね」

夏凜「任せたわよ」

友奈「ゆう……三好友奈! 任されました!」ビシッ

樹「ばぶー」

友奈「寝かしつけるには子守唄か絵本だよね」

友奈「明日絵本買ってこなきゃ」

友奈「今日は子守唄でごめんね」

樹「ばぶー」

友奈「この歌は私の大事な友達が好きな曲なの」

友奈「三好友奈、心をこめて歌います」

友奈「古今無双!」

樹「ばぶっ」ビシッ ケイレイ

友奈「ふう……熱唱しちゃった」

樹「すぅ……すぅ……」

友奈「よく寝てる」

友奈「かわいい寝顔だなあ」

友奈「起こさないように……っと」

ギュ

友奈「ありゃ、掴まれちゃった」

友奈「しょうがないなー」

友奈「私も、寝ちゃお」

夏凜「友奈ー」

夏凜「ちゃんと寝かしつけ……」

友奈「すぅ……すぅ……」

樹「すぅ……すぅ……」

夏凜「もう、まったく」

夏凜「しょうがないわね」

夏凜「私も、寝るとしましょうか」

夏凜「おやすみなさい」

風「樹はしっかりやってるかしら」

東郷「友奈ちゃんなら大丈夫ですよ」

風「そうね」

風「それに樹も私ほどではないにしろ十分な女子力を持ってるし」

東郷「ただ……」

東郷「友奈ちゃんと夏凜ちゃんの天然が合わさったら……」

東郷「どんなことになるか……」

風「天然×天然はミラクルっていうしね」

東郷「樹ちゃん……無事でしょうか」

風「あんたがそんなこと言うと不安になってくるじゃないの」

友奈「夏凜ちゃん、押し花研究会から依頼が来ちゃって今日一日家を空けることになっちゃった」

夏凜「えっ」

夏凜「私もバイト先の道場で強化合宿があるんだけど」

友奈「どうしよう!」

夏凜「そうね……」

夏凜(いい案を思いついて友奈にもっと好かれないと……)

夏凜「私が樹を連れていくわ!」

友奈「ベビーシッターさんを雇おう!」

夏凜「そうね」

銀「ベビーシッターで来ましたー」

友奈「お願いします!」

銀「顔見知りなんでお安くしときますねー」

友奈「ありがとうございます!」

友奈(誰だろう)

銀「さーてどんな赤ちゃんかなー」

樹「ばぶー」

銀「……!?」

樹「あの、その……こんにちは」

銀「う、うん」

銀「赤ちゃん?」

樹「その、事情を説明すると長くなるんですけど……」

銀「なるほど、そういう事情か」

樹「なので、お手数をかけてすいません!」

銀「いやいや、むしろシッターしなくてすむなら楽ってもんよ」

銀「最低限のお世話はするけどね」

樹「するんですね……」

銀「っていうか君……アイドルの……」

樹「へっ!?」

樹「そういえばそうでした……」

銀「特別な事情で芸能活動を休んでるとは聞いてたけど」

銀「こんな事情とはだれも思ってないだろうね」

樹「ですよね……」

寝落ちかな?
取り敢えず乙

>>149
風呂掃除してたわ
俺今年末なんだよ

樹「三ノ輪さんは」

銀「銀でいいよ」

樹「じゃあ、銀さんは子供好きなんですか?」

銀「子供好きっていうか、弟の面倒見てたら慣れたってだけだよ」

銀「ま、子供好きだけどね!」

樹「そうなんですか」

銀「うん!」

樹「……」

銀「……」

樹(話が続かない……)

銀「そうだ、ご飯作らなきゃね」

銀「何うどんがいい?」

樹「えっ……それじゃあ……カレーうどんで」

銀「おっけー」

銀「ちょっと時間かかるかもだからゆっくりしててよ」

樹「何か手伝いましょうか?」

銀「赤ちゃんはじーっと待っててよね!」

樹「赤ちゃん……」

銀「ふふ、冗談だよ」

銀「じゃあこの家の料理道具の位置を教えてくれるかな」

樹「は、はい!」

東郷「友奈ちゃんも夏凜ちゃんも家を空けるからベビーシッターさんを雇ったそうですよ」

風「頭おかしいんじゃないのあの二人!?」

東郷「ベビーシッターさんが困惑しなければいいのですが……」

銀「ほい! いっちょ上がり!」

樹「わ、すごい! おいしそう!」

銀「おいしそう、じゃない」

銀「おいしいから! 食べてみて!」

樹「はい、いただきます!」モグ

銀「どう?」

樹「う……」

樹「うんめえにゃあああああああああ!」

銀「うぉっ!?」

銀「そんなに!?」

樹「お姉ちゃんの作る料理もどれもおいしいけれど……」

樹「このうどんは……このうどんは……」

樹「まるでお母さんが子供に作ってあげたかのような……」

樹「おふくろの味?」

銀「まだそんな歳じゃないよ!」

樹「銀さん!」

銀「ん?」

樹「私、もっと銀さんの料理が食べたいです!」

銀「お、そういってもらえると燃えるね!」

銀「よーし、作りまくっちゃうよー」

樹「お願いします!」

レス抽出して遊んだ結果

友奈 94
夏凜 84
東郷 46
風 49
樹 40
園子 8
銀 13
ラブホ 3
プリパラ 4

園子出番少ないからふやせたら増やす

友奈「樹ちゃんただいまー!」

樹「銀さんすごいです!」

銀「だろー?」

友奈「ベビーシッターさん、ありがとうございました」

銀「ん? 楽しかったし大丈夫!」

友奈「樹ちゃん、お利口さんにしてた?」

樹「うん!」

友奈「樹ちゃんが喋ったああああああああ!」

樹「あ、ばぶー」

友奈「あはは、冗談だよ」

友奈「ごめんね、無茶させて」

樹「私が赤ちゃんじゃないって気づいてたんですか?」

友奈「うん」

友奈「今日押し花研究会に言ってたって話はしたっけ?」

樹「はい」

友奈「私の押し花コレクションの中にね」

友奈「一番目立つところに樹ちゃんがくれた押し花が入ってたの」

友奈「覚えてる?」

樹「友奈さんが入院してた時の……?」

友奈「そう」

友奈「それを見たときにね、思い出したの」

友奈「樹ちゃんを」

樹「忘れられてたんですか!?」

友奈「あはは、ごめんね」

友奈「樹ちゃんは私と夏凜ちゃんの……子供だったから」

友奈「樹ちゃんは大事な勇者部の仲間だったのにね……」

友奈「夢幻に縋ってたみたい」

樹「友奈さん……」

銀「いい話? いい話なの? これ」

友奈「樹ちゃんは、今日をもって私たちの子供を卒業します!」

友奈「卒業証書授与!」

樹「ありがとうございます!」

友奈「立派に、なったね」

樹「はい!」

銀「やっべえついてけねー」

銀「最近の中学生訳わかんねー」

銀「じゃ、あたしはこれで」

友奈「うん、ありがとね!」

銀「おう! 樹も元気でなー」

樹「あの、また……遊んでくれますかっ?」

銀「およ?」

銀「もっちろん!」

樹「わあ」パア

樹「ありがとうございます!」マンメンノエミ

銀「っ!」ドキッ

銀「これ、あたしの連絡先」

銀「大体暇だから……いつでも呼んでよ」

樹「はい!」

友奈「むむっ?」

友奈「うちの娘をたぶらかすのはどこの馬の骨じゃー!」

銀「ええっ!?」

友奈(その後、樹ちゃんと銀ちゃんがお付き合いをするようになったのはまた別のお話)

夏凜「ただいまー、樹は?」

友奈「立派に育って家を出たよ」

夏凜「は!?」

3度目の完

おつ

友奈たちはいま中学生なのか
てっきり、結婚式もしてたから大人になったかと思ったわ

東郷「夏凜ちゃん、掃除がちゃんと行き届いてないわよ?」

東郷「こんな環境じゃ友奈ちゃんの健康に害をきたすわ」

夏凜「はい……すいません」

東郷「今日の夕飯は夏凜ちゃんがつくったのよね?」

夏凜「そうだけど」

東郷「こんな塩分濃度の高い食事じゃとてもじゃないけど健康的とは言えないわね」

東郷「料理もできない掃除もできない」

東郷「あなたに友奈ちゃんを幸せにできるかしら」

夏凜「……」

友奈「東郷さん! やめてよ!」

東郷「やめません」

東郷「友奈ちゃん、私が間違ったこと言ってる?」

友奈「間違ってる!」

友奈「私は夏凜ちゃんといて幸せだよ!」

>>165
歳は取らせたくない

東郷「それは夏凜ちゃんの力ではないでしょ?」

東郷「夏凜ちゃんのことを好きな友奈ちゃんの力」

友奈「うん? うん!」

東郷「友奈ちゃん、ごめんね」

東郷「今友奈ちゃんにできることは一つもないの」

東郷「いい子だから黙っててくれる?」

友奈「うん! わかった!」

東郷「で、夏凜ちゃん」

夏凜「はい」

東郷「のぼせた樹ちゃんを冷凍庫に詰めようとしたって聞いたけど本当?」

夏凜「そうよ、悪い?」

東郷「それを本気で言ってるのだとしたら私はあなたを軽蔑します」

夏凜「暑がってるんだから冷まさないとだめじゃない!」

東郷「夏凜ちゃん、お湯をわかしてくれるかしら」

夏凜「は?」

東郷「早くしなさい」

東郷「有無は言わせない」

夏凜「わ、わかったわよ」

夏凜「はい、沸騰したわよ」

東郷「ありがとう夏凜ちゃん」

バシャッ

夏凜「な!? ああああああああ熱い!!」

夏凜「熱いいいいいいいいいい!!」

友奈「東郷さん!?」

東郷「夏凜ちゃん、熱いなら冷凍されなさい」グイッ

ズルズル

ガラガラ

東郷「冷凍庫には夏凜ちゃんは大きすぎるかしら」

東郷「ふん」ゴキッ

夏凜「がァっ!?」

東郷「関節を外して収納しただけだから安心して」

東郷「これで入る大きさになった」

夏凜「がっは……」

東郷「今日はそこでおやすみなさい、夏凜ちゃん」

東郷「友奈ちゃん、今日はもう寝てください」

友奈「でも」

東郷「寝てください」

東郷「私は夏凜ちゃんが樹ちゃんにしようとした仕打ちをちゃんとその身で味わってくれるまで」

東郷「一晩中見張っておきます」

友奈「とう」

東郷「寝なさい」

東郷「次はないわ」

友奈「……おやすみなさい」ブルッ

30分後

東郷「さすがに夏凜ちゃんなんかを殺してつかまるのは嫌だから」

東郷「そろそろ出してあげないとね」

ガラガラ

東郷「夏凜ちゃん、ずいぶん冷えてるわね」

東郷「死んでるんじゃないかと不安になるくらい」

夏凜「い……きてる……わよ」

東郷「今あっためてあげるから待ってて」

東郷「お湯をわかしておいてよかったわ」

夏凜「ちょっ」

夏凜「やめ!」

ドバドバドバ

東郷(それを朝まで繰り返したら夏凜ちゃんの反応がなくなってしまって救急車で搬送されました)

東郷「軟弱ね」

東郷「そんなんじゃ友奈ちゃんは守れないわ」

友奈「東郷さん! 何を言ってるの!」

東郷「友奈ちゃん、夏凜ちゃんのことは忘れてください」

友奈「嫌だよ!」

友奈「東郷さんなんて嫌い!」

東郷「……」

東郷「……」

東郷「……」

東郷「は?」

東郷「ずっと一緒にいてくれるって言ったのは誰?」

東郷「私の牡丹餅を毎日食べたいっていってくれたのは誰?」

東郷「いつも私を支えてくれていたのは誰?」

東郷「いつも私の手を握っていたのは誰?

東郷「私をこんなにゆがめたのは誰?」

東郷「友 奈 ち ゃ ん で し ょ ?」

東郷「私決めた」

東郷「友奈ちゃん、一緒に死のう?」

東郷「切腹服毒飛び降り刺殺悩殺、なんでもいいよ」

東郷「友奈ちゃんに選ばせてあげる!」

友奈「やめてよ、私は夏凜ちゃんのところに行く」

東郷「選びなさいッ!!」

友奈「」ビクッ

東郷「選ばせてあげるんだからッ!」

東郷「人の親切をッ!」

東郷「ありがたくおもいなさいィ!」

東郷「選べッッ!」

友奈「……」

友奈「東郷さん、そこをどいて」

東郷「ね? 私友奈ちゃんの一番の大親友だよね?友奈ちゃんがそういってくれたんだよ?私はその言葉があったから1年間幸せだったの。友奈ちゃんよく言ってくれたよね?私のこと好きって。私のこと守るって。嘘じゃないよね?友奈ちゃんは嘘なんてつくような子じゃないもんね?今はきっと夏凜ちゃんにだまされてるだけなの。友奈ちゃんを本当に幸せにできるのはこの世でただ、私だけ。私はね、友奈ちゃんのことならなんでもわかるの。友奈ちゃんの考え思い全部私に伝わってくるの。これって愛だよね。運命だよね?夏凜ちゃんにはそんな力ないよね?それって夏凜ちゃんが私より友奈ちゃんを愛していないってことじゃないの?そうだよね?私間違ってる?間違ってないよね?返事をしてよ友奈ちゃん。そんなに夏凜ちゃんのほうが好きなの?私は夏凜ちゃんの持ってないものを全部持ってる自身がある。スタイルだって友奈ちゃんと過ごした時間だって愛国心だって行動力だって常識だって友奈ちゃんへの愛だって絶対絶対夏凜ちゃんなんかより上。絶対負けてない。それなのに、それなのに友奈ちゃんは夏凜ちゃんのところにいくの?私を置いて?夏凜ちゃんなんて私の下位互換でしかないのに?ちょろいのに?にぼしなのに?友奈ちゃんはにぼしと牡丹餅どっちが好きなの?牡丹餅だよね?毎日食べたいって、言ってくれたもんね?私知ってるよ、友奈ちゃんの夏凜ちゃんに対する気持ちは愛なんかじゃない。ただの同情。捨てられた子犬を見たときみたいな、道路の真ん中で死んでる野良猫を見たときみたいな、そんな同情。普通の人だったら無視するんだろうけど友奈ちゃんは優しいから、優しすぎるから自分がどうにかしなきゃって思っちゃうんだよね?夏凜ちゃんも親もいないしまともな友達もまともな生活も持っていなかったから友奈ちゃんが与えてあげようって思ったんだよね?愛情を持たぬ夏凜ちゃんにただ一人愛情を注いであげようって思ったんだよね?それだけなのに夏凜ちゃんが勝手になついて友奈ちゃんは夏凜ちゃんと結婚しなきゃいけなくなった、違う?違わないよね、私が正しいよね。友奈ちゃんは本当は私のことが好きなはずだもん。あんなつい最近出会ったばかりの女に心を奪われるほど軽い女じゃないよねええええ!?」

友奈「少なくとも、東郷さんよりはよっぽど軽い女だよ」

友奈「そこをどいてくれないのなら」

友奈「私は、勇者になる」

東郷「また、殴るの?」

東郷「友奈ちゃんの大親友の、私を?」

東郷「今回は前みたいに間違ったことなんてしてないんだよ?」

東郷「なのに? 殴るの?」

友奈「東郷さんは、間違ってる!」グーパン

バキィ!

東郷「友奈ちゃん……」

東郷「すごく痛い……」

東郷「頬だけじゃなくて、胸も……」

東郷「でも私にこんなに痛みを与えるなんてよっぽどの愛がないとできないわ。友奈ちゃんの拳には私への愛がしっかりと詰まっていた。私はそれを感じることができたww」

バキィ!

東郷「ごめんね、友奈ちゃん……」バタリ

友奈「ごめん、東郷さん」

友奈「それでも、夏凜ちゃんが無事に退院できたら」

友奈「また東郷さんの牡丹餅、食べさせてね」

医者「火傷の傷は深いものはなくすぐに治るとは思うのですが……」

医者「目へのダメージがひどく最悪両目を失明する可能性があります」

友奈「そんな……」

夏凜「大丈夫よ」

友奈「夏凜ちゃん!?」

夏凜「目が見えなくても、友奈の顔ならすぐにわかる」

夏凜「見えなくても、視えるの」

友奈「夏凜ちゃん……」

夏凜「ごめんね、友奈」

夏凜「今まで以上に迷惑をかけるかもしれない」

友奈「迷惑なんかじゃないよ」

友奈「夏凜ちゃんは、私が守る!」

夏凜「ありがとう、友奈」

数日後

友奈「夏凜ちゃん、退院おめでとう!」

夏凜「ありがと」

夏凜「東郷はどうなったの?」

友奈「うん……」

友奈「最初は精神病院に入院したんだけど」

友奈「暴れたり自分を傷つけたりして大変で」

友奈「今は全部動けないように固定して隔離されてるんだって」

夏凜「気の毒ね……」

友奈「きっとまた、みんなで笑える日がくるよ!」

夏凜「当たり前じゃない」

夏凜「そんなの疑ったことないわ!」

友奈「うん、だからいつ東郷さんが帰ってきてもいいように」

夏凜「友奈にふさわしい夫にならなくちゃね」

精神病院

東郷「足を切り刻んで」

東郷「両目をつぶして」

東郷「胸の肉を抉り取って」

東郷「指を食いちぎって」

東郷「そこまですれば友奈ちゃんも心配してくれると思ったのに」

東郷「まだ足りない」

東郷「まだ足りない」

東郷「まだ、足りないい!」

4度目の完

たびたび東郷さんが悪役になりますが決して嫌いなわけじゃないのであしからず

あと樹ちゃんは銀とくっつきましたオメデトウ

>>178は友奈が冷たく言い放つシーンのつもりだったけどツッコミみたくなった

最終章書きますわ

タイトル通り友奈と夏凜のいちゃらぶです

夏凜「友奈、肩もんであげる」

友奈「ほんと? じゃあお願いしちゃおうかなー」

夏凜「常日頃お疲れさんっ」

友奈「ふいー、生き返るー」

夏凜「変な声を出すな」ポカッ

友奈「えへへ」

友奈「気持ち良すぎてついうっかりー」

夏凜「もう、友奈ったら」

夏凜(明日は友奈との結婚記念日)

夏凜(友奈は覚えているのかしら)

夏凜(でも、友奈が覚えていようがいまいが)

夏凜(プレゼント、買わなきゃね)

夏凜(なにがいいかしら)

目は復活してる状態?

>>193
今は復活してる

夏凜「町へ出てみたはいいものの」

夏凜「どこにどんなものが売ってるのかがわからないわ」

夏凜「結婚記念日ってなにを渡せばいいのかしら」

夏凜「誰かに聞くわけにもいかないし」

夏凜「友奈が喜びそうなもの……」

夏凜「押し花……かしら」

夏凜「友奈ならきっとなにをあげても喜んでくれるだろうけど」

夏凜「どうせなら友奈が一番喜んでくれるものをあげたい」

夏凜「悔しいけど東郷の力を借りるべきかもね」

樹「あ、夏凜さん」

銀「おひさー」

夏凜「樹に銀じゃない」

銀「そんなとこで突っ立ってどうしたの」

夏凜「明日は結婚記念日なのよ」

樹「もうそんなになるんですね!」

銀「おめでたいねえ」

夏凜「結婚記念日って何をあげるものなのかしら」

樹「友奈さんが喜ぶもの……じゃないですか?」

夏凜「やっぱりそれよね……」

銀「心がこもっていればどんなものでも宝物サ」

夏凜「それも思ったけど」

夏凜「なんか、ピンとこないのよね」

銀「別にこれから先も長いんだからそんな気負わなくていいんじゃない?」

夏凜「それもそうかも」

銀「体にりぼんをまいてワタシがプレゼント!」

夏凜「それは、はい」

銀「流された!」

樹「歌とか……」

夏凜「そんなこっぱずかしいことできるか!」

夏凜「うーん……」

精神病院

夏凜「東郷ー、来たわよー」

東郷「あら、夏凜ちゃん」

東郷「久しぶりね、少し大きくなった?」

夏凜「昨日も来たじゃない」

東郷「うふふ」

夏凜「友奈って何をプレゼントしたら喜ぶかしら」

東郷「友奈ちゃん?」

東郷「何をあげても喜ぶと思うけど」

東郷「前にオオクワガタの佃煮をあげたら喜んでくれたわ」

夏凜「それ、食べたの?」

東郷「神棚にお供えしてそのまま」

夏凜「お供えになれただけよかったじゃない……」

東郷「ヒントをあげる」

東郷「夏凜ちゃんの好きなものが、友奈ちゃんの好きなものだよ」

夏凜「私の好きなもの……友奈ね!」

東郷「面会窓越しじゃなかったら殴っています」

夏凜「ごめんなさい」

夏凜「私の好きなもの……」

夏凜「うどんと煮干しと友奈以外に何が好きなんだろう……」

風「やっほー夏凜辛気臭いわね」

夏凜「風」

風「樹に話は聞いたわ」

風「私の女子力にかかればプレゼントなんてちょちょいのちょいよ」

夏凜「珍しく頼もしいわね」

風「珍しいねって何よ」

風「いい?」

風「ゴニョゴニョゴニョ」

夏凜「なるほど……」

夏凜「そんなんで友奈が喜んでくれるとは思えないのだけど」

風「そこから先はあんた次第よ」

風「夏凜次第でプレゼントはゴミにも家宝にもなるわ」

風「ま、せいぜいがんばりなさい」

園子「ヘイ夏凜ちゃん」

夏凜「園子」

園子「大赦から事情は聞いたよー」

夏凜「なんでそんなとこまで話が伝わってんのよ」

園子「お胸が小さくて悩んでるんだって?」

夏凜「別に悩んでないわよ!」

園子「でも大赦の人たちが夏凜ちゃんの胸が小さいって……」

夏凜「やっぱり油断ならないわねあの組織!」

園子「へー、明日は結婚記念日なんだ」

夏凜「そうなのよ」

園子「ちゃんとディナーは予約した?」

夏凜「前にそれをしたら無駄遣いしないでって怒られたわ」

園子「主婦だからね……そういう面もあるよ」

夏凜「だからあまりお金のかかることはしたくないの」

園子「あんまりお金をかけないというと……」

園子「け、券? 肩たたき券とか……?」

夏凜「またそんな……でも」

夏凜「してみてもいいかも」

園子「てきとーに言ったんだけど……」

園子「おもいのほか好印象?」

夏凜「めったに友奈孝行なんてしないから……」

夏凜「でも何券にしようかしら」

園子「とにかく全力でなんでもやります券!」

夏凜「うーん、ネーミングセンスがないわね」

夏凜「こんなに苦労するなんてね」

夏凜「とんでもないわねプレゼントって」

園子「しかたないよ、幸せなんだからそのくらい」

園子「もし私がその立場でもよーく考えて、悩みに悩むと思うよー」

夏凜「よくよく考えると日頃のお礼の言葉だけでもよくない?」

園子「ろくでなしは、キル、ゆー」

夏凜「しょ、しょうがないでしょ慣れてないんだから!」

園子「くたばれ! ろくでなし!」

園子「さすがに冗談としても」

園子「形のあるものをあげたほうが後々思い出せるよ?」

夏凜「私が友奈とのことを忘れるわけないじゃない」

園子「この先六十年くらいあるんだよ?」

園子「どれがどの思い出かわかんなくなっちゃうでしょ」

夏凜「そういうもんなのかしら……」

園子「どんなに大事な思い出もいつ忘れちゃうかわからないからねー」

園子「わっしーみたいに」

夏凜「あいつのは仕方なかったじゃない……」

園子「無事その記憶も帰ってきたからいいんだけどねー」

夏凜「コメントしづらいけど」

夏凜「参考になったわ、早く準備しなきゃ!」ダッ

園子「がんばれー」

園子「本当になんでも券だけあげるのかな……?」

翌日

夏凜「友奈!」

友奈「どうしたの夏凜ちゃん」

友奈「顔真っ赤だよ?」

夏凜「これ、受け取って!」

友奈「花束と……全力券?」

夏凜「クチナシと、カランコエと、バラ!」

夏凜「花言葉で選んだから……」

夏凜「一つに絞り切れなかったけど……」

夏凜「そ、それとその券!」

夏凜「一枚につき一つなんでもいうこときくから!」

友奈「夏凜ちゃん落ち着いて」

夏凜「それと、その……あのっ」

夏凜「大好きよ!!!! 友奈!!!!」

友奈「っ」キュン

友奈「私も大好きいいいいいいい! 夏凜ちゃああああああん!」ギュウウウ

夏凜「ちょ、ちょっと! 一層恥ずかしいじゃないの!」

友奈「愛してる! 愛してる!」

夏凜「もう! 今更言わなくてもわかってるわよ!」

友奈「夏凜ちゃんも、言って!」

夏凜「うへぇ!?」

夏凜「わたしもその……愛してるわよ!」

友奈「大好き! 幸せ!」

夏凜(このあとめちゃくちゃセックスした)

>>206-207にメッセージを隠しますた
それだけなんだけど

エピローグ

夏凜「そういえば友奈はなんで私のことを好きになってくれたの?」

友奈「じゃあ夏凜ちゃんはどうして私を好きなの?」

夏凜「答えなんて、ないってことか」

友奈「うん、理由とか理屈じゃないんだよ」

夏凜「友奈が私を好きで、私が友奈を好き」

夏凜「それだけのことよね」

友奈「うん、大好き」

夏凜「ありがと、大好きよ」

友奈「なんかお腹減っちゃった」

夏凜「年越しうどんの出番ね!」

友奈「うん、一緒に食べよう!」

おわり

五回完結したけどさすがに終わりです

次もゆゆゆSSを書く予定なので見つけたらよろしく

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