ある生徒会の平凡な日常 (63)

安藤「…」カタカタカタ

加藤「…」ペラ

筒井「~♪」シャカシャカ

高宮「」ピコピコ

松田「…」

松田「…あの、生徒会長」

福原「ん?どうした?おはぎうまい」モグモグ

松田「今日何の為に集まったんでしたっけ…?」

福原「…」

福原「さあ?」

松田「目的わかってない!?」

松田「ふ、副会長ぉ…」

安藤「話しかけないでください。いまボス戦なんですから」カタカタ

松田「学校でネトゲ!?しかもキーボードでかよっ!!」

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松田「皆さんもっとやる気を出してください!!折角生徒会に選ばれたんですよ!?このままだと一般生徒に示しがつきません!!」

筒井「松田ちんはマジメだにゃ〜」

高宮「そーそー、会議なんかテキトーでいいの」

松田「それが先輩の言う事ですかっ!!」

松田「大体学校にゲーム機を持ち込むこと自体おかしいと思います!!生徒会長!!」

福原「いいんじゃない?私も持ってきてるし」スッ

松田「嘘でしょぉぉぉぉ」

福原「加藤、高宮、今日はココ落とすぞ」

加藤「はぁい♪」

松田「そんな…唯一まともだと思ってた加藤さんまで」ガクッ

加藤「松田ちゃん、ゲーム機くらいでどうこう言ってたら3年間やっていけないわよ?」

高宮「そーだそーだ」

松田「くっ…!」

松田「(私は…どうしてこんな生徒会に入ったんだろう)」

こんにちわ、松田と言います。生徒会執行委員の一年です。今日は皆さんに生徒会の人達のことを知ってもらいたいと思って少しだけ紹介させていただきます

福原「あーあ、何かやる気でねー」

この人は生徒会長、福原さんです。いつもダルそうにしてて手には大好物のおはぎを持っています。この人のせいで大抵の決めごとは期限ギリギリになってしまいます。こうして見ると何でこんな人が生徒会長になれたんだろうと思ったりするんですけど責任感が強くリーダーシップに長けてるんです。人間誰でも長所はあるんですねぇ

安藤「…なら寝ていてください。貴女がいると話が進みませんから」

福原「な、なんだよその言い方!まるで私が邪魔者みたいじゃないか!」

安藤「はっきり言って会議中の貴女は邪魔以外の何者でもありません」カタカタ

福原「ガーン」

このいかにも仕事の出来そうな人は副会長の安藤さんです。真面目な性格でいつ片時もマイノートパソコンを離しません。私、何度も言われるんです『口より手を動かせ』って…だけどそんな安藤さんでも実はゲームが大好きで暇さえあればオンラインゲームにかじりついています。それと、ここだけの話なんですけど安藤さんは

安藤「松田、それ以上言うとどうなるかわかっていますよね…?」

わーっ!こ、この話は聞こえていないはずじゃ…!

安藤「心の声くらい、聴こえて当然です」

お、恐ろしや…

安藤「ま、今のは冗談で本当は何となくそんな気がしただけですから」

それはそれで恐ろしいです…

加藤「まぁまぁ安藤ちゃん、松田ちゃんをイジめるのもそこまでよ?ね?」

安藤「…」スッ

加藤「よしよーし、怖かったねぇ」ナデナデ

あふぅ…このいかにも優しさの塊みたいな人は生徒会書記担当の加藤さん。いつもニコニコしていて生徒の誰からも頼られる存在です。でも、どこかボーッとしていてたまにとんでもないことを言ったりします

加藤「あらあらうふふ」

ガラガラッ

高宮「遅くなりましたー」

筒井「したー♪」シャンシャン

あ、高宮さん筒井さん。こんにちは

高宮「やぁやぁ松田ちゃん、今日も可愛いねぇ」

筒井「松田ちんは生徒会のマスコットだもんにゃー♪」シャカシャカ

この2人は会計委員の2年生です。高宮さんは元々ソフトボール部だったんですが、色々あって生徒会に移ったそうなんです。いつもいつもゲームばかりして会議には殆ど参加していません。なのに安藤さんには怒られないんです。これって贔屓ですよね?

筒井さんは音楽が大好きでいつもヘッドホンを首にかけています。最近のトレンドはミソチルだそうです

筒井「いや〜、新曲の脚音はいいねぇ。ま、私はDay after tomorrow never knowsが一番だけど」

福原「で、メンバー全員の名前は言えるようになったのか?」

筒井「えっ!?えと…さ、サクライさんに…えと…えと」

と、にわか丸出しなんです

こんなキャラの濃い生徒会ですが、何だかんだでやっていけてるので応援宜しくお願いします♪

安藤「で、貴女の紹介は?」

松田「えぇっ!?」

安藤「私達は全員やったわけですから、貴女も紹介しないと不公平でしょ?」

松田「は、はい」

松田「えっと…m「松田だ。お前達生徒会の人間はクズだと思っている。一刻も早く死ねばいいのに」

松田「か、会長!勝手なこと言わないでください!!」

福原「いや、これお前のノートなんだが…」

松田「!!!???」

安藤「松田…?」ゴゴゴ

加藤「松田ちゃん…そんな風に思ってたの?」グスッ

松田「ち、違います…!私そんなこと書いた覚えありません!!」

高宮「酷いよ!松田ちゃん!!」

筒井「がっかりだにゃー」

松田「違うんですーーーー!!!!!!」

この話は安価でお題を貰います

とりあえず安価下

松田「あの、会長の趣味って何ですか?」

福原「唐突だな…」モグモグ

松田「急に気になっちゃって…てゆーか、またおはぎ食べてるんですね」

福原「おはぎは私のソウルフードだからな」

松田「そーですか」

福原「趣味か…強いていうなら読書だな」

松田「おお、まさかの回答になんと返せば良いのやら」

福原「こう見えて文学少女だからな」ファサッ

松田「あ、マンガですか?」

福原「お前バカにしてるだろ」

福原「馬鹿なことを言うな。ちゃんとした現代文学だ」スッ

松田「あ、ほんとだ」

松田「ごめんなさい…」

福原「ん、わかってくれたみたいでよかったよかった」

松田「でも以外だなぁ。会長が文学好きだなんて」

福原「普段みんなの前では読まないからな。家にいる時が一番落ち着いて読むことができる」

松田「そうなんですか…」

松田「会長、この本今度貸してもらってもいいですか?」

福原「別に構わんが…あんこ落としたところあるから気をつけてな」

松田「おはぎ食べながら読まないでください!」

松田「安藤さんは…ゲームですよね」

安藤「なっ…!違います!ゲームだけじゃありませんから!!」

松田「じゃあ何があるって言うんですかぁ」

安藤「それは…」

安藤「り、料理」ボソッ

福原「嘘をつくな」

安藤「だって女の子の趣味がゲームなんかじゃおかしいじゃない!!」

加藤「よしよーし」ナデナデ

福原「安藤は世間体だけは気にするからなぁ」

安藤「当たり前ですっ!絶対に…絶対に口外しないでくださいね!?」

松田「は、はぁ…」

加藤「でもゲーム好きなんでしょ?何でそんなに嫌がるの?」

安藤「だって…」

安藤「私のイメージが崩れちゃうから」

3人「(何だそりゃー…)」

松田「加藤さんの趣味は何ですか?」

加藤「私?私はねー」

加藤「お花を育てたりお昼寝することかな♪」

松田「ですよねー」

福原「イメージとぴったりだな。どこかの誰かさんとは違って」チラ

安藤「貴女も人のこと言えないでしょう!」

松田「きっと大きなお庭でたくさんのお花に囲まれながらお昼寝してるんだろうなぁ…」

加藤「…」

加藤「(本当は格闘技観戦なんだけど、皆の期待を裏切っちゃいけないもんね)」

高宮「ちわー」ガラッ

筒井「にゃーす」

福原「おーす」

松田「あ!高宮さん高宮さん!」

高宮「んー?松田ちゃんどったの?」

松田「高宮さんの趣味って何ですか?」

高宮「趣味?これといってないけど…」

松田「えー」

高宮「あ、強いていうなら水を差すことかな」

筒井「それは趣味じゃないにゃー」

松田「他にないんですか?ほら、よくゲームやってるし…」

高宮「ゲームねぇ…別に趣味ってほどやってる訳じゃないし、第一ゲームが趣味って有り得ないっしょ」

安藤「」ピクッ

松田「はは、それもそうですよね」

安藤「」ピクピクッ

高宮「ま、趣味がないことは悪いことじゃないからあんま気にしないかな」

松田「そ、そうですか…」

筒井「ねーねー松田ちん!私には聞かないのー?」

松田「どーせ音楽鑑賞とかいうんでしょ」

筒井「な、何でわかったの!?」

高宮「みりゃわかるからだよ」

松田「筒井さんには聞くまでもないですよ」

筒井「ひどーい!!音楽鑑賞以外にも趣味あるもん!!」

松田「へー、じゃあ何があるんですか?」

筒井「料理とか、お裁縫とか」

松田「…」

松田「はんっ」

筒井「な、何その反応!?さては松田ちん信じてないにゃ!?」

松田「そんな、口から出任せ言っても無駄ですよ」

筒井「出任せじゃないもん!!」

高宮「松田ちゃん、カズの女子力は以外に高いんだよ?」

一同「ええっ!?」

高宮「え…?先輩達まで?」

福原「いや、どう考えても筒井の女子力が高いとは思えないのだが…」

安藤「そうは見えません」

加藤「い、意外ね〜…」

筒井「ふにゃあ…」

筒井「わかりましたよ!今度お弁当作ってきますからそれで信じてください!!」プンスカ

福原「ほぅ、よほどの自信だな」

安藤「言っておきますけど、贔屓はしませんよ」

加藤「楽しみ〜♪」

松田「てゆーか、カズって名前なんですね…」

高宮「佳寿子、だけどね」

〜後日〜

デデーン

一同「…」

筒井「どう?腕によりをかけたにゃ!」

福原「こ、これは…」

安藤「お重弁当…」

加藤「凄いわねぇ」

高宮「うん、美味い美味い」

松田「筒井さんって何者!?」

次のお題

安価下

福原「なぁ、冬休みってどう過ごす?」モグモグ

安藤「…」カタカタ

加藤「♪」ニコニコ

松田「…」

松田「いきなり何言い出すんですか…今まだ四月ですよ」

福原「いや、四月だからこそ今の内に冬休みの過ごし方を考え直すべきだと思ってな」

安藤「では、今日の議題は冬休みの過ごし方、と」カタカタ

松田「えっ!これで通すの!?」

福原「勿論だ」モグモグ

加藤「シノちゃん、口にあんこ付いてるわよ?」

福原「む、すまんな」フキフキ

福原「2年組も揃ったし始めるか」

松田「あの、何でいつも先輩達は遅れてくるんですか?」

高宮「色々あるのさ」

筒井「そーそー」

松田「…」

安藤「シノ、冬休みの過ごし方と言いますが私達はもうやる事が決まっているのでは…?」

福原「ん?何が?」

安藤「嘘…でしょ」

加藤「受験勉強よ。シノちゃん」

福原「あ、あぁ!勿論だとも!私達はそれしかすることがないからな!」

松田「…とか言ってやらないんでしょ」

福原「ギクッ」

福原「松田よ、この成績表を見て同じ事が言えるかな?」スッ

松田「どれどれ…!!」

松田「(す、凄い…!5と4しかない!会長頭良かったんだ…)」

福原「どうだ」

松田「ま、参りました」orz

安藤「勉強だけは良くできますもんね」

加藤「シノちゃんのそういうとこ羨ましいわぁ」

松田「えっ!?じゃあ安藤さんって意外と…」

安藤「そんなわけありません、私はシノの次です」

加藤「私は20番以内にはいつも入ってるかなぁ」

松田「(い、インテリだ…)」

たかつつ「」サ-…

松田「(そしてここに青ざめてるお二人が…)」

福原「で、お前達なのだが」

松田「私は普段通り過ごすつもりです。特別出かけたりする予定もないですし」

福原「うっわー…つまんねー」

松田「べ、別にいいじゃないですか!寒い時に無理して外へ出る必要はありません!」

高宮「そんじゃ、松田ちゃんのとこ遊びに行こっかなー」

松田「えっ!?」

筒井「お、いいねいいねー」

松田「ち、ちょっと…!」

福原「ふむ、松田の家で過ごすか…」

安藤「クリスマスに突撃するのもありかもしれませんね」

加藤「メリークリスマス♪って感じでね」

ワイワイガヤガヤ

松田「あの!勝手に決めないでください!!」

福原「…では、私達生徒会は冬休み松田の家で過ごすこととなった」

加藤「わ〜♪」パチパチ

松田「ええっ!?ホントなんですか!?」

安藤「貴女もOKしたでしょうに」

松田「ですけども…」

高宮「なになにー?クリスマスは男と一緒とかー?」

筒井「ひゅーひゅー」

松田「違います!」

福原「だろうな」

松田「」ガ-ン

安藤「さしずめ友達と過ごすつもりでいたのでしょう。その友達も一緒に呼べばいいじゃないですか」

松田「…はい」

加藤「(…まだあと八ヶ月もあるのに覚えてるのかなー)」

福原「ふぅ、今日の会議終了っと」ノビ-

福原「おーい、ナベ」パンパンッ

松田「なべ?」

ガラッ

渡辺「忍さん!おはぎ持ってきました!!」

福原「ん、サンキュー」

松田「だ、誰ー!?」

渡辺「あ、初めましてですね。私は渡辺、生徒会長福原忍さんの便利屋として活動しています。宜しくお願いしますね」

松田「松田です…こちらこそ」

高宮「ナベも生徒会入ればいいのにー」

渡辺「いえ、私はこうして便利屋やっている方が性に合うので」

高宮「ふーん」

渡辺「それでは」ガラッ

松田「行っちゃった…」

福原「美味い美味い」モグモグ

安藤「渡辺さんも変わった人ですね…こんな生徒会長の便利屋だなんて」

加藤「そうよねぇ…でも、シノちゃんは何かしら人を惹き付ける魅力があるのよね」

安藤「…そうですね」

松田「会長、あんこ付いてますよ」

福原「お、すまんすまん」

筒井「もーらいっ!」ヒョイッ

福原「あ!こら!!」

筒井「にゃははー、こっこまでおいでー♪」タッタッ

福原「返せー!私のおはぎー!!」タッタッ

松田「会長!筒井さんも狭い教室で走り回らないでください!!」

加藤「…」

安藤「加藤、多分シノは子供っぽいから面倒を見たくなるのだと思います」

加藤「…そんな気がするわ」

〜駅前〜

松田「金ちゃん遅いな〜」

「」オロオロ

松田「折角頑張って早起きしたのに」

「あの、スミマセン」

松田「はい、どうしました?」

「この場所教えてくれマスカ?」

松田「ここですか?えーと…」

「なるほど!わかりマシタ!」

「カムサハムニダ!(ありがとうございます!)」ペコリ

松田「(韓国語…?)いえいえ、どうも」

「でハ」タッタッ

松田「…綺麗な人だったなぁ」

「おーい!りょうこー」

松田「あ、金ちゃんおはよー」

金田「へぇー、韓国人に」スタスタ

松田「日本語は少しわかってくれてたみたいだからよかったけど、ちゃんと伝わったか不安だなぁ」スタスタ

金田「何とかなるんじゃないのー?その人が目的地に辿りつけなかったら遼子なんかに聞いたその人が悪い」

松田「何よー、私そんなに伝え下手じゃないもんー」

金田「どうかと思うねぇ。この前だって」

ーー
ーーー

「すみません、岩田さんのお宅ってどこですか?」

松田「岩田さんですか?それならこの角を真っ直ぐ…じゃなくて左に曲がったらええと西側に…って西ってどっちだっけ…」

松田「ぁぁぁぁぅぅぅ…」

金田「岩田さんならこの先です」

「あ、ありがとね…」

松田「えぇと…えぇと」ウ-ンウ-ン

金田「もう行ったよ…」
ーーー
ーー

金田「ってこともあったっけなー」

松田「あ、あれはイマイチわかってなかったから!」

金田「イマイチわかってなかったんなら教えようとするな…」

松田「えへへ」

金田「褒めてない!」

松田「あ、そうそう金ちゃん今日の英語の小テスト大丈夫?」

金田「」ピタッ

松田「金ちゃん…?」

金田「ど、どぅしょぅ…なんにもゃってなぃゃ」

松田「あらら、ご愁傷様」

金田「遼子!何とかして!!」ガシッ

松田「な、何とかしてって言っても…」

松田「あ!記号のテストにかけるとか?」

金田「運かよっ!」

〜2年の教室〜

筒井「今日編入生が来るらしいよ〜」

高宮「マジで?どっから?」

筒井「えっと…たしか外国から来たはず」

高宮「おぉ…英語わかんないんだけど、大丈夫かな」

渡辺「私もだよ…カズ、通訳お願いね」

筒井「えっ!?」

先生「はい皆席ついて〜」

先生「今日はなんとこのクラスに編入生が来るんですよ」

先生「それじゃ入っていいわよ〜」

ガラガラッ

呉「…」スタスタ

ザワザワザワザワ

呉「」スゥ

呉「アンニョンハセヨー!オ・スンファンデース!韓国から来マシター!ニッポンのこと、いろいろ勉強したいデース!よろしくおねがいするデース!」ペコリ

呉「」フンス

先生「よ、宜しくお願いしますね〜…」パチパチ

パチパチパチパチパチパチ

高宮「韓国人ときたか…盲点だったな」

渡辺「よかったー。英語じゃなくて」ホッ

高宮「お前韓国語できるのかよ…」

渡辺「無理です」

高宮「まぁでも日本語喋ってるみたいだし何とかなりそうだけどな」

渡辺「だね…それにしても」

渡辺「綺麗な人だねぇ」

高宮「バーカ、あんなの絶対弄ってるに決まってるじゃん」

渡辺「弄ってる?」

高宮「整形だよ。整形」

〜休み時間〜

ワイワイガヤガヤ

筒井「」カチコチ

筒井「(まさか、転校生と隣同士になるなんて…)」

呉「ツツイサーン、よろしくおねがいするデース!」

筒井「!!」

筒井「い、いえすいえす!」アセアセ

呉「?」

呉「ワタシ、ニホンゴ結構話せますヨー?無理しなくて大丈夫デース」

筒井「あ、はい…どうも」

高宮「ったく、クラスメイトなんだから緊張することないじゃん」

渡辺「そうだよ、カズ」

高宮「あたしは高宮和美、よろしくね」

渡辺「渡辺亮です。よろしく」

呉「タカミヤーにワタナベですネ!こちらこそよろしくデス!」

渡辺「うん!えっと…」

呉「オンニーと呼んで下サイ。仲良しのしるしデス」

渡辺「おんにー?」

高宮「オ○ニーじゃなくて?」

渡辺「こら」

呉「オンニーはお姉ちゃん。つまり姉御と言う意味デース」

3人「…」

渡辺「姉御かぁ…よろしくねスンちゃん」

筒井「スンちゃんよろしく」

高宮「あたしのことも名前で呼んでくれていいからな。スンちゃん」

呉「(そんなにオンニーって呼ぶの嫌デスか…)」

高宮「…」ジ-

呉「韓国のことはなんでも聞いて欲しいデス!」

渡辺「じゃあさじゃあさ、韓国と北朝鮮って何で仲悪いの?」

呉「そ、それは…」

高宮「…」ジ-

筒井「…スンちゃんは反日デモに参加したことがあるってホント?」

呉「デタラメ言わないで下さい!ワタシはニッポンサランヘデス!」

筒井「さらんへ…?」

呉「大好きって意味デス!」

高宮「…」ジ-

呉「あ、あの…さっきからどうしてジロジロ見てるデス?」

高宮「ふむ…鼻と顎だな」

呉「何が!?」

呉「カズは部活何やってるデスカー?」

筒井「部活は…一応生徒会」

呉「オー!生徒会!ニッポンの高校の権力デース!」

呉「生徒会のルールに従わない生徒は粛清されるデス…」ガタブル

高宮「いや、そんなんじゃないから」

渡辺「ここの生徒会はアットホームな感じで楽しそうだよ?」

呉「アットホームな職場…ぶらっくきぎょーデース!!」ガタブルガタブル

呉「やっぱりニッポンの生徒会は恐ろしいデース…」

高宮「そんなわけ無いから!あと何でその言葉を知ってる!?」

〜放課後〜

呉「という訳で生徒会室にやってきたデス」

福原「おい高宮よ、この美少女はどこの誰だ?」

高宮「編入生の呉昇桓です。韓国から来たんですよ」

福原「韓国…?」

安藤「韓国…」

呉「よろしくデース!」

福原「ふむ…どう思う」

安藤「鼻と顎、それに瞼ですね」

呉「な、何がデスか…?」

福原「何がって、弄っただろ」

呉「!!??」

呉「整形なんてやってないデス!これは自然デス!」

福原「自然ですって」

安藤「嫌味な韓国人ですねー」

呉「そ、そう言う意味じゃないデス!」

福原「じゃあ証拠を見せたまえ」

安藤「写真の1つや2つくらいあるでしょう」

呉「な、無いことはないですケド…」ゴソゴソ

加藤「あらあら、スンファンちゃんもいきなり大変ねぇ」

高宮「一目見ただけでわかるなんて…先輩、凄いです!」

加藤「そこ、尊敬するとこ?」

福原「うーむ…確かに幼い頃とあまり変わっていないな」

安藤「そうですね。弄っていないことが判明した途端イライラが増してきたのですがどうすればいいでしょうか」イライラ

福原「大丈夫だ。私もだから」イライラ

呉「わかってくれたデスか?」

福原「ああ、だが一つ」

福原「何故家族写真なのにお前はムスっとしてるんだ?」

呉「あ、それは…私写真が苦手だったのでいつもそんなムスっとした顔になってたデス」

安藤「まるで石仏ですね…」

呉「あー!それ私のあだ名デース!」

安藤「そ、そうなんですか…」

呉「石仏は小さい時によく言われてたデス」

安藤「難儀なあだ名ですね」

福原「とりあえずは済まなかったな。初対面なのに失礼なことを言った」

安藤「すみません」

呉「気にしてないデース」

ガラッ

松田「お、遅くなりました」

筒井「やーほー」

高宮「お、松田ちゃんにカズじゃん。何してたの?」

松田「掃除当番でして」

筒井「私もー」

高宮「あ、そうそう。松田ちゃんに紹介するよ」

呉「呉昇桓デース!よろしくデス!」

松田「ふぉぉ!」

松田「外国人!凄いです!」

松田「あの!サイン貰ってもいいですか!?」

呉「おやすいごよーデス」サラサラ

呉「どぞー」

松田「はわぁ…!」

松田「一生の宝物にします!!」

呉「カワイイ一年生デス。私のことはオンニーと呼んでくれていいデース」

松田「松田遼子と言います!よろしくおねがいします!オンニーさんっ!」

呉「オンニー…!こちらこそよろしくデース!」

アハハウフフ

高宮「…なんだこいつら」

呉「ところで、生徒会ってどんなことするデス?」

福原「そうだな…学校をより良くするために会議を行ったり奉仕活動に勤しんだりしているな」

呉「ふむふむ」

福原「まぁ仕事のない日は集まってゆっくりしているけどな」

加藤「ゆっくりしてる方が多いけどね~」

呉「なるほど!ほわいときぎょーデスね!」

高宮「いやだから企業じゃないって…」

福原「そんな訳で今日は私達の仕事っぷりを見学していくといい」

安藤「ソファにかけててくださいね」

加藤「お茶とコーヒーどっちにする?」

呉「じ、じゃあコーヒーで…」

松田「…」

松田「いつになく会長達がキビキビしている」

高宮「いいとこ見せたいんだろうなぁ」

筒井「ふぁ~」

呉「」ドキドキ

福原「やば、回復頼む」

安藤「さっき使ったのでもうないです。てゆーか無理に前へ出ないでください。元々攻撃主体の武器でもないのに…」

加藤「ちょっと待ってねー」

呉「…」チラ

筒井「~♪」シャンシャン

高宮「あっ…あぁ!」カチカチ

呉「…」チラ

松田「えへへ~、外国人のサイン////」

呉「…」

呉「いつになったら仕事するデス?」

福原「…とまあこれが生徒会の仕事だ」

呉「全然仕事してないデス」

福原「うっ」

安藤「仕方ありません、難敵でしたから」

加藤「よくあることよね~」

アハハハ

呉「…」

呉「どうしてこんな人達が生徒会やってるデース?」

高宮「私にもわからん」

呉「でも、私ここの生徒会が好きになったデス!」

福原「そうかそうか、それはよかった」

呉「あ、あの…だから」

福原「ん?」

呉「私も、生徒会に入れて欲しいデース」

福原「…」

福原「うむ、入会を認めよう」

呉「!!」

福原「今日からスンファンは私達生徒会の一員だ!」

呉「カムサハムニダ!カイチョー!!」ダキッ

福原「おっと…ははは」

安藤「まさかの初日で入会ですか」

加藤「変な勧誘とかに引っかからないといいけどね~♪」

高宮「スンちゃんまで生徒会入っちゃうかー」

筒井「まぁまぁ、いいんじゃないの?松田ちんがすっごく嬉しそうだし

松田「ほわぁ…!!」

高宮「…だな」

呉「ところで、カイチョーはナイチチデスね」

福原「」ガ-ン

福原「う…うぅ」

高宮「あぁ!会長の一番気にしてるところを!!」

呉「?NGワードだったデース?」

筒井「スンちゃん!周りをよく見て!!」

呉「」チラチラ

安藤「」タユン

加藤「♪」ポヨン

呉「なるほどデース」

福原「もうダメ…死のう」

松田「会長さん、希望はありますよ」ペタ-ン

安藤「では呉、貴女に役職を与えます」

呉「どんとこいデース!」

安藤「…ドゥオ、ドルル…ドルル」

高宮「く、口でドラムロール…」ピクピク

筒井「しかも出来てない…」プルプル

安藤「う、うるさい////!!」

安藤「発表します。呉昇桓、貴女は生徒会韓国支部局長に任命です」

呉「ふぉぉ!かっこいいデース!!」

高宮「なんだっそらー」

筒井「この学校韓国とつながりあるのかにゃー?」

加藤「まぁまぁ、スンちゃんも喜んでるみたいだしいいんじゃない?」

呉「明日からバリバリ働くデース!!」

安藤「では、今日出来なかった書類整理を」ドスン

呉「」

呉「や、やっぱりぶらっくきぎょーデース…」

福原「ナイチチ…」ズ-ン

松田「そんな訳で、私達生徒会はオンニーさんを含む7人で頑張ります♪」

終わり。芳文社意識して書いたらこうなった(とか言ったら怒られそうだけど…)

また書く機会があれば頑張ります。次は他の生徒も出したいかな

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