【オリジナル】安価とコンマで異世界ファンタジー その2 (1000)


僕はこの世界に生きていた

僕はこの世界に生まれ落ちていた

僕はこの世界で多くの人たちと出会った

僕はせめて…自分の価値を証明したくて

僕はせめて…自分の中の隙間を埋めようとして

僕は僕の事を好きになってもらおうとした

僕が僕の事を嫌いにならないように


誰かが僕に聞いた

『君は誰なんだい?』と

僕は応えた

『僕にもまだわからない』と


安価とコンマでオリジナルのファンタジー世界で遊ぶスレです



その1
【オリジナル】安価とコンマで異世界ファンタジー - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418555016/)



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1419421180


名前:テイシロ
性別:男性
種族:人間


魔法力:3  基礎であればちゃんと魔法が扱える
身体能力:2(1)体が弱く、原因不明の重い病気を患っている
精神力:4(異常)気弱で儚い印象を受ける


年齢は13歳
身長は152cm
王立魔法学校に通う生徒
長い金髪と色素の薄い茶の瞳を持つ
気が弱く、体の弱さも相まって消えてしまいそうな印象を受ける少年
両親は行方不明で、生死すらも不明
ゴーズオーガと人間のハーフであるバトロイド・グラトニオスに育てられる
心に歪みを抱えている
好きなものは向日葵と冷たい風
嫌いなものは熱い食べ物



【特殊能力】



『魔法』
起源五色は持たず、固有魔翌力である『太陽』を持つ
魔翌力の色は『黄色』
得意魔法は不明


『魔道具:ステッキ』
宝石がはめ込まれた不思議なステッキ
両親の残してくれた唯一の物


前スレが埋まり次第再開しようと思います

建て乙です。

ジゼット先輩やクレア先輩の個別ルートはないっぽい?


埋まったようですね
それでは再開です

折角色んなキャラが居るので色んなキャラと絡みたいですよね!!

そういえばクリスマスどうしましょうか?
この世界にクリスマスなんてないですが

なんか思いついたら書きます

クリスマスに近いイベントとかはどうですか?
パーティ位なら貴族の方が開くとか
雪ではしゃぐ人、そうでない人とか


>>4
ジゼットは勿論の事シャイナ先輩も個別ルートありますよ!!
それどころか副会長ルートも最近影が薄いバトロイドさんルートもあります


前スレ>>1000了解です
頑張ってイベント突っ込みます


>>7
うむむ、悪くないかもですね。明日書き上げて見せましょう!!(出来るとは言って無い)


こっから本編

~~~~~~~~~~~~~~~~~~


町を歩いているとよく知る二人を発見する

アリスさんとクレアさんです

このお二人が一緒に歩いていました

人と言うのはなんだか意外な関係を気付いていることが多いですね

僕が予想しないお二人が歩いていることなんて最近よく見ます

取り敢えず声をかけてみた


テイシロ「こんにちはアリスさん。クレアさんとはさっき振りですね」

クレア「あ、こんにちはテイシロ君」

アリス「な、なぁ!?な、ななななんでアンタが!!」

落ち着いた様子のクレアさんとは対照的にアリスさんはとても慌てています


テイシロ「アリスさんが貴族出身の人と一緒に居るなんて珍しい光景ですね。仲がいいんですか?」

クレア「う~ん、アリスちゃんは良く図書館に来るし私が一方的に知ってたって感じかな」

クレア「話したことも無かったけど、今日初めて私に話しかけてくれたの」

テイシロ「アリスさんからですか?尚更珍しいです」

アリス「な、何だっていいでしょ!あっちに行きなさいよ!!」

テイシロ「どんなことをしてたんですか?」

アリス「無視するな!!」

クレア「落ち着いて、アリスちゃん。いいじゃない恥ずかしい事じゃないと思うわよ」

テイシロ「どういうことですか?」

クレア「ふふふ、それはね……テイシロ君と一緒の事」

テイシロ「…ああ、成程。アリスさんも『クレアの書』を見せてもらいに来ていたんですね」

アリス「私もって……もしかして…」

テイシロ「僕も今朝、クレアさんに見せてもらいに来てたんです」


アリス「な、なんでアンタも……」

苦虫を噛み潰したような渋い顔をするアリスさん

テイシロ「なんだか僕とアリスさんて似てますね」

アリス「これっぽっちも似てないわよ!!」

クレア「うん、とってもお似合いかも」

アリス「それじゃあ意味が変わってくるでしょ!?」

アリス「はぁ…はぁ…!とっととどっかに行けぇ!!」


グイグイとアリスさんに背中を押されてしまう

貴族の先輩に魔法を教えてもらうなんて恥ずかしい事じゃないと思うのですが

…でも、アリスさんから貴族の人に話しかけたなんて今までじゃ考えられないことです
昨日の僕の言葉で、少しは意識が変わったのでしょうか?

もしそうだとしたら、とっても喜ばしい事です


テイシロ「それじゃあクレアさん、アリスさんをお願いしますね」

クレア「はい、任されました」


そうしてアリスさんとクレアさんのお二人と別れた

イベント発生
前スレ>>1000の不思議な容姿の少年と先生


そろそろ日が暮れて、家に帰ろうかと思っているときペラリア先生を見つけました

相変わらずだるだるの白衣を着て外を歩いています

学校長という立場なんですからもう少ししっかりとした恰好はできないのでしょうか?

ペラリア先生の隣には、不思議な容姿の少年が居ます

その姿は確か…教室でも見たことがあるような

お二人に声をかける


テイシロ「こんばんは、ペラリア先生」

ペラリア「ん?ああ、テイシロか。ほれレオも挨拶しな」

レオと呼ばれた少年はペラリア先生の袖に隠れて此方の様子をうかがっています

そう、この方は『レオディーノ・カルディン』さん
僕と同じクラスの人です
年齢は13歳
とても引っ込み思案でおどおどとした性格


テイシロ「こんにちは、レオさん」

レオ「…こ、こんにち…は」

挙動不審ながらも挨拶を返してくれました


テイシロ「お二人は何をしていたんですか?」

ペラリア「コイツはずっと家に引きこもりっぱなしだからね、偶には外に連れ出してやらないとカビが生えちまうのさ」

テイシロ「そういう体質なのですか?」

ペラリア「冗談さね、マジにとりなさんな」

テイシロ「先生のそれは冗談かどうか分かりづらいんですよ。その…レオさんの事ですし」


レオさんは所謂『カオス』と呼ばれる種族で色んな人間や亜人が交配しあって生まれた種族です
レオさんは確か…『フクロオオカミの獣人』と『バーバリーライオンの獣人』と『デミエルフ』と『トカゲ型の魔物』と『人間』の特徴だったでしょうか?
混ざり過ぎてバーバリーライオンの鬣ぐらいしか僕には判別できません


テイシロ「よく、一緒に居るんですか?」

ペラリア「良く一緒に居るも何もあたしが飼ってるからね」

テイシロ「か、飼うって…そういう言い方は酷くありませんか?」

ペラリア「育てているって言えば聞こえはいいかい?あんま変わんないだろう」

テイシロ「全然違いますよ」

ペラリア「はぁ~…神経質な子だね…。ま、育てているって言ってもあたしよりかはピーターの方が世話をしているさ」

テイシロ「あれ?一緒に住んでいるとかじゃないんですか?」

ペラリア「確かにコイツはあたしが拾った奴だけど、あたしは存外忙しくってね」

ペラリア「あたしの家に置いといてもしょうがないから、ピーターに世話してもらってるのさ」

ペラリア「普段はピーターと一緒に居て、たま~にあたしが相手してやるのさ」

テイシロ「なるほど」

まぁ、確かに…『カオス』の子は多くの地域で存在を否定されています
『カオス』の子だというだけで殺されかねません
なので親も生んでしまっても直ぐに殺してしまうか、育児を放棄します
だからこそ、ペラリア先生のような強大な権力を持つ人が守ってあげないと生活すらままなりません


ペラリア「ま、レオはメンドクサイ奴だけどさ仲良くしてやってくれ」

テイシロ「はい、勿論です」

テイシロ「宜しくお願いしますね、レオさん」

握手を求めて手を差し出す

レオさんはとても驚いたように僕の手を見つめます
一向に手を握ってはくれません


テイシロ「握手、お嫌いでしたか?」

レオ「……あ、あの…きみは……怖く無いの?」

テイシロ「……」


僕はその問いに……


1、『怖く無いですよ』
2、『まだ、ちょっとだけ怖いです。だからこそ、仲良くしてくれればうれしいです』
3、自由安価


安価↓2

2 を言いかけたところにナナリー先輩乱入


>>18選択:2+3


テイシロ「まだ、ちょっとだけ怖いです。だからこそ、仲良くしてくれればうれしいです」

そう言ってレオさんの手を握ろうとしたとき…

ナナリー「れ~おく~ん!!!」

レオ「…え?」

猛烈な勢いで走って来たナナリーさんがレオさんに飛びつく
そして一心不乱にレオさんの体を弄る

ナナリー「もふもふ~!レオ君は本当にいいもふもふ…」

レオ「…うわ…あ!やめ…て…」

恍惚な表情でレオさんの鬣や肉球を弄んでいる
対照的にレオさんは今にも泣きだしそうです

レオ「……ん…ん!!」

無理やりナナリーさんを引き離しどこかに走っていくレオさん
それを追いかけるナナリーさん………あ、こけました


ペラリア「……はぁ……馬鹿な子ほどかわいいというがね…3000歳の老人には少々重労働すぎやしないかね?」

ペラリア「なあテイシロ?一匹飼ってみる気はないかい?」

テイシロ「馬鹿なことを言わないで、早く探しに行ってあげてください」

ペラリア「…はぁ……やれやれ」


心底面倒くさそうに大きなため息を吐き、ゆったりとした歩調でナナリーさんとレオさんを追いかけていました

学校長とはとても大変そうなお仕事ですね
ペラリア先生の疲れた後姿を見て、とてもそう思った





夕食を終えて自室に戻る

今日は本当に色々なことがありましたね

寝る前に、何かしましょうか?



1、星を見に行く
2、バトロイドさんと話す
3、明日の弁当の準備
4、自由安価

安価↓2


>>22選択:1、星を見に行く


イベント判定
5以上で発生

直下コンマ


コンマ判定:6 イベント発生



イベント選択

1、先客
2、語り掛けてくる声
3、自由イベント

安価↓2

2


>>27選択:2、語り掛けてくる声
※メインストーリー進行



いつもの場所に星を見に行った

そこには変わらない美しい景色は無かった

雲…でしょうか?

ぴっちりと埋め立てられたように、空から光が下りてこない

星が、一つも見えませんでした

夕刻まで綺麗な晴れた空だったはずなんですが……

唐突に声が聞こえた

その声は甘く、心を撫でまわすかのような心地よい声
それでいて、脳を揺さぶる地の底から響いているかのような重苦しい声

囁くようでいて、どこからでも聞こえてくる

耳を塞いでもその声は僕を決して逃しはしない


???「……ふぅ……今の私にはこの程度が限界か」

その声は男性のようでいて女性のようでもあった

???「……忌々しい星々め、私をこんな時まで縛り上げるか」

星が見えていないのに、そんなことを声は言う

僕は……


1、勇気を出して、声の元に話しかけた
2、その正体を目を凝らして探した

安価↓2


1


>>31選択:1


勇気を出して、僕は声をかけた

テイシロ「あ、あの!」

???「…………」


何も反応が無い
かと思いきや、空を覆っていた雲が晴れて一つになっていく

黒い黒い靄が集まり、いつしか人のような形をとっていた


???「………人間…か?」

テイシロ「は、はい。テイシロと言います。……あの、アナタは誰ですか?」

???「……ふ、私か……そうだな……なんとでも呼べ。所詮力を失った存在だ」


その声は人の形をとってから、少しだけ威圧をするような重苦しさが取り払われた
話をしてくれますし、いきなり襲い掛かってくるような魔物と言うわけでもなさそうです


テイシロ「なんでもいいんですか?」

???「ああ、好きにしろと言った」

テイシロ「それじゃあ………」



この声の命名
安価↓3

サザン・ガルド


>>35選択
しまった、苗字は無しでと言うのを忘れていましたね
ここはコンマで決めましょう


コンマ判定
偶数でサザン、奇数でガルド

直下コンマ


コンマ判定:偶数 サザン
※気のせいかこういう時の偶数率って高い気がします


テイシロ「サザン…と呼ばせていただきます」

サザン「サザン?……何か意味はあるのか?」

テイシロ「いえ、何も意味は無いです」

サザン「………サザン…か。どうにも慣れぬ呼ばれ方で気持ち悪いがいいだろう」

サザン「この私を、サザンと呼ぶことを許す」

テイシロ「では、サザンさん……」



1、『アナタはどうしてここに?』
2、『アナタは何者なんですか?』
3、『星が綺麗ですね』
4、自由安価

安価↓2

4 名乗っていませんでしたね。僕はテイシロといいます、よろしくお願いします

1


>>43選択
※名乗ってますぜ旦那!!

というわけで安価↓採用>>44選択:1


テイシロ「アナタはどうしてここに?」

サザン「…どうして、か。どうもしない、偶々ここに居ただけだ」

テイシロ「そうなんですか。さっきまでは何をしていたんですか?」

サザン「自分の力を確かめていただけだ」

テイシロ「自分の力っていうと……さっきまで空を覆っていた雲の事ですか?」

サザン「…雲?なんのことだ?」

テイシロ「え、あれ?さっきまで空を覆っていた雲の事ですよ」

サザン「…ああ、そういうことか。そうだ、その雲が私だ」

テイシロ「やっぱり」


天候を操作する魔法でしょうか?
それとも雲を作り出す魔法?
はたまた雲を操る種族だったりするんでしょうか?

暗いせいかサザンさんの姿がハッキリとしません

せめてどんな種族かくらいは知りたいのですが……


サザン「……貴様は何故ここに?」

テイシロ「僕ですか?僕は星を見に来たんです」

サザン「……星を?わざわざご苦労なことだ」

テイシロ「そう言わずにサザンさんも見てみたらどうですか?今日もとてもきれいな星です」

サザン「…断る。私は星が嫌いだ」

テイシロ「珍しいですねそういう人。ここほどきれいな星が見える場所なんてめったにないんですよ?」

サザン「………好きなのか?星が」

テイシロ「そうです……ね…」



1、『好きですよ』
2、『願掛けです』
3、『友達が、好きなんです』
4、自由安価

安価↓2


>>49選択:1



テイシロ「好きですよ。そうじゃないと寝る前にわざわざ見に来たりしません」

サザン「……そうか」

そう言って、サザンさんはどこかに消える
それが幻だったかのように夜の闇に消えていった

でも、確かに感じることが出来る
まだ近くに居る


テイシロ「あ、あの!!」

誰も居ない虚空に向かって話しかける

テイシロ「また、ここで会えますか?」

サザン「………はぁ、叫んで呼んでみるんだな。気が向いたら、目の前に現れるやもしれん」

テイシロ「わかりました。それじゃあ、おやすみなさい…サザンさん」


そうして、僕は家に戻った


※9日目終了


【リザルト】


名前:テイシロ
性別:男性
種族:人間


魔法力:3  基礎であればちゃんと魔法が扱える
身体能力:2(1)体が弱く、原因不明の重い病気を患っている
精神力:4(異常)気弱で儚い印象を受ける


年齢は13歳
身長は152cm
王立魔法学校に通う生徒
長い金髪と色素の薄い茶の瞳を持つ
気が弱く、体の弱さも相まって消えてしまいそうな印象を受ける少年
両親は行方不明で、生死すらも不明
ゴーズオーガと人間のハーフであるバトロイド・グラトニオスに育てられる
心に歪みを抱えている
好きなものは向日葵と冷たい風
嫌いなものは熱い食べ物



【特殊能力】



『魔法』
起源五色は持たず、固有魔翌力である『太陽』を持つ
魔翌力の色は『黄色』
得意魔法は不明


『魔道具:ステッキ』
宝石がはめ込まれた不思議なステッキ
両親の残してくれた唯一の物


10日目開始


体調判定
1ほど悪い、9ほど良い

直下コンマ


コンマ判定:0  絶好調
※明日は確定で快調


目を覚ます

今日は実に絶好調です

なんでも上手く行く気がします

意気揚々と支度をし、登校した



1、シーラを起こしに行く
2、イベント判定

安価↓2


>>56連続所得なので最安価
安価↓1

2


>>58選択:2、イベント判定


イベント判定
5以上で発生

直下コンマ


コンマ判定:7 イベント発生


誰と遭遇した?

人物指定
安価↓2

クレア先輩


>>63選択:クレア


クレア「おはよう、テイシロ君」

テイシロ「おはようございます。なんだか最近よく会いますね」

クレア「そうかな?」

テイシロ「あれから、アリスさんとはどうでしたか?」

クレア「う~ん、多分…仲良くなれたと思うんだけど」

クレア「素直じゃないとけど、そこがまた可愛い子だね」

テイシロ「ですよね、そこがいいですよね」



クレアさんと一緒にアリスさんの事を話しながら学校に向かった


講堂に全学年の生徒が集められる

久しぶりの全校集会という奴です

朝の挨拶から始まり、王都近辺の様子が生徒会から伝えられる

そしてペラリア先生と見たことも無い人が生徒の前に立つ


ペラリア「え~、新しく教育実習生と言う形で先生を迎えました。自己紹介をお願いします」

教育実習生「はい」


はきはきとした声で壇上に立つ



教育実習生の性別
偶数で男性、奇数で女性

直下コンマ



コンマ判定:2、男性


この教育実習生の名前をお願いします
この人は人間です

安価↓2

ストーク


>>68が良い感じなので採用:ストーク


ストーク「私はこの学校の元生徒です、ずっとこの学校の教師になることに憧れていました」

ストーク「ここで、教師となるための経験を積むために暫くお世話になります」

丁寧なあいさつの後、壇上から降りる

年齢は20代後半
まだまだ爽やかな好青年といった印象です


ペラリア「ん、以上。それじゃあ解散」


適当なペラリア先生の合図で生徒が散り散りに各々のクラスに戻っていった

ストークさんは暫く、僕たちのクラスで副担任のような役割をこなすらしいです
ペラリア先生の下につくという事ですね

……とても大変そうです


ペラリア「はいはい、今日も楽しい楽しい個人授業のお時間です」

テイシロ「はい、よろしくお願いします」

ペラリア「ん、素直でよろしい」

テイシロ「質問があります」

ペラリア「ダメだ」

テイシロ「こんな時期に教育実習生なんて珍しいですね、しかも一人だけなんて」

ペラリア「無視か。……まぁ珍しいかもね、ちょっと訳ありで」

テイシロ「そうなんですか」

ペラリア「ま、気にしなさんな。それより勉強だよ、ちゃんと復習したかい?」

テイシロ「勿論です!」

ペラリア「ほーん、そんじゃあ見せてもらおうか」

テイシロ「いきますよ……」


練習の成果
5以上で成功
成長 +1
クレアの書 +1

直下コンマ


コンマ判定:8+2  成功
※魔法力が3から4に成長しました


テイシロ「どうですか!?」

ペラリア「おうおう、ちゃんと上手くなってるじゃないか」

手のひらの上に集中させた魔力を自由に変化させる
形状変化は自由にできるようになりました

つまり、魔力操作の基礎をマスターしたのです


ペラリア「よしよし、そんじゃあ次のステップに進もうかね」

テイシロ「何をするんですか!?」

ペラリア「慌てなさんな、アンタの伸ばしたい方向性をまず決めないとね」

テイシロ「伸ばしたい方向性…ですか?」

ペラリア「そうさ、あんまり色んなものに手を伸ばしてもうまくならないからね。まずはこれっていうのを選びな」



伸ばす方向性の選択


1、『身体流転』
自分の体に影響を及ぼす魔法
治癒や肉体強化。戦闘タイプは近接補助


2、『詠唱魔法』
膨大な魔力を必要とする魔法
とにかく高火力。戦闘タイプは後方火力


3、『固有魔法』
固有魔力限定の魔法
魔力の特性によって出来ることが大きく偏る
戦闘タイプは???



4、『外界変異』
自分以外に影響を及ぼす魔法
特性によって出来ることが大きく偏る
戦闘タイプは万能



安価↓1から1番先に3票を獲得した魔法タイプを伸ばす


3、『固有魔法』が3票獲得しました


というわけで今日の更新はここまでです

最近クレアさん出すぎ問題なので規制を加えます
『自由安価による人物指定』で、連続で同じキャラが選ばれた場合は安価↓か最安価とします

これでいくらか出番が平等になる…はず


それでは、また
お付き合いいただきありがとうございました


色々考えて、決めました
『個別ルート』を廃止します。この代わり、新しく『個別END』を追加しようと思います

今まで私の想定していた『個別キャライベント』をそのままにして、『個別ルート』だけがなくなります
つまりは誰かと絆以上の関係を結ぶことが出来なくなります。そこを『個別END』で補完しようと思います

『個別END』は物語終了後、その物語が終わるまでの間に絆を結んだキャラとのその後みたいな感じで描写します
複数人いた場合は安価で誰との『個別END』が見たいかを指定してもらいます

『個別END』は基本的にifです
なので色んなキャラとのENDを見ることが可能です(私も色んなキャラ書きたいですし)

これで『個別ルート』を狙っていた人も満足していただければ幸いです


キャライベント発生の基準について


クレアさんのイベントが一向に発生していない理由はタイミングが原因です
まだ、メインイベントをもう少し進めないと発生しません
つまりは急ぎ過ぎだったのです。心配しなくても大丈夫ですよ

また、サブキャラは基本的に、私がとても気にいってるキャラじゃないとメインキャラと比べて内容が薄いかもです
私の中で『こういうことはこのキャラにしてもらいたい』みたいな『役割』があるのでそこはご理解いただければ幸いです

内部ステータスで好感度の様なものもありません
なので、会話した回数でイベントが発生するとかそんなことはありません
例え2回目の登場でもタイミングがあっていればイベントが進行します

【プロフィール公開】

名前:レオディーノ・カルディン
性別:男性
種族:カオス


魔法力:4   多くの血が入り混じり、上手く扱えない
身体能力:8  非常に強靭な肉体を持つ
精神力:2   非常に不安定



年齢は13歳
身長は164cm。王立魔法学校1年
『フクロオオカミの獣人』の体と、『バーバリーライオンの獣人』の鬣と腕力と脚力
『デミエルフ』の優秀な魔法力と『トカゲ型の魔物』の再生能力と『人間』の適応力を持つ
非常に臆病な性格で自分以外の存在全てを恐れている
何に対しても自信が無く、何でも疑ってしまう悪い癖がある
幼く記憶すら定かではない頃にペラリアに拾われる
ペラリアとピーターにだけ、挙動不審にならずに接することが出来る
王都近辺の住人に恐れられてはいるが、ペラリア様のしたことだからと皆受け入れている
好きなものは甘いもの
嫌いなものは熱いものと暑い場所
最近の悩みはナナリーに追いかけられること



【特殊能力】


『種族:カオス』
異常なまでの身体能力と再生能力を持つ
魔法力も優秀な素質は秘めている


『魔法』
起源五色の内『黒』の魔力を持つ
種族固有魔力『混沌』を持つ。魔力の色は『黒』


『魔道具:綺麗な石のペンダント』
薄水色の綺麗な石のペンダント
ペラリアにもらった
握っていると心が安心する



クリスマス短編書こうとしたけどそんな時間なかった!!許してください!!

今日はクリスマスなので更新はお休みです

それでは皆さんメリークリスマスです!!

名前:サザン?
性別:??
種族:????


魔法力:??      ??????????????
身体能力:??    ?????????????????????????
精神力:10       絶対的に自分が正しいと常に信じているほど傲慢


年齢は不明
身長は180cmくらい
柔らかくなびく長い黒髪と夜色の瞳を持つ
性別の判断がつかない顔立ちであり、とても冷たい雰囲気を漂わせている
その声は聖母のように甘く、地獄の底から響いているかのような錯覚を受ける
???????????????????????
??????????????????????????????????
??????????????????
????????????????????????????????
?????????????????
?????????????????????????????????????????????
?????????????
??????????????????????????????????????????
????????????????????????????????????????
現在は??に??され、その力のほとんどを失ってしまった
?????????????????????????????????????
自信家で傍若無人な性格で力を失った今でもそのあり方は変わっていない
常に自分が作り出した『??』で体を覆っている
好きなものは自分
嫌いなものは太陽の光




【特殊能力】


『????』
???????????
???????????????
???????????????
しかし、その力の殆どを?????によって封印されている



『???』
??????????????????
しかし、その力をほとんど失っている



『???』
????????????
名を『??』
???????????????????????????
しかし、?????に没収されているため使えない


サザンのプロフィールの大量の?は仕様です

新ルート『僕だけが君を知っている/君だけが僕を知っている』ルートが解禁です
ルートへの行き方はとっても簡単です



それではそろそろ再開です


ペラリア「ふ~ん、『固有魔法』か。まぁ妥当な判断さね」

テイシロ「折角の固有魔力ですしね」

ペラリア「よし、それじゃあ授業を進めようかね……の前に」

テイシロ「前に?」

ペラリア「アンタ、魔道具は欲しくないかい?特別に作ってやってもいいよ」

テイシロ「どうしたんですか突然?」

ペラリア「いや、そのまま素手で魔法を扱ってもいいけど固有魔力持ちは専用の道具を使った方が伸びが良いからね」

テイシロ「へ~…そうなんですね…」

ペラリア「んで?欲しいかい?」

テイシロ「………」



1、『もう持っているのでいらないです』
2、『欲しい』
3、『因みにどんな魔道具なんですか?』

安価↓2


>>99選択:1


テイシロ「もう持っているのでいりません」

ペラリア「あん?アンタ魔法は素人なんじゃなかったのか?」

テイシロ「いえ、勿論素人です。でも魔道具は持ってるんです」

ペラリア「へ~、一丁前に魔道具は揃えてたのかい。ちょいと見せてくれないか?」

テイシロ「はい、構いませんよ」


そう言って、僕がいつも持ち歩いているステッキを取り出した

このステッキを実際に使える日が来るなんて思ってもみませんでした
僕も日々成長しているという事なんですね


ペラリア「…………」


ペラリア先生は僕が手渡したステッキを訝しげに見つめていた
……何かあったのでしょうか?



コンマ判定
7以上で成功
魔女 +2

直下コンマ


コンマ判定:5+2 成功


ペラリア「……アンタ、この杖どこで手に入れた?」

テイシロ「バトロイドさん…僕の親代わりの人からもらいました。なんでも僕の両親が僕に残してくれたものだそうです」

ペラリア「………なるほどね、道理で…」

テイシロ「何かが分かったんですか?」

ペラリア「コイツはというかこの『宝石』はね、あたしでも見たことない石だ」

テイシロ「そ、そうなんですか?何か解ったわけじゃないんですね…」

ペラリア「そう慌てなさんな、なんて名前かは知らないがどういうものかは分かる」

ペラリア「この石は生きている。アンタの『生命』が宿った石さ」

テイシロ「…僕の…生命?」

ペラリア「この石には少しずつ、アンタに託された『想い』が溜まっていく」

ペラリア「この石が『想いの魔力』で満たされたとき、それはもうとんでもない力を発揮するはずさ」


テイシロ「『想いの魔力』?」

ペラリア「今は分からなくともいいさ、すぐに分かるようになる」

テイシロ「は、はい……」

イマイチ納得できないが頷くことにした
僕は魔法の素人だ、ペラリア先生に口出しできるほどの知識なんてありません

きっと、そういうものなんだろう

しかし、気になることもある

テイシロ「先生、質問です」

ペラリア「なんだい?」

テイシロ「どうして先生はこの『宝石』がそういうものだってわかったんですか?」

ペラリア「勿論それはこのペラリア先生だからさ」

ペラリア「別に冗談なんかじゃないよ?その魔力に私の魔力を通して色々と理解できた」

ペラリア「その宝石は『太陽の魔力』の塊。アンタの魔力特性は『奇跡』、『希望』、『転生』、『成長』ってところだね」

テイシロ「お、おお……!!なんだかカッコイイです!」

ペラリア「他人事みたいに言って…アンタの魔力の事なんだよ?」

ペラリア「これからの固有魔法習得にも必ず必要になってくるから覚えとくんだね」

テイシロ「分かりました。ちゃんと覚えておきます」


そうして、先生の言葉を記録する

今まで判明していなかった僕の魔力『太陽』の特性
そして、僕の持つステッキの意味

分からないかったことがどんどん見えてきました
しかし、更に謎も深まりました

あのペラリア先生すら見たことのない宝石
僕の命そのものが宿った石

そんなもの、いったいどうやって僕の両親は手に入れたのでしょうか?
僕は…そして僕の両親は…一体何者なんでしょうか?



※ステッキの正体判明。これにより人と『絆』を結ぶことが出来るようになりました。『絆』を結んでいくことによって宝石に『想いの魔力』が溜まっていきます。誰と『絆』を結んだかによって終盤の展開が大きく左右されます


すっごくいいところですが調子が悪いので休憩を挟みます

体調次第ではここで更新終了になるかもしれません

取り敢えず、いったん休憩


なんという温かいお言葉(´;ω;`)
お言葉に甘えさせていただいて今日はここまでにさせてください

気分が高揚してない時に書いても面白くないし、面白いものも書けませんしね

短いですがお付き合いいただきありがとうございました


今日は調子は万全です!

そろそろ再開します!!


ペラリア「それじゃあ授業を再開するよ」

テイシロ「はい先生。質問があります」

ペラリア「質問の多い子だね、なんだい?」

テイシロ「『固有魔法』ってどんなものなんですか?授業では名前が出ただけでイマイチどういうものか分からなくって…」

ペラリア「『固有魔法』はその名前の通り、『固有魔力』の特性を生かした特別な魔法さ」

ペラリア「例えば…!」

ペラリア先生が手のひらに円を描く
そして、その手のひらを握ってもう一度開くと『木』が生えていた

ペラリア「こんな風な魔法さ。私の場合は『生命』の固有魔力でその名の通り生命を1から作り出すことが出来る」

テイシロ「す、凄い…そんなことが出来るんですね」

ペラリア「やろうと思えば人間だって作れるよ?アタシ一人で少子化問題解決さね」

はっはっは!と大きな口を開けて豪快に笑う先生
しかし、行動とは裏腹に言っていることは中々に怖いことを言っています


ペラリア「アンタにはアタシと同じ特性『成長』がある。やろうと思えばアタシと似たようなことが出来るんじゃないか?」

テイシロ「そうなんですか?」

ペラリア「多分ね」

テイシロ「僕の魔力『太陽』……どんなことが出来るんでしょうか?」

ペラリア「う~ん……難しいね…特性からして色々できそうなんだけど…取り敢えず治癒魔法からやろうか」

テイシロ「わかりました」


僕の性格にも合っているという事で、まずは治癒魔法から練習を始めた


コンマ判定
7以上で成功

クレアの書 +1
ペラリア先生 +2

直下コンマ


コンマ判定:1+3 失敗


ペラリア「……っ!!」

テイシロ「いたっ!…な、なんですか!?」

治癒魔法の練習をしているとそれを見ていたペラリア先生から殴られる
注意されたことや怒られたことはありますが、手を出されたのを初めての事で非常に困惑してしました

テイシロ「な、なにかしてしてしまったでしょうか?」

ペラリア「危ないと思ってついな、こいつを見てみな」

そういって先生が僕に手のひらの木を見せてくる
その木は、枯れかけていた

ペラリア「『過活性』って奴だね」

テイシロ「『過活性』…ですか?」

ペラリア「過剰な治癒の魔力で生体機能が活性化し、暴走を起こすのさ」

ペラリア「練習の段階でよかったね。そいつが人だったらアンタ殺してるよ」

テイシロ「は、はい」


その日は失敗の事が忘れられず一向にうまくいきませんでした
魔法習得の道程は長そうです





先生に言われたことを思い出す

僕の太陽の魔力の治癒の光はどうやら強すぎるらしい
光を浴びただけであの木は枯れてしまったようだ

先生も『10歳くらい年取っちまったよ』と冗談のようなことを言っていました
でも、冗談じゃないんですよね……

治癒の魔法の練習はできるだけ周りに何もない場所ですることにしましょう


さて、今はお昼休みです
お昼ご飯に……

ジゼット「おーい!ストーク先生がご飯奢ってくれるってさ。テイシロも行くか?」

テイシロ「え~っと…」


どうしましょうか?



1、ストーク先生たちとご飯を食べる
2、購買でパンを狩ってどこかに行く
3、他の誰かと食べる(人物明記)

安価↓2

ジゼット


>>120選択:3、ジゼット


ジゼット「え?俺と?」

ジゼット「って言っても俺はストーク先生と食べるんだけど…それでもいいか?」



1、いい
2、諦めて他の人と食べる
3、それなら購買でパンを買ってどこかに行く

安価↓2

1


>>126選択:1


テイシロ「それなら、僕も折角ですし奢られに行きましょう」

ジゼット「おし!決まりだな。特別高いのふっかけようぜ!!」

テイシロ「ほ、他の生徒も来てるんですよね?」


ストーク先生の財布に静かに黙祷をささげた
僕は、なるべく安いものを頼みましょう


食堂


今日もたくさんの人たちでにぎわっている

その場所で、いつもより賑わっている団体が一つ

ストーク先生を中心に僕のクラスの生徒半数ほどが集まっていた


『ストーク』
年齢は26歳
種族は人間。性別は男性
元王立魔法学校の学生の教育実習生

とても気が良い先生だ

会ったばかりの生徒に奢ってあげるなんて人滅多に居ないでしょう

ここの卒業生という事もあってか、皆さんとも簡単に打ち解けられているようです

一人1000円だとしても、クラス半分で大体25人?
25000円(日本的に考えて)くらいか。
先生太っ腹ですね。
安価ならした。


ストーク「そういえばこのクラスには3人も固有魔力持ちが居るとか」

ジゼット「はいはい!!俺です!!」

ストーク「えっと君の名前は……」

ジゼット「ジゼット・フルバーコスです!」

ストーク「ジゼット…よーし覚えたぞ。どんな固有魔力なんだ?」

ジゼット「魔力の名前は『星明』。魔力の色は鉛白色です」

ストーク「『星明』……星の光か………他の二人はここに居るかな?」

ジゼット「『虹』の魔力を持ってる委員長はいないけど一人いますよ!コイツです!!」

そういって隣に座っていた僕の肩を強くたたく


ストーク「へぇ!!君が噂の『太陽』の魔力を持ってるっていう!!」

テイシロ「あ、あれ?知っていらしたんですか?」

何時の間に僕の事が噂になるほど有名になっていたのでしょうか?

ストーク「そりゃあほら、ペラリア先生から聞いてね」

テイシロ「ああ、成程」

ストーク「名前を教えてくれるかい?」

テイシロ「テイシロと言います。宜しくお願いしますねストークさん」

ストーク「ああ!此方こそよろしくね!!」


そういって爽やかな笑みで応えてくれた


>>129
あんまり使うことのないだろう設定ですが、一クラス30名くらいです



昼休み

あれから昼ご飯を奢ってくれたストーク先生にはしっかりとお礼を言った

明らかに量の多かったジゼットさんに文句を言いつつもしっかりと払っていました

爽やかで接しやすくて、律儀に約束も守るとてもいい先生です

あれから僕の魔力の事を色々と聞かれましたが、イマイチ僕もちゃんと把握しているわけじゃないので曖昧な答えになってしまいました
ちゃんと理解して、魔法が使えるようになれた時もう一度ちゃんと説明しましょう

まだまだ昼休みはあります

これからどうしましょうか?


1、校内探索
2、誰かに会いに行く(人物明記)
3、どこかに行く(場所明記)
4、自由安価

安価↓2

2レオディーノ


>>133選択:2、レオディーノ


さーて、レオさんは何処に居るでしょうか……



捜索判定
1-3   廊下を走っていた
4-7   保健室
8,9,0 裏庭

直下コンマ 


コンマ判定:8  裏庭


テイシロ「レ~オさん」

レオ「ッ!?」

後ろから声をかけたのが悪かったのか、大きく後ろに飛びのかれる

テイシロ「ご、ごめんなさい。驚かせてしまいましたか?」

レオ「あ、あと…えと……ぼ、僕に用事?」

テイシロ「用事と言うほどではありません、一緒にお話でもしませんか?」

レオ「ええ!?ぼ、僕と!?」

テイシロ「はい。…お嫌でしたか?」

レオ「そ、そんなことないよ!!あの…その、あ…の……な、慣れて無かったから」

レオ「い、いやなんかじゃないよ」

テイシロ「そうですか、それじゃあ……」


1、『どうしてこんなところに?』
2、自由安価

安価↓2

1


>>139選択:1



テイシロ「どうしてこんなところに?」

レオ「く、暗くて涼しくて……誰も居ないから」

テイシロ「そ、そうだったんですか……」

レオ「み、耳が敏感だから…五月蠅いところに居るのが辛くて。昼休みは特に…静かな場所に居たかったんだ」

テイシロ「とっても耳が良いんですね……の割には僕が後ろから近づいていたのに気が付いていないようでしたけれど」

レオ「て、テイシロ君だって気が付いて…どうして僕に近づいてるんだろう?とか話しかけようかな…とかいろいろ考えてて、いざ話しかけられたらやっぱり驚いちゃったんだ」

テイシロ「ああ、気がついてはいたんですね」

レオ「う、うん。テイシロ君は…不思議な気配がする人だから」

テイシロ「不思議な気配…?」

レオ「うん。…なんというか近くに居ると僕の心がざわざわするんだ」

テイシロ「そ、それはいい気配なんですかね?」


そうして、昼休みはレオさんとお話をして過ごした
レオさんは昼休みはいつも、この裏庭に居るらしい

会いに行きたくなったらここに来てみよう


放課後


特に連絡事項も無かった

さて、これからどうしましょうか?



1、校内探索
2、誰かと過ごす(人物明記)
3、どこかに行く(場所明記)
4、自由安価

安価↓2

2マリシア


>>143選択:2、マリシア


さて、マリシアさんは何処に居るでしょうか


探索判定
1-5  教室
6-8  図書館
9,0  自由イベント

直下コンマ  


コンマ判定:22 ゾロ目


イベント選択

1、教室でお仕事
2、図書館でお勉強
3、自由イベント

安価↓2

生徒会室で何か


>>148選択:生徒会室でお仕事?


テイシロ「あ、やっぱりいました」

マリシアさんを探して校内を歩いていると生徒会室にたどり着く

マリシア「て、テイシロ君?どうして生徒会室に?」

テイシロ「マリシアさんを探していたんです。生徒会室…他に誰も居ないんですか?」

マリシア「え、ええ……」

テイシロ「お仕事ですか?」

マリシア「……ううん、今日は生徒会のお仕事が無い日なんです」

テイシロ「そうなんですか。それじゃあどうして生徒会室に?」

マリシア「いっつも残って仕事しているのに、クラス委員長の仕事も生徒会の仕事も無いなんて久しぶりで」

マリシア「なんだか落ち着かなくって…気が付けば生徒会室に足を運んでいたの」

テイシロ「働き過ぎですよ、マリシアさん」

マリシア「う、ううん…そう言われても、それ以外に何をしていたらいいのか分からないもの」

そう言って綺麗に整頓されている本棚を掃除している
きっと、毎日こうやって綺麗にしているのでしょう

ここは……


1、散歩に誘う
2、一緒に街に繰り出す
3、一緒に掃除をする
4、自由安価

安価↓2


>>151選択:2


テイシロ「一緒に街に行きましょう」

マリシア「え、どうして?何か次の授業で必要なものでもあったかしら」

テイシロ「そういうのじゃありません。遊びに行くんです」

テイシロ「お暇なんですよね?」

マリシア「ま、まぁ……」

テイシロ「はい、それじゃあ決定です。行きましょうか」

動揺している様子のマリシアさんのカバンを持ち、マリシアさんの手を引いて半ば無理やり連れだした


テイシロ「う~ん…何処に行きましょうか。行きたい場所ありますか?」

マリシア「決めて無かったの!?」

マリシア「私、こうやって目的も無く街を歩くの初めてだから…その…困るわ」

そう言って目を伏せる
どうやら本当にマリシアさんには遊ぶという時間が無かったようです

これはいけません
僕がしっかりと教えてあげなくては…!

テイシロ「よし!適当にお店に入りましょう!」

マリシア「て、適当なの?」

テイシロ「はい、こういうのは適当でいいんですよ」

謎の使命感に燃える僕は、そう言ってマリシアさんを連れ回す
怪しい店、小さな店、最早何を売っているのか分からないような店まで目のついたお店に全て入っていきました


気が付けばすっかり日が沈みかけている

テイシロ「う~ん…!はぁ……色々周りましたね」

マリシア「え、ええ…少し疲れたわ」

テイシロ「う~ん…しかし眼鏡専門店なんて初めて入りました」

マリシア「目のいい人には用のない場所だしね」

テイシロ「勢いで伊達眼鏡を買ってしまいましたけど、絶対に使いませんよ」

マリシア「それじゃあどうして買ったのよ…もう…」

そういって呆れたように口元に手を当てて笑う

僕とこうやって買い物を楽しんでいるとき、時々こうやって笑ってくれた
そうしてくれただけで僕の遊びを知ってもらおうという試みは成功です

テイシロ「結局、マリシアさんは何も買いませんでしたね」

マリシア「ええ、だって何が欲しいのかよく分からないもの」

テイシロ「こういうのは、勢いでいいんですよ!」

マリシア「そういうのが、よく分からないのよ」

テイシロ「そうですか……まあそれはゆくゆく理解できるはずです」


テイシロ「一先ず……今日のご感想は如何でしたか?」

マリシア「さっきも言ったけど、ちょっと疲れたわ」

マリシア「……でも、あのアイスクリーム。歩きながら食べるなんてはしたないことをしてしまったけど、とってもおいしかったわ」

テイシロ「ふふふ、そう思っていただけたなら奢ったかいがあったというものです」

テイシロ「それじゃあ……送っていきますよ」

マリシア「必要ないわ。家の方向が全然違うじゃない」

テイシロ「違います、こういうのは送られるべきなんです」

マリシア「嫌よ。迷惑を掛けたくないもの」

マリシアさん真面目ですから、こういう所は譲ってくれなさそうです
ここは素直に引くとしましょう



テイシロ「…それじゃあ、さようなら」

マリシア「うん、さようならテイシロ君。………また、暇があったら」

テイシロ「はい、また誘います」

そうして、マリシアさんと別れた

また、と言われたという事は楽しんでいただけたようです
今度はどんなことをしてあげましょうか?

そう、考えながら帰った





まだ寝るには少し早い

これから何をしましょうか?


1、星を見に行く
2、バトロイドさんと話す
3、自由安価

安価↓2

2


>>158選択:2、バトロイドさんと話す


なんの話をしましょうか


1、森の様子
2、ステッキの事
3、自由安価

安価↓2

1


>>161選択:1、森の様子


テイシロ「最近、森の様子は如何ですか?」

バトロイド「ん?そうだな…あの魔物を生徒会とかいう奴らが対峙して以来静かなもんだ」

バトロイド「何も異常がないと言ってもいいな」

バトロイド「だが、妙に静かすぎる気もするな。まぁ魔物も静かにしてるから仕事しやすくていーけどな」

バトロイド「こんなもんでいいのか?」

テイシロ「はい、ありがとうございました」


森は最近静からしい
少し怪しい臭いはしますが、人が少ないので一人で治癒魔法の練習をするにはいいかもしれません

バトロイドさんとの話を切り上げ、寝ることにした



※10日目終了


【リザルト】

名前:テイシロ
性別:男性
種族:人間


魔法力:4    魔法の習得まで、あと少し
身体能力:2(1)体が弱く、原因不明の重い病気を患っている
精神力:4(異常)気弱で儚い印象を受ける


年齢は13歳
身長は152cm
王立魔法学校に通う生徒
長い金髪と色素の薄い茶の瞳を持つ
気が弱く、体の弱さも相まって消えてしまいそうな印象を受ける少年
両親は行方不明で、生死すらも不明
ゴーズオーガと人間のハーフであるバトロイド・グラトニオスに育てられる
心に歪みを抱えている
好きなものは向日葵と冷たい風
嫌いなものは熱い食べ物



【特殊能力】



『魔法』
起源五色は持たず、固有魔力である『太陽』を持つ
魔力の色は『黄色』
得意魔法は不明
魔力の特性は『奇跡』、『希望』、『転生』、『成長』

『魔道具:ステッキ』
宝石がはめ込まれた不思議なステッキ
両親の残してくれた唯一の物
この宝石は僕の生命そのものらしい
まだ誰の想いの魔力も込められていない


11日目

体調判定
1ほど悪い、9ほど良い

直下コンマ


コンマ判定:44 ゾロ目 好調
※ゾロ目効果で明日も好調






今日はとっても調子が良いです

準備をして学校に向かった


1、シーラを起こす
2、イベント判定

安価↓2


>>169選択:1


今日は久しぶりにシーラを起こしに向かったのですが……

シーラ「…………」

シーラは起きていました
しかし、どういうわけか非常に不機嫌です

というか拗ねているようです

テイシロ「…シーラ?」

シーラ「テイシロの所為だからね」

テイシロ「な、なにがでしょうか?」

シーラ「テイシロの所為でちゃんと朝に目が覚めるようになっちゃったじゃないか!!」

テイシロ「…ほっ、それならいいじゃありませんか」

言われてみればシーラはここ最近、僕が起こさなくても遅刻していません
僕も起こし続けた甲斐があったというものです

シーラ「よかなーい!私はテイシロに起こしてほしいの~!!」

テイシロ「甘えん坊の赤ちゃんみたいなこと言わないで下さい」

テイシロ「ほーら、早く支度してください」


本当に赤ん坊のようにべたべたとくっついてくるシーラを引きはがしながらなんとか準備を進めさせた
全く、これじゃあどっちがお姉ちゃんなのか分かりませんね

……僕の場合はお姉ちゃんじゃなくてお兄ちゃんですが


授業中


今日はストーク先生の魔法の授業

初めて教鞭を振るうという事で、すこし緊張しているようです

授業内容は『魔法によって起こる現象』です

ストーク先生は『緑』と『黒』の魔力を持っているそうです
実際に風を起こしたり、空間に歪みを作ったりしていました

ストーク先生は『外界変異』の魔法が得意なそうです


昼休み


さて、授業もひと段落です

お昼ご飯はどうしましょうか?



1、誰かと食べる(人物明記)
2、パンを買ってどこかで食べる(場所明記)
3、食堂

安価↓2

1 ナナリー


>>174選択:ナナリー


ナナリーさんと食事をしようと探す

……までもなく、ナナリーさんの方からこの教室に来ました

理由は勿論レオさんです

一旦、自分用のパンを購買で買ってきてから同席させていただいた

とても居心地が悪そうにしているレオさんとは対照的にニコニコと食事をしているナナリーさん

テイシロ「ナナリーさん、本当にレオさんの事がお好きなんですね」

ナナリー「うん!レオ君の事だ~いすき!!」

テイシロ「ですって、レオさん」

レオ「…う、うん」

顔を真っ赤にして目を伏せる
本当に恥ずかしいのか食事があまり進んでいない

ナナリー「…うん?食べないの?」

レオ「え、あ…その……食べますか?」

ナナリー「ホントに!?それじゃあ……あ~ん」

ナナリーさんの天然攻めが留まることなく続く
もう顔が茹で上がるんじゃないかと言うくらい顔を真っ赤にしてパンを口まで漸く持っていく

ナナリー「う~ん!おいしいね!レオ君も…はい、あ~ん」

レオ「あ、う、ううぅ……あ、あ~ん」


小さな子供のように小さくパンにかじりつくレオさん
本当にいつ倒れるんじゃないかと心配になってきます

しかし、このお二人を見ていると……満たされますね

可愛い二人のやり取りにほっこりとしながら食事をした



昼休み


まだ時間はあります

さて、これからどうしましょうか?



1、ナナリーさんと過ごす
2、校内探索
3、誰かと過ごす(人物明記)
4、どこかに行く(場所明記)
5、自由安価

安価↓2

3 クレア先輩
お邪魔はいけない(笑)


>>178選択:3、クレア先輩


クレアさんを探して校内を探索をする
クレアさんは図書館に居ました

テイシロ「こんにちは、図書館でお勉強ですか?」

クレア「ん?ああ、テイシロ君かぁ。そうそうお勉強だよ」

クレア「そうだ、聞いたよ。最近凄い魔法が上達してるって」

テイシロ「ええ?そ、そんなことないですよ…」

クレア「これは抜かれちゃうのも時間の問題かなぁ…なんて」

テイシロ「あはは、それはまだまだ先ですよ」

クレア「それで、何か用事があるの?」

テイシロ「えっと……」


1、魔法を教えてもらう
2、お話をする
3、自由安価

安価↓2

1


>>183選択:1、魔法を教えてもらう


テイシロ「魔法を教えてほしくて」

クレア「そっかそっか、よ~し先輩に任せなさい!」

クレア「なんの魔法の練習する?」



1、治癒魔法
2、戦闘に使える魔法

安価↓2

2


>>187選択:2


テイシロ「戦闘に使える魔法を」

クレア「よし、それじゃあ一回外に出よっか」

そうして一旦外に出た
練習場所は人気のない旧校舎の前

テイシロ「もう正直、僕はどういう魔法が向いているか分からないので大変かと思いますがお手伝いをお願いします!」

クレア「あ、そっか…固有魔法だもんね。こりゃあ大変かも」

クレア「それじゃあ特性を教えてくれる?」

テイシロ「はい、僕の特性は……」


そうして、練習を始めた


練習判定
7以上で成功
クレアの書 +1
クレア    +1

直下コンマ


コンマ判定:1+2 失敗


クレア「う~ん……難しいね」

テイシロ「や、やっぱり難しいですか…」

クレア「ごめんね、頼りにならなくって」

テイシロ「そんなことありませんよ!!こうやって一緒に考えてくれるだけで大助かりです」

クレア「そう言ってくれると少しは気が楽になる…かな」

クレア「……そうだ、特性に目を取られ過ぎるからいけないのかも」

テイシロ「と、いうと?」

クレア「『奇跡』とか『希望』とか戦闘とうまく結びつかない特性ばかりだからいい魔法が出来ないんだよ」

クレア「『太陽』で連想していって戦闘に使えそうなものを考え付けばいいんじゃないかな?」

テイシロ「おお!いい案かもしれませんね!特性は無意識だろうと作用しますし、まずはできそうな魔力の活用法を探すのは名案です」

クレア「よ~し、それじゃあ…太陽と言えば……」

こうしてクレア先輩に手伝ってもらって魔法の練習をした
まだまだ先は長そうです


放課後


さて、今日も放課後の時間がやってきました

何をしましょうか?



1、誰かと過ごす(人物明記)
2、どこかに行く(場所明記)
3、校内探索
4、町に出る
5、自由安価

安価↓2

1ジゼット シャイナ


>>198選択:1、ジゼットとシャイナ先輩



今日の更新はここまでです


固有魔法の習得には、固有魔力持ちに教えてもらった方が有利です

マリシア、ジゼット、ユキナあたりは判定無しで教えてくれます。特にユキナは喜んで手とり足とり教えてくれます
ペラリア先生、セツナ生徒会長は補正も大きいですが、忙しい可能性があります

固有魔力を持っていない人でも
クレア先輩、アリス、エリック副会長も少しだけ補正が入ります

それでは今日はこの辺で
お付き合いいただきありがとうございました

募集時にできるだけ固有魔翌力持ちは避けてねって言ってたしね。
というか、固有魔翌力持ちの募集キャラって採用されてたってけ?

メインキャラと交友した方がストーリー的にも成長的にもメリットあるバランスになってるかも知れない。

自動で出番の多いメインキャラが印象に残るから、安価も会長、ユキナさん、アリスさん、シーラさんあたりが多くなるだろうと予想があったのかも。

もしかしたらナナリーさんやクレア先輩がここまで安価指定されて作者さん困ってるのかなあ……

けど、指定しないと出番ないよと言われちゃうと、そのキャラが好きな人は当然安価とりたいわけで……バランス難しい。

話は非常に面白いのでこれからも期待しています。


アリスさんに友達はいない…居ないのです……希望など…ないのです
まぁそこは冗談として、アリスさんが生徒会入りすればマリシアとセットで出てくることもあると思います
それまでは基本的にボッチです

ジゼット出ずっぱりは使いやすすぎるのがいけない…
取り敢えず話の起点を作る時はついつい使ってしまう


>>206
メインキャラと一緒に居た方がストーリーが進みやすいのは事実ですが、メインキャラばっかり出ずっぱりは面白くないという事で募集したのがサブキャラです
なので気にせず好きなキャラを安価指定してやってください
ふわっとしかイベントを考えていないキャラを押され過ぎると露骨に話の引き出しの無さがばれてしまうのは事実ですが……


キャラ募集の際に固有魔力はなるべく避けてね。と言ったのは既に想定していたキャラとの設定被りを避けるためです
なので自然と採用された募集キャラは固有魔力無しの人になっていますね



それでは、そろそろ再開します

>>アリスさんに友達はいない…居ないのです

クレア「」


シャイナ「だ~から、俺は放課後は忙しいって言っただろ?」

ジゼット「そんなこと言って、今日は生徒会の仕事が無いって知ってるんですよ先輩」


校内を歩いていると、最近よく見るお二人を見つけた

あの戦い以来、お二人が一緒に居るところをよく見かけます

そんなお二人が、なんだか言い合いをしています
どうしたのでしょうか?


テイシロ「こんにちは、お二人さん」

シャイナ「ん?おお、テイシロいいところに来たな。こいつを預かってくれ」

ジゼット「あ、預かってって……酷いですよ先輩」

テイシロ「何かあったのですか?」

シャイナ「俺は忙しいって言ってんのにコイツがしつこいんだ」

ジゼット「今日は生徒会の仕事が無いのにシャイナ先輩、忙しいっていうんだぜ?せめて何しに行くかくらい教えてくれてもいいと思わないか?」

テイシロ「ふ~ん……」


1、『確かに怪しいですね』
2、『まぁまぁ、他人に簡単に言えないことくらいありますよジゼットさん』

安価↓2

1

>>210
クレアさんは友達だと思ってますが、アリスは頑なに認めません。勿論、テイシロとも友達ではありません。そういう子なんです

>>213選択:1


テイシロ「確かに怪しいですね…」

ジゼット「だよなだよな!!いや~お前ならそう言ってくれると思ってたぜ!」

シャイナ「お、おいおいお前ら……こんなに優しい先輩を困らせて楽しいか…?」

ジゼット「素直に言えばいいんですよ!!」

シャイナ「……かくなる上は…!!」


シャイナ先輩が風を生み出し大きく跳躍する
そしてお得意の飛行でどこかに行ってしまう

ジゼット「ああ!!卑怯ですよ先輩!!」

テイシロ「そんなにも言いたくないことなんでしょうか…?」

ジゼット「うぐぐ、今日こそ聞き出せるかと思ってたんだが」

テイシロ「毎日こうなんですか?」

ジゼット「ああ、放課後になると決まって忙しいって言って相手してくれねーんだ。生徒会の仕事が終わってもすぐどこか行っちまうし」

テイシロ「……どれほど知られたら恥ずかしい秘密なんでしょうかね?」

ジゼット「な!な!気になるよなぁ…」


シャイナ先輩は毎日放課後になるとどこかに行ってしまうらしい
……何をしているのかとても気になります


放課後


まだ日が落ちるには少し早いです

何をしましょうか?



1、ジゼットさんと過ごす
2、校内探索
3、自由安価

安価↓2


>>218選択:校内探索


イベント判定
1-4  屋上にて…
5-7  意外な人物に話しかけられる
8,9   珍しい姿
0     自由イベント

直下コンマ


コンマ判定:8  珍しい姿


校内を探索していると珍しい姿を見かけた


テイシロ「こんにちは、セツナさん」

セツナ「…ん?テイシロ君か。私に何か用事かな?」

テイシロ「いえ、珍しいなと思って声をかけただけです」

セツナ「…珍しい?」

テイシロ「はい、セツナさんが一人でいるなんて珍しいですよ」

そう、セツナさんが一人ぼんやりと空を眺めていた
隣には誰も居ない
仕事をしている様子でもなかった

いつも誰かに囲まれて忙しそうにしているのが僕のセツナさんのイメージだった

セツナ「んん?そうか?私が一人では珍しいのか…ふむ、存外私もちゃんと仕事していたんだな」

テイシロ「セツナさん、今はお暇ですか?」

セツナ「見ての通りだ。ボーっと空を眺めていたよ」

テイシロ「それなら……」


1、お話をする
2、校内探索に誘う
3、魔法の練習を手伝ってもらう
4、自由安価

安価↓2


>>223選択:3、魔法の練習を手伝ってもらう



テイシロ「魔法の練習に付き合ってもらえませんか?」

セツナ「ほう、学校が終わっても魔法の練習とは勤勉なんだな」

セツナ「いいよ、君のお願いとあっては断れないからね」

テイシロ「ありがとうございます。生徒会長」

セツナ「ふふ…なんて、実際は暇なだけなんだけどね」

セツナ「どんな魔法の練習をするんだい?」

テイシロ「えっと……」



1、戦闘に使える魔法
2、治癒魔法

安価↓2


>>227選択:1


セツナ「戦闘に使える魔法ね…」

テイシロ「はい、練習してみたんですけどどうにも上手くいかなくって」

セツナ「取り敢えず場所を変えようか」

そう言ってセツナさんが指を鳴らす
一瞬瞬きをしたくらいなのに、場所が闘技場まで移動されていた

確かセツナさんの固有魔力は『時間』
それが関係しているのでしょう

セツナ「それじゃあ、始めようか」

テイシロ「はい!よろしくおねがいします!」



練習判定
7以上で成功
クレアの書 +1
セツナ    +3

直下コンマ


コンマ判定:5+4 成功


セツナ「戦闘に使える魔法が必要なんだよね」

テイシロ「はい、出来ればでいいんですけど…」

セツナ「さて問題だ、戦闘において最も必要な能力とは何でしょう?」

テイシロ「え?えっと……ん、んん……」

思わず考え込んでしまう
荒事からは縁のない生活をしていた自分にとっては戦いとは想像上のものでしかありません

果たして何が…

セツナ「正解はね……」

どん
と胸に衝撃が走る
僕の胸には深々と光の剣が刺さっていた

セツナ「自分の身を守る力だよ」

テイシロ「な……?」


何が何が何が何が!!

何が起きている?

今の僕の体は……?


テイシロ「う、う…うわああああああああ!!!!」


体が熱い

燃える燃える燃える燃える燃える

体が内側から焼けていく

ほら、こうして……体から火が……

…………あれ?

ふと、冷静になる

テイシロ「………痛く…ない?」

セツナ「うん、私の想像通りだ。自分の姿をよーく見てごらん」


セツナさんに言われて、自分の姿をよくよく見てみる

僕の体が火をあげていた

キラキラと煌めく黄色の炎


セツナ「その光、尽きることなく。その命、終わることなく」

セツナ「今の君の体は太陽と同じさ」

セツナ「きっと今の君なら細切れにされようと、即座に蘇るだろう」

セツナ「君の魔力が尽きない限りね」

テイシロ「えっと…これは…どういう?」

セツナ「さっき君に打ち込んだのは『極限の導き』と言ってね、君の限界を引き出させてもらった」

テイシロ「打ち込んだって……ああ!あの光の剣が…」

セツナ「驚かせちゃったかな?」

テイシロ「も、もう!怖かったんですからね!!い、いきなり…刺すなんて…」

セツナ「ははは、こういうことは突然訪れるものなのさ」


テイシロ「でも…驚きました。僕にこんな魔力が眠っていたなんて」

セツナ「慣れないうちは、長続きしないだろうけどね。だけど、出来たという事実が何より大事なのさ」

テイシロ「なんにせよ、会長のおかげ…ですね」

セツナ「礼はいらないよ、私は君に頼まれたことを手伝っただけだ」

テイシロ「ん、それじゃあ…………」

セツナ「………」

テイシロ「……………あれ?これ、どうやって戻るんですか?」

セツナ「戻れないのかい?」

テイシロ「は、はい…ああど、ど、ど…どうすれば」

セツナ「落ち着いて落ち着いて。初めての事だから魔力が切れればすぐに戻るさ」

テイシロ「ほ、本当ですか?」

セツナ「本当だよ。今すぐ止めてほしいっていうなら強制的に止めてあげられるけど」

テイシロ「………」


1、魔力切れを待つ
2、今すぐ止めてもらう

安価↓2


>>236選択:2、今すぐ止めてもらう


テイシロ「今すぐ止めてくれませんか?」

セツナ「分かった。少し苦しいだろうけど我慢するんだよ」

そう言ってセツナさんが『鍵』を取り出す
それを、僕の体に『差し込んだ』

      マスター
セツナ「『支配者』権限により、君の体に魔力が流れることを許可しない」

僕の胸に差し込まれた鍵を回す

その瞬間、体から吹き出ていた魔力が一瞬で消え去った
それと同時に激しい虚脱感が……

セツナ「魔力が流れることを許可する」

もう一度鍵を回されると、意識が一気に戻ってくる
息苦しさも無くなっていた

テイシロ「…っ!…はぁ…はぁ…」

セツナ「一瞬とはいえ魔力の流れを止めたからね、気分はどうだい?」

テイシロ「気分は……」


コンマ判定
3以下で………

直下コンマ


コンマ判定:9 大丈夫


テイシロ「だ、大丈夫です。異常はありません」

セツナ「そうか、ならよかった」

テイシロ「でも…ちょっと疲れました」

セツナ「そうだろうね、今日はここまでにしておこうか」

テイシロ「今日は……ってことは」

セツナ「私が忙しくなければ、いつでも君の練習に付き合うよ」

テイシロ「あ、ありがとうございます!!!」

セツナ「…………」


無事、初めての『固有魔法』の習得を終えた
どっと疲れが出てしまって、それ以上練習することはできませんでしたけど

セツナさんが協力してくれたおかげです

ですが、セツナさんは一瞬…怖い顔をしたように思いました

なにか、思う所があったのでしょうか?




※固有魔法『光、尽きることなく』を習得しました
※魔法力が大きく成長しました。もう一度成長すれば魔法力が上昇します


もう日が暮れる時間です

僕は……


1、セツナさんと帰った
2、一人で帰った

安価↓2

2


>>244選択:2、一人で帰った


途中でセツナさんと別れ、一人で帰りました


イベント判定
1,2   ???
3-7   何もない
8,9   嫌な気分
0     自由イベント

直下コンマ


コンマ判定:0  自由イベント


自由にイベントを考えてください
安価↓3

ジゼットとシャイナ先輩の調査


>>251選択

帰り際の事なのでそこまでしっかりしたイベントはちょっと難しいです……


イベント選択

1、シャイナ先輩の事を調査していたらしいジゼット
2、ジゼットと遭遇

安価↓2

1


>>255選択:1



帰り際、ジゼットさんと遭遇する

テイシロ「こんばんは、ジゼットさん」

ジゼット「おおテイシロ!聞いてくれよ、さっきシャイナ先輩を見つけたんだ」

テイシロ「そうなんですか」

ジゼット「あれからこっそりとシャイナ先輩の動向を調査しててな、どうやら王都の外に出てるらしいんだ」

テイシロ「王都の外ですか?」

ジゼット「ああ、ずっと森の奥を進んでいると思ってたらあっさり国境まで超えてたんだ」

テイシロ「へ~……」

ジゼット「さすがに飛んでる人を追いかけ続けるのは厳しくってそこで帰って来たんだけどな」

テイシロ「そんな遠くまで、何をしに行ってるんでしょうね……」


シャイナ先輩は王都の外にまで出ているらしい
謎は深まるばかりです





さて、今日も夜お時間です

寝る前に何かしましょうか?


1、星を見に行く
2、バトロイドさんと話す
3、お弁当の用意
4、自由安価

安価↓2

2


>>262選択:2、バトロイドさんと話す


なんの話をしましょうか?


1、自由安価
2、選択肢に戻る

安価↓2

学校の話とかは描写がないだけでしてるんだよね?
安価↓


>>265選択
おお…ループしてらっしゃる…最安価ですかね
最近書くのが面倒になっているだけで毎日夕食を一緒に食べてますよ。お話もしてます


最安価

1、自由安価
2、選択肢に戻る

安価↓2

選択肢に戻るって>>260にってこと?
わざわざ入ってるから何かあるのかな2


>>270選択:2、選択肢に戻る
※特に話すことが思いつかなかった場合の救済処置でこの選択肢を入れてました。特に意味はありません


1、星を見に行く
2、バトロイドさんと話す
3、お弁当の用意
4、自由安価

安価↓2


>>270選択:1、星を見に行く


寝る前に星を見に行きましょう…

そう思い、いつもの場所に向かった


イベント選択

1、先客
2、サザンを呼ぶ

安価↓2

2


>>276選択:2



サザン……

確か、呼べば来てやるとか言っていた気がします

テイシロ「すぅー………」

大きく息を吸い

テイシロ「サザーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!」

ありったけの息を吐き出して呼んだ
辺りはシンと静まり返っている

僕の大声は夜空に吸い込まれた

サザン「………やれやれ、本当に呼ぶとはな」

テイシロ「こんばんは、サザン。元気にしていましたか?」

サザン「元気も何もない」

テイシロ「気分が悪いのですか?」

サザン「そういう感情などないという意味だ」

テイシロ「ふ~ん……ま、会えてよかったです」

テイシロ「あんなに大声を出してこなかったら、とっても恥ずかしいことになってしまいます」

サザン「私の知ったことじゃあないな」

呆れたように息を吐く
そういいつつも、僕に付き合ってくれる気はあるようです

どんなお話をしましょうか?



1、今日、学校であった事
2、サザンの姿を見せてもらう
3、どんな種族なのか聞いてみる
4、自由安価

安価↓2


>>280選択:2


テイシロ「サザンって、なんだか見にくいですよね」

サザン「醜いだと?この私がか?人という生き物の美的センスはどうなって…」

テイシロ「そうじゃありません、『醜い』ではなく『見えにくい』です」

サザン「…夜だからな、仕方ないだろう」

テイシロ「夜でも月とお星さまでちゃんと明るいです。そのローブがダメなんですよ」

サザンは真っ黒なローブを羽織っていて、更にフードも被っている
これじゃあ闇夜と同化してしまっている

テイシロ「そのローブ、脱いでみてくださいよ」

サザン「嫌だ」

テイシロ「どうしてですか?」

サザン「貴様の願いを聞く必要はないからな。それと私は太陽が嫌いだ」

テイシロ「太陽なんて出ていませんよ?」

サザン「貴様は阿呆だな。月は太陽の写し鏡、太陽の光を反射して輝いているのだぞ?太陽同前ではないか」

テイシロ「でも、今日は精々三日月ですよ?」

サザン「それに星の光もだ。アレも太陽の光で輝いている。太陽の光同然だな」

テイシロ「そうやって屁理屈をこねて………」

ここは……



1、顔だけでも見せてもらえないかお願いする
2、無理やりローブを剥ぐ
3、素直に諦める
4、自由安価

安価↓2


>>284選択:3


素直に諦めましょうか

テイシロ「まあ、いいですよ。嫌なことを強制してはいけませんから」

サザン「……なんだ、諦めたのか?」

テイシロ「サザンが嫌がりましたから」

サザン「………ふん、つまらんやつだな」

テイシロ「見せたいんですか見せたくないのかどっちなんですか……」

サザン「無論、見せたくはない」

サザン「だが、そう簡単に諦められると私のプライドの問題もあるからな」

サザン「………ほら、見えるか?」

サザンが屈んで僕に顔を近づける
しかし、そのローブの奥の顔までははっきりとしない

夜色の双眸が僕を写す


テイシロ「……目、綺麗ですね」

サザン「ふん、月並みな感想だな」

僕がもっとちゃんと見ようと顔に手を伸ばすと、避けるように顔を持ち上げた

サザン「サービスは終わりだ」

テイシロ「それは残念です。もっとちゃんと見たかったのに」

サザン「…………ふ、自分でチャンスを潰したんだ。存分に悔いろ」


それから、ポツリポツリとは無しながら空を眺めて過ごした

サザンの瞳は今までのどんな宝石よりも澄んだ美しい瞳だった
あれ以上見つめられると、思わず心が持っていかれるんじゃないかってくらい恐ろしい魅力を秘めていました

しかし、どうすればちゃんと顔を見せてくれるんでしょうか?
ここまで隠されると逆に見たい気もします
サザンもなんだかんだ見せたそうにしてましたし……

なんというか、サザンは良くも悪くも自分が大好きな人のようです


11日目(裏)


イリティルミナ邸・セツナの自室


今日の事を思い出す

テイシロ君の事だ

私の手助けもあったが、彼は太陽の魔力の特性『転生』を見事に引き出していた

生死を超越する魔法
やはり、想像通りの潜在能力を秘めていた

これからの彼の成長が楽しみだ
もう少し、冷静な精神力を身につけられれば立派な魔法使いになれるだろう

だが、それ以上に気になったこともある

彼は魔法の扱いが妙に下手だった
固有魔法の習得まで「授業が進んでいるなら、魔力放出の授業も習ったはずだ

魔力の放出と停止は基礎の基礎、出来て当然な筈だ

しかし、彼はそれが出来ないと言った


それはただ動揺していただけだったのだろうか?

彼は精神的に少し不安定なところがある、動揺でああなってもおかしくはないかもしれない

それともう一つ
彼は自分の魔力に無意識に『セーフティ』を作っていた節がある

あのままではちゃんと魔法が習得できるわけがない

私が『極限の導き』で一度完全に魔力回路を開かせた
『支配者の鍵』でもう一度と閉じて開くと、またセーフティがかかっていた

アレは無意識なのだろうか?

だとすれば、本能的な自己防衛反応か?

………まだはっきりとしたことは分からないな

原因は解らない、だけど彼は無意識に『自分の魔力を恐れている』

このままでは彼自身の成長を止めてしまうだろう

どうにかできればいいのだが……


考え事をしていると、部屋がノックされた

エリックだろう

セツナ「わかったわかった。今から寝る、過剰な夜更かしはしないさ」

エリック「分かっておられるのならいいのです。おやすみなさい、セツナ様」

セツナ「ああ、お休み」


扉越しにエリックの足音が遠のいていくのが聞こえた

ベッドに潜り込み、思わず苦笑する

私もユキナの事を咎められないな

ずっと彼の事を考えていて夜更かししてしまったなんて

私だって………

セツナ「ああダメだダメだ。そういう事は私には似合わない」

そう、口に出して自分に言い聞かせ深く布団にもぐった


※11日目(裏)終了

【リザルト】


名前:テイシロ
性別:男性
種族:人間


魔法力:4    魔法の習得まで、あと少し
身体能力:2(1)体が弱く、原因不明の重い病気を患っている
精神力:4(異常)気弱で儚い印象を受ける


年齢は13歳
身長は152cm
王立魔法学校に通う生徒
長い金髪と色素の薄い茶の瞳を持つ
気が弱く、体の弱さも相まって消えてしまいそうな印象を受ける少年
両親は行方不明で、生死すらも不明
ゴーズオーガと人間のハーフであるバトロイド・グラトニオスに育てられる
心に歪みを抱えている
好きなものは向日葵と冷たい風
嫌いなものは熱い食べ物



【特殊能力】



『魔法』
起源五色は持たず、固有魔力である『太陽』を持つ
魔力の色は『黄色』
得意魔法は不明
魔力の特性は『奇跡』、『希望』、『転生』、『成長』

『魔道具:ステッキ』
宝石がはめ込まれた不思議なステッキ
両親の残してくれた唯一の物
この宝石は僕の生命そのものらしい
まだ誰の想いの魔力も込められていない


【習得魔法一覧】


『光、尽きることなく』
自分の魔力が尽きるまで、傷が回復し続ける
その身は太陽、無限の転生、堕ちぬ光


12日目開始
※昨日の体調判定で確定で快調





今日もとても調子が良い

いつもより早起きをしたおかげでゆっくりと支度が出来た

気分よく、学校に向かう



1、シーラを起こしに行く
2、イベント判定

安価↓2

1


>>294選択:1、シーラを起こしに行く


テイシロ「………やっぱり、シーラの言っていたことは本当だったんですね」

シーラを起こしに行くと、僕が来る前にすでにシーラは目が覚めていた
不機嫌そうにご飯を貪っている

シーラ「…だからそう言ったし」

テイシロ「実際に目にすると驚きが先行してしまいますね」

シーラ「やっぱりテイシロも私の事起こしたいだろ!な?」

テイシロ「いえ、そんなことは全然ないですよ」

シーラ「酷いぜ…この思いは一方通行なのか?」

テイシロ「勿論一方通行です」

シーラ「はぁ~あ…シーラさんが普通のお姉さんになってしまう……」

テイシロ「ダメなお姉さんよりはよっぽどいいですよ」


本当にシーラは一人で起きられるようになっているようです
これからは、起こしに行かなくても遅刻の心配はなさそうですね

でも、シーラはこうして朝に会いに来てくれていること自体が嬉しいらしいですが


昼休み


さて、今日の昼食はどうしましょうか?


1、誰かと食べる(人物明記)
2、パンを買ってどこかに行く
3、食堂

安価↓2

1ジゼットとチャヒチ


>>299選択:ジゼットとチャヒチ


今日の更新はここまでです

初魔法習得おめでとうございます!!
指導したのがセツナさんなのでいきなり大技です

しかし、終盤に使うような大技は簡単に思いつくんですが小技はあんまり思い浮かばないという罠
やっぱりステッキに特別な設定をつけたせいで武器や道具を使った魔法を習得できないせいですね

ペラリア先生かユキナさんにお願いすれば、新しいものを作ってもらえる……かも
自分で道具を調達するのもいいかもしれません


それでは、お付き合いいただきありがとうございました


って、しまったジゼット連続じゃないですか

最安価です


1、誰かと食べる(人物明記)
2、パンを買ってどこかに行く
3、食堂

安価↓2

1ユキナ


>>307選択:1、ユキナ


今度こそ今日はお終いです

お付き合いいただきありがとうございました

優しい世界観が好みです。
いよいよ魔法能力も実用レベルに達しそうですね。
一回模擬戦闘でもやってみてもいいかも。

これからも更新を期待しています。


キャラの出番規制の基準は自由安価か否かです

(例1)

1、朝のイベント判定で誰かと遭遇し、自由人物指定を出す。そこでジゼットが選ばれる

                       ↓

2、昼休みの校内探索でコンマ判定。1-3のペラリア先生に遭遇のイベントを所得

                       ↓

3、放課後で1の誰かと過ごすでジゼットを指定される


間にコンマによるイベントを挟んでいますが、自由選択イベントに置いてはジゼットが二連続で選ばれています
なので、この場合は規制が入ります



(例2)

1、朝のイベント判定で誰かと遭遇し、自由人物指定を出す。そこでジゼットが選ばれる

                       ↓

2、昼休みの校内探索でコンマ判定。1-3のペラリア先生に遭遇のイベントを所得

                       ↓

3、放課後で1の誰かと過ごすでペラリア先生を指定される



連続で同一人物のイベントが起こっていますが、昼休みはコンマによるランダムイベントなので自由安価による人物指定ではありません
よって、この場合だと規制が入りません


ぶっちゃけ>>251の時に規制が入らないといけないのに忘れていました
複雑なので気づきにくいと思います。私が頑張って注意して確認しますから安心して下さい(早速ミスしてたけど…)


>>316
魔法力が5になれば、模擬戦闘訓練が出来ますよ!!
私も楽しみです!!



今日は更新お休みです
年末なのでどうしてもバタバタしちゃってますね

サボってる分のサブキャラのプロフィール仕上げないと……


小技を使うにはやっぱり肉体的技術があった方が考えやすいですね
クレア先輩、ジゼット、テオ先輩、シャイナ先輩辺りが教えてくれそうです
個人的なお勧めキャラはバトロイドさんとエリック副会長です

そういえばまだテイシロ君とエリック副会長って会話したことないですよね……


そろそろ再開です


昼休み


昼食をどうしようかと考えていた時、突然真下に穴が開いた
比喩でもなんでもなく、言葉通りの事が起きました

僕が落されたのは、いつの日かに見た教室

ユキナ「やっほ~、テイシロくん」

柔和な笑みで僕に手を振るユキナさん

いえ、予想できていましたけどね?

テイシロ「……こんにちは、ユキナさん。ご用事は何ですか?」

ユキナ「今日はテイシロくんにお昼ご飯をご馳走しようと思って」

テイシロ「そうなんですか?それは有り難いです。今日の昼食はどうしようかと思っていた所なんですよ」

ユキナ「そうなんだ~、例え用事があったとしてもここに強制送還されてたけど」

テイシロ「本当にいつの間に仕掛けていたんですか?心臓がビックリするのでこれからは予め知らせてからにしてくださいね」

ユキナ「ダメよ~、ビックリするからいいんじゃない。ほーら座って座って」

そう言って恭しく席を用意される


いくつかの机を合体させて、大きなテーブルを作っている
その上にいくつものお弁当と思われる料理が並べられている

僕なんかでは到底見たことのない料理の数々

オーラの様なものを感じ、思わず後ずさりそうになる

ユキナ「遠慮しなくていいのよ?」

テイシロ「そ、それでは……いただきます」

自分の知る限りのテーブルマナーを駆使して怖々と口に運ぶ

テイシロ「……おいしい」

ユキナ「でしょ~?私が用意したのよ」

テイシロ「ええ!?ほ、本当ですか!?」

少し失礼な気がしたが、驚きが抑えられなかった
こんなにたくさんの料理、しかも味もよくて見栄えもいい

これほどの料理をイリティルミナのお嬢様が用意しただなんて到底信じられなかった

ユキナ「ええ、ここにこうやってお皿を並べたのは私よ」

テイシロ「……えっとつまり…料理を作ったわけではないのですか?」

ユキナ「当たり前じゃない、私お料理なんてしたことないわ。あ、お薬ならいっぱい作ったことあるわよ!!」

テイシロ「あ、いえそういうのはいいです」


ユキナさんが紛らわしい言い方をしたのは多分ワザとなんでしょう
この人はそういう人です


テイシロ「……ずっと気になっていたことがあるんですけどいいですか?」

ユキナ「ん~…なぁに?」

テイシロ「この教室、僕が前にも連れてこられた場所ですよね?ここってどこなんですか?」

ユキナ「ここは旧校舎の一室よ」

テイシロ「旧校舎でしたか……」

道理で誰の気配もしないはずです
長らく放置されていたと聞いていましたけど、この教室は随分きれいです

多分、この教室だけはユキナさんが掃除をしているんでしょう

旧校舎の鍵……はユキナさんには必要ありませんね
スペアキーでも、次元の扉でもなんとでも方法はあるでしょう


テイシロ「……この一室、いいですね。秘密基地みたいで」

ユキナ「でしょう?いいわよね~、学校の中なのに誰も居ない静かな一室って………ワクワクしちゃう」

テイシロ「はい、僕も好きですよ」

昼ご飯には少し多い量を、ゆっくりと楽しんだ


昼休み


まだ少し時間があります

どうしましょうか?



1、このままユキナさんと過ごす
2、校内探索
3、誰かと過ごす(人物指定)
4、どこかに行く(場所明記)
5、自由安価

安価↓2

3 クレア先輩


>>325選択:クレア先輩


クレアさんに会いに行く

クレアさんは図書館に居た

クレア「ごめんね、今日は委員の仕事があるから練習には付き合えそうにないかな」

テイシロ「そうなんですか。それならお邪魔はできせんね」


う~ん…どうしましょうか?


1、図書館で勉強していく
2、図書館を探索
3、自由安価

安価↓2

3 後日剣術の稽古をつけてくれないか頼む
ジゼットとシャイナ先輩の戦いを持ち出して強くなりたいからと


>>328選択:3



テイシロ「あの、クレアさんに折り入ってお願いがあるんですが」

クレア「ん、何かな?」

テイシロ「時間がある時でいいんです、剣術を教えてくれませんか?」

クレア「剣術?いきなりどうしたの?」

テイシロ「実は、前々から考えていたことなんです」

テイシロ「ジゼットさんとシャイナ先輩の戦いを見てから、かっこいいなぁという憧れがあって」

テイシロ「僕も、あのお二人のように強くなりたいと思ってたんです」

クレア「だから、私に剣術を?」

テイシロ「はい、いけませんか?」

クレア「…………私なんかで良ければ、喜んで」

テイシロ「本当ですか!?それじゃあ日程はいつにしましょうか?」

クレア「そうだね………う~んと…」



コンマ判定
1-4  明後日の放課後
5-8  明日の放課後
9,0   今日の夜

直下コンマ


コンマ判定:6 


クレア「今日一日はちょっと忙しいから、明日の放課後でいいかな?」

テイシロ「はい!よろしくお願いします!!」


クレア先輩に、剣術の指導をしてもらう約束をした


※明日の放課後の行動が固定されます


放課後


さて、放課後の時間がやってきました

今日一日、クレアさんが忙しいと言っていましたね
もしかしたら生徒会の仕事があるのかもしれません


さて、これからどうしましょうか?


1、誰かと過ごす(人物指定)
2、どこかに行く(場所明記)
3、校内探索
4、町を探索
5、森を探索
6、自由安価

安価↓2

ジゼット


>>334選択:ジゼット


テイシロ「ジゼットさんは、今日はお暇ですか?」

ジゼット「ん?まあ…そうだな。何か用事か?」

テイシロ「………」



1、魔法の練習を手伝ってもらう
2、体を鍛えてもらう
3、会話(内容指定)
4、自由安価

安価↓2

2


>>337選択:2


テイシロ「僕の体を鍛えてください!」

ジゼット「おーし、いいぜ。今日も基礎体力からだな」

テイシロ「よろしくおねがいします!」


数日振りに、ジゼットさんに体を鍛えてもらった


練習判定
5以上で成功

直下コンマ


コンマ判定:1  失敗



テイシロ「……はぁ…はぁ……」

ジゼット「おいおいどうした?前より動きが鈍ってないか?」

テイシロ「お、おかしいですね……ちゃんと少しは自主的に体を鍛えていたつもりなんですが…」

ジゼット「う~ん、やっぱ体動かすの向いてないのかもな」

テイシロ「う、うぅ…それは自分でも分かっています。でも少しでも頑張りたいという試みなんです…」

ジゼット「……ちょっと休憩するか。やり過ぎは良くないしな」

テイシロ「わ、分かりました……」


そうして、ジゼットさんに体を鍛えてもらいました
しかし、あまり成果は感じられませんでした

……もっともっと頑張らないといけないようです


※次回、体を鍛える判定で補正が入る



そろそろ日が沈むころです

練習を切り上げて、帰ることになりました

僕は……


1、ジゼットさんと帰った
2、一人で帰った

安価↓2

1


>>343選択:1


テイシロ「う~ん…上手くいかないものですね」

ジゼット「そう落ち込むなって、こういうときもあるさ」

テイシロ「ですよね、続けていけばいつか……」

アナタみたいに強くなれますよね

夕暮れの街をジゼットさんと帰る

テイシロ「……そういえば、随分聞くのが遅れましたがデートは無事成功しましたか?」

ジゼット「おいおい本当に聞くのが遅いな」

ジゼット「大成功。どれもこれもお前が相談に乗ってくれたおかげだ」

テイシロ「ふふ、素人意見でしたが成功したようで一安心です」

ジゼット「レアさん、素敵な笑顔だっただろう?」

テイシロ「………はい、とっても幸せそうでしたよ」


傍目から見て、とてもいい雰囲気のお二人でした


ジゼット「……あと一つ、年を取ったら…レアさんと結婚するんだよな」

テイシロ「そうなんですか?」

ジゼット「卒業するまで、彼方が待てないんだとさ」

ジゼット「……レアさんの体の事もあるしな」

テイシロ「……あ、確か…体が弱いんでしたよね」

ジゼット「うん、彼方のお家…『イーヴェルゼッタ』は男がいなくてな。嫁を出して跡継ぎを探していたんだ」

ジゼット「『イーヴェルゼッタ』の当主様は亡くなった妻に操を立てて側室を作ろうとしない。だが、生きているうちに自分の孫に家督を相続したいらしい」

ジゼット「ここまでなら、まだいいさ。だが、運悪く…当主様は病気にかかってしまった」

ジゼット「『イーヴェルゼッタ』の当主様は、もう長くはない。なんとしても家を続けさせるために縁談が取り決められた」

ジゼット「そこで白羽の矢が立ったのが、この騎士崩れの『フルバーコス家』長男ジゼットというわけだ」

ジゼット「この『フルバーコス家』には金が必要だった。騎士団を解散に追い込まれ、『魔導騎士』として再び再興するための大金が」

ジゼット「親父は喜んでこの縁談を受けた」

ジゼット「この結婚は決められた結婚。早々に子供を作ることが条件だ、卒業するまで待ってなんてもらえない」

ジゼット「まぁ、こういう政略的結婚は貴族の世界じゃあ珍しくも無い。だけどな……」

ジゼット「レアさんには恋人がいたらしいんだ。平民のな……お嬢様の美しい純愛って奴」

ジゼット「俺が、それを無理やり奪っちまったというわけだ」

ジゼット「体が弱くって、子供を作る気も無かったらしいんだ。全部全部…本人の意思を踏みにじって決まった結婚なんだ」


テイシロ「……でも、ジゼットさんは…!」

ジゼット「分かってる。俺が悪いとかそういうんじゃない……誰も悪くない…」

ジゼット「これはこの話に関わった全ての人が了承した。勿論レアさんもだ」

ジゼット「どうしても男の跡目が欲しいレアさんの父上も、金が目当ての俺の父上も、平民の男と愛を育んだレアさんも、何も発言権が無い俺も……誰も悪くない」

ジゼット「……だからさ、決めてたんだ。結婚が決まった時…レアさんの事を知った時」

ジゼット「俺がレアさんの人生のこれからを、ずっと幸せにしてあげたいって」

ジゼット「……はは、なんか余計なことまで語っちまったな」

ジゼット「お前のおかげで、その第一歩が成功した。……ありがとな………そんだけ」


ジゼットさんは照れくさそうに顔をそむける

また、ジゼットさんの新たな一面を知ってしまいました

経緯はとても幸せとは言えない、レアさんとジゼットさんの繋がり
だけど、出会いがどうであれ……彼女はこれだけ愛されている

きっとその思いは、いつか彼女にも届くはずです

だから、僕から言えることはただ一つ……


テイシロ「これくらい、お安い御用ですよ。……頑張ってくださいね、応援してますから」

ジゼット「おうよ!」


自然と目と目が合い、お互いが同時に笑った





寝るには少し早い時間です

これからどうしましょうか?


1、星を見に行く
2、バトロイドさんと話す
3、お弁当の用意
4、自由安価

安価↓2


>>349選択:1、星を見に行く


イベント選択

1、先客
2、サザンを呼ぶ

安価↓2

1


>>354選択:1、先客


先客は誰?


1、シーラ
2、アリス

安価↓2

2


>>360選択:2、アリス


寝る前に、星を見に行った

いつもの丘

自分が知る中で、一番星がきれいに見える場所

その丘で、一人の女の子がたっていた

二つに結われた金色の髪が、月明かりによく映える

薄暗い闇夜で一際強い存在感を放っていた

その少女は僕のよく知る人でした

テイシロ「こんばんは、アリスさん」

アリス「…………」

アリスさんが振り向き、僕の顔を見る

今まで見た人の顔で、一番迷惑そうなお顔でした

折角の幻想的な雰囲気が台無しです


アリス「……な…なんで……こんなところでまでアンタと会うの?」

テイシロ「僕は毎日のようにここに来てますよ?」

アリス「……はぁ…おばば…どうしてここを教えたのよ…」

テイシロ「ここが世界で一番星がきれいに見える丘だからだと思いますよ」

アリスさんの隣に腰掛ける

テイシロ「どうぞどうぞ、座って下さい」

アリス「………はぁ…」

疲れたような溜息を吐き、僕の隣に座る


テイシロ「なんだか運命的ですね、こんなに縁があるなんて」

アリス「縁っていうか…もはや呪いじゃないかしら?」

アリス「普通に考えておかしいでしょ!?」

テイシロ「おかしくありませんよ。この近くに住んで居る人でしたら、この丘の事を知っていても全然不思議じゃないです」

テイシロ「アリスさんのおばあさまも、この丘から見える空が好きなんだと思いますよ……ほら」

アリス「……………ま、確かに…星を見るには良い場所ね。この丘」


二人、並んで星を眺める

……何か話しましょうか?



1、会話(内容明記)
2、話しかけられる

安価↓2


>>365選択:2



アリス「……ねえ、アンタ最近の成果はどう?」

テイシロ「…成果?」

アリス「魔法のよ!」

テイシロ「ああ、それならですね……ふっふっふ、なんと新しい魔法を習得しましたよ!」

テイシロ「見ますか!?ねえ!?」

アリス「ふ~ん……自信ありげじゃない。私ほどじゃないでしょうけど…見せてみなさいよ」

テイシロ「行きますよ~………」


意識を集中する

体の内に眠る太陽の輝きを…

極限まで引き出された『転生』の炎を…!!


コンマ判定
7以上で成功

直下コンマ


コンマ判定:55ゾロ目 成功



テイシロ「………『光、尽きることなく』」

体から熱い魔力が湧き上がる

僕の体が炎を纏う

闇夜を引き裂く黄色の炎がキラキラと煌めいている

テイシロ「……成功…ですね」

アリス「…………」

テイシロ「どうですかアリスさん!僕の初めての『固有魔法』です!!」

アリス「…………」

アリスさんがあんぐりと口を開け、呆然としている
驚くのも当然でしょう、僕も成功したことに少し驚いています


テイシロ「……感想は?」

アリス「………ず……」

テイシロ「ず?」

アリス「ずるいずるいずるいずるい!!!」

ぽこぽこと体を叩かれる
魔法のおかげかあんまり痛くない

アリス「アンタ聞いたわよ!!セツナ生徒会長に教えてもらったらしいじゃない!!」

テイシロ「あ、あれ?知ってらしたんですか?」

アリス「し、知ってたわよ………それよりも!卑怯よ!!そんなすごい人に教えてもらうなんて!!固有魔力持ってるくせに!!」

テイシロ「固有魔力は関係ないですよね?」

アリス「何よ!生徒会長に目をつけられたからって調子に乗ってるんでしょ!!あわよくば生徒会に…とか思ってるんでしょ!!」

テイシロ「そ、そりゃ生徒会には入りたいですけど…」

アリス「そんなズルして私に勝ってうれしいのかしら?」

テイシロ「ず、ズルって……」

アリス「卑怯じゃない!!……その……あの…わ、私にも紹介しなさいよ!!」

テイシロ「………それが本音でしたか」

アリス「いいわね!絶対よ!!」


そういってアリスさんは去って行った
……アリスさん、自分で頼めばいいのに

セツナさん…聞いてくれるでしょうか?

………どうか、明日…は駄目だから明後日くらいの放課後はセツナさんがお暇でありますように

そう、星にお願いした


※12日目終了

【リザルト】


名前:テイシロ
性別:男性
種族:人間


魔法力:4    魔法の習得まで、あと少し
身体能力:2(1)体が弱く、原因不明の重い病気を患っている
精神力:4(異常)気弱で儚い印象を受ける


年齢は13歳
身長は152cm
王立魔法学校に通う生徒
長い金髪と色素の薄い茶の瞳を持つ
気が弱く、体の弱さも相まって消えてしまいそうな印象を受ける少年
両親は行方不明で、生死すらも不明
ゴーズオーガと人間のハーフであるバトロイド・グラトニオスに育てられる
心に歪みを抱えている
好きなものは向日葵と冷たい風
嫌いなものは熱い食べ物



【特殊能力】



『魔法』
起源五色は持たず、固有魔力である『太陽』を持つ
魔力の色は『黄色』
得意魔法は不明
魔力の特性は『奇跡』、『希望』、『転生』、『成長』

『魔道具:ステッキ』
宝石がはめ込まれた不思議なステッキ
両親の残してくれた唯一の物
この宝石は僕の生命そのものらしい
まだ誰の想いの魔力も込められていない

【習得魔法一覧】


『光、尽きることなく』
自分の魔力が尽きるまで、傷が回復し続ける
その身は太陽、無限の転生、堕ちぬ光


13日目開始


体調判定
1ほど悪い、9ほど良い

直下コンマ


コンマ判定:2  非常に悪い





目を覚ます

……体が熱い

非常にタイミングの悪い事です

今日は放課後には約束があるのですが…

どうしましょうか?



1、保健室に直行して、放課後までに何とか直す
2、自室で療養し、放課後までに何とかする
3、学校に行き、今日は無理そうだと伝える
4、誰かに伝言を頼む
5、誰か頼りになりそうな人は……

安価↓2

4


>>378選択:4


正直に今日は体調不良で約束が守れそうにありませんと伝えましょう

伝言を頼めそうな人と言えば……シーラでしょうか

都合よく僕を訪ねてきたりは……



コンマ判定
6以上でシーラ襲来

直下コンマ


コンマ判定:8  都合よく来た



シーラ「ほっ、ほっ、ほっ、ほっ、ほっ、ほっ!!よいしょー!!」


窓からシーラが飛び込んでくる

僕の想いが通じたのでしょうか?
これほどまでに、窓の鍵を閉め忘れていてよかったと思ったことはありません


シーラ「いつも起こされてるから今日はこのシーラさん自ら来てやったぜ!!」

テイシロ「…おはようございます。シーラ」

シーラ「……ん?っ!!お前、まさか…」

テイシロ「そのまさかです」

シーラ「私が起こしに来た時に限って調子悪くするな!!」

テイシロ「無茶言わないで下さい。……伝言をお願いしたいんですがいいですか?」

シーラ「ふぅ…しょうがないにゃ~。誰に伝言?」

テイシロ「図書管理委員のクレア・グラナイト先輩です。『今日は体調不良で約束が守れそうにありません』と伝えてもらえませんか?」

シーラ「クレア先輩ね。よしよし、シーラお姉ちゃんに任せなさい!!」

シーラ「それじゃあ、大人しく寝てるんだぜ?」

テイシロ「はい…恩にきます。シーラ」


シーラは再び、窓から外に出た

頼みましたよ…シーラ

僕は、再び布団に潜り込んだ





目が覚める

シーラはちゃんと伝えてくれたでしょうか?

少しだけ不安になります

そろそろお昼休みですね

はぁ……憂鬱です



イベント判定
5以上で発生

直下コンマ


コンマ判定:9  イベント発生



僕の部屋の窓が鳴っている

………風の音でもなさそうですね

少し気になり、カーテンを開く

窓をノックしていた正体、セツナさんが居た

僕は慌てて窓の鍵を開け、セツナさんを中に招き入れた

セツナ「すまない、少し行儀がなっていなかったかな」

テイシロ「い、いえ玄関のチャイムを鳴らされても行けそうにありませんでしたから丁度良かったです」

セツナ「そうか、それは良かった。そう思っての行動だったしね」

テイシロ「セツナさん、こんな時間に僕に急ぎの用事ですか?」

セツナ「ああ、聞いておきたいことがあってね。昨日……あの魔法を使わなかったかい?」

テイシロ「っ!?よ、よくご存知で…」

セツナ「……やはりか…」

テイシロ「セツナさん授業は?」
セツナ「なんのことかな?」


テイシロ「やはり…ってどういうことですか?」

セツナ「……君は、何か『隠し事』をしていないか?」

テイシロ「………隠し事…ですか…」


隠し事
僕に……隠すようなことはあったでしょうか?

僕は………

熱い

熱い熱い熱い

頭が回らない

何も考えられない

僕は

僕は僕は僕は…


セツナ「…言えないか?」

テイシロ「え!?あ…あ、あ……僕は……」

呼吸が上手くできない

目が乾く

喉が痛い

汗がダラダラと流れ続ける

セツナ「……テイシロくん?大丈夫かい?」

テイシロ「……はぁ……はぁ……!!」

セツナ「っ!?すまない、変なことを聞いて悪かった。こんな体調の時に言う話でもなかったな、気が利かなくてすまない」

セツナ「いつでもいい、何かあるならいつでも…私は相談に乗ろう。お休み…テイシロ君」


セツナさんに抱き上げられ、ベッドに寝かされる

その間もずっと、僕は…汗がダラダラと止まらなかった

何故でしょうか?

何故か、僕の心をかき乱す…ざわざわとした感覚から抜け出せなかった

>>388
お、お昼休みなのでセーフ!セーフです!!



夕方


再び目を覚ます

もう、心のざわつきも汗も収まっていた

気分も…いくらかよくなりました

喉が渇く

水を飲みに、台所まで降りていった



イベント判定
5以上で発生

直下コンマ


コンマ判定:7  お見舞いイベント


来てくれた人


1、クレア先輩
2、自由安価

安価↓2

学校長


>>394選択:2、ペラリア先生



ペラリア「邪魔するよ」

テイシロ「ごほっ!げぼっ!?」

突然、家の中にペラリア先生が現れる
僕は飲んでいた水を盛大にのどに詰まらせました

ペラリア「おお、おいおい大丈夫かい?きったない顔だね、ほらハンカチ」

テイシロ「す、すみません……」

受け取ったハンカチで顔と服を拭く
お礼を言って、ハンカチを返す

テイシロ「あの、僕に用事ですか?」

ペラリア「なんだいその反応は、このペラリア先生がお見舞いに来てやったていうのに」

テイシロ「普通に玄関から来てくださいよ…」

ペラリア「年とっちまうと歩くことさえ億劫なのさ」

テイシロ「そんなこと言って、先生は不老ですよね?体は衰えてないはずですよ?」

ペラリア「おっと、こいつは一本取られちまったね」

あっはっは、と朗らかに笑う
本当に……僕の知り合いにはこういう人が多すぎます


ペラリア「…う~ん、思ったより元気そうだね」

テイシロ「ああ、はい…熱は大分治まりました」

ペラリア「いやぁ、セツナの奴がね血相変えて『テイシロ君が!テイシロ君がぁ!』なんて泣きついてきたもんでどうしたもんだと思って出向いたわけだよ」

テイシロ「セツナさんはそんなキャラじゃないですよ」

ペラリア「それはどうかな?人には滅多に見せ無い面なんて誰にでもあるさ」

ペラリア「そんだけ、あの生徒会長はアンタを心配していたんだよ」

テイシロ「そう……ですか…」

確かに、あの時の僕はおかしかった

自分でもよく分からないくらい動揺していた

ペラリア「……なんかあったのかい?」

テイシロ「………」



1、正直に言う
2、何も言えない

安価↓2

1


>>402選択:1


テイシロ「……酷く、熱かったんです」

ペラリア「そら、そういう病気なんだろ?」

テイシロ「違います。そうじゃないんです」

テイシロ「…セツナさんに『隠し事があるんじゃないか』って言われて、そしたらグワーって体が熱くなって」

テイシロ「血が沸騰して…汗が流れ続けて…体がどんどん乾いていって……何も言えなくなったんです」

テイシロ「心の中がざわざわしたんです………先生、僕は…僕は……!!」

ペラリア「ん、よしよし」


先生に抱き締められた
少しだけ、たばこのにおいがする白衣

とても優しく、柔らかく

人生で一度も感じたことのない『安らぎ』を感じた

僕の顔に先生の胸が押し当てられて、とくんとくんと鼓動が聞こえた

再び、騒めき始めた心が…すっと落ち着いた


ペラリア「そう焦りなさんな。誰も攻めやしないさ」

テイシロ「…先…生?」

ペラリア「アンタは十分いい子さ。このアタシがそう言うんだ、間違いない」

ペラリア「だから………偶には自分の事もちゃんと受け入れてやらないとね」


先生の言っていることはよく分からない

ただ、ただただ…僕はこのぬくもりを離したくなくて
ずっと先生の体に、顔を埋めていた


暫く、そのままの体勢で時間がたった


ペラリア「……そろそろいいだろ?」

テイシロ「はい……あ、ありがとうございました」

ゆっくりと、先生の体を離した

ペラリア「赤ん坊みたいにずっと抱き付いて、恥ずかしくないのかい?」

テイシロ「う…ご、ごめんなさい」

ペラリア「ん。許してやろう」

ペラリア「それじゃあ私はそろそろ帰るよ」

テイシロ「そう…ですか。………あの!」

ペラリア「アタシが言ったことなら、たいして気にしなくてもいいよ」

テイシロ「で、でも…!」

ペラリア「心配しなくても……直ぐに時は来る。焦りなさんな」

ペラリア「準備も、心構えも…本当は必要ないのさ。来るべくしてきた自分の運命は、拍子抜けするくらいあっさり受け入れられるよ」

ペラリア「じゃあね、テイシロ」


そういって、玄関からちゃんと帰って行った

僕はまだ、あの感覚が忘れられず…その場で呆然としていた


今日の更新はここまでです

体を鍛えるなら、シーラもおすすめですね


それでは、お付き合いいただきありがとうございました


今日は更新お休みです

それでは皆さん、よいお年を!!


あけましておめでとうございます

今年もどうぞよろしくお願いします

新年一回目の更新です


そろそろ再開です


お見舞いイベント判定
6以上で発生

直下コンマ


コンマ判定:3  イベント不発





夕方から、それなりに体調が回復しました

少しくらい、外に行ってもいいかもしれません

どうしましょうか?



1、寝る
2、星を見に行く
3、バトロイドさんと話す
4、自由安価

安価↓2

2


>>416選択:2、星を見に行く


イベント選択

1、先客
2、サザンを呼ぶ

安価↓2

2


>>419選択:2、サザンを呼ぶ



テイシロ「サザーン!ご飯ですよー!起きなさーい!」

サザン「……私は貴様のペットか」

テイシロ「こんばんは、サザン。ちゃんとお行儀よく待っていましたか?」

サザン「まるで私が貴様を待ち望んでいたかのような言い方をやめろ」

サザン「それとその優しく語り掛けるのもやめろ」

テイシロ「むぅ…注文の多い人ですね」

サザン「貴様がふざけるからだ…」

ふぅ…とため息を吐き、呆れたように首を振る

僕はそんなサザンの隣に座り、星空を見上げる

今日は…どんな話をしましょうか?


1、自分の病気の事
2、どんな種族なのか聞く
3、サザンが太陽が嫌いな理由
4、自由安価

安価↓2


>>422選択:3


テイシロ「…ねぇ、サザン。サザンはどうして太陽が嫌いなんですか?」

サザン「……神が作った物だからだ」

テイシロ「ぷっ」

サザン「何故笑う?何が可笑しい?」

テイシロ「サザンが頓珍漢なことを言うからですよ。神が作った物だからってこの世の全ては神様が作った物なんですよ?」

テイシロ「サザンはこの世界全てが嫌いなんですか?」

サザン「当然だ」

テイシロ「木も?」

サザン「当然だ」

テイシロ「水も、空気も、大地も嫌いなんですか?」

サザン「嫌いだな」

テイシロ「そこまで徹底されると認めざるを得ませんね……」


テイシロ「一番嫌いなものはなんなんですか?」

サザン「太陽」

テイシロ「そ、即答ですね」

サザン「正確に言えば太陽の光が嫌いだ」

テイシロ「どうしてですか?」

サザン「……日の光を浴びると体が溶ける」

テイシロ「ふふっ、またまた下手な嘘をついて」

テイシロ「吸血鬼じゃないんですから」

サザン「吸血鬼なんぞの雑魚と一緒にするな」

テイシロ「ざ、雑魚って…吸血鬼はこの現代において唯一世界の一部を支配している凄い悪魔なんですよ!?」

サザン「なに…?それはどういうことだ?」

テイシロ「今から……1000年くらい前らしいんですけど、冥界から抜け出して『デッセンベル城』っていう所に僕を従えて一大勢力を築いているんです」

サザン「……そうか、吸血鬼如きと侮っていたが意外とやるものだな」

テイシロ「一体自分は何様なんですか…?」


サザンのあまりに尊大な態度に呆れつつも、ぽつぽつと会話をした

しかし、1000年も前からの事を知らなかったサザン
単純に学が無いのか、それともとんでもない世間知らずなのかもしれません



※13日目、終了


【リザルト】


名前:テイシロ
性別:男性
種族:人間


魔法力:4    魔法の習得まで、あと少し
身体能力:2(1)体が弱く、原因不明の重い病気を患っている
精神力:4(異常)気弱で儚い印象を受ける


年齢は13歳
身長は152cm
王立魔法学校に通う生徒
長い金髪と色素の薄い茶の瞳を持つ
気が弱く、体の弱さも相まって消えてしまいそうな印象を受ける少年
両親は行方不明で、生死すらも不明
ゴーズオーガと人間のハーフであるバトロイド・グラトニオスに育てられる
心に歪みを抱えている
好きなものは向日葵と冷たい風
嫌いなものは熱い食べ物



【特殊能力】



『魔法』
起源五色は持たず、固有魔力である『太陽』を持つ
魔力の色は『黄色』
得意魔法は不明
魔力の特性は『奇跡』、『希望』、『転生』、『成長』

『魔道具:ステッキ』
宝石がはめ込まれた不思議なステッキ
両親の残してくれた唯一の物
この宝石は僕の生命そのものらしい
まだ誰の想いの魔力も込められていない


【習得魔法一覧】


『光、尽きることなく』
自分の魔力が尽きるまで、傷が回復し続ける
その身は太陽、無限の転生、堕ちぬ光


14日目開始


体調判定
1ほど悪い、9ほど良い
昨日 +2

直下コンマ


コンマ判定:66 ゾロ目
※明日、確定で快調





今日はお休みの日です

昨日と打って変わって体調も万全です

さて、今日はどうしましょうか?



1、誰かと過ごす(人物指定)
2、町を探索
3、森を探索
4、自由安価

安価↓2

3


>>431選択:3


久しぶりに森を歩く

澄んだ空気が病み上がりの体に心地いい

最近は森が静かだとバトロイドさんが言っていましたが本当のようです

ゆったりと森を散歩する



イベント判定

1-3  人が降って来た!?
4-6  大きな背中
7-9  人の声…?
0     ???

直下コンマ


コンマ判定:7  人の声…?


……人の声が聞こえます

こんな朝早くに森に人が?

怪しく思い、声のする方角に近づく

この声は……掛け声?

地を蹴る音、枝が割れる音

何をしているのか、少し予想がついてきました

ゆっくりと近づき、その声の正体のすぐ近くまで来た

その正体は……?


1、蠢く毛玉
2、執事服の男

安価↓2


>>437選択:1


僕の目の前で蠢く毛玉

……ではなく

テイシロ「おはようございます、レオさん」

レオ「ッ!?な、え…え、あ…お、おはよう?」

テイシロ「僕が近づいていたのに気が付かないなんてよっぽど集中していたんですね」

レオ「う、うん…そうみたい…だね」


声の正体はレオさん

早朝の森で体を鍛えていたようです


テイシロ「朝はいつもここに?」

レオ「う、うん……体を動かさないと血が騒ぐから」

テイシロ「そ、そうなんですね……」

大人しい顔をして、たま~にレオさんは怖いことを言いますね

折角こんなところで会ったんですしここは……


1、一緒に体を鍛える
2、一緒にお話をする
3、自由安価

安価↓2


>>440選択:1



テイシロ「僕もご一緒してもよろしいですか?」

レオ「ええ!?ぼ、僕と?」

テイシロ「お邪魔でしたか?」

レオ「ぜ、全然!!」

テイシロ「それじゃあ、どうぞよろしくお願いいたします」

レオ「う、うう…き、緊張するなぁ…」


レオさんの動き、明らかに人間の限界を超えていました

真似をするのは骨が折れるでしょう
しかし、見るだけでも得られるものがあるかもしれません


練習判定
5以上で成功
前回 +1
レオ +1

直下コンマ


コンマ判定:77 ゾロ目


……自分でもとても驚くことが起きました

最初は、レオさんが体を動かしている場面を見ているだけでした

観察しているうちに理解不能の動きをしている、そう勘違いをしていた事に気が付いたんです

純粋な体の力までは真似できませんが、身のこなしは自分でも真似できそうだ

そう思い、レオさんの真似をして木に登ったり、高いところから飛び降りたり

川を泳いだり、潜ったり、何でも挑戦してみました

そして、ついにはレオさんが木を渡り歩く速度に何とかついていけるまでになったのです


テイシロ「……自然の中で体を鍛えるって…凄いんですね」

レオ「テイシロ君?」

レオさんは集中していたのか、僕の事を知らないのか、僕がレオさんについていけていたことの凄さを理解していないようです

観察して自分のものにする
自分の意外な特技を発見した


※身体能力が2から3に上昇しました





これからどうしましょうか?


1、レオさんと過ごす
2、まだまだ森を探索する
3、別の場所に向かう
4、自由安価

安価↓2

2


>>446選択:2


レオさんと別れ、更に森を探索します


イベント判定
1-3  人が降って来た!?
4-7  大きな背中
8、9  人の声…?
0     ???

直下コンマ


コンマ判定:6



森を歩いていると、大きな獣人を見つける

木に背中を預けて眠っているようです

よっぽど眠っていたのか、その獣人の角に鳥が止まっています

学校でも見かけるこの姿

テオ先輩です


テイシロ「こんにちは」

テオ「……ん?」

重そうな瞼を少しだけ開けて僕を見る

そして、再び閉じた

テイシロ「え?ちょっとテオさん?」

テオ「……なんのようだい?後輩君。俺はこの通りお昼寝中なんだ」

テイシロ「用と言うか、たまたま通りかかっただけです」

テオ「……そうかい」


そう言って、再び目を閉じる

よっぽど気持ちが良いんでしょうか?

僕は隣に腰かけ……



1、一緒に寝た
2、話し続ける
3、自由安価


安価↓2

1


>>451選択:1


静かに目を閉じた

さらさらと風に擦れる枝葉の音

可愛らしく囀る小鳥の鳴き声

遠くの方で水が流れる音もする

成程、こうしてみると……本当に…


テイシロ「…心地が良いですね」

テオ「そうだろう?今日は…特別静かだからね」

テイシロ「…魔物に襲われたりしませんか?」

テオ「そうそう襲われないさ。俺もいるしね」

テイシロ「……それじゃあ…僕も…」

深く、ゆっくりと呼吸をし

眠りについた


イベント判定
6以上で発生

直下コンマ


コンマ判定:8  イベント発生


夢を見た

『記憶にない/身に覚えのある』

『知らない人/私だけが知る』

『あの人』との夢を見た

『      』と聞こえない名前を呼んだ

その声に振り向いた『男/女』は天真爛漫な笑みで両腕を広げた

『      』と聞こえない名前で語り掛けられる

『男/女』はどこか懐かしい感じがした

見たことも無い、あったことも無いはずなのに

『男/女』は続けた

今日は何処に行こうか?と

『僕/私』は言った

今日も『      』のお好きな場所へ

『男/女』に抱き締められ、体が空に浮かび上がった

今日もまた、旅に出た

世界を周り、人々と会い、傷つきながらも…ずっと一緒に居続けた

そして『僕/私』はいつしか自分を思い出した


テイシロ「………」

目を開く

目の前には大きく伸びをするテオ先輩

紛れもなく、現実の世界

テオ「目を覚ましたか、後輩君」

テイシロ「……はい、おはようございます」

テオ「もう夕方だけどね」


辺りが赤く染まりつつある

もう少しで、日が落ちる


テオ「気分はどうだい?」

テイシロ「………不思議な、夢を見ました」

テオ「へえ、どんな夢だい?」

テイシロ「知ってるような、知らないような……とても心地のいい夢でした」

テオ「そうかい、それは良かった」

テオ「…ここは、いい夢を見れるよな」

テイシロ「そうなんですか?」

テオ「…ああ、俺もここに来て夢を見るんだ」

テオ「少し昔と、ありえない未来の夢だ」


テオさんは変なことを言う

こういう話をするとき、いつもどこか遠くを見ている


テオ「偶にはさ、こうやって時間を溶かすのも悪くは無かっただろう?」

テイシロ「…はい」

テオ「ん、んん……はぁ…帰るか」

のそのそと去っていくテオ先輩の後ろを慌てて追いかけた

森の奥深くだ、案内してくれる人がいた方が安心する

森の中で昼寝

初めての事だったけれど、とても心が安らぐ不思議な感覚だった


……また、来てみてもいいかもしれない





お昼寝をしたせいか、眠たくない

寝る前に何かをしましょう


1、星を見に行く
2、バトロイドさんと話す
3、明日のお弁当の準備
4、自由安価

安価↓2

3


>>460選択:3


久しぶりにお弁当を作りましょう

前回、自分で食べることが出来なかったリベンジです



料理判定
1ほど良い、9ほど悪い
腕前 +3

直下コンマ


コンマ判定:4+3



ふむ、上出来ですね

この前ほどではないですが十分な成果です


明日のお弁当の準備を終え、眠りについた



※14日目終了

【リザルト】


名前:テイシロ
性別:男性
種族:人間


魔法力:4    魔法の習得まで、あと少し
身体能力:2(1)体が弱く、原因不明の重い病気を患っている
精神力:4(異常)気弱で儚い印象を受ける


年齢は13歳
身長は152cm
王立魔法学校に通う生徒
長い金髪と色素の薄い茶の瞳を持つ
気が弱く、体の弱さも相まって消えてしまいそうな印象を受ける少年
両親は行方不明で、生死すらも不明
ゴーズオーガと人間のハーフであるバトロイド・グラトニオスに育てられる
心に歪みを抱えている
好きなものは向日葵と冷たい風
嫌いなものは熱い食べ物



【特殊能力】



『魔法』
起源五色は持たず、固有魔力である『太陽』を持つ
魔力の色は『黄色』
得意魔法は不明
魔力の特性は『奇跡』、『希望』、『転生』、『成長』

『魔道具:ステッキ』
宝石がはめ込まれた不思議なステッキ
両親の残してくれた唯一の物
この宝石は僕の生命そのものらしい
まだ誰の想いの魔力も込められていない

【習得魔法一覧】


『光、尽きることなく』
自分の魔力が尽きるまで、傷が回復し続ける
その身は太陽、無限の転生、堕ちぬ光

※修正版です。すみません


【リザルト】

名前:テイシロ
性別:男性
種族:人間


魔法力:4    魔法の習得まで、あと少し
身体能力:3(1)体が弱く、原因不明の重い病気を患っている
精神力:4(異常)気弱で儚い印象を受ける


年齢は13歳
身長は152cm
王立魔法学校に通う生徒
長い金髪と色素の薄い茶の瞳を持つ
気が弱く、体の弱さも相まって消えてしまいそうな印象を受ける少年
両親は行方不明で、生死すらも不明
ゴーズオーガと人間のハーフであるバトロイド・グラトニオスに育てられる
心に歪みを抱えている
好きなものは向日葵と冷たい風
嫌いなものは熱い食べ物



【特殊能力】



『魔法』
起源五色は持たず、固有魔力である『太陽』を持つ
魔力の色は『黄色』
得意魔法は不明
魔力の特性は『奇跡』、『希望』、『転生』、『成長』


15日目開始





今日は体調も万全です

お弁当をしっかりと確認し、学校に向かった



1、シーラを起こす
2、イベント判定

安価↓2

2


>>470選択:2


イベント判定
6以上で発生

直下コンマ


コンマ判定:7 イベント発生



誰と遭遇した?


自由安価↓2

ポーラ先輩


>>475選択:ポーラ先輩


テイシロ「おはようございます。ポーラさん」

ポーラ「おはよう。…えっと…テイシロ君だったかしら」

テイシロ「今日も大変そうですね」

ポーラ「そ、そうね。歩くのが遅いから苦労するわ」

テイシロ「……先輩って…可愛いですよね」

ポーラ「え、ええ!?と、突然なに!?」

テイシロ「先輩なのに、僕より小さくて…しかも動きもぎこちなくって、お世話したくなる可愛らしさです」

ポーラ「あ、あれ?それって褒められてるのかしら?馬鹿にされれてるの?」

テイシロ「褒めてますよ。先輩素敵です!」

ポーラ「そ、そう…ま、まぁ褒められてるなら悪い気はしないわね…うん」


先輩の歩幅に合わせて、ゆっくりと登校した


授業中



ペラリア「は~い、今日はペラリア先生の個人授業のお時間です」

テイシロ「今日もよろしくお願いします」

ペラリア「調子はどうだい?」

テイシロ「快調です」

ペラリア「なんでも魔法を一つ習得したらしいね」

テイシロ「はい、この調子で頑張りたいと思います」

ペラリア「いつになくやる気だね」

テイシロ「今日はできそうな気がするんですよ!」

ペラリア「ふ~ん…ま、やる気があることは良い事さね」

ペラリア「今日は何をやるんだい?」



1、治癒魔法
2、先生直伝『樹木創作』
3、2以外の戦闘魔法
4、魔道具について

安価↓2

2


>>479選択:2


ペラリア「へぇ~、アタシの真似事をするのかい」

テイシロ「はい、折角ペラリア先生に教えてもらうのですから」

ペラリア「『樹木創作』は便利だよ。武器にも壁にも使えるし、捕縛や隠密も出来る。しかも遠近どちらにも対処できる」

ペラリア「アンタの『成長』の特性はかなりのもんだ。物にすればきっと役に立つ」

テイシロ「まずはどうすればいいでしょうか?」

ペラリア「アンタはアタシと違って1から命は創れないからね、種をいくつかやるからまずは大きく成長させてみな」

ペラリア先生が手のひらから樹木の種を生み出しそれを受け取る

大きく成長させる
それくらいなら出来そうです


練習判定
5以上で習得

ペラリア先生 +2
特性      +1

直下コンマ


コンマ判定:7+3 成功


テイシロ「…どうですか?」

ペラリア「…うん、種から発芽、木に育つまで4秒ほど。十分な速さだ」

テイシロ「そ、それじゃあ…!」

ペラリア「まだ気が早いよ、次は木を操作しないとね」

ペラリア「木に成長した姿のイメージを流し込み、魔力の流れを操作する」

ペラリア「必要のない部分を間引いたり、根だけを操作したり。用途によって必要なだけの魔力を流し込み、最速で形を変化させる」

ペラリア「アンタの場合は『リサイクル』が出来る」

ペラリア「一度成長させ終わった木の枝を使って新たに別の用途のモノを作ったりね」

ペラリア「戦いに使うなら成長させる速さが命さ。それでいて、その場の状況に合わせた形を創りだす」

ペラリア「最初は多少形が雑でもいいよ、大きく太く面制圧すれば大抵どうにかなる」

ペラリア「ほんじゃ、頑張りな」

先生から新しい種を受け取り、練習を始めた


これを習得できれば、僕は戦闘も可能になるかもしれない…!



練習判定
7以上で成功

ペラリア先生 +2
特性      +1

直下コンマ


コンマ判定:6+3 習得完了



テイシロ「ど、どうですか?」

ペラリア「……うん、及第点ってところだね」

テイシロ「本当ですか!?」

ペラリア「あんたやっぱり才能あるよ。複雑な形に変えてもさっきまでの成長速度とほとんど変わってない」

ペラリア「太くしたり、細くしたり、一つの木にいくつもの形を盛りこめれてる」

ペラリア「素人の癖に、中々やるじゃないか」

テイシロ「あ、ありがとうございます!!」

あのペラリア先生が僕をべた褒めしている
これほど嬉しいことはありません

ペラリア「これからは、実戦で少しづつ磨いていきな」

テイシロ「はい!」

ペラリア「…しっかし、10日前までは魔法の一つも使えなかった小僧がよくここまでやれたもんだよ」

ペラリア「やっぱりアタシの教え方が上手かったのかね」

テイシロ「はい、先生のおかげです!!」

ペラリア「……ふふ、それじゃアンタにご褒美だ」

そう言って手渡されたのは、木の種

ペラリア「自分で育ててやりくりしな。もしも種が尽きたなら、アタシがまた新しいのをくれてやるよ」

テイシロ「はい!ありがとうございます!!」


心の中が、充実感で満たされていく

こんな達成感は人生で初めてです
ペラリア先生と会えてよかった

この人のおかげで、僕は一つ上に成長できた


※固有魔法『樹木創作(テイシロ)』を習得しました
※魔法力が4から5に成長しました。
※魔法力5以上達成。これにより、『戦闘訓練』を積むことが出来ます。戦闘訓練は魔法力と身体能力、両方の成長につながります


昼休み


ずっと練習をしていたせいでお腹がとても空いています

今日はお弁当です

…どうしましょうか?


1、誰かと食べる(人物指定)
2、どこかに行く(場所指定)

安価↓2


>>491選択:1、クレア先輩


クレア先輩を探す

少し勇気がいりましたが、2年生の教室に顔を出して先輩をようやく探し出した

クレア先輩と教室で昼食をとる


クレア「どうしてまた私にお弁当?」

テイシロ「それは勿論、この前の約束を守れなかったお詫びです」

テイシロ「僕から約束を取り付けたのに、本当にごめんなさい」

クレア「…ああ、うん。気にしなくていいよ」

クレア「………て、テイシロ君のお弁当本当に楽しみ!!」

テイシロ「え、あはい!前回ほどじゃあないですけど、十分美味しくできたと思います」

クレア「それじゃあ…いただきます!」

クレア「…あむあむ…うう~ん!おいしいね!」

テイシロ「ありがとうございます」

なんだか、無理に気分をあげようとしている気がする
そんなにも、この前の約束の事を気にしているのでしょうか?

どうしようかと迷いつつ、食事を続けた


やはり、無理しているのか会話が続かない

我慢しきれず切り出す

テイシロ「あの、この前の事は本当にごめんなさい!」

クレア「え、ええ!?ほ、本当に気にしなくてもいいんだよ?」

テイシロ「……でも先輩に気を使わせているというか…先輩、変ですよ」

クレア「う、う~ん……本当に、気にしなくてもいいんだけどね」

先輩の箸が止まる
少し考えるように無言になり、再び口を開く


クレア「……剣術を教えてほしいって言われたときね、嫌だなぁって思っちゃったんだ」

クレア「だからね、君が体調不良で約束が守れそうにないって聞いたとき……ちょっと安心しちゃった」

テイシロ「そう…なんですか?」

クレア「うん、だから…テイシロ君が私に気を使う必要なんてないんだよ」

クレア「………ごちそうさま。お弁当ありがとう。それと…ごめんね」

静かに席を立たれる
僕は慌ててお弁当を畳み、先輩を追いかけた

だけど、直ぐに見失ってしまった


…先輩にどうして?と聞けずに終わってしまった

理由を聞けなかった
先輩は、本当は僕の事を鬱陶しがっていたんでしょうか?

……でも、本当にそうならわざわざあんなことを僕に言ってくれるでしょうか?

また、話す時があれば…聞いてみましょう


昼休み


お弁当を自分のカバンの中にしまう

まだ、時間はある

どうしましょうか?



1、誰かと過ごす
2、どこかに行く
3、校内探索
4、自由安価

安価↓2

1 ジゼット


>>500選択:1、ジゼット


ジゼットさんと何をしましょうか?



1、話をする
2、訓練
3、自由安価

安価↓2


>>504選択:2、訓練


なんの訓練をしましょうか?



1、模擬戦闘
2、魔法
3、身体能力

安価↓2

1


>>508選択:1、模擬戦闘



テイシロ「ジゼットさん、ちょっといいですか?」

丁度、教室に居たジゼットさんに話しかける

僕はこの日を待ち焦がれていました
そしてついに、願いが叶うのです


ジゼット「なんだ?」

テイシロ「訓練のお付き合いをお願いしたいのですが」

ジゼット「ふ~ん、いいぜ。今日も走り込みか?」

テイシロ「いえ、今日は―――――『戦闘訓練』です」

ジゼット「戦闘…ってマジで言ってるのか?」

テイシロ「当然です。僕は戦う力をようやく手に入れました」

テイシロ「アナタと向かい合っても恥ずかしくないだけの力です」

テイシロ「僕が戦えるようになった日、まずは貴方に見せてあげたい…そう思っていたんです」

ジゼット「へぇ……へへっ良い目してるぜテイシロ。このジゼット・フルバーコスがお相手仕る」

テイシロ「では…闘技場に向かいましょう」


※模擬戦闘が開始されます


今日の更新はここまでです

魔法力5突破、おめでとうございます!
これからガンガン戦っていけますよ!!(勝てるとは言って無い)

サブキャラのストーリーはテオ先輩とシャイナ先輩に特に力を入れているのでお楽しみに!!


それではまた、お付き合いいただきありがとうございました


お待たせしました
それではそろそろ再開です


テイシロ


魔法力:5     この年では十分な魔法力
身体能力:3(1) 体が弱く、原因不明の重い病気を患っている
精神力:4(異常) 気弱で儚い印象を受ける


総合評価
強さ:5


コンマ表
1    ファンブル
2-4 失敗
5-9 成功
0    成功・大

を使用する



【特殊能力】


『魔法』
相手の戦闘補正を-1
有利時、相手に-1の補正
負傷時、または耐久値が3以下で負傷補正を無効にし耐久値が減らなくなる。この魔法を使ったときコンマ判定をし魔力が尽きるターンを決め、そのターン後に敗北



ジゼット・フルバーコス


魔法力:7  生まれてからずっと魔法の鍛錬を積んできた
身体能力:6 父親直伝の剣術を扱いこなす
精神力:7  多少の事では揺らがない

総合評価
強さ:6

1    ファンブル
2-4 失敗
5-9 成功
0    クリティカル

のコンマ表を使用


特殊能力


『魔法』
戦闘補正+1。成功以上で更に+1
同コンマ判定時、有利補正を所得
耐久値が2以下の時自分のコンマ判定が一度だけ2倍になる


『魔道具:白の剣』
倍率補正を倍にする


ジゼット、身体能力により耐久値上昇
テイシロ、身体能力により耐久値低下


テイシロ
耐久値:8

ジゼット
耐久値:13



直下コンマ:テイシロ戦闘判定


↓2コンマ:ジゼット戦闘判定
魔法 +1
魔法 -1


コンマ判定:6 成功

コンマ判定:33ゾロ目


ジゼットゾロ目により+4の補正

6-3-4=-1


8-1=7


テイシロ
耐久値:7


闘技場でジゼットさんと対峙する

ジゼット「いやぁ…こんなに早くお前とこうやって剣を交えられるようになるなんてな」

テイシロ「僕自身も驚きですよ」

ジゼット「それじゃあ…いざ、尋常に…………」


ジゼット「勝負!!」
テイシロ「勝負!!」


掛け声と共にジゼットさんが此方に駆けだす
僕は手に持っていた樹木の種をジゼットさんに向かって投げる

その種に目敏く反応し、剣の腹で叩き落とす

叩き落された種が地面に落ちた瞬間、木が根を開き大地を締め上げる
タイミングが少し遅かったようですね


ジゼット「…っ!何時の間にこんな魔法」

テイシロ「まだまださっきのは小手調べです!どんどん行きますよ!!」



直下コンマ:テイシロ戦闘判定


↓2コンマ:ジゼット戦闘判定
魔法 +1
魔法 -1


コンマ判定:2 失敗

コンマ判定:33ゾロ目


ジゼットゾロ目により更に+4
テイシロ失敗により-1


2-1-3-4=6

7-6=1


テイシロ
耐久値:1

テイシロ状況不利、負傷


ジゼットさんが向ってくる

剣を引き抜く

横に薙ぐ

一連の動作が見える

見える……のですが…!!


テイシロ「避けられ…!?」


やりたいことに体が追い付いていかない

避けるか木を使うかの判断で悩み、動作が遅れる

慌てて木を盾に使おうとするが成長しきる前にジゼットさんの斬撃が腕を叩く

テイシロ「ッ!!!っぐおああああああああぁぁ……」

ジゼット「て、テイシロ!?」

腕が折れています
ジゼットさんを心配までさせてしまいました


ジゼット「だ、大丈夫か?すまん…いつもの調子でやってしまったな」

テイシロ「し、心配…ご無用です。まだ…戦えます」


こんなに早い段階で使うつもりは無かったんですけれど、今使わないでいつ使う!


テイシロ「……『光、尽きることなく』」

体が燃え上がる

黄色の炎に包まれ、体が修復していく

テイシロ「これが、僕の奥の手です」

ジゼット「お、奥の手なのに随分早い登場だな」

テイシロ「そ、それは僕も分かってますよ!!」



『光、尽きることなく』を発動
使用可能なターン数

1-3   2ターン
4-6   3ターン
7,8   4ターン
9,0   5ターン

直下コンマ


コンマ判定:6 3ターン

『光、尽きることなく』発動により、状況リセット




直下コンマ:テイシロ戦闘判定


↓2コンマ:ジゼット戦闘判定
魔法 +1
魔法 -1


コンマ判定:3 失敗

コンマ判定:4 失敗



お互い失敗により、判定差に変化なし


1ターン経過



傷が癒えていく

骨折した腕もすぐに元通りになる

セツナさんの言っていた通り、今の僕ならどんな怪我を負ったとしてもすぐに直りそうです


ジゼット「す、すげぇ…これがお前の固有魔法か…」

テイシロ「ええ、これにより僕は暫く無敵です!!」

ジゼット「マジかよ!?」

テイシロ「マジです」

ジゼット「そ、それじゃあ…どうやっておまえを倒せばいいんだ?」

テイシロ「それはですね、魔力切れを狙うしかないですね」

ジゼット「成程。………話は変わるがテイシロ、今日の昼ご飯は?」

テイシロ「え?今日はお弁当を……って時間稼ぎですか!?その手には乗りませんよ!!」

ジゼット「乗りかけてたじゃないか…」



気持ちを切り替え戦闘に戻る



直下コンマ:テイシロ戦闘判定


↓2コンマ:ジゼット戦闘判定
魔法 +1
魔法 -1


コンマ判定:9 成功

コンマ判定:4 失敗


ジゼット失敗により-1


9-4+1=6


13-6=7


ジゼット
耐久値:7


大きく距離を取り、今度はその場で木を成長させる

根だけを大きく成長させる

太く鋭くジゼットさんに向かう

慣れないうちはこの一本の木から起点を作っていきましょう

ジゼットさんは軽やかに木を避け僕に向かってくる

だが、ワザと残しておいた枝葉が進路をふさぎ僕の姿を覆い隠す

ジゼットさんが立ち止る

キョロキョロと見まわし、僕を見失ったところを確認し枝を一本折る

その音にやはり目敏く反応する

テイシロ「ですが、それはダミーです!!」

僕のいる方向と正反対の方向からワザと音を鳴らした
その方向を見たジゼットさんの背中に向かって一本の枝を槍のように投げつける

ジゼット「…!?」

それにすら反応し、火を纏わせた剣で切り裂く

テイシロ「だけど、その判断は間違いです…」

切り裂かれた枝がさらに開き周りの木を燃やしていく

テイシロ「樹林で火を使うなんて自殺行為ですよ?」

ジゼット「これが狙いだったのか……!」




直下コンマ:テイシロ戦闘判定


↓2コンマ:ジゼット戦闘判定
魔法 +1
魔法 -1


コンマ判定:0  成功大

コンマ判定:5  成功


テイシロ成功大により+2
ジゼット成功により+1


10+2-5-1=6


7-6=1


ジゼット
耐久値:1


※2ターン経過


広く深く根を張り続けたのがここで活きてくる

ジゼットさんの視界を塞ぐほどに張り巡らされた枝葉が燃えていく

更に根までが燃えはじめ、ジゼットさんの退路すら塞ぐ



テイシロ「コイツで…詰みです!!」


更に2本の木を使い、大きく大きく重ねるように成長させる

火事を起こしている中心を覆っていく

樹木はドーム状に重なり合い、完全に蓋をした

……かに思われた


ジゼットさんのいる中心から、火ではない光が漏れだす

その光は…鉛白色の輝きを放ち天を貫く

テイシロ「な、なんで…!?」

ジゼット「……テイシロ……見せてやるよ、俺の奥の手って奴もなああああ!!!!!」

ジゼット「一子相伝の継承されし『潔白』の輝きを今…解き放つ!!」

ジゼット「『白の剣』よ熱く熱く身を焦がせ!!」


ジゼット『堕ちゆく星の輝き』を発動





直下コンマ:テイシロ戦闘判定



↓2コンマ:ジゼット戦闘判定
魔法 +1
魔法 -1
『堕ちゆく星の輝き』 コンマ判定4倍


コンマ判定:4  失敗

コンマ判定:10×4 クリティカル


テイシロ失敗により-1

4-1-40=-37


『光、尽きることなく』により耐久値変動なし


3ターン経過

テイシロ敗北


白き剣が炎を巻き上げる

目を開けていられないほどの眩い輝きが辺りを蝕んでいく

ジゼット「……なぁテイシロ、本当に無敵なんだよな?」

テイシロ「え?は、はい」

ジゼット「それじゃあ……受け止めて見せろ!!」

ジゼット「これが……脈々と受け継がれた…騎士の剣だ!!!!」


天まで届く輝きが振り下ろされる

鉛白色の光の炎に触れた木々が、塵になる

『星明』の魔力

その特性は『継承』『潔白』『守護』そして……『破滅』

終わりゆく星の最後の輝き

その光は触れたもの全てを塵に帰す

僕の創りだした木々、さらには闘技場の一部すらも飲み込み…僕の体さえも包み込んだ


体が塵になる、サラサラとした音がさらに恐怖を煽る

しかし…僕の体は決して崩壊しなかった

『太陽』の光は…決して消えやしなかった


障害物が取り除かれ、再びジゼットさんと正面切って対峙する

ジゼット「驚いたぜ……本当に無事なんだな」

テイシロ「無事じゃなかったらどうするつもりだったんです?」

ジゼット「そりゃあ…ほら……どうしよう?」

ジゼット「ま、そもそもお前が無敵だなんて言わなければ直撃はさせなかったからよ。だから大丈夫だ」

テイシロ「は、はは……そう…です…か……」

体を包む、黄色の炎が消えていく

さすがに限界のようですね

せめて……意識が途切れる前に……

テイシロ「ジゼットさん……」




テイシロ「お手合わせいただき、ありがとうございました」

ジゼット「ああ、此方こそ」


剣を納めたジゼットさんが此方に近づき僕の手を取る

それを確かに目に焼き付けて…意識を手放した

僕の初めての戦闘訓練は完全敗北に終わった
だけど、この一歩は何物にも代えがたい大きな一歩

この敗北から、このジゼットさんとの戦いから…僕はもっと強くなって見せる


※戦闘訓練を積みました
※魔法力と身体能力が少し、成長しました


放課後


あれから午後の授業中はずっと保健室で眠っていた

ただの模擬戦闘でお前たちは馬鹿か?と先生方にこっぴどく叱られた

特に、闘技場の一部すら塵にしてしまったジゼットさんはものすごい剣幕で怒られていた

闘技場は恐らくセツナさんが修復すると思います

怒っていないのは『お前らは本当に馬鹿だねぇ』と楽しそうに笑っていたペラリア先生くらいです

魔力消費の疲れによって倒れてしまったので、そもそも怪我はしていない

ピーター先生にお礼を言い、保健室を出た


さて、これからどうしましょうか?



1、校内探索
2、森を探索
3、誰かと過ごす
4、どこかに行く
5、自由安価

安価↓2

1


>>550選択:校内探索



校内をフラフラと探索する



イベント判定

1-3  誰かに声を掛けられた
4-6  屋上と先輩
7-9  騒ぎを聞きつけ飛んできた
0    ???

直下コンマ


コンマ判定:6  屋上と先輩


あの日以来、怖くて近づけなかった屋上に足を踏み入れる

怖々と屋上を見回すと見知った先輩が一人

テイシロ「あ、テオさん」

テオ「ん?…ああ、あの時の後輩君」

テオ先輩が屋上で日向ぼっこ?をしていた

あの時のように角に数羽の小鳥が止まっている

小鳥に愛されるオーラでも出ているのでしょうか?


テイシロ「屋上に人がいるなんて珍しいですね」

テオ「そうかい?俺は良く来るんだけどね……授業をサボりに」

テイシロ「授業はサボっちゃダメですよ」

テオ「そう言う君も午後の授業はどうしたのかな?」

テイシロ「うっ……知っていましたか」

テオ「まぁね、1年が派手に暴れたって噂になってるぜ?」

テオ「…ん、まぁ君もこっちに来なよ」

テイシロ「それじゃあ……」


テオさんの言葉に従って隣に座る

……何か話しましょうか?



1、屋上に居る理由を聞いてみる
2、角が片方ない理由
3、自由安価

安価↓2

1


>>555選択:1


テオ先輩の隣に座りつつもキョロキョロとどうしても辺りを見回してしまう

テオ「…ん?なんか居た?」

テイシロ「あ、いえ…ちょっと屋上の神様を」

テオ「お、屋上の神様?」

テイシロ「ああ、いえ!な、なんでもないですホントに!」

やっぱりあの時の屋上の人は幻覚だったのでしょうか?
幻覚だった方が助かりますが……

取り敢えず話題を逸らしましょう

テイシロ「先輩はどうして屋上に?」

テオ「ん~……なんとなくかな。あったかくて静かだし……鳥は五月蠅いけど」

テオ「それに…結構好きなんだ。高いところが」

テイシロ「へ~、そうなんですね」

何とか話題を逸らすことに成功したようです


テオ「君はさ、この学校が好きかい?」

テイシロ「勿論ですよ。この学校は、楽しい事ばっかりです」

テオ「…ふ~ん、そっか」

テイシロ「先輩はお嫌いなんですか?」

テオ「う~ん……学校はそんなに嫌いじゃないけどね、魔法が嫌いなんだ」

テイシロ「魔法が嫌い…ですか?」

テオ「うん」

テイシロ「それは…なんというか…珍しいですね」

テイシロ「……というかそれならどうして魔法学校に通ってるんですか?」

テオ「勿論、魔法の勉強の為」

テイシロ「嫌いなのにですか?」

テオ「嫌いなんだけどね。俺は知らなければいけないから」

また、遠くを見ています
先輩はどうやら何か大事な秘密がありそうです

ですが、それを匂わせるようなことをどうして言ってくれるのでしょうか?

僕だから?それとも誰にでも?
よく…分かりませんね

テオ先輩と一緒にゆったりとした時間を過ごした


まだ、帰るには速そうです

これからどうしましょうか?



1、テオさんと過ごす
2、校内探索
3、誰かと過ごす
4、自由安価

安価↓2

3 シャイナ


>>561選択:3、シャイナ


テオさんと別れ、再び校内を探索しているとシャイナ先輩と遭遇した

どうやら生徒会の仕事が終わったばかりのようです

テイシロ「こんにちは、シャイナ先輩」

シャイナ「おう、テイシロ。聞いたぜお前、ジゼットと模擬戦したらしいな」

テイシロ「ああ、はい。本当に噂になってたんですね」

シャイナ「そりゃあお前、闘技場の一部を灰にするようなでっけー光を見れば誰だって気になるだろう」

テイシロ「ま、まぁ…アレは凄まじかったですからね」

シャイナ「それで、どっちが勝ったんだ?」

テイシロ「僕の完全敗北です」

シャイナ「まぁそうだわな。あの光に直撃して死んでないお前を毟ろ褒め称えてやりたいよ」

テイシロ「あ、ありがとうございます」

シャイナ「しっかしジゼットの奴…まだあんなもんを隠し持っていたなんてな。ホント、すげー奴だよ」


うんうん、と一人納得するように頷いているシャイナ先輩
シャイナ先輩、放課後だというのにあまり忙しそうじゃありません

どうしたのでしょうか?


ここは……


1、今日はいかなくていいのかと聞いてみる
2、これからの予定を聞く
3、自由安価


安価↓2

1


>>564選択:1、今日はいかなくていいのかと聞いてみる


テイシロ「あの、今日はいかなくてもいいんですか?」

シャイナ「あん?何がだ?」

テイシロ「いつも忙しそうにどこかに行くじゃないですか」

シャイナ「ああ、あれか……もう必要なくなったからな」

テイシロ「必要なくなった?」

シャイナ「…ああ、探し物をしててな…漸く見つかった」

テイシロ「へー、それは良かったです。因みに何を探してたんですか?」

シャイナ「両親の仇…かな」

シャイナ「正確に言えば、俺の両親はなんで死んだのか、だとかどうやって死んだのか、とかの情報を集めていたんだ」

テイシロ「そう…だったんですね」

シャイナ「それで…俺が何をするべきなのかもわかった。あとは時が来るのを待つだけだ」

テイシロ「なんていうべきか…よく分かりませんが………頑張ってくださいね」

シャイナ「おう、ちょっくら頑張ってくるさ」


シャイナ先輩の意外な過去を知った

シャイナ先輩はいつもとは違う、少し怖い顔をしていた

時が来るのを待つだけ…と先輩は言っていた
先輩はきっと……敵討ちに行くんでしょうね

僕の両親は……どうしているんでしょうか

出来ることなら、無事でいてくださいね


もうすぐ日が暮れる

そろそろ帰りましょう

僕は……


1、シャイナ先輩と帰った
2、一人で帰った

安価↓2

1


>>568連続安価所得の為最安価


1、シャイナ先輩と帰った
2、一人で帰った

安価↓2


>>571選択:1


シャイナ先輩と一緒に帰る

いえ、帰ろうとした


シャイナ「それじゃあ俺、こっちだから」

テイシロ「え?でもそっちは……」

シャイナ先輩が指さした先は明らかに森
人が住むような場所じゃあ…

シャイナ「いや、合ってる合ってる」

テイシロ「ほ、本当にこの森の中なんですか?」

シャイナ「ああ、そこでペラリア先生に飼われてる」

テイシロ「へ~…………ってええええ!?ペラリア先生と!?」

シャイナ「なんだ知らなかったのか?」

テイシロ「そ、それじゃあレオさんは?」

シャイナ「おう、今日はレオも一緒だ。よかったら寄ってくか?」

テイシロ「え、ええっと……」




1、行く
2、行かない

安価↓2

シャイナ先輩のは時限式イベントだったのかな?
だとしたらクレア先輩の悩み?やアリスの生徒会も早めに対処した方がいい?

1


>>575選択:1、行く


>>574
シャイナ先輩はもう少しテイシロ君が強くならないと進みません
クレア先輩の悩みはたとえ何日放っておこうが次に会ったときにイベントが進みます
アリスさんをセツナさんに紹介するのは早い方がいいですね。私がイベント忘れてしまいそうです


今日の更新はここまでです

ジゼット君の本気はかなりヤバいです
今回の味方キャラの中でナンバー2の瞬間火力を誇ります
だからと言って2番目に強いかと言えばそうでもないです、いっぱい上が居ます

テイシロ君はまだまだ強くなります
頑張っていっぱい勉強しましょう!!
テオ先輩と森で会ったときに見た夢がテイシロ君の一番のキーストーリーです


それでは、お付き合いいただきありがとうございました

ちなみに名前のあるキャラで、イベント用意してないよとか、スタッフに思い込められないよとか、成長はしないよってキャラいますでしょうか?


>>583
正直二度以上出ていないキャラのイベントはあんまし考えていません
ですが、出番があればイベントもすぐに思いつくと思います



それでは、そろそろ再開です


シャイナ先輩について行く

そして案内された場所は、一際大きな一本の大樹

テイシロ「ここが……ペラリア先生のお家ですか?」

シャイナ「おう、鍵は開いてる。入ろうぜ」

大樹の根の陰に不自然な人工物
ごく普通の扉がさらに非現実さを醸し出しています

大きな木の中身をくりぬいた家

まるで童謡の世界に入り込んだのかのような錯覚を受けてしまいます

扉を開けて中に入ると……拍子抜けするほど普通のお家でした

シャイナ「帰ったぞ~レオ~居るか~!」

レオ「お、お帰りなさいシャイナ…とて、テイシロ君!?」

テイシロ「こんばんは、レオさん。お邪魔します」

レオ「ど、どうしてここに?」

テイシロ「成り行きです」

シャイナ「成り行きだな」

レオ「成り行きなんだ……で、でもき、来てくれて嬉しいよ!!」


興奮した面持ちのレオさんに言えの中を案内してもらう

レオさん、シャイナさんの事を呼び捨てで呼んでいました
古い付き合いなのでしょうか?


この家は7階建てで、一階がリビングダイニング、2階がレオさんの部屋、3階がシャイナさんの部屋
それ以外の部屋全てがペラリア先生の部屋だそうです

もし、ペラリア先生の数千年分の研究資料なんかがあったりするのなら…
一部の人にとってはたまらないお宝部屋でしょうね

レオさんに家を案内され終わり、一階に降りるとペラリア先生が帰って来ていた


テイシロ「こんばんは、ペラリア先生。お邪魔させていただいています」

ペラリア「はいよ、こんばんは。わざわざアタシの家に来るなんて暇な奴だねぇ」

テイシロ「いやぁ、どうしてもペラリア先生のお家が気になって」

ペラリア「折角だし、飯でも食ってくかい?泊まってってもいいけど」

テイシロ「あ、それじゃあ……」



1、ご飯だけもらう
2、泊まる
3、さすがにそれは申し訳ないと断る
4、寧ろ料理をご馳走する

安価↓2

1


>>589選択:1、ご飯だけもらう


テイシロ「折角ですので、お言葉に甘えてご馳走になります」

ペラリア「ま、大したもんなんて出てこないから期待するんじゃないよ」

テイシロ「それはそれで楽しみです」


ペラリア先生、お料理なんてできるんですね

あの先生が…ふふ、とっても楽しみです

さて、料理が出来るまで……

ペラリア「あいお待ち」

テイシロ「早い!?」

テーブルの真ん中に乱雑に置かれたのは大量のフルーツが入ったバスケット
そして4枚の皿にこれまた豪快に一枚の大きな肉が置かれている

テイシロ「ぜ、全然料理じゃないじゃないですか!?」

ペラリア「本当の飯ってのは調理しなくともうまいもんなのさ」

テイシロ「絶対料理するのが面倒なだけですよね!?」

テイシロ「シャイナ先輩はこれでいいんですか!?」

シャイナ「ん?普通じゃないか?俺の暮らしてた村じゃあ肉と果物の代わりにジャガイモだけだったな」

テイシロ「わ、ワイルド……レオさんは?」

レオ「ぼ、僕はペラリア先生に育ててもらったから…これが普通かな」

さすがにこの家で暮らしているだけあって何も文句が無いようです
……仕方ありません、此方の作法に合わせるべきですよね

ペラリア「因みに肉も果物もこのペラリア先生自家製だからね。栄養は完璧さ」

テイシロ「毎日の食事すら魔法で補えるだなんて……先生の魔力ってやっぱり規格外ですね」

ペラリア「それをアンタがいうかい?」

先生が食事に手を付けたことを確認してから食事にありついた

調理していないにもかかわらず、とてもおいしい食事でした

……悔しいですが、本当の飯と言うのを教えられてしまいました

偶にはこういう野性的な食事もいいものです


テイシロ「夜ごはん、ありがとうございました」

ペラリア「アレくらい安いもんさね。原価がタダだからね」

ペラリア「しかし、本当に帰るのかい?部屋なんていくらでも空いてるよ?寧ろ空き部屋創れるよ?レオも友達が訪ねてきてくれて喜んでたんだしさ」

テイシロ「いえ、バトロイドさんが家で待ってくださってるので無断外泊はできません」

ペラリア「ふ~ん…律儀なこったね」

ペラリア「ま、いつでも鍵は空けとくから好きな時にきな」

テイシロ「いつでも鍵を…って、それは防犯的に大丈夫なんですか?」

ペラリア「大事なモノは全部アタシの部屋の中だし、こんな怪しい家に強盗に押し入る奴も滅多に居ないだろう?」

ペラリア「それに、アタシの部屋にはいろいろ仕掛けてあるからねぇ…イッヒッヒ!」

ペラリア先生が童話に出てくるような悪い魔女のような笑みを浮かべている

……きっと、凄い罠が仕掛けられてあるのでしょうね


ペラリア「じゃあね、お休み…テイシロ」

テイシロ「はい。今日はありがとうございましたペラリア先生。さようなら、また明日です」


先生にしっかりと礼を言い、自宅に帰った


飛んでもなく短いですが今日はここまでです

今日はちょっと寝不足でお疲れなんです、許して……


また明日、更新します


それではそろそろ再開です


帰宅中

イベント判定
3以下で………

直下コンマ


コンマ判定:0  イベント発生



「こんばんは」


突然空から声が降って来た

足音も、気配すらもなく突然現れた声

その正体は…!

テイシロ「……ってアレ?ストーク先生?」

ストーク「こんばんは、テイシロ君。ちょっと驚かせちゃったかな?」

先生の優しそうな笑みに心底ほっとした

テイシロ「ふぅ……もう、やめて下さい。心臓に悪いです」

ストーク「ふふふ、それは悪かったね」

テイシロ「それで、僕に用事ですか?というか…先生はどうしてこんな時間に?」

テイシロ「……いえ、そもそも突然現れた理由は?」

ストーク「おいおい、質問が多いぞ」

テイシロ「ご、ごめんなさい」


ストーク「一つづつ答えてあげよう」

ストーク「まず、突然現れた理由は『魔法の風穴』」

ストーク「次にこんな時間にここに現れた理由は、夜に君が一人になるのを待っていたから」

ストーク「そして最後。僕から君への用事だ」



ストーク「君を殺すことにした」



テイシロ「え……?」

突然の事態に頭が追い付かない

この人はストーク先生…ですよね?

あの、ストーク先生なんですよね?

その人が僕を『殺す』だって?

ストーク「この男がペラリアと知り合いで本当に助かった」

ストーク「あの『      』が覚醒する前にこうやってお前を安心して始末できるだなんて」

体が熱くなる

まただ、またあの感覚だ

僕の事を……『僕/私』のことを……聞こえない名前で呼んだ


テイシロ「アナタは…何者なんですか!?」

体が震える

怖い怖い怖い怖い

でも、それでも声を振り絞った

ストーク先生…いえ、ストーク先生の皮を被ったナニカが答えた


ストーク?「私の名前は『ジールギーヴァ』」

ジールギーヴァ「この身全てを『フィーニス様』に捧げた忠実なる豚だ」

テイシロ「ジールギーヴァ……?」


き、聞いたことも無い名前です

こういう時に自分の学の無さが悔やまれます

た、多分凄い人なんでしょう

それよりも重大なことをこの人は言いました

『フィーニス様』と

『災厄の化身』の忠実なるしもべだと自らそう言い放った


つまり…


テイシロ「アナタは悪なんですね」

ジールギーヴァ「違う違う違う。君こそが『フィーニス様』に害成す悪だ」

ジールギーヴァ「ふむ、少し喋り過ぎたか。それでは……お休みなさい『      』せめてこの死を安らかに享受せよ」


ジールギーヴァの腕が振り下ろされる

あの時の僕ならば、恐怖で足がすくんでいたでしょう

己の力の無さを呪ったでしょう

ですが、今の僕なら…抗う力がある!!

…………あったのですが

今日の僕はジゼットさんとの戦闘で魔力がすっからかんです

つまり、無力で非力なのです

この場を切り抜ける力などない

それを知っての行動なのでしょう

この瞬間をこの人は見計らっていたのだ

理由は知りませんが、僕の『太陽』の魔力を恐れているのです

その力が十分に使えない今この時を、学校に潜入し、僕に魔法の風穴のマーキングをしてずっと待っていたのです

完全に嵌められてしまった

こんなとき、僕が出来ることなんて一つだけです

そう、こういう時の最後の切り札…!!

大きく息を吸い込んで

テイシロ「誰かあああああああああああああ!!!!!!」

助けを叫んだ



イベント判定

1    それでも彼女は
2-4  僕のお姉さん
5-7  ずっと僕を見ていたあの人
8、9  最強の保護者
0    ???

直下コンマ

フィーニス様しもべとはいえ友達できたんだ・・・

コンマ判定:4  僕のお姉さん

>>605
折角シリアスなのに笑ってしまうからやめるんだ!!


シーラ「うおおおりゃあああああああああ!!!!」

ジールギーヴァ「ぐっほあ!?」

猛烈な爆裂音と共にシーラが文字通り吹っ飛んできた

シーラ「大丈夫!テイシロ!?」

テイシロ「し、シーラ…?どうして?」

シーラ「バトロイドおじさんがテイシロが帰ってこないって心配してて、私も一緒にアンタを探してたんだよ」

シーラ「いやぁ…良かったよかった、間に合って」

テイシロ「シーラァ…!」

シーラ「おおほら、泣くな泣くな。言ったでしょ、いつだって私が守ってあげるって」

シーラ「さぁて来なさい変質者め!このシーラさんがとっちめてあげるわ!!」

ジールギーヴァ「ただの不意打ちでいい気になるなよ小娘が!!」


※戦闘が開始されます


シーラ

魔法力:5  素人にしては上手に使えている
身体能力:5 大人顔負けの身体能力
精神力:3  子供よりも子供っぽいとよく言われる

総合評価
強さ:5

1    ファンブル
2-4 失敗
5-9 成功
0   クリティカル

のコンマ表を使用



【特殊能力】


『魔法』
戦闘判定+1
自分にかかる-判定を-1まで無効


『魔道具:靴』
成功以上で更に+1
クリティカルごとに自分の戦闘判定+1


ストーク(ジールギーヴァ)


魔法力:8         魔法学校の卒業生
身体能力:4(変異:7) 人の限界を超えている
精神力:4         直ぐ調子に乗る


総合評価
強さ:7

1    ファンブル
2-4 失敗
5-8 成功
9   成功大
0   クリティカル

のコンマ表を使用


【特殊能力】


『魔法』
相手に-1の戦闘補正
自分の耐久値変動を-2まで軽減
2回、戦闘判定に勝ったとき状況が有利になる
人数補正を3人まで無効


『変異:悪魔』
奇数ターンに+1、偶数ターンに-1の戦闘補正
毎ターン相手の耐久値を1減らす


シーラ
耐久値:12

ジールギーヴァ
耐久値:15



直下コンマ:シーラ戦闘判定
魔法 +1

↓2コンマ判定:ストーク戦闘判定


コンマ判定:4+1 成功

コンマ判定:5 成功


同コンマ判定によりさらに判定


6以下でストーク有利

直下コンマ


コンマ判定:5  ストーク有利

シーラ、ストークの変異により耐久値-1


シーラ
耐久値:11



シーラ「よっ!とっ!ハァッ!!」

シーラは魔道具である靴に魔力を流し、俊足の動きで蹴りを叩きこむ

シーラの靴は空を蹴ることが出来る靴
シーラにとってその場にある全てが足場、身体強化と小さな爆発魔法を駆使して変幻自在に立ち回る

ジールギーヴァ「鬱陶しい小娘が…うおおおおおおおお!!!!」

拳で地面を殴る

地盤が崩れ、小石が弾け飛ぶ
人間の体では決して出ないであろうレベルの怪力

シーラ「よっ…と!うっわ、強烈~…」

ジールギーヴァ「その余裕もそこまでだ。コイツでどうだ!!」

崩れた地盤をひっくり返し、巨大な岩壁を投げつける

狙いは…僕だ

シーラ「ッ!卑怯な真似をッ!!」

シーラ「一点集中…弾けろ!!」

僕を庇うように前に立ち、飛んでくる岩壁を爆発とともに蹴り壊す

強烈な爆風で壊れながら岩壁は散る
僕に岩の破片すら飛んでこない強烈な一撃

しかし、その爆発はシーラの足を巻き込んでいた


シーラ「……っいいっ…たくない!!」

ジールギーヴァ「そう虚勢を張るな。俺に睨まれているだけでジワリジワリと体に痛みが走っているだろうに」

シーラ「ああ…何か調子が悪いと思ったらアンタが何かしてたのか」

ジールギーヴァ「私はジールギーヴァだと言っただろう?」

シーラ「知るか!聞いてないわ!!ていうか聞いたことも無い名前だわ!!調子に乗んなバーカ!!」

ジールギーヴァ「…ッ!口の減らんガキめが!!」



直下コンマ:シーラ戦闘判定
魔法 +1


↓2コンマ判定:ストーク戦闘判定
変異 -1

※ストークの戦闘判定に有利補正+1を忘れてました。前回の判定の変異の補正も忘れていました
※シーラは不利補正とストークの魔法の―補正を魔法で打ち消しています


コンマ判定:4+1 成功

コンマ判定:3   失敗


シーラ、成功により更に+1

5+1-3=3


15-3=12

ストーク
耐久値:12

シーラ、ストークの変異により耐久値減少

シーラ
耐久値:10


シーラ「……よーい…ドン!」

空を蹴り、更に爆風で勢いをつけての低空ドロップキック

それを相手は怪力で迎撃しようとするが

ジールギーヴァ「……ん?チッ…脆い体だ」

先ほどの地面への一撃で腕からダラダラと血が流れている

恐らく、ストーク先生の人間の体を無理やり強化して動かしているのでしょう
なので、加減が出来ず体が悲鳴をあげているのです

シーラのドロップキックを正面から受けた




直下コンマ:シーラ戦闘判定
魔法 +1


↓2コンマ判定:ストーク戦闘判定
変異 +1
有利 +1

※細かなルール説明
ゾロ目は補正を受けない確定成功です
ですが、+の補正も受け付けないので低い数値のゾロ目だと不利になってしまうこともあります


コンマ判定:4+1 成功

コンマ判定:22  ゾロ目

シーラ成功で更に+1
ストークゾロ目補正+2

5+1-2-2=2


ストーク-2の耐久値低下を無効


シーラ、ストークの変異により耐久値低下


シーラ
耐久値:9


それを真正面から受けてもなお揺らがない

シーラ「まだ…まだァ!!」

重力によって落下する体を、地面に足が着いた瞬間跳ね上げ一回転
ジールギーヴァの腕を蹴りあげる

一回転して着地し、その開いた体に向かって横薙ぎの蹴り

シーラ「入った…!」

ジールギーヴァ「ぬるいぞ小娘!!」

蹴りをかましたままの姿の片足立ちのシーラを押し飛ばす


シーラ「……クッソ…無駄に頑丈な体だ」

ジールギーヴァ「どうした?もう来ないのか?」

シーラ「まだまだっつっただろうが!!」

激情し、ジールギーヴァに飛びかかる



直下コンマ:シーラ戦闘判定
魔法 +1


↓2コンマ判定:ストーク戦闘判定
変異 +1
有利 +1


コンマ判定:1  ファンブル

コンマ判定:00 ゾロ目 ダブルクリティカル


ここで大事なルール

ファンブルはありとあらゆる補正を受けません
00はダブルクリティカルです
00を出した方が相手より強さが上の場合、相手がクリティカルじゃない限り確定で勝利です
そうじゃない場合は+10の補正で計算を行います


なのでこの場合、ストークの強制勝利です


シーラ「……あ…れ?」


ジールギーヴァに向かっていったはずのシーラがその場に倒れこむ

テイシロ「シーラ!!」

思わず駆け寄り、シーラを抱き上げる

体が痙攣して瞳孔が開いている

これはどういうことだ…?


ジールギーヴァ「漸く体の芯に回ったか」

ジールギーヴァ「私の吐く毒を吸い続けた結果だな」

テイシロ「ど、毒?」

ジールギーヴァ「私は『毒蟲のジールギーヴァ』だぞ。おっと、知らないんだったな」

ジールギーヴァ「ふははは!無知とは恐ろしいな……ま、これでゆっくりお前を殺せるという事だ」

ジールギーヴァ「安心しろ、そこの小娘も一緒に送り届けてやろう」

ま、マズイ…今度こそ………今度こそお終いなのか?


イベント判定
7以上で発生
時間稼ぎ +3

直下コンマ


コンマ判定:55 ゾロ目 成功



現れたのは?


1、最強の保護者
2、王都に住まう『魔女』
3、闇夜に溶ける謎の者

安価↓2

3


>>634選択:3、闇夜に溶ける謎の者


ジールギーヴァが僕に迫る

少しずつ、焦らすように

しかし、その間に『闇』が濃くなっていくのが見えた

最初は幻覚だと思った

だけどそれは…何時しか人の形をとっていた

僕は知っていた

…いや、僕だけがこの姿を知っていた

テイシロ「サ…ザン?」

闇の人型が僕を見る
それはこの世ので二つとない美しい夜色の瞳

見間違えようがない、サザンが来てくれたのだ


ジールギーヴァ「な、何故!?何故貴方様がここに!!!」

サザン「…ジールギーヴァよ、この場を去れ。今だけは見逃してやる」

ジールギーヴァ「何故です!何故その者の味方を!!」

サザン「貴様には関係のないことだ。疾く消えろ」

ジールギーヴァ「……わ、私は…私はこの身の全てをフィーニス様に捧げた!今、貴方には従えない!!」

サザン「ほう?偉くなったな…三下如きが」

テイシロ「ど、どうして…?」

サザン「勘違いするな。お前を助けたんじゃない、私は私の為だけに行動している」

サザン「………お前が居なくなったら、私が困るだけだ」


サザンがそっと…そのローブを脱いだ

美しい黒髪が闇夜に溶けるように流れる

サザン「全盛期の力には程遠いが…貴様如きを屠るには十分だ。殺してやる…ジールギーヴァ」


※戦闘が開始されます


サザン


魔法力:0    そんなものは必要無い
身体能力:10 全盛期には…ほど遠いな
精神力:10   絶対的に自分が正しいと常に信じているほど傲慢
??力:??  この力も…殆ど失ってしまったな

総合評価
強さ:10

コンマ表
1~4  失敗
56   成功
7~9  成功大
0    クリティカル

を使用


【特殊能力】


『????』
耐久値2倍
自らにかかる-補正を+に変える


『???』
成功大以上で相手に補正-1
3ターン毎にお互い-1の補正を受ける。この補正は積み上げられる
此方の判定が相手の判定を上回った時、更に+2


『???』
使用できない


ストーク(ジールギーヴァ)


魔法力:8         魔法学校の卒業生
身体能力:4(変異:7) 人の限界を超えている
精神力:4         直ぐ調子に乗る


総合評価
強さ:7

1    ファンブル
2-4 失敗
5-8 成功
9   成功大
0   クリティカル

のコンマ表を使用


【特殊能力】


『魔法』
相手に-1の戦闘補正
自分の耐久値変動を-2まで軽減
2回、戦闘判定に勝ったとき状況が有利になる
人数補正を3人まで無効


『変異:悪魔』
奇数ターンに+1、偶数ターンに-1の戦闘補正
毎ターン相手の耐久値を1減らす


※訂正

『???』
成功大以上で相手に補正-1
最初のターンと2ターン毎にお互い-1の補正を受ける。この補正は積み上げられる
此方の判定が相手の判定を上回った時、更に+2



サザン
耐久値:20


ストーク
耐久値:15



直下コンマ:サザン戦闘判定
??? -1
魔法   -1


↓2コンマ:ストーク戦闘判定
変異  +1
??? -1


コンマ判定:7-1-1 反転 7+1+1 成功大

コンマ判定:8 成功


サザン成功大により更に+4

9+4-8=5


15-5=10


ストーク
耐久値:10

サザン、ジールギーヴァによって耐久値低下


サザン
耐久値:19

うん? このスレ前のシリーズとかあるのかな?


サザンの体から闇がにじみ出る

サザン「…チッ…これが限界か」

闇が空全体を覆い、星の光すら届かぬ完全な闇へと変えていく

僕が初めてサザンと会ったときに見た雲そのものだ

僕の体にすら闇が纏わりつく
そして質量のある闇?でドーム状に空を覆った闇空間から投げ出された

これでは中が見えません
しかし、僕の安全を配慮しての事なんでしょう


サザン「窮屈だな…しかし、貴様如きはこれでも十分か」

ジールギーヴァ「マズイマズイマズイ!!!」

狂ったように叫びながら風で闇を消し飛ばそうとしている

しかし、決して闇は晴れない

ジワリジワリと闇がジールギーヴァに滲みよる



直下コンマ:サザン戦闘判定
??? -1
魔法   -1


↓2コンマ:ストーク戦闘判定
変異  -1
??? -2


コンマ判定:1-1-1 反転 1+1+1 失敗

コンマ判定:0 クリティカル


ストーク、クリティカルにより更に+3

3-10-3=-10

19-10=9

ジールギーヴァによってさらに耐久値減少

サザン
耐久値:8


サザン、負傷、状況不利


にじり寄る闇がジールギーヴァの足元で動きを止める

サザン「……空間に闇を使い過ぎたか…更に小さくしなくては」

ジールギーヴァ「…勝機!!」

ジールギーヴァ「えっと…確か…詠唱は……」

ジールギーヴァ「混濁した闇を貫く一筋の雷…詠唱略!!」

ジールギーヴァ「放て…『ライトニング・アロー』!!」


ジールギーヴァの掌に収縮した魔力を解き放つ

ストークの体の魔力を使っているため、詠唱を省略しても十分以上の威力だ

一筋の雷光がサザンの殻ごと空間に穴を穿つ

サザン「………」

ゴポゴポゴポと奇妙な音を立てて、サザンの体から体液が漏れ出す

ジールギーヴァ「い、イケる…イケるぞ!!」




直下コンマ:サザン戦闘判定
??? -2
魔法   -1
不利   -1
負傷   -1


↓2コンマ:ストーク戦闘判定
変異  -1
??? -2


コンマ判定:6-2-1-1-1 反転 6+2+1+1+1 クリティカル

コンマ判定:1  ファンブル


サザン、クリティカルより更に+5
ジールギーヴァ、ファンブルにより-3


10+5-1+3=17

10-17=-7

ジールギーヴァ
耐久値:0


サザン勝利


ジールギーヴァ「イケ…!?」

サザン「貴様は…実に馬鹿だな」

サザンの体から零れだす体液がジールギーヴァに纏わりつく

サザン「私の体が何で出来ているのかすら忘れたのか?」

ジールギーヴァ「い、う…うヴぁ…」

体中の穴と言う穴に闇が染み込んでいく

サザン「私の全ては闇で出来ている。初めから貴様の勝つ可能性などなかったのだ」

サザン「私に勝とうと少しでも思ってしまった時点でな」

闇の空間が少しずつ収縮していく

ジールギーヴァ(溺れる…溺れる…溺れる…!!!)

ジールギーヴァの涙腺が開く
その開いた穴に、涙すら押しのけ闇が入り込む

ジールギーヴァ「………!!!!!!」


絶望に顔が歪んでいく

声無き悲鳴が聞こえてくるような、悲惨な顔だ


サザン「理解できたか?私に仇なすという事をな」


視点:テイシロ


次にサザンの姿が見えた時には、全てが終わっていた

サザンの目の前には、この世の地獄を見たかのような恐ろしいほどに歪んだ表情のジールギーヴァ

テイシロ「…終わった…のですか?」

サザン「ああ、終わらせた」

テイシロ「あの…その、死んでしまったのですか?」

サザン「これは抜け殻だ。ジールギーヴァ本体はまだ生きている」

サザン「ジールギーヴァはこの男に寄生していただけだ」

テイシロ「そ、それじゃあ…」

サザン「元より、この男は死んでいたという事だ」

テイシロ「そう…ですか……」


ストーク先生
僕たちと学校で過ごしたあの姿はジールギーヴァの演技という事なのでしょう
僕は、ストークさんを見たことも無ければ知りもしない
けれど……とても悲しい事のように思えた


テイシロ「あ、あの…聞きたいことが」

サザン「後にしろ。その小娘を殺したくないならな」

テイシロ「あ、そ、そうでした!」


シーラはまだ目を覚まさない

確か、毒だと言っていました

僕に治癒魔法が使えれば…いえ、やり方は知っています

……ですが、成功する保証はありません


ここは…


1、一か八かで魔法を試す
2、サザンにどうにかできないか頼んでみる
3、自由安価

安価↓2

2


>>661選択:2


今日の更新はここまでです


>>647
にお答えします
実は『安価とコンマで1から物語を作る』というスレを前にやっていて
その時に作った異世界ファンタジーの世界観を8割ぐらい流用しています
なので、前作と言えなくもないです
しかし、引き継いでいるのは世界観設定だけなので知らなくてもなに問題はありません

知っていると、このキャラって○○じゃね?
みたいな別の楽しみ方もできるかと思います

本当に、知らなくても何も問題ないので大丈夫ですよ!!(重要)


それでは、お付き合いいただきありがとうございました


私としてはこの世界の前知識なしで、楽しんでいただけるものを提供したいと思っています
分かりにくいと思った部分は聞いてくだされば、随時説明いたします

それでは、そろそろ再開です


テイシロ「さ、サザン…どうにかできませんか?」

サザン「私に…だと?」

テイシロ「出来なければ、出来ないでもいいんです。次の方法を考えるだけなので」

テイシロ「どうですか?」

サザン「…………」



イベント判定
7以上で……

直下コンマ


コンマ判定:5 失敗



サザン「…駄目だな。今の私ではできない」

テイシロ「そうですか。無理を言って済みませんでした」

テイシロ「他の方法を考えないと…」


1、一か八かで魔法を試す
2、自由安価


安価↓2


>>670選択:1



かくなる上は……やはり自分でやるしかないですね

やり方は知っています

だから、絶対に失敗しないように

僕の事を体を張って守ろうとしてくれたシーラを
今度は僕が助けなくてはなりません

……どうか、成功してください

手のひらに魔力を集中させた


治療判定
5以上で成功
魔力切れ +1

直下コンマ


コンマ判定:6+1 成功


治癒の光をシーラに当て続けていると、変化が現れた

呼吸が安定してきた

体の震えも徐々に止まり、顔色も元に戻って来た


テイシロ「成功…ですかね?」

サザン「だろうな。出来るのならば初めから自分でやれ」

テイシロ「いえ、今日…初めて成功したんです」

その理由は、シーラを想う僕の心!

…ではなく、魔力がほとんど残っていなかったせいでしょう

なので、前回のように過活性を起こすことなく正常に魔法を使用できた

だけど、このおかげで魔法の出力がどれくらいが安定するかを理解できました

次からは、注意さえすれば失敗は無いでしょう


※魔法力が少し成長した。治癒魔法を習得した


深夜


あれから、サザンに手伝ってもらいシーラを無事家に送り届けました

ストーク先生の遺体は、そのままにしておけというサザンの言葉に従ってその場に置いてきてしまいました

サザンは自分がアレを始末したという事を知られたくないからだそうです

僕にも、絶対に黙っておけと釘を刺されてしまいました

明日になれば、誰かが見つけ騒ぎになるのでしょう

……ああ、明日…どうしましょう?

事の顛末を知っている僕が色々と説明をするべきですよね

今日はお昼から色々なことが起こり過ぎです

寝てもいいですが……どうしましょうか?


1、バトロイドさんと話す
2、星を見に行く
3、聞こえない名前の事を考える
4、自由安価

安価↓2

3


>>676連続所得なので安価↓採用

>>677選択:3、聞こえない名前の事を考える



ジールギーヴァが言っていたことを思い出す

僕を殺すと言っていた

僕の事を『聞こえない名前』で呼んだ

あの夢と、同じ名前で僕を呼んだ

どういう事なんでしょうか?

僕の名前はテイシロ

バトロイドさんが言っていた

これが僕の名前だと

なのに何故僕は別の名前で呼ばれるんでしょうか?

そしてなぜ、僕はその名前をどうしても思い出せないのでしょうか?

ぽっかりと空白が開く

あの名前を言われた瞬間だけ、くり抜かれたように無音になる

それは何故?

あの名前を言われたとき、また体が熱くなった

内側からグツグツと煮えたぎる嫌な暑さだ


イベント判定
3以下で……

直下コンマ


テイシロ「…くぅ!?」


頭痛がした

耳鳴りがする

熱い熱い熱い

目が、喉が、体が渇く

また来た

あの時の、セツナさんに隠し事が無いかと言われたときと同じ感覚だ

今ならば、少しだけ理解できる気がする

僕が否定しようとしている

そのことを考えることを

『僕/私』を思い出そうとすることを

僕の心が拒絶している

必死で震えを押さえつける

……克服しなくては

深く深く息を吸い、なんとか自力で気持ちを落ち着かせた

……今日は、寝るとしましょう

先生も言っていました、焦る必要はないと



※15日目終了

名前:テイシロ
性別:男性
種族:人間


魔法力:5    この年では十分な魔法力
身体能力:3(1)体が弱く、原因不明の重い病気を患っている
精神力:4(異常)気弱で儚い印象を受ける


年齢は13歳
身長は152cm
王立魔法学校に通う生徒
長い金髪と色素の薄い茶の瞳を持つ
気が弱く、体の弱さも相まって消えてしまいそうな印象を受ける少年
両親は行方不明で、生死すらも不明
ゴーズオーガと人間のハーフであるバトロイド・グラトニオスに育てられる
心に歪みを抱えている
好きなものは向日葵と冷たい風
嫌いなものは熱い食べ物



【特殊能力】



『魔法』
起源五色は持たず、固有魔力である『太陽』を持つ
魔力の色は『黄色』
得意魔法は不明
魔力の特性は『奇跡』、『希望』、『転生』、『成長』


『魔道具:ステッキ』
宝石がはめ込まれた不思議なステッキ
両親の残してくれた唯一の物
この宝石は僕の生命そのものらしい
まだ誰の想いの魔力も込められていない



【習得魔法一覧】


『光、尽きることなく』
自分の魔力が尽きるまで、傷が回復し続ける
その身は太陽、無限の転生、堕ちぬ光


『樹木創作(テイシロ)』
ペラリア直伝の樹木を操る魔法
1から生命を作っているわけではないので制限がある


『治癒魔法(太陽)』
傷を癒す太陽の光
物理的治癒とは別に、心を落ち着かせる力がある


16日目開始


体調判定
1ほど悪い、9ほど良い

直下コンマ


コンマ判定:4  あまりよくない




目を覚ます

昨日無理をし過ぎたせいか、あまり体調がすぐれません

しかし、日常生活に支障をきたすほどではないようです

ゆっくりと支度をして、学校に向かった


1、シーラを起こしに行く
2、イベント判定

安価↓2

1


>>687選択:1



昨日、あんなことがあった後です

シーラの様子を見に向かった

シーラはまだ眠っていた

しかし、いつものような気持ちよさそうな吐息を立てて眠っていた

どうやら体調は平気そうです

テイシロ「シーラ、シーラ?起きられますか?」

軽く揺さぶる

すると、いつものようにぐずらずに直ぐに目を開けた

テイシロ「おはようございます、シーラ。体調は如何ですか?」

シーラ「ん、おはよ……体調は……はっ!そうだ!!」

目を見開きガバリと体を起こす

シーラ「昨日、私どうなったの?」

シーラ「なん…か記憶が曖昧なんだよな。あの…変質者と戦ってて…突然体の力が抜けて…それから……」

テイシロ「……」


どう説明しましょうか?


1、素直に全て話す
2、サザンの事だけ伏せて話す
3、自由安価

安価↓2

2


>>690選択:2


テイシロ「覚えてないんですか?」

テイシロ「あれからシーラは最後の力を振り絞ってストーク先生に取りついていた悪魔を吹っ飛ばしたんですよ」

シーラ「え、マジ!?そう…だっけ?」

テイシロ「はい、とってもかっこよかったですよ!!」

シーラ「そ、そう…か?そうなのか?……う~ん、だけど言われてみればそうだったような気がしないでもないような」

テイシロ「悪魔に憑りつかれていたストーク先生は、既に死んでしまっていたようですけれど…」

シーラ「え、死んだ?私が殺しちゃったのか!?」

テイシロ「違います違います!悪魔に憑りつかれていた時点で、ストーク先生は死んでいたようです」

シーラ「そっか……死んでいたのは少し可哀想だけど、私が殺したわけじゃないようで安心したぜ」

シーラ「……待てよ、なんでお前悪魔に憑りつかれてたとか、既に死んでたとかそんなのが分かるんだ?」

テイシロ「え!そ、それは……勉強の成果です」

シーラ「そうか、勉強か。お前は勉強熱心だしな…うんうん」


どうやら誤魔化せたようです

シーラが単純な人で良かった


休み時間



ペラリア先生に呼び出される

話の内容は、考えなくともわかるでしょう

ストーク先生の事です

ストーク先生の死は、直ぐに学園中に知れ渡った

全校集会が開かれ、ペラリア先生の口から全校生徒に事の顛末が知らされた

ペラリア先生はストーク先生が既に悪魔に憑りつかれたことを知っており、行動を観察するためにこの学校の教育実習生として迎え入れたことを明かした

そして、ストーク先生に憑りついていた悪魔を始末したとも言っていた

これは先生の方便だ

何故か始末されたなどと言えばさらに混乱を招きかねないからでしょう

そして、先生の口から重大な事実が伝えられた


『災厄の化身、及び一部の悪魔が冥界の監獄より脱獄した』と


早急に対策を講じると先生は言っていました

たかが悪魔ならば、この町にペラリア先生が居れば安心できます

しかし『災厄の化身』はそうもいかないはずです

先生は…どうするつもりなのでしょうか?

そんなことを思い出しながら、校長室に入った


テイシロ「失礼します」

ペラリア「よく来た。昨日は散々だったようだね」

テイシロ「知って…いたんですか?」

ペラリア「なんとなく…ね。確信は持てなかったけど、ストークの奴はやけにあんたの魔力の事を気にしていたから」

ペラリア「それで、何があったんだい?まさかアンタが悪魔を追っ払ったとでもいうのかい?」

テイシロ「それは……」


どうしましょうか?

ペラリア先生はシーラと違って簡単に騙せそうにもありません

しかし、サザンの事を話すのは約束を破ることになります

……どうすることが最善でしょうか



1、素直に全て話す
2、サザンの事は伏せて話す
3、サザンの事を知っているか聞いてみる
4、自由安価

安価↓2


>>695選択:2



テイシロ「昨日、ストーク先生…いえ『ジールギーヴァ』と名乗るものに襲われました」

ペラリア「『ジールギーヴァ』……恐らく脱獄した悪魔の一人だろうね」

テイシロ「僕は、その日魔力がほとんど無かったため抵抗する間もなく殺されそうになりました」

テイシロ「その時、シーラが助けに来てくれたんです」

テイシロ「それで、シーラが相打ちで悪魔を…」

ペラリア「嘘は止しな。シーラはジールギーヴァの寄生虫だけを殺すなんて器用な真似が出来る子じゃないだろ」

ペラリア「アタシが一番気になっている疑問は、誰がアンタを助けたかだ」

テイシロ「そ、それは……」

口ごもる
やっぱり先生に嘘は通用しませんでした

しかし、絶対に言えません



ペラリア「何故言えないんだい?言えない理由でもあるのかい?」

テイシロ「く、口止めを約束されたからです」

ペラリア「口止め?どうしてそんなことをする?自分の正体が知られたらマズイのかねぇ?」

テイシロ「わ、分かりません」

ペラリア「分からないってのはどういうことだい?」

テイシロ「僕も理由は知らないんです。正体が明かせない理由も、僕に口止めをした理由も」

テイシロ「だ、だけど……大事な友達との約束です。絶対に言えません」

ペラリア「……………」

長い沈黙

冷汗が流れる

これで納得してくれれば……

長い長い睨めっこの末

先に口を開いたのはペラリア先生だった


ペラリア「………はぁ…ま、アンタが無事なんだから何も言うことは無いさね」

テイシロ「そ、それじゃあ…!」

ペラリア「今回は、不問にしておくよ」

テイシロ「あ、ありがとうございます!!」

ペラリア「アンタを助けた奴が誰かっていうのも気になるけど、それ以上に考えないといけないことがあるからね」

テイシロ「それってやっぱり……『災厄の化身』ですか?」

ペラリア「ああ。かなり厄介なことになったね」

テイシロ「……」


1、『災厄の化身』ってなんなんですか?
2、ジールギーヴァが言っていたことを話す
3、自由安価

安価↓2


>>701選択:2



テイシロ「ジールギーヴァが言っていました。自分は『災厄の化身』の忠実なる僕だと」

ペラリア「ま、そりゃそういうだろうさ…アイツは『災厄の化身』に骨抜きにされてるらしいからね」

テイシロ「どうして僕を殺しに来たのでしょうか?」

ペラリア「……分からない。多分、アンタの魔力とステッキが原因なんだろうとは思うんだけどね」

テイシロ「僕の中のナニカが覚醒する前に殺せてよかった。なんてことも言っていました」

テイシロ「……僕は、何者なんでしょうか?」

ペラリア「その質問。前にアタシがアンタにしただろ?」

ペラリア「答えは変わらず、分からない。そうだろ?」

テイシロ「……僕の事を聞こえない名前で呼んだんです」

ペラリア「聞こえない名前?」

テイシロ「………どうしても聞き取れないんです。でも、絶対に知っているんです…その名前を」

ペラリア「ふ~ん…変な話だね」

テイシロ「先生は何か知りませんか?」

ペラリア「いやいや、せめてなんて呼ばれたかを教えてくれないと何とも言えないよ」

テイシロ「そ、そうですよね……」


他にも、何か聞いてみましょう


1、『災厄の化身』ってなんなんですか?
2、自由安価

安価↓2


>>704選択:1


テイシロ「『災厄の化身』ってなんなんですか?」

ペラリア「え?アンタ、まさか知らないってことは無いだろ?」

ペラリア「『災厄の化身・フィーニス』だよ」

テイシロ「名前は、知っています。誰もが『災厄の化身』と呼んで名前を呼ばないようにしているくらい恐れていることも」

テイシロ「ただ、どういう存在なのかはよく知らなくて」

ペラリア「フィーニスは3000年ほど前突如現れた」

ペラリア「その頃の世界はかなり荒んでいてね、地上では人や亜人、魔物共が争い合い」

ペラリア「天界ではジェランダル派の神々と龍神たちとのいがみ合い。お互いがお互いの信者たちを奪い合った大戦争の時代さ」

ペラリア「その争いをフィーニスはピタリと止めたのさ」

テイシロ「あ、あれ?それだと案外いい人なんじゃ…」

ペラリア「ふふふ、何故争いを止んだと思う?」

テイシロ「な、何故って…よく分からないです」


ペラリア「フィーニスは美しかったのさ」

テイシロ「は?」

ペラリア「フィーニスの美しさに地上の者達、人や亜人も魔物すらも争いをやめた」

ペラリア「地上の者達は思った、なんて下らない事をしていたんだろうとね」

ペラリア「自分の誇りをかけた戦いや、自分の一族、自分の生きてきた目的すらもどうでもよくなるほどの悪魔的な美しさ」

ペラリア「誰もがフィーニスに惹かれていった」

ペラリア「そして何より恐ろしかったのは、フィーニスは自分に向けられる全てのモノを愛したことさ」

ペラリア「フィーニスは万物を愛していた。形ある生命も、血の通っていない兵器であろうと、声を発することの無い大地や海も、自らを否定するものまで」

ペラリア「分け隔てなく愛していた」

ペラリア「だけどね、これで丸く収まるわけじゃあないのさ」

ペラリア「フィーニスは愛され過ぎた。愛され過ぎた故に神々の嫉妬を買った」

ペラリア「何せ、神々は信仰によって力を得る者達。その信仰がなくなってしまえば自分にはなんの力も無くなってしまう」

ペラリア「だからこそ神々は一度争いをやめ、フィーニスを排除しようとした。それが大災害の始まりさ」


ペラリア「フィーニスは自分を愛した者たちを引き離そうとした神々に怒り狂った」

ペラリア「フィーニスが叫べば天地はひっくり返った」

ペラリア「フィーニスが一度大鎌を振るえば何もかも死に絶えた」

ペラリア「フィーニスは見境なく暴れまわり、幾多の星々を枯らしつくした」

ペラリア「フィーニスはいくつもの宇宙を破壊し続けた」

ペラリア「その災害の数々は、神々を団結させることに時間はかからなかった」

ペラリア「龍神と神が初めて手を取り合った大戦争」

ペラリア「八百万の神々や祝福されし英雄たちの活躍により、漸く眠りについたフィーニス」

ペラリア「現在は冥界の監獄『スレヴィアル』に縛り付けられている」

ペラリア「それ以降フィーニスは『災厄』の象徴として全ての生命、神々にすら恐れられるようになった」

ペラリア「以上。『世界神話』第四章【災厄】より抜粋」


ペラリア「アタシもその頃生まれたんだけどね、世界の情勢から外れた奴隷だったから実際の姿は見たことも無いさね」

テイシロ「いや、もう…なんていうか……無茶苦茶ですね」

テイシロ「一度怒りはじめたら手が付けられないというかなんというか」

テイシロ「何より信じられないのが、世界中の神々が手を組んで封印することが精一杯だなんて…」

ペラリア「あの創世神ジェランダルですら一人じゃあ相手にならなかったそうだからねぇ」

テイシロ「地上の者達たち全てが魅了される美しさって、どんなものなんでしょう?」

ペラリア「いやぁ…アタシにも想像できないねぇ」

テイシロ「そんな人が、冥界から脱獄……」

ちょっと見てみたい気もしますが、それ以上に誰かが怒らさないことを祈るばかりです

……もしかしたら、怒りさえしなければいい人だったり…?

しないんでしょうね、きっと…これほど恐れられている人なのですから


他に、聞いてみたいことはあるでしょうか?


自由安価↓2

無しなら無しとかきこんでやって下さい

安価↓

これから自分がまた狙われる可能性があるのか聞いてみる

>>712選択:



テイシロ「……これから自分がまた狙われる可能性があるでしょうか?」

ペラリア「そいつは恐らく…あるだろうね」

ペラリア「少なくともジールギーヴァはまた来るだろうね」

ペラリア「しかも、今度はさらに狡猾に来るだろうさ。アタシらが警戒しだしたのを悟ったならね」

ペラリア「もし同士や仲間がいるのなら、大群で襲ってくることも考えられるねぇ…」

テイシロ「そう…ですか……」

ペラリア「アタシも出来る限りは守ってやるから、そんな泣きそうな顔しなさんな」

ペラリア「それに、アンタは弱くはないはずさ。少なくとも、悪魔どもから逃げ切れるだけの力はあると思うよ」

テイシロ「…ありがとう…ございます」

あの先生が、僕を励ましてくれている

だけど、不安は拭えない

自分の事すら知らないのに、理由も分からず殺されるかもしれないなんて絶対に嫌だ


……他にも何か聞いてみましょうか?


自由安価↓2


この書き込みから5分以内に安価指定が無い場合、質問無しで進みます

安価↓

すべてを魅了するのに、なぜ神々や英雄はフィーニスと戦えたのでしょうか?


>>716選択


テイシロ「すべてを魅了するのに、なぜ神々や英雄はフィーニスと戦えたのでしょうか?」

ペラリア「そりゃあ…そんな誘惑すらはねのける精神力だろうね」

ペラリア「正直言うと、アタシもよく分かんないよ」

ペラリア「でも、フィーニスは多くのモノを滅ぼした」

ペラリア「絶対に許せないと思うほどの使命感に囚われれば、相手が美しかろうが気にならないんじゃないかねぇ」

ペラリア「ただの予想だけどね」

テイシロ「なるほど…精神力…ですか…」


やっぱり、強き心を持った者じゃなければ戦えないのでしょう

その美しさもさることながら、神様すら敵わない圧倒的な力もあるのですから

屈強な精神と、挫けぬ勇気が必要なんだと思います


……他にも何か聞いてみましょうか?


自由安価↓2

悪魔どもから逃げ切れるだけの力はあると言いましたが、一人ではストークから逃げることすらできませんでした……
最低限、身を守る力はつけたいです。
……先生が僕の立場なら、どうしますか?


>>718選択


テイシロ「…生成は、悪魔どもから逃げ切れるだけの力はあると言いましたが、僕一人ではストークから逃げることすらできませんでした……」

テイシロ「最低限、身を守る力はつけたいです。……先生が僕の立場なら、どうしますか?」

ペラリア「そんなもん、訓練あるのみさ。自分で自分を守りたいならね」

ペラリア「しかもアンタには頼れる大人もたくさんいるだろう?」

ペラリア「アタシは勿論、生徒会だってあんたを守ってくれるさ」

ペラリア「そんなに心配しなくてもいいさ。いつだってアタシらを頼りなよ」

ペラリア「ほれ、そろそろ授業が始まるから行きな」

テイシロ「あ、は、はい。もうそんな時間でしたか」

テイシロ「それでは、失礼しました」


深々と礼をして校長室を出た

先生から多くの事を聞いた

その収穫は……不安が大きくなるばかりという結果でした

これから僕は、どうなっていくんでしょうかね?

先行きの分からない未来に、ただただ憂鬱なことばかり考えてしまった


今日の更新はここまでです



今回は説明会だったのでちょっとつまらなかったと思いますが大事なことなのです!


それではまた、お付き合いいただきありがとうございました


それでは、そろそろ再開なのです


昼休み



お昼ご飯はどうしましょうか?


1、誰かと食べる
2、購買でパンを買ってどこかに行く
3、食堂

安価↓2

1 ジゼット


>>726選択:1、ジゼット


ジゼットと食堂で食事をとる

話題と言えば、やはりストーク先生の事


ジゼット「この食堂でさ、ストーク先生に昼飯奢ってもらったこともあったよな」

テイシロ「そう…でしたね。そんなこともありました」

ジゼット「あの時からもう悪魔が憑りついていたんだよな」

ジゼット「そう考えるとさぁ…恐ろしい演技力だったよな。ちゃんと授業も出来てたしよ」

テイシロ「そう…ですね。確かに凄い順応能力です」

ジゼット「憑りついた人間の魔法まで使えるなんて、悪魔ってすごいよな」


ジゼットさんは、ストーク先生の死よりも悪魔の恐ろしさの方に目を向けているようです

……僕が悪魔に狙われていること、ジゼットさんにも言っておきましょうか?


1、言う
2、言わない

安価↓2

1


>>731選択:1、言う


テイシロ「あの、ジゼットさん…昨日僕が襲われたことを知っていますか?」

ジゼット「え?襲われたって誰にだ?」

テイシロ「……ストーク先生です」

ジゼット「ストーク先生…ってえ?ん?あ?どういう…ことだ?」

テイシロ「昨日、悪魔に憑りつかれていたストーク先生に襲われそうになったんです」

ジゼット「ま、マジか!?もしかしてお前が退治したのか!?」

テイシロ「いえ、その時は…その…シーラが頑張ってくれました」

ジゼット「マジかよ!シーラって強かったんだな…見直したぜ」

テイシロ「でも、そのストーク先生に憑りついていた悪魔を追い払っただけで倒せてはいないんです」

テイシロ「……僕は、どういうわけかその悪魔に狙われているんです」

テイシロ「………また、誰かに憑りついて殺しに来るかもしれません。それともたくさんの仲間を連れて僕を殺しに来るかもしれません」

テイシロ「…僕は、怖いです」

ジゼット「……ははっ、そんな顔すんなって!」

強く僕の背中を叩く

ジゼット「俺が守ってやるさ。なんてったって俺は騎士だからな、平民を守ることこそ本分よ!」

ジゼット「俺は、悪魔なんかに絶対負けやしないからよ」

そう、笑顔で僕にそう言った

僕は…その笑顔に……



テイシロ「…ジゼットさんだから、そんなこと言えるんですよ……」

柄にもなく、腹を立ててしまった

僕がこんなにも悩んで、苦しんでいるのにいつものように笑顔で強気に言い放つジゼットさんがひどく眩しく見えた

苦々しいほどに…

中途半端に力を手に入れてしまったがゆえに、ジゼットさんの力を間近で見てしまったがゆえに
どうしようもなく悔しかった

昨日、何もできずシーラとサザンに守られるしかなかった自分

その不満を、あろうことかジゼットさんに八つ当たりしてしまった

ジゼット「そのなんだ…なんか俺、悪いことを……」

テイシロ「あ!と…その…」

慌てて言いつくろおうと思いましたが言葉が上手く出てこない

居た堪れなくなり…僕は

テイシロ「…ご、ごめんなさい」

逃げるようにその場を離れた

何をしているんでしょうか僕は

折角ジゼットさんが僕を元気づけてくれたのに、身勝手な振る舞いをしてしまいました

次に、話すときにすぐ謝りましょう

……今はまだ、言えそうにもありません

そう思いながら、心が落ち着くまで逃げ去った


昼休み


自分ながら、なんて情けない真似をしてしまったのでしょうか

思い出すだけで身もだえしてしまいそうなほどの恥ずかしさです

怒りを誰かにぶつけるなんて絶対にしてはいけないことです

……でも、今から会って直ぐに謝れるでしょうか?

ちょっと自信がありません

……まだ昼休み、なるべく静かなところに行きましょう



1、屋上
2、校舎裏
3、旧校舎
4、旧校舎・裏
5、自由安価

安価↓2

セツナにアリスのことを相談しないと
無理なら上


>>736選択:セツナにアリスのことを相談



そういえば、アリスさんとの約束をすっかりと忘れていました

セツナさん、何処に居るでしょうか?


捜索判定
5以上で発見

直下コンマ


コンマ判定:0 クリティカル 発見


セツナ「こんにちは、テイシロ君」

セツナさんを探していると、丁度良くセツナさんが僕に声をかけてくれた

セツナ「先生に聞いたよ、昨日は大変だったそうだね」

テイシロ「ああセツナさん。丁度いい所に」

セツナ「ん?私に用事かな?何でも言ってくれ」

テイシロ「あの、お願いがあるんです」

テイシロ「魔法の練習に付き合ってくれませんか?」

セツナ「魔法の練習ね、お安い御用さ」

テイシロ「あっと…その、僕じゃなくて友達のなんです」

テイシロ「僕がセツナさんに魔法を教えてもらったことを話したら、自分にも教えてもらえないか聞いてってお願いされて」

テイシロ「その…どうでしょう?」

セツナ「…………」


コンマ判定
5以上で成功
テイシロ +3

直下コンマ


コンマ判定:33 成功


セツナ「本当は、そう言うお願いは本人の口からしてほしいものだけど」

セツナ「君のお願いとあれば仕方ないかな」

テイシロ「本当ですか!?ありがとうございます!!」

テイシロ「こんなお願いまで聞いて下さるなんて、セツナさんは本当にお優しいですね」

セツナ「そうでもないさ、君にだけだよ」

テイシロ「ふふふ、そう…皆さんに言ってあげてるんですよね」

テイシロ「セツナさんは優しい人ですから」

セツナ「……本当に…君にだけなんだけどね」

テイシロ「え?」

セツナ「あはは、今のは気にしないでくれ。それで、いつ教えに向かえばいいかな」

テイシロ「セツナさんの都合に合わせますよ」

セツナ「それなら……」


コンマ判定
偶数で今日の放課後、奇数で明日の放課後

直下コンマ


コンマ判定:奇数


セツナ「それじゃあ、明日の放課後。場所は…」

テイシロ「場所は旧校舎裏が良いです」

テイシロ「その、アリスさんっていうんですがその人はいつも旧校舎裏で練習をしているんです」

セツナ「そうか、分かった。旧校舎裏だね」

テイシロ「はい!それではよろしくお願いします!!」


アリスさんとの約束通り、セツナさんとの練習の約束が出来た

これで、怒られずに済みそうです


※明日の放課後の予定が決まりました


ペラリア「はい、え~っと…連絡事項だ」

ペラリア「先生は、明日忙しいので学校に居ません。先生の代わりにピーターが担任の代わりをしてくれるそうだ」

ペラリア「以上。解散」


先生の雑な号令と共生徒たちが解散する

ペラリア先生、明日は学校に居ないそうです
やはり『災厄の化身』の対策の為でしょうか?

先生には何か必勝の策でもあるのでしょうか?
僕には、何もわかりません

……これから放課後です

どうしましょうか?


1、校内探索
2、誰かと過ごす
3、森を探索
4、どこかに行く
5、自由安価

安価↓2

2クレア


>>750選択:2、クレア



何をしようかと考えながら校内を歩いていると

クレア「あっ」

テイシロ「あっ」

クレア先輩とバッタリ遭遇した

逃げようとするクレア先輩の手を掴む

テイシロ「あの!……どうして、僕を避けるんですか?」

クレア「……」

テイシロ「クレアさんの悩み…良ければ僕に聞かせてくれませんか」

テイシロ「クレアさんには何度かお世話になりました。僕もクレアさんの力になれればと思っています」

テイシロ「……駄目…ですか?」

クレア「……………はぁ~…情けないな、先輩なのにね」

クレア「ちょっと、場所変えよっか。聞いてほしい悩みがあるの」


そう言って、先輩と一緒に人のいない空き教室に向かった


二人、向かい合って話す


クレア「…あの時、私が言ったこと覚えてる?」

テイシロ「えっと…剣術を教えずに済んでホッとしたってことですか?」

クレア「うん、その事」

クレア「……私ね、騎士の家系だったんだ」

クレア「『だった』だから、もうそうじゃないんだけどね」

クレア「ペラリア様が王都を買い取った時に騎士団を解散して魔導騎士団を作った。その時に多くの騎士の家系が没落したわ」

クレア「…私もその家の一つ。魔導の心得の無い父や祖父だったから、魔導騎士になれなかったの」

クレア「お飾りの…『グラナイト』の姓。私、恥ずかしくってあんまりこの姓を自分で名乗らないようにしてるんだ」

クレア「お父さんたちはね、まだグラナイト家を再興できると思ってる」

クレア「だから私は必至で魔法の勉強をさせられた」

クレア「グラナイト家の誇りだとか言って、剣術も教えられた」

クレア「幼いころから、勉強して、訓練を積んでこの学校に無事入学できた」

クレア「しかも、生徒会にまでは入れちゃった」


クレア「私ね、嬉しかったんだ」

クレア「家族みんなに褒められて、学校の人たちから頼られることもあって」

クレア「本当にうれしくって、もっともっと頑張ろうって思えたんだ」

クレア「……でもね、見ちゃったんだ…自分の実力」

クレア「ジゼット君って知ってる?」

テイシロ「あ、はい。僕の友達です」

クレア「ジゼット君がね、生徒会に勧誘されてたの。その時、実力を見せてもらおうって話になって…その相手として私が選ばれた」

クレア「私ね…負けちゃったんだ。自分より年下で後輩のジゼット君に」

クレア「あ、でもね…全然悔しくなかった。寧ろ、凄いなぁって感心しちゃった」

クレア「しかもだよ、その後ジゼット君は生徒会長に『俺、生徒会に入りません』って言っちゃうの。なんでだと思う?」

テイシロ「……『俺は騎士だから』…ですよね?」

クレア「……知ってたんだ。…うん『騎士だから、生徒だけではなく王都の人々を守りたい。だから生徒会に入るのは自分にとって枷になる』って言ったんだ」

クレア「私より年下なのに、強くて、高潔で、すっごくカッコイイなって思ったの」


クレア「その話を、自分のお父様にしたら」

クレア「『戦いに敗れて何をニコニコと嬉しそうにしてる!!』って怒られちゃった」

クレア「『お前の鍛錬が足りないからだ!』って怒られて」

クレア「私もカーってなってさ、『お父さんが魔法が出来ないから私がこうやっていっぱい勉強して、下らない騎士の真似事だってしてあげてるじゃない!』って」

クレア「ま、まぁ…その後お互い冷静になって言い過ぎたって謝ったんだけど」

クレア「けど……ね、お父さんの言う通りだなって思った」

クレア「いつから、『もっと頑張ろう』って思えなくなったのかなって」

クレア「……『悔しくない』ってすごく惨めだなって、胸が苦しくなったの」

クレア「剣術も、魔法でも…自分より後輩に負けて……何も悔しくなかった」

クレア「しかも、志の高さでさえ負けてる。私はお父さんたちにやらされてるって逃げて、ジゼット君はさらに高みを目指してた」

クレア「それを目の当たりにしちゃって………私って、どうしたいんだろうって思ってさ」

クレア「言われるがままに魔法の勉強をして、言われるがまま剣術も覚えて」

クレア「何も考えずここまで来て、いつの間にか……頑張ろうって思えなくなってた」

クレア「そんな時、テイシロ君に剣術を教えてほしいって言われて」

クレア「……なんで私にその話をするの?って理不尽なこと考えてた」

クレア「だから、うん……色々タイミングが悪かったんだ。その時は」

テイシロ「……そうだったんですね」


クレア「その時はね、その…落ち込んでたから…騎士の事とか考えたくなくって」

クレア「だから、う~んと……なんていえばいのかな…とにかくごめんね」

テイシロ「いえ、謝らないで下さい。今日…僕も同じような気持ちになっていましたから」

テイシロ「落ち込んでて、人に触れられたくないようなこととか自分のコンプレックスを刺激されるようなことを言われると」

テイシロ「相手につい当たってしまうようなことを考えることって、ありますよね」

テイシロ「僕にも…よく分かります」

クレア「………そっか、テイシロ君もそんなことがあったんだね」

テイシロ「あはは、偶然にもジゼットさんに八つ当たりしてしまいました」

クレア「ええ!本当に!?」

テイシロ「ふふっ…ホント、凄い偶然ですよね」

テイシロ「ジゼットさんは……とっても眩しい人ですよね。僕も、よく知っています」

クレア「…うん、ホント…眩しすぎるね」


初めて、クレアさんの悩みを聞いた

燃え上がるような輝きを持っている人がいた

その輝きを見て、僕のように燃え上がった人もいれば

クレアさんのようにその輝きに負けてしまいそうになる人もいる

眩しすぎる輝きは、時として人を追い込む

良くも悪くも


クレア「………私って、何すればいいのかな」

クレア「これ以上頑張って、何の意味があるんだろう」

クレア「……私って、何がしたいんだろう」


クレアさんはその輝きを見て、無くしてしまったものに気が付いた

クレアさんはやる気の原動力を無くしてしまった

頑張る理由を見失ってしまった

そんな彼女に、僕が出来ることと言えば



1、理由を思い出させてあげる
2、新しい目標を見つける
3、自由安価

安価↓2

1


>>760選択:1、理由を思い出させてあげる


テイシロ「……クレアさん、今…剣は持っていますか?」

クレア「え?ああ…うん…あるよ」

テイシロ「今から森に行きましょう。それなら、誰にも邪魔はされません」

クレア「も、森に何をしに行くの?」

テイシロ「決闘です!!」

テイシロ「今からその根性を叩き直してあげます!さあ、行きますよ!!」

クレア「え、ええ…ちょ、ちょっとちょっと!」


無理やりクレアさんの手を引き、引きずるように森に連れ出した


クレア「ね、ねぇ…本当にやらないと…駄目?」

テイシロ「駄目です」

クレアさんと森に来た

そこし開けた場所で、クレアさんと対峙する

テイシロ「さぁ、剣を構えてください。本気で行きますよ」

クレア先輩が剣を構えたことを確認し…

テイシロ「………いざ尋常に…勝負!!」

決闘を開始した

クレア先輩の構えに覇気が感じられない

攻めてくる気は無いようです

なら好きにやらせてもらいましょう


テイシロ「…樹木創作……『牢』!」

樹木の種を成長させながら地面に手を合わせる

休息に成長した根がクレアさんの周りからいくつも伸びる

クレア「…ッ!」

根と根が絡み合い、囲いが完成する…前にクレアさんが剣を抜く


クレア「ハァーッ!!」

片刃の剣の峰に片手を添えた変則的な構え

剣を持つ右手には肉体活性の赤の魔力

峰に添えた左手から、剣の刃が木に当たる瞬間風を創りだして勢いをあげて押し切る

根の囲いからあっさりと抜け出す

テイシロ「まだまだ行きますよ!!」

種を掌から弾き飛ばす

前回ジゼットさんに向けてはなって失敗したものです

しかし、今度のタイミングは完璧

根の囲いから抜け出すために飛び上ったクレアさんに向けて放った種が成長し、一気に広が丸まりはじめる


クレア「…しまったッ!」

再び剣で押し切ろうとするが、間に合わず根に体を掴まれる

完全に拘束した


そのクレアさんに向けて、その辺の木の枝を折った物を投槍の要領で投げつける

その枝が、太く鋭く成長し槍となる

避けれなければ、致命傷は避けられない

しかし…

クレア「…魔力解放!」

クレアさんの持つ剣から風の斬撃が飛ぶ

クレアさんの剣には魔力を増幅させる作用がある
剣に魔力を流し込み、それを解放することで強烈な魔力の塊を放つことが出来る

拘束していた根すら切り裂き、枝の槍を木っ端みじんに破壊する

クレア「………」

クレアさんが地面に降り立つ

先ほどとは違う、別人とも思えるほどの鋭い気迫がクレアさんを覆っている

此方の動きをひるませるほどの気迫

クレアさんから目が離せない

冷汗が流れ、瞬きをした…その刹那

クレアさんの姿が揺れ、一瞬で消える

テイシロ「なっ!」

クレア「剣術の足さばきと、赤の魔力を膨張させた加速の合わせ技だよ」

クレアさんの剣が僕の首に当てられる
僕の、完全な敗北だ


クレア「……ふぅ…満足した?」

クレアさんが剣を納める

僕はそれを確認し…

テイシロ「まだまだぁ!!」

新たな木を生成した

クレア「…うわっ!」

完全に不意をついた一撃は、クレアさんの体を縛り上げ吊り上げる

クレア「ひ、酷いよ不意打ちなんて!!」

テイシロ「これは決闘です!どちらかが参ったというまで終わりません!!」

クレア「そ、そっちがその気なら…こっちだって!!」


クレアさんは全身を発火させ、木の拘束から逃れる

自分に燃え移った火の粉と木を燃やした炎を風で巻き上げ僕にぶつけてくる

木で作った盾ごと体が吹っ飛ぶ


テイシロ「ま、まだまだです!!」



クレア「ね、ねぇ……まだやるの?」

あれから、数時間決闘が続いた

日は完全に落ち、月が顔を覗かせている

テイシロ「はぁ……はぁ……ま、まだまだ…です」

クレア「もう止めようよ…」

あれから、幾度となく打ちのめされた

先生からもらった種が尽きた

それでもなお、周りの木を使って戦った

すでに、魔力なんてほとんど残っていない

体中ボロボロだ

それでも、立ち上がった


クレア「……どうして…どうしてそんなに頑張るの?もういいじゃない…そんなにボロボロじゃあ私に勝てないよ」

テイシロ「……何故頑張るかって?……決まってます、どうしても追いつきたい背中があるからです!」

テイシロ「僕だって見ました…ジゼットさんの戦いを」

テイシロ「凄いと思った、かっこいいと思った、とても眩しかった」

テイシロ「だから頑張るんじゃないですか!!」

テイシロ「だからどうしても追いつこうと、必死になるんじゃないですか!!」

クレア「…どうして?どうしてそんなにも必死になれるの?」

クレア「……私には…もう……」

テイシロ「クレアさんにもあったはずです!頑張ろうと思った理由が!!」

テイシロ「そしてそれは……誰かに見てもらいたかったから。…違いますか?」

クレア「……ッ…」

テイシロ「クレアさんは確かに、言われるがままに魔法の勉強をしたんでしょう。剣術を学んだのでしょう」

テイシロ「それを続けられたのは、頑張る自分を褒めてもらいたかったから」

テイシロ「クレアさんがそんなにも落ち込んでしまった理由は、ジゼットさんの眩しさに負けてしまいそうだったからじゃない」

テイシロ「父親に『お前の鍛錬が足りないからだ』…と言われたからなんですよね?」

クレア「………」


テイシロ「だってクレアさんは……こんなにも強いじゃないですか」

テイシロ「クレアさんが何よりも苦しかったのは、何よりも悲しかったのは、父親が自分の頑張る姿を見てくれていないと思ったから」

テイシロ「だからクレアさんは、自分の一番のやる気の原動力を見失ってしまったんです」

クレア「…………あはは、参っちゃうな。全部…見透かされちゃってる」

クレア「……うん。そうだよ…ぜ~んぶ、テイシロ君が言ったまんま」

クレア「その事実を受け入れたくなくって、ずっと目を逸らしてた」

クレア「もう…お父さんは私の事を褒めてくれないんだなって」

テイシロ「……だったら、褒められるように頑張りましょうよ」

テイシロ「『魔導騎士』になれば、絶対にクレアさんのお父さんは褒めてくれます。クレアさんを絶対に見てくれます」

テイシロ「だからその間、それまでの頑張りを……ずっと僕が見ていますから」

テイシロ「僕が、ずっと…先輩の頑張りを応援させてもらいます」

テイシロ「………それじゃあ、頑張る理由になりませんか?」

クレア「……テイシロ君…!」

テイシロ「うわっ…ととと」


剣を放りだし、クレア先輩が抱き付いてきた


クレア「……ありがとう、テイシロ君」

クレア「君は凄いね、私の事…何でも知ってるみたい」

クレア「それとも、そんなに底が透けて見えるのかな…私」

テイシロ「いえ、先輩の事…いつも見ていましたから。だから分かってしまうんですよ」

テイシロ「先輩……失礼します」

頭…には少し手が届きにくいので背中に手を回す

ポンポン…と優しく撫でる

テイシロ「よしよし……何時も頑張って、先輩は本当に偉いですよ」

テイシロ「僕の知り合いの中でも、随一の頑張り屋さんです」

テイシロ「とってもすごい、先輩です」

クレア「……それ、褒めてるの?」

テイシロ「へ、変ですか?」

クレア「……ううん、とっても嬉しい」


更に強く抱きしめられる
苦しいほどに


クレア「ありがと……テイシロ君」

クレア「君がこうやって褒めてくれるなら、私…頑張れそうだよ」

クレア「だから……たまにでいいから、こうやって…褒めてくれる?」

テイシロ「……はい、勿論ですよ」

クレア「………うん、うん!!」


痛いほどに、きつくきつく抱きしめられた

クレアさんとの、強い絆を感じる

ステッキの入った懐に、熱い何かを感じた

これが『想いの魔力』なのでしょうか?


暫くして、ようやく解放された

クレア「……もう遅いし、帰ろっか」

テイシロ「その前に、決闘の勝敗です」

クレア「え!?まだやるの?」

テイシロ「いいえ、僕の勝ちです。言いましたよね?『参った』って」

クレア「え?そんなこと………ってあ、ああ!?」

クレア「あ、アレは無しだよ無し!!」

テイシロ「残念ですがルールですから。僕の勝ちです」

クレア「え、ええ~」

テイシロ「………今の気持ち、如何ですか?」

クレア「………」

目と目が合い

先輩は久しく見せて無かった満面の笑みで言った


クレア「とっても悔しい!」


二人、月光に照らされて笑い合う

これからもずっと…応援していますよ


クレア先輩



※想いの魔力『クレア』を手に入れた
※クレアと絆を結んだ
※クレアが大きく成長した。特殊能力『挫けぬ勇気』を習得した


随分長いことかかってしまいましたが、今日の更新はここまでです

クレア先輩のキャライベント、如何だったでしょうか?
書いてみるとかなり楽しくて書きすぎてしまいましたね

初、想いの魔力ゲットは『クレア・グラナイト』さんでした
おめでとうございます!!

これで、クレア先輩の個別イベントは終了です

基本的に、想いの魔力をゲットしたキャラはそこで個別イベントは終わりです


それではまた、お付き合いいただきありがとうございました


お、おうふ…直ぐに私が反応してお答えすればよかったですね…すいません

メリットと言うのがイマイチよく分かりませんが、絆を結ぶことでテイシロ君が新しい特殊能力を得るとかは基本的に無いです

サブキャラというか、主人公を除いたすべてのキャラに言えることですが
成長することによって主人公に影響するメリットはありません
ストーリーの展開にもあまり影響はありません
アリス、サザンの成長だけ例外的に大きくストーリーを左右します

なので、サブキャラもメインキャラも優遇不遇の差は無いと思います

故にそもそもストーリーを進めるにおいて絆を結ぶメリット自体があまりありません


絆イベントはそういうメリットデメリットなんか気にせず、キャラ同士の関わり合いや関係の変化
キャラクターとのイベントを楽しむものなのです

それをご理解いただければ幸いです

もっとも、そもそもこのssのキャラの殆どに魅力なんてねーよと感じていたのでしたら
……が、頑張ります!もっと魅力あふれるキャラを書こうと努力します


因みに、ストーリーの道筋が変わらないだけで主人公の精神的葛藤や考え方
自分にとって何が大切か、などへの影響はあります

今回はジゼットとかなり深く関わっているので、テイシロにとっての生き方のお手本や追うべき背中的なポジションになっています


こんな感じです。求めていた答えになっているならば幸いです



そろそろ再開します


と、その前に

サザンのような正体が謎のキャラを出すとどこまでの情報を開示していいか非常に迷います

しかし、隠し続けていきなり正体がばれて『……誰?』となるほうが面白くない

なので、世界観設定を解放したいと思います


見たい情報を選択してください




1、神と悪魔の関係
2、神様の派閥
3、歴史年表
4、自由安価
5、どれも必要ない

安価↓2

1


>>795選択:1、神と悪魔の関係



世界創世の時

世界には『光』と『闇』があった

光は神々の父『創造神・ジェランダル』

闇は悪魔を統べる者『最悪の魔・ヨル』

世界は二つの派閥に分かれ、どちらが創世の皇となるかを競った

激しい戦いの末、勝利したのが『創造神・ジェランダル』

『ヨル』は敗れた、しかし彼の生み出した無限の闇はジェランダルであってもかき消すことはできなかった

今なお世界の全てに残り続ける闇は『夜』と呼ばれるようになった

ジェランダルは世界を三つ『地上界』『天界』『冥界』に分け、『ヨル』及び悪魔を全て冥界に閉じ込めた

ヨルは二度とその力を行使できないように、ジェランダルは永遠の光『太陽』を創りだした

例えその陽が沈もうと太陽の写し鏡、月が闇を照らしあげ

星と星が太陽の光を繋ぎ、完全にヨルを縛り上げた

しかし、新月の夜にだけはヨルの力が回復すると言われている

なので、新月の夜に外を出歩けば悪魔に連れ去られる
といった伝承が世界各地に広がっている


簡単な説明

神=創世の皇ジェランダルの子供たち

悪魔=最悪の魔ヨルが生み出した者達


こんな感じです


それでは本編再開です






随分遅い時間に家に帰ってしまいました

バトロイドさんに『お前はいつから夜遊びを…』と少し怒られてしましました

今日はとても疲れましたが…どうしましょうか?



1、星を見に行く
2、バトロイドさんと話す
3、明日のお弁当の準備
4、自由安価

安価↓2

2

たまには家族交流


>>799選択:2、バトロイドさんと話す


何を話しましょうか?


自由安価↓2


選択肢追加


1、僕の置かれた状況について
2、バトロイドさんと僕の両親の関係
3、僕の両親について
4、自由安価

安価↓


>>803選択:3、僕の両親について


バトロイド「お前の両親について…だと?」

テイシロ「はい、どんな人だったのかくらいの事でいいんです」

テイシロ「僕はまだ子供ですけど、でもそろそろ少しくらいは知っておきたいと思ったんです」

テイシロ「出来ることなら…今何をしているかも知りたいです」

バトロイド「………」



コンマ判定
5以上でどんな人かを話してくれる。7以上で全部

直下コンマ


コンマ判定:6  どんな人だったかは教えてくれる


バトロイド「……そこまで言うなら、仕方ねぇな」

バトロイド「当然だが、お前の両親は人間だ」

バトロイド「父親の名前は『カイル』、港町の漁師だった」

バトロイド「そんで、お前の母親の名前は『エリーゼ』。俺の飼い主だった」

テイシロ「か、飼い主!?」

バトロイド「ちょっと言い方が悪かったな、エリーゼは冒険者でな。世界中を旅していた」

バトロイド「俺はエリーゼに拾われた…っつーか、俺が勝手にエリーゼについて行ったんだ」

バトロイド「お前の母親、エリーゼはとにかく無鉄砲な奴だった」

バトロイド「まぁ、俺はそれに惚れ込んでついてったんだがな」

バトロイド「筏舟で海を渡ってた時、運悪くというか当然と言えば当然…筏舟がぶっ壊れて海に投げ出されたんだよ」

バトロイド「溺れてもうだめかも知んねぇ…って時にたまたま通りかかった漁船の網に引っ掛かったわけよ」

バトロイド「その船の船員の一人がカイルだった」

バトロイド「そのカイルが、エリーゼのハートまで引っ掛けちまったてわけだよ」

テイシロ「ば、バトロイドさん…その言い方は…」

バトロイド「嘘じゃねえんだ。一目惚れって奴さ」

バトロイド「カイルは恐ろしく主体性のない奴でな、エリーゼに押されてあれよあれよと結婚しちまった」

バトロイド「嘘みてーな話だが、お前に全然似て無い…ダメダメで馬鹿でな~んも考えてないような奴らだったよ」

バトロイド「ま、お前が良い子なのは俺の教育の賜物だろうな。はははは!!」


楽しそうに、バトロイドさんが語っていた

その日は夜遅くまで、バトロイドさんの昔話を聞いた

僕の両親は、予想以上に変な人で…予想以上に普通の人間だった


【リザルト】

名前:テイシロ
性別:男性
種族:人間


魔法力:5    この年では十分な魔法力
身体能力:3(1)体が弱く、原因不明の重い病気を患っている
精神力:4(異常)気弱で儚い印象を受ける


年齢は13歳
身長は152cm
王立魔法学校に通う生徒
長い金髪と色素の薄い茶の瞳を持つ
気が弱く、体の弱さも相まって消えてしまいそうな印象を受ける少年
両親は行方不明で、生死すらも不明
ゴーズオーガと人間のハーフであるバトロイド・グラトニオスに育てられる
心に歪みを抱えている
好きなものは向日葵と冷たい風
嫌いなものは熱い食べ物



【特殊能力】



『魔法』
起源五色は持たず、固有魔力である『太陽』を持つ
魔力の色は『黄色』
得意魔法は不明
魔力の特性は『奇跡』、『希望』、『転生』、『成長』


『魔道具:ステッキ』
宝石がはめ込まれた不思議なステッキ
両親の残してくれた唯一の物
この宝石は僕の生命そのものらしい


【習得魔法一覧】


『光、尽きることなく』
自分の魔力が尽きるまで、傷が回復し続ける
その身は太陽、無限の転生、堕ちぬ光


『樹木創作(テイシロ)』
ペラリア直伝の樹木を操る魔法
1から生命を作っているわけではないので制限がある


『治癒魔法(太陽)』
傷を癒す太陽の光
物理的治癒とは別に、心を落ち着かせる力がある


17日目開始


体調判定
1ほど悪い、9ほど良い

直下コンマ


コンマ判定:0 クリティカル
※明日も確定で快調






今日は頗る調子が良いです

意気揚々と学校に向かった


1、シーラを起こしてから行く
2、イベント判定

安価↓2

1


>>815選択:1



シーラを起こしに家に向かった

シーラはもう起きていて、学校への支度を終えた後だった

テイシロ「おはようございます。シーラ」

シーラ「ん?あちゃー…先を越されたか。おはようテイシロ」

テイシロ「先を越されたってどういうことですか?」

シーラ「お前を起こしに行ってやろうと思ってたんだぜ」

テイシロ「ああ、なるほど。今日の僕はとっても体調が良かったのでいつもより早起きでしたから」

シーラ「むーん…起こしに行くといつも体調崩してるのアレだが、体調が良いと今度は起こしにすらいけないとは…」

テイシロ「僕は自分で起きれるので大丈夫ですよ」

シーラ「いや、うん…それもあるけどさ。……また、あの悪魔が襲ってくるかもしんないんだろ?」

テイシロ「……そう、ですね」

シーラ「なるべく一緒に居て、守ってあげないとねってさ」

テイシロ「………昨日から…そればっかりです」

シーラ「え?どういうことだ?」

テイシロ「…色んな人に言われました、守ってやるって」

シーラ「マジか……このポジションはシーラさんだけのモノじゃなかったのかよ!」


いつもの明るい調子のシーラとは違って、また忘れかけていた感覚を思い出してしまった

お互い、ちぐはぐなテンションで学校に向かった


ピーター「…連絡事項は、言わなくても分かると思うけど今日はペラリア先生が居ません」

ピーター「代わりにこうやって僕が担任の代わりをするので、よろしくね」

ピーター「ペラリア先生、明日には帰ってくると思うから…とっておきのお土産をもってね」

ピーター「それじゃあ、委員長。号令を」

マリシア「…起立!礼!」

ピーター「はい、それじゃあ午前の授業も頑張ってね」


ピーター先生の丁寧な進行の朝会を終える

委員長にちゃんと号令をさせてるのなんて久しぶりに見た気がします

ペラリア先生、明日には帰ってくるそうですね

とても安心しました


昼休み


午前の授業も終わり、お昼休みです

昼食はどうしましょうか?



1、誰かと食べる
2、パンを買ってどこかに行く
3、食堂

安価↓2

1 アリス


>>820選択:1、アリス


アリス「………なんだかこの光景も久しぶりだわ」

テイシロ「ですね」

購買で適当なパンを買って、急いで隣の教室のアリスさんの隣の席を確保した

今日もアリスさんはお弁当

アリスさんのお弁当は、おばば…つまりはお祖母様が作っているそうです

アリス「……それより、例のアレはどうなったのよ?」

テイシロ「例のアレ…とは?」

アリス「とぼけないでよ、ちゃんとお願いしたでしょ!」

テイシロ「あ、アレがちゃんとしたお願いかどうかは別として…ちゃんと約束はできましたよ」

アリス「ホントに!?あ……ん、んん!!……よくやったわ、褒めてあげる」

テイシロ「はい、お褒めに預かり光栄です」

もう気取れていないけれど、アリスさんは自分の喜びを誤魔化せたと思っているようです

しかし、貴族嫌いのアリスさんがあの徹頭徹尾完全無欠の大貴族様であるセツナさんに教えを請うだなんて…
セツナさんは特別に好きだとかそう言うのがあるのかもしれませんね

興奮冷めやらぬ表情のアリスさんの嬉しそうな姿を見て、ほっこりとしながら食事をした


昼休み


まだ時間はあります

どうしましょうか?


1、このままアリスさんと過ごす
2、校内探索
3、どこかに行く
4、誰かに会いに行く
5、自由安価

安価↓2

1


>>824選択:1


アリス「ん~……っと。それじゃあね」

テイシロ「あ、あれ?どこかに行く用事ですか?」

アリス「図書館に用があるのよ」

テイシロ「調べものですか?」

アリス「ん~…ま、そんなとこね」

テイシロ「急ぎの用事ですか?」

アリス「別に。いつもやってることだし」

テイシロ「……」


1、手伝います。いえ、手伝わせてくれませんか?
2、そんなことよりお話を
3、そんなことより訓練を
4、自由安価


安価↓2

3


>>828選択:3


テイシロ「そんな事より訓練をしませんか?」

アリス「そんなことってアンタが決めることじゃないでしょ」

テイシロ「うっ…す、すみません」

アリス「ま、どうしてもっていうな聞いてあげなくもないけど」

アリス「なんの訓練かしら?」


1、魔法
2、身体能力
3、戦闘

安価↓2

1


>>831選択:1


テイシロ「いつものように、魔法の訓練です」

アリス「魔法の訓練ねぇ……生徒会長が私に魔法を教えてくれるのっていつだったかしら?」

テイシロ「今日の放課後です」

アリス「それなら、お昼休みは別の事がしたい気がするけど…」

テイシロ「ど、どうしても!……お願いできませんか?」

アリス「ふ…ふふん……人に対するモノの頼み方っていうのが分かって来たようね」

アリス「いいわよ。このアリスさんがト・ク・ベ・ツに付き合ってあげるわ」

アリス「さぁ早くしなさい!」

嬉しそうに、僕の手を引きいつもの場所に向かう

アリスさん…こういう態度がお好きなようですね

こういうのってなんていうんですかね……女王様?

……寧ろ、我儘お姫様って感じですが


練習する魔法


1、戦闘に役立つ魔法
2、『樹木創作』応用編
3、それ以外の魔法

安価↓2

2


十分経ったので>>833を採用。選択:2


練習判定
7以上で成功

直下コンマ


コンマ判定:6 失敗


アリス「……アンタ、さっきから何やってんの?」

テイシロ「魔法の練習ですよ?」

アリス「そうやってなんかの種をいっぱい増やすことが?」

テイシロ「あ、あはは…昨日使い尽くしちゃったの忘れてて家で育ててた予備を今量産してるんです」

アリス「……木を育てる魔法、ね」

アリス「アンタいつの間にそんな魔法を」

テイシロ「なんとなんと、ペラリア先生直伝です」

テイシロ「……って、言っても扱いこなせてはいないんですけど」


何度かの戦いを通して分かったことがあります、僕はまだ木を成長させて大きくする以外の使い方しか出来ていません

基本はそれでいいのですが、もっと複雑にもっと精巧に…素早くその場の状況にあった木を創りださなくては

結局その時は、満足に練習できませんでした


放課後


4年生の教室に向かい、セツナさんを迎えに行った

少し緊張しましたが、直ぐに僕に気が付いてくれてスムーズに連れ出すことが出来ました

セツナさんを旧校舎裏に案内した

そこでは、既にアリスさんが待っていてくれました

テイシロ「アリスさん、セツナさんが来てくださいましたよ」

アリス「あ、あり…がと……」

いつもの勝気な態度と違って、縮こまっている
なんだかこんなアリスさんは新鮮です

セツナ「アリスさんというのかい?初めましてかな」

アリス「は、はい!初めて…しゃべり…ます」

セツナ「ははは、そんなに緊張しなくてもいいからね。リラックスリラックス」

落ち着かせる意味合いでセツナさんがアリスさんの肩に手を置く

アリスさんはさらにガチガチになっていました

こ、ここは僕がフォローを入れてあげるべきなんでしょうね


こっそりとアリスさんに耳打ちする

テイシロ「ほらアリスさん、いつものように強気で行きましょうよ」

アリス「い、いつもの…いつもの……」

アリス「すぅー……はぁー…………」

アリス「こ、この私が貴女に教えられてあげるんだから!!とっても感謝してるんだからね!!」

セツナ「ぷっ…くふふ……なんだいそれは」


アリスさん、いつもの強気と本音が混ざって何だか変な感じになっています

しかし、アリスさんの可笑しな言動をセツナさんは受け入れてくださっています

アリスさんも大きな声を出して緊張が解けたのか、態度から硬さが無くなってきました

そんなこんなで、セツナさんによるアリスさんの魔法のレッスンが始まった


セツナさんがマンツーマンで魔法の指導をしている

僕の時のように、突然『極限の導き』を体に打ち込んだりしない健全で普通な教え方です


セツナ「……うん、うん…安定してきたね。私のいう事をすぐに理解できているし、とっても勉強してるんだね」

アリス「あ、当たり前じゃない!この日の為に心躍らせてたんだから!」

最早強気じゃないナニカになりかけているアリスさん
でも、セツナさんの言葉に逐一嬉しそうな反応をしている

その様子は、年の離れた姉に甘える妹のようでとてもかわいらしいものでした


セツナ「……よし、成功だね」

アリス「ほ、本当!?」

セツナ「うんうん、私の補助なしでもちゃんとできてるよ」

セツナ「しかし、珍しいね『解析・解除』の魔法を習いたいだなんて」

アリス「こ、これ!」

そう言って、アリスさんが鞄の中から取り出したのは古びた一冊の本


熱い革表紙の本

ベルトできつく閉じられ、なにやら錠前までされています

見たことも無いような魔方陣のようなものまで描かれていて、随分頑丈に閉じられています


セツナ「……これは?」

アリス「私の家の中にあった本。『開かずの魔導書』」

セツナ「ふ~ん……私の『支配者の鍵』なら簡単に開くと思うけど…」

アリス「だ、駄目!…わ、私の力で開けたいの……その為に勉強してるんだから」

セツナ「……そっか、余計なことを言ったようだ。…ごめんね」

アリス「う、ううん…別に謝らなくたっていい…んだから!」

セツナ「…ふふ、しかしそれは随分厳重に封印されているようだ。もっともっと勉強しないとね」

セツナ「……まだ、やるかい?」

アリス「よ、よろしくお願いするわ」


そして、再び魔法の勉強が続く

どうやら、もうアリスさんのフォローの必要もなさそうですね

どうしましょうか?


1、終わるまで、一緒に居る
2、静かにその場を去る

安価↓2

2


>>843選択:2


頑張れ、アリスさん

心の中でエールを送り、その場を静かに去った


※アリスの魔法力が4から5に成長した




さて、まだまだ放課後の時間です

これからどうしましょうか?


1、校内探索
2、森を探索
3、誰かに会いに行く
4、どこかに向かう
5、自由安価


安価↓2

4屋上


>>846選択:4、屋上


屋上に上がると、見知ったような人が一人

その後ろ姿は……



1、片角の鹿
2、挙動不審の執事服

安価↓2


>>849選択:2


屋上に居たのは、挙動不審の執事服の男性

……というか、この学校内を執事服で歩き回っている人なんて一人しかいません

エリック「…ああ…あぁセツナ様…なんという…はぁ~……」

エリック副会長です

……そのはずです

あのクールで完璧超人で生徒会長の華麗なる右腕、『エリキュリアス・フォリナー』その人の筈です

そんな彼が、自分の主を屋上から双眼鏡で眺めながら恍惚の声を漏らしているところなんて……人は見かけによらないものです

しかし、見てしまった以上話しかけないわけにもいきません
ええ、話しかけないといけない決まりなのです。運命なのです

テイシロ「…エリック副会長…ですよね?」

エリック「誰です!?」

神速で振り向き、僕の首筋に一瞬のうちに手刀が触れる


エリック「……おや?君は確か、テイシロ君…ですね?」

テイシロ「は、はい…エリック副会長はこんなところで何を?」

エリック「ふむ、見られてしまったのなら仕方ありません。私の趣味の『目の保養』です。心が潤います」

テイシロ「そ、そうですか……因みに何を見ていたんです?」

エリック「勿論、麗しの生徒会長であり我が主セツナ様です」

恥ずかしげもなく、そう言い放つ
人生の中で、これほどまでに知りたくなかったと思った現実は初めてです


エリック「君には常々お礼を申し上げたいと思っておりました」

エリック「ユキナ様の我儘に度々お付き合いいただいているそうで、私から改めてお礼を言わせていただきます」

テイシロ「あ、いえ…そんないいんですよ。僕もしたいと思ってしていることですから」

エリック「……ふむ」

じろじろと、頭の先から足まで舐めるように観察される


エリック「…容姿は、合格」

エリック「奉仕の心もちゃんと持っているようですね」

テイシロ「は、はぁ…?」

エリック「……今度、テイシロ君に特別なプレゼントを差し上げたいと思います」

テイシロ「え、ええ!?そんな悪いですよ…」

エリック「いえいえ、ご謙遜なさらず…ユキナ様のお相手をして下さっている日頃の感謝の気持ちです」

テイシロ「そ、そんな!寧ろ僕がユキナさんにお相手していただいているというか…」

エリック「これは決定事項です。必要なければ、その場で捨てて頂いてもかまいませんので」

テイシロ「う、うう…そ、それじゃあ……有り難くその御好意を頂戴します」

エリック「そう言って頂いて、嬉しい限りです。それでは私は目の保養に戻りますので」


そうして、再びエリック副会長は双眼鏡で目の保養に戻った

は、初めてエリック副会長と話しましたけど……かなり想像と違いました

にこやかな態度はいつもの通りなのですが、とても強引な方なんだなと初めて知りました

……その、行き過ぎた忠誠心の事も

僕は………



1、エリックさんに話しかけた
2、一緒にセツナさんを眺めた
3、帰ることにした

安価↓2

1


>>854選択:1


テイシロ「あの…」

エリック「ん?なんですか?」

双眼鏡を覗きながら返事をする

なんの話をしましょうか?



1、自由安価
2、やっぱり帰る

安価↓2

1 生徒会メンバーについて


結構時間がたったので>>857を採用します


今日の更新はここまでです

お付き合いいただきありがとうございました


基本的に戦闘の難易度設定はゆるゆるです故ご心配なさらず

しかし、みんな幸せハッピーエンドにするにはかなり頑張らないといけませんね


そろそろ再開です


テイシロ「生徒会のメンバーについて教えていただけませんか?」

エリック「私が副会長、セツナ様が会長。それ以外は生徒会役員ですね」

テイシロ「何人くらいいるんですか?」

エリック「え~っと、20名ほどでしょうか」

エリック「1年生に一人。2年生には4人。3年生には4人。4年生には8人。5年生に3人ですね」

エリック「あまりたくさん居てもしょうがないのでこれくらいです。今年卒業する5年生の事を考えると後二人ほど勧誘しておきたいですね」

テイシロ「成程……ありがとうございます」

僕とアリスさんでちょうど定員いっぱい
今すぐ募集しているというわけでもなさそうですが、上級生の方に既に目をつけている可能性も十分あり得ます

僕はまだいいとして、アリスさん…間に合うといいですね

エリック「しかし、何故そんなことを?」

テイシロ「あ、えっと…僕と僕の友達が生徒会に入ろうと今頑張ってるんです」

エリック「そうですか、因みに友達と言うのはどなたでしょうか?」

テイシロ「今、セツナさんに魔法を教えてもらっている人ですよ」

エリック「………もうちょっと、頑張らないといけませんね」

テイシロ「で、ですか……」

が、頑張れアリスさん


エリック「……おっと、セツナ様がお帰りになる」

エリック「さようなら、テイシロ君」

テイシロ「はい、さようならエリックさん」

そう言って、エリック副会長は屋上から飛び降りる

一般の人がやれば自殺行為ですが、あのエリック副会長ともなれば普通の光景です

いつも静かにタイミングよくセツナさんの隣に居るエリック副会長

そのタイミングの良さの原因がストーカーだったなんて……悲しい事実です

そろそろ僕も帰るとしましょう

そして、僕は普通に屋上を出た


帰宅中

こうして一人で帰るのは久しぶりの様な気がしますね


イベント判定
5以上でメインイベント発生

直下コンマ


コンマ判定:9 イベント発生


ふと、森の方を見る

……何故でしょうか、何故か足を運びたくなります

森が僕を呼んでいる気がします

何かがおかしいと感じる

しかし、それでも足は止まらない

僕は誘われるように夕刻の森に足を運んだ


森を歩く

目印などないというのに決して止まることなく歩ける

磁石のようなもので引かれているかのように足が進む

そして、ある場所にたどり着き足が止まった

吸い付くかのように、足が地面から離れない

その場から一歩たりとも動けない

『あるもの』に僕の目が釘づけになる

僕は見た

それを見た時に確信した




『これ以上美しいものは存在しない』と



それは人だった

見事なまでの美しい金糸の髪

黄金色の瞳が慈しむような眼差しで僕を見つめる

生花の様な瑞々しさの肌

芸術作品のような、作り物や幻想であると錯覚させるほどの『美』が柔らかく微笑む

その口を動かし、言葉を紡いだ


「お主、出会いの引力と言うものを信じるか?」


心臓が跳ねた

体が芯の芯から熱くなる

頬が上気する

言葉の意味すらまともに入ってこない

でも、それ以上に僕は『僕/私』はその言葉を知っていた

確か…あの時………『あの時』?あの時ってなんだ?

僕は初めて………


「おうおうお主、顔が真っ赤じゃ。どうかしたのか?」

気が付けば、あの美しい人が腰をかがめて僕と目線を合わせている

僕の目の前でフリフリと手を振り勝機を確かめている

「むっふっふ、まぁ我の美しさを見てしまっては惚れてしまうのはやむなしというものじゃな」

「およよよよ…我の美しさも罪作りなこと。少年よ、お主の初恋を奪った我を許しておくれ」

清廉な雰囲気を放っていたその人は、喋るとなんだかイメージと全く違っていた

温かく、柔らかで、どこかホッとしてしまうような安心感のある人だった

それでいて、全く美しさを欠いていないという絶妙なバランス

……って見惚れている場合じゃありません

えっと…まずは……



1、『アナタはどうしてここに?』
2、『アナタは誰ですか?』
3、自由安価

安価↓2


>>871選択:2


テイシロ「あ、あの…アナタは誰ですか?」

???「我はフ……げふんげふん!!今の無し、今のは無しじゃ」

???「我は記憶喪失でな、何故かこの森に居たのじゃ」

???「か弱い我は、ほとほと困り果てて誰か親切な人が通りかかりますようにと祈っておったのじゃ」

???「なんとそこに現れたのは、優しそうでかわゆい少年!」

???「これはもう運命ではないか!?のうのう!!」

テイシロ「は、はぁ…運命…ですか」

確かにここに誘われるように来てしまいました
こんなにタイミングよく森に来たくなるなんて、運命…と言ってもいいのかもしれませんが

???「はぁ~…どこかに我にカッコイイ名前を付けてくれそうな少年は……はっ!!居るではないか!!」

な、なんというわざとらしさ…
そもそも記憶喪失かすら怪しい人です

???「このままではお主も我を呼びにくいであろう?ここは一つ、我にいい名前を授けておくれ」

テイシロ「はぁ……それじゃあ……」

……なんか、こういうの前にもあった気がします



自由安価↓3(ペットに名前を付ける感覚でお願いします)

コウガ


>>876選択:


テイシロ「それじゃあ、『コウガ』なんてどうでしょうか?」

???「ふむ、コウガか。うむうむ、男の子らしいカッコイイ名前じゃな」

コウガ「以後、我はコウガと名乗ろう。お主からもらった名、大切にするぞ」

テイシロ「喜んでいただけて、幸いです」

サザンの時と違って、すんなり受け入れてくれました
これが人格の差という奴ですね


テイシロ「記憶喪失、でしたっけ?」

コウガ「うむ」

テイシロ「どんなことが思い出せないのでしょうか?」

コウガ「ど、どんなこと?え、えっと…全部じゃ」

テイシロ「全部…というと、昨日まで何をしてたとか自分はどこで生まれて誰が親かとかも全部ですか?」

コウガ「そうじゃな」

テイシロ「…言葉は分かるようですね。ということは知識以外の思い出欠如しているのでしょうか?」

コウガ「うむ、きっとそうじゃな!話が早くて助かるぞ」

テイシロ「き、きっとって……」


う~ん、僕がこの人にしてあげられることと言えば


1、住居を提供する
2、町まで案内する
3、無い、帰りましょう
4、自由安価

安価↓2

1


>>879選択:1、住居を提供する


提供する住居は?


1、自分の家
2、知り合いの家を渡り歩く
3、宿屋

安価↓2


>>883選択:2



テイシロ「……取り敢えず、もう夜になってしまいます。住む場所を探しましょうか」

コウガ「住む場所とな?お主の家に泊めてはくれぬのか?」

テイシロ「……最悪、そうすることになりますね」

コウガ「ふ~ん、探そうと思えばすぐに見つかるぞ。ほれ」

そういって叩くのは大きな一本の木

コウガ「な?」

テイシロ「な?…じゃありません。この森にはイノシシのような獣や魔物だって出るんですから」

最近は大人しいらしいですが

コウガ「我に牙を向けられるものなどそうそうおらんぞ」

テイシロ「え?」

コウガ「むっふっふ、我は美しいからの。獣であっても我の美しさを穢そうとはせぬ」

テイシロ「…はぁ馬鹿なことを言わないで下さい。暗くなる前に早く行きましょう」

コウガ「おっとと…せっかちな奴じゃのう。出来れば人の少ないところで頼むぞ。我は人見知りじゃからな」

テイシロ「人見知りって…絶対嘘でしょう?」



住居捜索
6以上で成功
怪しさ全開 -5
テイシロ  +2

直下コンマ


コンマ判定:7-3 失敗


コウガ「うぅ…ぐすぐす……」

テイシロ「あ、あぁもう…泣かないで下さい」

ジゼットさんやアリスさん、セツナさんやクレアさん、ペラリア先生の家まで訪ねてみましたが全員に断られてしまいました

一番希望がありそうだったペラリア先生の家は家主であるペラリア先生が居なかったので、許可が下りませんでした

皆さん、最初はその圧倒的な美しさに目を奪われていましたが
やはり、突然なこともあってか泊めてくれる家はありませんでした

何より、『怪しい』ですしね


コウガ「わ、我が本気で迫ったら誰も断れぬのだからな!!断じて我の魅力が足りなかったわけではないぞ!!」

テイシロ「そ、そうです。勿論ですよ。皆さん突然の事だったのでこういう結果は仕方ありません」

コウガ「……帰る」

テイシロ「どこにですか?」

コウガ「森に帰る!我は一人で野宿できるもん!!」

テイシロ「あ、ああ!」

引き留めるまでも無く、ズンズンと森の中に消えていくコウガ
……最近の森は静かとはいえ、無事だといいのですが

不安になりながらも、これ以上は僕も外を出歩いてるわけにはいきません
最近、いつも遅く帰ってしまっていますしね

僕も、自分の家に帰った





コウガの事を心配に思いながらも夜が更ける

森の様子はとても静かです

多分、大丈夫だとは思うのですが

もうそろそろ寝る時間

……どうしましょうか?


1、星を見に行く
2、バトロイドさんと話す
3、明日のお弁当の準備
4、森に行く
5、自由安価

安価↓2

2


>>891選択:2


なんの話をしましょうか?


1、自由安価
2、選択肢に戻る

安価↓2

2


>>894選択:2


1、星を見に行く
×、バトロイドさんと話す
3、明日のお弁当の準備
4、森に行く
5、自由安価

安価↓2


>>897選択:1、星を見に行く


イベント選択


1、先客
2、サザンを呼ぶ

安価↓2

2


>>900選択:2、サザンを呼ぶ


テイシロ「サザーン!僕が来ましたよー!!」

いつもの丘に行き、サザンを呼んだ

サザン「……私に用事か?」

テイシロ「言葉は素直じゃないのに、行動は素直なんですね」

サザン「貴様…!」

テイシロ「お、怒らないで下さい。こうやって来てくれてとっても嬉しいんですから」

サザン「……ふん」

鼻を鳴らしてそっぽを向く
これはきっと照れ隠しですね

テイシロ「この前は、助けてもらってとても感謝しています」

サザン「……私が勝手にやったことだ」

テイシロ「ええ、そうやって行動してくれたことがとても嬉しいんです」


今日もとても星が綺麗です

さて、何を話しましょうか?


1、助けてくれた理由について
2、自分の事
3、コウガの事
4、自由安価

安価↓2

1


>>905選択:1


テイシロ「……どうして、僕を助けてくれたんですか?」

サザン「気にする必要はない」

テイシロ「…サザンは言っていました。『私は私の為に行動している』」

テイシロ「『貴様が居なくなれば私が困るだけだ』って」

サザン「………そんなことを言ったか?」

テイシロ「言いました。誤魔化さないで下さい」

テイシロ「……理由を話してくれませんか?」

テイシロ「僕を助けてくれた理由も、サザンが僕を必要とする理由も」

サザン「…………」


コンマ判定
1ほどデレ、9ほどツン

直下コンマ


コンマ判定:9 ツンツン


サザン「ふん、調子に乗るなよガキが」

サザン「貴様は私のなんだ?」

テイシロ「友達です」

サザン「私は貴様の友達ではない」

テイシロ「僕はサザンの事を友達だと思っています」

サザン「貴様の一方的な感情を俺に求めるな」

サザン「私にとって貴様はただの路傍の石ころにすぎん」

サザン「あの時も、ただ目障りなゴミクズを粛清しただけだ。決して貴様を助けたわけではない」

サザン「勘違いするなよ、ただの一度も私は貴様を助けようなどと思ったことなどない」

サザン「私は私の為だけに行動した、それ以外の理由も行動原理も存在しない」

サザン「だから、これ以上何も言うな」

テイシロ「………そう、ですか」


ふんと鼻を鳴らしてそっぽを向く
そして、そっと僕の隣に座った

何も言わずに、苦々しそうに星を見ている


今の僕にならわかる、サザンの言葉と行動の意味が

本当に素直じゃないですね

サザンは本当に自分の為に行動した
それを勘違いされるのが嫌だっただけなのだ

だから、言葉を選んでキツイ事を言って僕を突き放した

それでいて、僕の傍に寄ってくれた
僕を遠ざけたいわけじゃないと

非常に回りくどくて面倒くさい、恥ずかしがり屋さんなんです


少しだけ隣に寄ろうとすると、離れられる

まだこの距離までしか許さないぞという事でしょう

寄ったり離れたり寄られたりしながら、何も言わずに二人で星を眺めた



※17日目終了


【リザルト】


名前:テイシロ
性別:男性
種族:人間


魔法力:5    この年では十分な魔法力
身体能力:3(1)体が弱く、原因不明の重い病気を患っている
精神力:4(異常)気弱で儚い印象を受ける


年齢は13歳
身長は152cm
王立魔法学校に通う生徒
長い金髪と色素の薄い茶の瞳を持つ
気が弱く、体の弱さも相まって消えてしまいそうな印象を受ける少年
両親は行方不明で、生死すらも不明
ゴーズオーガと人間のハーフであるバトロイド・グラトニオスに育てられる
心に歪みを抱えている
好きなものは向日葵と冷たい風
嫌いなものは熱い食べ物



【特殊能力】



『魔法』
起源五色は持たず、固有魔力である『太陽』を持つ
魔力の色は『黄色』
得意魔法は不明
魔力の特性は『奇跡』、『希望』、『転生』、『成長』


『魔道具:ステッキ』
宝石がはめ込まれた不思議なステッキ
両親の残してくれた唯一の物
この宝石は僕の生命そのものらしい



【習得魔法一覧】


『光、尽きることなく』
自分の魔力が尽きるまで、傷が回復し続ける
その身は太陽、無限の転生、堕ちぬ光


『樹木創作(テイシロ)』
ペラリア直伝の樹木を操る魔法
1から生命を作っているわけではないので制限がある


『治癒魔法(太陽)』
傷を癒す太陽の光
物理的治癒とは別に、心を落ち着かせる力がある


18日目開始
※昨日の判定で確定で快調





今日もとても調子が良い

しかし、気分に反して空はどんよりと重い

早朝は少しだけ降っていました

今は降ってきていませんが、また降り出すでしょう

……コウガは無事に朝を迎えられたでしょうか?
見に行ってみてもいいかもしれません


1、シーラを起こして学校に行く
2、イベント判定
3、コウガの様子を見に行く

安価↓2


>>916選択:3


森に向かい、コウガを探す

テイシロ「コウガー…コウガー?」

コウガ「我を呼んだか」

空の上から…いえ、木の上から落ちてくる

本当に木の上で過ごしていたようです

テイシロ「昨日は大丈夫でしたか?」

コウガ「うむ、この通りじゃ!」

テイシロ「それなら、一安心です。それでは僕は行く所があるので」

コウガ「ええ~もっと我とお話をしていかないのか?」

テイシロ「僕はこれから学校なんです」

コウガ「がっこう?……確か、学びの場であったか」

テイシロ「はい、魔法の学校なんですよ」

コウガ「ほう!ほうほうほう!いいのういいのう我も学びたいぞ!!」

テイシロ「だ、駄目ですよ。部外者が勝手に入ったりしたら」

コウガ「むぅ……」

テイシロ「それじゃあ、僕は行きますから」

コウガ「うむ、しっかりと知恵をつけるじゃぞ!」


ブンブンと力強く手を振って見送られた

野宿をしたというのに顔に一切の疲れが見えませんでした
コウガは意外とサバイバルの心得があるのかもしれませんね




学校内・特別施設棟『大講堂』


全校集会が開かれる

壇上にはペラリア先生が軽く挨拶をしている

どうやら帰って来たようです

ペラリア「はい…それじゃあ君たちにとっておきのプレゼントです。失神しないように」

ペラリア「…どうぞ、壇上までおあがりください」

あのペラリア先生が珍しく、敬語で誰かを壇上まで上がるよう促す

講堂に集まる全ての生徒が騒めき始める

そして、壇上にある人物が上がる

その姿を見た生徒たちの騒めきは歓声へと変わった

講堂が割れんばかりの大歓声に包まれる


その姿はきっとこの世に二つとない容姿

金色の髪、白目の部分が黒く赤い瞳
そして、二つの種族の特徴が混ざった青白い肌

エルフとゴーズエルフのハーフの唯一の混血で
祝福されし英雄『ガルラル』と錬金術の祖『ヨーゼン・ベル』の血を継ぐ、この世で唯一の種族『フェニキスエルフ』

そう、この人は……

ペラリア「静かに!」

先生の一喝が、講堂の完成をピタリと止める

そして声を発した

「この魔法学校に、対『災厄の化身』の対策として招かれた」

「我輩は『ガルラリョズ・ベル・フェニキス』である」


再び、鳴りやむことのない歓声が響き続けた


『ガルラリョズ・ベル・フェニキス』
神殺しと謳われた、神代より生き続ける英雄だ


全校集会が終わっても、全校生徒の騒めきは収まらない

それはそうだろう、生きる伝説をその目で見たのだ

魔法を学ぶ人に、その名を知らぬ人など絶対に居ないと言い切れるほどの存在です

だけど、少し違和感がありました

口調も男性的、姿も男性的と言っても差支えない

名前も『ガルラル』の息子と言う意味の『ガルラリョズ』

当然、僕も男性を想像していました
それも老練な

想像以上にその姿は若々しい

それはまだいいです

ですが、あの姿は……本当に男性なのでしょうか?

伝記や神話にはすべて『ガルラルの息子』と一貫して表記されているので男性であるはずなのですが…

そこだけが、どうしても心い引っかかっていました



と、いうところで今日の更新はここまでです

これでメインキャラクターが全て揃いました

今回出た二人のキャラクターはとても重要な役割を担う人です
特にフ…コウガはとっても重要な人物です

記憶喪失の謎の人物コウガ……一体何者なんだ…?


因みにコウガは男性でも女性でもありません
なのでどっちでもいけます(意味深)



それでは、お付き合いいただきありがとうございました


プロフィール公開


名前:コウガという名をつけてもらったぞ!
性別:我にそんなものは無いな
種族:美の化身じゃ!


魔法力:無し       我は魔法は使えぬのう…
身体能力:??     美しすぎて、無敵の体じゃ!
精神力:1        わ、我は大人じゃぞ!一人で野宿だって兵器じゃからな!!
??力:??      これは内緒じゃ


年齢は…まだピチピチの十代じゃな
身長は178cmくらい
一本一本が絹のように滑らかな金色の髪と、黄金色の瞳を持つ
男性的である武を誇示する美しい肉体美を持ちながら
女性的である包容力と、許し認める母性を持つ
そして、中性的な色気を放つ美貌を持つ
あらゆる生物を魅了する絶対的な美を持ち、その美しさは種族や生物の垣根を越えて虜にする
正に美という概念そのものじゃな!
我が本気を出せばどんなお堅い奴であろうと、一発で籠絡間違いなしであろうな
女騎士なら『くっ、殺せ』ではなく『ふ、ふん…好きにしろ//』となる
性格は、怒りっぽくて泣き虫で子供っぽ…自分に素直な性格じゃ!
世界の技術の進歩にとても興味があるのう
趣味は読書じゃ!図鑑から専門書、官能小説から絵本まで何でも読むぞ!!
我のお勧めは双子の兄弟の禁断の愛のお話『鏡の君』じゃな
好きなものはこの世の全て
嫌いなものは存在しない


【特殊能力】


この情報は秘密じゃな
ほら、我は記憶喪失であるからな~困っちゃうな~
何も覚えてないんだもんな~
それなら仕方ないもんな~


今日の更新はお休みです

フ……コウガ直筆のプロフィールを見て、ぜひ正体を探ってみましょう!!


それではまた、明日には更新すると思います


それではそろそろ再開です


昼休み


多くの生徒たちが一斉に食堂に駆けだす

目的は勿論ガルラリョズさん

特別教師として招かれた彼も昼食をとるために食堂に来ると読んでの行動です

僕も少し見に行ってみたい気もします…


さて、どうしましょうか?


1、誰かと食べる
2、パンを買ってどこかに行く
3、食堂

安価↓2


しまった…イベント忘れてました


イベント判定
偶数でシャイナ先輩と昼食、奇数でイベント

直下コンマ


コンマ判定:奇数 イベント


食堂に向かおうとしたとき、アリスさんに呼び止められた

そしてアリスさんの教室に引きずり込まれる

テイシロ「あ、あの…アリスさん?」

アリス「これ…受け取りなさい」

そう言って差し出された包み
それは、お弁当箱でした

アリス「昨日、約束を果たしてくれたお礼…いえご褒美よ!どう?嬉しい?」

テイシロ「ああ、それはそれはご丁寧にありがとうございます。とっても嬉しいですよ」

アリス「そ、そう?…それじゃあこ、ここで食べていく?」

テイシロ「はい、ご一緒させてもらいます」


そうして、一緒に昼食を食べる


教室で二人きり

皆さん食堂に言っているのでしょう

なんだか教室棟がこんなに静かなのは不思議な感じです


アリス「……食べないの?」

テイシロ「あ、はい…いただきます」

お弁当の包みを開く

お弁当の中身は具がはみ出ているサンドイッチ、少々歪な形の飾り切りされたリンゴ、そして……ポテトサラダでしょうか?

いつものアリスさんが食べているお祖母様のお弁当より見た目が悪い気がします

何故か、アリスさんがじっとこちらを見ている

テイシロ「……食べないのですか?」

アリス「あ、アンタが先に食べなさいよ!!」

テイシロ「は、はぁ……それじゃあ…」

サンドイッチを手に取り、口に運ぶ
新鮮なレタスの歯ごたえとハムの塩味が良い感じに調和されている

そしてやっぱり、僕の食べる様子をじっと見つめているアリスさん


テイシロ「あ、あの…そんなに見つめられると…」

アリス「美味しい?」

僕の言葉を遮り食い気味にそう聞かれる

テイシロ「はい、とても美味しいですよ」

アリス「ホント!?あっ………ま、まぁ当然よね。うんうん」

ぱぁっと顔が明るくなった後、顔を背け満足そうに頷いている

実際に普通においしいサンドイッチでしたが
サンドイッチは下手に調味料を混ぜない限りどれもこんなもの……とは絶対に口が裂けても言えません

薄々感づいてはいましたが恐らくこれはアリスさんの手作り

だからこそ、僕の反応が気になっていたのでしょう

このお弁当のチョイスや、出来栄えを見る限りあまりご自分で料理などしないのでしょう

本当は緊張していたり不安だったんでしょうね


それを隠そうとしたり、僕の反応が気になって木になってしょうがなかったであろうアリスさんの事を思うと自然と頬が緩んだ

本当、可愛らしいお人です


アリス「な、なにニヤニヤしてるのよ」

テイシロ「うふふ、とっても嬉しいと思ったからですよ」

アリス「あ、あっそ!ふん…気持ち悪い」


そう言いつつも、アリスさんの頬は少し赤らんでいた


昼休み


テイシロ「ご馳走さまでした。とっても美味しかったですよ」

アリス「ふん、それは良かったわね」

お弁当を丁寧に包み直し、アリスさんにお返しする

教室には、ちらほらと人が帰って来ていた
しかしいつもよりは圧倒的に静かです

テイシロ「やはりみなさん、ガルラリョズ様目当てでしょうか?」

アリス「でしょうね。あんな有名人が来るなんて誰も聞いてないし」

テイシロ「凄い人気ですよね」

アリス「当然じゃない、下手をすればペラリア様より有名人よ」

テイシロ「ですよね……ペラリア様でも十分凄い人ですが、ガルラリョズ様までこの学校に居ると考えると凄い状況です」

アリス「それほど、『災厄の化身』が脅威という事でしょうね……」


『災厄の化身』
ペラリア様とガルラリョズ様が居ても、少しも安心できないような存在
それが、僕を狙っている

そう考えれば、実は僕も凄い人なんじゃないかという気がしてきますね


まぁ、いつ来るか分からない未来の事を考えても仕方ないです

これからどうしましょうか?


1、アリスさんと過ごす
2、誰かと過ごす
3、どこかに行く
4、校内探索
5、自由安価

安価↓2

2レオディーノ


>>942選択:2、レオディーノ


レオさんを探しに、校舎裏に向かった

予想通り、レオさんは校舎裏の隅っこに居た


テイシロ「こんにちは、レオさん」

レオ「あ、テイシロ君…こ、こんにちは」

レオ「あ、あの…昨日の綺麗な人はあれからどうしたのかな?」

テイシロ「野宿しました」

レオ「ええ!?だ、大丈夫なの!?」

テイシロ「はい、僕も心配になって朝様子を見に行きました。全然平気そうでしたよ」

レオ「そ、そっか……記憶喪失だなんて大変だよね」

テイシロ「です…ね、僕達の想像が及ばないほどの大変さだと思います」

記憶喪失かどうか少し怪しいですが


さて、レオさんと何をしましょうか?


1、お話をする(キャライベント発生)
2、訓練
3、自由安価

安価↓2


>>947選択:1、お話をする


レオ「あ、あのさ……僕たちって、友達だよね?」

テイシロ「はい、勿論です」

レオ「え、えへへ……嬉しいなぁ同年代のお友達なんて」

テイシロ「シャイナ先輩…は5歳年上でしたね。どれくらいの付き合いなんですか?」

レオ「えっと……8年くらいかな」

テイシロ「ああ…結構長い付き合いですね」

レオ「シャイナとは、友達っていうより家族だから。だから、テイシロ君は特別なんだ」

テイシロ「ふふふ、特別だなんて大袈裟ですよ」

テイシロ「そ・れ・に、本当に特別なのはナナリー先輩なんじゃあないですか?」

レオ「え、ええ!?ナナリーさんかぁ………確かに特別かもしれないね」

テイシロ「おお!やっぱりそうですよねそうですよね!!」

レオ「な、なんだか様子が変だよ?」

テイシロ「お気になさらず、さぁさぁさぁ!!どういう所がお好きなんです!!ズバッと僕に仰ってください!!」


レオ「好きっていうか……ナナリーさん、家族以外の人で初めて僕に自分から話しかけてくれた人だから」

レオ「こんな歪な姿の僕を見てね『素敵だよ』って言ってくれるんだ」

レオ「怯えることも、嫌悪することも無く、純粋に僕を見てくれたから」

レオ「僕がどんな存在なのか知らないのかと思っていたけど、僕が自分の事を打ち明けてみても『そんなの関係ない』って言ってくれたんだ」

レオ「だ、だから…ナナリーさんもテイシロ君とは別の意味で特別な人かな」

レオ「あ、あはは……やっぱり好きかもしれない。ナナリーさんの事」

レオ「いっぱい触られるのは、ちょっと苦手だけど」

テイシロ「そうなんですねぇ……はぅぅ…こういうの…素晴らしいですねぇ」

テイシロ「ナナリーさーん!レオさんがナナリーさんのこと好きですってぇ!!!」

レオ「わ、わーわー!!なんでそんなこと叫ぶの!?恥ずかしいよぉ…」

テイシロ「えへへ、校舎裏ですし誰も聞いていませんよ」

レオ「そ、そう言う問題じゃないよ!」

テイシロ「ふふっ、ごめんなさい。ちょっとからかってみたくなっただけです」

レオ「そ、そんなに変なこと言ってたかなぁ……」

テイシロ「いいえ、変じゃありませんよ。とっても素敵だと思います」


レオさんはいつもナナリーさんの事を少し避けているように感じていましたが、心はそんなことないようです

ナナリーさんとレオさん
異形の存在であるお二人、自分の存在をコンプレックスに感じているレオさんとそんなこと気にもしていないナナリーさん

似たような存在であり、対照的な考え方を持つ二人

一切の皮肉無しで、とてもお似合いのお二人です


放課後


まだ、学校内のざわめきは収まりそうにありません

ガルラリョズ様は大変そうですね

さて、僕はこれからどうしましょうか?



1、誰かと過ごす
2、どこかに行く
3、校内探索
4、森に行く
5、自由安価

安価↓2

3


>>953選択:3



校内を探索する



イベント判定

1-4   収まらぬ騒めき
5-7   教室に一人
8,9    疲れた表情
0      自由イベント


直下コンマ


コンマ判定:4  収まらぬ騒めき


校内を探索していると、どうしても目につく団体

かなりの数の生徒の視線が一点に集中している

視線の先にはガルラリョズ様

少し離れた場所から、一つの団子のようになってガルラリョズ様の一挙一動を観察している生徒たち

とうのガルラリョズ様はそんな視線もどこ吹く風で校内を歩いている

さすがにこういう事態にも慣れているのでしょう

ガルラリョズ様の口調や雰囲気から放たれる厳格な様子からか、誰も声を掛けようとする人はいません

さて、この状況……どうしましょうか?



1、生徒に混ざって観察する
2、勇気をもって話しかける
3、探索を続ける

安価↓2


>>958選択:2


話しかけてみましょう

廊下を歩く、ガルラリョズ様を呼び止める

テイシロ「あ、あの!」

ガルラリョズ「……なんだ?」

テイシロ「が、学校にはなれましたか?」

ガルラリョズ「…好奇の視線にさらされ、あまり居心地がいいとは言えぬな」

テイシロ「で、ですよね。…でも、明日には収まるかと思います」

少し大きな声でいい、それとなく生徒達に注意を促す


テイシロ「この学校、広いですよね」

ガルラリョズ「…そうだな。だからこうして迷子になっていた」

テイシロ「それならこの僕が案内しますよ!何処に行こうとしていたのですか?」

ガルラリョズ「校長室だが…」

テイシロ「それならこちらです。着いて来てください」

内心騒いでしまいそうなのを隠しながら、ガルラリョズ様を校長室まで案内した


移動中

テイシロ「此方です」

ガルラリョズ「……」

テイシロ「ここから、教師棟なんですよ」

ガルラリョズ「……分かった」


ガルラリョズ様はあまり口数が多くない

しかし、普通に反応を返してくれるし嫌な顔をすることも無い

折角の機会を逃すわけにはいかない

何か聞いてみましょう


1、自分の感じた疑問について
2、ペラリア様との関係
3、自由安価

安価↓2


>>964選択:2



テイシロ「ペラリア様とのご関係は?」

ガルラリョズ「我輩もペラリアと同じ、魔法を学ぼうとするものを束ねる立場なのでな」

テイシロ「えっと…確か、『知恵の深淵』でしたよね」

『知恵の深淵』
エルフが俗世を離れ知恵を磨く地

ガルラリョズ「ああ、我輩も知恵の深遠にある『賢才の大樹』の学長故」

『賢才の大樹』
知恵の深淵の中心にある巨木をくり抜いて造られた学校

テイシロ「成程……」

ガルラリョズ「ああ」

テイシロ「………」

それだけの繋がりのようです
あまり、親しいというわけでもないようですね

まだ時間はあります

他にも聞いてみましょう


1、自分の感じた疑問について
2、自由安価

安価↓2

1


>>968選択:1



テイシロ「あ、あの…ガルラリョズ様は………その…男性なのでしょうか?」

ガルラリョズ「……そう見えるか?」

テイシロ「い、いえ…あの……」

失礼なことなのかもしれないと思い、口ごもる
しかし、意外にもあっさりと打ち明けてくれた

ガルラリョズ「我輩も、男に見えると思っている」

テイシロ「ッ!そ、それじゃあ……ガルラリョズ様は」

ガルラリョズ「ああ、女だ」

テイシロ「よ、よかった……初めて見た時、女の人なんじゃないかって思っていたんです」

ガルラリョズ「ほう?理由は?」

テイシロ「え!えっと……む、胸です」

ガルラリョズ「クックック…素直でいい」


そこで初めて、ガルラリョズ様の笑顔を見た


テイシロ「……あの、ガルラリョズと言う名前はどうして?」

ガルラリョズ「我が父ガルラルは我輩の姿を見る前に死んだ。いずれ生まれるであろう子の名前だけを残してな」

ガルラリョズ「それがこの名だったというだけだ。母も少しは生まれてくる子に気を使ってくれればよかったろうにな」

ガルラリョズ「おかげで我輩は全世界の者の殆どから男だと思われている」

テイシロ「た、大変ですね……あの神話なんかにも『ガルラルの息子』と表記されているのは?」

ガルラリョズ「そっちの方が格好がつくからだそうな。全く、ふざけた理由だろう?」

テイシロ「ですね……」

ガルラリョズ「記録の神クァルゼブに表記を正せと物申したこともあったが、スッパリはねのけられたこともある」

ガルラリョズ「もう世界中に浸透し過ぎて、今更誤解を解こうという気もしないがな」

テイシロ「あ、はは…なんだかスケールの大きいお話です」


先ほどより、饒舌にガルラリョズ様が語ってくれた
やっぱり、少し自分でも気にしている節がある話題なのでしょう


テイシロ「あ、と…ここです」

ガルラリョズ「ん、わざわざご苦労」

テイシロ「いえいえ、こうしてガルラリョズ様とお話をできただけでも幸せです」

ガルラリョズ「……名はなんという?」

テイシロ「テイシロと言います」

ガルラリョズ「『テイシロ』か……覚えたぞ。それではな」

テイシロ「はい」


深々と礼をし、ガルラリョズ様と別れた

ガルラリョズ様に名前を憶えられてしまった

これほど嬉しいことなどありませんね!!

……そういえば、ガルラリョズ様はどこで生活をなさるのでしょうか?
ちょっと気になりますね


放課後


まだまだ時間はあります

これからどうしましょうか?


1、まだ、校内探索を続ける
2、誰かと過ごす
3、どこかに行く
4、森に行く
5、自由安価

安価↓2


>>975選択:4


イベント選択

1、ジゼットキャライベント
2、コウガに会いに行く

安価↓2

2


>>978選択:2


学校を出て、森に向かった

コウガに会うためです

テイシロ「コウガー!」

コウガ「おおテイシロ、学校は終わったのか?」

テイシロ「また木の上から……はい、学校はさっき終わりました」

コウガ「いいなぁ…我も行きたいなぁ……」

テイシロ「駄目ですよ。関係者以外は立ち入り禁止です。結界が張られていますから」

コウガ「結界とて我を許してくれると思うぞ」

テイシロ「そんなわけないでしょう……先ほどまで何を?」

コウガ「本を読んでおった」

テイシロ「本ですか。町で買ったのですか?」

コウガ「い~や、持参じゃ」

テイシロ「そんなものを持っていたんですね。記憶の手掛かりになりそうですか?」

コウガ「ん?…う~ん…分からん」

テイシロ「そ、そうですか……」

コウガ「それで、お主は我にどんな用なのじゃ?」

テイシロ「えっと………」



1、お話に来た
2、自由安価

安価↓2


>>982選択:1



テイシロ「お話に来ました」

コウガ「うむうむ、良いぞ。何の話をしてくれるのじゃ?」

テイシロ「えっと……」



1、初めて会ったときに言った言葉について
2、何故、コウガがここに居るのかを考える
3、本について
4、自由安価

安価↓2

自分の魔翌力について相談


>>986選択:


テイシロ「自分の魔力についてなんですが…」

コウガ「ほ、ほう…魔力についてか」

テイシロ「自分は『太陽』の魔力を持っているんです」

コウガ「ほう!太陽とな、我が父と同じ…」

テイシロ「え!?」

コウガ「え?…あ!いや…そのな…ほら、あれじゃよ」

コウガ「我らが創造神ジェランダルは太陽であろう?創造神によって作られた我々はジェランダルの子と言っても過言ではなかろう」

コウガ「故に、我らが父はジェランダル。ジェランダルと言えば太陽とそう言う意味じゃ!」

テイシロ「は、はぁ…まぁ確かに大きな意味では太陽は我々の父親と言えなくもないですね。……記憶が戻ったのかと思ったのですが」

コウガ「そ、そうではないな…うんうん。ほれ、続きを申してみよ」

テイシロ「あ、はい…それでえっと……その魔力が原因で悪魔に命を狙われているんです。正確に言えば『災厄の化身』に付き従う悪魔に」

コウガ「『災厄の化身』!?」


その言葉に、コウガが大きく動揺する
何だかさっきからあわただしい

……って昨日からずっとこんな感じですね


テイシロ「どうかしましたか?」

コウガ「い、いや~…な、何でもないぞ」

テイシロ「それで、何故…太陽の魔力を狙っているのかなと思いまして」

コウガ「ふ、ふむ……我はその『災厄の化身』とやらではないが別にそんなもの狙っておらぬのではないかな」

テイシロ「そうなのですか?」

コウガ「た、多分だがな。うんうん…なんとな~くそう言う気がしただけじゃ」

コウガ「わ、我は全然…その『災厄の化身』?とか全然知らないからはっきりとは言えぬがな」

テイシロ「それじゃあどうして……」

コウガ「それは勿論、お主がかわゆいからじゃな!」

テイシロ「…………」

コウガ「な、なんじゃその目は」

テイシロ「………いえ、その程度の理由ならいいのですが」


やはり、こういう話は魔力の事を知っている人物にした方がいいですね


雨が降って来た

暗くなる前に早く帰らなければ


テイシロ「コウガは今日も野宿ですか?」

コウガ「うむ、いい寝床を見つけたからな」

テイシロ「そうですか、ですが十分気を付けてくださいね」

コウガ「おうおう、心配せずともわかっておるわ」

テイシロ「…それじゃあ、帰りますね」

コウガ「おう!お主こそ気を付けて帰るのだぞ~!!」


大きく元気よく手を振られて見送られる

僕は急いで森を出た


イベント判定
5以上で発生

直下コンマ


コンマ判定:0  イベント発生



次スレです
安価とコンマで異世界ファンタジー その3 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1421072981/)



続きはここが埋まってから始めます


しまった……今更新スレの題名が間違っていることに気付いてしまった
嘆いても仕方のないことですが


埋め

埋め埋め。イベント終わったキャラたまにぐらいなら出しても弊害ない?


埋めネタ小話


本当にしょうもない裏話なのですが名前の最後の母音が父親の名前+『アス』『オズ』の場合はその父親の息子と言う意味になります




ガルラル ⇒  ガルラル+『オズ』 =ガルラリョズ

ジゼット ⇒   ジゼット+『アス』 =ジゼティアス



1分ぐらいで作った適当な設定なのであんまし気にしないでもいいです


>>994
イベント終わったキャラを出すのをやめろとは言いませんが出来れば他のキャラに出番を譲ってあげてほしいですね

>>1000ならペラリア先生イベ

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